JP2016003939A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種の光源色のいずれかに意匠照明が切り替わる表示装置において、どの種類の光源色で照明を行ったとしても照明バランスを取ることができる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置としての車両用計器は、表面21に意匠22が形成された文字板2を備える。その文字板2の裏側には、赤色LED8及び青色LED9が配置されて、これらLED8、9により意匠22は赤色又は青色に照明される。文字板2の裏面23には、意匠22の各領域間の照明バランスを取るための網点層5が形成される。その網点層5は、第1の網点層51と第2の網点層52とを含む。第1の網点層51は、青色LED9の配置位置に基づいて形成され、青色の光に対しては遮光性を有し、赤色の光に対しては透過性を有する。第2の網点層52は、赤色LED8の配置位置に基づいて形成され、赤色の光に対しては遮光性を有し、青色の光に対しては透過性を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置に関し、詳細には、光源からの光を受けて、文字板の表面に形成された意匠の照明を行う表示装置に関する。
従来、エンジン回転数や車速等を表示する車両用計器に関し、計器の意匠(目盛や数字等)の照明を行う車両用計器(表示装置)が知られている。この種の車両用計器は、表面に意匠が形成された文字板と、その文字板の裏側に配置された光源とを備え、その光源から発光された光を文字板表面の意匠から出射させることで、その意匠を照明できるようになっている。光源からの光のパワーは、光源の直上領域には強く、光源から離れた領域には弱くなるので、このままでは、光源の直上領域の意匠と光源から離れた領域の意匠との間で輝度が不均一(照明アンバランス)となってしまう。
そこで、従来、文字板表面に形成された意匠の照明バランスを取る(輝度を均一にする)技術として、文字板の裏面に、黒色インクで網点層(網点印刷)を形成する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。この網点層は、光源に近くなるほど網率(網点と網点以外の部分の面積比)が大きくなる態様で形成されている。
特開2013−124961号公報
ところで、近年、車両の状態に応じて意匠の色調(照明色)が変化する車両用計器が増えている。この車両用計器のように、複数種の色調に変化可能な表示装置においては、いずれかの色調を主光源色と決めて、この主光源色で照明バランスを取るように網点層を形成していた。そのため、主光源色以外の光源色で照明を行うと、網点層が想定する発光位置(主光源色の発光位置)と異なる位置から発光することになるので、照明アンバランスが生じるという問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、複数種の光源色のいずれかに意匠照明が切り替わる表示装置において、どの種類の光源色で照明を行ったとしても照明バランスを取ることができる表示装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、表面に意匠が形成されており、光を透過する文字板と、
前記文字板の裏側に配置され、前記文字板に向けて互いに異なる色を発光する複数種類の光源であって、前記意匠の照明時に前記複数種類の光源のうちのいずれか一つが発光するように制御される複数種類の光源と、
前記光源の発光時における前記意匠の各領域間の照明バランスを取るように前記文字板の裏面に形成された網点層とを備え、
前記網点層は、前記光源の種類と同一数の、互いに異なる態様で重なるように形成された複数の個別網点層を有し、
前記複数の個別網点層のそれぞれは、前記複数種類の光源のうちの一つに割り当てられており、
前記個別網点層は、自身に割り当てられた前記光源である割当光源の配置位置に基づいて形成されており、かつ、前記割当光源の発光色に対しては遮光性を有し、前記割当光源以外の種類の前記光源の発光色に対しては透過性を有する材料で形成されたことを特徴とする。
本発明によれば、複数種の光源のうちの一つに割り当てられた複数の個別網点層が形成され、各個別網点層は、自身に割り当てられた光源(割当光源)の配置位置に基づいて形成され、かつ、割当光源の発光色に対しては遮光性を有するので、割当光源の発光時における意匠の照明バランスをとることができる。また、各個別網点層は、割当光源以外の種類の光源の発光色に対しては透過性を有するので、割当光源以外の種類の光源に対して網点を無効にすることができる。つまり、いずれかの光源が発光した時に、その光源が割り当てられた一つの個別網点層が有効になり、他の個別網点層は無効となるので、どの種類の光源色で照明を行ったとしても照明バランスを取ることができる。
第1実施形態における車両用計器(メータ)の正面図である。 図1のII−II線でのメータの断面図である。 第2実施形態における車両用計器(メータ)の正面図である。 電気モータの動力パワー表示(第1意匠)の照明時におけるメータの状態を示した図である。 エンジン回転数表示(第2意匠)の照明時におけるメータの状態を示した図である。 図3のA部拡大図である。 図6のVII−VII線でのメータの断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の表示装置としての車両用計器(以下、メータという)を正面から見た図である。なお、図1では、後述するLED8、9を透視して図示している。図1のメータ1は、車両に搭載されて、車両の状態を計測するセンサの計測値を表示する。本実施形態では、メータ1は、車両の状態として車速を表示する車速メータである。このメータ1は、運転手が視認できるように、例えば車室内の運転席に対向する位置に配置される。先ず、メータ1の構成について説明する。
メータ1は、メータ1の前面に配置され、ポリカーボネート板材などの光を透過する透過性板(透明板)から構成された文字板2を備える。本実施形態では、文字板2は、正面から見て円形状となっているが、扇形状、楕円状などどのような形状であっても良い。
文字板2の表面21には、計測された車速を指示するための意匠22が形成されている。その意匠22は、文字板2の外周領域における一部(図1の点線5で囲まれた領域)に形成されている。なお、点線5で囲まれた領域は後述する網点層5の領域でもある。意匠22は、車速の値を示す数字意匠221と、その数字意匠221の内側に形成された目盛意匠222と、車速の単位(km/h)を示した単位意匠223とを含んで構成されている。なお、表面21には、車速の意匠22以外の意匠も形成される場合があるが、図1では他の意匠は省略している。
図2は、図1のII−II線でメータ1を切ったときの断面図である。図2に示すように、文字板2の表面21には、透過性の白インクによる表面白色透過層3と、遮光性(不透過性)の黒インクによる表面黒色遮光層4とが、表面21から表面白色透過層3、表面黒色遮光層4の順に形成されている。表面白色透過層3は、少なくとも意匠22が形成された領域(図1の点線5で囲まれた領域)の全領域に亘ってべた塗りされた層とされている。表面黒色遮光層4は、意匠22の形状に抜かれた層とされている。つまり、表面白色透過層3と表面黒色遮光層4とで意匠22が形成されている。
それら表面白色透過層3、表面黒色遮光層4は、例えば溶剤系インクやUV硬化インクをスクリーンメッシュを使って印刷する手法(スクリーン印刷)で形成されている。このとき、先ず表面白色透過層3を印刷し、次に、表面黒色遮光層4を表面白色透過層3の上に重ね塗り(重ねて印刷)することで、表面21上に意匠22が形成される。
なお、表面白色透過層3、表面黒色遮光層4の上(意匠22の上)には、透過性を抑えたスモークインクによるスモーク層が形成されたとしても良い。このスモーク層の存在によって、LED8、9からの光が来ないときに、外来光では意匠22を見えにくくすることができる。
文字板2の表面21には指針(図示外)が配置されている。その指針は、基部が文字板2の中心O(図1参照)に位置し、先端部が意匠22の方に向くように配置されている。そして、指針の基部に接続されたモータ(図示外)により指針が文字板2の中心軸周りに回転することで、指針の先端部が車速の計測値を示す数字意匠221、目盛意匠222を指示する。つまり、メータ1は、指針式のメータとして構成されている。
図2に示すように、文字板2の裏側には基板7が配置されている。その基板7には、LED8、9や制御部10などが実装されている。LED8、9は、互いに異なる色の光を発光し、具体的には、LED8は赤色の光を発光する赤色LEDであり、LED9は青色の光を発光する青色LEDである。これらLED8、9はそれぞれ、意匠22の直下領域において、意匠22の方に光を発光するように配置されている。また、LED8、9は、図1に示すように、意匠22の直下領域において円弧に沿って複数の箇所に配置されている。本実施形態では、LED8、9はそれぞれ、円弧状の意匠22の直下領域において円弧に沿って略等間隔に3箇所(意匠22の直下領域の左端付近、中央付近及び右端付近の3箇所)に配置されている。また、赤色LED8及び青色LED9は同じ空間において並ぶように配置されている。つまり、赤色LED8と青色LED9の間には遮光壁が配置されていない。
制御部10は、車速センサ(図示外)から車速の計測値を取得するとともに、取得した計測値を指示するように指針のモータの駆動制御を行う部分である。加えて、制御部10は、車両の走行状態に応じて、赤色LED8及び青色LED9のうちいずれかが発光するようにこれらLED8、9を制御する。具体的には例えば、制御部10は、車両の燃費の優劣によってLED8、9のどちらを発光させるのかを決定し、例えば燃費が良い走行をしているときには赤色LED8を発光させ、燃費が悪い走行をしているときには青色LED9を発光ささせる。赤色LED8が発光した場合には意匠22が赤色に照明され、青色LED9が発光した場合には意匠22が青色に照明される。
図2に示すように、文字板2の裏面23には、LED8、9の発光時における意匠22の各領域間の照明バランス(輝度の均一性)を取るための網点層5が形成されている。この網点層5は、意匠22の裏側の領域(図1の点線5の領域)に形成されている。網点層5は、赤色LED8の発光時における照明バランスを取るための第1の網点層51(個別網点層)と、青色LED9の発光時における照明バランスを取るための第2の網点層52(個別網点層)とを含む。これら網点層51、52は互いに重なるように形成されており、本実施形態では、文字板2の裏面23から第1の網点層51、第2の網点層52の順に形成されている。なお、第2の網点層52、第1の網点層51の順に形成されたとしても良い。
これら第1の網点層51、第2の網点層52は、互いに異なる態様で形成されている。具体的には第1の網点層51は、青色LED9の配置位置(青色LED9の発光位置)に基づいて形成されている。具体的には、第1の網点層51は、青色LED9の直上領域と、それ以外の領域との間で輝度が均一となるように、領域に応じて異なる網率の網点を有した層である。より具体的には、第1の網点層51は、第1の網点層51に割り当てられた光源である青色LED9(割当光源)の直上に近づくほど網率が大きくなるように形成されている。なお、網率とは、着目する領域における網点が占める割合を示している。さらに、第1の網点層51は、青色の光(430〜460nmの波長の光)に対しては遮光性を有し、かつ、青色以外の少なくとも赤色の光(610〜780nmの波長の光)に対しては透過性を有するインク材料で形成されている。
他方、第2の網点層52は、第2の網点層52に割り当てられた光源である赤色LED8(割当光源)の配置位置(赤色LED8の発光位置)に基づいて形成されている。具体的には、第2の網点層52は、赤色LED8の直上領域と、それ以外の領域との間で輝度が均一となるように、領域に応じて異なる網率の網点を有した層である。より具体的には、第2の網点層52は、赤色LED8の直上に近づくほど網率が大きくなるように形成されている。さらに、第2の網点層52は、赤色の光(610〜780nmの波長の光)に対しては遮光性を有し、かつ、赤色以外の少なくとも青色の光(430〜460nmの波長の光)に対しては透過性を有するインク材料で形成されている。
なお、特定の光の波長だけを透過させるインク材料は、例えばインターネット情報(URL:http//www.teikokuink.com/techreport/report/154_tech.html)の「テクニカルレポート、スクリーン技術情報Vol.154」(検索日:2014年6月9日)にも記載があるように公知であり、このようなインク材料で第1の網点層51、第2の網点層52を形成すれば良い。
なお、文字板2の表面から網点層51、52が透けて見えるのを防止するために、文字板2と第1の網点層51の間に下地層を形成したとしても良い。この下地層は、例えば表面白色透過層3と同様に、透過性の白インクによるべた塗り層とすれば良い。
これら第1の網点層51、第2の網点層52は、例えばスクリーン印刷によって形成される。このとき、先ず文字板2の裏面23に第1の網点層51を印刷する。次に、第1の網点層51の上に第2の網点層52を印刷すれば良い。
次に、意匠22を照明するときの作用を説明する。制御部10は、例えば燃費が良い走行しているときには赤色LED8を発光させる。このとき、赤色LED8から発光された光L11、L12、L13(図2参照)は、文字板2に向かって進み、一部の光L11は、赤色の光に対して遮光性を有した第2の網点層52の網点で遮られる。また、第1の網点層51は赤色の光に対しては透過性を有するので、第2の網点層52を通過した光L12、L13は第1の網点層51をそのまま通過する。第1の網点層51を通過した光L12、L13のうち一部L13は、表面黒色遮光層4で遮られ、残りの光L12が意匠22が形成された部分から出射することで、意匠22が赤色の色調で照明される。これによって、運転手は、意匠22が赤色に照明されたことにより、燃費が良い走行をしていることを把握することができる。また、第2の網点層52によって、赤色照明時における意匠22の各領域間の照明バランスが取られている。
他方、制御部10は、例えば燃費が悪い走行しているときには青色LED9を発光させる。このとき、第2の網点層52は青色の光に対しては透過性を有するので、青色LED9から発光された光L21、L22、L23(図2参照)は第2の網点層52をそのまま通過する。第2の網点層52を通過した光L21、L22、L23のうち一部L22は、青色の光を遮光する第1の網点層51の網点で遮られる。第1の網点層51を通過した光L21、L23のうち一部L23は、表面黒色遮光層4で遮られ、残りの光L21が意匠22が形成された部分から出射することで、意匠22が青色の色調で照明される。これによって、運転手は、意匠22が青色に照明されたことにより、燃費が悪い走行をしていることを把握することができる。また、第1の網点層51によって、青色照明時における意匠22の各領域間の照明バランスが取られている。
以上説明したように、本実施形態では、文字板表面に形成された同一意匠を赤色の色調と青色の色調の間で切替照明をすることができる。また、赤色と青色のどちらで照明したとしても照明バランスを取ることができる。また、光源種ごとの網点層を設けることで、光源種間に遮光壁を省略することができる。これによって、メータの照明構造を簡素化でき、コストダウンを図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図3は、本実施形態の表示装置としての車両用計器(以下、メータという)を正面から見た図である。なお、図3では、後述するLED61、62を透視して図示している。図3のメータ100は、エンジンと電気モータの両方を用いて走行するハイブリッド車に搭載されて、エンジン回転数と、電気モータの動力パワーのいずれかに切替表示可能なメータである。このメータ100は、運転手が視認できるように、例えば車室内の運転席に対向する位置に配置される。先ず、メータ100の構成について説明する。
メータ100は、メータ100の前面に配置され、ポリカーボネート板材などの光を透過する透過性板(透明板)から構成された文字板31を備える。その文字板31は、例えば正面から見て円形状に形成される。文字板31の表面の外周領域には意匠32が形成されている。その意匠32は、電気モータの動力パワー表示における意匠(以下、第1意匠という)と、エンジン回転数表示における意匠(以下、第2意匠という)の両方が合わさる形で形成されている。
ここで、図4は、第1意匠321を説明する図であり、詳細には、第1意匠321の照明時(表示時)におけるメータ100の状態を示している。図4に示すように、第1意匠321は、円弧状(下側に開口した略C字状)に形成された意匠(以下、円弧意匠という)321aを含む。この円弧意匠321aは、文字板31の中心Oを中心とした、径が異なる複数(図3では3本)の円弧意匠から構成される。複数の円弧意匠321aのうち最も内側の円弧意匠は部分的にくり抜かれた形状となっており、そのくり抜けられた部分には、文字意匠321b〜321dが形成されている。具体的には、円弧意匠321aの左端付近には「CHARGE」の文字意匠321bが形成され、中央付近には「ECO」の文字意匠321cが形成され、右端付近には「POWER」の文字意匠321dが形成されている。
「CHARGE」の文字意匠321bは、車両の減速時に電気モータが、バッテリに充電するための発電機として用いられていることを示している。「ECO」の文字意匠321cはエコ運転の状態にあることを示している。「POWER」の文字意匠321dは、電気モータの動力パワーが大きいことを示している。つまり、円弧意匠321aの右端に近づくほど、電気モータの動力パワーが大きくなることを示している。これら意匠321a〜321dは指針41によって指示されるようになっている。その指針41は、文字板31の中心Oに基部が位置し、先端部が意匠321a〜321dの方に向くように、文字板31の表面に配置されている。そして、指針41の基部に接続されたモータ(図示外)により指針が文字板31の中心軸周りに回転することで、意匠321a〜321dのいずれかを指示する。
図5は、第2意匠322を説明する図であり、詳細には、第2意匠322の照明時(表示時)におけるメータ100の状態を示している。図5に示すように、第2意匠322は、エンジン回転数の値を示す数字意匠322aと、その数字意匠322aの内側に形成された目盛意匠322bと、エンジン回転数の単位(×1000r/min)を示した単位意匠322cとを含んで構成されている。そして、指針41により、現在のエンジン回転数を示した数字意匠322a及び目盛意匠322bを指示するようになっている。
なお、図4の第1意匠321と図5の第2意匠322とは、一部が重なるように形成されたとしても良いし、重ならないように形成されたとしても良い。本実施形態では、第1意匠321と第2意匠322とは重ならないように形成されている。また、後述するように、文字板31の表面にはスモーク層74(図7参照)が形成されており、このスモーク層74に存在により、LED61、62からの光が来ないときには、これら意匠321、322が見えにくくなっている。
ここで、図6は、図3のA部拡大図を示している。また、図7は、図6のVII−VII線でメータ100を切ったときの断面図を示している。図7に示すように、文字板31の表面311には、第1意匠321の形状に形成された第1表面層71(左上がりの斜線ハッチングの層)が形成されている。この第1表面層71が第1意匠321を構成する。第1表面層71における、第1意匠321の形状に形成された部分以外の部分は空いている(ただし、この空いた部分には、他の層(第2表面層72、表面黒色遮光層73)で埋められている。)。図7の第1表面層71は、円弧意匠321aの一部(図6参照)の形状と「CHARGE」の文字意匠321bの一部(図6参照)の形状とに形成されている。また、第1表面層71は、青色の光(430〜460nmの波長の光)に対しては透過性を有し、かつ、青色以外の少なくとも赤色の光(610〜780nmの波長の光)に対しては遮光性を有するインク材料で形成されている。このインク材料は、第1実施形態における第2の網点層52と同様のインク材料で形成すれば良い。
また、文字板31の表面311には、第2意匠322の形状に形成された第2表面層72(右上がりの斜線ハッチングの層)が形成されている。この第2表面層72が第2意匠322を構成する。第2表面層72における、第2意匠322の形状に形成された部分以外の部分は空いている(ただし、この空いた部分には、他の層(第1表面層71、表面黒色遮光層73)で埋められている。)。図7の第2表面層72は、「1」の数字意匠322a(図6参照)の形状と、その数字意匠322aに付帯した目盛意匠322b(図6参照)の形状とに形成されている。また、第2表面層72は、赤色の光(610〜780nmの波長の光)に対しては透過性を有し、かつ、赤色以外の少なくとも青色の光(430〜460nmの波長の光)に対しては遮光性を有するインク材料で形成されている。このインク材料は、第1実施形態における第1の網点層51と同様のインク材料で形成すれば良い。
また、文字板31の表面311には、遮光性(不透過性)の黒インクによる表面黒色遮光層73(縦線及び横線からなるハッチングの層)が形成されている。この表面黒色遮光層73は、第1意匠321の形状に抜かれ、かつ、第2意匠322の形状に抜かれた層である。つまり、表面黒色遮光層73は、第1意匠321を構成する第1表面層71の空いた部分と、第2意匠322を構成する第2表面層72の空いた部分の両方を埋める形で形成されている。
さらに、文字板31の表面311(厳密には、第1表面層71、第2表面層72、表面黒色遮光層73の上)には、透過性を抑えたスモークインクによるスモーク層74(左上がりの斜線及び右上がりの斜線からなるハッチングの層)が形成されている。
これら層71〜74は例えばスクリーン印刷によって形成される。このとき、第1表面層71、第2表面層72、表面黒色遮光層73、スモーク層74の順に、重ね塗り(重ねて印刷)することで、各層71〜74が形成される。なお、第1表面層71、第2表面層72の印刷順は、どちらが先であっても良い。
図7に示すように、文字板31の裏側には基板51が配置されている。その基板51には、LED61、62や制御部91などが実装されている。LED61、62は、互いに異なる色の光を発光し、具体的には、LED61は赤色の光を発光する赤色LEDであり、LED62は青色の光を発光する青色LEDである。これらLED61、62はそれぞれ、意匠32(第1意匠321、第2意匠322)の直下領域において、意匠32の方に光を発光するように配置されている。また、LED61、62は、図1に示すように、意匠32の直下領域において円弧に沿って複数の箇所に配置されている。本実施形態では、LED61、62はそれぞれ、円弧状の意匠32の直下領域において円弧に沿って略等間隔に6箇所に配置されている。また、図7に示すように、赤色LED61及び青色LED62は同じ空間において並ぶように配置されている。つまり、赤色LED61と青色LED62の間には遮光壁が配置されていない。
制御部91は、エンジン回転数や電気モータの状態をセンサ(図示外)から取得して、取得したエンジン回転数又は電気モータの状態に応じて指針41のモータを駆動制御する。加えて、制御部91は、運転席周辺に配置された表示切替スイッチ(図示外)の位置に基づいて、赤色LED61及び青色LED62のうちいずれかが発光するようにこれらLED61、62を制御する。なお、この表示切替スイッチは、電気モータの動力パワー表示とエンジン回転数表示のいずれかを指示する、運転手により操作されるスイッチである。制御部91は、表示切替スイッチにより電気モータの動力パワー表示が指示された場合には、青色LED62を発光させる。制御部91は、表示切替スイッチによりエンジン回転数表示が指示された場合には、赤色LED61を発光させる。
図7に示すように、文字板31の裏面33には、LED61、62の発光時における意匠321、322の各領域間の照明バランス(輝度の均一性)を取るための網点層81が形成されている。網点層81は、青色LED62の発光時における照明バランスを取るための第1の網点層82(個別網点層)と、赤色LED61の発光時における照明バランスを取るための第2の網点層83(個別網点層)とを含む。これら網点層82、83は互いに重なるように形成されており、本実施形態では、文字板31の裏面33から第1の網点層82、第2の網点層83の順に形成されている。ただし、第2の網点層83、第1の網点層82の順に形成されたとしても良い。
これら第1の網点層82、第2の網点層83は、互いに異なる態様で形成されている。具体的には第1の網点層82は、青色LED62の配置位置(青色LED62の発光位置)に基づいて形成されている。具体的には、第1の網点層82は、青色LED62の直上領域と、それ以外の領域との間で輝度が均一となるように、領域に応じて異なる網率の網点を有する。より具体的には、第1の網点層82は、第1の網点層82に割り当てられた光源である青色LED62(割当光源)の直上に近づくほど網率が大きくなるように形成されている。さらに、第1の網点層82は、青色の光(430〜460nmの波長の光)に対しては遮光性を有し、かつ、青色以外の少なくとも赤色の光(610〜780nmの波長の光)に対しては透過性を有するインク材料で形成されている。
他方、第2の網点層83は、第2の網点層83に割り当てられた光源である赤色LED61(割当光源)の配置位置(赤色LED61の発光位置)に基づいて形成されている。具体的には、第2の網点層83は、赤色LED61の直上領域と、それ以外の領域との間で輝度が均一となるように、領域に応じて異なる網率の網点を有する。より具体的には、第2の網点層83は、赤色LED61の直上に近づくほど網率が大きくなるように形成されている。さらに、第2の網点層83は、赤色の光(610〜780nmの波長の光)に対しては遮光性を有し、かつ、赤色以外の少なくとも青色の光(430〜460nmの波長の光)に対しては透過性を有するインク材料で形成されている。
これら第1の網点層82、第2の網点層83は、例えばスクリーン印刷によって形成される。このとき、先ず文字板31の裏面33に第1の網点層82を印刷する。次に、第1の網点層82の上に第2の網点層83を印刷すれば良い。
次に、意匠321、322を照明するときの作用を説明する。制御部91により青色LED62が発光した場合には、青色LED62からの光に対して第2の網点層83は無効となり、第1の網点層82が有効となる。つまり、青色LED62からの光は、第2の網点層83をそのまま通過するとともに、第1の網点層82で一部が遮光される。第1の網点層82を通過した光は、青色の光に対しては透過性を有する第1表面層71から出射し、第1表面層71以外の層(第2表面層72、表面黒色遮光層73)で遮られる。これによって、第1意匠321(図4参照)が青色の色調で照明される。これによって、運転手は、電気モータの動力パワーの状態を把握することができる。また、第1の網点層82によって、青色照明時における第1意匠321の各領域間の照明バランスが取られている。
他方、赤色LED61が発光した場合には、赤色LED61からの光に対して第1の網点層82は無効となり、第2の網点層83が有効となる。つまり、赤色LED61からの光は、第2の網点層83で一部が遮光されるとともに、第1の網点層82はそのまま通過する。第1の網点層82を通過した光は、赤色の光に対しては透過性を有する第2表面層72から出射し、第2表面層72以外の層(第1表面層71、表面黒色遮光層73)で遮られる。これによって、第2意匠322(図5参照)が赤色の色調で照明される。これによって、運転手は、エンジン回転数の状態を把握することができる。また、第2の網点層83によって、赤色照明時における第2意匠322の各領域間の照明バランスが取られている。
以上説明したように、本実施形態のように異なる2つの意匠間で切替照明する構成においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、光源色の種類として赤色と青色とを例示したが、他の光源色を採用しても良い。また、第1実施形態では、赤色と青色の2パターンの色調に照明が変化する例を示したが、3パターン以上の色調に変化させるようにしても良い。この場合、例えば、各色調ごとの光源(3種類以上の光源)を配置するとともに、各光源ごとに網点層(3層以上の個別網点層)を形成する。各網点層は、自身が割り当てられた光源の発光色に対しては遮光性を有し、それ以外の光源の発光色に対しては透過性を有する材料で形成する。
また、第2実施形態では、ハイブリッド車におけるエンジン回転数表示と電気モータの動力パワー表示の切替表示に本発明を適用した例を説明したが、エンジン回転数表示、電気モータの動力パワー表示以外の表示に本発明を適用しても良い。また、第2実施形態では、2パターンの意匠を切替表示する例を示したが、3パターン以上の意匠を互いに異なる色調で切替表示するようにしても良い。この場合、文字板の表面に、各意匠の形状に形成された表面層(3層以上の表面層)を形成する。各表面層は、自身が割り当てられた光源の発光色に対しては透過性を有し、それ以外の光源の発光色に対しては遮光性を有する材料で形成する。さらに、網点層も、光源ごとに形成する。各網点層は、自身が割り当てられた光源の発光色に対しては遮光性を有し、それ以外の光源の発光色に対しては透過性を有する材料で形成する。
1、100 車両用計器(表示装置)
2、31 文字板
22、32 意匠
8、61 赤色LED
9、62 青色LED
5、81 網点層
51、52、82、83 個別網点層

Claims (3)

  1. 表面(21、311)に意匠(22、32)が形成されており、光を透過する文字板(2、31)と、
    前記文字板の裏側に配置され、前記文字板に向けて互いに異なる色を発光する複数種類の光源であって、前記意匠の照明時に前記複数種類の光源のうちのいずれか一つが発光するように制御される複数種類の光源(8、9、61、62)と、
    前記光源の発光時における前記意匠の各領域間の照明バランスを取るように前記文字板の裏面に形成された網点層(5、81)とを備え、
    前記網点層は、前記光源の種類と同一数の、互いに異なる態様で重なるように形成された複数の個別網点層(51、52、82、83)を有し、
    前記複数の個別網点層のそれぞれは、前記複数種類の光源のうちの一つに割り当てられており、
    前記個別網点層は、自身に割り当てられた前記光源である割当光源の配置位置に基づいて形成されており、かつ、前記割当光源の発光色に対しては遮光性を有し、前記割当光源以外の種類の前記光源の発光色に対しては透過性を有する材料で形成されたことを特徴とする表示装置(1、100)。
  2. 前記複数種類の光源は前記文字板の裏側の同じ空間に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示装置は車両用計器であることを特徴する請求項1又は2に記載の表示装置。
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