JP2016003794A - グロープラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】グロープラグにおいて、十分な発熱性能を維持しつつ、消費電力を低減する。【解決手段】グロープラグの中軸は、シースチューブ内におけるコイルとの嵌合部より後端側に位置し、嵌合部より大きな断面積を有する第1の軸部と;シースチューブ内における第1の軸部より後端側に位置し、第1の軸部より小さな断面積を有する第2の軸部と;第2の軸部より後端側に位置し、第2の軸部より大きな断面積を有し、シール材に接触する第3の軸部とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、グロープラグに関する。
グロープラグとしては、シースヒータを用いたシース型グロープラグが知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。シース型グロープラグは、主体金具と、シースチューブと、コイルと、中軸とを備える。主体金具は、先端側にシースチューブを保持する。シースチューブは、先端側で閉塞した筒状を成す。コイルは、シースチューブ内に設けられ、通電によって発熱する。中軸は、シースチューブの後端側に挿入され、シースチューブ内においてコイルに嵌まり合う。コイルに対する通電は、グロープラグの外部から中軸を介して行われる。シースチューブ内には、絶縁粉末が充填されている。シースチューブと中軸との間は、シール材で密閉されている。
特開2011−220343号公報 特開2004−264013号公報
特許文献1,2のグロープラグでは、十分な発熱性能を維持しつつ、消費電力を低減することについて十分に検討されていなかった。例えば、消費電力の低減を目的として、発熱効率を向上させるために、コイルから後端側へ逃げる熱量を抑制することが考えられる。しかしながら、コイルから中軸を介して逃げる熱量を抑制するために中軸の細径化を図る場合には、中軸の先端側においてコイルを保持するための強度が不足する虞があるとともに、シール材と接触する中軸の部位においてシール性および強度が不足する虞があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、軸線方向の後端側から先端側に延びた筒状を成す主体金具と;前記後端側から前記先端側に延び前記先端側で閉塞した筒状を成し、前記主体金具の内側に少なくとも一部が配置されたシースチューブと;前記シースチューブ内に設けられたコイルと;前記シースチューブの前記後端側に挿入され、前記シースチューブ内において前記コイルに嵌まり合う嵌合部を有する棒状の中軸と;前記シースチューブに充填された絶縁粉末と;前記シースチューブと前記中軸との間を密閉するシール材と;を備えるグロープラグが提供される。このグロープラグにおいて、前記中軸は、更に、前記シースチューブ内における前記嵌合部より前記後端側に位置し、前記嵌合部より大きな断面積を有する第1の軸部と;前記シースチューブ内における前記第1の軸部より前記後端側に位置し、前記第1の軸部より小さな断面積を有する第2の軸部と;前記第2の軸部より前記後端側に位置し、前記第2の軸部より大きな断面積を有し、前記シール材に接触する第3の軸部とを有する。この形態によれば、第1の軸部においてコイルを保持するための強度を確保し、第3の軸部においてシール性および強度を確保しながら、第2の軸部において熱伝導によって後端側へ逃げる熱量を抑制できる。したがって、グロープラグの発熱効率を向上させることができる。その結果、グロープラグの消費電力を低減できる。
(2)上記形態のグロープラグにおいて、前記嵌合部は、前記主体金具より前記先端側に位置してもよい。この形態によれば、中軸を介さずに熱放射および熱伝導によってコイルから主体金具を介して後端側へ逃げる熱量を抑制できる。したがって、グロープラグの発熱効率をいっそう向上させることができる。
(3)上記形態のグロープラグにおいて、前記第2の軸部の少なくとも一部は、前記主体金具の内側に位置してもよい。この形態によれば、第2の軸部が主体金具の外側に位置する場合と比較して、熱放射および熱伝導によって中軸から主体金具を介して後端側へ逃げる熱量を抑制できる。
(4)上記形態のグロープラグにおいて、前記シースチューブの少なくとも一部は、前記主体金具の内側に圧入されており、前記主体金具は、前記シースチューブに接触する圧入面を有し、前記第2の軸部の少なくとも一部は、前記圧入面の内側に位置してもよい。この形態によれば、熱放射および熱伝導によって中軸から主体金具の圧入面を介して後端側へ逃げる熱量を抑制できる。
(5)上記形態のグロープラグにおいて、前記軸線方向における前記第1の軸部の長さは、前記軸線方向に直交する方向における前記第1の軸部の最大長さより長くてもよい。この形態によれば、第1の軸部の強度を十分に確保し、コイルの位置ずれを防止できる。
(6)上記形態のグロープラグにおいて、前記シースチューブの少なくとも一部は、前記主体金具の内側に圧入されており、前記主体金具は、前記シースチューブに接触する圧入面と;前記圧入面より前記先端側に位置し、前記シースチューブとの間に間隙を形成する対向面とを有し、前記第2の軸部の少なくとも一部は、前記対向面の内側に位置してもよい。この形態によれば、熱放射および熱伝導によって中軸から主体金具の対向面を介して後端側へ逃げる熱量を抑制できる。なお、中軸から対向面への熱伝導は、シースチューブと対向面との間に堆積したカーボンを介して起こり得る。
(7)上記形態のグロープラグにおいて、前記シースチューブの直径は、3.9mm以下であってもよい。この形態によれば、コイルから後端側へ逃げる熱量のうち中軸を介して逃げる熱量の割合が比較的に高くなるシースチューブの直径において、中軸を介して逃げる熱量を抑制できる。
(8)上記形態のグロープラグにおいて、前記第2の軸部における断面形状は、前記第1の軸部における断面形状を縮小した形状であってもよい。この形態によれば、第2の軸部を容易に成形できる。
(9)上記形態のグロープラグにおいて、前記第2の軸部における断面形状は、前記第1の軸部における断面形状を部分的に凹ませた形状であってもよい。この形態によれば、第2の軸部を容易に成形できる。
本発明は、グロープラグ以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、上述のグロープラグを備える内燃機関、上述のグロープラグに用いられる中軸、上述のグロープラグを製造する製造方法などの形態で実現することができる。
グロープラグの構成を示す説明図である。 中軸の先端側を中心にグロープラグの構成を示す説明図である。 中軸の断面を示す説明図である。 通電開始から2秒後におけるコイルに流れる電流とシースチューブの表面温度との関係を示すグラフである。 通電開始から60秒後におけるコイルに流れる電流とシースチューブの表面温度との関係を示すグラフである。 第2実施形態におけるグロープラグの構成を示す説明図である。 第2実施形態における中軸の断面を示す説明図である。 第3実施形態におけるグロープラグの構成を示す説明図である。 第3実施形態における中軸の断面を示す説明図である。 シースチューブの直径と消費電力の低減率との関係を示す表である。 シースチューブの直径と消費電力の低減率との関係を示すグラフである。
A.第1実施形態
A1.グロープラグの構成
図1は、グロープラグ10の構成を示す説明図である。グロープラグ10は、ディーゼルエンジンを始めとする内燃機関(図示しない)の始動時における着火を補助する熱源として機能する加熱装置である。
図1には、グロープラグ10の軸線CLを境界として、紙面右側にグロープラグ10の外観形状が図示され、紙面左側にグロープラグ10の断面形状が図示されている。本実施形態の説明では、グロープラグ10における図1の紙面下側を「先端側」といい、図1の紙面上側を「後端側」という。
図1には、XYZ軸が図示されている。図1のXYZ軸は、互いに直交する3つの空間軸として、X軸、Y軸およびZ軸を有する。X軸に沿ったX軸方向のうち、+X軸方向は、紙面手前から紙面奥に向かう正の方向であり、−X軸方向は、負の方向である。Y軸に沿ったY軸方向のうち、+Y軸方向は、紙面右側から紙面左側に向かう正の方向であり、−Y軸方向は、負の方向である。本実施形態では、Z軸は、グロープラグ10の軸線CLに沿った軸である。Z軸に沿ったZ軸方向(軸線方向)のうち、+Z軸方向は、先端側から後端側に向かう正の方向であり、−Z軸方向は、後端側から先端側に向かう負の方向である。図1のXYZ軸は、他の図におけるXYZ軸に対応する。
グロープラグ10は、中軸200と、主体金具500と、シースヒータ800とを備える。グロープラグ10は、シースヒータ800を備えることから、メタルグロープラグとも呼ばれる。本実施形態では、グロープラグ10の軸線CLは、中軸200、主体金具500、およびシースヒータ800の各部材における軸線でもある。
グロープラグ10の主体金具500は、金属製の導体であり、軸線CLを中心に後端側から先端側へと延びた筒状を成す。主体金具500は、先端部510と、軸孔面520と、軸孔面530と、軸孔面540と、円筒部560と、ねじ部570と、工具係合部580とを有する。
主体金具500の先端部510は、主体金具500の先端側における端部である。先端部510の内側には、シースヒータ800が挿入されている。
主体金具500の軸孔面520は、軸孔面530,540とともに、軸線CLを中心に延びた貫通孔を構成する。軸孔面520は、先端部510より後端側に位置するとともに、軸孔面530より先端側に位置する。軸孔面520における主体金具500の内径は、シースヒータ800の外径より大きい。そのため、軸孔面520は、シースヒータ800との間に間隙を形成する。軸孔面520は、シースヒータ800に向けて対向する対向面である。
主体金具500の軸孔面530は、軸孔面520,540とともに、軸線CLを中心に延びた貫通孔を構成する。軸孔面530は、軸孔面520より後端側かつ軸孔面540より先端側に位置する。軸孔面530は、主体金具500に圧入されたシースヒータ800に接触する圧入面である。そのため、軸孔面530は、シースヒータ800に接触する。
本実施形態では、軸孔面530における主体金具500の内径は、シースヒータ800を圧入可能にするため、軸孔面520,540における主体金具500の内径より小さい。他の実施形態では、軸孔面530に接触するシースヒータ800の部分が外側に突出している場合、軸孔面530における主体金具500の内径は、軸孔面520,540における主体金具500の内径と同等であってもよい。
主体金具500の軸孔面540は、軸孔面520,530とともに、軸線CLを中心に延びた貫通孔を構成する。軸孔面540は、軸孔面530より後端側に位置する。軸孔面540における主体金具500の内径は、シースヒータ800の外径より大きい。軸孔面540は、中軸200およびシースヒータ800との間に間隙を形成する。
主体金具500の円筒部560は、円柱状を成す部位である。円筒部560は、先端部510より後端側かつねじ部570より先端側に位置する。
主体金具500のねじ部570は、雄ねじが外周面に形成された部位である。ねじ部570は、円筒部560より後端側かつ工具係合部580より先端側に位置する。本実施形態では、ねじ部570は、内燃機関に設けられた雌ねじ(図示しない)に嵌り合う。本実施形態では、ねじ部570に形成された雄ねじの呼び径は、M8である。他の実施形態では、ねじ部570の呼び径は、M8より小さくてもよいし(例えば、M6)、M8より大きくてもよい(例えば、M10)。
主体金具500の工具係合部580は、グロープラグ10の取り付けおよび取り外しに用いられる工具(図示しない)に係り合う形状を成す部位である。工具係合部580は、ねじ部570の後端側に位置する。本実施形態では、XY平面に沿った工具係合部580の断面形状は、多角形(例えば、六角形)である。
グロープラグ10のシースヒータ800は、電気エネルギを熱エネルギに変換することによって熱を発生させる発熱装置である。シースヒータ800は、軸線CLを中心に後端側から先端側に延びた棒状を成す。シースヒータ800は、シースチューブ810と、コイル820と、絶縁粉末870とを備える。
シースヒータ800のシースチューブ810は、金属製の導体であり、軸線CLを中心に後端側から先端側に延びた円筒状を成す。シースチューブ810の先端側は、閉塞された形状であり、主体金具500の先端側から突出している。シースチューブ810の後端側は、開放された形状であり、主体金具500の内側に配置されている。シースチューブ810の後端側には、中軸200がシール材600とともに挿入されている。シール材600は、筒状を成す絶縁ゴム製の部材であり、中軸200とシースチューブ810との間を密閉する。
シースヒータ800のコイル820は、シースチューブ810の内側に設けられ、通電によって発熱する。コイル820の先端側は、シースチューブ810の内側に溶接によって接合されている。コイル820の後端側は、中軸200に接続されている。
シースヒータ800の絶縁粉末870は、電気絶縁性を有する粉末である。本実施例では、絶縁粉末870は、酸化マグネシウム(MgO)から主に成る。絶縁粉末870は、シースチューブ810の内側に充填され、中軸200と、シースチューブ810と、コイル820との各隙間を電気的に絶縁する。
図2は、中軸200の先端側を中心にグロープラグ10の構成を示す説明図である。図2には、紙面右側に中軸200の断面形状が図示され、紙面左側に中軸200の外観形状が図示されている。図3は、中軸200の断面を示す説明図である。図3には、図2の矢視F3−F3から見た中軸200の断面形状が図示されている。
グロープラグ10の中軸200は、金属製の導体であり、軸線CLを中心に後端側から先端側に延びた棒状を成す。中軸200の先端側は、主体金具500の内側において、シースチューブ810の後端側に挿入されている。中軸200は、グロープラグ10の外部からコイル820へと供給される電力を中継する。中軸200は、嵌合部205と、軸部210と、軸部220と、軸部230と、後端部290とを有する。
中軸200の嵌合部205は、シースチューブ810内においてコイル820に嵌まり合う部位である。本実施形態では、嵌合部205は、中軸200の先端側における端部である。本実施形態では、嵌合部205は、コイル820の内側に嵌まり合う外径を有する円柱状を成す部位である。本実施形態では、XY平面に沿った嵌合部205の断面形状は、円形である。他の実施形態では、嵌合部205の断面形状は、楕円であってもよいし、多角形であってもよい。
本実施形態では、嵌合部205は、主体金具500より先端側に位置する。他の実施形態では、嵌合部205の少なくとも一部は、主体金具500の内側に位置してもよい。
中軸200の軸部210は、シースチューブ810内における嵌合部205より後端側に位置する第1の軸部である。XY平面に沿った軸部210の断面積S1は、XY平面に沿った嵌合部205の断面積より大きい。本実施形態では、軸部210は、嵌合部205より大きな外径D1を有する円柱状を成す部位である。本実施形態では、XY平面に沿った軸部210の断面形状は、円形である。他の実施形態では、軸部210の断面形状は、楕円であってもよいし、多角形であってもよい。
本実施形態では、Z軸方向における軸部210の長さL1は、Z軸方向に直交する方向における軸部210の最大長さである外径D1より長い。他の実施形態では、軸部210の長さL1は、軸部210の外径D1以下であってもよい。
中軸200の軸部220は、シースチューブ810内における軸部210より後端側に位置する第2の軸部である。XY平面に沿った軸部220の断面積S2は、軸部210の断面積S1より小さい。本実施形態では、軸部220は、軸部210の外径D1より小さな外径D2を有する円柱状を成す部位である。言い換えると、軸部220は、軸部210より細い。本実施形態では、軸部220は、軸部210および軸部230より細い。
本実施形態では、XY平面に沿った軸部220の断面形状は、XY平面に沿った軸部210の断面形状を縮小した形状である。本実施形態では、XY平面に沿った軸部220の断面形状は、円形である。他の実施形態では、軸部220の断面形状は、楕円であってもよいし、多角形であってもよい。図3に示すように、Z軸方向から見た場合、軸部220の輪郭は、軸部210の輪郭より内側に存在する。
本実施形態では、軸部220は、主体金具500の内側に位置する。本実施形態では、軸部220は、主体金具500における軸孔面520の内側に位置する。他の実施形態では、軸部220の少なくとも一部は、主体金具500より先端側に位置してもよい。本実施形態では、軸部220は、主体金具500の軸孔面530より先端側に位置する。他の実施形態では、軸部220の少なくとも一部は、軸孔面530の内側に位置してもよい。
本実施形態では、軸部220が存在する位置におけるシースチューブ810の直径Dtは、3.9mm(ミリメートル)以下である。他の実施形態では、シースチューブ810の直径Dtは、3.9mm超過(例えば、4.4mm)であってもよい。
中軸200の軸部230は、軸部220より後端側に位置する第3の軸部である。XY平面に沿った軸部230の断面積S3は、軸部220の断面積S2より大きい。本実施形態では、軸部230の断面積S3は、軸部210の断面積S1と同等である。軸部230は、シースチューブ810の内側から、シースチューブ810の後端側にわたって存在し、軸部230の一部は、シール材600に接触する。
本実施形態では、軸部230は、軸部220より大きな外径D3を有する円柱状を成す部位である。本実施形態では、軸部230の外径D3は、軸部210の外径D1と同等である。本実施形態では、XY平面に沿った軸部230の断面形状は、円形である。他の実施形態では、軸部230の断面形状は、楕円であってもよいし、多角形であってもよい。ここで、部位Aの断面形状が部位Bの断面形状を縮小した形状とは、Z軸方向から見た場合、部位Aの輪郭が部位Bの輪郭より内側に存在することを意味し、形状の種類は問わない。例えば、部位Bの断面形状が円形であり、部位Aの断面形状が部位Bの断面形状を縮小した形状である場合、部位Aの断面形状は、部位Bの断面形状に相似する状態で縮小した円形である。本実施形態では、軸部220の断面形状は、軸部210の断面形状を縮小した形状であり、かつ、軸部210の断面形状に相似する。
中軸200の後端部290は、軸部230より後端側に位置する部位である。本実施形態では、後端部290の一部は、主体金具500の後端側から突出している。本実施形態では、後端部290には、雄ねじが形成されている。本実施形態では、後端部290には、後端側から順に、金属製のナット100と、金属製の筒状部材であるリング300と、絶縁樹脂製の筒状部材である絶縁ブッシュ410と、絶縁ゴム製の環状部材であるOリング460とが組み付けられている。
A2.グロープラグの評価
図4は、通電開始から2秒後におけるコイル280に流れる電流とシースチューブ810の表面温度との関係を示すグラフである。図5は、通電開始から60秒後におけるコイル280に流れる電流とシースチューブ810の表面温度との関係を示すグラフである。
図4および図5の評価試験では、試験者は、10個の評価試料と、10個の比較試料とを用意した。評価試料は、軸部220で縮径した中軸200を備えるグロープラグ10である。比較試料は、評価試料とは中軸の仕様が異なる点を除き同様の構成を有するグロープラグである。比較試料の中軸は、軸部220が形成されることなく軸部210と軸部230とが一連に形成された点を除き、評価試料の中軸200と同様である。試験者は、評価試料および比較試料に通電を開始した後、2秒後および60秒後に、コイル280に流れる電流と、シースチューブ810の先端側における表面温度とを測定した。
評価試料の2秒時電流の平均値は、23.18A(アンペア)であり、評価試料の2秒時温度の平均値は、998.7℃であった。比較試料の2秒時電流の平均値は、23.89A(アンペア)であり、比較試料の2秒時温度の平均値は、1001.1℃であった。
評価試料の60秒時電流の平均値は、8.55A(アンペア)であり、評価試料の60秒時温度の平均値は、1000.2℃であった。比較試料の60秒時電流の平均値は、8.62A(アンペア)であり、比較試料の2秒時温度の平均値は、1000.8℃であった。
図4および図5の結果によれば、中軸200に軸部220を設けることによって、十分な発熱性能を維持しつつ、消費電力を低減できることが分かる。特に、通電開始60秒後よりも通電開始2秒後において、消費電力を大幅に低減できることが分かる。
図10は、シースチューブ810の直径Dtと消費電力の低減率P2/P1との関係を示す表である。図11は、シースチューブ810の直径Dtと消費電力の低減率P2/P1との関係を示すグラフである。
図10および図11の評価試験では、試験者は、シースチューブ810の直径Dtがそれぞれ異なる5個の評価試料と、シースチューブ810の直径Dtがそれぞれ異なる5個の比較試料とを用意した。評価試料は、軸部220で縮径した中軸200を備えるグロープラグ10である。比較試料は、評価試料とは中軸の仕様が異なる点を除き同様の構成を有するグロープラグである。比較試料の中軸は、軸部220が形成されることなく軸部210と軸部230とが一連に形成された点を除き、評価試料の中軸200と同様である。評価試料および比較試料において、シースチューブ810の直径Dtは、5.0mm、4.4mm、4.0mm、3.9mm、および、3.8mmである。試験者は、評価試料の消費電力P1および比較試料の消費電力P2を測定し、シースチューブ810の直径Dtごとに低減率P2/P1を算出した。
図10および図11の結果によれば、シースチューブ810の直径Dtが小さくなる程、中軸200に軸部220を設けることによって、より効果的に消費電力を低減できることが分かる。特に、シースチューブ810の直径Dtが3.9mm以下である場合、いっそう効果的に消費電力を低減できることが分かる。
A3.効果
以上説明した第1実施形態によれば、軸部210においてコイル820を保持するための強度を確保し、軸部230においてシール性および強度を確保しながら、軸部220において熱伝導によって後端側へ逃げる熱量を抑制できる。したがって、グロープラグ10の発熱効率を向上させることができる。その結果、グロープラグ10の消費電力を低減できる。
また、嵌合部205が主体金具500より先端側に位置するため、中軸200を介さずに熱放射および熱伝導によってコイル820から主体金具500を介して後端側へ逃げる熱量を抑制できる。したがって、グロープラグ10の発熱効率をいっそう向上させることができる。
また、軸部220の少なくとも一部が主体金具500の内側に位置するため、軸部220が主体金具500の外側に位置する場合と比較して、熱放射および熱伝導によって中軸200から主体金具500を介して後端側へ逃げる熱量を抑制できる。
また、軸部210の長さL1は、軸部210の外径D1より長いため、軸部210の強度を十分に確保し、コイル820の位置ずれを防止できる。
また、軸部220の少なくとも一部が軸孔面520の内側に位置するため、熱放射および熱伝導によって中軸200から軸孔面520を介して後端側へ逃げる熱量を抑制できる。したがって、グロープラグ10の発熱効率をいっそう向上させることができる。なお、中軸200から軸孔面520への熱伝導は、シースチューブ810と軸孔面520との間に堆積したカーボンを介して起こり得る。
また、シースチューブ810の直径Dtが3.9mm以下であり、コイル820から後端側へ逃げる熱量のうち中軸200を介して逃げる熱量の割合が比較的に高くなるシースチューブ810の直径Dtにおいて、中軸200を介して逃げる熱量を抑制できる。
また、軸部220の断面形状が軸部210の断面形状を縮小した形状であるため、軸部220を容易に成形できる。
B.第2実施形態
図6は、第2実施形態におけるグロープラグ10Bの構成を示す説明図である。図6には、図2と同様に、第2実施形態の中軸200Bを中心に、紙面右側に中軸200Bの断面形状が図示され、紙面左側に中軸200Bの外観形状が図示されている。図7は、第2実施形態における中軸200Bの断面を示す説明図である。図7には、図6の矢視F7−F7から見た中軸200Bの断面形状が図示されている。
第2実施形態のグロープラグ10Bは、中軸200に代えて中軸200Bを備える点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。第2実施形態の中軸200Bは、第1実施形態の軸部220とは形状が異なる軸部220Bを有する点を除き、第1実施形態の中軸200と同様である。
中軸200Bの軸部220Bは、XY平面に沿った断面形状が異なる点を除き、第1実施形態の軸部220と同様である。軸部220Bの断面形状は、軸部210の断面形状を+Y軸方向および−Y軸方向において部分的に凹ませた形状である。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、軸部210においてコイル820を保持するための強度を確保し、軸部230においてシール性および強度を確保しながら、軸部220Bにおいて熱伝導によって後端側へ逃げる熱量を抑制できる。したがって、グロープラグ10Bの発熱効率を向上させることができる。その結果、グロープラグ10Bの消費電力を低減できる。
C.第3実施形態
図8は、第3実施形態におけるグロープラグ10Cの構成を示す説明図である。図8には、図2と同様に、第3実施形態の中軸200Cを中心に、紙面右側に中軸200Cの断面形状が図示され、紙面左側に中軸200Cの外観形状が図示されている。図9は、第3実施形態における中軸200Cの断面を示す説明図である。図9には、図8の矢視F9−F9から見た中軸200Cの断面形状が図示されている。
第3実施形態のグロープラグ10Cは、中軸200に代えて中軸200Cを備える点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。第3実施形態の中軸200Cは、第1実施形態の軸部220とは形状が異なる軸部220Cを有する点を除き、第1実施形態の中軸200と同様である。
中軸200Cの軸部220Cは、XY平面に沿った断面形状が異なる点を除き、第1実施形態の軸部220と同様である。軸部220Cの断面形状は、軸部210の断面形状を、+X軸方向および−X軸方向、並びに、+Y軸方向および−Y軸方向において、部分的に凹ませた形状である。
以上説明した第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、軸部210においてコイル820を保持するための強度を確保し、軸部230においてシール性および強度を確保しながら、軸部220Cにおいて熱伝導によって後端側へ逃げる熱量を抑制できる。したがって、グロープラグ10Cの発熱効率を向上させることができる。その結果、グロープラグ10Cの消費電力を低減できる。
D.他の実施形態
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
例えば、上述の第1実施形態において、中軸200における軸部220の少なくとも一部は、主体金具500における軸孔面530の内側に位置してもよい。これによって、熱放射および熱伝導によって中軸200から軸孔面530を介して後端側へ逃げる熱量を抑制できる。この形態を上述の第2実施形態および第3実施形態に適用してもよい。
10,10B,10C…グロープラグ
100…ナット
200,200B,200C…中軸
205…嵌合部
210…軸部(第1の軸部)
220,220B,220C…軸部(第2の軸部)
230…軸部(第3の軸部)
280…コイル
290…後端部
300…リング
410…絶縁ブッシュ
460…Oリング
500…主体金具
510…先端部
520…軸孔面(対向面)
530…軸孔面(圧入面)
540…軸孔面
560…円筒部
570…ねじ部
580…工具係合部
600…シール材
800…シースヒータ
810…シースチューブ
820…コイル
870…絶縁粉末

Claims (9)

  1. 軸線方向の後端側から先端側に延びた筒状を成す主体金具と、
    前記後端側から前記先端側に延び前記先端側で閉塞した筒状を成し、前記主体金具の内側に少なくとも一部が配置されたシースチューブと、
    前記シースチューブ内に設けられたコイルと、
    前記シースチューブの前記後端側に挿入され、前記シースチューブ内において前記コイルに嵌まり合う嵌合部を有する棒状の中軸と、
    前記シースチューブに充填された絶縁粉末と、
    前記シースチューブと前記中軸との間を密閉するシール材と、を備えるグロープラグであって、
    前記中軸は、更に、
    前記シースチューブ内における前記嵌合部より前記後端側に位置し、前記嵌合部より大きな断面積を有する第1の軸部と、
    前記シースチューブ内における前記第1の軸部より前記後端側に位置し、前記第1の軸部より小さな断面積を有する第2の軸部と、
    前記第2の軸部より前記後端側に位置し、前記第2の軸部より大きな断面積を有し、前記シール材に接触する第3の軸部と
    を有することを特徴とするグロープラグ。
  2. 前記嵌合部は、前記主体金具より前記先端側に位置する、請求項1に記載のグロープラグ。
  3. 前記第2の軸部の少なくとも一部は、前記主体金具の内側に位置する、請求項1または請求項2に記載のグロープラグ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のグロープラグであって、
    前記シースチューブの少なくとも一部は、前記主体金具の内側に圧入されており、
    前記主体金具は、前記シースチューブに接触する圧入面を有し、
    前記第2の軸部の少なくとも一部は、前記圧入面の内側に位置する、グロープラグ。
  5. 前記軸線方向における前記第1の軸部の長さは、前記軸線方向に直交する方向における前記第1の軸部の最大長さより長い、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のグロープラグであって、
    前記シースチューブの少なくとも一部は、前記主体金具の内側に圧入されており、
    前記主体金具は、
    前記シースチューブに接触する圧入面と、
    前記圧入面より前記先端側に位置し、前記シースチューブとの間に間隙を形成する対向面と
    を有し、
    前記第2の軸部の少なくとも一部は、前記対向面の内側に位置する、グロープラグ。
  7. 前記シースチューブの直径は、3.9mm以下である、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  8. 前記第2の軸部における断面形状は、前記第1の軸部における断面形状を縮小した形状である、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  9. 前記第2の軸部における断面形状は、前記第1の軸部における断面形状を部分的に凹ませた形状である、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
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