JP2016002687A - 加飾方法、加飾装置、および加飾品 - Google Patents

加飾方法、加飾装置、および加飾品 Download PDF

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Abstract

【課題】幅が狭い領域内に加飾領域が存在する被加飾物に適用可能であって、加飾自由度が高くても、高い生産性を維持することが可能な加飾方法を提供する。【解決手段】被加飾物10は、パッド24によって加飾される加飾領域52の少なくとも一部を含むと共に、パッド24の押圧方向である第1方向と交差している第1面43と、第1面43の前記第1方向と交差する第2方向の端部から前記第1方向に延びる第2面42とを有する。被加飾物10の加飾領域52よりも前記第2方向側には、受け部材7を配置する。パッド24の転写用インクが付着した領域全体を被加飾物10の加飾領域52に押し付けたときに、パッド24の転写用インクが付着していない領域を受け部材7の表面に接触させて、パッド24の加飾領域52よりも前記第2方向側の部分における加飾領域52よりも前記第1方向への突出量を低減する。【選択図】図5

Description

本発明は、加飾方法、加飾装置、および加飾品に関する。
従来、例えば車両用ホイールのリム部に加飾する場合のように、幅が狭い領域に加飾する場合、塗装やシール貼りが採用されている。例えば特許文献1には、ホイールのリム部に化粧模様用の溝を形成して、この溝内に塗料を充填することが開示されている。また、特許文献2には、複数の円弧状のシールを全体的な形状がリング状となるようにホイールのリム部に貼り付けることが開示されている。
特開2007−1432号公報 実用新案登録第3149592号公報
しかしながら、特許文献1のように、溝に塗装を施す場合、加飾する絵柄がラインであれば溝の形成も塗装も容易だが、文字等の複雑な絵柄だと溝の形成も塗装も困難となる。また、溝を形成するには、溝の側壁となる部分を確保しなければならないため、リム部のような幅の狭い領域に加飾する場合、当該領域の幅いっぱいに加飾することができない。したがって、特許文献1のような塗装による加飾は、加飾内容と加飾領域に制限があり、加飾自由度が低い。
また、シール貼りの場合、加飾自由度は高いものの、シールの位置合わせに高い技能を有するため生産性が低い。
そこで、本発明は、幅が狭い領域内に加飾領域が存在する被加飾物に適用可能であって、加飾自由度が高くても、高い生産性を維持することが可能な加飾方法と加飾装置とそれらで加飾された加飾品を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の加飾方法は、転写用インクが付着したパッドを被加飾物に対して第1方向に押し付けて前記被加飾物を加飾する加飾方法であって、前記被加飾物は、前記パッドによって加飾される加飾領域の少なくとも一部を含むと共に、前記第1方向と交差する第1面と、前記第1面の前記第1方向と交差する第2方向の端部から前記第1方向に延びる第2面とを有しており、前記パッドと別部材であって前記パッドに対して相対移動可能な受け部材を、前記被加飾物の前記加飾領域よりも前記第2方向側に配置して、前記パッドの転写用インクが付着した領域全体を前記被加飾物の前記加飾領域に押し付けたときに、前記パッドの転写用インクが付着していない領域を前記受け部材の表面に接触させて、前記パッドの前記加飾領域よりも前記第2方向側の部分における前記加飾領域よりも前記第1方向への突出量を低減することを特徴とする。
本発明では、転写用インクが付着したパッドを被加飾物に押し付けて被加飾物を加飾する。パッド印刷は、版からインクをパッドに転写して、そのパッドを加飾対象に押し付けて加飾する技術である。そのため、マスキングを使用したスプレー塗装やシール貼りで加飾する場合に比べて、加飾自由度と生産性が高い。
本発明の被加飾物は、パッドによって加飾される加飾領域の少なくとも一部を含むと共に、パッドの押圧方向である第1方向と交差する第1面と、この第1面の前記第1方向と交差する第2方向の端部から前記第1方向に延びる第2面とを有している。このような被加飾物をパッド印刷で加飾するに当たり、本発明では受け部材を用いている。第2方向に関して第1面のある程度広い領域を加飾しようとすると、第2方向に関してパッドの長さは第1面の長さよりも長くなる。仮に、加飾領域が第1面の第2方向に関して広い領域を含む場合に、受け部材を用いずにパッド印刷で加飾した場合、パッドを被加飾物に押し付けたときに、パッドにおける加飾領域よりも第2方向側の部分が、加飾領域よりも第1方向に大きくはみだすように変形する場合がある。それにより、パッドの第1面と接触する部分のうち第2面に近い部分や、パッドの第2面と接触する部分が、第2方向に位置ズレしやすくなる。よって、加飾領域が第1面の第2面に近い部分や第2面に及んでいると、この部分のインクは擦れてしまうため、第1面の第2面に近い部分や第2面には加飾することができない。
これに対して、本発明では、パッドと別部材であってパッドと相対移動可能な受け部材を、被加飾物の加飾領域よりも第2方向側に配置して、パッドの転写用インクが付着した領域全体を被加飾物の加飾領域に押し付けたときに、パッドの転写用インクが付着していない領域を受け部材の表面に接触させて、パッドの加飾領域よりも第2方向側の部分における加飾領域よりも第1方向への突出量を低減している。これにより、パッドの加飾領域と接触する部分が第2方向に位置ズレするのを防止することができる。そのため、第1面の第2面に近い部分や第2面にまで加飾することができる。つまり、第2方向に関して加飾領域を広げることができ、加飾自由度を向上できる。
なお、本発明において、「パッドの前記加飾領域よりも前記第2方向側の部分における前記加飾領域より前記第1方向への突出量を低減する」とは、受け部材が無かった場合と比べて、パッドの当該部分が加飾領域よりも前記第1方向に突出する突出量が小さいという意味である。本発明は、パッドの当該部分が加飾領域より前記第1方向に突出していない場合を含む。
また、本発明において、第2面が、第1面の第2方向の端部から第1方向に延びるとは、第1面を境界とする2つの空間のうち、第1面の前記端部から第1方向に延びる線分が存在する空間に、第2面が存在することを意味する。また、第2面は、第1面の少なくとも第2方向の端部と連なっていればよい。例えば、第1面が円形状の場合、第2面は、第1面の第2方向の端部に加えて、第1面のそれ以外の端部とも連なっていてもよい。
本発明の加飾装置は、転写用インクが付着したパッドを被加飾物に対して第1方向に押し付けて前記被加飾物を加飾する加飾装置であって、前記被加飾物は、前記パッドによって加飾される加飾領域の少なくとも一部を含むと共に、前記パッドの第1方向と交差する第1面と、前記第1面の前記第1方向と交差する第2方向の端部から前記第1方向に延びる第2面とを有しており、当該加飾装置は、前記パッドと別部材で且つ前記パッドと相対移動可能であって、前記被加飾物の前記加飾領域よりも前記第2方向側に配置される受け部材を備えており、前記パッドの転写用インクが付着した領域全体を前記被加飾物の前記加飾領域に押し付けたときに、前記パッドの転写用インクが付着していない領域を前記受け部材の表面に接触させて、前記パッドの前記加飾領域よりも前記第2方向側の部分における前記加飾領域より前記第1方向への突出量を低減することを特徴とする。
本発明の加飾装置は、上述した本発明の加飾方法と同様の効果を奏する。
本発明の加飾方法および加飾装置は、前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面にのみ含まれていてもよい。
この構成によると、加飾領域が第1面だけでなく第2面まで及んでいる場合に比べて、パッドを押し付ける力の調整が容易であるため、生産性が高い。
本発明の加飾方法および加飾装置は、前記パッドを前記被加飾物に押し付けている間の前記パッドの前記第1方向の移動距離をパッド押圧距離とし、前記パッドの最も前記第1方向に突出した先端部を通り、且つ、前記第1方向に延びる直線と、前記第1面との交点を基準位置としたとき、前記受け部材の前記表面のうち前記パッドと接触する部分は、前記第1方向に関して、前記基準位置から前記第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置と、前記基準位置から前記第1方向と逆方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置されることが好ましい。
仮に、受け部材の表面が、第1方向に関して、前記基準位置から第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置よりもさらに前記第1方向に離れた位置にある場合、パッドを被加飾物に押し付けたとき、パッドを受け部材に接触させることができない場合がある。もしくは、パッドを受け部材に接触させることができても、パッドの加飾領域と接触する部分が第2方向に位置ズレするのを防止できない場合がある。
また、仮に、受け部材の表面が、第1方向に関して、前記基準位置から第1方向と逆方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置よりもさらに第1方向と逆方向に離れた位置にある場合には、パッドの転写用インクが付着した領域全体を、被加飾物の加飾領域に押し付けることができない場合がある。もしくは、パッドの転写用インクが付着した領域全体を被加飾物の加飾領域に押し付けることができても、転写用インクを確実に被加飾物に転写できる押圧力で押し付けることができない場合がある。
これに対して、本発明では、受け部材の表面が、第1方向に関して、前記基準位置から第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置と、前記基準位置から第1方向と逆方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置される。そのため、加飾精度を維持しつつ、パッドの加飾領域と接触する部分が第2方向に位置ズレするのをより確実に防止でき、高い加飾自由度を確実に確保できる。
なお、本発明において、「受け部材の前記表面が、前記第1方向に関して、前記基準位置から前記第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置と、前記基準位置から前記第1方向と逆方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置される」とは、受け部材の表面が、前記押圧方向に関して、前記基準位置から前記第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置と同じ位置に配置される場合、および、前記基準位置から前記第1方向と逆方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置と同じ位置に配置される場合を含む。
また、本発明の加飾方法および加飾装置は、前記受け部材の前記表面が、前記第1面に直交する方向に関して、前記第1面と同じ位置に配置されることが好ましい。
この構成によると、パッドの加飾領域と接触する部分が第2方向に位置ズレするのを確実に防止しつつ、パッドを第1面と第2面の境界に接触させることができる。したがって、被加飾物の加飾領域に第1面と第2面の境界を含ませることができ、加飾自由度をより向上できる。
本発明の加飾方法および加飾装置は、前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面と前記第2面にわたっていてもよい。
この構成によると、被加飾物の第1面だけでなく第2面にも加飾するため、加飾自由度がより高い。
本発明の加飾方法および加飾装置は、前記パッドを前記被加飾物に押し付けている間の前記パッドの前記第1方向の移動距離をパッド押圧距離としたとき、前記受け部材の前記表面のうち前記パッドと接触する部分は、前記第1方向に関して、前記加飾領域の前記第1方向の端部と、前記加飾領域の前記第1方向の端部から前記第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置されることが好ましい。
仮に、受け部材の表面が、第1方向に関して、加飾領域の第1方向の端部よりも第1方向と逆方向に離れた位置にある場合、パッドの転写用インクが付着した領域全体を、第1面と第2面にわたる加飾領域に押し付けることができない場合がある。
また、仮に、受け部材の表面が、第1方向に関して、加飾領域の第1方向の端部から第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置よりもさらに第1方向に離れた位置にある場合、パッドを被加飾物に押し付けたとき、パッドを受け部材に接触させることができない場合がある。もしくは、パッドを受け部材に接触させることができても、パッドの加飾領域と接触する部分が第2方向に位置ズレするのを防止できない場合がある。
これに対して、本発明では、受け部材の表面が、第1方向に関して、加飾領域の第1方向の端部と、加飾領域の第1方向の端部から第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置される。そのため、加飾精度を維持しつつ、パッドの加飾領域と接触する部分が第2方向に位置ズレするのをより確実に防止できる。
なお、本発明において、「受け部材の前記表面が、前記第1方向に関して、前記加飾領域の前記第1方向の端部と、前記加飾領域の前記第1方向の端部から前記第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置される」とは、受け部材の表面が、前記第1方向に関して、前記加飾領域の前記第1方向の端部と同じ位置に配置される場合、および、前記加飾領域の前記第1方向の端部から前記第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置と同じ位置に配置される場合を含む。
本発明の加飾方法および加飾装置は、前記第1面の面方向に直交する方向または前記第1方向から見て、前記受け部材の前記表面の少なくとも一部が、前記第2面のうち前記加飾領域でない部分と重なっていることが好ましい。
この構成によると、受け部材の表面を、第2方向に関して加飾領域に近い位置に配置できるため、受け部材の表面と加飾領域との第2方向の間隔を小さくできる。そのため、パッドを被加飾物に押し付けたときに、パッドが、受け部材の表面と加飾領域との第2方向の隙間に入り込むように変形するのを防止できる。したがって、パッドの加飾領域と接触する部分が第2方向に位置ズレするのをより確実に防止でき、高い加飾自由度を確実に確保できる。
本発明の加飾方法および加飾装置は、前記パッドを前記被加飾物に押し付ける直前の状態において、前記パッドの前記被加飾物に対して前記第1方向に向かい合う面は、前記第2方向の中央部が前記第1方向に突出するように湾曲していることが好ましい。
この構成によると、パッドの被加飾物に対して第1方向に向かい合う面が、第1方向に垂直な場合に比べて、パッドの加飾領域への押し付け力をより均一化できる。
また、この構成では、パッドの被加飾物に対して第1方向に向かい合う面が平坦状に形成されている場合に比べて、パッドを被加飾物に押し付けたときに、パッドの第1面よりも第2方向側の部分が、第1方向に膨らむように変形しやすい。そのため、本発明が特に有効である。
本発明の加飾方法および加飾装置は、前記第2面が、前記第1面の前記第2方向の端部から、凸状に湾曲しつつ前記第1方向に延びていてもよい。
この構成では、第2面が第1面の第2方向の端部から、凸状に湾曲しつつ押圧方向に延びている。したがって、受け部材を設けないと、パッドを加飾領域に押し付けたときに、パッドの第2面と接触する部分が、第2面に沿って第1方向に位置ズレしやすくなる。そのため、本発明が特に有効である。
本発明の加飾方法および加飾装置は、前記第1面の前記第2方向の長さが、前記パッドの前記第2方向の長さよりも短いことが好ましい。
この構成によると、第1の面の第2方向の長さが、パッドの第2方向の長さよりも短いため、第1面の第2方向に関して広い範囲をパッドで加飾することができる。また、パッドを被加飾物に押し付けたとき、パッドにおける第1面より第2方向にはみ出す部分が第1方向に変形しやすいため、本発明が特に有効である。
本発明の加飾方法および加飾装置は、前記被加飾物が、前記第1面の前記第2方向と反対側の端部から前記第1方向と逆方向に延びる第3面を有していてもよい。
この構成では、パッドを被加飾物に押し付けたときに、パッドが第3面に接触することにより、パッドにおける加飾領域よりも第2方向と反対側の部分の変形が規制される。したがって、受け部材を設けないと、変形が規制された分、パッドの加飾領域と接触する部分が第2方向に位置ズレしやすくなる。そのため、本発明が特に有効である。
本発明の加飾方法および加飾装置は、前記被加飾物が、タイヤのビード部を両側から保持する環状のリム部と、車軸が挿通されるハブ部と、前記リム部と前記ハブ部とを連結するスポーク部とを備える車両用ホイールであって、前記被加飾物の前記第1面が、前記リム部において前記タイヤのビード部に接触する面と反対側に位置し、且つ、前記車軸の方向と交差する面であってもよい。
本発明の加飾品は、転写用インクが付着したパッドを被加飾物に押し付けて前記被加飾物を加飾することで形成された加飾品であって、前記被加飾物は、前記パッドによって加飾される加飾領域の少なくとも一部を含み、前記パッドの押圧方向と交差する第1面と、前記第1面の端部から前記押圧方向に延びる第2面とを有しており、前記加飾領域が、前記第1面の前記端部を含んでいることを特徴とする。
この構成によると、被加飾物の少なくとも第1面を含む加飾領域が、パッド印刷によって加飾されている。パッド印刷は、版からインクをパッドに転写して、そのパッドを加飾対象に押し付けて加飾する技術である。そのため、マスキングを使用したスプレー塗装やシール貼りで加飾された加飾品に比べて、加飾自由度と生産性が高い。また、第1面と第2面の並ぶ方向に関して第1面のある程度広い領域を加飾しようとすると、第1面と第2面の並ぶ方向に関してパッドの長さは第1面の長さよりも長くなる。このようなパッドを被加飾物に押し付けたとき、パッドの第1面と接触する部分よりも第2面側の部分が、パッド押圧方向に変形して、パッドの第1面と接触する部分のうち前記第2面に近い部分や、パッドの第2面と接触する部分が位置ズレしやすくなる。そのため、従来のパッド印刷の方法では、第1面の第2面側の端部は加飾することができなかった。これに対して、本発明では、第1面の第2面側の端部(前記一端部)が加飾されている。したがって、加飾品の加飾自由度をより向上できる。
本発明の加飾品は、前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面と前記第2面にわたっており、前記第1面と前記第2面に連続的に転写用インクが付着していることが好ましい。
この構成によると、被加飾物の第1面だけでなく第2面も加飾されるため、加飾自由度がより高い。
本発明の加飾品は、前記第1面と前記第2面の境界と交差する方向に関して、前記第1面における前記加飾領域の長さが、前記第2面における前記加飾領域の長さよりも大きいことが好ましい。
この構成によると、加飾領域は、第1面と第2面の境界と交差する方向に関して第1面の広い範囲を含むことができるため、加飾自由度が高い。
本発明の加飾品は、前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面の前記第2面と反対側の端部を含まなくてもよい。
本発明の加飾品は、前記被加飾物が、前記第1面の前記第2面と反対側の端部から前記押圧方向と逆方向に延びる第3面を有していてもよい。
本発明の加飾品は、前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面における前記第3面側の端部を含まなくてもよい。
この構成によると、第3面は、第1面の端部からパッドの押圧方向と逆方向に延びているため、仮に第1面の第3面側の端部をパッド印刷で加飾しようとすると、加飾しにくい。
本発明では、第1面の第3面側の端部は加飾されないため、高い加飾品質を確保できる。
本発明の加飾品は、上述した本発明の加飾方法または加飾装置によって加飾されたことを特徴とする。
本発明の実施形態に係る加飾装置で加飾されたホイールの側面図である。 図1のII―II線断面図である。 本発明の実施形態に係る加飾装置の平面図である。 図3のIV―IV線断面図である。 図3の加飾装置によりホイールを加飾する工程を示す図である。 (a)はパッドの先端がホイールに接触した状態を示し、(b)はパッドをホイールの加飾領域全体に押し付けた状態を示す。 (a)は本発明の他の実施形態に係る加飾方法において、パッドの先端がホイールに接触した状態を示し、(b)はこのパッドをホイールの加飾領域全体に押し付けた状態を示す。 (a)は本発明の他の実施形態に係る加飾方法において、パッドの先端がホイールに接触した状態を示し、(b)はこのパッドをホイールの加飾領域全体に押し付けた状態を示す。 本発明の他の実施形態に係る加飾装置のパッドの先端がホイールに接触した状態を示す。 本発明の他の実施形態に係る加飾装置のパッドがホイールに接触する直前の状態を示す。 本発明の他の実施形態に係る加飾装置のパッドが被加飾物に接触する直前の状態を示す。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、自動二輪車用のホイール10を加飾するために、本発明の加飾方法および加飾装置を用いた一例である。
まず、被加飾物である自動二輪車用のホイール10について説明する。図1に示すように、ホイール10は、環状のリム部11と、リム部11の内側に配置されたハブ部12と、リム部11とハブ部12を連結するスポーク部13とを備える。ハブ部12は自動二輪車の車軸が挿通される。
図2に示すように、リム部11は、略円筒状に形成された底壁部14と、底壁部14の車軸方向Sの両端から径方向外側(B方向)に延びる2つの側壁部15とを有する。この2つの側壁部15の間に、タイヤ60の内周部に設けられたビード部61が保持される。ビード部61は、2つの側壁部15の対向する面と、底壁部14の外周面に接触する。
底壁部14の車軸方向Sの中央部には、径方向内側(A方向)に窪んだ凹部16が形成されている。底壁部14において、この凹部16の車軸方向Sの両側の部分は、車軸方向Sと略平行に延びている。また、側壁部15は、底壁部14の車軸方向Sの両端から車軸方向Sとほぼ直交する方向に延びる平坦部17と、平坦部17の外周端から平坦部17に対して傾斜する方向に延びるフランジ部18とを有する。フランジ部18は、径方向外側(B方向)に向かうほどリム部11の車軸方向Sの中心から車軸方向Sに離れるように延びている。底壁部14と平坦部17との境界部分、および、フランジ部18と平坦部17との境界部分は、滑らかに屈曲している。
底壁部14の内周面のうち、車軸方向Sとほぼ平行に延びる部分(凹部16の車軸方向Sの両側の部分)を、周面41とする。また、平坦部17のタイヤ60と接触する面と反対側の面のうち、車軸方向Sとほぼ直交する方向に延びる部分を、平坦面43とする。平坦面43と周面41との間の部分を、R面42とする。R面42は、平坦面43の径方向内側(A方向)(第2方向)の端部から、凸状に湾曲しつつ下方に延びている。また、フランジ部18、および、フランジ部18と平坦部17の境界部分のタイヤ60と接触する面と反対側の面を、フランジ面44とする。フランジ面44は、平坦面43の径方向外側(B方向)の端部から上方に延びている。周面41、R面42、平坦面43、フランジ面44は、この順番で連なっている。
図1および図2は、本実施形態の加飾装置1によって加飾した後のホイール10(を示している。図1に示すように、ホイール10は、リム部11の2つの側壁部15のタイヤ60と接触する面と反対側の面が加飾される。側壁部15には、周方向に並んだ3つの装飾部50が形成される。3つの装飾部50は、文字51で構成されており、リム部11の周方向に等間隔に配置されている。本実施形態では、装飾部50の周方向長さは、リム部11の約30°の角度範囲に相当する長さであるが、これに限定されるものではない。
図2に示すように、装飾部50は、R面42と平坦面43にわたっている。以下の説明において、ホイール10の装飾部50が形成される領域を、加飾領域52とする。加飾領域52は、R面42の平坦面43側の一部分と、平坦面43のR面42側の一部分(半分以上の領域)からなる。平坦面43のフランジ面44側の端部は加飾されていない。また、R面42における加飾領域52のR面42に沿った径方向長さは、平坦面43における加飾領域52の平坦面43に沿った径方向長さよりも小さい。なお、平坦面43が、本発明の第1面に相当し、R面42が、本発明の第2面に相当し、フランジ面44が、本発明の第3面に相当する。
ホイール10は、加飾装置1で加飾される前に、全体が黒色で塗装されている。装飾部50は、白色および黒色のどちらとも異なる色である。装飾部50は、白色のインクの上にカラーのインクが重ねることで形成される。黒色の下地の上にカラーのインクだけを重ねると発色が悪いためである。
図3に示すように、本実施形態の加飾装置1は、2つのパッド印刷機2a、2bと、ホイール10が固定される固定台3(治具)と、固定台3を回転させる回転駆動部4と、受け部材7と、制御部(図示省略)等を備える。図4に示すように、固定台3は、回転駆動部4の上に設置されている。2つのパッド印刷機2a、2bと、回転駆動部4のいずれか一方は、水平方向に移動可能となっている。
固定台3は、回転駆動部4の上に設置された台座31と、この台座31の上面に設けられた複数の支持部材32、中心位置決め部材33、および周方向位置決め部材34とを有する。
台座31は、水平に配置された円盤状の部材である。台座31は、回転駆動部4が有する鉛直方向に延びる回転軸(図示省略)に固定されており、回転駆動部4によって回転駆動される。複数の支持部材32は、台座31の回転中心回りに周方向に並んで配置されている。この複数の支持部材32の上面に、ホイール10のリム部11の側壁部15が載置される。
中心位置決め部材33は、台座31の回転中心の位置から鉛直方向に延びている。中心位置決め部材33は、ホイール10のハブ部12に挿通される。これにより、台座31に対してホイール10の中心が位置決めされる。
周方向位置決め部材34は、円柱状の部材であって、台座31の支持部材32よりも中心位置決め部材33に近い位置から上方に延びている。この周方向位置決め部材34にスポーク部13を当接させることにより、台座31に対してホイール10周方向の位置決めがなされる。
また、台座31の上面には、受け部材7を設置するための複数の設置部材35が設けられている。複数の設置部材35は、支持部材32よりも中心位置決め部材33に近い位置に配置されている。設置部材35は、台座31の上面から上方に延びる支持棒35aと、支持棒35aの上面から上方に延びるピン35bとを有する。ピン35bの直径は、支持棒35aの直径よりも小さい。
受け部材7は、ドーナツ状の板部材である。受け部材7の外径は、リム部11の側壁部15の内径よりも若干小さい。受け部材7には、複数の貫通孔が形成されている。受け部材7のこの複数の貫通孔に設置部材35の複数のピン35bがそれぞれ挿通された状態で、受け部材7は支持棒35aの上面に載置される。これにより、受け部材7は、リム部11の2つの側壁部15のうち上方の側壁部15の内側に配置される。また、受け部材7の中央の孔の内側には、ハブ部12が配置される。図5(a)に示すように、受け部材7の上面は、側壁部15の加飾領域52の下端よりも下方に配置される。受け部材7の上面と、加飾領域52の下端との上下方向の離間距離をd1とする。
回転駆動部4は、上述したように、固定台3に固定された回転軸(図示省略)を有している。回転駆動部4は、この回転軸を図示しない駆動源(例えばモータ)によって回転させることで、固定台3を回転させる。
パッド印刷機2a、2bの構成は互いに同じである。パッド印刷機2aは、ホイール10のリム部11に白色のインクで文字51を印刷するためのものである。パッド印刷機2bは、ホイール10のリム部11にカラーのインクで文字51を印刷するためのものである。
図4に示すように、パッド印刷機2a、2bは、版板21と、版板21にインクを塗布するインク塗布部22と、インク塗布部22を移動させるインク塗布部移動手段23と、パッド24と、パッド24を移動させるパッド24移動手段25等を備える。
版板21は、その上面に文字51の溝が刻まれた凹版である。インク塗布部22は、版板21の上方に配置される。インク塗布部移動手段23は、このインク塗布部22を水平方向に往復移動させる。インク塗布部22は、版板21上を所定の方向に移動する際に版板21上にインクを供給し、逆方向に移動する際に版板21の溝からはみ出した余分なインクを掻き取る。
パッド24は、パッド移動手段25の下端に着脱可能に取り付けられる。パッド移動手段25は、版板21とホイール10のリム部11との間でパッド24を水平方向に往復移動させると共に、版板21とホイール10のリム部11の上方においてパッド24を上下方向に移動させる。パッド24は、版板21とリム部11に鉛直下方(第1方向)に押し付けられる。
パッド24は、例えばシリコンゴムやウレタンなどの弾性変形可能な材質で形成されている。図3に示すように、上下方向から見て、パッド24は、リム部11の側壁部15とほぼ同じ曲率の円弧状に形成されている。以下、パッド24が形成する円弧の周方向を、パッド長手方向といい、パッド24が形成する円弧の径方向を、パッド幅方向W(図5参照)という。パッド24がホイール10の加飾領域52の上方に配置されているときのパッド幅方向Wは、ホイール10の径方向(A方向およびB方向)と一致する。
パッド24のパッド長手方向の長さおよびパッド幅方向Wの長さは、加飾領域52の周方向の長さおよび径方向の長さよりも長い。パッド24のパッド幅方向Wの長さは、加飾領域52の径方向長さの例えば1〜50倍であって、2〜10倍が好ましい。また、パッド24のパッド幅方向Wの長さは、平坦面43の径方向長さよりも大きい。また、パッド24の下面は、パッド幅方向Wの中央部が下方に突出するように湾曲している。パッド24は、パッド印刷機用のパッド24としては比較的硬いものが用いられているが、パッド24の硬度は特に限定されるものではない。但し、印刷品質を高くできる点では、パッド24の硬度は硬い方が好ましい。
インクが塗布された版板21にパッド24を押し付けることで、版板21上のインクがパッド24に転写する。そして、図5(a)、(b)に示すように、インクが付着したパッド24をホイール10のリム部11の加飾領域52に押し付けることで、パッド24に付着したインクが加飾領域52に再転写して、加飾領域52に文字51が印刷される。
パッド24の下面の突出先端部を加飾領域52に接触させてから、パッド24を最下位置に移動させるまでのパッド24の移動距離を、パッド押圧距離D1とする。パッド押圧距離D1は、パッド24の硬さ、幅、および下面の曲率、加飾領域52の形状および幅などに応じて適切な値に設定される。受け部材7の上面と加飾領域52の下端との上下方向の離間距離d1は、0以上、パッド押圧距離D1以下であることが好ましい。つまり、受け部材7の上面は、加飾領域52の下端と、加飾領域52の下端からパッド押圧距離D1だけ下方に離れた位置との間に配置することが好ましい。
制御部(図示省略)は、パッド印刷機2a、2bおよび回転駆動部4の動作を制御する。制御部は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えている。制御部は、RAMやROMに記憶されたデータやプログラムに従って、CPUにより様々な処理を実行させて、ホイール10のリム部11の側壁部15の表面に2つの装飾部50を形成する。
以下、加飾装置1によってホイール10を加飾する手順について図6(a)〜(d)を用いて説明する。なお、図6(a)〜(d)では、白色の文字51を円弧状の枠で表示し、カラーの文字51を円弧状の太線で表示している。
まず、2つのパッド印刷機2a、2bと、回転駆動部4のいずれか一方を移動させて、固定台3とパッド印刷機2a、2bが上下方向に重ならないようにする。この状態で、固定台3にホイール10を固定した後、受け部材7を固定台3に取り付ける。その後、2つのパッド印刷機2a、2bと、回転駆動部4のいずれか一方を、図6(a)に示す位置に移動させる。
次に、パッド印刷機2aによって、ホイール10のリム部11の1つの加飾領域52に白色のインクで文字51を印刷する。その後、図6(b)に示すように、回転駆動部4によって固定台3とホイール10を120°回転させる。続いて、パッド印刷機2aとパッド印刷機2bによってリム部11の2つの加飾領域52に文字51を印刷する。このとき、パッド印刷機2bは、パッド印刷機2aによって白色のインクで印刷された箇所の上に、カラーのインクで文字51を印刷する。これにより、装飾部50が形成される。
その後、図6(d)に示すように、回転駆動部4によって固定台3とホイール10を120°回転させてから、パッド印刷機2aとパッド印刷機2bによってリム部11の2つの加飾領域52に文字51を印刷する。これにより、2つ目の装飾部50が形成される。
次に、図6(d)に示すように、回転駆動部4によって固定台3とホイール10をさらに120°回転させてから、パッド印刷機2bだけでリム部11の1つの加飾領域52に文字51を印刷する。これにより、3つ目の装飾部50が形成される。
このように、本実施形態では、パッド印刷によってホイール10のリム部11を加飾している。パッド印刷は、版からインクをパッド24に転写して、そのパッド24を加飾対象に押し付けて加飾する技術である。そのため、加飾用の溝への塗装やマスキングを使った塗装やシール貼りで加飾する場合に比べて、加飾自由度と生産性が高い。
また、本実施形態では、加飾領域52は、パッド24の押圧方向にほぼ直交する平坦面43(第1面)と、平坦面43の径方向内側(A方向)(第2方向)の端部から下方に延びるR面42(第2面)にわたっている。インクが付着したパッド24を加飾領域52に押し付けるとき、まず、図5(a)に示すように、パッド24の下面の先端部が側壁部15の平坦面43に接触する。その後、パッド24がパッド幅方向Wに膨らむように変形しつつ、パッド24と側壁部15との接触面積が拡大する。そして、図5(b)に示すように、パッド24のインクが付着した領域全体が加飾領域52全体に押し付けられたとき、パッド24の下面のインクが付着していない領域が受け部材7と接触する。
仮に、受け部材7を配置せずにパッド24を側壁部15に押し付けた場合には、図5(b)中二点鎖線で示すように、パッド24の加飾領域52と接触する部分よりも径方向内側(A方向)(第2方向)の部分が、加飾領域52よりも下方(第1方向)に大きくはみだすように変形する。それにより、パッド24の平坦面43と接触する部分のうちR面42に近い部分やR面42に接している部分が、径方向内側(A方向)に位置ズレしやすくなる。この位置ズレにより、側壁部15に付着したインクがパッド24によって擦られてしまう。受け部材7を使用せずにこのような位置ズレを防止するには、平坦面43のR面42から離れた位置しか加飾できず、加飾領域52が制限される。
これに対して、本実施形態では、上述したように、パッド24のインクが付着した領域全体が加飾領域52に押し付けられたとき、パッド24の下面のインクが付着していない領域が受け部材7と接触する。したがって、受け部材7を配置しない場合と比べて、パッド24が加飾領域52より下方に突出する突出量を低減できる。これにより、パッド24の加飾領域52と接触する部分が径方向内側(A方向)に位置ズレするのを防止できる。そのため、平坦面43だけでなくR面42にまで加飾することができる。つまり、パッド幅方向Wに関して、ホイール10の加飾領域52を広げることができ、加飾自由度を向上できる。
上述したように、受け部材7の上面は、加飾領域52の下端と、加飾領域52の下端からパッド押圧距離D1だけ下方に離れた位置との間に配置されていることが好ましい。
仮に、受け部材7の上面が、加飾領域52の下端よりも上方にある場合、パッド24のインクが付着した領域全体を、加飾領域52に押し付けることができない場合がある。
また、仮に、受け部材7の上面が、加飾領域52の下端からパッド押圧距離D1だけ下方に離れた位置よりもさらに下方にある場合、パッド24をホイール10に押し付けたときに、パッド24を受け部材7に接触させることができない場合がある。もしくは、パッド24を受け部材7に接触させることができても、パッド24の加飾領域52と接触する部分が径方向内側(A方向)に位置ズレするのを防止できない場合がある。
したがって、受け部材7の上面が、加飾領域52の下端と、加飾領域52の下端からパッド押圧距離D1だけ下方に離れた位置との間に配置されていると、加飾精度を維持しつつ、パッド24の加飾領域52と接触する部分が径方向内側(A方向)に位置ズレするのをより確実に防止できる。
また、平坦面43(第1面)の径方向外側(B方向)の端部には、上方に延びるフランジ面44が連なっている。そのため、パッド24をホイール10に押し付けたときに、パッド24が平坦面43に接触することにより、パッド24の加飾領域52と接触する部分よりも径方向外側(B方向)の部分の変形が規制される。したがって、受け部材7を設けないと、変形が規制された分、パッド24の加飾領域52と接触する部分が径方向内側(A方向)に位置ズレしやすくなる。そのため、受け部材7を配置することが特に有効となる。
また、平坦面43(第1面)の径方向内側(A方向)の端部には、凸状に湾曲しつつ下方に延びるR面42(第2面)が連なっている。したがって、受け部材7を設けないと、パッド24を加飾領域52に押し付けたときに、パッド24のR面42と接触する部分が、R面42に沿ってパッドの押圧方向に位置ズレしやすい。そのため、受け部材7を配置することが特に有効となる。
また、パッド24の下面は、パッド幅方向Wの中央部が下方に突出するように湾曲している。そのため、パッド24の下面が平坦状に形成されている場合に比べて、パッド24をホイール10に押し付けたときに、パッド24の平坦面43と接触する部分より径方向内側(A方向)の部分が、下方向に膨らむように変形しやすい。そのため、受け部材7を配置することが特に有効となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。また、後述する変更例は適宜組み合わせて実施することができる。なお、本明細書において「好ましい」という用語は非排他的なものであって、「好ましいがこれに限定されるものではない」ということを意味するものである。
上記実施形態では、加飾領域52が平坦面43とR面42にわたっているが、加飾領域52は、平坦面43だけに含まれていてもよい。この場合、受け部材7の上面は、平坦面43と同じまたはそれより下方に配置してもよいが、平坦面43より上方に配置してもよい。
例えば図7(a)、(b)に示すように、加飾領域152が平坦面43にだけ含まれる場合であって、受け部材7の上面を平坦面43より下方に配置する場合には、受け部材7の上面と平坦面43との上下方向の離間距離d2は、パッド押圧距離D2以下とすることが好ましい。つまり、受け部材7の上面は、上下方向に関して、平坦面43と、平坦面43からパッド押圧距離D2だけ下方に離れた位置との間に配置することが好ましい。仮に、受け部材7の上面が、平坦面43からパッド押圧距離D2だけ下方に離れた位置よりもさらに下方にある場合、パッド24をホイール10に押し付けたときに、パッド24を受け部材7に接触させることができない場合がある。もしくは、パッド24を受け部材7に接触させることができても、パッド24の加飾領域152と接触する部分が径方向内側(A方向)に位置ズレするのを防止できない場合がある。これに対して、受け部材7の上面が、平坦面43と、平坦面43からパッド押圧距離D2だけ下方に離れた位置との間に配置されていると、パッド24の加飾領域152と接触する部分が径方向内側(A方向)に位置ズレするのをより確実に防止できる。
また、例えば図8(a)、(b)に示すように、加飾領域152が平坦面43にだけ含まれる場合であって、受け部材7の上面を平坦面43より上方に配置する場合には、受け部材7の上面と平坦面43との離間距離d3は、パッド押圧距離D2以下とすることが好ましい。つまり、受け部材7の上面は、上下方向に関して、平坦面43と、平坦面43からパッド押圧距離D2だけ上方に離れた位置との間に配置することが好ましい。仮に、受け部材7の上面が、平坦面43からパッド押圧距離D2だけ上方に離れた位置よりもさらに上方にある場合、パッド24のインクが付着した領域全体を、ホイール10の加飾領域52に押し付けることができない場合がある。もしくは、パッド24のインクが付着した領域全体を加飾領域52に押し付けることができても、インクを確実にホイール10に転写できる押圧力で押し付けることができない場合がある。これに対して、受け部材7の上面が、平坦面43と、平坦面43からパッド押圧距離D2だけ上方に離れた位置との間に配置されていると、加飾精度を維持できる。
また、加飾領域が平坦面43にだけ含まれる場合であって、受け部材7の上面を平坦面43と同じ高さに配置した場合には、パッド24の加飾領域と接触する部分が径方向内側(A方向)に位置ズレするのを確実に防止しつつ、パッド24を平坦面43とR面42との境界に接触させることができる。したがって、加飾領域に平坦面43とR面42の境界を含ませることができ、加飾自由度をより向上できる。
加飾領域52が平坦面43にだけ含まれる変更例では、加飾領域52が平坦面43とR面42にわたっている場合に比べて、パッド24を押し付ける力の調整が容易であるため、生産性が高い。但し、加飾自由度の点では、R面42まで加飾する上記実施形態の方が好ましい。
加飾領域が上記実施形態のように平坦面43とR面42にわたっている場合と、平坦面43にのみ含まれる場合のいずれの場合でも、例えば図9に示すように、上下方向から見て、受け部材207の上面の一部が、R面42のうち加飾領域152でない部分と重なっていてもよい。この構成によると、受け部材207の上面を、パッド幅方向Wに関して加飾領域152に近い位置に配置できるため、受け部材207の上面と加飾領域152とのパッド幅方向Wの間隔を小さくできる。そのため、パッド24をホイール10に押し付けたときに、パッド24が、受け部材207の上面と加飾領域152との隙間に入り込むように変形するのを防止できる。したがって、パッド24の加飾領域152と接触する部分が、径方向内側(A方向)に位置ズレするのをより確実に防止でき、高い加飾自由度を確実に確保できる。
上記実施形態では、加飾領域52は、平坦面43のフランジ面44側の端部には及んでいないが、加飾領域は、平坦面43のフランジ面44側の端部を含んでいてもよい。
上記実施形態では、本発明の第1面に相当する平坦面43は平坦状であるが、本発明の第1面は、第1面と第2面との境界に角部を形成する面であれば、平坦状でなくてもよい。この角部の角度は、特に限定されず、180度より小さければよい。例えば、第2面がR状の場合、第1面は、第2面よりも曲率が緩やかな曲面であってもよい。
上記実施形態では、パッド24は、上下方向から見て、加飾領域52に沿った円弧状に形成されているが、加飾領域52を覆うことができる形状であれば、この形状に限定されるものではない。例えば、パッド24は、上下方向から見て矩形状に形成されていてもよい。
上記実施形態では、パッド24のパッド幅方向Wの長さは、平坦面43の径方向長さよりも大きいが、加飾領域52の径方向長さによっては、パッド24のパッド幅方向長さは、平坦面43の径方向長さ以下であってもよい。
上記実施形態では、受け部材7の上面は、平坦面43とほぼ平行であるが、平坦面43に対して傾斜していてもよい。
上記実施形態では、受け部材7は、上下両面が平坦状の板状部材で構成されているが、受け部材は、パッドを接触させてパッドの変形を規制することができる形状であれば、板状部材でなくてもよい。例えば、受け部材は、上面が曲面状に形成された板状の部材であってもよい。また、受け部材は、上面が平面状または曲面状に形成された棒状の部材であってもよい。また、受け部材は、複数の板状部材または棒状部材の集合体であってもよい。また、受け部材の上面には、スリットまたは溝が形成されていてもよい。また、受け部材の上面は、複数の凸部の先端で構成されていてもよい。
上記実施形態では、平坦面43と直交する方向に、パッド24を押し付けているが、パッド24の押圧方向は、平坦面43と交差する方向であれば、平坦面43と直交する方向でなくてもよい。例えば図10に示すように、ホイール10の平坦面43に対して、パッド24を上下方向に対して交差する方向に押し付けてもよい。この変更例は、例えば、パッド印刷機2a、2bを水平面に対して傾斜した台に設置することで実現可能である。
例えば図10に示すように、パッド24の押圧方向が平坦面43と直交しない場合であって、加飾領域152が平坦面43にのみ含まれている場合には、受け部材7の上面のうちパッド24と接触する部分は、パッド24の押圧方向に関して、後述する基準位置P1からパッド24の押圧方向にパッド押圧距離D3だけ離れた位置(図10中のL1)と、基準位置からパッド押圧方向と逆方向にパッド押圧距離D3だけ離れた位置(図10中のL2)との間に配置されることが好ましい。基準位置P1は、パッド24の下面の突出先端部を通り、且つ、パッド24の押圧方向に延びる直線と、平坦面43との交点である。
また、パッド24の押圧方向が平坦面43と直交しない場合であって、加飾領域が平坦面43とR面42にわたっている場合には、受け部材7の上面のうちパッドと接触する部分は、パッドの押圧方向に関して、加飾領域の押圧方向の端部と、加飾領域の押圧方向の端部から押圧方向にパッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置されることが好ましい。
本発明の加飾装置の構成は、上記実施形態の加飾装置1の構成に限定されるものではない。本発明の加飾装置は、少なくともパッド印刷機を備えていればよい。また、パッド印刷機の構成は、上記実施形態のパッド印刷機2a、2bの構成に限定されるものではない。
本発明の加飾装置および加飾方法が適用される被加飾物は、ホイール10に限定されるものではない。被加飾物は、例えば図11に示す被加飾物410のように、パッド(424)によって加飾される加飾領域(452)の少なくとも一部を含み、パッド(424)の押圧方向である第1方向と交差する第1面(411)と、この第1面(411)のパッド押圧方向と交差する第2方向(C方向)の端部からパッド押圧方向に延びる第2面(412)とを有するものであればよい。図11では、加飾領域(452)は、第2面(412)を含まないが、第2面(412)を含んでいてもよい。受け部材(407)は、第1面(411)の第2方向側(C方向側)に配置される。また、被加飾物は、第1面(411)の第2方向(C方向)と反対側の端部からパッド押圧方向と逆方向に延びる第3面を有していてもよいが、有していなくてもよい。なお、図11の被加飾物410は、第3面を有しない。
また、パッドの押圧方向から見たパッドの形状は、被加飾物の加飾領域の形状に応じて様々な形状とすることができる。パッドの押圧方向から見たパッドの形状は、例えば、三角形、正方向、長方形、五角形などの多角形、円形状、楕円形状、または円弧状などである。
1 加飾装置
7、207、407 受け部材
10 ホイール(被加飾物)
2a、2b パッド印刷機
24 パッド
42 R面(第2面)
43 平坦面(第1面)
44 フランジ面(第3面)
50 装飾部
51 文字
52、152、452 加飾領域
410 被加飾物
411 第1面
412 第2面
P1 基準位置

Claims (32)

  1. 転写用インクが付着したパッドを被加飾物に対して第1方向に押し付けて前記被加飾物を加飾する加飾方法であって、
    前記被加飾物は、
    前記パッドによって加飾される加飾領域の少なくとも一部を含むと共に、前記第1方向と交差する第1面と、
    前記第1面の前記第1方向と交差する第2方向の端部から前記第1方向に延びる第2面とを有しており、
    前記パッドと別部材であって前記パッドに対して相対移動可能な受け部材を、前記被加飾物の前記加飾領域よりも前記第2方向側に配置して、前記パッドの転写用インクが付着した領域全体を前記被加飾物の前記加飾領域に押し付けたときに、前記パッドの転写用インクが付着していない領域を前記受け部材の表面に接触させて、前記パッドの前記加飾領域よりも前記第2方向側の部分における前記加飾領域よりも前記第1方向への突出量を低減することを特徴とする加飾方法。
  2. 前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面にのみ含まれていることを特徴とする請求項1に記載の加飾方法。
  3. 前記パッドを前記被加飾物に押し付けている間の前記パッドの前記第1方向の移動距離をパッド押圧距離とし、
    前記パッドの最も前記第1方向に突出した先端部を通り、且つ、前記第1方向に延びる直線と、前記第1面との交点を基準位置としたとき、
    前記受け部材の前記表面のうち前記パッドと接触する部分は、前記第1方向に関して、前記基準位置から前記第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置と、前記基準位置から前記第1方向と逆方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置されることを特徴とする請求項2に記載の加飾方法。
  4. 前記受け部材の前記表面が、前記第1面に直交する方向に関して、前記第1面と同じ位置に配置されることを特徴とする請求項3に記載の加飾方法。
  5. 前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面と前記第2面にわたっていることを特徴とする請求項1に記載の加飾方法。
  6. 前記パッドを前記被加飾物に押し付けている間の前記パッドの前記第1方向の移動距離をパッド押圧距離としたとき、
    前記受け部材の前記表面のうち前記パッドと接触する部分は、前記第1方向に関して、前記加飾領域の前記第1方向の端部と、前記加飾領域の前記第1方向の端部から前記第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置されることを特徴とする請求項6に記載の加飾方法。
  7. 前記第1面の面方向に直交する方向または前記第1方向から見て、前記受け部材の前記表面の少なくとも一部が、前記第2面のうち前記加飾領域でない部分と重なっていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の加飾方法。
  8. 前記パッドを前記被加飾物に押し付ける直前の状態において、前記パッドの前記被加飾物に対して前記第1方向に向かい合う面は、前記第2方向の中央部が前記第1方向に突出するように湾曲していることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の加飾方法。
  9. 前記第2面は、前記第1面の前記第2方向の端部から、凸状に湾曲しつつ前記第1方向に延びていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の加飾方法。
  10. 前記第1面の前記第2方向の長さが、前記パッドの前記第2方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の加飾方法。
  11. 前記被加飾物が、前記第1面の前記第2方向と反対側の端部から前記第1方向と逆方向に延びる第3面を有していることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の加飾方法。
  12. 前記被加飾物が、タイヤのビード部を両側から保持する環状のリム部と、車軸が挿通されるハブ部と、前記リム部と前記ハブ部とを連結するスポーク部とを備える車両用ホイールであって、
    前記被加飾物の前記第1面が、前記リム部において前記タイヤのビード部に接触する面と反対側に位置し、且つ、前記車軸の方向と交差する面であることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の加飾方法。
  13. 転写用インクが付着したパッドを被加飾物に対して第1方向に押し付けて前記被加飾物を加飾する加飾装置であって、
    前記被加飾物は、
    前記パッドによって加飾される加飾領域の少なくとも一部を含むと共に、前記パッドの第1方向と交差する第1面と、
    前記第1面の前記第1方向と交差する第2方向の端部から前記第1方向に延びる第2面とを有しており、
    当該加飾装置は、
    前記パッドと別部材で且つ前記パッドと相対移動可能であって、前記被加飾物の前記加飾領域よりも前記第2方向側に配置される受け部材を備えており、
    前記パッドの転写用インクが付着した領域全体を前記被加飾物の前記加飾領域に押し付けたときに、前記パッドの転写用インクが付着していない領域を前記受け部材の表面に接触させて、前記パッドの前記加飾領域よりも前記第2方向側の部分における前記加飾領域より前記第1方向への突出量を低減することを特徴とする加飾装置。
  14. 前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面にのみ含まれていることを特徴とする請求項13に記載の加飾装置。
  15. 前記パッドを前記被加飾物に押し付けている間の前記パッドの前記第1方向の移動距離をパッド押圧距離とし、
    前記パッドの最も前記第1方向に突出した先端部を通り、且つ、前記第1方向に延びる直線と、前記第1面との交点を基準位置としたとき、
    前記受け部材の前記表面のうち前記パッドと接触する部分は、前記第1方向に関して、前記基準位置から前記第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置と、前記基準位置から前記第1方向と逆方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置されることを特徴とする請求項14に記載の加飾装置。
  16. 前記受け部材の前記表面が、前記第1面に直交する方向に関して、前記第1面と同じ位置に配置されることを特徴とする請求項13に記載の加飾装置。
  17. 前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面と前記第2面にわたっていることを特徴とする請求項13に記載の加飾装置。
  18. 前記パッドを前記被加飾物に押し付けている間の前記パッドの前記第1方向の移動距離をパッド押圧距離としたとき、
    前記受け部材の前記表面のうち前記パッドと接触する部分は、前記第1方向に関して、前記加飾領域の前記第1方向の端部と、前記加飾領域の前記第1方向の端部から前記第1方向に前記パッド押圧距離だけ離れた位置との間に配置されることを特徴とする請求項18に記載の加飾装置。
  19. 前記第1面の面方向に直交する方向または前記第1方向から見て、前記受け部材の前記表面の少なくとも一部が、前記第2面のうち前記加飾領域でない部分と重なっていることを特徴とする請求項13〜18の何れかに記載の加飾装置。
  20. 前記パッドを前記被加飾物に押し付ける直前の状態において、前記パッドの前記被加飾物に対して前記第1方向に向かい合う面は、前記第2方向の中央部が前記パッドの第1方向に突出するように湾曲していることを特徴とする請求項13〜19の何れかに記載の加飾装置。
  21. 前記第2面は、前記第1面の前記第2方向の端部から、凸状に湾曲しつつ前記第1方向に延びていることを特徴とする請求項13〜20の何れかに記載の加飾装置。
  22. 前記第1面の前記第2方向の長さが、前記パッドの前記第2方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項13〜21の何れかに記載の加飾装置。
  23. 前記被加飾物が、前記第1面の前記第2方向と反対側の端部から前記第1方向と逆方向に延びる第3面を有していることを特徴とする請求項13〜22の何れかに記載の加飾装置。
  24. 前記被加飾物が、タイヤのビード部を両側から保持する環状のリム部と、車軸が挿通されるハブ部と、前記リム部と前記ハブ部とを連結するスポーク部とを備える車両用ホイールであって、
    前記被加飾物の前記第1面が、前記リム部において前記ビードに接触する面と反対側に位置し、且つ、前記車軸の方向と交差する面であることを特徴とする請求項13〜23の何れかに記載の加飾装置。
  25. 転写用インクが付着したパッドを被加飾物に押し付けて前記被加飾物を加飾することで形成された加飾品であって、
    前記被加飾物は、
    前記パッドによって加飾される加飾領域の少なくとも一部を含み、前記パッドの押圧方向と交差する第1面と、
    前記第1面の端部から前記押圧方向に延びる第2面とを有しており、
    前記加飾領域が、前記第1面の前記端部を含んでいることを特徴とする加飾品。
  26. 前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面と前記第2面にわたっており、前記第1面と前記第2面に連続的に転写用インクが付着していることを特徴とする請求項25に記載の加飾品。
  27. 前記第1面と前記第2面の境界と交差する方向に関して、
    前記第1面における前記加飾領域の長さが、前記第2面における前記加飾領域の長さよりも大きいことを特徴とする請求項26に記載の加飾品。
  28. 前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面の前記第2面と反対側の端部を含まないことを特徴とする請求項25〜27の何れかに記載の加飾品。
  29. 前記被加飾物が、前記第1面の前記第2面と反対側の端部から前記押圧方向と逆方向に延びる第3面を有していることを特徴とする請求項25〜27の何れかに記載の加飾品。
  30. 前記被加飾物の前記パッドによって加飾される前記加飾領域が、前記第1面における前記第3面側の端部を含まないことを特徴とする請求項29に記載の加飾品。
  31. 請求項1〜11の何れかに記載の加飾方法で加飾されたことを特徴とする加飾品。
  32. 請求項13〜23の何れかに記載の加飾装置を用いて加飾されたことを特徴とする加飾品。
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