JP2016001427A - 車載器 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車両の走行履歴データを路側機に対してアップリンクすることが可能なものにあって、高速道路の道路サービス施設の近傍における走行履歴データに関しても、アップリンクを良好に行う。【解決手段】車載器3とITSスポット路側機4との間の路車間通信時に、車両2の走行履歴データをアップリンクする。制御部11は、個人情報保護のために、車両2の停止位置(ACCオン/オフ地点)周辺の走行履歴データをアップリンクの対象外とする起終点保護処理を行う。制御部11は、例外として、自車両2のACCオン/オフ地点が、高速道路の道路サービス施設の近傍(案内情報の受信地点から所定範囲内)と判断された場合には、起終点保護処理を無効化する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載され、道路の所要位置に設置された路側機との間で通信を行う通信手段を備え、自車両の走行履歴データを前記路側機に対しアップリンクすることが可能な車載器に関する。
ITSの分野においては、車両(自動車)にDSRC車載器を搭載し、ETC路側機やITSスポット路側機等との間での路車間通信を行うシステムが実用化されている。具体的には、DSRC車載器と、ETC路側機との間の通信によって、ETCゲートの通行(高速道路料金の自動支払い)を可能としたり、ITSスポット路側機との間での通信により、高速道路上における道路交通情報(走行支援情報)のサービス提供を受けたりすることができる。
近年、上記のような路車間通信システムにおいて、路車間通信時に、車載器から路側機に対し、自車両の走行履歴データ(例えば車両の位置、速度、時刻等のデータ)をデータログとしてアップリンクし、路側機を統括する情報センタでそれらアップリンク情報を収集し、統計的な処理により走行支援等に活用するといったサービスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。但し、特許文献1では、個人情報保護の観点から、ユーザの自宅や目的地の位置(行動)を特定できないように、車両の停止位置(ACCオン/オフ地点)周辺の走行履歴データをアップリンクの対象外とする起終点保護処理が行われるようになっている。
特開2014−59653号公報
上記のように、車載器から路側機に対し走行履歴データをアップリンクするにあたって、上記した起終点保護処理を行うものでは、次のような不具合を招いていた。即ち、一般に、高速道路を走行している車両の利用者が、道路サービス施設(サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA))に停車して休憩をとることは、頻繁に行われることであり、特に保護が必要な個人情報と言うほどのものでもない。しかし、そのような場合でも、SAやPAの駐車場で車両を停止することに伴い、起終点保護処理が行われて、SAやPAの近傍における車両の走行履歴データがアップリンクの対象外とされることになる。そのため、情報センタにおいては、SAやPAがどのように利用されているか、或いはSAやPAの近傍で車両がどのような挙動をとっているかといった有用なアップリンク情報を収集することができなくなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、自車両の走行履歴データを路側機に対してアップリンクすることが可能なものにあって、高速道路の道路サービス施設の近傍における走行履歴データに関しても、アップリンクを良好に行うことができる車載器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の車載器(3)は、車両(2)に搭載され、道路の所要位置に設置された路側機(4)との間で通信を行う通信手段(12)を備え、自車両の走行履歴データを前記路側機(4)に対しアップリンクすることが可能なものであって、自車両(2)のACCオン/オフ地点から一定のエリア(A)における自車両(2)の走行履歴データを、前記路側機(4)にアップリンクするデータから除外する起終点保護処理を実行するアップリンク制御手段(11)と、前記自車両(2)のACCオン/オフ地点が、高速道路の道路サービス施設(R)の近傍であると判断された場合には、前記起終点保護処理を無効化する無効化手段(11)とを備えるところに特徴を有する(請求項1の発明)。
これによれば、自車両(2)の走行履歴データが、路側機(4)に対しアップリンクされるのであるが、その際、アップリンク制御手段(11)が起終点保護処理を実行することにより、自車両(2)のACCオン/オフ地点から一定のエリア(A)における自車両(2)の走行履歴データはアップリンクされなくなる。これにより、車両(2)のユーザの自宅や目的地の位置(行動)が特定されることはなく、個人情報保護を図ることができる。
ここで、高速道路の道路サービス施設(R)の近傍では、無効化手段(11)により、起終点保護処理が無効化されるので、自車両(2)のACCオン/オフがあった場合でも、起終点保護処理が行われずに、自車両(2)の走行履歴データがアップリンクされるようになる。従って、自車両(2)の走行履歴データを路側機(4)に対してアップリンクすることが可能なものにあって、高速道路の道路サービス施設(R)の近傍における走行履歴データに関しても、アップリンクを良好に行うことができる。
本発明の一実施例を示すもので、車載器及び路側機の電気的構成を概略的に示すブロック図 路車間通信システムの構成を概略的に示す図 高速道路の道路サービス施設に対する一定エリア等を説明するための図 制御部における起終点保護処理に関する処理手順を示すフローチャート 制御部におけるVICS(登録商標)情報の受信処理を示すフローチャート
以下、本発明を具体化した一実施例について、図面を参照しながら説明する。尚、以下に述べる実施例では、本発明を、高速道路におけるITSスポットサービス(ETC対応)に対応可能な、カーナビゲーション連動型(或いはカーナビ一体型)の車載器(DSRC車載器)に適用している。
図1及び図2は、本実施例に係る車載器を含んで構成される路車間通信システム1の構成を概略的に示している。この路車間通信システム1は、車両(自動車)2に搭載された本実施例に係る車載器3、高速道路H上の所要位置に設置され前記車載器3と路車間通信を行う路側機たるITSスポット路側機4、多数のITSスポット路側機4を管理する情報センタ(図示せず)を備えている。前記各ITSスポット路側機4は、夫々前記情報センタと有線(又は無線)で接続されている。図示はしないが、前記情報センタは、サーバやデータベースを備えて構成され、道路交通情報(VICS情報)の配信や、後述するようなアップリンクされた情報(プローブ情報)の収集、活用を行うようになっている。
前記ITSスポット路側機4は、図1に示すように、全体を制御する制御部6及びその制御部6により制御されるDSRC無線部7を備えている。前記DSRC無線部7は、前記車載器3との間でDSRC(Dedicated Short Range Communications)方式による狭域無線通信を行う狭域無線通信装置からなる。これにて、高速道路H上を通過する車載器3との間の狭域無線通信により、道路交通情報(VICS情報)の供給や、ETCサービスにおける料金決済処理が行われるようになっている。前記道路交通情報には、渋滞や事故、通行止め等の道路情報、SA/PA等の道路サービス施設R(図3参照)の案内情報等が含まれる。そして、本実施例では、車載器3から、車両2の走行履歴データが、ITSスポット路側機4に対しアップリンクされる。
図2に示すように、本実施例に係る車載器3は、例えば合成樹脂製の本体ケース8内に、図示しない回路基板やカードコネクタ等を備えて構成される。このとき、本体ケース8は、薄型のほぼ矩形箱状をなし、図で前面部に位置して、横長なスリット状をなすカード出入口8aを備えている。前記カード出入口8aから、ETC/DSRCカード9が出し入れ可能に挿入される。前記ETC/DSRCカード9は、例えば周知の接触型のICカードから構成される。この車載器3には、カーナビゲーション装置10が接続され、連携して動作するようになっている。
図1は、前記車載器3の要部の電気的構成を概略的に示している。この車載器3は、制御部11を備えると共に、この制御部11に接続された、通信手段としてのDSRC無線部12、入力操作部13、表示部14、音声出力部15、地図データベース16、走行情報記憶部17、GPS受信部18等を備えている。前記制御部11は、CPU、ROM及びRAMなどを有するコンピュータを主体として構成され、例えばROMに記憶されている制御プログラムの実行により、車載器3全体を制御する。
前記DSRC無線部12は、前記制御部11により制御され、車両2の高速道路Hの走行時に、前記ITSスポット路側機4(DSRC無線部7)との間で狭域無線通信を行い、道路交通情報(VICS情報)の取得や、有料道路における料金決済処理、自車両2の走行履歴データのアップリンク等が行われる。前記入力操作部13は運転者等のユーザが操作可能な操作スイッチ等を備え、操作信号が制御部11に入力されるようになっている。前記表示部14は、車内のインストルメントパネル部分に配設されたディスプレイからなり、地図画面や各種のメッセージ画面を表示する。前記音声出力部15は、スピーカ等からなり、テキストデータを読上げた合成音声の出力が可能とされている。
前記地図データベース16は、例えば日本全土の道路地図データや、それに付随する、各種施設や店舗等の目的地データ、マップマッチング用のデータ等を記憶するものであり、前記道路地図データには、道路地図を前記表示部14の画面上に再生(描画)するためのデータも含まれる。前記走行情報記憶部17は、例えば不揮発性メモリからなり、後述するアップリンク用の走行履歴データ等の各種データが記憶されるようになっている。前記GPS受信部18は、GPS衛星からの信号を受信するもので、その受信信号に基づいて車両2の現在位置の検出が可能とされている。
前記制御部11は、表示部14及び音声出力部15を制御し、例えばITSスポット路側機4との間の通信により取得した道路交通情報や、必要な各種メッセージ等を画面表示や音声にてユーザに通知するようになっている。尚、上記した表示部14、音声出力部15、地図データベース16、GPS受信部18等については、カーナビゲーション装置10(或いは車載インフォメーションシステム)を構成する表示ユニットとして設けられ、車載器3の入出力装置と兼用している。カーナビゲーション装置10の機能時には、表示部14には、GPS受信部18により検出された自車位置及び地図データベース16の地図データに基づいて、地図画面が表示される。
さて、後の作用説明でも述べるように、本実施例の路車間通信システム1では、前記車載器3と、ITSスポット路側機4との間の路車間通信時に、車載器3からITSスポット路側機4に対し、車両2の走行履歴データをアップリンクするようになっている。アップリンクする車両2の走行履歴データとしては、例えば時刻、位置、速度、加速度等の情報の集合からなる。この場合、制御部11は、走行時に常に走行履歴データを蓄積し、走行情報記憶部17に蓄積しておき、ITSスポット路側機4との通信時にその走行履歴データを送信(アップリンク)する。送信が完了した走行履歴データについては、走行情報記憶部17から抹消(リセット)される。
ITSスポット路側機4を統括する情報センタでは、多数の車両2から送信されてきたアップリンク情報を収集し、分析することにより、例えば、リアルタイムの渋滞情報や、いわゆるヒヤリハット箇所、事故多発地点等の道路情報(走行支援情報)を提供したり、統計的に活用したりするサービスを実現するようになっている。
但し、車両2の出発地(走行開始地点)や目的地(走行終了地点)等のユーザの自宅や目的地の位置(行動)を特定可能な情報をアップリンクすることは、個人情報保護の観点から好ましくない。そこで、制御部11は、そのような個人情報を保護するために、車両2の停止位置(ACCオン/オフ地点)周辺の走行履歴データをアップリンクの対象外とする起終点保護処理を行う。具体的には、ACCオン/オフ地点から一定のエリアA(図3に示す例えば半径数百mの円の範囲)については、その位置の走行履歴データをアップリンクするデータから除外する(走行情報記憶部17に蓄積記憶させない)ようになっている。従って、制御部11が、アップリンク制御手段として機能する。
そして、本実施例では、次の作用説明(フローチャート説明)でも述べるように、制御部11は、起終点保護処理を行う条件の例外として、自車両2のACCオン/オフ地点が、図3に示す高速道路Hの道路サービス施設R(サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA))の近傍(所定範囲D内)と判断された場合には、起終点保護処理を無効化する。即ち、ACCオン/オフ地点から一定のエリアA内の走行履歴データであっても、アップリンクすべく走行情報記憶部17に蓄積記憶するようになっている。従って、制御部11が、無効化手段としても機能する。
具体的には、本実施例では、自車両2のACCオン/オフ地点が高速道路Hの道路サービス施設Rの近傍であるかどうかの判断として、ITSスポット路側機4との間の路車間通信時に、道路サービス施設Rの案内情報を受信することを利用し、図3に示すように、当該案内情報を受信した地点Pから所定範囲D(例えば地点Pを中心とした半径数百mの範囲)内において、自車両2のACCオン/オフがあったときに、起終点保護処理を無効化する。この場合、所定範囲(距離)Dは、一定のエリアAの直径よりもやや大きくすることができる。
尚、上記のように、道路サービス施設Rの案内情報を受信した地点Pから所定範囲Dを、道路サービス施設Rの近傍であると判断することに代えて(加えて)、次のようにしても良い。即ち、所定の表示ポイントにおいて表示を行う案内情報を、車載器3においてITSスポット路側機4から受信し蓄積する構成の場合、道路サービス施設Rの案内情報の表示ポイントから所定範囲D内において、自車両2のACCオン/オフがあったときに、起終点保護処理を無効化するようにしても良い。
更に、地図データベース16には、道路サービス施設Rの位置情報が含まれることから、自車両2の位置が地図データ上で道路サービス施設Rから所定範囲D内に入ったと判断された場合において、自車両2のACCオン/オフがあったときに、起終点保護処理を無効化するように構成しても良い。この場合、所定範囲Dは、例えばエリアAと同等の、半径数百m程度の円内とすることができる。
次に、上記構成の作用について、図3から図5も参照しながら説明する。図3は、ユーザの運転する車両2が、高速道路Hを矢印a方向に走行している途中において、SAやPA等の道路サービス施設Rに休憩のために立ち寄った場合の例を示している。この図3では、小さい黒丸及び白丸が、車載器3において収集され走行情報記憶部17に記憶されるべき自車両2の走行履歴データの位置を表している。
上記のように、車載器3は、車両2が高速道路Hを走行しているときに、ITSスポット路側機4との間の路車間通信(DSRC方式の狭域無線通信)を行い、道路交通情報(VICS情報)の取得や、料金所における料金決済の処理等を行う。図3の例では、車載器3は、高速道路H上の例えば地点Pにおいて、ITSスポット路側機4との間の路車間通信を行い、道路交通情報(VICS情報)を受信する。この道路交通情報には、例えば500m先に道路サービス施設Rが存在する旨の案内情報が含まれている。
図5のフローチャートは、制御部11における、ITSスポット路側機4との間の路車間通信により道路サービス施設Rの案内情報を受信した場合の処理手順を示している。即ち、ステップS1にて、ITSスポット路側機4との間で路車間通信が行われ、道路サービス施設Rの案内情報を含んだ道路交通情報(VICS情報)を受信する。すると、次のステップS2にて、道路サービス施設Rの案内情報を受信した地点Pが記憶され、この処理が終了する。
またこれと共に、車載器3は、車両2の走行中に、自車両2の走行履歴データを常時収集し、走行情報記憶部17に記憶している。そして、車載器3は、ITSスポット路側機4との路車間通信時に、走行情報記憶部17に記憶されていた車両2の走行履歴データをITSスポット路側機4に対しアップリンクする。但し、上述のように、制御部11は、個人情報保護のために、車両2の停止位置(ACCオン/オフ地点)から一定のエリアA(図3に示す例えば半径数百mの円の範囲)については、その位置の走行履歴データをアップリンクするデータから除外する(走行情報記憶部17に蓄積記憶させない)起終点保護処理を行う。
ここで、道路サービス施設Rの駐車場でユーザが車両を停止して休憩する場合、ACCオフ(その後ACCオン)されるので、上記の起終点保護処理をそのまま適用すると、図3の例ではエリアA内の白丸の地点の走行履歴データがアップリンクされなくなる。しかしこれでは、道路サービス施設Rがどのように利用されているか、或いは道路サービス施設Rの近傍で各車両2がどのような挙動をとっているかといった有用なアップリンク情報を、情報センタ側で収集することができなくなってしまう。
そこで、本実施例では、制御部11は、起終点保護処理の例外として、自車両2のACCオン/オフ地点が、高速道路Hの道路サービス施設Rの近傍(所定範囲D内)と判断された場合には、起終点保護処理を無効化する。図4のフローチャートは、制御部11が実行する、起終点保護処理に関する処理手順を示している。
即ち、まずステップS11にてACCオンが検出されると、次のステップS12にて、車両2の現在位置が、道路サービス施設Rの案内情報を受信した地点Pから所定範囲(距離D)内であるかどうか判断される。車両2の現在位置が、地点Pから所定範囲(距離D)内である場合には(ステップS12にてYes)、ステップS14に進み、走行履歴データが収集される。従って、車両2が、例えば道路サービス施設Rの駐車場を発車する(エンジンがかけられた)場合には、起終点保護処理が無効化され、走行履歴データの収集が行われる。
これに対し、車両2の現在位置が、地点Pから所定の範囲(距離D)を外れている場合には(ステップS12にてNo)、ステップS13にて、車両2の現在位置が、ACCオン地点から一定エリアAを超えているかどうかが判断される。車両2の現在位置が一定エリアA内であれば(ステップS13にてNo)、走行履歴データの収集が行われることはなく、車両2の現在位置が一定エリアAを超えた後に(ステップS13にてYes)、走行履歴データの収集が行われる(ステップS14)。つまり、道路サービス施設Rから離れた(関係のない)位置で発車する(エンジンがかけられた)場合には、起終点保護処理が行われ、車両2の出発地点から一定エリアA内の走行履歴データがアップリンクされることはなくなるのである。
車両2の走行中は、ACCオフがなされたかどうかが常に監視され(ステップS15)、ACCオフが検出されない限り(ステップS15にてNo)、ステップS14の走行履歴データの収集は継続的に行われる。そして、ACCオフが検出されると(ステップS15にてYes)、次のステップS16にて、ACCオフの地点(車両2の現在位置)が、道路サービス施設Rの案内情報を受信した地点Pから所定範囲(距離D)内であるかどうか判断される。
ACCオフの地点が、地点Pから所定範囲(距離D)内であった場合には(ステップS16にてYes)、ステップS18にて、走行履歴データ及び案内情報受信地点Pを走行情報記憶部17に保存する。これにより、車両2が、例えば道路サービス施設Rで停車(駐車場で駐車)した場合には、起終点保護処理が無効化され、走行履歴データの収集が行われる。これにより、図3の例では、車両2のACCオン/オフ地点が、道路サービス施設Rの案内情報を受信した地点Pから所定範囲(距離D)内であれば、起終点保護処理が無効化され、エリアA内の白丸の部分も、走行履歴データが保存され、次の路車間通信時にアップリンクされるようになるのである。
一方、ACCオフの地点が、地点Pから所定範囲(距離D)を外れていた場合には(ステップS16にてNo)、ステップS17にて、走行情報記憶部17に保存されていた、ACCオフの地点から一定エリアA内の走行履歴データが消去される。従って、道路サービス施設Rから離れた(関係のない)位置で停車した場合には、起終点保護処理が行われ、車両2の停車地点から一定エリアA内の走行履歴データがアップリンクされることはなくなるのである。
このように本実施例の車載器3によれば、次のような効果を奏する。即ち、自車両2の走行履歴データをITSスポット路側機4に対しアップリンクする際に、起終点保護処理により、自車両2のACCオン/オフ地点から一定のエリアAにおける走行履歴データはアップリンクされることはなく、個人情報保護を図ることができる。一方、高速道路Hの道路サービス施設Rの近傍では、起終点保護処理が無効化され、道路サービス施設Rの近傍における走行履歴データに関しても、アップリンクを良好に行うことができ、有用な走行履歴データをアップリンクすることが可能となる。
尚、上記実施例では説明しなかったが、例えば車両2のユーザの自宅が道路サービス施設Rの近傍にあるといったケースが考えらえる。このような場合には、起終点保護処理が無効化されることは望ましくない。そこで、自車両2が道路サービス施設R近傍の所定範囲D内に入った後、一旦所定範囲Dから外れて再度所定範囲D内に入った場合には、無効化手段による起終点保護処理の無効化をさせない第1の禁止手段を設けるようにすることができる。
又は、自車両2が一般道路を走行していると判断される場合には、無効化手段による起終点保護処理の無効化をさせない第2の禁止手段を設けるようにしても良い。これらによれば、車両2のユーザの自宅が道路サービス施設Rの近傍にある場合において、起終点保護処理の無効化がなされなくなり、個人情報保護の観点から有効となる。
また、上記実施例では、車載器が、カーナビゲーション装置と連携する場合を例としたが、車載器と携帯情報端末(スマートフォン等)とを連携させる構成としても良い。更に、上記実施例では、道路サービス施設として、SA,PAを例に挙げたが、ハイウェイオアシス等も含まれることは勿論である。その他、本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、例えば、路車間通信システム全体や、路側機、車載器の具体的な構成などについても、様々な変更が可能である等、要旨を逸脱しない範囲内で、適宜変更して実施し得るものである。
図面中、1は路車間通信システム、2は車両、3は車載器、4はITSスポット路側機(路側機)、11は制御部(アップリンク制御手段、無効化手段)、12はDSRC無線部(通信手段)、14は表示部、16は地図データベース、17は走行情報記憶部、18はGPS受信部、Hは高速道路、Rは道路サービス施設、Aは一定のエリア、Dは所定範囲、Pは案内情報を受信した地点を示す。

Claims (6)

  1. 車両(2)に搭載され、道路の所要位置に設置された路側機(4)との間で通信を行う通信手段(12)を備え、自車両の走行履歴データを前記路側機(4)に対しアップリンクすることが可能な車載器(3)であって、
    自車両(2)のACCオン/オフ地点から一定のエリア(A)における自車両(2)の走行履歴データを、前記路側機(4)にアップリンクするデータから除外する起終点保護処理を実行するアップリンク制御手段(11)と、
    前記自車両(2)のACCオン/オフ地点が、高速道路の道路サービス施設(R)の近傍であると判断された場合には、前記起終点保護処理を無効化する無効化手段(11)とを備えることを特徴とする車載器。
  2. 前記無効化手段(11)は、前記路側機(4)から前記道路サービス施設(R)の案内情報を受信することを利用し、当該案内情報を受信した地点から所定範囲(D)内において、前記自車両(2)のACCオン/オフがあったときに、前記起終点保護処理を無効化することを特徴とする請求項1記載の車載器。
  3. 前記無効化手段(11)は、前記路側機(4)から受信し蓄積された前記道路サービス施設(R)の案内情報に基づき、当該案内情報の表示ポイントから所定範囲(D)内において、前記自車両(2)のACCオン/オフがあったときに、前記起終点保護処理を無効化することを特徴とする請求項1又は2記載の車載器。
  4. 前記無効化手段(11)は、自車両(2)が、地図情報上で前記道路サービス施設(R)から所定範囲(D)内に入ったと判断された場合において、前記自車両(2)のACCオン/オフがあったときに、前記起終点保護処理を無効化することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車載器。
  5. 自車両(2)が前記道路サービス施設(R)近傍の所定範囲(D)内に入った後、一旦所定範囲(D)から外れて再度所定範囲(D)内に入った場合には、前記無効化手段(11)による前記起終点保護処理の無効化をさせない第1の禁止手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車載器。
  6. 自車両(2)が一般道路を走行している場合には、前記無効化手段(11)による前記起終点保護処理の無効化をさせない第2の禁止手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車載器。
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