JP2016001388A - 端末装置、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自装置の利用者の識別情報が表示された表示制御画面と、前記利用者のそれぞれが個別に使用する個別画面と、複数の前記利用者が共用する共用画面と、を表示する表示部と、前記表示制御画面において選択される前記識別情報に応じて、前記個別画面及び前記共用画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
【選択図】図1
Description
従来、スマートフォンやタブレットなどの情報端末は、端末の所有者が個人で利用する形態が一般的であった。しかしながら、最近では、これらの情報端末を複数人が共用端末として使用する利用形態が増えてきている。このような利用形態の一例として、例えば、共用端末が家族間で共用されるケースがある。この場合、共用端末は、家族間で情報を共有し、家族間のコミュニケーションを図るためのツールとして利用される。このような形態で利用される共用端末では、OS(Operating System)のアカウント制御のように各利用者の操作を厳密に管理することよりも、必要最小限の制御を行いつつも複数の利用者がより簡単に利用できることが重視される。
図1は、実施形態の端末装置1の機能構成を示す機能ブロック図である。
端末装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、端末プログラムを実行する。端末装置1は、端末プログラムの実行によって表示部11、入力部12、記憶部13、表示制御部14及び利用制御部15を備える装置として機能する。
なお、端末装置1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。端末プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。端末プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
利用者テーブル131は、利用者IDごとに利用者レコードを有する。利用者レコードは、利用者ID、利用者区分、機能制限情報、時間制限情報及び使用時間情報の各値を有する。利用者IDは、端末装置1の利用者の識別情報である。利用者区分は、利用者の種別を表す情報である。端末装置1の利用者は、端末を管理する利用者である管理者と、管理者以外の利用者とに分類される。利用者IDが示す利用者が管理者である場合、利用者区分には“管理者”の値が保持される。また、利用者IDが示す利用者が管理者以外の利用者である場合、利用者区分には“一般”の値が保持される。なお、利用者テーブル131には、利用者区分に“管理者”の値を持つ利用者レコードが複数登録されてもよい。
利用者レコードの利用者ID、利用者区分、機能制限情報及び時間制限情報は、端末装置1の管理者によって予め登録される。また、利用者レコードの使用時間情報は、利用者の端末装置1の使用に応じて利用制御部15によって登録される。
利用情報テーブル132は、端末装置1の利用情報を保持するテーブルである。利用情報とは、端末装置1における利用者の利用状況を表す情報である。本実施形態では、利用情報テーブル132は、どのアプリがどの程度の時間使用されたかを示す情報を利用情報として保持する。このような利用情報が操作画面に表示されることによって、各利用者は、他の利用者が関心を持っているコンテンツやアプリを知ることができ、利用者間のコミュニケーションをより円滑に行うことができる。利用情報は本実施形態における利用情報に限定されず、利用者間のコミュニケーションに役立つ情報であれば他のどのような情報であってもよい。また、利用情報は、利用者ごとの利用状況を表す情報であってもよい。
表示制御部14は、各種操作画面の表示を制御する。具体的には、表示制御部14は、利用者の入力に応じて、操作画面の画面情報を記憶部13から取得する。表示制御部14は、取得した画面情報を表示部11に出力し、操作画面を表示させる。表示制御部14の処理の詳細は後述する。
また、利用制御部15は、利用者テーブル131を参照し、時間制限情報を取得する。利用制御部15は、現在時刻が時間制限情報の期間外になると、操作画面を表示制御画面に遷移させ利用者の使用を終了させる。また、利用制御部15は、利用者の操作をモニタリングして利用情報を取得する。利用制御部15は、取得した利用情報を利用情報テーブル132に登録する。
同図において符号2は表示制御画面を表す。表示制御画面2は、表示領域21−1、表示領域21−2、利用者表示22−1〜22−4を備える。表示領域21−1は、現在時刻が表示される領域である。表示領域21−2は、利用者間で共有されるメッセージが表示される領域である。以下の説明では特に区別しない限り、表示領域21−1及び21−2を表示領域21と記載する。なお、表示領域21に表示される内容は上記のものに限定されない。表示領域21は、利用者のニーズに応じた内容が表示されるとよい。また、表示制御画面2は、同図と異なる数の表示領域21を備えてもよいし、表示領域21を備えない画面として構成されてもよい。
一方、表示制御部14は、入力された選択情報が、複数の利用者表示22が選択されたことを示す場合、利用者が共用モードでの利用を開始しようとしていることを判断する。そして、表示制御部14は、共用画面の画面情報を記憶部13から取得する。表示制御部14は、取得した画面情報を表示部11に出力し、共用画面を表示させる。
同図において符号3は操作画面を表す。操作画面3は、表示領域31−1〜31−3、アプリ配置領域32及び画面識別表示領域33を備える。表示領域31−1は、利用者間で共有されるメッセージが表示される領域である。表示領域31−2は、カレンダーが表示される領域である。表示領域31−3は、現在時刻が表示される領域である。以下の説明では特に区別しない限り、表示領域31−1及び31−3を表示領域31と記載する。なお、表示領域31に表示される内容は上記のものに限定されない。表示領域31は、利用者のニーズに応じた内容が表示されるとよい。
同図は、操作画面の一例を示すが、表示領域31に表示される内容、アプリ配置領域32に配置されるアイコンの種類及び大きさ、文字及び背景の色、文字サイズなどが変更されることによって、共用画面及び個別画面が設定される。このように設定された操作画面の設定情報は画面情報として記憶部13に記憶される。
同図において操作画面3aは、図5の操作画面3が個別画面としてカスタマイズされた一例を示している。同図の例では、個別画面は、表示領域31−3a、アプリ配置領域32a及び画面識別表示領域33aを備える。表示領域31−3a、アプリ配置領域32a及び画面識別表示領域33aに表示される文字は、操作画面3の表示領域31−3、アプリ配置領域32及び画面識別表示領域33より大きなサイズで表示されている。そのため、同図の個別画面の利用者は、より容易に文字を識別することができる。
同図において、符号2は表示制御画面を表す。符号4は共用画面を表す。符号5−1は、利用者2の個別画面を表す。
端末装置1は、自装置の起動後、又は利用者の使用が終了した状態において表示制御画面2を表示する。同図において、利用者2は、表示制御画面2から共用モードを表す情報を入力することによって共用画面4に遷移する(画面遷移1)。同様に、利用者2は、表示制御画面2から個別モードを表す情報を入力することによって利用者2の個別画面5−1に遷移する(画面遷移2)。
同図において、符号5−1は、利用者2の個別画面を表す。符号5−2は、利用者1の個別画面を表す。符号5−3は、利用者3の個別画面を表す。
端末装置1は、共用モードでの利用を開始した利用者が、共用画面4から各利用者の個別画面に遷移することができるように構成されてもよい。例えば、端末装置1は、共用画面4において、画面切り替えの操作が入力された場合、所定の順序で各利用者の個別画面に切り替える。同図において、利用者2は、共用画面4から画面切り替えの操作を入力することによって、まず自身の個別画面(利用者2の個別画面5−1)に遷移する(画面遷移3)。さらに、利用者2は、利用者2の個別画面5−1から画面切り替えの操作を入力することによって、利用者1の個別画面5−2に遷移する(画面遷移4)。さらに、利用者2は、利用者1の個別画面5−2から画面切り替えの操作を入力することによって、利用者3の個別画面5−3に遷移する(画面遷移5)。
同図の処理を開始する時点では、端末装置1は、表示制御画面を表示している。まず、入力部12は、利用者による選択情報の入力を受け付ける(ステップS101)。利用者は、表示制御画面に表示された利用者表示22のうち、自身の利用者表示22を起点として1つ以上の利用者表示22を選択する操作を行うことによって選択情報を入力する。入力部12は、選択された利用者表示22を示す情報と、利用者表示22が選択された順序とを選択情報として表示制御部14に出力する。
一方、現在時刻が最初に選択された利用者の使用可能時間内である場合(ステップS108−YES)、表示制御部14は、ステップS105、ステップS106及びステップS107の処理を実行し、共用画面を表示部11に表示させる。
また、端末装置1は、自装置が共用モードで使用される場合において、自装置の利用状況を表す情報を操作画面に表示する。この機能によって、利用者は、他の利用者の関心事や動向などを知ることができる。
実施形態の端末装置1は、上記の機能を備えることによって、複数人で共用することを前提とした情報端末において、利用者の利便性を向上させることが可能となる。
表示制御画面における選択情報の入力方法は、図4の例に示された態様に限定されない。選択情報の入力方法は、利用者と利用モードとが識別可能な態様であれば、他のどのような態様で実現されてもよい。例えば、選択情報の入力方法は、所定時間の間に複数の利用者表示22を選択させる態様であってもよい。
なお、操作画面を切り換える順序は、利用者の使用時間のみならず、他のどのような情報に基づいて決定されてもよい。
Claims (6)
- 自装置の利用者の識別情報が表示された表示制御画面と、前記利用者のそれぞれが個別に使用する個別画面と、複数の前記利用者が共用する共用画面と、を表示する表示部と、
前記表示制御画面において選択される前記識別情報に応じて、前記個別画面及び前記共用画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、
を備える端末装置。 - 前記表示制御部は、前記表示制御画面において、複数の識別情報を選択する操作が入力されると、前記共用画面を前記表示部に表示させ、1つの識別情報を選択する操作が入力されると、選択された前記識別情報が示す利用者の個別画面を前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の端末装置。 - 前記表示制御部は、前記表示制御画面において、複数の識別情報を選択する操作が入力されると、複数の前記利用者の個別画面を表示する順序を前記利用者が自装置を使用した時間に基づいて決定し、前記共用画面を前記表示部に表示させ、利用者の操作に応じて前記順序で前記個別画面を前記表示部に表示させる、
請求項2に記載の端末装置。 - 自装置の使用を制限するための制限情報に基づいて、利用者が自装置に対して行う操作を制限する機能制限部をさらに備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載の端末装置。 - 自装置の利用者の識別情報が表示された表示制御画面と、前記利用者のそれぞれが個別に使用する個別画面と、複数の前記利用者が共用する共用画面と、を表示する表示部を備える端末装置が行う制御方法であって、
前記表示制御画面において選択される前記識別情報に応じて、前記個別画面及び前記共用画面を表示させる表示制御ステップを有する、
制御方法。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の端末装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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