JP2016001370A - 到達型連絡サービスサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】コミュニケーションサービスが多様化した現在の状況において、トラッキングシステムのような電池消耗の激しいサービスを実行しておかなくても、ユーザに連絡を速やかに取ることができるようにする。【解決手段】端末10からの連絡要求信号を受け付ける連絡要求受信部101と、複数の上記外部サービスサイト12におけるIDを登録するユーザ管理DB111と、個々のユーザの活動記録を収集する状態収集部102と、収集した活動記録の情報に基づき、個々のユーザへの連絡の到達可能性が所定の条件を満たす外部サービスサイト12を選択するCP選択部103と、選択された外部サービスサイト12を連絡経路として設定するCP設定部104と、当該ユーザへの連絡経路として設定された上記外部サービスサイトを介した、当該ユーザの登録したID宛のメッセージを作成するメッセージ作成部106とを有する到達型連絡サービスサーバによる。【選択図】図2

Description

この発明は、個人間で必要時に連絡をつけるメッセージを送信するためのサービスに関し、そのサービスを提供するためのサーバに関する。
社会全体での高齢化の進行に伴い不測の事態が発覚したときに急ぎ連絡を取らねばならないケースや、小学生など年少者の安否を確認したりするために連絡を取らねばならないケースなどに対応可能な環境作りが求められている。常時携帯可能な様々なデバイスが、このような連絡のための手段として開発されている。
さらに、ビジネス現場でもサーバエラーの際にサービス管理者を呼び出したり、自治体などで災害時に責任者を呼び出したりするなど、連絡を採らねばならないケースが増えている。
例えば特許文献1には予め登録された複数の携帯電話についてキャリアメールアドレスに同報でHTMLメールを送信し、当該HTMLメールから速やかにコード化された回答を送る方法が記載されている。
一つの接続ラインから、優先的に接続される宛先へ連絡を取る方式としては、例えば従来の電話システムにおける110番や119番の緊急通報システムがある。このシステムでは、これら特定番号を緊急通報番号として予め公衆網側のサーバに登録させ、通報者がその番号に発呼すると、緊急通報であるとみなして、その発信地域の緊急連絡先として登録された警察や消防の受付台に呼をルーティングして、担当オペレータに電話対応をさせるシステムとなっている。これにより、一つの番号から、最適な地域の番号へと繋げて緊急要請を行うことができている。ただしこれは宛先が固定される警察や消防などに利用が限られてしまう。
一方で近年、通信端末の小型化と、ワイヤレスネットワークの普及に伴い、常に持ち運びが可能なウェアラブル端末やスマートフォンが普及している。また、通信技術の向上により、そこでやりとりできる通信量も増加している。固定回線においては、常時接続が定着し、自宅や職場ではパソコンを通じて常時インターネットに高速回線で接続する環境が整っている。
これらの複合的な要因により、従来の携帯電話キャリアメールや携帯電話での直接通話を中心とした利用形態から、ユーザが利用できるコミュニケーション手段が多様化している。例えば、ソーシャルネットワークサービス(Social Network Service:SNS)や、ショートメッセージサービス、短文投稿サービス、ブログ、IP電話、ネットワークゲームなどが挙げられ、場合によってはこれらの複数を並行して使い分けて利用されている。これを利用するための端末は、パソコンやスマートフォン、フィーチャーフォンがそれぞれ単独で利用するだけでなく、一のサービスをパソコンとスマートフォンとの両方で利用するといったことも一般的に行われている。
この他に個人の安否を確認する方法としては、スマートフォンに搭載されているGPS機能を常時起動して、友人同士や、子供と親の端末の位置関係を地図上に表示し続けるトラッキングシステムが提案されている(例えば非特許文献1、2)。
特開2005−78293号公報
www.life360.com maps.google.com/latitude (サービス終了済)
しかしながら、現在ではスパムメールの増加に対応するためにフィルタリング機能が強化されたので、一斉送信メールが届かないケースが増えている。また、携帯のキャリアメールを優先的なコミュニケーション手段としては位置づけずに、ショートメッセージサービスなどを優先して用いるユーザが増えてきているため、特許文献1の技術のようにメールでの送信だけでは限界が生じてきている。
また、スマートフォンでは公衆電話網を用いた携帯電話への呼び出しを使うのではなく、SNSに付随するIP電話サービスや、その他のIP電話サービスなども利用されている。このため、ある人物に対して速やかに連絡を取りたい場合に、従来のように携帯電話への発信が特に優れている状況ではなく、確実性が高い緊急連絡手段ではなくなっている。既に現在は、ユーザごとに最適な連絡の取り方が多様化しており、同じユーザでも時間帯によって最適な連絡の取り方は異なっている。
さらに、GPSを使ったトラッキングシステムは、端末の状態を常に監視し続けなければならず、スマートフォンの電池消費量を増大させてしまうという問題があった。また、トラッキングの機能はアプリケーションに依存するため、そのアプリケーションが何らかの理由により動作していない場合、連絡を受け取るべき受信者に連絡をすることができない。
そこでこの発明は、コミュニケーションサービスが多様化した現在の状況において、トラッキングシステムのような電池消耗の激しいサービスを実行しておかなくても、ユーザに連絡を速やかに取ることができるようにすることを目的とする。
この発明は、
端末からのユーザを指定した連絡要求信号を受け付ける連絡要求受信部と、
複数の外部サービスサイトにおける上記ユーザのIDが登録されたユーザ管理データベースと、
各々の上記外部サービスサイトにおける個々のユーザの活動記録を収集する状態収集部と、
上記状態収集部によって収集した上記活動記録の情報であるユーザアクティビティ情報に基づき、個々のユーザへの連絡の到達可能性が所定の条件を満たす上記外部サービスサイトを選択するCP選択部と、
上記CP選択部で選択された上記外部サービスサイトを、当該ユーザへの連絡経路として設定するCP設定部と、
上記の指定されたユーザについて、当該ユーザへの連絡経路として設定された上記外部サービスサイトを介した、当該ユーザの登録した上記ID宛のメッセージを作成するメッセージ作成部と、
を有する到達型連絡サービスサーバにより上記の課題を解決したのである。
ここで外部サービスサイトとは、SNSサービスやショートメッセージサービス、オンラインゲームサービスなどを提供しているサイトである。基本的にはAPI(Application Programming Interface)などによりオープンになった情報を取得可能であるサービスサイトを対象とする。ユーザがそれぞれの外部サービスサイトで使用しているIDを登録しておき、それぞれのIDについて時間記録を含む活動記録を収集することで、それぞれの外部サービスサイトについて当該ユーザがどのような頻度でアクセスし、活動しているかが把握できる。この頻度が高いということはすなわち、その外部サービスサイトを使えば当該ユーザに連絡が取りやすいということである。このように当該ユーザへの連絡の到達可能性が高い外部サービスサイトを連絡経路として設定し、当該ユーザ宛のメッセージを、外部サービスサイトを利用して送信する。このメッセージも、外部サービスサイトにおいて提供されているAPIを利用したりして、搭載されているメッセージ機能、チャット機能、投稿機能などを通じて行う。このために、上記状態収集部は外部サービスサイトのクライアントとして振る舞う機能を有する。
上記到達可能性についての評価方法は特に限定されず、外部サービスサイトの性質によって適宜設定するとよい。例えばIP電話サービスでは通話記録を外部から参照することが困難であることが多く、当該サービスについての評価値は固定値としておいてもよい。一方で頻繁にメッセージのやり取りや投稿が行われたりする外部サービスサイトでは、直近の書き込みなどの頻度から到達可能性の高さを数値化可能である。当該外部サービスサイトがログイン型のサービスであるなら、ログイン状態ならば1でログアウト状態ならば0とする真偽値Lを設定し、当該サービスサイトにおける過去の投稿について、現在時刻と投稿時刻との差の逆数を、直近の所定の時間中に亘って加算した和であるアクティビティ情報Aとの積であるコスト値C1=L×Aの値や、これにさらに個々のユーザが設定する当該外部サービスサイトについての利用の可否を示す真偽値Pを掛けた積であるコスト値C2=L×A×Pの値により評価が可能である。
和であるアクティビティ情報Aとは、例えば1分前、5分前、10分前に投稿があった場合は1/1+1/5+1/10=8/10として求められ、3分前、15分前、30分前に投稿があった場合は1/3+1/15+1/30=13/30となり、比べると前者の方が高い評価値となる。
なお、必須ではないものの、GPSを使った位置記録機能についても、このサービスサーバが取り込むことは特に問題なく可能である。ただし、GPSによる位置情報の送信だけでなく、メッセージの受信ができるアプリケーションと連携していることが必要となる。
こうして連絡経路として条件を満たす外部サービスサイトのIDが複数ある場合、上記メッセージ作成部は同報でメッセージを作成し、外部サービスサイトに対して作用するクライアント模擬部がこれを同報で送信可能であると、より連絡を取れる可能性を上げることが出来る。なお、複数あるとは、複数の外部サービスサイトである場合もあるし、一つの外部サービスサイトに複数のアカウントを持っている場合も含む。
それぞれのユーザが個々の上記外部サービスサイトにおける上記ユーザのIDが登録されるユーザ管理データベースへの登録を行った上で、上記連絡要求受信部が受け付けるユーザの指定は、上記外部サービスサイトのIDを含まない、上記到達型連絡サービスサーバ用の総合IDにより可能であるようにすると、各ユーザが実際の活動を行っている個々の外部サービスサイトのアカウント自体を他人に伝えることなく、連絡を受けつけることができる。
連絡を求めるメッセージは単に送信するだけでなく、確認を受け付けるようにすることもできる。到達型連絡サービスサーバが、上記連絡要求信号ごとに、その要求が到達したか否かを管理する要求記録テーブルと、上記メッセージを受け取った上記ユーザが、上記要求記録テーブルへ記録可能なHTMLページを生成するWEBサーバとを有するものとし、上記メッセージに、上記WEBサーバにより生成されるHTMLページへ到達可能なアドレスを含めると、アドレスをクリック、あるいはボタンなどで指定したり、総合ID及びパスワードを入力したりすることで、連絡を受け取った旨の確認が可能となる。
この発明により、コミュニケーション手段が多様化した現在の状況にあっても、その時点における最適な連絡経路を選択して連絡を取ることができる。
この発明にかかる到達型連絡サービスサーバを実施する際の周辺を含む概念図 この発明にかかる到達型連絡サービスサーバを含む機能ブロック図 ユーザ管理データベースの例を示すテーブル この発明にかかる到達型連絡サービスサーバのサービスを受ける前段階の手順形態を示すフロー例図 連絡要求信号を受け取ったときの到達型連絡サービスサーバの動作形態を示すフロー例図 到達型連絡サービスサーバが用いる専用アカウント管理部の例を示すテーブル (a)〜(d)アクティビティ情報テーブルの変遷を示すテーブル 子供ユーザが親ユーザへ到達型連絡要求信号を送信する際の手順例を示すシーケンス図 (a)〜(c)図8における要求記録テーブルの変遷を示すテーブル (a)〜(e)図8におけるアクティビティ情報テーブルの変遷を示すテーブル 図8の続きを示すシーケンス図 友達機能を使って連絡を取る際の処理フロー例図 フレンドデータベースの例を示すテーブル
以下、この発明の実施形態について詳細に説明する。
この発明にかかる到達型連絡サービスサーバ11は、ユーザが別のユーザに連絡を取るための仲介サービスを行うサーバである。この発明を実施する際の概念図を図1に、機能ブロックの概要を図2に示す。送信側のユーザが有する端末10から、この発明にかかる到達型連絡サービスサーバ11へ、他のユーザを指定した連絡要求信号が送信される。到達型連絡サービスサーバ11は、複数の外部サービスサイト12における、各々のユーザの活動記録をリアルタイムに、又は要求に応じて収集する。また、到達型連絡サービスサーバ11は、この活動記録の情報であるユーザアクティビティ情報に基づき、宛先として指定される受信側のユーザのへの信号の到達可能性を評価する。この中で到達可能性の高い外部サービスサイト12を選び、そのユーザのアカウント(ID)宛にメッセージを送信する。宛先となるユーザは、受信側となる端末13がPCやタブレット、スマートフォンなどの区別なく、最適の手段で連絡を取得することができる。
送信元のユーザが用いる端末10と、宛先、すなわち受信側のユーザが用いる端末13は、例えば、フィーチャーフォン、スマートフォン、パソコン、タブレットなど、インターネット接続機能さえあれば特に限定されるものではない。端末10から到達型連絡サービスサーバ11への連絡要求信号を送信する連絡要求送信部100は、特に限定されず、WEBブラウザや専用アプリを用いたHTTP通信でもよいし、指定されたアドレスへのメール送信でもよいし、その他、外部サービスサイト12を介しての送信でもよい。ただし、後述する到達型連絡サービスサーバ11の連絡要求受信部101はそれに対応するソフトウェアインターフェースを有していることが必要となる。
一方、受信側のユーザが用いる端末13は、ユーザが外部サービスサイト12のサービスを享受できる環境であれば、本発明にかかる到達型連絡サービスサーバ11を利用できる。
外部サービスサイト12は、主にインターネットを介してアクセス可能なコミュニケーションサービスを提供しているサーバ、又はサーバ群である。例えばSNSサービス、ミニブログサービス、ショートメッセージサービス、ソーシャルゲームサービス、ネットワークゲームサービス、チャットサービス、IP電話サービス、携帯電話サービス、固定電話サービスなど、ユーザが個々にアカウント(ID)を有し、そのID間でテキストや音声、映像などによりメッセージの送信ができるものである必要がある。また、到達型連絡サービスサーバ11がインターネットを介してメッセージを送信出来るように、APIが公開されているものであることが望ましい。APIが公開されていない場合、到達型連絡サービスサーバ11はユーザアカウントを有して1ユーザとして動作することが求められる。
なお、外部サービスサイト12には、携帯電話網、固定電話網を提供する業者が含まれていてもよい。この場合、携帯電話や固定電話に対して発呼し、自動音声や機械合成音声によりメッセージを伝える機能を有している必要がある。電話番号をIDとして管理しておき、当該電話番号宛に発呼し、合成音声によるメッセージを伝達可能であると、インターネットに通じていない環境であってもこの発明が利用できる。このような音声メッセージによる連絡経路と、その他のインターネットを経由したテキストメッセージを主とする連絡経路とを併用してもよい。
また、外部サービスサイト12は、個々のIDを有するユーザがログインしているか否かを管理する状態管理部202や、フレンド情報などの個々のID間の関係を管理するアカウントリンク情報管理部203などを有しており、それらの管理情報を、APIなどを通じて到達型連絡サービスサーバ11が取得できるようにしてあると好ましい。さらに、直接にメッセージを送ることができるメッセージ送受信部204を有し、APIサーバ201を通じてのコマンドによりメッセージ送信できることが望ましい。
これらの端末及び外部サービスサイト12に対して、到達型連絡サービスサーバ11は次のような機能を実行するサーバ又はサーバ群である。
到達型連絡サービスサーバ11は、端末10から送信された連絡要求信号を受信する連絡要求受信部101を有する。これは、連絡要求信号に含まれる、宛先となるユーザのIDを含む。なおこのIDは外部サービスサイト12におけるアカウント(ID)ではなく、到達型連絡サービスサーバ11が個々のユーザを管理するための総合IDであるとよい。個々の外部サービスサイト12のアカウントを使わずに要求を受け付けることによって、個々のユーザが自分の普段活動しているアカウントを知られることなく、この発明にかかる到達型連絡サービスサーバ11が管理する総合IDだけを伝えておけば、その伝えた相手からの連絡要求信号を受け付けることができる。
到達型連絡サービスサーバ11は、上記総合IDを有する個々のユーザについての各々の外部サービスサイト12におけるIDが登録されたユーザ管理データベース111を有する。ここで登録とは、ユーザ自身による場合と、サービス運営者による場合との、どちらも可能である。このユーザ管理データベース111の例を図3に示す。後述する状態収集部102が各々の外部サービスサイト12における個々のユーザの活動を把握できるように、外部サービスサイト12内において識別可能なIDをそれぞれに登録してある。このIDは、別途、ユーザがブラウザなどのHTTP送信機能を有するアカウント送信部200から、到達型連絡サービスサーバ11が有するアカウント登録部112を通じて適宜登録可能にしておくと使い勝手の点から好ましい。アカウント登録部112はそれぞれのユーザに総合IDとパスワードなどの認証手段とを払い出し、ブラウザなどを通じて認証を行える環境を提供する。認証したユーザは端末10(13)からアクセスし、自分が使用しておりかつ必要時の連絡先として登録しておきたいと考える外部サービスサイト12のIDを登録しておく。
このユーザ管理データベース111の記録を参照して、到達型連絡サービスサーバ11は、複数の外部サービスサイト12における個々のユーザの活動記録を収集する状態収集部102を有する。これは、提携することになる各々の外部サービスサイト12ごとに、それに対応したクライアントとして働くプログラムであるクライアント模擬部105を介して、巡回作業を行う。具体的には、ログインやログアウトの概念があるサービスではその有無を登録する。また、SNSサービスやミニブログサービスであれば、データベースに登録されたIDの投稿日時を収集する。MMOやソーシャルゲームなどでは具体的なアクションが確認できればその操作日時を収集する。集められた情報は、宛先であるユーザごとに後述するアクティビティ情報テーブル123に記録していく。なお、実際にはクライアント模擬部105は、上記の連絡要求受信部101と共通の、又は並立する物理ネットワークインターフェースを介して、ネットワーク経由で各外部サービスサイト12と通信するが、図ではこれを略記する。
上記状態収集部102が活動記録を収集するタイミングは、ユーザからの要求に応じて適宜収集動作を行ってもよいし、間欠的に収集してもよいし、リアルタイムで収集していてもよい。ただし、パーティ内にメッセージ受信が限られるMMOなど、リアルタイムにアクセスしていなければ追跡が困難である外部サービスサイト12では収集作業もリアルタイムに行う必要がある。一方で、リアルタイムの収集を行うと外部サービスサイト12に与える負荷が大きすぎるサービスである場合には、間隔を空けて定期的に収集したり、ユーザからの要求に応じて収集したりする形態であるとよい。
CP選択部103は、このような具体的な個々のユーザの活動記録の情報であるユーザアクティビティ情報から、それぞれのユーザがどの外部サービスサイト12により連絡を取れば到達可能性が高いかを評価する。上記の投稿日時や操作日時が確認できる外部サービスサイト12であれば、「現在時刻と投稿時刻(操作時刻)との差」の逆数の和であるアクティビティ情報Aを直近の所定の一定時間に亘る過去の投稿について求めることで、大まかな評価が可能となる。一方、IP電話サービスなどの投稿日時が存在しない又は確認できないサービスであれば、上記の和Aと比較できる程度の定数値を外部サービスサイト12ごとに設定しておく。
なお、到達型連絡サービスサーバ11は、それぞれの外部サービスサイト12においてログインするための専用のアカウントをそれぞれ有しており、専用アカウント管理部113としてまとめて登録して参照可能にしておくと好ましい。APIによって外部からユーザのアクティビティ情報やログイン情報を取得できない場合、一ユーザのアカウントとしてログインした上で、通常のユーザとして得られる情報を収集する。
CP設定部104は、CP選択部103が評価した値から、一定の到達可能性を確保できる外部サービスサイト12を、当該ユーザへの連絡経路であるコミュニケーションパスを構築できるルートとして設定する。ここで、設定する外部サービスサイト12は一つである必要はなく、複数の外部サービスサイト12を選んでもよい。また、一つの外部サービスサイト12について、一のユーザが複数のIDを登録している場合、それら複数のIDについてまとめて選択してもよい。
また、メッセージ作成部106は、上記の指定されたユーザについて、当該ユーザへの連絡経路として設定された外部サービスサイト12を利用して、当該ユーザの登録したID宛のメッセージを作成する。作成したメッセージはクライアント模擬部105を介して送信さる。ここで、当該外部サービスサイト12がAPIを通じてメッセージを送信できるのであれば望ましいが、出来ない場合は上記の専用アカウント管理部113で登録されている到達型連絡サービスサーバ11用のアカウントでログインし、一ユーザとしてメッセージを送信する。そのメッセージの内容としては、連絡要求を送信したユーザの総合IDとともに、当該ユーザの名前を含んでいてもよいし、その他、当該ユーザが許可した情報を含んでいてもよい。また、メッセージだけでなく、そのメッセージが到達したか否かを管理する後述の要求記録テーブル122への記録が可能なHTMLページへ到達可能なアドレスを含めておいてもよい。
さらに、WEBサーバ124は、上記のHTMLページを生成し、またそれを通じた情報を受け取り、これを受けたメッセージ到達確認部108が上記要求記録テーブル122への書き込みを行う。
ユーザがこの発明を利用するまでの手順を図4のフロー図を用いて説明する。
まず(S100)、この発明を利用する前提として、それぞれのユーザは外部サービスサイト12でアカウントを作成する(S101)。その上で、平時からアカウントを作成した外部サービスサイト12にて、メッセージや日記の投稿、ゲーム活動、会話などの活動を行う(S102)。またさらに前提として、この発明にかかる到達型連絡サービスサーバ11にアカウント登録を行い(S103)、到達型連絡サービスサーバ11から総合IDとパスワードを発行してもらう。その上で、総合ID及びパスワードにより到達型連絡サービスサーバ11にログインした上で、S102にて活動している外部サービスサイト12のアカウント(ID)のうち選択したものを、外部サービスサイト12の名称やアドレスなどとともに、総合IDに紐づけて登録する作業を行う(S104)。ここで登録するIDは、ユーザがそれを通じて必要時に連絡を受け取りたいと考える外部サービスサイト12を選択して選ぶことになる。一つの外部サービスサイト12に複数のIDを登録している場合、そのIDを通じて連絡を受け取りたいと考えるIDを登録する。その上で、ユーザは自分に連絡をする必要が生じると思われる別のユーザに対して、自分の総合IDを連絡する(S105)。当該別のユーザは、上記のS101〜105のうち、少なくともS103を行っておく必要がある。総合IDによりログインできなければ到達型連絡サービスサーバ11がサービスを提供できないからである。一方で、当該別のユーザはいずれかの外部サービスサイト12で活動をしていてもよいが、別段の活動をしていなくても、この発明にかかる到達型連絡サービスサーバ11を利用することが可能である。もちろん、S101〜S105の全ての行程を終えた別のユーザから、当該別のユーザの総合IDを連絡されておくことで、当該別のユーザへ連絡を取れるようにしておく準備が完了する(S106)。
以上の手順のうち到達型連絡サービスサーバ11の動作としては、S103として、アカウント登録部112がユーザ管理データベース111への新規レコード作成とともに総合IDとパスワードの払い出しを行う新規総合ID発行手段を実行する。次に、S104として、それぞれの総合IDのユーザが各々の外部サービスサイト12におけるIDを登録する外部サイトID登録手段を実行する。図3に示すユーザ管理データベース111はこれらが実行された状態である。
なお、上記ユーザが一旦登録した後、外部サービスサイト12の使用状況が変化したなどの理由により、連絡を受け付けたいと思う外部サービスサイト12又はそのIDが変化した場合、到達型連絡サービスサーバ11のアカウント登録部112は、既に登録済みの外部サービスサイト12のIDについて、当該IDを介しては連絡を受け取らない旨の設定が可能であるとよい利用可否設定手段が実行できるとよい。例えばここでは真偽値Pとして表し、1であれば受け取りを許可し、0であれば受け取りを拒否するように設定する。この真偽値Pは上記のユーザ管理データベース111に登録されている、各々の外部サービスサイト12のIDと紐付けられて登録可能であるとよい。もちろん、ユーザ管理データベース111の中に含まれていてもよい。
以上を前提として、連絡要求信号を受け取ったときの到達型連絡サービスサーバ11の動作を図5とともに説明する。まず(S111)、連絡要求受信部101が一のユーザ(上記別のユーザ)の端末10から、連絡要求信号を受信する(S112)。連絡要求受信部101は、到達型連絡サービスサーバ11のインターネットのような外部ネットワークに対して送受信可能なネットワークインターフェースである。なお、到達型連絡サービスサーバ11が設置されるネットワークは、インターネットでもよいし、間接的にインターネットへの接続が可能な閉域網でもよい。連絡要求信号はIPでやり取りされる信号であり、少なくとも発信元である端末10のユーザが有する総合IDと、宛先として指定される端末13のユーザが有する総合IDとが含まれる。連絡要求受信部101から連絡要求信号を受け取った処理部(図示せず)は、信号から送信元と宛先の総合IDを抽出して、両方の総合IDがユーザ管理データベース111に存在しているか否かを検索する、ユーザ確認手段を実行する(S113)。
なお、ユーザ管理データベース111を検索しても当該総合IDが見つからない場合は、エラーとなりそこで処理が中断される。
上記の検索により、ユーザ管理データベース111内に宛先となる上記総合IDが見つかれば、そこに登録してある外部サービスサイト12の名称と、それぞれの外部サービスサイト12におけるIDとを取得する(S114)。必要な場合はパスワードも取得する。なお、図示しないが、それぞれの外部サービスサイト12の名称から、それぞれの外部サービスサイト12のサイトアドレスやAPIの定義などを求めることができるサイトアドレスデータベースを別途用意しておくとよい。例えば、「SNS1」という名称から、その外部サービスサイト12のアドレスとともに、後述する活動記録の収集や、メッセージの送信などにおいて実行するAPIの名称や、定義の仕方、得られるデータの解析方法などをまとめて定義しておく。
その上で、登録された外部サービスサイト12へアクセスする(S115)。このとき、アクセスは外部サービスサイト12の擬似的なクライアントソフトとして動作するクライアント模擬部105を介して行うが、外部サービスサイト12にアクセスするためには、APIを通して接続する場合と、一ユーザとしてログインしてアクセスする場合とがある。後者の場合、この発明にかかる到達型連絡サービスサーバ11は、専用のアカウントを有している必要がある。この専用アカウントは、図6のような別途、専用アカウント管理部113としてサイト名、アドレス、ID,パスワードなどを纏めて保存しておく。また、MMOなどのゲームであれば、サービス内サーバ名などが含まれる場合もある。
そして、クライアント模擬部105を介してログインするか、或いはAPIを利用するなどの方法により外部サービスサイト12にアクセスした上で、状態収集部102は、宛先である総合IDのユーザが、それぞれの外部サービスサイト12におけるIDとして登録していたIDについての、当該外部サービスサイト12における記録行動を収集する(S116)。ここで記録行動としては、取得できるのであればログイン状態であるか否かの真偽値Lを取得するとともに、直接の行動として投稿されたメッセージや記録があればその時刻を取得する。例えば、日記の投稿やつぶやきの投稿、他のユーザへのメッセージの送信、他のユーザの専用ページを閲覧した足跡、評価ボタンのクリック、購入活動など、外部サービスサイト12の仕様により取得可能な様々な情報が挙げられる。
収集した記録行動の値は、ユーザアクティビティ情報として、図7(a)〜(d)の例に示すようなアクティビティ情報テーブル123に記録していく。このアクティビティ情報テーブル123は連絡要求信号を受信する毎に、一時的に生成されるものである。まず、ユーザ管理データベースに当該総合IDが使用する外部サービスサイト12として登録された外部サービスサイト12の名称と、URLと、当該総合IDに紐付けられたアカウント(ID)が初期値として登録される。また、ユーザ管理データベース111に受け取りを許可するか否かの真偽値Pが含まれている場合には、その値も引用する。さらに、アクティビティ情報Aが後述するように固定値になっている外部サービスサイト12についてはその値を登録する。この状態でのテーブルが図7(a)である。その上で、状態収集部102が収集したデータとしてログイン状態の真偽値Lが記録され、そして活動記録の時刻tが記録される。この状態でのテーブルが図7(b)である。
上記の状態収集部102が収集した活動記録の情報であるユーザアクティビティ情報に基づき、CP選択部103は、個々のユーザへの信号の到達可能性が所定の条件を満たす外部サービスサイト12を選択する(S117)。ここで到達可能性とは、その外部サービスサイト12の対応するIDを通じて連絡を試みた場合に、宛先であるユーザに到達する可能性の高さであり、直近の所定時間内におけるユーザの活動が活発である外部サービスサイト12ほど高くなると考えられる。ただし、投稿時間や活動時間などの記録が無かったり、APIなどを通じても投稿時間などの時間的要素が抽出できない外部サービスサイト12においては、他の評価方法と比較可能なスケールで定数を定めて取り扱う。
この到達可能性を表すパラメータの例としては、例えば、現在時刻と投稿時刻との差の逆数を、直近の所定の時間中に亘る過去の投稿について加算した式(1)のような和Aが挙げられる。仮に、単位「分」でカウントする場合、現在時刻tから過去60分間の間に、投稿時間tを確認できた投稿が、2分前、4分前、8分前、12分前、16分前の5回にあった場合には、式(2)のように計算され、パラメータAαは約1.06となる。また、投稿時間tを確認できた投稿が、30分前、35分前、40分前、45分前、50分前の5回にあった場合には、式(3)のように計算され、パラメータAβは約0.13となる。さらに、投稿時間tを確認できた投稿が、2分前、4分前の2回であった場合は、式(4)のように計算され、パラメータAγは0.75となる。つまり、回数の多いAβよりも、直近の活動が多いAγの方が、当然に到達可能性が高いアクティビティ情報Aとして示される。これを算出した状態でのテーブルが図7(c)である。
A=Σ{1/(t−t)} ……式(1)
Aα=1/2+1/4+1/8+1/12+1/16≒1.06……式(2)
Aβ=1/30+1/35+1/40+1/45+1/50≒0.13……式(3)
Aγ=1/2+1/4=0.75……式(4)
このような基準で投稿日時からアクティビティ情報Aをカウントする場合、IP電話などの投稿日時をカウントできないサービスの評価値は、固定値として0.1〜0.5程度の値を状況や外部サービスサイト12の性質に合わせて設定するとよい。
その上で、ログイン状態であるか否かの真偽値Lと、上記のAとの積であるコスト値C1=L×Aにより、上記の到達可能性を評価してもよい。直近にどれだけ活動していても、その後でログアウトしていた場合には連絡可能性がほぼ無くなってしまっているからである。
また、個々のユーザが設定する当該外部サービスサイトのIDを介した利用の可否を示す真偽値Pを乗算したコスト値C2=L×A×Pにより、上記の到達可能性を評価してもよい。直近の活動があっても、ユーザ本人がその外部サービスサイト12経由で連絡を取られることを好まない場合、端末13側で受信設定がされていなかったりする場合もあり、また、サービスとしても問題があるためである。
こうしてCP選択部103が評価する際の値は、例えば図7(d)に示すようなアクティビティ情報テーブル123のようになる。この例では、ユーザアクティビティ情報Aの最大値は「メッセージサービス1」の1.06であるが、ログオフしているため、Lが0となり、C2は0となる。「IP電話1」は投稿日時がカウントできないため定数0.2が割り当てられているが、ユーザによりIP電話での連絡は拒否されているためPが0となり、C2が0となる。「MMO1」も同様に、ログオフしており、拒否となっているためC2が0となっている。値が示されている中では、「ミニブログ1」が0.75として最も高いC2値を示すので、到達可能性が最も高いものとなる。
このようにして評価された到達可能性について、値が低すぎるものはそもそも試みる意義が薄いため、C1やC2の値が所定の値以上であるとよい。例えば時間を分でカウントして上記式(1)で評価する場合には、評価値が0.1未満である外部サービスサイト12へのアクセスはほぼ無駄となるため無視するといった処理が可能である。また、条件を満たすものの中では、評価値が高い外部サービスサイト12ほど到達可能性が高いことになり、CP設定部104は評価値が高い外部サービスサイト12を比較的高い優先順位に選択設定する。図7の例では、「ミニブログ1」が優先順位1位、「SNS2」が優先順位2位、「SNS1」が優先順位3位の、ユーザへの連絡経路として選択される。
なお、評価値を求めた結果、全ての外部サービスサイト12についての評価値(コスト値)が0になってしまった場合(S120−Yes)、到達可能性のある連絡経路が無いということになるため、処理部はネットワークインターフェースである連絡要求受信部101を通じて、端末10へ連絡の到達が失敗した旨の通知を行うエラー報告手段を実行する。なお、後述する図12のS311以降の処理を行うこともできる。
指定された総合IDを有するユーザの評価結果として、上記の評価値が0ではない外部サービスサイト12があれば(S120−Yes)、メッセージ作成部106は、このようにして選択された外部サービスサイト12を当該ユーザへの連絡経路として、それぞれの外部サービスサイト12についてユーザ管理データベース111に登録されたID宛のメッセージを作成する。このとき、優先順位が一番の外部サービスサイト12宛のメッセージのみを作成してもよいし、所定の条件を満たす外部サービスサイト12の全てに対して同報となるメッセージを作成してもよい。メッセージの内容としては、送信元である端末10のユーザの総合IDや登録したユーザ名などとともに、当該ユーザから連絡要求信号が発せられた旨を含めておくことが望ましい。作成したメッセージは、クライアント模擬部105を通じて外部サービスサイト12における当該ユーザのID宛に送信される(S122)。ログイン状態である外部サービスサイト12を通じて、端末13にポップアップウインドウやテキストウインドウのメッセージなどの形で通知が到達する。受け取ったユーザは、その内容を見て、送信元のユーザが連絡を求めていることを知ることができる。
上記のメッセージ作成の際に、メッセージの受信確認、すなわち到達確認の要求を含めて確認ができると、サービスの確実性の点からより好ましい。特に、上記の優先順位を定めた外部サービスサイト12のIDが複数ある場合、上位の優先順位である外部サービスサイト12のIDで受信確認ができなかったとき、次の優先順位である外部サービスサイト12のIDへメッセージを送信することで、速やかなフォローができ、メッセージの到達漏れを少なくすることができる。
具体的には、連絡要求信号を受けるごとに、要求記録テーブル122にレコードを作成し、到達型連絡サービスサーバ11がWEBサーバ124を通じて端末13からの確認信号を受け取り、メッセージ到達確認部108を介して要求記録テーブル122へ確認の有無を登録する。
例として、子供である送信元ユーザが、親である宛先ユーザに連絡要求信号を送信するケースを考える。この場合の手順を図8以降に示すシーケンス図と、要求記録テーブル122の変遷を示す図9(a)〜(c)ともに説明する。開始時点で、親であるユーザ(Parent_A)はS100〜S104の登録手順は既に終えており、子供であるユーザ(Child_A)はS103の登録手順を既に終えている状態で、子供の端末10のアプリケーションにユーザとして自身の総合IDが登録され、かつ通知先として親の総合IDが登録されていて、連絡要求信号を当該総合ID宛に送信可能な条件で設定されているものとする。
まず、端末10から送信元として子供の総合ID(Child_A)を指定し、宛先として親の総合ID(Parent_A)を指定した連絡要求信号が到達型連絡サービスサーバ11に送信される(S201、S112)。これを連絡要求受信部101から受信した到達型連絡サービスサーバ11の処理部は、それぞれの総合IDがユーザ管理データベース111に登録されているかを確認する(S202、S113)。要求記録テーブル122に、図9(a)のように、新たなレコードを追加する(S203)。個々のレコードには、連絡要求信号の受信時刻などから生成した、連絡要求信号ごとの固有のメッセージIDを付与し、送信元ユーザの総合IDと、宛先ユーザの総合IDとを登録する。また、ステータスとして連絡を求めている要求状態である旨の真偽値を真(1)とし、メッセージ到達確認の真偽値を偽(0)とする。
その上で、到達型連絡サービスサーバ11の状態収集部102は、親であるParent_Aがユーザ管理データベース111にIDを登録してある外部サービスサイト12a,12b,12cを確認して(S114)、この親であるユーザのアクティビティ情報テーブル123を生成する(S204)。生成時のアクティビティ情報テーブルの例を図10(a)に示す。次に、それぞれの外部サービスサイト12についてアクセスしログイン状態を確認する(S115、S205)。仮にここで親であるユーザが外部サービスサイト12cにのみログインしていた場合、外部サービスサイト12cのみがL=1となり、それ以外の外部サービスサイト12a、12bはL=0との値が得られる(S206)。このときのアクティビティ情報テーブル123の例を図10(b)に示す。ログインしている外部サービスサイト12cについて、活動記録であるアクティビティ情報を収集する(S207)。アクティビティ情報を記録したときのアクティビティ情報テーブル123の例を図10(c)に示す。
この値から、CP選択部103が、アクティビティ情報Aを算出し(図10(d))、コスト値C2=L×A×Pを算出する(図10(e))(S208)。CP設定部104は、コスト値C2が0ではない連絡経路となる外部サービスサイト12cを選択して、そのアドレスを、要求記録テーブル122に記録する(S209)。このときの要求記録テーブル122の例を図9(b)に示す。優先順位が1番の連絡経路に、外部サービスサイト12cのアドレスが登録される。また、優先順位が2番以降の連絡経路は存在しなかったため、nullとなる。
また、メッセージ到達確認部108は、メッセージIDに対応したメッセージ到達確認ページを生成する(S210)。その上で、メッセージ作成部106が、Patent_Aの外部サービスサイト12cにおけるID宛のメッセージを作成する(S211)。このメッセージには、上記のメッセージ到達確認ページへアクセスするためのアドレスが含まれる。そのメッセージを、クライアント模擬部105が、選択された外部サービスサイト12cへ送信する(S212)。このメッセージはプッシュ型でもプル型でもよく、いずれの形態にしても宛先である親の端末13にメッセージが到達する。
ここからのシーケンス図を図11に示す。親であるユーザは端末13のWEBブラウザや専用アプリなどのインターフェースを通じて、到達型連絡サービスサーバ11のWEBサーバ124にアクセスする(S221)。WEBサーバ124は、S210で生成されたHTMLページ(図11に示す認証画面)を表示する(S222)。このページで、総合IDとパスワードの入力を求めることで、第三者によるなりすましを防止できる。親であるユーザは総合IDとパスワードを入力して送信する(S223)。この入力を受け付けたメッセージ到達確認部108は、総合IDとパスワードが当該メッセージIDの宛先と一致することを確認した上で(S224)、OKを通知する(S225)。さらに、メッセージ到達確認部108は、要求記録テーブル122のメッセージ到達確認を真(1)に変更するとともに、状態を真から偽(0)に変更する(S226)。この状態の要求記録テーブルの例を図9(c)に示す。
さらに、直接メッセージが到達しない場合に、ユーザ間の関連付けを利用することも出来る。ここでユーザ間の関連付けとは、SNSにおける所謂「友達」機能などのように、メッセージの送受信やタイムラインの扱い上、メッセージの到達性が高くなる関係をいう。以下、友達関係、という。それぞれの外部サービスサイト12において、宛先となるユーザのIDとの間で友達関係にあるIDの中に、ユーザ管理データベース111に登録されている、いずれかの総合IDに関連付けて登録された、当該外部サービスサイト12におけるIDが存在すれば、その友達関係にあるIDを通じての連絡が可能となる。
このような直接連絡が出来ない場合の処理フローを図12に示す。まずS208の段階で(S301)、到達型連絡サービスサーバ11の処理部は、宛先であるユーザ(上記の親であるユーザ)への連絡経路として選択可能な、コスト値が0ではない経路があるか否かを判断する連絡経路確認手段を実行する(S302)。連絡経路があれば(S302−Yes)、その外部サービスサイト12のIDへメッセージを送信する(S303、S212)。ここまでは上記と同じである。その上で上記処理部は、メッセージの送信から一定時間内に、宛先であるユーザからの確認があるか否かを確認する到達確認待機手段を実行する(S304)。これで、到達が確認できれば(S304−Yes,S223)、そこで上記のように処理は終了する(S305、S224〜S226)。
しかし、S302の条件が成立しない場合、当該契約者が間接的に連絡を取ることを許可する別のユーザを介して、到達確認を試みる。この別のユーザとは、上記外部サービスサイトを介するか否かに関わりなく、当該契約者に対して、何らかの方法で連絡を取ることが可能であると考えられ、かつ、その人物から連絡を受けることを契約者が許容する相手である。この関係にある別のユーザを「フレンド」と呼称する。このフレンドを管理するフレンドデータベース131の例を図13に示す。例では、総合IDが「ID1」のユーザは、「ID2」「ID3」のユーザを介しての連絡を許容している。ID2、ID3のユーザは相互に、お互いを介しての連絡を許容している。ID5のユーザはID1のユーザを介しての連絡を許容しているが、ID1のユーザはID5のユーザを介しての連絡は許容していない。
このフレンドデータベース131への登録は、基本的には到達型連絡サービスサーバ11が管理する総合IDで行うことが望ましい。webサーバ124が、ネットワークを通じてフレンドデータベース131に、ユーザが自らへの連絡を許可する総合IDの登録を行う登録用ページ作成手段を実行できるようにすると、ユーザが自発的に登録できるので好ましい。
まず、フレンドデータベース131を検索して、当該契約者にフレンドが登録されているか否かを判断する(S311)。フレンドが登録されていたら(S311−Yes)、当該フレンドのそれぞれに対して、有効な連絡経路があるか否かを判断する(S312)。この手順は上記S302と同じである。なお、登録されているフレンドが複数ある場合、優先順位ごとに連絡経路の有無を確認していってもよいし、全てのフレンドについて一斉に連絡経路の有無を確認してもよい。連絡経路を有するフレンドが存在したら(S312−Yes)、当該フレンドに対して、連絡を取ろうとする当該契約者本人へ連絡を取ることを求めるメッセージを送信する(S313)。このメッセージは上記と同様に到達確認を含むことが望ましい。一定時間内に、当該契約者本人、又は当該フレンドから到達確認があれば(S314−Yes)、処理は無事終了し、要求記録テーブル122の値を偽(0)に変更する(S315)。
一方、S311、S312、S314のいずれかの条件が成立しない場合は、当該契約者本人への連絡経路が確立できないことを意味する。この場合は、監視オペレータに緊急連絡を取り、警備会社による駆けつけ対応など、物理的な連絡手段などを駆使して何らかの手段により連絡をとることとなる(S316)。
10 端末
11 到達型連絡サービスサーバ
12,12a,12b,12c 外部サービスサイト
13 端末
100 連絡要求送信部
200 アカウント送信部
101 連絡要求受信部
102 状態収集部
103 CP選択部
104 CP設定部
105 クライアント模擬部
106 メッセージ作成部
108 メッセージ到達確認部
111 ユーザ管理データベース
112 アカウント登録部
113 専用アカウント管理部
122 要求記録テーブル
123 アクティビティ情報テーブル
124 WEBサーバ
131 フレンドデータベース
201 APIサーバ
202 状態管理部
203 アカウントリンク情報管理部
204 メッセージ送受信部
A アクティビティ情報
C1 コスト値
C2 コスト値
L 真偽値
P 真偽値
時刻
現在時刻

Claims (6)

  1. 端末からのユーザを指定した連絡要求信号を受け付ける連絡要求受信部と、
    複数の外部サービスサイトにおける上記ユーザのIDが登録されたユーザ管理データベースと、
    各々の上記外部サービスサイトにおける個々のユーザの活動記録を収集する状態収集部と、
    上記状態収集部によって収集した上記活動記録の情報であるユーザアクティビティ情報に基づき、個々のユーザへの信号の到達可能性が所定の条件を満たす上記外部サービスサイトを選択するCP選択部と、
    上記CP選択部で選択された上記外部サービスサイトを、当該ユーザへの連絡経路として設定するCP設定部と、
    上記の指定されたユーザについて、当該ユーザへの連絡経路として設定された上記外部サービスサイトを介した、当該ユーザの登録した上記ID宛のメッセージを作成するメッセージ作成部と、
    を有する到達型連絡サービスサーバ。
  2. 上記CP選択部が、
    上記外部サービスサイトのうち、メッセージを投稿可能な上記外部サービスサイトについては、
    個々のユーザの上記到達可能性の条件を、
    当該外部サービスサイトにおける過去の投稿について、現在時刻と投稿時刻との差の逆数を、直近の所定の時間中に亘って加算した和Aと、
    ログイン状態を示す真偽値Lと、
    の積C1=L×Aを用いて評価し、このC1の値が所定の閾値以上である上記外部サービスサイトを、条件を満たすものとして選択する、請求項1に記載の到達型連絡サービスサーバ。
  3. 上記CP選択部が、
    上記外部サービスサイトのうち、メッセージを投稿可能な上記外部サービスサイトについては、
    個々のユーザの上記到達可能性の条件を、
    当該外部サービスサイトにおける過去の投稿について、現在時刻と投稿時刻との差の逆数を、直近の所定の時間中に亘って加算した和Aと、
    ログイン状態を示す真偽値Lと、
    個々のユーザが設定する当該外部サービスサイトのIDを介した利用の可否を示す真偽値Pと、
    の積C2=L×A×Pにより評価し、このC2の値が所定の閾値以上である上記外部サービスサイトを、条件を満たすものとして選択する、請求項1に記載の到達型連絡サービスサーバ。
  4. 上記メッセージ作成部が、上記条件を満たす複数の上記外部サービスサイトのIDへ、同報でメッセージを作成可能である、請求項1乃至3のいずれかに記載の到達型連絡サービスサーバ。
  5. 上記連絡要求受信部における上記ユーザの指定を、上記外部サービスサイトのIDを含まない、上記到達型連絡サービスサーバ用の総合IDにより可能とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の到達型連絡サービスサーバ。
  6. 上記連絡要求信号ごとに、その要求が到達したか否かを管理する要求記録テーブルと、
    上記メッセージを受け取った上記ユーザが、上記要求記録テーブルへ記録可能なHTMLページを生成するWEBサーバと、
    を有し、
    上記メッセージ作成部は、上記メッセージに上記WEBサーバにより生成されるHTMLページへ到達可能なアドレスを含める
    請求項1乃至5のいずれかに記載の到達型連絡サービスサーバ。
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