JP2016000967A - ファンレス扇風機 - Google Patents

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    • F04F5/00Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow
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    • F04F5/16Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being elastic fluid displacing elastic fluids

Abstract

【課題】簡便に構成しても、流速と流量とを高めて空気を送給することができるファンレス扇風機を提供すること。【解決手段】吹き出し口部20と吸い込み口部5を有した駆動送風部11とを備え、吸い込み口部で吸い込んだ内部空気AIを、吹き出し口部の吹き出し口29から吹き出し、周囲の外部空気AOを補助空気ASとして、巻き込みつつ、内部空気と補助空気との混合空気AMを送給する。略楕円筒状のハウジング22の後面22b側に、補助空気となる外部空気の流入用開口35が設けられ、ハウジングの前面22a側における吹き出し口の左右両側に、補助空気の流出用開口37が設けられる。ハウジングの左右両側に配設されるガイド壁31が、流入用開口より流出用開口の左右方向の幅寸法を狭めるように、ハウジングの左右の側壁25,26の周囲で、外膨らみの湾曲状として、配設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、空気を送給するファン(回転羽根)を外表面側に露出させずに構成されるファンレス扇風機に関する。
従来、ファンレス扇風機としては、空気の吹き出し口を備えた吹き出し口部と、吹き出し口部へ空気を送給可能に空気の吸い込み口部を有した駆動送風部と、を備えて構成されていた(例えば、特許文献1,2参照)。そして、吸い込み口部で吸い込んだ内部空気を、吹き出し口部の上下方向に延びた直線状の吹き出し口から吹き出したり、あるいは、吹き出し口部の円環状の吹き出し口から吹き出して、吹き出し口の周囲の外部空気を補助空気として、巻き込みつつ、内部空気と補助空気との混合空気を送給する構成としていた。
特開2013−142331号公報 特開2010−138906号公報
しかし、特許文献1のファンレス扇風機では、上下方向に延びた一本のスリット状の吹き出し口から内部空気を吹き出し、吹き出し口の左右両側の外部空気を補助空気として巻き込んで、前方側に送給する構成であり、巻き込む外部空気の周囲が、開放された大きな空間となっていることから、補助空気を流速を高めて巻き込み難く、流量や流速を増加させて空気を送給する点に改善の余地があった。
同様に、特許文献2のファンレス扇風機でも、リング状の吹き出し口の中央側が、巻き込む外部空気の領域となるが、大きく開口され、さらに、吹き出し口が、前方側に向いているものの、後面側(背面側)に配置されていることから、中央側の大きなスペースと相俟って、流速を高めて外部空気を巻き込む点に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、簡便に構成しても、流速と流量とを高めて空気を送給することができるファンレス扇風機を提供することを目的とする。
本発明に係るファンレス扇風機は、空気の吹き出し口を備えた吹き出し口部と、
該吹き出し口部へ空気を送給可能に空気の吸い込み口部を有した駆動送風部と、を備え、
前記吸い込み口部で吸い込んだ内部空気を、前記吹き出し口部の前記吹き出し口から吹き出し、前記吹き出し口の周囲の外部空気を補助空気として、巻き込みつつ、前記内部空気と前記補助空気との混合空気を送給する構成のファンレス扇風機であって、
前記吹き出し口部が、前記駆動送風部との連通部から上方に延びるように配設されるハウジングを備えて構成されるとともに、該ハウジングの前面側で前記ハウジングの軸方向に沿って延びるように開口させて、前記駆動送風部から送給される空気を前方側へ吹き出し可能に、前記吹き出し口を、配設させて構成され、
前記ハウジングの後面側の左右両側に、前記補助空気となる前記外部空気の流入用開口を設け、かつ、前記ハウジングの前面側の前記吹き出し口の左右両側に、前記補助空気の流出用開口を設けて、前記ハウジングの左右両側に、前記ハウジングの軸方向に沿って延びるように、ガイド壁が、配設され、
前記ハウジングが、軸直交方向の断面形状を、前記吹き出し口側を狭めて、長軸を前後方向に沿って配置させた略楕円筒状とし、
左右の前記ガイド壁が、前記流入用開口より前記流出用開口の左右方向の幅寸法を狭めるように、前記ハウジングの左右の側壁の周囲で、外膨らみの湾曲状として、配設されていることを特徴とする。
本発明に係るファンレス扇風機では、駆動送風部が作動すれば、吸い込み口部から吸い込まれた内部空気が、吹き出し口部に送給されて吹き出し口から吹き出される。そして、吹き出し口が、ハウジングの前面側で上下方向に延びるように開口されていることから、ハウジングの後面側の左右両側の流入用開口から外部空気を巻き込みつつ、内部空気と外部空気からなる補助空気とが混合された混合空気を、前面側の流出用開口から前方側に送給させることとなる。
その際、左右のガイド壁が、ハウジングの左右の側壁と同じような外膨らみの湾曲状として、流入用開口より流出用開口を狭めるように、配設されており、補助空気は、流入用開口から吸い込まれ、かつ、流出用開口から吹き出すガイド壁の内側補助空気だけで無く、ガイド壁の外側面に沿って、流入用開口付近から流出用開口付近に流れる外側補助空気の流れを発生させる。そのため、前方側に流れる混合空気は、ハウジングの吹き出し口から吹き出す内部空気と、ガイド壁の内側の内側補助空気と、さらに加えて、ガイド壁の外側の外側補助空気との流れを混合させて、前方に流れる。
そして、ガイド壁の外側を流れる外側補助空気の流れは、左右のガイド壁が、ハウジングの左右の側壁と同じような外膨らみの湾曲状として、飛行機の翼構造と同様としていることから、内側補助空気の流速と略同等に流速が速く(内側補助空気の流速より速いとの説もある)、その結果、内部空気と外部空気からなる補助空気との混合空気全体の流速と流量とを増大させて、混合空気が前方側に送給されることとなる。
そして、このような作用効果は、内部空気を吹き出す吹き出し口の左右両側に、湾曲状のガイド壁を配置させるだけでよく、簡便な構成で達成することができる。
したがって、本発明に係るファンレス扇風機は、簡便に構成しても、流速と流量とを高めて空気を送給することができる。
そして、本発明に係るファンレス扇風機は、左右の前記ガイド壁が、前記ハウジングの左右の側壁との離隔距離を調整可能に、調整機構を介在させて、前記ハウジングに連結されていることが望ましい。
このような構成では、調整機構を利用して、ガイド壁のハウジングからの離隔距離を調整できることから、前方側に送給する混合空気の流速を容易に調整できる。すなわち、ガイド壁をハウジングの左右の側壁に接近させれば、流出用開口が狭まり、流速を高めることができ、逆に、ガイド壁をハウジングから離せば、流出用開口が広がり、流速を抑えることができて、駆動送風部の調整とは別に、前方側に吹き出す混合空気の流速を調整することができる。
本発明に係る第1実施形態のファンレス扇風機の前面側から見た概略斜視図である。 第1実施形態のファンレス扇風機の後面側から見た概略斜視図である。 第1実施形態のファンレス扇風機の概略縦断面図である。 第1実施形態のファンレス扇風機の概略横断面図である。 第1実施形態のファンレス扇風機の吹き出し口付近の概略拡大横断面図である。 第2実施形態のファンレス扇風機の前面側から見た概略斜視図である。 第2実施形態のファンレス扇風機の後面側から見た概略斜視図である。 第2実施形態のファンレス扇風機の調整機構を説明する概略横断面図である。 第2実施形態のファンレス扇風機の概略横断面図である。 調整機構の他の例を説明する概略横断面図である。 調整機構のさらに他の例を説明する概略横断面図である。 第1実施形態のファンレス扇風機の変形例を示す概略横断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態のファンレス扇風機10は、図1〜3に示すように、下部側の略円錐台形状の駆動送風部11と、駆動送風部11の上部に配置されて、空気流の吹き出し口29を備えた吹き出し口部20と、を具備して構成されている。吹き出し口部20は、上下方向に延びるスリット状の吹き出し口29を前面22a側に開口させた略楕円筒状のハウジング22を設けて構成されている。
駆動送風部11は、図3に示すように、ファンケース12内に収納された駆動モータ13により回転駆動されるファン(インペラ)14を配設させて構成され、ファン14が回転駆動されると、後面側の吸い込み口部15から周囲の空気Aを吸い込んで、上部のハウジング22の連通部27側に送給する。ファン14は、所定の商用電源に接続される図示しない電源コードを接続させており、前面側の操作部18のスイッチ(図符号省略)の操作により、ON・OFFされる。なお、吸い込み口部15には、フィルタ16が配設されている。
吹き出し口部20のハウジング22は、上下方向に延びる軸心Cと直交する断面形状を、図4,5に示すように、吹き出し口29側を狭めた状態として、前後方向に長軸を設けた略楕円筒状としている。そして、ハウジング22は、半割り筒状の後壁24と、後壁24の左右両縁から前方に延びる左側壁25及び右側壁26と、を備えて構成され、左側壁25と右側壁26とは、外膨らみとした湾曲状として、前端(先端)25a,26aを吹き出し口29の左右両縁に配置させている。ハウジング22の上端は、後壁24と左右の側壁25,26とを連結する天井壁23により、塞がれている。
なお、吹き出し口29は、上下方向の所定箇所に、適宜、左右方向の開口幅寸法BEの寸法を安定させるように、側壁25,25の前縁相互を連結する細い連結杆を配設させてもよい。
ハウジング22の左右両側には、湾曲状のガイド壁31(31L,31R)が配設されている。ガイド壁31L,31Rは、ハウジング22の後面22b側(後壁24側)の左右両側に、補助空気ASとなる外部空気AOの流入用開口35(35L,35R)を設け、かつ、ハウジング22の前面22a側の吹き出し口29の左右両側に、補助空気ASの流出用開口37(37L,37R)を設けて、ハウジング22の左右両側で、ハウジング22の軸方向CDに沿って延びるように、配設されている。
そして、左右のガイド壁31は、流入用開口35L,35Rの左右方向の幅寸法BIより、流出用開口37L,37Rの左右方向の幅寸法BOを狭めるように、ハウジング22の左右の側壁25,26の周囲で、外膨らみの湾曲状として、配設されている。
また、左右のガイド壁31は、ハウジング22の左右の側壁25,26との離隔距離を調整可能に、調整機構40を介在させて、ハウジング22に連結されている。第1実施形態の調整機構40は、ハウジング22の側壁25,26の上下で左右方向の外方に突出するハウジング22側の支持杆部41(41L,41R)と、各ガイド壁31の内側面31aから支持杆部41L,41R側に突出して、対応する支持杆部41(41L,41R)を内部に嵌めるガイド壁31側の支持杆部42(42L,42R)と、から構成されている。そして、嵌り合った支持杆部41L,42L相互と支持杆部41R.42R相互との接触面、すなわち、外周面41aと内周面42aとは、摺動可能で、かつ、ファンレス扇風機10の作動時に支持杆部42L,42Rのずれ移動が防止される程度の摩擦抵抗を備えて、嵌合されている。
なお、吹き出し口29の左右方向の開口幅寸法BEは、安定した外部空気AOを巻き込んでなる補助空気ASの流量と流速とを確保するため、1〜3mmの範囲内が望ましく、実施形態の場合、2mmに設定されている。
また、流出用開口37L,37Rの開口幅寸法BOは、安定した補助空気AS、詳しくは、内側補助空気ASIと外側補助空気ASO、の流れを確保できるように、3〜10mmに設定されている。
さらに、実施形態の場合、高さ寸法H0を800mm、ガイド壁31L,31Rの最大幅寸法D0を100mm程度としている。
実施形態のファンレス扇風機10では、操作部18の所定のスイッチをONすれば、駆動送風部11の駆動モータ13が作動して、ファン14を回転駆動させることから、吸い込み口部15から吸い込まれた内部空気AIが、ハウジング22の連通部27を経て吹き出し口部20に送給され、吹き出し口29から吹き出される。そして、吹き出し口29が、ハウジング22の前面22a側で上下方向に延びるように開口されていることから、ハウジング22の後面22b側の左右両側の流入用開口35L,35Rから外部空気AOを巻き込みつつ、内部空気AIと外部空気AOからなる補助空気ASとが混合された混合空気AMを、前面22a側の流出用開口37L,37Rから前方側に送給させることとなる。
その際、左右のガイド壁31L,31Rが、ハウジング22の左右の側壁25,26と同じような外膨らみの湾曲状として、流入用開口35L,35Rより流出用開口37L,37Rを狭めるように、配設されており、補助空気ASは、流入用開口35L,35Rから吸い込まれ、かつ、流出用開口37L,37Rから吹き出すガイド壁31L,31Rの内側補助空気ASIだけで無く、ガイド壁31L,31Rの外側面31bに沿って、流入用開口35L,35R付近から流出用開口37L,37R付近の先端31c側に向かって流れる外側補助空気ASOの流れを発生させる。そのため、前方側に流れる混合空気AMは、ハウジング22の吹き出し口29から吹き出す内部空気AIと、ガイド壁31L,31Rの内側の内側補助空気ASIと、さらに加えて、ガイド壁31L,31Rの外側の外側補助空気ASOとの流れを混合させて、前方に流れる。
そして、ガイド壁31L,31Rの外側を流れる外側補助空気ASOの流れは、左右のガイド壁31L,31Rが、ハウジング22の左右の側壁25,26と同じような外膨らみの湾曲状として、飛行機の翼構造と同様としており、内側補助空気ASIの流速と略同等に流速が速く(内側補助空気ASIの流速より速いとの説もある)、その結果、内部空気AIと外部空気AOからなる補助空気ASとの混合空気AM全体の流速と流量とを増大させて、混合空気AMが前方側に送給されることとなる。
そして、このような作用効果は、内部空気AIを吹き出す吹き出し口29の左右両側に、湾曲状のガイド壁31L,31Rを配置させるだけでよく、簡便な構成で達成することができる。
したがって、第1実施形態のファンレス扇風機10は、簡便に構成しても、流速と流量とを高めて空気を送給することができる。
そして、第1実施形態のファンレス扇風機10では、左右のガイド壁31L,31Rが、ハウジング22の左右の側壁25,26との離隔距離を調整可能に、相互に摺動可能に嵌り合う支持杆部41,42からなる調整機構40を介在させて、ハウジング22に連結されている。
そのため、支持杆部42L,42Rを、側壁25,26から離すように支持杆部41L,41Rに対して摺動させれば、ガイド壁31L,31Rが、側壁31L.31Rから離れ、流出用開口37L,37Rの開口幅寸法BOが広がり、混合空気AMの流速を低減することができる。逆に、支持杆部42L,42Rを、側壁25,26に接近させるように、支持杆部41L,41Rに対して摺動させれば、ガイド壁31L,31Rが、側壁31L,31Rに接近して、流出用開口37L,37Rの開口幅寸法BOが狭まり、混合空気AMの流速を上昇させることができる。
したがって、調整機構40を備えた構成では、調整機構40を利用して、ガイド壁31L,31Rのハウジング22からの離隔距離を調整できて、流出用開口37L,37Rの幅寸法BOを増減させることができることから、前方側に送給する混合空気AMの流速を容易に調整できる。すなわち、ガイド壁31L,31Rをハウジング22の左右の側壁25,26に接近させて流出用開口37L,37Rの開口幅寸法BOを狭めれば、流速を高めることができ、逆に、ガイド壁31L,31Rをハウジング22から離して流出用開口37L,37Rの開口幅寸法BOを広げれば、流速を抑えることができて、駆動送風部11の調整とは別に、前方側に吹き出す混合空気AMの流速を調整することができる。
なお、第1実施形態では、左右のガイド壁31L,31Rのハウジング22の左右の側壁25,26からの離隔距離を調整する際、ガイド壁31L,31Rを左右方向に沿って平行移動させるようにスライドさせて調整する調整機構40を説明したが、図6〜9に示す第2実施形態のファンレス扇風機10Aのように、ガイド壁31L,31Rを揺動(回動)させるようにして、ハウジング22との離隔距離を調整する構成としてもよい。
このファンレス扇風機10Aでは、調整機構50が第1実施形態の構成と相違し、また、駆動送風部11の後面側が左右方向に幅広に構成されている点が相違するだけであり、他の構成は、第1実施形態と同様であり、同じ部材・部位には、第1実施形態と同じ符号を付して、適宜、説明を省略する。
この調整機構50では、左右のガイド壁31L,31Rの上端に、ハウジング22の天井壁23の上面側に張り出す略三角板状の延設部56(56L,56R)が配設され、左右のガイド壁31L,31Rの下端に、ハウジング22の側壁25,26側に接近する略三角板状のブラケット60L,60Rが配設されている。
一方、ハウジング22の上端側の延設部56の下方位置には、側壁25,26の後縁側から左右方向の外方に延びる支持ブラケット51L,51Rが配設され、各支持ブラケット51L,51Rには、延設部56L,56Rに設けられた軸支孔57を貫通する支持軸52が上方に突設されている。さらに、ハウジング22の天井壁23には、前縁付近に上方へ延びるストッパピン53が突設されている。そして、左右の支持軸52,52とストッパピン53とは、延設部56L,56Rの上方に配置される略三角板状の天板部62に連結されている。
また、ハウジング22の下端側の連通部27付近には、ブラケット60L,60Rを回動可能に支持する支持軸54が、支持軸52と同心的な位置に、配設されている。
そして、各延設部56L,56Rは、後縁56b側の相互に対向する部位に、相互に噛合する歯車部58(58L,58R)が配設され、前縁56a側の相互に対向する部位に、ストッパピン53に当接可能な半割り円弧状の規制面59が配設されている。そのため、延設部56L,56Rの前縁56a側を相互に離隔するように開けば、各延設部56L,56Rが、各々の軸支孔57を貫通した支持軸52と下方の支持軸54とを回転中心として、ブラケット60L,60Rとともに、回転し、それに伴い、左右のガイド壁31L,31Rも、流出用開口37L,37Rの開口幅寸法BOを広げるように、揺動(回動)することとなる。
その後、逆方向に回転させれば、左右の延設部56L,56Rの規制面59,59がストッパピン53に当接するまで、延設部56L,56Rやブラケット60L,60Rとともに、ガイド壁31L,31Rが、流出用開口37L,37Rの開口幅寸法BOを狭めるように、揺動(回動)する。
この調整機構50でも、ガイド壁31L,31Rのハウジング22からの離隔距離を調整でき、さらに、歯車部58を利用して、左右のガイド壁31L,31Rの支持軸52,54周りの揺動角度(回動角度)を左右対称として、調整できて、左右のバランスよく、ガイド壁31L,31Rのハウジング22からの離隔距離を調整することができる。
さらに、左右のガイド壁31L,31Rのハウジング22からの離隔距離を調整する構成としては、図10に示す調整機構70のように構成してもよい。この調整機構70は、第1実施形態の調整機構40と近似して、ガイド壁31L,31R側の上下の支持杆部73が、内周面に雌ねじ73a,73bを設けられ、ハウジング22側の上下の支持杆部71が、ハウジング22を貫通して、左右両端に、対応する雌ねじ73a,73bに噛合する雄ねじ71a,71bを設けられ、かつ、側壁25,26近傍に、抜け止めを図る大径の把持部72を設けられて、構成されている。なお、相互に噛合するねじ73a,71a相互と、ねじ73b,71b相互とは、逆方向にねじ溝が形成されている。
そのため、各把持部72を把持して、上下の支持杆部71を、所定方向に回せば、ガイド壁31L,31Rがハウジング22から離隔し、逆方向に回せば、ガイド壁31L,31Rがハウジング22に接近することとなり、流出用開口37の開口幅寸法BOを、左右のバランスよく、広げたり狭めたりして、調整することができる。
なお、調整機構としては、上下の一方側だけ、例えば、下方側だけ、ねじの設けられていない支持杆部41,42とした調整機構40をファンレス扇風機の下部側に配設し、ファンレス扇風機の上方側に、調整機構70として、ねじ71a,71b,73a,73bを設けた支持杆部71,73を配設して、構成してもよい。
さらに、左右のガイド壁31L,31Rのハウジング22からの離隔距離を調整する場合、図11に示すようなリンク機構に利用した調整機構80を利用してもよい。すなわち、ハウジング22の側壁25,26の上下において、前側軸支部81と後側軸支部82と、を設け、左右のガイド壁31L,31Rの上下において、前側軸支部85と後側軸支部86と、を設けて、相互の前側軸支部81,85にリンク片83を軸支させ、相互の後側軸支部82,86にリング片84を軸支させて、調整機構80を構成してもよい。
このような構成でも、ガイド壁31L,31Rを、側壁25,26から離れるように左右方向に引っ張ったり、側壁25,26に接近させるように押し付ければ、リンク片83,84が、軸支部81,82,85,86に軸支されて揺動することから、流出用開口37の開口幅寸法BOを、広げたり狭めたりして、調整することができる。
さらに、混合空気AMを、左右方向の広がりを持って、前方に送給する場合には、図12に示すように、吹き出し口29の両縁における側壁25,26の先端25a,26aの内側面25b,26bを、拡開するようなテーパ面として、ハウジング22内の側壁25,26間における吹き出し口29の近傍に、上下方向に沿って延び、かつ、前後方向に延びて、前端(先端)90aを側壁25,26の先端25a,26aと一致させて配置させる隔壁90を設けてもよい。
このような構成では、隔壁90と干渉した内部空気AIが、左右方向の外側に開くように流れて、混合空気AMを、左右方向の広がりを持って、前方に送給することができる。
なお、各実施形態のファンレス扇風機10,10Aでは、ファン14の単独使用の空気Aの流速に比べて、十数倍の流速で、混合空気AMを送給することができ、また、混合空気AMの到達距離を1.5倍に伸ばすことができた。
また、各実施形態では、ファン14の駆動ONと駆動OFFとの操作を例示したが、ファンの回転速度を調整可能として、風量調整するように構成したり、あるいは、適宜、タイマー機能を設けて、所定時間作動できるように構成してもよい。さらに、吹き出し口29の向きを変更可能にするように、駆動送風部11を回動台に設置して、ファンレス扇風機10,10Aに首振り機構を設けてもよい。さらにまた、昇温した内部空気AIを発生させるように、ヒータ線等を利用して電気的にON・OFFできる加熱装置を駆動送風部11に内蔵させ、本発明のファンレス扇風機を、暖房機としても利用できるように構成してもよい。
10,10A…ファンレス扇風機、11…駆動送風部、15…吸い込み口部、20…吹き出し口部、22…ハウジング、22a…(ハウジングの)前面、22b…(ハウジングの)後面、25…左側壁、26…右側壁、27…連通部、29…吹き出し口、31(31L,31R)…ガイド壁、31a…内側面、31b…外側面、35(35L,35R)…流入用開口、37(37L,37R)…流出用開口、40,50,70,80…調整機構、
C…(ハウジングの)軸心、CD…(ハウジング22の)軸方向、A…空気、AI…内部空気、AO…外部空気、AS…補助空気、ASI…内側補助空気、ASO…外側補助空気、AM…混合空気。

Claims (2)

  1. 空気の吹き出し口を備えた吹き出し口部と、
    該吹き出し口部へ空気を送給可能に空気の吸い込み口部を有した駆動送風部と、を備え、
    前記吸い込み口部で吸い込んだ内部空気を、前記吹き出し口部の前記吹き出し口から吹き出し、前記吹き出し口の周囲の外部空気を補助空気として、巻き込みつつ、前記内部空気と前記補助空気との混合空気を送給する構成のファンレス扇風機であって、
    前記吹き出し口部が、前記駆動送風部との連通部から上方に延びるように配設されるハウジングを備えて構成されるとともに、該ハウジングの前面側で前記ハウジングの軸方向に沿って延びるように開口させて、前記駆動送風部から送給される空気を前方側へ吹き出し可能に、前記吹き出し口を、配設させて構成され、
    前記ハウジングの後面側の左右両側に、前記補助空気となる前記外部空気の流入用開口を設け、かつ、前記ハウジングの前面側の前記吹き出し口の左右両側に、前記補助空気の流出用開口を設けて、前記ハウジングの左右両側に、前記ハウジングの軸方向に沿って延びるように、ガイド壁が、配設され、
    前記ハウジングが、軸直交方向の断面形状を、前記吹き出し口側を狭めて、長軸を前後方向に沿って配置させた略楕円筒状とし、
    左右の前記ガイド壁が、前記流入用開口より前記流出用開口の左右方向の幅寸法を狭めるように、前記ハウジングの左右の側壁の周囲で、外膨らみの湾曲状として、配設されていることを特徴とするファンレス扇風機。
  2. 左右の前記ガイド壁が、前記ハウジングの左右の側壁との離隔距離を調整可能に、調整機構を介在させて、前記ハウジングに連結されていることを特徴とする請求項1に記載のファンレス扇風機。
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