JP2016000001A - 情報処理システム及び情報処理装置及び端末装置 - Google Patents

情報処理システム及び情報処理装置及び端末装置 Download PDF

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Masahiko Aoyama
雅彦 青山
和興 齋藤
Yorioki Saito
和興 齋藤
一昭 山下
Kazuaki Yamashita
一昭 山下
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Abstract

【課題】消費者に農産物の選択メニューを提供し、簡単に希望の農産物を注文できるとともに、的確に希望の農産物を栽培することができるシステムを提供する。【解決手段】携帯端末300は、農産物の品質が複数のランクに分けられた希望品質選択メニュー311を表示するメニュー表示部320を備え、情報処理装置100は、希望品質選択メニュー311から選択された農産物の品質のランクを希望農産物情報131として記憶する処理側希望品質記憶部120と、各ランクに対し栽培環境情報が予め設定された栽培環境テーブル132と、栽培環境テーブル132から希望環境情報133の示すランクに対応する希望環境情報133を抽出する処理側希望環境抽出部140と、希望環境情報133を植物工場200へ送信する処理側送信部150とを備え、植物工場200は、希望環境情報133に基づいて環境調整機器220の制御を実行する栽培環境制御部210を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム及び情報処理装置及び端末装置に関するものである。
関する。
近年、施設内で、植物の生育に必要な環境を空調、風量、養液供給等により人工的に制御し、季節を問わず連続的に安全な農産物を生産できるシステム(植物工場)が開発されている。植物工場は、安全な食料の供給、食材の周年供給などを目的とした、環境保全型の生産システムである。
また、このような植物工場で生産される農産物は、短期間で出荷することができることも特徴である。
従来技術として、ユーザが栽培する栽培環境を管理し、より適切なレコメンデーションを提供することができるシステムがある(特許文献1参照)。
特開2012−044930号公報
近年、消費者において農産物に対するニーズは多様化している。しかし、消費者が農産物を注文生産するには、手間もコストもかかるという課題があった。
本発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、消費者が携帯端末から所望の農産物を注文することができるとともに、消費者の希望情報を自動的に植物工場の制御に反映させることで、簡単に所望の農産物を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理システムは、表示画面を有する端末装置と、農産物を栽培する農産物栽培装置と、前記端末装置と通信するとともに前記農産物栽培装置と通信する情報処理装置とを備える情報処理システムにおいて、
前記端末装置は、
前記農産物の品質が複数のランクに分けられた品質選択メニューを前記表示画面に表示する端末側メニュー表示部を備え、
前記情報処理装置は、
前記端末側メニュー表示部に表示された前記品質選択メニューから前記農産物の品質のランクが選択されると、選択された前記農産物の品質のランクを受信し、受信した前記農産物の品質のランクを希望品質ランクとして記憶する処理側希望品質記憶部と、
前記端末側メニュー表示部に表示される前記農産物の品質の複数のランクの各ランクに対して、前記農産物の品質が各ランクになるように栽培するための栽培環境情報が予め設定された栽培環境テーブルを記憶する処理側テーブル記憶部と、
前記処理側テーブル記憶部に記憶された前記栽培環境テーブルから、前記処理側希望品質記憶部に記憶された前記希望品質ランクに相当するランクに対応する前記栽培環境情報を希望環境情報として抽出する処理側希望環境抽出部と、
前記処理側希望環境抽出部により抽出された前記希望環境情報を前記農産物栽培装置へ送信する処理側送信部と
を備え、
前記農産物栽培装置は、
前記農産物を栽培する環境を調整する環境調整機器と、
前記処理側送信部から前記希望環境情報を受信し、受信した前記希望環境情報に基づいて前記環境調整機器の制御を実行し、前記制御によって、前記環境調整機器を介して前記環境を調整する栽培側環境制御部と
を備えることを特徴とする。
前記端末側メニュー表示部は、さらに、
前記農産物栽培装置が配置されている複数の地域を表す地域選択メニューを前記表示画面に表示し、
前記処理側希望品質記憶部は、さらに、
前記端末側メニュー表示部に表示された前記地域選択メニューから特定の地域が選択されると、選択された特定の地域を受信し、受信した特定の地域を希望地域として記憶し、
前記処理側送信部は、
前記処理側希望品質記憶部により記憶された前記希望地域に配置されている前記農産物栽培装置に前記希望環境情報を送信する
ことを特徴とする。
前記端末側メニュー表示部は、
前記品質選択メニューとして、前記農産物の複数の属性が前記農産物の品質として採用され、前記農産物の複数の属性の各属性が複数のランクに分けられた属性選択メニューを前記表示画面に表示し、
前記処理側希望品質記憶部は、
前記メニュー表示部に表示された前記属性選択メニューから前記農産物の各属性のランクが選択されると、選択された前記農産物の各属性のランクを受信し、受信した前記農産物の各属性のランクを前記希望品質ランクとして記憶する
ことを特徴とする。
前記端末側メニュー表示部は、
前記農産物の大きさ、色、味、及び食感が前記農産物の複数の属性として採用され、前記農産物の大きさ、色、味、及び食感がそれぞれ複数のランクに分けられた前記属性選択メニューを前記表示画面に表示し、
前記処理側希望品質記憶部は、
前記メニュー表示部に表示された前記属性選択メニューから前記農産物の大きさ、色、味、及び食感のそれぞれのランクが選択されると、選択された前記農産物の大きさ、色、味、及び食感のそれぞれのランクを受信し、受信した前記農産物の大きさ、色、味、及び食感のそれぞれのランクを前記希望品質ランクとして記憶する
ことを特徴とする。
前記農産物栽培装置は、
前記農産物を栽培する環境を示す環境数値を検出し、検出した前記環境数値を送信する検出部を備え、
前記情報処理装置は、
前記検出部から送信された前記環境数値を受信し、受信した環境数値に基づいて、前記環境調整機器を制御するための環境修正情報を生成する環境修正情報生成部を備え
前記処理側送信部は、
前記環境修正情報生成部により生成された前記環境修正情報を前記栽培側環境制御部に送信し、
前記栽培側環境制御部は、
前記処理側送信部から前記環境修正情報を受信し、受信した前記環境修正情報に基づいて前記環境調整機器の修正制御を実行し、前記修正制御によって、前記環境調整機器を介して前記環境を修正する
ことを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、
表示画面を有する端末装置と通信するとともに、農産物を栽培する農産物栽培装置と通信する情報処理装置において、
前記農産物の品質が複数のランクに分けられた品質選択メニューであって前記端末装置の前記表示画面に表示された品質選択メニューから前記農産物の品質のランクが選択されると、選択された前記農産物の品質のランクを前記端末装置から受信し、受信した前記農産物の品質のランクを希望品質ランクとして記憶する処理側希望品質記憶部と、
前記表示画面部に表示される前記農産物の品質の複数のランクの各ランクに対して、前記農産物の品質が各ランクになるように栽培するための栽培環境情報が予め設定された栽培環境テーブルを記憶する処理側テーブル記憶部と、
前記処理側テーブル記憶部に記憶された前記栽培環境テーブルから前記処理側希望品質記憶部に記憶された前記希望品質ランクに相当するランクに対応する前記栽培環境情報を希望環境情報として抽出する処理側希望環境抽出部と、
前記処理側希望環境抽出部により抽出された前記希望環境情報を前記農産物栽培装置へ送信する処理側送信部と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る端末装置は、
表示画面を有する端末装置であって、農産物を栽培する農産物栽培装置と通信する情報処理装置と通信する端末装置において、
前記農産物の品質が複数のランクに分けられた品質選択メニューを前記表示画面に表示する端末側メニュー表示部と、
前記端末側メニュー表示部に表示された前記品質選択メニューから前記農産物の品質のランクが選択されると、選択された前記農産物の品質のランクを前記情報処理装置に送信する端末側送信部と
を備えたことを特徴とする。
前記情報処理装置は、
前記端末側送信部により送信された前記農産物の品質のランクを受信し、受信した前記農産物の品質のランクを希望品質ランクとして記憶する処理側希望品質記憶部と、
前記表示画面部に表示される前記農産物の品質の複数のランクの各ランクに対して、前記農産物の品質が各ランクになるように栽培するための栽培環境情報が予め設定された栽培環境テーブルを記憶する処理側テーブル記憶部と、
前記処理側テーブル記憶部に記憶された前記栽培環境テーブルから前記処理側希望品質記憶部に記憶された前記希望品質ランクに相当するランクに対応する前記栽培環境情報を希望環境情報として抽出する処理側希望環境抽出部と、
前記処理側希望環境抽出部により抽出された前記希望環境情報を前記農産物栽培装置へ送信する処理側送信部と
を備えることを特徴とする。
前記端末側メニュー表示部は、さらに、
前記農産物栽培装置が配置されている複数の地域を表す地域選択メニューを前記表示画面に表示し、
前記端末側送信部は、さらに、
前記端末側メニュー表示部に表示された前記地域選択メニューから特定の地域が選択されると、選択された特定の地域を前記情報処理装置に送信する
ことを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムによれば、携帯端末から農産物の希望の品質のランクを選択することができるとともに、自動的に希望の品質のランクの農産物を栽培するための情報を農産物栽培装置へ送信することができるので、簡単かつ短期間で希望に沿った農産物を的確に提供することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る情報処理システム500のブロック構成図である。 実施の形態1に係る情報処理装置100、植物工場200の栽培環境制御部210のハードウェア資源の一例を示す図である。 実施の形態1に係る携帯端末300の希望情報取得方法を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る情報処理システム500の処理の流れを示す模式図である。 実施の形態1に係る希望品質選択メニュー311の一例である。 実施の形態1に係る希望地域選択メニュー312の一例である。 実施の形態1に係る情報処理装置100の農産物提供処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係る希望農産物情報131の構成を示す図である。 実施の形態1に係る栽培環境テーブル132の構成を示す図である。 実施の形態1に係る希望環境情報133の構成を示す図である。 実施の形態2に係る情報処理システム501のブロック構成図である。 実施の形態2に係る栽培管理テーブル134の構成を示す図である。 実施の形態2に係る情報処理システム501の栽培環境監視処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2に係る情報処理システム501の処理の流れを示す模式図である。 実施の形態2に係るセンサー情報136の構成を示す図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る情報処理システム500のブロック構成図である。
本実施の形態に係る情報処理システム500は、予めシステムに加入(登録)している顧客(顧客が利用する携帯端末300)に対して、農産物提供サービスを提供するシステムである。
情報処理システム500は、例えば、携帯端末300に対して、インターネット等のネットワーク400を介してプログラム(メニュー画面)を提供し、顧客により選択された希望の品質(属性)(色・味・食感・大きさ)の農産物を希望する場所で栽培し、顧客に提供する農産物提供システムである。
本実施の形態に係る情報処理システム500は、表示画面310を有する携帯端末300(端末装置)と、農産物を栽培する植物工場200(農産物栽培装置)と、携帯端末300とネットワーク400を介して通信するとともに植物工場200と通信する情報処理装置100とを備える。
情報処理装置100は、顧客の選定した好みの農産物に必要な栽培環境情報をデータベースより抽出し、ネットワーク400等を介して抽出した栽培環境情報を植物工場200へ送信し、植物工場200による農産物の栽培を支援する農産物提供装置である。
情報処理システム500は、ユーザ(顧客)が携帯端末300から希望の農産物の品質のランクを送信すると、送信された農産物の品質のランクに相当する農産物を植物工場200において自動的に栽培制御することができるシステムである。
図1に示すように、情報処理システム500は、情報処理装置100、植物工場200、携帯端末300を備える。
携帯端末300は、インターネット等のネットワーク400を介して情報処理装置100と通信する端末装置の一例である。携帯端末300は、例えば、携帯情報端末(スマートフォン)、PC(パーソナル・コンピュータ)等である。
携帯端末300は、表示画面310、メニュー表示部320(端末側メニュー表示部)、端末側送信部330を備える。
表示画面310は、携帯端末300が備える表示装置である。
メニュー表示部320は、農産物の品質が複数のランクに分けられた希望品質選択メニュー311を表示画面310に表示する。希望品質選択メニュー311とは、例えば、農産物の属性である大きさ、色、味、及び食感等がそれぞれ複数のランクに分けられたものなどである。
希望品質選択メニュー311は、ユーザが希望する農産物の品質を選択することができるメニュー画面である。
また、メニュー表示部320は、植物工場200が配置されている複数の地域を表す希望地域選択メニュー312を表示画面310に表示する。
希望地域選択メニュー312は、ユーザが農産物の栽培を希望する地域を選択することができるメニュー画面である。
メニュー表示部320の表示内容の詳細については後述する。
端末側送信部330は、メニュー表示部320により表示画面310に表示された希望品質選択メニュー311から農産物の品質のランクが選択されると、選択された農産物の品質のランクの情報を、ネットワーク400を介して情報処理装置100に送信する。
また、端末側送信部330は、メニュー表示部320により表示画面310に表示された希望地域選択メニュー312から特定の地域が選択されると、選択された特定の地域を表す情報を情報処理装置100に送信する。
以下、顧客により選択された農産物の品質のランクを表す情報及び顧客により選択された特定の地域を表す情報を希望情報と呼ぶ場合もあるものとする。すなわち、端末側送信部330は、希望情報を情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は、希望情報受信部110、処理側希望品質記憶部120、記憶装置130、処理側希望環境抽出部140、処理側送信部150を備える。
記憶装置130には、希望農産物情報131、栽培環境テーブル132、希望環境情報133が記憶されている。
希望情報受信部110は、ネットワーク400を介して、携帯端末300の端末側送信部330から送信される農産物の品質のランクを受信する。また、希望情報受信部110は、ネットワーク400を介して、携帯端末300の端末側送信部330から送信される特定の地域を受信する。
処理側希望品質記憶部120は、希望情報受信部110が受信した農産物の品質のランクを希望農産物情報131(希望品質ランク)として記憶装置130に記憶する。
また、処理側希望品質記憶部120は、希望情報受信部110が受信した特定の地域を希望農産物情報131(希望地域)として記憶装置130に記憶する。
希望農産物情報131の構成については後述する。
栽培環境テーブル132は、予め処理側テーブル記憶部により記憶装置130に記憶されている。栽培環境テーブル132は、携帯端末300のメニュー表示部320に表示される農産物の品質の複数のランクの各ランクに対して、農産物の品質が各ランクになるように栽培するための栽培環境情報が予め設定されている。
栽培環境テーブル132に設定される栽培環境情報とは、例えば、植物工場200の栽培環境を調整する装置(環境調整機器220)を制御するための情報である。
処理側希望環境抽出部140は、記憶装置130に記憶されている栽培環境テーブル132から、処理側希望品質記憶部120により記憶された希望農産物情報131に相当する農産物の品質のランクに対応する栽培環境情報を希望環境情報133として抽出する。処理側希望環境抽出部140は、抽出した希望環境情報133を記憶装置130に記憶する。
処理側送信部150は、処理側希望環境抽出部140により抽出された希望環境情報133を植物工場200(農産物栽培装置)へ、例えば、ネットワーク400を介して送信する。
処理側送信部150は、処理側希望品質記憶部120により希望農産物情報131に記憶された希望地域を読み出し、読み出した希望地域に配置されている植物工場200に希望環境情報133を送信する。
情報処理システム500は、複数の植物工場200(農産物栽培装置)を備える。ただし、情報処理システム500が備える植物工場200は1つであっても構わない。
本実施の形態では、植物工場200Aと植物工場200Bと植物工場200Cとは、異なる地域に配置されているものとする。
植物工場200とは、施設内で植物の生育に必要な環境を空調、風量、養液供給等により人工的に制御し、季節を問わず連続的に安全な農産物を生産できるシステムである。植物工場には、密閉型植物工場と太陽光型植物工場とがある。本実施の形態に係る情報処理システム500は、密閉型植物工場と太陽光型植物工場とのどちらか、あるいはいずれもが接続されていても適用可能である。
植物工場200は、環境調整機器220、栽培環境制御部210を備える。
環境調整機器220は、農産物を栽培する環境を調整する装置である。環境調整機器220は、例えば、植物工場200内の温度・湿度を調整するエアコン(エア・コンディショナー)、空気攪拌器(扇風機)、二酸化炭素供給装置、養液供給装置などである。
栽培環境制御部210(栽培側環境制御部)は、処理側送信部150から希望環境情報133を受信し、受信した希望環境情報133に基づいて、環境調整機器220を制御する。栽培環境制御部210は、植物工場200を制御する制御装置である。
図2は、本実施の形態に係る情報処理装置100、及び植物工場200の栽培環境制御部210のハードウェア資源の一例を示す図である。図2において、情報処理装置100は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。
CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
なお、携帯端末300は、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906等は備えていない。しかし、携帯端末300は、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906以外の情報処理装置100とほぼ同じ構成を備えるコンピュータである。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904、表示装置901などは、入力部、入力装置の一例である。また、入力装置としてタッチパネル等を備えていてもよい。また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
通信ボード915は、電話回線網を介してファクシミリ機、電話器(携帯電話を含む)に接続されている。また、通信ボード915は、LAN等に接続されている。通信ボード915は、LANに限らず、インターネット、ISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。インターネット或いはISDN等のWANに接続されている場合、ゲートウェイは不用となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」、「〜手段」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」、「〜記憶装置」、「〜データ」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」、「〜記憶装置」、「〜データ」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「手段」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、以下に述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、以下に述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
図3は、本実施の形態に係る携帯端末300の希望情報取得方法を示すフローチャートである。図4は、本実施の形態に係る情報処理システム500の処理の流れを示す模式図である。図5は、本実施の形態に係る希望品質選択メニュー311の一例である。図6は、本実施の形態に係る希望地域選択メニュー312の一例である。
図3〜図6を用いて、携帯端末300による希望情報取得方法について説明する。
この処理は、図4に示す(1)の矢印の処理の流れを示すものである。以下に(1)の処理の流れを簡単に説明する。
ユーザ(顧客(お客様))は、携帯端末300に予め記憶されているプログラム(例えば、スマートフォンのアプリ等)や、ウェブ等を通じて提供される希望品質選択メニュー311、希望地域選択メニュー312に対して、自分の希望する農産物(野菜、果物、その他の植物)の特徴、及び栽培を希望する栽培地域を入力する。入力されたユーザの希望する農産物の特徴(農産物の品質のランク(農産物の属性ともいう))及び栽培地域の希望情報は、ネットワーク400を介して情報処理装置100へ送信される。
このように、情報処理システム500において、携帯端末300からユーザの希望情報が入力され、入力されたユーザの希望情報がネットワーク400を介して情報処理装置100に送信されるまでの動作について説明する。
<メニュー表示工程:S110〜S120>
S110において、メニュー表示部320は、表示画面310に希望品質選択メニュー311を表示する。携帯端末300のメニュー表示部320は、携帯端末300に予め記憶されているプログラム(例えば、スマートフォンのアプリ等)である。あるいは、情報処理装置100がウェブサーバとして携帯端末300に提供するメニュー画面(希望品質選択メニュー311、希望地域選択メニュー312)をメニュー表示部320に表示させるものでもよい。
図5に示すように、メニュー表示部320は、希望品質選択メニュー311(属性選択メニュー)として、例えば、大きさ(サイズ)、いろ、味(苦み)、及び食感を複数のランクに分けて表示する。ここでは、希望品質選択メニュー311は、品質(大きさ、いろ、味(苦み)、及び食感)を3段階に分けて表している。農産物の品質(属性)としては、上記の他に、「品種」等を表示してもよい。
また、品質のランクは3段階に限らず、2段階、4段階、5段階以上でもよい。
メニュー表示部320は、ユーザにより、大きさ、いろ、味(苦み)、及び食感それぞれについてランクの選択が完了すると、選択された品質のランクの情報を記憶装置に記憶し、処理をS120に進める。以下、説明を簡単にするため、「大きさ」の3段階(大、普通、小)、「いろ」の3段階(濃い、普通、薄い)、「味(苦み)」の3段階(強い、普通、弱い)、「食感」の3段階(柔らかい、普通、パリッ)を「大、中、小」と表すものとする。
例えば、「食感」の3段階は、「柔らかい、普通、パリッ」であるが、以下、説明の簡単のため、「食感」の3段階を便宜上「大、中、小」と表す場合もあるものとする。具体的には、「柔らかい」を「大」、「普通」を「中」、「パリッ」を「小」と表すものとする。大きさ、いろ、味(苦み)についても同様とする。
S120において、メニュー表示部320は、表示画面310に希望地域選択メニュー312を表示する。
携帯端末300には、情報処理システム500に登録されている植物工場200の位置情報を予め記憶しているものとする。メニュー表示部320は、携帯端末300が備えるGPS情報等から、携帯端末300が位置する地域を処理装置により決定する。そして、メニュー表示部320は、携帯端末300が位置する地域近傍の植物工場200を、予め記憶している植物工場200の位置情報から少なくとも1つ以上抽出する。そして、メニュー表示部320は、抽出した少なくとも1つ以上の植物工場200の所在地を、地図情報に重畳して希望地域選択メニュー312として表示画面310に表示する。
メニュー表示部320は、希望地域選択メニュー312として携帯端末300が位置する地域近傍の植物工場200に限らず、例えば、顧客が指定する地域の植物工場200の所在地を表示してもよい。あるいは、すべての植物工場200の所在地を表示することにしてもよい。
上記の希望地域選択メニュー312の表示処理は、上述したように携帯端末300に予め記憶されているプログラム(例えば、スマートフォンのアプリ等)により実行してもよい。あるいは、情報処理装置100により実行し、情報処理装置100がウェブサーバとして携帯端末300に希望地域選択メニュー312を提供し、提供された希望地域選択メニュー312をメニュー表示部320が表示するものでもよい。
図1で説明したように、植物工場200AはA地点、植物工場200BはB地点、植物工場200CはC地点にあるものとする。そして、携帯端末300の現在位置は、A地点、B地点、C地点の近傍であるとする。
図6に示すように、メニュー表示部320は、地図情報に植物工場200の所在地A,B,Cを重畳して表示する。
ユーザは、注文する農産物の栽培を希望する地域(地点)を、希望地域選択メニュー312から選択する。あるいは、メニュー表示部320は、希望地域選択メニュー312として植物工場200の住所の一覧を表示し、植物工場200の住所の一覧からユーザに希望の植物工場200を選択させてもよい。
メニュー表示部320は、ユーザによる植物工場200の所在地の選択が完了すると、選択された地域(地点)の情報を記憶装置に記憶し、処理をS130に進める。
S130において、端末側送信部330は、記憶装置に記憶されている選択された農産物の品質のランクの情報と、選択された希望地域(地点)の情報とを、ネットワーク400を介して情報処理装置100へ送信する。
以上で、携帯端末300の希望情報取得処理の説明を終わる。
図7は、本実施の形態に係る情報処理装置100の農産物提供処理の流れを示すフローチャートである。図8は、本実施の形態に係る希望農産物情報131の構成を示す図である。図9は、本実施の形態に係る栽培環境テーブル132の構成を示す図である。
図7〜図9を用いて、本実施の形態に係る情報処理装置100の農産物提供処理の動作について説明する。
<希望情報受信工程:S210>
S210において、情報処理装置100の希望情報受信部110は、携帯端末300から農産物の品質のランクと、農産物の栽培希望地点とを受信する。希望情報受信部110は、例えば、農産物の品質のランク及び希望栽培地点として、「大きさ:大、いろ:中、味(苦み):小、食感:中、栽培場所:A」の情報を受信したとする。
<希望情報記憶工程:S220>
S220において、処理側希望品質記憶部120は、希望情報受信部110が受信した農産物の品質のランク及び希望栽培地点の情報を、希望農産物情報131として記憶装置130に記憶する。
情報処理システム500における農産物提供サービスに加入している顧客(ユーザ)は、当該顧客が利用する携帯端末300を情報処理装置100に登録するものとする。
希望情報受信部110が受信した情報には、送信元の携帯端末300の情報が付与されており、情報処理装置100側では、この携帯端末300の情報から該当の顧客を決定する。この該当の顧客を対象顧客とする。
図8に示すように、希望農産物情報131は、情報処理システム500に加入している顧客に対応して、「大きさ、いろ、味(苦み)、食感、栽培地域」の項目が設定されている。
処理側希望品質記憶部120は、希望情報受信部110が受信した情報に付与されている送信元の携帯端末300の情報から、顧客を決定し、決定した顧客に対応する項目にランクを設定する。
例えば、顧客「BBBさん」の携帯端末300から「大きさ:大、いろ:中、味(苦み):小、食感:中、栽培場所:A」と送信された場合、処理側希望品質記憶部120は、図8に示すように希望農産物情報131の顧客「BBBさん」の項目に受信日時「2012/09/03/9:30」を設定するとともに、品質の各項目にランク(「大きさ:大、いろ:中、味(苦み):小、食感:中」)を設定し、栽培地域にAと設定する。
<S230:希望環境情報抽出工程>
処理側希望環境抽出部140は、記憶装置130に記憶されている栽培環境テーブル132から、対象顧客の希望農産物情報131に相当する品質のランクに対応する栽培環境情報を希望環境情報133として抽出する。
この処理は、図4に示す図において、(2)(3)の矢印の処理の流れに対応する。
処理側希望環境抽出部140は、記憶装置130に記憶された希望農産物情報131に保存された対象顧客の希望する「大きさ」、「味」、「食感」、「色」の3段階の情報を読み込む。処理側希望環境抽出部140は、この情報を基に、農産物の「大きさ」、「味」、「食感」、「色」の育成に必要な植物工場200内部の機械(環境調整機器220)の動作情報を希望環境情報133として栽培環境テーブル132から抽出する。
図9に示すように、栽培環境テーブル132には、農産物の品質の複数のランクのそれぞれに対応して、エアコンの温度・湿度の設定値、空気攪拌機(扇風機)の風量設定値、二酸化炭素(CO2)を植物工場200内部に供給する調整バルブの開閉設定値、植物工場200内部に設置している養液のpH設定値、濃度設定値、液温設定値などの情報が設定されている。
処理側希望環境抽出部140は、例えば、処理対象が「BBBさん」の希望情報である場合、希望農産物情報131から「BBBさん」の希望情報「大きさ:大、いろ:中、味(苦み):小、食感:中」を読み込む。処理側希望環境抽出部140は、栽培環境テーブル132から農産物の品質のランクが「大きさ:大、いろ:中、味(苦み):小、食感:中」と同一のレコードを処理装置により検索する。
処理側希望環境抽出部140は、「BBBさん」の希望情報と合致するレコードを検出すると、そのレコードに設定されている栽培環境情報を抽出する。
図9に示すように、「BBBさん」の希望情報「大きさ:大、いろ:中、味(苦み):小、食感:中」と合致するレコードは、n番目のレコードとして抽出される。処理側希望環境抽出部140は、n番目のレコードの栽培環境情報「温度:a1、湿度:b1、風量設定値:c1、開閉設定値:d1、pH設定値:e1、濃度設定値:f1、液温設定値:g1」を希望環境情報133として記憶装置130に記憶する。
図10は、希望環境情報133の構成を示している。
このように、処理側希望環境抽出部140は、抽出した栽培環境情報を希望環境情報133として記憶装置130に記憶する。
<希望環境情報送信工程:S240>
S240において、処理側送信部150は、処理側希望環境抽出部140により抽出された希望環境情報133を、ネットワーク400を介して対象顧客の希望する栽培地域の植物工場200へ送信する。
処理側送信部150による希望環境情報送信処理(工程)は、図4において、(3)(4)の矢印の流れに相当する処理である。
処理側送信部150は、対象顧客の希望する栽培地域を、記憶装置130に記憶されている希望農産物情報131から読み出す。処理側送信部150は、読み出した対象顧客の希望する栽培地域の植物工場200へ、処理側希望環境抽出部140により抽出された希望環境情報133を送信する。
例えば、処理側送信部150は、対象顧客が「BBBさん」である場合、希望農産物情報131を検索して「BBBさん」のレコードの「栽培地域」から「A地点」を読み出す。処理側送信部150は、読み出した「A地点」の植物工場200Aへ、ネットワークを介して希望環境情報133を送信する。
以上で、情報処理装置100の農産物提供処理についての説明を終わる。
植物工場200の栽培環境制御部210は、情報処理装置100から希望環境情報133を受信する。
栽培環境制御部210は、受信した希望環境情報133に基づいて、植物工場200内に設置されている環境調整機器220を制御する。
具体的には、栽培環境制御部210は、植物工場200内部の温度・湿度が希望環境情報133に合うように、環境調整機器220であるエアコンを制御する。
また、栽培環境制御部210は、植物工場200内部のCO2濃度が希望環境情報133に合うように、環境調整機器220である二酸化炭素供給装置の調整バルブ等を制御する。
また、栽培環境制御部210は、植物工場200内部の風量が希望環境情報133に合うように、環境調整機器220である空気攪拌機(扇風機)の風量設定値を制御する。
また、栽培環境制御部210は、植物工場200内部の養液タンク成分が希望環境情報133に合うように、環境調整機器220である養液タンクのpH設定値、濃度設定値、液温設定値などを制御する。
このようにして植物工場200では、顧客の希望に合致した農産物を栽培することができる。
本実施の形態に係る情報処理システム500では、栽培環境テーブル132、栽培管理テーブル134等のデータベースを、情報処理装置100の備える記憶装置130に記憶するものとした。しかし、栽培環境テーブル132、栽培管理テーブル134等のデータベースは、情報処理装置100に接続された外部のデータベースに記憶されているものとしてもよい。
本実施の形態に係る情報処理システム500、携帯端末300、情報処理装置100は、上述した処理(工程)を、例えば、記憶装置に記憶したプログラムにより実現する。
以上のように、本実施の形態に係る情報処理システム500は、顧客(お客様)に対し、農産物として育成し提供可能な農産物の特長及び希望する植物工場の場所を、インターネット(Web・site)もしくはスマートフォン用アプリを介して予め提供し、顧客が選択可能とする。情報処理システム500は、顧客が希望(入力)した多種多様な希望農産物情報を記録するデータベース(DB1)と、顧客の希望(DB1)から顧客の希望する多種多様な農産物に必要な栽培環境情報を栽培環境データベース(DB2)より抽出する抽出手段と、抽出された農産物栽培環境情報をネットワークを介して植物工場へ提供する手段と、ネットワークを介して提供された栽培環境情報に基づいて植物工場内に栽培環境を実現する栽培環境制御部とを備える。
また、本実施の形態に係る情報処理システム500は、農産物の特長として、例えば、品種、大きさ、味、色、食感、育成場所を、インターネット(Web・site)もしくはスマートフォン用アプリを介して顧客に対し予め提供する。情報処理システム500は、顧客に対しスマートフォンや情報端末より選択を可能とする希望品質選択メニュー、希望地域選択メニューを提供する。情報処理システム500は、このメニュー画面から顧客が希望(入力)した多種多様な組み合わせの希望内容を入力し、一旦希望農産物情報としてデータベース(DB1)へ記録する。情報処理システム500は、顧客の希望農産物情報(DB1)から、顧客の希望する農産物に必要な栽培環境情報を特定し、栽培環境データベース(DB2)より栽培に必要な情報として、植物工場内部の温度、湿度、CO2濃度、風量、養液成分等の情報を抽出する。情報処理システム500は、抽出された栽培環境情報をネットワークを介して植物工場へ提供する。情報処理システム500は、提供された栽培環境情報に基づいて、植物工場内に設置している栽培環境制御部により、植物工場内部の温度を栽培環境情報に合わせて制御し、同内部の湿度を制御し、同内部のCO2濃度を制御し、同内部の風量を制御し、養液タンク成分を制御する。
以上のように、本実施の形態に係る情報処理システム500によれば、顧客は携帯端末300から簡単に所望の農産物の注文をすることができる。
また、提供可能な農産物の品質(特長、属性)として、例えば、品種、大きさ、味、色、食感、育成場所等をメニュー画面で提供するので、より使い易いシステムを提供することができる。また、これらの農産物の品質(特長、属性)は、上述したものに限られるものではなく、他の農産物の品質(特長、属性)を提供してもよいし、提供する農産物の品質(特長、属性)の数を減らしてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
図11は、本実施の形態に係る情報処理システム501のブロック構成図である。図12は、本実施の形態に係る栽培管理テーブル134の構成を示す図である。
本実施の形態では、実施の形態1で説明した機能構成と同様の機能構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11に示すように、情報処理システム501は、情報処理装置100に、栽培管理情報抽出部160、栽培管理情報監視部170を備える。また、記憶装置130には、栽培管理テーブル134、希望管理情報135、センサー情報136が記憶される。また、植物工場200は、センサー230を備える。
本実施の形態に係る情報処理システム501では、植物工場200に希望環境情報133を送信した後、植物工場200から実際の栽培環境の情報を受信し、受信した情報に基づいて植物工場200の栽培環境を監視する栽培環境監視処理について説明する。
栽培管理テーブル134は、管理項目(管理する品質)と管理水準(品質を実現するための栽培環境の許容範囲)を示しており、これらを組み合わせて顧客が希望する農産物の品質のランクを実現するためのものである。
栽培管理テーブル134は、農産物の品質のランク毎に、農産物が当該品質のランクになるように栽培するための適切な植物工場200の栽培環境の範囲が予め設定されている。
図12に示すように、栽培管理テーブル134は、品質毎のテーブルとして、予め記憶装置130に記憶されている。栽培管理テーブル134は、品質「大きさ」のテーブル、品質「いろ」のテーブル、品質「味(苦み)」のテーブル、品質「食感」のテーブルを備える。
例えば、栽培管理テーブル134の品質「大きさ」のテーブルの場合、品質「大きさ」のランク「大、中、小」に対して、それぞれ適切な栽培環境の範囲が設定されている。適切な栽培環境の範囲とは、養液のpH値の範囲、養液の濃度の範囲、養液の液温の範囲、光量の範囲、風量の範囲、CO2の範囲、湿度の範囲が設定されている。これらの栽培環境の項目は、品質のテーブル毎に異なっていてもよい。
図13は、本実施の形態に係る情報処理システム501の栽培環境監視処理の流れを示すフローチャートである。図14は、本実施の形態に係る情報処理システム501の処理の流れを示す模式図である。
図13及び図14を用いて、情報処理システム501の栽培環境監視処理について説明する。
<希望管理情報抽出工程:S310>
栽培管理情報抽出部160は、記憶装置130に記憶されている対象顧客の希望農産物情報131と、栽培管理テーブル134とに基づいて、対象顧客が希望する農産物を栽培するための植物工場200における栽培環境の許容範囲を希望管理情報135として読み出す。
この処理は、図14において、(5)の矢印の処理に対応する。
栽培管理情報抽出部160は、希望農産物情報131に基づいて、顧客が希望する農産物を育成するのに必要な希望管理情報135として、植物工場200内部の温度・湿度情報、空気攪拌機(扇風機)の風量情報、二酸化炭素(CO2)濃度、養液タンク内部のpH情報、養液の濃度情報、養液の液温(水温)情報などの管理数値情報を栽培管理テーブル134より抽出する。
栽培管理情報抽出部160は、読み出した管理数値情報を処理装置により組み合わせて、希望管理情報135として記憶装置130に記憶する。
<センサー情報入力工程:S320>
植物工場200内部には、植物工場200内部の栽培環境状態を検出する各種のセンサー230(検出部)が設置されている。センサー230は、例えば、温度及び湿度を検知する温度・湿度センサー、風量を検出する空気攪拌機(扇風機)の風量検出センサー、二酸化炭素(CO2)濃度検出センサー、養液タンク内部のpH検出センサー、養液濃度センサー、養液の液温センサーなどである。その他にも、植物工場200は、植物工場200内部の光量を検出する光量センサーなどを備えていてもよい。
植物工場200内部の環境調整機器220の動作が開始されると、温度・湿度センサー、空気攪拌機(扇風機)の風量検出センサー、二酸化炭素(CO2)濃度検出センサー、養液タンク内部のpH検出センサー、養液濃度センサー、養液の液温センサーなどの各センサー230は、数値の検出を開始する。各センサー230は、検出した数値をネットワーク400を介してリアルタイムに情報処理装置100の栽培管理情報監視部170へ送信する。
栽培管理情報監視部170は、植物工場200の各種センサー230から送信された各種センサー230の数値を受信し、受信した数値をセンサー情報136として記憶装置130に記憶する。
図15は、本実施の形態に係るセンサー情報136の一例を示す図である。図15に示すように、栽培管理情報監視部170は、例えば、植物工場Aから各種センサー230の数値を受信すると、温度・湿度情報、風量情報、二酸化炭素(CO2)濃度情報、養液のpH情報、養液の濃度情報、養液の液温情報を植物工場Aのセンサー情報136として記憶する。
この処理は、図14において、(6)(7)の矢印の処理に相当する。
<栽培状態監視工程:S330〜S350>
S330において、栽培管理情報監視部170は、記憶装置130に記憶したセンサー情報136の各数値と、顧客が希望する農産物を育成するのに必要な希望管理情報135とを照合する。
この処理は、図14において、(8)の矢印の処理に相当する。
S340において、栽培管理情報監視部170は、センサー情報136の各数値が希望管理情報135の許容範囲内にあるか否かを処理装置により判定する。つまり、栽培管理情報監視部170は、センサー情報136の各数値が、センサー毎に各々管理している希望管理情報135の許容範囲を逸脱しているか否かについて処理装置により判定する。
センサー情報136の各数値が希望管理情報135の対応する数値を下回っていた場合あるいは上回っていた場合(センサー情報136の各数値が対応する希望管理情報135の数値範囲に適合しない場合)(S340にてNO)には、栽培管理情報監視部170はS360に処理を進める。
センサー情報136の各数値が対応する希望管理情報135の数値範囲に適合する場合)(S340にてYES)には、栽培管理情報監視部170はS350に処理を進める。
S350において、栽培管理情報監視部170は、次のセンサー情報136の入力を待つ。あるいは、栽培管理情報監視部170は、定期的に栽培環境監視処理を実行するものとし、S350において次の栽培環境監視処理が開始されるまで処理を停止する。
<栽培環境フィードバック制御処理:S360〜370>
栽培環境フィードバック制御処理は、図14において、(9)の矢印で示される処理である。
S360において、栽培管理情報監視部170(環境修正情報生成部)は、処理対象の植物工場200のセンサー情報136を希望管理情報135に適合させるためのフィードバック用環境情報(環境修正情報)を生成する。
S370において、栽培管理情報監視部170は、生成したフィードバック用環境情報を処理対象の植物工場200へ送信する。フィードバック用環境情報を処理対象の植物工場200へ送信するのは、処理側送信部150でもよい。
植物工場200の栽培環境制御部210は、栽培管理情報監視部170からフィードバック用環境情報を受信し、受信したフィードバック用環境情報に基づいて環境調整機器220の修正制御を実行し、修正制御によって環境調整機器220を介して植物工場200の栽培環境を修正する。
言い換えると、S360〜S370では、栽培管理情報監視部170は、フィードバック用環境情報として、植物工場200内部の機械の動作情報であるエアコンの温度・湿度の設定値、空気拡販機(扇風機)の風量設定値、二酸化炭素(CO2)を植物工場内部に供給する調整バルブの開閉設定値、植物工場内部に設置している養液のpH設定値、濃度設定値、液温設定値などの情報を生成し、植物工場200内部の栽培環境制御部210へフィードバックを掛けて、各種設定値の修正を自動的に実施する。
以上で、情報処理システム501の栽培環境監視処理についての説明を終わる。
以上のように、本実施の形態に係る情報処理システム501は、植物工場内で育成している農産物の栽培環境情報を取得するセンサーと、センサーより取得した栽培管理情報を一定水準の範囲で自動的に監視する際に基準とする栽培管理データベース(DB3)とを備える。情報処理システム501では、例えば、6つの項目(温度及び湿度、風量、CO2濃度、養液pH値、養液濃度、養液水温)に対し植物工場内部に栽培環境情報を取得するセンサーを配置して、一定時間間隔でセンサーより取得したセンサー情報をネットワークを介して栽培管理情報監視部へ送信する。また、情報処理システム501では、送信されたセンサー情報を、予め抽出しておいた希望管理情報(DB3)と照合し、所定の範囲を超えた、もしくは下回った場合は、温度及び湿度、風量、CO2濃度、養液pH値、養液濃度、養液水温等が一定の範囲に入るように、植物工場内部の栽培環境制御部へ自動制御する制御方法と制御プログラムとを備える。
したがって、本実施の形態に係る情報処理システム501によれば、顧客が希望する農産物の育成環境を確実に継続することができ、希望する農産物を確実に栽培することができる。また、植物工場内部で自動制御により育成条件を適確に管理・栽培することができるので、顧客の希望する品質(色・味・食感・大きさ等)の農産物を自動的に確実に提供することができる。
また、実施の形態1〜2に係る情報処理システム500,501では、農産物の大きさ、色、味(苦み)、食感などの品質(特長)を各々3段階に分類し顧客への選択肢として提供する。農産物の育成は、品質をさらに細かく分けて栽培することが可能であるが、3段階以上の分類は人間の五感による判別があいまいとなる事が予想され、品質を3段階(または2段階)とするのが好適である。
また、実施の形態1〜2に係る情報処理システム500,501では、分類された農産物の育成(品質(特長)のちがい)を実現するために、植物工場内部に設置された温度・湿度センサー、空気攪拌機(扇風機)の風量検出センサー、二酸化炭素(CO2)濃度検出センサー、養液タンク内部のpH検出センサー、養液濃度センサー、養液の液温センサーなどの各センサー情報を各々管理水準の最大範囲を3段階に分割して管理する。しかし、各センサー情報を管理するための範囲の分類は、3段階でなくても構わない。
情報処理システム500,501では、顧客の希望する農産物のよりよい育成のために、3段階の中から予め栽培管理情報抽出部160がDB3より選定し、栽培管理情報監視部170が選定したこれらの情報を組み合わせて希望管理情報とし、栽培管理を実施する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
上記実施の形態1〜2の説明では、「希望情報受信部」、「処理側希望品質記憶部」、「処理側希望環境抽出部」、「処理側送信部」、「栽培管理情報抽出部」、「栽培管理情報監視部」などがそれぞれ独立した機能ブロックとして情報処理装置100を構成している。しかし、これに限られるわけではなく、例えば、「希望情報受信部」と「処理側希望品質記憶部」とをひとつの機能ブロックで実現し、「処理側希望環境抽出部」と「処理側送信部」と「栽培管理情報抽出部」と「栽培管理情報監視部」とをひとつの機能ブロックで実現しても良い。あるいは、これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせで情報処理装置100を構成しても構わない。
上記機能ブロックについての記載は、携帯端末300、植物工場200の制御装置においても同様に適用される。
100 情報処理装置、110 希望情報受信部、120 処理側希望品質記憶部、130 記憶装置、131 希望農産物情報、132 栽培環境テーブル、133 希望環境情報、134 栽培管理テーブル、135 希望管理情報、136 センサー情報、140 処理側希望環境抽出部、150 処理側送信部、160 栽培管理情報抽出部、170 栽培管理情報監視部、200 植物工場、210 栽培環境制御部、220 環境調整機器、230 センサー、300 携帯端末、310 表示画面、311 希望品質選択メニュー、312 希望地域選択メニュー、320 メニュー表示部、330 端末側送信部、400 ネットワーク、500,501 情報処理システム、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (9)

  1. 表示画面を有する端末装置と、農産物を栽培する農産物栽培装置と、前記端末装置と通信するとともに前記農産物栽培装置と通信する情報処理装置とを備える情報処理システムにおいて、
    前記端末装置は、
    前記農産物の品質が複数のランクに分けられた品質選択メニューを前記表示画面に表示する端末側メニュー表示部を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記端末側メニュー表示部に表示された前記品質選択メニューから前記農産物の品質のランクが選択されると、選択された前記農産物の品質のランクを受信し、受信した前記農産物の品質のランクを希望品質ランクとして記憶する処理側希望品質記憶部と、
    前記端末側メニュー表示部に表示される前記農産物の品質の複数のランクの各ランクに対して、前記農産物の品質が各ランクになるように栽培するための栽培環境情報が予め設定された栽培環境テーブルを記憶する処理側テーブル記憶部と、
    前記処理側テーブル記憶部に記憶された前記栽培環境テーブルから、前記処理側希望品質記憶部に記憶された前記希望品質ランクに相当するランクに対応する前記栽培環境情報を希望環境情報として抽出する処理側希望環境抽出部と、
    前記処理側希望環境抽出部により抽出された前記希望環境情報を前記農産物栽培装置へ送信する処理側送信部と
    を備え、
    前記農産物栽培装置は、
    前記農産物を栽培する環境を調整する環境調整機器と、
    前記処理側送信部から前記希望環境情報を受信し、受信した前記希望環境情報に基づいて前記環境調整機器の制御を実行し、前記制御によって、前記環境調整機器を介して前記環境を調整する栽培側環境制御部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記端末側メニュー表示部は、さらに、
    前記農産物栽培装置が配置されている複数の地域を表す地域選択メニューを前記表示画面に表示し、
    前記処理側希望品質記憶部は、さらに、
    前記端末側メニュー表示部に表示された前記地域選択メニューから特定の地域が選択されると、選択された特定の地域を受信し、受信した特定の地域を希望地域として記憶し、
    前記処理側送信部は、
    前記処理側希望品質記憶部により記憶された前記希望地域に配置されている前記農産物栽培装置に前記希望環境情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記端末側メニュー表示部は、
    前記品質選択メニューとして、前記農産物の複数の属性が前記農産物の品質として採用され、前記農産物の複数の属性の各属性が複数のランクに分けられた属性選択メニューを前記表示画面に表示し、
    前記処理側希望品質記憶部は、
    前記メニュー表示部に表示された前記属性選択メニューから前記農産物の各属性のランクが選択されると、選択された前記農産物の各属性のランクを受信し、受信した前記農産物の各属性のランクを前記希望品質ランクとして記憶する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記端末側メニュー表示部は、
    前記農産物の大きさ、色、味、及び食感が前記農産物の複数の属性として採用され、前記農産物の大きさ、色、味、及び食感がそれぞれ複数のランクに分けられた前記属性選択メニューを前記表示画面に表示し、
    前記処理側希望品質記憶部は、
    前記メニュー表示部に表示された前記属性選択メニューから前記農産物の大きさ、色、味、及び食感のそれぞれのランクが選択されると、選択された前記農産物の大きさ、色、味、及び食感のそれぞれのランクを受信し、受信した前記農産物の大きさ、色、味、及び食感のそれぞれのランクを前記希望品質ランクとして記憶する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記農産物栽培装置は、
    前記農産物を栽培する環境を示す環境数値を検出し、検出した前記環境数値を送信する検出部を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記検出部から送信された前記環境数値を受信し、受信した環境数値に基づいて、前記環境調整機器を制御するための環境修正情報を生成する環境修正情報生成部を備え
    前記処理側送信部は、
    前記環境修正情報生成部により生成された前記環境修正情報を前記栽培側環境制御部に送信し、
    前記栽培側環境制御部は、
    前記処理側送信部から前記環境修正情報を受信し、受信した前記環境修正情報に基づいて前記環境調整機器の修正制御を実行し、前記修正制御によって、前記環境調整機器を介して前記環境を修正する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. 表示画面を有する端末装置と通信するとともに、農産物を栽培する農産物栽培装置と通信する情報処理装置において、
    前記農産物の品質が複数のランクに分けられた品質選択メニューであって前記端末装置の前記表示画面に表示された品質選択メニューから前記農産物の品質のランクが選択されると、選択された前記農産物の品質のランクを前記端末装置から受信し、受信した前記農産物の品質のランクを希望品質ランクとして記憶する処理側希望品質記憶部と、
    前記表示画面部に表示される前記農産物の品質の複数のランクの各ランクに対して、前記農産物の品質が各ランクになるように栽培するための栽培環境情報が予め設定された栽培環境テーブルを記憶する処理側テーブル記憶部と、
    前記処理側テーブル記憶部に記憶された前記栽培環境テーブルから前記処理側希望品質記憶部に記憶された前記希望品質ランクに相当するランクに対応する前記栽培環境情報を希望環境情報として抽出する処理側希望環境抽出部と、
    前記処理側希望環境抽出部により抽出された前記希望環境情報を前記農産物栽培装置へ送信する処理側送信部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 表示画面を有する端末装置であって、農産物を栽培する農産物栽培装置と通信する情報処理装置と通信する端末装置において、
    前記農産物の品質が複数のランクに分けられた品質選択メニューを前記表示画面に表示する端末側メニュー表示部と、
    前記端末側メニュー表示部に表示された前記品質選択メニューから前記農産物の品質のランクが選択されると、選択された前記農産物の品質のランクを前記情報処理装置に送信する端末側送信部と
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  8. 前記情報処理装置は、
    前記端末側送信部により送信された前記農産物の品質のランクを受信し、受信した前記農産物の品質のランクを希望品質ランクとして記憶する処理側希望品質記憶部と、
    前記表示画面部に表示される前記農産物の品質の複数のランクの各ランクに対して、前記農産物の品質が各ランクになるように栽培するための栽培環境情報が予め設定された栽培環境テーブルを記憶する処理側テーブル記憶部と、
    前記処理側テーブル記憶部に記憶された前記栽培環境テーブルから前記処理側希望品質記憶部に記憶された前記希望品質ランクに相当するランクに対応する前記栽培環境情報を希望環境情報として抽出する処理側希望環境抽出部と、
    前記処理側希望環境抽出部により抽出された前記希望環境情報を前記農産物栽培装置へ送信する処理側送信部と
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の端末装置。
  9. 前記端末側メニュー表示部は、さらに、
    前記農産物栽培装置が配置されている複数の地域を表す地域選択メニューを前記表示画面に表示し、
    前記端末側送信部は、さらに、
    前記端末側メニュー表示部に表示された前記地域選択メニューから特定の地域が選択されると、選択された特定の地域を前記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の端末装置。
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