JP2015537054A5 - - Google Patents

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JP2015537054A5
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キラルイリジウム錯体は配位原子としてNおよびPを有するキレート化有機リガンド、2つのオレフィンまたは2つの炭素−炭素二重結合を有するジエンのいずれかに結合していることが好ましく、それ故、キラルイリジウム錯体は以下の式(III−0)を有することが好ましい。
Figure 2015537054

(式中、
P−Q−Nは、不斉中心を含むか、または、面性もしくは軸キラリティーを有し、かつ、前記錯体のイリジウム中心に対する結合部位として窒素およびリン原子を有するキレート化有機リガンドを指し、
、Y、YおよびYは、相互に独立して、水素原子、C1〜12アルキル、C5〜10−シクロアルキルもしくは芳香族基であり;または、これらの少なくとも2つが一緒になって、少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも2価の架橋された基を形成し;ただし、Y、Y、YおよびYのすべてが水素原子とされることはなく;ならびに
Figure 2015537054

は、アニオンであり、特に、ハライド、PF 、SbF 、テトラ(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸イオン(BAr )、BF 、過フッ素化スルホン酸イオン、好ましくはFC−SO またはF−SO ;ClO 、Al(OC 、Al(OC(CF 、N(SOCF N(SO およびB(C からなる群から選択される)
キラルイリジウム錯体の高度に好ましいクラスは、式(III)のキラルイリジウム錯体である。
Figure 2015537054

(式中、
nは、1または2または3、好ましくは1または2であり、
およびXは、相互に独立して、水素原子、C1〜4アルキル、C5〜7−シクロアルキル、アダマンチル、フェニル(1〜3個のC1〜5−、C1〜4アルコキシ、C1〜4−パーフルオロアルキル基および/または1〜5個のハロゲン原子で任意選択により置換されている)、ベンジル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−フリルまたはフェロセニルであり、
およびZは、相互に独立して、水素原子、C1〜5アルキルまたはC1〜5アルコキシ基であり、
または、ZおよびZは、一緒になって、5〜6員環を形成する架橋基を指し、
Figure 2015537054

は、アニオンであり、特に、ハライド、PF 、SbF 、テトラ(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸イオン(BAr )、BF 、過フッ素化スルホン酸イオン、好ましくはFC−SO またはF−SO ;ClO 、Al(OC 、Al(OC(CF 、N(SOCF N(SO およびB(C からなる群から選択され、
は、フェニルもしくはo−トリルもしくはm−トリルもしくはp−トリル、または、式(IVa)もしくは(IVb)もしくは(IVc)の基のいずれかを表し、
Figure 2015537054

(式中、RおよびRは、共にHもしくはC〜Cアルキル基もしくはハロゲン化C〜Cアルキル基を表すか、または、ハロゲン原子もしくはC〜Cアルキル基もしくはC〜Cアルコキシ基により任意選択により置換されている6員脂環式もしくは芳香族環を一緒になって形成する二価の基を表し、
およびRは、共にHもしくはC〜Cアルキル基もしくはハロゲン化C〜Cアルキル基、または、ハロゲン原子もしくはC〜Cアルキル基もしくはC〜Cアルコキシ基により任意選択により置換されている6員脂環式もしくは芳香族環を一緒になって形成する二価の基を表し、
およびRおよびRは、各々、C〜Cアルキル基またはハロゲン化C〜Cアルキル基を表し、
およびR10は、共にHもしくはC〜Cアルキル基もしくはハロゲン化C〜Cアルキル基、または、ハロゲン原子もしくはC〜Cアルキル基もしくはC〜Cアルコキシ基により任意選択により置換されている6員脂環式もしくは芳香族環を一緒になって形成する二価の基を表す)
ならびに、*は、式(III)の錯体の不斉中心を表す)

Claims (16)

  1. 6,10−ジメチルウンデカ−5−エン−2−オンまたは6,10−ジメチルウンデカ−5,9−ジエン−2−オンからの多段合成における(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンの製造方法であって、
    a)(E)−6,10−ジメチルウンデカ−5−エン−2−オンおよび(Z)−6,10−ジメチルウンデカ−5−エン−2−オンの混合物、または、(E)−6,10−ジメチルウンデカ−5,9−ジエン−2−オンおよび(Z)−6,10−ジメチルウンデカ−5,9−ジエン−2−オンの混合物を提供するステップ、
    b)6,10−ジメチルウンデカ−5−エン−2−オンまたは6,10−ジメチルウンデカ−5,9−ジエン−2−オンのEおよびZ異性体のいずれか1種をステップa)の前記混合物から分離するステップ、
    c)キラルイリジウム錯体の存在下において分子水素を用いて不斉水素化を行い、(R)−6,10−ジメチルウンデカン−2−オンを得るステップ、
    d)(R)−6,10−ジメチルウンデカン−2−オンを、(R,E)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンおよび(R,Z)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンの混合物に化学転換するステップ、
    e)(R)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンのEおよびZ異性体のいずれか1種をステップd)において得られた前記混合物から分離するステップ、
    f)キラルイリジウム錯体の存在下において分子水素を用いて不斉水素化を行い、(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンを得るステップを含み、前記ステップa)〜f)がa、b、c、d、e、fの順番である方法
  2. 前記ステップc)に先だって、ステップc
    )ステップb)において分離された6,10−ジメチルウンデカ−5−エン−2−オンまたは6,10−ジメチルウンデカ−5,9−ジエン−2−オンのEおよびZ異性体のいずれか1種のケタールを形成するステップ
    を行うことと、
    ステップc)において、6,10−ジメチルウンデカ−5−エン−2−オンまたは6,10−ジメチルウンデカ−5,9−ジエン−2−オンの前記ケタールを不斉水素化し、前記不斉水素化の後に、前記水素化ケタールをケトンに加水分解し、(R)−6,10−ジメチルウンデカン−2−オンを得ることと
    を特徴とする、請求項1に記載の方法
  3. 前記ステップf)に先だって、ステップf
    )ステップe)において分離した(R)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンのEおよびZ異性体のいずれか1種のケタールを形成するステップ
    を行うことと、
    ステップf)において、(R)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンの前記ケタールを不斉水素化し、前記不斉水素化の後に、前記水素化ケタールを前記ケトンに加水分解し、(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンを得ることと
    を特徴とする、請求項1または2に記載の方法
  4. ステップc)および/またはステップf)における前記不斉水素化が、有機スルホン酸、有機スルホン酸の遷移金属塩、金属アルコキシド、アルミノキサン、アルキルアルミノキサンおよびB(R)(3−v)(OZ)からなる群から選択される添加剤の存在下で行われ、
    vが0、1、2または3を指し、
    Rが、F、C1〜6アルキル、ハロゲン化C1〜6アルキル、アリールまたはハロゲン化アリール基を指し;ならびに
    Zが、C1〜6アルキル、ハロゲン化C1〜6アルキル、アリールまたはハロゲン化アリール基を指す
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法
  5. ステップd)において、(R)−6,10−ジメチルウンデカン−2−オンの(R,E)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンおよび(R,Z)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンの混合物への前記化学的転換が、
    d1)塩基性物質の存在下においてエチンを用いて、(7R)−3,7,11−トリメチルドデカ−1−イン−3−オールを得る(R)−6,10−ジメチルウンデカン−2−オンのエチニル化、
    d2)リンドラー触媒の存在下において、(7R)−3,7,11−トリメチルドデカ−1−エン−3−オールを得る、分子水素による(7R)−3,7,11−トリメチルドデカ−1−イン−3−オールの水素化、
    または
    d1’)ビニルグリニャール試薬の添加により(7R)−3,7,11−トリメチルドデカ−1−エン−3−オールを得る(R)−6,10−ジメチルウンデカン−2−オンのビニル化、
    のいずれかのステップ、これに続いて、
    d3)(7R)−3,7,11−トリメチルドデカ−1−エン−3−オールと2−メトキシプロプ−1−エンとを反応させて、(R,E)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンおよび(R,Z)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンの混合物を得るステップ、
    または
    d3’)(7R)−3,7,11−トリメチルドデカ−1−エン−3−オールを、塩基または酸の存在下でアルキルアセト酢酸またはジケテンと反応させて、(R,E)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンおよび(R,Z)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンの混合物を得るステップ
    のいずれかによって行われることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法
  6. ステップb)および/またはe)におけるEおよびZ異性体のいずれか1種の前記分離が、蒸留によって行われることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法
  7. 前記蒸留が、シス/トランス異性化触媒の存在下において行われることを特徴とする、請求項6に記載の方法
  8. 前記残存するEまたはZ異性体がシス/トランス異性化触媒により異性化され、ステップa)およびd)のそれぞれによりもたらされた前記対応する異性体の混合物に加えられることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法
  9. ステップc)および/またはf)における前記キラルイリジウム錯体が、式(III−0)
    Figure 2015537054

    (式中、
    P−Q−Nは、不斉中心を含むか、または、面性または軸キラリティーを有し、かつ、前記錯体のイリジウム中心に対する結合部位として窒素およびリン原子を有するキレート化有機リガンドを指し、
    、Y、YおよびYは、相互に独立して、水素原子、C1〜12アルキル、C5〜10−シクロアルキルもしくは芳香族基であり;または、これらの少なくとも2つが一緒になって、少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも2価の架橋された基を形成し;ただし、Y、Y、YおよびYのすべてが水素原子とされることはなく、ならびに
    Figure 2015537054

    、アニオンである)
    のキラルイリジウム錯体であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法
  10. ステップc)および/またはf)における前記キラルイリジウム錯体が、式(III)
    Figure 2015537054

    (式中、
    nは、1または2または3であり、
    およびXは、相互に独立して、水素原子、C1〜4アルキル、C5〜7−シクロアルキル、アダマンチル、フェニル(1〜3個のC1〜5−、C1〜4−アルコキシ、C1〜4−パーフルオロアルキル基および/または1〜5個のハロゲン原子で任意選択により置換されている))、ベンジル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−フリルまたはフェロセニルであり、
    およびZは、相互に独立して、水素原子、C1〜5アルキルまたはC1〜5アルコキシ基であり、
    または、ZおよびZは、一緒になって、5〜6員環を形成する架橋基を指し、
    Figure 2015537054

    、アニオンであり、
    は、フェニルもしくはo−トリルもしくはm−トリルもしくはp−トリル、または、式(IVa)もしくは(IVb)もしくは(IVc)の基を表し、
    Figure 2015537054

    (式中、RおよびRは、共にHもしくはC〜Cアルキル基もしくはハロゲン化C〜Cアルキル基を表すか、または、ハロゲン原子もしくはC〜Cアルキル基もしくはC〜Cアルコキシ基により任意選択により置換されている6員脂環式もしくは芳香族環を一緒になって形成する二価の基を表し、
    およびRは、共にHもしくはC〜Cアルキル基もしくはハロゲン化C〜Cアルキル基、または、ハロゲン原子もしくはC〜Cアルキル基もしくはC〜Cアルコキシ基により任意選択により置換されている6員脂環式もしくは芳香族環を一緒になって形成する二価の基を表し、
    およびRおよびRは、各々、C〜Cアルキル基またはハロゲン化C〜Cアルキル基を表し、
    およびR10は、共にHもしくはC〜Cアルキル基もしくはハロゲン化C〜Cアルキル基、または、ハロゲン原子もしくはC〜Cアルキル基もしくはC〜Cアルコキシ基により任意選択により置換されている6員脂環式もしくは芳香族環を一緒になって形成する二価の基を表す)
    ならびに、
    式中、*は、式(III)の前記錯体の不斉中心を表す)
    のキラルイリジウム錯体であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法
  11. 前記不斉水素化に利用されるステップc)および/またはf)において用いられる式(III)の前記キラルイリジウム錯体が、
    (E)−6,10−ジメチルウンデカ−5−エン−2−オンもしくは(E)−6,10−ジメチルウンデカ−5,9−ジエン−2−オンもしくはそのケタール、または、(R,E)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンもしくはそのケタールが水素化される事例においては、*で示す前記不斉中心でS配置を有し、
    または、
    (Z)−6,10−ジメチルウンデカ−5−エン−2−オンもしくは(Z)−6,10−ジメチルウンデカ−5,9−ジエン−2−オンもしくはそのケタール、または、(R,Z)−6,10,14−トリメチルペンタデカ−5−エン−2−オンもしくはそのケタールが水素化される事例においては、*で示す前記不斉中心でR配置を有する
    ことを特徴とする、請求項10に記載の方法
  12. (R,R)−イソフィトール((3RS,7R,11R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−1−エン−3−オール)の製造方法であって、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンの製造方法
    これに続いて、
    g)塩基性物質の存在下においてエチンを用いて、(7R,11R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−1−イン−3−オールを得る(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンのエチニル化、
    h)リンドラー触媒の存在下において、(R,R)−イソフィトールを得る、分子水素による(7R,11R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−1−イン−3−オールの水素化、
    または
    h’)ビニルグリニャール試薬の添加により(R,R)−イソフィトールを得る(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンのビニル化
    のいずれかのステップを含む、製造方法
  13. 式(V)の化合物の製造方法であって、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンの製造方法
    これに続いて、
    g)塩基性物質の存在下においてエチンを用いて、(7R,11R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−1−イン−3−オールを得る(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンのエチニル化、
    h)リンドラー触媒の存在下において、(R,R)−イソフィトールを得る、分子水素による(7R,11R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−1−イン−3−オールの水素化、
    または
    h’)ビニルグリニャール試薬の添加により(R,R)−イソフィトールを得る(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンのビニル化、
    のいずれかのステップ、これに続いて、
    m)(R,R)−イソフィトールと式(VI)の化合物とを縮合して、#によって示される前記中心に係るキラリティーについて異性体混合物である式(V)の化合物を得るステップ
    Figure 2015537054

    (式中、#は不斉中心を表す)
    を含む製造方法
  14. 式(V−A)の化合物の製造方法であって、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンの製造方法
    これに続いて、
    g)塩基性物質の存在下においてエチンを用いて、(7R,11R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−1−イン−3−オールを得る(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンのエチニル化、
    h)リンドラー触媒の存在下において、(R,R)−イソフィトールを得る、分子水素による(7R,11R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−1−イン−3−オールの水素化、
    または
    h’)ビニルグリニャール試薬の添加により(R,R)−イソフィトールを得る(6R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカン−2−オンのビニル化、
    のいずれかのステップ、これに続いて、
    m)(R,R)−イソフィトールと式(VI)の化合物とを縮合して、#によって示される前記中心に係るキラリティーについて異性体混合物である式(V)の化合物を得るステップ、
    Figure 2015537054

    (式中、R11、R13およびR14は、相互に独立して、水素またはメチル基であり、ならびに、#は不斉中心を表す)
    および
    n)式(V−A)の化合物を式(V)の前記異性体混合物から単離するステップ
    Figure 2015537054

    を含む製造方法
  15. − 式(XI)または(XII)の少なくとも1種のケタールおよび
    − 少なくとも1種のキラルイリジウム錯体
    Figure 2015537054

    (式中、波線は、前記隣接する炭素−炭素二重結合に結合して、前記炭素−炭素二重結合を前記Z配置または前記E配置のいずれかで有する、炭素−炭素結合を表し、
    および、前記式中の点線を伴う前記二重結合
    Figure 2015537054

    は、炭素−炭素単結合または炭素−炭素二重結合のいずれかを表し、
    ならびに、
    Figure 2015537054

    は不斉中心を表し、
    ならびに、
    およびQは、
    各々、または、共に、C〜C10アルキル基もしくはハロゲン化C〜C10アルキル基を指し、
    または、一緒になって、C〜Cアルキレン基またはC〜Cシクロアルキレン基を形成する)
    を含む組成物。
  16. 式(XX−A)または(XX−B
    Figure 2015537054

    (式中、上記式中の点線を伴う二重結合
    Figure 2015537054

    は、炭素−炭素単結合または炭素−炭素二重結合のいずれかを表し;および
    波線は、隣接する炭素単結合(
    Figure 2015537054


    Figure 2015537054

    を表す)または隣接する炭素−炭素二重結合(
    Figure 2015537054


    Figure 2015537054

    を表す)と結合して、前記炭素−炭素二重結合を前記Z配置または前記E配置のいずれかで有する、炭素−炭素結合を表す)のケタール。
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