JP2015536225A - 位置合わせ機構を備えた円形アンビル導入システム - Google Patents

位置合わせ機構を備えた円形アンビル導入システム Download PDF

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Abstract

組織をステープル留めするための装置が提供される。装置は、アンビルと、アンビルに選択的に連結されるトロカールとを含む。アンビルは、内側開口部と、アンビルの表面の周りで位置合わせされる複数のステープルポケットとを有してもよい。アンビルは、トロカールと連結されるのに先立って、食道を通して経口腔的に挿入されてもよい。トロカールは、軸及びロッキングアセンブリを含んでもよい。ロッキングアセンブリは、ロッキングアセンブリが拡張位置にあるときに、トロカールに対して適切な位置でアンビルを固定してもよい。装置はまた、アンビルのステープルポケットを装置に対して位置合わせする位置合わせアセンブリを含んでもよい。装置はまた、食道を通してアンビルを案内する導入アセンブリを含んでもよい。

Description

いくつかの環境では、外科医は、患者のオリフィスを通して外科用器具を位置付け、器具を使用して、患者の体内で調節、位置付け、取付け、及び/又は別の方法で組織との相互作用を求めることがある。例えば、いくつかの外科処置では、望ましくない組織を排除するか又は他の理由で、胃腸管の部分を切り離し除去することがある。一旦所望の組織が除去されると、残りの部分を互いに再結合させることが必要になることがある。これらの吻合処置を達成するための1つのかかる用具は、患者のオリフィスを通して挿入される円形ステープラーである。
円形の外科用ステープラーの例としては、「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」と題される1993年4月27日に発行された米国特許第5,205,459号、「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」と題される1993年12月21日に発行された米国特許第5,271,544号、「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」と題される1994年1月4日に発行された米国特許第5,275,322号、「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」と題される1994年2月15日に発行された米国特許第5,285,945号、「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」と題される1994年3月8日に発行された米国特許第5,292,053号、「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」と題される1994年8月2日に発行された米国特許第5,333,773号、「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」と題される1994年9月27日に発行された米国特許第5,350,104号、及び「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」と題される1996年7月9日に発行された米国特許第5,533,661号に記載されているものが挙げられる。かかるステープラーのいくつかは、組織層をクランプし、クランプした組織層を切断し、組織層を通してステープルを打ち込むことによって組織層の切断された端部の近くで組織の切断された層をともに実質的に封着し、それによって解剖学的管腔の2つの切断端部を接合するように動作可能である。
単なる追加の他の代表的な外科用ステープラーが、米国特許第4,805,823号(1989年2月21日発行の「Pocket Configuration for Internal Organ Staplers」)、米国特許第5,415,334号(1995年5月16日発行の「Surgical Stapler and Staple Cartridge」)、米国特許第5,465,895号(1995年11月14日発行の「Surgical Stapler Instrument」)、米国特許第5,597,107号(1997年1月28日発行の「Surgical Stapler Instrument」)、米国特許第5,632,432号(1997年5月27日発行の「Surgical Instrument」)、米国特許第5,673,840号(1997年10月7日発行の「Surgical Instrument」)、米国特許第5,704,534号(1998年1月6日発行の「Articulation Assembly for Surgical Instruments」)、米国特許第5,814,055号(1998年9月29日発行の「Surgical Clamping Mechanism」)、米国特許第6,978,921号(2005年12月27日発行の「Surgical Stapling Instrument Incorporating an E−Beam Firing Mechanism」)、米国特許第7,000,818号(2006年2月21日発行の「Surgical Stapling Instrument Having Separate Distinct Closing and Firing Systems」)、米国特許第7,143,923号(2006年12月5日発行の「Surgical Stapling Instrument Having a Firing Lockout for an Unclosed Anvil」)、米国特許第7,303,108号(2007年12月4日発行の「Surgical Stapling Instrument Incorporating a Multi−Stroke Firing Mechanism with a Flexible Rack」)、米国特許第7,367,485号(2008年5月6日発行の「Surgical Stapling Instrument Incorporating a Multistroke Firing Mechanism Having a Rotary Transmission」)、米国特許第7,380,695号(2008年6月3日発行の「Surgical Stapling Instrument Having a Single Lockout Mechanism for Prevention of Firing」)、米国特許第7,380,696号(2008年6月3日発行の「Articulating Surgical Stapling Instrument Incorporating a Two−Piece E−Beam Firing Mechanism」)、米国特許第7,404,508号(2008年7月29日発行の「Surgical Stapling and Cutting Device」)、米国特許第7,434,715号(2008年10月14日発行の「Surgical Stapling Instrument Having Multistroke Firing with Opening Lockout」)、米国特許第7,721,930号(2010年5月25日発行の「Disposable Cartridge with Adhesive for Use with a Stapling Device」)に開示されている。上記の米国特許それぞれの開示を参照により本明細書に援用する。参考として上述した外科用ステープラーは、内視鏡手技において使用されるものとして記載されているが、かかる外科用ステープラーは、開口手技及び/又は他の非内視鏡手技でも使用することができることを理解されたい。
様々な種類の外科用ステープル留め器具及び関連構成要素が作製され使用されてきたが、本発明者ら以前には、付属の請求項に記載されている本発明を誰も作製又は使用したことがないものと考えられる。
本明細書は、本技術を具体的に指摘し明確にその権利を請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本技術は、以下の特定の実施例の説明を添付図面と併せ読むことで、より良好に理解されるものと考えられ、図面中、同様の参照符号は同じ要素を特定する。
代表的な円形ステープル留め外科用器具の側面図である。 開位置にある代表的なアンビルを示す、図1の器具の代表的なステープル留めヘッドアセンブリの拡大縦断面図である。 閉位置にあるアンビルを示す、図2Aのステープル留めヘッドアセンブリの拡大縦断面図である。 発射位置にある代表的なステープルドライバ及びブレードを示す、図2Aのステープル留めヘッドアセンブリの拡大縦断面図である。 アンビルに対抗して形成される代表的なステープルの拡大部分断面図である。 非発射位置にあるトリガ及び係止位置にあるロックアウト機構を示す、本体の一部分を取り除いた図1の外科用器具の代表的なアクチュエータハンドルアセンブリの拡大側面図である。 発射位置にあるトリガ及び解除位置にあるロックアウト機構を示す、図4Aのアクチュエータハンドルアセンブリの拡大側面図である。 インジケータ窓及びインジケータレバーを示す、図1の外科用器具の代表的なインジケータアセンブリの拡大部分斜視図である。 代表的なインジケータバー及びそれに対応する代表的なステープル表現を示す、図5のインジケータ窓の概略図である。 食道切除処置に使用されている代表的な円形ステープラーシステムの概略図である。 アンビルから除去されたアンビルスリーブを示す、図7のステープラーシステムと共に使用するのに適した代表的なアンビル導入アセンブリの断面図である。 アンビルに挿入されているアンビルスリーブを示す、図8Aのアンビル導入アセンブリの断面図である。 アンビル内に挿入されたアンビルスリーブを示す、図8Aのアンビル導入アセンブリの断面図である。 アンビルスリーブに挿入するように位置付けられたトロカールを示す、図8Aのアンビル導入アセンブリの断面図である。 アンビル係止機構が折畳み位置にある、トロカールに連結されたアンビルを示す、図8Aのアンビル導入アセンブリの断面図である。 アンビル係止機構が拡張位置にある、トロカールに連結されたアンビルを示す、図8Aのアンビル導入アセンブリの断面図である。 アンビル係止機構が拡張位置にあり、アンビルスリーブが除去されている、トロカールに連結されたアンビルを示す、図8Aのアンビル導入アセンブリの断面図である。 トロカールから除去された別の代表的な経口腔的円形アンビルの拡大部分斜視図である。 アンビル係止機構が折畳み位置にあり、トロカールと連結するように位置付けられているアンビルを示す、図10のアンビル及びトロカールの断面図である。 アンビル係止機構が折畳み位置にあり、トロカールと連結されたアンビルを示す、図10のアンビル及びトロカールの断面図である。 アンビル係止機構が拡張位置にあり、トロカールと連結されたアンビルを示す、図10のアンビル及びトロカールの断面図である。 トロカールから除去された別の代表的な経口腔的円形アンビルの断面図である。 アンビル係止機構が折畳み位置にあり、トロカールと連結されたアンビルを示す、図12Aのアンビル及びトロカールの断面図である。 アンビル係止機構が拡張位置にあり、トロカールに連結されたアンビルを示す、図12Aのアンビル及びトロカールの断面図である。 図12Aのアンビルの拡大斜視図である。 別の代表的なアンビルの拡大斜視図である。 トロカールと連結するために位置付けられた、図14のアンビルの部分斜視図である。 トロカールと連結されているアンビルを示す、図15Aのアンビル及びトロカールの部分斜視図である。 アンビル係止機構が拡張位置にあり、トロカールと連結されたアンビルを示す、図15Aのアンビル及びトロカールの部分斜視図である。 別の代表的なトロカールの部分斜視図である。 図16のトロカールの断面図である。 図16のトロカールと連結するための別の代表的なアンビルの上面図である。 図18のアンビルの代表的なねじ切りの拡大部分斜視図である。 別の代表的なアンビルの断面図である。 トロカールと連結するように位置付けられた図20のアンビルの拡大部分斜視図である。 トロカールと連結されているアンビルを示す、図21Aのアンビル及びトロカールの部分斜視図である。 アンビル係止機構が拡張位置にあり、トロカールに連結されたアンビルを示す、図21Aのアンビル及びトロカールの部分斜視図である。 別の代表的な経口腔的円形アンビルアセンブリの部分斜視図である。 トロカールに連結されている図22のアンビルアセンブリの断面図である。 トロカールに連結されているアンビルを示す、別の代表的な経口腔的円形アンビルアセンブリの断面図である。 アンビルに部分的に挿入されたトロカールを示す、図24Aのアンビルアセンブリ及びトロカールの断面図である。 アンビル係止機構が折畳み位置にあり、トロカールに連結されたアンビルを示す、図24Aのアンビルアセンブリ及びトロカールの断面図である。 アンビル係止機構が拡張位置にあり、トロカールに連結されたアンビルを示す、図24Aのアンビルアセンブリ及びトロカールの断面図である。 切除された食道区画に配設されている、別の代表的な経口腔的円形アンビルアセンブリの部分斜視図である。 アンビル位置合わせ機構が折畳み位置にあり、別の切除された食道区画から近付くトロカールに連結されているアンビルを示す、図25Aのアンビルアセンブリの断面図である。 アンビル位置合わせ機構が直線状になっており、トロカール上に滑らされているアンビルを示す、図25Aのアンビルアセンブリの断面図である。 アンビル位置合わせ機構が直線状位置にあり、トロカールに連結されたアンビルを示す、図25Aのアンビルアセンブリの断面図である。 折畳み位置にあるアンビル位置合わせ機構を示す、図25Aのアンビルアセンブリの断面図である。 図26の線27−27に沿った、図25Aのアンビル位置合わせ機構の断面図である。 経口腔的に挿入される器具によって食道区画を通して引っ張られている別の代表的な経口腔的円形アンビルの部分斜視図である。 食道区画の底部から挿入される器具によって食道区画を通して引っ張られている、図28のアンビルの部分斜視図である。 アンビルから除去されている図28の器具の部分斜視図である。 図28のアンビルの上面部分斜視図である。 図28のアンビルの底面部分斜視図である。 アンビルが垂直位置で配向されている、食道区画を通して引っ張られている別の代表的な経口腔的円形アンビルの部分斜視図である。 アンビルが水平位置で配向されている、図33Aのアンビルの部分斜視図である。 代表的なアンビルシステムの部分斜視図である。 図34のアンビルの断面図である。
図面は、いかなる形でも限定を意図するものではなく、本技術の様々な実施形態は、必ずしも図面に示されないものも含めた、様々な他の方法で実施し得ることが想到される。本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付図面は、本技術の幾つかの態様を示し、説明文と共に、本技術の原理を説明する役割を果たすものであるが、しかしながら、本技術は、図示される厳密な配置構成に限定されるものではないことを、理解するべきである。
本技術の特定の実施例に関する以下の説明は、本技術の範囲を限定するために使用されるべきではない。本技術の他の実施例、特徴、態様、実施形態、及び利点は、実例として、本技術を実施するために想到される最良の形態の1つである以下の説明から、当業者には明白となるであろう。理解されるように、本明細書で説明される本技術は、全て本技術から逸脱することなく、他の種々の明白な態様が可能である。したがって、図面及び説明文は、例示的な性質のものであって限定的なものと見なすべきではない。
I.代表的な円形ステープル留め外科用器具の概要
図1〜図6は、それぞれより詳細に後述される、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)、軸アセンブリ(60)、及びアクチュエータハンドルアセンブリ(70)を有する、代表的な円形外科用ステープル留め器具(10)を示す。軸アセンブリ(60)は、アクチュエータハンドルアセンブリ(70)から遠位側に延在し、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)は軸アセンブリ(60)の遠位端に連結される。概して、アクチュエータハンドルアセンブリ(70)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)のステープルドライバ(24)を作動させて、複数のステープル(66)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)から送り出すように動作可能である。ステープル(66)は曲げられて、器具(10)の遠位端に取り付けられたアンビル(40)によって完全なステープルを形成する。結果的に、図2A〜図2Cに示される組織(2)が、器具(10)を使用してステープル留めされてもよい。
本実施例では、器具(10)は閉止システム及び発射システムを備える。閉止システムは、トロカール(38)、トロカールアクチュエータ(39)、及び回転ノブ(98)を備える。アンビル(40)は、トロカール(38)の遠位端に連結されてもよい。回転ノブ(98)は、トロカール(38)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)に対して長手方向で並進させ、それによって、アンビル(40)がトロカール(38)に連結されているときにアンビル(40)を並進して、アンビル(40)とステープル留めヘッドアセンブリ(20)との間で組織をクランプするように動作可能である。発射システムは、トリガ(74)、トリガ作動アセンブリ(84)、ドライバアクチュエータ(64)、及びステープルドライバ(24)を備える。ステープルドライバ(24)は、ステープルドライバ(24)を長手方向で作動させると組織を切断するように構成されたナイフ(36)を含む。それに加えて、ステープルドライバ(24)を長手方向で作動させると、ステープルドライバ(24)がステープル(66)も遠位側に駆動するように、ステープル(66)は、ステープルドライバ(24)の複数のステープル駆動部材(30)の遠位側に位置付けられる。したがって、トリガ(74)を作動させ、ドライバアクチュエータ(64)を介してトリガ作動アセンブリ(84)がステープルドライバ(24)を作動させると、ナイフ(36)及び部材(30)がほぼ同時に組織(2)を切断すると共にステープル(66)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)に対して遠位側で組織へと送り込む。閉止システム及び発射システムの構成要素と機能性について、次により詳細に記載する。
A.代表的なアンビル
図1〜図2Cに示されるように、アンビル(40)は、器具(10)に選択的に連結して表面を提供し、その表面に対抗してステープル(66)が曲げられて、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)とアンビル(40)との間に収容された物質をステープル留めしてもよい。本実施例のアンビル(40)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)に対して遠位側に延在する、トロカール又は尖ったロッド(38)に選択的に連結可能である。図2A〜図2Cを参照すると、アンビル(40)は、アンビル(40)の近位軸(42)をトロカール(38)の遠位先端に連結することによって、選択的に連結可能である。アンビル(40)は、全体的に円形のアンビルヘッド(48)と、アンビルヘッド(48)から近位側に延在する近位軸(42)とを備える。図示される実施例では、近位軸(42)は、アンビル(40)をトロカール(38)に選択的に連結する、弾性的に付勢される保定クリップ(46)を有する管状部材(44)を備えるが、これは単に任意のものであり、アンビル(40)をトロカール(38)に連結する他の保定機構が同様に使用されてもよいことが理解されるべきである。例えば、C型クリップ、クランプ、ねじ切り、ピン、接着剤などが、アンビル(40)をトロカール(38)に連結するのに用いられてもよい。それに加えて、アンビル(40)はトロカール(38)に選択的に連結可能なものとして記載されているが、いくつかの変形では、近位軸(42)は、アンビル(40)が一旦取り付けられるとアンビル(40)をトロカール(38)から除去できないような、一方向の連結機構を含んでもよい。単なる代表的な一方向の機構としては、かかり、一方向スナップ、コレット、カラー、タブ、バンドなどが挙げられる。当然ながら、アンビル(40)をトロカール(38)に連結するための更に他の構成が、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。例えば、トロカール(38)は、代わりに中空軸であってもよく、近位軸(42)は、中空軸に挿入可能な尖らせたロッドを備えてもよい。
本実施例のアンビルヘッド(48)は、アンビルヘッド(48)の近位面に形成された複数のステープル形成ポケット(52)を備える。結果的に、図2Cに示されるように、アンビル(40)が閉位置にあり、ステープル(66)がステープル留めヘッドアセンブリ(20)から送り出されてステープル形成ポケット(52)に送り込まれると、ステープル(66)の脚部(68)が曲げられて、完成したステープルが形成される。ステープル形成ポケット(52)は単に任意のものであり、いくつかの変形では省略されてもよいことが理解されるべきである。
アンビル(40)を別個の構成要素として、アンビル(40)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)に連結されるのに先立って、組織(2)の一部分に挿入され固定されてもよいことが理解されるべきである。単なる一例として、アンビル(40)は、組織(2)の第1の管状部分に挿入され固定されてもよく、器具(10)は、組織(2)の第2の管状部分に挿入され固定されてもよい。例えば、組織(2)の第1の管状部分は、アンビル(40)の一部分又はその周りに縫合されてもよく、組織(2)の第2の管状部分は、トロカール(38)又はその周りに縫合されてもよい。
図2Aに示されるように、アンビル(40)は次にトロカール(38)に連結される。本実施例のトロカール(38)は、最遠位の作動位置で示される。かかるトロカール(38)の伸長位置は、アンビル(40)の取付けに先立って組織(2)が連結されてもよい、より広い面積を提供してもよい。それに加えて、トロカール(38)の伸長位置はまた、トロカール(38)に対するアンビル(40)の取付けをより簡単にしてもよい。トロカール(38)は先細の遠位先端を更に含む。かかる先端は、組織を穿孔し、かつ/又はトロカール(38)上へのアンビル(40)の挿入を支援することが可能であってもよいが、先細の遠位先端は単に任意のものである。例えば、他の変形では、トロカール(38)は鈍い先端を有してもよい。それに加えて、又はその代わりに、トロカール(38)は、アンビル(40)をトロカール(38)に向かって引き付けてもよい、磁性部分(図示なし)を含んでもよい。当然ながら、アンビル(40)及びトロカール(38)の更なる別の構成及び配置は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
アンビル(40)がトロカール(38)に連結されると、アンビル(40)の近位面とステープル留めヘッドアセンブリ(20)の遠位面との間の距離によって、間隙距離dが規定される。本実施例のトロカール(38)は、より詳細に後述するように、アクチュエータハンドルアセンブリ(70)の近位端に位置する調節ノブ(98)を介して、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)に対して長手方向で並進可能である。結果的に、アンビル(40)がトロカール(38)に連結されると、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)に対してアンビル(40)を作動させることにより、調節ノブ(98)の回転によって間隙距離dが増大又は減少する。例えば、図2A〜図2Bに連続的に示されるように、アンビル(40)は、アクチュエータハンドルアセンブリ(70)に対して最初の開位置から閉位置へと近位側に作動して示されており、それによって間隙距離dが減少し、接合される組織(2)の2つの部分間の距離が減少する。一旦間隙距離dが所定の範囲内になると、図2Cに示されるように、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)が発射されて、アンビル(40)とステープル留めヘッドアセンブリ(20)との間の組織(2)がステープル留めされ、切断されてもよい。ステープル留めヘッドアセンブリ(20)は、より詳細に後述するように、ユーザがアクチュエータハンドルアセンブリ(70)のトリガ(74)を枢動させることによって、組織(2)をステープル留めし切断するように動作可能である。
上述したように、間隙距離dは、アンビル(40)とステープル留めヘッドアセンブリ(20)との間の距離に相当する。器具(10)が患者に挿入されると、この間隙距離dは簡単に視認できないことがある。結果的に、図5〜図6に示される可動のインジケータバー(110)が、トリガ(74)の反対側に位置付けられたインジケータ窓(120)を通して視認できるように設けられる。インジケータバー(110)は、インジケータバー(110)の位置が間隙距離dを表すように、調節ノブ(98)の回転に応答して移動するように動作可能である。図6に示されるように、インジケータ窓(120)は、アンビルの間隙が所望の動作範囲(例えば、緑色の範囲若しくは「グリーンゾーン(green zone)」)内にあることを示す目盛(130)と、目盛り(130)の各端部にあるそれに対応するステープル圧縮表示とを更に備える。単なる一例として、図6に示されるように、第1のステープル画像(132)は大きなステープル高さを描写し、第2のステープル画像(134)は小さなステープル高さを描写する。結果的に、ユーザは、インジケータバー(110)及び目盛(130)を介して、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)に対する連結されたアンビル(40)の位置を視認することができる。ユーザは次に、調節ノブ(98)を介してアンビル(40)の位置決めを適宜調節してもよい。
再び図2A〜2Cを参照すると、ユーザは、アンビルヘッド(48)がステープル留めされる組織(2)の一部分内に位置するようにして、組織(2)の一部分を管状部材(44)の周りで縫合する。組織(2)がアンビル(40)に取り付けられると、保定クリップ(46)及び管状部材(44)の一部分が組織(2)から突出するので、ユーザはアンビル(40)をトロカール(38)に連結してもよい。組織(2)がトロカール(38)及び/又はステープル留めヘッドアセンブリ(20)の別の部分に連結された状態で、ユーザは、アンビル(40)をトロカール(38)に取り付け、アンビル(40)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)に向かって近位側に作動させて、間隙距離dを減少させる。一旦器具(10)が動作範囲内になると、ユーザは次に、組織(2)の端部を互いにステープル留めし、それによって組織(2)のほぼ連続した管状部分が形成される。
アンビル(40)は、更に、参照により開示を本明細書に援用する、米国特許第5,205,459号、米国特許第5,271,544号、米国特許第5,275,322号、米国特許第5,285,945号、米国特許第5,292,053号、米国特許第5,333,773号、米国特許第5,350,104号、米国特許第5,533,661号の教示の少なくとも一部にしたがって、ならびに/あるいは、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう他の構成にしたがって構築されてもよい。
B.代表的なステープル留めヘッドアセンブリ
本実施例のステープル留めヘッドアセンブリ(20)は、軸アセンブリ(60)の遠位端に連結され、スライド可能なステープルドライバ(24)を収納する管状ケーシング(22)と、ステープルポケット(32)内に収容された複数のステープル(66)とを備える。ステープル(66)及びステープルポケット(32)は、管状ケーシング(22)の周りの円形アレイ内に配設される。本実施例では、ステープル(66)及びステープルポケット(32)は、ステープル(66)及びステープルポケット(32)の同心の環状列の対の形で配設される。ステープルドライバ(24)は、アクチュエータハンドルアセンブリ(70)のトリガ(74)の回転に応答して、管状ケーシング(22)内で長手方向で作動するように動作可能である。図2A〜2Cに示されるように、ステープルドライバ(24)は、トロカール開口部(26)と、中央の陥凹部(28)と、中央の陥凹部(28)の周りに円周方向で配設されると共に、軸アセンブリ(60)に対して遠位側に延在する複数の部材(30)とを有する、フレア形状の円筒状部材を備える。各部材(30)は、複数のステープル(66)のうち対応するステープル(66)に接触し、それをステープルポケット(32)内で係合するように構成される。結果的に、ステープルドライバ(24)をアクチュエータハンドルアセンブリ(70)に対して遠位側に作動させると、各部材(30)が、管状ケーシング(22)の遠位端に形成されたステープルアパーチャ(34)を通して、対応するステープル(66)をそのステープルポケット(32)から送り出す。各部材(30)はステープルドライバ(24)から延在するので、複数のステープル(66)は、ほぼ同時にステープル留めヘッドアセンブリ(20)から送り出される。アンビル(40)が閉位置にあるときに、ステープル(66)はステープル形成ポケット(52)に送り込まれてステープル(66)の脚部(68)が曲がり、それによってアンビル(40)とステープル留めヘッドアセンブリ(20)との間に位置する物質をステープル留めする。図3は、部材(30)によってアンビル(40)のステープル形成ポケット(32)に送り込まれて脚部(68)を曲げる、1つの単なる代表的なステープル(66)を示す。
ステープルドライバ(24)は、トロカール開口部(26)と同軸であってステープルポケット(32)から差し込まれる、円筒状のナイフ(36)を更に含む。本実施例では、円筒状のナイフ(36)は中央の陥凹部(28)内に配設されて、ステープルドライバ(24)と共に遠位側に並進する。アンビル(40)がトロカール(38)に固定されると、上述したように、アンビルヘッド(48)が表面を提供し、それに接して円筒状のナイフ(36)が、アンビル(40)とステープル留めヘッドアセンブリ(20)との間に収容された物質を切り離す。いくつかの変形では、アンビルヘッド(48)は、(例えば、協働する剪断縁部を提供することによって)物質を切り離すのを支援するため、円筒状のナイフ(36)のための陥凹部(図示なし)を含んでもよい。それに加えて、又はその代わりに、アンビルヘッド(48)は、鋏式の切断作用が提供されてもよいように、円筒状のナイフ(36)から片寄った1つ以上の向かい合った円筒状のナイフ(図示なし)を含んでもよい。更なる他の構成が、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。ステープル留めヘッドアセンブリ(20)は、したがって、アクチュエータハンドルアセンブリ(70)による作動に応答して、組織(2)のステープル留め及び切断の両方をほぼ同時に行うように動作可能である。
当然ながら、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)は、更に、参照により開示を本明細書に援用する、米国特許第5,205,459号、米国特許第5,271,544号、米国特許第5,275,322号、米国特許第5,285,945号、米国特許第5,292,053号、米国特許第5,333,773号、米国特許第5,350,104号、米国特許第5,533,661号の教示の少なくとも一部にしたがって、ならびに/あるいは、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう他の構成にしたがって構築されてもよい。
上述したように、ステープルドライバ(24)はトロカール開口部(26)を含む。トロカール開口部(26)は、トロカール(38)がステープル留めヘッドアセンブリ(20)及び/又は軸アセンブリ(60)に対して長手方向でスライドできるように構成される。図2A〜図2Cに示されるように、トロカール(38)は、アクチュエータハンドルアセンブリ(70)を参照してより詳細に後述するように、回転ノブ(98)の回転を介してトロカール(38)を長手方向で作動させることができるように、トロカールアクチュエータ(39)に連結される。本実施例では、トロカールアクチュエータ(39)は、トロカール(38)に連結される細長く比較的剛性の軸を備えるが、これは単に任意のものである。いくつかの変形では、アクチュエータ(39)は、器具(10)の部分が使用中に選択的に曲げられるか又は湾曲されてもよいように横方向の曲げが可能な、長手方向で剛性の材料を備えてもよく、あるいは、器具(10)は事前設定された曲げ軸アセンブリ(60)を含んでもよい。1つの単なる代表的な材料はニチノールである。アンビル(40)がトロカール(38)に連結されると、トロカール(38)及びアンビル(40)は、アンビル(40)とステープル留めヘッドアセンブリ(20)との間の間隙距離dを調節するため、アクチュエータ(39)を介して並進可能である。トロカール(38)を長手方向で作動させるアクチュエータ(39)の更なる別の構成は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
C.代表的な軸アセンブリ
ステープル留めヘッドアセンブリ(20)及びトロカール(38)は、図2A〜図2Cに示されるように、軸アセンブリ(60)の遠位端に位置付けられる。本実施例の軸アセンブリ(60)は、外側管状部材(62)及びドライバアクチュエータ(64)を備える。外側管状部材(62)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)の管状ケーシング(22)に、かつアクチュエータハンドルアセンブリ(70)の本体(72)に連結され、それによって中の作動構成要素の機械的接地がもたらされる。ドライバアクチュエータ(64)の近位端は、後述するアクチュエータハンドルアセンブリ(70)のトリガ作動アセンブリ(84)に連結される。ドライバアクチュエータ(64)の遠位端は、トリガ(74)の回転によってステープルドライバ(24)を長手方向で作動させるように、ステープルドライバ(24)に連結される。図2A〜図2Cに示されるように、ドライバアクチュエータ(64)は、トロカール(38)に連結されたアクチュエータ(39)がドライバアクチュエータ(64)内でそれに対して長手方向で作動してもよいように、開いた長手方向軸線を有する管状部材を備える。当然ながら、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるように、他の構成要素がドライバアクチュエータ(64)内に配設されてもよいことが理解されるべきである。
軸アセンブリ(60)は、更に、参照により開示を本明細書に援用する、米国特許第5,205,459号、米国特許第5,271,544号、米国特許第5,275,322号、米国特許第5,285,945号、米国特許第5,292,053号、米国特許第5,333,773号、米国特許第5,350,104号、米国特許第5,533,661号の教示の少なくとも一部にしたがって、ならびに/あるいは、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう他の構成にしたがって構築されてもよい。
D.代表的なアクチュエータハンドルアセンブリ
次に図4A〜図5を参照すると、アクチュエータハンドルアセンブリ(70)は、本体(72)、トリガ(74)、ロックアウト機構(82)、トリガ作動アセンブリ(84)、及びトロカール作動アセンブリ(90)を備える。本実施例のトリガ(74)は、本体(72)に枢動可能に装着され、トリガ(74)を非発射位置(図4Aに示される)から発射位置(図4Bに示される)へと回転させることによって、上述のドライバアクチュエータ(64)を作動させるように、トリガ作動アセンブリ(84)に連結される。ばね(78)は、本体(72)及びトリガ(74)に連結されて、トリガ(74)を非発射位置に向かって付勢する。ロックアウト機構(82)は、本体(72)に連結された枢動可能な部材である。第1の係止位置では、ロックアウト機構(82)は、ロックアウト機構(82)がトリガ(74)を係合し、ユーザによるトリガ(74)の作動に機械的に抵抗するように、上方へと本体(72)から離れる方向で枢動される。図1及び図4Bに示されるような、第2の解除位置では、ロックアウト機構(82)は、トリガ(74)をユーザによって作動させてもよいように、下方へと枢動される。結果的に、ロックアウト機構(82)が第2の位置にある状態で、トリガ(74)は、トリガ作動アセンブリ(84)を係合して、器具(10)を発射することができる。
図4A〜図4Bに示されるように、本実施例のトリガ作動アセンブリ(84)は、ドライバアクチュエータ(64)の近位端と係合されたスライド可能なトリガキャリッジ(86)を備える。キャリッジ(86)は、キャリッジ(86)の近位端上に、トリガ(74)から延在する一対のトリガアーム(76)を保定し係合する一連のタブ(88)を含む。結果的に、トリガ(74)を枢動させると、キャリッジ(86)が長手方向で作動し、長手方向の運動をドライバアクチュエータ(64)に伝達する。図示される実施例では、キャリッジ(86)はドライバアクチュエータ(64)の近位端に固定的に連結されるが、これは単なる任意のものである。実際には、1つの単なる代表的な代替例では、キャリッジ(86)は単に、遠位側のばね(図示なし)がドライバアクチュエータ(64)を、アクチュエータハンドルアセンブリ(70)に対して近位側に付勢している状態で、ドライバアクチュエータ(64)に当接してもよい。
トリガ作動アセンブリ(84)は、更に、参照により開示を本明細書に援用する、米国特許第5,205,459号、米国特許第5,271,544号、米国特許第5,275,322号、米国特許第5,285,945号、米国特許第5,292,053号、米国特許第5,333,773号、米国特許第5,350,104号、米国特許第5,533,661号の教示の少なくとも一部にしたがって、ならびに/あるいは、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう他の構成にしたがって構築されてもよい。
本体(72)はまた、調節ノブ(98)の回転に応答してトロカール(38)を長手方向で作動させるように構成された、トロカール作動アセンブリ(90)を収納する。図4A〜図5に最も良く示されるように、本実施例のトロカール作動アセンブリ(90)は、調節ノブ(98)、溝付きシャンク(94)、及びスリーブ(92)を備える。本実施例の溝付きシャンク(94)は、トロカールアクチュエータ(39)の遠位端に位置するが、溝付きシャンク(94)及びトロカールアクチュエータ(39)は、その代わりに、係合して長手方向移動を伝達する別個の構成要素であってもよいことが理解されるべきである。調節ノブ(98)は、本体(72)の近位端によって回転可能に支持され、内部タブ(図示なし)を介して溝付きシャンク(94)と係合されたスリーブ(92)を回転させるように動作可能である。本実施例の溝付きシャンク(94)は、溝付きシャンク(94)の外表面に形成された連続的な溝(96)を備える。結果的に、調節ノブ(98)を回転させると、内部タブが溝(96)内で浮かび、溝付きシャンク(94)がスリーブ(92)に対して長手方向で作動する。溝付きシャンク(94)はトロカールアクチュエータ(39)の遠位端に位置するので、調節ノブ(98)を第1の方向で回転させることによって、トロカールアクチュエータ(39)がアクチュエータハンドルアセンブリ(70)に対して遠位側に前進する。結果的に、アンビル(40)とステープル留めヘッドアセンブリ(20)との間の間隙距離dが増加する。調節ノブ(98)を反対方向に回転させることによって、トロカールアクチュエータ(39)がアクチュエータハンドルアセンブリ(70)に対して近位側に作動して、アンビル(40)とステープル留めヘッドアセンブリ(20)との間の間隙距離dが減少する。したがって、トロカール作動アセンブリ(90)は、調節ノブ(98)の回転に応答してトロカール(38)を作動させるように動作可能である。当然ながら、トロカール作動アセンブリ(90)の他の構成が、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
本実施例の溝(96)は、軸線方向距離当たりの溝のピッチ又は数が様々である、複数の異なる部分(96A、96B、96C)を備える。本例の溝(96)は、遠位部分(96A)、中間部分(96B)、及び近位部分(96C)に分割される。図5に示されるように、遠位部分(96A)は、溝付きシャンク(94)の短い軸線距離にわたって微細なピッチ又は多数の溝を備えるので、短い軸線距離を横断するのに調節ノブ(98)を多数回回転させることを要する。中間部分(96B)は、軸線距離当たりの溝のピッチが比較的まばらであるか、又は溝の数がより少ない区画を備えるので、長い軸線距離を横断するのに要する回転数が比較的少ない。結果的に、間隙距離dは、調節ノブ(98)の比較的少数回の回転によって迅速に減少してもよい。本実施例の近位部分(96C)は、遠位部分(96A)にほぼ類似しており、溝付きシャンク(94)の短い軸線距離にわたって微細なピッチ又は多数の溝を備えるので、短い軸線距離を横断するのに多数回の回転を要する。本実施例の近位部分(96C)は、より詳細に後述するように、アンビル(40)がステープル留めヘッドアセンブリ(20)のほぼ近くにあるときに、スリーブ(92)内に位置付けられるので、インジケータバー(110)は目盛(130)に沿ってインジケータ窓(120)内で移動して、アンビル間隙が所望の動作範囲内にあることを示唆する。結果的に、タブが溝(96)の近位部分(96C)内にあるときに、調節ノブ(98)を一回転させる毎に間隙距離dが少量減少して、微細な調整が提供されてもよい。
トロカール作動アセンブリ(90)は、更に、参照により開示を本明細書に援用する、米国特許第5,205,459号、米国特許第5,271,544号、米国特許第5,275,322号、米国特許第5,285,945号、米国特許第5,292,053号、米国特許第5,333,773号、米国特許第5,350,104号、米国特許第5,533,661号の教示の少なくとも一部にしたがって、ならびに/あるいは、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう他の構成にしたがって構築されてもよい。
図4A〜図4Bに示される実施例では、U字型のクリップ(100)が、溝付きシャンク(94)の遠位側に位置するトロカールアクチュエータ(39)の中間部分に取り付けられる。U字型のクリップ(100)は、本体(72)の一部分と係合して、調節ノブ(98)を回転させたときにトロカールアクチュエータ(39)がその軸線を中心にして回転するのを実質的に防ぐ。U字型のクリップ(100)は、その両側面それぞれに、ねじ、ボルト、ピン、クリップなどの取付け部材を受け入れる細長いスロット(102)を更に含んで、インジケータバー(110)を目盛(130)に対して校正する目的で、トロカールアクチュエータ(39)に対するU字型のクリップ(100)の細長いスロット(102)の長手方向位置を選択的に調節する。
図5に示されるように、アクチュエータハンドルアセンブリ(70)は、インジケータ(104)を係合し枢動させるように構成されたインジケータブラケット(140)を更に含む。本実施例のインジケータブラケット(140)は、本体(72)に形成された一対のスロットに沿って、本体(72)に対してスライド可能である。インジケータブラケット(140)は、長方形のプレート(144)、インジケータアーム(146)、及び角度付きのフランジ(142)を備える。角度付きのフランジ(142)は、長方形のプレート(144)の近位端に形成され、トロカールアクチュエータ(39)及び/又は溝付きシャンク(94)上にスライド可能に装着するためのアパーチャ(図示なし)を含む。コイルばね(150)は、フランジ(142)をU字型のクリップ(100)に対して付勢するため、フランジ(142)とボス(152)との間に挟み込まれる。結果的に、U字型のクリップ(100)がトロカールアクチュエータ(39)及び/又は溝付きシャンク(94)によって遠位側に作動すると、コイルばね(150)はインジケータブラケット(140)を付勢して、U字型のクリップ(100)と共に遠位側へと移動させる。それに加えて、トロカールアクチュエータ(39)及び/又は溝付きシャンク(94)が近位側に並進すると、U字型のクリップ(100)は、インジケータブラケット(140)をボス(152)に対して近位側に付勢し、それによってコイルばね(150)が圧縮される。当然ながら、いくつかの変形では、インジケータブラケット(140)は、トロカールアクチュエータ(39)及び/又は溝付きシャンク(94)に固定的に取り付けられてもよいことが理解されるべきである。
本実施例では、インジケータブラケット(140)が、アンビル間隙が所望の動作範囲(例えば、緑色の領域又は「グリーンゾーン」)内にあるときに相当しない長手方向位置にあるときに、ロックアウト機構(82)の一部分がインジケータブラケット(140)の表面(141)に当接する。アンビル間隙が所望の動作範囲(例えば、緑色の領域又は「グリーンゾーン」)内にあるときに、インジケータブラケット(140)が狭窄して、インジケータアーム(146)のどちらかの側に一対の間隙(145)がもたらされて、ロックアウト機構(82)が枢動することが可能になり、それによってトリガ(74)が解放される。結果的に、ロックアウト機構(82)及びインジケータブラケット(140)は、アンビル(40)が所定の動作範囲内になるまで、ユーザがトリガ(74)を解放し操作するのを実質的に防ぐことができる。当然ながら、いくつかの変形では、ロックアウト機構(82)は全体的に省略されてもよいことが理解されるべきである。
この動作範囲は、簡潔に上述した、目盛(130)に対して示されるインジケータ(104)のインジケータバー(110)を介して、ユーザに視覚的に通信されてもよい。インジケータブラケット(140)の遠位端には、インジケータ(104)の移動を制御するため、横方向に突出する指(148)で終端する、遠位側に突出するインジケータアーム(146)がある。図5に最も良く示される、インジケータアーム(146)及び指(148)は、インジケータブラケット(140)を長手方向で作動させるとインジケータ(104)が枢動されるようにして、インジケータ(104)のタブ(106)を係合するように構成される。本実施例では、インジケータ(104)は、インジケータ(104)の第1の端部で本体(72)に枢動可能に連結されるが、これは単に任意のものであり、インジケータ(104)の他の枢動点が、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。インジケータバー(110)は、インジケータブラケット(140)の作動に応答してインジケータバー(110)が移動するように、インジケータ(104)の第2の端部に位置付けられる。結果的に、上述したように、インジケータバー(110)は、アンビル(40)とステープル留めヘッドアセンブリ(20)との間の相対間隙距離dを示すため、目盛(130)(図6に図示)に対してインジケータ窓(120)を通して表示される。
当然ながら、インジケータブラケット(140)、インジケータ(104)、及び/又はアクチュエータハンドルアセンブリ(70)は、更に、参照により開示を本明細書に援用する、米国特許第5,205,459号、米国特許第5,271,544号、米国特許第5,275,322号、米国特許第5,285,945号、米国特許第5,292,053号、米国特許第5,333,773号、米国特許第5,350,104号、米国特許第5,533,661号の教示の少なくとも一部にしたがって、ならびに/あるいは、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう他の構成にしたがって構築されてもよい。
II.代表的な経口腔的円形アンビルシステム
上述したように、アンビル(40)が、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)に連結されるのに先立って、組織(2)の一部分に挿入されて固定されてもよいように、アンビル(40)は別個の構成要素として提供されてもよい。例えば、患者の胃腸管内での処置(例えば、食道切除術)のため、アンビル(40)を経口腔的に導入するのが望ましいことがある。図7は、食道切除術後に、切断された食道区画(2、4)を連結する吻合処置の初期段階を示す。アンビル(40)は、食道を通して経口腔的に挿入され、食道の第1の切断区画(2)内に位置付けられる。器具(10)は、胃を通して挿入され、食道の第2の切断区画(4)内に位置付けられる。アンビル(40)は次に、器具(10)のトロカール(38)に連結されて、吻合において食道の切断区画(2、4)をステープル留めし封着する。アンビル(40)はまた、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるように、吻合を行うのに胃腸管の他の身体管腔又は領域内に挿入されてもよい。挿入後、アンビル(40)をトロカール(38)に連結するため、経口腔的円形アンビルロッキングアセンブリを提供するのが望ましいことがある。また、アンビル位置合わせアセンブリを用いて、ステープルポケット(52)をステープルヘッドアセンブリ(20)のステープル(66)と位置合わせするのが望ましいことがある。アンビル(40)は、アンビル導入システムを使用して、アンビル(40)をトロカール(38)に連結するため、自然発生の身体管腔(例えば、食道)を通して導入されてもよい。以下の実施例は、経口腔的に吻合部位に容易に導入することができるアンビル(40)のいくつかの変形を含む。アンビル(40)のステープルポケット(52)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)のステープル(66)と位置合わせするのに容易に導入することができる、回転式アンビル位置合わせ機構のいくつかの変形についても以下に記載する。かかる機構の他の実施例は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。以下の教示は上述した器具(10)に容易に組み込まれ得ることを理解されたい。
A.代表的なアンビル係止機構
図8A〜図9Dは、代表的なアンビルロッキングアセンブリ(200)を示す。アンビルロッキングアセンブリ(200)は、アンビル(240)、アンビルスリーブ(242)、及びトロカール(238)を備える。アンビル(240)は上述のアンビル(40)に類似している。アンビル(240)は、近位表面(250)及び遠位表面(248)を備え、内側開口部(243)を有するディスク状の構成を有する。アンビル(240)は、近位表面(250)の周りに位置合わせされたステープルポケット(252)を更に備える。ステープルポケット(250)はまた、遠位表面(248)に形成されてもよい。
アンビルスリーブ(242)は、アンビル(240)の内側開口部(243)内に挿入されるようにサイズ決めされる。アンビルスリーブ(242)はタブ(244)及び縫合糸(246)を備える。タブ(244)は、図8Aに示されるように、アンビルスリーブ(242)から外向きに延在するように弾性的に付勢されてもよい。アンビルスリーブ(242)は、やはり図8Aに示されるように、近位表面(250)を通してアンビル(240)の内側開口部(243)に挿入される。アンビルスリーブ(242)がアンビル(240)に挿入されるにつれて、図8Bに示されるように、タブ(244)が内側開口部(243)に押し付けられて、内側開口部(243)を通ってスライドする。一旦アンビルスリーブ(242)のタブ(244)がアンビル(240)を越えて挿入されると、図8Cに示されるように、タブ(244)はその元の位置へと反転し、スリーブ(244)から外向きに延在する。タブ(244)は、アンビル(240)の遠位表面(248)に支えられて、アンビル(240)がスライドしてアンビルスリーブ(242)の遠位側に外れるのを防ぐ。次にアンビルスリーブ(242)の縫合糸(246)を使用して、自然発生の身体管腔(例えば、食道、結腸、又は胃腸管の他の部分)を通してアンビル(240)及びアンビルスリーブ(242)が所望の場所(例えば、吻合部位)まで引っ張られる。
一旦アンビル(240)が患者の体内の所望の位置に位置付けられると、図9A〜図9Dに示されるように、トロカール(238)はアンビル(240)に連結される。トロカール(238)は、軸(260)、内部軸(261)、先端(264)、及びウィング(262)を備える。軸(260)は、アンビル(240)の内側開口部(243)に対応するようにサイズ決めされる。先端(264)は軸(260)の遠位端に位置付けられる。内部軸(261)は、先端(264)の近位側で軸(260)に沿って位置付けられ、軸(260)よりも小さい直径を備える。ウィング(262)は、ウィング(262)が内部軸(261)に沿って位置付けられ、かつ軸(260)と同一平面であるようにして、トロカール(238)に連結される。ウィング(262)は、ピン(263)を介してトロカール(238)に対して枢動する。トロカール(238)の先端(264)は、アンビルスリーブ(242)を通してアンビル(240)の内側開口部(243)に挿入される。先端(264)のテーパー及びアンビルスリーブ(242)の近位端のフレア形状は、トロカール(238)をアンビルスリーブ(242)内へと案内するのを支援する。トロカール(238)がアンビル(240)を通して遠位側に移動するにつれて、図9Bに示されるように、軸(260)及びウィング(262)がアンビルスリーブ(242)のタブ(244)に接触して、タブ(244)を回転させてスリーブ(242)と同一平面にする。タブ(244)が回転すると、縫合糸(246)が近位側に引っ張られて、アンビル(240)を通してアンビルスリーブ(242)を近位側にスライドさせる。スリーブ(242)が近位側に引っ張られるにつれて、トロカール(238)はアンビル(240)を通して遠位側に押され続ける。トロカール(238)のウィング(262)がアンビル(240)を越えて押されると、ウィング(262)は軸(261)に対して外向きに枢動する。ウィング(262)は、フレア状の位置へと外向きに枢動するように弾性的に付勢されてもよく、又はウィング(262)は、かかる位置へと枢動するように作動してもよい。ウィング(262)は次に、アンビル(240)の遠位表面(248)に接して、図9Cに示されるように、トロカール(238)をアンビル(240)に対して係止する。スリーブ(242)は、トロカール(238)の軸(262)に沿って近位側に引っ張られ続けて、図9Dに示されるように、スリーブ(242)をアンビル(240)から除去する。あるいは、スリーブ(242)が分裂されて、スリーブ(242)をトロカール(238)の軸(262)から完全に除去してもよい。スリーブ(242)を除去する好適な方法は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
別の代表的なアンビルロッキングアセンブリ(300)が図10〜図11Cに示される。アンビルロッキングアセンブリ(300)は、アンビル(340)及びトロカール(338)を備える。アンビル(340)は上述のアンビル(240)に類似している。アンビル(340)は、内側開口部(343)と、アンビル(340)の表面の周りで位置合わせされたステープルポケット(352)とを備える。アンビル(340)はまた、ステープルポケット(252)がディスク状のアンビル(340)の両面に形成されてもよいように、二重面であってもよい。トロカール(338)は、拡張する先端(364)、軸(360)、内側部材(366)、及びフィン(368)を備える。拡張する先端(364)は、アンビル(340)の内側開口部(343)に嵌合するように構成され、陥凹部(363)を備える。陥凹部(363)は整列し、アンビル(340)の内側開口部(343)の壁に対応する。拡張する先端(364)は、軸(360)の遠位側に位置付けられる。内側部材(366)は、内側部材(366)が軸(360)に対して並進するようにして軸(360)内に位置付けられる。内側部材(366)は、内側部材(366)の遠位端にカミング部分(362)を備える。カミング部分(362)は陥凹部(361)を備える。内側部材(366)は、弾性部材(370)を軸(360)の内部陥凹部(371)内で保定するフランジ(372)を更に備える。弾性部材(370)は、フランジ(372)及び内側部材(366)を軸(360)内で近位側に押すように付勢される。フィン(368)は、リビングヒンジ(369)を介してフィン(368)が軸(360)に対して枢動するようにして、軸(360)に連結される。フィン(368)は軸(360)に向かって内向きに、弾性的に付勢される。フィン(368)は、カミング部分(362)の陥凹部(361)に対応する、内向きに延在する突出部(367)を備える。
図11A〜11Cに示されるように、トロカール(338)は、アンビル(340)をトロカール(338)に対して係止するため、アンビル(340)に挿入される。図11Aに示されるように、アンビル(340)はトロカール(338)に連結されている。アンビル(340)の内側開口部(343)の壁が拡張する先端(364)の陥凹部(363)に達する前は、フィン(368)は、フィン(368)の突出部(367)がカミング部分(362)の陥凹部(361)と係合されるように、折畳み位置にある。突出部は陥凹部(361)と係合して、内側部材(366)を軸(360)に対して長手方向で固着する。拡張する先端(364)が折畳み位置にある状態で、先端(364)はアンビル(340)の内側開口部(343)に更に挿入される。図11Bに示されるように、トロカール(338)の先端(364)はアンビル(340)に更に挿入されて、内側開口部(343)の壁が陥凹部(363)と位置合わせされる。アンビル(340)がトロカール(338)の周りで位置合わせされると、アンビル(340)はフィン(368)に接触して、リビングヒンジ(369)を介してフィン(368)を軸(360)から外向きに枢動させる。フィン(368)が外向きに回転すると、突出部(367)は内側部材(366)の陥凹部(361)を係脱する。これによって内側部材(366)がフィン(368)から外れて、内側部材(366)が軸(360)に対して長手方向で並進できるようになる。図11Cに示されるように、弾性部材(370)は、内側部材(366)がフィン(368)から外れるのに応答して、内側部材(366)のフランジ(372)を軸(360)に対して近位側に押す。内側部材(366)が近位側に並進するのにつれて、カミング部分(362)が近位側にスライドして、拡張する先端(364)を拡張位置へと外向きに押す。拡張する先端(364)の陥凹部(363)は次に、アンビル(340)の内側開口部(343)の壁を係合して、アンビル(340)をトロカール(338)に対して係止する。次にアクチュエータ(39)が、アンビル(340)とトロカール(338)との間の間隙距離dを調節するのに使用される。トリガ(74)が作動して、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)を駆動して、食道の切断区画間の吻合を行う。
B.代表的なアンビル係止及び位置合わせ機構
アンビル(40)をトロカール(38)に固定するのに加えて、アンビル(40)は、アンビル(40)のステープルポケット(53)がステープル(66)と位置合わせされるようにして、トロカール(38)と回転して位置合わせされる。かかる回転位置合わせ機構の様々な実施例について更に詳細に後述するが、本明細書の教示を考慮して当業者には他の実施例が明白となるであろう。
1.代表的な枢動タブ
図12A〜13は、代表的なアンビル位置合わせアセンブリ(400)を示す。アンビル位置合わせアセンブリは、アンビル(440)及びトロカール(438)を備える。アンビル(440)は、アンビル(440)が位置合わせ機構(442)を更に備える点を除いて、アンビル(340)に類似している。図13に示されるように、複数の位置合わせ機構(442)はアンビル(440)の内側開口部(443)の周りで位置合わせされる。位置合わせ機構(442)は、アンビル(440)の周りで内向きに延在する陥凹部を備える。トロカール(438)は、先端(464)、軸(460)、内側部材(480)、フィン(468)、及び拡張する部材(462、466)を備える。先端(464)は軸(460)の遠位端に位置付けられる。軸(460)は、軸(460)から外向きに延在するフィン(468)を備える。フィン(468)は係合機構(469)及びタブ(470)を備える。係合機構(469)は、フィン(468)から遠位側に延在する突出部を備え、アンビル(440)の位置合わせ機構(442)を補完し係合するように構成される。タブ(470)は、ピン(467)を介してフィン(468)に対して枢動する。タブ(470)は、カミング表面(472)及び突出部(474)を備える。突出部(474)は、軸(460)に対して並進可能である、内側部材(480)の開口部(476)に嵌合する。第1の拡張部材(462)は、内側部材(469)の突出部(461)に連結される。第1の拡張部材(462)は軸(460)に対して外向きに枢動する。第2の拡張部材(466)は、ピン(463)を介して第1の拡張部材(462)に連結される。第2の拡張部材(466)は、ピン(465)を介して第1の拡張部材(462)の近位側で軸(460)に連結される。第2の拡張部材(466)もまた、軸(460)に対して外向きに枢動する。二組の拡張部材(462、466)が示されているが、他の任意の好適な数が使用されてもよい。
図12Aに示されるように、アンビル位置合わせアセンブリ(400)が折畳み構成のときに、トロカール(438)はアンビル(440)に連結される。この構成では、拡張部材(462、466)は軸(460)に接する。タブ(470)は、突出部(474)が内側部材(480)の開口部(476)と係合されるように、外向きに回転する。これにより、内側部材(480)が軸(460)に対して定着される。トロカール(438)の先端(464)は次に、図12Bに示されるように、アンビル(440)の内側開口部(443)に挿入される。トロカール(438)がアンビル(440)に挿入されると、フィン(468)の係合機構(469)は、アンビル(440)の位置合わせ機構(442)に挿入される。これにより、ステープルポケット(452)がステープル留めヘッドアセンブリ(20)のステープル(66)と位置合わせされる位置まで、アンビル(440)が回転することが担保される。タブ(470)のカミング表面(472)は、内側開口部(443)の壁を係合して、トロカール(438)がアンビル(400)に挿入されるにつれてタブ(470)を内向きに回転させる。タブ(470)が内向きに回転すると、突起(474)が内側部材(480)の開口部(476)から外れる。これにより、内側部材(480)が軸(460)に対して並進することができる。図12Cに示されるように、内側部材(480)は、軸(460)に対して近位側に並進して、アンビル位置合わせアセンブリ(400)を拡張構成まで拡張する。単なる一例として、内側部材(480)は、上述したような軸(460)の陥凹部(371)内の弾性部材(370)に類似した機構によって並進させてもよい。内側部材(480)を並進させることができる他の好適な方法は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。内側部材(480)が近位側に並進すると、内側部材(480)の突出部(461)も近位側に並進する。第2の拡張部材(466)が軸(460)に定着されているので、内側部材(480)が並進することによって、第1の拡張部材(462)の近位端が軸(460)から外向きに枢動し、第2の拡張部材(466)の遠位端が軸(460)から外向きに枢動する。第2の拡張部材(466)はアンビル(440)に接触して、アンビル(400)を、第2の拡張部材(466)とフィン(468)との間のトロカール(438)に対する適所で保持する。次にアクチュエータ(39)が、アンビル(340)とトロカール(338)との間の間隙距離dを調節するのに使用される。トリガ(74)が作動して、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)を駆動して、食道の切断区画間の吻合を行う。
2.代表的なリブ付きトロカール
別の代表的なアンビル位置合わせアセンブリ(500)が図14〜15Cに示される。アンビル位置合わせアセンブリ(500)は、アンビル(540)及びトロカール(538)を備える。アンビル(540)は、アンビル(540)が位置合わせ機構(542)を更に備える点を除いて、アンビル(340)に類似している。位置合わせ機構(542)は角度付き表面(541)をそれぞれ備える。図14に示されるように、複数の位置合わせ機構(542)は、アンビル(540)の内側開口部(543)の壁を中心にして円周方向で離間配置される。トロカール(538)は、軸(560)、先端(564)、リブ(562)、及びタブ(568)を備える。軸(560)はステープル留めヘッドアセンブリ(20)から延在する。軸(560)の直径は、軸(560)がステープル留めヘッドアセンブリ(20)から延在するにつれて徐々に減少する。先端(564)は軸(560)の遠位端に位置付けられる。少なくとも1つのリブ(562)が軸(560)に沿って延在する。リブ(562)の好適な数は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。例えば、リブ(562)の数は、位置合わせ機構(542)の数と対応していてもよい。タブ(568)は、軸(560)に対して延在し枢動する。
図15A〜15Cに示されるように、トロカール(538)はアンビル(540)に挿入される。トロカール(538)が挿入されると、軸(560)のリブ(562)はアンビル(540)の位置合わせ機構(542)を係合する。位置合わせ機構(542)の角度付き表面(541)は、アンビル(540)をリブ(562)と整列する位置へと回転させる。これにより、アンビル(540)のステープルポケット(552)も、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)のステープル(66)と位置合わせされる。トロカール(538)はアンビル(540)を通して挿入され続ける。トロカール(538)のタブ(568)は、外向きの位置へと弾性的に付勢されてもよい。アンビル(540)がタブ(568)の上を移動するにつれて、アンビル(540)はタブ(568)を内向きに枢動させる。一旦アンビル(540)がタブ(568)を通過すると、タブ(568)は次に、外向きに枢動して戻って、図15Cに示されるようにアンビル(540)の天面を係合する。これにより、アンビル(540)がトロカール(538)に対して適所で保持される。次にアクチュエータ(39)が、アンビル(540)とトロカール(538)との間の間隙距離dを調節するのに使用される。トリガ(74)が作動して、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)を駆動して、食道の切断区画間の吻合を行う。
別の代表的なアンビル位置合わせアセンブリ(1500)が図16〜19に示される。アンビル位置合わせアセンブリ(1500)は、アンビル(1540)及びトロカール(1538)を備える。アンビル(1540)は、アンビル(1540)が一対の位置合わせ機構(1580)を備える点を除いて、アンビル(540)に類似している。図18〜19に示されるように、対の位置合わせ機構(1580)は、アンビル(1540)の内側開口部(1543)の壁から延在し、粗い半ねじの形態の傾斜形状を備える。2つの位置合わせ機構(1580)は、開口部(1543)の内壁の一部分のみの周りに延在して、位置合わせ機構(1580)の間に陥凹部(1581)を形成する。位置合わせ機構(1580)の螺旋状の傾斜形状によって、アンビル(1540)が回転して整列することができる。位置合わせ機構(1580)の傾斜形状により、トロカール(1538)をアンビル(1540)のどちらかの側に挿入したときに、アンビル(1540)が位置合わせ機構(1580)によって回転するようにして、両面アンビル(1540)が可能になる。トロカール(438)は、軸(1560)、先端(1564)、一対のリブ(1562)、及びタブ(1568)を備える。軸(1560)はステープル留めヘッドアセンブリ(20)から延在する。先端(1564)は軸(1560)の遠位端に位置付けられる。リブ(1562)は、アンビル(1540)の陥凹部(1581)に対応するように、軸(1560)に沿って延在する。リブ(1562)は、アンビル(1540)の位置合わせ機構(1580)を係合して、アンビル(1540)を回転して位置合わせされるように案内する角度付き表面(1561)を備える。タブ(1568)は、軸(1560)に対して延在し枢動する。図17に示されるように、タブ(1568)は、弾性部材(1566)によって外向きに弾性的に付勢される。タブ(1568)は、アンビル(1540)がタブ(1568)の上をスライドし、タブを内向きに押すことができるように、角度を付けられる。
代表的な使用では、トロカール(1538)はアンビル(1540)に挿入される。トロカール(1538)が挿入されると、軸(1560)のリブ(1562)はアンビル(1540)の位置合わせ機構(1580)を係合する。位置合わせ機構(1580)の傾斜形状によって、リブ(1562)が陥凹部(1581)に入るまでアンビル(1540)を適切な位置へと回転させることができる。これにより、アンビル(1540)のステープルポケット(1552)も、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)のステープル(66)と位置合わせされる。トロカール(1538)はアンビル(1540)を通して挿入され続ける。アンビル(1540)がタブ(1568)の上を移動するにつれて、アンビル(1540)によって、タブ(1568)が弾性部材(1566)に対抗して内向きに枢動する。一旦アンビル(1540)がタブ(1568)を通過すると、弾性部材(1566)は次に、タブ(1568)を付勢して外向きに戻して、アンビル(1540)の天面を係合する。これにより、アンビル(1540)がトロカール(1538)に対して適所で保持される。次にアクチュエータ(39)が、アンビル(1540)とトロカール(1538)との間の間隙距離dを調節するのに使用される。トリガ(74)が作動して、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)を駆動して、食道の切断区画間の吻合を行う。
3.代表的な陥凹トロカール
別の方法として、トロカール(638)の軸は、図20〜21Cに示されるように、リブ(562)の代わりに、カミング位置合わせ陥凹部(672)を備えてもよい。アンビル位置合わせアセンブリ(600)は、トロカール(638)が陥凹部(672)を備える点を除いて、アンビル位置合わせアセンブリ(500)に類似している。アンビル(640)は、内側開口部(643)の壁から延在してトロカール(638)の陥凹部(672)に対応する、位置合わせ機構(642)を備える。2つの陥凹部(672)及び2つの位置合わせ機構(642)が示されているが、任意の好適な数の陥凹部(672)が任意の数の位置合わせ機構(642)に対応して使用されてもよい。陥凹部(672)は、アンビル(640)の位置合わせ機構(642)を移動止め(672)内へと案内するカミング表面(670)を備える。これにより、アンビル(640)が、陥凹部(672)と整列する位置へと回転することができ、それによってアンビル(640)のステープルポケット(652)がステープル留めヘッドアセンブリ(20)のステープル(66)と位置合わせされる。アンビル位置合わせアセンブリ(500)と同様に、アンビル位置合わせアセンブリ(600)のタブ(668)は、アンビル(640)をトロカール(638)に対して適所で保持する。
C.代表的なアンビル導入及び係止機構
図22〜図23に示されるように、アンビル(740)は、アンビル導入システム(700)を使用して、自然発生の身体管腔(例えば、食道)を通して導入される。アンビル(740)は上述のアンビル(40)に類似している。アンビル(740)は、アンビル軸(744)から延在するスリーブ(750)を更に備える。スリーブ(750)は、可撓性区画(748)、開口部(742)、及びカラー(749)を備える。可撓性区画(748)により、図22に示される90°の角度など、様々な角度及び構成へとスリーブ(750)を偏向させることができる。開口部(742)は、スリーブ(750)の近位端の両側に位置する。カラー(749)は、スリーブ(750)から延在し、開口部(742)の近位側に位置付けられる。カラー(749)は剛性材料から形成される。アンビル導入システム(700)は、縫合糸(746)及び管(747)を更に備える。縫合糸(746)は、アンビル(740)及びスリーブ(750)を通して巻かれてループを形成する。縫合糸(746)は次に、管(747)を通して引っ張られて、縫合糸(746)の端部を共に保つ。次に、管(747)及び縫合糸(746)を使用して、食道(又は、胃腸管の他の何らかの領域など)を通してアンビル(740)が所望のステープル留め位置まで引っ張られる。
一旦適切な位置に来ると、管(747)及び縫合糸(746)はアンビル(740)から除去され、アンビル(740)はトロカール(738)に連結される。この実施例のトロカール(738)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)から延在する軸(760)を備える。軸(760)は、軸(760)の遠位端にある先端(764)と、軸(760)から延在する弾性タブ(766)とを備える。トロカール(738)の先端(764)は、タブ(766)がスリーブ(750)の開口部(742)と位置合わせされるまで、スリーブ(750)に挿入される。トロカール(738)がスリーブ(750)に挿入されるにつれて、カラー(749)はタブ(764)を内向きに屈曲させて、トロカール(738)がスリーブ(750)に滑り込むことができる。タブ(764)は次に、開口部(742)を通して外向きに屈曲して、スリーブ(750)をトロカール(738)に対して係止する。次に、スリーブ(750)の可撓性区画(748)が曲がって、スリーブ(750)を真っ直ぐにし、トロカール(738)が近位側に引っ張られてアンビル(740)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)に向かって引き寄せるにつれて、アンビル(740)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)と位置合わせする。
別の代表的なアンビル導入システム(800)が図24A〜図24Dに示される。アンビル導入システム(800)は、アンビル導入システム(800)が拡張するトロカール(838)を備えて、アンビル(840)をトロカール(838)に対して係止する点を除いて、アンビル導入システム(700)に類似している。トロカール(838)は、陥凹部(863)を備えた軸(860)と、内側部材(866)の遠位端にカミング部分(862)を備えた内側部材(866)と、拡張する先端(864)とを備える。内側部材(866)は、軸(860)内に位置付けられ、軸(860)に対して並進可能である。上述したように、トロカール(838)はアンビルスリーブ(850)に挿入される。トロカール(838)がスリーブ(850)を通って前進するにつれて、図24Bに示されるように、可撓性区画(848)が曲がって、スリーブ(850)を真っ直ぐにし、アンビル(840)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)と位置合わせする。従来の把持器具が、アンビルスリーブ(850)を把持して、アンビルスリーブ(850)を通してトロカール(838)を前進させるにつれてアンビルスリーブ(850)を適所で保持するのに使用されてもよい。トロカール(838)は、図24Cに示されるように、陥凹部(863)が上記スリーブ(850)と位置合わせされるまで、スリーブ(850)を通って前進する。内側部材(866)は次に、近位側に引っ張られるか又は並進移動する。内側部材(866)が近位側にスライドするにつれて、内側部材(866)のカミング部分(862)が拡張する先端(864)を外向きに押し、それによって陥凹部(863)がスリーブ(850)の頂部を係合して、アンビル(840)をトロカール(838)に対して係止する。内側部材(866)は、軸(860)上の開口部と整列して、軸(860)に対する内側部材(866)の長手方向位置を係止する、突出部を備えてもよい。あるいは、軸(860)に対する内側部材(866)の長手方向位置を選択的に係止するのに、他の任意の好適な機構が使用されてもよい。
別の代表的なアンビル導入システム(900)が図25A〜図27に示される。アンビル導入システム(900)は、スリーブ(950)が可撓性スリーブ(950)に沿って複数の剛性区画(948)を備える点を除いて、アンビル導入システム(700)に類似している。アンビルスリーブ(950)は、アンビル(940)の内側開口部(943)を通して挿入される。スリーブ(950)は、適合材料から形成され、複数の剛性区画(948)、第1のリング(982)、第2のリング(983)、及び開口部(942)を備える。剛性区画(948)は、スリーブ(950)の側面に沿って位置合わせされて、スリーブ(950)が約180°曲がるのを可能にしている。あるいは、スリーブ(950)は、剛性材料から形成され、スリーブ(950)に沿って位置付けられると共にスリーブ(950)を曲げられるようにするリビングヒンジとして作用する複数の可撓性区画を備えてもよい。剛性区画(948)の他の好適な構成は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。リング(982、983)はスリーブ(950)の端部に位置付けられる。リング(982)は剛性材料で形成される。開口部(942)はリング(982、983)に隣接して位置付けられる。スリーブ(950)は、スリーブ(950)のどちらかの端部がトロカール(938)に取り付けられてもよいように構成される。トロカール(938)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)から延在する軸(960)と、軸(960)の遠位端にある先端(964)と、軸(960)から延在するタブ(968)とを備える。タブ(968)は、内向きに屈曲し、スリーブ(950)の開口部(942)と位置合わせされるように構成される。
図25Aに示されるように、スリーブ(950)が挿入され、アンビル(940)の周りに巻き付けられる。次に、把持器具(947)のジョー(946)を使用して、スリーブ(950)のリング(982)が把持され、アンビル(940)が第1の切断された食道区画(2)を通して所望の吻合部位まで引き下げられる。把持器具(947)は、第1の切断された食道区画の一部分を通してスリーブ(950)のリング(982)を引っ張るのに使用されてもよい。トロカール(938)及びステープル留めヘッドアセンブリ(20)は、第2の切断された食道区画を通して上方に挿入されてもよい。把持器具(947)は次に、リング(982)をトロカール(938)の上にスライドさせる。トロカール(938)の先端(964)がスリーブ(950)に挿入されるにつれて、リング(982)は、タブ(968)がスリーブ(950)の開口部(942)と位置合わせされるまでタブを内向きに屈曲させる。タブ(968)は次に、開口部(942)を通って外向きに屈曲して、図25Bに示されるように、スリーブ(950)をトロカール(938)に対して係止する。把持器具(947)は次に除去されてもよい。トロカール(938)は次に、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)に対して並進して、スリーブ(950)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)内に引っ張る。スリーブ(950)を近位側に並進させるにつれて、スリーブ(950)の可撓性及び剛性区画(948)は、図25Cに示されるように、アンビル(940)を通ってスライドして、スリーブ(950)を真っ直ぐにし、アンビル(940)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)と位置合わせする。トロカール(938)をステープル留めヘッドアセンブリ(20)内へと引き戻され続けると、アンビル(940)は、図25Dに示されるように、アンビル(940)がスリーブ(950)の端部にあるリング(983)に達するまで、スリーブ(950)に沿ってスライドする。スリーブ(950)のどちらの端部がトロカール(938)に連結されるかに応じて、リング(982、983)の一方が、アンビル(950)をトロカール(938)に対して適所で保持する。次にアクチュエータ(39)が、アンビル(940)とトロカール(938)との間の間隙距離dを調節するのに使用される。トリガ(74)が作動して、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)を駆動して、食道の切断区画間の吻合を行う。
あるいは、アンビル(1040)は、図28〜32に示されるアンビル導入システム(1000)を用いて、身体管腔(例えば、食道)を通して導入される。図31〜図32に示されるように、アンビル(1040)は、ディスク状のアンビル(1040)の両面の周りで位置合わせされたステープルポケット(1052)を備える。アンビル(1040)は、内側開口部(1043)と、アンビル(1040)の側壁から延在する一体のループ(1042)とを更に備える。縫合糸(1046)はアンビル(1040)のループ(1042)に結び付けられる。内側開口部(1043)は、ばね板ナットに類似した、トロカール(38、238、338、438、538、638、738、838、938)を係合する可撓性タブ(1044)を備える。縫合糸(1046)の他端は、導入部材(1048)のループ(1049)に結び付けられる。導入部材(1048)は、食道を通してアンビル(1040)を所望のステープル留め位置まで案内するのに使用される。導入部材(1048)は、アンビル(1040)を用いて経口腔的に挿入されて、食道を通してアンビル(1040)を引っ張ってもよい(図28)。あるいは、導入部材(1048)は、胃を通して挿入され、食道を通して上方に挿入されてもよい。アンビル(1040)は次に、経口腔的に挿入され、導入部材(1048)に連結されてもよい。導入部材(1048)は次に、食道を通してアンビル(1040)を引き戻してもよい(図29)。図30に示されるように、アンビル(1040)が所望のステープル留め位置で食道に位置付けられると、縫合糸(1046)はループ(1042)から切り取られる。導入部材(1048)及び縫合糸(1046)は次に、アンビル(1040)から除去される。アンビル(1040)は次に、位置合わせされ、トロカール(38、238、338、438、538、638、738、838、938)に連結される。
あるいは、アンビル(1140)は、図33A〜33Bに示されるアンビル導入システム(1100)を用いて、身体管腔(例えば、食道)を通して導入されてもよい。アンビル(1140)は、アンビル(1140)が複数の一体的なループ(1142)を備える点を除いて、アンビル(1040)に類似している。図示されるように、アンビル(1140)は、アンビル(1140)の周りで均等に離間配置された3つのループ(1142)を備える。しかしながら、様々な量のループ(1142)が使用されてもよく、ループ(1142)はアンビル(1140)の周りで非対称に離間配置されてもよい。他の好適なループ構成は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。縫合糸(1146)は、各ループ(1142)の周りに結び付けられる。縫合糸(1146)は、金属、プラスチック、又は他の何らかの適合部材を含んでもよい。縫合糸(1146)は、食道内でアンビル(1140)の配向を制御するのを可能にするために使用される。3つの縫合糸(1146)が示されているが、任意の好適な数の縫合糸(1146)が使用されてもよい。
アンビル(1140)は、垂直位置で食道を通して経口腔的に挿入される。縫合糸(1146)の1つは、食道を通してアンビル(1140)を引っ張るのに使用されてもよい。一旦アンビル(1140)が食道内の所望のステープル留め位置まで引っ張られると、他の2つの縫合糸(1146)が引っ張られて、アンビル(1140)が水平位置へと反転される。次に、3つの縫合糸(1146)が全て引っ張られて食道の壁に接して、アンビル(1140)を適所で保持する。トロカール(38、238、338、438、538、638、738、838、938)は次に、アンビル(1140)に連結されて吻合を行う。
D.代表的なワッシャ
ステープル留め器具(10)の動作中、ナイフ(36)がワッシャ(1250)を破壊して、ステープル留め器具(10)が発射されたことの聴覚フィードバックを提供してもよい。図34〜図35に示されるように、アンビル(1240)は、ディスク状のアンビル(1240)の両面の周りで位置合わせされたステープルポケット(1252)を備える。アンビル(1240)は、内側開口部(1243)を形成する内壁(1242)を更に備える。アンビル(1240)の構成は、上述の構成のいずれかで使用されてもよい。ワッシャ(1250)は、ワッシャ(1250)がナイフ(1236)に支えられるようにして、ステープル留めヘッドアセンブリ(1220)内に設けられてもよい。ワッシャ(1250)の外径は、ワッシャ(1250)が内壁(1242)を係合することができるように、アンビル(1240)の内壁(1242)に対応するようにサイズ決めされる。ナイフ(1236)が発射される際、ナイフ(1236)は、ナイフ(1236)がアンビル(1240)に対抗してワッシャ(1250)を破壊するまで、ワッシャ(1250)をアンビル(1240)の内壁(1242)に押し付けるように構成される。
アンビル(1240)は、上述したように、食道を通して経口腔的に挿入されてもよい。アンビル(1240)は次に、トロカール(38、238、338、438、538、638、738、838、938)及びステープル留めヘッドアセンブリ(1220)に連結される。次にアクチュエータ(39)が、アンビル(1240)とステープル留めヘッドアセンブリ(1220)との間の間隙を調節するのに使用される。トリガ(74)が作動して、ステープル留めヘッドアセンブリ(20)を駆動して、食道の切断区画間の吻合を行う。ステープル留め器具(10)が発射されると、ナイフ(1236)がワッシャ(1250)をアンビル(1240)の内壁(1242)に押し付け、ワッシャ(1250)を破壊して、ステープル留め器具(10)を発射したことの聴覚フィードバックを提供する。ワッシャ(1250)及び関連する機構の他の好適な変形、ならびに聴覚フィードバックを提供してもよい他の好適な方法が、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
III.その他
本明細書に記載する教示、表現、実施形態、実施例などのいずれか1つ以上が、本明細書に記載する他の教示、表現、実施形態、実施例などのいずれか1つ以上と組み合わされてもよいことを理解されたい。上述の教示、表現、実施形態、実施例などは、したがって、互いに対して分離して考慮されるべきではない。本明細書の教示が組み合わされてもよい種々の好適な方法は、本明細書の教示を考慮して当業者には容易に明白となるであろう。かかる修正及び変形は特許請求の範囲内に含まれるものとする。
参照により本明細書に援用されると言われるいずれの特許、刊行物、又は他の開示内容も、その全体又は一部において、援用文献が現行の定義、見解、又は本開示に記載された他の開示内容とあくまで矛盾しない範囲で、本明細書に援用するものであることが認識されるべきである。このように、また必要な範囲で、本明細書に明瞭に記載されている開示は、参照により本明細書に援用する任意の矛盾する事物に取って代わるものとする。参照により本明細書に援用するものとされているが、現行の定義、見解、又は本明細書に記載された他の開示内容と矛盾する全ての内容又はそれらの一部は、援用された内容と既存の開示内容との間に矛盾が生じない範囲でのみ援用するものとする。
前述の装置の変形物は、ロボット支援された医療及び処置での用途だけでなく、医療専門家によって行われる従来の医療及び処置での用途を有することができる。単なる一例として、本明細書の様々な教示は、カリフォルニア州サニーベール(Sunnyvale, California)のインテュイティブサージカル社(Intuitive Surgical, Inc.)によるDAVINCI(商標)システムなどの、ロボット外科用システムに容易に組み込むことができる。同様に、当業者であれば、本明細書の様々な教示を、参照により本明細書にその開示を援用する、「Robotic Surgical Tool with Ultrasound Cauterizing and Cutting Instrument」という名称の、2004年8月31日公開の米国特許第6,783,524号の様々な教示と容易に組み合わせることができることを認識するであろう。
上述したものの変形は、一回の使用後に処分されるように設計されてもよく、あるいは、それらは複数回使用されるように設計することもできる。変形は、いずれの場合も、少なくとも一回の使用後に再利用のために再調整することができる。再調整は、装置を分解するステップ、それに続いて特定の部品を洗浄又は交換するステップ、ならびにその後に再び組み立てるステップの任意の組み合わせを含んでよい。特に、装置の幾つかの変形は分解されてもよく、また、装置の任意の個数の特定の部片又は部品が、任意の組み合わせで選択的に交換されるか、あるいは取り外されてもよい。特定の部品の洗浄及び/又は交換の際、装置の幾つかの変形は、再調整用の施設で、又は処置の直前にユーザによって、その後の使用のために再組立てされてよい。デバイスの再調整が、分解、洗浄/交換、及び再組立てのための様々な技術を利用できることが、当業者には理解されよう。そのような技術の使用、及び結果として得られる再調整されたデバイスはすべて、本出願の範囲内にある。
単なる一例として、本明細書に記載して変形は、処置の前及び/又は後に滅菌してもよい。1つの滅菌技術では、装置は、プラスチック又はTYVEKバッグなど、閉止され密閉された容器に入れられる。次いで、容器及び装置は、ガンマ放射線、X線、又は高エネルギー電子など、容器を透過し得る放射線場に置かれてもよい。放射線は、装置上及び容器内の細菌を死滅させることができる。次に、滅菌された装置は、後の使用のために、無菌容器内に保管してもよい。装置はまた、ベータ若しくはガンマ放射線、エチレンオキシド、又は水蒸気を含むがそれらに限定されない、当該技術分野で知られている他の任意の技術を使用して滅菌されてもよい。
本発明の様々な実施形態について図示し記載してきたが、本明細書に記載した方法及びシステムの更なる改作が、本発明の範囲から逸脱することなく当業者による適切な修正によって達成されてもよい。かかる可能な修正の幾つかについて言及してきたが、他の修正も当業者には明白となるであろう。例えば、上記で検討した実施例、実施形態、幾何学的形状、材料、寸法、比率、工程などは例証であり、必須ではない。結果的に、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲の観点から考慮されるべきであり、本明細書及び図面に示され記載された構造及び動作の詳細に限定されないものと理解される。
〔実施の態様〕
(1) 組織をステープル留めする装置であって、
(a)アンビルであって、前記アンビルは、
(i)ディスク形状を有する本体と、
(ii)前記本体を通って形成される内側開口部と、
(iii)前記本体の表面に沿って位置付けられる、複数のステープルポケットと、を含み、
前記アンビルは、身体管腔を通して挿入されるように構成される、アンビルと、
(b)前記アンビルに選択的に連結されるトロカールであって、前記トロカールは、
(i)軸と、
(ii)ロッキングアセンブリであって、前記ロッキングアセンブリは折畳み位置及び拡張位置を含み、前記ロッキングアセンブリが前記拡張位置にあるときに、前記アンビルを前記トロカールに対して適切な位置で固定するように動作可能である、ロッキングアセンブリと、を含む、トロカールと、を備える、装置。
(2) 前記アンビルが、天面に沿って位置付けられた第1の複数のステープルポケットと、前記本体の底面に沿って位置付けられた第2の複数のステープルポケットとを備える、実施態様1に記載の装置。
(3) 前記ロッキングアセンブリが、前記トロカールの前記軸から延在する少なくとも1つの弾性タブを備える、実施態様1に記載の装置。
(4) 前記ロッキングアセンブリが、前記トロカールの前記軸から延在する一対の弾性タブを備える、実施態様3に記載の装置。
(5) 前記タブが弾性部材によって弾性的に付勢される、実施態様3に記載の装置。
(6) 前記少なくとも1つのタブが、前記ロッキングアセンブリが前記拡張位置にあるときに、前記アンビルの天面を係合するように構成される、実施態様3に記載の装置。
(7) 前記アンビルが、前記アンビルから延在するスリーブを更に備え、前記スリーブが、少なくとも1つの開口部を備え、前記少なくとも1つのタブが、前記ロッキングアセンブリが前記拡張位置にあるときに、前記少なくとも1つの開口部を係合するように構成される、実施態様6に記載の装置。
(8) 前記スリーブが、前記アンビルの前記内側開口部を通って延在するように構成され、前記スリーブが、前記スリーブの第1の端部に隣接する少なくとも1つの開口部と、前記スリーブの第2の端部に隣接する少なくとも1つの開口部とを備え、それによって前記スリーブが、前記スリーブの前記第1の端部又は前記第2の端部のどちらかを前記トロカールと連結するように構成される、実施態様7に記載の装置。
(9) 前記スリーブが可撓性区画を備える、実施態様8に記載の装置。
(10) 前記ロッキングアセンブリが、前記ロッキングアセンブリが前記拡張位置にあるときに、前記アンビルを係合するように構成された拡張部材を備える、実施態様1に記載の装置。
(11) 前記拡張部材が、前記ロッキングアセンブリが前記拡張位置にあるときに、前記アンビルの前記内側開口部の壁を係合するように構成された陥凹部を備える、実施態様10に記載の装置。
(12) 前記ロッキングアセンブリがカミング部材を更に備え、前記カミング部材が前記トロカールの前記軸内で並進可能であり、前記カミング部材が、前記ロッキングアセンブリを前記折畳み位置から前記拡張位置へと動かすように動作可能である、実施態様10に記載の装置。
(13) 前記トロカールが、前記アンビルの底面を係合するように構成された少なくとも1つのフィンを更に備える、実施態様12に記載の装置。
(14) 前記少なくとも1つのフィンが、前記カミング部材を前記トロカールの前記軸に対して係止するように動作可能である、実施態様13に記載の装置。
(15) 前記ロッキングアセンブリが、前記トロカールの前記軸に対して並進可能な内側部材と、前記内側部材に固定された第1の拡張部材と、前記第1の拡張部材に連結され、前記トロカールの前記軸に固定された第2の拡張部材とを備える、実施態様10に記載の装置。
(16) 組織をステープル留めする装置であって、
(a)アンビルであって、前記アンビルは、
(i)内側開口部と、
(ii)前記アンビルの表面に沿って位置付けられる、複数のステープルポケットと、
(iii)前記内側開口部の周りに位置付けられる複数の位置合わせ機構と、を含み、
前記アンビルは、身体管腔を通して挿入されるように構成される、アンビルと、
(b)前記アンビルと選択的に連結されるトロカールであって、前記トロカールはステープル留めヘッドアセンブリから延在し、前記トロカールは、
(i)軸と、
(ii)前記アンビルの前記位置合わせ機構を係合するように構成された位置合わせアセンブリであって、前記位置合わせアセンブリは前記トロカールに対して前記アンビルを回転して位置合わせするように動作可能であり、それによって前記アンビルの前記ステープルポケットが前記ステープル留めヘッドアセンブリ内でステープルに対して位置付けられる、位置合わせアセンブリと、を含む、トロカールと、を備える、装置。
(17) 前記トロカールが、前記トロカールの前記軸から延在する少なくとも1つのタブを備え、前記アンビルが少なくとも1つの陥凹部を備え、前記少なくとも1つのタブが前記少なくとも1つの陥凹部を係合するように構成される、実施態様16に記載の装置。
(18) 前記トロカールが前記軸に沿って延在する複数のリブを備え、前記アンビルが前記内側開口部内で延在する少なくとも1つの突出部を備え、前記アンビルの前記突出部が前記複数のリブを係合するように構成される、実施態様16に記載の装置。
(19) 前記トロカールが前記軸に沿った少なくとも1つの位置合わせ陥凹部を備え、前記アンビルが前記内側開口部内で延在する少なくとも1つの突出部を備え、前記アンビルの前記突出部が前記少なくとも1つの位置合わせ陥凹部を係合するように構成される、実施態様16に記載の装置。
(20) 組織をステープル留めする装置であって、
(a)アンビルであって、前記アンビルは、
(i)内側開口部と、
(ii)前記アンビルの表面に沿って位置付けられる、複数のステープルポケットと、を含み、
前記アンビルは、身体管腔を通して挿入されるように構成される、アンビルと、
(b)アンビル導入システムであって、前記アンビル導入システムは前記アンビルの前記内側開口部を通って位置付けられるスリーブを備え、前記スリーブは約90°を超えて曲がるように構成され、前記アンビル導入システムは前記身体管腔を通して前記アンビルを案内するように動作可能である、アンビル導入システムと、を備える、装置。

Claims (20)

  1. 組織をステープル留めする装置であって、
    (a)アンビルであって、前記アンビルは、
    (i)ディスク形状を有する本体と、
    (ii)前記本体を通って形成される内側開口部と、
    (iii)前記本体の表面に沿って位置付けられる、複数のステープルポケットと、を含み、
    前記アンビルは、身体管腔を通して挿入されるように構成される、アンビルと、
    (b)前記アンビルに選択的に連結されるトロカールであって、前記トロカールは、
    (i)軸と、
    (ii)ロッキングアセンブリであって、前記ロッキングアセンブリは折畳み位置及び拡張位置を含み、前記ロッキングアセンブリが前記拡張位置にあるときに、前記アンビルを前記トロカールに対して適切な位置で固定するように動作可能である、ロッキングアセンブリと、を含む、トロカールと、を備える、装置。
  2. 前記アンビルが、天面に沿って位置付けられた第1の複数のステープルポケットと、前記本体の底面に沿って位置付けられた第2の複数のステープルポケットとを備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ロッキングアセンブリが、前記トロカールの前記軸から延在する少なくとも1つの弾性タブを備える、請求項1に記載の装置。
  4. 前記ロッキングアセンブリが、前記トロカールの前記軸から延在する一対の弾性タブを備える、請求項3に記載の装置。
  5. 前記タブが弾性部材によって弾性的に付勢される、請求項3に記載の装置。
  6. 前記少なくとも1つのタブが、前記ロッキングアセンブリが前記拡張位置にあるときに、前記アンビルの天面を係合するように構成される、請求項3に記載の装置。
  7. 前記アンビルが、前記アンビルから延在するスリーブを更に備え、前記スリーブが、少なくとも1つの開口部を備え、前記少なくとも1つのタブが、前記ロッキングアセンブリが前記拡張位置にあるときに、前記少なくとも1つの開口部を係合するように構成される、請求項6に記載の装置。
  8. 前記スリーブが、前記アンビルの前記内側開口部を通って延在するように構成され、前記スリーブが、前記スリーブの第1の端部に隣接する少なくとも1つの開口部と、前記スリーブの第2の端部に隣接する少なくとも1つの開口部とを備え、それによって前記スリーブが、前記スリーブの前記第1の端部又は前記第2の端部のどちらかを前記トロカールと連結するように構成される、請求項7に記載の装置。
  9. 前記スリーブが可撓性区画を備える、請求項8に記載の装置。
  10. 前記ロッキングアセンブリが、前記ロッキングアセンブリが前記拡張位置にあるときに、前記アンビルを係合するように構成された拡張部材を備える、請求項1に記載の装置。
  11. 前記拡張部材が、前記ロッキングアセンブリが前記拡張位置にあるときに、前記アンビルの前記内側開口部の壁を係合するように構成された陥凹部を備える、請求項10に記載の装置。
  12. 前記ロッキングアセンブリがカミング部材を更に備え、前記カミング部材が前記トロカールの前記軸内で並進可能であり、前記カミング部材が、前記ロッキングアセンブリを前記折畳み位置から前記拡張位置へと動かすように動作可能である、請求項10に記載の装置。
  13. 前記トロカールが、前記アンビルの底面を係合するように構成された少なくとも1つのフィンを更に備える、請求項12に記載の装置。
  14. 前記少なくとも1つのフィンが、前記カミング部材を前記トロカールの前記軸に対して係止するように動作可能である、請求項13に記載の装置。
  15. 前記ロッキングアセンブリが、前記トロカールの前記軸に対して並進可能な内側部材と、前記内側部材に固定された第1の拡張部材と、前記第1の拡張部材に連結され、前記トロカールの前記軸に固定された第2の拡張部材とを備える、請求項10に記載の装置。
  16. 組織をステープル留めする装置であって、
    (a)アンビルであって、前記アンビルは、
    (i)内側開口部と、
    (ii)前記アンビルの表面に沿って位置付けられる、複数のステープルポケットと、
    (iii)前記内側開口部の周りに位置付けられる複数の位置合わせ機構と、を含み、
    前記アンビルは、身体管腔を通して挿入されるように構成される、アンビルと、
    (b)前記アンビルと選択的に連結されるトロカールであって、前記トロカールはステープル留めヘッドアセンブリから延在し、前記トロカールは、
    (i)軸と、
    (ii)前記アンビルの前記位置合わせ機構を係合するように構成された位置合わせアセンブリであって、前記位置合わせアセンブリは前記トロカールに対して前記アンビルを回転して位置合わせするように動作可能であり、それによって前記アンビルの前記ステープルポケットが前記ステープル留めヘッドアセンブリ内でステープルに対して位置付けられる、位置合わせアセンブリと、を含む、トロカールと、を備える、装置。
  17. 前記トロカールが、前記トロカールの前記軸から延在する少なくとも1つのタブを備え、前記アンビルが少なくとも1つの陥凹部を備え、前記少なくとも1つのタブが前記少なくとも1つの陥凹部を係合するように構成される、請求項16に記載の装置。
  18. 前記トロカールが前記軸に沿って延在する複数のリブを備え、前記アンビルが前記内側開口部内で延在する少なくとも1つの突出部を備え、前記アンビルの前記突出部が前記複数のリブを係合するように構成される、請求項16に記載の装置。
  19. 前記トロカールが前記軸に沿った少なくとも1つの位置合わせ陥凹部を備え、前記アンビルが前記内側開口部内で延在する少なくとも1つの突出部を備え、前記アンビルの前記突出部が前記少なくとも1つの位置合わせ陥凹部を係合するように構成される、請求項16に記載の装置。
  20. 組織をステープル留めする装置であって、
    (a)アンビルであって、前記アンビルは、
    (i)内側開口部と、
    (ii)前記アンビルの表面に沿って位置付けられる、複数のステープルポケットと、を含み、
    前記アンビルは、身体管腔を通して挿入されるように構成される、アンビルと、
    (b)アンビル導入システムであって、前記アンビル導入システムは前記アンビルの前記内側開口部を通って位置付けられるスリーブを備え、前記スリーブは約90°を超えて曲がるように構成され、前記アンビル導入システムは前記身体管腔を通して前記アンビルを案内するように動作可能である、アンビル導入システムと、を備える、装置。
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