JP2015534059A - コロナ放電イオン源のクリーニング - Google Patents

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Abstract

コロナ放電ポイントをクリーニングするシステム及び技術を記載する。コントローラ(150)を作用可能にコロナ放電ポイント(108)に接続してコロナ放電ポイント(108)の作動を制御する。コントローラ(150)及びコロナ放電ポイント(108)は、例えば、イオン移動度分光分析(IMS)システム(100)に含めることができる。コントローラ(150)を使用してコロナ放電ポイント(108)を第1時間インターバルにわたり作動電圧において、より高いパルス電圧を付加する、又は付加することなく作動させてコロナ放電を発生し、また第1時間インターバルに続く第2時間インターバルにわたり動作電圧よりも高いクリーニング電圧でコロナ放電ポイント(108)を動作させてコロナ放電を発生する。コロナ放電ポイント(108)の有効性は、例えば、コロナ放電ポイント(108)でコロナ放電を発生するのに必要な電圧を測定し、コロナ放電によりコロナ放電ポイント(108)で発生する電流を測定する等々によってモニタリングすることができる。【選択図】図2

Description

本発明はコロナ放電イオン源のクリーニングに関する。
イオン移動度分光分析は、イオン化物質、例えば、分子及び原子を分離して同定するのに使用できる分析技術である。イオン化物質は搬送バッファガスにおける移動度に基づいて気相で同定することができる。したがって、イオン移動度分光分析(IMS:ion mobility spectrometer)は、関心対象サンプルからの物質をイオン化し、またこの結果生ずるイオンが検出器に到達するに要する時間を測定することによって物質を同定することができる。イオンの飛行時間はイオン移動度に関連し、イオン移動度は、イオン化された物質の質量及びジオメトリに関連する。IMS検出器の出力はピーク高さ対ドリフト時間のスペクトルとして視覚的に表すことができる。幾つかの場合、IMS検出は上昇した温度(例えば、100℃より高い)で行う。他の場合、IMS検出は加熱することなく行うことができる。IMS検出は軍事用途及び安全用途に使用することができ、例えば、ドラッグ、爆発物等々を検出することができる。IMS検出は、さらに、研究室での分析用途で、質量分光分析、液体クロマトグラフィ等々のような補完検出技術とともに使用することができる。
コロナ放電は、関心対象サンプルからの物質をイオン化して、IMS検出器により分析するのに使用することができる。例えば、IMS検出器は導体を有し、この導体に電位差を加えることにより導体周りの流体のイオン化を介して放電を生ずることができる。この放電は、導体周りの電界勾配が導電領域を形成するのに十分高いが、アークを発生するほど高くないとき生ずる。この放電ポイントは一般的にコロナ放電ポイントと称される。電位差がIMS検出器の電極に加わると、イオン化された物質をコロナ放電ポイントから移動させる電界を発生する。幾つかの事例において、イオン化した物質は、ゲート、及び次いでドリフト空間を通過してコレクタ電極に搬送することができる。
時間が経過すると、コロナ放電ポイントは種々の物質による被膜を生じ、コロナ放電の有効性が低下することになる。例えば、非加熱(例えば、周囲(大気又は室内)温度で動作する)爆発物検出器では、(例えば、サンプルを採取するため表面をぬぐい取るのにサンプルプローブを使用し、つぎにデソーバを使用してサンプルをIMS検出器に導入し、サンプルの一部を蒸発させるとき)コロナ放電ポイントは表面に凝縮する化合物で被覆されるようになり得る。これら物質は、例えば、高沸点化合物を含む場合がある。幾つかの事例では、IMS検出器の反応領域及び/又は入口を加熱してコロナ放電ポイントにほこりが堆積するのを減少することができる。しかし、バッテリ作動式の軽量携帯検出器デバイスである小さい可搬型デバイスにとってこの一定加熱タイプの電力要件は不可能である。
コロナ放電ポイントをクリーニングするシステム及び技術を記載する。コントローラを作用可能にコロナ放電ポイントに接続してコロナ放電ポイントの作動を制御する。コントローラ及びコロナ放電ポイントは、例えば、IMSシステムに含めることができる。コントローラを使用してコロナ放電ポイントを第1時間インターバルにわたり作動電圧において、より高いパルス電圧を付加する、又は付加することなく作動させてコロナ放電を発生し、また第1時間インターバルに続く第2時間インターバルにわたり作動電圧よりも高いクリーニング電圧でコロナ放電ポイントを動作させてコロナ放電を発生する。コロナ放電ポイントの有効性は、例えば、コロナ放電ポイントでコロナ放電を発生するのに必要な電圧を測定し、コロナ放電によりコロナ放電ポイントで発生する電流を測定する等々によってモニタリングすることができる。
この概要は、以下の詳細な説明に記載の簡素化した形式でのコンセプトのうち選択したものを紹介するためのものである。この概要は、特許請求した要旨の重要な特徴又は根本的特徴を同定すること意図するものではなく、特許請求した要旨の範囲を決定する一助として使用することを意図するのでもない。
添付図面につきより詳細な説明を記載する。図面において、参照数字の最左側の桁は、参照数字が現れる図番を示す。説明及び図面における異なる実施形態における同一参照数字は類似又は同一の対象物を示す。
IMS検出器のコロナ放電ポイントに作用可能に接続し、コントローラを使用してコロナ放電ポイントの動作を制御し、本発明の実施形態によるコロナ放電ポイントのクリーニングを容易にするコントローラを含むシステムの概略的説明図である。 IMS検出器に作用可能に接続したコントローラを使用してコロナ放電ポイントの動作を制御し、本発明の実施形態によるコロナ放電ポイントのクリーニングを容易にするコントローラを含むシステムの概略的説明図である。 コロナ放電ポイントの動作を制御し、本発明の実施形態によるコロナ放電ポイントのクリーニングを容易にする方法のフローチャートである。
コロナ放電ポイントをクリーニングし、クリーニングしない場合には被膜によって低下し得るコロナ放電ポイントにおける有効性を維持する技術について記載する。例えば、コロナ放電ポイントに被膜が形成されるにつれて、放電を生ずるのにより高い電圧を益々必要とする。定期的にコロナ放電ポイントをクリーニングすることにより、例えば、IMS検出機器を動作させるのに要する電圧が少なくて済むことになる。さらに、この技術は、コロナ放電ポイントにおけるコロナ放電の不安定さ及び/又は故障を防止することができる。図1は、例えば、イオン移動度分光分析(IMS:ion mobility spectrometer)システム100のような分光分析システムを示す。IMS検出技術を本明細書で説明するが、様々な異なる分光分析装置も本発明の構造、技術及び手法からの恩恵に浴することができる。本発明はこのような変更例をも包括及び包含することを意図する。
IMSシステム100としては、非加熱(例えば、周囲(大気又は室内)温度での)検出技術を採用する分光分析機器があり得る。例えば、IMSシステム100は、軽量爆発物検出器として構成することができる。しかし、爆発物検出器は単なる例示としてのみ説明するもので、本発明はこれに限定するものではないことを意味する。本発明技術は他の分光分析機器構成.に使用することができる。例えば、IMSシステム100は化学物質検出器として構成することができる。IMSシステム100としては、関心対象サンプルからの物質をイオン化領域/チャンバに導入するためのサンプル収容ポートを有するIMS検出器102のような検出デバイスがあり得る。例えば、IMS検出器102はサンプル採取すべき空気をIMS検出器102に受入れる入口104を有することができる。幾つかの実施形態において、IMS検出器102は、IMS入口104に整列させて接続したガスクロマトグラフ(図示せず)のような他のデバイスを有することができる。
入口104は、様々なサンプル導入手法を採用することができる。幾つかの実施形態において、空気流を使用することができる。他の実施形態において、IMSシステム100は様々な流体及び/又はガスを用いて物質を入口104に引き込むことができる。入口104から物質を引き込む手法としては、ファン、加圧ガス、ドリフト領域/チャンバを流れるドリフトガス等々によって生ずる真空の使用がある。例えば、IMS検出器102をサンプリングラインに接続し、このサンプリングライン内にファンを使用して周囲環境からの空気(例えば、室内空気)を引き込む。IMSシステム100はほぼ大気圧力で動作することができるが、空気又は他の流体の流れを使用してサンプル物質をイオン化領域に導入することができる。他の実施形態において、IMSシステム100は低圧力(すなわち、大気圧より低い圧力)で動作することができる。さらに、IMSシステム100は、サンプル源からの物質を導入する他のコンポーネントを有することができる。例えば、ヒータのようなデソーバをIMSシステム100に設け、サンプルの少なくとも一部を蒸発させる(例えば、気相を進入させる)ことができ、これによりサンプルのその部分を入口104に引き込むことができる。例えば、サンプルプローブ、綿棒、拭き取りシート等を使用して、表面から関心対象サンプルを採取することができる。このとき、サンプルプローブはサンプルをIMSシステム100の入口104に送給するのに使用できる。IMSシステム100は、さらに、大量の物質を濃縮させる又はイオン化領域に進入させる予濃縮器を有することができる。
サンプルの一部は、小さい開孔を有する入口(ピンホール)から、例えば、IMS検出器102の内部容積に流体連通するダイヤフラムを使用してIMS検出器102内に引き込むことができる。例えば、内部容積内の内圧がダイヤフラムの移動によって減少するとき、サンプルの一部は入口104からIMS検出器102内にピンホールを経て移送される。ピンホールを通過した後、このサンプル部分はイオン化領域106に進入し、このイオン化領域106でサンプルは、例えばコロナ放電イオナイザのようなイオン化源(例えば、コロナ放電ポイント108を有する)を使用してイオン化される。幾つかの実施形態において、コロナ放電ポイント108は関心対象サンプルからの物質を複数ステップでイオン化することができる。例えば、コロナ放電ポイント108は、イオン化領域106内のガスをイオン化するコロナを発生することができ、これに続いて関心対象の物質をイオン化する。ガスの例としては、必ずしも限定しないが、窒素、水蒸気、空気内に含まれるガス等々がある。
実施形態において、IMS検出器102は、ポジティブモード、ネガティブモード、ポジティブモードとネガティブモードとの間での切替え等々で動作することができる。例えば、ポジティブモードでは、コロナ放電ポイント108は関心対象サンプルから正イオンを発生することができるとともに、ネガティブモードでは、コロナ放電ポイント108は関心対象サンプルから負イオンを発生することができる。ポジティブモード、ネガティブモード、又はポジティブモードとネガティブモードとの間での切替えにおけるIMS検出器102の動作は、実施の優先順位、予想されるサンプルのタイプ(例えば、爆発物、麻薬、有毒工業化学物質)等々に依存し得る。さらに、コロナ放電ポイント108は周期的なパルス動作をする(例えば、サンプル導入、ゲート開放、イベント発現等々に基づいて)ことができる。
この後、サンプルイオンは電界を用いてゲートグリッドに向って進むことができる。ゲートグリッドは、一時的に開いてサンプルイオンの小群集をドリフト領域に進入させることができる。例えば、IMS検出器102は、ドリフト領域112の入口端部に電子的シャッタ又はゲート110を有することができる。実施形態において、ゲート110はドリフト領域112へのイオン進入を制御する。例えば、ゲート110としては電位差を印加又は除去するワイヤメッシュがあり得る。ドリフト領域112は長さに沿って間隔を開けて配置した電極114(例えば、合焦リング)を有し、電界を加えてイオンをドリフト領域112に沿って引き込む及び/又はイオンをドリフト領域112におけるゲート110とはほぼ反対側の検出器に向かって進ませることができるようにする。例えば、電極114を有するドリフト領域112はドリフト領域112にほぼ均一な電界を加えることができる。サンプルイオンは、種々のサンプルイオンの飛行時間を分析する分析機器に接続したコレクタ電極で捕集することができる。例えば、ドリフト領域112の末端部におけるコレクタプレートがドリフト領域112に沿って通過するイオンを捕集することができる。
ドリフト領域112を使用して、個別イオンのイオン移動度に基づいてドリフト領域112に進入したイオンを分離することができる。イオン移動度は、イオンにおける電荷、イオン質量、ジオメトリ等々によって決まる。このようにして、IMSシステム100はイオンを飛行時間に基づいて分離することができる。ドリフト領域112は、ゲート110からコレクタまで延在するほぼ均一な電界を有することができる。コレクタはコレクタプレート(例えば、ファラデープレート)とすることができ、このコレクタプレートは、イオンがコレクタプレートに接触するときの帯電に基づいてイオンを検出する。実施形態において、ドリフトガスは、イオンのコレクタプレートに向かう移行経路とはほぼ反対方向にドリフト領域112に供給することができる。例えば、ドリフトガスはコレクタプレートに隣接する位置からゲート110に向けて流すことができる。ドリフトガスの例としては、必ずしも限定しないが、窒素、ヘリウム、空気、再循環する空気(例えば、浄化及び/又は乾燥した空気)等々がある。例えば、ポンプを使用して、イオン流の方向とは逆方向にドリフト領域112に沿って空気を循環させることができる。空気は、例えば、分子篩パックを使用して乾燥及び浄化することができる。
実施形態において、IMS検出器102は、関心対象物質の同定を促進する種々の成分を有することができる。例えば、IMS検出器102は、検量体及び/又はドーパント成分を含む1つ又は複数のセルを有することができる。検量体を使用してイオン移動度測定の較正を行うことができる。ドーパントを使用して干渉イオンのイオン化を阻止することができる。ドーパントは、サンプル物質と組合せてイオン化し、サンプル物質単独に相当するイオンよりも一層効率的に検出できるイオンを形成することもできる。ドーパントは、入口104、イオン化領域106及び/又はドリフト領域112のうち1つ又はそれ以上に設けることができる。IMS検出器102は、異なる種々の場所に、可能であればIMS検出器102の動作中異なる種々の時点でドーパントを供給するよう構成することができる。IMS検出器102は、IMSシステム100の他のコンポーネントの動作にドーパント送給を調和させるよう構成することができる。
コントローラ150は、コレクタプレートにイオンが到達するとき、コレクタプレートにおける帯電の変化を検出することができる。したがって、コントローラ150は対応するイオンから物質を同定することができる。実施形態において、コントローラ150はゲート110の開放を制御するのにも使用して、ドリフト領域112に沿う様々なイオンの飛行時間のスペクトルを生成することができる。例えば、コントローラ150を使用してゲート110に印加する電圧を制御することができる。ゲート110の動作は、周期的に、イベントが生起する際等々で生ずるよう制御することができる。例えば、コントローラ150は、イベント生起、周期的に等々に基づいてどのくらい長くゲート110を開放及び/又は閉鎖するかを調整することができる。さらに、コントローラ150は、イオン化源のモード(例えば、IMS検出器102がポジティブモード又はネガティブモードにあるか)に基づいてゲート110に加える電位を切り替えることができる。幾つかの実施形態において、コントローラ150は、爆発物及び/又は化学物質の存在を検出し、またインジケータ158にこのような物質に関する警報又は表示を生ずるよう構成することができる。
実施形態において、そのコンポーネントのうち幾つか又はすべてを含むIMSシステム100はコンピュータ制御の下で動作することができる。例えば、プロセッサは、IMSシステム100とともに、又はIMSシステム100内に設けることができ、本明細書に記載したIMSシステム100のコンポーネント及び機能を制御することができ、この制御は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア(例えば、固定論理回路)、手動処理、又はそれらの組み合せを用いて行うことができる。本明細書に使用する用語「コントローラ」、「機能性」、「サービス」、「論理」は、一般的にソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はIMSシステム100を制御するのに関連するソフトウェア、ファームウェア、又はハードウェアの組合せを表す。ソフトウェアによる実施形態の場合、モジュール、機能性、又は論理は、プロセッサ(例えば、CPU又はCPUs)で実行するときの特定タスクを実施する、プログラムコードを表す。プログラムコードは、1つ又は複数のコンピュータ可読記憶デバイス(例えば、内部メモリ及び/又は1つ以上の有形媒体)に格納することができる。本明細書に記載の構造、機能、手法及び技術は、種々のプロセッサを有する様々な市販のコンピュータプラットフォームに実装することができる。
例えば、図1Bに示すように、IMS検出器102は、IMS検出器102を制御するコントローラ150に接続することができる。コントローラ150は、処理システム152、通信モジュール154及びメモリ156を有することができる。処理システム152は、コントローラ150の機能性を処理し、また任意な数のプロセッサ、マイクロコントローラ、又は他の処理システム及び内蔵若しくは外部メモリを有し、コントローラがアクセスする又は発生するデータ及び他の情報を格納することができる。処理システム152は、本明細書に記載の技術を実装する、1つ以上のソフトウェアプログラムを実行することができる。この処理システム152は、形成する材料によって限定されず、そこに採用される、また類似の処理機構は、半導体及び/又はトランジスタ(電子的集積回路(IC)コンポーネント)等々を介して実装することができる。通信モジュール154は、IMS検出器102のコンポーネントと通信する動作ができるよう構成する。通信モジュール154は、さらに、処理システム152と通信可能に(例えば、IMS検出器102から処理システム152への入力部と通信するよう)接続する。通信モジュール154及び/又は処理システム152は、さらに、種々の異なるネットワーク、例えば必ずしも限定しないが、インターネット、携帯電話ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、無線ネットワーク、公衆電話網、イントラネット等々と通信するよう構成することができる。
メモリ156は、例えば、格納の機能性を与え、コントローラ150の動作に関連する種々のデータ、例えばソフトウェアプログラム及び/又はコードセグメント、若しくは処理システム152及び可能であればコントローラ150の他のコントローラに命令する他のデータを格納し、本明細書に記載のステップを実行する有形コンピュータ可読媒体とする。したがって、メモリ156は、IMSシステム100(システムのコンポーネントを含む)を動作させるための命令プログラム、スペクトルデータ等々のデータを格納することができる。単独メモリ156を示すが、広範囲にわたる種々のタイプのメモリ及びメモリの組合せ(例えば、有形非一時的メモリ)を使用することができる。メモリ156は、処理システム152に統合し、スタンドアロンメモリを有する、又はそれらの組合せとすることができる。
メモリ156としては、必ずしも限定しないが、取外し可能及び取外し不能の記憶コンポーネント、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリー・メモリ(ROM)、フラッシュメモリ(例えば、セキュア・デジタル(SD)メモリカード、ミニSDメモリカード、及び/又はマイクロSDメモリカード)、磁気メモリ、光メモリ、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)メモリデバイス、ハードディスクメモリ、外部メモリ及び他のタイプのコンピュータ可読記憶媒体がある。実施形態において、IMS検出器102及び/又はメモリ156は、取外し可能集積回路カード(IIC)メモリ、例えば、加入者識別モジュール(SIM:Subscriber Identity Module)カード、汎用加入者識別モジュール(USIM:Universal Subscriber Identity Module)カード、汎用集積回路カード(UICC)等々を含むことができる。
実施形態において、様々な分析デバイスが本明細書に記載した構造、技術、手法等々を利用することができる。したがって、IMSシステム100を本明細書で記載したが、様々な分析機器が本明細書に記載した技術、手法、構造等々を利用することができる。これらデバイスは、限定した機能性(例えば、シンデバイス)又は堅牢な機能性(例えば、シックデバイス)を有するよう構成することができる。したがって、デバイスの機能性は、デバイスのソフトウェア又はハードウェアリソース、例えば、処理パワー、メモリ(例えば、データ記憶能力)、分析能力等々に関連し得る。
本発明により実装可能なシステム、コンポーネント、技術、モジュール及び手法について説明したが、以下に手順例を説明し、これら手順例は、上述のシステム、コンポーネント、技術、モジュール及び手法で実現することができる。
手順例
以下の説明は、上述のIMSシステム100のコンポーネント、技術、手法及びモジュールを利用して実現できる手順を詳述する。各手順の態様は、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組合せに実装することができる。手順は1つ以上のデバイス(例えば、分光分析装置、分光分析装置又は分光分析装置コンポーネントを制御するコンピュータシステム)が実施する動作を特定するブロックのセットとして示し、また各ブロックによる動作を実施するよう示した順序には必ずしも限定しない。以下の説明の一部において、図1のIMSシステム100につき言及する。
図2は、コロナ放電ポイントを周期的に動作させてコロナ放電ポイントをクリーニングし、クリーニングしないとコロナ放電ポイントにおける被膜によって低下することになる有効性を維持する、例示的な実施形態における手順200を示す。例えば、図1につき説明すると、IMSシステム100のコロナ放電ポイント108は、クリーニング操作のために周期的に使用することができる。これにより、クリーニング後の期間は電圧に応答するコロナを改善することができる。実施形態において、手順200はコンピュータ制御の下に実施する。例えば、図1につき説明すると、コントローラ150を使用して、コロナ放電ポイント108の動作を制御することができる。幾つかの実施形態において、手順200は、動作中に連続放電を生ずるコロナ放電ポイントに使用することができる。他の実施形態において、手順200は、短い時間スケールにおけるパルスを生ずる、すなわち、コロナ放電ポイントにおける非連続的動作を採用するコロナ放電ポイントに使用することができる。例えば、パルス相互間に不作動期間があるパルス動作の実施形態では、コロナ放電ポイントは被膜形成作用をより一層受け易い。
コロナ放電ポイントは第1(作動)電圧(例えば、直流(DC)電圧)で第1時間インターバルにわたり作動させることができる(ブロック210)。例えば、コロナ放電ポイントは、約800ボルト(800V)の電圧で第1時間インターバルにわたり連続的に作動させることができる。この電圧は単なる例示として記載したもので、本発明を限定するものではないことに留意されたい。したがって、コロナ放電ポイントは第1時間インターバル中1つの又は複数の他の電圧で作動させることができる。幾つかの実施形態において、コロナ放電ポイントの作動は、例えば、コロナ放電ポイントが非連続的に、例えばパルス動作の実施形態で作動するときのように、第1時間インターバルの直後に停止することができる(ブロック212)。他の非連続的な実施形態において、付加的なより高い電圧を短期間加え、次に除去することができる。例えば、コロナ放電ポイントは、連続的な約800ボルト(800V)の電圧とともに、第1時間インターバルにおけるパルス部分中にそれより一層高い約1.5キロボルト(1.5kV)の電圧を加えて作動させることができる。この実施形態において、約800ボルト(800V)の電圧は、コロナ放電ポイントの第1(作動)電圧と称する。本発明の目的のため、コロナ放電ポイントに言及する用語「連続的」は、電圧を連続的に加える間の動作を包含することができる。しかし、結果として生ずるコロナ放電は連続的又は断続的のいずれかとすることができる。例えば、コロナ放電は、連続的な電圧がコロナ放電を発生するのに十分でない、例えば、放電ポイントが物質の被膜でだんだんと覆われていくときのように、時々散発的になり得る。
したがって、コロナ放電ポイントは、第1時間インターバルに続く第2時間インターバルにわたり、第1電圧よりも高い第2(クリーニング)電圧で作動させることができる(ブロック220)。例えば、コロナ放電ポイントは、第2時間インターバルにわたり約2000ボルト(2kV)の電圧で作動させることができる。この電圧は単なる例示として記載したもので、本発明を限定するものではないことに留意されたい。したがって、コロナ放電ポイントは第2時間インターバル中1つの又は複数の他の電圧で作動させることができる。さらに、第2電圧は、コロナ放電ポイントの第1(作動)電圧よりも高いが第1時間インターバル中に使用するコロナ放電ポイントの他の電圧に等しい又はそれより大きいものとすることができる。例えば、コロナ放電ポイントが連続的な約800ボルト(800V)の電圧とともに、約1.5キロボルト(1.5kV)のパルス電圧を加えて作動する上述の実施形態において、第2電圧は、1.5キロボルト(1.5kV)のパルス電圧よりも低い、1.5kVに等しい、又は1.5kVより大きいものとすることができる。実施形態において、コロナ放電ポイントは、少なくとも約2秒(2sec)〜約10分(10min)の間で持続する第2時間の期間にわたり作動させることができる。例えば、特別な実施形態において、コロナ放電ポイントは約10秒(10sec)にわたり連続的に作動させることができる。第2電圧でのコロナ放電ポイントの連続的作動は、コロナ放電ポイントから残留物を除去できる腐食環境を生ずることができる。幾つかの実施形態において、コロナ放電ポイントの作動は、例えば、コロナ放電ポイントが非連続的に、例えばパルス動作の実施形態で作動するときのように、第2(クリーニング)時間インターバルの直後に停止することができる(ブロック222)。しかし、他の実施形態において、コロナ放電ポイントは上述したように、作動を継続することができる。
第2時間インターバル中のクリーニング期間後に電圧を減少させ、またコロナ放電ポイントの作動は、例えば、通常のパルスモード又は連続モードに復帰させることができる。このとき、その後の作動中、コロナ放電ポイントの有効性は改善し得る。例えば、コロナ放電ポイントは、第2時間インターバルに続く第3時間インターバルにわたり作動電圧で作動させることができる。例えば、コロナ放電ポイントは、第3時間インターバルにわたり、付加的なより高いパルス動作の電圧を伴って、又は伴わずに、約800ボルト(800V)の電圧で作動させることができる。この電圧は単なる例示として記載したもので、本発明を限定するものではないことに留意されたい。したがって、コロナ放電ポイントは第3時間インターバル中1つの又は複数の他の電圧で作動させることができる。上述したように、コロナ放電ポイントの作動は、例えば、コロナ放電ポイントが非連続的に、例えばパルス動作の実施形態で作動するときのように、第3時間インターバルの直後に停止することができる。他の実施形態において、コロナ放電ポイントは作動を継続することができる。例えば、コロナ放電ポイントは、連続的な約800ボルト(800V)の電圧とともに、上述のような第1時間インターバルにおけるパルス部分中にそれより一層高い約1.5キロボルト(1.5kV)の電圧を加えて作動させることができる。
幾つかの実施形態において、コロナ放電ポイントの健全性をモニタリングすることができ、コロナ放電ポイントの有効性が低下することに応答してクリーニング期間を加えることができる。例えば、コロナ放電ポイントの有効性をモニタリングする(ブロック230)。パルス動作の実施形態においては、有効性をモニタリングし、コロナ放電ポイントが十分汚れていると決定されるとき連続的コロナ放電を誘導し、放電ポイントに凝縮した物質を除去することができる。したがって、フィードバックは、検出動作中及び/又はクリーニング動作中コロナ放電ポイントの有効性に関してフィードバックを収集することができる。このフィードバックを使用して、クリーニング動作の1つ以上の特性、例えば、必ずしも限定しないが、クリーニング頻度、クリーニングの持続時間、印加電圧、誘導される電流等々を制御することができる。検出システムにおける1つ以上のコンポーネントを使用してコロナ放電ポイントの健全性をモニタリングし、またフィードバックループを使用してシステムのクリーニング動作を調整することができる。したがって、ブロック220で説明した作動は、繰返し実施する、及び/又は測定した性能、設計上の選好等々に基づいてIMSシステムの定期的作動相互間で実施することができる。
コロナ放電ポイントの有効性は、コロナ放電ポイントでコロナ放電を発生するに必要な電圧を測定することによりモニタリングすることができる(ブロック232)。例えば、コロナ放電ポイントが汚れたとき、放電を発生するのに必要な電圧は増加する。検出動作中及び/又はクリーニング動作中に放電を発生するのに必要な電圧を測定することができる。例えば、必要電圧をクリーニング動作中に測定して、どのようにクリーニングプロセスがうまく進行しているかをモニタリングすることができる。必要電圧は、さらに、クリーニング期間相互間、例えば、検出動作中に測定することができる。実施形態において、コロナ放電ポイントは作動することができ、必要電圧が測定される間に作動を停止し、また次にクリーニング動作を再開することができる。このプロセスは、十分な作動効率が得られるまで繰り返すことができる。他の実施形態において、コロナ放電ポイントは、1つ以上のクリーニング測定値を得る間に作動を継続することができる。
コロナ放電を発生するのに必要な電圧は、クリーニング動作のための適正電圧を決定するためにも測定することができる。例えば、放電を発生するのに必要な電圧を測定し、クリーニング中に放電ポイントを作動させる電圧は、測定した電圧又はそれ以上に設定することができる。電圧以外の又は電圧とともに、他の1つ以上の動作特性を使用して、コロナ放電ポイントの有効性及び/又はクリーニングモードにおけるコロナ放電ポイントを作動させるのに必要な作動特性を決定することができる。例えば、コロナ放電ポイントの有効性は、コロナ放電ポイントにおけるコロナ放電から生ずる電流を測定することによりモニタリングすることができる(ブロック234)。幾つかの実施形態において、電極の動作特性及び/又はIMS検出器システムの電極に対する前置増幅器の動作に関連する特性をモニタリングして、クリーニング動作の有効性を評価することができる。これら特性のうち1つ又はそれ以上を使用して、クリーニング動作中のコロナ放電ポイントにおける作動特性を設定することもできる。他の実施形態において、IMS検出器システムの反応領域に別個の検出機器を設けることができる(例えば、コロナ放電からのイオン電流を測定するための機器)。
さらに、IMS検出器システムのコンポーネントは、作動有効性及び/又はクリーニング有効性の決定を容易にするため種々のモードで作動することができる。例えば、幾つかの実施形態において、クリーニング動作中ゲートグリッドは、検出動作中に開放しているよりも長く開放した形態に留まらせることができ、クリーニング有効性に関する時間依存情報をより多く収集する。他の実施形態において、ゲートグリッドは閉鎖形態に留まらせ、コロナ放電中により正確な測定値を取得することができる。定期的なクリーニング期間は、内部デバイスの健全性チェック及び/又はデバイスのメンテナンスの一部として計画することができる。クリーニング動作は、IMS検出器システムの通常動作の一部として実行することもできる。例えば、1つ又は複数のクリーニングサイクルは、デバイスを作動させる、停止させる等々の各時点で開始することができる。幾つかの実施形態において、クリーニング動作は、バッテリ充電サイクル中に開始することができる。さらに、クリーニングは、IMS検出器システムの作動パラメータに基づいて開始することができる。例えば、クリーニング動作の持続時間は漸増的に増加することができる(例えば、装置が連続的に作動するにつれて持続時間を長くする)。
コントローラを作用可能にコロナ放電ポイントに接続してコロナ放電ポイントの作動を制御する。コントローラ及びコロナ放電ポイントは、例えば、IMSシステムに含めることができる。コントローラを使用してコロナ放電ポイントを第1時間インターバルにわたり作動電圧において、より高いパルス電圧を付加する、又は付加することなく作動させてコロナ放電を発生し、また第1時間インターバルに続く第2時間インターバルにわたり動作電圧よりも高いクリーニング電圧でコロナ放電ポイントを動作させてコロナ放電を発生する。コロナ放電ポイントの有効性は、例えば、コロナ放電ポイントでコロナ放電を発生するのに必要な電圧を測定し、コロナ放電によりコロナ放電ポイントで発生する電流を測定する等々によってモニタリングすることができる。
本発明の要旨を特別な構造上の特徴及び/又は方法論的行為について説明してきたが、特許請求の範囲で定義される発明の要旨は上述の特別な特徴又は行為に必ずしも限定しない。種々の形態を説明したが、装置、システム、サブシステム、コンポーネント等々は、本発明から逸脱することなく、様々なやり方で構成することができる。むしろ、特別な特徴及び行為は特許請求の範囲を実施する例示的な形式として開示するものである。

Claims (20)

  1. コロナ放電を発生するコロナ放電ポイントを有するイオン移動度分光分析(IMS)検出器と、
    前記コロナ放電ポイントを作動させるよう前記IMS検出器に作用可能に接続した処理システムであって、前記コロナ放電ポイントを第1時間インターバルにわたり作動電圧で作動させてコロナ放電を発生し、また前記第1時間インターバルに続く第2時間インターバルにわたり前記作動電圧よりも高いクリーニング電圧で前記コロナ放電ポイントを動作させてコロナ放電を発生するよう構成した、該処理システムと、を備えるシステム。
  2. 請求項1記載のシステムにおいて、前記処理システムは、前記第1時間インターバル直後に前記コロナ放電ポイントを作動停止させるよう構成する、システム。
  3. 請求項1又は2記載のシステムにおいて、前記処理システムは、前記第2時間インターバル直後に前記コロナ放電ポイントを作動停止させるよう構成する、システム。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項記載のシステムにおいて、前記処理システムは、前記第2時間インターバル後の第3時間インターバルにわたり前記クリーニング電圧よりも低い第2作動電圧で前記コロナ放電ポイントを作動させてコロナ放電を発生するよう構成する、システム。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項記載のシステムにおいて、前記処理システムは、前記コロナ放電ポイントでコロナ放電を発生するに必要な電圧を受取ることによって前記コロナ放電ポイントの有効性を決定するよう構成する、システム。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項記載のシステムにおいて、前記処理システムは、前記コロナ放電ポイントで前記コロナ放電により発生する電流を受取ることによって前記コロナ放電ポイントの有効性を決定するよう構成する、システム。
  7. コロナ放電ポイントを作動電圧で第1時間インターバルにわたり作動させてコロナ放電を発生するステップと、
    前記第1時間インターバルに続く第2時間インターバルにわたり前記作動電圧よりも高いクリーニング電圧でコロナ放電ポイントを動作させてコロナ放電を発生するステップと、を有する方法。
  8. 請求項7記載の方法において、さらに、前記第1時間インターバル直後に前記コロナ放電ポイントを作動停止させるステップを有する、方法。
  9. 請求項7又は8記載の方法において、さらに、前記第2時間インターバル直後に前記コロナ放電ポイントを作動停止させるステップを有する、方法。
  10. 請求項7,8又は9記載の方法において、さらに、前記第2時間インターバル後の第3時間インターバルにわたり前記クリーニング電圧よりも低い第2作動電圧で前記コロナ放電ポイントを作動させてコロナ放電を発生するステップを有する、方法。
  11. 請求項7〜10のうちいずれか一項記載の方法において、さらに、前記コロナ放電ポイントの有効性をモニタリングするステップと、モニタリングした前記コロナ放電ポイントの有効性に基づいてクリーニング電圧を調整するステップとを有する、方法。
  12. 請求項11記載の方法において、前記コロナ放電ポイントの有効性をモニタリングする前記ステップは、前記コロナ放電ポイントでコロナ放電を発生するのに必要な電圧を測定するステップを含む、方法。
  13. 請求項11又は12記載の方法において、前記コロナ放電ポイントの有効性をモニタリングする前記ステップは、前記コロナ放電ポイントでコロナ放電により発生する電流を測定するステップを含む、方法。
  14. コロナ放電を発生するコロナ放電ポイントと、
    前記コロナ放電を制御するよう前記コロナ放電ポイントに作用可能に接続したコントローラであって、前記コロナ放電ポイントを第1時間インターバルにわたり作動電圧で作動させてコロナ放電を発生し、また前記第1時間インターバルに続く第2時間インターバルにわたり前記作動電圧よりも高いクリーニング電圧で前記コロナ放電ポイントを動作させてコロナ放電を発生するよう構成した、該コントローラと、を備える装置。
  15. 請求項14記載の装置において、前記コントローラは、前記第1時間インターバル直後に前記コロナ放電ポイントを作動停止させるよう構成する、装置。
  16. 請求項14又は15記載の装置において、前記コントローラは、前記第2時間インターバル直後に前記コロナ放電ポイントを作動停止させるよう構成する、装置。
  17. 請求項14,15又は16記載の装置において、前記コントローラは、前記第2時間インターバル後の第3時間インターバルにわたり前記クリーニング電圧よりも低い第2作動電圧で前記コロナ放電ポイントを作動させてコロナ放電を発生するよう構成する、装置。
  18. 請求項14〜17のうちいずれか一項記載の装置において、前記コントローラは、前記コロナ放電ポイントの有効性をモニタリングするよう構成する、装置。
  19. 請求項18記載の装置において、前記コントローラは、前記コロナ放電ポイントでコロナ放電を発生するのに必要な電圧を測定することによって、前記コロナ放電ポイントの有効性をモニタリングするよう構成する、装置。
  20. 請求項18又は19記載の装置において、前記コントローラは、前記コロナ放電ポイントでコロナ放電により発生する電流を測定することによって、前記コロナ放電ポイントの有効性をモニタリングするよう構成する、装置。
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