JP2015531871A - ラプラス力を用いた磁場計測装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ラプラス力を用いた磁場計測装置に関する。当該装置は、中央の貫通孔(14)を有して回転的に動く剛性フレーム(10)と、剛性フレームに自由度なしで固定された、巻かれた電気伝導体(32)と、電気伝導体の第1の端部を電気的に接続する電気的な細片(46)を有し、剛性フレームを基板に機械的に接続する第1のヒンジ(38)と、電気伝導体の第2の端部を電気的に接続する第2の電気的な細片(46)を有し、剛性フレームに機械的に接続された第2のヒンジ(39)とを備える。第1のヒンジ(38)及び第1の細片(46)は剛性フレームの中央孔(14)の内側に配置され、第2のヒンジ(39)及び第2の細片(46)は剛性フレームの中央孔(14)の外側に配置される。【選択図】図1

Description

ラプラス力を用いた磁場計測装置に関する。
ラプラス力(Laplace force)はまたローレンツ力(Lorentz force)としても知られている。
ラプラス力を用いた磁場計測装置は、地球の磁場の成分、電気伝導体又は他の磁場源により生成される磁場の成分を計測するために用いることができる。
「磁場の成分」という表現は、計測装置の計測軸上の磁場の正射影の振幅を示す。
先行技術の計測装置は、
・「基板平面」と呼ばれる平面に実質的に拡がる基板、
・「第1のフレーム(frame)平面」と呼ばれる平面に実質的に拡がり、基板上に架けられた第1の剛性フレーム、この第1のフレームは、基板に関して、基板平面に平行な第1の回転軸のまわりで回転の動きができ、
・第1の剛性フレームに自由度なしで固定された電気伝導体、この伝導体は第1のフレーム平面と垂直な巻き軸(winding axis)のまわりで巻かれ、
・剛性フレームを基板に機械的に接続する少なくとも一つの第1のヒンジ、及び、
・回転軸のまわりの第1の剛性フレームの偏位角度の振幅を示す物理量を計測することができる少なくとも一つの第1の歪センサ又は歪ゲージセンサ
を備える。
例えば、そのような計測装置は、下記の非特許文献1に記載されている。
非特許文献1記載の計測装置は正確に動作する。しかしながら、その感度を改善することが望ましい。
また、先行技術では、また特許文献1〜3が知られている。
米国特許出願公開第2011/304325号明細書 米国特許第7642692号明細書 米国特許出願公開第2006/076947号明細書
A.L. Herrera-May et al, "A resonant magnetic field microsensor with high quality factor at atmospheric pressure", J. Micromechanical Microengineering, 19 (2009) 015016
今までに、固定された電気伝導体を第1の剛性フレームに接続するのは難しいということが証明されている。これらの困難のために、公知のラプラス力を用いた磁場計測装置は、電気伝導体の巻き数を一巻き未満に制限する特別な構造を採用している。しかしながら、電気伝導体の巻き数を制限しない計測装置の構造を有することが望ましい。
それゆえに、本発明の対象は、請求項1に従うラプラス力を用いた磁場計測装置である。
上記装置では、ヒンジの特別な位置のために、そして、特に、第1のヒンジが中央の凹部(recess)内側に配置され、第2のヒンジがこの凹部の外側に配置されているために、もしも電気伝導体が巻き軸のまわりに数回巻かれたとしても、電気伝導体の端部と接続パッドとの接続は問題を生じない。加えて、ヒンジのこの特別な配置は、小型電子部品のチップの製造技術により簡単に成し遂げる。
一つの特別な実施の形態では、計測装置は請求項2の特徴を備える。
この場合では、センサのはり部(梁部、beam)は一方の側で第1の剛性フレームに直に固定され、他方の側で基板に直に固定される。このように、剛性フレームは、回転軸に最も近いはり部の第1の端部により加えられるラブラス力をそれ相応により大きく増幅するてこ(lever)を、形成する。ここでは、第1のフレーム上でラプラス力が加えられる位置よりも、はり部の第1の端部は、回転軸のより近くにある。このように、計測装置のこの特別な構造は、センサにより計測されるラプラス力を少なくとも2倍に増幅することを可能にし、それゆえ、非特許文献1に記載された装置と比べて、この計測装置に対してその感度を増加させる。
実際に、非特許文献1の計測装置の場合には、フレームが回転軸のまわりを回転することを可能にする、柔軟な横方向の細片(strip)に歪センサは組み込まれている。このことは、歪の変化を計測するセンサに関して、細片は変形可能であるべきことを意味する。もしもそうでなければ、センサは信号を計測しないであろう。このように、各細片は変形可能であるから、非特許文献1の計測装置の場合に、てこアーム(lever arm)の機械的な効果からは直接的な利益は得られない。このことは、ここで上記した計測装置よりも非特許文献1の計測装置がなぜ感度が低いのかを説明している。
加えて、センサはフレーム及びヒンジから機械的に分離されているので、上記計測装置の大きさを最適化することはより簡単である。例えば、計測装置に関して、所定の機械共振周波数を得るために、各構成要素の大きさを個々に決めることができる。ここでは、一つの構成要素の大きさを変更することは、他の構成要素の大きさを変更することに必ずしもつながらない。逆に、非特許文献1の計測装置の機械共振周波数を調整することは難しい。実際に、非特許文献1では、フレームの望ましい共振周波数を得るために利用されることができる種々のパラメータは、計測装置の感度と密接に関係する。例えば、ヒンジの剛さは、計測装置の感度を変更することなしに変更することができない。実際に、フレームの偏位角度を計測するために用いられるセンサは、柔軟な横方向の細片に直に固定されている。このように、細片の剛さを増加させることは、非特許文献1の計測装置の感度を制限することにつながる。
実施の形態に係るこの計測装置は、他の従属請求項の一つ以上の特徴をこのように備えることができる。
これらの実施の形態に係る計測装置は、更に、次の利点を有する。
・フレーム平面に垂直で回転軸を含む平面に、フレームの重心を置くことは、計測装置を基板平面に垂直な加速度に対して感度を有さなくさせる。
・横方向の分岐部(branch)と、基板平面に平行で、端部がこの横方向の分岐部に接続された架けられたはり部とを用いることは、計測装置の感度を増加させる。なぜならば、この構造では、はり部は伸張圧縮を受け、実際には曲げ又はたわみを受けないからである。
・はり部の第1の端部を回転軸に更に近づけるために横方向の分岐部の切欠き部(notch)を用いることは、曲げ力の下でのはり部の働きを更に制限する。
・第1のフレームの異なるアームに機械的に接続された第1のヒンジの二つの複製(copy)を用いることは、基板平面に垂直な加速度に対する計測装置の感度を減ずる。
・剛性フレームの下を通り、電気伝導体をフレームの外側に配置された接続パッドに電気的に接続する電気的な通路(electrical track)を用いることは、伝導体の電気的な接続を容易にし、それゆえ、計測装置を製造することを容易にする。
・第1の回転軸とは異なる回転軸に沿って回転するように搭載され、第1の剛性フレームを支える第2の剛性フレームを用いることは、同時に同じ電気伝導体を用いて磁場の二つの異なる成分を計測することを可能にし、従って、例えば、計測装置の電力消費量を削減することを可能にする。
・ヒンジを作成するのに棒ばね(torsion bar)を用いることは、回転軸周りのねじれに柔軟で、この回転軸に垂直な軸に沿った曲げに剛性なヒンジを簡単な方法で得ることを可能にする。
・巻き軸のまわりに複数回巻かれた電気伝導体を用いることは、計測装置の感度を更に増加させる。
本発明は、網羅的ではない一つの例として単に与えられた以下の明細書から、及び、添付された図面から、より明確に理解されるであろう。
第1の実施の形態に係るラプラス力を用いた磁場計測装置の概略平面図である。 図1の計測装置の概略側面図である。 図1の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図1の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図1の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図1の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図1の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図1の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図1の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 他の異なる可能な実施の形態に係るラプラス力を用いた磁場計測装置の概略平面図である。 図10の実施の形態で用いられる共振歪ゲージの概略図である。 他の異なる可能な実施の形態に係るラプラス力を用いた磁場計測装置の概略平面図である。 図12の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図12の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図12の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図12の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図12の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図12の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 図12の計測装置の製造の異なるステップの概略図である。 他の異なる可能な実施の形態に係るラプラス力を用いた磁場計測装置の概略平面図である。 他の異なる可能な実施の形態に係るラプラス力を用いた磁場計測装置の概略平面図である。 これらの図面において、同じ参照符号は同じ構成要素を示すために用いられる。以下、この明細書では、当業者によく知られた特徴及び機能は、詳細に記載されない。
図1はラプラス力を用いた磁場計測装置2である。具体的には、この装置2は、磁場のB成分の振幅を計測することができる。B成分は矢印により示される。B成分は図面用紙平面に平行であり、XYZ直交基準系(orthogonal referential)のY軸に平行である。X軸及びY軸は水平であり、Z軸は垂直である。以下、この明細書では、表現「上(above)」、「下(beneath)」、「より高い(higher)」、「より低い(lower)」は、Z方向に関して定義される。
装置2は、「基板平面」と呼ばれる水平な平面に実質的に拡がる基板6を備える。典型的には、この基板6の大きさは1mmよりも小さい。例えば、その長さは1mm又は500μmよりも小さく、その幅は500μm又は300μmよりも小さい。
基板6は、マイクロエレクトロニクスの技術、すなわち、トランジスタのような電子部品を製造するために用いられる技術と同じ技術により機械で製造されることができる。例えば、基板6は、シリコンのような半導体物質でできた基板である。
装置は、基板6上に架けられた剛性フレーム10を備える。ここでは、表現「架けられた(suspended)」は、中に真空が作られた、又は、中が気体で満たされた凹部(recess)により、Z方向において、基板6から機械的に分離された構成要素を示す。そして、その構成要素は、基板6に関して動くことができる。ここでは、フレーム10は、回転軸12のまわりを回転するように動くことができる。軸12はX方向に平行である。
フレーム10は、フレーム平面と呼ばれる平面に実質的に拡がる。ここでは、フレーム10は実質的に長方形の形状を有する。
フレーム10は、中央の貫通した凹部(through-recess)14を備える。X方向における凹部14の両側において、フレーム10は剛性のアーム(arm)18、19を備える。同様に、Y方向における凹部14の両側において、フレーム10は剛性のレッグ(leg)20、21を備える。アーム18、19はY方向と平行であり、レッグ20、21はX方向と平行である。レッグ20、21の端部は、一方の側でアーム18に、他方の側でアーム19に、自由度なしで固定される。
ここでは、アーム19は垂直平面23に関してアーム18と対称である。従って、アーム18だけがより詳しく記載される。
Y方向におけるアーム18の長さLo18は、典型的には2mm又は500μmよりも小さく、好ましくは、50又は100μmよりも大きい。X方向におけるアーム18の幅La18は、Lo18/2又はLo18/5よりも小さい。アーム18の厚さはフレーム10の厚さeCRに等しい。厚さeCRはZ方向におけるフレーム10の平均の厚さであって、例えば、この厚さは幅La18/2よりも断然小さい。ここでは、厚さeCRは10又は30μmよりも小さく、好ましくは、2又は5μmよりも大きい。
レッグ21は、軸12を通る垂直平面に関してレッグ20と対称である。この垂直平面はまたアーム18,19に関して対称面である。X方向におけるレッグ20の長さLo20は典型的には2mm又は500μmよりも小さい。この長さLo20はまた好ましくは50又は100μmよりも大きい。Y方向におけるレッグ20の幅La20はLo20/2又はLo20/5よりも小さい。レッグ20の厚さはフレーム10の厚さeCRに等しい。
フレーム10は剛性の物質、すなわち、25℃におけるヤング率が20GPa又は50GPa又は100GPaよりも大きい物質でできている。例えば、フレーム10はシリコンのような半導体物質でできている。
フレーム10はまた二つの剛性の横の分岐部(branch)24、26を有している。これらの分岐部24、26はそれぞれアーム18、19からの横方向の突起を形成する。分岐部24は軸12に沿ってアーム18から凹部14の内側に向かって延びる。分岐部26は軸12に沿ってアーム19から遠ざかるようにフレーム10の外側に向かって延びる。ここでは、分岐部24、26は、それぞれアーム18、19と一体的なブロックの物質を形成する。
Y方向における分岐部24の幅La24はアーム18の幅La18とここでは等しい。X方向における分岐部24の長さLo24はLo20/2又はLo20/3以下である。分岐部24の厚さはフレーム10の厚さeCRに等しい。この分岐部24はそれゆえ一方の側から他方の側まで軸12によって横切られる。
分岐部24はY方向においてくり抜かれた切欠き部(notch)28を備える。この切欠き部28は、軸12に平行で、この軸12の近くに配置された垂直な底部で終わる。ここでは、この垂直な底部と軸12との間の最短距離は幅La24/3よりも小さく、好ましくは、La24/5又はLa24/10よりも小さい。例えば、最短距離は5又は10μmよりも小さい。有利には、この距離は0である。ここでは、切欠き部28は軸12を通る垂直平面の一方の側だけにもっぱら配置される。
分岐部26は、切欠き部28が切欠き部30に置き換えられたこと以外は、分岐部24と同じである。切欠き部30は切欠き部28と同じであるが、軸12を通る垂直平面の他方の側にもっぱら配置される。
フレーム10の上記レイアウトのために、このフレームの重心は軸12の近くに配置され、それはXYZ方向における加速度に対してほとんど感度を有さない。ここでは、表現「近くに配置される(situated in proximity)」は、フレーム10の重心と軸12との間の最短距離が、
・Y方向において、長さLo18/50よりも小さく
・Z方向において、厚さeCR又はeCR/2よりも小さい
事実を示す。
フレーム10は「剛性」であると言われる。ここでは、表現「剛性」は、計測されるラプラス力が加えられるレッグ20、21の一つの箇所において、このラプラス力が加えられる方向における曲げ又はたわみの下での剛さが、このフレームを基板6に取り付けるはり部の架けられたはり部の圧縮状態での剛さよりも少なくとも2倍、好ましくは、少なくとも10倍又は100倍大きくなるように、フレームの断面とフレームが作られる物質とが選択されている事実を示す。これらの架けられたはり部は更に下で記載される。曲げ状態での剛さは、棒ばねを、無限大の剛さの、自由度を有さない、対応する支え(anchor)で置き換えることにより、例えば計測され又は計算される。棒ばねは更に下で記載される。フレーム10に関して、ラプラス力が加えられる方向はZ方向と平行である。
装置2はまたフレーム10の上面に自由度なしで配置された電気伝導体32を備える。この伝導体32は、フレーム10の平面に垂直で軸12と交差する垂直軸34のまわりに巻かれる。ここでは、軸34は明らかに長方形の凹部14の中心にある。図1では、この軸24は、円の中心の点により示される。
伝導体32は、軸34のまわりをまるまる複数回まわる。それゆえ、それは複数の完全な巻きを有するコイルを形成する。それは、電気絶縁物質でできた層36によりフレーム10から分離されている。レッグ20、21上で、伝導体32はX方向に平行な直線部分を形成する。結果として、磁場のB成分の存在下で伝導体32を電流が通るときに、これらの直線部分はラプラス力を受ける。典型的には、伝導体32の各部分に働くラプラス力は次の関係で与えられる


ここでは、
・Fは伝導体32の各直線部分に働くラプラス力であり、
・iは伝導体32を流れる電流の強度であり、
・dlは伝導体32の部分の長さであり、
・Bは計測される磁場の成分であり、
・記号「∧」はベクトル積の数値演算である。
図1では、伝導体32中の電流の流れの向きは矢印iで示される。この流れの向きにより、ラプラス力は基板平面に垂直に、レッグ20では一方の向きに、レッグ21では反対の向きに働く。このように、ラプラス力はフレーム10をその回転軸のまわりで回転させる。結果として、フレーム10の偏位角度は、ラプラス力の強度及び計測される磁場のB成分の強度を示す。
軸12のまわりのフレーム10のこの回転を可能にするために、フレーム10はヒンジにより基板6に直に機械的に接続される。これらのヒンジは、ここでは、棒ばね38、39である。図に示される実施の形態では、各ヒンジは棒ばねによって構成される。
棒ばね38は基板6上に架けられる。それは、軸12に沿って分岐部24の先端から固定する突起部40にまで延びる。突起部40は基板6に自由度なしで固定されている。
この明細書では、棒ばねは、装置2の使用時に回転軸のまわりで実質的にねじれの変形を受けるように形づくられた棒を示す。例えば、棒ばね38の場合に、回転軸は軸12である。この目的のために、回転軸に直交する方向における曲げ又はたわみの剛さが、同じ個所で計測され又は計算されるねじれの剛さよりも少なくとも5又は6倍大きくなるように、棒ばね38は形づくられる。例えば、この目的のために、棒ばね38のY方向における幅La38は、分岐部24の幅La24よりも少なくとも2又は5倍小さい。好ましくは、電気的な通路の流れを促進するために、棒ばね38の厚さe38は、厚さeCRに等しい。
この実施の形態では、棒ばね38はまた伝導体32の一つの端部を固定された電気的な接続パッド42に電気的に接続する。ここでは、パッド42は突起部40の上端に配置され、電気的絶縁物質でできた層44によりこの突起部から電気的に絶縁される。この機能を実現するために、棒ばね38はその上の部分において一方の側から他方の側までそれを通る電気的な通路46を備える。電気的絶縁層は、この電気的な通路と棒ばね38の半導電性の部分との間に位置する。
棒ばね39は軸12に沿って分岐部26の先端部から固定する突起部50にまで延びる。例えば、棒ばね39は棒ばね38と同じである。ここでは、それぞれパッド42、層44、通路46に対応するパッド、絶縁物質でできた層、導電性の通路はそれぞれ参照符号52、54、56を有する。
パッド42、52はワイヤリンク(wire link)により電源58に電気的に接続されている。ここでは、電源58は交流電源である。
装置2はまた軸12のまわりのフレーム10の偏位角度を計測するための二つの歪センサ60、62を備える。この実施の形態では、センサ60、62は歪ゲージセンサである。センサ60の歪ゲージは、フレーム10の角度変化を計測可能な抵抗値の変化に変換する、架けられた圧電の(piezoelectric)はり部又はワイヤ64である。このはり部64は、
・切欠き部28の垂直な底部に自由度なしで固定された端部66、
・基板6のバンプ(bump)70に自由度なしで固定された端部68、
・基板6上に架けられた中央部分69
を備える。
分岐部24により及ぼされる歪を限られた表面領域内に集中させて、装置2の感度を増加させるために、はり部64の厚さは、分岐部24の厚さの少なくとも2、5又は10倍小さい。これはまた伸張‐圧縮状態でのその剛さを減少させる。ここでは、はり部64の幅、及び、ことによると長さは、例えば10又は5μmよりも小さい。
例えば、はり部64はシリコン、又は、シリコンとゲルマニウムとの合金であるシリコンゲルマニウムでできている。はり部64はまた金属で作られることもできる。より一般的には、はり部64は、比率(dR/R)/(dl/l)で表現されるピエゾ抵抗感度が上で言及された物質の感度以上である物質で作られることができる。ここでは、
・dRははり部64の抵抗値の変化であり、
・Rは停止しているとき、すなわち、歪が無いときの抵抗値であり、
・dlは計測される歪を受けたときのはり部64の長さの変化であり、
・lは停止しているときのはり部64の長さである。
ここでは、はり部64はY方向と平行に延びる。端部66は軸12を通る水平平面の上又は下に配置される。例えば、ここでは、端部66はこの水平平面の下に配置され(図2)、はり部64はこの水平平面のもっぱら下で延び、すなわち、その上面はこの水平平面から0でない距離だけスペースを置かれている。図2では、この図面の読みやすさを向上させるために、軸12を通る水平平面に延びるアーム18の一部分だけが示される。
増幅効果の最大利益、及び、アーム18により引き起こされるラプラス力から来るはり部上での純粋に伸張/圧縮の歪の最大利益を得るために、端部66は軸12のできるだけ近くに配置される。この目的のために、端部66と軸12との間の最短距離dp(図2)はeCR/2よりも小さく、好ましくは、eCR/3又はeCR/5よりも小さい。例えば、この距離は5又は10μmよりも小さい。
センサ60はまた二つの電気的なパッド72、74と抵抗計76とを有している。パッド72、74は、はり部64の端部66、68にそれぞれ直に電気的に接続されている。ここでは、表現「直に」は、接続がはり部64又は抵抗計76を通らないという事実を示す。
表現「抵抗計」は、抵抗値の変化を直接的に又は間接的に計測することができる、どのようなタイプの装置も意味すると、ここでは理解される。実際に、例えば、ホイートストンブリッジ(Wheatstone bridge)による電圧の計測法を用いることが可能である。好ましくは、センサ60、62はホイートストンハーフブリッジ(Wheatstone half-bridge)にこの目的のために組み込まれる。
パッド74は棒ばね38により端部66に電気的に接続される。
抵抗計76はワイヤリンクによりパッド72、74に電気的に接続される。この抵抗計76は、てこ部(lever)18によってはり部64に及ぼされる歪に対応する、はり部64の抵抗値の変化を計測し、計測された抵抗値を示す計測信号を生成する。
センサ60が計測するのと同じ振幅の変化をセンサ62は反対向きで計測する点を除いて、他方のセンサ62はセンサ60と同じである。なぜならば、センサ62の架けられたはり部は、軸12を通る垂直平面の反対側に配置されているからである。ここでは、はり部64、バンプ70、パッド72、74、抵抗計76に対応するセンサ60のはり部、バンプ、電気的なパッド、抵抗計は、それぞれ参照符号80、82、84、86及び90を有する。
センサ60、62は電子的処理部94に接続されている。処理部94は、センサ60、62によりもたらされる計測信号に従って、B成分の振幅を計算するようにプログラムされている。図面を簡単にするために、処理部94とセンサとの間の接続は示されていない。
装置2の機械的共振の周波数fは、フレーム10、棒ばね38、39、はり部64、80により実質的に設定される。ここでは、フレーム10、棒ばね38、39、はり部64、80の寸法は、周波数fが1kHzよりも大きくなるように、好ましくは、10kHzよりも大きくなるように選択される。装置2の構成を通じて、他の構成要素を変更することなく、そして、装置2の機械的な最適化を大いに促進するように、この周波数fを設定するために、装置の一つの構成要素の寸法は変更されることができる。
図2は、装置2においてラプラス力がてこの効果(lever effect)により増幅される理由の、より明確な理解を提供する。ラプラス力は回転軸12の両側において、アーム18、19の端部で、反対方向に働く。これは、分岐部24を回転軸12のまわりで回転させる。分岐部24にしっかりと取り付けられたはり部64の端部66は、軸12の下に配置されているので、示された場合において、分岐部64の回転は、はり部64に対して張力(tensile force)Fを実質的に及ぼす。そのうえ、フレーム10は剛性であり、棒ばね38は基板6に関して固定された回転軸を構成し、ラプラス力Fの作用点と軸12との間の距離dは端部66と軸12との間の距離dよりも数倍大きいので、張力Fはてこの効果のためにラプラス力Fよりも数倍大きい。このことは装置2の感度を増加させる。
装置2の動作は次の通りである。電源58は有利には共振周波数fに等しい周波数fで、交流を生成する。ラプラス力が、時々はZ方向で時々はその反対方向で伝導体32に働く。このことは装置2をこの周波数fで励振(excite)する。そして、フレーム10は周波数fで軸12のまわりで振動する。これらの振動の角度振幅は、働くラプラス力を示し、それゆえに、B成分の振幅を示す。センサ60、62は、フレーム10の偏位角度の振幅を示す計測信号を生成し、これらの信号を処理部94に送信する。処理部94は、これらの信号から磁場のB成分の振幅を計算する。
図3乃至9は、装置2の製造の連続する異なるステップを示す。図3乃至9は、装置2の異なる構成要素の垂直断面図である。これらの異なる構成要素は、仮に装置2においてそれらが並んでいなくても、これらの図面では並記される。このように、これらの図面は切断面に沿った装置2の断面に対応していないが、異なる構成要素の製造を装置2におけるそれらの相互のレイアウトを考慮することなく簡単に図示している。
製造はSOI(silicon-on-insulator)基板を供給することで始まる。この基板は、基板6、酸化シリコンのような電気的絶縁物質でできた層120(図3)、シリコンの層122(図3)を備えている。例えば、層120、122は1μm、0.3μmに等しい厚さをそれぞれ有する。
そして、ホール124及び二つのホール126を形成するために、層122はホトリソグラフィによりエッチングされる(図3)。基板6との電気的な接続を供給するパッドを作るために、ホール124は用いられる。センサ60のピエゾ抵抗はり部(piezoresistive beam)64を作るために,二つのホール126は用いられる。
そして、層122上に酸化物層128が堆積される(図4)。例えば、層128の厚さは0.3μmである。
二つのホール126を満たして覆う部分の層128だけを残すように、層128はホトリソグラフィ方法によりエッチングされる。この層128は、歪センサのはり部を覆って保護するように意図される。これらのエッチングステップの間に、ホール124の底の酸化物層はまた基板6が露出されるように除去される。
そして、層128上にシリコンの層130が堆積される(図5)。例えば、この層130は層122、及び、層128の残りの部分の上にエピタキシャル成長により堆積される。この層130は層122と単一の一体化された層を形成し、層130だけが示される。層130の厚さは約20μmである。
そして、層130上に、電気的絶縁物質でできた層132が堆積される(図6)。そして、層130との直接の電気的接続の形成が必要とされる箇所で、この層132はホトリソグラフィによりエッチングされる。例えば、層132は厚さ0.1μmの窒化シリコンでできた層である。
そして、層132上に電気的導電性物質でできた層134が堆積される(図7)。例えば、層134は金属層である。この層134は、装置2の種々のパッド及び電気的な通路を形成するためにエッチングされる。
そして、層132はホトリソグラフィによりエッチングされる(図8)。エッチング停止層として同じ樹脂マスク及び酸化物層120、128を用いて、層130はやはりエッチングされる。例えば、層130はDRIE(deep reactive ion etching)方法によりエッチングされる。
最後に、装置2の種々の動く部分を自由にするために、酸化物層120、128は除去される(図9)。例えば、酸化物層はフッ化水素酸ウエットエッチング、及び/又は、気相エッチングにより除去される。
図10は、センサ60、62が共振歪ゲージ152、154にそれぞれ置き換えられた点を除いて、装置2と同じである装置150を示す。センサ152、154は、一方のセンサが他方のセンサにより計測される歪と同じ振幅の歪を反対符号で計測する点を除いて、同一である。従って、図11を参照してセンサ152だけが詳細に記載される。
センサ152は基板6上に架けられたはり部160を備える。このはり部の一方の端部162は、自由度なしで、はり部の軸において、切欠き部28の底部で分岐部24に固定される。このはり部の反対側の端部164は、バンプ70に自由度なしで固定される。このはり部の動く中央の部分166は、端部162と端部164との間に配置される。この動く部分166は基板6上に架けられており、振動することができる。典型的には、はり部160は半導電性又は導電性の物質でできている。ここでは、それはシリコンでできている。しかしながら、この実施の形態では、それはピエゾ抵抗物質でできていなけらばならない必要はない。
動く部分166の近くに配置され、X方向において動く部分を周期的に引き寄せる静電気力をこの動く部分に対して及ぼす作動電極(actuating electrode)168を、センサ152は備える。中央の部分を振動させるために、電極168は電気的パッド170を介して、直流成分を有する交流電圧源172の端子に接続される。はり部160の機械共振周波数に自動的にスレーブ(slave)される周波数で、交流電圧は生成される。この自動のスレーブを得るために、本発明は、はり部がその共振周波数で振動するときに、はり部160の振動の振幅が最大である事実を利用する。交流電圧源172の他方の端子は、電気的パッド174により、はり部180の端部164に直接的に接続される。このようにして、はり部160は周波数fで振動する。
動く部分166の動きに従って容量値が変化するコンデンサを動く部分と一緒に形成するために、動く部分66に面して配置された計測電極176を、センサ152は備える。電極176は、電気的パッド180により容量計178の端子に電気的に接続される。容量計178の他方の端子はパッド174に接続される。このように、動く部分166の振幅及び/又は振動数を計測するために、容量計178は用いられることができる。分岐部24によってはり部160に及ぼされる歪に応じて、共振周波数fは変化する。このように分岐部24の偏位角度の振幅及びそれゆえにB成分の振幅を計測するために周波数fの値は用いられることができる。
図12は、
・凹部14の内部に配置されたパッド42ではなく、凹部14の外部に配置された電気的パッド192により伝導体32の電気的接続が得られ、
・センサ60が凹部14の外部に移された
点を除いて、装置2と同じである装置190を示す。
すべての電気的接続パッドを凹部14の外側に移動させることは、装置190の電気的な接続を簡単にする。実際に、フレーム10上を通る導電性のワイヤを設けることはもはや必要ではない。
ここでは、パッド42は、突起部40と直に電気的に接続するパッド194に置き換えられる。この目的のために、パッド194と突起部40との間の絶縁層44は省かれる。
突起部40は、電気的な通路198により、凹部14の外部に配置されたはり部196と電気的に接続される。この通路198は基板6に自由度なしで固定される。ここでは、通路198は突起部196と出会うためにフレーム10のレッグ20の下を通る。レッグ20はそれゆえに通路198上に架けられる。パッド192は突起部196の上端に配置される。
この実施の形態では、センサ60はセンサ62に面するように配置される。例えば、軸12を通る垂直平面に関して、はり部64ははり部80と対称である。この目的のために、分岐部26は分岐部200により置き換えられる。軸12を含む垂直平面に関して切欠き部30と対称的な切欠き部202を追加的に有する点を除いて、分岐部200は分岐部26と同じである。はり部64の端部は、切欠き部202の底部に固定される。これらの条件では、上記したように、センサ62が計測するものと同じ振幅で反対符号の偏位角度を、センサ60は計測する。
図13乃至19は装置190の製造の異なるステップを示す。これらのステップは、通路198、パッド192、196を作る点を除いて、装置の全ての構成要素に関して、図3乃至9を参照して記載されたステップと同じである。具体的には、層10の下を通る層122の一部分を保護するために、酸化物層128(図14参照)の追加的な部分210を残す点を除いて、図13乃至19に連続的に示された製造の異なる状態を得るために実行されたステップは、図3乃至をそれぞれ参照して記載されたステップと同じである。図18に示したように、層130のエッチングの間は、この部分210はエッチング停止層として働く。そして、この部分210は、種々の動く部分を自由にするために、層128の残りと同じときに除去される(図19)。そして、フレーム10の下を通る通路198が得られる。
通路198と電気的に接続するパッド194、196を形成するために、金属層134が、層130上に直に堆積され、そしてパッド194、196を分離するためにエッチングされる(図17)。
図20は、磁場のB成分、B成分の両方を計測することができる装置220を示す。装置220はこの目的のためにたった一つの伝導体を用いると同時に複数巻きのコイルを形成する。分岐部24、28がそれぞれ分岐部224、226に置き換えられた点を除いて、フレーム10と同じである内側のフレーム222を、この装置220は備えている。分岐部224、226は、凹部14の内側に配置される。
分岐部224は、フレーム222の回転軸12に沿って延びている。分岐部224は、軸12のまわりのねじれに剛性でZ方向の曲げに柔軟なように、形づくられている。この目的のために、分岐部224は分岐部24と同じであるが、ねじれに剛性でZ方向に沿った曲げに柔軟なジョイント(joint)228を追加的に備えている。
この実施の形態では、ジョイント228は、後に長方形の凹部228Bが続く細い特徴部(thinned feature)228Aを連続的に結合することにより作られる。細い特徴部228AはY方向において分岐部224の幅を局所的に小さくしている。この細い特徴部228AのY方向における幅はLa228Aで示される。細い特徴部228Aは回転軸12上に中心を有する。
凹部228Bは、Z方向において、分岐部224の一方の側から他方の側まで貫通する長方形の凹部である。Y方向におけるこの凹部の幅はLa228Bで示され、幅La228Aよりも断然大きい。細い特徴部228Aは棒ばね38よりもねじれに対して剛性である。この目的のために、この例では、その幅La228Aは幅La38の少なくとも2倍か、X方向におけるその長さLo228Aは長さLo38の少なくとも半分である。それゆえ、ジョイント228はねじれに関して棒ねじ38よりもかなり剛性である。このように、分岐部224の回転の変化の間に、変形するのはほとんど専ら棒ねじ38である。ジョイント228はZ方向において曲げられた状態の分岐部224の剛さを削減する。結果として、このことはフレーム222が軸12に垂直な水平軸246のまわりをまた回転的に動くことを許容する。
分岐部224の端部は、棒ねじ38により突起部40に機械的に接続されている。上記したように、交流源58に電気伝導体を電気的に接続するためのパッド42を突起部40は備えている。この図及び次の図では、交流源58は示されていない。
分岐部226がアーム18を基板6に機械的に接続するのではなく、分岐部226がアーム19を基板6に機械的に接続する点を除いて、分岐部226は分岐部224と構造的に同じである。分岐部228のジョイント、切欠き部はそれぞれ参照符号242、244を有する。ここでは、分岐部226の切欠き部244が軸12を通る垂直平面の他方の側に配置されている点を除いて、分岐部226は軸246を通る垂直平面に関して分岐部224と対称である。
棒ねじ248は分岐部226の端部を突起部40に機械的に接続する。棒ねじ248は軸246を通る垂直平面に関して棒ねじ38と対称である。
図1、2を参照して記載されたように、センサ62のはり部80は、切欠き部244の底部に機械的に接続されている。分岐部224とは違って、伝導体32の他方の端部を電流源58に接続するためのいかなる導電性の通路も、分岐部226は有していない。
図20では、B成分が存在する下で電流が伝導体32を通ったときに、レッグ20、21に働くラプラス力はFで示される。図20では、磁場のB成分が存在する下で電流が伝導体32を通ったときにレッグ18、19に働くラプラス力はFで示される。
装置220は、更に、軸246のまわりを回転するように搭載された、架けられた外側の剛性フレーム252を備える。このフレーム252は、基板6上に架けられたフレーム222を保持する。フレーム252は、X方向に平行な二つのアーム254、255と、Y方向に平行な二つのレッグ258、259とを有する。これらのアーム及びレッグは内側の長方形の貫通凹部(through-recess)262の境界を画定する。
各剛性のアーム254、255はそれぞれ剛性の分岐部264、266を有する。これらの分岐部264、266は軸246に沿ってフレーム252から遠ざかるように延びる。これらの分岐部264、266の先端部は、棒ねじ272、274により、突起部268、269に機械的に接続されている。突起部268、269は基板6に自由度なしで固定されている。
これらの棒ねじ272、274は、棒ねじ38、29と同様に、基板6上の架けられたフレーム252を維持すること、軸246のまわりのフレーム252の回転的な動きだけを実質的に許容することを可能にする。
分岐部266は分岐部200と同様に配置されている。それはそれゆえ二つの互いに向き合う切欠き部30、202を備える。センサ276、278は軸246のまわりのフレーム252の偏位角度を計測するように計画されている。ここでは、センサ276、278はそれぞれセンサ60、62と同じである。図12を参照して記載されたように、それらは互いに向き合うように配置されている。
軸12に沿って延びる棒ねじ280、282によって、フレーム252はフレーム222に機械的に接続されている。棒ねじ280はレッグ258の中点を直接的にアーム18の中点に機械的に接続している。棒ねじ282はレッグ259の中点を直接的にアーム19の中点に機械的に接続している。
この基板6上に架けられたフレーム222を維持し、同時にこのフレーム222が軸12のまわりを自由に回転的に動くようにするために、棒ねじ280、282は用いられる。
アーム254、255のてこの効果によってラプラス力Fを増幅するように、フレーム252及び棒ねじ280、282の構造は設計されている。この目的のために、フレーム10及び棒ねじ38、39を参照して記載されたように、フレーム252及び棒ねじ280、282は作られている。
電気的な通路286は、パッド42に直に接続されていない、伝導体32の他方の端部を、突起部269の先端上に配置された接続パッド288に接続する。電気的絶縁物質でできた層292によって、パッド288は突起部269から電気的に絶縁されている。
ここでは、通路289は、棒ねじ282上、レッグ259上、アーム255上、分岐部266上、棒ねじ274上に連続的に配置されて、そして、パッド288に到達する。この実施の形態では、レッグ258及びアーム254は電気伝導体を有していない。
成分Bが存在する下で電流が伝導体2を流れたときに伝導体2に働くラプラス力Fによって、軸246のまわりのフレーム252の回転変化が促進される。このように、磁場のB成分、B成分の両方を計測するために、コイルを形成する全く同一の電気伝導体が用いられる。このことは装置220の電力消費を著しく削減する。
装置220の異なるセンサに接続され、これらのセンサの信号を成分B、Bの強度の計測値に変換する電子的処理部300を、装置220は更に備える。
装置220の動作は装置2の動作と同じであり、より詳細に記載されることはない。特に、てこの効果によって、装置220はラプラス力Fとラプラス力Fとを同様に増幅することは注目されることができる。
図21は、フレーム252が剛性フレーム312に置き換えられた点を除いて、装置2と同じである装置310を示す。アーム254が省かれ、レッグ258、259の長さが短くされた点を除いて、フレーム312はフレーム252と同じである。分岐部264、棒ねじ272及び突起部268も省かれている。
この装置310は装置220と同じように動作する。
多くの他の実施の形態が可能である。例えば、図20、21に示したように、磁場計測装置は一つ以上の計測軸を備えることができる。このように、計測装置は単一軸又は多軸の装置であることができる。
精度を高めるために、内部が真空になった箱に、前述した各装置が封入されることができる。これは機械的なシステムのQ値(quality factor)を特に高める。しかしながら、このことは、適用例及び望まれる感度に依存し、義務的に必要ではない。
関係する実施の形態にかかわらず、電気伝導体は一巻きだけを形成することができるし、逆に電気伝導体は複数巻きを形成することができる。
電気伝導体を流れる電流は必ずしも交流ではない。変形例としては、それは時間に対して非正弦曲線状に変化する電流であり、又は、それは正負符号が決して変化しない直流であることもできる。
同様に、てこの偏位角度の振幅を計測するセンサが異なるように搭載されるべきであることも必要ではない。このように、単純化された変形例では、装置は、てこの偏位角度を計測するためのたった一つのセンサを有している。
抵抗計は、例えば、ホイートストンブリッジのような電気的な抵抗値を計測するためのどのような手段によっても置き換えられることもできる。
共振歪ゲージが使われるときは、はり部を共振させてこのはり部の振動数を計測するために、全く同一の電極が用いられることができる。
容量計は、共振歪ゲージのはり部の振動数を計測するためのどのような手段によっても置き換えられることができる。
変形例として、軸12及び軸246は互いに垂直ではない。しかしながら、これらの二つの軸はどちらも互いに平行ではない。
外側の剛性フレーム252は、中央の凹部262のまわりに巻かれた電気伝導体を備えることができる。この場合には、好ましくは、この伝導体は電気伝導体32と直列に接続されて、通路286に置き換わる。
電気伝導体32は、それが外側のフレーム252を備えているときでさえ、棒ねじ248により電力を供給されることができる。この場合に、電気的な通路286は省かれる。
フレーム10、222又は252の偏位角度は、架けられたはり部を備えたセンサ以外の手段により計測されることができる。例えば、偏位角度は次の論文に記載された容量センサにより計測される。
J. KYYNARAINEN, "A 3D micromechanical compass", Sensors and Actuators A, volume 142, pages 561 to 568, 2008.
図11を参照して記載された共振歪ゲージは、ここで上記された他のすべての実施の形態において、歪ゲージセンサの代わりに用いられることができる。
多くの他の実施の形態のヒンジが可能である。例えば、番号FR1161487で2011年に出願された特許出願で記載されたように、棒ねじは作られることができる。ヒンジは棒ねじを用いることなく作られることもできる。例えば、Z方向に柔軟で、回転軸の両側で互いに向き合うように配置された二つの柔軟な水平の細片は、ヒンジを組み立てるために用いられることができる。
他の実施の形態において、棒ねじ38の厚さe38は、Z方向において、分岐部24の厚さeCRよりも少なくとも2、5又は10倍小さい。
好ましくは、切欠き部28のような切欠き部の底部は、このフレームの回転軸を通るフレーム平面に垂直な平面に含まれる。
図21を参照して記載されたように、ここで上記された全ての実施の形態では、動くフレームは単一のヒンジにより基板上に架けられることができる。
動くフレームの重心を軸12から遠ざけるために、動くフレームにおもりが追加されることができる。その際、動くフレームは加速度に対して感度を有するようにされる。そして、計測信号から例えば1000Hzより小さいのすべての周波数成分を除外するように処理部がプログラムされる。そして、フィルタをかけられた信号は、計測された磁場の成分の強さを決定するために用いられる。同じ信号は、1000Hzより大きいすべての周波数成分を除外するために並行してフィルタにかけられることができる。このフィルタ信号はそして動くフレームが受ける加速度を計測するために用いられる。おもりは、フレームの一つのレッグ上のY方向の物質の突起であることができる。この場合に、フレームはZ方向に平行な加速度に感度を有するようにされる。おもりは、軸12を通るフレーム平面に垂直な平面に配置された物質の突起であることができる。この場合には、フレームはY方向に沿った加速度に感度を有するようにされる。
もしも伝導体がたった一巻きを形成するならば、フレームの中央の凹部は省かれることができる。
他の変形例では、歪センサのはり部は、基板6に固定された一方の端部と、動くフレームの一つのアームの下の面に直に固定された他方の端部との間を、Z方向に平行に延びる。

Claims (14)

  1. ラプラス力を用いた磁場計測装置であって、
    この装置は、
    基板平面と呼ばれる平面に実質的に拡がる基板(6)と、
    第1のフレーム平面と呼ばれる平面に実質的に拡がり、基板上に架けられた第1の剛性フレーム(10、222)と、
    この第1のフレームは基板に関して基板平面と平行な第1の回転軸(12)のまわりで回転の動きができ、
    第1の剛性フレームは中央の貫通凹部(14)を有し、
    第1の剛性フレームに自由度なしで固定された固定電気伝導体(32)と、
    この伝導体は第1のフレーム平面に垂直な巻き軸のまわりに巻かれており、
    剛性フレームを基板に機械的に接続する少なくとも一つの第1のヒンジ(38)と、
    このヒンジは、電気伝導体の第1の端部と、基板にしっかりと取り付けられた第1の接続パッド(42、192)とを電気的に接続する第1の電気的な通路(46)を有し、
    電気伝導体の第2の端部を、基板にしっかりと取り付けられた第2の接続パッド(52)に電気的に接続する第2の電気的な通路(46)を有し、第1の剛性フレームに機械的に接続された第2のヒンジ(39、248)と、
    回転軸のまわりの第1の剛性フレームの偏位角度の振幅を示す物理量を計測することができる少なくとも一つの第1のセンサ(60、62、152、154)と
    を備え、
    第1のヒンジ(38)及びその第1の通路(46)は、第1の剛性フレームの中央の凹部(14)の内側に配置され、
    第2のヒンジ(39、248)及びその第2の通路(46)は、第1の剛性フレームの中央の凹部(14)の外側に配置される
    ことを特徴とするラプラス力を用いた磁場計測装置。
  2. 第1のセンサ(60、62、152、154)は歪センサであり、
    このセンサは、
    第1の端部が直に第1の剛性フレームに固定され、第2の端部が自由度なしで基板に固定されたはり部(64、80、160)
    を有し、
    第1の端部は第1の回転軸から0でない距離dで第1の剛性フレームに固定され、
    この距離dは第1のフレームの厚さの少なくとも2倍小さく、
    このはり部の厚さは第1の剛性フレームの厚さの少なくとも2倍小さい
    請求項1記載の装置。
  3. はり部は、基板平面に平行で回転軸を通る平面の下に、完全に配置されている
    請求項2記載の装置。
  4. 第1の剛性フレーム(10、222)の重心は、第1のフレーム平面に垂直で第1の回転軸を含む平面に、含まれる
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 第1の剛性フレームは、第1の回転軸に沿って延びる少なくとも一つの剛性の横方向の分岐部(24、26、200、224、226)を有し、
    はり部(64、80、160)は基板上に架けられたはり部であり、
    このはり部は、基板平面に平行な平面に実質的に存在する第1の回転軸に対して、垂直に延び、
    はり部の第1の端部は、
    第1の回転軸を通り基板平面に平行な平面の、断然上か、断然下に配置され、
    横方向の分岐部に直に固定されている
    請求項2乃至4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 横方向の分岐部は、第1の回転軸に垂直で底部まで延びる切欠き部(28、30、202、28、244)を、有し、
    はり部の第1の端部はこの底部に自由度なしで直に固定されている
    請求項5記載の装置。
  7. 第1の剛性フレームは、
    第1の剛性フレームを貫通する中央の凹部(14)の両側に配置され、平行な、第1の剛性のアーム及び第2の剛性のアーム
    を有し、
    第2のヒンジ(39)は第1の剛性フレームを基板に機械的に接続し、
    第1及び第2のヒンジはそれぞれ第1及び第2のアームに直に機械的に接続される
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 第1の接続パッド(192)が第1の剛性フレームの外側に配置され、
    装置が、
    第1の剛性フレームの下を通り、第1のヒンジ(38)の第1の電気的な通路(46)を、剛性フレームの外側に配置され基板にしっかりと固定されたこの接続パッド(192)に電気的に結合する、電気的な通路(198)
    を有する
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 装置は、
    実質的に平面に拡がり、基板上に架けられた第2の剛性フレーム(252、312)と、
    この第2の剛性フレームは、基板に関して、基板平面に平行で第1の回転軸(12)に平行でない第2の回転軸(246)のまわりで回転の動きができ、
    この第2の剛性フレームは、内部に第1の剛性フレームが収容される中央の凹部(262)を有し、
    第2の剛性フレームを基板に機械的に接続する、少なくとも一つの第3のヒンジ(272、274)と、
    第2の回転軸のまわりの第2の剛性フレームの偏位角度の振幅を示す物理量を計測することができる、少なくとも一つの第2のセンサ(276、278)と、
    基板上に架けられ、一方の側で第1の剛性フレームに固定され、他方の側で第2の剛性フレームに固定される、第2のヒンジ(282)と、
    この第2の架けられたヒンジは、第1の回転軸のまわりの第1の剛性フレームの回転を許容し、基板上に架けられた第1の剛性フレームを維持するように形づくられている
    を備える
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 巻き軸が中央の凹部を貫通する
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 回転軸のまわりの剛性フレームの回転を可能にする各ヒンジは、この回転軸に沿って延びる棒ねじを有し、
    この棒ねじは、この剛性フレームの回転の間、実質的にねじれるように変形されるように形作られている
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 複数巻きのコイルを形成するために、電気伝導体(32)が第1の巻き軸のまわりを複数回巻かれる
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載の装置。
  13. センサのはり部(64、80)は圧電物質でできており、
    センサは、剛性フレームの回転に対応するはり部の抵抗値の変化を示す物理量を計測することができる手段を有する
    請求項2記載の装置。
  14. センサは、
    はり部(160)を振動させることができる電極(168)と、
    はり部の振動を計測するための、他の電極(176)又は同じ電極と、
    はり部の振動数を示す物理量を計測することができる手段(178)と、
    このはり部の機械共振周波数に対して、はり部の振動数を自動的にスレーブさせることができる、電極に電力を供給する電源と
    を有する
    請求項2記載の装置。
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