JP2015531616A - 旅客輸送機関に搭載される、空気を殺菌するためのシステム及び方法 - Google Patents

旅客輸送機関に搭載される、空気を殺菌するためのシステム及び方法 Download PDF

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クリスティーナ オルトラン,
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エムエージー エアロスペイス インダストリーズ, エルエルシィ
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Abstract

本発明の実施形態は、概して、空気の衛生及び滅菌に関し、特には、航空宇宙用の空気の衛生及び滅菌に関する。より詳細には、(a)入口、出口、及び、内部反応面を含む反応チャンバと、(b)前記反応チャンバの内部に配置された空気流空間と、(c)前記反応チャンバの内部に配置された、少なくとも1以上の紫外線発光ダイオードと、(d)前記内部反応チャンバ面上の光触媒酸化コーティングとを備え、前記入口が空気流入源と協働するように構成されており、且つ、前記出口が空気分配装置と協働するように構成されている、空気処理システムを開示する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年7月16日に出願された「紫外線光及び酸化/反応性分子種を用いた、空気を滅菌するためのシステム及び方法」(Systems and Methods for Disinfecting Air Using Ultraviolet Light and Oxidative/Reactive Molecular Species)と題された米国特許仮出願第61/671,902号の優先権を主張し、この出願の全開示内容を援用して本文の記載の一部とする。
本発明の実施形態は、概して、空気の衛生及び滅菌に関し、特には、航空宇宙用の空気の衛生及び滅菌に関する。
商用機関(乗物)は、一般に、1回の運行につき数十人〜数百人の人々を乗せて運ぶことができる。このような多数の人々が閉鎖された空間にいると、細菌又はその他の病原菌が増殖する危険性があり、これが、乗客及び/又は設備に悪影響を与えることがある。従って、航空機及びその他の旅客輸送機関では、キャビンの空気を浄化する必要があり、また、ある種の燃料電池(例えば、プロトン交換膜燃料電池)(PEMFC)で消費される酸素の供給の衛生も必要である(近年、航空機及びその他の機関での燃料電池の使用が、幾つかの航空電子機器への電力供給のための実行可能な方法として検討されており、また、燃料電池の副生成物を、その他の用途のために配送することも考案されている。これらは、例えば、翼の除氷のための熱、燃料タンク不活性化のための低酸素空気、機内の様々なニーズのための水、及び、その他(これら及びその他の機関搭載用の様々な燃料電池の用途に関する、本出願の譲受人の係属中の特許出願に記載されているような用途)である。)
第1に、キャビンの空気は、化学物質、臭気、病原菌、カビ、及び、揮発性有機化合物(VOC)により汚染されることになる。これらの各々が、航空機に搭乗している人々に対して危険である可能性があり、また、キャビンの狭い閉鎖空間内では、病気の伝染の危険性が高まる。第2に、病原菌が燃料電池システム内に繁殖した場合、バイオフィルム又はその他の生物学的分解が生じることがあり、システムの性能の低下、又は、故障も生じさせることがある。また、この問題は、民間航空機において、さらに深刻である。民間航空機では、運行と運行の間、メンテナンス又はその他の修理のための、多数回且つ/又は長期間の非稼働期間が生じ、その結果、病原菌の成長が、かなり長い時間にわたり野放し状態になる。乗客の健康、及び/又は、航空機に搭載されている設備の動作健全性を保護するために、細菌及びその他の病原菌の拡散を抑制することを実行し得るシステムが望ましい。
キャビン空気の浄化に関し、この空気は、単純なUV源、又は、紫外線への曝露時に酸化種を生成する材料と併用されるUV源を用いて浄化されることができる。酸化種は、空気中の病原菌(細菌、ウイルス、及び、揮発性有機化合物(VOC)を含む)を、これらの菌との接触時に不活性化できる。別の空気浄化システムは、高性能(High Efficiency Particulate Air)(HEPA)フィルタである。しかし、このフィルタは微粒子を除去できるだけである。HEPAフィルタは、その他のいずれのタイプの汚染物質にも対応できない。
従って、本発明の出願人は、キャビン空気を空気浄化モジュールに通して再循環させることにより浄化できる空気清浄装置を設計した。本明細書中に記載される空気浄化モジュールは、キャビン空気を衛生処理することが可能であり、これは、既存の技術を用いては首尾よく行われない。従って、この新規の空気清浄装置は、航空機キャビンに見られる現在の空気濾過システムよりも一層多様な汚染物質群を空気から除去することができる。さらに、この新規の技術は、空気の衛生処理のために、化学物質も、いずれの有毒物質も使用せず、これは、飛行機の乗客にとって最善の利点となる。
また、本発明は、有益な空気浄化を燃料電池、例えばプロトン交換膜燃料電池(PEMFC)に提供することができる。PEMFCは、水素と酸素が供給されると電気を発生させることができる。しかし、この反応は、副生成物として水も生成し、水は収集されて携帯用水を含む様々な目的に用いられることができる。飲料水を、航空機内で、水素源(例えば水素タンク)及び酸素源(例えばキャビン空気)を用いて生成するような場合、キャビン空気を直接使用するならば、飲料水は、キャビン空気からの複数の様々なタイプの病原菌、臭気、カビ、及びVOC(揮発性有機化合物)により汚染される可能性がある。キャビン空気から得る酸素が、水を生産する反応の基本的な部分であるため、生成される水を、飲用及び/又は洗浄用に使用できるように水を浄化することが重要である。また、空気からの汚染物質が燃料電池に取り込まれないことを保証するために、不純物を除去した酸素リッチ空気を燃料電池に配送することも重要である。この問題を解決するために、空気浄化システムを実施することができ、その結果として、得られる水の生成方法を、いかなる汚染物質からも保護することができる。
空気浄化モジュールシステムの一実施形態の側方斜視図である。
空気浄化モジュールの上方断面図である。
別の空気浄化モジュールの上方断面図である。
LEDUV光源の一実施形態の斜視図である。
LED部品及び反射器を有する反応チャンバの一実施形態の上方断面図である。
LEDアレイを有する別の反応チャンバの側方斜視図である。
図1の空気浄化モジュールシステムの分解斜視図である。
モジュール型の処理システムに接続して用いられるための下部キャップの一実施形態の上面図及び切り取り斜視図である。
UV電球を固定するための三脚システムを有する処理システムの上方断面図である。
図8の空気浄化モジュールシステムの側方断面図である。
空気浄化モジュールが組み込まれたエアダクトの側方斜視図である。
燃料電池への配送前に空気浄化モジュールを通す空気流処理の概略図である。
本明細書に記載する空気浄化モジュールは、完全な航空機システムの一部として、キャビン及び/又は燃料電池のための空気の濾過及び衛生性能をもたらすように用いられ得る。この空気浄化モジュールは、航空機の既存の空気清浄技術に、反応室内に酸化種を収容し、且つ/又は、酸化種を対象雰囲気中、例えば、航空機のキャビン又はPEMFCの空気源、に分散させることによって変更を加えたものである。また、先行技術の空気浄化は、一般的にUVランプを用いるが、本発明のシステムはUVLEDアレイを用いる。UVLEDアレイは、微調整可能なUV波長のスペクトルを発生させる能力を有し、これにより、より広範な汚染種をターゲットにする。また、本発明の空気浄化モジュールには、モジュール面上に、有益な反応性コーティングが設けられている。また、この空気浄化モジュールは、有害な化学物質及び有毒物質を用いずに空気を浄化し、それにより、多くの空気衛生化製品に代わる安全な代替物となる。
本明細書に記載する幾つかの実施形態は、水を処理するために利用されている現今のモノグラムシステム(Monogram System)技術に変更を加えて適合させている。水処理システムの詳細は、米国特許公開公報第2012/0051977号にて提示されており、この開示の全内容を援用して本文の記載の一部とする。本明細書にて提示される適合及び修正により、そのシステムを、空気の衛生化、浄化、処理のために用いることを可能にする。図1は、航空機キャビン及び/又はプロトン交換膜燃料電池のための空気処理システム10の一実施形態を示す。示されている実施形態において、空気が入口18を通って入り、出口20から出ていく。この実施形態は、紫外線(UV)源を組み込んでおり、また、光触媒酸化(PCO)コーティングが、内部の反応チャンバ面上に設けられている。このPCOコーティングは、UV光と相互作用してラジカル酸化種を生成し、ラジカル酸化種は、反応チャンバの内面に吸着された病原菌、反応チャンバの空間内の常在病原菌、及び、装置の空気流内を移動している病原菌を破壊することができる。UV光が光触媒と相互作用するため、UV源と光触媒とは互いに近接して配置される。PCOコーティングは、複数の異なる光触媒面から形成されることができる。最も一般的に用いられ且つ有効なPCO材料は二酸化チタン(TiO)である。TiOは、非毒性で、ヒドロキシラジカル及びスーパーオキシドラジカルの強力な源であることが示されている。これらのラジカルが生成されるとき、空気中の汚染物質と直接反応して汚染物質を破壊する。
図2を見ると、PCOコーティング13が反応チャンバ12の内面に付与されている。このコーティングは、この内面に直接付与されても、或いは、図3に示されているように、内面からの突出部42に付与されてもよい。このような突出部42は、空気の乱流を誘発し、且つ表面積を増大させるために用いられ、フィン42と称されることもある。乱流誘発フィン42は、空気流空間22の内部に配置されており、乱流を誘発し、システム内の空気を撹拌することを意図されている。また、UVランプの石英管又はその他の覆いが、これらのフィン又は歯の上に載置されて支持されてもよい。
別の実施形態では、PCOコーティングを直接用いていない。その代わりに、TiO又はその等価物から成る光触媒コーティングに、銀、銅及びロジウムを追加ドープしたものを用いる。この実施形態において、システムは、ヒドロキシル、スーパーオキシド、過酸化水素、及びオゾンのラジカル種を対象領域内に放出する。これは、システムを、上記の直接的なPCOシステムと比較して、より活性にすることができる可能性がある。なぜなら、ラジカル種が、反応チャンバにおいてではなく、対象となるポイント、例えば、航空機キャビン又はPEMFC空気源にて汚染物質を攻撃するからである。一実施形態において、コーティングは空気流に反応して反応種をターゲット雰囲気中に放出し、この雰囲気中で反応を実行する。別の実施形態において、装置は、中央循環ポイントに、又は、空気分配ポイントに配置され得る。
図示及び記載される構造的特徴は、全て、同時係属中の出願第12/872,420号(公開番号第2012/0051977号)に図示及び記載されており、この出願の全開示内容を援用して本文の記載の一部とする。本発明者は、ポイントオブユース(point-of-use)水処理システムを、キャビン空気の殺菌に利用するように変更した。これは、流路内部に反応コーティングを施し、インタフェースポイントを航空機環境の制御システムに適合させ、内部の幾何学的形状を、空気流との接触時間を最大化するように最適化したことによる。図示及び記載されているシステム10は、空気処理システムとして利用されるための自己充足型ユニットとして、概ね構成されている。
ここで、図1に示したシステムの個々の特徴について説明する。反応チャンバ12が、1以上の殺菌UV光源14を含み、UV光源14は、典型的に、スリーブ16内部に収容されている(スリーブ16は、典型的には石英スリーブであるが、別のスリーブの選択も本発明の範囲内にあり、これらに関しては、以下に、より詳細に説明する)。空気が、処理システム10に底部入口18から入り、以下に説明するように、チャンバ12内を通過し、上部出口20を通って出ていき、即時に使用可能である。入口18及び出口20は、本質的に、ほぼ管状又は環状である。
一実施形態において、入口18は、空気源(例えば、エアタンク又はキャビンのダクトエア)に、ほぼ流体連通しており、チャンバ12に空気を配送するように構成されている。出口20は、チャンバ12から外側に延在し、出口20の自由端は、空気分配装置、例えば、空気をエンドユーザに配送するための通気口(ベント)、又は、空気をプロトン交換膜燃料電池に配送するための入口弁に流体連通している。例えば、システム10を、キャビンのエアダクト内に配置することが可能であり、空気は能動的又は受動的に浄化されることができる。同様に、装置を、キャビンの空気をPEMFC内に入れるための入口管内に、これもまた能動的又は受動的に配置できる。
図2に示されている実施形態において、チャンバ12に入った空気は、チャンバ12のほぼ中央に配置された空気流空間22を通って方向付けられる。空気流空間22は、典型的には環状の管であるが、任意の適切なチャネル又は形状を設けてもよいことが理解されよう。この例において、UV光源14は、空気を処理するために、ほぼ空気流空間22内に配置されている。空気流空間22内部に配置されたUV光源14は、スリーブ16(別のオプションに関しては、以下に説明する)によりほぼ保護されている。処理される空気が空気流空間22に入り、UV光源14及びスリーブ16の外側を取り囲む。チャンバ壁12の内部は、UV光に接触したときにラジカル酸化種を生成するように、PCOコーティング13、又は、PHI/REME若しくはその等価物により覆われている。
或いは、図3に示されている実施形態において、チャンバ12に入った空気は、チャンバ12のほぼ中心に配置された空気流空間22を通って方向付けられる。また、1つ若しくは又は2つ(又はそれより多数)のUV光源14が、空気を処理するために、チャンバ12内の空気流空間22の各側に沿って配置され得る。2つのUV光源14が図示及び記載されているが、1つのみ、或いは2つより多数のUV光源も用い得ることが理解されよう。チャンバ壁の内部42は、UV光に接触したときにラジカル酸化種を生成するように、PCOコーティング又はPHI/REME若しくはその等価物により(少なくとも部分的に、そして、幾つかの場合には、ほぼ完全なコーティンで)覆われるべきである。
これらの反応チャンバの実施形態のいずれにおいても、1以上の反射器24がチャンバ壁部26の付近に又は接触して配置され得る。これは、光反射を補助して処理を促進するためである。反射器24は、着脱可能なスリーブであっても、又は、チャンバ12内側のライナであってもよく、任意の適切な反射材料(金属、非金属を問わず)からつくられ得る。例えば、例示的な反射器は、セラミック若しくはポリマーからつくられることができ、又は、セラミック若しくはポリマーのコーティングを有することができ、或いは、特に、高光沢仕上げのポリマーコーティングを有し得る。その他の反射器として、陽極酸化アルミニウムを基材とする反射器(上記のコーティングを有しても有さなくてもよい)もあり得る。一実施形態において、陽極酸化コーティングを設け、このコーティングの少なくとも一部を、導電性を得るように剥ぎ取って、安全のためにユニットを接地させることが可能である。すなわち、反射器を、導電ポイントを確立するためにエッチングできる。高光沢仕上げを用いる場合においても、接触ポイントを確立するためにエッチング部が存在し得る。反射器の総合的な目的は、UV光をシステムに、可能な限り多く反射させることである。
UV光源14は、一般的にUVランプと称される。UVランプは、典型的に、ランプを保護して光の反射を補助するために、スリーブ16により取り囲まれている。UV光源14は、任意の適切なUV光源、例えば、低圧UVランプ若しくは高圧UVランプ、標準的なUV電球、又は、本明細書中に記載するような発光ダイオード(LED)源であり得る。光源は、空気がフローチャンバを通過するときにUV線が空気流中に受け入れられて吸収されるように取り付けられる。UVエネルギーが細菌及びウイルスの繁殖メカニズムにより吸収されるとき、遺伝物質(DNA/RNA)の再配列が、これらの菌がもはや複製できないように行われ、細菌を死滅させて疾病の危険性を排除する。こうして、UV処理は、殺菌用の化学物質を加えずに空気を殺菌する。
好ましい実施形態において、UV光源は、1以上の発光ダイオード(LED)30として設けられ、LED30は、殺菌波長を有する光を処理される空気に放射できる限りにおいて、反応チャンバ内のいずれの場所にも配置される。UV光源は、スペクトル効果を生成するように異なる波長で放射するクラスタを有するLEDのアレイであってもよい。LEDは、空気流の内側に(図2に示されている構造と類似の構成で)配置されても、又は、空気流の外側に(図3,図5A及び図5Bに示されているように)配置されてもよい。総合的な目的は、流路内の空気をUVLED波長に曝露することである。LEDが空気の周囲又は空気中に配置されることを可能にするいずれも幾何学的形状も本発明の範囲内にあるとみなす。
例えば、図5Aに示されているように、UV光源は、1以上の発光ダイオード(LED)ユニット28のセットとして設けられ得る。LEDユニット28の一例が図4に示されている。LED30自体が、紫外線範囲の光を放射するように製造されている。LED30は、個々のLED30として、チャンバ壁部26上に直接、様々な位置に配置されて設けられてもよく、又は、空気流空間22上に、若しくは空気流空間22に対向して設けられても、或いは、図示されているように、ユニット28上に配置されてもよい。ユニット28上に配置される場合、ユニット28の1以上の側部に、UV光がより効率的に放射されるように反射面32を設け得る。
UVLEDを、任意の所望の構成で配置し得る。一例は、図5Aに示されているようなボックス状の構成であり、これは、図4のL字状のユニットを2つ用いることにより形成される。図示されているL字状の実施形態において、パネル34の一方又は両方に反射面32を設け得る。特定の用途の1つにおいて、ユニット28は、空気流空間22周囲にボックス状ユニットを互いに形成するような角度で配置され得る。
別の構成も可能であり、本発明の範囲内にある。例えば、L字状のLEDユニット28及びボックス状の構成を示したが、任意の適切な形状のユニットも用いられ、本発明の範囲内にあるとみなされることが理解されよう。例えば、ユニット28を、円筒状又は部分的に円筒状のユニット(例えば、管状ユニット、円形、環状、若しくは長円状のユニット、又は、半円状のユニット、部分的に分離された2つの半分の部分)として設けても、或いは、正方形若しくは矩形のユニット、単一のパネル、3面三角形状のユニット、真直な又はカーブ形状、又は、任意のその他の適切な形状のユニットとして設けてもよい。また、LED30は、図4において2列で設けられるように示されているが、LEDがシステム内の空気を処理できるのであれば、より少数又はより多数の列を設けてもよく、或いは、LEDを、ランダムパターンで、1以上のパネル34に沿って、チャンバの内壁に沿って、空気流空間22に沿って、又は、チャンバ12内のその他の任意の適切な位置に散在させてもよいことが理解されよう。
図示されている特定の実施形態において、ユニットの設計は、UVLEDのL字状のアレイ、及び、対応するL字状の反射器を有し、これらは、UV光を放射し、処理されるべき空気に向けて光を反射させる。UVLED及び反射器ユニットは、構成部品として用いられてもよい。この配置構造は、空気流量を最大にするために、より大きい石英スリーブを用いることを可能にする。すなわち、UVアレイを空気流空間の外側に配置すると、空気のための、より大きい通路が提供される。これは、空気路をより大きくすることを可能にし、従って、より多くの空気が、流路を通るたびに処理されることを可能にする。
空気流/反応チャンバ内に嵌め込まれたUVアレイを有する別のUVLED装置が図5Bに示されている。この実施形態において、LEDは、2つの平坦なパネル上に、焦点の中心を均等に照射するように間隔をあけて配置される。別法として、LEDを、図5Bに示されているように、湾曲したパネルの凹状の側部上に、焦点の中心を均等に照射するように間隔をあけて配置する。湾曲(曲率)は、LEDから照射された光がターゲット媒体に集光することを可能にするような設計であり得る。しかし、その他のLED構成も可能であり、本発明の範囲内にある。LEDのアレイを、TiO層又は別の光触媒によりコーティングでき、これにより、PCO反応を空気流のすぐ近くで生じさせることができる。これは、病原菌をより近い距離から照射し、且つ、PCOを生じさせるための表面積をより大きくするという、二重の利点をもたらす。
一実施形態において、入口18は、少なくとも1つのベンド36、カーブ、又は、非線状の形状をその長さに沿って有する部分を有して構成され、これにより、反応チャンバ12内に収容されているUV光源への視線を防止する。出口20も、少なくとも1つのベンド38、カーブ、又は、非線状の形状をその長さに沿って有する部分を有して構成され、これにより、反応チャンバ12内に収容されているUV光源への視線を防止する。この設計のベンド36,38(又は、カーブ若しくは非線状の部分)は、入口18若しくは出口20に直接接触するか、又は、それ以外の場合に眼を入口18又は出口20付近に近づける可能性のあるメンテナンス人員、或いは、その他誰でもが、UV光に直接晒されることから保護することを主に意図されている。ベンド36,38は、UV光源が直接目視可能であることを防止し、光を屈折させて、入口部及び出口部に沿って様々な経路で進ませる。
システム10は、典型的に、最小数の部品により提供され、また、幾つかの実施形態において、図6に示されているように、モジュール構造を有する。モジュール構造は、メンテナンス及び交換の容易性を高める。一実施形態において、モジュール構造は、3つの主要部品により提供され、これらは、入口18を含む着脱可能な下部キャップ44と、反応チャンバ12と、出口20及びランプハウジング48を含む着脱可能な上部キャップ46とである。しかし、モジュール部品を、所望のように別様に提供し得ることが理解されよう。着脱可能な下部キャップ44及び着脱可能な上部キャップ46がもたらすモジュール性により、より容易なクリーニング、メンテナンス(例えば、分解及び再組立)、並びに、UVランプへのアクセスが可能になる。キャップは、任意の適切な機構、例えば、ねじ締め、ボルト締め、クランプ、又は、その他の任意の固定手段により、チャンバ12に固定され得る。
図7に示されているように、空気入口18は、1以上の乱流誘発フィン42を有し得る。図示されている特定の実施形態において、フィン42は下部キャップ44の内側に設けられており、空気流空間22に入る空気に乱流を導入することを意図されている。空気の撹拌を生じさせて渦を生成することが、空気中の分子の循環、及び、UV光がシステム内の空気の全てにわたり配分されることを保証することを助長する。また、乱流は、空気を空気流空間22内に、より長い時間維持し、接触時間を長くすること可能にする。フィン42は、UVランプを支持するというさらなる(又は別の)機能を提供し得る。一実施形態において、フィン42は、図8及び図9に示されているように、キャップ44の側部に固定される。この特徴において、フィン42は、乱流を生成し、同時にUV光源の支持もすることで、2つの機能を提供する。一実施形態において、1以上のばねを、三脚に、典型的には三脚の基部に関連付けることが可能であり、ばねは衝撃を吸収し、また、スリーブ及びUV光源の自由端を支持する。実際、三脚/ばねの組合せは、UV光源を振動から隔離することを、衝撃をUVランプに伝達するのではなく、可能性のある衝撃を吸収することにより補助する。
UV空気殺菌システムは、環境制御システム(ECS)と連通されることになり、それにより、オペレーションが調整され、電力が節約される。ECSに電力を供給され、全能力で動作する場合、例えば、フライト中又は地上にある間の高活動期間、UV光源が点灯され、空気が、顧客又は乗客への分配前に、ユニット内のPCOコーティングとの接触時に殺菌されることになる。ECSがフルパワーより低いパワーで動作する場合、UV空気殺菌システムは、ECSから信号を取り込み、UV光強度を微調整して、殺菌のための適切な紫外線量を与えることになろう。このシステムは、ECSが作動していないとき、例えば、夜間の航空機運転停止時などに停止されることになる。
処理モジュールのための異なる制御機構を必要とするような幾つかのHVAC(冷暖房空調)システムの特徴があろう。例えば、モジュールが常時稼働している場合、必要に応じて「ワンスタイム」(“once time”)エアパスをもたらすことが可能であろう。
図10は、本発明の一実施形態がエアダクトに配置されている様子を示す。この場合、装置は、ラジカル酸化剤を空気流中に放出し、ラジカル酸化剤は、ダクト内の固有の空気流によりターゲットに運ばれる。
以上に記載し図示した構造及び方法に、変更及び修正、追加及び削除が、本発明の範囲又は精神、及び、以下の特許請求の範囲から逸脱せずに行われよう。上記の詳細な説明は、当業者が、これらの最良の形態と見なされ得るものを造り、利用することを可能にするが、当業者は、特定の実施形態、方法、及び、本明細書中に示された例の、変型、組合せ、及び、均等物が存在することを理解し、認識するであろう。
10 空気処理システム
12 反応チャンバ
13 PCOコーティング
14 UV光源
18 入口
20 出口
22 空気流空間
24 反射器
28 LEDユニット
30 LED
34 パネル
36 ベンド
38 ベンド
42 フィン
44 下部キャップ
46 上部キャップ
48 ランプハウジング

Claims (10)

  1. 空気処理システムであって、
    (a)入口、出口、及び、内部反応面を含む反応チャンバと、
    (b)前記反応チャンバの内部に配置された空気流空間と、
    (c)前記反応チャンバの内部に配置された、少なくとも1以上の紫外線発光ダイオードと、
    (d)前記内部反応チャンバ面上の光触媒酸化コーティングとを備え、前記入口が空気流入源と協働するように構成されており、且つ、前記出口が空気分配装置と協働するように構成されている空気処理システム。
  2. 前記入口及び前記出口が、各々、曲部を含み、前記出口の前記曲部が、前記反応チャンバに最も近い第1の出口ベンドと、外側の端部にある第2の出口ベンドとを含む請求項1に記載のシステム。
  3. 前記1以上の紫外線発光ダイオードが前記空気流空間内に配置されている請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記1以上の紫外線発光ダイオードが、前記空気流空間の外側に配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記1以上の発光ダイオードが、前記空気流空間の外側にあるユニット上に配置されている請求項4に記載のシステム。
  6. 前記ユニットが1以上の反射面を有する請求項5に記載のシステム。
  7. 前記ユニットがボックス状のユニットとして構成されている請求項5に記載のシステム。
  8. 前記システムがモジュールである請求項1〜7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記システムが1以上の乱流誘発フィンを備える請求項1〜8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記空気分配装置が、処理された空気をエンドユーザに配送するための通気口、又は、処理された空気を燃料電池に配送するための入口弁を含む請求項1〜9のいずれか一項に記載のシステム。
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