JP2015530954A - 空中で風力エネルギーを生産するためのグライダー - Google Patents

空中で風力エネルギーを生産するためのグライダー Download PDF

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Abstract

本発明は、風(50)から電力を生産するためのグライダー(10)を提供する。グライダーは、翼(14)と、飛行時にグライダー(10)をピッチング、ローリング、およびヨーイングさせるための機載された操縦手段(20,22,24)と、グライダー(10)の絶対位置に関する第1の信号、グライダー(10)の対気速度に関する第2の信号、およびグライダー(10)の加速度に関する第3の信号を提供するセンサー手段(17,17’,18)と、センサー手段(17,17’,18)が提供する信号に基づきグライダー(10)の自律飛行を制御するために操縦手段(20,22,24)に接続された制御装置と、翼(14)が風(50)にさらされた時に生じてテザー(44)を介して地上に移送される揚力を電力に変換するように構成された地上発電機(46)にグライダー(10)を接続するテザー(44)の接続手段とを備える。本発明はさらに、風(50)から電力を生産するためのシステムを提供する。システムは、本発明のグライダー(10)と、地上発電機(46)と、グライダー(10)を地上発電機(46)と接続するためのテザー(44)とを備える。地上発電機(46)は、翼(14)が風(50)にさらされた時に生じてテザー(44)を介して地上に移送される揚力を電力に変換するように構成される。本発明は、風(50)から電力を生産するための、本発明のグライダー(10)の使用方法をも提供する。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、風から電力を生産するためのグライダーに関する。本発明はさらに、風から電力を生産するためのシステムに関する。
風から電力を生産することは、概して、空気力学的プロファイルを有する翼または構造体により達成される。翼または構造体は、風にさらされると揚力を発生させる。その結果、エネルギーが風から取り出され、例えばこの揚力を利用して発電機を駆動することで、エネルギーを電気に変換することができる。例えば公知の風力タービンは、空気力学的プロファイルを有するローターブレードを持つローターを備え、ローターブレードの揚力がローターを回転させる。ローターは電力を生産するために、例えば塔の頂上に配置された発電機に取り付けられる。
地表との間に妨げとなるような作用が少ないことから平均風力がより強くより安定している地上数百メートルを超える高度の風力エネルギー資源を利用するために、空中翼の使用が提案されてきた。これらの概念はしばしば、空中風力エネルギーまたは空中風力エネルギー生産と呼ばれる。
空中風力エネルギー生産の課題のうちの一つは、高高度の風から取り出したエネルギーの地上への移送である。2つの一般的方法が提案されており、一つは空中発電機とそれに続いて比較的重い飛行物体とを提供するものであり、もう一つは地上発電機を提供するもので、その場合、風から取り出したエネルギーを機械的に地上に移送しなければならない。
後者の方法の例は、いわゆるポンピングカイトの概念である。凧の操縦ラインに接続された地上発電機の風下を凧が飛び、凧が発電機から離れるに従いラインを引いて発電機を駆動させる。ラインを回収するために、発電機は凧を引き戻すためのモーターとして駆動される。この段階では、凧はラインをより弱く引くように操縦されるため、凧を引き戻すための電力消費が、その前に凧がラインを引いて生じた電力を下回る。
本発明の基本的な課題は、空中翼を用いて風から電力を生産することであり、その際、特に総合的なエネルギー生産量が上述の従来技術に対して改善される。
本発明において、この課題は風から電力を生産するためのグライダーにより解決される。グライダーは、翼と、飛行中のグライダーのピッチング、ローリング、ヨーイングのための機載された操縦手段と、グライダーの絶対位置に関する第1の信号、グライダーの対気速度に関する第2の信号、グライダーの加速度に関する第3の信号を提供するセンサー手段と、センサー手段が提供する信号に基づきグライダーの自律飛行を制御するために操縦手段に接続された制御装置と、翼が風にさらされた時に生じてテザーを介して地上へ移送される揚力を電力に変換するように構成された地上発電機にグライダーを接続するテザーの接続手段と、を備える。
本発明に関するグライダーまたはセールプレーンは具体的には固定翼機であり、とりわけプロペラやジェットエンジンといった推進手段を持たず、機載された操縦手段がグライダーの縦軸、横軸、および垂直軸を中心とする全飛行操縦性を可能にする。本発明に関して、これら3つの基本軸はデカルト座標系を形成し、座標系の原点はグライダーの重心に画定される。
一般的に言えば、直線水平飛行に関して、縦軸は運動の方向に関連し、垂直軸は揚力の方向に関連し、横軸は本質的には水平でデカルト座標系を完成させる。
グライダーは例えば、胴体および主翼を備える。主翼は翼を構成し、または翼を備える。この構成において、縦軸は胴体に対して本質的には平行であり、横軸は主翼に対して本質的には平行であり、垂直軸は縦軸および横軸の両方に垂直である。当業者であれは、グライダーを基本軸の適切な定義を有する別の航空機構造、例えば全翼機とすることができることを理解するであろう。
本発明に関して、ローリングはグライダーの縦軸周りの回転を指し、ピッチングはグライダーの横軸周りの回転を指し、ヨーイングはグライダーの垂直軸周りの回転を指す。
グライダーは、剛性を伴う空気力学的プロファイルまたは翼を有する固定翼のために、空力的抵抗または抗力が小さく、空力的揚力が大きいという利点を持つ。風から効率的に取り出されたエネルギーは揚力および抗力、特にいわゆる揚抗比に大きく依存するため、このことは特に有益である。
本発明のグライダーのセンサー手段および制御装置によって無人飛行が可能になり、グライダーの総重量が軽減される。従って、翼が生み出した総揚力のうちのより多くを電力生産に利用することができ、そのため総合的なエネルギー生産量が増加する。
グライダーの安全性向上のために、接続手段は特に、グライダーに対するテテザーの接続が取り外し可能であるように設けられ、テザーはグライダーを地上発電機に接続しているか、接続するように設けられる。
特にエネルギー生産段階に揚力を最大にするため、および復帰段階にテザーの牽引を最小にするために、センサー手段および制御装置は飛行の自動最適化をも可能にする。また、復帰段階の飛行を最小継続時間に最適化することができる。
本発明に関して、特定のパラメータに関する信号は、特に、飛行中に継続的にまたは繰り返し測定されて特定のパラメータの決定を可能にする測定値または一連の測定値である。
グライダーの位置は特に、地面に対する絶対位置であり、例えば世界座標内に、すなわち経度、緯度、および標高により与えられる。
位置に関する信号は例えば、グライダーの対地速度であり、それにより既知の初期位置から、グライダー位置の反復測定が可能になる。対地速度は特に、地面に対するグライダーの運動または速度である。
本発明の好ましい実施形態において、センサー手段は第1の位置センサー、特にGPSセンサー、すなわち公知の全地球測位システムの基準に合ったセンサーを備える。位置センサーは特に、反復位置測定よりも大抵正確である絶対位置の直接測定信号を提供する。当業者であれば、位置センサーを、例えばガリレオ計画などのいかなる衛星測位システムの基準に合ったセンサーとすることもできること、またはレーダーなどの他のナビゲーション技術に基づくものとすることができることを理解するであろう。
好ましくは、センサー手段は第2の位置センサー、特にGPSセンサーを備え、第2の位置センサーは第1の位置センサーまで所定距離だけ離れたところに位置する。これにより第1の位置センサーと第2の位置センサーとの間の仮想ラインの向きの測定が可能になり、世界座標系に対するグライダーの向きが与えられる。
対地速度と対照的に、対気速度は周囲空気に対するグライダーの運動または速度である。特に風があるために、対気速度は一般に対地速度とは異なる。しかしながら、対気速度は対地速度と風速、すなわち地面に対する空気の速度とから導き出すことができ、対地速度は例えば時間に伴うグライダーの位置の変化から決定することができる。
センサー手段は、気速度センサー、特にピトー管を備えることが好ましい。ここで、対気速度に関する信号は直接測定信号であり、一般に対地速度と風速とからの対気速度の間接測定よりも正確である。
ピトー管は、圧力差、例えば飛行方向の空気圧(動圧)と飛行方向に垂直な方向の周囲空気圧(静圧)との間の差の測定に基づく、航空機の速度測定用の公知の機器である。
例えばピトー管は、航空機の縦軸に沿う向きに、先端の穴と側面の穴とを有する円筒管を備え、2つの穴は内部通路を介して差圧センサーに接続される。
好ましくは、対気速度センサーは対気速度方位センサー、特にマルチチャンネルピトー管である。例えば、上述の動静差圧に加えて左右差圧および上下差圧が測定される。
例えば、マルチチャンネルピトー管は、航空機の縦軸に沿って配向された、半球体形の先端を有する円筒管を備える。その管は、先端に、動圧を測定するための5つの穴と、管の側面に、静圧を測定するための少なくとも1つの穴とを有する。静圧測定用に、複数の穴、例えば管の側面の周りの円に沿って均等に分布する4個または12個もの穴を備えることもできる。先端の5つの穴は、1つの穴が半球体形の先端の中心に、他の4つの穴が中心穴へ等距離に配置される。これら4つの穴は、航空機の横軸および垂直軸に沿ってペアで配置される。この構成では、左右差圧は横軸に沿った2つの穴の圧力差であり、上下差圧は垂直軸に沿った2つの穴の圧力差であり、動静差圧は先端の中心穴と管の側面の穴の平均圧力との圧力差である。あるいは、例えば9個の穴それぞれの絶対圧力を個別に測定することができ、左右差圧、上下差圧、および動静差圧はこれらの測定値から算出される。
グライダーの加速度は並進加速度とすることができ、または、回転運動が加速運動であるために回転速度とすることができる。グライダーの加速度はグライダー全体に作用する力に誘発される。加速度に関する信号は例えば、並進加速度の場合には時間に対する位置の二次導関数であり、回転速度の場合には時間に対する配向の一次導関数である。
本発明の好ましい実施形態では、センサー手段は、特に並進加速度および/または回転速度を直接測定する慣性センサーを備える。例えば、慣性センサーは並進加速度を3つの異なる方向で測定し、回転速度を3つの異なる軸周りで測定する。
適切な慣性センサーは特に、並進加速度の測定のための加速度計および/または回転速度の測定のためのジャイロスコープを備える。
操縦手段は好ましくは、少なくとも1つの空力的に能動な操縦翼面を備える。
空力的に能動な操縦翼面は、グライダーに対してその基本軸のうちの1つ以上の周りにトルクをかけるのに用いられる。これらの操縦翼面は例えば、主にローリングを誘発するための少なくとも1つの補助翼、および/または主にピッチングを誘発するための少なくとも1つの昇降舵、および/または主にヨーイングを誘発するための少なくとも1つの方向舵を備える。しかし、当業者であれば、航空技術において知られているその他の操縦翼面もまた本発明に関する適切な操縦手段であることを理解するであろう。特に、ある特定の操縦翼面は、グライダーの基本軸のうちの1つに相当しない任意の軸を中心とした回転を誘発することができる。
操縦翼面に加え、グライダーの操縦手段は例えば、操縦翼面を動かすための電気モーターや、ポンプとシリンダーとを有する油圧系などのアクチュエーターをさらに備える。これらのアクチュエーターは、例えば、バッテリーなどの機載された電源を動力源とする。あるいは、接続手段はテザーを介してグライダーを地上電源に接続するための電源プラグを備えることができ、それによりグライダーの重量が著しく軽減される。この構成において、グライダーはそれでも、地上への接続が失われた場合に安全な飛行を継続できるように小型の非常バッテリーを備えてもよい。
本発明のさらなる実施形態は、制御装置が、グライダーの飛行特性に関するデータを保存するためのデータ保存ユニットと、保存されたデータおよびセンサー手段が提供する信号に基づいて操縦手段用の制御信号を導出するためのデータ処理ユニットとを備える、という特徴を有する。
ここで、飛行特性に関するデータは、例えば、航空機モデルであり、特に操縦手段の操作または操作の変更と、結果として生じるグライダーの状態または状態の変化との間の相関関係に関する、一連の測定された、またはシミュレーションされた反応曲線を含む。
好ましくは、制御装置はカルマンフィルターを実装する。それにより、測定の不確実さが操縦手段の制御に、そして結果としてグライダーの飛行に及ぼす影響が低減される。
制御装置がアンセンテッドカルマンフィルターを実装することがさらに好ましい。なぜなら、アンセンテッドカルマンフィルターは特に、非線形依存性および相関を許容するからである。
電力生産量の最適化のために、制御装置は好ましくは、グライダーを地上発電機に接続するテザーを牽引するための第1の運転モードを提供し、制御装置は発電機に接近するための第2の運転モードを提供する。
2つの運転モードは、具体的には、意図する飛行経路または飛行パターンが異なる。例えば、第1の運転モードの飛行パターンが主にグライダーの横風飛行を伴う高揚力飛行パターンであるのに対し、第2の運転モードの飛行パターンは主に風に逆らうグライダーの直線飛行経路を有する。
本発明のさらなる好ましい実施形態において、グライダーは、翼の揚力係数を変化させるための、および/または翼の抗力係数を変化させるための、および/またはグライダーの抗力係数を変化させるための少なくとも1つの空力的操縦翼面を備える。これにより、例えば、現運転モードに関して最適化されたグライダーの揚力および/または抗力を最適化することができる。特に、高い揚力および低い抗力は、第1の運転モードに有益であるが、グライダーの下降を遅らせる可能性があるため、第2の運転モードでの帰還を遅らせる可能性がある。従って、第2の運転モードの間に揚力を低減させ、および/または抗力を増大させることができれば有利である。
適切な操縦翼面は、翼の上に位置するいわゆるスポイラー、翼の前縁に位置するいわゆるスラット、翼の後縁に位置するいわゆるフラップ、およびグライダー全体の抗力係数のみに影響するいわゆるエアブレーキである。
付加的または選択的に、翼は可変の空気力学的プロファイルを有してもよく、それは揚力係数および/または抗力係数を変更するためのもう一つの方法である。可変の空気力学的プロファイルを有する翼は、例えば半剛体であり、翼の曲率を変更することができる。
本発明の基本的な課題は、本発明のグライダー、地上発電機、およびグライダーを発電機に接続するテザーを備える、風から電力を生産するためのシステムによっても解決される。発電機は、翼が風にさらされた時に生じてテザーを介して地上に移送される揚力を電力に変換するように構成される。
この課題はさらに、風から電力を生産するための本発明のグライダーを使用することで解決される。
本発明のさらなる特徴は、請求項および添付図面とあわせて、本発明の実施形態の説明から明らかとなるであろう。本発明の実施形態により、個別の特徴またはいくつかの特徴の組み合わせを実現することができる。
本発明は、本発明の一般的な意図を制限することなく、例示的な実施形態に基づき以下に説明され、本文中で詳細には説明されていない本発明のすべての詳細の開示に関して図面を明確に参照する。
本発明のグライダーの概略を表す。 第1の運転モードにおける本発明のシステムの運用の概略を表す。 第2の運転モードにおける本発明のシステムの運用の概略を表す。
図面では、同一または類似の型の要素または対応部分には、その項目を再度導入する必要を避けるために、同じ参照番号が付されている。
図1は、本発明に基づく、風50から電力を生産するためのグライダー10の例示的な実施形態を表す。
グライダー10は、胴体、主翼14、尾翼16、および操作翼面20,22,24を備える固定翼機として設計される。図1には縦軸32、横軸34、および垂直軸36も描かれており、これらの軸はグライダー10の重心で交わり、グライダー10の固有座標系を構成する。
図示された例において、胴体は主翼14と尾翼16との間の機械的骨格11として繊維強化複合材料から作られた管、および主翼14の前に取り付けられたナセル13を備える。
主翼14は例えば、図1に描かれた実施形態にあるように、単翼で構成することができる。しかしながら、例えば胴体の両側に別々の主翼14を備える代替的設計も、本発明の範囲内である。
飛行時にグライダー10は操作翼面により操縦される。操作翼面は、例示的実施形態においては、主翼14の両側に補助翼20を備え、および尾翼16に昇降舵22と方向舵24とを備える。操作翼面20,22,24は例えば、空力的手段によりグライダー10の基本軸32,34,36周りにトルクを生じさせるために使用するヒンジ接続された面である。
縦軸32周りのトルクは、同時にかつ反対方向に操作可能であるか、または操作される補助翼20によって生じる。ここで、反対方向とは、左補助翼が主翼14に対して上方に動く時に、右補助翼は下方に動くことを意味する。これにより、揚力が主翼14の右側で増加し、かつ主翼14の左側で減少するため、縦軸32の周りにトルクが生じる。その結果生じるグライダー10の動きである縦軸32周りの回転は、ローリングと呼ばれる。
グライダー10の横軸34周りの回転はピッチングと呼ばれ、昇降舵22により得られる。昇降舵22は、尾翼で揚力を増加または減少させるのに用いられ、横軸34周りにトルクを生じさせる。
方向舵24は、ヨーイングと呼ばれるグライダー10の垂直軸36周りの回転を生じさせる。
操縦翼面20,22,24に加え、グライダー10は主翼14の両側にスポイラー26を備える。スポイラー26は、主翼14の揚力係数を減少させると同時に抗力係数を増加させるために、立ち上げることができる。主翼14のさらなる操縦翼面が、主翼14の揚力係数および/または抗力係数に影響を与えると予見されるかもしれない。特に、これらは主翼14の前縁の操作翼面である、いわゆるスラット、および/または主翼14の後縁の操作翼面である、いわゆるフラップであり得る。同様の効果が、空気力学的プロファイルの曲率を変更することができる例えば半剛体翼などの可変の空気力学的プロファイルを有する翼によって達成できる。
付加的または選択的に、主翼14の揚力係数を変更することなくグライダー10全体の抗力係数を増加させる、胴体のエアブレーキが予見されるかもしれない。
操縦翼面20,22,24の操作は、ナセル13に位置する制御装置により制御される。制御装置は、例えば、意図する飛行経路または飛行パターン52,54に従って操作翼面20,22,24を動かすための操縦信号を生成する。
意図する飛行経路とは、それに従ってグライダー10の飛行が制御されるものであり、外部から設定できるか、または制御装置の運転モードに従って制御装置が導き出すことができる。特に、例えば風50の不安定な状態を考慮に入れて、飛行経路が継続的に制御および選定されてもよい。
例えば、制御装置はグライダー10の現在の状態を推定し、その状態と、意図する飛行経路52,54が規定する望ましい状態とを比較する。推定された状態と望ましい状態とが異なる場合は、制御装置はグライダー10の既知の飛行特性を考慮して操作翼面20,22,24のための操縦信号を決定する。
グライダー10の状態または状態ベクトルは、グライダー10の瞬間的な飛行とその微分展開とを描くのに十分な情報を含む一連のパラメータである。グライダー10の状態ベクトルは、例えば、世界座標におけるグライダー10の位置、周囲空気に対するグライダー10の速度ベクトル、並びに、三次元における、いずれもグライダー10の並進加速度および回転速度を有する。
状態ベクトルは、機械的骨格11に取り付けられた2つの位置センサー17,17’、ナセル13の先端に取り付けられた対気速度センサー18、および、ナセル内に収容された3方向加速度計と3軸ジャイロスコープとを有する慣性センサーの測定信号から継続的に決定される。
測定の不確実さがグライダー10の飛行に及ぼす影響を制限するために、制御装置はカルマンフィルター、より詳しくはアンセンテッドカルマンフィルターを実装する。特に、制御装置は、データ保存ユニット、データ処理ユニット、およびハードウェアまたはソフトウェアで実行される適切なアルゴリズムを備える。
電力生産のために、グライダー10はテザー44を介して地上局40に接続される。テザー44は、接続手段においてグライダー10に取付または接続され、接続手段は好ましくはグライダー10の重心近くに配置される。こうして、テザー44にかかる荷重が変わっても、飛行中のグライダー10のバランスを著しく損なうことがない。
地上局40では、発電機46に接続されているリール42に余剰の長さのテザー44が保管される。発電機46は、送電網、変電所、または大規模エネルギー貯蔵所などの蓄電および/または配電システム(図示されず)に接続される。当業者であれば、回転する発電機から電気を受け取り、かつ回転する発電機に電気を送ることができれば、蓄電および/または配電システムをどんな装置またはシステムとすることもできることを理解するであろう。
グライダー10、テザー44、および地上局40を備えるシステムは、図2aに示す電力生産のための第1の運転モード、および図2bに示すシステム復帰のための第2の運転モードで交互に運転される。
特にエネルギー生産運転モードである第1の運転モードでは、グライダー10は制御装置により地上局40の風下のライン52で示す高揚力飛行パターンをたどるよう制御される。図面では、風向きを矢印50で表す。横風での飛行時、特に高速の横風での飛行時には、グライダー10の翼または主翼14はグライダー10を所定高度に保つために必要とされるよりもよりずっと大きい揚力を生み出す。その結果、グライダーはテザー44を牽引し、これは余剰揚力と相関関係を持つ。
テザー44の牽引力は、リール42から矢印Rの方向にテザー44を繰り出すために使用され、それによりリール42の回転が生じる。その結果生じる、リール42の直径とテザー44が引かれる力とに特に依存するトルクは、発電機46に伝えられ、そこで機械的エネルギーが電力に変換される。任意には、リール42と発電機46との間には、簡潔にするために図示されていないギアボックスが配置される。
テザー44が繰り出されるかぎり、グライダー10は地上局40から離れて飛ぶ。こうして、テザー44の全長が第1の運転モードの持続を制限する。
テザー44の復帰のために、グライダー10は再び制御装置によって地上局40に向かって飛ぶように制御される。グライダー10が地上局40に近づくにつれ、テザー44の自由長が短くなり、発電機46を発電機としてではなくモーターとして作動させることで矢印R’で示すようにテザー44がリール42に巻き取られる。必要な電力は例えば、蓄電および/または配電システムにより供給され、または送られる。
第2の運転モードでは、テザー44の牽引は、テザー44の巻き取りのための電力消費を最小限にするためにできるだけ弱くし、無駄時間、すなわち電力を生産しない時間を最小限にするためにできるだけ早くすることが好ましい。そのため、グライダー10は、例えば地上局40に向かって風50に逆らうグライダー10の下降または急降下である低揚力飛行パターン54をたどるように制御される。しかしながら、低揚力飛行パターン54は、高度のわずかな増加を含むが高度の減少を伴わない、グライダー10の地上局40への接近とすることもできる。
接近がゆっくりの場合、例えば主翼14の高い揚力係数がグライダー10の下降を遅らせるため、上述のスポイラー26または同等の手段によって揚力を減少させ、および/または抗力を増加させることができる。こうして、地上局40へ向かうグライダー10の帰還速度を上げることができ、システムが電力を生産しない時間が減少する。
揚力および/または抗力の最適化は、補助翼20の動作を変化させることで達成することもできる。グライダー10をローリングさせるための反並行操作の代わりに、両補助翼20を並行して、揚力を減少させるためには上方に、揚力を増加させるためには下方に動かすことができる。
グライダーの主翼14の両側それぞれに2つの制御翼面、例えば補助翼20と追加のフラップとがあれば、補助翼20を上方にフラップを下方に、またはその逆に動かすことで、揚力を全くまたはほとんど変化させずに抗力を増加させることができる。ここでは、フラップは特に、主翼14の後縁にあるヒンジ接続された制御翼面、すなわち補助翼20に構造的に類似する制御翼面を指す。
図面だけから見て取れるものを含めて名を挙げたすべての特徴、および他の特徴と組み合わせて開示される個別の特徴は、単独でまたは組み合わせて、本発明に重要であると考えられる。本発明の実施形態は、個別の特徴、またはいくつかの特徴の組み合わせを通して実現することができる。
[参照符号リスト]
10 グライダー
11 機械的骨格
13 ナセル
14 主翼
16 尾翼
17,17’ 位置センサー
18 対気速度センサー
20 補助翼
22 昇降舵
24 方向舵
26 スポイラー
32 縦軸
34 横軸
36 垂直軸
40 地上局
42 リール
44 テザー
46 発電機
50 風
52 高揚力飛行パターン
54 低揚力飛行パターン

Claims (15)

  1. 風(50)から電力を生産するためのグライダー(10)であって、
    翼(14)と、
    飛行時に前記グライダー(10)をピッチング、ローリング、およびヨーイングさせるための機載された操縦手段(20,22,24)と、
    前記グライダー(10)の絶対位置に関する第1の信号、前記グライダー(10)の対気速度に関する第2の信号、および前記グライダー(10)の加速度に関する第3の信号を提供するセンサー手段(17,17’,18)と、
    前記センサー手段(17,17’,18)が提供する前記信号に基づき前記グライダー(10)の自律飛行を制御するために前記操縦手段(20,22,24)に接続された制御装置と、
    前記翼(14)が風(50)にさらされた時に生じてテザー(44)を介して地上に移送される揚力を電力に変換するように構成された地上発電機(46)に前記グライダー(10)を接続する前記テザー(44)の接続手段と、
    を備える、グライダー(10)。
  2. 前記センサー手段(17,17’,18)が第1の位置センサー(17)、特にGPSセンサーを備えることを特徴とする、請求項1に記載のグライダー。
  3. 前記センサー手段(17,17’,18)が第2の位置センサー(17’)、特にGPSセンサーを備え、前記第2の位置センサー(17’)が前記第1の位置センサー(17)まで所定距離だけ離れたところに位置することを特徴とする、請求項2に記載のグライダー(10)。
  4. 前記センサー手段(17,17’,18)が対気速度センサー(18)、特にピトー管を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のグライダー(10)。
  5. 前記対気速度センサー(18)が対気速度方位センサー(18)、特にマルチチャンネルピトー管であることを特徴とする、請求項4に記載のグライダー(10)。
  6. 前記センサー手段(17,17’,18)が慣性センサーを備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のグライダー(10)。
  7. 前記慣性センサーがジャイロスコープおよび/または加速度計を含むことを特徴とする、請求項6に記載のグライダー(10)。
  8. 前記操縦手段(20,22,24)が少なくとも1つの空力的に能動な操縦翼面(20,22,24)、特に少なくとも1つの補助翼(20)および/または少なくとも1つの昇降舵(22)および/または少なくとも1つの方向舵(24)を備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のグライダー(10)。
  9. 前記制御装置が、前記グライダー(10)の飛行特性に関するデータを保存するためのデータ保存ユニットと、保存されたデータおよび前記センサー手段(17,17’,18)が提供する前記信号に基づいて前記操縦手段(20,22,24)用の制御信号を導出するためのデータ処理ユニットとを備えることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のグライダー(10)。
  10. 前記制御装置がカルマンフィルター、特にアンセンテッドカルマンフィルターを実装することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のグライダー(10)。
  11. 前記制御装置が、前記グライダー(10)を地上発電機(46)に接続するテザー(44)を牽引するための第1の運転モードを提供し、前記制御装置が、前記発電機(46)に接近するための第2の運転モードを提供することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のグライダー(10)。
  12. 前記グライダー(10)が、前記翼(14)の揚力係数を変化させるための、および/または前記翼(14)の抗力係数を変化させるための、および/または前記グライダー(10)の抗力係数を変化させるための少なくとも1つの空力的操作翼面(26)を備えることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載のグライダー(10)。
  13. 前記翼(14)が可変の空気力学的プロファイルを有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載のグライダー(10)。
  14. 風(50)から電力を生産するためのシステムであって、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載のグライダー(10)と、
    地上発電機(46)と、
    前記グライダー(10)を前記発電機(46)と接続するテザー(44)とを備え、
    前記発電機(46)が、前記翼(14)が風(50)にさらされた時に生じて前記テザー(44)を介して地上に移送される揚力を電力に変換するように構成された、システム。
  15. 風から電力を生産するための、請求項1〜13のいずれか1項に記載のグライダー(10)の使用方法。
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