JP2015529500A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 主枝と、そこから延びる側枝と、を有する二分岐体内管内で使用される膨張可能な装置であって、
   基部側及び末梢側の端部と、基部側及び末梢側の部分と、をそれぞれに有する第１のバルーン及び第２のバルーンと、
   前記第１のバルーンの前記末梢側端部に最も近い第１の開口部から、前記第１のバルーンの前記基部側端部と前記末梢側端部との間に配列された第２の開口部まで、前記第１のバルーンを縦に通って延びる導管と、
   を備え、
   前記第２のバルーンは、その基部側端部が前記導管の範囲内に格納され、その末梢側端部が前記第２の開口部を通って延びるように配置されており、
   前記第１と前記第２のバルーンが膨張されるとき、前記側枝内での放射状の拡張により前記第２のバルーンの前記末梢側端部が当該側枝との位置決めを維持しつつ、前記第１のバルーンが前記主枝内で放射状に拡張するように、前記第２のバルーンの末梢側端部が前記側枝の範囲内に位置可能となりつつ前記第１のバルーンが前記主枝の範囲内に位置可能である装置。
2. 請求項１に記載の装置において、
   前記第２の開口部が、前記第１のバルーンの前記基部側端部と前記末梢側端部との間のほぼ中間に位置する装置。
3. 請求項１又は請求項２に記載の装置において、
   前記第１のバルーンの形状と前記第２のバルーンの前記末梢側部が、前記主枝及び前記側枝それぞれの予め設定された形状に基づいて選択される装置。
4. 請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の装置において、前記第１及び前記第２のバルーンが同時に膨張可能である装置。
5. 請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の装置において、前記第１及び前記第２のバルーンが別個に膨張可能である装置。
6. 請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の装置において、前記第１及び前記第２のバルーンそれぞれを通って延びるカテーテルを更に備え、
   前記カテーテルは、前記体内管の前記主枝内における前記主枝バルーンと、前記体内管の前記側枝内における前記側枝バルーンの前記末梢側部と、の位置決めに用いられるガイドワイヤシステムをそれぞれ格納する装置。
7. 請求項１から請求項６のいずれか一項に記載の装置において、
   前記第１のバルーン上に位置決めされた第１の放射状に拡張可能なステントを更に備え、
   前記第１のバルーンが膨張されるとき、前記第１のステントが前記主枝の範囲内で放射状に拡張する装置。
8. 請求項７に記載の装置において、
   前記第１の放射状に拡張可能なステントは、前記第２のバルーンの末梢側端部が延びている側部開口部を備え、
   前記第２のバルーンの前記末梢側端部上に位置可能な第２の放射状に拡張可能なステントを更に備え、
   前記第２のバルーンが拡張されるとき、前記第２のステントが前記側枝の範囲内で放射状に拡張する装置。
9. 請求項８に記載の装置において、
   前記第２のステントは基部側端部と末梢側端部を有し、
   前記基部側端部は、拡張と同時に前記第１のステントの前記開口部と組み合うために形作られている装置。
10. 請求項９に記載の装置において、
    前記第２のステントは、前記第２のステントの前記基部側端部を前記第１のステントの前記開口部に正しく位置させるための調整手段を更に備える装置。
11. 請求項１から請求項１０のいずれか一項に記載の装置において、
    前記第２のバルーンは、前記第２のバルーンの前記末梢側部が前記第１のバルーンの前記第２の開口部を通って延びる位置に屈曲部を含む装置。
12. 請求項１１に記載の装置において、
    前記屈曲部は、挿入の容易さのために、前記第２のバルーンの前記末端側端部を前記第１のバルーンに対して実質的に平行のままとする逆の屈曲を含む装置。
13. 請求項１から請求項１２のいずれか一項に記載の装置において、
    前記バルーンが膨張されるとき、前記第２のバルーン部分が、前記第１バルーンから、１０°と１７０°の間の角度で拡張可能である装置。