JP2015528103A - 反射裏材を有するoslセンサ - Google Patents

反射裏材を有するoslセンサ Download PDF

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Abstract

光励起ルミネセンス(OSL)センサが提供され、これは反射裏材を有し、当該反射裏材は、OSLセンサの光励起ルミネセンス材料(OSLM)を励起光に曝露する効率を改善し、かつOSLMにより発せられたルミネセンス光を検出する効率を増大させるためのものである。

Description

(関連出願の相互参照)
この出願は、「反射裏材を有するOSLセンサ」の名称で、Akselrodらにより2013年6月21日に出願された米国特許出願第13/923,489号の優先権の利益を請求し、この米国出願は、2012年6月22日に出願された「携帯用OSLリーダーのための新規光学システム」の名称によるAkselrodらの米国仮特許出願第61/663,223号、および2012年6月22日に出願された「未知の放射線量の高速測定のための方法および装置」の名称によるDillinらの米国仮特許出願第61/663,241号の優先権の利益を請求し、その全体の内容および開示について参照により本明細書中に援用されている。
本発明は、光励起ルミネセンス(OSL)センサに関する。
OSLセンサの光励起ルミネセンス材料(OSLM)がOSLリーダーから励起光を吸収することに関して、およびOSLリーダーがOSLセンサのOSLMによって発せられたルミネセンス光(luminescent light)を回収することに関して高効率を有するOSLセンサを製造することが課題である。
第1の広範な局面によれば、本発明は、デバイスであって、線量計スレッドを備え、線量計スレッドが、1つまたはそれ以上の光励起ルミネセンス(OSL)センサを備え、各OSLセンサが、線量計スレッドの凹部内に備え付けられた光励起ルミネセンス材料(OSLM)、および凹部内に位置づけられた反射裏材を備え、ここで凹部が、基部を有する円筒カップ形状凹部であり、そして反射裏材が、OSLMと凹部の基部との間に位置付けられている、デバイスを提供する。
第2の広範な局面によれば、本発明は、デバイスであって、線量計スレッドを備え、線量計スレッドが、1つまたはそれ以上の光励起ルミネセンス(OSL)センサを備え、各OSLセンサが、線量計スレッドの凹部内に備え付けられた光励起ルミネセンス材料(OSLM)、および線量計スレッド内に備え付けられた反射裏材を備え、ここで凹部が、基部を有する円筒カップ形状凹部であり、凹部の基部が、反射裏材の表面の一部を備え、反射裏材が、凹部の基部よりも大きい表面領域を有し、そしてOSLMがディスク形状である、デバイスを提供する。
第3の広範な局面によれば、本発明は、デバイスであって、線量計スレッドを備え、線量計スレッドが、反射裏材、1つまたはそれ以上の光励起ルミネセンス(OSL)センサを備え、各OSLセンサが、線量計スレッドの凹部内に備え付けられた光励起ルミネセンス材料(OSLM)、および反射裏材を備え、ここで凹部が、基部を有する円筒カップ形状凹部であり、各OSLセンサの凹部の基部、反射裏材の一部を備え、そして各OSLセンサのOSLMがディスク形状である、デバイスを提供する。
添付の図面は、本明細書中で援用され、かつこの明細書の一部を構成し、本発明の例示の実施形態を示し、そして上記の一般的記載および以下の詳細な説明と一緒になって本発明の特徴を説明する役割を果たす。
3つのOSLセンサを有する本発明の線量計スレッドの模式的な平面図である。 図1の線量計スレッドの断面図である。 3つのOSLセンサを有する本発明の線量計スレッドの模式的な平面図である。 図3の線量計スレッドの断面図である。 3つのOSLセンサを有する本発明の線量計スレッドの模式的な平面図である。 図5の線量計スレッドの断面図である。 3つのOSLセンサを有する本発明の線量計スレッドの模式的な平面図である。 図7の線量計スレッドの断面図である。 3つのOSLセンサを有する本発明の線量計スレッドの模式的な平面図である。 図9の線量計スレッドの断面図である。 OSLリーダーを有する光学システムの模式的形態の図である
(定義)
用語の定義が該用語の一般的に使用される意味から外れる場合は、出願人は、特に示さない限りは、以下に提供される定義を用いることを意図する。
本発明の目的のために、方向の用語、例えば、「上部」、「底部」、「上方」、「下方」、「上」、「下」、「左」、「右」、「水平」、「垂直」、「上向き(upward)」、「下向き(downward)」などは本発明の種々の実施形態を記載する際の便宜のために単に使用される。
本発明の目的のために、値、特性または他の因子を用いた数学的計算または論理的決定を行うことによって、その数値が引き出された場合、数値または特性は、特定の値、特性、状態の充足、または他の因子に「基づく」。
本発明の目的のために、用語「Al材料」は主にAlから構成される材料を言う。Al材料の例は、Al:C(炭素でドープしたAl)である。
本発明の目的のために、用語「入射角」は、放射曲線の方向と検出面に対して直角(垂直)直線との間の角を言う。
本発明の目的のために、用語「近接(close proximity)」は、特定の媒体における荷電粒子の貫通範囲に匹敵する距離を言う。
本発明の目的のために、用語「コンパレータOSLセンサ」は、参照フィルタ材料から製造された参照フィルタを含み、そしてX線またはガンマ線の非常に低いエネルギーにて参照センサにより決定される線量を調節するために使用されるOSLセンサを言う。本発明のいくつかの実施形態では、コンパレータOSLセンサの参照フィルタは、OSLM上に付与された参照フィルタ材料の薄層コーティングであり得るか、あるいは参照OSLセンサにおけるOSLMに隣接した薄層フィルムまたはディスクとして備え付けられ得る。本発明の1つの実施形態では、参照フィルタは、線量計スレッドの円筒カップ形状の凹部にすべて備え付けられる、OSLMと、ディスク形状のフィルタの基部との間に備え付けられるディスクの形状であってもよい。本発明の1つの実施形態においては、コンパレータOSLセンサのOSLMは、参照フィルタの参照フィルタ材料と混合されていてもよく、OSLMは参照フィルタ材料中に埋め込まれているかまたは懸濁している。
本発明の目的のために、用語「コンピュータ」は個別のコンピュータ(例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、メインフレームコンピュータ、ミニコンピュータ等)を含むソフトウエアを実行する任意のタイプのコンピュータまたは他のデバイスを言う。コンピュータはまた、電子デバイス(例えば、スマートフォン、eブックリーダー、携帯電話、テレビ、携帯電子ゲーム機、家庭用ゲーム機、圧縮オーディオまたはビデオプレーヤー(例えばMP3プレイヤー)、ブルーレイプレイヤー、DVDプレイヤー等)を言う。さらに、用語「コンピュータ」は、任意のタイプのコンピュータネットワーク(例えば、ビジネスにおけるコンピュータネットワーク、コンピュータバンキング、クラウド、インターネットなど)を言う。
本発明の目的のために、用語「コンバータ材料」は、OSLセンサと接触して使用されるコンバータ材料を言う。例えば、コンバータ材料は、反跳(recoil)またはノックアウト(knockout)陽子に非電離中性子放射線を変換し得、OSLセンサによって検出され得る。「コンバータ材料」の例としては、高密度ポリエチレン(HDPE)がある。水素を含有せずかつ参照コンバータ材料として使用され得る「コンバータ材料」の他の例としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)がある。本発明のいくつかの実施形態においては、コンバータ材料は、OSLM上の薄層コーティングとして付与されてもよく、中性子感応性OSLMセンサのOSLMに隣接する薄層フィルムまたはディスクとして搭載されてもよい。本発明の1つの実施形態においては、コンバータ材料は、線量計スレッドの円筒カップ形状の凹部にすべて備え付けられる、OSLMと、ディスク形状のフィルタとの間に備え付けられるディスクの形状であってもよい。本発明の1つの実施形態においては、線量計スレッドの本体は、HDPEまたはPEのようなコンバータ材料から作られており、全体の線量計スレッドは、線量計スレッドに備え付けられたOSLMのためのコンバータ材料として作用し得る。本発明の別の実施形態においては、OSLMはコンバータ材料と混合されてもよく、OSLMはコンバータ材料中に埋め込まれるかまたは懸濁している。
本発明の目的のために、用語「円筒カップ形状」とは、円筒の上部または底部が取り外された正円筒の一般形状を有する凹部を言い、すなわち、このフィルタはディスク形状の底部または上部と、それらから延びる円筒状の壁面とを有する。壁面、上部または底部は、線量計に所望される放射線に対する角度およびエネルギー補償応答に依存して、同じ材料または異なる材料から形成されていてもよい。円筒カップ形状の凹部の底部に開口部があってもよい。
本発明の目的のために、用語「エネルギー補償材料」は、OSLMとガンマ照射源またはX線照射源との間に配置された場合に、補償またはフィルタ材料がなく曝されたOSLMと比較して、ガンマエネルギーまたはX線エネルギーの範囲にわたって応答を改変する材料を言う。エネルギー補償材料の例としては、銅およびアルミニウムがある。
本発明の目的のために、用語「フィルタ」は、放射線感知材料(例えば、OSLM)および放射線源の間に配置され、そして放射線感知材料が受ける放射線に作用する任意の構造物を言う。例えば、フィルタは、エネルギー補償フィルタ、コンバータ、参照フィルタ、共形(conformal)ディスクなどであってもよい。本発明の1つの実施形態においては、エネルギー補償フィルタは、円筒カップ形状のフィルタであってもよい。フィルタは1つまたはそれ以上のフィルタ材料を含む。
本発明の目的のために、用語「フィルタ材料」は、フィルタが構成される1つまたは複数の材料を言う。例えば、フィルタのタイプに依存して、フィルタ材料が、エネルギー補償材料、コンバータ材料、参照フィルタ材料、共形材料などであってもよい。
本発明の目的のために、用語「重荷電粒子(HCP)」は、陽子と同等またはそれより大きい質量を有する核またはイオンを言う。いくつかの代表的なものとして、限定はされないが、重荷電粒子の例としては、アルファ粒子、トリチウムイオン、陽子、反跳陽子などが挙げられる。
本発明の目的のために、用語「間接電離放射線」はX線、ガンマ線または中性子を言う。
本発明の目的のために、用語「電離放射線」は、正荷電および負荷電のイオン対に分子を解離することができるか、または気体、液体または固体中で原子から電子を除去する粒子線または電磁放射線を言う。1つの実施形態では、本発明のOSLリーダーは電離放射線の線量を測定するために用いられ得る。
本発明の目的のために、用語「照射(irradiation)」とは、用語「照射」の従来の意味、すなわち、高エネルギー荷電粒子、例えば、電子、陽子、α粒子など、または可視光よりも短い波長の電磁放射線、例えば、ガンマ線、X線、紫外光など、または中性子への曝露を言う。
本発明の目的のために、用語「低透過性放射線」とは、放射線感知材料または吸収材における100ミクロン(100μ)未満の透過範囲を有する重荷電粒子からの放射線を言う。低透過性放射線の例としては:α粒子、反跳陽子などがある。
本発明の目的のために、用語「減速された中性子」とは、水素、重水素、炭素または他の軽原子を含有する減速材によって高速中性子を減速し、約0.025eV〜約10keVのエネルギー範囲における低エネルギー中性子が大きく寄与することにより製造される中性子を言う。
本発明の目的のために、用語「中性子・陽子コンバータ」とは、非電離中性子放射線を反跳またはノックアウト陽子(放射線センサにより検出され得る)に変換するために使用され得る、水素含有材料(例えば、高密度ポリエチレン(HDPE))を言う。
本発明の目的のために、用語「中性子感応性OSLセンサ」とは、中性子を検出するOSLセンサを言う。中性子感応性OSLセンサはまた、X線およびガンマ線のような他のタイプの放射線を検出し得る。
本発明の目的のために、用語「OSLM」はOSL材料、すなわち、放射線への曝露(直接、間接、または低透過性)が光励起ルミネセンス技術を用いて決定され得る材料を言う。Al材料(例えばAl:C)はOSLMの一例である。Al材料が受容する放射線曝露の量は、Al材料をレーザまたは発光ダイオード源からの緑色光で励起することにより測定され得る。Alから発光した得られた青色光は、放射線曝露の量および励起光の強度に比例する。高および低エネルギー陽子とβ粒子との両方は、この技術で測定され得る。OSL材料およびシステムに関するより多くの情報については、Millerに発行された米国特許第5,731,590号;Akselrodに発行された米国特許第6,846,434号;Schweitzerらに発行された米国特許第6,198,108号;Yoderらに発行された米国特許第6,127,685号;Akselrodらにより出願された米国特許出願第10/768,094号を参照のこと;これら全ては、その全体について参照により本明細書中に援用されている。光励起ルミネセンス線量測定法(Optically Stimulated Luminescence Dosimetry)、Lars Botter-Jensenら、Elesevier、2003年;Klemic, G.、Bailey, P.、Miller, K.、Monetti, M.、放射線テロリスト事象の余波における外放射線量測定法、Rad. Prot. Dosim, 120(1-4):242-249(2006);Akselrod, M. S.、Kortov, V. S.、およびGorelova, E. A.、Al2O3:Cの調製と特性、Radiat. Prot. Dosim. 47, 159-164(1993);およびAkselrod, M. S.、Lucas, A. C、Polf, J. C.、McKeever, S. W. S. Al2O3:Cの光励起ルミネセンス、Radiation Measurements, 29, (3-4), 391-399(1998)もまた参照のこと。これら全ては、その全体について参照により本明細書中に援用されている。
本発明の目的のために、用語「OSLリーダー」とは、OSLセンサにおけるOSLMを励起してルミネセンス光を発する励起光を生み出すデバイスを言う。特定の励起レジメ(連続励起、波長および強度の読み取り、ならびに種々のパルス持続期間、パルス周波数、パルス形状およびパルス間の時間を用いるパルス励起)の下で、発光強度は、約0.01mGy(1mrad)〜約100Gy(10,000rad)を超える範囲の放射線曝露に比例する。
本発明の目的のために、用語「OSLセンサ」とは、OSLMから作られたまたはOSLMを含む放射線センサを言う。OSLセンサはOSLリーダーを用いて読み取りが行われ得る。1つまたは複数のOSLセンサが放射線線量計および/または線量計スレッドの一部であり得る。OSLセンサを含む放射線線量計および線量計スレッドの例は、Yoderらによる「線量計スレッド」と言う名称で2013年2月12日に発行された米国特許第8,373,142号に記載かつ示されており、その全体の内容および開示は、本明細書中で参照により援用されている。
本発明の目的のために、用語「透過光子放射線」とは、宇宙からの、または例えば、X線装置または加速器における荷電粒子の加速または減速により生じた放射性核崩壊から生じるのと同等の、10keVと同等またはそれより高いエネルギーを有する短波長電磁放射線を言う。
本発明の目的のために、用語「透過β放射線」とは、宇宙からの、あるいは原子の放射線誘導電離によってまたは電場の加速によって生じた放射性核崩壊から生じるのと同等の、10keVと同等またはそれ以上のエネルギーを有する電子を言う。
本発明の目的のために、用語「部分」は、物体または材料の任意の部分を言い、これは、物体および材料の全体を含む。例えば、ルミネセンス材料の「部分」をカバーするコンバータは、ルミネセンス材料の1つまたはそれ以上の表面の一部または全てをカバーし得る。
本発明の目的のために、用語「パルス化光励起ルミネセンス」は、光の短い(すなわち、迅速なルミネセンス寿命未満の)パルス(例えば、レーザ光またはLED光)の連続した流れを用いてOSLセンサ中のOSL材料を励起し、各励起LEDパルス後の一定の遅延を伴って、当該流れの中のLEDパルス間の時間のみOSLセンサから発光を測定することによりOSLセンサを読取る技術を言う。パルス化光励起ルミネセンス(POSL)技術は、比較的長いルミネセンス遅延時間(すなわち、数十マイクロ秒から数十ミリ秒)を伴ってOSL材料を有するOSLセンサの読み取りに用いられ得る。POSLにおける重要な要素は、OSL材料からのOSL発光の遅延時間よりも著しく短いレーザまたはLEDパルス幅の選択である。
本発明の目的のために、用語「放射線線量」は、OSLセンサが曝される特定のタイプの放射線のための放射線線量の値を言う。
本発明の目的のために、用語「放射線量測定」とは、用語「放射線量測定」の従来の意味、すなわち材料、物体または個体の体が受け取る吸収放射線量の量の測定を言う。
本発明の目的のために、用語「放射線感知材料」とは、放射線センサにおける放射線を感知するために用いる材料を言う。放射線感応性材料の例としては、OSLセンサのための光学励起ルミネセンス材料、熱ルミネセンス線量測定(TLD)センサのための熱ルミネセンス材料などが挙げられる。
本発明の目的のために、用語「読み取り位置」は、OSLセンサがOSLリーダーによって読み取られることを可能とするOSLリーダーの光学エンジンに対する位置にあるOSLセンサを言う。
本発明の目的のために、用語「反跳陽子」とは、水素原子源(例えば、ポリエチレンまたは高密度ポリエチレン)を含有するコンバータとの中性子の衝突により発生するそれらの陽子を言う。
本発明の目的のために、用語「参照フィルタ」とは、参照フィルタ材料を含むフィルタを言う。
本発明の目的のために、用語「参照フィルタ材料」は、X線およびガンマ線への有機コンバータ材料の放射線フィルタリングおよび光学吸収ならびに反射効果に類似するX線およびガンマ線へのフィルタリング効果を有する、所定の光学吸収および反射特性を有する非水素含有の炭素ベースの材料を言う。例えば、「参照フィルタ材料」は、フッ素化プラスチックであるポリテトラフルオロエチレン(DuPont社によりTeflon(商標登録)の商品名で市販)があり、これは、中性子・陽子コンバータ材料である高密度ポリエチレン(HDPE)に類似するX線およびガンマ線へのフィルタリング効果を有する。参照フィルタ材料は、光学励起およびルミネセンス光の両方に作用し、そしてOSLセンサの読み取りの効果を増強するために用いられる。
本発明の目的のために、用語「参照OSLセンサ」とは、参照フィルタ材料を含むOSLセンサであり、そしてコンバータ材料を参照フィルタに置き換えたことを除いて参照OSLセンサと同一である別のOSLセンサによるX線およびガンマ線検出へのコンバータ材料の効果を決定するために使用されるOSLセンサである。本発明のいくつかの実施形態においては、参照OSLセンサの参照フィルタの参照フィルタ材料は、OSLM上の薄層コーティングとして付与され得るか、あるいは参照OSLセンサ内のOSLMに近接する薄膜またはディスクとして備え付けられ得る。本発明の1つの実施形態では、参照フィルタは、線量計スレッドの円筒カップ形状凹部内にすべて備え付けられる、OSLMと、ディスク形状のフィルタとの間に備え付けられるディスクの形状であってもよい。多くの放射線線量計のために、一列に配列された3つのOSLセンサが用いられ、放射線線量計の最適の角度応答はしばしば、参照OSLセンサが中心OSLセンサである場合に向上する。本発明の1つの実施形態では、参照OSLセンサのOSLMは、参照フィルタの参照フィルタ材料と混合され得、OSLMは参照フィルタ材料中で埋め込まれているかまたは懸濁している。
本発明の目的のために、用語「反射裏材」は、反射材料の断片、または反射コーティングを言い、これは、OSLリーダーから励起光を戻し反射し、OSLMを通過させ、および/またはOSLMにより発せられた蛍光をOSLリーダーに戻し反射する。例えば、OSLセンサの金属フィルタディスクは、励起光に対するOSLMの曝露の効率を向上させ、かつOSLMによって発せられたルミネセンス光の検出の効率を向上させる反射裏材として作用し得る。また、OSLMが備え付けられる凹部の基部上にコートされた反射コーティングが、反射裏材として機能し得る。加えて、OSLMが備え付けられる凹部内に備え付けられたフィルタ上にコートされた反射コーティングが、反射裏材として機能し得る。本発明のいくつかの実施形態では、反射裏材は、ディスク以外の形状を有し得る。例えば、反射裏材は、四角形、三角形、楕円形、菱型などであり得る。各OSLセンサにつき別々の反射裏材があってもよく、あるいは反射裏材は、線量計スレッドのいくつかのOSLセンサによって共有されたフィルタであってもよい。本発明のいくつかの実施形態では、反射裏材は、OSLMが備え付けられる凹部の基部上のアルミナイジングされたコーティングであってもよく、あるいはフィルタ上のアルミナイジングされたコーティングであってもよい。
本発明の目的のために、用途「スライド可能に備え付けられる」とは、デバイス内にまたはデバイス上に構成要素をスライドすることによりデバイスに備え付けられた構成要素を言う。例えば、1つまたはそれ以上のOSLセンサを有する線量計スレッドは、当該線量計スレッドが備え付けられている放射線線量計の凹部の内外にスライドされ得る(例えば、Yoderらの2013年2月12日に発行された「線量計スレッド」と言う名称の米国特許第8,373,142号(その全体の内容および開示は本明細書中で参照により援用される)に記載かつ示される)。
(説明)
OSL材料およびシステムに関するより多くの情報については、Millerに発行された米国特許第5,731,590号;Akselrodに発行された米国特許第6,846,434号;Schweitzerらに発行された米国特許第6,198,108号;Yoderらに発行された米国特許第6,127,685号;Akselrodらにより出願された米国特許出願第10/768,094号を参照のこと;これら全ては、その全体について参照により本明細書中に援用されている。光励起ルミネセンス線量測定法(Optically Stimulated Luminescence Dosimetry)、Lars Botter-Jensenら、Elesevier、2003年;Klemic, G.、Bailey, P.、Miller, K.、Monetti, M.、放射線テロリスト事象の余波における外放射線量測定法、Rad. Prot. Dosim,印刷中;Akselrod, M. S.、Kortov, V. S.、およびGorelova, E. A.、Al2O3:Cの調製と特性、Radiat Prot. Dosim. 47, 159-164(1993);およびAkselrod, M. S.、Lucas, A. C.、Polf, J. C.、McKeever, S. W. S. Al2O3:Cの光励起ルミネセンス、Radiation Measurements, 29, (3-4), 391-399(1998)もまた参照のこと。これら全ては、その全体について参照により本明細書中に援用されている。
1つの実施形態では、本発明は、OSLセンサがスレッド内に永久に埋め込まれることを可能にし、それによりセンサは、スレッドからOSLセンサを分離する必要なく、励起光光源およびルミネセンス回収器までスレッドにより持ち運びされ得る。これは、管理の連鎖を助ける。なぜなら、線量計スレッドおよびOSLセンサの特異性は、同一の識別ラベルまたはタグを全域に適用することを可能にするためである。また、スレッドはまたフィルタを含むために、線量計のすべての重要な要素の位置的配列は固定され、かつ分析のために分解されない。
放射線線量測定における最も困難な課題の1つは、異なる放射線、特に中性子により生じた線量の選別である。したがって、中性子は、このような結晶によって検出されるべき直接電離放射線(例えば、アルファ粒子、エネルギー陽子等)に変換される必要がある。高速中性子の線量測定のために、水素リッチなプラスチック(例えば、高密度ポリエチレン)由来の反跳陽子が好適である。それらは、体内に生じる水との相互作用に類似するからである。中性子のこれらのコンバータは、ルミネセンス材料と関連するか、ルミネセンス材料に付着するか、または他の場合はルミネセンス材料と接触し得、ルミネセンス材料と混合または溶け込まされ得る、あるいはルミネセンス材料の一部であってもよくまたは取り込まれ得る。放射性核種および加速設備から生じたアルファおよびベータ粒子ならびに陽子、ならびに宇宙船の重荷電粒子は、通常、あらゆる変換を必要としない。
本発明の1つの実施形態では、各OSLセンサは、エネルギー補償フィルタとして作用する1つまたはそれ以上のディスクから構成されるアセンブリを含み、当該フィルタは、OSL材料(OSLM)に到達し得るエネルギーまたはガンマ線およびX線を改変する。本発明の1つの実施形態では、フィルタディスクの1つが、励起光に対するOSLMの曝露の効率を向上させ、かつOSLMによって発せられたルミネセンス光の検出の効率を向上させる、反射裏材として作用する。本発明の他の実施形態では、反射裏材は、ディスク以外の形状を有し得る。本発明のさらに他の実施形態では、反射裏材は、線量計スレッドのいくつかのOSLセンサにより共有されるフィルタであり得る。
本発明の中性子感応性OSLセンサの1つの実施形態では、中性子を反跳陽子に変換しかつガンマ線/X線を電子に変換するHDPEコンバータの厚みは1mmで最適化され、最大数の反跳陽子および電子を生じる。HDPEの分離薄片が添加され得、OSLMとHDPEとの間のより良い接触を提供する。
本発明の1つの実施形態では、参照OSLセンサおよびコンパレータOSLセンサにおいて使用されるPTFEの厚みは、それがガンマ線/X線を同程度の数の電子に変換するようなものである。この場合において、その厚みもまた1mmである。両コンバータの厚みの許容誤差は±0.1mmであり得る。
OSLM、コンバータ、フィルタおよび反射裏材は、接着剤、圧縮フィット、または保持リングのいずれかによって線量計スレッドのカップ状凹部の内側に保持され得、また、OSLMをコンバータと接触して保持する。保持リングは、線量計スレッドのカップ状凹部の内径の周りを充分に包む直径0.6mmのワイヤーであってもよい。保持リングは、OSLMを照らす励起光の光学読出し領域を規定する。
以下に記載しかつ図面に示すコンバータおよびフィルタは他の実施形態において平坦であるが、コンバータは、コストをかけないで光学エンジンへのルミネセンス発光(luminescent emission)の光学反射を強めるためにパラボラ形状であってもよい。
線量計スレッドにおける凹部の深さならびにフィルタおよび反射裏材層の厚みは、線量計スレッドにおける各凹部内のOSLMが同様の高さにあり、光学エンジンの光パイプの出口から同様の距離にあるようなものである。
各OSLセンサは、HDPEおよびPTFEの反射および光吸収特性が僅かに異なるように個々に較正され得る。これはまた、線量計の正確な組み立てのために必要とされるOLSセンサの目視判別を可能にする。
1つの実施形態では、本発明は、3つのOSLセンサ((1)ガンマ、X線および中性子放射線を感知する中性子感応性OSLセンサ;(2)X線およびガンマ放射線のみを感知する参照センサ;ならびに(3)参照センサのためのコンパレータOSLセンサ)を有する線量計スレッドを提供する。
中性子感応性OSLセンサは、OSLM、反射エネルギー補償材料(例えば、アルミニウム)から作られた反射裏材、ならびにエネルギー補償材料(例えば銅)から作られた外フィルタを含む。反射裏材とOSLMとの間に、中性子を中性子感応性OSLセンサによって感知され得る反跳陽子に変換するコンバータ材料(例えば、高密度ポリエチレン)が配置される。コンバータ材料は、OSLM上の薄層コーティングとして、または薄層ディスクとして、またはOSLMと反射裏材との間の薄層として存在し得る。
光子のみを検出するための参照OSLセンサは、HDPEコンバータ材料がOSLMと反射裏材との間に配置される代わりに、参照フィルタ材料(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)から作られた参照フィルタがOSLMと反射裏材との間に設置されることを除き、中性子感応性OSLセンサと同一である。参照フィルタは、OSLM上の参照フィルタ材料の薄層コーティングとして、または薄層ディスクとして、またはOSLMと反射裏材との間の薄層として存在し得る。参照材料が薄層ディスクである場合、反射裏材は参照フィルタ上の反射材料のコーティングであり得る。
コンパレータOSLセンサは、コンパレータOSLセンサが参照OSLセンサの外エネルギー補償フィルタを備えないことを除き、参照OSLセンサと同一である、
1つの実施形態では、中性子感応性OSLセンサ、参照OSLセンサ、およびコンパレータOSLセンサは、線量計スレッド内に備え付けられ得、線量計スレッドは、これらの3つのOSLセンサがOSLリーダーを用いて読み取られることを可能にするように、放射線線量計からスライドされ得る。線量計スレッドのデザインは、3つのOSLセンサが同じ側(各OSLセンサの曝露側であって、OSLセンサのOSLMをカバーするフィルタが存在しない側)からの読み取りを可能にする。以下に示す実施形態において、3つのOSLセンサは以下の順((1)中性子感応性OSLセンサ、(2)参照OSLセンサおよび(3)コンパレータOSLセンサ)で線量計スレッドに備え付けられているが、3つのOSLセンサは任意の順で線量計スレッドに備えるけられていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、OSLセンサに用いられるOSLMは、Landauer, Inc.(Glenwood, Ill.)により製造された特殊化炭素をドープした酸化アルミニウム(Al:C)材料であり、そしてLUXEL+およびINLIGHTの商品名で線量計分野において市販されているものと同様である。OSLMは、特別に処方された専売の粉末化Al:Cからなる。本発明のOSLセンサにおける使用のために、Al:C材料は、ディスク形状ペレットの形態であり得る。
電離放射線へのこれらの3つのOSLセンサの各々におけるAl:C材料の曝露は、材料の結晶構造における欠落部分にトラップされる電子を放出する。電子は、520±10nmの波長光(すなわち、緑色)で励起する場合にトラップから放出される。それらが定常状態に戻るにつれて、420±10nmの波長光(すなわち、青色)が発せられる。留意すべきは、本発明のOSLセンサの読み取りにおけるパルス化励起システムが用いられるのと同様、他の光の波長が用いられ得ることである。
線量計および線量計を装着する個人が受けるガンマ線およびX線照射の放射線量は、第2のまたは参照OSLセンサから発せられた光より決定され得、そして第3のコンパレータOSLセンサの読み取りの結果に基づいて修正され得る。中性子放射線の放射線量は、第1のOSLセンサの読み取りからの放射線量値より、第2のOSLセンサの読み取りからの放射線量値を減じ、かつ予測された中性子エネルギースペクトルについての適切な較正係数でこの結果を掛け合わせることにより決定され得る。
本発明の1つの実施形態では、線量計スレッドは、RFIDタグを備え得る。RFIDタグは、RFIDタグがRFIDタグリーダーのRFアンテナと通信することを可能にする高周波(RF)アンテナを備え、RFIDタグリーダーによってRFIDタグから情報/データが読み取られることを可能とし、そしてRFIDタグリーダーがRFIDタグ上に情報を格納することを可能にする。本発明の1つの実施形態では、RFIDタグは、RFIDタグが、本発明の線量計スレッドがスライド可能に備え付けられている放射線線量計についての情報および放射線線量計の携帯者についての情報を格納することを可能とする、フラッシュメモリのような不揮発性データ格納デバイスを備え、線量を計算するのに必要なデータを引き出すためにデータベースにアクセスする必要なく、いかなるリーダーによる放射線線量計からの読み取りも可能とする。線量計スレッドが線量計スレッドのOSLセンサの1つのための読み取り位置にあるか、またはRFIDタグのための別個の読み取り位置にあるとき、RFIDタグは読み取られ得る。
RFIDタグは、最後のいくつかの読み出しの結果を格納し得、それにより携帯者が受けた線量履歴を引き出すことが可能となる。RFIDタグは識別、日付および時間データを保有し、誰が線量計を割り当てられおよびいつ線量計である動作が実施されたかに関して、一斉の管理を確立する。本発明の1つの実施形態では、RFIDタグは以下の情報を保有し得る:線量計モデルの識別情報、線量計シリアルナンバーおよび線量計が割り当てられた個体の識別番号、各OSLセンサの較正データ、バックグラウンドの放射線量のビルドアップを概算するのに必要な日時情報、合計の放射線量およびガンマ線からの線量および中性子からの線量、個体への線量計の割り当てに関する日時情報、いつ線量計が読み出されたかの日時情報、ならびに特有のリーダー識別番号を含む線量計スレッドのOSLセンサの解析の間のOSLリーダーの操作性を表すリーダー品質管理データ。
本発明のRFIDタグは、OSLリーダーまたはPCまたは他のデータ入力デバイスに接続された独立のRFIDタグリーダーのいずれかによって、適切なRFIDアンテナおよび解読コードを使用することに対し読み取られおよび書き込まれ得る。線量計がフィールドから研究所に戻されるとき、線量結果は別個に読み出され、フィールド結果および調査されたフィールドで得られた線量計結果の最新履歴を検証し、アーカイビング用の認定された放射線量記録を確立し得る。
本発明の1つの実施形態では、RFIDタグは、線量計が、線量計の正確な解析に必要な情報を含むデータベースへのアクセスがない遠隔領域で解析されることを可能とする。RFIDタグは線量計の解析の履歴を保有し、線量の再構築が実施され得る。RFIDタグは、内密の操作間に線量計が見つかることを避けるために、制限された読み出し範囲を有する。
1つの実施形態では、OSLリーダーは、OSLリーダーから分離したデータベースと通信し得る。OSLリーダーは、ワイヤレス通信、光ファイバーを介する通信、ワイヤー通信、インターネット通信、電話回線通信などのような多様な方法で、別のデータベースと通信し得る。
本発明のいくつかの実施形態では、1つまたはそれ以上のOSLセンサを有する線量計スレッドを含む線量計は、当該線量計がデータベース内で個体に割り当てられる前に、個体に与えられ、付けられてもよい。そのような場合、後日、線量計が割り当てられた個体の名前、および社会保障番号、ドッグタグ番号などのような他の識別でデータベースがアップデートされ得る。データベースは、線量計スレッドの1つまたはそれ以上のOSLセンサが線量計リーダーによって読み取られる初回にさえアップデートされ得る。
図1および2は、線量計スレッド本体104を有する本発明の一実施形態に従う線量計スレッド102を示す。OSLセンサ112、114および116は、それぞれの円筒カップ形状凹部122、124および126の中に備え付けられている。凹部122は、開口部132、円筒側壁134および基部136を有する。凹部124は、開口部138、円筒側壁140および基部142を有する。凹部126は、開口部144、円筒側壁146および基部148を有する。凹部122の中に、ディスク形状OSLM152およびディスク形状反射裏材154が備え付けられている。凹部124の中に、ディスク形状OSLM156およびディスク形状反射裏材158が備え付けられている。凹部126の中に、ディスク形状OSLM160およびディスク形状反射裏材162が備え付けられている。OSLM152、OSLM156およびOSLM160は、それぞれの曝露側面172、174および176を有し、これらの面は、(図11に示すような)OSLリーダーからの励起光により照らされ得る。
反射裏材154は反射面182を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM152を通過させてOSLM152に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM152に戻す。反射裏材154はまた、OSLM152から発せられたルミネセンス光を反射し、OSLM152のフィルタ側面184からOSLM152を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。反射裏材158は反射面186を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM156を通過させてOSLM156に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM156に戻す。反射裏材158はまた、OSLM156から発せられたルミネセンス光を反射し、OSLM156のフィルタ側面188からOSLM156を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。反射裏材162は反射面190を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM160を通過させてOSLM160に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM160に戻す。反射裏材162はまた、OSLM160から発せられたルミネセンス光を反射し、OSLM160のフィルタ側面192からOSLM160を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。線量計スレッド102は、スレッド本体104内に備え付けられたRFIDタグ196を備える。
図1および2に示す本発明の実施形態における反射裏材の各々は、ディスク形状の反射材料片または凹部の基部上にコーティングされた反射コーティングであり得る。
図3および4は、線量計スレッド本体304を有する本発明の一実施形態に従う線量計スレッド302を示す。OSLセンサ312、314および316は、それぞれの円筒カップ形状凹部322、324および326の中に備え付けられている。凹部322は、開口部332および円筒側壁334を有する。凹部322は基部336を有し、この基部は、スレッド本体304において備え付けられたディスク形状の反射裏材338の一部である。凹部324は、開口部340および円筒側壁342を有する。凹部324は基部344を有し、この基部は、スレッド本体304において備え付けられたディスク形状の反射裏材346の一部である。凹部326は、開口部348および円筒側壁350を有する。凹部326は基部352を有し、この基部は、反射裏材354の一部である。凹部322の中に、ディスク形状OSLM356が備え付けられている。凹部324の中に、ディスク形状OSLM358およびディスク形状反射裏材346が備え付けられている。凹部326の中に、ディスク形状OSLM360が備え付けられている。OSLM356、OSLM358およびOSLM360は、それぞれの曝露側面372、374および376を有し、これらの面は、(図11に示すような)OSLリーダーからの励起光により照らされ得る。
反射裏材338は反射面382を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM356を通過させてOSLM356に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM356に戻す。反射裏材338はまた、OSLM356から発せられたルミネセンス光を反射し、OSLM356のフィルタ側面384からOSLM356を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。反射裏材346は反射面386を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM358を通過させてOSLM358に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM358に戻す。反射裏材346はまた、OSLM358から発せられたルミネセンス光を反射し、OSLMのフィルタ側面388からOSLM358を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。反射裏材354は反射面390を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM360を通過させてOSLM360に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM360に戻す。反射裏材354はまた、OSLM360から発せられたルミネセンス光を反射し、フィルタ側面392からOSLM360を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。線量計スレッド302は、スレッド本体304内に備え付けられたRFIDタグ396を備える。
図3および4は、線量計スレッド本体304を有する本発明の一実施形態に従う線量計スレッド302を示す。OSLセンサ312、314および316は、それぞれの円筒カップ形状凹部322、324および326の中に備え付けられている。凹部322は、開口部332および円筒側壁334を有する。凹部322は基部336を有し、この基部は、スレッド本体304において備え付けられたディスク形状の反射裏材338の一部である。凹部324は、開口部340および円筒側壁342を有する。凹部324は基部344を有し、この基部は、スレッド本体304において備え付けられたディスク形状の反射裏材346の一部である。凹部326は、開口部348および円筒側壁350を有する。凹部326は基部352を有し、この基部は、スレッド本体304において備え付けられたディスク形状の反射裏材354の一部である。凹部322の中に、ディスク形状OSLM356が備え付けられている。凹部324の中に、ディスク形状OSLM358が備え付けられている。凹部326の中に、ディスク形状OSLM360が備え付けられている。OSLM356、OSLM358およびOSLM360は、それぞれの曝露側面372、374および376を有し、これらの面は、(図11に示すような)OSLリーダーからの励起光により照らされ得る。
反射裏材338は反射面382を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM356を通過させてOSLM356に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM356に戻す。反射裏材338はまた、OSLM356から発せられたルミネセンス光を反射し、フィルタ側面384からOSLM356を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。反射裏材346は反射面386を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM358を通過させてOSLM358に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM358に戻す。反射裏材346はまた、OSLM358から発せられたルミネセンス光を反射し、フィルタ側面388からOSLM358を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。反射裏材354は反射面390を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM560を通過させてOSLM360に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM360に戻す。反射裏材354はまた、OSLM360から発せられたルミネセンス光を反射し、フィルタ側面392からOSLM360を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。線量計スレッド302は、スレッド本体304内に備え付けられたRFIDタグ396を備える。
図5および6は、線量計スレッド本体504を有する本発明の一実施形態に従う線量計スレッド502を示す。OSLセンサ512、514および516は、それぞれの円筒カップ形状凹部522、524および526の中に備え付けられている。凹部522は、開口部532および円筒側壁534を有する。凹部522は基部536を有し、この基部は、スレッド本体504において備え付けられた正方形形状の反射裏材538の一部である。凹部524は、開口部540および円筒側壁542を有する。凹部524は基部544を有し、この基部は、スレッド本体504において備え付けられた正方形形状の反射裏材546の一部である。凹部526は、開口部548および円筒側壁550を有する。凹部526は基部552を有し、この基部は、スレッド本体304において備え付けられた正方形形状の反射裏材554の一部である。凹部522の中に、ディスク形状OSLM556が備え付けられている。凹部524の中に、ディスク形状OSLM558が備え付けられている。凹部526の中に、ディスク形状OSLM560が備え付けられている。OSLM556、OSLM558およびOSLM560は、それぞれの曝露側面572、574および576を有し、これらの面は、(図11に示すような)OSLリーダーからの励起光により照らされ得る。
反射裏材538は反射面582を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM556を通過させてOSLM556に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM556に戻す。反射裏材538はまた、OSLM556から発せられたルミネセンス光を反射し、フィルタ側面584からOSLM556を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。反射裏材546は反射面586を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM558を通過させてOSLM558に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM558に戻す。反射裏材546はまた、OSLM558から発せられたルミネセンス光を反射し、フィルタ側面588からOSLM558を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。反射裏材554は反射面590を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM560を通過させてOSLM560に戻し、励起光を(図51に示すような)OSLリーダーからOSLM560に戻す。反射裏材554はまた、OSLM560から発せられたルミネセンス光を反射し、フィルタ側面592からOSLM560を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。線量計スレッド502は、スレッド本体504内に備え付けられたRFIDタグ596を備える。
図3、4、5および6にはディスク形状および正方形形状の反射裏材が示されているが、反射裏材の他の形状も本発明の実施形態において用いられ得る。
図7および8は、線量計スレッド本体704を有する本発明の一実施形態に従う線量計スレッド702を示し、これは、複数のOSLセンサについて1つの反射裏材を用いる。OSLセンサ712、714および716は、それぞれの円筒カップ形状凹部722、724および726の中に備え付けられている。凹部722は、開口部732および円筒側壁734を有する。凹部722は基部736を有し、この基部は、スレッド本体704において備え付けられた長方形形状の反射裏材738の一部である。凹部724は、開口部740および円筒側壁742を有する。凹部724は基部744を有し、この基部は、反射裏材738の一部である。凹部726は、開口部748および円筒側壁750を有する。凹部726は基部752を有し、この基部は、反射裏材738の一部である。凹部722の中に、ディスク形状OSLM756が備え付けられている。凹部724の中に、ディスク形状OSLM758が備え付けられている。凹部726の中に、ディスク形状OSLM760が備え付けられている。OSLM756、OSLM758およびOSLM760は、それぞれの曝露側面772、774および776を有し、これらの面は、(図11に示すような)OSLリーダーからの励起光により照らされ得る。
反射裏材738は反射面782を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM756を通過させてOSLM756に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM756に戻す。反射裏材738はまた、OSLM756から発せられたルミネセンス光を反射し、フィルタ側面784からOSLM756を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。反射裏材738は反射面786を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM758を通過させてOSLM758に戻し、励起光を(図11に示すような)OSLリーダーからOSLM758に戻す。反射裏材738はまた、OSLM758から発せられたルミネセンス光を反射し、フィルタ側面788からOSLM758を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。反射裏材738は反射面790を備え、この面は、励起光を反射し、OSLM760を通過させてOSLM760に戻し、励起光を(図71に示すような)OSLリーダーからOSLM760に戻す。反射裏材738はまた、OSLM760から発せられたルミネセンス光を反射し、フィルタ側面792からOSLM760を通って戻し、反射されたルミネセンス光を(図11に示すOSLリーダーのような)OSLリーダーにより検出させる。線量計スレッド702は、スレッド本体704内に備え付けられたRFIDタグ796を備える。
図9および10は、線量計スレッド本体904を有する本発明の一実施形態に従う線量計スレッド902を示す。中性子感受性OSLセンサ908、参照OSLセンサ910、およびコンパレータOSLセンサ912は、線量計本体904のそれぞれの円筒カップ形状凹部914、916および918の中に備え付けられている。凹部914は、ディスク形状基部920および円筒壁922を備える。凹部916はディスク形状基部924および円筒壁926を備える。凹部918はディスク形状基部928および円筒壁930を備える。中性子感受性OSLセンサ908は、ディスク形状OSLM932、コンバータ材料ディスク934、反射裏材936、およびディスク形状外フィルタ938を備える。コンバータ材料ディスク934は、OSLM932と反射裏材936との間に設置される。
反射裏材936は、反射材料のディスク形状片、コンバータ材料ディスク934上にコーティングされた反射コーティング、または外フィルタ938上にコーティングされた反射コーティングであり得る。反射裏材936が別のディスクである本発明の一実施形態では、OSLM932、コンバータ材料ディスク934、反射裏材936および外フィルタ938が、保持リング940により凹部914内で適所に保持される。反射裏材936がコンバータ材料ディスク934上のコーティングである本発明の一実施形態では、OSLM932、コンバータ材料ディスク934(コーティングとして反射裏材936を備える)および外フィルタ938が、保持リング940により凹部914内で適所に保持される。反射裏材936が外フィルタ938上のコーティングである本発明の一実施形態では、OSLM932、コンバータ材料ディスク934および外フィルタ938(コーティングとして反射裏材936を備える)が、保持リング940により凹部914内で適所に保持される。
保持リング940は、スプリング型保持リングであり、そして円筒壁922による圧縮により凹部914内で適所に保持される。円筒壁922により、互いに隣接する保持リング940の端942および944が圧縮される。OSLM932は、フィルタ側面946を有し、このOSLM932の側面が、コンバータ材料ディスク934、反射裏材936および外フィルタ938によりフィルタをかけられる。中性子感受性OSLセンサ916は、OSLM932が曝露されたX線、ガンマおよび中性子放射線の複合線量が、OSLリーダーにより読み取られることを可能にする曝露側面948を有する。保持リング940は、OSLM932の曝露側面948上に備え付けられている。
参照OSLセンサ910は、ディスク形状OSLM952、ディスク形状参照フィルタ954、反射裏材956、およびディスク形状外フィルタ958を備える。参照フィルタ954は、OSLM952と反射裏材956との間に設置される。反射裏材956は、反射材料のディスク形状片、参照フィルタ954上にコーティングされた反射コーティング、または外フィルタ958上にコーティングされた反射コーティングであり得る。反射裏材956が別のディスクである本発明の一実施形態では、OSLM952、参照フィルタ954、反射裏材956および外フィルタ958が、保持リング960により凹部916内で適所に保持される。反射裏材956が参照フィルタ954上のコーティングである本発明の一実施形態では、OSLM952、参照フィルタ954(コーティングとして反射裏材956を備える)および外フィルタ958が、保持リング960により凹部916内で適所に保持される。反射裏材956が外フィルタ958上のコーティングである本発明の一実施形態では、OSLM952、参照フィルタ954および外フィルタ958(コーティングとして反射裏材956を備える)が、保持リング960により凹部916内で適所に保持される。
保持リング960は、スプリング型保持リングであり、そして円筒壁926による圧縮により凹部916内で適所に保持される。円筒壁926により、互いに隣接する保持リング960の端962および964が圧縮される。OSLM952は、フィルタ側面966を有し、このOSLM952の側面が、参照フィルタ954、反射裏材956および外フィルタ958によりフィルタをかけられる。参照OSLセンサ910は、OSLM952が曝露されたX線およびガンマ放射線の複合線量が、OSLリーダーにより読み取られることを可能にする曝露側面968を有する。保持リング960は、OSLM952の曝露側面968上に備え付けられている。
コンパレータOSLセンサ912は、ディスク形状OSLM972、ディスク形状参照フィルタ974および反射裏材976を備える。参照フィルタ974は、OSLM972と反射裏材976との間に設置される。反射裏材976は、反射材料のディスク形状片、または参照フィルタ974上にコーティングされた反射コーティングであり得る。本発明の一実施形態では、OSLM972および参照フィルタ974(コーティングとして反射裏材976を備える)が、保持リング978により凹部918内で適所に保持される。本発明の一実施形態では、OSLM972、参照フィルタ974および反射裏材976が、保持リング978により凹部918内で適所に保持される。
保持リング978は、スプリング型保持リングであり、そして円筒壁930による圧縮により凹部918内で適所に保持される。円筒壁930により、互いに隣接する保持リング978の端980および982が圧縮される。OSLM972は、フィルタ側面986を有し、このOSLM972の側面が、参照フィルタ974および反射裏材976によりフィルタをかけられる。コンパレータOSLセンサ912は、OSLM972が曝露されたX線およびガンマ放射線の複合線量が、OSLリーダーにより読み取られることを可能にする曝露側面988を有する。保持リング978は、OSLM972の曝露側面988上に備え付けられている。線量計スレッド902は、線量計本体904内に備え付けられたRFIDタグ996を備える。
中性子感受性OSLセンサ908は、参照OSLセンサ910とは、中性子感受性OSLセンサ908のコンバータ材料ディスク934の代わりに参照OSLセンサ910の参照フィルタ954を用いている点を除いて、同一である。コンパレータOSLセンサ912は、参照OSLセンサ910とは、反射裏材976が外フィルタ内に備え付けられていないことを除いて、同一である。コンパレータOSLセンサ912においては、反射裏材976が外フィルタとして機能する。
図9および10の線量計スレッドにおいて、OSLセンサの1つのOSLMは、OSLMのフィルタ側面上にコーティングされたコンバータ材料を有し、このことが、OSLMが、ガンマ放射線および中性子放射線を感知するOSLセンサとして機能することを可能にする。第二のOSLセンサのOSLMは、OSLのフィルタ側面上におよびコーティングされたフィルタ参照材料を有し、このことが、OSLMが、ガンマ放射線についてのOSLセンサとして機能することを可能にする。
図1、2、3、4、5、6、7、8、9および10に示されたOSLセンサの各々のOSLMが、種々の方法のいずれかにより線量計スレッドの凹部内に備え付けられ、このような方法には、圧縮による凹部内に保持された保持リング、クリンピング、または凹部のエッジの溶融などが含まれる。
図11は、本発明の一実施形態によるOSLリーダー1104の光学エンジン1102を示す。光学エンジン1102は、光学エンジンフレーム1106を備え、そこには、光学エンジン1102の種々の構成要素が備え付けられている。図11において、線量計スレッド1108を読み取るのに用いられている光学エンジン1102が示される。線量計スレッド1108は、3つのOSLセンサ、すなわち、OSLセンサ1110、1111および1112を含む。OSLセンサ1110、1111および1112は、それぞれのOSLMディスク1113、1114および1115、ならびにそれぞれの反射裏材1116、1117および1118を備える。OSLMディスク1113、1114および1115は、それぞれの曝露側面1120、1122および1124を有する。線量計スレッド1108の各OSLセンサがOSLリーダー1104によって読み取られることを可能にするために、線量計スレッド1108が、OSLリーダー1104中の読み取り位置1128に矢印1126によって示されるように動かされる。図11において、OSLセンサ1110は、読み取り位置1128(破線の囲みとして示される)内にある。LED1134からの緑色励起光1132は、長波長通過フィルタ1136を通過して伝達され、そしてコリメーションレンズ1138上に指向される。長波長通過フィルタ1136は、緑色励起光1132の青色のテール部分をフィルタ除去する。1つの実施形態では、長波長通過フィルタ1136は、黄色長波長通過フィルタであり、これは、緑色光を通過させるが青色光を拒絶、吸収および/または遮断する。コリメーションレンズ1138は、コリメーションレンズ1138が緑色励起光1132を集光しコリメートするように位置づけられている。コリメーションレンズ1138によりコリメートされた後、緑色励起光1132は、ダイクロイックミラー1142を通り抜けて進む。ダイクロイックミラー1142を通り抜けた後、緑色励起光1132が集光レンズ1146によりさらに集束され、ウィンドウ1148を通り抜けてOSLセンサ(現在読み取り位置1128にある)に指向される。図11において、OSLセンサ1110は、読み取り位置1128にある。読み取り位置1128にあるOSLセンサが緑色励起光1132に曝露されたとき、青色ルミネセンス光1152がOSLセンサから発せられる。青色ルミネセンス光1152がウィンドウ1148を通り抜けて伝達され、そして集光レンズ1146により集光される。次いで、青色ルミネセンス光1152が青色バンドパスフィルタ1154を通り抜けて90度角でダイクロイックミラー1142により反射される。青色バンドパスフィルタ1154は、青色ルミネセンス光1152から非青色光をフィルタ除去する。すなわち、青色バンドパスフィルタ1154は、バンドパス青色バンドパスフィルタであり、このフィルタは、青色光のみを通過させ、緑色励起光を十分に拒絶する。青色バンドパスフィルタ1154を通過した後、青色ルミネセンス光1152が光検出器1156により検出され、この光検出器は、光電子増倍管(PMT)1158を備える。PMT1158(光子計数モードで動作する)は、検出された青色ルミネセンス光1152に基づき、読み取り位置1128にてOSLセンサで生じた発光を定量する。光ダイオード1162は、光検出器1156の正反対に設置される。緑色励起光1132の一部1164はダイクロイックミラー1142により反射され、そして光検出器1156により検出され、それにより緑色励起光1132の強度が測定されることが可能になる。
図11においては図示を簡単にするため励起光およびルミネセンス光を平行に示しているが、励起光およびルミネセンス光は実際には一直線上にあり、励起光およびルミネセンス光はともにOSLリーダーのウィンドウおよび集光レンズの中心を通り抜ける。また、励起光は、読み取られるOSLセンサのOSLMディスクの一部をカバーするものとしてのみ示されているが、励起光は、OSLMディスクの曝露側面の全部または一部を照らし得る。さらに、ルミネセンス光は、読み取られるOSLセンサのOSLMディスクの一部により発せられたものとして示されているが、励起光は、OSLMディスクの曝露側面の全部または一部から発せられ得る。
図11中のダイクロイックミラーは、LEDから発せられた緑色励起光およびOSLセンサから発せられた青色ルミネセンス光の両方に関して45度に位置付けられている。
上記に見られ得るように、図11中のダイクロイックミラーは、緑色励起光を伝達し、そして青色ルミネセンス光を反射するように設計される。
光学エンジンの出力ウィンドウは、光学エンジンの内部光学コンポーネントを、光学エンジンの性能を劣化させ得る塵および水分凝縮から防御する。
本発明の線量計スレッドは、耐久性材料(例えば、プラスチック)から作られたものであり得る。1つの実施形態では、線量計スレッドは、Dupont社により商品名Delrin(登録商標)で販売されているポリオキシメチレン(POM)作られたものであり得る。しかし、他の実施形態では、線量計スレッドは、ポリカーボネート、ポリエチレン、スチレン、または他の耐久性プラスチック材料から作られたものであり得る。
本願に引用した全ての文書、特許、学術論文および他の材料は、参照により本明細書中に援用される。
本発明は特定の実施形態を参照して開示されているが、記載の実施形態に対する多数の改変、変更、および変化は、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本発明の領域および範囲から逸脱することなく可能である。したがって、本発明は、記載の実施形態に限定されず、以下の特許請求の範囲の文言によって定義される全範囲およびその均等物を有することが意図される。

Claims (20)

  1. デバイスであって、
    線量計スレッドを備え、
    該線量計スレッドが、1つまたはそれ以上の光励起ルミネセンス(OSL)センサを備え、
    各OSLセンサが、
    該線量計スレッドの凹部内に備え付けられた光励起ルミネセンス材料(OSLM)、および
    該凹部内に位置づけられた反射裏材
    を備え、
    ここで該凹部が、基部を有する円筒カップ形状凹部であり、そして
    ここで該反射裏材が、該OSLMと該凹部の該基部との間に位置づけられている、
    デバイス。
  2. 前記反射裏材が反射材料のディスク形状片である、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記反射裏材が前記凹部の前記基部上の反射コーティングである、請求項1に記載のデバイス。
  4. 前記反射裏材がエネルギー補償材料を含む、請求項1に記載のデバイス。
  5. 前記OSLセンサが、前記反射裏材と前記凹部の前記基部との間で前記凹部内に位置づけられたフィルタを備え、かつ該フィルタがディスク形状である、請求項1に記載のデバイス。
  6. 前記反射裏材がアルミニウムを含む、請求項1に記載のデバイス。
  7. 前記OSLセンサが、前記OSLMと前記反射裏材との間に設置された1つまたはそれ以上のフィルタを備える、請求項1に記載のデバイス。
  8. 前記反射裏材が前記1つまたはそれ以上のフィルタのうちの1つの上のコーティングである、請求項7に記載のデバイス。
  9. 前記OSLセンサが、前記OSLMと前記反射裏材との間に設置されたコンバータ材料ディスクを備える、請求項6に記載のデバイス。
  10. 前記コンバータ材料ディスクが高密度ポリエチレンを含み、かつ前記OSLMと該コンバータ材料ディスクとの間に設置されたポリエチレンを含む共形ディスクがある、請求項9に記載のデバイス。
  11. 前記OSLセンサのための前記OSLMがAl:C材料を含む、請求項1に記載のデバイス。
  12. 前記OSLセンサが、前記OSLMと前記反射裏材との間に設置された1つまたはそれ以上のフィルタを備え、かつ該OSLセンサが、該OSLMと該反射裏材との間に設置された参照フィルタを備える、請求項1に記載のデバイス。
  13. 前記参照フィルタがポリテトラフルオロエチレンを含む、請求項12に記載のデバイス。
  14. 前記OSLセンサが、前記OSLMと前記反射裏材との間に設置された1つまたはそれ以上のフィルタ、および該OSLMの曝露側面上に備え付けられかつ前記凹部の円筒壁により圧縮されるスプリング型保持リングを備え、かつ該保持リングが、該凹部内に該OSLM、該1つまたはそれ以上のフィルタ、および該反射裏材を保持する、請求項1に記載のデバイス。
  15. 線量計スレッドが2つまたはそれ以上のOSLセンサを備える、請求項1に記載のデバイス。
  16. 前記2つまたはそれ以上のOSLセンサの少なくとも1つがコンパレータOSLセンサである、請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記2つまたはそれ以上のOSLセンサの少なくとも1つが参照OSLセンサである、請求項15に記載のデバイス。
  18. デバイスであって、
    線量計スレッドを備え、
    該線量計スレッドが、1つまたはそれ以上の光励起ルミネセンス(OSL)センサを備え、
    各OSLセンサが、
    該線量計スレッドの凹部内に備え付けられた光励起ルミネセンス材料(OSLM)、および
    該線量計スレッド内に備え付けられた反射裏材
    を備え、
    ここで該凹部が、基部を有する円筒カップ形状凹部であり、
    ここで該凹部の該基部が、該反射裏材の表面の一部を含み、
    ここで該反射裏材が、該凹部の該基部よりも大きな表面領域を有し、そして
    ここで該OSLMがディスク形状である、
    デバイス。
  19. 前記線量計スレッドが、2つまたはそれ以上のOSLセンサを含む、請求項18に記載のデバイス。
  20. デバイスであって、
    線量計スレッドを備え、
    該線量計スレッドが、
    反射裏材、
    1つまたはそれ以上の光励起ルミネセンス(OSL)センサを備え、
    各OSLセンサが、
    該線量計スレッドの凹部内に備え付けられた光励起ルミネセンス材料(OSLM)、および
    該反射裏材
    を備え、
    ここで該凹部が、基部を有する円筒カップ形状凹部であり、
    ここで各OSLセンサの該凹部の該基部が、該反射裏材の一部を含み、そして
    ここで各OSLセンサの該OSLMがディスク形状である、
    デバイス。
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