JP5642285B2 - 放射線量モニタリングデバイス及び放射線量モニタリング方法 - Google Patents

放射線量モニタリングデバイス及び放射線量モニタリング方法 Download PDF

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Description

この出願は、「モバイルスマートフォンOSLリーダーおよびツール」の発明の名称にて2010年9月15日に出願された米国仮特許出願第61/383,016号および「携帯用線量計」の発明の名称にて2011年9月14日に出願された米国特許出願第13/232,053号の優先権の利益を請求し、これらの米国出願はその全体について参照により本明細書中に援用されている。
本発明は、携帯用線量計に関する。
受動統合放射線センサを使用する既存の個人用の放射線量モニタリングデバイスは、センサが、制御された実験室設定における使用のために設計された適切な解析機器またはプロセスを使用して定量評価され得る前に、ホルダからセンサを取り外すことを必要とする。
第一の広範な局面によれば、本発明は:円筒形状線量計マウント、線量計マウント内に備え付けられた光励起ルミネセンス材料(OSLM)片、線量計マウントが回転可能に備え付けられる円筒形状凹部を備える円筒形状線量計ハウジング、線量計マウントの近位端から延びる円筒形状取手を備えるデバイスであって、上記OSLM片が曝露面を有し、上記デバイスが、OSLM片の曝露面が線量計ハウジングの開口部内に曝露される読み取り配置を有し、上記デバイスが、OSLM片の曝露面が線量計ハウジングによって遮蔽される遮蔽配置を有し、上記デバイスが、取手を捩ることによって、線量計ハウジングに対して線量計マウントを長手方向軸を軸として回転させることにより、遮蔽配置と読み取り配置との間を移動可能である、デバイスを提供する。
第二の広範な局面によれば、本発明は、以下の工程:(a)線量計の線量計ハウジング内の線量計の線量計マウントを長手方向軸を軸として回転させることによって、または線量計マウントの周囲の線量計ハウジングを長手方向軸を軸として回転させることによって、遮蔽配置から読み取り配置まで線量計を移動させる工程、(b)線量計マウント内の光励起ルミネセンス材料(OSLM)を線量計ハウジング内の開口部を通る光に曝露する工程、および(c)工程(b)に応答してOSLM片によって放射される放射線を検出する工程を包含する方法を提供する。
図1は、本発明の1つの実施形態による線量計マウント(dosimeter mount)の斜視図である。 図2は、図1の図から約90°回転した図1の線量計マウントの斜視図である。 図3は、本発明の1つの実施形態による線量計ハウジングの斜視図である。 図4は、図3の図から約90°回転した図3の線量計ハウジングの斜視図である。 図5は、本発明の1つの実施形態による線量計キャップ(dosimeter cap)の遮蔽配置端の斜視図である。 図6は、図5の線量計キャップの読み取り配置端の斜視図である。 図7は、本発明の1つの実施形態による遮蔽配置の線量計の斜視図である。 図8は、遮蔽配置での、かつ図3の図から約180°回転した図7の線量計の斜視図である。 図9は、線量計キャップが取り外された遮蔽配置の図7の線量計の斜視図である。 図10は、線量計キャップが取り外された読み取り配置の図7の線量計の斜視図である。 図11は、線量計の線量計マウントおよび線量計ハウジング上に線量計キャップが備え付けられた、読み取り配置の図7の線量計の斜視図である。 図12は、本発明の1つの実施形態によるスマートフォン上に備え付けられた線量計リーダーマウントの平面略図である。 図13は、図12の線量計リーダーマウントの上部平面略図である。 図14は、図12の線量計マウント内に備え付けられた線量計の側平面略図である。 図15は、図示の簡略化のために線量計の様々な特徴を省略した、図12の線量計読み取りマウント上に備え付けられつつある遮蔽配置の線量計の断面図である。 図16は、図示の簡略化のために線量計の様々な特徴を省略した、図12の線量計読み取りマウント上に備え付けられた遮蔽配置の線量計の断面図である。 図17は、図示の簡略化のために線量計の様々な特徴を省略した、図12の線量計読み取りマウント上に備え付けられた読み取り配置の線量計の断面図である。 図18は、図12のスマートフォンのLEDによって照らされ、かつカメラによって読み取られているOSLMディスクの概略図である。 図19は、本発明の1つの実施形態による線量計マウントの斜視図である。 図20は、図19の図から約90°回転した図1の線量計マウントの斜視図である。 図21は、本発明の1つの実施形態による線量計ハウジングの斜視図である。 図22は、図21の図から約90°回転した図21の線量計ハウジングの斜視図である。 図23は、図21の図から約180°回転した図21の線量計ハウジングの斜視図である。 図24は、本発明の1つの実施形態による線量計キャップの上部斜視図である。 図25は、図24の図から約90°回転した図24の線量計キャップの上部斜視図である。 図26は、図24の図から約90°回転し、かつ図25と反対方向の図24の線量計キャップの上部斜視図である。 図27は、図24の図から約180°回転した図24の線量計キャップの上部斜視図である。 図28は、図24の線量計キャップの底部斜視図である。 図29は、様々な特徴が省略され、かつ内部の詳細が示された図24の線量計キャップの上部斜視図である。 図30は、図24の線量計キャップの上部平面図である。 図31は、本発明の1つの実施形態によるキャップストップの側面斜視図である。 図32は、図31のキャップストップの底部平面図である。 図33は、図31のキャップストップの断面図である。 図34は、本発明の1つの実施形態による遮蔽配置の線量計の斜視図である。 図35は、遮蔽配置にあり、かつ図35の図から約180°回転した図35の線量計の斜視図である。 図36は、線量計の線量計キャップが線量計のキャップストップを係合している図36の線量計の斜視図である。 図37は、線量計キャップが線量計のキャップストップを係合している読み取り配置の図35の線量計の斜視図である。 図38は、線量計キャップが線量計の線量計マウントおよび線量計ハウジングを係合している読み取り配置の図37の線量計の斜視図である。 図39は、読み取り配置にあり、かつ図38の図から約90°回転した図38の線量計の斜視図である。 図40は、読み取り配置にあり、かつ図38の図から約180°回転した図38の線量計の斜視図である。 図41は、スマートフォンの背部を覆い、かつ線量計読み取りマウントを備える、本発明の1つの実施形態によるスマートフォンカバーの平面略図である。 図42は、図41の線量計読み取りマウントおよびスマートフォンの断面略図である。 図43は、図41の線量計読み取りマウント内に備え付けられた線量計の側平面図である。 図44は、図示の簡略化のために線量計の様々な特徴を省略した、図41の線量計読み取りマウント上に備え付けられつつある遮蔽配置の線量計の断面図である。 図45は、図示の簡略化のために線量計の様々な特徴を省略した、図41の線量計読み取りマウント上に備え付けられた遮蔽配置の線量計の断面図である。 図46は、図示の簡略化のために線量計の様々な特徴を省略した、図41の線量計読み取りマウント上に備え付けられた読み取り配置の線量計の断面図である。 図47は、本発明の1つの実施形態による線量計マウントの斜視図である。 図48は、図47の図から約90°回転した図47の線量計マウントの斜視図である。 図49は、本発明の1つの実施形態による線量計ハウジングの斜視図である。 図50は、図49の図から約90°回転した図49の線量計ハウジングの斜視図である。 図51は、本発明の1つの実施形態による線量計キャップの上部斜視図である。 図52は、図51の図から約90°回転した図51の線量計キャップの上部斜視図である。 図53は、図51の図から約180°回転した図51の線量計キャップの上部斜視図である。 図54は、図51の線量計キャップの底部斜視図である。 図55は、本発明の1つの実施形態による軸キャップ(axle cap)の斜視図である。 図56は、本発明の1つの実施形態による遮蔽配置の線量計の斜視図である。 図57は、読み取り配置の図56の線量計の斜視図である。
添付の図面は、本明細書中に援用され、かつ本明細書の一部を構成するものであり、本発明の代表的な実施形態を示し、そして上記の一般的な記載および下記の詳細な説明と一緒になって、本発明の特徴を説明する役割を果たすものである。
(定義)
用語の定義が該用語の一般的に使用される意味から外れる場合は、出願人は、特に示さない限りは、以下に提供される定義を用いることを意図する。
本発明の目的のために、方向の用語、例えば、「上部」、「底部」、「上方」、「下方」、「上」、「下」、「左」、「右」、「水平」、「垂直」、「上向き(upward)」、「下向き(downward)」などは本発明の種々の実施形態を記載する際の便宜のために単に使用される。
本発明の目的のために、値または特性は、その値、特性または他の因子を用いた数学的計算または論理的決定を行うことによって、その値が引き出された場合、特定の値、特性、条件の充足、または他の因子に「基づく」。
本発明の目的のために、用語「入射角」は、放射曲線の方向と検出面に対して直角(垂直)な直線との間の角を言う。
本発明の目的のために、用語「近接(close proximity)」は、特定の媒体における荷電粒子の透過範囲に匹敵する距離を言う。
本発明の目的のために、用語「相補的係合構造(complementary engaging structures)」は、相補的様式において相互に係合するように設計された一対の係合構造を言う。相補的係合構造の対の例としては:タブおよび凹部、タブおよび切下げ(undercut)、リッジおよび溝などが挙げられる。
本発明の目的のために、用語「コンバータ材料」は、反跳(recoil)またはノックアウト(knockout)陽子に非電離中性子放射線を変換し得るコンバータ材料を言い、光励起ルミネッセンス(OSL)センサによって検出され得るか、または蛍光原子核飛跡検出器(FNTD)を備え得る。「コンバータ材料」の例は、高密度ポリエチレン(HDPE)である。「コンバータ材料」の他の例は、ポリエチレン(PE)である。本発明のいくつかの実施形態においては、コンバータ材料は、OSLM上の薄層コーティングとして付与されてもよく、あるいは中性子感応性OSLMセンサのOSLMに隣接する薄層フィルムまたはディスクとして備え付けられてもよい。本発明の1つの実施形態においては、コンバータ材料は、OSLMと、OSLMが備え付けられる円筒カップ形状フィルタの基部との間に備え付けられるディスクの形状であってもよい。本発明の1つの実施形態においては、線量計マウントの本体は、HDPEまたはPEのようなコンバータ材料から作られており、それにより線量計マウント全体が、線量計マウント内に備え付けられたOSLMについてコンバータ材料として作用し得る。本発明の別の実施形態においては、OSLMはコンバータ材料と混合されてもよく、OSLMはコンバータ材料中に埋め込まれるかまたは懸濁されている。
本発明の目的のために、用語「円筒カップ形状」は、円筒の上部または底部が取り外された正円筒の一般形状を有するフィルタを言い、すなわち、このフィルタはディスク形状の底部または上部と、それらから延びる円筒状の壁面を有する。壁面、上部または底部は、線量計に所望される放射線に対する角およびエネルギー補償応答に依存して、同じ材料または異なる材料から形成されていてもよい。
本発明の目的のために、用語「円筒形状」とは、形状においてほぼ円筒形である物体を言う。円筒形状物体は中空、中空でない、部分的中空である、凹部を備える、内部および/または外部表面上に係合構造を備えるなどであり得る。
本発明の目的のために、用語「遠位端(distal end)」は、近位端(proximal end)に対向する線量計の端(すなわち、線量計の取手から離れた線量計の端)を言う。
本発明の目的のために、用語「線量測定パラメータ」は、照射ルミネセンス材料の蛍光画像またはシグナルのプロセッシングから決定される値または数を言い、そして検出器によって吸収される放射線量に直接関連付けられる。
本発明の目的のために、用語「エネルギー補償材料」は、OSLMとガンマ照射源またはX線照射源との間に配置された場合に、補償またはフィルタ材料がなく曝露されたOSLMに比較して、種々のガンマエネルギーまたはX線エネルギーにわたって応答を変化させる材料を言う。エネルギー補償材料の例としては、銅およびアルミニウムがある。
本発明の目的のために、用語「係合構造」は、相補的係合構造を係合するように成形される1つ以上の構造を言う。係合構造の例としては、タブ、フック、開口部、凹部、ディンプル、突起、リッジ、溝などが挙げられる。単一の係合構造は、2つの片(例えば、線量計マウントおよび線量計ハウジングの2つの隣接している、より小さなタブによって形成されるより大きなタブ、線量計ハウジングからの壁および線量計マウントからの凹部によって形成される切下げ溝)から形成され得る。
本発明の目的のために、用語「曝露面」は、光源によって光に曝露され得るOSL材料片の表面を言う。
本発明の目的のために、用語「高速中性子」は、用語「高速中性子」の従来の意味であって、10keVを上回るエネルギーを有する中性子を言う。
本発明の目的のために、用語「フィルタ」は、放射線感知材料(例えば、OSLM)と放射線源との間に配置され、そして放射線感知材料が受ける放射線に影響する任意の構造を言う。例えば、フィルタは、エネルギー補償フィルタ、コンバータ、参照フィルタ、コンフォーマル(conformal)ディスクなどであってもよい。本発明の1つの実施形態においては、エネルギー補償フィルタは、円筒カップ形状のフィルタであってもよい。本発明のフィルタは、光励起ルミネセンス材料とともに用いられるものとして主に以下に記載されるが、本発明のフィルタは、他のタイプの放射線感知材料(例えば、サーモルミネセンス線量測定(TLD)材料)とともに用いられてもよい。OSLセンサが、カップ形状のフィルタ内に備え付けられたOSLMディスクを備える本発明の1つの実施形態においては、1以上のフィルタ材料ディスクが、OSLMディスクと円筒カップ形状のフィルタの基部との間に配置され得る。各々のフィルタ材料ディスクはフィルタを構成する。
本発明の目的のために、用語「フィルタ材料」は、フィルタが構成される1つまたは複数の材料を言う。例えば、フィルタのタイプに依存して、フィルタ材料が、エネルギー補償材料、コンバータ材料、参照フィルタ材料、コンフォーマル材料などであってもよい。本発明のフィルタ材料は、光励起ルミネセンス材料とともに用いられるものとして主に以下に記載されるが、本発明のフィルタ材料は、他のタイプの放射線感知材料(例えば、TLD材料)とともに用いられてもよい。
本発明の目的のために、用語「ハードウェアおよび/またはソフトウェア」は、デジタルソフトウェア、デジタルハードウェア、またはデジタルハードウェアおよびデジタルソフトウェアの両方の組み合わせにより実施され得る機能を言う。
本発明の目的のために、用語「重荷電粒子(HCP)」は、陽子と同等またはそれより大きい質量を有する核またはイオンを言う。いくつかの代表的なものとして、限定はされないが、重荷電粒子の例としては、アルファ粒子、トリチウムイオン、陽子、反跳陽子などが挙げられる。
本発明の目的のために、用語「間接電離放射線」はX線、ガンマ線または中性子を言う。
本発明の目的のために、用語「電離放射線」は、正荷電および負荷電のイオン対に原子を解離することができる任意の粒子線または電磁波を言う。本発明は、直接電離放射線および間接電離放射線の両方の線量を決定するために使用され得る。
本発明の目的のために、用語「照射(iradiation)」は、用語「照射」の従来の意味、すなわち、高エネルギー電荷粒子、例えば、電子、陽子、α粒子など、または可視光よりも短い波長の電磁照射線、例えば、ガンマ線、X線、紫外光などへの曝露を言う。
本発明の目的のために、用語「長手方向軸(longitudinal axis)」は、物体の最も長い回転軸を言う。線量計に関して、長手方向軸は、線量計の遠位端から近位端まで延びる。
本発明の目的のために、用語「低透過性放射線」は、放射線感知材料または吸収材における100ミクロン(100μ)未満の透過範囲を有する重荷電粒子からの放射線を言う。低透過性放射線の例としては:α粒子、反跳陽子などである。
本発明の目的のために、用語「最大透過範囲」または「透過範囲」は、直接電離粒子が停止する媒体内における距離を言う。
本発明の目的のために、用語「減速された中性子」は、水素または重水素を含有する減速材によって高速中性子を減速することにより製造される中性子を言い、約0.025eV〜約10keVのエネルギー範囲における低エネルギー中性子が大きく寄与する。
本発明の目的のために、用語「中性子・陽子コンバータ」は、非電離中性子放射線を反跳またはノックアウト陽子(放射線センサにより検出され得る)に変換するために使用され得る、水素含有材料(例えば、高密度ポリエチレン(HDPE))を言う。
本発明の目的のために、用語「中性子感応性OSLセンサ」は、中性子を検出するOSLセンサを言う。中性子感応性OSLセンサはまた、X線およびガンマ線のような他のタイプの放射線を検出し得る。
本発明の目的のために、用語「OSLリーダー」は、OSLセンサにおけるOSLMを励起して光を発する光波長を発するデバイスを言う。特定の励起レジメ(連続励起、波長および強度の読み取り、ならびに種々のパルス持続期間、パルス周波数、パルス形状およびパルス間時間を用いるパルス励起)の下で、発光強度は、約0.01mGy(1mrem)〜約100Gy(10,000rad)を超える範囲の放射線曝露量に比例する。
本発明の目的のために、用語「OSLセンサ」は、OSLM製またはOSLMを含む放射線センサを言う。OSLセンサはOSLリーダーを用いて読み取りが行われ得る。
本発明の目的のために、用語「受動探知」は、能動型電子回路および電源を必要とすることなく、放射線の検出および/または放射線吸収線量の積算を行う検出技術を言う。
本発明の目的のために、用語「透過光子放射線(penetrating photon radiation)」は、宇宙からの、または例えば、X線装置または加速器における荷電粒子の加速または減速により生じた放射性核崩壊から生じ得るような、10keVと同等またはそれより高いエネルギーを有する短波長電磁気放射線を言う。
本発明の目的のために、用語「透過β放射線」は、宇宙からの、あるいは原子の放射線誘導電離によってまたは電場の加速によって生じた放射性核崩壊から生じ得るような、10keVと同等またはそれ以上のエネルギーを有する電子を言う。
本発明の目的のために、用語「部分」は、物体または材料の任意の部分を言い、これは、物体および材料の全体を包含する。例えば、ルミネセンス材料の「部分」をカバーするコンバータは、ルミネセンス材料の1以上の表面の一部または全てをカバーし得る。
本発明の目的のために、用語「近位」は、線量計の取手方向にある線量計の端を言う。
本発明の目的のために、用語「放射線量測定」とは、用語「放射線量測定」の従来の意味、すなわち材料、物体または個体の体に吸収される放射線量の量の測定を言う。
本発明の目的のために、用語「放射線感知材料」とは、放射線センサにおける放射線を感知するために用いられる材料を言う。放射線感応性材料の例としては、OSLセンサのための光励起ルミネセンス材料、サーモルミネセンス線量測定(TLD)センサのためのサーモルミネセンス材料などが挙げられる。
本発明の目的のために、用語「反跳陽子」とは、水素原子の供給源を含有するコンバータ(例えば、ポリエチレンまたは高密度ポリエチレン)との中性子の衝突により発生するそれらの陽子を言う。
本発明の目的のために、用語「参照フィルタ材料」とは、X線およびガンマ線への有機コンバータ材料の放射線フィルタリングおよび光吸収および反射効果に類似する、X線およびガンマ線へのフィルタ効果を有する所定の光吸収および反射特性を有する、水素非含有の炭素ベース材料を言う。「参照フィルタ材料」の一例は、フッ素化プラスチックであるポリテトラフルオロエチレン(DuPont社によりTeflon(商標登録)の商品名で市販)であり、これは、中性子・陽子コンバータ材料である高密度ポリエチレン(HDPE)に類似するX線およびガンマ線へのフィルタリング効果を有する。参照フィルタ材料は、光励起および発光の両方に作用し、そして本発明の1つの実施形態による方法の効果を増強するために用いられる。
本発明の目的のために、用語「参照OSLセンサ」とは、参照フィルタ材料を含むOSLセンサであり、そして参照フィルタ材料にコンバータ材料を代えたことを除いて、参照OSLセンサと同一の他のOSLセンサによるX線およびガンマ線検出へのコンバータ材料の効果を決定するために使用される。本発明のいくつかの実施形態においては、参照OSLセンサの参照フィルタ材料は、OSLM上に薄層コーティングとして付与され得るか、あるいは参照OSLセンサ内のOSLMに近接する薄膜またはディスクとして備え付けられ得る。本発明の1つの実施形態では、参照フィルタ材料は、OSLMと、OSLMが備え付けられる円筒状カップ形状フィルタの基部との間に備え付けられるディスクの形状であり得る。一列に配列された3つのOSLセンサを用いる多くの放射線量計のために、放射線量計の最適の方向特性はしばしば、参照OSLセンサが中心OSLセンサである場合に向上する。本発明の1つの実施形態では、参照OSLセンサのOSLMは、OSLMが参照フィルタ材料中で埋設または懸濁されるように参照フィルタ材料と混合され得る。
(説明)
既存の個人用放射線モニタリングデバイスでは、一般的には、放射線センサは、上記センサに達することができるように放射線の量、エネルギーおよびタイプを変える1つ以上のフィルタを備えるホルダ内に取り込まれる。これらのフィルタは、典型的には、放射線が様々な入射角から線量計に入るときに正確な評価を得るように、センサをはさむ。センサを解析するために、フィルタとホルダとの間からセンサを取り出し、放射線への曝露後にセンサによって示される量的特性を引き出すのに要するプロセシングシステムに物理的に提示しなければならない。
例えば、フィルム線量計を解析することは、一般的に以下のステップを伴う:1.フィルタ間にはさまれているホルダからフィルムパケットを取り出す;2.光線被りおよび物理的損傷からフィルムを保護する保護パッケージをはがす;3.フィルムを化学薬品で現像する;4.光源と光検出器との間にフィルムを置き、そして、フィルムへの光の透過を、光源と光検出器との間に何も置かれていない参照条件と比較することによって、フィルムの密度を測定する、および;5.フィルムがフィルタ間にはさまれたエリアに相当するフィルムの1つ以上のエリアにおける放射線曝露に密度を関連付ける。
同様に、サーモルミネセンス線量測定(TLD)に基づく放射線センサも、ホルダおよびフィルタ間のそれらの位置から取り出し、このセンサがルミネセンスを発し、かつその強度が放射線量に比例するそのようなルミネセンスの量を測定するのに必要な非常に高い温度環境下に提供しなければならない。この必要とされる温度は、典型的には、ホルダおよびいずれかの識別ラベルを燃やし、それにより、TLD線量計からのセンサの取り出しを必要とする。最も一般的な金属フィルタは、非常に高い温度、例えば200〜300℃にて白熱光および他の干渉光をまた引き起こす。分解プロセスは、操作を非効率的にする多くの機械的ステップを伴う。また、TLD線量計の分解プロセス中の多くのステップのために、複雑な識別システムは、完全な一斉管理を確立するために必要とされるホルダへ、特定の1つ以上のTDLセンサを接続することが必要とされ、それによって、放射線量解析の結果は、放射線に曝露されている特定の人または場所と関連付けられ得る。TLD線量計を分解する一連のステップはまた、プロセシング器具にセンサを移動させる間に、センサの損傷または損失のリスクを、そしてそのようなセンサが再利用のために修復され得るときに、線量計の不正確な再構築を導入する。
対照的に、光励起ルミネセンスに基づく放射線センサ、すなわち、OSLセンサは光路のみを必要とし、それにより、励起光線がOSLセンサを照らし、そして生じた放射線誘導ルミネセンスが、同じまたは代替の光路を通って、ルミネセンス光の量を定量化する光電子増倍管のような光検出器へ戻され得る。1つの実施形態では、本発明は光路を用い、それにより、外部光線がホルダ内部に入り、各OSLセンサを照らしそしてルミネセンス光が同じ光路に沿ってホルダからから出て行くようにでき、どのフィルタまたは変換材料に関する通常の位置からもセンサを取り外す必要がない。光路は、光が伝播することができる光ファイバーまたは連続したエアチャンネルのいずれかであり得る。
OSL材料およびシステムに関するより多くの情報については、Millerに発行された米国特許第5,731,590号公報;Akselrodに発行された米国特許第6,846,434号公報;Schweitzerらに発行された米国特許第6,198,108号公報;Yoderらに発行された米国特許第6,127,685号公報;Akselrodらにより出願された米国特許出願第10/768,094号を参照のこと;これら全ては、その全体について参照により本明細書中に援用されている。光励起ルミネセンス線量測定法、Lars Botter-Jensenら、Elesevier、2003年;Klemic, G.、Bailey, P.、Miller, K.、Monetti, M.、放射線テロリスト事件の余波における外放射線量測定法、Radiat. Prot. Dosim、印刷中;Akselrod, M. S.、Kortov, V. S.およびGorelova, E. A.、Al2O3:Cの調製と特性、Radiat. Prot. Dosim、1993年、第47巻、第159-164頁;およびAkselrod, M. S.、Lucas, A. C、Polf, J. C.、McKeever, S. W. S.、Al2O3:Cの光励起ルミネセンス、Radiation Measurements、1998年、第29巻、第(3-4)号、第391-399頁もまた参照のこと。これら全ては、その全体について参照により本明細書中に援用されている。
上記のようなフィルム、TLDまたはOSLセンサのような受動センサは、いかなる電力も必要とせず、センサの分子構造内に線量を蓄積し、格納する。この特性は受動センサを、電源断のリスクが許容できない状況にとって理想的なものにする。光励起可能な結晶および放射線シンチレーションセンサは、ファイバー光ケーブルの端に接続されており、よってセンサは、放射線場中のそれらの位置からセンサを取り出すことなく、測定器具に取り付けられ得る。上記センサは、光ファイバーの端に一体的にシールされ、迷光が測定に干渉することを防ぐ。光ファイバーは、器具中に作られた光経路にファイバーを合わせる機械的コネクタを介して、光測定器具に接続する。1つのセンサが1つのファイバーに取り付けられているので、多くのセンサを必要とする放射線量計は、器具中のフォトニクスシステムに個々に結合されなければならない多くのファイバーコネクタを持たなければならない。コネクタの物理的サイズおよび測定器具に接合されないときに自由端にキャップをつける必要性は、多数のファイバーリードを備える線量計を携帯者にとって非実用的、かつ不便なものとする。
本発明の1つの実施形態では、放射線量計の設計は、OSLセンサが、このOSLセンサの読み取りの間でさえ、線量計内に囲まれることを可能にする。放射線量計は、OSLセンサおよび解析器具(線量計リーダー)を往復することができるように励起およびルミネセンス光の量を変更または影響し得るほこりまたは他のものから、OSLセンサおよび光路を保護する手段をまた提供する。本発明の1つの実施形態では、OSLセンサが永久に線量計マウントにはめ込まれていてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、線量計の設計は、線量計の部品の数および機械的複雑度を減らす。本発明のいくつかの実施形態では、線量計の設計は、OSLセンサが解析のために取り出されることができるように線量計を開放するための別のデバイスの必要性を回避する。本発明のいくつかの実施形態では、線量計は、OSLセンサのためのフィルタを備え得る。例えば、OSLセンサは、OSLセンサに関する1つ以上のフィルタとして挙動する1つ以上のネスト状金属カップ(nested metal cap)内に含有される材料のディスクであり得る。OSLセンサとともにそのようなカップ形状フィルタを使用することは、2011年7月14日に公開された「線量計における使用のための新規フィルタ(NOVEL FILTERS FOR USE IN DOSIMETRY)」との発明の名称によるYoderの米国特許出願第2011/0168920号に記載されている。
1つの実施形態では、本発明は、いくつかの物理的ステップを除去し、それにより生産性を改善し、そして多数の線量計のより簡易な自動操作を可能にする。本発明の種々の実施形態の設計は、OSLセンサの解析を非常に迅速な解析方法にする非常に早い励起およびルミネセンスプロセスの改善された利用を提供する。放射線への曝露の結果として変化する電気シグナル(例えば、電流、電圧または抵抗)の測定に基づく放射線センサは、ワイヤーまたは他のタイプの導電経路を介して、測定器具(例えば、電位計、電圧計またはパルスカウンター)に接続され得る。それゆえ、本発明のOSLセンサは、ユーザーによって身につけられるか、またはユーザーのポケット内にて運ばれるデバイス内に永久的にパッケージされ得る。そのようなデバイスは、一般的に、センサ内で放射線によって作られる電離を電極またはソリッドステートのコレクターに誘引するのに必要な電圧勾配を確立する電力源を必要とする。これらのタイプのデバイスは、それらが放射線曝露率の即時表示を提供することができる点で、能動型として一般的に分類される。メモリキャパビリティが提供されれば、能動型デバイスは、比率データを積分して、蓄積線量の概算を提供し得る。
放射線量測定の最も難しいタスクの1つは、異なる放射線、特に中性子によって作られた線量を区別することである。したがって、中性子は、アルファ粒子、エネルギー陽子などのような直接電離放射線に変換され、そのような結晶によって検出される必要がある。高速中性子の線量計に関して、高密度ポリエチレンのような水素リッチプラスチックからの反跳陽子が、それらが体内に生じる水との相互作用に似ているため、好ましい。これらの中性子コンバータは、ルミネセンス材料に組み合わされ、付着され、そうでなければ接触されてもよく、ルミネセンス材料と混合または併合されても、あるいはルミネセンス材料の一部となってまたは取り込まれてもよい。放射性核種および加速施設から発生するアルファおよびベータ粒子ならびに陽子は、宇宙線の重荷電粒子と同様、通常どんな変換も必要としない。
本発明の1つの実施形態では、各OSLセンサは、OSL材料に達することができるようにガンマ線およびX線のエネルギーを変えるエネルギー補償フィルタとして作用する1つ以上の円筒カップからなるアセンブリを備える。カップは、線量計に望まれる方向特性に依存して、1つの材料から形成されることができ、または異なる材料の上部および側面を有し得る。上部および壁の厚さは、線量計に望まれる方向特性に依存して、互いに異なり得る。カップの壁および上部の形状は、平らまたは一定である必要はなく、望まれる方向特性に依存して湾曲されおよび厚さを変えることができる。カップは、それらもまたエネルギー補償フィルタとして作用するので、上方および下方のハウジングとともに設計され得る。
本発明の1つの実施形態では、本発明の放射線量計は、ユーザーがペンを運び得る方法と同様、ユーザーのポケット内で運ばれ得る。数種の異なるタイプの放射線を測定することを望む場合、ユーザーは本発明のいくつかの線量計を運び得、各OSLセンサがフィルタなしであるかまたは異なるタイプのフィルタを備える。本発明の1つの実施形態では、2つ以上のOSLセンサが線量計マウント内に備え付けられ得る。
カップ型フィルタを用いる場合、カップに用いられる金属のシーケンスは、より低い原子番号の元素が、より低いエネルギーのX線によって、より高い原子番号の元素中に作られた光電子を除去するので、最適なエネルギー成形を与える。光電子は、OSLM中で望ましくない反応を与え得る。カップは、線量計マウントがカップを包囲するように、圧入によって、接着剤を使用することによって、または定位置に成形されることによって線量計マウント上に保持され得る。
多くのカップが1つのセンサに用いられるとき、それらは、圧着作用、圧入または接着剤を介して共に保持され得る。本発明の多くの実施形態では、一方が他方によって含まれる、わずか2つのカップが用いられ得る。これは、全体の高さ、コストおよびアセンブリを実用上の価値に保つ。
間接電離放射線を、直接電離粒子、主にガンマ線およびX線からの電子、ならびに中性子のための反跳陽子に変換する変換フィルタが上記カップ内にある。さらに、コンバータは、反射条件を作り、それによりOSLMを通過する励起光はOSLMに反射され、それにより励起光のより有効な使用を得る。同様に、コンバータは、カップ内に内向きに伝わるルミネセンス光を、カップ口に戻しそして線量計リーダー中のフォトエンジンのライトパイプに反射する。
本発明の中性子感応性OSLセンサの1つの実施形態では、中性子を反跳陽子におよびガンマ線/X線を電子に変換するHDPEコンバータの厚さは、最大数の反跳陽子および電子を発生する1mmにて最適化される。OSLMとHDPEとの間のよりよい接触を提供するために、HDPEの別の薄片を添加してもよい。
本発明の1つの実施形態では、参照OSLセンサおよびコンパレータOSLセンサに使用されるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の厚さは、それがガンマ線/X線を同様の数の電子に変換するものである。この場合、その厚さもまた1mmである。両コンバータの厚さの許容差は±0.1mmであり得る。
上記コンバータおよびフィルタは、接着剤、圧入またはコンバータと接触してOSLMもまた保持する保持リングのいずれかによって、カップ内部に保持され得る。保持リングは、上記内部カップの内径周りを完全に巻く、直径0.6mmのワイヤーであり得る。保持リングは、OSLMを照射する励起光の光出力領域を規定する。
1つの実施形態では、本発明のOSLセンサと共に用いられるコンバータおよびフィルタは、平らであり得、他方、本発明の他の実施形態では、さらなる費用を伴うが、コンバータは、ライトパイプ内に光反射を高めるために放射線状であり得る。
本発明の1つの実施形態によるOSLM中の酸化アルミニウム粒子の粒度は、酸化アルミニウム中の反跳陽子の範囲に基づき選択され得る。モンテカルロのシミュレーションおよび実験的確認試験に基づいて、この粒子サイズは放射線保護線量測定に最も関係する高速中性子環境に関して30ミクロンと40ミクロンとの間である。一旦、反跳陽子が酸化アルミニウム粒子にそれらのエネルギーを預ければ、より大きなどのサイズも陽子応答を増加し得ないが、電子がより大きな範囲を有するので、ガンマ線/X線による応答が増加し、それにより中性子:ガンマ線/X線シグナル比を減少させる。反対に、より小さい粒子は反跳陽子エネルギーを完全に捕捉し得ず、それによりまた中性子:ガンマ線/X線シグナル比を減少させる。
クリアフィルム上の酸化アルミニウム粒子のコーティングは、最小の水素を有するバインダーを用いて行ってもよく、この場合、参照センサ応答は、ガンマ線およびX線のみによるものである。
本発明の1つの実施形態では、最小バインダーコーティングは、粒子の上部で使用され、反跳陽子がそれらのエネルギーを酸化アルミニウムに預けることに干渉しないようにする。
本発明の1つの実施形態では、酸化アルミニウムがコーティングされるフィルムは、青および緑色の光に対して透過性であり得、そして0.05mmと0.15mmとの間に及ぶ厚さを有し得る。
本発明の線量計マウント内に備え付けられ得る潜在的なOSLセンサの例としては:ガンマ、X線および中性子放射線を感知する中性子感応性OSLセンサ、X線およびガンマ放射線のみを感知する参照センサ、参照センサのコンパレータOSLセンサなどが挙げられる。中性子感応性OSLセンサは、アルミニウムのような第1のエネルギー補償材料でなる内フィルタ内に備え付けられたOSLMを備える。内フィルタは、銅のような第2のエネルギー補償材料でなる外フィルタ内に、順に備え付けられる。内側の補償フィルタとOSLMとの間に、中性子感応性OSLセンサによって感知できる反跳陽子に中性子を変換するコンバータ材料(例えば、高密度ポリエチレン)が、薄ディスク、薄層、または薄コーティングのいずれかとして設置される。参照OSLセンサは、内側の補償フィルタとOSLMとの間にコンバータ材料が設置されている代わりに、内側の補償フィルタとOSLMとの間に、参照フィルタ材料(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)が、OSLM上の薄ディスク、薄層としてまたは薄コーティングのいずれかとして設置されることを除き、上記中性子感応性OSLセンサと同一であり得る。コンパレータOSLセンサは、コンパレータOSLセンサが参照OSLセンサの外フィルタを備えないことを除き、上記参照OSLセンサと同一であり得る。
本発明の1つの実施形態では、OSLセンサに使用されるOSLMは、Landauer Inc.(グレンウッド、I11.)によって製造された特殊化炭素ドープ酸化アルミニウム(Al:C)材料であり、そして商品名がLUXEL+およびINLIGHTの線量計の市場に出されたものと類似する。このOSLMは、特別に処方された独占の粉末化Al:Cからなる。本発明のOSLセンサでの使用のために、このAl:C材料はディスク形状ペレットの形態であり得る。
本発明の1つの実施形態では、OSLセンサにてAl:C材料の電離放射線への曝露は電子を放出し、これは、材料の結晶構造中の欠陥にトラップされる。520±10nm波長光(すなわち、緑)で励起されたとき、電子はトラップから放出される。それらが基底状態に戻るので、420±10nm波長光(すなわち、青)が放射される。本発明のOSLセンサを読み取る際にパルス励起システムが用いられるように、他の光波長が用いられ得ることに留意されるべきである。
線量計および線量計を身に付けるまたは運んでいる個体が受けるガンマ線およびX線放射線の線量は、第2または参照OSLセンサからの放射光から決定され得、そして第3のコンパレータOSLセンサを読み取った結果に基づいて修正され得る。中性子放射線の放射線量は、第1のOSLセンサの読み取りからの放射量値から第2のOSLセンサの読み取りからの放射線量値を差し引き、そしてその結果に予想中性子エネルギースペクトルに適した較正因子を乗じることによって決定され得る。
本発明の1つの実施形態では、本発明のOSLセンサが備え付けられる線量計マウントは、PEまたはHDPEから製造され得る。
本発明の1つの実施形態では、線量計マウントはRFIDタグを備え得る。RFIDタグは、300SLE接着剤または代わりにタグの縁に沿って設置されたUV硬化接着液を用いる3M接着テープのような接着剤転写テープによって、適所に保持され得る。
本発明の線量計マウントが回転可能に備え付けられている線量計ハウジングは、ポリオキシメチレン(DupontによるPOM商品名Delrin(商標登録))、ポリカーボネート(Lexan)、アセチルブチルスチレン(ABS)または他の適切なプラスチック材料で構成され得る。線量計ハウジングは、線量計マウント内の各OSLセンサに相当する開口部を備え得る。
本発明の1つの実施形態では、放射線量計または線量計の部分(例えば、線量計マウント)は、RFIDタグを備える。RFIDタグは、RFIDタグがRFIDタグリーダーのRFアンテナと通信することを可能にする高周波(RF)アンテナを備え、RFIDタグリーダーによってRFIDタグから情報/データが読み取られることを可能とし、そしてRFIDタグリーダーがRFIDタグ上に情報を格納することを可能にする。本発明の1つの実施形態では、RFIDタグは、RFIDタグが、放射線量計および放射線量計の携帯者についての情報を格納することを可能とするフラッシュメモリのような不揮発性データ格納デバイスを備え、どのリーダーによっても放射線量計からの読み取りを可能とし、線量を計算するのに必要なデータを引き出すためにデータベースにアクセスする必要がない。RFIDタグが線量計マウントの部分であるとき、スレッドが線量計内にある間にRFIDタグが読み取られ得る。RFIDタグからのデータの読み取りおよび/またはタブへのデータの書き込みのために、線量計を分解する必要がなく、線量計マウントを取り外す必要もない。線量計が線量計マウントのOSLセンサについて読み取り位置にあるか、またはRFIDタグについて別個の読み取り位置にあるとき、RFIDタグは読み取られ得る。
RFIDタグは、最後のいくつかの読み取りの結果を格納し得、それにより携帯者が受けた線量履歴を引き出すことが可能となる。RFIDタグは識別、日付および時間データを保有し、誰が線量計を割り当てられおよびその線量計でいつ特定の動作が実施されたかに関して、一斉の管理を確立し得る。本発明の1つの実施形態では、RFIDタグは以下の情報:線量計モデルの識別情報、線量計シリアルナンバーおよび線量計が割り当てられた個体の識別番号、各OSLセンサの較正データ、バックグラウンドの放射線量のビルドアップを概算するのに必要な日時情報、合計の放射線量およびガンマ線からの線量および中性子からの線量、個体への線量計の割り当てに関する日時情報、いつ線量計が読み取られたかの日時情報、ならびに特有のリーダー識別番号を含む線量計の解析の間の線量計リーダーの操作性を表すリーダー品質管理データ、を保有し得る。
本発明のRFIDタグは、線量計リーダーまたはPCもしくは他のデータ入力デバイスに接続された独立型のRFIDタグリーダーのいずれかによって、適切なRFIDアンテナおよび解読コードを使用して読み取られおよび書き込まれ得る。線量計がフィールドから実験室に戻されたとき、線量結果は別個に読み出されてフィールド結果を検証し得、そしてフィールドで得られた線量計結果の最新履歴がアーカイビング用の認定された放射線量記録を確立するために検討され得る。
本発明の1つの実施形態では、RFIDタグは、線量計の正確な解析に必要な情報を含むデータベースへのアクセスがない遠隔のエリアで線量計が解析されることを可能とする。RFIDタグは線量計の解析の履歴を保有し、それにより線量の再構築が実施され得る。RFIDタグは、内密の操作間の線量計の検出を避けるために、制限された読み出し範囲を有する。
本発明の1つの実施形態では、線量計は、RFIDタグにて再生される識別番号が刻み込まれ得る。
1つの実施形態では、線量計リーダーは、線量計リーダーから離れたデータベースと通信し得る。線量計リーダーは、ワイヤレス通信、光ファイバーを介する通信、ワイヤー通信、インターネット通信、電話回線通信などのような多様な方法で、別のデータベースと通信し得る。
本発明のいくつかの実施形態では、線量計は、線量計がデータベース内で個体に割り当てられる前に、個体に与えられ、身に付けられてもよい。そのような場合、後日に、線量計が割り当てられた個体の名前、および他の識別(例えば、社会保障番号、ドッグタグ番号など)とともにデータベースがアップデートされ得る。データベースは、線量計が線量計リーダーによって読み取られる初回でもアップデートされ得る。
1つの実施形態では、本発明の線量計リーダーはバッテリー稼働であり、そして解析の間、動作され得る。線量計リーダーは、解析結果を表示し、パルス光励起ルミネセンス(POSL)プロセスを実施し、解析結果を保存し、線量計解析の結果を線量計マウント上のRFIDチップに書き込み、そしてUSBプラグのようなアウトプット機構を有し、それによりデータが遠隔のデータベースまたはPCにダウンロードされ得、そしてリーダー設定は線量計リーダーにアップロードされ得る。線量計リーダーは軽量および/または防水および/または浮揚性であり得る。線量計リーダーは水平線からの種々の角度で読み取られ得、そして操作のためのディスプレイおよびボタンを備える。
線量計リーダーは、iPhone(登録商標)のようなスマートフォンの形態をとる携帯用線量計リーダーであり得ることが好ましい。スマートフォンにおいて、スマートフォンの内蔵(built-in)LEDは、線量計のOSLセンサのための励起光源として使用され得、そして内蔵カメラは、励起後にOSLセンサによって放射された放射線/光の検出器として機能し得る。スマートフォンのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、スマートフォンのLEDおよびカメラを制御し、かつカメラによって検出された放射線を解析するために使用され得る。スマートフォンがRFIDタグリーダーを備える場合、スマートフォンは、線量計のRFIDタグを読み取るために使用され得る。スマートフォンはまた、線量計のOSLセンサおよび/またはRFIDタグを読み取ることによって得られた情報を別のコンピューター、スマートフォン、データベースなどに伝達し得る。本発明の携帯用線量計リーダーを使用する線量の較正および計算は、OSL線量計のために充分に確立したプラクティスを用い得る。操作の連続的な様式において、デバイスはまた線量率を計算し得、2つの連続する線量読出し間の差異として計算される。携帯用線量計リーダーはメモリおよび/またはデータ蓄積機能を備え得、携帯用線量計リーダーによって読み取られ各OSLセンサおよび/または線量計に関して記録された線量の記録の保守および情報管理を含む。
携帯用線量計リーダーがスマートフォンまたはスマートフォンへの付属品である本発明の1つの実施形態では、携帯用線量計リーダーはアプリケーションハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え得、バッチモード(batch mode)にて、あるいはアプリケーションソフトウェア内の選択可能な頻度にて連続的にのいずれかで、スマートフォンのLEDおよびカメラの両方を制御することができる。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、既知線量のOSL材料からの光放射読み取りを線量および線量率単位に変換するために必要な較正係数を確立する較正モードにて、そのようなハードウェアおよび/またはソフトウェアが作動することを可能にするルーチンを遂行し得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、一回の読み取りの線量としてバッチモードにて、あるいはOSL材料からのそのような読み取り間の蓄積線量および線量率の両方を読み取るためユーザーが選択可能な頻度にて連続的にのいずれかで、携帯用線量計リーダーが作動されることを可能にする特徴を含み得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、スマートフォンのメモリに線量および/または線量率の情報を記録し得る特徴を含み得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、スマートフォンの内部時計からのタイムスタンプを線量および/または線量情報の各記録と連携させるための特徴を含み得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、利用可能な場合、スマートフォン内のGPSシステムからのGPS座標を、線量および/または線量率情報の各記録と連携させるための特徴を含み得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、携帯電話ネットワークを通じて、携帯用線量計リーダーを遠隔のデータベースホストへ連結するための特徴を含み得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、携帯電話ネットワークを通じて、スマートフォンが線量および/または線量率情報ならびに連携したタイムスタンプおよびGPS情報(利用可能な場合)を遠隔ホストシステムに送信することを可能にするための特徴を含み得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、光学付属品17/117/217を使用して、構築材料からのOSL光放射を、核セキュリティ、核鑑識および核セーフガード目的に有用なインジケータに変換するための較正係数を確立する較正モードにて、携帯用線量計リーダーが作動することを可能にするための特徴を含み得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、構築材料からのOSL読出しまたは携帯用線量計リーダーによって用いられる較正方法を使用して計算された相等物を記録するために、携帯用線量計リーダーがバッチモードにて作動することを可能にし得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、種々の情報片の読出しを可能にするための特徴を含み得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、混合線量計からのOSL光放射をエネルギースペクトル/放射線タイプの読出しに変換するための較正係数を確立する較正モードにて、携帯用線量計リーダーが作動することを可能にするための特徴を含み得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、較正モードを用いて線量、線量率およびエネルギースペクトル/放射タイプの情報を記録するために、携帯用線量計リーダーがリアルタイムまたはバッチモードのいずれかにて作動されることを可能にするための特徴を含み得る。携帯用線量計リーダーのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、携帯用線量計リーダーが追加の情報片を読出しに加えることを可能にする特徴を含み得る。
バッチ読出しモードにおいて、線量計は、線量計マウント内に備え付けられたOSLセンサが線量計ハウジングによって周囲の光から遮蔽される閉鎖構造内に保有される。OSLセンサの読み取りのために、線量計は、スマートフォンまたは他の線量計リーダー上に備え付けられるあるいはその一部分である線量計リーダーマウント上に備え付けられ得る。線量計は、次いで、線量計の線量計マウントを回転することによって読み取り配置に移動され、それにより、OSLセンサは、線量計ハウジングの照射開口部および線量計リーダーマウントの開口部と整合され、線量計リーダーのOSLリーダーと整合される。OSLセンサの読出しが起動され得、読出しを制御する線量計リーダー内のアプリケーションを実行し、そしてOSLセンサからの読出し結果を記録および(必要なら)分散する。線量計が読み取り配置にある場合、スマートフォンのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、LEDをライトアップさせてOSLセンサを照らし、そして、読出しが完了したとき、線量計リーダーはOSLセンサのビープ音からの生じる放射を読み取る。スマートフォンの場合、OSLセンサからの放射は、スマートフォンのカメラによって読み取られ得る。OSLセンサが読み取られた後、線量計の線量計マウントは閉鎖構造に戻るように回転され得、そして線量計が線量計リーダーマウントから取り出され得、線量計が追加の線量を記録し続けることを可能にする。読出しの時間はまた、線量計リーダーの時刻に基づき記録され、かつ必要なら分散され得る。
本発明のOSLセンサの実施形態に使用されるOSLMのディスク形状ペレットは、上記され、かつ図面に示されているが、OSLセンサに使用されるOSLMは、多様な形状および断面を有し得る。フィルタ内に備え付けられるとき、OSLMは、フィルタの形状に相補的である形状を有し得、例えば、OSLMのディスク形状ペレットが円筒カップ形状フィルタ内に備え付けられ、またはOSLMの立方体もしくは長方形のボックス形状ペレットが長方形のボックス形状凹部を有するフィルタ内に備え付けられる。
本発明の1つの実施形態では、OSLMは、液体形態にてカップ形状フィルタ内に注がれ得る。OSLMが固まるとき、OSLMは、カップ形状フィルタ内の凹部の形状をとる。
1つの実施形態では、本発明のOSLMは30〜40μmの粒子サイズを有する粒子からなるAl:Cを含むディスク形状ペレットであってもよい。ペレットの厚さは、具体的な適用に依存して変動し得る。
本発明のいくつかの実施形態では、本発明のOSLセンサが、銅およびアルミニウムからなるフィルタを用い得る。本発明のフィルタは、放射線に感応性のある他の材料からなり得る。1つの実施形態では、フィルタは、その中に金属粒子または金属パウダを分散するプラスチック製であり得る。そのようなプラスチック/金属フィルタ内に使用される金属のタイプ、および粒子のサイズは、フィルタの機能に依存して変わり得る。例えば、フィルタが低エネルギーX線の存在を除去するために使われる場合、大きい原子量を有する金属が望ましいものであり得る。X線吸収の程度は、プラスチック/金属フィルタ内の金属粒子の濃度および粒子サイズを変化させることによって調整され得る。より小さい原子量を有する金属は、低エネルギー補償を提供するために設計されたフィルタに使われ得る。X線吸収の程度は、プラスチック/金属フィルタ内の金属粒子の濃度および粒子サイズを変化させることによって調整され得る。
本発明の1つの実施形態では、線量計マウントによって保有されるフィルタは、プラスチック/金属フィルタを含み得、各フィルタは、各フィルタのプラスチック材料内に異なるタイプの金属粒子および/または異なる濃度の金属粒子および/または異なる粒径の金属粒子が分散されている。
示した実施形態では、線量計マウント内に1つのOSLセンサが存在するが、本発明のいくつかの実施形態では、線量計マウント内に2、3、4つまたはそれ以上のOSLセンサが存在してもよい。必要であれば、OSLセンサの各々をより小さいものとする、または線量計マウントをより長い、厚い、または広いものとすることにより、線量計マウント内に4つまたはそれ以上のセンサが収容され得る。
必要であれば、OSLセンサの各々をより小さいものとするか、または線量計マウントをより厚いまたは広いものとすることにより、さらなるセンサおよびさらなるタイプの放射線センサが線量計マウント内に収容され得る。
本発明の1つの実施形態では、コンバータ材料ディスクは、1mm〜約1.1mmの厚さを有する。本発明の1つの実施形態では、コンバータ材料は、0.1mm〜約0.2mmの厚さを有するフィルムまたはシートであり得る。1つの実施形態では、コンバータ材料は、1mm未満の厚さを有するポリエチレンのフィルムであり得る。
本発明の1つの実施形態では、参照フィルタ材料コーティングは、1mm〜約1.1mmの厚さを有する。本発明の1つの実施形態では、参照フィルタ材料は、0.1mm〜約0.2mmの厚さを有するフィルムまたはシートであり得る。本発明の1つの実施形態では、参照フィルタ材料は、1μm未満の厚さを有するポリテトラフルオロエチレンのフィルムであり得る。
上記および図面に記載の実施形態を含む本発明の種々の実施形態では、放射線量計は、RFIDタグを備え得、このタグは、放射線量計および放射線量計と関連した個体、すなわち、放射線量計を身につけた個体を識別する。RFIDタグからの識別情報は、放射線量計リーダーの一部であるRFIDタグリーダーが、放射線量計および個体に関する情報にデータベースからアクセスすることを可能にする。このような情報は、以下を含み得る:放射線量計を身につけた個体の身元;放射線量計を読み取った最後の時間;最後の線量測定に用いたリーダーのシリアルナンバー;線量計の以前の読み取りの結果の記録;種々のタイプの放射線への個体の累積曝露の記録;線量計に割り当てられた英数字のシリアルナンバー;上方ハウジングに割り当てられた英数字のシリアルナンバー;下方ハウジングに割り当てられた英数字のシリアルナンバー;線量計マウントに割り当てられた英数字のシリアルナンバーなど。いくつかの実施形態では、線量計リーダーはまた、情報をデータベースに送信し、データベース中の放射線量計および個体に関する情報を更新し得る。データベースは、線量計リーダーに格納され得るか、または別の場所(例えば、パーソナルコンピュータ、ネットワークコンピュータ、集中記録データベースなど)に格納され得る。
上記および図面に示した実施形態では、線量計マウントおよび上方ハウジングに割り当てられた識別のための証印/英数字シリアルナンバーが同一であるが、他の実施形態では、線量計マウントおよび線量計ハウジングに、異なる英数字シリアルナンバーが割り当てられ得る。
図1および2は、本発明の1つの実施形態による円筒形状線量計マウント102を示す。線量計マウント102は近位端104および遠位端106を有する。OSLMディスク114は線量計マウント102の凹部112内に備え付けられる。線量計マウント102は、近位面(proximal surface)124を有する円筒体122を備える。円筒形取手126が近位面124から延びる。読み取りタブ132および遮蔽タブ134が取手126から垂直に延び、そして円筒体122の側壁136を越えて延びる。読み取りタブ132は、遮蔽タブ134よりも高い。円筒体122は、上方ロック凹部142および下方ロック凹部144を備える。上方ロック凹部142は、より広い部分152およびより狭い部分154を備える。下方ロック凹部144は、より広い部分156およびより狭い部分158を備える。
図3および4は、本発明の1つの実施形態による円筒形状線量計ハウジング302を示す。線量計ハウジング302は開放端304および遮蔽端306を有する。線量計ハウジング302は、線量計マウント102を受け取るための円筒形状凹部308を備える。線量計ハウジング302は、線量計ハウジング302の側壁314上に照射開口部312を備える。側壁314はまた、2つの上方タブ開口部322および324ならびに2つの下方タブ開口部326および328を備える。開放端304は円形縁(circular rim)332を備え、そこから読み取りストップ334および遮蔽ストップ336が延びる。読み取りストップ334は遮蔽ストップ336よりも高い。
図5および6は、本発明の1つの実施形態による円筒形状線量計キャップ502を示す。線量計キャップ502は、側壁504を有する。図5は遮蔽向きの線量計キャップ502を示し、遮蔽配置端512が上部にあり、遮蔽配置端512上の遮蔽配置インジケータ514が見える。図5は読み取り向きの線量計キャップ502を示し、読み取り配置端516が上部にあり、読み取り配置端516上の読み取り配置インジケータ518が見える。取手凹部522が読み取り配置端516内に延びる。読み取りストップ凹部524、読み取りタブ凹部526および遮蔽タブストップ凹部528が、取手凹部522から側壁504へ、かつ読み取り配置端516内に延びる。取手凹部532が遮蔽配置端512内に延びる。遮蔽ストップ凹部534、遮蔽タブ凹部536および読み取りタブストップ凹部538は、取手凹部532から側壁504へ、かつ遮蔽配置端512内に延びる。
図7および8は、遮蔽配置における本発明の1つの実施形態による線量計702を示す。線量計702は、線量計マウント102、線量計ハウジング302および線量計キャップ502を備える。線量計マウント102は、円筒形状凹部308(図7および8では見えない)内に挿入され、線量計マウント102の側壁136が線量計ハウジング302の照射開口部312内に見える。図8および9に示す遮蔽配置では、遮蔽タブ134が遮蔽ストップ336に隣接する。線量計キャップ502は、線量計マウント102の近位端104に嵌合し、遮蔽配置にて線量計ハウジング302内で線量計マウント102をロックし、それにより、OSLMディスク114は線量計ハウジング302によって遮蔽され、そして線量計ハウジング302の照射開口部312はOSLMディスク114と整合されない。線量計キャップ502は線量計マウント102の近位面124および線量計ハウジング302の縁332に隣接する。取手凹部522は取手126と嵌合する。読み取りストップ凹部524は読み取りストップ334に嵌合し、読み取りタブ凹部526は読み取りタブ132に嵌合し、そして遮蔽タブストップ凹部528は、隣接している遮蔽タブ134および遮蔽ストップ336に嵌合する。
図9は、線量計キャップ502を取り外した遮蔽配置の線量計702を示す。取手126を矢印902の方向に約90°回転させることによって、線量計702は図10に示す読み取り配置に設置され、線量計ハウジング302の照射開口部312がOSLMディスク114と整合される。図10に示す読み取り配置では、読み取りタブ132が読み取りストップ334に隣接し、そして読み取りストップ334を越えて回転することが妨げられる。
図11は、線量計キャップ502を読み取り配置インジケータ518が見えるようにひっくり返し、そして読み取り配置で線量計マウント102をロックするように線量計マウント102の近位端104に嵌合させた線量計702を示す。取手凹部532は取手126に嵌合する。遮蔽ストップ凹部534は遮蔽ストップ336(図11では見えない)に嵌合し、遮蔽タブ凹部536は遮蔽タブ134に嵌合し、そして読み取りタブストップ凹部538は、隣接している読み取りタブ132および読み取りストップ334に嵌合する。
図12は、スマートフォン1204上に備え付けられた線量計リーダーマウント1202を示す。線量計リーダーマウント1202は、読み取り開口部1212を備える。線量計リーダーマウント1202はまた、2つの上方備え付けタブ1222および1224ならびに2つの下方備え付けタブ1226および1228を備える。スマートフォン1204はカメラ1232およびLED1234を備え、これらは読み取り開口部1212と整合される。図13は、線量計リーダーマウント1202の湾曲備え付け面(curved mounting surface)1302を示す。線量計リーダーマウント1202はスプリングクリップ1242によってスマートフォン1204上に備え付けられ、クリップは、スマートフォン1204の近位端1244に嵌合し、そしてスマートフォン1204上に線量計リーダーマウント1202を留める。
図14は、線量計ハウジング302の側壁314が線量計リーダーマウント1202の備え付け面1302に隣接するように、線量計リーダーマウント1202内に備え付けられた線量計702を示す。
図15は、線量計702が遮蔽配置にある間に、線量計リーダーマウント1202に備え付けられた線量計702を示す。線量計702が遮蔽配置にあるとき、上方備え付けタブ1222および1224(図44では上方備え付けタブ1222のみを見ることができる)が、上方ロック凹部142のより広い部分152に挿入され得、そして下方備え付けタブ1226および1228(図44では下方備え付けタブ1226のみを見ることができる)が下方ロック凹部144のより広い部分156に挿入される。一旦、上方備え付けタブ1222および1224ならびに下方備え付けタブ1226および1228が挿入されれば、線量計702は、矢印1502によって示すように線量計リーダーマウント1202に対して上方に引っ張られ、それにより、図16に示すように、上方備え付けタブ1222および1224の各々のタブネック1512が、それぞれの上方タブ開口部322および324の上方エッジ1514に隣接する。上方備え付けタブ1222および1224のそれぞれの遠位端1522は、上方ロック凹部142および線量計ハウジング302によって形成された凹部1524に嵌合する。また、線量計リーダーマウント1202を矢印1502の方向に押し込むことによって、下方備え付けタブ1226および1228のそれぞれのタブネック1542がそれぞれの下方タブ開口部326および328の上方エッジ1544に隣接する。下方備え付けタブ1226および1228のそれぞれの遠位端1552は、下方ロック凹部144および線量計ハウジング302によって形成される凹部1554に嵌合する。
図17では、線量計マウント102が取手126を使用して回転された結果、線量計702が読み取り配置にあり、それにより読み取り開口部1212が、線量計ハウジング302の照射開口部312、および、線量計マウント102内に備え付けられたOSLMディスク114と整合する。線量計マウント102が図16に示す位置から図17に示す位置まで回転されるとき、上方備え付けタブ1222および1224が上方ロック凹部142のより狭い部分154内にスライドし、そして下方備え付けタブ1226および1228が下方ロック凹部144のより狭い部分158内にスライドする。上方備え付けタブ1222および1224が上方ロック凹部142のより狭い部分154内にあり、そして下方備え付けタブ1226および1228が下方ロック凹部144のより狭い部分内158にある間、線量計702は、線量計リーダーマウント1202から分離されることが妨げられる。このように、線量計702が読み取り配置にある間、線量計702は、線量計リーダーマウント1202から分離され得ず、それにより、OSLMディスク114が線量計リーダーマウント1202内に備え付けられている間、周囲の光に曝露されることを妨げる。図17に示す位置で線量計702を保持するために、線量計キャップ502は、線量計キャップ502の読み取り配置端516が見えるように、線量計マウント102の近位端104に嵌合され得る。
図18は、OSLMディスク114が読み取られていることを示す。スマートフォン1204のLED1234は、破線矢印1802によって示すようにOSLMディスク114を光に曝露し、そしてカメラ1232は、OSLMディスク114によって放射された放射線(矢印1804によって示す)を検出する。
本発明の1つの実施形態では、線量計リーダーマウント(例えば、線量計リーダーマウント1202)は、線量計の一部(例えば、線量計マウント102)であり得る。この実施形態では、線量計リーダーマウントは、線量計ハウジング302および線量計マウント102上に備え付けられた線量計リーダーマウント1202に関して図16に示すように、線量計ハウジングおよび線量計マウント上に備え付けられ得る。この実施形態では、線量計リーダーマウント1202は、接着剤によって線量計ハウジング302に永久的に付着され得る。OSLMディスクの読み取りを望む場合、線量計リーダーマウントは、図14に示すように、スマートフォン上に備え付けられ得る。
図19および20は、本発明の1つの実施形態による円筒形状線量計マウント1902を示す。線量計マウント1902は、近位端1904および遠位端1906を有する。OSLMディスク1914は、線量計マウント1902の凹部1912内に備え付けられる。線量計マウント1902は、近位面1924を有する円筒体1922を備える。円筒取手1926が近位面1924から延びる。読み取りタブ1932および遮蔽タブ1934が取手1926から垂直に延び、そして円筒体1922の外表面1936を越えて延びる。読み取りタブ1932は、遮蔽タブ1934と同じ高さである。円筒体1922は、ロック凹部1944を備える。ロック凹部1944はより広い部分1956およびより狭い部分1958を備える。取手1926は、取手1926の近位端1964内にタブ凹部1962を備える。キャップストップ凹部1962は、ディスク形状部1966およびアライメントタブ凹部1968を備える。遠位マウントピン1972が線量計マウント1902の遠位端1906から延びる。
図21、22および23は、本発明の1つの実施形態による円筒形状線量計ハウジング2102を示す。線量計ハウジング2102は、開放端2014および遮蔽端2016を有する。線量計ハウジング2102は、線量計マウント1902を受け取るための円筒形状凹部2108を備える。線量計ハウジング2102は、線量計ハウジング2102の側壁2114上に照射開口部2112を備える。側壁2114はまた、タブ開口部2126および2128を備える。開放端2104は円形縁2132を備え、そこから読み取りストップ2134および遮蔽ストップ2136が延びる。読み取りストップ2134は遮蔽ストップ2136とおよそ同じ高さである。線量計ハウジング2102は、遮蔽配置インジケータ2142および読み取り配置インジケータ2144を備える。円筒形状凹部2108は、ピン凹部2172を備える。
図24、25、26、27、28、29および30は、本発明の1つの実施形態による円筒形状線量計キャップ2402を示す。線量計キャップ2402は、側壁2412、近位面2414および遠位面2416を有する。円筒形状取手開口部2422が、線量計キャップ2402を通じて延びる。キャップストップ凹部2424が取手開口部2422の近位端にあり、ディスク形状凹部2426を備え、そこからタブ凹部2428が延びる。ディスク形状凹部2426は、図30に示すように、取手開口部2422よりも直径が広く、それにより円形レッジ2430が形成される。2つの広い凹部2432および2434ならびに2つの狭い凹部2436および2438が、線量計キャップ2402の遠位面2416上で取手開口部2422から側壁2412まで延びる。側壁2412および遠位面2416は、フィンガー凹部(finger recess)2442を備える。側壁2412は位置インジケータ2452を備える。
図31、32および33は、本発明の1つの実施形態によるキャップストップ3102を示す。キャップストップ3102は、ディスク形状部分3112およびアライメントタブ3114を備える。ディスク形状部分3112は、ディスク形状凹部3122を備え、その中にディスク形状部分3126およびアライメントタブ3128を有するタブ3124がある。アライメントタブ3114は、アライメントタブ3128と整合される。
図34、35、36、37、38、39および40は、本発明の1つの実施形態による線量計3402を示し、線量計は、線量計ハウジング2102内で回転可能に備え付けられた線量計マウント1902を備え、線量計ハウジング2102のピン凹部2172によって線量計マウント1902の遠位マウントピン1972が収容される。線量計キャップ2402は、線量計キャップ2402の取手開口部2422よりも直径が小さい遠位マウント2902の取手1926を上下にスライドし得る。キャップストップ3102は、取手1926上に備え付けられ、それによりディスク形状凹部3122が取手1926の近位端1964に嵌合し、そして取手1926のタブ凹部1962によってタブ3124が収容される。タブ凹部1962のディスク形状部分1966によってディスク形状部分3226が収容され、タブ凹部1962のアライメントタブ凹部1968によってアライメントタブ3128が収容され、それにより、キャップストップ3102のアライメントタブ3114がアライメントタブ凹部1968に整合される。
図34および35は、遮蔽配置の線量計3402を示し、線量計ハウジング2102に対して適所で線量計マウント1902をロックするように、線量計マウント1902および線量計ハウジング2102上に線量計キャップ2402が備え付けられている。広い凹部2432が遮蔽タブ1934および遮蔽ストップ2136に嵌合し、広い凹部2434が読み取りタブ1932に嵌合し、そして狭い凹部2436が読み取りストップ2134に嵌合する。線量計キャップ2402の位置インジケータ2452は、線量計ハウジング2102の遮蔽配置インジケータ2142と整合され、これは、線量計3402が遮蔽配置にあることを示す。図34および35に示すように、取手1926は、線量計キャップ2402の取手凹部より狭く、それにより、線量計キャップ2402が線量計マウント1902、線量計ハウジング2102およびキャップストップ3102と係合されていないとき、線量計キャップ2402が取手1926上にスライドされることを可能にする。
図35および36に示すように、線量計2102が遮蔽配置にある場合、線量計マウント1902の遮蔽タブ1934が線量計ハウジングの遮蔽ストップ2136に隣接する。また、図36に見られ得るように、遮蔽ストップ2136は、たとえ線量計キャップ2402が取り外された場合であっても、遮蔽タブ1934および線量計マウント1902が遮蔽ストップ2136を越えて回転されることを妨げる。
図36は、線量計マウント1902および線量計ハウジング2102から持ち上げられた線量計キャップ2402を示す。線量計キャップ2402が持ち上げられる場合に、線量計マウント1902が誤ってに引っ張り上げられないように確実にするために、ユーザーは、線量計キャップ2402を持ち上げるときに、フィンガー凹部2442内に指または親指を挿入し、線量計マウント1902および線量計ハウジング2102上で押さえつけ得る。
図36に示すように、線量計キャップ2402がキャップストップ3102によって停止されるまで持ち上げられ、キャップストップがキャップストップ凹部2424内に嵌合してユーザーが線量計キャップ2402を回すことを可能にし、そして、それにより、矢印3612によって示す方向に取手1926および線量計マウント1902を回転させ、線量計3402を図37に示す読み取り配置にし、そこでは線量計マウント1902の読み取りタブ1932が線量計ハウジングの読み取りストップ2134に隣接し、それによって線量計マウント1902が読み取りストップ2134を越えて回転することを妨げる。
図38、39および40は、線量計キャップ2402が線量計マウント1902および線量計ハウジング2102に嵌合された結果、線量計キャップ2402の広い凹部2432が線量計マウント1902の遮蔽タブ1934に嵌合され、線量計キャップ2402の広い凹部2434が線量計マウント1902の読み取りタブ1932および線量計ハウジング2102の読み取りストップ2134に嵌合され、そして狭い凹部2438が線量計ハウジング2102の遮蔽ストップ2136に嵌合されることを示す。図39に示すように、OSLMディスク1914は、線量計3402が読み取り位置にある場合、線量計ハウジング2102の照射開口部2112によって曝露され、OSLMディスク1914がOSLリーダーによって読み取られることを可能にする。OSLMディスク1914は、線量計キャップ2402が図37に示すように持ち上げられたか、または図38、39および40に示すように線量計マウント1902および線量計ハウジング2102に嵌合されたかのいずれかで読み取られ得る。図38に示すように、線量計3402が読み取り配置にある場合、位置インジケータ2452は、線量計ハウジング2102の読み取り配置インジケータ2144と整合される。
図41および42は、スマートフォンカバー4102の凹部部分によって形成された線量計リーダーマウント4104を備えるスマートフォンカバー4102を示す。スマートフォンカバー4102は、ゴムまたはプラスチックのような弾力材から作られ得、そして、従来のスマートフォン保護カバーのようにスマートフォン4108の背部4106およびスマートフォン4108の前部4112のエッジ4110に嵌合される。線量計リーダーマウント4104は読み取り開口部4122を備える。線量計リーダーマウント4104は、備え付けタブ4136および4138を備える。スマートフォン4108は、カメラ4142およびLED4144を備え、これらは読み取り開口部4122と整合される。図42は、線量計リーダーマウント4104の湾曲した備え付け面4152を示す。
図43は、線量計ハウジング2102の側壁2114が線量計リーダーマウント4104の備え付け面4202に隣接するように、線量計リーダーマウント4104内に備え付けられた線量計3402を示す。図42および43は、スマートフォン4108の背部4106および前部4212を示す。
図44は、線量計3402が遮蔽配置にある間、線量計リーダーマウント4104内に備え付けられた線量計3402を示す。線量計3402が遮蔽配置にある場合、備え付けタブ4136および4138(図44では、備え付けタブ4136のみ見える)が線量計マウント1902のロック凹部1944のより広い部分1956内に挿入され得る。備え付けタブ4136および4138が一旦挿入されれば、線量計3402は、矢印4402によって示すように、線量計リーダーマウント4104に対して上方に引っ張られ、それにより、図45に示すように、備え付けタブ4136および4138の各々のタブネック4442がそれぞれのタブ開口部2126および2128の上方エッジ4444に隣接する。備え付けタブ4136および4138のそれぞれの遠位端4452は、上方ロック凹部1944および線量計ハウジング2102の側壁2114によって形成された凹部4454に嵌合する。
図46では、線量計3402が読み取り配置にあるように、線量計マウント1902が線量計キャップ2402および取手1926を使用して回転されており、それにより、読み取り開口部4122が線量計ハウジング2102の照射開口部2112と整合し、そしてOSLMディスク1914が線量計マウント1902内に備え付けられる。線量計マウント1902が図45に示す位置から図46に示す位置まで回転されるとき、備え付けタブ4136および4138がロック凹部1944のより狭い部分1958内にスライドする。備え付けタブ4136および4138がロック凹部1944のより狭い部分1958内にある場合、線量計3402は、線量計リーダーマウント4104から分離されることを妨げられる。このように、線量計3402が読み取り配置にある間、線量計3402は線量計リーダーマウント4104から分離され得ず、それにより線量計リーダーマウント4104内で備え付けられている間、OSLMディスク1914が周囲の光に曝露されることを妨げる。図46に示す位置に線量計702を保持するために、線量計キャップ2402は、線量計マウント1902の近位端1904に嵌合され得る。
図16に示す読み取り配置において、スマートフォン1204を有する線量計702のOSLMディスク114に関して図18に示すものと同様にして、OSLMディスク1914は、スマートフォン4108のLED4144によって照らされ得、そして放射された放射線は、カメラ4142によって検出され得る。
図47および48は、本発明の1つの実施形態による円筒形状線量計マウント4702を示す。線量計マウント4702が近位端4704および遠位端4706を有する。OSLMディスク4714は、線量計マウント4702の凹部4712内に備え付けられる。線量計マウント4702が近位面4724を有する円筒体4722を備える。円筒取手4726が近位面4724から延びる。読み取りタブ4732および遮蔽タブ4734は、取手4726から垂直に延び、そして円筒体4722の外表面4736を越えて延びる。読み取りタブ4732が遮蔽タブ4734と同じ高さである。円筒体4722は、ロック凹部4744を備える。ロック凹部4744は、より広い部分4756およびより狭い部分4758を備える。遠位軸4772が線量計マウント4702の遠位端4706から延びる。
図49および50は、本発明の1つの実施形態による円筒形状線量計ハウジング4902を示す。線量計ハウジング4902は、開放端4904および遮蔽端4906を有する。線量計ハウジング4902は、線量計マウント1902を受け取るための円筒形状凹部4908を備える。線量計ハウジング4902は、線量計ハウジング4902の側壁4914上に照射開口部4912を備える。側壁4914はまた、タブ開口部4926および4928を備える。開放端4904は円形縁4932を備え、そこから読み取りストップ4934および遮蔽ストップ4936が延びる。読み取りストップ4934は遮蔽ストップ4936とおよそ同じ高さである。線量計ハウジング4902は、遮蔽配置インジケータ4942および読み取り配置インジケータ4944を備える。円形凹部4908は、軸開口部4972を備え、線量計マウント4702が線量計ハウジング4902内で回転可能に備え付けられた場合、軸開口部4972を通り抜けて遠位軸4772が延びる。
図51、54、55および56は、本発明の1つの実施形態による円筒形状線量計キャップ5102を示す。線量計キャップ5102は、側壁5112、近位面5114および遠位面5116を有する。2つの広い凹部5132および5134ならびに2つの狭い凹部5136および2438が、線量計キャップ5102の遠位面5116上で取手凹部5122から側壁5112まで延びる。側壁5112は位置インジケータ5152を備える。
図55は、本発明の1つの実施形態による遠位軸キャップ5502を示す。遠位軸キャップ5502は、線量計マウント4702の遠位軸4772に嵌合するための円筒形状凹部5512を備える。本発明のいくつかの実施形態では、円筒形状凹部5512は、内ねじ山を備え得、そして遠位軸4772は相補的外ねじ山を備え得、それにより遠位軸キャップが遠位軸4772にねじ込まれ得る。本発明のいくつかの実施形態では、遠位軸キャップ5502は、接着剤を用いて遠位軸4772に永久的に固定され得る。
図56および57は、線量計マウント4702、線量計ハウジング4902、線量計キャップ5102および遠位軸キャップ5502を備える線量計5602を示す。図56および57に示すように、線量計マウント4702が線量計ハウジング4902内で回転可能に備え付けられ、そして遠位軸キャップ5502が、遠位軸4772に永久的または取り外し可能に固定される場合、遠位軸キャップ5502は、線量計マウント4702が線量計ハウジング4902内で近位にまたは遠位に移動されることを妨げる。図56は、遮蔽配置の線量計5602を示し、そして図57は、読み取り配置の線量計5602を示す。
線量計5602は、線量計3402が線量計リーダーによって読み取られる方法と同様にして、スマートフォン4108のような線量計リーダーによって読み取られ得、そして線量計3402が線量計リーダー上に備え付けられる方法と同様にして、線量計リーダー上の線量計リーダーマウント上に備え付けられ得る。
上に記載しおよび図に示す実施形態では、線量計は、読み取り配置に線量計上のキャップを取り替えることによって読み取り配置にロックされるが、本発明のいくつかの実施形態では、線量計キャップで線量計をロックしないでOSLMディスクが読み取られ得る。
タブ、タブアレンジメント、マーキング、開口部、凹部、凹部アレンジメント、線量計ピンの使用、線量計マウント軸の使用、軸キャップの使用、フィンガー開口部などの特定の特徴は、図面にて特定の線量計マウント、線量計ハウジング、線量計キャップおよび線量計の一部であるとして示しているが、これらの特徴の多くは、本発明の種々の実施形態にて使用され得る。例えば、図に示される線量計マウントのいくつかは、線量計マウント軸を備え得、そしてこの軸が通り抜けて延びる開口部および軸キャップを備える線量計ハウジングとともに使用され得る。
本発明の上記実施形態は、本発明の線量計に関するリーダーとして、スマートフォン、スマートフォンの一部またはスマートフォンの付属品である携帯用線量計を使用することを記載するが、他の実施形態では、線量計リーダーの他のタイプが、本発明の線量計を読み取るために使用され得る。例えば、「線量計のための携帯用リーダー(PORTABLE READER FOR A DOSIMETER」との発明の名称で2011年7月14日に公開されたYoderの米国特許出願第2011/0168921号は、読み取りの間、線量計と対にするのに適した線量計リーダーマウントを使用することによって、本発明の線量計を読み取るために嵌合され得る携帯用線量計およびフォトオプティカル(photo-optical)エンジンを記載する。線量計内のOSL材料片が曝露される光源は一般的に、特定のOSL材料が発光することを引き起こす波長を有するように選択される。
本発明の線量計の線量計マウントおよび線量計ハウジングは、プラスチックおよび/またはゴムのような材料から作られ得る。本発明の線量計の他の部品もまた、プラスチックおよび/またはゴムのような材料から作られ得る。
本発明を所定の実施形態を参照して開示する一方、記載の実施形態に対する多くの改変、置換および変換は、添付の請求の範囲に規定されるように、本発明の精神および範囲から逸脱することなく可能である。したがって、本発明は記載の実施形態に限定されず、以下の請求の範囲の文言およびその均等物により規定される全ての範囲を有することが意図される。

Claims (11)

  1. 放射線量モニタリングデバイスであって:
    円筒形状線量計マウント、
    該線量計マウント内に備え付けられた光励起ルミネセンス材料(OSLM)片、
    該線量計マウントが回転可能に備え付けられる円筒形状凹部を備える円筒形状線量計ハウジング
    該線量計マウントの近位端から延びる円筒形状取手
    を備え、
    光励起ルミネセンス材料片が、曝露面を有し、
    放射線量モニタリングデバイスが、読み取り配置を有し、該読み取り配置では、該光励起ルミネセンス材料片の該曝露面が該線量計ハウジングの開口部に曝露され、
    放射線量モニタリングデバイスが、遮蔽配置を有し、該遮蔽配置では、該光励起ルミネセンス材料片の該曝露面が該線量計ハウジングによって遮蔽され、
    放射線量モニタリングデバイスが、該円筒形状取手を捩ることによって、該線量計ハウジングに対して該線量計マウントを長手方向軸を軸として回転させることにより、該遮蔽配置と該読み取り配置との間を移動可能である、
    放射線量モニタリングデバイス。
  2. 前記線量計ハウジングが、前記線量計マウントが前記読み取り配置を越えて第1の回転方向に回転することを妨げるため、該線量計マウント上の1つ以上の相補的第2係合構造と相互作用するための1つ以上の第1係合構造を備える、請求項1に記載の放射線量モニタリングデバイス。
  3. 前記線量計ハウジングが、前記線量計マウントが前記遮蔽配置を越えて第1の回転方向に回転することを妨げるため、該線量計マウント上の1つ以上の相補的第2係合構造と相互作用するための1つ以上の第1係合構造を備える、請求項1に記載の放射線量モニタリングデバイス。
  4. 前記遮蔽配置で前記放射線量モニタリングデバイスをロックするための第1の向きを有する線量計キャップをさらに備え、該線量計キャップが:
    該遮蔽配置で放射線量モニタリングデバイスをロックするために前記線量計マウントおよび線量計ハウジングの第2係合構造を係合させるための第1係合構造、および
    該第1係合構造が該第2係合構造と係合するときに該線量計マウントの取手を受け取るための凹部
    を備える、請求項1に記載の放射線量モニタリングデバイス。
  5. 前記遮蔽配置で前記放射線量モニタリングデバイスをロックするための第1の向きを有する線量計キャップをさらに備え、該線量計キャップが:
    該遮蔽配置で放射線量モニタリングデバイスをロックするために前記線量計マウントおよび線量計ハウジングの第2係合構造を係合させるための第1係合構造、および
    該第1係合構造が該第2係合構造と係合するときに該線量計マウントの該円筒形状取手を通り抜けて延びるための開口部
    を備える、請求項1に記載の放射線量モニタリングデバイス。
  6. 前記放射線量モニタリングデバイスは、該放射線量モニタリングデバイスが開放位置にあるとき、前記線量計リーダーマウント上に該放射線量モニタリングデバイスを備え付けるように線量計読み取りマウントを係合するための、そして該放射線量モニタリングデバイスが該線量計リーダーマウント上に備え付けられかつ該放射線量モニタリングデバイスが読み取り配置にあるとき、該線量計読み取りマウントが該放射線量モニタリングデバイスから脱係合することを妨げるための、線量計リーダーマウント係合構造を備える、請求項1に記載の放射線量モニタリングデバイス。
  7. 前記線量計マウントが、該線量計マウントの遠位端に軸を備え、前記線量計ハウジングが、該軸の部分が通り抜けて延びる軸開口部を備え、そして前記放射線量モニタリングデバイスが、該軸開口部を通り抜けて延びる該軸の部分を係合させ、それによって該線量計マウントが遠位方向に移動することを妨げるための軸キャップを備える、請求項1に記載の放射線量モニタリングデバイス。
  8. 前記光励起ルミネセンス材料片が、光励起ルミネセンス材料ディスクを含む、請求項1に記載の放射線量モニタリングデバイス。
  9. 前記光励起ルミネセンス材料が、酸化アルミニウムを含む、請求項1に記載の放射線量モニタリングデバイス。
  10. 放射線量モニタリング方法であって、以下の工程:
    (a)線量計の線量計ハウジング内で線量計の線量計マウントを長手方向軸を軸として回転させることによって、または該線量計マウントの周囲の該線量計ハウジングを該長手方向軸を軸として回転させることによって、遮蔽配置から読み取り配置まで線量計を移動させる工程、
    (b)該線量計マウント内の光励起ルミネセンス材料(OSLM)片を該線量計ハウジング内の開口部を通る光に曝露する工程、および
    (c)工程(b)に応答して該光励起ルミネセンス材料片によって放射される放射線を検出する工程
    を含む、放射線量モニタリング方法。
  11. 前記放射線量モニタリング方法が、以下の工程:
    (d)工程(c)が行われた後、前記線量計の線量計ハウジング内の該線量計マウントを長手方向軸を軸として回転させることによって、または該線量計マウントの周囲の該線量計ハウジングを該長手方向軸を軸として回転させることによって、前記読み取り配置から前記遮蔽配置まで前記線量計を移動させる工程
    を含む、請求項10に記載の放射線量モニタリング方法。
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