JP2015527376A - アゼチジノン化合物の結晶及びその調製方法 - Google Patents

アゼチジノン化合物の結晶及びその調製方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、(3R,4S)−4−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシブチル−2(Z)−エニル]−1−(4−フルオロフェニル)−2−アゼチジノン化合物(式Aで示す)の結晶を提供する。これらの結晶は、粉末X線回折(XPRD)スペクトル、示差走査熱量(DSC)スペクトル及び赤外線スペクトル等により特徴付けられる。また、本発明は、式Aで示す化合物の結晶の調製方法、これらの医薬組成物及び用途を提供する。【化1】

Description

本発明は、化学分野に属するものであり、より具体的には、本発明は、(3R,4S)−4−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシブチル−2(Z)−エニル]−1−(4−フルオロフェニル)−2−アゼチジノンの新規な結晶(crystal forms)及びその調製方法に関する。
下記の式Aで示すアゼチジノン化合物の化学名は、(3R,4S)−4−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシブチル−2(Z)−エニル]−1−(4−フルオロフェニル)−2−アゼチジノンである。式Aで示す化合物は、新規の血漿コレステロール低下剤であり、血漿コレステロールの含有量を低減させるために使用され、高含有量の血漿コレステロールに関連する疾患の治療用として使用される。国際公開第2011/017907号(特許文献1)には、式Aで示す化合物、その調製方法及び用途が開示されている。
Figure 2015527376
目下のところ、式Aで示す化合物の結晶に関する開示は発見されていない。本発明者は、幾多の試行錯誤を経て式Aで示す化合物の結晶を創出するに至った。
国際公開第2011/017907号
従って、本発明は、下記の式Aで示す構造を有する化合物((3R,4S)−4−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシブチル−2(Z)−エニル]−1−(4−フルオロフェニル)−2−アゼチジノン)の結晶及びその調製方法を提供することを目的とする。
Figure 2015527376
前記目的に照らして、本発明は式Aで示す化合物の結晶I(以下、「結晶I(crystal form I)」ともいう。)を提供する。
前記結晶Iは、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折(An X−ray powder diffraction:XRPD)スペクトルで、回折角2θとして、8.17±0.20°、13.53±0.20°、16.67±0.20°、18.13±0.20°、19.14±0.20°、19.57±0.20°、20.26±0.20°、22.32±0.20°、23.05±0.20°、23.77±0.20°、25.03±0.20°、27.69±0.20°及び30.99±0.20°に回折ピークを示す。
好ましくは、前記結晶Iは、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折スペクトルで、回折角2θとして、15.76±0.20°、16.25±0.20°、17.14±0.20°、21.12±0.20°、25.50±0.20°、26.02±0.20°、28.95±0.20°、29.84±0.20°、33.34±0.20°、36.32±0.20°及び37.57±0.20°に回折ピークを示す。
より好ましくは、前記結晶Iは、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折スペクトルで、下記の回折角2θとする回折ピーク及び相対強度を示す。
Figure 2015527376
更に好ましくは、前記結晶Iは、図1に示すXRPDスペクトルを有するものである。
更に前記結晶Iは、図2に示す示差走査熱量測定(DSC)スペクトルを有するものである。
更に前記結晶Iは、図3に示す赤外線(IR)スペクトルを有するものである。
前記結晶Iの赤外線吸収ピーク及び相対吸収強度は、以下に示す。
Figure 2015527376
本発明の目的に照らして、本発明は結晶Iの調製方法を提供する。このような結晶Iの調製方法は、下記に示す方法のうちのいずれか1つから選択される。
方法(1)は下記のステップ1)〜3)を含む。
1)式Aで示す化合物を有機溶媒に溶解させて飽和溶液を調製する。前記有機溶媒は、C〜C直鎖アルコール、アセトニトリル、フラン類、カルボン酸、エステル、アミド及びケトンからなる群から選択されるものである。
2)前記飽和溶液に対して、ステップ1)に記載の前記有機溶媒の1倍以上の体積の水又はC〜Cエーテル類である逆溶媒(anti-solvent)を一括して(all in once)添加し、結晶Iの固体を析出させる。
3)得られた固体を収集して前記結晶Iを得る。
方法(1)のステップ1)にて、前記カルボン酸は、好ましくはC1−6カルボン酸であり、前記エステルは、好ましくはC1−6アルキルC1−6カルボン酸エステルであり、前記アミドは、好ましくはN−C1−6アルキルアミド又はN,N−ジC1−6アルキルアミドであり、前記ケトンは、好ましくはC3−6ケトンである。
更なる実施形態では、方法(1)のステップ1)にて、前記有機溶媒は、好ましくはメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブチルアルコール、テトラヒドロフラン、酢酸、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド及びアセトンからなる群から選択され、より好ましくはメタノール又はエタノールである。
方法(1)のステップ2)にて、添加される水又はC〜Cエーテル類である逆溶媒の体積は、好ましくは前記有機溶媒の体積の1〜10倍、より好ましくは1.5倍である。また、更に好ましくは、前記逆溶媒は水である。
更なる実施形態では、前記結晶Iの調製方法(1)は下記のステップを含む。すなわち、常温で、1部の(one portion of)式Aで示す化合物(g単位)を、1部のメタノール(mL単位)に溶解させて飽和溶液を調製し、更に、10部の逆溶媒である水(mL単位)を前記飽和溶液に一括して添加し、析出した固体を速やかに濾過して真空乾燥オーブン内で乾燥させ、乾燥後の固体を前記結晶Iとする。
方法(2)は、下記のステップ1)〜3)を含む。
1)式Aで示す化合物をC1−6アルキルC1−6カルボン酸エステルに溶解させて溶液を調製する。ここで、式Aで示す化合物の質量(g単位)と、C1−6アルキルC1−6カルボン酸エステルの体積(mL単位)との比は、1:1.5〜5である。
2)前記溶液に対して、ステップ1)の前記C1−6アルキルC1−6カルボン酸エステル(C1-6 alkyl C1-6 carboxylate)の1〜3倍の体積のC〜Cアルカン逆溶媒を添加し、結晶Iの固体を析出させる。
3)前記固体を収集して前記結晶Iを得る。
方法(2)のステップ1)の前記C1−6アルキルC1−6カルボン酸エステルは、好ましくは酢酸エチルである。
方法(2)のステップ2)の前記C〜Cアルカンは、好ましくはn‐ヘキサン又はn‐ヘプタンである。
更なる実施形態では、前記結晶Iを調製する方法(2)は、下記のステップを含む。すなわち、1部の式Aで示す化合物(g単位)を晶析装置(例えば10倍容積)に添加した後、2部の酢酸エチル(mL単位)を更に添加し、完全に溶解するまで室温で撹拌し、2部のn‐ヘプタン(mL単位)を前記溶液に添加することによって大量の固体が析出される。この固体を濾過して真空乾燥させ、乾燥後の固体を前記結晶Iとする。
方法(3)は、下記のステップを含む。
1部の式Aで示す化合物(g単位)を5部のジクロロメタン(mL単位)に添加し、加熱還流の条件下で完全に溶解した後、温度を常温に徐々に降下させ、固体を析出させて濾過し、常温常圧で乾燥を行い、乾燥後の固体は、前記結晶Iである。
方法(4)は、下記のステップを含む。
1部の式Aで示す化合物(g単位)を10部のトルエン(mL単位)に添加し、加熱還流の条件下で完全に溶解した後、温度を常温に徐々に降下させ、固体を析出させて濾過した後、常温常圧で乾燥を行う。乾燥後の固体は、前記結晶Iである。
また、本発明の目的に照らして、本発明は式Aで示す化合物の結晶II(以下、「結晶II(crystal form II)」ともいう)を提供する。
前記結晶IIは、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折スペクトルで、回折角2θとして、5.20±0.20°、7.46±0.20°、8.70±0.20°、10.60±0.20°、11.84±0.20°、17.14±0.20°、20.36±0.20°及び26.48±0.20°に回折ピークを示す。
好ましくは、前記結晶IIは、粉末X線回折スペクトルにて、回折角2θとして、6.29±0.20°、6.96±0.20°、12.82±0.20°、13.28±0.20°、14.21±0.20°、15.02±0.20°、15.40±0.20°、16.40±0.20°、17.61±0.20°、18.34±0.20°、18.62±0.20°、19.06±0.20°、19.58±0.20°、20.02±0.20°、21.50±0.20°、22.18±0.20°、22.74±0.20°、23.41±0.20°、24.06±0.20°、24.34±0.20°、24.70±0.20°、25.16±0.20°、27.34±0.20°、28.00±0.20°、28.88±0.20°、29.36±0.20°、31.39±0.20°、32.02±0.20°、32.60±0.20°及び34.42±0.20°に回折ピークを示す。
より好ましくは、前記結晶IIは、粉末X線回折スペクトルにて、下記の回折角2θとする回折ピーク及び相対強度を示す。
Figure 2015527376
より好ましくは、前記結晶IIは、図4に示すXRPDスペクトルを有する。
更に前記結晶IIは、図5に示す示差走査熱量測定(DSC)スペクトルを有するものである。
更に前記結晶IIは、図6に示す赤外線(IR)スペクトルを有するものである。
前記結晶IIの赤外線吸収ピーク及び相対吸収強度を以下に示す。
Figure 2015527376
本発明の目的に従い、本発明は、前記結晶IIの調製方法を提供する。前記調製方法は、以下のステップを含む。
1)式Aで示す化合物をC〜Cアルコールに添加し、任意選択的に加熱して溶解させ、溶液を得る。式Aで示す化合物の質量(g単位)とC〜Cアルコールの体積(mL単位)との比は、1:2〜10である。
2)結晶が析出していない状態で(ensuring that no crystal is crystallized out)、前記溶液に水を添加する。
3)溶媒を常温常圧で自然蒸発させ、析出した固体を収集して、前記結晶IIを得る。
好ましくは、ステップ1)の前記C〜Cアルコールは、エタノール又はイソプロパノールである。
また好ましくは、ステップ2)にて添加される水の体積とC〜Cアルコールの体積との比は、10:1〜6であり、より好ましくは10:2である。
また好ましくは、ステップ1)の式Aで示す化合物の質量(g単位)とC〜Cアルコールの体積(mL単位)との比は、1:2〜5である。
更なる実施形態では、前記結晶IIを調製する方法は、下記のステップを含む。すなわち、0.7部の式Aで示す化合物(g単位)を晶析装置(例えば18倍容積)に添加し、更に、1.7部のエタノール(mL単位)を添加し、50℃に加熱して完全に溶解させた後、1部の水(例えば純水)(mL単位)を添加して加熱を停止し、自然冷却する。常温常圧で溶媒を蒸発させ、結晶(針状)を析出させて濾過した後、結晶を常温で乾燥させる(例えば24時間)ことで、前記結晶IIを得る。
また、本発明の目的に照らして、本発明は式Aで示す化合物の結晶III(以下、「結晶III(crystal form III)」ともいう)を提供する。
前記結晶IIIは、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折スペクトルで、回折角2θとして、8.16±0.20°、12.02±0.20°、14.38±0.20°、17.60±0.20°、18.36±0.20°及び20.98±0.20°に回折ピークを示す。
好ましくは、前記結晶IIIは、粉末X線回折スペクトルにて、回折角2θとして、6.06±0.20°、8.74±0.20°、10.32±0.20°、13.22±0.20°、14.78±0.20°、15.36±0.20°、16.12±0.20°、16.52±0.20°、17.08±0.20°、18.70±0.20°、19.04±0.20°、20.06±0.20°、21.52±0.20°、22.36±0.20°、22.84±0.20°、23.50±0.20°、24.20±0.20°、24.84±0.20°、25.10±0.20°、26.18±0.20°、26.66±0.20°、27.12±0.20°、27.44±0.20°、28.44±0.20°、29.02±0.20°、29.62±0.20°、30.62±0.20°、31.16±0.20°、31.58±0.20°、33.47±0.20°及び33.73±0.20°に回折ピークを示す。
更に好ましくは、前記結晶IIIは、下記の回折角2θとする回折ピーク及び相対強度を示す。
Figure 2015527376
より好ましくは、前記結晶IIIは、図7に示すXRPDスペクトルを有する。
更に前記結晶IIIは、図8に示す示差走査熱量測定(DSC)スペクトルを有する。
更に前記結晶IIIは、図9に示す赤外線(IR)スペクトルを有する。
前記結晶IIIの赤外線吸収ピーク及び相対吸収強度を、以下に示す。
Figure 2015527376
本発明の目的に従い、本発明は、前記結晶IIIの調製方法を提供する。前記調製方法は、下記のステップを含む。
1)式Aで示す化合物を、C〜C10アルコールとエタノールとの混合溶媒に添加して、任意選択的に加熱して溶解させることによって溶液を得る。ここで、エタノールの体積とC〜C10アルコールの体積との比は、0.2以下である。
2)前記溶液に対して、前記混合溶媒の1倍以上の体積の水を添加する。
3)結晶を析出させて濾過した後、任意選択的に乾燥を行い、前記結晶IIIを得る。
好ましくは、ステップ1)の前記C〜C10アルコールは、t−ブチルアルコールである。
好ましくは、ステップ2)にて添加される水の体積は、混合溶媒の体積の2〜10倍であり、より好ましくは2〜3倍である。
好ましくは、ステップ1)の式Aで示す化合物の質量(g単位)とC〜C10アルコールの体積(mL単位)との比は、1:8〜15である。
更なる実施形態では、前記結晶IIIの調製方法は、下記のステップを含む。すなわち、0.4部の式Aで示す化合物(g単位)を4部のt−ブチルアルコール(mL単位)と0.3部のエタノールとの混合溶媒に添加し、常温で完全に溶解させることによって溶液を得る。前記溶液に対して、10部の水(例えば純水)(mL単位)を添加して、結晶を析出させて濾過した後、常温常圧で乾燥を行い、前記結晶IIIを得る。
また、本発明は前記結晶IIIを調製する別の調製方法を提供する。前記調製方法は、下記のステップを含む。1部の式Aで示す化合物(g単位)を晶析装置(例えば25倍容積)に添加し、15部のt−ブチルアルコール(mL単位)を添加し、50℃で十分に溶解させた後、室温まで自然冷却し、固体を析出させて濾過した後、常温常圧で乾燥を行い、前記結晶IIIを得る。
また、本発明は、式Aで示す化合物の非晶質形(アモルファス)(以下、「非晶質形(amorphous form)」ともいう)を提供する。
前記非晶質形は、図10に示す、Cu−Kα放射線を用いて得られた粉末X線回折スペクトルを有する。
また前記非晶質形は、図11に示す示差走査熱量測定(DSC)スペクトルを有する。
更に前記非晶質形は、図12に示す赤外線(IR)スペクトルを有する。
前記非晶質形の赤外吸収ピーク及び相対吸収強度を、以下に示す。
Figure 2015527376
また、本発明の目的に従い、本発明は前記非晶質形の調製方法を提供するものである。前記調製方法は、下記に示すステップ1)〜3)を含む。
1)式Aで示す化合物をアルコール類である有機溶媒に溶解させて飽和溶液を調製する。
2)前記飽和溶液に対して、飽和溶液の1倍以上の体積のアルカン系の逆溶媒を添加して懸濁液を調製する。
3)得られた懸濁液を凍結乾燥させて前記非晶質形を得る。
好ましくは、ステップ1)にて、前記アルコール類である有機溶媒はC〜C10アルコール、より好ましくはC〜Cアルコール、更に好ましくはメタノール又はエタノールである。
好ましくは、ステップ2)にて、添加される逆溶媒の体積は、前記飽和溶液の体積の2〜10倍、より好ましくは5倍である。
好ましくは、ステップ2)にて、前記アルカン系の逆溶媒は、n−ヘキサン又はn−ペンタンである。
更なる実施形態では、前記非晶質形の調製方法は、下記のステップを含む。すなわち、1部の式Aで示す化合物(g単位)を晶析装置(例えば18倍容積)に添加した後、1部のエタノール(mL単位)を添加し、50℃で十分に溶解させた後、室温になるまで冷却し、急速に撹拌しながら、5部のn−ヘキサン(mL単位)をすばやく添加することで懸濁液(霧状)を得、前記懸濁液を凍結乾燥させる(例えば1時間)ことで前記非晶質形(白色の固体)を得る。
本発明にて、上述した全ての調製方法における溶解及び結晶析出のステップには、特別な説明がない限り、通常、撹拌することが必要である。例えば、磁石撹拌装置による撹拌及び機械的撹拌といった周知の方法によって撹拌を実施することができる。
本発明にて、上述した全ての調製方法における乾燥は、特別な説明がない限り、例えば、真空乾燥等の周知の方法で実施可能である。乾燥温度は、特別な説明がない限り、通常35℃〜40℃である。
本発明にて、上述した常温又は室温は10℃〜30℃であり、好ましくは25℃である。
また、本発明は、式Aで示す化合物の結晶I又は結晶II又は結晶IIIを治療上有効量で含む医薬組成物及び/又は医薬製剤を提供する。医薬組成物及び/又は医薬薬剤は、その投与にて、一般的な剤型を含むが、これらに限定されることなく、例えば経口剤型及び注射剤型であり、カプセル剤、錠剤、粉末剤、カシェ剤、懸濁液剤及び溶液剤を含み、好ましくは経口剤であり、より好ましくは、経口剤のうちの錠剤及びカプセル剤である。
また、前記医薬組成物及び/又は医薬薬剤は、薬学的に許容される担体又は賦形剤を更に含む。薬学的に許容される担体又は賦形剤若しくは添加剤は、無毒性かつ相溶性のある充填剤、接着剤、崩壊剤、緩衝剤、防腐剤、抗酸化剤、潤滑剤、矯味剤、増ちょう剤、着色剤及び乳化剤等を含むが、これらに限定されない。
また、本発明は、血漿コレステロール含有量を低下させる薬物を調製するための、式Aで示す化合物の結晶I又は結晶II又は結晶IIIの使用を提供する。
本発明に係る式Aで示す化合物の結晶I又は結晶II又は結晶IIIは、血漿コレステロール含有量を低下させる薬物として使用可能であることから、本発明に係る式Aで示す化合物の結晶I又は結晶II又は結晶IIIは、粥状動脈硬化及び高コレステロール血症等の疾患を治療又は予防するためにも使用可能である。
また、本発明は、血漿コレステロール含有量を低下させる方法を提供する。前記方法は、需要のある患者に対して、式Aで示す化合物の結晶I若しくは結晶II若しくは結晶III又は前記医薬組成物を投与することを含む。
本発明に係る前記式Aで示す化合物は、国際公開第2011/017907号明細書に記載の方法に従って調製され得る。
本発明は、下記のメリットを有する。すなわち、本発明は、上記手段によって、式Aで示す化合物の固体の物理的特性に変化をもたらしている。固体の物理的特性は、研磨固体の流動性(solid lapping liquidity)、固体密度、見かけ晶癖(apparent crystal habit)、固体融点等を含む。これらの特性は、原料を医薬品に加工する難易度、医薬品の保存過程における安定性等に影響を与え得る。固体の物理的特性が良好な状態にある場合に限って、薬物を安定性のある剤型に加工し易くすることが可能になり、薬物の安定性を保証することが可能になる。
医薬化合物のもう1つの重要な固体特性は、水性流体における溶出率である。患者の胃液における活性成分の溶出率は、治療学上の結果をもたらすものである。その理由としては、溶出率は、経口投与の活性成分が血液に到達した速度の上限値だからである。シロップ剤、エリキシル剤及びその他の液体薬物を調製する場合、溶出率も考慮すべき因子の一つである。
単位胞の分子立体構造及び分子配向は、上述した実際の物理的特性に影響を与えることがあり、単位胞により、ある物質の所定の一種類の結晶多形を特定することができる。結晶多形により、前記結晶の熱挙動は、非晶質の物質又はその他の結晶多形の熱挙動と区別可能である。
薬学に許容しうる化合物の新規結晶の発見は、医薬品の特性効能を改善し得る新たなきっかけとなる。これにより、製剤学者が設計用材料の選択可能な範囲が広げられ、例えば、標的放出性能又はその他の所要な性能を有する薬物剤型を視野に入れられる。
本発明に係る式Aで示す化合物の結晶I又は結晶II又は結晶IIIが非晶質形に対して有する利点は、結晶の安定性が高く、純度が高く、保存及び輸送に有利であることにある。また、調製工程では、結晶の調製工程にて粉体爆発を回避可能であり、安全性が高く、非晶質形と比較して、結晶が製剤学上にてより優れた特性・効能を有する。
図1は、実施例2で調製された前記結晶IのXRPDスペクトルを示している。 図2は、実施例2で調製された前記結晶IのDSCスペクトルを示している。 図3は、実施例2で調製された前記結晶IのIRスペクトルを示している。 図4は、実施例9で調製された前記結晶IIのXRPDスペクトルを示している。 図5は、実施例9で調製された前記結晶IIのDSCスペクトルを示している。 図6は、実施例9で調製された前記結晶IIのIRスペクトルを示している。 図7は、実施例13で調製された前記結晶IIIのXRPDスペクトルを示している。 図8は、実施例13で調製された前記結晶IIIのDSCスペクトルを示している。 図9は、実施例13で調製された前記結晶IIIのIRスペクトルを示している。 図10は、実施例16で調製された前記非晶質形のXRPDスペクトルを示している。 図11は、実施例16で調製された前記非晶質形のDSCスペクトルを示している。 図12は、実施例16で調製された前記非晶質形のIRスペクトルを示している。 図13は、実施例7で調製された前記結晶IのXRPDスペクトルを示している。 図14は、実施例8で調製された前記結晶IのXRPDスペクトルを示している。 図15は、実施例1で調製された前記式Aで示す化合物のXRPDスペクトルを示している。
以下に、実施例を用いて本発明を詳しく説明する。本発明の実施例に記載の調製方法は本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。また、本発明の技術的思想を反映するものであることを前提として、本発明の調製方法への簡単な変更及び代替はいずれも、本発明が請求する範囲に属するものと理解すべきである。
本発明の種々の新規結晶及び非晶質形のXRPD、DSC及びIRスペクトル測定用の装置及び測定条件を以下に示す。
XRPDスペクトル測定用の装置及び測定条件を下記の表1及び表2に示す。図4、図7及び図10は、表1に示す測定装置及び測定条件で得られたものである。また、図1、図13、図14及び図15は、表2に示す測定装置及び測定条件で得られたものである。
Figure 2015527376
Figure 2015527376
<赤外線(IR)スペクトル分析法>
Bruker TENSOR 27フーリエ赤外線分光装置及びDTGS検出器を使用し、スキャン範囲は4000〜400cm−1であり、KBr錠剤法を用いた。1.5mgのサンプルと100mgのKBrとを均一に混合させ、直径13mmの薄片にプレスした。実験データは、OPUSプログラムにより収集して保存した。
<DSC法>
METTLER TOLEDOのDSC1を使用し、10℃/minの加熱速度で測定した。より具体的には、DSC Mettler 1/700示差走査熱量計を使用してサンプルを分析した。サンプルの重量を4mg〜6mg、加熱速度を10℃/min、保護ガスを窒素ガス、保護ガスの流速を120mL/min〜150mL/minとした。
[実施例1](3R,4S)−4−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシブチル−2(Z)−エニル]−1−(4−フルオロフェニル)−2−アゼチジノン(式Aで示す化合物)の調製
式Aで示す化合物の調製は、国際公開第2011/017907号に記載の方法を参照して行った。詳細を以下に示す。
Figure 2015527376
(ステップ1)
500mLの反応フラスコに32.5mmolの化合物II(式Z(formula Z))、250mLのメタノール、及び4.89g(35.8mmol)の炭酸カリウムを添加し、室温で30分間撹拌した。反応が終了した後、酢酸エチルを用いて3回の抽出を行い、有機相を集めて飽和食塩水で洗浄し、更に無水硫酸ナトリウムで乾燥し濃縮した後、続くステップのために保存した。
(ステップ2)
ステップ1の生成物を200mLのテトラヒドロフランに溶解させ、6mol/Lの塩酸を用いてpH値を1程度に調整し、室温で30分間撹拌し、酢酸エチルを用いて3回の抽出を行った(250mL×3)。有機相を集めて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濃縮した後、n‐ヘプタン:酢酸エチル(体積比で3:1)の溶媒系を用いてカラムクロマトグラフィー分離を行い、目的の生成物を収集した。更に減圧濃縮及び乾燥を行った後、式Aで示す化合物(8.14g)を得た。ここで、図15に前記化合物のXRPDスペクトルを示す。前記化合物が非晶質形であることが証明した。
1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) :δ2.72-2.84 (m, 2 H, -CH2-), 3.20-3.25 (m, 1 H, -CH-), 4.39 (d, 2 H, J = 5.2 Hz, -CH2-), 4.85 (t, 1 H, J = 5.2 Hz,-OH), 4.93 (d, 1 H, J = 2.3 Hz, -CH-), 5.80 (t, 1 H, J = 7.6 Hz, -CH-),6.73-6.76 (m, 2H, Cpr-H), 7.10-7.20 (m, 4 H, Cpr-H), 7.21-7.39 (m, 4 H, Cpr-H),8.40-7.42 (m, 2 H, Cpr-H), 9.48 (s, 1 H, -OH); MS (m/z): 422 [M+H].
[実施例2]結晶Iの調製
常温にて、1gの式Aで示す化合物を1mLのメタノールに溶解させて飽和溶液を調製した後、前記飽和溶液に10mLの水を一括して添加することで得られた固体を速やかに濾過し、更に、真空乾燥オーブンに入れて乾燥を行い(乾燥温度は35℃〜40℃)、乾燥後の固体は前記結晶Iであり、その収量が0.73g、収率が73%であった。
図1に前記結晶IのXRPDスペクトルを示す。
また図2に、前記結晶IのDSCスペクトルを示す。図2には、前記結晶Iの融点が154.8℃であることが示されている。
更に図3に、前記結晶Iの赤外線(IR)スペクトルを示す。
[実施例3]結晶Iの調製
前記調製プロセスは、メタノールを、それぞれテトラヒドロフラン、イソプロパノール、アセトン、n−プロパノール、酢酸、n−ブチルアルコール、酢酸エチル、アセトニトリル及びN,N−ジメチルホルムアミドに置き換えることを除いて、実施例2と同様であり、それぞれの置き換えにて、前記結晶Iが得られている。得られた前記結晶IのXRPDスペクトルは、実施例2で得られた結晶IのXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例4]結晶Iの調製
1gの式Aで示す化合物を1mLのエタノールに添加し、常温で完全に溶解させ、10mLの蒸留水を一括して添加して、固体を析出させて濾過し、常温常圧で乾燥を行、得られた固体は、前記結晶Iであり、その収量が0.88g、収率が88%であった。得られた結晶IのXRPDスペクトルは、実施例2で得られた結晶IのXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例5]結晶Iの調製
1gの式Aで示す化合物を1mLのエタノールに添加し、温熱で溶解した後、常温で1.5mLの蒸留水を一括して添加することで、固体を析出させて濾過し、乾燥を行い(乾燥温度は35℃〜40℃)、得られた固体は、前記結晶Iであり、収量が0.91g、収率が91%であった。得られた結晶IのXRPDスペクトルは、実施例2で調製された結晶IのXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例6]結晶Iの調製
1gの式Aで示す化合物を10mLの晶析装置に添加し、更に、2mLの酢酸エチルを添加し、完全に溶解させるまで室温で撹拌し、2mLのn−ヘプタンを添加することで大量の固体を析出させて濾過し、真空乾燥を行い(乾燥温度は35℃〜40℃)、乾燥後の固体は、前記結晶Iであり、その収量が0.75g、収率が75%であった。得られた前記結晶IのXRPDスペクトルは、実施例2で調製された結晶IのXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例7]結晶Iの調製
1gの式Aで示す化合物を5mLのジクロロメタンに添加し、加熱還流の条件下で完全に溶解させ、常温になるまで徐々に冷却することで固体を析出させて濾過し、常温常圧で乾燥を行い、乾燥後の固体は前記結晶Iであって、その収量が0.68g、収率が68%であった。図13に前記固体のXRPDスペクトルを示す。
[実施例8]結晶Iの調製
1gの式Aで示す化合物を10mLのトルエンに添加し、加熱還流の条件下で完全に溶解させ、常温になるまで徐々に冷却することで固体を析出させて濾過し、常温常圧で乾燥を行い、乾燥後の固体は前記結晶Iであって、その収量が0.77g、収率が77%であった。図14に前記固体のXRPDスペクトルを示す。
[実施例9]結晶IIの調製
0.7gの式Aで示す化合物を18mLの晶析装置に添加し、更に1.7mLのエタノールを添加して50℃で完全に溶解した後、1mLの純水を添加し、加熱を止め、自然冷却し、常温常圧で溶媒を蒸発させ、大量の針状の結晶が自然に析出され、濾過を行った。結晶固体を常温で24時間乾燥させ、結晶IIを得た。その収量は0.54g、収率が77%であった。
図4に前記結晶IIのXRPDスペクトルを示す。
また図5に、前記結晶IIのDSCスペクトルを示す。図5には、前記結晶IIの融点が152.14℃であることを示している。
更に図6に、前記結晶IIの赤外線(IR)スペクトルを示す。
[実施例10]結晶IIの調製
0.7gの式Aで示す化合物を18mLの晶析装置に添加し、更に1.7mLのイソプロパノールを添加して50℃で完全に溶解させた後、1mLの純水を添加し、加熱を止め、自然冷却し、常温常圧で溶媒を蒸発させ、大量の針状の結晶が自然に析出され、濾過を行った。結晶固体を常温で24時間乾燥させ、前記結晶IIを得た。その収量が0.60g、収率が85%であった。得られた結晶IIのXRPDスペクトルは、実施例9で調製された結晶IIのXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例11]結晶IIの調製
1gの式Aで示す化合物を10mLのエタノールに添加し、常温で完全に溶解させ、1mLの蒸留水を添加して常温常圧で溶媒を蒸発させた。溶媒が完全に蒸発した後に得られた固体は前記結晶IIであった。得られた結晶IIのXRPDスペクトルは、実施例9で調製された結晶IIのXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例12]結晶IIの調製
1gの式Aで示す化合物を晶析装置に入れ、5mLの無水エタノールを添加し、撹拌して振動することで完全に溶解させた後、1mLの蒸留水を添加し、フラスコの底部に白い濁りが生じたが、振動した後濁りが消えた。晶析装置の蓋を開けて自然蒸発を行い、前記結晶IIを得た。得られた結晶IIのXRPDスペクトルは実施例9で調製された結晶IIのXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例13]結晶IIIの調製
0.4gの式Aで示す化合物を4mLのt−ブチルアルコールと0.3mLのエタノールとの混合溶液に添加して常温で完全に溶解させ、10mLの蒸留水を添加することで、固体が析出した。得られた固体を濾過し、常温常圧で乾燥を行うことで得られた固体は、前記結晶IIIであり、その収量は0.3g、収率が75%であった。
図7に前記結晶IIIのXRPDスペクトルを示す。
また図8に、前記結晶IIIのDSCスペクトルを示す。図8に示される3つの吸熱ピークに対応する温度は、それぞれ、105.94℃、112.53℃、157.11℃である。
更に図9に、前記結晶IIIの赤外線(IR)スペクトルを示す。
[実施例14]結晶IIIの調製
0.2gの式Aで示す化合物を20mLの晶析装置に入れ、2mLのt−ブチルアルコールを添加して撹拌し、50℃になるまで加熱し、0.4mLのエタノールを添加し、完全に溶解した後、50℃を保持して5mLの蒸留水を一括して添加し、大量の白色の固体が速やかに析出され、晶析装置中の結晶含有液体を培養容器に移し、自然蒸発を24時間以上行って前記結晶IIIを得た。得られた結晶IIIのXRPDスペクトルは、実施例13で調製された結晶IIIのXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例15]結晶IIIの調製
1gの式Aで示す化合物を25mLの晶析装置に入れ、15mLのt−ブチルアルコールを添加し、50℃で充分に溶解させた後、室温になるまで自然冷却し、固体が析出され、更に濾過により固体を得た。更に、常温常圧で乾燥を行い、得られた固体は、前記結晶IIIであり、その収量は0.89g、収率が89%であった。得られた結晶IIIのXRPDスペクトルは、実施例13で調製された結晶IIIのXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例16]非晶質形の調製
1.0gの式Aで示す化合物を18mLの晶析装置に入れ、1mLのエタノールを添加し、50℃で充分に溶解させた後、室温になるまで冷却し、急速に撹拌しながら、5mLのn−ヘキサンをすばやく添加し、霧状の懸濁液を得た。前記懸濁液を取り出し、1時間の冷凍乾燥を行い、得られた白色の固体は前記非晶質形であり、その収量は0.92g、収率が92%であった。
図10に前記非晶質形のXRPDスペクトルを示す。
また図11に、前記非晶質形のDSCスペクトルを示す。
更に図12に、前記非晶質形の赤外線(IR)スペクトルを示す。
[実施例17]非晶質形の調製
1.0gの式Aで示す化合物を18mLの晶析装置に入れ、1mLのプロパノールを添加し、50℃で充分に溶解した後、室温になるまで冷却し、急速に撹拌しながら、5mLのn−ペンタンをすばやく添加し、霧状の懸濁液を得た。前記懸濁液を取り出し、1時間の冷凍乾燥を行い、得られた白色の固体は前記非晶質形であり、その収量は0.96g、収率が96%であった。得られた非晶質形のXRPDスペクトルは、実施例16で調製された非晶質形のXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例18]非晶質形の調製
常温にて、1gの式Aで示す化合物を10mLのエタノールに完全に溶解させ、5mLのn−ヘキサンを添加して充分に混合させた後、40分間の冷凍乾燥を行い(低熱源温度が−51℃、真空度が208Paである条件下に置く)、得られた固体は前記非晶質形である。得られた非晶質形のXRPDスペクトルは、実施例16で調製された非晶質形のXRPDスペクトルと一致していた。
[実施例19]非晶質形の調製
1gの式Aで示す化合物を晶析装置に入れ、1mLの無水エタノールを添加して撹拌し、50℃になるまで加熱を行い、1分経過後充分に溶解しており、2滴のDMFを滴下し、溶液を培養容器に移し、5mLのn−ヘキサンを添加して均一になるまで振動し、白い濁りが生じ、更に、培養容器を冷凍乾燥機に置き、冷凍乾燥を行った後取り出し、前記非晶質形を得た。得られた非晶質形のXRPDスペクトルは、実施例16で調製された非晶質形のXRPDスペクトルと一致していた。
[安定性試験データ]
1.長期安定性試験
安定性試験ガイドライン(中国薬典2010年版第二部付録XIX C)に基づいて、実施例6で調製された式Aで示す化合物結晶Iのサンプルを、市販品と同じように包装し、温度が25℃±2℃かつ相対湿度が60%±10%である恒温器内に入れ、3ヶ月経過後、6ヶ月経過後、9ヶ月経過後に、それぞれ1回サンプリングし、安定性に関する重要検査項目を測定して0ヶ月の測定結果と比較した。下記表3に試験結果を示す。
Figure 2015527376
[結論]
サンプルは、9ヶ月の長期安定性試験を経て、各検査項目の指標にて目立った変化が見られず、いずれも規定をも満たしたものであった。
2.加速安定性試験
安定性試験ガイドライン(中国薬典2010年版第二部付録XIX C)に基づいて、実施例6で調製された式Aで示す化合物結晶Iのサンプルを、市販品と同じように包装し、温度が40℃±2℃かつ相対湿度が75%±5%である恒温器内に6ヶ月置き、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月経過後、それぞれ1回のサンプリングを行い、安定性重要検査項目を測定して0ヶ月の測定結果と比較した。下記表4に試験結果を示す。
Figure 2015527376
[結論]
加速安定性試験の結果により、6ヶ月経過後、関連物質には比較的大きな増量が見られ、含有量がある程度低下するものの、限界範囲を超えたものではなかった。その他の各項目の指標には、目立った変化は見られなかった。
なお、本願明細書の開示に基づいて、本発明に対して代替又は変更を行うことが可能である。また、これらの代替及び変更が本発明の特許請求の範囲に属するものであることは、当業者にとって理解されるべきである。

Claims (27)

  1. 下記式Aで示す化合物の結晶Iであって、
    Figure 2015527376
    前記結晶Iが、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折スペクトルで、回折角2θとして、8.17±0.20°、13.53±0.20°、16.67±0.20°、18.13±0.20°、19.14±0.20°、19.57±0.20°、20.26±0.20°、22.32±0.20°、23.05±0.20°、23.77±0.20°、25.03±0.20°、27.69±0.20°及び30.99±0.20°に回折ピークを示すことを特徴とする、結晶I。
  2. 前記結晶Iが、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折スペクトルで、回折角2θとして、15.76±0.20°、16.25±0.20°、17.14±0.20°、21.12±0.20°、25.50±0.20°、26.02±0.20°、28.95±0.20°、29.84±0.20°、33.34±0.20°、36.32±0.20°及び37.57±0.20°に更に回折ピークを示すことを特徴とする、請求項1に記載の結晶I。
  3. 請求項1又は2に記載の式Aで示す化合物の結晶Iの調製方法であって、
    下記方法(1)〜方法(4)のうちのいずれか1つを選択して行われ、
    方法(1)は、
    1)式Aで示す化合物を有機溶媒に溶解させて飽和溶液を調製するステップであって、前記有機溶媒は、C〜C直鎖アルコール、アセトニトリル、フラン類、カルボン酸、エステル、アミド及びケトンからなる群から選択されるステップと、
    2)前記飽和溶液に対して、前記ステップ1)に記載の前記有機溶媒の1倍以上の体積の水又はC〜Cエーテル類である逆溶媒を一括して添加し、結晶Iの固体を析出させるステップと、
    3)得られた固体を収集して前記結晶Iを得るステップと
    を含み、
    方法(2)は、
    1)式Aで示す化合物をC1−6アルキルC1−6カルボン酸エステルに溶解させて溶液を調製するステップであって、式Aで示す化合物の質量(g単位)とC1−6アルキルC1−6カルボン酸エステルの体積(mL単位)との比が1:1.5〜5であるステップと、
    2)前記溶液に対して、ステップ1)における前記C1−6アルキルC1−6カルボン酸エステルの1〜3倍の体積のC〜Cアルカン逆溶媒を添加し、結晶Iの固体を析出させるステップと、
    3)前記固体を収集して前記結晶Iを得るステップと
    を含み、
    方法(3)は、
    式Aで示す化合物(g単位)を1部として、5部のジクロロメタン(mL単位)に添加し、加熱還流の条件下で完全に溶解した後、温度を常温に徐々に降下させ、固体を析出させて濾過した後、常温常圧で乾燥を行い、乾燥後の固体は、前記結晶Iであるステップを含み、
    方法(4)は、
    式Aで示す化合物(g単位)を1部として、10部のトルエン(mL単位)に添加し、加熱還流の条件下で完全に溶解した後、温度を常温に徐々に降下させ、固体を析出させて濾過した後、常温常圧で乾燥を行い、乾燥後の固体は、前記結晶Iであるステップを含む、
    結晶Iの調製方法。
  4. 前記方法(1)のステップ1)の前記有機溶媒が、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブチルアルコール、テトラヒドロフラン、酢酸、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド及びアセトンからなる群から選択されたものであり、好ましくは前記有機溶媒がメタノール又はエタノールである、請求項3に記載の調製方法。
  5. 前記方法(1)のステップ2)にて添加される水又はC〜Cエーテル類である逆溶媒の体積が、前記有機溶媒の体積の1〜10倍、好ましくは1.5倍であり、より好ましくは前記逆溶媒が水である、請求項3又は4に記載の調製方法。
  6. 前記方法(1)が、式Aで示す化合物(g単位)を1部として、1部のメタノール(mL単位)に常温で溶解させて飽和溶液を調製し、更に10部の逆溶媒である水(mL単位)を前記飽和溶液に一括して添加し、析出した固体を濾過して真空乾燥オーブン内で乾燥させ、乾燥後の固体を前記結晶Iとするものである、請求項5に記載の調製方法。
  7. 前記方法(2)のステップ1)の前記C1−6アルキルC1−6カルボン酸エステルが、酢酸エチルである、請求項3に記載の調製方法。
  8. 前記方法(2)のステップ2)の前記C〜Cアルカンがn−ヘキサン又はn−ヘプタンである、請求項3又は7に記載の調製方法。
  9. 前記方法(2)が、式Aで示す化合物(g単位)を1部として晶析装置に添加した後、2部の酢酸エチル(mL単位)を更に添加し、完全に溶解するまでに室温で撹拌し、2部のn−ヘプタン(mL単位)を前記溶液に添加することによって大量の固体を析出し、固体を濾過して真空乾燥させ、乾燥後の固体を前記結晶Iとするものである、請求項8に記載の調製方法。
  10. 下記式Aで示す化合物の結晶IIであって、
    Figure 2015527376
    前記結晶IIが、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折スペクトルで、回折角2θとして、5.20±0.20°、7.46±0.20°、8.70±0.20°、10.60±0.20°、11.84±0.20°、17.14±0.20°、20.36±0.20°及び26.48±0.20°に回折ピークを示すことを特徴とする、結晶II。
  11. 前記結晶IIが、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折スペクトルで、回折角2θとして、6.29±0.20°、6.96±0.20°、12.82±0.20°、13.28±0.20°、14.21±0.20°、15.02±0.20°、15.40±0.20°、16.40±0.20°、17.61±0.20°、18.34±0.20°、18.62±0.20°、19.06±0.20°、19.58±0.20°、20.02±0.20°、21.50±0.20°、22.18±0.20°、22.74±0.20°、23.41±0.20°、24.06±0.20°、24.34±0.20°、24.70±0.20°、25.16±0.20°、27.34±0.20°、28.00±0.20°、28.88±0.20°、29.36±0.20°、31.39±0.20°、32.02±0.20°、32.60±0.20°及び34.42±0.20°に更に回折ピークを示すことを特徴とする、請求項10に記載の結晶II。
  12. 請求項10又は11に記載の式Aで示す化合物の結晶IIの調製方法であって、
    1)式Aで示す化合物をC〜Cアルコールに添加し、任意選択的に加熱して溶解させ、溶液を得るステップであって、式Aで示す化合物の質量(g単位)とC〜Cアルコールの体積(mL単位)との比が1:2〜10であるステップと、
    2)結晶が析出していない状態で、前記溶液に水を添加するステップと、
    3)溶媒を常温常圧で自然蒸発させ、析出した固体を収集して、前記結晶IIを得るステップと
    を含む、結晶IIの調製方法。
  13. 前記C〜Cアルコールがエタノール又はイソプロパノールである、請求項12に記載の調製方法。
  14. 前記ステップ2)にて添加される水の体積とC〜Cアルコールの体積との比が、10:1〜6、より好ましくは10:2である、請求項12に記載の調製方法。
  15. 前記ステップ1)の式Aで示す化合物の質量(g単位)とC〜Cアルコールの体積(mL単位)との比が、1:2〜5である、請求項12〜14のいずれか1項に記載の調製方法。
  16. 前記結晶IIの調製方法が、式Aで示す化合物(g単位)を0.7部として晶析装置に添加し、更に1.7部のエタノール(mL単位)を添加し、50℃に加熱して完全に溶解させた後、1部の水(mL単位)を添加して加熱を停止し、自然冷却し、常温常圧で溶媒を蒸発させて結晶を析出させ濾過した後、結晶を常温で乾燥させることによって前記結晶IIを得るものである、請求項15に記載の調製方法。
  17. 下記式Aで示す化合物の結晶IIIであって、
    Figure 2015527376
    前記結晶IIIが、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折スペクトルで、回折角2θとして、8.16±0.20°、12.02±0.20°、14.38±0.20°、17.60±0.20°、18.36±0.20°及び20.98±0.20°に回折ピークを示すことを特徴とする、結晶III。
  18. 前記結晶IIIが、Cu−Kα放射線を用いた粉末X線回折スペクトルで、回折角2θとして、6.06±0.20°、8.74±0.20°、10.32±0.20°、13.22±0.20°、14.78±0.20°、15.36±0.20°、16.12±0.20°、16.52±0.20°、17.08±0.20°、18.70±0.20°、19.04±0.20°、20.06±0.20°、21.52±0.20°、22.36±0.20°、22.84±0.20°、23.50±0.20°、24.20±0.20°、24.84±0.20°、25.10±0.20°、26.18±0.20°、26.66±0.20°、27.12±0.20°、27.44±0.20°、28.44±0.20°、29.02±0.20°、29.62±0.20°、30.62±0.20°、31.16±0.20°、31.58±0.20°、33.47±0.20°及び33.73±0.20°に更に回折ピークを示すことを特徴とする、請求項17に記載の結晶III。
  19. 請求項17又は18に記載の式Aで示す化合物の結晶IIIの調製方法であって、
    1)式Aで示す化合物を、C〜C10アルコールとエタノールとの混合溶媒に添加して、任意選択的に加熱して溶解させることによって溶液を得るステップであって、エタノールの体積とC〜C10アルコールの体積との比が0.2以下であるステップと、
    2)前記溶液に対して、前記混合溶媒の1倍以上の体積の水を添加するステップと、
    3)結晶を析出し、濾過した後、任意選択的に乾燥を行い、前記結晶IIIを得るステップと
    を含む、結晶IIIの調製方法。
  20. 前記C〜C10アルコールがt−ブチルアルコールである、請求項19に記載の調製方法。
  21. 前記ステップ2)にて添加される水の体積が、混合溶媒の体積の2〜10倍、好ましくは2〜3倍である、請求項19に記載の調製方法。
  22. 前記ステップ1)の式Aで示す化合物の質量(g単位)とC〜C10アルコールの体積(mL単位)との比が、1:8〜15である、請求項19に記載の調製方法。
  23. 前記結晶IIIの調製方法が、式Aで示す化合物(g単位)を0.4部として、4部のt−ブチルアルコール(mL単位)と0.3部のエタノール(mL単位)との混合溶媒に添加し、常温で完全に溶解させることによって溶液を得、前記溶液に対して10部の水(mL単位)を添加し、結晶を析出させて濾過した後、常温常圧で乾燥を行って前記結晶IIIを得るものである、請求項19に記載の調製方法。
  24. 請求項17又は18に記載の式Aで示す化合物の結晶IIIの調製方法であって、
    前記結晶IIIの調製方法が、式Aで示す化合物(g単位)を1部として、晶析装置に添加し、15部のt−ブチルアルコール(mL単位)を更に添加し、50℃で十分に溶解させ、更に室温になるまで自然冷却することで固体を析出させて濾過し、常温常圧で乾燥を行って前記結晶IIIを得るものである、結晶IIIの調製方法。
  25. 請求項1若しくは2に記載の結晶I、又は請求項10若しくは11に記載の結晶II、又は請求項17若しくは18に記載の結晶IIIを、治療における有効量で含有する、医薬組成物。
  26. 血漿コレステロール含有量を低下させる薬物を調製するための、請求項1若しくは2に記載の結晶I、又は請求項10若しくは11に記載の結晶II、又は請求項17若しくは18に記載の結晶IIIの使用。
  27. 請求項1若しくは2に記載の結晶I、又は請求項10若しくは11に記載の結晶II、又は請求項17若しくは18に記載の結晶III、又は請求項25に記載の医薬組成物を、需要のある患者に対して投与することを含む、血漿コレステロール含有量を低下させる方法。
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