斬新なシステム、装置、および方法のさまざまな態様が、添付図面を参照して以下により十分に記載される。しかしながら、本教示および開示は、異なる多くの形態で具体化され、本開示を通じて示されたいかなる具体的な構成または機能にも限定されるとは解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が十分で完全であり、本開示の範囲を当業者に十分に伝達できるように提供されている。本明細書における教示に基づいて、当業者は、本開示の範囲は、独立して実施されようが、あるいは、本発明の任意の他の態様と組み合わされようが、本明細書で開示された斬新なシステム、装置、および方法のあらゆる態様をカバーすることが意図されていることを認識すべきである。例えば、本明細書に記載された任意の数の態様を用いて装置が実現され、方法が実施されうる。さらに、本発明の範囲は、別の構成、機能、または、本明細書に記載された発明のさまざまな態様またはそれ以外の態様が追加された構成および機能を用いて実現される装置または方法をカバーすることが意図されている。本明細書で開示されたあらゆる態様は、特許請求の範囲の1または複数の要素によって具体化されうる。
本明細書では、特定の態様が記載されているが、これら態様の多くの変形および置換が、本開示の範囲内にある。好適な態様のいくつかの利点および長所が述べられているが、本開示の範囲は、特定の利点、使用、および目的に限定されることは意図されていない。むしろ、本開示の態様は、このうちのいくつかが図面における例示によって、および、以下の好適な態様の記載によって例示されている異なる無線技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であることが意図されている。詳細な記載および図面は、限定ではない開示の単なる例示であり、本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物によって定義される。
無線ネットワーク技法は、さまざまなタイプの無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)を含みうる。WLANは、近くのデバイスをともに相互接続するために使用されており、広範に使用されるネットワーキング・プロトコルを適用している。本明細書に開示されたさまざまな態様は、例えばWiFi、さらに詳しくは、無線プロトコルのIEEE 802.11規格の何れかのメンバのような任意の通信規格に適合しうる。例えば、本明細書に記載されたさまざまな態様は、サブ1GHz帯域を用いるIEEE 802.11ahプロトコルの一部として使用されうる。
いくつかの態様では、サブ・ギガヘルツ帯域における無線信号が、直交周波数−分割多重(OFDM)通信、ダイレクト−シーケンス拡散スペクトル(DSSS)通信、OFDM通信とDSSS通信との組み合わせ、またはその他のスキームを用いて、802.11ahプロトコルにしたがって送信されうる。802.11ahプロトコルの実施は、センサ、メータリング、およびスマート・グリッド・ネットワークのために使用されうる。有利なことに、802.11ahプロトコルを実施するあるデバイスの態様は、その他の無線プロトコルを実施するデバイスよりも少ない電力しか消費しない場合がありうる。および/または、例えば約1キロメータまたはそれ以上のように、比較的長距離にわたって無線信号を送信するために使用されうる。
本明細書に記載されたデバイスのうちのいくつかはさらに、複数入力複数出力(MIMO)技法を実施し、802.11ah規格の一部として実現されうる。MIMOシステムはデータ送信のために、複数(NT個)の送信アンテナと複数(NR個)の受信アンテナとを適用する。NT個の送信アンテナおよびNR個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルまたはストリームとも称されるNS個の独立チャネルへ分割される。ここでNS≦min{NT、NR}である。NS個の独立チャネルのおのおのは、ディメンションに相当する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成される追加のディメンションが利用される場合、MIMOシステムは、(例えば、より高いスループット、および/または、より高い信頼性のような)向上されたパフォーマンスを与えうる。
いくつかの実施では、WLANは、無線ネットワークにアクセスする構成要素であるさまざまなデバイスを含んでいる。例えば、2種類のデバイス、すなわち、アクセス・ポイント(“AP”)およびクライアント(局または“STA”とも称される)が存在しうる。一般に、APは、WLANのためのハブまたは基地局として役立ち、STAは、WLANのユーザとして役立つ。例えば、STAは、ラップトップ・コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話等でありうる。例において、STAは、インターネットまたはその他の広域ネットワークへの一般的な接続を得るために、WiFi(例えば、802.11ahのようなIEEE 802.11プロトコル)準拠の無線リンクを介してAPに接続する。いくつかの実施では、STAは、APとしても使用されうる。
アクセス・ポイント(“AP”)はさらに、ノードB、ラジオ・ネットワーク・コントローラ(“RNC”)、eノードB、基地局コントローラ(“BSC”)、基地トランシーバ局(“BTS”)、基地局(“BS”)、トランシーバ機能(“TF”)、ラジオ・ルータ、ラジオ・トランシーバ、またはその他を備えうるか、これらとして実現されうるか、または、これらとして知られうる。
局(“SAT”)はまた、アクセス端末(“AT”)、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、ユーザ機器、またはその他いくつかの用語として知られているか、備えているか、または実現されうる。いくつかの実施において、アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(“SIP”)電話、無線ローカル・ループ(“WLL”)局、携帯情報端末(“PDA”)、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、あるいは無線モデムに接続されたその他いくつかの適切な処理デバイスを備えうる。したがって、本明細書において教示される1または複数の態様は、電話(例えば、セルラ電話またはスマートフォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブル・コンピューティング・デバイス(例えば、情報携帯端末)、エンタテイメント・デバイス(例えば、音楽またはビデオ・デバイス、または衛星ラジオ)、ゲーム・デバイスまたはシステム、全地球測位システム・デバイス、または無線媒体によって通信するように構成されたその他の適切なデバイスに組み込まれうる。
前述したように、本明細書に記載されたデバイスのうちのいくつかは、例えば802.11ah規格を実施しうる。このようなデバイスは、STAまたはAPまたはその他のデバイスとして使用されていようといまいと、スマート・メータリングのために、または、スマート・グリッド・ネットワークにおいて、使用されうる。このようなデバイスは、センサ・アプリケーションを提供しうるか、ホーム・オートメーションにおいて使用されうる。これらデバイスは、その代わりに、あるいは、それに加えて、例えば、パーソナル・ヘルスケアのためのヘルスケア・コンテキストにおいて使用されうる。さらに、(例えば、ホットスポットとともに使用するために)拡張範囲インターネット接続をイネーブルするため、または、マシン・トゥ・マシン通信を実施するための、サーベイランス用にも使用されうる。
図1は、本開示の態様が適用されうる無線通信システム100の例を例示する。無線通信システム100は、例えば802.11ah規格のような無線規格に準拠して動作しうる。無線通信システム100は、STA106a,106b,106c,106d(集合的にSTA106)と通信するAP104を含みうる。
さまざまな処理および方法が、無線通信システム100内におけるAP104とSTA106との間の送信のために使用されうる。例えば、信号が、OFDM/OFDMA技法にしたがってAP104とSTA106との間で送信および受信されうる。このケースでは、無線通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと称されうる。あるいは、信号が、CDMA技法にしたがってAP104とSTA106との間で送信および受信されうる。このケースでは、無線通信システム100は、CDMAシステムと称されうる。
AP104から、STA106の1または複数への送信を容易にする通信リンクは、ダウンリンク(DL)108と称され、STA106の1または複数から、AP104への送信を容易にする通信リンクは、アップリンク(UL)110と称されうる。あるいは、ダウンリンク108が、順方向リンクまたは順方向チャネルと称され、アップリンク110が、逆方向リンクまたは逆方向チャネルと称されうる。
AP104は、基地局として動作し、基本サービス・エリア(BSA)102において無線通信有効範囲を提供しうる。AP104はSTA106とともに基本サービス・セット(BSS)と称されうる。ここで、STA106は、AP104に関連付けられ、通信のためにAP104を使用する。無線通信システム100は、中央AP104を有していないかもしれず、むしろ、STA106間のピア・トゥ・ピア・ネットワークとして機能しうることが注目されるべきである。したがって、本明細書に記載されたAP104の機能は、代わりに、STA106のうちの1または複数によって実行されうる。
図2は、無線通信システム100内に適用されうる無線デバイス202で利用されうるさまざまな構成要素を図示する。無線デバイス202は、本明細書で説明されるさまざまな方法を実施するように構成されうるデバイスの例である。例えば、無線デバイス202は、図1のSTA106のうちの1つ、またはAP104を備えうる。
無線デバイス202は、無線デバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含みうる。このプロセッサ204は、中央制御装置(CPU)とも称されうる。読取専用メモリ(ROM)とランダム・アクセス・メモリ(RAM)との両方を含みうるメモリ206は、プロセッサ204に命令およびデータを提供する。メモリ206の一部は、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)をも含みうる。プロセッサ204は、通常、メモリ206に格納されたプログラム命令に基づいて、ロジック演算および算術演算を実行する。本明細書で説明される方法を実施するために、メモリ206内の命令群が実行可能とされうる。
無線デバイス202が送信ノードとして実現または使用される場合、プロセッサ204は、複数の媒体アクセス制御(MAC)ヘッダ・タイプのうちの1つを選択し、そのMACヘッダ・タイプを有するパケットを生成するように構成されうる。例えば、プロセッサ204は、以下にさらに詳細に記載されるように、MACヘッダおよびペイロードを備えたパケットを生成し、どのタイプのMACヘッダを使用するのかを決定する、ように構成されうる。
無線デバイス202が、受信ノードとして実施または使用されている場合、プロセッサ204は、複数の異なるMACヘッダ・タイプからなるパケットを処理するように構成されうる。例えば、プロセッサ204は、以下にさらに説明されるように、パケットにおいて使用されるMACヘッダのタイプを決定し、MACヘッダのパケットおよび/またはヘッダを処理するように構成されうる。
プロセッサ204は、1または複数のプロセッサで実現される処理システムの構成要素でありうるか、これら構成要素を備えうる。1または複数のプロセッサは、汎用マイクロ・プロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、ステート・マシン、ゲート・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限ステート・マシン、または情報の計算またはその他の操作を実行できうるその他任意の適切なエンティティ、からなる任意の組み合わせを用いて実現されうる。
処理システムはまた、ソフトウェアを格納するための機械読取可能な媒体をも含みうる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他で称されようと、任意のタイプの命令群を意味すると広く解釈されるものとする。命令群は、(例えば、ソース・コード・フォーマット、バイナリ・コード・フォーマット、実行可能なコード・フォーマット、または、その他任意の適切なコードのフォーマットで)コードを含みうる。これら命令群は、1または複数のプロセッサによって実行された場合、処理システムに対して、本明細書に記載されたさまざまな機能を実行させる。
無線デバイス202は、無線デバイス202と遠隔位置との間でのデータの送信および受信を可能にする送信機210および受信機212を含みうるハウジング208をも含みうる。送信機210および受信機212は、トランシーバ214に結合されうる。アンテナ216が、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に接続されうる。無線デバイス202は、(図示されていない)複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナをも含みうる。
送信機210は、異なるMACヘッダ・タイプを有するパケットを無線で送信するように構成されうる。例えば、送信機210は、前述したように、プロセッサ204によって生成される異なるタイプのヘッダを用いてパケットを送信するように構成されうる。
受信機212は、異なるMACヘッダ・タイプを有するパケットを無線で受信するように構成されうる。いくつかの態様では、受信機212は、以下にさらに詳細に説明されるように、使用されているMACヘッダのタイプを検出し、パケットを処理するように構成される。
無線デバイス202は、トランシーバ214によって受信された信号を検出し、そのレベルを定量化する目的で使用される信号検出器218をも含むことができる。信号検出器218は、合計エネルギ、シンボル毎のサブキャリア毎のエネルギ、電力スペクトル密度、およびその他の信号のような信号を検出しうる。無線デバイス202は、信号を処理する際に使用されるデジタル信号プロセッサ(DSP)220をも含みうる。DSP220は、送信のためのデータ・ユニットを生成するように構成されうる。ある態様では、データ・ユニットは、物理レイヤ・データ・ユニット(PPDU)を備えうる。いくつかの態様では、PPDUは、パケットと称される。
無線デバイス202はさらに、いくつかの態様では、ユーザ・インタフェース222を備えうる。ユーザ・インタフェース222は、キーパッド、マイクロホン、スピーカ、および/または、ディスプレイを備えうる。ユーザ・インタフェース222は、無線デバイス202のユーザへの情報の伝送、および/または、ユーザからの入力の受信を行う任意の要素または構成要素を含みうる。
無線デバイス202のさまざまな構成要素は、バス・システム226によってともに接続されうる。バス・システム226は、データ・バスのみならず、例えば、データ・バスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスをも含みうる。当業者であれば、無線デバイス202の構成要素は、その他いくつかのメカニズムを用いてともに接続されうるか、または、入力を受け付けるか、または、入力を互いに提供しうることを認識するだろう。
多くの個別の構成要素が図2に例示されているが、これら構成要素のうちの1または複数は、組み合わせて、または、共通して実現されうる。例えば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して前述された機能のみならず、信号検出器218および/またはDSP220に関して前述された機能をも実施するために使用されうる。さらに、図2に例示された構成要素のおのおのは、複数の個別の要素を用いて実現されうる。さらに、プロセッサ204は、以下に説明するような構成要素、モジュール、回路等のうちの何れかを実現するために使用されうるか、または、おのおのが、複数の個別の構成要素を用いて実現されうる。
参照を容易にするために、無線デバイス202が送信ノードとして構成されている場合、以下において、無線デバイス202tと称される。同様に、無線デバイス202が受信ノードとして構成されている場合、以降、無線デバイス202rと称される。無線通信システム100におけるデバイスは、送信ノードの機能のみならず、受信ノードの機能、または、送信ノードと受信ノードとの両方の機能を実現しうる。
前述したように、無線デバイス202は、AP104またはSTA106を備えうる。そして、複数のMACヘッダ・タイプを有する通信を送信および/または受信するために使用されうる。
前述したように、無線デバイス202は、AP104またはSTA106を備えうる。そして、通信を送信および/または受信するために使用されうる。図3は、無線通信を送信するために無線デバイス202tにおいて利用されうるさまざまな構成要素を例示する。図3に例示される構成要素は、例えば、OFDM通信を送信するために使用されうる。いくつかの態様では、図3に例示された構成要素は、1MHzに等しいまたはそれ未満である帯域幅で送信されるべきパケットを生成し送信するために使用される。
図3の無線デバイス202tは、送信のためのビットを変調するように構成された変調器302を備えうる。例えば、変調器302は、例えば、コンステレーションにしたがってビットを複数のシンボルにマップすることによって、プロセッサ204(図2)またはユーザ・インタフェース222(図2)から受信したビットからの複数のシンボルを判定しうる。これらのビットは、ユーザ・データまたは制御情報に対応しうる。いくつかの態様では、これらのビットは、コードワードで受信される。1つの態様では、変調器302は、例えば、16−QAM変調器または64−QAM変調器のようなQAM(直交振幅変調)変調器を備える。その他の態様では、変調器302は、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)変調器または直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)変調器を備える。
無線デバイス202tはさらに、変調器302からのシンボル、あるいは、そうではない場合には変調されたビットを、時間領域に変換するように構成された変換モジュール304を備えうる。図3では、変換モジュール304は、逆高速フーリエ変換(IFFT)モジュールによって実現されるとして例示されている。いくつかの実施では、異なるサイズのデータ・ユニットを変換する複数の変換モジュール(図示せず)が存在しうる。いくつかの実施では、変換モジュール304はそれ自身、異なるサイズのデータ・ユニットを変換するように構成されうる。例えば、変換モジュール304は、複数のモードで構成されうる。そして、各ノードにおけるシンボルを変換するために、異なる数のポイントを使用しうる。例えば、IFFTは、32のトーン(すなわち、サブキャリア)で送信されたシンボルを時間領域に変換するために32のポイントが使用されるモードと、64のトーンで送信されたシンボルを時間領域に変換するために64のポイントが使用されるモードとを有しうる。変換モジュール304によって使用されるポイントの数は、変換モジュール304のサイズと称されうる。
図3では、変調器302および変換モジュール304は、DSP320において実現されるものとして例示されている。しかしながら、いくつかの態様では、変調器302および変換モジュール304のうちの一方または両方は、プロセッサ204において、または、無線デバイス202tのその他の要素において実現されうる(例えば、図2を参照した前述した記載を参照されたい)。
前述したように、DSP320は、送信のためのデータ・ユニットを生成するように構成されうる。いくつかの態様では、変調器302および変換モジュール304は、複数のデータ・シンボルおよび制御情報を含む複数のフィールドを備えるデータ・ユニットを生成するように構成されうる。
図3の記載に戻って、無線デバイス2025はさらに、変換モジュールの出力をアナログ信号に変換するように構成されたデジタル・アナログ変換器306を備えうる。例えば、変換モジュール306の時間領域出力は、デジタル・アナログ変換器306によってベースバンドOFDM信号に変換されうる。デジタル・アナログ変換器306は、プロセッサ204において、または、図2の無線デバイス202の別の要素で実現されうる。いくつかの態様では、デジタル・アナログ変換器306は、トランシーバ214(図2)、またはデータ送信プロセッサにおいて実現されうる。
アナログ信号は、送信機310によって無線で送信されうる。アナログ信号はさらに、例えば、フィルタされることによって、または、中間周波数またはキャリア周波数にアップコンバートされることによって、送信機310によって送信される前に処理されうる。図3に例示された態様では、送信機310は、送信増幅器308を含む。送信前に、アナログ信号は、送信増幅器308によって増幅されうる。いくつかの態様では、増幅器308は、低ノイズ増幅器(LNA)を含む。
送信機310は、アナログ信号に基づいて、無線信号で、1または複数のパケットまたはデータ・ユニットを送信するように構成される。データ・ユニットは、例えば、前述したように、変調器302および変換モジュール304を用いるように、プロセッサ204(図2)および/またはDSP320を用いて生成されうる。前述されたように生成および送信されうるデータ・ユニットは、以下のさらなる詳細に記載されている。
図4は、無線通信を受信するために図2の無線デバイス202において利用されうるさまざまな構成要素を例示する。図4に例示される構成要素は、例えば、OFDM通信を受信するために使用されうる。いくつかの態様では、図4に例示される構成要素は、1MHzに等しいまたはそれ未満の帯域幅でデータ・ユニットを受信するために使用される。例えば、図4に例示される構成要素は、図3に関して前述された構成要素によって送信されたデータ・ユニットを受信するために使用されうる。
無線デバイス202bの受信機412は、無線信号におけるデータ・ユニットまたは1または複数のパケットを受信するように構成される。データ・ユニットは、受信および復号されうるか、あるいは以下に記載されるように処理されうる。
図4に例示された態様では、受信機412は、受信増幅器401を含む。受信増幅器401は、受信機412によって受信された無線信号を増幅するように構成されうる。いくつかの態様では、受信機412は、自動利得制御(AGC)手順を用いて、受信増幅器401の利得を調節するように構成される。いくつかの態様では、自動利得制御は、利得を調節するために、例えば、受信されたショート・トレーニング・フィールド(STF)のような1または複数の受信されたトレーニング・フィールドにおける情報を用いる。当該分野において通常のスキルを有する者であれば、AGCを実行する方法を理解するであろう。いくつかの態様では、増幅器401はLNAを備える。
無線デバイス202rは、受信機412からの増幅された無線信号をそのデジタル表現に変換するように構成されたアナログ・デジタル変換器410を備えうる。さらに、無線信号は、増幅されるために、デジタル・アナログ変換器410によって変換される前に、例えば、フィルタされることによって、または、中間周波数またはベースバンド周波数にダウンコンバートされることによって、処理されうる。アナログ・デジタル変換器410は、プロセッサ204(図2)に、または、無線デバイス202rの別の要素に実装されうる。いくつかの態様では、アナログ・デジタル変換器410は、トランシーバ214(図2)に、または、データ受信プロセッサに実装されうる。
無線デバイス202rはさらに、無線信号の表現を周波数スペクトルに変換するように構成された変換モジュール404を備えうる。図4では、変換モジュール404は、高速フーリエ変換(FFT)モジュールによって実現されるものとして例示される。いくつかの態様では、変換モジュールは、それが使用する各ポイントのシンボルを識別しうる。図3に関して上述されたように、変換モジュール404は、複数のモードで設定されうる。そして、各モードにおいて信号を変換するために、異なる数のポイントを使用しうる。例えば、変換モジュール404は、32のトーンで受信された信号を、周波数スペクトルへ変換するために、32のポイントが使用されるモードと、64のトーンで受信された信号を、周波数スペクトルへ変換するために、64のポイントが使用されるモードと、を有しうる。変換モジュール404によって使用されるポイントの数は、変換モジュール404のサイズと称されうる。いくつかの態様では、変換モジュール404は、それが使用する各ポイントのシンボルを識別しうる。
無線デバイス202bはさらに、データ・ユニットが受信されるチャネルの推定値を生成するように、および、このチャネル推定値に基づいてチャネルのいくつかの影響を除去するように構成された、チャネル推定および等化器405を備えうる。例えば、チャネル推定器405は、チャネルの関数を概算するように構成されうる。そして、チャネル等化器は、この関数の逆関数を、周波数スペクトルにおけるデータへ適用するように構成されうる。
無線デバイス202tはさらに、等化されたデータを復調するように構成された復調器406を備えうる。例えば、復調器406は、例えば、ビットのマップを、コンステレーションにおけるシンボルに逆変換することによって、変換モジュール404およびチャネル推定および等化器405によって出力されたシンボルから、複数のビットを決定しうる。これらビットは、プロセッサ204(図2)によって処理または評価されうる。または、情報をユーザ・インタフェース222(図2)へ表示または出力するために使用されうる。このようにして、データおよび/または情報は復号されうる。いくつかの態様では、これらビットは、コードワードに対応しうる。1つの態様では、復調器406は、例えば16−QAM復調器または64−QAM復調器)のようなQAM(直交振幅変調)復調器を備える。他の態様では、復調器406は、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)復調器または直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)復調器を備える。
図4では、変換モジュール404、チャネル推定および等化器405、および復調器406は、DSP420において実装されるものとして例示されている。いくつかの態様では、しかしながら、変換モジュール404、チャネル推定および等化器405、および復調器406のうちの1または複数は、プロセッサ204(図2)において、または、無線デバイス202(図2)の別の要素において実現されうる。
前述したように、受信機212において受信された無線信号は、1または複数のデータ・ユニットを備える。前述した関数または構成要素を用いて、そのデータ・ユニットまたはデータ・シンボルは、復号、または評価、あるいは処理されうる。例えば、プロセッサ204(図2)および/またはDSP420は、変換モジュール404、チャネル推定および等化器405、および復調器406を用いて、データ・ユニットにおけるデータ・シンボルを復号するために使用されうる。
前述したように、AP104およびSTA106によって交換されるデータ・ユニットは、制御情報またはデータを含みうる。物理(PHY)レイヤでは、これらのデータ・ユニットは、物理レイヤ・プロトコル・データ・ユニット(PPDU)と称されうる。いくつかの態様では、PPDUは、パケットまたは物理レイヤ・パケットと称されうる。おのおののPPDUは、プリアンブルおよびペイロードを備えうる。プリアンブルは、トレーニング・フィールドおよびSIGフィールドを含みうる。ペイロードは、例えば、ユーザ・データ、および/または、他のレイヤのデータまたは媒体アクセス制御(MAC)ヘッダを備えうる。ペイロードは、1または複数のデータ・シンボルを用いて送信されうる。本明細書において、システム、方法、および、デバイスは、ピーク対電力比が最小化されているトレーニング・フィールドを持つデータ・ユニットを利用しうる。
図3に図示される無線デバイス202aは、アンテナを介して送信されるべき単一の送信チェーンの例を図示する。図4に図示される無線デバイス202bは、アンテナを介して受信されるべき単一の受信チェーンの例を図示する。いくつかの実施では、無線デバイス202aまたは202bは、同時にデータを送信するために複数のアンテナを用いるMIMOシステムの一部分を実現しうる。
本明細書に記載されたいくつかの実施は、スマート・メータのために使用されうる、または、スマート・グリッド・ネットワークにおいて使用されうる、無線通信システムに向けられうる。これらの無線通信システムは、センサ・アプリケーションを提供するために使用されうるか、または、ホーム・オートメーションにおいて使用されうる。このようなシステムにおいて使用される無線デバイスは、その代わりに、あるいは、それに加えて、例えば、パーソナル・ヘルスケアのようなヘルスケア・コンテキストにおいて使用されうる。さらに、(例えば、ホットスポットでとともに使用するために)拡張範囲インターネット接続をイネーブルするため、または、マシン・トゥ・マシン通信を実施するための、サーベイランス用にも使用されうる。したがって、いくつかの実施は、例えば約150Kbpsのような低データ・レートを使用しうる。実施はさらに、例えば802.11bのような他の無線通信を介して、増加されたリンク・バジェット利得(約20dB)を有しうる。低データ・レートにしたがって、無線ノードが、住居環境における使用のために構成されているのであれば、いくつかの態様は、電力増幅することなく良好な住居内有効通信範囲を有する実施に向けられうる。さらに、いくつかの態様は、MESHプロトコルを使用しないシングル・ホップ・ネットワーキングに向けられうる。さらに、いくつかの実施の結果、他の無線プロトコルに対する電力増幅を有する著しい屋外有効通信範囲改善となりうる。さらに、いくつかの態様は、ドップラに対する低減された感度と、大きな屋外遅延拡散とに適合しうる実施に向けられうる。いくつかの実施は、従来のWiFiと同様のLO精度を達成しうる。
したがって、いくつかの実施は、サブ・ギガヘルツ帯域における低帯域幅を用いて無線信号を送信することに向けられている。例えば、1つの典型的な実施では、シンボルは、1MHzの帯域幅を用いて送信または受信されるように構成されうる。図2の無線デバイス202は、いくつかのモードのうちの1つで動作するように構成されうる。1つのモードにおいて、例えばOFDMシンボルのようなシンボルは、1MHzの帯域幅を用いて送信または受信されうる。別のモードにおいて、これらシンボルは、2MHzの帯域幅を用いて送信または受信されうる。また、4MHz、8MHz、16MHz等の帯域幅を用いてシンボルを送信または受信するための追加のモードも提供されうる。帯域幅はまた、チャネル幅とも称されうる。
各モードは、情報を送信するために異なる数のトーン/サブキャリアを使用しうる。例えば、1つの実施では、(1MHzの帯域幅を用いてシンボルを送信または受信することに対応する)1MHzモードは、32のトーンを使用しうる。1つの態様では、1MHzモードを用いることは、例えば20MHzのような帯域幅と比較して、13dBのノイズ低減を提供しうる。さらに、低レート技法は、チャネル状態に依存して4−5dBの損失の結果となりうる低帯域幅による周波数ダイバーシティ損失のような効果に打ち勝つために使用されうる。32のトーンを用いて送信または受信されるシンボルを生成/評価するために、図3および図4を参照して前述されたような変換モジュール304または404は、32ポイント・モード(例えば、32ポイントIFFTまたはFFT)を用いるように構成されうる。これら32トーンは、データ・トーン、パイロット・トーン、ガード・トーン、およびDCトーンとして割り当てられうる。1つの実施では、24トーンがデータ・トーンとして割り当てられ、2トーンがパイロット・トーンとして割り当てられ、5トーンがガード・トーンとして割り当てられ、1トーンがDCトーンのために予約されうる。この実施では、シンボル持続時間は、サイクリックなプレフィクスを含む40μsであるように設定されうる。その他のトーン割当もまた可能である。
例えば、無線デバイス202a(図3)は、1MHzの帯域幅を用いた無線信号による送信のためのパケットを生成するように構成されうる。1つの態様では、帯域幅は約1MHzでありうる。ここで、約1MHzは、0.8MHzから1.2MHzの範囲内にありうる。パケットは、DSP320(図3)、または、前述したようなその他のプロセッサを用いて、前述されたように割り当てられた32トーンを有する1または複数のOFDMシンボルから構成されうる。送信チェーンにおける変換モジュール304(図3)は、パケットを時間領域信号に変換するために、32ポイント・モードにしたがって動作するIFFTモジュールとして構成されうる。送信機310(図3)は、その後、パケットを送信するように構成されうる。
同様に、無線デバイス202b(図4)は、1MHzの帯域幅でパケットを受信するように構成されうる。1つの態様では、この帯域幅は、約1MHzでありうる。ここで、約1MHzは、0.8MHzから1.2MHzの範囲内でありうる。無線デバイス202bは、時間領域信号を周波数スペクトルへ変換するために32ポイント・モードにしたがって動作するFFTモジュールとして構成されうる受信チェーンに変換モジュール404(図4)を含むDSP420を含みうる。DSP420は、パケットを評価するように構成されうる。1MHzモードは、低データ・レートと「ノーマル」レートとの両方のために、変調および符号化スキーム(MCS)をサポートしうる。いくつかの実施にしたがって、プリアンブル702は、以下にさらに記載されるように、信頼できる検出および向上されたチャネル推定を提供する低レート・モードのために設計されうる。おのおののモードは、モード特性および所望の特性のために送信を最適化するように構成された対応するプリアンブルを使用するように構成されうる。
1MHzのモードに加えて、64トーンを用いてシンボルを送信および受信するために使用されうる2MHzモードも利用可能でありうる。1つの実施では、64トーンが、52データ・トーン、4パイロット・トーン、1DCトーン、および7ガード・トーンとして割り当てられる。それゆえ、図3および図4の変換モジュール304または404は、2MHzシンボルを送信および受信する場合、64ポイント・モードにしたがって動作するように構成されうる。シンボル持続時間はまた、サイクリック・プレフィクスを含む40μsでありうる。異なる帯域幅(例えば、4MHz、8MHz、および16MHz)を持つさらなるモードが提供されうる。これらは、対応する異なるサイズ(例えば、128ポイントFFT、256ポイントFFT、512ポイントFFT等)のモードで動作する変換モジュール304,404を使用しうる。さらに、前述したモードのおのおのはさらに、シングル・ユーザ・モードとマルチ・ユーザ・モードとの両方にしたがって設定されうる。2MH未満またはそれに等しい帯域幅を用いる無線信号は、広範囲の帯域幅、電力、およびチャネルの制限に対するグローバルな規定制限を満たすように構成された無線ノードを提供するためのさまざまな利点を提供しうる。
前述したように、無線デバイス202は、AP104またはSTA106を備えうる。そして、異なるタイプの媒体アクセス制御(MAC)フレームを送信および/または受信するために使用されうる。
図5は、媒体アクセス制御(MAC)フレーム500の典型的な構成を図示する。図示されるように、MACフレーム500は、11の異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド510、持続時間/識別(dur)フィールド525、受信機アドレス(a1)フィールド530、送信機アドレス(a2)フィールド535、宛先アドレス(a3)フィールド540、シーケンス制御(sc)フィールド545、第4のアドレス(a4)フィールド550、サービス品質(QoS)制御(qc)フィールド555、高スループット(HT)制御フィールド560、フレーム・ボディ565、およびフレーム・チェック・シーケンス(FCS)フィールド570を含む。フィールド510−560は、MACヘッダ502を構築する。a1フィールド530、a2フィールド535、a3フィールド540、a4フィールド550のおのおのは、デバイスのフルMACアドレスを含む。それは48ビット(6オクテット)値である。図5はさらに、フィールド510−570のおのおののオクテットにおけるサイズを示す。フレーム・ボディ・フィールド565は、可変数のオクテット(例えば、0乃至7951)を備える。フィールド・サイズのすべての値を加算すると、MACヘッダ502の全サイズとなる。これは、38オクテットである。与えられたパケットの合計サイズは、200オクテットのオーダでありうる。したがって、MACヘッダ502は、パケット・サイズの全体のうちの大部分を備える。これは、データ・パケットを送信するためのオーバヘッドが大きいことを意味する。
異なるタイプのMACフレームは、図5に図示されるフィールドのうちの一部しか含まないことがありうる。例えば、MACフレームが制御フレームであれば、MACフレームは、QoS制御フィールド560またはHT制御フィールド560を含んでいないことがありうる。さらに、タイプに依存して、MACフレーム500は、追加のフィールドを含みうる。しかしながら、いくつかのケースでは、タイプに関わらず、MACフレーム500は、フレーム制御フィールド510を含みうる。
図6は、タイプ・フィールドおよびリトライ・フィールドを示す図5に図示されるMACヘッダ502のフレーム制御フィールド610の典型的な構成を図示する。図示されるように、フレーム制御フィールドは、プロトコル・バージョン・フィールド611、タイプ・フィールド612、サブタイプ・フィールド613、To DSフィールド614、from DSフィールド615、さらなるフラグメント・フィールド616、リトライ・フィールド617、電力管理フィールド618、さらなるデータ・フィールド619、保護フレーム・フィールド620、および、オーダ・フィールド621を含む。MACフレーム500のタイプは、タイプ・フィールド612およびサブタイプ・フィールド613の組み合わせによって定義されうる。例えば、管理フレームの場合、タイプ・フィールド612は、00からなるバイナリ値を有しうる。その後、サブタイプ・フィールド613は、16の異なる管理フィールド・タイプを与える4ビットを用いて管理フィールドのタイプを示しうる。別の例として、MACフレーム500のタイプは、01からなるバイナリ値を備えたタイプ・フィールド612によって示される制御フレームでありうる。サブタイプ・フィールド613はさらに、例えば、ブロックack要求フレーム、ブロックackフレーム、PS−Pollフレーム、リクエスト・トゥ・センド(RTS)フィールド、クリア・トゥ・センド(CTS)フィールド等のような異なるタイプの制御フィールドを示しうる。
いくつかのケースでは、異なる用途/目的のために、MACフレームの新たなタイプおよびフォーマットを定義することが有利でありうる。例えば、前述したように例えば1MHzおよび2MHzのような低帯域幅を用いるサブ・ギガヘルツ帯域を用いて送信する一方、他の帯域でも送信するようにも構成されているデバイスのためにMACフレーム・フォーマット/タイプを変更することは有益でありうる。例えば、低帯域幅を用いて低電力で送信する場合、フィールド・フィーマットを圧縮し、冗長な情報を除去することが有利でありうる。レガシー・デバイスと通信する能力を維持するために、無線デバイス202は、以前に定義されたフォーマットを認識する必要がありうる。このため、既存のMACフレーム・フォーマットを維持しつつ、かつ、定義された既存のフレーム・タイプを使用することを可能としながら、さらなる異なるタイプのMACフレームを識別できることが望ましい。例えば、新たなまたはエンハンスされた制御フレーム、管理フレーム、またはデータ・フレームを設計することが所望されうる。
1つの態様では、予約された値を有するMACヘッダ内の任意のフィールドが、新たなタイプのMACフレームを含むMACフレーム500のタイプを示すために使用されうる。例えば、フレーム制御フィールド610におけるリトライ・フィールド617はさらに、MACフレーム500のタイプを示すために使用されうる。例えば、リトライ・フィールド617は、1ビットの長さでありうる。データ・フレームまたは管理フレームの場合、フレームが、初期のフレームの再送信であれば、リトライ・フィールド617は、1の値を有しうる。しかしながら、制御フレームおよび予約フレームを含むその他のすべてのフレームにおいて、リトライ・フィールド617は、0の値を有し、何れの目的のためにも使用されないことがありうる。それゆえ、1つの態様では、リトライ・フィールド617の値を、制御フレームまたはその他の非データ・フレームまたは非管理フレームとして設定されたタイプ・フィールド612とともに1に設定することによって、新たなタイプのMACフレームが識別されうる。言い換えれば、タイプ・フィールド612が、01または11の何れかのバイナリ値を有するのであれば、リトライ・フィールド617は、新たなタイプのフレームを示すために、1であるバイナリ値に設定されうる。続けると、別の態様では、リトライ・フィールド617が1で、タイプ・フィールド612が、異なるタイプのMACフレーム500を示す制御フィールドである場合、さらにサブタイプ・フィールド613が使用されうる。
MACフレーム500のタイプを示すために、予約された値を有するMACヘッダにおける他のフィールドもまた使用されうる。例えば、モア・フラグメント・フィールド616、保護フレーム・フィールド620、および/または、オーダ・フィールド621が、制御フレームのエンハンスされたバージョンを識別するために使用されうる。これらのフィールドのおのおのは、制御フレームのエンハンスされたバージョンを示すために、単独で、または、他のフィールドと連結して使用されうる。同様に、保護フレーム・フィールド620は、認証フレームではない任意の管理フレームのエンハンスされたバージョンを識別するために使用されうる。さらに、BlockAckフレーム、AddBlockAck要求フレーム、およびBlockAck要求フレームにおけるフラグメント・ナンバ・フィールドが、対応する制御/動作フレームのエンハンスされたバージョンを識別するために使用されうる。
1であるリトライ・フィールド617と、制御フィールドまたは予約フィールドとしてのタイプ・フィールド612とを組み合わせること、または、さまざまなタイプのフレームに、予約された値を有するその他のフィールドを用いることは、新たなタイプのMACフレーム500を示すか、または、定義された制御フレーム、管理フレーム、またはデータ・フレームのエンハンスされたバージョンを定義しうる。例えば、エンハンスされたフィールドは、フィールド冗長を低減するか、または、以前に定義されたフレームにさらなるデータを追加しうる。さらに、完全に新しいフレームが、識別されうる。さらに、いくつかの目的のために、フレーム・タイプの再マッピングが行われうる。これは、前述したように、異なるPHYコンフィギュレーションを用いる異なる実施において、向上された帯域幅および/または精度を提供するフレーム・タイプを定義することを考慮しうる。例えば、オーバヘッドを低減することは、無線デバイス202がサブ・ギガヘルツ帯域および1または2MHzの帯域で送信する構成において重要でありうる。それゆえ、圧縮MACフレーム・タイプは、さまざまな利点を提供しうる。しかしながら、無線デバイス202は、以前に定義されたMACフレーム・タイプを用いた別のモードで送信されるようにも構成されうる。このケースでは、異なるモードにおける動作のために新たなフレーム・タイプを定義しながら既存のフレーム・タイプを使用し続けることは、非常に有利でありうる。したがって、レガシーMACフレーム・タイプを維持しながら、新たなMACフレーム・タイプを定義するために、タイプ・フィールド612と連携されたリトライ・フィールド617が使用されうる。いくつかの態様では、このタイプのシグナリング情報を伝送するために、ビットの組み合わせが使用されうる。例えば、モア・データ・フィールド619が0に設定されているのであれば、モア・フラグメント・フィールド616およびエンド・オブ・サービス期間フィールドは、例えば新たなタイプのMACフレーム500のようなシグナリング情報を示すために、ともに1に設定されうる。これらフィールド値の組み合わせは現在許可されておらず、使用されていない。よって、このような組み合わせは、新たなタイプのMACフレーム500またはその他の情報をシグナルするために使用されうる。
以下には、予約された値を有するMACヘッダにおける1または複数のフィールドの値に基づいて定義および識別されうる、エンハンスされた、または、新たなフレーム・タイプのいくつかの例が提供される。以下の例は、単に、新たな/エンハンスされたフレーム・フォーマットの小さなサブセットしか示しておらず、その他多くのMACフレーム・タイプおよびフォーマットが、異なるタイプの制御フレーム、管理フレーム、およびデータ・フレームを含む予約された値を有するMACヘッダにおけるフィールドによって定義され示されうることが認識されるべきである。前述したように、予約された値を有する、MACヘッダにおける任意の数のフィールドが、異なるMACフレーム・タイプを識別するために使用されうる。
図7は、図6に図示されるフレーム制御フィールドのタイプ・フィールド612およびリトライ・フィールド617、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドを用いて識別されうるブロックACKフレーム700の典型的な構成を図示する。例えば、ブロックACKフレーム700は、複数のSTAのためにブロックACKを提供するさらなるタイプのMACフレーム500を定義しうる。ブロックACKフレーム700は、01または11を示す値を有するタイプ・フィールド612、および、1の値を有するリトライ・フィールド617を有する、フレーム制御フィールド710を示しうる。ブロックACKフレーム700はさらに、持続時間/IDフィールドを有しうる。
ブロックACKフレーム700は、ブロックACKを要求した受信先STA106のアドレスを備える第1のRAフレーム730を示しうる。さらに、ブロックACKフレーム700は、ブロックACKフレーム700を送信するSTA104のアドレスを示すTAフレーム735を含む。さらに、ブロックACKフレーム700は、ブロックACKを要求した別の受信先STA106のアドレスを有する第2のRAフレーム740を示しうる。いくつかの態様では、2つよりも多くのRAフレームが含まれうる。別の態様では、STA104がブロックACKを送信する別のSTA106の複数のアドレスを用いて、1つのRAフレーム730のみが定義されうる。さらに別の態様では、ダウンリンク・マルチ・ユーザMIMOが使用されている場合、ブロックACK情報が複数のSTA106へ同時に送信されるように、さまざまなフィールドが情報を含むことができるように、ブロックACKフレーム700が定義されうる。このため、ブロックACKフレームは、図7に図示されるものとは異なるフォーマットで定義され、前述したようなリトライ・フィールド617を用いて識別されうる。ブロックACKフレーム700はさらに、ブロックAck制御フィールド745、ブロックAck情報を備えた情報フィールド750、およびFCSフィールド760を含みうる。
前述したように、新たなブロックACKフレームに加えて、圧縮MACヘッダが定義され、リトライ・フィールド617およびタイプ・フィールド612によって、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドによって示されうる。
図8は、前述したように、フレーム制御フィールド610のタイプ・フィールド612およびリトライ・フィールド617を用いて、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドを用いて識別されうるMACフレーム500の圧縮MACヘッダ800の典型的な構成を図示する。図示されるように、MACヘッダ800は、4つの異なるフィールド、すなわちフレーム制御(fc)フィールド805、第1のアドレス(a1)フィールド815、第2のアドレス(a2)フィールド820、およびシーケンス制御(sc)フィールド830を含む。図8はさらに、フィールド805−830のおのおのの、オクテットでのサイズを示す。フィールド・サイズのすべての値を総和することによって、MACヘッダ800の全体サイズが与えらえる。これは12オクテット(図5のMACヘッダ500から、54%のサイズ低減)である。図示されるように、a1フィールド815およびa2フィールド820のうちの1つは6オクテットの長さである。一方、その他は、後述するように、2オクテットの長さである。以下に記載されたいくつかの異なる態様にしたがって、MACヘッダ800のさまざまなフィールドが利用されうる。
フレーム制御フィールド810は、01または11の値を有するタイプ・フィールド612(すなわち、制御または予約)と、1の値を有するリトライ・フィールド617とを含みうる。MACヘッダ800に図示されるように、持続時間フィールド525は省略されうる。通常、データ・パケットを受信する無線デバイス202は、無線デバイス202が送信すべきではなく、送信機会中に干渉送信のない時間を示す持続時間フィールド525を少なくとも、復号するだろう。持続時間フィールド525の代わりに、デバイスは、データ・パケットがアクノレッジメントを要求した後、アクノレッジメントが渡される時間まで、データを送信しないように構成されうる。このようなアクノレッジメントは、ACKまたはBAでありうる。これらは、パケットが受信されたことを示す。これらデバイスは、ACKが受信されるまでデバイスが送信を延期すべきであることを、パケット内のフィールド(例えば、ACKポリシー・フィールド)が示しているのであれば、パケットのACKが受信されるまで送信を延期するように構成されうる。フィールドは、パケットのPHYヘッダまたはMACヘッダに含まれうる。応答フレームの送信は、応答フレームを送信させる、データ・パケットを観察しているSTAのために秘匿されうる。しかしながら、ACKが存在しうることを示す、データ・パケット内のインジケーションは、観察しているSTAに対して、データ・パケットの終了後、データ・パケットの宛先であるSTAによって応答フレームが送信されるまで、延期させる。
図8は、前述したように、リトライ・フィールド617、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドによって使用され示されうる圧縮MACヘッダ800の単なる一例を示す。異なるタイプのさまざまな圧縮MACヘッダ800さらに、本明細書に記載された実施のスコープ内にあることが認識されうる。例えば、異なるタイプのMACヘッダは、異なるタイプの管理フレームまたは制御フレームのために定義されうる。
図9は、管理フレームのための圧縮MACヘッダ800の分野におけるデータのタイプの例を示す。図示されるように、to−ds/from−dsフィールドの値が01であることは、管理フレームがダウンリンクで送信されることを示す。a1フィールド915は、受信先のSTAのAIDを含んでおり、a2フィールド920は、送信元のAPのBSSIDを含んでいる。受信先のSTAからの管理フレームの受信に応じて送信されるACKは、a2フィールド420からコピーされたAPのpBSSIDを含んでいる。
図示されるように、to−ds/from−dsフィールドの値が10であることは、管理フレームがアップリンクで送信されることを示している。a1フィールド915は、受信先のAPのBSSIDを含んでおり、a2フィールド920は、送信元のSTAのAIDを含んでいる。受信先のAPからの管理フレームの受信に応じて送信されるACKは、a2フィールド920からコピーされたSTAのAIDを含んでいる。
このため、前述したように、リトライ・フィールド617、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドを用いて示されうる異なるタイプのMACフレームのための、圧縮ヘッダのために使用されうるさまざまな異なるデータおよびフォーマットが使用されうる。さらに、新たな/エンハンスされた管理フレームは、予約された値を有するMACヘッダにおけるフィールドを用いて識別されうる。
図10は、前述したように、図6に図示されるフレーム制御フィールド610のタイプ・フィールド612およびリトライ・フィールドを用いて、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドを用いて識別されうるエンハンスト管理フレーム1000の典型的な構成を図示する。図10は、圧縮管理フレーム1000の例を例示する。図示されるように、管理フレーム1000は、7つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1005、宛先アドレス(da)フィールド1015(受信機アドレス(a1)とも称される)、送信元アドレス(sa)フィールド1020(送信機アドレス(a2)とも称される)、基本サービス・セット識別子(BSSID)フィールド1025(宛先アドレス(a3)とも称される)、シーケンス制御(sc)フィールド1030、フレーム・ボディ1035、およびフレーム・チェック・シーケンス(FCS)フィールド1040を含んでいる。図10はさらにフィールド1005−1040のおのおののオクテットでのサイズを示す。フィールド・サイズのすべての値を総和すると、管理フレーム1000の全体サイズとなる。図示されるように、daフィールド1015およびsaフィールド1020のうちの一方は6オクテットの長さである一方、他方は、さらに以下に記載されるように、2オクテットの長さである。管理フレーム1000のさまざまなフィールドは、以下に記載されるいくつかの異なる態様にしたがって利用されうる。
フレーム制御フィールド1010は、制御フレーム・タイプまたは予約タイプを示すタイプ・フィールド612、および、1の値を有するリトライ・フィールド617を含みうる。管理フレーム1000に図示されるように、持続時間フィールド525は省略されうる。前述したように、通常は、フレームを受信するデバイスは、少なくとも、持続時間フィールド525を復号するだろう。これは、デバイスが送信すべきではなく、送信機会中に干渉送信がないことを示す。持続時間フィールド525の代わりに、デバイスは、管理フレームを受信した後、管理フレームの意図された受信機によってアクノレッジメントを送信するための時間が経過するまで、データを送信しないように構成されうる。このようなアクノレッジメントは、管理フレームが、意図された受信機によって受信されたことを示すACKまたはブロック・アクノレッジメント(BA)でありうる。管理フレームにおけるフィールド(例えば、ACKポリシー・フィールド)が、ACKが受信されるまでデバイスが延期すべきであることを示すのであれば、これらデバイスは、管理フレームのためのACKが受信されるまで、単に、送信を延期するように構成されうる。したがって、持続時間フィールド525は、管理フレームおよび同様のいくつかの制御フレームから省略されうる。
いくつかの態様では、持続時間フィールド525は、例えばfcフィールド1019の後、およびdaフィールド1050の前のように、管理フレーム1000内に含まれうる。いくつかの態様では、持続時間フィールドは、持続時間フィールド525と比較して低減された長さを有しうる。例えば、持続時間フィールドは、15ビットまたはそれ未満の長さを有しうる。持続時間フィールドの値は、管理フレーム1000が送信/受信されるデータ・パケットの持続時間を示しうる。いくつかの態様では、この値は、予め定義された値(例えば、マイクロ秒で表現される値)の倍数として、持続時間を示しうる。いくつかの態様では、この値は、1または複数の送信機会(TX−OP)期間をカバーするように選択されうる。したがって、持続時間フィールドの長さは、予め定義された値およびTX−OP期間の持続時間に基づきうる。例えば、予め定義された値が96マイクロ秒であり、1つのTX−OP期間が24.576ミリ秒であれば、持続時間フィールドの長さは、持続時間フィールドの最大値が、少なくともTX−OP期間をカバーすることができるように、8ビット(例えば、log2[(TX−OP期間)/(予め定義された値)])でありうる。
いくつかの態様では、BSSIDフィールド1040は、それが管理フレーム1000に含まれているかもしれないし、含まれていないかもしれないという点でオプションである。fcフィールド1010におけるフィールド(例えば、a3プレゼント・フィールド)は、BSSIDフィールド1040が管理フレーム1000に含まれているか否かを示すために使用されうる。したがって、管理フレーム1000の受信機は、BSSIDフィールド1040が管理フレーム1000内に存在しているか否かを判定するために、このようなフィールドの値をチェックしうる。BSSIDフィールド1040は、図10に示されるように、シーケンス制御フィールド1045の前である代わりに、シーケンス制御フィールド1045の後に位置されうることが注目されるべきである。
いくつかの態様では、scフィールド1045は、ショートSNの値を示す8ビットまたはそれ未満のショート・シーケンス・ナンバ(SN)サブフィールドを含みうる。いくつかの態様では、ショート・シーケンス・ナンバ・サブフィールドは、非圧縮管理フレームのために定義されるような12ビットのシーケンス・ナンバ・サブフィールドのうちの8つの最下位ビット(lsb)に対応する。いくつかの態様では、このようなショート・シーケンス・ナンバ・サブフィールドの値が0であれば、送信機は、0の値を持つショート・シーケンス・ナンバを持つ圧縮管理フレームの代わりに、フル・シーケンス・ナンバを持つ非圧縮管理フレームを持つフレームを送信しうる。いくつかの態様では、ショート・シーケンス・ナンバ・サブフィールドは、scサブフィールド1030の別の8ビットである。いくつかの態様では、さらに、または、その代わりに、scフィールド1045は、選択的に、拡張フィールドを含みうる。いくつかの態様では、管理フレーム1000のscフィールド1045におけるこのような拡張フィールドの存在または不在は、fcフィールド1010における1または複数のビットの値によって示されうる。拡張フィールドは、フラグメンテーション・ナンバ・フィールド(例えば、4ビットまたはそれ未満)、リトライ・サブフィールド(例えば、1ビット)、モア・フラグ・サブフィールド(例えば、1ビット)、および/または、トラフィック・クラス・インジケーション・サブフィールド(例えば、3ビット)を含みうる。
圧縮管理フレームの何れかの場合、いくつかのフィールドはさらに、いくつかの追加の機能をサポートするために追加または修正されうる。いくつかの態様では、拡張フレーム制御(efc)は、本明細書において記載された圧縮管理フレームの何れかに追加されうる。efcフィールドは、3ビットを備えうる。efcフィールドは、圧縮管理フレームの支援フィールドのうちの最後の3ビットでありうる。efcは、新たな機能のための情報を追加するために利用されうる。例えば、いくつかの態様では、a3プレゼント・サブフィールドは、a3アドレス(デバイスを識別する第3のアドレス)が圧縮管理フレームに含まれているか否かを示すために、管理フレームのfcフィールドまたは別のフィールド(例えば、efcフィールド)に追加されうる。さらに、または、その代わりに、いくつかの態様では、いくつかのQoSパラメータの値を示すサービス品質(QoS)サブフィールドが、fcフィールドに、または、例えば、アクセス制御(ac)サブフィールド、サービス期間終了(eosp)サブフィールド、a−msduサブフィールド、および/または、キュー・サイズ・サブフィールドのような、管理フレームの別のフィールド(例えば、efcフィールド)に追加されうる。さらに、または、その代わりに、いくつかの態様では、ACKポリシー・サブフィールドは、圧縮管理フレームのSIGフィールドに移動されうる。さらに、または、その代わりに、いくつかの態様では、a4サブフィールドは、パケットが中継されるべきか否かを示すために、fcフィールドへ、または、管理フレームの別のフィールド(例えば、efcフィールド)へ追加されうる。a4サブフィールドは、1ビットでありうる。これらのフィールドの機能をサポートするために、本明細書に記載された圧縮管理フレームの何れかにおいて、これらのフィールドの任意の組み合わせが使用されうることが注目されるべきである。いくつかの態様では、リトライ・サブフィールド617について1である値によって示されている圧縮管理フレームは、本明細書に記載されているように、機能をサポートするとともに、フォーマットを有しうる。このため、種々の異なるタイプの管理フレーム/フォーマットは、1つの値を有するリトライ・フィールドを用いることによって示されうる。
図11および図12は、図6に図示されるフレーム制御フィールド610のタイプ・フィールド612およびリトライ・フィールド617を用いて、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドを用いて識別されうるエンハンストPS−POLLフレーム1200およびPS−Pollフレーム1100の典型的な構成を図示する。図11は、非圧縮省電力ポール(PS−Poll)制御フレーム1100を例示する。PS−Pollは、無線デバイス202が省電力モードにあるか否か、および/または、無線デバイス202が省電力モードにない場合を判定するために、デバイスによって送信されうる。図示されるように、PS−Pollフレーム1100は、5つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1205、持続時間フィールド1110、受信機アドレス(ra)フィールド1115(受信機アドレス(a1)とも称される)、送信機アドレス(ta)フィールド1120(送信機アドレス(a2)とも称される)、およびフレーム・チェック・シーケンス(FCS)フィールド1540を含んでいる。図11はさらに、フィールド1105−1510のおのおのをオクテットでサイズを示す。raフィールドおよびtaフィールド1115−1120のおのおのは、48ビット(6オクテット)値である、無線デバイス202のフルMACアドレスを備える。持続時間フィールド1110は、PS−Pollフレーム1100を送信する無線デバイス202のAIDを含んでいる。フィールド・サイズのすべての値を総和すると、20オクテットである非圧縮PS−Pollフレーム1100の全体サイズとなる。1つの態様では、フレーム制御フィールド1105は、制御フレーム・タイプを示すタイプ・フィールド(すなわち、01)を含みうる。このケースにおいて、リトライ・フィールド617は、0の値を有しうる。
図12は、エンハンスされた(例えば圧縮された)省電力ポール(PS−Poll)制御フレーム1200を例示する。図示されるように、PS−Pollフレーム1200は、5つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1205、持続時間フィールド1210(除去されうる)、受信機アドレス(ra)フィールド1215(受信機アドレス(a1)とも称される)、送信機アドレス(ta)フィールド1220(送信機アドレス(a2)とも称される)、およびフレーム・チェック・シーケンス(FCS)フィールド1240を含んでいる。図12はさらに、フィールド1205−1240のおのおのをオクテットのサイズで示す。図示されるように、raフィールド1215は、グローバル識別子の場合、長さ6オクテットであり、taフィールド1220は、ローカル識別子の場合、長さ2オクテットである。持続時間フィールド1210は、前述したように、送信機会(TX−OP)期間の数を示す持続時間フィールド1210の値を有することによって、非圧縮PS−Poll制御フレーム1100の持続時間フィールド1210から、(例えば、1バイトまで)サイズが低減されうる。持続時間フィールド1210は、データ配信時間を示しうる。1つの態様では、エンハンスされた機能を用いてPS−Pollフレーム1200を識別するために、持続時間フィールド1210自身が使用されうる。例として、持続時間フィールド1210のビット15が1に設定されているのであれば、持続時間フィールド1210は、STAのAIDとして解釈されうる。また、持続時間フィールド1210のビット15がゼロに設定されているのであれば、持続時間フィールド1210は、NAVが現在の送信のために設定されている持続時間(任意の時間単位)を格納するフィールドとして解釈されうる。例えば、持続時間フィールド1210のビット15が0に設定されていれば、持続時間フィールド1210は、NAVが現在の送信のために設定されているTX−OP期間の数を示しうる。1つの態様では、ACKインジケーション・フィールドは、持続時間フィールド1210がどのように解釈されるべきであるかを示すために使用されうる。例えば、PS−Pollフレーム1200のACKインジケーション・フィールドが00の値を有しているのであれば、持続時間フィールド1210は、PS−Pollを生成しているSTAのAIDを示すその他任意の値について、NAV設定の時間持続を識別する。予約されたビットを有するPS−Pollフレーム1200におけるその他任意のフィールドは、持続時間フィールド1210がどのように解釈されうるのかを示すためにも使用されうる。フレーム制御フィールド1205は、エンハンスされたPS−Pollフレーム・タイプを示すために1の値を有するリトライ・フィールド617とともに、制御フレーム・タイプを示すタイプ・フィールド612を有しうる。いくつかのケースでは、サブタイプ・フィールド613がさらに、他のエンハンスト・タイプを区別するために、これがエンハンストされたPS−Pollフレームであることを示しうる。1つの態様では、PS−Pollフレーム1200は、他のフィールドと同様に、追加のパケット情報をも含みうる。このため、記載されたリトライ・フィールド617、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドを用いて、異なるさまざまなタイプのエンハンストPS−Pollフレームが定義され、識別されうる。
図13および図14は、図6に図示されるフレーム制御フィールド610のタイプ・フィールド612およびリトライ・フィールド617を用いて、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドを用いて識別されうる、エンハンストACKフレーム1400およびACKフレーム1300の典型的な構成を図示する。図13は、非圧縮ACK制御フレーム1300を例示する。ACK1300は、フレームの受信に応答して、デバイスによって送信されうる。図示されるように、ACKフレーム1300は、4つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1305、持続時間フィールド1310、受信機アドレス(ra)フィールド1315(受信機アドレス(a1)とも称される)、およびフレーム・チェック・シーケンス(FCS)フィールド1340を含む。図13はさらに、フィールド1305−1340のおのおのをオクテットのサイズで示す。raフィールド1315は、デバイスのフルMACアドレスを備える。これは、48ビット(6オクテット)値である。フィールド・サイズのすべての値を総和すると、14オクテットである非圧縮PS−Pollフレーム1300の全体サイズとなる。このケースでは、フレーム制御フィールド1305は、制御フィールドを示す値を有するタイプ・フィールド612を有しうる。このケースでは、リトライ・フィールド617は、0の値を有しうる。
図14は、エンハンストACK制御フレームを例示する。図示されるように、ACKフレーム1400は、5つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1405、受信機アドレス(ra)フィールド1415(受信機アドレス(a1)とも称される)、シーケンス・ナンバ・フィールド1420、スリープ時間フィールド1430、およびフレーム・チェック・シーケンス(FCS)フィールド1440を含む。いくつかのケースでは、シーケンス・ナンバ・フィールド1420およびスリープ時間フィールド1430のうちの一方または両方が省略されうる。図14はさらに、フィールド1405−1440のおのおのをオクテットのサイズで示す。図示されるように、raフィールド1415は、グローバル識別子について6オクテットの長さであり、ローカル識別子について2オクテットの長さである。1つの態様では、raフィールド1415は、ACKフレーム1400が応答として送信されるフレームのフィールドからコピーされる。別の態様では、raフィールド1415の値は、送信元のデバイスのAID(または、送信元のデバイスのMACアドレスの13 lsbまたは何れかのハッシュ)である。ACKの受信者は、フレームが送信された後のショート・インタ・フレーム・スペース(SIFS)時間においてACKが受信されたか否かを判定することによって、ACKの受信者によって送信されたフレームに基づいて、これが、送信されたACKであるか否かを判定しうる。フレーム制御フィールド1405は、それがエンハンストACK制御フレーム・タイプであることを示す、1の値を有するリトライ・フィールド617を有しうる。説明されたように、さまざまな異なるフォーマットおよびフィールド・タイプが、エンハンストACKフレーム・タイプのために提供され、リトライ・フィールド617によって、または、前述されたように、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドによって示されうる。
図15および図16は、図6に図示されるフレーム制御フィールド610のタイプ・フィールド612およびリトライ・フィールド617、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドを用いて識別されうる、エンハンストRTSフレーム1600およびRTSフレーム1500の典型的な構成を図示する。図15は、非圧縮のリクエスト・トゥ・センド(RTS)制御フレーム1500を例示する。RTSは、送信のためのチャネルを要求するデバイスによって送信されうる。図示されるように、RTSフレーム1500は、5つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1505、持続時間フィールド1510、受信機アドレス(ra)フィールド1515(受信機アドレス(a1)とも称される)、送信機アドレス(ta)フィールド1520(送信機アドレス(a2)とも称される)、およびレーム・チェック・シーケンス(FCS)フィールド1540を示含む。図15はさらに、フィールド1505−1540のおのおのをオクテットのサイズで示す。raおよびtaフィールド1515−1520のおのおのは、48ビット(6オクテット)値であるデバイスのフルMACアドレスを備える。フィールド・サイズのすべての値を総和すると、20オクテットである非圧縮PS−Pollフレーム1500の全体サイズとなる。非圧縮RTSフレーム1600は、制御フレームを示すフレーム制御フィールド1505におけるタイプ・フィールド612によって示されうる。このケースでは、リトライ・フィールド617は、0の値を有しうる。
図16は、エンハンスト/非圧縮リクエスト・トゥ・センド(RTS)制御フレームを例示する。図示されるように、RTSフレーム1600は、5つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1605、持続時間フィールド1610、受信機アドレス(ra)フィールド1615(受信機アドレス(a1)とも称される)、送信機アドレス(ta)フィールド1620(送信機アドレス(a2)とも称される)、およびフレーム・チェック・シーケンス(FCS)フィールド1640を含む。図16はさらに、フィールド1605−1640のおのおのをオクテットのサイズで示す。図示されるように、raフィールド1615およびtaフィールド1620のうちの一方は、グローバル識別子のための6オクテットの長さであり、他方は、前述したように、ローカル識別子のための2オクテットの長さである。例えば、APからSTAへ送信されるRTSの場合、raフィールド1615は、APの2バイトのAIDを含み、taフィールド1620は、6バイトのBSSIDを含み、fcフィールド1605のfrom−APフィールドは、1の値を有しうる。別の例において、STAからAPへ送信されるRTSの場合、raフィールド1615は、6バイトのBSSIDを示し、taフィールド1620は、STAの2バイトのAIDを含み、fcフィールド1605のfrom−APフィールドは、0の値を有しうる。持続時間フィールド1610は、例えば、前述したように、送信機会(TX−OP)期間の数を示す持続時間フィールド1610の値を有することによって、非圧縮RTS制御フレーム1500の持続時間フィールド1510から、(例えば、1バイトへ)サイズが低減されうる。フレーム制御フィールド1605は、RTS制御フレーム1600がエンハンストRTS制御フレームであることを示すために、1の値を有するリトライ・フィールド617と、制御フレームを示す値を有するタイプ・フィールド612とを有しうる。エンハンストRTS制御フレームは、フィールド冗長性を低減するため、および、既存のRTS制御フレーム・フォーマットによって定義されていないその他の情報を含めるために、さまざまな異なるフォーマット/値を備えうることが認識されるべきである。
図17および図18は、図6に図示されているフレーム制御フィールド610のタイプ・フィールド612およびリトライ・フィールド617を用いて、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドを用いて識別されうる、CTSフレーム1700およびエンハンストCTSフレーム1800の典型的な構成を図示する。図17は、非圧縮クリア・トゥ・センド(CTS)制御フレームを例示する。CTSは、通信のためにチャネルを予約するために、例えば、RTSの受信に応じてデバイスによって送信されうる。図示されるように、CTSフレーム1700は、4つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1705、持続時間フィールド1710、受信機アドレス(ra)フィールド1715(受信機アドレス(a1)とも称される)、およびフレーム・チェック・シーケンス(FCS)フィールド1740を含む。図17はさらに、フィールド1705−1740のおのおののオクテットのサイズを示す。raフィールド1715は、48ビット(6オクテット)値であるデバイスのフルMACアドレスを備える。フィールド・サイズのすべての値を総和すると、14オクテットである非圧縮PS−Pollフレーム1700の全体サイズとなる。非圧縮CTSフレーム1700は、制御フレームを示すフレーム制御フィールド1705におけるタイプ・フィールド612によって示されうる。このケースでは、リトライ・フィールド617は、0の値を有しうる。
図18は、エンハンスト/非圧縮クリア・トゥ・センド(CTS)制御フレームを例示する。図示されるように、CTSフレーム1800は、4つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1805、持続時間フィールド1810、受信機アドレス(ra)フィールド1815(受信機アドレス(a1)とも称される)、およびフレーム・チェック・シーケンス(FCS)フィールド1840を含む。図18はさらに、フィールド1805−1840のおのおのをオクテットのサイズで示す。図示されるように、raフィールド1815は、グローバル識別子について6オクテットの長さであり、ローカル識別子について2オクテットの長さである。1つの態様では、raフィールド1815は、CTSフレーム1800が応答として送信されるRTS制御フレームのtaフィールドからコピーされる。別の態様では、raフィールド1815の値は、送信元のデバイスのAID(または、送信元のデバイスのMACアドレスの13 lsbまたは何れかのハッシュ)である。持続時間フィールド1810は、例えば、前述したように、送信機会(TX−OP)期間の数を示す持続時間フィールド1810の値を有することによって、非圧縮CTS制御フレームの持続時間フィールドから(例えば、1バイトへ)サイズが低減されうる。CTSの受信者は、RTSが送信された後、ショート・インタ・フレーム・スペース(SIFS)時間においてCTSが受信されたか否かを判定することによって、受信者によって送信されたRTSに基づいて、それが送信されたCTSであるか否かを判定しうる。あるいは、CTSの受信者は、CTSの送信者でありうるので、自分がCTSを送信したか否かを識別しうる。フレーム制御フィールド1805は、CTS制御フレーム1800がエンハンストCTS制御フレームであることを示すために、1の値を有するリトライ・フィールド617と、制御フレームを示す値を有するタイプ・フィールド612とを有しうる。エンハンストCTS制御フレームは、フィールド冗長性を低減するために、および、既存のCTS制御フレーム・フォーマットによって定義されていないその他の情報を含めるために、さまざまな異なるフォーマット/値を備えうることが認識されるべきである。
このため、図7−図10は、さまざまな異なるタイプのMACフレームを定義する。記載されているように、受信機212は、フレーム制御フィールド610のタイプ・フィールド612が、制御フレームまたは予約されたフレームを示す値を有することと、フレーム制御フィールド610のリトライ・フィールド617が、1の値を有することとを検出することによって、または、前述したように、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドの値を識別することによって、これらフレームのタイプを識別しうる。任意の数のその他のMACフレーム・タイプ/フォーマットがさらに定義され、本明細書に記載された実施の範囲内にある。
図19は、制御フィールド610のタイプ・フィールド612およびリトライ・フィールド617を用いて、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドを用いて、フレーム・タイプを示すMACフレーム500を生成し、送信するための典型的な方法1900のフローチャートである。(パケット内の)フレームは、AP104またはSTA106の何れかにおいて生成され、無線ネットワーク100における別のノードへ送信されうる。この方法1900は、無線デバイス202の要素に関して以下に記載されているが、当業者であれば、本明細書に記載されたステップのうちの1または複数を実施するために、その他の構成要素が使用されうることを認識するだろう。
ブロック1902では、ヘッダを含む媒体アクセス制御フレームが生成される。このヘッダは、タイプ値を有するタイプ・フィールドと、リトライ値を有するリトライ・フィールドとを含む。媒体アクセス・フレームのタイプは、タイプ値およびリトライ値の両方によって示される。生成は、プロセッサ204および/またはDSP220によって実行されうる。ブロック1904では、媒体アクセス制御フレームが送信される。送信機210は、媒体アクセス制御フレームをパケット内で送信しうる。さらに、送信機210の動作は、いくつかの態様では、プロセッサ204によって少なくとも部分的に制御されうる。
図20は、パケットを受信し、フレーム制御フィールド610のタイプ・フィールド612およびリトライ・フィールド617によって、または、予約された値を有するMACヘッダにおけるその他任意のフィールドによって示されるタイプを用いて復号するための典型的な方法2000のフローチャートである。この方法2000は、前述したように(パケット内の)フレームの何れかを受信するために使用されうる。これらフレームは、無線ネットワーク100内の別のノードから、AP104またはSTA106の何れかにおいて受信されうる。この方法2000は、無線デバイス202の要素に関して以下に記載されているが、当業者であれば、本明細書に記載されたステップのうちの1または複数を実施するために、その他の構成要素が使用されうることを認識するだろう。
ブロック2002では、ヘッダを含む媒体アクセス制御フレームが受信される。このヘッダは、タイプ値を有するタイプ・フィールドと、リトライ値を有するリトライ・フィールドを含んでいる。例えば、この受信は、受信機212によって実行されうる。さらに、受信機212の動作は、いくつかの態様では、プロセッサ204によって少なくとも部分的に制御されうる。ブロック2004では、媒体アクセス制御フレームのタイプが、タイプ値とリトライ値との両方に基づいて検出される。この検出は、プロセッサ204、信号検出器218、および/または、DSP220によって実行されうる。ブロック2006では、媒体アクセス制御フレームが、タイプに基づいて復号されうる。この復号は、プロセッサ204、信号検出器218、および/または、DSP220によって実行されうる。
図21は、無線通信システム100内で適用されうる別の典型的な無線デバイス2100の機能ブロック図である。当業者であれば、図2−4に図示される無線通信デバイス以外のより多くの構成要素を無線通信デバイス2100が有しうることを認識するであろう。図示された無線通信デバイス2100は、いくつかの実施のいくつかの顕著な特徴を記載するために役に立つ構成要素しか含んでいない。デバイス2100は、無線送信のためにデータを符号化するための生成モジュール2102を含んでいる。いくつかのケースでは、生成する手段は、生成モジュール2102を含みうる。生成モジュール2102は、図19のブロック1902に関して前述された機能のうちの1または複数を実行するように構成されうる。デバイス2100はさらに、生成モジュール2102からの出力を無線で送信するための送信モジュール2104を備える。送信モジュール2104は、図19に例示されたブロック1904に関して前述された機能のうちの1または複数を実行するように構成されうる。送信モジュール2104は、送信機210に相当しうる。いくつかのケースでは、送信する手段は、送信モジュール2104を含みうる。送信モジュール2104は、限定される訳ではないが、コンステレーション・マッパ、変調器、IDFT(図3を参照して前述されたような逆ディスクリート時間フーリエ変換モジュールまたはIFFT304)、デジタル・アナログ変換器、増幅器、アンテナ、およびその他の構成要素を含む、さまざまな構成要素を含みうる。
図22は、無線通信システム100内で適用されうるさらに別の典型的な無線デバイス2200の機能ブロック図である。当業者であれば、図2−4に図示される無線通信デバイス以外のより多くの構成要素を無線通信デバイス2200が有しうることを認識するであろう。デバイス2200は、データを無線で受信するための受信モジュール2202を備える。受信モジュール2002は、図20に例示されたブロック2002に関して前述された機能のうちの1または複数を実行するように構成されうる。受信モジュール2202は、受信機212に相当しうる。そして、増幅器401を含みうる。いくつかのケースでは、受信する手段は、受信モジュール2202を含みうる。デバイス2200はさらに、検出モジュール2204を含んでいる。検出モジュール2204は、図20のブロック2004に関して前述された機能のうちの1または複数を実行するように構成されうる。いくつかのケースでは、検出する手段は、検出モジュール2204を含みうる。デバイス2200はさらに、無線信号を評価するための復号モジュール2206を備える。復号モジュール2206は、図20に例示されたブロック2006に関して前述された機能のうちの1または複数を実行するように構成されうる。いくつかのケースでは、復号する手段は、復号モジュール2204を含みうる。
本明細書で使用される場合、用語「判定すること(determining)」は、さまざまな動作を含む。例えば、「判定すること」は、計算、コンピューティング、処理、導出、調査、ルックアップ(例えば、テーブル、データベース、または他のデータ構造内のルックアップ)、確認等を行うことを含みうる。また、「判定すること」は、受信(例えば、情報の受信)、アクセス(例えば、メモリ内のデータへのアクセス)等を行うことを含みうる。また、「判定すること」は、解決、選択、選定、確立等を行うことを含みうる。さらに、本明細書で使用されるような「チャネル幅」は、ある態様において、帯域幅と称されうるか、または、帯域幅を包含しうる。
本明細書に記載されるように、アイテムのリストのうちの「少なくとも1つ」と称する文言は、単数を含むこれらアイテムのうちの任意の組み合わせを称する。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーすることが意図されている。
前述した方法のさまざまな動作は、例えばさまざまなハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素、回路、および/または、モジュール(単数または複数)のように、動作を実行することが可能な任意の適切な手段によって実行されうる。通常、図面に例示される何れの動作も、これら動作を実行することが可能な対応する機能手段によって実行されうる。
本開示に関連して説明されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ信号(FPGA)もしくはその他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリート・ゲートもしくはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または本明細書で説明される機能を実行するように設計されたその任意の組み合わせを用いて実施または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロ・プロセッサでありうるが、代替案では、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステート・マシンでありうる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
1または複数の態様では、記載された機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能な媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる利用可能な任意の媒体である。例として、限定することなく、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望のプログラム・コード手段を命令群またはデータ構造の形式で搬送または格納するために使用され、しかも、コンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能な媒体として適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルー・レイ・ディスク(disc)を含む。これらdiscは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。それに対して、diskは、通常、データを磁気的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ読取可能な媒体は、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体(例えば、実体的な媒体)を備えうる。さらに、いくつかの態様では、コンピュータ読取可能な媒体は、一時的なコンピュータ読取可能な媒体(例えば、信号)を備えうる。前述した組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
本明細書で開示された方法は、説明された方法を達成するための1または複数のステップまたは動作を備える。方法ステップおよび/または動作は、特許請求の範囲のスコープから逸脱せずに相互に置換されうる。言い換えると、ステップまたは動作の特定の順序が指定されていない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用は、特許請求の範囲のスコープから逸脱せずに変更されうる。
記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれら任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体に、1または複数の命令群として格納される。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる利用可能な任意の媒体である。例として、限定することなく、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望のプログラム・コード手段を命令群またはデータ構造の形式で搬送または格納するために使用され、しかも、コンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。本明細書で使用されるようなディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含んでいる。ここで、diskは通常、データを磁気的に再生する一方、discは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。
したがって、ある態様は、本明細書に記載された動作を実行するためのコンピュータ・プログラム製品を備えうる。例えば、このようなコンピュータ・プログラム製品は、格納された(および/または符号化された)命令群を有するコンピュータ読取可能な媒体を備える。これら命令群は、本明細書において記載された動作を実行するために、1または複数のプロセッサによって実行されることが可能である。ある態様の場合、コンピュータ・プログラム製品は、パッケージング・マテリアルを含みうる。
ソフトウェアまたは命令群は、送信媒体を介しても送信される。例えば、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。
さらに、本明細書で説明された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段を、適宜、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードし、かつ/または他の形式で入手することができることを了解されたい。例えば、このようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合されうる。代替案では、本明細書に記載されたさまざまな方法は、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクト・ディスク(CD)またはフロッピー・ディスクなどの物理記憶媒体など)を介して提供され、ユーザ端末および/または基地局は、記憶手段をデバイスに結合するか提供するときにさまざまな方法を取得しうる。さらに、本明細書で説明された方法および技法をデバイスに提供するために、その他任意の適切な技法が利用されうる。
特許請求の範囲が、上述した正確な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。さまざまな修正、変更、および変形が、特許請求の範囲の範囲から逸脱せずに、前述した方法および装置の構成、動作、および詳細において実施されうる。
前述したものは、本開示の態様に向けられているが、これら開示のその他およびさらなる態様が、本願の基本的な範囲から逸脱することなく考案され、この範囲は、以下に示す特許請求の範囲によって決定される。