JP2015525771A5 - - Google Patents

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Claims (39)

  1. 合成オリゴ糖1a又は1b

    [式中、R及びRのそれぞれは、独立に、H、単糖又はオリゴ糖であり、Xは、H、リンカー基又は保護基であり;Lはリンカーであり、Yは担体である]。
  2. オリゴ糖が1aである、請求項1に記載のオリゴ糖。
  3. オリゴ糖が1bである、請求項1に記載のオリゴ糖。
  4. 及びRのそれぞれが、H、α−Rha−、α−Glc(1−2)−α−Rha−、β−QuiNAc(1−3)−α−Rha−、β−FucNAc(1−3)−α−Rha−、α−Rha[2,3,4−OAc]−、β−QuiNAc(1−3)−α−Rha[2,4−OAc]−及びβ−FucNAc(1−3)−α−Rha[2,4,−OAc]からなる群から独立に選択される、請求項1から3のいずれかに記載のオリゴ糖。
  5. 及びRが、下記の表:

    において収載されている組合せの1つから選択される、請求項1から4のいずれかに記載のオリゴ糖。
  6. オリゴ糖1aが式






    、又は

    を有する、請求項1から2、又は4から5のいずれかに記載のオリゴ糖。
  7. オリゴ糖1bが式






    、又は

    を有する、請求項1又は3から5のいずれかに記載のオリゴ糖。
  8. Lがアルキレンチオールリンカーである、請求項1、3から5、又は7のいずれか一項に記載のオリゴ糖。
  9. Yが、タンパク質、ペプチド、脂質、ポリマー、デンドリマー、ビロソーム及びウイルス様粒子又はそれらの組合せからなる群から選択される担体である、請求項1、3から5、又は7から8のいずれか一項に記載のオリゴ糖。
  10. 担体が担体タンパク質である、請求項に記載のオリゴ糖。
  11. 担体タンパク質が、細菌トキソイド、毒素、エキソトキシン、又はそれらの非毒性誘導体から選択される、請求項10に記載のオリゴ糖。
  12. 担体タンパク質が、破傷風トキソイド、破傷風毒素フラグメントC、ジフテリアトキソイド、CRM、コレラトキソイド、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)エキソトキシン又はトキソイド、大腸菌(Escherichia coli)易熱性エンテロトキシン、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)エキソトキシンA、又は遺伝子的に解毒されたその変異体細菌外膜タンパク質、血清型B外膜タンパク質複合体(OMPC)、外膜クラス3ポーリン(rPorB)、ポーリンキーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、B型肝炎ウィルスコアタンパク質、チログロブリン、アルブミンオボアルブミン肺炎球菌表面タンパク質A(PspA)、肺炎球菌付着因子タンパク質(PsaA)ツベルクリンの精製タンパク質誘導体(PPD)トランスフェリン結合タンパク質、TLR−5のペプチジルアゴニスト、又は上記担体の誘導体及び/又は組合せから選択される、請求項11に記載のオリゴ糖。
  13. 担体タンパク質が、CRM197、髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)、ウシ血清アルブミン(BSA)、ヒト血清アルブミン(HSA)、ポリ(リシン:グルタミン酸)、運動性細菌のフラジェリン、又はそれらの誘導体及び/又は組合せから選択される、請求項に記載のオリゴ糖。
  14. 担体タンパク質が、破傷風トキソイド、CRM197又はOMPCから選択される、請求項に記載のオリゴ糖。
  15. 請求項1から14までのいずれか一項に記載の合成オリゴ糖と、薬学的に許容されるビヒクルとを含む、組成物。
  16. 複数の異なるオリゴ糖を含み、ここで、各オリゴ糖は式1a又は1bのオリゴ糖である、請求項15に記載の組成物。
  17. アジュバントをさらに含む、請求項15又は16に記載の組成物。
  18. アジュバントが、アルミニウム塩、RIBI、toll様受容体アゴニスト、AS01、AS02、AS03、AS04、AS05、CpG−オリゴデオキシヌクレオチド、MF−59、モンタナイドISA−51VG、モンタナイドISA−720、Quil A、QS21、合成サポニン、免疫刺激複合体、ステアリルチロシン、ウイルス様粒子、再構成インフルエンザビロソーム、サイトカイン、肥満細胞アクチベーター化合物48/80、リポソーム、ムラミールジペプチド、SAF−1、又はそれらの組合せから選択される、請求項17に記載の組成物。
  19. シュードモナス菌(Pseudomonas)に対する免疫を与えるのに十分な量の、少なくとも1種のオリゴ糖を含む、請求項16から18のいずれかに記載の組成物。
  20. ワクチンとしての、請求項1から14までのいずれか一項に記載のオリゴ糖を含む組成物。
  21. 対象中のシュードモナス菌(Pseudomonas)に対する免疫反応を誘導するために用いられる、請求項1から14のいずれかに記載のオリゴ糖からなる医薬組成物。
  22. アジュバントをさらに含む、請求項21に記載の医薬組成物。
  23. 抗体反応が抗体特異的免疫反応である、請求項21又は22に記載の医薬組成物。
  24. 対象中のシュードモナス菌(Pseudomonas)に対する抗体反応を誘導するための医薬の製造における、請求項1から14のいずれかに記載のオリゴ糖の使用。
  25. 請求項1から14までのいずれか一項に記載のオリゴ糖に対する抗体調製物。
  26. ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、マウスモノクローナルIgG抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体、一本鎖抗体、それらのフラグメント、又はそれらの混合物から選択される少なくとも一つのメンバーを含む、請求項25に記載の抗体調製物。
  27. 対象中のシュードモナス菌(Pseudomonas)に対する受動免疫の提供における使用のための、請求項25又は26に記載の抗体調製物からなる医薬組成物。
  28. 対象中のシュードモナス菌(Pseudomonas)に対する受動免疫の提供における医薬の調製における、請求項25又は26に記載の抗体調製物の使用。
  29. 対象中の緑膿菌(P.aeruginosa)感染症に関連する疾患を治療又は予防するための、請求項1から14のいずれかに記載のオリゴ糖からなる医薬組成物。
  30. 対象中の緑膿菌(P.aeruginosa)感染症に関連する疾患を治療又は予防するための医薬の製造における、請求項1から11のいずれかに記載のオリゴ糖、又は請求項21又は22の抗体調製物の使用。
  31. 対象がヒトである、請求項28又は30に記載の方法。
  32. シュードモナス菌(Pseudomonas)に対する抗体を産生するための方法であって、
    (a)有効量の、請求項1から14までのいずれか一項に記載のオリゴ糖の少なくとも1つを、非ヒト対象に投与するステップ、及び、
    (b)前記抗体を対象から単離するステップと
    を含む、上記方法。
  33. シュードモナス菌(Pseudomonas)に対するモノクローナル抗体を産生するための方法であって、
    (a)有効量の、請求項1から14のいずれかに記載のオリゴ糖の少なくとも1つを非ヒト対象に投与するステップ、
    (b)対象から前記抗体を単離するステップ、
    (c)対象からの抗体産生細胞を、骨髄腫細胞と融合させるステップ、及び、
    (d)融合サブクローンから産生された前記抗体を収集するステップ、
    を含む、上記方法。
  34. 対象がウサギである、請求項32又は33に記載の方法。
  35. アジュバントを投与することをさらに含む、請求項32から34のいずれかに記載の方法。
  36. 請求項33から35のいずれかに記載の方法により得られた抗体産生細胞。
  37. 請求項32から35のいずれかに記載の方法により得られた抗体。
  38. 試料中0におけるシュードモナス菌(Pseudomonas)の存在を診断する方法であって、該試料を、請求項1から14のいずれかに記載のオリゴ糖に対する抗体と接触させるステップを含む方法。
  39. 請求項1から14のいずれかに記載のオリゴ糖に対する抗体を含むキット。
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