JP2015522138A - 内燃機関用のピストン - Google Patents

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Abstract

本発明は、ピストンヘッド(13)とピストンスカート(14)とを備えた、内燃機関用のピストン(10,110,210,310)であって、当該ピストン(10,110,210,310)が、ピストンベースボディ(11,111,211,311)とピストンリングエレメント(12,112,212,312)とを有し、前記ピストンヘッド(13)が、燃焼キャビティ(21,121,221)を有する、内燃機関用のピストン(10,110,210,310)に関する。本発明の構成では、前記ピストンリングエレメント(12,112,212,312)が、ピストン頂面の一部分(19b)と、環状のトップランド(22)と、リング溝を備えた環状のリング部(23)とを有し、前記ピストンベースボディ(11,111,211,311)と前記ピストンリングエレメント(12,112,212,312)とが、1つの環状のクーリングチャンネル(24,124,224,324)を形成しており、該クーリングチャンネル(24,124,224,324)が、前記燃焼キャビティ(21,121,221)の領域に位置する内側の周面(25,125,225)と、前記リング部(23)の領域に位置する外側の周面(26,126,226,326)との間に形成されており、前記クーリングチャンネル(24,124,224,324)内で、前記外側の周面(26,326)に少なくとも1つの導流エレメント(31,331)が設けられており、かつ/または前記内側の周面(125,225)に少なくとも1つの導熱エレメント(132,232)が設けられており、前記ピストンベースボディ(11,111,211,311)と前記ピストンリングエレメント(12,112,212,312)とが、前記ピストン頂面(19a,19b)の領域に1つの環状の接合シーム(28)を有しており、該接合シーム(28)を介して、前記ピストンベースボディ(11,111,211,311)と前記ピストンリングエレメント(12,112,212,312)とが、解離不能に互いに結合されている。

Description

本発明は、ピストンヘッドとピストンスカートとを備えた、内燃機関用のピストンであって、該ピストンが、ピストンベースボディとピストンリングエレメントとを有し、ピストンヘッドが、燃焼キャビティを有する、内燃機関用のピストンに関する。
ドイツ連邦共和国特許出願第102011111319.7号明細書には、減じられた構成高さを有するピストンが開示されている。このピストンは、ピストンベースボディとピストンリングエレメントとから構成されていて、燃焼キャビティを有している。ピストンベースボディおよびピストンリングエレメントは、燃焼キャビティの領域において環状の接合シームを有し、この接合シームを介してピストンベースボディとピストンリングエレメントとは、解離不能に互いに結合されている。
この場合に問題となるのは、クーリングチャンネルにおける冷却能力を改良する別の構造体を導入することが、極めて困難ないし不可能であることである。
本発明の課題は、冒頭で述べた形式のピストンを改良して、可能な限り簡単な手段を用いて、ピストンヘッドの領域において改善された冷却能力を有するピストンを製造することができるようにすることにある。
この課題の解決手段は、
ピストンリングエレメントが、ピストン頂面の一部と、環状のトップランドと、リング溝を備えた環状のリング部とを有しており、
ピストンベースボディとピストンリングエレメントとが、1つの環状のクーリングチャンネルを形成しており、このクーリングチャンネルが、燃焼キャビティの領域における内側の周面と、リング部の領域における外側の周面との間に形成されており、
クーリングチャンネル内で、外側の周面に少なくとも1つの導流エレメントが設けられており、かつ/または内側の周面に少なくとも1つの導熱エレメントを設けられており、
ピストンベースボディとピストンリングエレメントとが、ピストン頂面の領域に1つの環状の接合シームを有しており、その接合シームを介して、ピストンベースボディとピストンリングエレメントとが、解離不能に互いに結合されていることにある。
本発明の思想は、ピストンに、別個の構成部分として形成されたピストンリングエレメントを備えることにある。この場合、環状のクーリングチャンネルは、一部がピストンベースボディによって、かつ一部がピストンリングエレメントによって形成され、接合シームが、ピストン頂面の領域に配置されている。このような構造によって、ピストンベースボディとピストンリングエレメントとを、あとでクーリングチャンネルを形成する領域において、クーリングチャンネルの内側の構造、ひいてはクーリングチャンネルの冷却能力が、最近の内燃機関の種々様々な要求に対して適合され得るように別個に加工することが可能になる。
本発明によれば、狭溢部を形成する少なくとも1つの導流エレメントが設けられており、この狭溢部によって、冷却オイルの渦流形成が生ぜしめられ、かつ/または冷却オイル流の加速が生ぜしめられるので、クーリングチャンネルの冷却能力は、さらに高められる。
その代わりに、またはそれに加えて、本発明によれば、少なくとも1つの導熱エレメントが設けられており、この導熱エレメントは、燃焼キャビティもしくはピストン頂面において特に高くなる熱負荷を、クーリングチャンネル内の冷却オイルに的確に放出する。それによって、本発明によるピストンの特に著しく熱負荷された領域が冷却されるので有利である。
別の有利な改良形は、従属形式の請求項から明らかである。
生産プロセスを簡単にするために、ピストン頂面の領域に配置された接合シームが、ピストンの中心軸線に対して平行に延在していると有利である。
クーリングチャンネルは、閉じられたクーリングチャンネルとして形成されていてよいので、ピストンベースボディとピストンリングエレメントとは、ボス結合部の領域において、第2の環状の接合シームを介して解離不能に互いに結合されている。この第2の接合シームも、生産プロセスを簡単にするために、ピストンの中心軸線に対して平行に延在していてよい。
しかし、クーリングチャンネルは、ピストンスカートの方向に開いて形成されていて、別個の閉鎖エレメントによって閉鎖されていてもよい。閉鎖エレメントは、有利にはリング部の領域でピストンリングエレメントに保持されており、ピストンリングエレメントのリング部の領域では、閉鎖エレメントが特に簡単に取り付けられ得る。
1つの有利な改良形では、ピストンヘッドとピストンスカートとの間に環状の凹部が形成されている。熱的に分離されたピストンスカートを備えたこのようなピストンは、高い耐負荷性によりすぐれている。特にこのようなタイプのピストンにおいては、クーリングチャンネルが、自体公知の形式でピストンスカートの方向に開いて形成されていて、別個の閉鎖エレメントによって閉じられていてよい。ピストン頂面の領域に接合シームを位置決めすることは、熱的に分離されたピストンスカートと、ピストン頂面の方向に開いて形成されたクーリングチャンネルとを備えたピストンでは、さらに、ピストンベースボディとピストンリングエレメントとを接合する際に生じ得る溶接残滓(たとえばレーザ溶接法の過程で生じる溶接ビード)が、あとでクーリングチャンネルを形成する部分に付着したままにならず、クーリングチャンネルの、まだ閉じられていない開口から流出し得るという利点を有している。
さらにピストンの本発明における構成によって、ピストンの中心軸線に対して半径方向にずらされ、かつ/または傾倒された燃焼キャビティを備えたピストンを問題なく製造することが可能になる。なぜならば、この燃焼キャビティが、完全にピストンベースボディによってのみ形成されるからである。したがって、このように非対称に形成されたピストンベースボディを、回転対称に形成されたピストンリングエレメントに結合することが可能である。
本発明によれば、燃焼キャビティを、ピストンの中心軸線に対して最大で3mmずらして配置することが可能である。このことは、慣用のピストンにおいては不可能である。
燃焼キャビティが、ピストンの中心軸線に対して傾倒されて配置されている場合、燃焼キャビティの中心軸線は、ピストンの中心軸線に対して最大で10°の鋭角の角度αを成していてよい。
クーリングチャンネルの内側の壁は、ピストンの中心軸線に対して平行に延在していてよい。燃焼キャビティが、ピストンの中心軸線に対して傾倒されて配置されている場合、クーリングチャンネルの内側の壁は、燃焼キャビティの中心軸線に対して平行に延在していてもよい。それによって、クーリングチャンネルの冷却能力は最適化される。
以下に、本発明の実施形態を添付の図面につき詳細に説明する。図面は、縮尺通りには図示されていない。
本発明によるピストンの第1実施形態を示す断面図である。 本発明によるピストンの第2実施形態を示す拡大された部分断面図である。 本発明によるピストンの第3実施形態を示す拡大された部分断面図である。 本発明によるピストンの第4実施形態を示す拡大された部分断面図である。
図1には、本発明によるピストン10の特に好適な第1実施形態が図示されている。ピストン10は、ピストンベースボディ11とピストンリングエレメント12とを有する。これら両構成部分は、両構成部分の接合のために適したあらゆる任意の金属材料から成っていてよい。ピストンベースボディ11とピストンリングエレメント12とは、一緒になってピストン10のピストンヘッド13とピストンスカート14とを形成している。本実施形態において、ピストン10は、熱的に分離されたピストンスカートを有するピストンである。つまり、ピストンヘッド13とピストンスカート14との間に環状の凹部15が設けられている。しかし本発明は、熱的に分離されたピストンスカートを有しないピストンのためにも適用可能である(図3および図4参照)。
ピストンスカート14は、自体公知の形式で、ピストンピン(図示せず)を収容するためのボス孔17を設けたボス16と、これらのボス16を互いに結合する摺動面18とを有する。
ピストンベースボディ11はさらに、ピストンヘッド13の領域で、ピストン頂面の内側の部分19aと、燃焼キャビティ21とを形成している。本実施形態において、燃焼キャビティ21は、ピストン10の中心軸線Mに対して半径方向にずらされている。この構成を分かり易くするために、図面には、破線により、ピストンヘッド13におけるずらされていない燃焼キャビティの配置が示されている。半径方向のずれdは、最大で3mmあってよい。付加的に、燃焼キャビティ21は、ピストン10の中心軸線Mに対して傾倒されている。その結果、ピストン10の中心軸線Mと燃焼キャビティ21の中心軸線Aとは、有利には最大で10°の鋭角の角度αを成している。さらに、半径方向のずれdによって、ピストン頂面の内側の部分19aの半径方向の幅が周方向で変化することが生ぜしめられる。さらに、燃焼キャビティ21の垂直の壁21aの半径方向の厚さも、周方向で変化し得る。当然のことながら、ピストン10は、ピストン10の中心軸線Mに対して単に半径方向にずらされただけの燃焼キャビティ、またはピストン10の中心軸線Mを中心にして傾倒されただけの燃焼キャビティを有していてもよい。
ピストンリングエレメント12は、ピストンヘッド13の領域でピストン頂面の外側の部分19bを形成していて、さらに環状のトップランド22と、ピストンリング(図示せず)を収容するための環状のリング部23とを有する。
ピストンベースボディ11とピストンリングエレメント12とは、一緒になって1つの環状のクーリングチャンネル24を形成している。このクーリングチャンネル24は、燃焼キャビティ21の領域における内側の周面25と、リング部23の領域における外側の周面26との間に形成されている。図示の実施形態は、熱的に分離されたピストンスカートを有するピストンであるので、クーリングチャンネル24は、自体公知の形式で、閉鎖エレメント27によって閉鎖されている。この閉鎖エレメント27は、本実施形態においては、リング部23の領域でピストンリングエレメント12に保持されている。
燃焼キャビティ21の半径方向のずれdに基づいて、クーリングチャンネル24の横断面の大きさは、周方向で変化している。クーリングチャンネル24の外側の周面26は、有利にはピストン10の中心軸線Mに対して平行に延在している。しかし、クーリングチャンネル24の内側の周面25および外側の周面26のうちの少なくともいずれか一方の周面が、燃焼キャビティ21の中心軸線Aに対して平行に延在していてもよい。
図1に示されている実施形態では、ピストンリングエレメント12が、完全に対称に、つまり回転対称に形成されている。ピストン頂面の外側の部分19bの半径方向の幅は、周方向において一定である。このことは、このようなピストンリングエレメント12を、種々異なる度合いで非対称に形成された種々のピストンベースボディと組み合わせることができることを意味する。
ピストンベースボディ11とピストンリングエレメント12とは、接合によって互いに結合されており、本実施形態においては、有利にはレーザ溶接によって互いに結合されている。それによって、ピストン頂面の内側の部分19aと外側の部分19bとの間には、接合シーム28が形成され、この接合シーム28は、特に有利な本実施形態においては、ピストン10の中心軸線Mに対して平行に延在している。
ピストン10の本発明における構成によって、最適の冷却オイルの流れを生ぜしめ、かつ冷却能力を改善するために、ピストンベースボディ11とピストンリングエレメント12との接合の前に、あとでクーリングチャンネル24を形成する内側の部分を変化させることが可能になる。
図1に図示された実施形態では、クーリングチャンネル24内に導流エレメント31が収容されている。この導流エレメント31によって、クーリングチャンネル24の横断面の中央に狭溢部が生ぜしめられる。この導流エレメント31は、ピストンベースボディ11とピストンリングエレメント12との接合の前に、たとえば鋳造または鍛造によって、外側の周面26に一体に、つまりピストンリングエレメント12に一体に成形される。クーリングチャンネル24の横断面の中央の狭溢部によって、冷却オイルの流れの加速ならびにクーリングチャンネル24の狭められていない領域における冷却オイルの渦流形成が生ぜしめられるので、ピストンヘッド13からピストンスカート14の方向への改良された熱導出が行われる。
図2には、ピストンベースボディ111とピストンリングエレメント112とから成るピストン110の第2実施形態における拡大された部分断面図が図示されている。ピストン110は、図1に図示されたピストン10にほぼ相当しているので、同一の構成要素には、同じ符号が付されており、これらの構成要素については、図1についての図面の説明を参照するものとする。
図1に図示されたピストン10に対する大きな相違点は、燃焼キャビティ121が、ピストン110の中心軸線Mに対して半径方向にずらされずに配置されているか、または傾倒されずに配置されていることにある。さらに、クーリングチャンネル124内には導熱エレメント132が形成されている。導熱エレメント132は、横断面で見てほぼ先細りになるように形成されており、この場合、先端132aは、斜め下方に向かってクーリングチャンネル124内に突入している。導熱エレメント132は、ピストンベースボディ111とピストンリングエレメント112との接合の前に、たとえば鋳造または鍛造および/または機械的な加工によって、内側の周面125に、つまりピストンベースボディ111に、一体に加工成形される。導熱エレメント132は、有利には燃焼キャビティ121のキャビティ縁部121aの下方に配置されており、導熱エレメント132によって、キャビティ縁部121aからクーリングチャンネル124に収容されている冷却媒体の方向に、ひいてはピストンスカートの方向に、有利な熱導出が生ぜしめられる。外側の周面126は、本実施形態において、ピストン110の中心軸線Mに対して平行に延在している。
図3には、ピストンベースボディ211とピストンリングエレメント212とから成るピストン210の第3実施形態における拡大された部分断面図が図示されている。ピストン210は、図1に図示されたピストン10にほぼ相当しているので、同一の構成要素には、同じ符号が付されており、これらの構成要素に関しては、図1についての図面の説明を参照するものとする。
図1に図示されたピストン10に対する大きな相違点は、クーリングチャンネル224が閉じられて形成されていることにある。ピストンベースボディ211とピストンリングエレメント212とは、接合シーム28、233を介して互いに結合されており、たとえば互いに溶接されている。一方の接合シーム28は、ピストン頂面の内側の部分19aと外側の部分19bとの間に形成されており、有利な本実施形態においては、ピストン210の中心軸線Mに対して平行に延在している。他方の接合シーム233は、ピストンベースボディ211のボス結合部234とピストン210のリング部23との間に形成されており、やはりピストン210の中心軸線Mに対して平行に延在している。
図1に図示されたピストン10に対する別の相違点は、燃焼キャビティ221が、ピストン210の中心軸線Mに対して半径方向にずらされず配置されているか、または傾倒されずに配置されていることにある。さらに、クーリングチャンネル224内には導熱エレメント232が形成されている。導熱エレメント232は、横断面で見てほぼ先細りするように形成されており、この場合、先端232aは、斜め下方に向かってクーリングチャンネル224内に突入している。導熱エレメント232は、ピストンベースボディ211とピストンリングエレメント212との接合の前に、たとえば鋳造または鍛造および/または機械的な加工によって、内側の周面225に、つまりピストンベースボディ211に一体に加工成形される。導熱エレメント232は、有利には燃焼キャビティ221のキャビティ縁部221aの下方に配置されており、導熱エレメント232によって、キャビティ縁部221aからクーリングチャンネル224に収容されている冷却媒体の方向、ひいてはピストンスカートの方向への有利な熱放出が生ぜしめられる。外側の周面226は、本実施形態においては、ピストン210の中心軸線Mに対して平行に延在している。
図4には、本発明によるピストン310の第4実施形態が図示されている。ピストン310は、図3に図示されたピストン210にほぼ相当しているので、図3についての図面の説明を参照するものとする。
図3に図示されたピストン210に対する唯一の相違点は、図4に図示されたピストン310においては、クーリングチャンネル324の横断面の中央で狭溢部を生ぜしめる導流エレメント331がクーリングチャンネル324内に収容されていることにある。この導流エレメント331は、ピストンベースボディ311とピストンリングエレメント312との接合の前に、たとえば鋳造または鍛造および/または機械的な加工によって、外側の周面326に一体に、つまりピストンリングエレメント312に一体に成形される。クーリングチャンネル324の横断面の中央の狭溢部によって、冷却オイルの流れの加速ならびにクーリングチャンネル324の狭められていない領域における冷却オイルの渦流形成が生ぜしめられるので、ピストンヘッドからピストンスカートの方向への改善された熱導出が行われる。

Claims (12)

  1. ピストンヘッド(13)とピストンスカート(14)とを備えた、内燃機関用のピストン(10,110,210,310)であって、
    当該ピストン(10,110,210,310)が、ピストンベースボディ(11,111,211,311)とピストンリングエレメント(12,112,212,312)とを有し、
    前記ピストンヘッド(13)が、燃焼キャビティ(21,121,221)を有する、
    内燃機関用のピストン(10,110,210,310)において、
    前記ピストンリングエレメント(12,112,212,312)が、ピストン頂面の一部分(19b)と、環状のトップランド(22)と、リング溝を備えた環状のリング部(23)とを有し、
    前記ピストンベースボディ(11,111,211,311)と前記ピストンリングエレメント(12,112,212,312)とが、1つの環状のクーリングチャンネル(24,124,224,324)を形成しており、該クーリングチャンネル(24,124,224,324)が、前記燃焼キャビティ(21,121,221)の領域に位置する内側の周面(25,125,225)と、前記リング部(23)の領域に位置する外側の周面(26,126,226,326)との間に形成されており、
    前記クーリングチャンネル(24,124,224,324)内で、前記外側の周面(26,326)に少なくとも1つの導流エレメント(31,331)が設けられており、かつ/または前記内側の周面(125,225)に少なくとも1つの導熱エレメント(132,232)が設けられており、
    前記ピストンベースボディ(11,111,211,311)と前記ピストンリングエレメント(12,112,212,312)とが、前記ピストン頂面(19a,19b)の領域に1つの環状の接合シーム(28)を有しており、該接合シーム(28)を介して、前記ピストンベースボディ(11,111,211,311)と前記ピストンリングエレメント(12,112,212,312)とが、解離不能に互いに結合されていることを特徴とする、内燃機関用のピストン(10,110,210,310)。
  2. 前記接合シーム(28)が、当該ピストン(10,110,210,310)の中心軸線(M)に対して平行に延在している、請求項1記載のピストン。
  3. 前記クーリングチャンネル(224,324)が、閉じられたクーリングチャンネルとして形成されており、前記ピストンベースボディ(211,311)と前記ピストンリングエレメント(212,312)とが、当該ピストン(210,310)のボス結合部(234)の領域で第2の環状の接合シーム(233)を介して解離不能に互いに結合されている、請求項1記載のピストン。
  4. 前記第2の環状の接合シーム(233)が、当該ピストン(210,310)の前記中心軸線(M)に対して平行に延在している、請求項3記載のピストン。
  5. 前記クーリングチャンネル(24,124)が、前記ピストンスカート(14)の方向に開いて形成されていて、閉鎖エレメント(27)によって閉鎖されている、請求項1記載のピストン。
  6. 前記閉鎖エレメント(27)が、前記リング部(23)の領域で前記ピストンリングエレメント(12,112)に保持されている、請求項5記載のピストン。
  7. 前記ピストンヘッド(13)と前記ピストンスカート(14)との間に1つの環状の凹部(15)が形成されている、請求項1記載のピストン。
  8. 前記ピストンベースボディ(11)が、当該ピストン(10)の前記中心軸線(M)に対して半径方向にずらされ、かつ/または傾倒された燃焼キャビティ(21)と、前記ピストン頂面の一部分(19a)と、前記ピストンスカート(14)とを有する、請求項1記載のピストン。
  9. 当該ピストン(10)の前記中心軸線(M)に対する前記燃焼キャビティ(21)の半径方向のずれ(d)が、最大で3mmである、請求項8記載のピストン。
  10. 前記燃焼キャビティ(21)の中心軸線(A)が、当該ピストン(10,110)の前記中心軸線(M)に対して最大で10°の鋭角の角度(α)を成している、請求項8記載のピストン。
  11. 前記クーリングチャンネル(24)の前記内側の周面(25)および/または前記外側の周面(26)が、前記燃焼キャビティ(21)の前記中心軸線(A)に対して平行に延在している、請求項10記載のピストン。
  12. 前記クーリングチャンネル(24,124,224,324)の前記外側の周面(26,126,226,326)が、当該ピストン(10,110,210,310)の前記中心軸線(M)に対して平行に延在している、請求項1記載のピストン。
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