JP2015520839A - リアルタイム航空機ステータス検出システム及び方法 - Google Patents

リアルタイム航空機ステータス検出システム及び方法 Download PDF

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Abstract

航空輸送されることになっている貨物が飛行状態にあるか否かを判断するための低電力の方法であって、直線加速度を検出するための加速度計と、角速度を検出するためのジャイロスコープと、コントローラとを備えるハウジングを貨物の付属物として供給するステップと、加速度計を用いて直線加速度を測定するステップと、ジャイロスコープを用いて角速度を測定するステップと、測定された直線加速度及び角速度をコントローラに供給するステップと、直線加速度信号及び角速度信号の関数として、ハウジングが飛行状態にあるか否かを示す飛行ステータス出力信号を生成するステップと、を含む方法。

Description

本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている、2012年3月2日付け出願の米国仮特許出願第61/606,364号の優先権を主張するものである。
本技術分野は、航空機の離陸検出、着陸検出、飛行検出、及び近接検出を含む、航空機ステータス検出に関する。
航空機飛行ステータス検出器が一般的に知られている。例えば、「Method and Apparatus for Autonomous Detection of a Given Location or Situation」と題する特許文献1は、所定の信号の存在、所与の場所への到着、及び空気圧の変化を検出することを通して運行中の航空機の存在を検出するためのシステムを対象としている。
米国特許第7,791,455号明細書
単なる例示のためであり、限定する目的ではないが、開示される実施例の対応する部品、部分、又は表面をカッコ書きで参照すると、航空輸送されることになっている貨物(114)が飛行状態にあるか否かを判断するための低電力の方法であって、直線加速度を検出するための加速度計(117)と、角速度を検出するためのジャイロスコープ(118)と、コントローラ(110)とを備えるハウジング(111)を貨物の付属物として供給するステップと、加速度計を用いて直線加速度を測定するステップと、ジャイロスコープを用いて角速度を測定するステップと、測定された直線加速度及び角速度をコントローラに供給するステップと、直線加速度信号及び角速度信号の関数として、ハウジングが飛行状態にあるか否かを示す飛行ステータス出力信号(115)を生成するステップと、を含む方法が提供される。
当該方法は、飛行ステータス出力信号の関数として、無線を停止するステップを更に含むことができる。測定された直線加速度は、独立3軸(three independent axis)直線加速度信号を含むことができる。測定された角速度は、独立3軸回転速度信号を含むことができる。測定された角速度信号は、約25Hzのサンプリング速度を有することができる。
飛行ステータス出力信号は、飛行中ステータス状態及び地上ステータス状態を含むことができる。飛行中ステータス状態は、離陸検証ステータス状態を含むことができる。当該方法は、飛行ステータス出力信号が飛行中ステータスを含む場合があるときに、無線オフ切替信号を供給するステップを更に含むことができる。当該関数は、状態機械アルゴリズムとすることができる。
当該方法は、飛行ステータス出力信号の関数としてジャイロスコープの電源を入れるステップを更に含むことができる。飛行ステータス出力信号が地上ステータス状態を含む場合があるときに、ジャイロスコープの電源を切ることができる。飛行ステータス出力信号が離陸検証ステータス状態を含む場合があるときに、ジャイロスコープの電源を入れることができる。当該関数は、測定された直線加速度をフィルタ処理して、フィルタ処理済み直線加速度を生成するステップと、測定された角速度をフィルタ処理して、フィルタ処理済み角速度を生成するステップと、フィルタ処理済み直線加速度及びフィルタ処理済み角速度の関数として状態を変更するステップとを有することができる。
飛行ステータス出力信号を生成するステップは、測定された直線加速度の重力成分を除去するステップを含むことができる。重力成分を除去するステップは、ハイ・パス・フィルタを含むことができる。ハイ・パス・フィルタは、約0.01Hzのカットオフ周波数を含むことができる。当該方法は、除去された重力成分を保存するステップを更に含むことができる。
飛行ステータス出力信号を生成するステップは、航空機の離陸に特徴的な直線加速度を検出するステップを更に含むことができる。離陸に特徴的な直線加速度は、0.01Hz〜0.1Hzの周波数と、約0.2gの大きさとを有する加速度信号である。離陸に特徴的な直線加速度は、約2秒の持続時間にわたって維持される約0.15g〜0.5gの大きさを有することができる加速度信号を更に含むことができる。航空機の離陸に特徴的な直線加速度を検出するステップは、ロー・パス・フィルタ処理を行うステップを更に含むことができる。
当該方法は、航空機の離陸に特徴的な直線加速度が検出されるときに、直線加速度信号の離陸加速度を保存するステップを更に含むことができる。保存された離陸加速度は、窓付き平均(windowed average)を含むことができる。飛行ステータス出力信号を生成するステップは、航空機の離陸に特徴的な直線加速度が検出されるときに、地上状態から離陸検証状態に変化するステップを更に含むことができる。直線加速度信号から重力加速度成分を保存するステップ。
重力加速度は、離陸検証状態に遷移する前の時間から保存される。当該時間は約7秒である。飛行ステータス出力信号を生成するステップは、航空機の離陸に特徴的な角速度を検出するステップを更に含むことができる。航空機の離陸に特徴的な角速度は、x軸角速度、y軸角速度、及びz軸角速度が全て、角速度限界しきい値より小さい角速度である。
測定された角速度は、測定された角速度をヨー速度、ロール速度、及びピッチ速度に再設定するように構成され配置される回転を通して変換される。当該回転は、保存された重力加速度と保存された離陸加速度とのクロス乗積である。当該方法は、角速度を時間に関して積分し、ピッチ角度変位、ヨー角度変位、及びロール角度変位を生成するステップを更に含むことができる。
当該方法は、ピッチ角度変位、ヨー角度変位、又はロール角度変位が角度変位しきい値より大きいとき、飛行ステータス出力信号を地上状態に設定するステップを更に含むことができる。
当該方法は、圧力センサを供給するステップを更に含むことができる。当該方法は、圧力センサが離陸圧力減少しきい値より小さい圧力減少速度を有する場合がある時点を検出するステップを更に含むことができる。当該方法は、圧力センサが着陸圧力増加しきい値より大きい圧力増加速度を有する場合がある時点を検出するステップを更に含むことができる。
別の態様では、直線加速度を検出し、直線加速度出力信号を有する加速度計と、角速度を検出し、角速度出力信号を有するジャイロスコープと、直線加速度出力信号と角速度出力信号との関数として、飛行中状態と別の状態とを含む飛行ステータス出力信号を生成するように構成され配置されるコントローラとを備えるハウジングを備える、航空機飛行ステータスを検出するためのシステムが提供される。
コントローラは、飛行ステータス出力信号の関数として無線を停止するように更に構成される。直線加速度出力信号は、独立3軸直線加速度信号を含むことができる。角速度出力信号は、独立3軸回転速度信号を含むことができる。角速度出力信号は、約25Hzのサンプリング速度を有することができる。飛行ステータス出力信号は、地上ステータス状態を含むことができる。飛行中ステータス状態は、離陸検証ステータス状態を含むことができる。
コントローラは、飛行ステータス出力信号が飛行中ステータスを含む場合があるときに、無線をオフに切り替えるように構成され配置されることができる。当該関数は、状態機械アルゴリズムである。コントローラは、飛行中ステータス出力信号の関数としてジャイロスコープの電源を入れるように構成され配置される。コントローラは、飛行ステータス出力信号が地上ステータス状態を含む場合があるときに、ジャイロスコープの電源を切るように構成され配置される。
コントローラは、飛行ステータス出力信号が離陸検証ステータス状態を含む場合があるときに、ジャイロスコープの電源を入れるように構成され配置される。当該関数は、フィルタ処理済み直線加速度を生成するように構成され配置されるフィルタと、フィルタ処理済み角速度を生成するように構成され配置されるフィルタとを備えることができる。コントローラは、直線加速度出力信号の重力成分を除去するように構成され配置される。当該システムは、直線加速度出力信号から重力成分を除去するように構成され配置されるハイ・パス・フィルタを更に備えることができる。ハイ・パス・フィルタは、約0.01Hzのカットオフ周波数を有することができる。
コントローラは、除去された重力成分を保存するように構成され配置されることができる。コントローラは、航空機の離陸に特徴的な直線加速度を検出するように構成し配置されることができる。離陸に特徴的な直線加速度は、0.01Hz〜0.1Hzの周波数と、約0.2gの大きさとを有する加速度信号である。離陸に特徴的な直線加速度は、約2秒の持続時間にわたって維持される約0.15g〜0.5gの大きさを有することができる加速度信号を更に有することができる。
当該システムは、航空機の離陸に特徴的な加速度を検出するために直線加速度出力をフィルタ処理するように構成され配置されるロー・パス・フィルタを更に備えることができる。コントローラは、航空機に特徴的な直線加速度が検出されるとき、加速度出力信号を保存するように構成し配置されることができる。保存された加速度出力信号は、窓付き平均を有することができる。
コントローラは、航空機の離陸に特徴的な直線加速度が検出される場合があるとき、飛行ステータス出力信号を地上状態から離陸検証状態に変更するように構成し配置されることができる。コントローラは、直線加速度信号から重力加速度成分を保存するように構成し配置されることができる。
重力加速度は、離陸検証状態に遷移する前の時間から保存することができる。当該時間は約7秒とすることができる。コントローラは、航空機の離陸に特徴的な角速度を検出するように構成され配置されることができる。
航空機の離陸に特徴的な角速度は、x軸角速度、y軸角速度、及びz軸角速度が全て、角速度限界しきい値より小さい角速度であるとすることができる。当該システムは、測定された角速度をヨー速度、ロール速度、及びピッチ速度に再設定するように構成され配置される回転を通して、角速度出力信号を変換するように構成され配置された回転変換器を更に備えることができる。当該回転は、保存された重力加速度と保存された離陸加速度とのクロス乗積とすることができる。
当該システムは、角速度を時間に関して積分し、ピッチ角度変位、ヨー角度変位、及びロール角度変位を生成するように構成され配置される積分器を更に備えることができる。コントローラは、ピッチ角度変位、ヨー角度変位、又はロール角度変位が角度変位しきい値より大きいとき、飛行ステータス出力信号を地上状態に設定するように構成され配置されることができる。
当該システムは、圧力センサを更に備えることができる。コントローラは、圧力センサが離陸圧力減少しきい値より小さい圧力減少速度を有する場合がある時点を検出するように構成され配置されることができる。コントローラは、圧力センサが着陸圧力増加しきい値より大きい圧力増加速度を有する場合がある時点を検出するように構成され配置されることができる。
別の態様では、1組の飛行ステータス状態の中の1つの航空機飛行ステータス状態を判断する方法であって、直線加速度を検出し、加速度出力信号を有する加速度計と、回転加速度を検出し、角加速度出力信号を有するジャイロスコープとを備えるハウジングをパッケージの付属物として供給するステップと、加速度計から加速度出力信号を受信するステップと、ジャイロスコープから角速度出力信号を受信するステップと、加速度出力信号及び角速度出力信号の関数として航空機飛行ステータス状態を判断するステップと、を含む方法であって、1組の飛行ステータス状態は、飛行中状態と別の状態とを含む、方法が提供される。
貨物追跡デバイスに組み込まれる第1の実施例の航空機飛行ステータス検出システムのオブジェクト図である。 図1に示される飛行ステータス検出システムのアルゴリズム及び状態図である。 図1に示されるシステムにおける地上状態処理の流れ図である。 図1に示されるシステムにおける離陸検証状態処理の流れ図である。 別の実施例の飛行ステータス検出システムのための圧力検知状態機械の状態図である。
まずは、同様の参照番号は、同じ構造的要素、部分、又は表面を幾つかの図を通して一貫して識別することを意図しており、そのような要素、部分、又は表面は、この詳細な説明がその不可欠な部分であるところの書面による明細書の全体によって更に示されるか、又は説明される場合があることが明確に理解されるべきである。別に指示されない限り、図面は、明細書とともに読まれる(例えば、斜線、部品の配置、比率、角度など)ことを意図しており、本発明の書面による説明全体の一部と見なされるべきである。以下の説明において用いられるときに、「水平の」、「垂直の」、「左」、「右」、「上」、「下」という用語、並びにその形容詞的及び副詞的派生語(例えば、「水平に」、「右方向に」、「上方に」など)は、その特定の図が読者に面するときに、図示される構造の向きを指しているにすぎない。同様に、「内側に」及び「外側に」という用語は一般的に、適宜、その延長軸又は回転軸に相対する表面の向きを指している。
開示される飛行ステータス検出システムは、加速度計、ジャイロスコープ、及び/又は他のセンサを使用して、離陸イベントや着陸イベントのような航空機イベントを検出するためのシステムである。飛行ステータス検出システムは、離陸イベント中にセルラー無線をオフに切り替え、着陸時にオンに戻すために、セルラー無線を有するデバイスとともに用いることができる。
例えば、飛行ステータス検出システムは、セルラー・データ・モデムを有する航空貨物追跡デバイス内で用いることができる。貨物追跡デバイスが地上にあるとき、定期的な追跡報告がセルラー・モデムを介して遠隔サーバに送信される。飛行ステータス検出システムが、追跡デバイスが離陸しつつある航空機上にあることを検出すると、貨物追跡システムのセルラー・モデムはオフに切り替えられる。これにより、セルラー・モデムの無線が航空機無線やセンサと干渉するのを防ぐことになる。そのようなシステムは、離陸前に無線が停止されることを要求する飛行安全規制に準拠するのに有用である。飛行ステータス検出システムが、航空機が着陸したことを検出すると、セルラー・モデムがオンに戻され、それにより、貨物追跡デバイスが定期的な追跡報告の送出を再開できるようになる。
ここで図面、より具体的には図1を参照すると、貨物追跡及び報告モジュール111内に構成され配置される飛行ステータス検出システム110が開示されている。追跡モジュール111は通常、貨物コンテナ114のような貨物コンテナに固定されるか、又はその中に配置される。追跡モジュール111は、貨物コンテナ114が輸送されている間、輸送データ132を収集し、遠隔コンピュータ120に送信する。追跡モジュール111の主要構成要素は、飛行ステータス検出システム110、加速度計117、ジャイロスコープ118、及び無線113である。
加速度計117は、スイス ジュネーブのSTMicroelectronics社製のLIS3DHのような低電力3軸MEMS直線加速度計である。加速度計117は、飛行ステータス検出システム110に3軸直線加速度データA(Ax、Ay、Az)120を与える。ジャイロスコープ118は、VTI Technologies社(現在、京都府長岡京市の株式会社村田製作所)製のCMR3000のような低電力MEMSジャイロスコープである。ジャイロスコープ118は、システム110からのオン/オフ・コマンド122を通して、オン及びオフに切り替えられる。ジャイロスコープ118は、システム110に3軸回転速度データR(dθx、dθy、dθz)121を与える。
システム110は、Atmel AVR Atmega328のような、自らのフラッシュ・メモリを有するマイクロコントローラ上で実現される。システム110は、ソフトウェア・アルゴリズム及び状態機械125を含む。システム110は、無線113にオン/オフ・コマンド115を与える。また、システム110は、データ転送線133を通して、無線113に接続される。無線113は、イタリア トリエステのTelit Wireless Solutions社製のGE865−QUAD GSM(登録商標)/GPRSのような無線である。無線113は、ワイヤレス・リンク132を介してインターネットに接続される携帯電話中継塔のような遠隔場所との間でデータを送受信することができる。
図2は、飛行ステータス検出システム110において実行されるアルゴリズム125の状態機械図である。アルゴリズム125は概して加速度計データ(A)120及びジャイロスコープ・データ(R)121の入力を受信し、GYRO_ON/OFF_OUTPUT122及びRADIO_ON/OFF_OUTPUT115の出力を有する。アルゴリズム125は、GROUND_STATE151、VERIFY_STATE153、及びFLYING_STATE155を含む、3つの個別の状態を概して有する状態機械を内包する。一連の変数160及びパラメータ定数170が、アルゴリズム125によって用いられる。
加速度計データ120は、次元ごとの加速度サンプルを有する時間サンプリングされた加速度ベクトル値(Ax、Ay、Az)のストリームである。加速度データは20Hzの速度でサンプリングされる。電力と精度とのトレードオフに基づいて、加速度計データは、10kHzまでのような、はるかに高い速度でサンプリングすることもできる。貨物114が航空機、トラック、又は倉庫に積み込まれるとき、加速度計117の軸(x、y、z)のいずれも重力の方向とそろうことは保証されないことに留意されたい。言い換えると、貨物114は、Ax、Ay、Azがいずれもワールドz軸(重力の方向とそろった軸)に沿った測定値を与えないような角度に向けられた箱とすることができる。また、ジャイロスコープ・データ121も一連の3次元ベクトル値(Rx、Ry、Rz)である。Rx、Ry、及びRzはそれぞれ、3つの独立した軸に沿った回転速度を表す。ジャイロスコープ・データも20Hzの速度でサンプリングされるが、電力が大きな懸念ではないときは、より高いサンプリング速度を用いることができる。角加速度、ジャーク、速度、及び/若しくは位置、又はそれらの任意の組み合わせを与える代替のジャイロスコープを用いることもできる。
第1のアルゴリズム状態GROUND_STATE151は、開始状態であり、また、システム110が離陸しつつあるか又は飛行している航空機上には存在していないとシステムが考える飛行ステータスに対応する状態である。GROUND_STATE151では、GYRO_ON/OFF_OUTPUT122はオフ(すなわち、低電圧、又はFALSE)に設定され、それにより、ジャイロスコープ118がオフになる。したがって、この状態では、ジャイロスコープ118は動作電力を必要としない。また、GROUNT_STATE151では、RADIO_ON/OFF_OUTPUT115はオン(すなわち、低電圧のHIGH、又はTRUE)に設定される。それゆえ、この状態では、無線113はデータ132を送信することができる。
GROUNT_STATE151では、加速度計データ120が読み出され、解析される。航空機の離陸の可能性に特徴的な加速度計データ系列が識別されると、近時の加速度計データが保存され、アルゴリズム状態機械はVERIFY_STATE153に入る。
VERIFY_STATE153に入ると、GYRO_ON/OFF_OUTPUT122はオフからオンに(低電圧から高電圧に、FALSEからTRUEに)遷移する。これにより、ジャイロスコープ118はオンに切り替わり、ジャイロスコープ・データR121を生成し始める。VERIFY_STATE153では、現在のジャイロスコープ・データR121及び加速度計データA120が解析され、離陸する可能性があるときに保存された加速度計データと比較される。時間をかけて、ジャイロスコープ・データ及び加速度計データを用いて、幾つかの試験が行われる。その解析が、離陸イベントが発生していないことを示す場合には、状態はGROUNT_STATEに戻る。しかしながら、その解析が、実際に離陸が発生したことを示す場合には、状態機械はFLYING_STATE155に入る。
FLYING_STATE155では、RADIO_ON/OFF_OUTPUT115及びGYRO_ON/OFF_OUTPUT122がいずれもオフ(低電圧、FALSE)に設定される。したがって、この状態では、ジャイロスコープ118も無線113もいずれも電力を消費せず、飛行計器と干渉する可能性がある無線113からの無線信号が妨げられる。加速度計データ120は依然としてサンプリングされ、航空機の着陸に特徴的なパターンを求めて解析される。航空機の着陸に特徴的な加速度計パターンが検知されると、状態機械は再びGROUNT_STATE151に入る。
再びGROUNT_STATE151に入ると、そのアルゴリズムは、RADIO_ON/OFF_OUTPUT115をオン(高電圧、TRUE)に設定する。その後、そのアルゴリズムは上記のように、データを処理し、状態機械を実行し続ける。
図3は、GROUNT_STATE151において行われる処理のデータパス図である。GROUNT_STATE151では、RADIO_ON/OFF_OUTPUT115はオンであり、それにより無線113が機能できるようにし、GYRO_ON/OFF_OUTPUT122はオフであり、それにより、ジャイロスコープ118が電力を使用するのを防ぐ。GROUNT_STATEにおけるアルゴリズム処理は、加速度計データ120のストリームを用いて、候補となる離陸のサインが検知されたか否かを判断する。加速度計データ120は、最初に重力フィルタ181によってフィルタリングされ、重力フィルタ出力182を生成する。重力フィルタ131は、0.01Hzのカットオフ周波数を有する一次ローパス・バターワース・フィルタである。貨物114は通常、100秒の時間間隔を超える低速では回転しないので、重力フィルタ131から出てくるフィルタ済み加速度計値182は通常、重力に起因して加速度計117が受ける直線加速度を良好に表す。言い換えると、結果として生成されるベクトル182は、地球に対して真っすぐ上方を指す向きを有する可能性が高い。ベクトル182は正規化ブロック183に通され、正規化ブロックは、ベクトル182の大きさを単位長に拡大縮小し、重力ベクトルG184を生成する。重力ベクトルG184は、アルゴリズム125の複数の関数において用いられる重要な変数である。
重力フィルタ出力182を再び参照すると、出力182が元の加速度計サンプル120から減算され(185)、ベクトルA_horiz186を生成する。A_horiz186は、元の加速度A120と等価だが、重力ベクトル成分が除去されているベクトルである。言い換えると、A_horizは、加速度A120の水平成分、あるいは、重力に対して垂直な(地球に接する)成分を表す。例えば、貨物114が滑走路に沿って加速される場合には、A_horiz186は概して滑走路に沿った方向における加速度の成分を表すことになる。
その後、A_horiz186は滑走路フィルタ187に通され、出力188を生成する。滑走路フィルタ187は、0.5Hzの周波数カットオフを有する一次バターワース・ロー・パス・フィルタである。滑走路フィルタ187は概して、路面の隆起、速度上昇、制動、若しくは旋回に起因する急速な自動車の加速、及び/又は貨物取扱の衝撃に特徴的な高い周波数の加速度を除去し、目標周波数のみを有する加速度ベクトルを生成する。その後、出力188は、大きさブロック189に通され、単に出力188のベクトル長(大きさ)である、A_target_horiz_magnitude190を生成する。
A_target_horiz_magnitude190は、重力成分が除去され、望ましくない高い周波数成分が除去された後の元の加速度の大きさを表す。言い換えると、A_target_horiz_magnitude190は、目標周波数範囲内の水平加速度の大きさを表す。A_target_horiz_magnitude及びGの計算は、貨物114が置かれた向きに関係なく正確である。A_target_horiz_magnitudeが航空機の離陸に特有の値である場合には、その状態はVERIFY_STATE153に変更される。より具体的には、A_target_horiz_magnitudeが、しきい値A_THRESHOLD_MIN171より大きく、しきい値A_THRESHOLD_MAX172より小さい場合には、状態機械はVERIFY_STATE153に入る。VERIFY_STATE153に遷移する前に、後に使用するために幾つかの変数が記憶される。重力ベクトルG184はG_takeoff161に記憶され、A_horiz186はA_horiz_takeoff162に記憶される。G184及びA_horiz186の最新の値を保存する代わりに、検出される離陸イベントの2秒〜8秒前からG184及びA_horiz186の値を記憶することが有益である。
VERIFY_STATE153において、GYRO_ON/OFF_OUTPUT122をオンに設定することによって、ジャイロスコープ118がオンに切り替えられる。一般的に、RADIO_ON/OFF_OUTPUT115は変更されず、オンのままであるが、幾つかの実施態様では、VERIFY_STATE153においてRADIO_ON/OFF_OUTPUT115をオフに切り替えることが有益な場合がある。GROUNT_STATE151にあった場合と同様に、VERIFY_STATE153においてA_target_magnitude190が計算される。VERIFY_STATE153のいずれかの時点において、A_target_magnitude190が、A_THRESHOLD_MIN171未満に降下するか、又はA_THRESHOLD_MAX172より大きく上昇する場合には、状態はGROUNT_STATE151に戻される。言い換えると、目標周波数範囲内の水平加速度の大きさが、航空機の離陸に特徴的であるには高すぎるか、又は低すぎる場合には、そのアルゴリズムは、離陸イベントが発生しなかったと判断し、状態をGROUNT_STATE151に戻す。
VERIFY_STATE153における加速度計データ120及びジャイロスコープ・データ121の処理は、ベクトル軸を重力及び航空機前方加速の知覚方向と合わせるために、オフセット・バイアスを除去し、データをフィルタリングし、結果として生成されたベクトル・データを回転行列を通して回転させることを含む。その後、直線加速度信号及び回転速度信号をそれぞれ別々に積分して、直線速度データ及び角度データを生成する。その後、加速度データ、速度データ、回転速度データ、回転角度データをチェックして、それらのデータが、航空機の離陸に特徴的なデータの許容される範囲内にあるか否かを確認する。
図4は、VERIFY_STATE153においてアルゴリズム125によって行われる処理ステップを示す。ベクトル加速度データA120及び回転速度データR121が、保存された重力ベクトルG_takeoff161及び水平加速度A_horiz_takeoff162と同様に、GROUNT_STATE151から受信される。最初に、保存されたG_takeoff161及びA_horiz_takeoff162から回転行列199が構成される。より具体的には、G_takeoff161に、正規化された水平加速度A_horiz_takeoffと、G_takeoff161と正規化されたA_horiz_takeoffとのベクトル積とを連結することによって、回転行列199が構成される。擬似コードにおいて、回転行列は以下のように表される。
Rot.matrix = [G_takeoff;
A_horiz_takeoff/|A_horiz_takeoff|;
G_takeoff × (A_horiz_takeoff/|A_horiz_takeoff|)]
加速度ベクトルに回転行列199を乗算することによって、ここでz軸が重力ベクトルG_takeoff161に合わせられ、y軸が水平加速度ベクトルA_horiz_takeoff162の方向に合わせられるように、加速度ベクトルが再設定される。例えば、図4に示されるように、加速度データA120が、回転行列199とベクトル乗算され(201)、ベクトルAbody202が生成される。Abody202のz軸ベクトル成分、Abody_zは、知覚された現実世界の重力の方向における加速度を表す。同様に、Abody_yは、滑走路に沿った方向における航空機の加速又は制動を表す。要するに、貨物114が輸送機関上の任意の方向に固定される場合があり、Abody_zが重力の方向にあり、Abody_yが水平離陸加速度の方向にあるようにAbodyベクトルが常に回転されるという事実を考慮に入れるために、回転行列199が用いられる。
Abody202を計算するための処理と同様に、回転速度データR121が、回転行列199とのベクトル乗算203を通して回転され、ベクトル積204が生成される。その後、ベクトル積204が本体フィルタ205に通され、Rbody206が生成される。本体フィルタ205は、約0.4Hzの周波数カットオフを有する一次バターワース・ロー・パス・フィルタである。Rbody206は、R121にロー・パス・フィルタをかけたものであり、Abody202を計算する際に行われたように、G_takeoff161及びA_horiz_takeoff162から計算された知覚された航空機本体基準座標系に対応するように軸が回転している。より具体的には、Rbody_zは、知覚された航空機のヨー軸の回りの回転速度を表す。同様に、Rbody_yは知覚された航空機のピッチ軸の回りの回転速度を表し、Rbody_xは、知覚された航空機のロール軸の回りの回転速度を表す。
平均化ブロック210は、受信されたサンプル数で割って、ベクトル出力211を生成する、加速度データ120の累積和を保持する。ベクトル出力211は、その後、回転行列199とのベクトル乗算212によって回転され、Abias_body213が生成される。Abias_bodyは、知覚された航空機座標系と合わせられるように回転された生の時間平均加速度データを表す。
同様に、平均化ブロック215は、受信されたサンプルの数のカウントで割って、ベクトル積216を生成する、回転速度データ121の累積和を保持する。ベクトル積216は、その後、回転行列199によって回転され(217)、Rbias_body213が生成される。Abias_body213及びRbias_bodyを計算するために用いられたデータは、約5秒続く不変の期間に制限される。
Rbias_body218をRbody206から減算し(219)、積分して(221)、角度変位θ_body222が生成される。角度変位θ_body(θ_body_x、θ_body_y、θ_body_z)222は、知覚された航空機が、Rbias_body218のためのデータ収集が終了した後の時間中に回転した角度の推定値を表すベクトルである。例えば、θ_body_yは、ピッチ軸の回りの航空機の角度変位を表し、θ_body_zは、ヨー軸の回りの航空機の角度変位を表し、θ_body_xは、ロール軸の回りの航空機の角度変位を表す。
速度の変化を求めるために、Abody信号に関して類似の積分が実行される。図4に示されるように、Abias_body213がAbody202から減算され(225)、ベクトルの結果227が生成される。ベクトルの結果227は積分され(229)、速度変化ベクトルV_body230が生成される。V_bodyは3つの成分V_body_x、V_body_y、V_body_zから構成され、それぞれ1つの次元における速度変化を表す。例えば、V_body_yは滑走路方向に沿った速度変化を表す。
速度データ121も、約0.1Hzのカットオフ周波数を有する一次バターワース・ロー・パス・フィルタである速度フィルタ233に通される。速度フィルタ233の出力はR_lowpass235である。
状態VERIFY_STATE153において、計算された加速度、速度変化、回転速度、及び角度変位の変数に関して一連の境界チェックが実行される。
境界チェックは、R_low_pass235の絶対値が<RATES_THRESHOLD173のままであることのチェックを含む。これは、貨物114が航空機の離陸に特徴的であるにはあまりにも速く回転する時間を拒否するためである。同様に、Abody211の絶対値が、BODY_MAX_ACCELより大きいままであることが検証される。更に、アルゴリズム125は、以下を含む他のパラメータを検証する。
abs(θ_body.y) < -MAX_PITCH_DOWN175
θ_body.x > YAW_ROLL_LIMIT176
abs(θ_body.z) > YAW_ROLL_LIMIT177
abs(V_body.y) > YZ_MAX_V178
abs(V_body.z) > YZ_MAX_V178
abs(Rbody) > MAX_RATES179
abs(Abody) > BODY_MAX_ACCEL174
試験された変数のいずれかが許容範囲内にない場合には、状態は変化し、GROUNT_STATEに戻される。しかしながら、試験された変数がいずれも、VERIFY_DURATIONより長い持続時間にわたって範囲外になく、且つピッチの変位θ_body.yがMIN_PITCH_UPより大きく、滑走路方向の速度の変化V_change.xがX_MIN_Vより大きい場合には、状態はFLYING_STATE155に変更される。
FLYING_STATE155において、GYRO_ON/OFF_OUTPUT及びRADIO_ON/OFF_OUTPUTがいずれもオフにされる。また、FLYING_STATE155において、VERIFY_STATE153においての場合と同じ方法を用いて、Abodyが計算される。A_body.y < -LANDING_THRESHOLDである時点を検知することによって、着陸イベントが検出される。着陸イベントが検出されるとき、状態は変化し、GROUNT_STATEに戻される。
飛行ステータス検出システム110の他の実施例には、アルゴリズムの変更と、更なるセンサのデータ型の使用との両方が含まれる。
第2の実施例では、FLYING_STATEの処理は、予想される航空機の操舵の常時監視を含むように拡大される。これらの操舵は、
a.釣合旋回(coordinated turns)
i.水平面の円運動の制約が維持されることが予想される場合。
b.ロール速度及びヨー速度の連携(coupled roll and yaw rates)
i.旋回にむけて、ロール速度がヨー速度を先行し、その後、一定のヨー速度による運動が続き、最後に、ロール速度が逆符号でヨー速度を先行して旋回から出ると予想される場合。
c.非水平姿勢の持続(sustained non-zero attitudes)
i.飛行の上昇段階又は降下段階において、航空機がかなりの時間にわたってピッチ・アップ又はピッチ・ダウンの向きを維持することになると予想される場合。
第3の実施例は、貨物取扱に起因する傾斜及び回転は、離陸する準備ができている航空機上に貨物が載せられようとしていないことを強く指示するという事実を利用して、GROUND_STATEにおいて実現されるモーション・ロックアウト機構を含む。したがって、取扱による傾斜及び/又は回転が検出される場合、約2分間の持続時間にわたって、GROUNT_STATEからの状態遷移が防止される。
第4の実施例による飛行ステータス検出システムは、図5に示されるように飛行ステータスの圧力に基づく確認を用いることを含む。圧力に基づく意思決定のために、圧力センサ501からの入力が加えられる。あるしきい値に対する、圧力の絶対値の比較、及び/又は圧力の微分の比較が離陸の確認として用いられる。圧力及び/又は圧力の微分は、離陸上昇及び着陸降下の航空機イベント中にしきい値を下回るか、又は上回る。より具体的には、圧力センサは、1Hzの速度で圧力をサンプリングするように構成される。この圧力センサのデータを用いて、圧力の時間微分を計算し、また、ある時間にわたってロー・パス・フィルタにかけられる。ロー・パス・フィルタをかけ、同時に圧力の微分を計算する効率的な方法は、2つの別々のロー・パス・フィルタ(それぞれ異なる時定数を有する)を通してロー・パス・フィルタをかけて圧力データを取り込み、その後、2つの間の差をとることを必要とする。このロー・パス・フィルタをかけられた時間微分圧力信号は、その後、離陸直後の航空機の上昇又は着陸前の航空機の降下を検出するアルゴリズムによって用いられる。
その後、標準アルゴリズムの状態遷移(すなわち、図2)が、平滑化された時間微分圧力信号の変化を検出することによって検証される。より具体的には、平滑化された時間微分圧力信号が、TAKEOFF_PRESSURE_THRESHOLD未満に降下するときに、図2に示されるようなVERIFY_TAKEOFF状態からFLYING_STATE状態への遷移が検証される。同様に、平滑化された時間微分圧力信号が、DESCENDING_PRESSURE_THRESHOLDより高くなると、FLYING_STATEからGROUNT_STATEへの遷移が検証される。この実施例は、標準アルゴリズムの状態機械(図2)とは別の、とりわけ圧力信号処理用である状態機械(図5)を利用することができる。この構成において、圧力信号処理状態機械510は、第1の実施例において説明され、図2に示されるような状態機械と並列に実行される。
図5に示されるように、圧力状態機械510は、WAITING_STATE520、TAKEOFF_STATE525、CLIMB_FINISHED_STATE527、DESCENDING_STATE529、及びLANDED_STATE520の状態を有する。その状態機械は、WAITING_STATE520において始まる。平滑化された時間微分圧力信号がしきい値PTHRESHの負の値未満の値を有する場合には、その状態は、航空機が上昇中である可能性があることを示すTAKEOFF_STATE525に遷移することになる。同様に、WAITING_STATE520中に、平滑化された時間微分圧力信号がしきい値PTHRESHより高い値を有する場合には、その状態は、航空機が降下中である可能性があることを示すDESCENDING_STATE529に遷移することになる。
TAKEOFF_STATE525中に、平滑化された時間微分圧力信号の絶対値がしきい値PTHRESH未満に降下する場合には、その状態はCLIMB_FINISHED_STATE527に変化することになる。CLIMB_FINISHED_STATE527では、上昇が終了したことを示すメッセージが、そのアルゴリズムの他の部分に伝達される場合があり、その後、状態はWAITING_STATE520に戻ることになる。同様に、DESCENDING_STATE525中に、平滑化された時間微分圧力信号の絶対値がしきい値PTHRESH未満に降下する場合には、その状態はLANDED_STATE531に変化することになる。LANDED_STATE531では、航空機が着陸したことを示すメッセージが、そのアルゴリズムの他の部分に伝達される場合があり、その後、状態はWAITING_STATE520に戻ることになる。圧力センサ501を追加し、上記のように圧力信号を解析することは、飛行ステータスを判断する二次的な手段を可能にし、それは予備的な方法として、又は他の方法によって判断されるような飛行状態を確認する方法として用いることができる。
第5の実施例では、飛行ステータス検出システム上にフェールセーフ・タイマが実装される。飛行中に、全可能飛行時間しきい値を通過した時点を検出するためにタイマが用いられ、状態機械をFLYING_STATEから抜け出させて、見逃された着陸の検出に対するフェールセーフ動作が確保される。
第6の実施例では、地理的囲い込みを実施するために、地理的位置データが用いられる。空港の位置のライブラリが、GPS、セル三角測量、又はWiFiによって決定されるデバイスのリアルタイム位置と比較され得る。システムGPSが、その装置が空港の境界内にあることを示すと、より積極的なパラメータを用いて、離陸検出アルゴリズムを実行することができる。例えば、より高い加速度計サンプリング速度を用いることができ、及び/又は離陸加速度を待つ代わりに、ジャイロスコープをオンに切り替えることができる。システムが空港の境界内にないときは、あまり、又は全く積極的でないモードにおいて動作し、デバイス電力を節約し、電池寿命を延ばすことができる。
第7の実施例では、デバイスが航空機内にあり、その無線をオフに切り替えるべきであることを更に確認するために、マイクロフォンとDSP信号処理とによって、ジェット・エンジン又はプロペラ・エンジンの音声シグネチャも検出することができる。
第8の実施例では、磁力計が用いられ、貨物に近接する磁界又は磁界シグネチャを検出するのを助ける。例えば、デバイスが航空機内にあり、その無線をオフに切り替えるべきであることを更に確認するために、磁力計とDSP信号処理とによって、さまざまな航空機の機体の特有の磁気的シグネチャを検出することができる。
開示された飛行ステータス検出システム及び方法の結果として、幾つかの利点と、驚くべき結果とがもたらされた。本システム及び方法は、航空機の飛行のイベントと他の輸送移動とを正確に区別することができ、結果として、飛行離陸前に外部無線を安全に停止し、着陸直後に無線を戻すことができるシステム及び方法となった。開示されたシステム及び方法によって、誤った無線停止も最小限に抑えられる。更に、本方法及びシステムは、低いサンプリング速度及び処理能力のみを用いるときでも正確に動作することができる。この結果、電力が著しく節約され、本システム及び方法は、電池を再充電することなく、又は新たな電池を用いることなく、長期間にわたって動作することが可能となる。更に、開示されたデバイス及び方法はGPSを有することができるが、正確に機能するためにはGPSは必須ではない。本方法及びシステムをGPSなしで使用することによって、GPSを使用するデバイス又は方法より優れた、著しい電力節約が提供される。最も重要なことには、恐らく、開示された方法及びシステムは、外部入力、又は他のシステムとの協調を必要としない完全に自給式のシステムであるという利点を提供する。これにより、外部インフラストラクチャに依存することなく展開できるようになり、他のシステムの障害から独立しているという高い信頼性を提供する。
飛行ステータス検出システムの幾つかの実施例が図示され及び説明され、その幾つかの変更形態が論じられてきたが、本発明の趣旨から逸脱することなく、種々の更なる変更を行うことができることは当業者には容易に明らかになるであろう。

Claims (73)

  1. 航空輸送されることになっている貨物が飛行状態にあるか否かを判断するための低電力の方法であって、
    直線加速度を検出するための加速度計と、角速度を検出するためのジャイロスコープと、コントローラと、を備えるハウジングを貨物の付属物として供給するステップと、
    前記加速度計を用いて直線加速度を測定するステップと、
    前記ジャイロスコープを用いて角速度を測定するステップと、
    前記測定された直線加速度及び角速度を前記コントローラに供給するステップと、
    前記直線加速度信号及び角速度信号の関数として、前記ハウジングが飛行状態にあるか否かを示す飛行ステータス出力信号を生成するステップと、を含む方法。
  2. 前記飛行ステータス出力信号の関数として、無線を停止するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記測定された直線加速度は、独立3軸直線加速度信号を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記測定された角速度は、独立3軸回転速度信号を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記測定された角速度信号は、約25Hzのサンプリング速度を有する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記飛行ステータス出力信号は、飛行中ステータス状態及び地上ステータス状態を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記飛行中ステータス状態は、離陸検証ステータス状態を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記飛行ステータス出力信号が飛行中ステータスを含むときに、無線オフ切替信号を供給するステップを更に含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記関数は、状態機械アルゴリズムである、請求項1に記載の方法。
  10. 前記飛行ステータス出力信号の関数として前記ジャイロスコープの電源を入れるステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記飛行ステータス出力信号が地上ステータス状態を含むときに、前記ジャイロスコープの電源が切られる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記飛行ステータス出力信号が離陸検証ステータス状態を含むときに、前記ジャイロスコープの電源が入れられる、請求項10に記載の方法。
  13. 前記関数は、
    前記測定された直線加速度をフィルタ処理して、フィルタ処理済み直線加速度を生成するステップと、
    前記測定された角速度をフィルタ処理して、フィルタ処理済み角速度を生成するステップと、
    前記フィルタ処理済み直線加速度及びフィルタ処理済み角速度の関数として状態を変更するステップと、
    を含む、請求項9に記載の方法。
  14. 飛行ステータス出力信号を生成する前記ステップは、前記測定された直線加速度の重力成分を除去するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 重力成分を除去する前記ステップは、ハイ・パス・フィルタを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ハイ・パス・フィルタは、約0.01Hzのカットオフ周波数を有する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記除去された重力成分を保存するステップを更に含む、請求項14に記載の方法。
  18. 飛行ステータス出力信号を生成する前記ステップは、航空機の離陸に特徴的な直線加速度を検出するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  19. 離陸に特徴的な前記直線加速度は、0.01Hzから0.1Hzの周波数と、約0.2gの大きさとを有する加速度信号である、請求項18に記載の方法。
  20. 離陸に特徴的な前記直線加速度は、約2秒の持続時間にわたって維持される約0.15gから0.5gまでの大きさを有する加速度信号を更に含む、請求項19に記載の方法。
  21. 航空機の離陸に特徴的な直線加速度を検出する前記ステップは、ロー・パス・フィルタ処理を行うステップを更に含む、請求項18に記載の方法。
  22. 航空機の離陸に特徴的な前記直線加速度が検出されるとき、前記直線加速度信号の離陸加速度を保存するステップを更に含む、請求項18に記載の方法。
  23. 前記保存された離陸加速度は、窓付き平均を含む、請求項22に記載の方法。
  24. 飛行ステータス出力信号を生成する前記ステップは、航空機の離陸に特徴的な前記直線加速度が検出されるとき、地上状態から離陸検証状態に変化するステップを更に含む、請求項18に記載の方法。
  25. 前記直線加速度信号から重力加速度成分を保存するステップを更に含む、請求項22に記載の方法。
  26. 前記重力加速度は、離陸検証状態に遷移する前の時間から保存される、請求項25に記載の方法。
  27. 前記時間は約7秒である、請求項26に記載の方法。
  28. 飛行ステータス出力信号を生成する前記ステップは、航空機の離陸に特徴的な角速度を検出するステップを更に含む、請求項18に記載の方法。
  29. 航空機の離陸に特徴的な前記角速度は、x軸角速度、y軸角速度、及びz軸角速度が全て、角速度限界しきい値未満である角速度である、請求項28に記載の方法。
  30. 前記測定された角速度は、前記測定された角速度をヨー速度、ロール速度、及びピッチ速度に再設定するように構成され配置される回転を通して変換される、請求項28に記載の方法。
  31. 前記回転は、前記保存された重力加速度と前記保存された離陸加速度とのクロス乗積である、請求項30に記載の方法。
  32. 前記角速度を時間に関して積分し、ピッチ角度変位、ヨー角度変位、及びロール角度変位を生成するステップを更に含む、請求項30に記載の方法。
  33. 前記ピッチ角度変位、前記ヨー角度変位、又は前記ロール角度変位が角度変位しきい値より大きいとき、前記飛行ステータス出力信号を地上状態に設定するステップを更に含む、請求項32に記載の方法。
  34. 圧力センサを供給するステップを更に含む、請求項33に記載の方法。
  35. 前記圧力センサが離陸圧力減少しきい値未満の圧力減少速度を有する時点を検出するステップを更に含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記圧力センサが着陸圧力増加しきい値より大きい圧力増加速度を有する時点を検出するステップを更に含む、請求項34に記載の方法。
  37. 直線加速度を検出し、直線加速度出力信号を有する加速度計と、
    角速度を検出し、角速度出力信号を有するジャイロスコープと、
    前記直線加速度出力信号と前記角速度出力信号との関数として、飛行中状態と別の状態とを含む飛行ステータス出力信号を生成するように構成され配置されるコントローラとを備えるハウジングを備える、航空機飛行ステータスを検出するためのシステム。
  38. 前記コントローラは、前記飛行ステータス出力信号の関数として無線を停止するように更に構成される、請求項37に記載のシステム。
  39. 前記直線加速度出力信号は、独立3軸直線加速度信号を含む、請求項37に記載のシステム。
  40. 前記角速度出力信号は、独立3軸回転速度信号を含む、請求項37に記載のシステム。
  41. 前記角速度出力信号は、約25Hzのサンプリング速度を有する、請求項40に記載のシステム。
  42. 前記飛行ステータス出力信号は、地上ステータス状態を含む、請求項37に記載のシステム。
  43. 前記飛行中ステータス状態は、離陸検証ステータス状態を含む、請求項37に記載のシステム。
  44. 前記コントローラは、前記飛行ステータス出力信号が飛行中ステータスを含むときに、前記無線をオフに切り替えるように構成され配置される、請求項38に記載のシステム。
  45. 前記関数は、状態機械アルゴリズムである、請求項37に記載のシステム。
  46. 前記コントローラは、前記飛行ステータス出力信号の関数として前記ジャイロスコープの電源を入れるように構成され配置される、請求項37に記載の方法。
  47. 前記コントローラは、前記飛行ステータス出力信号が地上ステータス状態を含むときに、前記ジャイロスコープの電源を切るように構成され配置される、請求項46に記載のシステム。
  48. 前記コントローラは、前記飛行ステータス出力信号が離陸検証ステータス状態を含むときに、前記ジャイロスコープの電源を入れるように構成され配置される、請求項46に記載のシステム。
  49. 前記関数は、フィルタ処理済み直線加速度を生成するように構成され配置されるフィルタと、フィルタ処理済み角速度を生成するように構成され配置されるフィルタとを備える、請求項45に記載のシステム。
  50. 前記コントローラは、前記直線加速度出力信号の重力成分を除去するように構成され配置される、請求項37に記載のシステム。
  51. 前記直線加速度出力信号から前記重力成分を除去するように構成され配置されるハイ・パス・フィルタを更に備える、請求項50に記載のシステム。
  52. 前記ハイ・パス・フィルタは、約0.01Hzのカットオフ周波数を有する、請求項51に記載のシステム。
  53. 前記コントローラは、前記除去された重力成分を保存するように構成され配置される、請求項50に記載のシステム。
  54. 前記コントローラは、航空機の離陸に特徴的な直線加速度を検出するように構成され配置される、請求項1に記載のシステム。
  55. 離陸に特徴的な前記直線加速度は、0.01Hzから0.1Hzの周波数と、約0.2gの大きさとを有する加速度信号である、請求項54に記載のシステム。
  56. 離陸に特徴的な前記直線加速度は、約2秒の持続時間にわたって維持される約0.15gから0.5gまでの大きさを有する加速度信号を更に含む、請求項55に記載のシステム。
  57. 航空機の離陸に特徴的な加速度を検出するために前記直線加速度出力をフィルタ処理するように構成され配置されるロー・パス・フィルタを更に備える、請求項56に記載のシステム。
  58. 前記コントローラは、航空機に特徴的な直線加速度が検出されるとき、前記加速度出力信号を保存するように構成され配置される、請求項54に記載のシステム。
  59. 前記保存された加速度出力信号は、窓付き平均を含む、請求項58に記載のシステム。
  60. 前記コントローラは、航空機の離陸に特徴的な前記直線加速度が検出されるとき、前記飛行ステータス出力信号を地上状態から離陸検証状態に変更するように構成され配置される、請求項58に記載のシステム。
  61. 前記コントローラは、前記直線加速度信号から重力加速度成分を保存するように構成され配置される、請求項58に記載のシステム。
  62. 前記重力加速度は、離陸検証状態に遷移する前の時間から保存される、請求項61に記載のシステム。
  63. 前記時間は約7秒である、請求項62に記載のシステム。
  64. 前記コントローラは、航空機の離陸に特徴的な角速度を検出するように構成され配置される、請求項58に記載のシステム。
  65. 航空機の離陸に特徴的な前記角速度は、x軸角速度、y軸角速度、及びz軸角速度が全て、角速度限界しきい値未満である角速度である、請求項64に記載のシステム。
  66. 前記測定された角速度をヨー速度、ロール速度、及びピッチ速度に再設定するように構成され配置される回転を通して、前記角速度出力信号を変換するように構成され配置される回転変換器を更に備える、請求項64に記載のシステム。
  67. 前記回転は、前記保存された重力加速度と前記保存された離陸加速度とのクロス乗積である、請求項66に記載のシステム。
  68. 前記角速度を時間に関して積分し、ピッチ角度変位、ヨー角度変位、及びロール角度変位を生成するように構成され配置される積分器を更に備える、請求項66に記載のシステム。
  69. 前記コントローラは、前記ピッチ角度変位、前記ヨー角度変位、又は前記ロール角度変位が角度変位しきい値より大きいとき、前記飛行ステータス出力信号を地上状態に設定するように構成され配置される、請求項68に記載のシステム。
  70. 圧力センサを更に備える、請求項69に記載のシステム。
  71. 前記コントローラは、前記圧力センサが離陸圧力減少しきい値未満の圧力減少速度を有する時点を検出するように構成され配置される、請求項70に記載のシステム。
  72. 前記コントローラは、前記圧力センサが着陸圧力増加しきい値より大きい圧力増加速度を有する時点を検出するように構成され配置される、請求項70に記載のシステム。
  73. 1組の飛行ステータス状態の中の1つの航空機飛行ステータス状態を判断する方法であって、
    直線加速度を検出し、加速度出力信号を有する加速度計と、回転加速度を検出し、角速度出力信号を有するジャイロスコープと、を備えるハウジングをパッケージの付属物として供給するステップと、
    前記加速度計から加速度出力信号を受信するステップと、
    前記ジャイロスコープから角速度出力信号を受信するステップと、
    前記加速度出力信号及び前記角速度出力信号の関数として前記航空機飛行ステータス状態を判断するステップと、を含む方法であって、
    前記1組の飛行ステータス状態は、飛行中状態と別の状態とを含む、方法。
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