JP2015520547A - データパケット信号受信機の感度を測定する方法 - Google Patents

データパケット信号受信機の感度を測定する方法 Download PDF

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Abstract

データパケット信号受信機の感度を測定する方法が、データパケット信号の既定の制御されたシーケンスの受信されたデータパケット信号の、電力レベル若しくは変調又は両方を変化させることによって提供される。特に、感度レベルを測定する方法の1つとしては、第1 DPS受信機及び第2 DPS受信機により、データパケットの群を含むデータパケットの単一の送信を受信する工程と、複数のデータパケット信号の受信された第1及び第2部分から、上記DPS受信機の適切に受信されたデータパケット信号の第1累積数を計算する工程と、複数のデータパケット信号の上記受信された第1及び第2部分から、上記前記第2 DPS受信機の適切に受信されたデータパケット信号の第2累積数を計算する工程と、前記第1 DPS受信機及び前記第2 DPS受信機の予測されるPERを決定する工程とを含む。

Description

本発明は一般的に、電子機器の許容可能な性能の試験、より具体的には、複数の被試験デバイス(DUT)の複数のデータパケット信号受信機の感度の測定に関する。
電気受信機は、携帯電話、無線パーソナルコンピューター(PC)、一般的な無線装置の基本的構成要素を形成する。典型的には、製造工場から出る前に、無線装置の許容可能な性能が試験される。無線装置の試験の一部に、装置の受信機の感度の試験が含まれる。受信機の感度は、所定の電力レベルにおいて受信機が受信するパケットの、パケットエラー率(PER)を計算することにより試験することができる。例えば、所定の電力レベルにおける、既知の数のパケットが受信機に送信され、受信により適切に受信されたパケットの数が計算される。PERとは送信されたパケットの数から適切に受信されたパケットの数を引き(すなわち、適切に受信されなかったパケットの数)、これを送信したパケットの数で除したものであり、通常は百分率で表される。例えば、合格点は、10%以下のPERであり得る。所定の電力レベルは典型的には、想定される受信機の感度よりも高い試験レベルで選択される。例えば、想定される感度が−75dBm(1ミリワット、従って絶対電力レベルに対するデシベル)である場合、選択される試験レベルは−72dBmであり得る。−72dBmの電力において送信される、受信されるパケットにおける、受信機のPERが10%以下である場合、受信機は試験に合格し、そうでない場合は不合格である。試験レベルが、想定される受信機の感度において、又はその極付近において選択される場合、(例えば、コネクタが緩んでいることなどによる)受信機における電力レベルの僅かな変動が、合格/不合格の試験結果のばらつき、及び非一貫性を生じる。したがって、試験レベルは典型的には、安定的な試験結果を確保するために、想定される感度よりも十分に高い点において選択される。
上記の従来的な試験の代替法は、受信機の真の、又は実際の感度を求めることである。たとえば、1つの電力レベルにおいて送信されるパケットのシーケンス、及びその後別の電力レベルにおいて送信されるパケットのシーケンスに対するPERが測定され、PERの不連続点(例えば、急激に変化する点)が観察されるまで、この方法を継続する。感度は通常、PERが、例えば、10%(これは典型的には、急激な変化の点とほぼ等しい)の、既定のレベルに到達するときに特定される。PER不連続点が生じる電力レベルが、受信機の真の感度として選択されてもよく、この見出された真の感度に基づいて受信機が合格又は不合格となる。PER不連続点を見出す前に、多数のパケットのシーケンスが繰り返し、様々な電力レベルにおいて送信されなくてはならないことがあるため、真の受信機の感度の判定は、試験時間の増加を招く場合がある。この場合、試験時間の増加に伴い、許容可能な受信機の試験費用がかさむ場合がある。それでも真の受信機の感度の判定は非常に望ましい場合がある。
例えば、被試験受信機の真の受信機感度を追跡することにより、ある受信機と次の受信機との感度レベルの変化の方向、さらに変化の割合を知ることができる。真の感度の変化は、受信機構成要素への供給元における変化と相関することがある。受信機の感度の悪化は、発見及び修正が間に合えば、故障した装置の再作業を防止することができる。加えて、最新のデジタル受信機は、アナログの先行モデルとは異なり、典型的には感度を段階的に悪化させることはない。感度の大きな変化(例えば、試験合格から試験不合格へ)は、受信される電力1dB以内で生じ得る。したがって、電力の関数としての真の感度不連続点は、狭い電力の範囲における非常に急激な変化である場合がある。真の受信機感度がどの程度であるか、又は真の受信期間度がどのように変化しているかを知らなければ、製造試験中に多くの受信機が一度に故障するリスクが高くなる。
上記に鑑み、被試験受信機の真の受信機感度を適時な様式で判定するような改善(例えば、試験時間を有意に増加させないように)が必要とされている。
複数のデータパケット信号受信機の感度を同時に測定する方法は、データパケット信号の既定の制御されたシーケンスの受信されたデータパケットの、電力レベル若しくは変調又は両方を変化させることによってもたらされる。
本発明は、以下の図面と併せて以下の説明を考慮することにより容易に理解され、ここで同様の参照符号は同様の要素を表す。
図1は、ある種類のデータパケット信号受信機の感度特性を画定するために使用され得る、典型的なパケットエラー率(PER)曲線群の例を示すグラフを例示する。 図2は、本発明の実施形態に従った、データパケット信号受信機の感度レベルを測定する方法の例を記載するフローチャートを例示する。 図3は、本発明の別の実施形態に従った、データパケット信号受信機の感度レベルを測定する方法の例を記載するフローチャートを例示する。 図4は、本発明の実施形態に従った、送信される3つの連続的なデータパケット信号のシーケンスの例を示すグラフを例示する。 図5は、本発明の実施形態に従った、データパケット信号受信機の感度レベルを測定するように構成された試験システムの例のブロック図を例示する。 図6は、本発明の実施形態に従った、更に別の送信される、3つの連続的なデータパケット信号のシーケンスの例を示すグラフを例示する。 図7は、本発明の実施形態に従った、データパケット信号受信機の感度レベルを測定する方法の例を記載するフローチャートを例示する。 図8は、本発明の実施形態に従った、複数のデータパケット信号受信機それぞれの感度レベルを測定するように構成された試験システムの例のブロック図を例示する。 図9は、本発明の実施形態に従った、複数のデータパケット信号受信機それぞれの感度レベルを測定する方法の例を記載するフローチャートを例示する。
被試験デバイス(DUT)のデータパケット信号受信機の感度レベルを測定する方法が提供される。典型的には、データパケット信号受信機は、dBm(絶対電力レベル)又はdB(相対的電力レベル)で測定される電力レベルの関数として、パケットエラー率(PER)を示す曲線によって画定される感度特性を有する。曲線の形状、又は感度特性は、ある受信機と次の受信機との間でほぼ同じままであるが、ただし、特定の試験を受けるユニットの真の感度に対応して、x軸(dBm軸)に沿って左又は右に移動し得る。したがって、特定のデータパケット信号受信機の真の感度のレベルは、同様の曲線の群の1つ(例えば、1つの曲線)として、したがって多くの複数(例えば、多くの曲線)予測されるパケットエラー率(PER)対複数のデータパケット信号電力レベルの1つとして記載され得る。
図1は、ある種類のデータパケット信号受信機の感度特性を画定するために使用され得る典型的なパケットエラー率(PER)曲線102の群の例を示すグラフ100を例示する。曲線の1つ(例えば、曲線104)は、試験中の特定のデータパケット信号受信機の真の感度を表示又は画定する。本明細書における実施形態は、試験中の特定のデータパケット信号受信機の真の感度レベルとして適合又は一致する、典型的なPER曲線102の群の特定の曲線(例えば、曲線104)を決定するための方法を例示する。
例えば、3つの異なる電力レベルにおけるデータパケット信号(本明細においてはまた、単にデータパケットと称される)は、被試験の受信機に送信されてもよい。このようにして、3つの異なる電力レベルで受信機を試験する。例えば、それぞれ、−78dBm、−75dBm、及び−72dBmにおける連続的なパケットが、受信ユニットへと所定の回数だけ送信されてもよい。図1のグラフ100により、試験中の受信機の真の感度が曲線104である場合、−78dBmにおけるパケットのほとんど全てが、失われるものと予測される。−75dBmにおいて送信されるパケットの約8%が、失われるものと予測され、−72dBmにおけるパケットのほぼ全てが適切に受信される。3つの電力レベルのそれぞれについて、100個のデータ信号パケットが受信されるものと想定する。受信ユニットが、曲線104により示される真の感度を有する場合、送信される300個のパケットのうち、約192個のデータパケットが適切に受信されるものと予測される。例えば、−72dBmにおいて送信される100個のパケット全てが、適切に受信されるものと予測され、−75dBmにおいて送信される100個のパケットの92個が適切に受信されるものとして予測され、−78dBmにおいて送信される100個のパケットのいずれも適切に受信されないものとして予測される。したがって、適切に受信されるパケットの合計は、送信される300個のパケットのうちの192個のパケットである。
受信機の感度が1dB低くなるものと想定すると(−75dBmから−74dBmに)、図1の曲線105によって表される。−75dBmで送信されるパケットの約30%が失われる(曲線105による)ことが予測されるが、残りの2つのレベルは、前と同じパケットの消失数又は受信数を生じるはずである。よって、曲線105の感度を有する受信機は、送信された300個のパケットのうち約170個のパケットを受信するものと予測される。これとは対照的に、受信機の感度が逆の方向に1dBシフトすると(−75dBmから−76dBmに)、曲線106は、受信機ユニットの真の感度に近づき得る。この場合、曲線106の感度を備える受信機は、−75dBmで受信された100個のパケットのうち97個を適切に受信するものと予測され、−78dBmで受信されたパケットのいくつかもまた適切に受信され得る。したがって、受信機ユニットの真の感度レベルが、曲線106によってモデル化されると、送信された300個のパケットのうち200個を超えるパケットが適切に受信されることが予測される。
上記から、様々な電力レベルを備えるデータパケットの群の、1つの信号送信により、試験中のデータパケット信号受信機の真の感度レベルが決定されて得ることが、理解されるべきである。上記のように、適切に受信されたパケットの合計数が、特定のデータパケット信号受信機の、真の感度又は最良適合曲線を決定するために使用されてもよい。しかしながら、殆どの場合において、感度曲線の決定自体のために曲線適合が行われる必要はなく、適切に受信されたパケットの合計数(例えば、300のうちの100)が、特定のデータパケット信号受信機における合格/不合格の試験結果を決定するために使用されてもよい。更に、データパケット信号受信機の生じた感度レベルの変化の方向及び/又は変化速度の判定のためのデータを蓄積するため、試験中の受信機に監視、適切に受信されたパケットの合計数が追跡されてもよい。このような蓄積されたデータは、変化の原因を判定するために使用されてもよく、例えば、感度レベルの悪化は、受信機構成要素の供給元の変化と相関付けられてもよい。
図2は、本明細書において記載される、実施形態による、データパケット信号受信機の感度レベルを測定する方法200の例を記載するフローチャートを例示する。データパケット信号受信機は、1つ以上の(例えば、図1の典型的なPER曲線102の群)予測されるパケットエラー率(PER)対複数のデータパケット信号電力レベルによって画定される感度特性を有する。方法200は開始ブロック202から始まり、複数のデータパケット信号が、データ信号受信機に送信される。処理はブロック204へと進み、これは、複数のデータパケット信号電力レベルの、第1及び第2の電力レベルを対応して有する、第1及び第2部分として、複数のデータパケット信号を受信することを含む。第1部分に対応する第1電力レベル(例えば、−72dBm)は、所定の電力レベル(例えば、−75dBm)よりも高く、第2部分と対応する第2電力レベル(例えば、−78dBm)は、所定の電力レベルよりも低い。ブロック206において、適切に受信されたデータパケット信号の合計数が、第1及び第2部分から計算される。処理はブロック208へと進み、これは、適切に受信されたデータパケット信号の合計数に基づき、1つ以上の(例えば、図1の典型的なPER曲線の群などの、複数の感度曲線)予測されるパケットエラー率(PER)対複数のデータパケット信号電力レベルから、1つの感度(例えば、図1の曲線104などの1つの曲線又は感度)を決定する。ブロック210において、方法200が終了し、確定した感度の試験評価及び感度追跡がもたらされる。
別の実施形態において、ブロック208の処理は、感度又は感度曲線自体を決定する代わりに、受信されたデータパケット信号の計算された合計数を、所定の数と比較する。本方法に基づいて、適切に受信されたデータパケット信号の計算された合計数は、感度と緊密に関連する。計算された、適切に受信されたデータパケット信号の合計数が既定の数と同等以上である場合、データパケット信号受信機は試験に合格し、そうでない場合はデータパケット信号受信機は試験に不合格となる。計算された、適切に受信されたデータパケットの合計数は、受信機感度の変化の方向及び割合を追跡するために、ある受信機から次の受信機へと更に追跡される。ブロック210において、方法200は終了し、受信機は試験に合格又は不合格となる。
ブロック208における1つの曲線又は感度の決定は、例えば以下のように行われてもよい。この実施例において、ブロック208は、最初に、複数の予め構成されたデータ構造(例えば、複数の表)からデータ構造を選択することを含む。この選択は、第1及び第2部分に対応する第1及び第2電力レベル(例えば、−72dBm、及び−78dBm)に、及び各第1及び第2部分(例えば、各部分から送信された100個のパケット)において送信されるパケットの数に基づく場合がある。選択される予め構成されたデータ構造は、適切に受信されたパケットの合計数を、曲線又は感度レベルと関連させてもよい。したがって、曲線又は感度レベルを決定するために、適切に受信されたデータパケット信号の合計数が、選択される予め構成されたデータ構造(例えば、合計数は、表データ構造の表検索を行うための、キーとして使用されてもよい。)と比較されてもよい。例えば、選択された、予め構成されたデータ構造は、戻るか、又は送信された300個のパケットから適切に受信された合計192個のパケットの図1の曲線104を決定してもよい。又は、送信された300個のパケットのうち、170個のパケットが受信されると、選択された予め構成されたデータ構造が、図1の曲線105に戻してもよい。したがって、選択された予め構成されたデータ構造は、適切に受信されたパケットの合計数に基づいて、データパケット信号受信機の感度レベル又は感度曲線の表検索を行うために、使用され得る。
別の実施形態において、3つの電力レベルのデータパケットが送信される。データパケットの第1部分は、既定の電力レベル(例えば、−75dBm)を上回る電力レベル(例えば、−72dBm)で送信され、別の部分は、既定の電力レベルを下回る電力レベル(例えば、−78dBm)で送信され、第3部分は、既定の電力レベルの近く又はこれに等しいレベルで送信される。送信されるパケットの3つの電力レベル、及び3つの部分のそれぞれにおいて送信されるパケットの数と対応し得る、予め構成されたデータ構造(例えば、表データ構造)が選択される。次に、選択される予め構成されたデータ構造において利用可能な曲線又は感度レベルの中から、1つの曲線又は感度レベルを決定するために、適切に受信されたデータパケット信号の合計数が、選択される予め構成されたデータ構造と比較される(例えば、合計数は、表データ構造において表検索を行うためのキーとして使用され得る)。
更に別の実施形態において、複数のデータパケット信号の少なくとも2つの部分が受信され、各部分は、異なる電力レベルのパケットを有する。適切に受信されたパケットの合計数が、受信された少なくとも2つの部分から計算される。1つ以上の予測されるパケットエラー率(PER)の1つ対複数のデータパケット信号電力レベルが、適切に受信されたパケットの合計数に基づいて決定される。例えば、図1の典型的なPER曲線102の群などの、感度曲線の群から、図1の曲線104などの、感度曲線が決定される。その決定は、少なくとも2つの部分と関連するデータパケット信号電力レベル、及び少なくとも2つの部分のそれぞれにおいて送信されるパケットの数に基づき、複数の予め構成されたデータ構造の1つを選択することによって行われてもよい。1つ以上の予測されるパケットエラー率(PER)の1つ対複数のデータパケット信号電力レベルを決定するために、適切に受信されたデータパケット信号の合計数が、選択される予め構成されたデータ構造と比較されてもよい。
図3は、本明細書において記載される、別の実施形態に従った、データパケット信号受信機の感度レベルを測定する方法300の例を記載するフローチャートを例示する。データパケット信号受信機は、1つ以上の(例えば、図1の典型的なPER曲線102の群)予測されるパケットエラー率(PER)対複数のデータパケット信号電力レベルによって画定される感度特性を有する。本方法300は開始ブロック302から始まり、複数のデータパケット信号が、データ信号受信機に送信される。処理はブロック304へと進み、これは、複数のデータパケット信号電力レベルの、第1及び第2の電力レベルをそれぞれ有する、第1及び第2部分として、複数のデータパケット信号を受信することを含む。第1部分に対応する第1電力レベル(例えば、−72dBm)は、所定の電力レベル(例えば、−75dBm)よりも高く、第2部分と対応する第2電力レベル(例えば、−78dBm)は、所定の電力レベルよりも低い。ブロック306において、第1及び第2 PERは、複数の受信されたデータパケット信号の第1及び第2部分と対応して計算される。処理は次にブロック308へと進み、これは、計算されたPERの最良適合又は一致曲線を決定するために、第1及び第2の計算されたPERを、1つ以上の予測されるPER(例えば、図1の典型的なPER曲線102の群などの、1つ以上の感度曲線)の対応する1つと比較することを含む。例えば、−76dBmの電力レベルを有する、送信されたパケットの一部の、30%の計算されたPER、及び−74dBmの電力レベルを有する送信されたパケットの一部の、3%の計算されたPERは、図1の典型的なPER曲線102の群を使用して、図1の曲線104を決定するか、又は最良適合する。ブロック310において、方法300が終了し、確定した感度の試験評価及び感度追跡がもたらされる。
別の実施形態において、3つの電力レベルのデータパケットが送信される。データパケットの第1部分は、既定の電力レベル(例えば、−75dBm)を上回る電力レベル(例えば、−72dBm)で送信され、別の部分は、既定の電力レベルを下回る電力レベル(例えば、−78dBm)で送信され、第3部分は、既定の電力レベルの近く又はこれに等しいレベルで送信される。第1、第2、及び第3部分のPERが計算される。3つの計算されたPERがその後、感度曲線の群の感度曲線を見出すため(例えば、これに一致又は最良適合するために使用される)比較され、例えば、感度曲線104が、図1の典型的なPER曲線102の群の中からの最良適合又は一致したものでありえる。
更に別の実施形態において、データパケットの4つ以上の点(各点は異なる電力レベルをもつ)が送信される。各受信された部分のPERが計算される。4つ以上の計算されたPERがその後、感度曲線の群の感度曲線を見出すため(例えば、これに一致又は最良適合するために使用される)使用され、例えば、感度曲線104が、図1の典型的なPER曲線102の群の中からの最良適合又は一致したものであり得る。
図4は、本明細書において記載された実施形態に従った、3つの連続的なデータパケット信号402、404、及び406の送信されたシーケンス401の例を示す、グラフ400を例示する。この実施形態において、各データパケット信号は異なる電力レベルを有する。例えば、データパケット信号402は、(基準電力レベルに対して)およそ−1dBの電力レベル408を有し、データパケット信号404は、およそ+2dBの電力レベル410を有し、データパケット信号406は、およそ−4dBの電力レベル412を有する。データパケット信号受信機を試験するために、複数のデータパケット信号が送信されるように、シーケンス401は、既定の回数だけ送信され得る。したがって、−1dBのデータパケット信号の第1部分、+2dBのデータパケット信号の第2部分、及び−4dBのデータパケット信号の第3部分をもたらすために、各電力レベルにおいて、同じ数のデータパケット信号が送信され得る。
送信装置は、連続的なパケットの電力レベル又は振幅の迅速で正確な変化、及びパケット間の短い時間間隔(図4の例に示される)を生成することを必要とし得る。連続的なパケットのそのような迅速かつ正確な電力レベルの変化を達成するための手法は、スケーリングされたベースバンドデータパケット信号を生成するために、データパケット信号のベースバンド表示をスケーリングすることであり得る。スケーリングされたベースバンドデータパケット信号は、その後変換及び送信され得る。各スケーリングされたベースバンドデータパケットは、電力レベルが、データパケットのスケーリングと関連及び対応する、データパケット信号に変換される。この方法において、振幅及び電力レベルが急速かつ適切に変化する連続的なデータパケット信号が生成及び送信され得る。外部減衰器の使用は、この場合には必要でない場合がある。
例えば、データパケット信号のベースバンド表示は、データパケット信号のデジタルドメインにおけるデジタル表示であり得る。スケーリングされたデータパケット信号は、スケーリングされたデジタルデータパケット信号であり得る。第1のスケーリングされたデジタルデータパケット信号は、例えば、0.5の倍率などの倍率で、デジタル表示を乗することによって、デジタル表示から生成してもよい。デジタル表示は、第2のスケーリングされたデジタルデータパケット信号を生成するために、例えば、0.7など、異なる倍率を掛けてもよく、0.3などの更に別の異なる倍率をかけて、第3のスケーリングされたデジタルデータパケット信号を生成してもよい。第1のスケーリングされたデジタルデータパケット信号は、デジタル−アナログ(DAC)変換器により変換されると、図4のデータパケット信号402を生成し得る。第2及び第3のスケーリングされたデジタルデータパケット信号は、DACにより変換されると、図4のデータパケット信号404、及び406を対応して生成し得る。データパケット信号402、404、及び406は、データ信号受信機による受信のために、RFドメインにおける無線周波(RF)データパケット信号として送信することができる。
受信機の試験のための、複数のデータパケット信号を生成するためのスケーリングされたベースバンドデータパケット信号は、送信装置のメモリ内に保存することができる。スケーリングされたベースバンドデータパケット信号はその後、所望のときにメモリから取り出され、変換及び送信される。別の実施形態において、データパケット信号402、404、及び406と対応する、例えば、第1、第2、及び第3のスケーリングされたベースバンドデータパケット信号などの、スケーリングされたベースバンドデータパケット信号が、送信装置のメモリ内に保存される。所望のとき、対象の受信機を試験するために、データパケットのトレイン、又は複数のデータパケットを送信するために、保存されたスケーリングされたベースバンドデータパケット信号が取り出され、変換され、かつ一定の既定の回数だけ繰り返し送信される。
図4に関して先に記載されたように、それぞれ異なるデータパケット信号電力レベルを有する、3つの部分が存在し得る。別の実施形態において、それぞれ異なるデータパケット信号電力レベルを有する、複数のデータパケット信号の2つの部分が存在し得る。図4のシーケンス401は、2つのパケットのみを含んでもよく、それぞれ異なる電力レベルであり、したがって、繰り返し送信される際に、2つの部分を生成する。更に別の実施形態において、それぞれ異なるデータパケット信号電力レベルを有する、複数のデータパケット信号の4つ以上の部分が存在し得る。図4のシーケンス401は、異なる電力レベルの4つ以上のパケットを含み、よって繰り返し送信されるときに、4つ以上の部分を生成する。
図5は、被試験デバイス(DUT)504のデータパケット信号(DPS)受信機502の感度レベルを測定するように構成された試験システム500の例のブロック図を例示する。DUT 504がDPS受信機502であるが、図5に示されるように、DPS受信機502が、DUT 504とは別個の構成要素であるデジタル信号プロセッサ(DSP)チップ(例えば、RFチップ)である場合でもよい。試験システム500は、DPS受信機502の試験に当たり、DPS受信機502が受信するために、複数のデータパケット信号を送信するための、例えばベクトル信号発生器(VSG)506などの、送信装置を有する。送信媒体508は、VSG 506の送信機510からDPS受信機502への複数のデータパケット信号の送信を可能にする。送信媒体508は、有線又は無線接続を含み得る。
図5に示されているように、VSG 506は、メモリ514、デジタルーアナログ変換器(DAC)512、及び送信機510を含む。メモリ514は、スケーリングされたベースバンドデータパケット信号516を保存するために使用され得る。スケーリングされたベースバンドデータパケット信号516は、メモリ514から読み出され、図4において先に記載されたように、DAC 512が複数のデータパケット信号を生成するために利用可能にする。例えば、スケーリングされたデータパケット信号516は、送信機510による送信のための送信情報518として、DAC 512に入力される複数のデータパケットを生成する。スケーリングされたデジタルデータパケットであり得る。スケーリングされたベースバンドデータパケット信号516のサブセット又は完全なセットのいずれかが、複数のデータパケット信号の生成に使用するためのメモリ514に保存されていてもよい。サブセットのみが保存される場合、一度送信のためにデータパケット信号に変換された、スケーリングされたベースバンドデータパケット信号516のサブセットが、複数の送信データパケット信号を生成するために既定の回数、送信されてもよい。
DPS受信機502は、送信された複数のデータパケット信号を受信するために、リンクの確立を必要としても、しなくてもよい。DPS受信機502はDUT 504とは別個の構成要素であり、DUT 504は、受信機502を、パケットの試験シーケンスの受信を待機する一定のリスニングモードに維持するために、DPS受信機504に特殊ドライバを提供し得る、という状況もあり得る。
受信機502が受信できるようになる前にリンクが確立される必要がある状況において、リンクは、非同期又は同期リンクであり得る。図5に図示されない別の装置(例えば、ゴールデンカード)は、リンクを確立するために、DPS受信機502へのパケットのリンク確立シーケンスを生成してもよい。一度リンクが確立されると、ゴールデンカードがVSG 506に切り替わり、VSG 506が、パケットの試験シーケンスを生成するようにしてもよい。
このリンクの状態において、DUT 504は、受信されたパケットを確認するが、DUT 504が確認応答を送信する間にVSG 506が送信しない限り、問題は生じない。これは、前に送信されたパケットの確認応答を受信するための時間を可能にするために、送信されるパケットの間のキャップ又は間隔を挿入することによって容易に達成することができる。規格又は仕様は通常、パケットの間の最小限の間隔を指定し、例えば、802.11規格は、パケット間の最小間隔として340マイクロ秒を指定している。したがって、送信されるパケットの間に少なくとも340マイクロ秒の間隔を挿入することにより、802.11 DUT 504は、リンクが存在し、機能していることを想定する。VSG 506は、パケットの送信に対して返された認証応答を単に無視する。
リンクを確立するための、外部装置、例えば、ゴールデンカードの使用に代わるものは、DUT 504をリンク状態にあると「見せかける」ことである。VSG 506は、リンクが確立されたものと想定するようにDUT 504を見做すために、パケットの適切なリンク確立シーケンスをDUT 504に送信してもよい。例えば、VSG 506は、802.11 DUT 504がリンクが確立しているように見せかけるように、802.11規格による、パケット内のリンク確立シーケンスを生成してもよい。パケットのリンク確立シーケンスの送信後、VSG 506はその後、パケットの試験シーケンスを生成し、DPS受信機502に送信する。
パケットのリンク確立シーケンスと、パケットの試験シーケンスとの間の区別には、2つの方法を使用することができる。DUT 504から適切に受信されたパケットの数を読むために、受信されたパケットの数が増加し始めた(例えば、リンクが確立される)ときに、第1の方法は、VSG 506を中止又は停止する。典型的には接続が確立される方法は、VSG 506が、リンクのマスターであることを確実にするため、VSG 506を僅かに停止することで非同期的リンクに関して問題が生じることはない。パケットのリンク確立シーケンスの送信後に、DUT 504から適切に受信されたパケットの数を読みとるために、送信が僅かに中止されることがある。パケットの試験シーケンスの後に適切に受信されたパケットの合計数は、パケットのリンク確立シーケンスの送信から受信され、適切に受信されたパケットの数を考慮するように、調節されてもよい。
他の方法は、パケットのリンク確立シーケンスにおいて送信されたパケットの数を知ることにより、リンク確立パケット送信から、適切に受信されたパケットの数を引くことである。より高い電力レベル、及び可能な最低のビットレートにおいて、パケットのリンク確立シーケンスを送信することにより、ほぼ常に、リンクの確立に成功する。DUT 504によって全て適切に受信されるものと想定される、リンク確立パケットの既知の数は、パケットの試験シーケンスの送信後に、適切に受信されたパケットの合計数から引かれてもよい。
確立するべきリンクが同期的リンクである状況では、VSG 506による送信の停止により注意を払う必要があり得る。しかしながら、当業者は、リンクを失わずに、送信が停止及び再開され得る、リンクプロトコルの位置を容易に特定することができる。送信を僅かに停止し、その後接続を再確立する工程は、内部又は外部トリガー信号と共に、最新のVSG 506を使用した、比較的単純な作業であるべきである。
データパケット信号受信機の真の感度レベル(例えば、計算されるPERの予測されるPERへの適合に基づく)、又は真の感度レベルに対応する適切に受信されたパケットの計算された合計数のいずれかの判定結果を、試験時間を有意に増やすことなく、更に達成するため、異なる電力レベルにおいてパケットを送信するための代替的な手法がとられてもよい。代替的なアプローチは、同じ電力レベルである(よって送信されたパケットに対する変化なし)が、異なって変調された、試験パケットのトレインを送信する。それぞれ他の部分のパケットとは異なる電力レベルのパケットを有する、パケットの送信部分の代わりに、各部分は、他の部分のパケットとは異なる変調で送信及び受信されるパケット部分を有することにより、他の部分とは異なる。しかしながら、この手法の使用は、複数のビットレートをサポートするシステム又は受信機(例えば、IEEE 802.11システム)を有することを想定している。
本出願において用語「ビットレート」は、「変調」の代わりに使用されてもよいが、ビットレートの変化、又は変調が求めるものは、感度又はSNRの変化である。ビットレートを下げることにより、より良い感度が得られることがあるが、より良い感度は、必ずしもビットレートの低下によって保証されるものではない。ビットレートは、より多くの電力を伝達し、より少ない帯域幅を占めるために下げることができる。したがって、用語「変調」とは、変調の変化が異なる感度を生じるために、より良い用語であり得る。
図6は例えば、一実施形態による、3つの連続的なパケット610、620、及び630の更に別の送信されたシーケンス601の例を示す、グラフ600を例示する。この場合において、図4とは対照的に、3つの連続的なパケット610、620、及び630はそれぞれ、実質的に同じ電力レベルを有し、それぞれ異なるビットレートで送受信される。例えば、パケット610、620、及び630はそれぞれ、同じバイト数を有するが、パケット610は時間間隔640で送信され、これはパケット620の送信時間間隔650とは異なり、またパケット630の送信時間間隔660とも異なる。例えば、時間間隔640は54Mbpsと、時間間隔650は、48Mbpsと、時間間隔660は36Mbpsと、相関する。3つの連続的なパケット610、620、及び630のそれぞれは、同じ電力レベルであるが、異なるビットレートにおいて送受信される。
典型的には、送信されるパケットの電力レベルを同じに維持する一方で、感度(例えば、10%のPER)は、DPS受信機502のビットレートのそれぞれと対応して見出されてもよい。例えば、受信機502は、54Mbpsで送信されるパケットを受信するために、−75dBmの感度を、48Mbpsで送信されるパケットを受信するために、−78dBmの感度を、36Mbpsで送信されるパケットを受信するために、−80dBmの感度を、有してもよい。送信されるパケットの電力レベルが−78dBmに設定されると、36Mbpsで送信されるパケットのほとんど又は全てを、48Mbpsで送信されるパケットの一部を、54Mbpsで送信されるパケットの極僅かを受信するものと予測される。したがって、例えば、−78dBmの電力レベルを有するパケットを受信する−78dBmの感度を備えるDPS受信機502は、36Mbpsで送信される100個のパケットの全て、48Mbpsで送信される100個のパケットのうちの90個を受信し、54Mbpsにおいて送信される100個のパケットのいずれも受信しないことが予測され得る。受信機502が−78dBmの感度を有する場合、送信される300個のパケットのうち、190個が適切に受信されることが予測される。受信機502の感度がより低いとき(例えば、−75dBm)、300個の送信されるパケットの190個未満が適切に受信されるものと予測される。受信機502の感度がより良いとき(例えば、−80dBm)、300個の送信されるパケットの190個超が適切に受信されるものと予測される。複数のDPS受信機502の試験において、既定の数の送信されるパケットから(部分が異なるデータビットレートで送信されるようにして送信される)、適切に受信される計算された合計パケット数が、各DPS受信機502について収集されてもよい。収集されたデータは、試験されるDPS受信機502の感度の変化の方向及び/又は変化の割合を示すために使用され得る。この最終結果は、図2のプロセスにより達成される最終結果と非常に似ている。
上記から、試験パケットの群の単一の送信が受信され、この試験パケットは同じ電力であるが異なるビットレートで送信される。DPS受信機502によって受信されるとき、適切に受信されたデータパケットの合計数が、既定の数と比較され得ることが理解されるべきである。上記の例により示されるように、適切に受信されたパケットの合計数は、受信機502の真の感度と密接に相関していることがある。したがって、試験されるDPS受信機502の感度の変化の方向及び変化の割合は、適切に受信されたパケットの合計数を追跡することにより、追跡することができる。
図7は、上記の実施形態に記載の、DPS受信機502の感度レベルを測定する方法700の例を記載するフローチャートを例示する。ブロック702において、方法700は、複数のデータパケットをDPS受信機502に送信することによって開始する。データパケット信号はそれぞれ、本質的に同じ電力レベルを有するが、それぞれは、少なくとも2つの異なるビットレート又は部分の1つのビットレートにおいて送信される。ブロック704において、DPS受信機502は、複数の送信されたデータパケット信号を受信する。複数のデータパケット信号の少なくとも2つの部分が受信され、各部分は、本質的に同じ電力レベルをもつパケットを有する。受信される部分のパケットは、別の部分のパケットの送信ビットレートとは異なる、同じビットレートで送信される。ブロック706において、適切に受信されるパケットの合計数が、DPS受信機502により受信される複数のデータパケット信号から計算される。ブロック708において、適切に受信されるパケットの合計数が、既定の数と比較される。適切に受信されたパケットの合計数が既定の数と同等以上である場合、DPS受信機502は感度試験に合格し、又はそうでない場合は感度試験に不合格する。ブロック710において、試験結果(合否)、及び適切に受信されたパケットの合計数が、試験者又はユーザーによって利用可能となり、方法700は終了する。
別の実施形態において、ブロック708において、適切に受信されたデータパケットの合計数が、データパケット信号受信機の感度を判定するために使用される。データパケット信号受信機は、既定の感度に基づいて試験に合格又は不合格し得る。ブロック710において、データパケット信号受信機の感度、及び/又は試験結果は、ユーザー又は試験者に戻される。
図2の方法200は、異なるビットレートにおいてパケットを受信する、受信機の能力又は不能力により、図7の方法700よりもより柔軟であり得る。しかしながら、異なるデータビットレートにおいて受信することができる受信機を試験するとき、VSGの代わりにDUT通信装置を使用するにあたって、方法700を実施することによる利益がもたらされ得る。通信装置は典型的には、同じ電力レベルを維持しながら、異なるデータレートのパケットを容易に送信することができる。例えば、いわゆる「ゴールデンユニット」は、パケットを生成するために、VSGの代わりに使用されてもよい。ゴールデンユニットは典型的には、パケットごとに出力電力を変更することはできないが、通常は、パケットごとに変調(例えば、データビットレート)を容易に変更することができる。したがって、送信されるパケットの電力出力を同じに維持しながら、ビットレートを変更する手法が、ゴールデンユニットで試験する際には有用である。ゴールデンユニットは、通常良好な特性の装置(この場合、送信又は発生源)を使用ことによりこの名前を有する(すなわち、「ゴールデンユニット」という名前)。
図2及び図7の方法が組み合わされ得ることが理解されるべきである。このようにして、個別に送信されたパケットの電力は、所望の間隔を達成するために変更されてもよい。例えば、図6において先に記載されるように、−80dBmで受信されるパケットの部分が、これに代わり、−81dBmで受信される場合、36Mbpsの信号から1dBを引くことによって行うことができる。
2つの方法を組み合わせることによって、動的試験範囲を増加させる必要性を満たす能力をもたらすことができる。例えば、送信される信号のノイズが測定に影響しないことを確実にするために、40dBのSNRが必要であることを想定する。VSGが60dBの動的範囲を有するとき、電力は、40〜60dB(20dBの範囲)で変化し得るが、IEEE 802.1a/gのものなどの信号においては、信号のピーク−平均は10dBとされる。したがって、VSGは、一定のRFゲインに関し、10dBの動的範囲にわたってのみ、効果的に電力を変更することができる。試験システムにおいて動的範囲を更に増加させることは非常に高くつく(例えば、電力及び費用の両方に関し)場合がある。図2及び図7の2つの方法を組み合わせ、電力を下げる代わりに、変調又はデータビットレートを増加させることによって、信号対雑音比(SNR)を低減させる必要なく、試験の感度を更に増加させてもよい(より高い動的範囲を得る)。
加えて、方法の組み合わせは、RFチップ内のゲイン工程を試験するために使用され得る。例えば、受信機の前端部における低雑音増幅器(LNA)が、2つの異なるゲインを有する場合、感度は高いゲイン及び低いゲインの両方において試験され得る。これは、例えば、20dB範囲をカバーする、パケットトレインを使用することによってVSGにおける同じ信号を使用して行うことができる。電力のスケーリングのみを行うと、SNR(VSGに依存する)の問題が生じる場合があるが、変調と電力を組み合わせると、電力の変動が制限された試験において、20dB動的範囲に容易に到達し得る。当然、高ゲインLNA(最良の感度)が損失なしに最高のパケットレベルを受信し、低ゲインは、低いレベルのみを受信するため、試験レベル(部分のビットレート)が変化する。更に、これは、試験の限度が適宜調節される限り、許容可能である。単一のパケットトレインを使用して試験を行うことには、VSGシステムゲインを長い時間が必要とされる場合に、実行が僅かに早くなるという追加的な利益があり、この場合、ゲインは一度のみ調節されればよい。
図8は、本発明の別の実施形態により、複数のDUT(各504a、504b、及び504c)の複数のDPS受信機(502a、502b、及び502c)のそれぞれの感度レベルを測定するように構成された、試験システム800の例のブロック図を例示する。試験システム800は、図5に関して先に記載されたものと同様に構成される。しかしながら、送信装置510がここで使用されて、複数のデータパケット信号を電力スプリッター801に送信し、その信号はその後複数のDPS受信機502の同時試験の間に、複数のDPS受信機502によって受信される。この複数のデータパケット信号は、例えば、様々な電力レベル、ビットレート、及び/又は変調における複数のデータパケットを含む、単一送信として、送信され得る。当業者により理解されるように、各DPS受信機502に送信される信号の電力レベルが既知である限りにおいて、電力スプリッター801は、VSG 506に受信される信号を、複数のDPS受信機502それぞれに分配するように機能する、他のいずれかの構成要素又は構成要素の組み合わせと置換することができる。好ましい実施形態において、DPS受信機502は、同じ電力レベルにおいて、電力スプリッター801からの送信を受信する。しかしながら、別の実施形態において、複数のDPS受信機502のそれぞれは、異なる(しかし既知の)電力レベルの送信を受信し得る。送信媒体508は、VSG 506の送信機510から電力スプリッター801への複数のデータパケット信号の送信を可能にする。同様に、送信媒体803は、電力スプリッター801から、各DPS受信機502への複数のデータパケット信号を送信することを可能にする。これらの送信媒体508、803は、有線又は無線接続を含んでもよく、かつ同一でない場合がある。例えば、送信媒体508及び803aは、有線接続を含んでもよく、一方で送信媒体803b及び803cは、無線接続を含む場合がある。本発明の別の実施形態において、VSG 506の送信機510は、複数のデータパケット信号の送信を、複数のDPS受信機502のそれぞれに、直接送信してもよい。各送信媒体508、803、及び電力スプリッター801における電力変化は、既知であるか、又は容易に測定することができる。したがって、複数のDPS受信機502のそれぞれにより受信される送信の電力レベルは既知である。既定の電力レベルの複数のパケットを含む1つの信号は、VSG 506により生成され、各DPS受信機802によって同時に(又は実質的に同時に)受信される。複数のDPS受信機のそれぞれにより受信される送信の信号特性(例えば、電力レベル、ビットレート、及び/又は変調)はしたがって、複数のDPS受信機のそれぞれの感度レベルを同時に測定するために、上記の実施形態に従って使用され得る。この方法により、同時に又は並行して試験することにより、複数のDPS受信機を試験するために必要な時間が短縮されるという追加的な利益がもたらされる。
図9は、本明細書において記載される実施形態により、複数のデータパケット信号受信機それぞれの感度レベルを同時に測定する方法900の例を記載するフローチャートを例示する。複数のデータパケット信号受信機の各1つ(例えば、図8のDPS受信機502a、502b、及び502cのそれぞれ)は、1つ以上の予測されるパケットエラー率(PER)(例えば、図1の典型的なPER曲線102の群)対複数のデータパケット信号電力レベルにより画定される感度特性を有する。方法900は開始ブロック902で始まり、複数のデータパケット信号が各データパケット信号受信機に同時に送信される。処理はブロック904へと進み、これは、複数のデータパケット信号電力レベルの、第1及び第2の電力レベルをそれぞれ有する、第1及び第2部分として、各DPS受信機により複数のデータパケット信号を受信することを含む。第1部分に対応する第1電力レベル(例えば、−72dBm)は、所定の電力レベル(例えば、−75dBm)よりも高く、第2部分と対応する第2電力レベル(例えば、−78dBm)は、所定の電力レベルよりも低い。ブロック906において、各DPS受信機に関し、第1及び第2部分から、適切に受信されるデータパケット信号の合計数が計算される。処理はブロック908へと進み、これは各DPS受信機に関し、適切に受信されたデータパケット信号の合計数に基づき、1つ以上の(例えば、図1の典型的なPER曲線の群などの、複数の感度曲線)予測されるパケットエラー率(PER)対複数のデータパケット信号電力レベルから、1つの感度(例えば、図1の曲線104などの1つの曲線又は感度)を決定する。また、好ましい実施形態において、この測定は、各DPS受信機に関して並行して、実質的に同時に行われる。あるいは、この測定は、逐次的に行われてもよい(例えば、DPS受信機全てを試験するために必要な時間の増加と引換に、測定を行うために必要な資源を低減させるため)。ブロック910において、方法900は終了し、各DPS受信機に関して測定された感度が、試験評価及び感度追跡のために提供される。
別の実施形態において、ブロック908における処理は、各DPS受信機に関して感度、又は感度曲線自体を測定する代わりに、各DPS受信機に関して、適切に受信されたデータパケット信号の合計数を、既定の数と比較する。本方法の、適切に受信されたデータパケット信号の計算された合計数は、感度と緊密に関連する。計算された適切に受信されたデータパケット信号の合計数が既定の数と同等以上である場合、データパケット信号受信機は試験に合格し、そうでない場合はデータパケット信号受信機は試験に不合格となる。計算された、適切に受信されたデータパケットの合計数は、受信機感度の変化の方向及び割合を追跡するために、ある受信機から次の受信機へと更に追跡される。同様に、受信機の感度の変化の方向及び割合を決定するために、同時に試験されたDPS受信機(例えば、図8のDPS受信機502a及び852b)の間で、計算された、適切に受信されたデータパケットの合計数が比較され得る。ブロック910において、本方法900は終了し、各受信機は試験に合格又は不合格となる。
上記により理解されるはずであるが、図8に示されるような試験システム800は、上記において開示される各実施形態と共に使用されてもよく、これにより、複数のDPS受信機は、様々な電力レベル、ビットレート、及び/又は変調の、複数のデータパケットの信号送信を使用して、実質的に同時に試験されてもよい。この信号送信は、複数の試験中のDPS受信機502の1つ1つにより受信される。各DPS受信機(例えば、502a、502b、及び502c)により適切に受信されるパケットの合計数が測定されて、各DPS受信機の感度レベルを個別に測定するために使用される。これは、任意の数のDPS受信機が一度に全て試験できるため、試験時間の実質的な低減を可能にする。あるいは、複数のデータパケット信号の第1送信は、第1 DPS受信機(例えば、図8のDPS受信機502a)、又はDPS受信機の第1群(例えば、図8のDPS受信機502a及び502a)のいずれかに送信されてもよい。複数のデータパケット信号の第2送信はその後続いて、第2 DPS受信機(例えば、図8のDPS受信機502c)又は受信機の群に送信されてもよい。第2信号は、第1 DPS受信機、又はDPS受信機の第1群の感度レベルに関する測定が行われている間、又は新しい受信機又は受信機の群が、例えば試験操作者によって設定される間に、送信されてもよい。これは、装置設定時間が、各試験において必要とされる時間と同程度である際に、試験時間を更に低減するように、DPS受信機をほぼ連続的試験することを可能にする。
多くの利益の中でもとりわけ、本明細書において記載される実施形態は、試験時間を有意に増加させることなく、試験中の1つ以上のデータパケット信号の真の感度レベル、又は真の感度レベルに相関する、適切に受信されたパケットの計算された合計数の測定をもたらす。加えて、試験されるデータパケット信号受信機に関し、適切に受信されたパケットの、最良適合感度曲線であっても、計算された合計数であっても、真の感度データが蓄積されて、後の分析のために追跡される。例えば、追跡される感度の傾向又は方向(例えば、感度の悪化又は改善)に留意することにより、傾向の原因が見出されることがあり、例えば、傾向は受信機の構成要素の供給元の変化と相関することがある。
本発明の発明を実施するための形態、及び本明細書において記載される実施例は、例示及び説明目的のためのみ提示されているのであって、制限するためのものではない。例えば、記載される動作は、任意のいずれかの方法により行われ得る。方法工程は、記載される動作及び結果を依然としてもたらす、任意の公的な順序で行われ得る。したがって、本発明は、上記に記載され、ここで請求される、背後にある基本的な原理の思想及び範囲内にある、いずれかの及び全ての修正、バリエーション、又は同等物を網羅することが想到される。

Claims (22)

  1. 第1及び第2データパケット信号(DPS)受信機それぞれの感度レベルを測定する方法であって、ここで各受信機は予測されるパケットエラー率(PER)対データパケット信号電力レベルにより画定される感度特性を有し、前記方法は、
    前記第1 DPS受信機及び前記第2 DPS受信により、データパケットの群を含むデータパケット信号の単一の送信を受信する工程と、ここで前記複数のデータパケット信号の第1及び第2部分は、対応して既定の電力レベルよりもそれぞれ大きい、及び小さい第1及び第2データパケット信号電力レベルを有し、
    少なくとも部分的に、前記第1 DPS受信機により、前記受信された複数のデータパケット信号の第1及び第2部分から、前記第1 DPS受信機の適切に受信されたデータパケット信号の第1の累積数を計算する工程と、
    少なくとも部分的に、前記第2 DPS受信機により、前記受信された複数のデータパケット信号の第1及び第2部分から、前記第2 DPS受信機の適切に受信されたデータパケット信号の第2の累積数を計算する工程と、
    前記第1及び前記第2累積数の適切に受信されたデータパケットを含む、前記データパケットの群の全てを受信した後、前記第1 DPS受信機に関し、前記適切に受信されたデータパケット信号の第1累積数に基づいて第1の単一の予測されるPERを決定し、かつ、前記第2 DPSに関し、前記適切に受信されたデータパケット信号の第2累積数に基づいて第2の単一の予測されるPERを決定する工程と、
    を含む方法。
  2. 前記決定する工程が、
    複数の予め構成されたデータ構造の1つを選択する工程と、
    適切に受信されたデータパケット信号の前記第1及び前記第2累積数それぞれを、前記複数の予め構成されたデータ構造の選択された1つと比較し、前記第1及び前記第2の単一の予測されるPERのそれぞれ対前記データパケット信号電力レベルを決定する工程と、
    を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記既定の電力レベルと実質的に等しい第3データパケット信号電力レベルを有する、前記複数のデータパケット信号の第3部分を受信する工程と、
    前記複数のデータパケット信号の受信された第1、第2、及び第3部分から適切に受信されたデータパケット信号の前記第1及び前記第2累積数をそれぞれ計算する工程とを更に含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記決定する工程は、
    複数の予め構成されたデータ構造の1つを選択する工程と、
    適切に受信されたデータパケット信号の前記第1及び前記第2累積数それぞれを、前記複数の予め構成されたデータ構造の選択された1つと比較し、前記第1及び前記第2の単一の予測されるPERのそれぞれ対前記データパケット信号電力レベルを決定する工程とを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1 DPS受信機、及び前記第2 DPS受信機において、前記受信する工程、計算する工程、及び決定する工程の1つ以上が、実質的に同時に行われる、請求項1に記載の方法。
  6. 第1及び第2データパケット信号(DPS)受信機それぞれの感度レベルを測定する方法であって、ここで各受信機は予測されるパケットエラー率(PER)対データパケット信号電力レベルにより画定される感度特性を有し、前記方法は、
    前記第1 DPS受信機及び前記第2 DPS受信機により、データパケットの群を含むデータパケット信号の信号送信を受信する工程と、ここで、前記データパケットの群の少なくとも2つのそれぞれが、異なるデータパケット信号電力レベルを有し、
    少なくとも部分的に、前記第1 DPS受信機により、前記データパケットの群の前記受信された少なくとも2つの部分から、前記第1 DPS受信機の適切に受信されたデータパケットの第1累積数を計算する工程と、
    少なくとも部分的に、前記第2 DPS受信機により、前記データパケットの群の前記受信された少なくとも2つの部分から、前記第2 DPS受信機の適切に受信されたデータの第2累積数を計算する工程と、
    前記第1及び前記第2累積数の適切に受信されたデータパケットを含む、前記データパケットの群の全てを受信した後、適切に受信されたデータパケットの前記第1累積数に基づいて前記第1 DPS受信機の第1の単一の予測されるPERを決定し、かつ適切に受信されたデータパケットの前記第2累積数に基づいて前記第2 DPS受信機の第2の単一の予測されるPERを決定する工程と、
    を含む方法。
  7. 前記決定する工程が、
    複数の予め構成されたデータ構造の1つを選択する工程と、
    適切に受信されたデータパケットの前記第1及び前記第2累積数それぞれを、前記複数の予め構成されたデータ構造の選択された1つと比較し、前記第1及び前記第2の単一の予測されるPERのそれぞれ対前記データパケット信号電力レベルを決定する工程とを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記データパケット信号を送信する工程を更に含む、請求項6に記載の方法。
  9. データパケット信号のベースバンド表示が、スケーリングされたデータパケットを生成するためにスケーリングされ、前記スケーリングされたベースバンドデータパケットは、変換されて、前記データパケットの群の送信された少なくとも2つの部分として送信される、請求項8に記載の方法。
  10. データパケット信号の前記ベースバンド表示は、デジタル表示であり、前記スケーリングされたベースバンドデータパケットは、スケーリングされたデジタルデータパケットであり、前記スケーリングされたデジタルパケットは、デジタルーアナログ変換器(DAC)によって変換される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記スケーリングされたベースバンドデータパケットは、前記変換及び送信のために後で読み出すために、メモリ内に保存される、請求項9に記載の方法。
  12. 前記保存された、スケーリングされたベースバンドデータパケットは、前記データパケットの群の送信された少なくとも2つの部分を生成するために、変換されて、既定の回数だけ繰り返し送信される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記受信する工程、計算する工程、及び決定する工程の1つ以上が、前記第1 DPS受信機、及び前記第2 DPS受信機に対して実質的に同時に行われる、請求項6に記載の方法。
  14. 第1及び第2データパケット信号(DPS)受信機それぞれの感度レベルを測定する方法であって、ここで各受信機は、関連するビットレート変調における、予測されるパケットエラー率(PER)対データパケット信号電力レベルにより画定される感度特性を有し、前記方法は、
    前記第1 DPS受信機及び前記第2 DPS受信により、データパケットの群を含むデータパケット信号の単一の送信を受信する工程と、ここで前記データパケットの群の第1及び第2部分は実質的に等しいデータパケット電力レベル、並びにそれに応じて、既定のビットレート変調よりもそれぞれ大きい、及び小さい第1及び第2ビットレート変調を有し、
    少なくとも部分的に、前記第1 DPS受信機により、前記データパケットの群の前記受信された第1及び第2部分から、前記第1 DPS受信機の適切に受信されたデータパケットの第1累積数を計算する工程と、
    少なくとも部分的に、前記第2 DPS受信機により、前記データパケットの群の前記第部分及び第2部分から、前記第2 DPS受信機の適切に受信されたデータの第2累積数を計算する工程と、
    前記第1及び前記第2累積数の適切に受信データパケットを含む、前記データパケットの群の全てを受信した後、適切に受信されたデータパケットの前記第1累積数に基づいて前記第1 DPS受信機の第1の単一の予測されるPERを決定し、かつ適切に受信されたデータパケットの前記第2累積数に基づいて前記第2 DPS受信機の第2の単一の予測されるPERを決定する工程とを含む、方法。
  15. 前記第1及び第2部分のデータパケットの前記電力レベルと実質的に等しい電力レベルを備えるデータパケットを有する、前記データパケットの群の第3の部分を受信する工程と、ここで、前記第3部分は、前記既定のビットレート変調と実質的に等しい第3ビットレート変調を有し、
    前記データパケットの群の前記受信された第1、第2及び第3部分からの、適切に受信されたデータパケットの前記第1及び第2累積数をそれぞれ計算する工程と、
    を更に含む、請求項14に記載の方法。
  16. 、前記受信する工程、計算する工程、及び決定する工程の1つ以上が、前記第1 DPS受信機、及び前記第2 DPS受信機に対して実質的に同時に行われる、請求項14に記載の方法。
  17. 第1及び第2データパケット信号(DPS)受信機それぞれの感度レベルを測定する方法であって、各受信機は、関連するビットレート変調における、予測されるパケットエラー率(PER)対データパケット信号電力レベルにより画定される感度特性を有し、前記方法は、
    前記第1 DPS受信機、及び前記第2 DPS受信機により、データパケットの群を含むデータパケット信号の単一の送信を受信する工程と、前記データパケットの群の少なくとも2つの部分が、実質的に等しい電力レベルを有し、前記少なくとも2つの部分のそれぞれが異なるビットレート変調を有し、
    少なくとも部分的に、前記第1 DPS受信機により、前記群の前記受信された少なくとも2つの部分から、前記第1 DPS受信機の適切に受信されたデータパケットの第1累積数を計算する工程と、
    少なくとも部分的に、前記第2 DPS受信機により、前記群の前記受信された少なくとも2つの部分から、前記第2 DPS受信機の適切に受信されたデータパケットの第2累積数を計算する工程と、
    前記第1及び前記第2累積数の適切に受信されたデータパケットを含む、前記データパケットの群の全てを受信した後、適切に受信されたデータパケットの前記第1累積数に基づいて前記第1 DPS受信機の第1の単一の予測されるPERを決定し、かつ適切に受信されたデータパケットの前記第2累積数に基づいて前記第2 DPS受信機の第2の単一の予測されるPERを決定する工程と、
    を含む、方法。
  18. 前記少なくとも2つの部分の少なくとも一方が、既定のビットレート変調より低いビットレート変調を有し、前記少なくとも2つの部分の少なくとも一方が、前記既定のビットレート変調より高いビットレート変調を有する、請求項17に記載の方法。
  19. 前記受信する工程、計算する工程、及び決定する工程の1つ以上が、前記第1 DPS受信機、及び前記第2 DPS受信機に対して実質的に同時に行われる、請求項17に記載の方法。
  20. 第1及び第2データパケット信号(DPS)受信機それぞれの感度レベルを測定する方法であって、ここで、各受信機は、関連するビットレート変調における、予測されるパケットエラー率(PER)対データパケット信号電力レベルにより画定される感度特性を有し、前記方法は、
    前記第1 DPS受信機及び前記第2 DPS受信機により、データパケットの群を含むデータパケット信号の単一の送信を受信する工程と、ここで、前記データパケットの群の少なくとも2つが、実質的に同じ電力レベル及びビットレート変調を有し、前記データパケットの群の少なくとも2つの別の部分は、異なる電力レベル及びビットレート変調を有し、
    少なくとも部分的に、前記第1 DPS受信機により、前記群の前記受信された少なくとも2つの部分から、前記第1 DPS受信機の適切に受信されたデータパケットの第1累積数を計算する工程と、
    少なくとも部分的に、前記第2 DPS受信機により、前記群の前記受信された少なくとも2つの部分から、前記第2 DPS受信機の適切に受信されたデータパケットの第2累積数を計算する工程と、
    前記第1及び前記第2累積数の適切に受信されたデータパケットを含む、前記データパケットの群の全てを受信した後、適切に受信されたデータパケットの前記第1累積数に基づいて前記第1 DPS受信機の第1の単一の予測されるPERを決定し、かつ適切に受信されたデータパケットの前記第2累積数に基づいて前記第2 DPS受信機の第2の単一の予測されるPERを決定する工程と、
    を含む、方法。
  21. 前記少なくとも2つの部分の少なくとも一方が、既定のビットレート変調より低いビットレート変調及び既定の電力レベルより低い電力レベルを有し、かつ前記少なくとも2つの部分の少なくとも一方が、前記既定のビットレート変調より高いビットレート変調及び既定の電力レベルより高い電力レベルを有する、請求項20に記載の方法。
  22. 、前記受信する工程、計算する工程、及び決定する工程の1つ以上が、前記第1 DPS受信機、及び前記第2 DPS受信機に対して実質的に同時に行われる、請求項20に記載の方法。
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