JP2015519931A - 手術用器具 - Google Patents

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Abstract

手術用器具は、中空管状部材と、外側バルブ部分を有する加圧ユニットを有し、加圧デバイスは、可動部分が移動するときに加圧された流体を生成するように構成された可動部分と、内側バルブ部分を有する。内側バルブ部分は、内側バルブ部分が第1の位置にあるとき、外側バルブ部分の第1ポートおよび第2ポートを互いに結合するように構成された第1流路と、内側バルブ部分が第2の位置にあるとき、外側バルブ部分の第1ポートを加圧デバイスへ結合するように構成された第2流路とを有する。加圧デバイスからの加圧された流体は、内側バルブ部分を、第1の位置から第2の位置へ移動させ、それによって、中空管状部材に正圧が付与される。

Description

本願発明は、吸引により手術サイトから切断した生体組織などを除去する手術用器具に関する。特に、本願発明は、吸引に加え、施術中に手術用器具から切断した生体物質のような障害物を除去するための正圧付与ソースを含む手術用器具に関する。
組織、骨および/または他の人体材料を剃り落とし、切断し、切除し、摩耗させ、および/または除去するために使用される手術用器具が周知である。この手術用器具は、切断ウインドウを有する細長い外側チューブ内で回転/往復運動する細長い内側チューブに配置される回転/往復運動ブレードのような切断面を有する。内側および外側チューブは一緒になって手術用切断ブレードを形成する。概して、細長い外側チューブは、(内側チューブの遠位端において)内側チューブの切断面を組織、骨および/または他の人体材料に対して露出する開口部または切除ウインドウを画定する遠位端を有する。
組織、骨および/または他の人材材料が切断されると、手術サイトからそれらを除去する必要がある。典型的に、これは、真空吸引ソースに結合された手術器具内部に設けられる内側ルーメンを通じて達成される。既存の手術器具は手術サイトから組織を吸引するために一方向吸引ラインを使用している。組織が吸引通路を詰まらせる場合がよくある(最も多いのは、手術用器具の遠位端においてである)。閉塞物を除去するためのひとつの方法は、手術器具を使用している人間が、手術サイトから当該手術用器具を取り外し、スタイレット(探り針)を切除ウインドウ内に挿入して、切除部分を通じて閉塞物に力を加え、吸引するべく内側ルーメン内へ押し出すことである。しかし、これは時間がかかり、面倒なプロセスである。特に、外科医が複数の閉塞物を除去しなければならない場合には、手術全体を通じて、時間と手間がかかる。また、手術用器具の取り外しおよび再挿入は外科医に取って精神的負担である。
米国特許公開第2006/0264995A1号(特許文献1)は、手術用器具の内部に閉塞物が検出されたとき、吸引チューブ内の流れが中断され、かつ、手術用器具から閉塞物を取り除くために正圧が印加されるように当該吸引チューブが加圧される実施形態を開示する(特許文献1の図2A―図8参照)。米国特許公開第2006/0264995A1号は、バルブが手術用器具への吸引を遮断し、その後、手術用器具の閉塞物を取り除くべく加圧流体をもたらすフラッシング手段を別に動作させる実施形態を開示する(特許文献1の図18A−図21B参照)。しかし、特許文献1に開示されるさまざまな実施形態は、実際に使用するのが難しいか、または、閉塞物を素早くかつ効果的に完全に除去するには不適当である。
上述した手術用器具から閉塞物を取り除くことに関連する問題点に鑑み、閉塞物を迅速かつ効果的に取り除くための技術が所望される。
上記に鑑み、破片を吹き飛ばし、かつ、手術用器具内の流路を清浄にする背圧を生み出す流体(空気又は液体)を使って、閉塞物を除去するためのメカニズムを有する手術用器具を提供することが所望される。好ましい態様において、ユーザの一回の動作(例えば、圧力を生じさせ、一度に流路を変化させる加圧メカニズムのボタンを押すか、動作させることによって)、および比較的単純な構造を通じて、閉塞物を除去することができる。
ひとつの態様に従い、手術用器具は、その遠位端に配置される切断ブレードを有する中空管状部材を有する。手持ち部は中空管状部材の近位端に結合され、中空管状部材に結合した真空流路を有する。加圧ユニットは、真空流路と真空ポンプとの間に設けられる。加圧ユニットは、真空流路に結合した第1ポートおよび真空ポンプに結合した第2ポートを含む外側バルブ部分、および、外側バルブ部分に結合された加圧デバイスを有する。加圧デバイスは、可動部分が移動するとき加圧された流体を生成するように構成された可動部分を有する。内側バルブ部分は外側バルブ部分の内部にスライド可能に設けられ、第1の位置から第2の位置へ移動するように構成される。内側バルブ部分は、内側バルブ部分が第1位置にあるとき、外側バルブ部分の第1ポートおよび第2ポートを互いに結合するように構成された第1の流路、および、前記内側バルブ部分が第2の位置にあるとき外側バルブ部分の第1ポートを加圧デバイスに結合するように構成された第2の流路を有する。加圧ユニットは、加圧デバイスからの加圧された流体が、内側バルブ部分を、第1の位置から第2の位置へ移動させ、それによって、中空管状部材に正圧が付与されるように構成される。
内側バルブ部分は、内側バルブ部分の方向へバイアス力を印加するバネによって第1位置方向へバイアスされる。加圧デバイスは圧縮空気シリンダ、手動圧縮可能注射器または手動圧縮可能膨張バルブであってよい。内側バルブ部分を第1位置から第2位置に移動させるべく、可動部分は手動で動作してよい。
手術用器具から障害物を除去するための方法は、その遠位端に配置された切断ブレードを有する中空管状部材を与える段階と、中空管状部材の近位端に結合され、中空管状部材と結合する真空流路を有する持ち手部を与える段階を有する。方法はまた、切断ブレードによって切断された組織を吸引するように構成された真空ポンプを与える段階と、真空流路と真空ポンプとの間に加圧ユニットを与える段階を有する。加圧ユニットは、真空流路と結合する第1ポートおよび真空ポンプと結合する第2ポートを有する外側バルブ部分、および、外側バルブ部分に結合する加圧デバイスを有する。加圧デバイスは、可動部分が移動するときに圧縮された流体を生成するように構成され、かつ、第1の位置から第2の位置へ移動するように構成された可動部分を有する。内側バルブ部分は、内側バルブ部分が第1の位置にあるとき、外側バルブ部分の第1ポートおよび第2ポートを互いに結合するように構成された第1流路、および、内側バルブ部分が第2の位置にあるとき、外側バルブ部分の第1ポートを加圧デバイスに結合するように構成された第2流路を有する。方法はさらに、可動部分を動作させることによって手術器具から障害物を除去する段階を有する。それは、加圧デバイスからの加圧された流体によって、内側バルブ部分が第1の位置から第2の位置へ移動し、中空管状部材に正圧を付与することにより達成される。
方法は、内側バルブ部分を第1の位置から第2の位置へ切り替えるよう可動部分を手動で動作する段階を有して良い。
マイクロデブリーダに関する他の態様が与えられる。マイクロデブリーダは、遠位端において切断面を有する回転可能な内側チューブ、および、遠位端において切除ウインドウを含む外側チューブを有する。回転可能な内側チューブは、当該回転可能な内側チューブの切断面と外側チューブの切除ウインドウとがアライメントするように外側チューブ内に受設される。持ち手部は中空管状部材の近位端に接続され、回転可能な内側チューブの内側流路と結合する真空流路を有する。真空ポンプが設けられ、切断面によって切断された組織を吸引するように構成されている。加圧ユニットが真空流路と真空ポンプとの間に設けられる。加圧ユニットは、真空流路と結合する第1ポートおよび真空ポンプと結合する第2ポートを含む外側バルブ部分、および、外側バルブ部分に結合された手動圧縮可能膨張バルブを有する。膨張バルブは圧縮された気体を生成するべく圧縮可能である。内側バルブ部分は外側バルブ部分の内部に設けられ、第1の位置から第2の位置へ直線的にスライドするように構成されている。内側バルブ部分は、内側バルブ部分が第1の位置にあるとき、外側バルブ部分の第1ポートおよび第2ポートを互いに結合するように構成された第1流路、および、内側バルブ部分が第2の位置にあるとき外側バルブ部分を膨張バルブに結合するように構成された第2流路を有する。内側バルブ部分はバネによって第1の位置の方向へバイアスされる。加圧ユニットは、膨張バルブからの加圧された気体により、内側バルブ部分がバネのバイアス力に対抗して第1の位置から第2の位置へ移動するように構成されている。それによって、中空管状部材に正圧が付与され障害物が除去される。
開示される手術用器具のさまざまな実施形態が、以下で図面を参照して詳細に説明される。
図1は、コントローラ、電源、真空ソース、加圧ユニットおよび、持ち手部を含む手術用器具を有する付勢された手術ツールシステムの斜視図である。 図2は、切断ブレードを含む手術用器具の遠位端を示す。 図3は、吸引位置における第1実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図4は、閉塞物を除去する位置における第1実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図5は、吸引位置における第2実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図6は、閉塞部を除去する位置における第2実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図7は、吸引位置における第3実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図8は、閉塞物除去プロセスのフローチャートを示す。 図9は、吸引位置における第4実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図10は、閉塞物を除去する位置における第4実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図11は、吸引位置における第5実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図12は、閉塞物を除去する位置における第5実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図13は、トランペットバルブ以外の切替ユニットを有する実施形態を示す。 図14は、トランペットバルブ以外の切替ユニットを有する他の実施形態を示す。 図15Aは、ロッカースイッチおよびスライディングスイッチを有するタイプのスイッチを示す。 図15Bは、ロッカースイッチおよびスライディングスイッチを有するタイプのスイッチを示す。 図15Cは、ロッカースイッチおよびスライディングスイッチを有するタイプのスイッチを示す。 図15Dは、ロッカースイッチおよびスライディングスイッチを有するタイプのスイッチを示す。 図16Aは、回転スイッチが真空付与と正圧付与とを切り替える実施形態を示す。 図16Bは、回転スイッチが真空付与と正圧付与とを切り替える実施形態を示す。 図17は、第6実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図18は、真空付与状態における第6実施形態に従う加圧ユニットを示す。 図19は、正圧付与(閉塞物除去)状態における第6実施形態に従う加圧ユニットを示す。
図1は、付勢された手術ツールシステム1の略示図である。付勢された手術ツールシステム1は、フットスイッチ3(ペダル4付き)、真空ソース6、コンソール7、加圧ユニット9、および、持ち手部2を含む手術用器具8を有する。コンソール7は持ち手部2用の電源を含む。持ち手部2とコンソール7との間の持ち手部電気ケーブル5は、持ち手部2内部の駆動モータを付勢する電気的接続である。壁固定コンセントから伸びる電気コードが電力を与えるべくコンソール7のプラグに差し込まれる。真空ソース6は真空ポンプまたはそれ以外の真空を付与するソースであってよい。持ち手部2はその遠位端において手術ツール10に接続され、当該手術ツールは中空管状部材11を有する。手術ツール10はその遠位端において、組織、骨および/または人体の他の材料を切断、剃り落とし、除去、切除および/または摩耗させるのに使用する切断ブレード(図2参照)を有するマイクロデブリーダであってよい。図1から明らかなように、加圧ユニット9は真空ソース6および持ち手部2との間に設けられて良い。
真空ソース6と加圧ユニット9との間に収集缶30が設けられる。加圧ユニット9は、第1吸引チューブ31によって持ち手部2に結合され、収集缶30は第2吸引チューブ32によって加圧ユニット9に結合され、収集缶30は第3吸引チューブ33によって真空ソース6に結合される。好適には、第2吸引チューブ32は第1吸引チューブ31よりも長い。例えば、第1吸引チューブ31の長さは、加圧ユニット9が外科医および/または助手により無菌領域内で操作可能であるように、約18インチである。一方、第2吸引チューブ32は、吸引チューブの端部が収集缶30に容易に届くように、約10フィートの長さを有してよい。
図2は、内側チューブ12が外側チューブ13内に同軸に配置された手術ツール10の遠位端の断面図を示す。内側チューブ12は内側チューブ12の長さ方向に伸長する真空流路15を含む。内側チューブ12もまた切断ブレード14を有し、一方外側チューブ13は遠位端において切断ウインドウ16を有する。切断ブレード14が切断ウインドウ16で露出するように、内側チューブ12は外側チューブ13の内部に同軸に配置されている。切断ウインドウ16内に配置された切断ブレード14は、外側チューブ13内部で内側チューブ12が回転/往復運動することによって切断する切断部を形成する。組織、骨および/または人体の他の材料を手術サイトから除去するための真空流路15を通じて真空が与えられ、除去した材料が収集缶30内に運ばれる。代替的に、真空流路15内または手術ツール10の遠位端の閉塞物を清浄にするために、真空流路15を通じて加圧流体が与えられてもよい。
図3は第1実施形態に従う加圧ユニット9を示す。図3に示す実施形態において、加圧ユニット9は、持ち手部2と接続し、最終的に内側チューブ12の真空流路15と接続する第1ポート18、および、収集缶30を介して真空ソース6に接続する第2ポート19を含む外側バルブ部分17を有する。加圧ユニット9は外側バルブ部分17の第3部分34に接続された加圧デバイス20を有する。図3に示す実施形態において、加圧デバイス20は手動圧縮可能膨張バルブである。加圧デバイス20は可動制御部20aを有し、それは、手動圧縮可能膨張バルブの圧縮可能な部分である。
内側バルブ部分21は、外側バルブ部分17の内部で第1位置から第2位置へ移動することができるように、スライド可能に設けられる。内側バルブ部分21は好適にバネ22によって第1位置(図3)の方向へバイアスされる。しかし、内側バルブ部分21は、バネの代わりにラバーガスケットによってまたは他の適当なバイアス手段によって、第1位置の方向へバイアスされても良い。内側バルブ部分21は第1流路23および第2流路24を有する。
内側バルブ部分21が第1位置(図3)にある場合、第1ポート18、第1流路23および第2ポート19を介して中空管状部材11へ真空が与えられ、中空管状部材11は収集缶30を介して真空ソース6と結合する。
図4に示すように、加圧デバイス20の可動部分20aが矢印Aの方向へ圧縮されるとき、膨張バルブから第3部分34(図3および図4の外側バルブ部分17の右端)における流路に放出された正圧は、内部バルブ部分21を、バネ22のバイアス力に対抗して外側バルブ部分17内において圧力が流れる方向(図3および図4で左側)に向かってスライドさせ、その結果内側バルブ部分21が第1位置から第2位置まで移動する。これにより、膨張バルブから放出された正圧は、第1ポート18から出て、中空管状部材11まで、矢印Bの方向へ第1流路24内を通過する。これにより、中空管状部材11から閉塞物が除去される。閉塞物は、加圧ユニット9と切除ウインドウ16(例えば、第1の吸引チューブ31内)との間の手術ツール10の他の部分から除去されてもよい。加圧デバイス20aを圧縮することにより与えられる正圧は気体または液体のような任意のタイプの流体であってよい。膨張バルブはその排出口に、第1の一方向バルブ35(例えば、フラッパバルブ)を有し、膨張バルブが押されると、加圧された流体が膨張バルブから外側バルブ部分17に移動する。膨張バルブはまたその吸入口(図3および図4の膨張バルブの右側)に、第2の一方向バルブ36(例えば、フラッパバルブ)を有し、バルブが解放されると、フレッシュな流体が右側からバルブ内に流入(および充填)する。したがって、手術サイトからの流体は膨張バルブ内に流入せず、膨張バルブを汚染から保護する。
図5は、第2の実施形態を示す。それは、手動圧縮可能膨張バルブの代わりに注射器200が圧縮デバイス20である点を除いて、実施形態1と類似している。注射器200は、矢印C(図6参照)の方向に押圧されるときに、内側バルブ部分21に対して第1位置から第2位置への移動を生じさせる可動部分(プランジャ)200aを有し、その結果、閉塞物質を除去するための正圧が付与される。図3の実施形態と類似して、好適にバネ22が内側バルブ部分21を第1位置の方向へバイアスする。しかし、プランジャ200aを引くことによって作り出される負圧は内側バルブ部分を第1位置方向へ移動させるために使用される。注射器200は外側バルブ部分17に再度取り付けられる前に取り除かれ、流体で充填されるように構成されてもよい。
図7は、第3の実施形態を示す。外側バルブ部分17および内側バルブ部分21が図5および図6に示すものと類似しているが、注射器の代わりに加圧デバイス20として膨張バルブが与えられる。膨張バルブは、第1の実施形態と同様に機能する。
膨張バルブまたは注射器を使う代わりに、加圧デバイスとして圧縮空気シリンダが使用されてもよい。圧縮空気シリンダの回転(例えば、90°だけ)により、加圧ガスはシリンダから外側バルブ部分17に放出され、第1(吸引)位置から第2(閉塞物除去)位置まで移動する。シリンダを元の位置まで回転して戻すと、加圧ガスの流れが止まり、内側バルブ部分21を吸引位置まで戻す。空気シリンダからの気体の流量を制御するための栓、押ボタン、または他の手動で動作する2位置バルブが、空気シリンダと加圧デバイスとの間に組み込まれてもよい。
図8は、第1の実施形態を参照して、中空管状部材11から閉塞物を除去するプロセスを示すフローチャートである。ステップS10において、加圧デバイス20の可動部分20aを動作(圧縮)させる。ステップS20において、圧縮デバイス20の可動部分20aの動作の結果、内側バルブ部分21が第1位置から第2位置へ自動的にスライドし、したがって、第1流路23および第2流路24の位置が変化する。ステップS30において、可動部分20aの動作の結果、圧縮された流体が中空管状部材11に付与される。ステップS40において、内側バルブ部分21に移動を生じさせかつ加圧された流体を手術用器具の真空流路内に供給させる可動部分20aの動作の結果、閉塞物質が清浄される。真空ソース9からの真空は閉塞物質除去プロセス中に停止しなくてよい。その代わり、内側バルブ部分21が第2位置から第1位置まで移動するまでの短時間の間のみ、真空がブロックされる。したがって、開示するシステムは容易に製造することおよび使用することができる。
上述した実施形態は、外科医にとって使用するのが非常に容易である点で有利である。特に、外科医は、手術器具の真空流路に取り付けられた流路(真空または加圧)を変更しかつ圧力を付与するために、単一の動作(膨張バルブを押す、プランジャを押す、または圧縮された空気シリンダを回転(または、流量制御メカニズムに応じて同様に動作させる))を実行するのみでよい。膨張バルブの実施形態は、外科医がバルブを解放すると自動的に自分自身をリセットするため、特に有利である。手術サイトから手術用器具を取り外すことなく閉塞物が除去される。また、膨張バルブは直感的に使用でき、人間工学的であり、かつ片手で動作することができるため、膨張バルブの実施形態は有利である。
図9は、第4の実施形態を示す。それは、真空付与状態と正圧付与状態との間を切り替えるように構成されたスイッチユニット25を有する。図9に示すスイッチユニット25は、スイッチユニット25の可動部分25aのコンタクトヘッド38が、真空ソース6の真空/加圧ポンプを真空付与から正圧付与へ切り替えさせるべく、可動部分25aがスイッチ37の方向(図9の最も左側)、つまり、閉塞物除去位置へ移動したとき、回路26を完成するべくスイッチ37を切り替える点を除いて、第1の実施形態の加圧デバイス20と類似している。これは、ソレノイドバルブ27および28を選択的に活性化および不活性化することによって達成される。図9は、真空が真空/加圧ポンプ6aからスイッチユニット25を通じて持ち手部2の中空管状部材11へ付与されるところの不活性位置を示す。第4の実施形態に従い、可動部品25aの単一の動きにより、真空付与から正圧付与へ真空ソース9が切り替えられる。
第2の吸引チューブ32に加え、第4の実施形態は圧力チューブ39および、加圧ユニット9(スイッチユニット25およびポンプ)に取付けられる電気通信コード40を有する。ポンプ6aは真空ソース6の一部として使用されても良い。多くの通常のポンプに対して、+Pおよび−P排気口が存在する。ポンプ機構は、−P側を通じて大気を取り入れ、+P側を通じて空気を排出する。第4実施形態は、ポンプの両側を利用する。代替例は、−P側にのみ接続する。スイッチ37が開放位置(図9参照)にあるとき、空気がソレノイドバルブ27を通過しないようにソレノイドバルブ27は閉止され、ソレノイドバルブ28は、ソレノイドバルブ28を通じて真空を与えるべく開放される。スイッチ37が閉じられたとき(図10参照)、加圧された空気がソレノイドバルブ27を通過して流れ、かつ、真空がソレノイドバルブ28を通過して流れないようにソレノイドバルブ27、28が移動する。ソレノイドバルブ27、28およびポンプ6aはポータブルハウジング内に設けられても良い。ハウジングは自身の電源を有するか、または、電気コンセントから電力を得るためのプラグを有しても良い。収集缶30からの吸引チューブ、第3吸引チューブ33、加圧チューブ39および電気通信コードプラグ40は、真空ソース6のポンプハウジング内に進入してもよい。図9および図10に示す単一ポンプ6aの代わりとして、ひとつは+P側のみを使用し、もうひとつは−P側のみを使用する、2つのポンプが与えられてもよい。これは、単一ポンプ内部に含まれ、かつ、正加圧の閉塞物除去サイクル中に手術後の患者へ再循環される、前の患者からの空気の汚染を防止する。
図10は、活性位置における第4実施形態を示す。可動部分25aが押し下げられ、第1流路23が第2流路24へ切り替えられ、同時に、コンタクトヘッド38がスイッチ37を閉じて、回路26を完成させる。これにより、ソレノイドバルブ27、28が動作し、圧力チューブ39、スイッチユニット25の第2流路24および第1吸引チューブ31を通じて、真空/加圧ポンプ6aの正圧付与部から持ち手部2へ正圧が付与されて、閉塞物質を除去する。
図11および図12は、真空/加圧ポンプ6aの正圧付与ポートを介して正圧を付与する代わりに、手動圧縮可能膨張バルブ29が設けられる点を除き、第4の実施形態と類似のスイッチユニット25を有する第5の実施形態を示す。図12の可動部分25aが押し下げられた後、手動圧縮可能膨張バルブ29を圧縮することにより、加圧流体が第2流路24を通じて与えられる。注射器または加圧空気シリンダが、手動圧縮可能膨張バルブ29の代わりに図11および図12に示す実施形態において代替的に使用されても良い。第4および第5の実施形態は、スイッチユニット25の内側バルブ部分21の移動が正圧流体によって生じない点において、第1、第2および第3の実施形態と異なる。
図9〜図12に示す第4および第5の実施形態は、スイッチユニット25としてトランペット型バルブを使用して、真空付与および加圧付与を切り替える。トランペット型バルブの代わりに、さまざまな他のタイプの切替デバイスがスイッチユニット25として使用されてよい。例えば、図13および図14はトランペット型バルブと異なるスイッチユニット25を示す、特に、スイッチユニット25はロータリースイッチ、ロッカースイッチまたはスライディングスイッチであってよい。図15Aから図15Dは、ロッカースイッチおよびスライディングスイッチの例を示す。図15Aは、ロッカースイッチの真空付与状態を示す。図15Bは、ロッカースイッチの閉塞物除去状態を示す。図15Cおよび図15Dは、選択的に真空または正圧を付与することができるスライダスイッチを示す。図16Aおよび図16Bはロータリースイッチの異なる状態を示す。
図17は、閉塞物除去ボタン41が持ち手部2上または持ち手部の電源ケーブル5に設けられた第6の実施形態を示す。上述した実施形態と異なるのは、第6の実施形態の加圧ユニット9は閉塞物除去バルブ42、第1T字結合部43、一方向チェックバルブ44および第2T字結合部45を有する点である。第6の実施形態の真空ソース6は真空/加圧ポンプ6a、第3T字結合部46、ソレノイドバルブ27、28および圧力センサ47を有する。システムが正常に(閉塞物がなく)組織を吸引している場合、それは典型的に吸引圧力の通常の範囲にある(典型的に、完全真空の約50%)。吸引経路が閉塞物を蓄積するとき、吸引が真空圧力能力の限界を形成しかつ近づくに従い、圧力はより高くなる。この“閉塞物圧力”はシステム内の圧力センサ47によって自動的に検出することができ、閉塞物除去動作を手動ではなく開始する。図18および図19は吸引(真空付与)モードおよび閉塞部除去(加圧付与)モードでの第6の実施形態の動作をそれぞれ示す。
図18は、真空付与モードまたは吸引モードでの第6の実施形態を示す。矢印Dは真空の流路を示す。図18に示すように、真空が加圧ユニット9を通じて真空/加圧ポンプ6aから持ち手部2に付与されるように、閉塞物除去バルブ42が開放される。図18において、圧力チューブ39を通じて付与される負圧は閉塞物除去バルブ42を開放状態にさせる。ソレノイドバルブ27の排出口27は閉止され、かつ、加圧された空気はソレノイドバルブ27から排出口27Bを通じて大気中(ATM)へ放出される。ソレノイドバルブ28の吸入口28Bは開放され、ソレノイドバルブ28の排出口28Aおよび吸入口28Bを通じて真空が付与される。
図19は、閉塞物除去または加圧付与モードの第6の実施形態を示す。矢印Fは正圧の流路を示す。閉塞物除去ボタン41が押されると、ソレノイドバルブ27、28は図18に示す構成から、図19に示す構成に切り替わる。これにより、正圧が圧力チューブ39を通じて加圧ユニット9に付与される。加圧ユニット9内の正圧は、閉塞物除去バルブ42を閉止させ、かつ、T型結合部3、45を通じて、正圧を第1真空チューブ31および持ち手部2へ付与して、閉塞物を除去する。閉塞物除去バルブ42は真空チューブを包囲する加圧カフを有しても良い。図19に示すように加圧カフに正圧が付与されるとき、加圧カフは真空チューブをつぶし、その結果真空がブロックされる。
本願発明のいくつかの実施形態が説明され、図示された。ここで使用される用語、説明および図面は例示にすぎず、本願発明を限定するものではない。本願発明の思想および態様から離れることなくさまざまな変更が可能であることは当業者の知るところである。
米国特許公開第2006/0264995号明細書
図9〜図12に示す第4および第5の実施形態は、スイッチユニット25としてトランペット型バルブを使用して、真空付与および加圧付与を切り替える。トランペット型バルブの代わりに、さまざまな他のタイプの切替デバイスがスイッチユニット25として使用されてよい。例えば、図13および図14はトランペット型バルブと異なるスイッチユニット25を示す、特に、スイッチユニット25はロータリースイッチ、ロッカースイッチまたはスライディングスイッチであってよい。図15Aから図15Dは、ロッカースイッチおよびスライディングスイッチの例を示す。図15Aは、ロッカースイッチの真空付与状態を示す。図15Bは、ロッカースイッチの閉塞物除去状態を示す。図15Cおよび図15Dは、選択的に真空または正圧を付与することができるスライディングスイッチを示す。図16Aおよび図16Bはロータリースイッチの異なる状態を示す。
図19は、閉塞物除去または加圧付与モードの第6の実施形態を示す。矢印Fは正圧の流路を示す。閉塞物除去ボタン41が押されると、ソレノイドバルブ27、28は図18に示す構成から、図19に示す構成に切り替わる。これにより、正圧が圧力チューブ39を通じて加圧ユニット9に付与される。加圧ユニット9内の正圧は、閉塞物除去バルブ42を閉止させ、かつ、T型結合部43、45を通じて、正圧を第1真空チューブ31および持ち手部2へ付与して、閉塞物を除去する。閉塞物除去バルブ42は真空チューブを包囲する加圧カフを有しても良い。図19に示すように加圧カフに正圧が付与されるとき、加圧カフは真空チューブをつぶし、その結果真空がブロックされる。

Claims (15)

  1. 遠位端に配置された切断ブレード(14)を有する中空管状部材(11)と、
    前記中空管状部材(11)の近位端に結合され、前記中空管状部材(11)に結合する真空流路(15)を有する持ち手部(2)と、
    前記切断ブレード(14)によって切断された組織を吸引するように構成される真空ポンプ(6a)と、
    前記真空流路(15)と前記真空ポンプ(6a)との間に設けられた加圧ユニット(9)と
    を備え、
    前記加圧ユニット(9)が、
    前記真空流路(15)に結合した第1ポート(18)および前記真空ポンプ(6a)に結合した第2ポート(19)を有する外側バルブ部分(17)と、
    前記外側バルブ部分(17)に結合された加圧デバイス(20)であって、前記加圧デバイス(20)は可動部分(20a)を有し、前記可動部分は、前記可動部分が移動する際に加圧された流体を生成するように構成されている、ところの加圧デバイス(20)と、
    前記外側バルブ部分(17)の内部にスライド可能に設けられ、かつ、第1の位置から第2の位置へ移動するように構成された内側バルブ部分(21)と
    を有し、
    前記内側バルブ部分(21)は、
    前記内側バルブ部分(21)が前記第1の位置にあるとき、前記外側バルブ部分(17)の前記第1ポートおよび前記第2ポートを互いに結合するように構成された第1流路(23)と、
    前記内側バルブ部分(21)が前記第2の位置にあるとき、前記外側バルブ部分(17)の前記第1ポートを前記加圧デバイス(20)へ結合するように構成された第2流路(24)と
    を有し、
    前記加圧ユニット(9)は、前記加圧デバイス(20)からの加圧された流体が、前記内側バルブ部分(21)を、前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させ、それによって、前記中空管状部材(11)に正圧が付与されるように構成されている、手術用器具。
  2. 前記内側バルブ部分(21)は前記第1の位置の方向へバイアスされている、請求項1に記載の手術用器具。
  3. バネ(22)が、前記内側バルブ部分(21)に対してバイアス力を印加する、請求項2に記載の手術用器具。
  4. 前記加圧デバイス(20)は圧縮空気シリンダである、請求項1に記載の手術用器具。
  5. 前記加圧デバイス(20)は手動圧縮可能注射器(200)である、請求項1に記載の手術用器具。
  6. 前記加圧デバイス(20)は、手動圧縮可能膨張バルブである、請求項1に記載の手術用器具。
  7. 前記可動部分(20a)は、前記内側バルブ部分を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させるべく、手動で動作する、請求項1に記載の手術用器具。
  8. 手術用器具から障害物を除去するための方法であって、
    遠位端に配置された切断ブレード(14)を有する中空管状部材(11)を与える段階と、
    前記中空管状部材(11)の近位端に結合され、前記中空管状部材(11)に結合する真空流路(15)を有する持ち手部(2)を与える段階と、
    前記切断ブレード(14)によって切断された組織を吸引するように構成される真空ポンプ(6a)を与える段階と、
    前記真空流路(15)と前記真空ポンプ(6a)との間に設けられた加圧ユニット(9)を与える段階と
    を備え、
    前記加圧ユニット(9)が、
    前記真空流路(15)に結合した第1ポート(18)および前記真空ポンプ(6a)に結合した第2ポート(19)を有する外側バルブ部分(17)と、
    前記外側バルブ部分(17)に結合された加圧デバイス(20)であって、前記加圧デバイス(20)は可動部分(20a)を有し、前記可動部分(20a)は、当該可動部分(20a)が移動する際に加圧された流体を生成するように構成されている、ところの加圧デバイス(20)と、
    前記外側バルブ部分(17)の内部にスライド可能に設けられ、かつ、第1の位置から第2の位置へ移動するように構成された内側バルブ部分(21)と
    を有し、
    前記内側バルブ部分(21)は、
    前記内側バルブ部分(21)が前記第1の位置にあるとき、前記外側バルブ部分(17)の前記第1ポート(18)および前記第2ポート(19)を互いに結合するように構成された第1流路(23)と、
    前記内側バルブ部分(21)が前記第2の位置にあるとき、前記外側バルブ部分(17)の前記第1ポート(18)を前記加圧デバイス(20)へ結合するように構成された第2流路(24)と
    を有し、
    前記加圧デバイス(20)からの加圧された流体が、前記内側バルブ部分(21)を、前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させ、それによって、前記中空管状部材(11)に正圧が付与されるように、前記可動部分(20a)を動作させることにより、前記手術用器具から前記障害物が除去される、方法。
  9. 前記内側バルブ部分(21)を前記第1の位置から前記第2の位置へ切り替えるよう前記可動部分(20a)を手動で動作する段階をさらに備える、請求項8に記載の方法。
  10. 前記加圧デバイス(20)は、圧縮空気シリンダである、請求項8に記載の方法。
  11. 前記加圧デバイス(20)は、手動圧縮可能注射器(200)である、請求項8に記載の方法。
  12. 前記加圧デバイス(20)は、手動圧縮可能膨張バルブである、請求項8に記載の方法。
  13. 前記内側バルブ部分(21)は、前記第1位置の方向へバイアスされている、請求項8に記載の方法。
  14. バネ(22)が前記内側バルブ部分(21)に対してバイアス力を印加する、請求項13に記載の方法。
  15. 遠位端において切断面を有する回転可能な内側チューブ(12)と、
    遠位端において切除ウインドウ(16)を有する外側チューブ(13)であって、前記回転可能な内側チューブ(12)の前記切断面と前記外側チューブ(13)の前記切除ウインドウ(16)とがアライメントするように、前記回転可能な内側チューブ(12)が前記外側チューブ(13)内に受設される、外側チューブ(13)と
    を有する中空管状部材(11)と、
    前記中空管状部材(11)の近位端に結合され、前記回転可能な内側チューブ(12)の内側流路と結合する真空流路(15)を有する、持ち手部(2)と、
    前記切断面によって切断された組織を吸引するように構成された真空ポンプ(6a)と、
    前記真空流路(15)と前記真空ポンプ(6a)との間に設けられた加圧ユニット(9)と
    を備え、
    前記加圧ユニット(9)が、
    前記真空流路(15)に結合した第1ポート(18)および前記真空ポンプ(6a)に結合した第2ポート(19)を有する外側バルブ部分(17)と、
    加圧された気体を生成するよう圧縮される、前記外側バルブ部分(17)に結合された手動圧縮可能な膨張バルブ(20)と、
    前記外側バルブ部分(17)の内部に設けられ、かつ、第1の位置から第2の位置へ直線的にスライドするように構成された内側バルブ部分(21)と
    を有し、
    前記内側バルブ部分(21)は、
    前記内側バルブ部分(21)が前記第1の位置にあるとき、前記外側バルブ部分(17)の前記第1ポート(18)および前記第2ポート(19)を互いに結合するように構成された第1流路(23)と、
    前記内側バルブ部分(21)が前記第2の位置にあるとき、前記外側バルブ部分(17)の前記第1ポート(18)を前記膨張バルブ(20)へ結合するように構成された第2流路(24)と
    を有し、
    前記内側バルブ部分(21)は、バネによって前記第1の位置の方向へバイアスされ、
    前記加圧ユニット(9)は、前記膨張バルブ(20)を圧縮して得られた加圧された流体が、前記内側バルブ部分(21)を、前記バネのバイアス力に逆らって、前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させ、前記中空管状部材(11)に正圧が付与され、それによって、障害物が除去されるように構成される、マイクロデブリーダ。
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