JP7212404B1 - 医療装置 - Google Patents

医療装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7212404B1
JP7212404B1 JP2021155990A JP2021155990A JP7212404B1 JP 7212404 B1 JP7212404 B1 JP 7212404B1 JP 2021155990 A JP2021155990 A JP 2021155990A JP 2021155990 A JP2021155990 A JP 2021155990A JP 7212404 B1 JP7212404 B1 JP 7212404B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
channel
control
medical device
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021155990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023016660A (ja
Inventor
シャン-チー リン
フォン-チャン チャン
ユー-ジェン リン
Original Assignee
クリアーマインド バイオメディカル インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クリアーマインド バイオメディカル インコーポレイテッド filed Critical クリアーマインド バイオメディカル インコーポレイテッド
Application granted granted Critical
Publication of JP7212404B1 publication Critical patent/JP7212404B1/ja
Publication of JP2023016660A publication Critical patent/JP2023016660A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

Figure 0007212404000001
【課題】本発明は、アウターチューブと、操作部と、制御部とを有する医療装置を提供する。
【解決手段】操作部20は、少なくとも一部がアウターチューブ10の内部に位置する。制御部30は、アウターチューブと第1の方向D1に互いに連通する制御部チャネルを有する。制御部は、制御モジュールを有し、制御モジュールは、吸引制御部と、吸引ポートアクチュエータと、スイッチングユニットとを有する。吸引制御部は、チャネルに向いているストッパー部を有し、第2の方向に沿って移動可能に設けられている。吸引ポートアクチュエータは、吸引制御部とチャネルの反対側に位置し、吸引制御部によって駆動される。スイッチングユニットは、操作部の作業状態を切り替えるように配置されている。
【選択図】図1A

Description

本発明は、医療装置に関し、さらに、本発明は、計器デバイスを交換することなく吸引、洗い流し及びデブリードマンを実施することができる医療装置に関する。
伝統的な手術においては、吸引/洗い流し装置を利用して組織の可視性を低下させる汚染された液体を吸い出した上で、組織内部を観察するための内視鏡及びデブリードマン装置等を使用するので、両手で操作する必要があり、頻繁に装置を交換しなければならない。これにより、外科医の仕事はかなり煩雑になってしまう。
また、焼灼するには、デブリードマン装置又は吸引/洗い流し装置を取り除いてから焼灼装置を挿入する必要がある。これによっても、外科医の操作流れが煩雑になってしまう。
そのため、単一の医療装置が複数の作業を実施する機能を有することにより、外科医が手術デバイスを交換する頻度を低下させるとともに、手術を受ける患者の安全を確保することが望ましい。
本発明の目的は、外科医が操作しやすいとともに、安全起動メカニズムを有する医療装置を提供することにある。
本発明は、アウターチューブと、操作部と、制御部とを含む、医療装置を提供する。アウターチューブは、第1の方向に延在し、対向する第1の端及び第2の端を有する。操作部は、少なくとも一部がアウターチューブの内部に位置し、アウターチューブの第2の端の外部に突出する。制御部は、互いに対向してチャネルによって連通する第1の端及び第2の端を有し、制御部の第2の端は、アウターチューブの第1の端に結合されることにより、チャネルとアウターチューブとを第1の方向に互いに連通させる。制御部は、制御モジュールを有し、制御モジュールは、吸引制御部と、吸引ポートアクチュエータと、スイッチングユニットとを有す。吸引制御部は、チャネル側に向いているストッパー部を有し、第1の方向と異なる第2の方向に沿って移動可能に設けられている。吸引ポートアクチュエータは、吸引制御部とはチャネルの反対側に位置し、吸引制御部によって駆動される。スイッチングユニットは、開放可能に吸引制御部によって起動され、操作部の作業状態を切り替えるように配置されている。
吸引制御部が第1の位置に位置する場合に、制御モジュールは、吸引ポートアクチュエータのチャネル内における吸引の動作が停止され、スイッチングユニットによって操作部の作動が停止される。
吸引制御部が第2の位置に位置する場合に、制御モジュールは、吸引ポートアクチュエータによるチャネル内における吸引の作動が可能になる。
吸引制御部が第3の位置に位置する場合に、制御モジュールは、当該吸引ポートアクチュエータによるチャネル内における当該吸引の作動が可能になるとともに、操作部を作動可能にするようにスイッチングユニットが駆動され、ストッパー部は少なくとも一部が当該チャネル内に入り込んでいる。
前記の配置によれば、単一の医療装置によって複数の作業を実施でき、特に、デブリードマンを実施しながら血液を吸引する作業を実施することによって、手術中に良好な可視性を確保することができ、さらにストッパー部及び外部装置の設置を組み合わせることによって、第2の位置から第3の位置への吸引制御部の移動を制限することができる。
本発明に係る医療装置の一実施例の分解図を示す。 本発明に係る医療装置の一実施例の内部構造の平面模式図を示す。 本発明に係る医療装置の一実施例における吸引制御部が第1の位置に位置する場合における制御部の部分断面模式図を示す。 本発明に係る医療装置の一実施例における吸引制御部が第2の位置に位置する場合における制御部の部分断面模式図を示す。 本発明に係る医療装置の一実施例における吸引制御部が第3の位置に位置する場合における制御部の部分断面模式図を示す。 本発明に係る医療装置の一実施例におけるストッパー部により第2の位置から第3の位置への吸引制御部の移動が阻止されることの模式図を示す。 外部の外部機器が挿入された本発明に係る医療装置の一実施例の内部構造の平面模式図を示す。 外部機器が挿入された時に第2の位置から第3の位置への吸引ポートアクチュエータの移動が阻止されることの断面模式図を示す。 外部機器が挿入される前の医療装置の一実施例の背面図を示す。 外部機器が挿入された後の医療装置の一実施例の背面図を示す。 医療装置の一変形実施例の分解図を示す。 医療装置の一変形実施例の立体模式図を示す。
以下、各種の実施例を説明するが、当業者であれば、図面に即して説明を参照する場合に、本発明の精神と原則を容易に理解できるはずである。しかしながら、本明細書において、幾つかの特定の実施例を具体的に説明するが、これらの実施例は、例示的なものに過ぎず、いずれの面でも、制限的又は網羅的な意味と見なすべきではない。そのため、当業者にとって、本発明の精神と原則から逸脱することなく、本発明に対して行う各種の変形及び修正は、明らかで容易に完成できるものである。
図1A及び図1Bを参照し、図1A及び図1Bは、それぞれ本発明に係る医療装置1の一実施例の分解図及び内部構造の平面模式図を示す。図1A及び図1Bに示すように、本発明に係る医療装置1は、アウターチューブ10と、操作部20と、制御部30と、ケーシング40とを含む。アウターチューブ10は、第1の方向D1に延在するように設けられ、対向するアウターチューブの第1の端10Aとアウターチューブの第2の端10Bとを有する。医療装置1を使用するとき、アウターチューブの第1の端10Aは相対的に操作者に向いており、アウターチューブの第2の端10Bは相対的に操作者から離れる。操作部20は、アウターチューブの第2の端10Bより突出するように、アウターチューブ10の内部に設けられている。そのため、医療装置1を使用するとき、操作部20は、手術の対象に対して切除、デブリードマン等の操作動作を実施するように、少なくとも一部がアウターチューブ10の内部に位置する。例を挙げると、本実施例において、操作部20は、デブリードマンの作業を実施するためのブレードを含んでもよい。
本実施例において、制御部30は、少なくとも一部がケーシング40の内部に位置する。制御部30は互いに対向するハンドルの第1の端30Aと、ハンドルの第2の端30Bとを有し、医療装置1を使用するとき、ハンドルの第1の端30A及びハンドルの第2の端30Bはそれぞれ、操作者に向く方向及び操作者から離れる方向である。ここで、ハンドルの第1の端30Aとハンドルの第2の端30Bとの間にチャネル31が形成されていることにより、ハンドルの第1の端30Aとハンドルの第2の端30Bとを互いに連通させる。ハンドルの第2の端30Bは、アウターチューブの第1の端10Aに結合されていることにより、チャネル31とアウターチューブ10とを第1の方向D1に沿うように互いに連通させる。
次に、制御部30は制御モジュール300を含む。さらには、本実施例において、制御モジュール300は、少なくとも1つの吸引制御部310と、吸引ポートアクチュエータ320と、スイッチングユニット330と、洗い流し制御部340と、洗い流しポートアクチュエータ350とを含む。ここで、吸引制御部310と洗い流し制御部340とは、互いに隣接して第2の方向D2に沿って移動可能に設けられており、スイッチングユニット330は、操作部20に電気的に接続されることで、操作部20の作業状態を切り替える(例えば、操作部20の作業を駆動又は停止する)。第2の方向D2は、第1の方向D1と異なる方向、例えば、第1の方向D1と垂直な方向等であるが、これに限定されない。吸引制御部310及び洗い流し制御部340が移動する軌道がチャネル31と交差すればよい。吸引ポートアクチュエータ320及び洗い流しポートアクチュエータ350は、それぞれ吸引制御部310及び洗い流し制御部340とチャネル31の反対側に位置し、それぞれ吸引制御部310及び洗い流し制御部340によってチャネル31内に吸引及び洗い流しが実施される。
続いて、図2A、図2B及び図2Cを参照し、図2A、図2B及び図2Cはそれぞれ、本発明に係る医療装置の一実施例における吸引制御部310が第1の位置、第2の位置及び第3の位置に位置する場合における制御部30の部分断面模式図を示し、ここで、第1の位置、第2の位置及び第3の位置は、第2の方向D2に沿って一直線上にあり、順にチャネル31に近づく。本実施例において、図2A、図2B及び図2Cに示すように、吸引制御部310は、チャネル31に向いている(例えば、第2の方向D2に沿う)ストッパー部311と、ストッパー部311と異なる方向に向けて(例えば、第1の方向D1に沿って)突出する突出部312とを有する。突出部312は、スイッチングユニット330の少なくとも一部と第2の方向D2に共線することが好ましく、言い換えれば、スイッチングユニット330は突出部312の移動経路に位置する。それによって、スイッチングユニット330は、開放可能に吸引制御部310によって駆動され、操作部20の作業状態を切り替える。吸引制御部310が第2の方向D2に沿って第3の位置(図2C)まで移動すると、突出部312の少なくとも一部がスイッチングユニット330に接触又は押し付けられ、スイッチングユニット330を起動することができる。
具体的には、本実施例において、吸引制御部310が第1の位置に位置する(図2A)場合に、制御モジュール300は、吸引ポートアクチュエータ320によるチャネル31内における吸引の作動が停止されるとともに、スイッチングユニット330によって操作部20の作動を停止する。例を挙げると、本実施例において、吸引制御部310は、少なくとも一部が第2の方向D2に延在する第1のチャネルP1の内部に位置するように配置され、上部のOシールリング313と、下部のOシールリング314と、上部のOシールリング313と下部のOシールリング314の間に位置し第1のチャネルP1に沿って移動できる延在部315とを含む。延在部315の上下の両端にはそれぞれ、上部のOシールリング313及び下部のOシールリング314が設けられている部分が接続されることで、上部のOシールリング313及び下部のOシールリング314の移動を連動させる。その他、延在部315のチャネル31を通過する部分は、チャネル31が詰まらないように維持するために、一方側が凹んでいるか、チャネル31を避けるように設計することができる。吸引制御部310が第1の位置に位置する(図2A)場合に、上部のOシールリング313と第1のチャネルP1の管壁との間は密着が維持されているとともに、下部のOシールリング314と第1のチャネルP1の管壁との間も密着状態が維持されていることで、吸引ポートアクチュエータ320の吸引バルブ321(下部のOシールリング314と第1のチャネルP1の管壁によって構成される)の閉鎖状態が維持され、チャネル31内における吸引の作動を停止することができる。
吸引制御部310が第2の位置に位置する(図2B)場合に、制御モジュール300は、吸引ポートアクチュエータ320によるチャネル31内における吸引の作動が可能になる。例えば、制御モジュール300は、吸引制御部310が第1の位置(図2A)から第2の位置(図2B)まで移動することによって、吸引バルブ321を開け、吸引の作動を起動し、そして、吸引制御部310が第2の位置(図2B)から第1の位置(図2A)まで移動したとき、吸引バルブ321を閉めることによって、吸引ポートアクチュエータ320の吸引の作動を停止する。さらには、本実施例において、吸引制御部310が第1の位置(図2A)から第2の位置(図2B)まで移動するとき、第1のチャネルP1のチャネル31の下側にある管壁の幅が吸引ポートアクチュエータ320に向かうにつれて広くなるので、延在部315が下側へ移動するにつれて、下部のOシールリング314と第1のチャネルP1の管壁との間の密着は徐々に解除されていき、吸引バルブ321が開放されるようになる。一方、第1のチャネルP1のチャネル31の上側にある部分の幅は比較的に均一であるので、吸引制御部310が第1の位置(図2A)から第2の位置(図2B)まで移動するとき、上部のOシールリング313と第1のチャネルP1の管壁との間の密着状態を維持することできる。本実施例において、吸引制御部310が第2の位置に位置する(図2B)場合に、ストッパー部311はチャネル31の第1の深さd1まで入り込むことができるが、本発明はこれに限定されておらず、ストッパー部311の実際の設置及び位置に応じて、ストッパー部311は、チャネル31外に位置してもよい。なお、本発明における吸引制御部310によって吸引ポートアクチュエータ320が駆動される構造原理は、これに限定されておらず、吸引ポートアクチュエータ320は、吸引制御部310の位置に応じて開閉が決められるように配置されればよい。
本実施例において、洗い流し制御部340は、少なくとも一部が第2の方向D2に沿って第1のチャネルP1と平行に延在する第2のチャネルP2内に位置するように配置され、上部のOシールリング341と、下部のOシールリング342と、上部のOシールリング341と下部のOシールリング342の間に位置し第2のチャネルP2に沿って移動する延在部343とを含む。第2のチャネルP2は、構造が第1のチャネルP1と同一又は類似であってもよいので、上部のOシールリング341と第2のチャネルP2の管壁との間は密着状態が維持されるとともに、延在部343の移動につれて、下部のOシールリング342と第2のチャネルP2の管壁との相対位置が変化する。下部のOシールリング342と第2のチャネルP2の管壁との間が密着されたとき、洗い流しポートアクチュエータ350によるチャネル31内における洗い流しが停止されるが、下部のOシールリング342と第2のチャネルP2の管壁との間の密着状態が解除されたとき、洗い流しポートアクチュエータ350によるチャネル31内における洗い流しの作業が可能になる。しかしながら、本発明における洗い流し制御部340及び洗い流しポートアクチュエータ350の設計は、これに限定されておらず、別の設計の洗い流しシステムを採用してもよい。
次に、吸引制御部310が第3の位置に位置する(図2Cを参照)場合に、制御モジュール300は、吸引ポートアクチュエータ320によるチャネル31内における吸引の作動が可能になるとともに、操作部20を作動可能にするようにスイッチングユニット330が駆動され、ストッパー部311は少なくとも一部がチャネル31内に入り込んでいる。言い換えれば、チャネル31に他の機器が入り込むと、ストッパー部311が、下側へ移動するのを阻まれるため、吸引制御部310は第3の位置まで移動できない。さらには、本実施例において、吸引制御部310が第3の位置に位置する(図2Cを参照)場合に、ストッパー部311はチャネル31の第2の深さd2まで入り込むことができ、第2の深さd2は第1の深さd1よりも大きい。具体的には、吸引制御部310が第2の位置(図2B)から第3の位置(図2C)まで移動したとき、上部のOシールリング313と第1のチャネルP1の管壁との間の密着状態が維持されるとともに、下部のOシールリング314と第1のチャネルP1の管壁との間が密着しないので、制御モジュール300は、吸引バルブ321が開けたままにすることができる。突出部312の少なくとも一部は、スイッチングユニット330と接触すると、操作部20を作動可能にするようにスイッチングユニット330を駆動する。例えば、図1B及び図2A~2Cに示すように、制御モジュール300は、操作部20に動力を提供するモータ360と、モータ360とスイッチングユニット330とを電気的に接続するケーブル361とをさらに含んでもよい。これによって、吸引制御部310が第3の位置に位置する(図2C)場合に、スイッチングユニット330によってモータ360を起動し、操作部20を作業状態に切り替える。但し、吸引ポートアクチュエータ320の構造及び吸引ポートアクチュエータ320又はスイッチングユニット330を駆動する原理は、これらに限定されておらず、例えば、モータ360とスイッチングユニット330とが無線で接続され、又は、スイッチングユニット330が直接操作部20内部の駆動器に無線で接続されるようにする等、吸引ポートアクチュエータ320又はスイッチングユニット330の駆動が吸引ポートアクチュエータ320によればよい。
これによって、単一の吸引ポートアクチュエータ320(例えば、医療装置1から突出したボタンとしてもよい)で吸引及びデブリードマン等の作業を実施することは、外科医師にとって非常に操作しやすい。また、操作部20によってデブリードマン等の作業を実施する時に、吸引の作動をし続けるため、脳部等の部位に対して手術することにより出血してしまった場合でも、血をできるだけ速く吸引し、良好な可視性を確保できる。そして、吸引制御部310はストッパー部311を有するため、吸引ポート制御部310が意図せずに第3の位置まで移動し(例えば、力を加えて吸引制御部310を押圧しないと第3の位置まで移動しない)操作部20の作動が起動して、手術部位又は入り込んだ機器を傷つけることを防止又は減少することができる。さらには、図2Dを参照し、図2Dは、本発明に係る医療装置の一実施例におけるストッパー部311により第2の位置から第3の位置への吸引制御部310の移動が阻止されることの模式図を示す。図2Dに示すように、外部機器50がチャネル31における吸引制御部310と吸引ポートアクチュエータ320との間に入り込んだ場合に、吸引制御部310を押圧して第2の位置から第3の位置まで移動させようとすると、ストッパー部311は、入り込んだ外部機器50と互いに干渉し、下側へ移動できなくなるため、吸引制御部310が自由に第3の位置まで移動しないように止められる。以下、関連実施例をさらに説明する。
図3A及び図3Bを参照し、図3Aは、外部の外部機器50が挿入された本発明に係る医療装置1の一実施例における内部構造の平面模式図を示し、図3Bは、外部機器50が挿入された時に第2の位置(図2Bを参照)から第3の位置(図2Cを参照)への吸引制御部310の移動が阻止されることの断面模式図を示す。具体的には、図3Aに示すように、外部機器50は例えば、焼灼装置(電気焼灼器)であってもよく、外部機器50の長さは、好ましくは、ハンドルの第1の端30Aとアウターチューブの第2の端10Bとの間の長さ(即ち、医療装置1の第1の方向D1における総長)よりも長いことにより、外部機器50をアウターチューブの第2の端10Bより突出するように延在させて、焼灼術等の作業を実施するとともに、操作者はハンドルの第1の端30Aから外部機器50を容易に引き抜くことができる。以上により、本発明に係る医療装置1と外部機器50とを組み合わせて使用すると、吸引、洗い流し、デブリードマン及び焼灼等の手段を同時に有するため、手術の作業効率を向上させることができる。但し、本発明は、これに限定されておらず、例えば、外部機器50は焼灼装置(電気焼灼器)に限らず、別の実施例では、実際の必要に応じて洗い流し制御部340及び洗い流しポートアクチュエータ350等を省略してもよい。本発明に係る医療装置1は前記の構成に限定されない。
次に、図3C及び図3Dを参照し、図3C及び図3Dはそれぞれ、外部機器50の挿入前後の医療装置1の一実施例の背面図を示す。図3Cに示すように、本発明の一実施例において、チャネル31の直径DM1は1.0ミリから4.0ミリの範囲であり、図3Dに示すように、外部機器50の直径DM2は0.5ミリ以上、直径DM1よりも小さく、さらに、直径DM2は、0.5ミリから2.0ミリの範囲であることが好ましい。直径DM1が1.0ミリから4.0ミリの範囲である場合、直径DM2が0.5ミリ以上である外部機器50を挿入することによって、ストッパー部311がチャネル31の第2の深さd2まで入り込むことを制限でき、第2の位置(図2Bを参照)から第3の位置(図2Cを参照)への吸引制御部310の移動を阻止することができる。これによって、単に吸引の作業を実施するとき、吸引制御部310をチャネル31に挿入することによって、操作部20の作動を誤起動させて、その他の部位又は入り込んだ機器等を損傷するという予想外の状況をさらに予防することができる。但し、本発明は、これに限定されておらず、例えば、直径DM1及び直径DM2が前記の範囲内になくても、直径DM1と直径DM2との比率を調整することによって、第2の位置(図2Bを参照)から第3の位置(図2Cを参照)への吸引制御部310の移動を制限することができる。
具体的には、チャネル31の直径DM1は、外部機器50の直径DM2より大きく、直径DM2の8倍以下(即ち、直径DM2<直径DM1≦8×直径DM2)であることが好ましく、直径DM1は、直径DM2の2倍(2×直径DM2)程度のサイズであることがより好ましい。直径DM1と直径DM2とが前記の関係を満たれば、ストッパー部311がチャネル31の第2の深さd2まで入り込むことを制限でき、第2の位置(図2Bを参照)から第3の位置(図2Cを参照)への吸引制御部310の移動を阻止することができる。
次に、図4A及び図4Bを参照し、図4A及び図4Bはそれぞれ、医療装置1の一変形実施例の分解図及び立体模式図を示す。図4A及び図4Bに示すように、この実施例において、医療装置1は選択的に導入器60、画像抽出ユニット70及びディスプレイ80等の素子を有すことができる。導入器60は、互いに対向して開放した導入器の第1の端60Aと、導入器の第2の端60Bとを有し、医療装置1を使用するとき、導入器の第1の端60Aは操作者(例えば、外科医)側を向いており、導入器の第2の端60Bは手術を受ける患者側に向いている。ここで、アウターチューブの第2の端10Bは、少なくとも一部が導入器の第2の端60Bより突出するように設けられていることが好ましい。導入器60を設けることによって、医療装置1を患者の体に挿入するとき、医療装置1が患者の組織等と衝突することを防止することができる。
なお、画像抽出ユニット70は例えば、医療装置1の導入方向における画像を抽出するように、操作部20のアウターチューブの第2の端10Bより突出した部分に位置するカメラであってもよい。そして、ディスプレイ80は運用可能となるように画像抽出ユニット70に結合されていることで、画像抽出ユニット70によって抽出した画像を、リアルタイムに取得しながら表示させる。画像抽出ユニット70及びディスプレイ80を設けることによって、操作者は、医療装置1を挿入したとき、医療装置1と患者の組織との相対位置を確認できるとともに、操作部20の作動又は吸引の作業を実施するとき、患者の流血又は採血等の状態をリアルタイムに確認することもできる。ディスプレイ80は、高解像度のディスプレイであって、さらに音声案内等の機能を有するディスプレイであることが好ましいが、本発明はこれに限定されない。
以上により、本発明に係る医療装置によれば、操作部まで連通するチャネルの構造を元に、デブリードマン及び採血等の作業を同時に実施できることで、手術中の良好な可視性を確保することができる。一方、電気焼灼器等の外部装置と組み合わせると、操作部の作動が停止されることを確保した上で、焼灼及び採血の作業を同時に実施するか、又は単に採血の作業等を実施することができる。
上記の内容は、本発明の幾つかの好ましい実施例に過ぎない。本発明は、本発明の精神と原則から逸脱しない限り、各種の変形及び修正を行うことができることに注意すべきである。当業者は、本発明は添付された特許請求の範囲により限定されており、本発明の要旨を満たす場合における各種の可能な置換、組合せ、修飾及び転用等の変形は、全て添付された特許請求の範囲により限定された本発明の範囲を超えていないことを理解すべきである。
1 : 医療装置
10: アウターチューブ
10A: アウターチューブの第1の端
10B: アウターチューブの第2の端
20: 操作部
30: 制御部
30A: ハンドルの第1の端
30B: ハンドルの第2の端
31: チャネル
40: ケーシング
50: 外部機器
60: 導入器
60A: 導入器の第1の端
60B: 導入器の第2の端
70: 画像抽出ユニット
80: ディスプレイ
300: 制御モジュール
310: 吸引制御部
311: ストッパー部
312: 突出部
313: 上部のOシールリング
314: 下部のOシールリング
315: 延在部
320: 吸引ポートアクチュエータ
321: 吸引バルブ
330: スイッチングユニット
340: 洗い流し制御部
341: 上部のOシールリング
342: 下部のOシールリング
343: 延在部
350: 洗い流しポートアクチュエータ
360: モータ
361: ケーブル
d1: 第1の深さ
d2: 第2の深さ
D1: 第1の方向
D2: 第2の方向
DM1: 直径
DM2: 直径
P1: 第1のチャネル
P2: 第2のチャネル

Claims (13)

  1. アウターチューブと、
    少なくとも一部が前記アウターチューブの内部に位置する操作部と、
    前記アウターチューブと第1の方向に互いに連通するチャネルを有し、制御モジュールを含む制御部とを有する医療装置であって、
    前記制御モジュールは、
    前記チャネルに向いているストッパー部を有し、前記第1の方向と異なる第2の方向に沿って移動可能に設けられている少なくとも一つの吸引制御部と、
    前記吸引制御部とは前記チャネルの反対側に位置し、前記吸引制御部によって駆動される吸引ポートアクチュエータと、
    開放可能に前記吸引制御部によって駆動され、前記操作部の作業状態を切り替えるように配置されているスイッチングユニットと、を有し、
    前記吸引制御部が第1の位置に位置する場合に、前記制御モジュールは、前記吸引ポートアクチュエータによる前記チャネル内における吸引の作動が停止され、前記スイッチングユニットによって前記操作部の作動が停止されることと、
    前記吸引制御部が第2の位置に位置する場合に、前記制御モジュールは、前記吸引ポートアクチュエータによって前記チャネル内における吸引の作動が可能になり、
    前記吸引制御部が第3の位置に位置する場合に、制御モジュールは、前記吸引ポートアクチュエータによる前記チャネル内における吸引の作動が可能で且つ、前記操作部を作動可能にするように前記スイッチングユニットが駆動されるとともに、前記ストッパー部は少なくとも一部が前記チャネル内に入り込むことを特徴とする、医療装置。
  2. 前記吸引制御部が前記第2の位置に位置する場合に、前記制御モジュールによって吸引バルブが開けられることにより、前記チャネル内における吸引の作業を起動することを特徴とする、請求項1に記載の医療装置。
  3. 前記吸引制御部が前記第2の位置に位置する場合に、前記ストッパー部の少なくとも一部は前記チャネルに入り込むことと、
    前記吸引制御部が前記第2の位置に位置する場合に、前記ストッパー部は前記チャネルの第1の深さまで入り込むことと、
    前記吸引制御部が前記第3の位置に位置する場合に、前記ストッパー部は前記チャネルの第2の深さまで入り込むことと、
    前記第2の深さは前記第1の深さよりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の医療装置。
  4. 前記制御モジュールは、
    前記第2の方向に沿って移動可能に設けられている洗い流し制御部と、
    前記洗い流し制御部とは前記チャネルの反対側に位置し、前記洗い流し制御部によって前記チャネル内における洗い流しの作動が可能になることを特徴とする、洗い流しポートアクチュエータと、
    をさらに有す、請求項1に記載の医療装置。
  5. 少なくとも一部が前記少なくとも一つの吸引制御部と前記吸引ポートアクチュエータとの間へと前記アウターチューブ内を通って延伸するように着脱自在に設けられる外部機器をさらに有す、請求項1に記載の医療装置。
  6. 前記操作部の前記アウターチューブの前記第1の方向に沿った一端より突出した部分に位置する画像抽出ユニットと、
    運用可能に前記画像抽出ユニットに結合されることで、前記画像抽出ユニットによって抽出した画像を受信して表示するディスプレイと、をさらに有す、請求項1に記載の医療装置。
  7. 前記制御モジュールは、ケーブルによって前記スイッチングユニットに電気的に接続されているモータをさらに有し、
    前記吸引制御部が前記第3の位置に位置する場合に、前記スイッチングユニットによって前記モータが起動されることで、前記操作部を作業状態に切り替えることを特徴とする、請求項1に記載の医療装置。
  8. 互いに対向して開放した導入器の第1の端と、導入器の第2の端とを有する導入器をさらに有し、
    前記アウターチューブの前記第1の方向に沿った一端の少なくとも一部は前記導入器の第2の端より突出していることを特徴とする、請求項1に記載の医療装置。
  9. 前記チャネルの直径は前記外部機器の直径よりも大きく、前記外部機器の直径の8倍以下であることを特徴とする、請求項5に記載の医療装置。
  10. 前記チャネルの直径は前記外部機器の直径の2倍であることを特徴とする、請求項9に記載の医療装置。
  11. 前記チャネルの直径は1.0ミリから4.0ミリの範囲であることを特徴とする、請求項5に記載の医療装置。
  12. 前記外部機器の直径は0.5ミリ以上で且つ、前記チャネルの直径よりも小さいことを特徴とする、請求項9に記載の医療装置。
  13. 前記外部機器の直径は0.5ミリから2.0ミリの範囲であることを特徴とする、請求項10に記載の医療装置。
JP2021155990A 2021-07-01 2021-09-24 医療装置 Active JP7212404B1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW110124265 2021-07-01
TW110124265 2021-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7212404B1 true JP7212404B1 (ja) 2023-01-25
JP2023016660A JP2023016660A (ja) 2023-02-02

Family

ID=85014930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021155990A Active JP7212404B1 (ja) 2021-07-01 2021-09-24 医療装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7212404B1 (ja)
TW (1) TWI810971B (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060265035A1 (en) 2005-05-13 2006-11-23 Olympus Medical Systems Corp. Medical treatment instrument, water supply / suction system for medical treatment instrument
US20160030106A1 (en) 2014-07-30 2016-02-04 Medovex Corp. Surgical tools for spinal facet therapy to alleviate pain and related methods
CN111658074A (zh) 2020-07-10 2020-09-15 江苏金泰医疗器械有限公司 一种往复式血栓斑块切除装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5456689A (en) * 1993-10-13 1995-10-10 Arnold J. Kresch Method and device for tissue resection
US5899915A (en) * 1996-12-02 1999-05-04 Angiotrax, Inc. Apparatus and method for intraoperatively performing surgery
EP4238476A3 (en) * 2018-04-26 2024-02-14 DEKA Products Limited Partnership Endoscope with rotatable camera and related methods

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060265035A1 (en) 2005-05-13 2006-11-23 Olympus Medical Systems Corp. Medical treatment instrument, water supply / suction system for medical treatment instrument
US20160030106A1 (en) 2014-07-30 2016-02-04 Medovex Corp. Surgical tools for spinal facet therapy to alleviate pain and related methods
CN111658074A (zh) 2020-07-10 2020-09-15 江苏金泰医疗器械有限公司 一种往复式血栓斑块切除装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023016660A (ja) 2023-02-02
TWI810971B (zh) 2023-08-01
TW202302027A (zh) 2023-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11957407B2 (en) Medical device and methods
EP3610773A1 (en) Suction control unit for an endoscope having two working channels
US5569164A (en) Surgical laparoscopic apparatus
CN103068327B (zh) 用于切除和撤出组织的装置和方法
US5632717A (en) Penetrating endoscope
US5685877A (en) Mutiple tool laparoscopic surgical instrument
EP2840981B1 (en) Surgical instrument
EP0054011B1 (en) Surgical aspiration device
US20200108198A1 (en) Surgical system with substance delivery system
EP3146932B1 (en) Devices for cleaning a surgical device
JPH04231023A (ja) 腹腔鏡検査用器具および電気メス器具
US9694119B2 (en) Surgical instrument
JP2007519501A (ja) 多機能外科手術装置
US20180368869A1 (en) Endoscopic surgical device
WO2009019538A1 (en) A valve mechanism for a suction and irrigation instrument
EP3745973A1 (en) Surgical device and methods
KR102336100B1 (ko) 복수의 처치구 병용이 가능한 의료용 토출 기구
JP7212404B1 (ja) 医療装置
US5310406A (en) Endoscopic aspirator surgical instrument
CN102639070A (zh) 用于内窥镜切除术的外科手术机头
JPH11267089A (ja) ポリープ回収用内視鏡システム
JP2023009000A (ja) 医療装置
EP3412227A1 (en) Endoscope treatment tool
US11801337B2 (en) Medical device
CN115553914A (zh) 医疗装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7212404

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150