JP2015519171A - 外科的手術において最初の皮膚切開を行うためのデバイス及び方法並びに切開部の縁に沿ってマークする方法 - Google Patents

外科的手術において最初の皮膚切開を行うためのデバイス及び方法並びに切開部の縁に沿ってマークする方法 Download PDF

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    • A61B2090/036Abutting means, stops, e.g. abutting on tissue or skin abutting on tissue or skin

Abstract

例えば本願において記載されている実施の形態により示されているように、第1皮膚切開部を形成するための、及びそのような切開部の端部に沿ってマーキングするための方法及びデバイス。当該第1皮膚切開部を形成するための、及びそのような切開部の端部に沿ってマーキングするためのデバイスのオペレーションには、所望の切開部深さ及び長さを選択すること、描くこと、患者の体の所望の位置に配置すること、蓄えられたエネルギーの力が、外科医がそれを解放することを決定するときに解放される蓄えられたエネルギーの力により、外科用ブレードを、迅速な力の入れられた直線状の動きで、均一の深さで移動させること、正確に閉じるため、切開部の端部に沿ってドットを同時にマーキングすることが含まれる。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2012年6月12日に出願された米国仮出願第61/658,479号に基づく優先権を主張する。本明細書において、米国仮出願第61/658,479号の内容は全体として参照することにより援用する。
本発明の技術分野
本発明は、外科的手術において皮膚切開を行うための方法及びデバイス並びに切開部の縁に沿ってマークする方法に関し、より詳細には、所望の長さ、所望の均一の深さにおいて、直線的で及び/又は正確な切開を、制御しバランスよく実行することを可能とするデバイスに関する。
開口外科的手術を実行することの標準的なステージには、最初の切開を実行することが含まれる。これは、皮膚の複数の外層に対して、数ミリメートルの標準的な深さにおいて、表面的に切開することであり、外科医が後にパスに沿って切開部をより深くするようなパスが外科的手術において付される。最初の切開は、手術のタイプ、患者の血液型、患者の体における切開部の位置、様々な他のパラメータにしたがって、深さ、長さ及び形状が変更されうる。
最初の切開のパスは、外科的手術後患者の皮膚に残るであろう傷跡の形状に影響を与える。そのため、最初の切開を実行することは、正確で、バランスされ、対称であることが重要であり、切開部の全パスに沿って均一に同程度の力が加えられる。
さらに、手術の終盤において、切開部を閉じる際、皮膚組織の縫い合わせ若しくはステープル固定が行われ切開部により分離された同一領域ができるだけ正確に再接合されるように、正確性が重要である。
そのため、所望の長さ、所望の均一な深さ、患者の体における正確な位置、直線状水平ライン上において、制御され正確な、皮膚上の第1の切開の実行を可能とし、外科的手術の終盤において、切開部のエッジを正確に閉じることを可能するデバイス及び方法の必要性が存在している。
過去において、外科的手術の開始の前において患者の出血時間を調べることを対象とした、又は、血液サンプルを取得することを対象とした、皮膚において切開を実行するための様々なデバイス及び方法が提案されてきた。
皮膚切開部を形成するためのデバイスが、ゲップらの米国特許第3,902,475号において記載されている。
従来技術の図1a及び1bは、ゲップらの発明に係る、皮膚切開部200を形成するためのデバイスの実施の形態を異なる方向から視た等角図である。
皮膚切開部200を形成するためのデバイスには、ベースプレート213が含まれ、ベースプレート213には、ベースプレートスロット213aが含まれている。アーチ状の溝部214aを有するサポート部材214がベースプレート213に対して垂直に接続されている。アーチ状のスロット215aを有する円弧状部材215が溝部214aに設けられている。ナイフ220は円弧状部材215によりサポートされ、ベースプレートスロット213a内に部分的に配置されている。
作業中、ベースプレート213は皮膚に接触しており、円弧状部材215はアーチ状スロット215aに沿って移動する。これにより、ナイフ220は患者の皮膚に切開部を形成することができる。
皮膚切開部200を形成するためのデバイスの構造により、ナイフ220をアーチ状に移動させるため、形成される切開部の深さは均一ではない。同様に、切開の速度は、外科医の指によりアーチ状の部材215に加えられる押圧方法に依存し、結果的に均一ではなく不十分な速度であり、皮膚切開部200を形成するためのデバイスの無意識な移動により、結果として得られる切開部は、直線に沿ったものではなくなる可能性がある。そのため、当該デバイスは開口手術において最初の切開を実行するために使用されることが意図されたものでなく、そのために使用されるものではなく、むしろ患者の出血時間を検査するために使用されることは当然である。
従来技術の図1cは、切開の実施500の間、外科医の手400により保持された外科用メスの側面図である。
現在の使用において、皮膚に最初の切開を実行する標準的な方法は、完全にマニュアルであり、外科用メス300は、患者の体に対して適当な角度となるように、外科医の利き手400に保持され、引っ張る動きで皮膚切開500が実行される。皮膚切開500はフリーハンドで行われるため、外科医が、正確で、対称的であり、バランスされ、水平に保たれ、パス、ポジション、及び加えられる力に関して一貫した方法で切開を実行することは困難であり、そして、均一な所望の深さ及び正確な長さを達成することは困難であり、不可能に近いことが分かる。
大抵のケースでは、外科医は患者の体に対して垂直に位置し、それゆえ、外科医が患者を見る角度により、直線状の正確に配置されている切開部を体に形成することは困難となる。
外科医の他の困難は、切開を実行する手に対してサポートがなく、体の表面が柔軟で湾曲していることである。
外科的手術の完了後、切開部の端部を正確に再接合することが重要である。現在、外科用ステープラーにより切開部の端部をステープル固定することにより、若しくは、切開部の端部を縫い合わせることにより切開部を閉じることが標準的なプラクティスとなっている。一方、外科用ステープラーを使用しているとき、切開部の端部は、外科医の補助により、ピンセットを用いて一体に保持され、外科医は、ステープルにより切開部の端部を互いに接合するためにステープラーを使用する。これらの手段及びこの方法では、切開前に実際皮膚を整える際、また、切開ラインに沿ってステープルを配置する際、外科医にとって一致し正確であることが困難である。切開部の端部を不正確に接合することにより共通的にもたらされる結果は、術後の傷跡の端部に沿って、その端部に”ドッグイヤー”が形成されることである。
使用のための従来技術のデバイス及び方法は、上述の課題を取り扱っておらず、それらは、本発明及び使用方法において含まれる特徴及び機能の全てを含んでいない。
それゆえ、上述の特徴及び機能の全ての組み合わせを含む、皮膚切開部を形成するための方法及びデバイスについてニーズが存在する。
背景技術は、予め決定された長さで、所望の均一の深さにおいて、患者の体の正確な配置及び方向において、直線上の、制御された正確な第1切開の動作を可能とするとともに、外科的手術の最後において切開部の端部を正確に閉じることを容易にする正確なマーキングを同時に形成し、それにより使用されるデバイスのサポートされたポジショニングを可能とする皮膚切開を行う方法およびデバイスを教示及び示唆していない。
本発明は、皮膚切開部を形成するために保持されることが簡易となるように設計されたデバイスを提供することにより、背景技術のこれらの欠点を解決する。そのオペレーションには、手術の実施の前において、次のステージ(必ずしも以下の順番に限られない)の全て若しくはそのいくつかを含む:デバイスを傾ける(cocking)ことにより、そこにおいて、切開部の所望の深さ及び長さを選択すること、密閉保護カバーを除去すること、安全ボタンを解除する(releasing)こと、患者の体の所望の位置に配置すること、デバイスを適切な位置に保持しつつ、外科医がそれを適用することを選択する際解放される蓄えられたエネルギーの力により、均一な深さにおいて、俊敏で、強制された直線上の動きにより、外科用メスの動きを引き起こすことにより、そこにおいてデバイスを作動させ、それにより、所望の長さ及び深さにおいて切開部を同時に形成し、正確に閉じるために、切開ラインに対して平行な列のドット若しくはラインをマークすること。
明細書及びクレームセクションを含め、ここで、上及び下において使用されているように、カッティング及びマーキングデバイスとの用語(簡略化して、”CMデバイス”)は、本発明によれば、そのサイドに沿って、皮膚切開部を形成及びマーキングするデバイスを意味する。
本発明の付加的な目的及び利点は、以下に続く詳細な説明において部分的に説明されており、部分的に当該詳細な説明から明らかであり、若しくは、本発明の実施により学習されるであろう。
本発明は、添付の図面を参照しながら、ほんの一例として本明細書において記載されている。
従来技術の図1a及び1bは、皮膚切開部を形成するためのある形態のデバイスの異なる方向から見た等角図である。従来技術の図1cは、切開を実行する際の、外科医の手に保持されたメスの側面図である。 図2aは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の概略上面図である。図2bは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の上から見た等角図である。図2cは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の概略前面図である。図2dは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の概略右側側面図である。 図3は、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の概略分解等角図である。 図4は、本発明に係るCMデバイスの本体及び滅菌ケースの第1の実施の形態の概略等角図である。 図5は、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態のストッパーの概略等角図である。 図6aは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態のブレードホルダーアセンブリーの概略等角図である。図6bは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態のブレードホルダーアセンブリーの概略分解等角図である。図6cは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態のブレードホルダーアセンブリーの概略右側側面図である。図6dは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態のブレードホルダーアセンブリーの概略右側側面図である。図6eは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態のブレードホルダーアセンブリーの概略上面図である。 図7aは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の左側本体の概略右側面図である。図7bは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の準備状態における概略等角図であり、左側本体及び密閉カバーが取り除かれている。図7cは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の準備状態若しくは起動後の最終状態における概略右側面図であり、右側本体が取り除かれている。図7dは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の係合(傾斜)された状態における概略右側面図であり、右側本体及び密閉カバーが取り除かれている。図7eは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の、ブレードホルダーアセンブリーが動いている状態における概略右側面図であり、右側本体及び密閉カバーが取り除かれている。図7fは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の右側本体の概略右側面図である。 図8aは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態のマーキング及びシーリングアセンブリーの概略等角図であり、そこには、切断面8b−8bが示されている。図8bは、本発明に係るシーリングカバーセルの概略断面図8b−8bである。図8cは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態の左側マーカーベースと右側マーカーベースの概略背面図である。 図9aは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態のトリガリング及びロッキングアセンブリーの概略等角図である。図9bは、本発明に係るCMデバイスの第1の実施の形態のトリガリング及びロッキングアセンブリーの概略分解等角図である。 図10は、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態の概略分解等角図である。 図11aは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のブレードホルダーアセンブリーの概略上面図であり、そこには、断面図12a−12aが示されている。図11bは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のブレードホルダーアセンブリーの概略側面図である。図11cは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のブレードホルダーアセンブリーの概略前面図である。 図12aは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のブレードホルダーアセンブリーの概略断面図12a−12aである。図12bは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のブレードホルダーの概略等角図である。図12cは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のブレードホルダーアセンブリーの概略分解等角図である。 図13aは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のトリガリング及びロッキングアセンブリーの概略側面図である。図13bは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のトリガリング及びロッキングアセンブリーの概略前面図である。図13cは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のトリガリング及びロッキングアセンブリーの概略等角図である。 図14aは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のマーキング及びシーリングアセンブリーの概略側面図である。図14bは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のマーキング及びシーリングアセンブリーの概略分解等角図である。図14cは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のマーキング及びシーリングアセンブリーの概略前面図である。図14dは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のマーカースタンプユニットの概略等角図である。 図15aは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態の概略上面図である。図15bは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のエネルギー蓄積装置のローラー及びセグメントの概略等角図である。図15cは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態の概略断面図15c−15cである。 図16aは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のストッパーの概略前面図である。図16bは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態のストッパーの概略側面図である。図16cは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態の概略側面図である。図16dは、本発明に係るCMデバイスの第2の実施の形態の概略背面図である。 疑いの余地を無くすため、本特許出願の図面に示された構成要素は、それらを明確に理解することができるように表され、スケール、サイズ、及び、形状は、決してそれらの実施の形態を限定するものではない。 ある実施の形態を”第1”と規定し、他の実施の形態を“第2”と規定することは、第2の実施の形態より第1の実施の形態が良い若しくは優れていることを示していることを意味しているわけではなく、その逆でもない。
如何なる疑念を取り除くため、実施の形態において記載された本発明の構成要素は、非常に詳しく説明されているけれども、しかしながら、決して本発明を限定するものではなく、明確のため、詳細に説明するためであることに留意すべきである。
本発明は、外科的手術の間における、最初の切開のためのデバイス及び方法、切開部の端部に沿って同時にマーキングするためのデバイス及び方法に関する。
外科的手術の間、患者の皮膚に最初の切開部を形成し、当該切開部の端部に沿って同時にマーキングするための本発明に係るデバイス及び方法の原則及びオペレーションは、図面及び添付の詳細な説明からより良く理解されるであろう。
本発明の実施の形態を詳細に説明する前に、本発明は、以下の詳細な説明及び図面におけるイラストレーションにおいて説明された構成要素の詳細及び構成要素の配置に限定されないことは理解されよう。
特に定義されない限り、本明細書において使用されている全ての技術的及び科学的用語は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者により共通して理解されるのと同じ意味を有する。本明細書において与えられた材料、寸法、方法、及び、具体例は、単に例示であり、限定の意味には解釈されない。
以下のリストは、アプリケーションイラストレーションのナンバリングの凡例である:
1 CMデバイス
1ba バックサイド
1fr フロントサイド
1ri 右サイド
1le 左サイド
1bw ベース幅
1to トップサイド
1bo ボトムサイド
1t 内部多角部分(台形等)
1tf 多角部分フロントサイド
1tr 多角部分リアサイド
1tu 多角部分アッパサイド
1tua 多角部分アッパサイド波形状
1tb 多角部分ボトムサイド
10 本体
10rh 右半体
10lh 左半体
10lha 本体左側下面
10lhb 本体左側トラック
10lhc 本体左側継ぎ部
10lhd 本体左側ストッパーホール
10lhe 本体左側プッシャーホール
10lhf 本体左側ローラーピン
10lhg 本体エネルギー蓄積装置ピン
10lhh 本体左側トリガーホール
10lhi 本体左側安全ボタンホール
10lhj 本体左側トリガーサイドホール
10rh 右半体
10rha 本体右側下面
10rhb 本体右側トラック
10rhc 本体右側継ぎ部
10rhd 本体右側ストッパーホール
10rhe 本体右側プッシャーホール
10rhf 本体右側ローラーピン
10rhh 本体右側トリガーホール
10rhi 本体右側安全ボタンホール
10rhj 本体右側トリガーサイドホール
10u 上部本体セグメント
10lw 本体下部の幅
10uw 本体上部の幅
11a ドットマーカー
11b マーカースタンプユニット
11c マーカースタンプユニットルート
11d マーカースタンプユニットベース
11l 左マーカーベース
11la 横方向距離
11lb ドットマーカー長さ
11lo 長手方向距離
11r 右マーカーベース
12 プッシャー
12a プッシャーピボット
12b プッシャーアーム
12c プッシャーベース
12d プッシャーホール
13 ローラー
13a ローラーリング
14 ストッパー
14a ストッパー中央部
14at ストッパー中央部トップ
14b ストッパーサイド棚部
14bw ストッパー幅
14c ストッパー垂直棚部
14d ストッパーピン
14e ストッパー下部レール
14f ストッパーバンパー
14g ストッパーメインボディ
14h ストッパーハンドル
15 ブレード
15a ブレードシャープエッジ
15aa ブレード先端
15b ブレードアッパーエンド
15c ブレード隙間
15d ブレードスロット
15e ブレードピン
15f ブレード先端突出距離
16 ブレードホルダー
16a ブレードホルダーベース
16aa ブレードホルダーベース下面
16b ブレードホルダーシリンダー
16ba ブレードホルダーシリンダー下面
16c 内部ねじ溝
16d ブレードホルダースロット
16e ブレードホルダー孔
16f ブレードホルダー第1ピン
16g ブレードホルダー第2ピン
16h ブレードホルダー弾性アーム
16i 弾性アームジャグ
16j ブレードホルダー突出部
16k ブレードホルダー歯車
16m ブレードホルダーのペイントされた深さ表示ライン
16n ブレードホルダー突出部
16p ブレードホルダーハンドル
16q ブレードホルダー下部ライン
16r ブレードホルダー円柱状フロントライン
17 深さ調整装置
17a 深さ調整装置頭部
17b 深さ調整装置溝部
17c 深さ調整装置ボルト
17d 深さ調整装置リング
17e 深さ調整装置歯車
17f 深さ調整装置本体
17g 深さ調整装置第1アーム
17h 深さ調整装置第2アーム
17i 深さ調整装置第2アーム突出部
18 シーリングカバー
18a シーリングカバーベース
18b シーリングカバー溝部
18c シーリングカバーセル
18d マーキング及びシーリングアセンブリー
19 トリガー
19a トリガー突出部
19b トリガースプリング
19c トリガーピボット
19d トリガーメインアーム
19e トリガーホール
19f トリガーフレキシブル関節部
19g トリガーハンドル
19h トリガーサイドアーム
20 安全ボタン
21 エネルギー蓄積装置
23 ペイント
24 スポンジ
30 滅菌ケース
40 ラインマーカー
150 ブレードホルダーアセンブリー
190 トリガリング及びロッキングアセンブリー
200 皮膚切開を行うための従来技術のデバイス
213 (皮膚切開を行うための従来技術のデバイスの)ベースプレート
213a (皮膚切開を行うための従来技術のデバイスの)ベースプレートスロット
214 (皮膚切開を行うための従来技術のデバイスの)サポート部材
214a (皮膚切開を行うための従来技術のデバイスの)溝部
215 (皮膚切開を行うための従来技術のデバイスの)円弧状部材
215a (皮膚切開を行うための従来技術のデバイスの)アーチ状スロット
220 (皮膚切開を行うための従来技術のデバイスの)ナイフ
300 従来技術のメス
400 外科医の利き手
500 皮膚切開部
501 予定された切開深さ
502 予定された切開長さ
アルファ 角度
本発明の実施の形態が、以下、図面を参照することにより詳細に説明されている。
重要な詳細がよく見えるようにするため、以下の図面において、様々な構成要素が様々なスケールで表示されていることに留意すべきである。
図2aは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の概略上面図である。
当該図は、本発明のさらなる理解を容易にするため、CMデバイス1の側面を明かにしている;しかしながら、これらは決して本発明を制限するものではない。
当該図には、フロントサイド1fr、バックサイド1ba、右サイド1ri、左サイド1leにおいて記号(marking)が示されている。
図2bは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の概略等角図(isometric schematic illustration)である。
デバイス1の上部は、本体上部セグメント10uを備える。これは、外科医により保持されることを容易にするセグメントの1つとして機能しうる。
図2cは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の概略前面図である。
当該図にはベース幅1bwが示されている。
図2dは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の概略右側面図である。
当該図は、本発明のさらなる理解を容易にするため、CMデバイス1の表面を明かにしている;しかしながら、これらは決して本発明を制限するものではない。
当該図には、トップサイド1to及びボトムサイド1bo、並びに内部多角部分1tの記号が示されている。内部多角部分1tは、CMデバイス1を保持する際、外科医の指が配置される位置としての役割を果たす。
第1の実施の形態によれば、本図に示されているボトムサイド1boは直線であり、これは、フラットな表面を表している。しかしながら、他の形状、例えば、手術を受けている器官(organ)に最適に一致させるため、側面視して、僅かに凹状のライン等も可能である。これは、凹状の表面を表している。
第1の実施の形態によれば、多角部分1tは台形の形状を有する。しかしながら、多角部分は、他の形状、例えば、逆台形、矩形、四角形、4つより多い若しくは少ない辺を有する正多角形(even shapes)等を有していてもよく、同様に、辺は、必ずしも直線である必要はない。
図3は、CMデバイス1の第1の実施の形態の概略分解等角図である。
本図は、第1の実施の形態に係るCMデバイス1の複数の構成要素を示している。当該構成要素は、右半体10rh部材、左半体10lh部材、左マーカーベース11l、右マーカーベース11r、プッシャー12、トリガースプリング19b、トリガーピボット19c、ローラー13、ストッパー14、ストッパーバンパー14f、ブレード15、ブレードホルダー16、深さ調整装置17、シーリングカバー18、トリガー19、安全ボタン20、及び、エネルギー蓄積装置21であり、これは、第1の実施の形態において、ゴムバンド等の弾性バンドである。しかしながら、他の実施の形態において、スプリング若しくはポンピング機構等の他の種類のものであってもよい。
第1の実施の形態によれば、本図に示された各構成要素は1つのピースとして構成されていてもよいが、しかしながら、これは決して本発明を限定するものではなく、任意の構成要素が、相互に接続されている2以上のパーツにより構成されていてもよいことに留意すべきである。
図4は、本発明に係る、CMデバイス1の第1の実施の形態の本体10、及び、滅菌ケース30の概略等角図である。
本体10は、右半体10rh及び左半体10lhを含み、全体として(in their entirety)、残りの構成要素を含むケースとして機能する。トリガー19及びブレード15は、様々な動作ステージにおいて本体10から突出し、その下部に取り付けられているシーリングカバー18は、切開の実行の前において本体10から取り除かれる。(本明細書において言及されている最後の3つの構成要素は本図において示されていないが、しかしながら、図3において示され、結果として関連する図においても示されている。)
本体幅は、本体10の下部において最大となり、これは、外科医が保持するのに特に都合がいい幅である。本体下部の幅10lwの好適な具体例は4センチメートルであり、本体上部の幅10uwの好適な具体例は2センチメートルである。
図5は、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態のストッパー14の概略等角図である。
さらに詳細に説明されているように、ストッパー14は、ブレードホルダーアセンブリー150(図6aには示されている図においては示されていない)の移動を制限し停止させるように設計され、それにより、切開部がどこで終端するかを決定する。
ストッパー14は弾性材料により構成され、例えばV形状に設計されたストッパー中央部14aを含んでいてもよく、これはストッパー14に引張力を与える。
各ストッパー中央部トップ14atは、ストッパー中央部トップ14atから突出するストッパーサイド棚部14bを有する。各ストッパーサイド棚部14bにストッパー垂直棚部14cが設けられている。ストッパー垂直棚部14cからストッパーピン14dが突出している。
2つのストッパーピン14dは、通常、それぞれ、一のホール(左側ストッパーホール10lhd(図7aに示されている図においては示されていない))内に存在する。これらのホールからストッパーピン14dを取り外し、それらを他のホールに配置するため、2つのストッパーサイド棚部14bを両サイドから中央に向かって押圧する必要がある。
図6aは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態のブレードホルダーアセンブリー150の概略等角図である。
図6bは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態のブレードホルダーアセンブリー150の概略分解等角図である。
ブレードホルダーアセンブリー150は、ブレード15、ブレードホルダー16、及び、深さ調整装置17を含み;それは、患者の皮膚に対する切開実行の間ブレード15を搬送(carry)し、切開の深さを決定するように設定(designate)されている。
深さ調整装置17は、いくつか(本実施の形態によれば、4つであり、それぞれに、切開部の対応する深さを示す数、例えば0、1、2、3、及び4(ミリメートル)が付されている)の深さ調整装置溝部17bと平行に設けられた深さ調整装置頭部17aを含む。
深さ調整装置スパイラルボルト17cが深さ調整装置頭部17aの中心から下方に突出している。深さ調整装置スパイラルボルト17cは、下方向若しくは上方向の直線運動において、深さ調整装置17の各特別な回転角度につき所望の切開深さに適合するある距離、例えば、本実施の形態によれば、4分の1の回転につき1ミリメートルである距離までブレード15を移動させるように設定(designate)されている。
ブレード15を支えるように設定された深さ調整装置リング17dが、深さ調整装置ボルト17cの下端の下に設けられている。
ブレード隙間15cが、ブレード上端部15bに極めて近接して設けられている。ブレード隙間15cの形状は、深さ調整装置17の形状、特に、深さ調整装置リング17dの形状と一致しており、ブレード隙間15c内に部分的に配置される深さ調整装置リング17dが、ブレード隙間15cの中において回転することができ、深さ調整装置リング17dが、ブレードホルダー16に対して上昇もしくは下降するにしたがって、ブレード15は上昇若しくは下降する。
ブレードホルダー16はブレードホルダーベース16aを含み、ブレードホルダーベース16aの上部からブレードホルダーシリンダー16bが上方向に突出している。ブレードホルダーシリンダー16bは、内部ねじ溝16c及びブレードホルダースロット16dを含む。内部ねじ溝16cの形状及び寸法は、深さ調整装置ボルト17cのそれらと一致しており、ブレードホルダーシリンダー16bを通過しているブレードホルダースロット16dの寸法はブレード15のものと一致している。
同様に、ブレードホルダー16は、エネルギー蓄積装置21のための把持部材(図3に示されている図には示されていない)として機能するように設定されているブレードホルダー穴16e、2つのブレードホルダー第1ピン16f、及び、2つのブレードホルダー第2ピン16g、ブレードホルダー弾性アーム16hを含む。これらは全て、本図に示されているように、ブレードホルダーベース16aの側面から突出している。ブレードホルダー弾性アーム16hの端部に弾性アームジャグ(jag)16iが設けられている。
本図において示されている実施の形態において、ブレードホルダー弾性アーム16hは、ブレードホルダーシリンダー16bから延在し、ブレードホルダーシリンダー16bと平行して上昇している。
弾性アームジャグ16iは、深さ調整装置溝部17b内においてストッパーとして機能するように、形状及び寸法が一致している。
ブレードホルダーアセンブリー150において、ブレード15をラインマーカー40に置き換えてもよく、切開を実行するのに代えて、後において切開を行うためにラインが記される。
図6cは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態のブレードホルダーアセンブリー150の概略右側面図である。
ブレードホルダーベース16aは、ブレードホルダーベース下面16aaを有し、ブレードホルダーベース下面16aaは、CMデバイス1の第1の実施の形態によれば平面である。
ブレードホルダー突出部16jが、ブレードホルダーベース下面16aaの下に存在する。
弾性アームジャグ16iは、深さ調整装置頭部17a内に係合され、ブレードシャープエッジ15aは、ブレードホルダーシリンダー下面16baから下方向に突出している。
図6dは、本発明に係るCMデバイス1のブレードホルダーアセンブリー150の第1の実施の形態の概略右側面図である。
この図は、深さ調整装置17とブレード15とが、説明のため、ブレードホルダー16に対して上方向にリフトされているとき、互いにどのように係合しているかを示している。
図6eは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態のブレードホルダーアセンブリー150の概略上面図である。
この図は、複数の数字を示している。これらの数字は、所望の切開深さを表し、深さ調整装置頭部17aにマークされている。
図7aは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の左半体10lhの概略右側面図である。
左半体10lhは、硬い材料から構成され、本体10は、全体として、複数の構成要素を保持するためのケーシングとして機能する。構成要件のいくつかは、本体10に対して移動する能力を有し、いくつかは本体10に対して固定されている。本実施の形態によれば、左半体10lhは、台形等の多角形状であり、内部多角部分1tを取り囲む。この多角部分形状は、多角部分フロントサイド1tf、多角部分リアサイド1tr、多角部分アッパサイド1tu、及び、多角部分ボトムサイド1tbを有する。
この台形形状は、決して、本発明を限定するものではなく、実際は長さがより短い切開(例えば8cm以下)を実行するいくつかの実施の形態において、他の寸法であってもよい。ここでは、大抵同じサイズを維持するであろう上側本体セグメントは、本図面において示されている第1の実施の形態と比較して長さの点でより短い下側本体セグメントより長いであろう。
本発明によれば、異なる解決方法が外科医の手にCMデバイス1を把持しやすくするという要求に答える限り、CMデバイス1の他の実施の形態は、内部多角部分1tを取り囲むリブを有しなくてもよい。
この図は、複数の数字を示している。これらの数字は、所望の切開深さを表し、深さ調整装置頭部17aにマークされている。
この図は、左半体10lhが、本体左側下面10lha、本体左側トラック10lhb、本体左側継ぎ部10lhc、本体左側ストッパーホール10lhd、本体左側プッシャーホール10lhe、本体左側ローラーピン10lhf、本体エネルギー蓄積装置ピン10lhg、本体左側トリガーホール10lhh、及び、本体左側安全ボタンホール10lhiを含むことを示している。
本図は、4つの本体左側継ぎ部10lhc及び4つの本体左側ストッパーホール10lhdを示しているけれども、これは決して本発明を限定しているわけではない。それ以上であってもよいし若しくはそれ以下であってもよく、それらの間の距離は変動若しくは固定されている。
外壁の本体左側継ぎ部10lhc及び本体左側ストッパーホール10lhdのそれぞれの近くに数字が記されている。これは、両方の組み合わせを選択することによる切開部の長さを表している。
鏡像に見える同様の構造が、右半体10rh(図7fに示された本図には示されていない)の上にある。
図7bは、準備の若しくは最終の状態における本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の概略等角図であり、右半体10rh及びシーリングカバー18が除かれている。
2つのプッシャーピボット12aのうち1つが、その通常のポジションにおいて、本体左側プッシャーホール10lhe(本図においては見えない)に係合され、2つのストッパーピン14d(本図においては見えない)のうち1つが、本体左側ストッパーホール10lhd(上記同様、本図においては見えない)のうち1つに係合されている。
1つのブレードホルダー第1ピン16f及び1つのブレードホルダー第2ピン16g(本図において見えない)は、本体左側トラック10lhbに係合されている。
トリガー19は、トリガーピボット19c(図3に示された本図においては示されていない)によりプッシャー12に接続されている。トリガーピボット19cは、トリガー19とプッシャー12とを互いに対して回転させることができる。
図7cは、準備の若しくは最終の状態における本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の概略右側面図であり、右半体10rhが除かれている。
第1の実施の形態に係るエネルギー蓄積装置21はゴムバンドであり、これは、本体エネルギー蓄積装置ピン10lhgに接続され、ローラー13の下を通り、ブレードホルダー穴16eに接続されている。それにより、ブレードホルダーアセンブリー150がストッパー14の近くに引き寄せられ位置決めされる。
この準備の若しくは最終の状態において、ブレード15は、ブレード15が固定され(set)、最大でも、ブレード15がシーリングカバー18を貫通することなく接触する深さに比例して(according to)、本体左側下面10lhaの下に突出している。
図7dは、係合され傾けられた(cocked)状態における本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の概略右側面図であり、右半体10rh及びシーリングカバー18が除かれている。
ブレードホルダーアセンブリー150は、手動でバックサイド1baに向かって傾けられ (cocked)、ブレードホルダー第2ピン16gは、本体左側継ぎ部10lhc(本図において見えない)までスライドされ係合される。これは、実行される切開の所望の長さにしたがって選択されている。これは角度アルファを形成し、ブレード15がブレードホルダーアセンブリー150に対してその最下部にあるときでさえ、ブレード15が左半体10lhの下に突出しないことが保証される。
トリガースプリング19bは、トリガー19を上方向に押し上げ保持する。
この状態において、トリガー19のトリガー突出部19aは、安全ボタン20の上方に配置されている。安全ボタン20は、喩えトリガー19を下方向に押し下げる試みがなされたとしても、トリガー19が下方向へ移動することを抑制する。
ストッパー14は、選択された本体左側ストッパーホール10lhd及び10rhd(両方とも本図においては見えない)と係合されている。
本体左側継ぎ部10lhc及び本体右側継ぎ部10rhc並びに本体左側ストッパーホール10lhd及び本体右側ストッパーホール10rhd(ここにおいて、ブレードホルダーアセンブリー150とストッパー14とが係合される)は、所望の切開長さにしたがって選択される。
1つの良好な選択は、本体左側(左半体)10lh上における、本体左側継ぎ部10lhc及び本体左側ストッパーホール10lhdのそれぞれの位置と一致し、近接する2つの全ての本体左側継ぎ部10lhc間の距離が、近接する2つの全ての本体左側ストッパーホール10lhd間の距離と一致しており、切開部の中央が左半体10lhの中央にあるように左半体10lhを設計し製造することである。それにより、そのようなポジションが望まれる場合、外科医が、患者の体表面の中心位置においてCMデバイス1を直感的に配置することが可能となる。
したがって、上述の記載は、右半体10rh(図4に示された本図においては示されていない)についても当てはまることに留意すべきである。
しかしながら、本発明は、本実施の形態にのみ関連する上記事項に限定されないことは明らかである。本発明は、例えば僅か1つの本体左側継ぎ部10lc及び全くない若しくは少ししかないストッパーホール10lhd、並びに、左半体及び右半体に対して中央に無い切開ラインも含む。これは、あるタイプの外科手術に適しうる。
マーカー11が、左半体10lhの下部にある。
図7eは、ブレードホルダーアセンブリー150の移動状態における、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の概略右側面図であり、右半体10rh及びシーリングカバー18が除かれている。
当該図は、円内において詳細Aを示している。これは、当該図の右下の円内において拡大されている。
安全ボタン20を横方向に押し、トリガー19を下方向に押した後、ブレードホルダーアセンブリー150は解放され、エネルギー蓄積装置21の力により、ブレードホルダーアセンブリー150の上に示された矢印の方向に引っ張られる。
ブレード15は移動し、ブレード15の端部は本体左側下面10lhaの下の固定された距離(深さ)のところに存在する。これは、予定された(planned)切開深さ501と称される。
切開を実行している間、ブレードホルダーアセンブリー150がマーカー11aを超えて移動するとき、ブレードホルダー突出部16jは、可撓性材料からなる左マーカーベース11l及び右マーカーベース11rそれぞれを押し、右側及び左側の複数対のマーカー11aが本体左側下面10lha及び本体右側下面10rha(本図において示されていない)の下に僅かに突出するように左マーカーベース11l及び右マーカーベース11rは下方向に湾曲する。
本図において示されているブレードホルダー突出部16jの形状は、可能性のある唯一の形状ではなく、決して本発明を限定するものでない。
図7fは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の本体右側(右半体)10rhの概略右側面図である。
本図は、右半体10rhが、同様に、本体右側下面10rha、本体右側トラック10rhb、本体右側継ぎ部10rhc、本体右側ストッパーホール10rhd、本体右側プッシャーホール10rhe、本体右側トリガーホール10rhh、及び、本体右側安全ボタンホール10rhiを含むことを示している。
本図は、4つの本体右側継ぎ部10rhc及び4つの本体右側ストッパーホール10rhdを示しているけれども、これは決して本発明を限定しているわけではない。それ以上であってもよいし若しくはそれ以下であってもよく、それらの間の距離は変動する。
外壁の本体右側継ぎ部10rhc及び本体右側ストッパーホール10rhdのそれぞれの近くに数字が記されている。これは、両方の組み合わせを選択することによる切開部の長さを表している。
図7aに示されているように、この図は台形の側部を示している。
図8aは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態のマーキング及びシーリングアセンブリー18dの概略等角図であり、セクション平面8b−8bが示されている。
左マーカーベース11l及び右マーカーベース11rは、それぞれ、直線のドットマーカー11aを含む。ペイントが各ドットマーカー11aの端部にある。平行なラインの間において、横方向距離11laが存在し、換言すれば、この距離の半分の位置において、色の付された一列のドットが、患者の皮膚上の、切開部の両サイドにマークされるであろう。
ドットマーカー11aの形状は、患者の皮膚上に形成されたマーキングの形状を決定する。それらは、ドット、ダッシュ、V−シェブロン(V-chevron)等であってもよい。
一列の中における、近接する2つの全てのドットマーカー11aの間において、長手方向距離11lo(マーカー11aの中心間距離)が存在する。
左マーカーベース11l及び右マーカーベース11rは柔軟性材料(flexible material)から構成されていてもよく、切開を実行している間、それらが患者の体に対して押し付けられている際、ブレードアセンブリー150(図7dにおいて部分的に示されている本図においては示されていない)がそれらの上を移動するとき、それらは周期的に下方向に湾曲し、横方向距離11la及び縦方向距離11loの寸法でドットマーカー11aは皮膚にマークする。これにより、外科的処置が完了した後、切開部の端部を接合することを容易にする。
シーリングカバー18は、シーリングカバーベース18aを含む。シーリングカバー溝部18bは、シーリングカバーベース18aの大部分に沿って設けられている。シーリングカバー溝部18bは、ブレード15(本図において示されていない)がシーリングカバー溝部18b内を動くことを可能とする。2列のシーリングカバーセル18cが、シーリングカバーベース18aの上に設けられている。
起動(activation)前の状態において、各シーリングカバーセル18cはドットマーカー11aを収容している。
本図において示された第1の実施の形態において、シーリングカバーセル18cは、部分的に、シーリングカバーベース18aから上方向に突出している。
図8bは、本発明に係るシーリングカバーセル18cの概略断面図8b−8bである。
シーリングカバーセル18cは、ペイント23を含んでいる、スポンジ24若しくは他の適切な材料を含む。ペイント23は、患者の皮膚にドットをマークするという目的を果たす。
図8cは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態の左マーカーベース11l及び右マーカーベース11rの概略背面図である。
横方向距離11laの最適で典型的な寸法は12.5ミリメートルである。この距離は、本図において示されている両マーカー11aの中心間において測定され、それは、図8cにおいて示されているように、それらマーカー11aのうちの一方のインナーエッジと、他方のアウターエッジとの間の距離と等しい。ドットマーカー長さ11lbの最適で典型的な寸法は3.5ミリメートルである。しかしながら、他の寸法値も可能であり、本発明は決してこれらの寸法を限定するものではない。
図9aは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態のトリガリング及びロッキングアセンブリー190の概略等角図である。
トリガリング及びロッキングアセンブリー190は、プッシャー12、トリガー19、トリガースプリング19b、及び、トリガーピボット19c(図9bに示された本図においては示されていない)を含む。
両矢印が当該図において示されているように、プッシャー12とトリガー19との間において、回転運動のためのある程度の自由度が存在する。
図9bは、本発明に係るCMデバイス1の第1の実施の形態のトリガリング及びロッキングアセンブリー190の概略分解等角図である。
プッシャー12は、プッシャーベース12cを備える。プッシャーベース12cは、Uアームのそれぞれがプッシャーホール12dを有する場合、プッシャーベース12cは、第1の実施の形態によればU形状を有する。2つのプッシャーアーム12bは、プッシャーベース12cに接続されており、プッシャーアーム12bのそれぞれの端部にプッシャーピボット12aが存在する。
トリガー19は、トリガーメインアーム19dを含み、トリガーメインアーム19dの下端にトリガーホール19eがある。
トリガースプリング19bは、剛性若しくは可撓性の接続コネクションにより、トリガーメインアーム19dに接続されている。
安全ボタン20は、トリガー突出部19aの形状に一致する形状を有する。
トリガーピボット19cはトリガー19をプッシャー12に接続し、トリガー19及びプッシャー12に対して、僅かに円弧を描く上下運動について必然的な自由度を与える。
図10は、本発明に係るCM1の第2の実施の形態の概略分解等角図である。
CMデバイス1の第2の実施の形態は、いくつかの構成要素の構造において、その第1の実施の形態のものと異なる。本発明によれば、第1の実施の形態及び第2の実施の形態のCMデバイス1の構成要素の様々な組み合わせが存在してもよい。
本図は、第2の実施の形態に係るCMデバイス1の複数の構成要素を示している。当該構成要素は、右半体10rh部材、左半体10lh部材、左マーカーベース11l、右マーカーベース11r、プッシャー12、トリガー19、トリガースプリング19bであり、一方、後に示されているように、最後の3つの構成要素は、1つの組み付けられた部材として、ローラー13、ストッパー14、ブレード15、ブレードホルダー16、深さ調整装置17、シーリングカバー18、及び、安全ボタン20から構成されている。第1の実施の形態のエネルギー蓄積装置21(本図において示されていない)のために与えられた記載は、第2の実施の形態にも当てはまる。
本図には、トリガーメインアーム19dから2つのトリガーサイドアーム19hが突出していることが示されている。これらは、起動のための他のオプションとして、押圧されることによりトリガー19の起動を可能とする。
第2の実施の形態のCMデバイス1を完全に組み立てた後、一のトリガーサイドアーム19hは、左半体10lhにおいて開口した本体左側トリガーサイドホール10lhjを貫通している。一方、他のトリガーサイドアーム19hは、右半体10rhにおいて開口した本体右側トリガーサイドホール10rhjを貫通している。第2の実施の形態のストッパー14の形状は、第1の実施の形態のストッパー14のものと異なり、ストッパーボトムレール14eを含むことに留意すべきである。また、本体左側ローラーピン10lhfは中空状のチューブとして成形され、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態の本体左側ローラーピン10lhfより長いことに留意すべきである。さらに、本体エネルギー蓄積装置ピン10lhgは、第2の実施の形態によれば、多角部分の上部側面1tuの中央付近に配置されており、第1の実施の形態のものより長いゴムバンドタイプのエネルギー蓄積装置21(本図面において示されていない)を使用することができる。この長さは、以下の最適な比率を達成するためにより良い。当該比率とは、ゴムバンドタイプのエネルギー蓄積装置21の、エネルギー蓄積装置21が伸ばされたとき、すなわち、CMデバイス1が傾けられ、起動のための準備ができているときの長さと、それが傾斜若しくは引っ張られる前、若しくは、切開が完了しようとしているときの長さと、の最適な比率;すなわち切開を実行する各ステージにおいてそれが発生させる力を決定する比率である。好ましくは、ゴムバンドタイプのエネルギー蓄積装置21は、その長さのおよそ2倍まで伸びるはずである。簡便で容易な手による把持を可能とするため、多角部分の上部側面1tuは、その中央下部1tuaにおいて僅かに波状である。
第2の実施の形態によれば、本図において示されている各構成要素は、一のピースとして構成されているが、しかしながら、これは決して本発明を限定するものではなく、これらの構成要素のいずれかは、2以上の相互接続されているパーツから構成されていてもよいことに留意すべきである。
図11aは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のブレードホルダーアセンブリー150の概略上面図であり、断面プレート12a−12aが示されている。
図11bは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のブレードホルダーアセンブリー150の概略側面図である。
ブレードホルダーシリンダー16bの上に、ブレードホルダーのペイントされた深さ表示ライン(blade holder painted depth indication lines)16mが存在する。これは、ブレードホルダー第1アーム17g(本図においてマークされていない)上の、対応する三角形のマークを参照することにより、設定された深さを示すように構成(designate)されている。
図11cは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のブレードホルダーアセンブリー150の概略前面図である。
この図は、対称的な配置のブレードホルダーアセンブリー150を示しているが、しかしながら、他の配置も可能である。
図11dは、本発明に係る、傾いたブレードホルダーシリンダー16bを有するCMデバイス1の第2の実施の形態のブレードホルダーアセンブリー150の概略側面図である。
CMデバイス1の第2の実施の形態の変形例によれば、ブレードホルダーシリンダー16bが、ブレードホルダーベース16aに対して傾いている。比較のため、この傾きは、ブレードホルダーボトムライン16qとブレードホルダーシリンダーフロントライン16rとの間の角度として、当該図において示されており、実際上は90°より小さい。この配置は、特に、切開の開始位置が、膝の下の領域、肘の上の領域等固い組織に近い場合に効果的であり、いわば当該デバイスのエッジにできるだけ近くから切開が開始されることを必要とする。第2の実施の形態の変形例において、角度ベータは実際上90度である。
図12aは、本発明に係るブレードホルダーアセンブリー150の概略断面図12a−12aである。
本図は、円内に詳細Aを示している。これは、当該図の左側の円内において拡大されている。
ブレード15は、1以上のブレードピン15eにより、深さ調整装置17に接続されている。1以上のブレードピン15eは、ブレードスロット15dを貫通している。接続のための他の一のオプションは、ブレード15を深さ調整装置17に接着することである。さらに別のオプションは、ブレード15の上部において深さ調整装置17を成型(cast)し、ブレード15がその中において形成されることである。これらのオプションは、使用時、外科医により任意のタイプのブレード15を接続することを可能とし、第1の実施の形態において示された特に指定されたブレードを要求しない。
ブレード15の下方向突出の程度を決定することは、ブレードホルダーシリンダー16bに対する深さ調整装置17の高さを設定する(place)ことにより行われる。
ブレードホルダーシリンダー16bは、上面視して矩形の形状等の断面形状を有するシリンダーであり、深さ調整装置17は、回転することなく、直線移動として、ブレードホルダーシリンダー16bに対して上方向若しくは下方向に移動する。その動きは、下方向に押すこと及び上方向に引くことにより、手動で深さ調整装置17に伝えられる。深さ調整装置頭部17aから離れた深さ調整装置第2アーム17hの端部に深さ調整装置第2アーム突出部17iが存在する。深さ調整装置第2アーム突出部17iは、ブレードホルダー突出部16nの助力により、深さ調整装置17がブレードホルダー16から上方向に離れることを抑制するように構成されている。
ブレード15は、ブレードシャープエッジ15a及びブレード先端部15aaを有する。ブレードホルダーベース16aからのブレード先端部距離15fを変更し、制御してもよい。
図12bは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のブレードホルダー16の概略等角図である。
ブレードホルダーシリンダー16bは、ブレードホルダーベース16aから上方向に突出している。同様に、ブレードホルダー16はまたブレードホルダー穴16e、及び、2つのブレードホルダー第1ピン16fを備える。ブレードホルダー穴16eは、エネルギー蓄積装置21(図3に示されている図においては示されていない)のための把持ポイントとして機能するよう設定されている。
ブレードホルダー歯車16kがブレードホルダーシリンダー16bに設けられている。ブレードホルダー歯車16kは、深さ調整装置17(本図においては示されていない)とブレードホルダーシリンダー16bとの間の不所望の移動を抑制するように機能する。両ブレードホルダー第2ピン16gのそれぞれのブレードホルダー第2ピン16gの端部に、ブレードホルダーハンドル16pが存在し、それらの両方は、トリガーを掛けるために引っ張る際、快適なホールディングを容易にする空間形状を有する。
図12cは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のブレードホルダーアセンブリー150の概略分解等角図である。
深さ調整装置17、ブレード15、及びブレードホルダー16は、垂直に分離されている。
深さ調整装置頭部17aは、深さ調整装置本体17f、深さ調整装置第1アーム17g、及び、深さ調整装置第2アーム17hに接続されている。
深さ調整装置第1アーム17gに深さ調整装置歯車17eが存在する。深さ調整装置歯車17eは、ブレードホルダー歯車16k(本図において示されていない)とともに機能し、深さ調整装置17の、ブレードホルダー16に対する不所望の垂直移動が抑制される。
深さ調整装置頭部17aは、本図において円形の形状を有するが、しかしながら、他の形状も可能である。深さ調整装置頭部17aにより、上方向に引っ張られること、及び、下方向に押されることが可能となる。
図13aは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のトリガリング及びロッキングアセンブリー190の概略側面図である。
本図において示されている配置において、トリガリング及びロッキングアセンブリー190の全ての構成要素が単一の部材として構成されているが、しかしながら、本発明は、決してこれに限定されることはなく、トリガリング及びロッキングアセンブリー190は、分離した部材から構成されていてもよい。
トリガリング19は、上述のように、単一の部材としてプッシャー12、トリガースプリング19b及びトリガーハンドル19gに接続されている。トリガーハンドル19gは、指による押圧により、トリガリング及びロッキングアセンブリー190を起動させることを容易にするように設定されている。
図13bは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のトリガリング及びロッキングアセンブリー190の概略前面図である。
トリガー19は、同様に、トリガリング及びロッキングアセンブリー190の手動による起動を容易にするため、2つのトリガーサイドアーム19hに接続されていている。
図13cは、本発明に係るCMデバイス1のトリガリング及びロッキングアセンブリー190の概略等角図である。
トリガー19は、トリガーフレキシブル関節部19fによりプッシャー12に接続されている。これは、寸法、形状、及び、構成材料が充分な柔軟性を提供し、本図における円状セグメントの両端に記された矢印により示されている方向に、ダメージを被ることなく、トリガー19とプッシャー12との間の相対的な円運動サイクルを可能にする。
図14aは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のマーキング及びシーリングアセンブリー18dの概略側面図である。
右マーカーベース11rは、本図において示されている配置において、5つのマーカースタンプユニット11bに接続されているが、しかしながら、他の数のマーカースタンプユニット及び異なるサイズのマーカースタンプユニットを備える配置も可能である。各マーカースタンプユニット11bは、シーリングカバーベース18aに接続されているシーリングカバーセル18c内に収容されている。本図においては示されていない、他方のサイドにおけるマーキング及びシーリングアセンブリー18dの構造も同じである。
図14bは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のマーキング及びシーリングアセンブリー18dの概略分解等角図である。
本図において、マーカースタンプユニット11bは、右マーカーベース11r及び左マーカーベース11lから分離するように示されている。本配置において示されている構成において3つのドットマーカー11aが各マーカースタンプユニット11bの下面から突出している;しかしながら、他の数の配置も可能である。シーリングカバーベース18aに接続されているシーリングカバーセル18cが各マーカースタンプユニット11bに面している。
図14cは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のマーキング及びシーリングアセンブリー18dの概略前面図である。
各マーカースタンプユニット11bは、右マーカーベース11rに接続されるか、若しくは、左マーカーベース11lに接続され、シーリングカバーベース18aに接続されているシーリングカバーセル18c内に収容されている。
マーカースタンプユニット11bは、第1の実施の形態に関して述べられた方法と同様、シーリングカバーセル18c内に保存されたペイント23(本図において示されていない)を集める。
図14dは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のマーカースタンプユニット11bの概略等角図である。
マーカースタンプユニット11bは、逆方向に向いた先端が取り除かれたピラミッド形状を有するマーカースタンプユニットベース11dを有する。この形状は、ペイント23(本図において示されていない)の蒸発を抑制するため、シーリングカバーセル18c(本図において示されていない)との接触時良好なシールを保証するように設定されている。
ドットマーカー11aは先端が取り除かれた端部から突出している。本図において下方向に回転して示されている。これらは、様々なインターバル、イレギュラーなインターバルにおいて、様々な数であってもよい。本図に係るマーカースタンプユニットベース11dの上方向に向いたサイドは、突出しているマーカースタンプユニットルート11cを有し、マーカースタンプユニット11bの接続を可能とする。
ブレードホルダーアセンブリー150(本図において示されていない)の移動の間、CMデバイス1(本図において示されていない)を傾けるとき、全てのマーカースタンプユニット11bは、シーリングカバーセル18cの内側部分に向かって押される。パッド24(本図において示されていない)は、ペイント23(本図において示されていない)に浸漬されている。ペイント23内において、それは、既に以前に部分的に配置され、それゆえ、それはペイント23(本図において示されていない)を集める。
シーリングカバー18の除去の後、切開を実行している間、ブレードホルダーアセンブリー150(本図において示されていない)の移動において、マーカースタンプユニット11bの各1つは、患者の皮膚に向かって押圧され、その上にマーキングが形成される。
図15aは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態の概略上面図であって、セクションプレーン15c−15cが示されている。
図15bは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のエネルギー蓄積装置21のセグメント及びローラー13の概略等角図である。
ローラー13は、中空状チューブであり、その外側に2つのローラーリング13aを有し、ゴムバンド21の横方向のスライドを抑制する。
図15cは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態の概略断面図15c−15cである。
本図は、楕円内において詳細Bを示している。これは、当該図の右下サイドの楕円内において拡大されている。
ローラー13は、左半体10lhに接続されている本体左側ローラーピン10lhfにマウントされているか、若しくは、両方の構成要素が単一のユニットとして構成されている。この単一のユニットは、右半体10rhに達する長さである。右半体10rhは、本体左側ローラーピン10lhfに対して単一の部材として接続され若しくは構成されている。本体左側ローラーピン10lhfは、本体右側ローラーピン10rhfの長さと比較して短く、その端部においてその中に収容されている。この構造は、ローラー13の組み立て及びその後の起動のため、快適なオプションを提供する。
図16aは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のストッパー14の概略前面図である。
第2の実施の形態のストッパー14は、ストッパーメインボディ14gを有し、その一端においてストッパーハンドル14hが設けられている。ストッパーハンドル14hは、それをポジショニングすること、CMデバイス1(本図において示されていない)にそれを挿入すること、それを取り除くこと、を容易にする。ストッパーボトムレール14eは、ストッパーメインボディ14gの下面から突出している。
図16bは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態のストッパー14の概略側面図である。
ストッパー14は、ストッパーメインボディ14g、ストッパーハンドル14h、ストッパーボトムレール14eを含む。これらは、本図において、単一のユニットとして構成されているけれども、しかしながら、本図によれば、相互接続されている分離された構成要素として作製されていてもよい。
図16cは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態の概略側面図である。
本図は、円内において詳細Cを示している。これは、本図の下部の円内において拡大されている。
本図は、多角部分アッパサイドの波形状1tuaをはっきりと示している。
ストッパーボトムレール14eは、形状が本体右側ストッパーホール10rhdの形状と一致しているセクションを有する。本体右側ストッパーホール10rhdは、本図において、上側が開口した矩形として示されている。これは、本体右側ストッパーホール10rhdの1つにストッパー14を配置することを可能とする。同じ形状が本体左側ストッパーホール10lhd(本図において示されていない)にも当てはまる。
図16dは、本発明に係るCMデバイス1の第2の実施の形態の概略背面図である。
ストッパーハンドル14hは、皮膚切開部を形成するためのデバイス1の一方のサイドから突出し、ストッパー14の他方のサイドが他方のサイドから突出している。つまり、ストッパー幅14bwは、ベース幅1bwより大きい。ストッパー14の方向は反転し、ユーザーにより好まれているように、CMデバイス1の右若しくは左のいずれかから挿入されていてもよい。
CMデバイス1は、一回限りの使用のため、若しくは、繰り返される使用のため設計され製造されていてもよいことに留意すべきである。
CMデバイス(1)の構造及び特徴を記載した後、動作のステージにおける使用方法の記載が続いている。この記載において構成要素のナンバリングは、本願の図及び添付の明細書において与えられた出願図のナンバリングの凡例において与えられているナンバリングと対応している。
当該方法は、開口外科的処置において最初の皮膚切開部を形成し、切開部の縁に沿って同時にマーキングするためのCMデバイス(1)を傾ける(cock)ためのものである。当該方法は、次のステージの全て若しくはいくつかを含んでいる(以下の順番である必要は無い):
(a)滅菌ケース(30)若しくはバッグを開け、外科医に対してCMデバイス(1)を渡す工程(ケース(30)は、事前に開いていてもよいし、CMデバイス(1)は、滅菌トレイの上に置かれていてもよい)と;
(b)CMデバイス(1)を安全ボタン(20)によりガードする工程と;
(c)CMデバイス(1)をCMデバイス(1)の本体(10)の本体上部セグメント(10u)において、及び/又は、本体背面サイド(1ba)において、及び/又は、本体前面サイド(1fr)セグメントにおいて保持する工程と;
(d)深さ調整装置頭部(17a)を操作すること(具体的には、回転させること、押すこと、引くこと等)により、予定された切開部深さ(501)を調整し、当該深さ調整装置頭部(17a)を柔軟性アームジャグ(16i)若しくは深さ調整装置第1アーム(17g)歯車(17e)によりロックする工程と;
(e)CMデバイス(1)をエネルギー蓄積装置(21)の力に対抗してブレードホルダー(16)をスライドさせ、予定された切開部長さ(502)にしたがって本体左側継ぎ部(10lhc)の一方に2つのブレードホルダー第2ピン(16g)を配置し、本体右側継ぎ部(10rhc)に第2を配置し、マーカー(10a)を下方向に押し込みシーリングカバーセル(18c)へ入れること、マーカーにペイント(23)を装填することにより、CMデバイス(1)を傾ける(cock)工程と;
(f)予定された切開部長さ(502)にしたがって、ある位置にストッパー(14)を配置する工程と;
(g)外科医の第2の手、若しくは、アシスタントの助力により、本体(10)の下面からシーリングカバー(18)を除去する工程と;
(h)選択された位置及び方向で患者の皮膚にCMデバイス(1)を配置し、要求されれば、任意の妨害する若しくはブロックする組織を横へ押しやり、CMデバイス(1)を保持しない手で、若しくは、アシスタントからの助力により、皮膚を平らにする工程と、を有し、傷跡、皮膚の皺、予めマークされたライン等の存在するアウトラインにおいて切開を実行することが要求されるとき、本体(10)ボトムサイド(1bo)におけるスロットが、傷跡、皺、予めマークされたライン等を超えて配置され、中央配置されており、本体(10)における開口部を介して皮膚表面に面し;
(i)少なくとも、CMデバイス(1)の両サイドにおいてペイントされたマークにより示された切開部の予定された長さのため、患者の本体に対抗してCMデバイス(1)を押し込み、その下の患者の皮膚を平らにする工程と;
(j)安全ボタン(20)を横方向に押す工程と;
(k)トリガー(19)を押し、ボトムサイド(1bo)のCMデバイス(1)下面からブレード(15)を、予定された切開部深さ(501)の性能のために要求される深さまで突出させ、ブレードホルダーアセンブリー(150)をエネルギー蓄積装置(21)の力により、ストッパー(14)まで移動させ、予定された切開部深さ(501)及び予定された切開部長さ(502)の皮膚切開を実行し、切開部のそれぞれのサイドにおいて色が付された一列のドットからなる2つの実質的に平行な列を同時にマークする工程と;
(l)CMデバイス(1)を患者から除去する工程と;
(m)外科医により、他の道具を使用して、要求される深さまで切開部を深くし、外科的処置の残りを実行する工程と;
(n)色が付されたマークにしたがって切開部を閉じる工程。
本方法は、決して、前述のステージの全てを含むことに制限されるものではなく、付加的なステージを含んでいてもよく、異なるステージ順序であってもよいことに留意すべきである。
CMデバイス1は、使い捨ての、一回限りの使用のデバイス、若しくは、再利用可能なデバイスとしての使用に有益であるように製造されていてもよいことに留意すべきである。同様に、特別の構成要素は、当該デバイスの外科医の使用を容易にするため、透明の材料から構成されていてもよい。
本発明は、限られた数の実施の形態に関して述べられているが、当然のことながら、本発明の多くの変形、修正、他のアプリケーションがなされてもよい。

Claims (28)

  1. (a)本体(10)と;
    (b)大部分が上記本体(10)の内側に配置されているブレードホルダーアセンブリー(150)と;
    (c)上記ブレードホルダーアセンブリー(150)を移動させるためのエネルギー蓄積装置(21)であって、上記本体(10)内に配置されているエネルギー蓄積装置(21)と;
    (d)大部分が上記本体(10)の内側に配置されているトリガリング及びロッキングアセンブリー(190)と;を備える、皮膚切開部を形成するための装置(CMデバイス)(1)。
  2. (e)上記本体(10)に取り付けられているマーキング及びシーリングアセンブリー(18d)をさらに備える請求項1に記載のCMデバイス(1)。
  3. 上記本体(10)は、バックサイド(1ba)、フロントサイド(1fr)、右サイド(1ri)、左サイド(1le)、ボトムサイド(1bo)、及び、本体上部セグメント(10u)を有し、
    上記本体(10)は:
    本体右側下面(10rha)及び内部多角部分(1t)の周りに形成された多角形状を有する右半体(10rh)を含み、
    上記右半体(10rh)は、
    上記右半体(10rh)の多角部分ボトムサイド(1tb)に配置されている本体右側トラック(10rhb)と;
    上記右半体(10rh)の多角部分ボトムサイド(1tb)に配置され、上記本体右側トラック(10rhb)に接続されている少なくとも1つの本体右側継ぎ部(10rhc)と;
    上記右半体(10rh)の多角部分ボトムサイド(1tb)に配置されている少なくとも1つの本体右側ストッパーホール(10rhd)と;
    上記右半体(10rh)の多角部分ボトムサイド(1tb)に配置されている本体右側プッシャホール(10rhe)と;
    上記右半体(10rh)の多角部分アッパサイド(1tu)に配置されている本体右側トリガーホール(10rhh)と;
    上記右半体(10rh)の多角部分リアサイド(1tr)に配置されている本体右側安全ボタンホール(10rhi)と;
    上記右半体(10rh)に接続され、本体左側下面(10lha)及び内部多角部分(1t)の周りに形成された多角形状を有する左半体(10lh)と;を備え、
    上記左半体(10lh)は:
    上記左半体(10lh)の多角部分ボトムサイド(1tb)に配置されている本体左側トラック(10lhb)と;
    上記左半体(10lh)の多角部分ボトムサイド(1tb)に配置され、上記本体左側トラック(10lhb)に接続されている少なくとも1つの本体左側継ぎ部(10lhc)と;
    上記左半体(10lh)の多角部分ボトムサイド(1tb)に配置されている少なくとも1つの本体左側ストッパーホール(10lhd)と;
    上記左半体(10lh)の多角部分ボトムサイド(1tb)に配置されている本体左側プッシャホール(10lhe)と;
    上記左半体(10lh)の多角部分アッパサイド(1tu)に配置されている本体左側トリガーホール(10lhh)と;
    上記左半体(10lh)の多角部分リアサイド(1tr)に配置されている本体左側安全ボタンホール(10lhi)と;を備える請求項1記載のCMデバイス(1)。
  4. 上記少なくとも1つの本体右側ストッパーホール(10rhd)は、実質的に、矩形の形状を有し、
    上記本体右側ストッパーホール(10rhd)は上記本体右側トラック(10rhb)に接続され、
    上記右半体(10rh)は、上記右半体(10rh)の多角部分リアサイド(1tr)に配置されている本体右側トリガーサイドホール(10rhj)を含み、
    上記少なくとも1つの本体左側ストッパーホール(10lhd)は、矩形の形状を有し、
    上記本体左側ストッパーホール(10lhd)は、上記本体左側トラック(10lhb)に接続され、
    上記左半体(10lh)は、上記左半体(10lh)の多角部分リアサイド(1tr)に配置されている本体左側トリガーサイドホール(10lhj)をさらに含む請求項3記載のCMデバイス(1)。
  5. 上記ブレードホルダーアセンブリー(150)は、
    (i)ブレードホルダーベース下面(16aa)を含むブレードホルダーベース(16a)を有するブレードホルダー(16)と;
    (ii)上記ブレードホルダー(16)に搭載された深さ調整装置(17)と;
    (iii)ブレードシャープエッジ(15a)及びブレード先端部(15aa)を有するブレード(15)であって、上記深さ調整装置(17)に接続されているブレード(15)と;を備え、
    上記ブレードホルダー(16)及び上記深さ調整装置(17)は上記ブレード(15)を移動させるように構成され、皮膚切開部を形成するため、上記ブレード先端部(15aa)の、上記ブレードホルダーベース(16a)からのブレード先端突出距離(15f)が制御される請求項1記載のCMデバイス(1)。
  6. ブレードホルダーボトムライン(16q)とブレードホルダーシリンダフロントライン(16r)との間の角度ベータが存在し、上記角度ベータは、実質的に、90度である請求項1記載のCMデバイス(1)。
  7. ブレードホルダーボトムライン(16q)とブレードホルダーシリンダフロントライン(16r)との間の角度ベータが存在し、上記角度ベータは、実質的に、90度未満である請求項1記載のCMデバイス(1)。
  8. さらに、上記ブレードホルダー(16)は:
    ブレードホルダー歯車(16k)及びブレードホルダー突出部(16n)を有し、上記ブレードホルダーベース(16a)に取り付けられているブレードホルダーシリンダ(16b)と;
    上記ブレードホルダーベース(16a)に取り付けられている2つのブレードホルダー第1ピン(16f)と;
    上記ブレードホルダーベース(16a)に取り付けられている2つのブレードホルダー第2ピン(16g)と;を備え、
    上記深さ調整装置(17)は、
    深さ調整装置本体(17f)と;
    上記深さ調整装置本体(17f)に取り付けられている深さ調整装置頭部(17a)と;
    深さ調整装置歯車(17e)を有し、上記深さ調整装置頭部(17a)に取り付けられている深さ調整装置第1アーム(17g)と;
    深さ調整装置第2アーム突出部(17i)を有し、上記深さ調整装置頭部(17a)に取り付けられている深さ調整装置第2アーム(17h)と;を備える請求項5記載のCMデバイス(1)。
  9. 上記本体(10)は:
    本体右側下面(10rha)及び内部多角部分(1t)の周りに形成された多角形状を有する右半体(10rh);を備え、
    上記右半体(10rh)は、
    上記右半体(10rh)の多角部分ボトムサイド(1tb)に配置されている本体右側トラック(10rhb)と;
    上記右半体(10rh)に接続され、本体左側下面(10lha)及び内部多角部分(1t)の周りに形成された多角形状を有する左半体(10lh)と;を備え、
    上記左半体(10lh)は、
    上記左半体(10lh)の多角部分ボトムサイド(1tb)に配置されている本体左側トラック(10lhb)を備え、
    上記ブレードホルダー第1ピン(16f)の1つと、上記ブレードホルダー第2ピン(16g)の1つとが、上記本体右側トラック(10rhb)内に配置され、
    上記ブレードホルダー第1ピン(16f)の1つと、上記ブレードホルダー第2ピン(16g)の1つとが、上記本体左側トラック(10lhb)内に配置されている請求項7記載のCMデバイス(1)。
  10. 上記ブレードホルダーアセンブリー(150)は、さらに、上記ブレードホルダー(16)に取り付けられているブレードホルダー穴(16e)を備える請求項9記載のCMデバイス(1)。
  11. 上記トリガリング及びロッキングアセンブリー(190)は:
    (i)プッシャー(12)と;
    (ii)上記プッシャー(12)に取り付けられているトリガーフレキシブル関節部(19f)と;
    (iii)上記トリガーフレキシブル関節部(19f)に取り付けられているトリガー(19)と、を備える請求項5記載のCMデバイス(1)。
  12. 上記プッシャー(12)は:
    (i)プッシャーベース(12c)と;
    (ii)2つのプッシャーアーム(12b)であって、それぞれのプッシャーアーム(12b)が、上記プッシャーベース(12c)に取り付けられているプッシャーアーム(12b)と;
    (iii)2つのプッシャーピボット(12a)であって、2つのプッシャーピボット(12a)のそれぞれが、上記2つのプッシャーアーム(12b)の1つに取り付けられているプッシャーピボット(12a)と;を備え、
    上記トリガー(19)は:
    (i)トリガーメインアーム(19d)と;
    (ii)上記トリガーメインアーム(19d)に取り付けられているトリガースプリング(19b)と;
    (iii)上記トリガーメインアーム(19d)に取り付けられているトリガー突出部(19a)と、を備える請求項11記載のCMデバイス(1)。
  13. さらに、上記トリガー(19)は:
    (iv)上記トリガーメインアーム(19d)に取り付けられているトリガーハンドル(19g)と;
    (v)2つのトリガーサイドアーム(19h)であって、トリガーサイドアーム(19h)のそれぞれが上記トリガーメインアーム(19d)に取り付けられているトリガーサイドアーム(19h)と;を備える請求項12記載のCMデバイス(1)。
  14. 上記トリガリング及びロッキングアセンブリー(190)が、1つの統合されたピースとして作製されている請求項13記載のCMデバイス(1)。
  15. (g)上記ブレード(15)の移動を制限するためのストッパー(14)であって、大部分が上記本体(10)の内部に配置されているストッパー(14)と;
    (h)大部分が上記本体(10)の内側に配置されている、上記ブレード(15)を移動させるためのエネルギー蓄積装置(21)と、をさらに備える請求項5記載のCMデバイス(1)。
  16. 上記ストッパー(14)は:
    (i)ストッパーメインボディ(14g)と;
    (ii)上記ストッパーメインボディ(14g)に取り付けられているストッパーボトムレール(14e)と;
    (iii)上記ストッパーメインボディ(14g)に取り付けられているストッパーハンドル(14h)と、を備える請求項15記載のCMデバイス(1)。
  17. 上記ストッパー(14)は(h)ストッパー(14)を備え、
    上記(h)ストッパー(14)は:
    (i)2つのストッパー中央部トップ(14at)を有し、柔軟な弾性材料から構成されているストッパー中央部(14a)と;
    (ii)2つのストッパーサイド棚部(14b)であって、上記2つのストッパーサイド棚部(14b)のそれぞれは、上記2つのストッパー中央部トップ(14at)の1つに取り付けられている2つのストッパーサイド棚部(14b)と;
    (iii)2つのストッパー垂直棚部(14c)であって、上記2つのストッパー垂直棚部(14c)のそれぞれは、上記2つのストッパーサイド棚部(14b)の1つに取り付けられている2つのストッパー垂直棚部(14c)と;
    (iv)2つのストッパーピン(14d)であって、上記2つのストッパーピン(14d)のそれぞれが上記2つのストッパー垂直棚部(14c)の1つに取り付けられている2つのストッパーピン(14d)と、を備える請求項15記載のCMデバイス(1)。
  18. 上記エネルギー蓄積装置(21)は弾性バンドである請求項15記載のCMデバイス(1)。
  19. 上記エネルギー蓄積装置(21)はゴムバンドである請求項15記載のCMデバイス(1)。
  20. 上記左半体(10lh)は、さらに、上記左半体(10lh)の多角部分フロントサイド(1tf)に配置されている本体左側ローラーピン(10lhf)を備える請求項3記載のCMデバイス(1)。
  21. さらに、(f)2つのローラーリング(13a)を有するローラー(13)であって、上記本体左側ローラーピン(10lhf)にマウントされているローラー(13)を備える請求項20記載のCMデバイス(1)。
  22. さらに、(i)マーキング及びシーリングアセンブリー(18d)を備え、
    上記マーキング及びシーリングアセンブリー(18d)は:
    (i)上記本体(10)内に配置されている左マーカーベース(11l)と;
    (ii)上記本体(10)内に配置されている右マーカーベース(11r)と;
    (iii)少なくとも1つのマーカースタンプユニット(11b)と、を備え、
    上記マーカースタンプユニット(11b)のそれぞれは:
    マーカースタンプユニットベース(11d)と;
    上記マーカースタンプユニットベース(11d)に取り付けられている少なくとも1つのドットマーカー(11a)と;
    マーカースタンプユニットルート(11c)と、を備え、
    上記マーカースタンプユニットルート(11c)の一部が上記左マーカーベース(11l)に挿入され、上記マーカースタンプユニットルート(11c)の他の部分が上記右マーカーベース(11r)に挿入されている請求項5記載のCMデバイス(1)。
  23. さらに、(j)シーリングカバーベース(18a)と;
    (k)上記シーリングカバーベース(18a)に取り付けられている少なくとも1つのシーリングカバーセル(18c)と、を備え、
    上記カバーセル(18c)のそれぞれの内側に、スポンジ(24)及びペイント(23)が存在し、
    上記シーリングカバー(18)は、上記少なくとも1つのマーカースタンプユニット(11b)にマウントされている請求項22記載のCMデバイス(1)。
  24. 上記シーリングカバーベース(18a)は、シーリングカバー溝部(18b)を備える請求項23記載のCMデバイス(1)。
  25. 上記マーカースタンプユニット(11b)のそれぞれが、逆方向を向いた先端が除去されたピラミッド形状を有する請求項24記載のCMデバイス(1)。
  26. 上記ブレードホルダーアセンブリー(150)は:
    (i)ブレードホルダーベース下面(16aa)を有するブレードホルダーベース(16a)と;
    ブレードホルダーシリンダー下面(16ba)を有し、上記ブレードホルダーベース(16a)に取り付けられているブレードホルダーシリンダー(16b)と;
    上記ブレードホルダーシリンダー(16b)内に配置されている内部ねじ溝(16c)と;
    上記ブレードホルダーシリンダー(16b)内に配置されているブレードホルダースロット(16d)と;
    上記ブレードホルダーベース(16a)に取り付けられている2つのブレードホルダー第1ピン(16f)と;
    上記ブレードホルダーベース(16a)に取り付けられている2つのブレードホルダー第2ピン(16g)と;
    上記ブレードホルダーシリンダー(16b)に取り付けられているブレードホルダー弾性アーム(16h)と;
    上記ブレードホルダー弾性アーム(16h)に取り付けられている弾性アームジャグ(16i)と;
    上記ブレードホルダーベース下面(16aa)に取り付けられているブレードホルダー突出部(16j)と;を備えるブレードホルダー(16)と;
    (ii)少なくとも1つの深さ調整装置溝部(17b)を有する深さ調整装置頭部(17a)と;
    上記深さ調整装置頭部(17a)に取り付けられている深さ調整装置ボルト(17c)と;
    上記深さ調整装置ボルト(17c)に取り付けられている深さ調整装置リング(17d)と;を備える深さ調整装置(17)と;
    (iii)ブレードシャープエッジ(15a)及びブレードアッパエンド(15b)を有するブレード(15)であって、上記ブレードアッパエンド(15b)に配置されているブレード隙間(15c)を備えるブレード(15)と;を備え、
    上記ブレード(15)は、上記深さ調整装置(17)に搭載されており、
    上記ブレード(15)は、少なくとも部分的に、上記ブレードホルダースロット(16d)内に配置され、
    上記深さ調整装置ボルト(17c)は、上記内部ねじ溝(16c)と組み合わされている請求項3記載のCMデバイス(1)。
  27. (a)CMデバイスを保持する工程と;
    (b)上記CMデバイス(1)を安全ボタン(20)によりガードする工程と;
    (c)予定された切開部深さ(501)を調整する工程と;
    (d)エネルギー蓄積装置(21)の力に対抗してブレードホルダー(16)をスライドさせることにより、上記CMデバイス(1)を傾斜させ、予定された切開部長さ(502)にしたがって、2つのブレードホルダー第2ピン(16g)を配置し(本体左側継ぎ部(10lhc)に一つ目を、本体右側継ぎ部(10rhc)に二つ目を配置し)、マーカー(10a)を下方向に押し込みシーリングカバーセル(18c)に挿入し、上記マーカー(10a)にペイント(23)を充填する工程と;
    (e)予定された切開部長さ(502)にしたがって、ストッパー(14)を適所に配置する工程と;
    (f)上記CMデバイス(1)の下面からシーリングカバー(18)を取り除く工程と;
    (g)上記安全ボタン(20)を横方向に押す工程と;を有する方法。
  28. (h)上記CMデバイス(1)を、患者の皮膚上の、選択された位置に選択された方向で配置する工程と;
    (i)任意の妨害する器官を横に押しのけ、選択された位置の周りの皮膚を必要な限度で平坦にする工程と;
    (j)上記CMデバイス(1)を患者の体に対して押し当て、上記CMデバイス(1)の下の患者の皮膚を平坦にする工程と;
    (k)トリガー(19)を押し、上記CMデバイス(1)から上記予定された切開部深さ(501)まで部分的にブレード(15)を突出させ、ブレードホルダーアセンブリー(150)を、上記エネルギー蓄積装置(21)の力により、上記ストッパー(14)まで移動させ、上記予定された切開部深さ(501)及び予定された切開部長さ(502)の皮膚切開を行い、それに平行な切開部のそれぞれのサイドにおいて、色が付された一列のドットからなる2つの平行な列を同時にマークする工程と;
    (l)上記CMデバイス(1)を患者から取り除く工程と;
    (m)上記切開部を所望の深さまで外科医により深くし、他の道具を使用し、外科的処置の残りを実行する工程と;
    (n)上記色が付されたマークに沿って上記切開部を閉じる工程と;をさらに備える請求項27記載の方法。
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