JP2015518694A - 無線通信システムにおいて省電力モードで動作可能なSTA(station)の信号送受信方法及びそのための装置 - Google Patents

無線通信システムにおいて省電力モードで動作可能なSTA(station)の信号送受信方法及びそのための装置 Download PDF

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Abstract

本発明の実施例は、無線通信システムにおいて省電力モードで動作可能なSTAの信号送信方法であって、第1時間周期によってPS−Pollフレーム又はトリガーフレームのうち少なくとも一つを送信するステップを含み、前記第1時間周期は統合スケーリングファクターが適用されたものであり、前記統合スケーリングファクターは、前記STAがAP(access point)と連携(association)状態を維持しながらフレーム送信を省略可能な第2時間周期にも共通して適用されるものである、信号送信方法である。【選択図】図23

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、無線LANシステムにおいて省電力モードで動作可能なSTAの信号送受信方法及びこれを支援する装置に関する。
近年、情報通信技術の発展に伴って様々な無線通信技術が開発されている。その中でも無線LAN(WLAN)は、無線周波数技術に基づいて個人携帯用情報端末機(Personal Digital Assistant;PDA)、ラップトップコンピュータ、携帯用マルチメディアプレーヤー(Portable Multimedia Player;PMP)などのような携帯用端末機を用いて家庭、企業又は特定サービス提供地域において無線でインターネットにアクセスできるようにする技術である。
無線LANで脆弱点とされてきた通信速度の限界を克服するために、最近の技術標準では、ネットワークの速度と信頼性を増大させるとともに無線ネットワークの運営距離を拡張したシステムを導入している。例えば、IEEE 802.11nでは、データ処理速度が最大540Mbps以上である高処理率(High Throughput)を支援し、送信エラーを最小化し、データ速度を最適化するために送信端及び受信端の両方に多重アンテナを使用するMIMO(Multiple Inputs and Multiple Outputs)技術の適用が導入された。
本発明は、無線通信システム、好ましくは無線LANシステムにおいて省電力モードで動作可能なSTAに、より長いスリープ区間を支援するための方法及び装置を提供することを技術的課題とする。
本発明で遂げようとする技術的課題は以上に言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
本発明の第1技術的な側面は、無線通信システムにおいて省電力モードで動作可能なSTAの信号送信方法において、第1時間周期によってPS−Pollフレーム又はトリガーフレームのうち少なくとも一つを送信するステップを含み、前記第1時間周期は統合スケーリングファクターが適用されたものであり、前記統合スケーリングファクターは、前記STAがAP(access point)と連携(association)状態を維持しながらフレーム送信を省略可能な第2時間周期にも共通して適用されるものである、信号送信方法である。
本発明の第2技術的な側面は、無線通信システムにおいて省電力モードで動作可能なSTAの信号受信方法において、ビーコンフレームを受信するためにアウェイク(awake)状態に切り替わるステップと、前記ビーコンフレームを受信するステップと、を含み、前記アウェイク状態に切り替わる第1時間周期は、統合スケーリングファクターが適用されたものであり、前記統合スケーリングファクターは、前記STAがAP(access point)と連携(association)状態を維持しながらフレーム送信を省略可能な第2時間周期にも共通して適用されるものである、信号受信方法である。
前記第1及び第2技術的な側面は、次の事項を含むことができる。
前記統合スケーリングファクターは、WNM(Wireless Network Management)スリープインターバルの計算にも共通して適用されるものであってもよい。
前記第1時間周期は、リッスンインターバル(listen interval)であり、前記第2時間周期は、BSS最大遊休周期(Basic Service Set Max Idle Period)であってもよい。
前記統合スケーリングファクターの適用は、リッスンインターバルフィールドに含まれた値、BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値、及びWNMスリープモードエレメントに含まれた値のそれぞれに前記統合スケーリングファクターを掛けることによってなされてもよい。
前記STAは、前記統合スケーリングファクターをリッスンインターバルフィールドに含まれた値、BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値、WNMスリープモードエレメントに含まれた値のそれぞれに適用時に基本単位拡張要素を掛けてもよい。
前記基本単位拡張要素は、前記統合スケーリングファクターを前記リッスンインターバルフィールドに含まれた値に適用時に1000TU/BIであり、前記統合スケーリングファクターを前記BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値に適用時に1であり、前記統合スケーリングファクターを前記WNMスリープモードエレメントに含まれた値に適用時に1000TU/DIであり、TUは1024us、BIはビーコンインターバル、DIはDTIM(Delivery Traffic Indication Message)インターバルであってもよい。
前記リッスンインターバルフィールドに含まれた値の基本単位はBIであり、前記BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値の基本単位は1000TUであり、前記WNMスリープモードエレメントに含まれた値の基本単位はDIであってもよい。
前記リッスンインターバルは、前記APから受信したプローブ応答フレームに含まれたBSS最大遊休周期に基づいて決定されたものであってもよい。
前記プローブ応答フレームは、STAのBSS最大遊休周期に関連した選好度及び統合スケーリングファクターを含むプローブ要請フレームに対する応答であってもよい
前記STAは、前記リッスンインターバルを再連携(Reassociation)要請フレームを通じて前記APに送信してもよい。
前記リッスンインターバルは、前記APから受信した連携応答フレームに含まれたBSS最大遊休周期に基づいて決定されたものであってもよい。
前記リッスンインターバルは、前記APから受信したビーコンフレームに含まれたBSS最大遊休周期に基づいて決定されたものであってもよい。
前記STAは、前記BSS最大遊休周期を含むビーコンフレームを受信した後、前記リッスンインターバルを決定してもよい。
本発明の実施例によれば、省電力モードで動作可能なSTAに、より長いスリープ区間を效率的に提供することができる。
本発明で得られる効果は以上に言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって明確に理解されるであろう。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付の図面は、本発明に関する実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的特徴を説明する。
図1は、本発明を適用し得るIEEE 802.11システムの例示的な構造を示す図である。 図2は、本発明を適用し得るIEEE 802.11システムの他の例示的な構造を示す図である。 図3は、本発明を適用し得るIEEE 802.11システムの更に他の例示的な構造を示す図である。 図4は、WLANシステムの例示的な構造を示す図である。 図5は、本発明を適用し得るIEEE 802.11システムのデータリンク層(Data Link Layer)と物理層(Physical Layer)の構造を例示する図である。 図6は、本発明を適用し得る無線LANシステムにおいて一般のリンクセットアップ(link setup)過程を説明するための図である。 図7は、本発明を適用し得るIEEE 802.11システムのMACフレームフォーマットを例示する図である。 図8は、図7のMACフレームにおいてHT ControlフィールドのHTフォーマットを例示する図である。 図9は、図7のMACフレームにおいてHT ControlフィールドのVHTフォーマットを例示する図である。 図10は、本発明を適用し得るIEEE 802.11nシステムのPPDUフレームフォーマットを例示する図である。 図11は、本発明を適用し得るIEEE 802.11acシステムのVHT PPDUフレームフォーマットを例示する図である。 図12は、本発明を適用し得る無線LANシステムにおいてバックオフ過程を説明するための図である。 図13は、隠れたノード及び露出されたノードを説明するための図である。 図14は、RTSとCTSを説明するための図である。 図15は、IFSの関係を例示する図である。 図16は、電力管理動作を説明するための図である。 図17乃至図19は、TIMを受信したSTAの動作を詳しく説明するための図である。 図17乃至図19は、TIMを受信したSTAの動作を詳しく説明するための図である。 図17乃至図19は、TIMを受信したSTAの動作を詳しく説明するための図である。 図20は、グループベースAIDについて説明するための図である。 図21は、リッスンインターバル(listen interval)を説明するための図である。 図22は、BSS最大遊休周期を説明するための図である。 図23は、本発明の一実施例を説明するための図である。 図24は、本発明の一実施例に係る無線装置のブロック構成図である。
以下、本発明に係る好適な実施の形態を添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明するためのもので、本発明の唯一の実施の形態を示すためのものではない。以下の詳細な説明は本発明の完全な理解を提供するために具体的な細部事項を含む。しかし、このような具体的な細部事項なしにも本発明が実施され得るということが当業者には理解される。
場合によって、本発明の概念が曖昧になることを避けるために、公知の構造及び装置は省略されたり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で図示されることもある。また、本明細書全体を通じて同一の構成要素には同一の図面符号を付して説明する。
以下の説明で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されるものであり、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で他の形態に変更してもよい。
本発明の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802システム、3GPPシステム、3GPP LTE及びLTE−A(LTE−Advanced)システム、並びに3GPP2システムの少なくとも一つに開示された標準文書によって裏付けることができる。すなわち、本発明の実施例において、本発明の技術的思想を明確にするために説明を省いた段階又は部分は、上記の文書によって裏付けることができる。また、本文書で開示している用語はいずれも上記の標準文書によって説明することができる。
以下の技術は、CDMA(Code Division Multiple Access)、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)などのような様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM(登録商標) Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。UTRAはUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、E−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)は3GPP LTEの進展である。
説明を明確にするために、IEEE 802.11システムを中心に記述するが、本発明の技術的特徴がこれに制限されるわけではない。
システム一般
図1は、本発明を適用し得るIEEE 802.11システムの例示的な構造を示す図である。
IEEE 802.11構造は複数個の構成要素を含むことができ、それら構成要素の相互作用によって上位層に対してトランスペアレントなSTA移動性を支援するWLANを提供することができる。基本サービスセット(Basic Service Set;BSS)はIEEE 802.11 LANにおける基本的な構成ブロックに該当し得る。図1では、2個のBSS(BSS1及びBSS2)が存在し、それぞれのBSSのメンバーとして2個のSTAが含まれること(STA1及びSTA2はBSS1に含まれ、STA3及びSTA4はBSS2に含まれる)を例示的に示している。図1で、BSSを示す楕円は、当該BSSに含まれたSTAが通信を維持するカバレッジ領域を示すものと理解してもよい。この領域をBSA(Basic Service Area)と称することができる。STAがBSAの外へ移動すると、当該BSA内の他のSTAと直接通信できなくなる。
IEEE 802.11 LANにおいて最も基本的なタイプのBSSは、独立したBSS(Independent BSS;IBSS)である。例えば、IBSSは、2個のSTAだけで構成された最小の形態を有することができる。また、最も単純な形態であるとともに他の構成要素が省略されている図1のBSS(BSS1又はBSS2)がIBSSの代表的な例示に該当する。このような構成は、STA同士が直接通信できる場合に可能である。また、このような形態のLANは、あらかじめ計画して構成されるものではなく、必要な場合に構成されるものであるため、これをアド−ホック(ad−hoc)ネットワークと呼ぶこともできる。
STAがついたり消えたりすること、STAがBSS領域に/から入ったり出たりすることなどから、BSSにおいてSTAのメンバーシップが動的に変更することがある。BSSのメンバーになるためには、STAは同期化過程を用いてBSSにジョインすればよい。BSS基盤構造の全てのサービスにアクセスするためには、STAはBSSに連携されなければならない。このような連携(association)は、動的に設定することができ、分配システムサービス(Distribution System Service;DSS)の利用を含むことができる。
図2は、本発明を適用し得るIEEE 802.11システムの他の例示的な構造を示す図である。図2は、図1の構造において、分配システム(Distribution System;DS)、分配システム媒体(Distribution System Medium;DSM)、アクセスポイント(Access Point;AP)などの構成要素が追加された形態である。
LANにおいて直接的なステーション−対−ステーションの距離はPHY性能によって制限され得る。このような距離の限界が充分な場合もあれば、より遠い距離のステーション間の通信が必要な場合もある。拡張されたカバレッジを支援するために分配システム(DS)を構成することができる。
DSは、BSS同士が相互接続される構造を意味する。具体的に、図1のようにBSSが独立して存在する代わりに、複数個のBSSで構成されたネットワークの拡張された形態の構成要素としてBSSが存在してもよい。
DSは論理的な概念であり、分配システム媒体(DSM)の特性によって特定することができる。これと関連して、IEEE 802.11標準では無線媒体(Wireless Medium;WM)と分配システム媒体(DSM)とを論理的に区別している。それぞれの論理的媒体は互いに異なる目的のために使用され、互いに異なる構成要素によって使用される。IEEE 802.11標準の定義では、このような媒体を互いに同一なものとも、互いに異なるものとも制限しない。このように複数個の媒体が論理的に互いに異なるという点で、IEEE 802.11 LAN構造(DS構造又は他のネットワーク構造)の柔軟性を説明することができる。すなわち、IEEE 802.11 LAN構造は様々に具現することができ、それぞれの具現例の物理的な特性によって独立的に当該LAN構造を特定することができる。
DSは複数個のBSSのシームレス(seamless)な統合を提供し、あて先へのアドレスを扱うために必要な論理的サービスを提供することによって移動装置を支援することができる。
APとは、連携されているSTAに対してWMを通じてDSへのアクセスを可能にし、且つSTA機能性を有する個体を意味する。APを通じてBSS及びDS間のデータ移動が行われてもよい。例えば、図2に示すSTA2及びSTA3は、STAの機能性を有するとともに、連携されているSTA(STA1及びSTA4)をDSにアクセスさせる機能を持つ。また、いかなるAPも基本的にSTAに該当するため、APはいずれもアドレス可能な個体である。WM上での通信のためにAPによって用いられるアドレスとDSM上での通信のためにAPによって用いられるアドレスは必ずしも同一である必要はない。
APに連携されているSTAのいずれか一つから当該APのSTAアドレスに送信されるデータは、常に非制御ポート(uncontrolled port)で受信され、IEEE 802.1Xポートアクセス個体によって処理されてもよい。また、制御ポート(controlled port)が認証されると、送信データ(又は、フレーム)はDSに伝達されてもよい。
図3は、本発明を適用し得るIEEE 802.11システムのさらに他の例示的な構造を示す図である。図3では、図2の構造にさらに広いカバレッジを提供するための拡張されたサービスセット(Extended Service Set;ESS)を概念的に示す。
任意の(arbitrary)サイズ及び複雑度を有する無線ネットワークがDS及びBSSで構成されてもよい。IEEE 802.11システムではこのような方式のネットワークをESSネットワークと称する。ESSは、一つのDSに接続されたBSSの集合に該当し得る。しかし、ESSはDSを含まない。ESSネットワークはLLC(Logical Link Control)層でIBSSネットワークとして見える点が特徴である。ESSに含まれるSTAは互いに通信することができ、移動STAはLLCにトランスペアレントに一つのBSSから他のBSSに(同一ESS内で)移動することができる。
IEEE 802.11では、図3におけるBSSの相対的な物理的位置について何ら仮定しておらず、次のようないずれの形態も可能である。BSSは部分的に重なってもよく、これは、連続したカバレッジを提供するために一般に用いられる形態である。また、BSSは物理的に接続していなくてもよく、論理的にはBSS同士間の距離に制限はない。また、BSS同士は物理的に同一位置に位置してもよく、これはリダンダンシーを提供するために用いることができる。また、一つ(又は、一つ以上の)IBSS又はESSネットワークが一つ(又は、一つ以上の)ESSネットワークとして同一空間に物理的に存在してもよい。これは、ESSネットワークが存在する位置にアド−ホックネットワークが動作する場合、互いに異なる機関(organizations)によって物理的に重なるIEEE 802.11ネットワークが構成される場合、又は、同一位置で2つ以上の互いに異なるアクセス及び保安政策が必要な場合などにおける、ESSネットワーク形態に該当し得る。
図4は、WLANシステムの例示的な構造を示す図である。図4では、DSを含む基盤構造BSSの一例が示されている。
図4の例示で、BSS1及びBSS2がESSを構成する。WLANシステムにおいてSTAはIEEE 802.11のMAC/PHY規定に従って動作する装置である。STAはAP STA及び非−AP(non−AP)STAを含む。Non−AP STAは、ラップトップコンピュータ、移動電話機のように、一般にユーザが直接扱う装置に該当する。図4の例示で、STA1、STA3、STA4はnon−AP STAに該当し、STA2及びSTA5はAP STAに該当する。
以下の説明で、non−AP STAは、端末(terminal)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装置(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動端末(Mobile Terminal)、移動加入者局(Mobile Subscriber Station;MSS)などと呼ぶことができる。また、APは、他の無線通信分野における基地局(Base Station;BS)、ノード−B(Node−B)、発展したノード−B(evolved Node−B;eNB)、基底送受信システム(Base Transceiver System;BTS)、フェムト基地局(Femto BS)などに対応する概念である。
図5は、本発明を適用し得るIEEE 802.11システムのデータリンク層(Data Link Layer)と物理層(Physical Layer)の構造を例示する図である。
図5を参照すると、物理層520は、PLCP個体(Physical Layer Convergence Procedure Entity)521とPMD個体(Physical Medium Dependent Entity)522を含むことができる。PLCP個体521は、MAC副層510とデータフレームを連結する役割を担う。PMD個体522は、OFDM方式によって2個又はそれ以上のSTAとデータを無線で送受信する役割を担う。
MAC副層510と物理層520はいずれも概念上の管理個体を含むことができ、それぞれ、MLME(MAC Sublayer Management Entity)511とPLME(Physical Layer Management Entity)523と呼ぶことができる。これらの個体511,521は、階層管理関数の動作によって階層管理サービスインターフェースを提供する。
正確なMAC動作を提供するために、SME(Station Management Entity)530が各STA内に存在することができる。SME 530は各階層と独立した管理個体で、複数の階層管理個体から階層ベースの状態情報を収集したり、各階層の特定パラメータの値を設定する。SME 530は、このような機能を一般システム管理個体に代えて行うことができ、標準管理プロトコルを具現することができる。
上記のような様々な個体は様々な方法で相互作用(interact)することができ、図5では、GET/SETプリミティブ(primitive)を交換する例を示す。XX−GET.requestプリミティブは、管理情報ベース属性(MIB attribute:Management Information Base attribute)の値を要請するために用いられ、XX−GET.confirmプリミティブは、状態が「SUCCESS」であれば、該当のMIB属性値をリターン(return)し、その他の場合は、状態フィールドに誤り表示をしてリターンする。XX−SET.requestプリミティブは、指定されたMIB属性を、与えられた値に設定するように要請するために用いられる。MIB属性が特定動作を意味していると、この要請はその特定動作の実行を要請する。そして、XX−SET.confirmプリミティブは、状態が「SUCCESS」であれば、指定されたMIB属性が要請された値に設定されたことを意味する。その他の場合には、状態フィールドは誤り状況を示す。このMIB属性が特定動作を意味すると、このプリミティブは、当該動作が行われたことを意味することができる。
図5に示すように、MLME 511とSME 530間、PLME 523とSME 530間には、様々なプリミティブをそれぞれ、MLME_SAP(MLME_Service Access Point)550、PLME_SAP(PLME_Service Access Point)560を介して交換することができる。そして、MLME 511とPLME 523間にはMLME−PLME_SAP(MLME−PLME_Service Access Point)570を介してプリミティブを交換することができる。
リンクセットアップ過程
図6は、本発明を適用し得るWLANシステムにおいて一般のリンクセットアップ(link setup)過程を説明するための図である。
STAがネットワークに対してリンクをセットアップし、データを送受信するためには、まず、ネットワークを発見(discovery)し、認証(authentication)を行い、連携(association)を確立(establish)し、保安(security)のための認証手順などを行わなければならない。リンクセットアップ過程をセッション開始過程、セッションセットアップ過程と呼ぶこともできる。また、リンクセットアップ過程における発見、認証、連携、保安設定の過程を総称して連携過程と呼ぶこともできる。
図6を参照して例示的なリンクセットアップ過程について説明する。
段階S610で、STAはネットワーク発見動作を行うことができる。ネットワーク発見動作はSTAのスキャニング(scanning)動作を含むことができる。すなわち、STAがネットワークにアクセスするためには、参加可能なネットワークを探さなければならない。STAは無線ネットワークに参加する前に互換可能なネットワークを識別しなければならないが、特定領域に存在するネットワーク識別過程をスキャニングという。
スキャニング方式には、能動的スキャニング(active scanning)と受動的スキャニング(passive scanning)がある。
図6では例示として能動的スキャニング過程を含むネットワーク発見動作を示す。能動的スキャニングにおいて、スキャニングを行うSTAはチャネルを移りながら周辺にどのAPが存在するかを探索するためにプローブ要請フレーム(probe request frame)を送信して、それに対する応答を待つ。応答者(responder)は、プローブ要請フレームを送信したSTAに、プローブ要請フレームに対する応答としてプローブ応答フレーム(probe response frame)を送信する。ここで、応答者は、スキャニングされているチャネルのBSSで最後にビーコンフレーム(beacon frame)を送信したSTAであってもよい。BSSでは、APがビーコンフレームを送信するため、APが応答者となり、IBSSでは、IBSS内のSTAが交互にビーコンフレームを送信するため、応答者が一定でない。例えば、1番チャネルでプローブ要請フレームを送信し、1番チャネルでプローブ応答フレームを受信したSTAは、受信したプローブ応答フレームに含まれたBSS関連情報を保存し、次のチャネル(例えば、2番チャネル)に移動して同一の方法でスキャニング(すなわち、2番チャネル上でプローブ要請/応答の送受信)を行うことができる。
図6には示していないが、スキャニング動作は受動的スキャニング方式で行われてもよい。受動的スキャニングにおいて、スキャニングを行うSTAはチャネルを移りながらビーコンフレームを待つ。ビーコンフレームは、IEEE 802.11において管理フレーム(management frame)の一つであり、無線ネットワークの存在を知らせ、スキャニングを行うSTAが無線ネットワークを探して無線ネットワークに参加できるように、周期的に送信される。BSSでAPがビーコンフレームを周期的に送信する役割を担い、IBSSではIBSS内のSTAが交互にビーコンフレームを送信する。スキャニングを行うSTAはビーコンフレームを受信すると、ビーコンフレームに含まれたBSSに関する情報を保存し、他のチャネルに移動しながら各チャネルでビーコンフレーム情報を記録する。ビーコンフレームを受信したSTAは、受信したビーコンフレームに含まれたBSS関連情報を保存し、次のチャネルに移動して同一の方法で次のチャネルでスキャニングを行うことができる。
能動的スキャニングと受動的スキャニングとを比較すれば、能動的スキャニングが受動的スキャニングに比べてディレー(delay)及び電力消耗が小さいという利点がある。
STAがネットワークを発見した後に、段階S620で認証過程を行うことができる。このような認証過程は、後述する段階S640の保安セットアップ動作と明確に区別するために、第1の認証(first authentication)過程と呼ぶことができる。
認証過程は、STAが認証要請フレーム(authentication request frame)をAPに送信し、これに応答してAPが認証応答フレーム(authentication response frame)をSTAに送信する過程を含む。認証要請/応答に用いられる認証フレーム(authentication frame)は管理フレームに該当する。
認証フレームは、認証アルゴリズム番号(authentication algorithm number)、認証トランザクションシーケンス番号(authentication transaction sequence number)、状態コード(status code)、検問テキスト(challenge text)、RSN(Robust Security Network)、有限循環グループ(Finite Cyclic Group)などに関する情報を含むことができる。これは、認証要請/応答フレームに含まれ得る情報の一例示に過ぎず、他の情報に置き換わったり、追加の情報がさらに含まれたりしてもよい。
STAは認証要請フレームをAPに送信することができる。APは、受信された認証要請フレームに含まれた情報に基づいて、当該STAに対する認証を許容するか否かを決定することができる。APは認証処理の結果を認証応答フレームを通じてSTAに提供することができる。
STAが成功的に認証された後に、段階S630で連携過程を行うことができる。連携過程は、STAが連携要請フレーム(association request frame)をAPに送信し、それに応答してAPが連携応答フレーム(association response frame)をSTAに送信する過程を含む。
例えば、連携要請フレームは、様々な能力(capability)に関する情報、リッスンインターバル(listen interval)、SSID(service set identifier)、支援レート(supported rates)、支援チャネル(supported channels)、RSN、移動性ドメイン、支援オペレーティングクラス(supported operating classes)、TIM放送要請(Traffic Indication Map Broadcast request)、相互動作(interworking)サービス能力などに関する情報を含むことができる。
例えば、連携応答フレームは、様々な能力に関する情報、状態コード、AID(Association ID)、支援レート、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)パラメータセット、RCPI(Received Channel Power Indicator)、RSNI(Received Signal to Noise Indicator)、移動性ドメイン、タイムアウト間隔(連携カムバック時間(association comeback time))、重畳(overlapping)BSSスキャンパラメータ、TIM放送応答、QoSマップなどの情報を含むことができる。
これは連携要請/応答フレームに含まれ得る情報の一例に過ぎず、他の情報に置き換わったり、追加の情報がさらに含まれたりしてもよい。
STAがネットワークに成功的に連携された後に、段階S640で保安セットアップ過程を行うことができる。段階S640の保安セットアップ過程は、RSNA(Robust Security Network Association)要請/応答を通じた認証過程ということもでき、上記の段階S620の認証過程を第1の認証(first authentication)過程とし、段階S640の保安セットアップ過程を単純に認証過程と呼ぶこともできる。
段階S640の保安セットアップ過程は、例えば、EAPOL(Extensible Authentication Protocol over LAN)フレームを通じた4−ウェイ(way)ハンドシェーキングを通じて、プライベートキーセットアップ(private key setup)をする過程を含むことができる。また、保安セットアップ過程は、IEEE 802.11標準で定義しない保安方式によって行われてもよい。
WLANの進化
無線LANで通信速度の限界を克服するために比較的最近に制定された技術標準としてIEEE 802.11nがある。IEEE 802.11nは、ネットワークの速度と信頼性を増大させ、且つ無線ネットワークの運営距離を拡張することに目的がある。より具体的に、IEEE 802.11nは、データ処理速度が最大540Mbps以上である高処理率(High Throughput;HT)を支援するとともに、送信エラーを最小化し、データ速度を最適化するために送信端と受信端の両方とも多重アンテナを使用するMIMO(Multiple Inputs and Multiple Outputs)技術に基づいている。
無線LANの普及が活性化され、さらにそれを用いたアプリケーションが多様化するに伴って、最近ではIEEE 802.11nが支援するデータ処理速度よりも高い処理率を支援するための新しい無線LANシステムの必要性が台頭している。超高処理率(Very High Throughput;VHT)を支援する次世代無線LANシステムは、IEEE 802.11n無線LANシステムの次のバージョン(例えば、IEEE 802.11ac)であり、MACサービスアクセスポイント(Service Access Point;SAP)で1Gbps以上のデータ処理速度を支援するために最近に新しく提案されているIEEE 802.11無線LANシステムの一つである。
次世代無線LANシステムは、無線チャネルを效率的に用いるために複数のSTAが同時にチャネルにアクセスするMU−MIMO(Multi User Multiple Input Multiple Output)方式の送信を支援する。MU−MIMO送信方式によれば、APが、MIMOペアリング(pairing)された一つ以上のSTAに同時にパケットを送信することができる。また、ホワイトスペース(white space)で無線LANシステム動作を支援することが議論されている。例えば、アナログTVのデジタル化による遊休状態の周波数帯域(例えば、54〜698MHz帯域)のようなTVホワイトスペース(TVWS)での無線LANシステムの導入は、IEEE 802.11af標準として議論されている。しかし、これは例示に過ぎず、ホワイトスペースは、許可されたユーザ(licensed user)が優先して使用できる許可された帯域といえる。許可されたユーザは、許可された帯域の使用が許可されたユーザのことを意味し、許可された装置(licensed device)、プライマリユーザ(primary user)、優先的ユーザ(incumbent user)などと呼ぶこともできる。
例えば、WSで動作するAP及び/又はSTAは、許可されたユーザに対する保護(protection)機能を提供しなければならない。例えば、WS帯域で特定帯域幅を有するように規約(regulation)上分割されている周波数帯域である特定WSチャネルを、マイクロホン(microphone)のような許可されたユーザが既に使用している場合、許可されたユーザを保護するために、AP及び/又はSTAは当該WSチャネルに該当する周波数帯域は使用することができない。また、AP及び/又はSTAは、現在フレーム送信及び/又は受信のために使用している周波数帯域を許可されたユーザが使用するようになると、当該周波数帯域の使用を中止しなければならない。
そのため、AP及び/又はSTAは、WS帯域中の特定周波数帯域の使用が可能か否か、すなわち、当該周波数帯域に許可されたユーザが存在するか否かを把握する手順を先行しなければならない。許可されたユーザが特定周波数帯域に存在するか否かを把握することをスペクトルセンシング(spectrum sensing)という。スペクトルセンシングメカニズムとして、エネルギー探知(energy detection)方式、信号探知(signature detection)方式などが活用される。受信信号の強度が一定値以上であれば、許可されたユーザが使用中であると判断したり、DTVプリアンブル(preamble)が検出されると、許可されたユーザが使用中であると判断すればよい。
また、次世代通信技術としてM2M(Machine−to−Machine)通信技術が議論されている。IEEE 802.11無線LANシステムでもM2M通信を支援するための技術標準がIEEE 802.11ahとして開発されている。M2M通信は、一つ以上のマシン(Machine)が含まれる通信方式を意味し、MTC(Machine Type Communication)又は事物通信と呼ばれることもある。ここで、マシンとは、人間の直接的な操作や介入を必要としない個体(entity)を意味する。例えば、無線通信モジュールが搭載された検針機(meter)や自動販売機のような装置を含めて、ユーザの操作/介入無しで自動でネットワークに接続して通信を行うことができるスマートフォンのようなユーザ機器もマシンの例示に該当し得る。M2M通信は、デバイス間の通信(例えば、D2D(Device−to−Device)通信)、デバイスとサーバー(application server)間の通信などを含むことができる。デバイスとサーバー間の通信の例示としては、自動販売機とサーバー、POS(Point of Sale)装置とサーバー、電気、ガス又は水道検針機とサーバー間の通信が挙げられる。その他にも、M2M通信ベースのアプリケーション(application)には、保安(security)、運送(transportation)、ヘルスケア(health care)などが含まれてもよい。このような適用例の特性を考慮すると、一般に、M2M通信は、数多くの機器が存在する環境でたまに少量のデータを低速で送受信することを支援できるものでなければならない。
具体的に、M2M通信は多数のSTAを支援できるものでなければならない。現在定義されている無線LANシステムでは、一つのAPに最大2007個のSTAが連携される場合を仮定するが、M2M通信ではそれよりも多い個数(約6000個)のSTAが一つのAPに連携される場合を支援する方案が議論されている。また、M2M通信では低い送信速度を支援/要求するアプリケーションが多いと予想される。これを円滑に支援するために、例えば、無線LANシステムでは、TIM(Traffic Indication Map)要素に基づいて、STAが自身に送信されるデータの有無を認知できるが、TIMのビットマップサイズを減らす方案が議論されている。また、M2M通信では送信/受信間隔が非常に長いトラフィックが多いと予想される。例えば、電気/ガス/水道の使用量のように長い周期(例えば、1ケ月)ごとに大変少ない量のデータをやり取りすることが要求される。そのため、無線LANシステムでは、一つのAPに連携され得るSTAの個数が非常に多くなっても、一つのビーコン周期の間にAPから受信するデータフレームが存在するSTAの個数が大変少ない場合を效率的に支援する方案が議論されている。
このように無線LAN技術は急速に進化しつつあり、前述の例示の他にも、直接リンクセットアップ、メディアストリーミング性能の改善、高速及び/又は大規模の初期セッションセットアップの支援、拡張された帯域幅及び動作周波数の支援などのための技術が開発されている。
フレーム構造
図7は、本発明を適用し得るIEEE 802.11システムのMACフレームフォーマットを例示する。
図7を参照すると、MACフレームフォーマットは、MACヘッダー(MHR:MAC Header)、MACペイロード(MAC Payload)及びMACフッター(MFR:MAC Footer)で構成される。MHRは、フレーム制御(Frame Control)フィールド、持続期間/識別子(Duration/ID)フィールド、アドレス1(Address 1)フィールド、アドレス2(Address 2)フィールド、アドレス3(Address 3)フィールド、シーケンス制御(Sequence Control)フィールド、アドレス4(Address 4)フィールド、QoS制御(QoS Control)フィールド及びHT制御(HT Control)フィールドを含む領域と定義される。フレームボディー(Frame Body)フィールドはMACペイロード(payload)と定義されるもので、上位層で送信しようとするデータが位置し、可変的なサイズを有する。フレームチェックシーケンス(FCS:frame check sequence)フィールドはMACフッター(footer)と定義され、MACフレームのエラー探索のために用いられる。
先頭3つのフィールド(フレーム制御フィールド、持続期間/識別子フィールド、アドレス1フィールド)と末尾のフィールド(FCSフィールド)は最小フレームフォーマットを構成し、全てのフレームに存在する。その他のフィールドは特定フレームタイプでのみ存在してもよい。
上述した各フィールドに含まれる情報はIEEE 802.11システムの定義に従うことができる。また、上述した各フィールドはMACフレームに含まれ得るフィールドの例示に該当し、他のフィールドに置き換わったり、追加のフィールドがさらに含まれてもよい。
図8は、図7のMACフレームにおいてHT ControlフィールドのHTフォーマットを例示する。
図8を参照すると、HT制御フィールドは、VHTサブフィールド、リンク適応(Link Adaptation)サブフィールド、キャリブレーションポジション(Calibration Position)サブフィールド、キャリブレーションシーケンス(Calibration Sequence)サブフィールド、チャネル状態情報/調整(CSI/Steering:Channel State Information/Steering)サブフィールド、NDP通知(NDP Announcement:Null Data Packet Announcement)サブフィールド、アクセスカテゴリー制限(AC Constraint:Access Category Constraint)サブフィールド、逆方向承認/追加PPDU(RDG:Reverse Direction Grant/More PPDU)サブフィールド、予約(Reserved)サブフィールドを含むことができる。
リンク適応サブフィールドは、トレーニング要請(TRQ:Training request)サブフィールド、MCS要請又はアンテナ選択指示(MAI:MCS(Modulation and Coding Scheme)Request or ASEL(Antenna Selection)Indication)サブフィールド、MCSフィードバックシーケンス識別子(MFSI:MCS Feedback Sequence Identifier)サブフィールド、MCSフィードバック及びアンテナ選択命令/データ(MFB/ASELC:MCS Feedback and Antenna Selection Command/data)サブフィールドを含むことができる。
TRQサブフィールドは、応答者(responder)にサウンディングPPDU(sounding PPDU)送信を要請する場合は1に設定され、応答者にサウンディングPPDU送信を要請しない場合は0に設定される。そして、MAIサブフィールドが14に設定されると、アンテナ選択指示(ASEL indication)を示し、MFB/ASELCサブフィールドはアンテナ選択命令/データと解釈される。そうでない場合、MAIサブフィールドはMCS要請を示し、MFB/ASELCサブフィールドはMCSフィードバックと解釈される。MAIサブフィールドがMCS要請(MRQ:MCS Request)を示す場合、あるMCSフィードバックを要請しない場合は0に設定され、MCSフィードバックを要請する場合は1に設定される。サウンディングPPDUは、チャネル推定のために利用可能なトレーニング(training)シンボルを伝達するPPDUを意味する。
上述した各サブフィールドはHT制御フィールドに含み得るサブフィールドの例示に該当し、他のサブフィールドに取り替わったり、追加のサブフィールドがさらに含まれてもよい。
図9は、図7のMACフレームにおいてHT ControlフィールドのVHTフォーマットを例示する。
図9を参照すると、HT制御フィールドは、VHTサブフィールド、MRQサブフィールド、MSIサブフィールド、MCSフィードバックシーケンス指示/グループID最下位ビット(MFSI/GID−L:LSB of Group ID)サブフィールド、MFBサブフィールド、グループID最上位ビット(GID−H:MSB of Group ID)サブフィールド、コーディングタイプ(Coding Type)サブフィールド、MFC応答送信タイプ(FB Tx Type:Transmission type of MFB response)サブフィールド、自発的MFB(Unsolicited MFB)サブフィールド、AC校正(AC Constraint)サブフィールド、RDG/More PPDUサブフィールドを含むことができる。そして、MFBサブフィールドは、VHT空間−時間ストリーム個数(N_STS:Number of space time streams)サブフィールド、MCSサブフィールド、帯域幅(BW:Bandwidth)サブフィールド、信号対雑音比(SNR:Signal to Noise Ratio)サブフィールドを含むことができる。
表1には、HT制御フィールドのVHTフォーマットにおける各サブフィールドの説明を示す。
上述した各サブフィールドはHT制御フィールドに含み得るサブフィールドの例示に該当し、他のサブフィールドに取り替わったり、追加のサブフィールドがさらに含まれてもよい。
一方、MAC副層は、MACプロトコルデータユニット(MPDU:MAC protocol data unit)を物理サービスデータユニット(PSDU:PHY Service Data Unit)として物理層に伝達する。PLCP個体は、受信したPSDUに物理ヘッダー(PHY header)とプリアンブルを付加してPLCPプロトコルデータユニット(PPDU:PLCP protocol data unit)を生成する。
図10は、本発明を適用し得るIEEE 802.11nシステムのPPDUフレームフォーマットを例示する。
図10の(a)は、ノン−HT(Non−HT)フォーマット、HT混合(HT Mixed)フォーマット、HT−グリーンフィールド(HT−Green field)フォーマットによるPPDUフレームを例示している。
ノン−HTフォーマットは、既存のレガシーシステム(IEEE 802.11a/g)STAのためのフレームフォーマットを示す。ノン−HTフォーマットPPDUは、レガシーショートトレーニングフィールド(L−STF:Legacy−Short Training field)、レガシーロングトレーニングフィールド(L−LTF:Legacy−Long Training field)、レガシーシグナル(L−SIG:Legacy−Signal)フィールドで構成されるレガシーフォーマットプリアンブルを含む。
HT混合フォーマットは、既存のレガシーシステムSTAの通信を許容すると同時にIEEE 802.11n STAのためのフレームフォーマットを示す。HT混合フォーマットPPDUは、L−STF、L−LTF、L−SIGで構成されるレガシーフォーマットプリアンブルと、HT−ショートトレーニングフィールド(HT−STF:HT−Short Training field)、HT−ロングトレーニングフィールド(HT−LTF:HT−Long Training field)及びHTシグナル(HT−SIG:HT−Signal)フィールドで構成されるHTフォーマットプリアンブルを含む。L−STF、L−LTF及びL−SIGは、下位互換性(backward compatibility)のためのレガシーフィールドを意味するので、L−STFからL−SIGまではノン−HTフォーマットと同一であり、それに続くHT−SIGフィールドから、STAは、混合フォーマットPPDUであることが把握できる。
HT−グリーンフィールド(Green field)フォーマットは、既存のレガシーシステムと互換性を持たないフォーマットで、IEEE 802.11n STAのためのフレームフォーマットを示す。HT−グリーンフィールドフォーマットPPDUは、HT−グリーンフィールド−STF(HT−GF−STF:HT−Greefield−STF)、HT−LTF1、HT−SIG及び一つ以上のHT−LTFで構成されるグリーンフィールドプリアンブルを含む。
データ(Data)フィールドは、サービス(SERVICE)フィールド、PSDU、テール(tail)ビット、埋め草(padding)ビットを含む。データフィールドの全ビットはスクランブルされる。
図10の(b)は、データフィールドに含まれるサービスフィールドを示す。サービスフィールドは16ビットを有する。各ビットは0番から15番まで与えられ、0番ビットから順次に送信される。0番から6番ビットは0に設定され、受信端内のデスクランブラ(descrambler)を同期化するために用いられる。
図11は、本発明を適用し得るIEEE 802.11acシステムのVHT PPDUフレームフォーマットを例示する。
図11を参照すると、VHTフォーマットPPDUは、データフィールドの前に、L−STF、L−LTF、L−SIGで構成されるレガシーフォーマットプリアンブルと、VHT−SIG−A、HT−STF及びHT−LTFで構成されるVHTフォーマットプリアンブルを含む。L−STF、L−LTF及びL−SIGは下位互換性(backward compatibility)のためのレガシーフィールドを意味するので、L−STFからL−SIGまではノン−HTフォーマットと同一であり、それに続くVHT−SIGフィールドから、STAは、VHTフォーマットPPDUであることが把握できる。
L−STFは、フレーム検出、自動利得制御(AGC:Auto Gain Control)、ダイバーシティ検出、粗い周波数/時間同期化(coarse frequency/time synchronization)などのためのフィールドである。L−LTFは、精密な周波数/時間同期化(fine frequency/time synchronization)、チャネル推定などのためのフィールドである。L−SIGは、レガシー制御情報送信のためのフィールドである。VHT−SIG−Aは、VHT STAに共通する制御情報送信のためのVHTフィールドである。VHT−STFは、MIMOのためのAGC、ビームフォーミングされたストリームのためのフィールドである。VHT−LTFsは、MIMOのためのチャネル推定、ビームフォーミングされたストリームのためのフィールドである。VHT−SIG−Bは、各STAに特定した制御情報を送信するためのフィールドである。
媒体アクセスメカニズム
IEEE 802.11に基づく無線LANシステムにおいて、MAC(Medium Access Control)の基本アクセスメカニズムは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)メカニズムである。CSMA/CAメカニズムは、IEEE 802.11 MACの分配調整機能(Distributed Coordination Function、DCF)とも呼ばれるが、基本的に「listen before talk」アクセスメカニズムを採用している。このような類型のアクセスメカニズムによれば、AP及び/又はSTAは送信を開始するに先立ち、所定の時間区間(例えば、DIFS(DCF Inter−Frame Space)の間に無線チャネル又は媒体(medium)をセンシング(sensing)するCCA(Clear Channel Assessment)を行うことができる。センシングの結果、媒体が遊休状態(idle status)と判断されると、当該媒体を通じてフレーム送信を始める。一方、媒体が占有状態(occupied status)と感知されると、当該AP及び/又はSTAは自身の送信を開始せず、媒体アクセスのための遅延期間(例えば、任意バックオフ周期(random backoff period))を設定して待った後、フレーム送信を試みることができる。任意バックオフ周期の適用から、複数のSTAはそれぞれ異なった時間を待った後にフレーム送信を試みることが期待されるため、衝突(collision)を最小化することができる。
また、IEEE 802.11 MACプロトコルはHCF(Hybrid Coordination Function)を提供する。HCFはDCFとPCF(Point Coordination Function)に基づく。PCFは、ポーリング(polling)ベースの同期式アクセス方式で、全ての受信AP及び/又はSTAがデータフレームを受信できるように周期的にポーリングする方式のことをいう。また、HCFは、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)とHCCA(HCF Controlled Channel Access)を有する。EDCAは、提供者が複数のユーザにデータフレームを提供するためのアクセス方式を競合ベースとするものであり、HCCAは、ポーリングメカニズムを用いた非競合ベースのチャネルアクセス方式を用いるものである。また、HCFは、WLANのQoS(Quality of Service)を向上させるための媒体アクセスメカニズムを含み、競合周期(Contention Period;CP)、非競合周期(Contention Free Period;CFP)のいずれにおいてもQoSデータを送信することができる。
図12は、本発明を適用し得るWLANシステムにおいてバックオフ過程を説明するための図である。
図12を参照して任意バックオフ周期に基づく動作について説明する。
占有(occupy又はbusy)状態だった媒体が遊休(idle)状態に変更されると、複数のSTAはデータ(又はフレーム)送信を試みることができる。この時、衝突を最小化するための方案として、STAはそれぞれ任意バックオフカウントを選択し、それに該当するスロット時間だけ待機した後、送信を試みることができる。任意バックオフカウントは、擬似−任意整数(pseudo−random integer)値を有し、0乃至CW範囲の値のいずれか一つに決定され得る。ここで、CWは、競合ウィンドウ(Contention Window)パラメータ値である。CWパラメータは初期値としてCWminが与えられるが、送信失敗の場合(例えば、送信されたフレームに対するACKを受信できなかった場合)に2倍の値を取ることができる。CWパラメータ値がCWmaxになると、データ送信に成功するまでCWmax値を維持しながらデータ送信を試みることができ、データ送信に成功する場合にはCWmin値にリセットされる。CW、CWmin及びCWmax値は2−1(n=0,1,2,…)に設定されることが好ましい。
任意バックオフ過程が始まると、STAは、決定されたバックオフカウント値によってバックオフスロットをカウントダウンする間に続けて媒体をモニタする。媒体が占有状態とモニタされるとカウントダウンを止めて待機し、媒体が遊休状態になると残りのカウントダウンを再開する。
図12の例示で、STA3のMACに送信するパケットが到達した場合に、STA3はDIFSだけ媒体が遊休状態であることを確認し、直ちにフレームを送信することができる。一方、残りのSTAは、媒体が占有(busy)状態であることをモニタして待機する。その間にSTA1、STA2及びSTA5のそれぞれでも送信するデータが発生することがあり、それぞれのSTAは、媒体が遊休状態とモニタされると、DIFSだけ待機した後に、それぞれ選択した任意バックオフカウント値によってバックオフスロットのカウントダウンを行うことができる。図12の例示では、STA2が最も小さいバックオフカウント値を選択し、STA1が最も大きいバックオフカウント値を選択した場合を示す。すなわち、STA2がバックオフカウントを終えてフレーム送信を始める時点でSTA5の残余バックオフ時間はSTA1の残余バックオフ時間よりも短い場合を例示する。STA1及びSTA5は、STA2が媒体を占有する間に暫くカウントダウンを止めて待機する。STA2の占有が終了して媒体が再び遊休状態になると、STA1及びSTA5はDIFSだけ待機した後に、止めていたバックオフカウントを再開する。すなわち、残余バックオフ時間だけの残りのバックオフスロットをカウントダウンした後にフレーム送信を始めることができる。STA5の残余バックオフ時間がSTA1よりも短かったため、STA5がフレーム送信を始めるようになる。一方、STA2が媒体を占有する間にSTA4でも送信するデータが発生することがある。このとき、STA4の立場では、媒体が遊休状態になるとDIFSだけ待機した後、自身が選択した任意バックオフカウント値によるカウントダウンを行ってフレーム送信を始めることができる。図12の例示では、STA5の残余バックオフ時間がSTA4の任意バックオフカウント値と偶然に一致する場合を示し、この場合、STA4とSTA5間に衝突が発生することがある。衝突が発生する場合はSTA4、STA5両方ともACKを受けることができず、データ送信に失敗することになる。この場合、STA4とSTA5はCW値を2倍に増やした後に任意バックオフカウント値を選択してカウントダウンを行うことができる。一方、STA1は、STA4とSTA5の送信によって媒体が占有状態である間に待機しているが、媒体が遊休状態になると、DIFSだけ待機した後、残余バックオフ時間が経過するとフレーム送信を開始することができる。
STAのセンシング動作
前述したように、CSMA/CAメカニズムは、AP及び/又はSTAが媒体を直接センシングする物理的キャリアセンシング(physical carrier sensing)の他、仮想キャリアセンシング(virtual carrier sensing)も含む。仮想キャリアセンシングは、隠れたノード問題(hidden node problem)などのように媒体アクセスで発生し得る問題を補完するために用いられる。仮想キャリアセンシングのために、無線LANシステムのMACはネットワーク割当ベクトル(Network Allocation Vector;NAV)を用いることができる。NAVは、現在媒体を利用していたり又は利用する権限のあるAP及び/又はSTAが、媒体を使用可能な状態になるまで残っている時間を、他のAP及び/又はSTAに知らせる(indicate)値である。したがって、NAVに設定された値は、当該フレームを送信するAP及び/又はSTAによって媒体の利用が予定されている期間に該当し、NAV値を受信するSTAは、当該期間において媒体アクセスが禁止される。NAVは、例えば、フレームのMACヘッダ(header)の持続期間(duration)フィールドの値によって設定されてもよい。
また、衝突可能性を低減するために堅牢な衝突検出(robust collision detect)メカニズムが導入された。これについて図13及び図14を参照して説明する。実際にキャリアセンシング範囲と送信範囲は同一でないこともあるが、説明の便宜のために両者は同一であると仮定する。
図13は、隠れたノード及び露出されたノードを説明するための図である。
図13(a)は、隠れたノードに関する例示であり、STA AとSTA Bとが通信中にあり、STA Cが送信する情報を持っている場合である。具体的に、STA AがSTA Bに情報を送信している状況であるにもかかわらず、STA CがSTA Bにデータを送る前にキャリアセンシングを行う際、媒体が遊休状態にあると判断することがある。これは、STA Aの送信(すなわち、媒体占有)をSTA Cの位置ではセンシングできないこともあるためである。このような場合、STA BはSTA AとSTA Cの情報を同時に受け、衝突が発生することになる。このとき、STA AをSTA Cの隠れたノードということができる。
図13(b)は、露出されたノード(exposed node)に関する例示であり、STA BがSTA Aにデータを送信している状況で、STA CがSTA Dに送信する情報を持っている場合である。この場合、STA Cがキャリアセンシングを行うと、STA Bの送信によって媒体が占有された状態であると判断することができる。そのため、STA CがSTA Dに送信する情報を持っていても、媒体占有状態とセンシングされたため、媒体が遊休状態になるまで待たなければならない。しかし、実際にはSTA AはSTA Cの送信範囲外にあるため、STA Cからの送信とSTA Bからの送信とがSTA Aの立場では衝突しないこともあるため、STA Cは、STA Bが送信を止めるまで余計に待機することになってしまう。このとき、STA CをSTA Bの露出されたノードということができる。
図14は、RTSとCTSを説明するための図である。
図13のような例示的な状況で衝突回避(collision voidance)メカニズムを效率的に用いるために、RTS(request to send)とCTS(clear to send)などの短いシグナリングパケット(short signaling packet)を用いることができる。両STA間のRTS/CTSを周囲のSTAがオーバーヒヤリング(overhearing)できるようにし、この周囲のSTAが上記両STA間の情報送信の有無を考慮するようにすることができる。例えば、データを送信しようとするSTAがデータを受けるSTAにRTSフレームを送信すると、データを受けるSTAはCTSフレームを周囲の端末に送信することによって、自身がデータを受けることを知らせることができる。
図14(a)は、隠れたノード問題を解決する方法に関する例示であり、STA AとSTA CがいずれもSTA Bにデータを送信しようとする場合を仮定する。STA AがRTSをSTA Bに送ると、STA BはCTSを自身の周囲にあるSTA A及びSTA Cの両方に送信する。その結果、STA CはSTA AとSTA Bのデータ送信が終わるまで待機し、衝突を避けることが可能になる。
図14(b)は、露出されたノード問題を解決する方法に関する例示であり、STA AとSTA B間のRTS/CTS送信をSTA Cがオーバーヒヤリングすることによって、STA Cは自身が他のSTA(例えば、STA D)にデータを送信しても衝突が発生しないと判断することができる。すなわち、STA Bは周囲の全ての端末機にRTSを送信し、実際に送るデータを持っているSTA AのみがCTSを送信するようになる。STA CはRTSを受信できるだけで、STA AのCTSは受信できないため、STA AはSTA Cのキャリアセンシング外にあるということがわかる。
フレーム間の時間間隔(IFS:Inter−Frame Space)
2つのフレーム間の時間間隔をIFS(Inter−Frame Space)と定義する。STAは、キャリアセンシング(carrier sensing)を通じてIFSの間にチャネルが用いられるか否かを判断する。DCF MAC層は、4通りのIFSを定義しており、これによって無線媒体を占有する優先権が決定される。
IFSは、STAのビットとは関係なく物理層によって特定の値が設定される。IFSの種類には、SIFS(Short IFS)、PIFS(PCF IFS)、DIFS(DCF IFS)、EIFS(Extended IFS)がある。SIFS(Short IFS)は、RTS/CTS、ACKフレーム送信時に用いられ、最高優先順位を有する。PIFS(PCF IFS)は、PCFフレーム送信時に用いられ、DIFS(DCF IFS)はDCFフレーム送信時に用いられる。EIFS(Extended IFS)は、フレーム送信誤り発生時に限って用いられ、固定した間隔を有しない。
各IFS間の関係は、媒体上で時間間隔(time gap)で定義され、関連した属性は、図15のように物理層によって提供される。
図15は、IFSの関係を例示する図である。
全ての媒体タイミングでPPDUの最後のシンボルの終了時点が送信終了を示し、次のPPDUのプリアンブルの最初のシンボルが送信開始を示す。全てのMACタイミングは、PHY−TXEND.confirmプリミティブ、PHYTXSTART.confirmプリミティブ、PHY−RXSTART.indicationプリミティブ及びPHY−RXEND.indicationプリミティブを参照して定めることができる。
図15を参照すると、SIFS時間(aSIFSTime)とスロット時間(aSlotTime)は物理層別に決定することができる。SIFS時間は固定した値を有し、スロット時間は、無線遅延時間(aAirPropagationTime)の変化によって動的に変化してもよい。SIFS時間及びスロット時間はそれぞれ、下記式1及び式2のように定義される。
PIFSとSIFSはそれぞれ、下記式3及び式4のように定義される。
EIFSは、SIFS、DIFS及びACK送信時間(ACKTxTime)から、下記式5のように算出される。ACK送信時間(ACKTxTime)は、最低物理層義務的レート(mandatory rate)でプリアンブル、PLCPヘッダー及び追加の物理層依存的情報を含むACKフレーム送信に必要なマイクロ秒で表現される。
図15で例示するSIFS、PIFS及びDIFSは媒体と互いに異なるMACスロット境界(TxSIFS、TxPIFS、TxDIFS)上で測定される。このようなスロット境界は、以前のスロット時間のCCA結果の検出以降に媒体上に互いに異なるIFSタイミングを合わせるためにMAC層によって送信器がターンオン(turn−on)する時間と定義される。SIFS、PIFS及びDIFSに対する各MACスロット境界は、それぞれ、下記式6乃至式8のように定義される。
電力管理(power management)
前述したように、無線LANシステムではSTAが送受信を行う前にチャネルセンシングを行わなければならないが、チャネルを常にセンシングすることはSTAの持続的な電力消耗を引き起こす。受信状態での電力消耗は送信状態での電力消耗と大差がないため、受信状態を持続することも、電力の制限された(すなわち、バッテリーによって動作する)STAには大きな負担となる。したがって、STAが持続的にチャネルをセンシングするために受信待機状態を維持すると、無線LAN処理率の側面で特別な利点を有することもなく電力を非効率的に消耗することになる。このような問題点を解決するために、無線LANシステムではSTAの電力管理(power management;PM)モードを支援する。
STAの電力管理モードはアクティブ(active)モード及び省電力(power save;PS)モードに区別される。STAは基本的にアクティブモードで動作する。アクティブモードで動作するSTAは、アウェイク状態(awake state)を維持する。アウェイク状態は、フレーム送受信やチャネルスキャニングなどの正常動作が可能な状態である。一方、PSモードで動作するSTAはスリープ状態(sleep state)とアウェイク状態(awake state)を切り替えながら動作する。スリープ状態で動作するSTAは、最小限の電力で動作し、フレーム送受信もチャネルスキャニングも行わない。
STAがスリープ状態で極力長く動作するほど電力消耗が減るため、STAの動作期間が増加する。しかし、スリープ状態ではフレーム送受信が不可能なため、無条件にスリープ状態で長く動作するわけにはいかない。スリープ状態で動作するSTAがAPに送信するフレームを有すると、アウェイク状態に切り替わってフレームを送信すればよい。一方、APがSTAに送信するフレームがある場合、スリープ状態のSTAはそれを受信できないことはもとより、受信するフレームが存在するということも把握できない。したがって、STAは自身に送信されるフレームの存在有無を確認するために(また、存在するならそれを受信するために)特定周期に従ってアウェイク状態に切り替わる動作が必要であり得る。
図16は、電力管理動作を説明するための図である。
図16を参照すると、AP 210は、一定の周期でビーコンフレーム(beacon frame)をBSS内のSTAに送信する(S211、S212、S213、S214、S215、S216)。ビーコンフレームには、TIM(Traffic Indication Map)情報要素(Information Element)が含まれる。TIM情報要素は、AP 210が自身と連携されているSTAに対するバッファされたトラフィックが存在し、フレームを送信する旨を知らせる情報を含む。TIM要素には、ユニキャスト(unicast)フレームを知らせるために用いられるTIMと、マルチキャスト(multicast)又はブロードキャスト(broadcast)フレームを知らせるために用いられるDTIM(delivery traffic indication map)がある。
AP 210は、3回のビーコンフレームを送信する度に1回ずつDTIMを送信することができる。
STA1 220及びSTA2 230はPSモードで動作するSTAである。STA1 220及びSTA2 230は、所定の周期のウェイクアップインターバル(wakeup interval)ごとにスリープ状態からアウェイク状態に切り替わって、AP 210によって送信されたTIM要素を受信できるように設定されてもよい。それぞれのSTAは、自身のローカルクロック(local clock)に基づいてアウェイク状態に切り替わる時点を計算することができ、図15の例示ではSTAのクロックがAPのクロックと一致すると仮定する。
例えば、所定のウェイクアップインターバルを、STA1 220がビーコンインターバルごとにアウェイク状態に切り替わってTIM要素を受信できるように設定することができる。そのため、STA1 220は、AP 210が最初にビーコンフレームを送信する時(S211)にアウェイク状態に切り替わり得る(S221)。STA1 220は、ビーコンフレームを受信してTIM要素を取得することができる。取得されたTIM要素が、STA1 220に送信されるフレームがある旨を示すと、STA1 220は、AP 210にフレーム送信を要請するPS−Poll(Power Save−Poll)フレームをAP 210に送信することができる(S221a)。AP 210は、PS−Pollフレームに対応してフレームをSTA1 220に送信することができる(S231)。フレーム受信を完了したSTA1 220は再びスリープ状態に切り替わって動作する。
AP 210が二番目にビーコンフレームを送信するにあたり、他の装置が媒体にアクセスするなどして媒体が占有された(busy medium)状態であるから、AP 210は正確なビーコンインターバルに合わせてビーコンフレームを送信できず、遅延された時点に送信することがある(S212)。この場合、STA1 220はビーコンインターバルに合わせて動作モードをアウェイク状態に切り替えるが、遅延送信されるビーコンフレームを受信できず、再びスリープ状態に切り替わる(S222)。
AP 210が三番目にビーコンフレームを送信する時、当該ビーコンフレームはDTIMと設定されたTIM要素を含むことができる。ただし、媒体が占有された(busy medium)状態であるから、AP 210はビーコンフレームを遅延して送信する(S213)。STA1 220は、ビーコンインターバルに合わせてアウェイク状態に切り替わって動作し、AP 210によって送信されるビーコンフレームからDTIMを取得することができる。STA1 220が取得したDTIMは、STA1 220に送信されるフレームはなく、他のSTAのためのフレームが存在する旨を示す場合を仮定する。この場合、STA1 220は、自身が受信するフレームがないことを確認し、再びスリープ状態に切り替わって動作することができる。AP 210はビーコンフレーム送信後にフレームを該当のSTAに送信する(S232)。
AP 210は、四番目にビーコンフレームを送信する(S214)。ただし、STA1 220は、それ以前の2回にわたるTIM要素受信から、自身に対するバッファされたトラフィックが存在するという情報が取得できなかったため、TIM要素受信のためのウェイクアップインターバルを調整してもよい。又は、AP 210によって送信されるビーコンフレームにSTA1 220のウェイクアップインターバル値を調整するためのシグナリング情報が含まれた場合、STA1 220のウェイクアップインターバル値が調整されてもよい。本例示で、STA1 220はビーコンインターバルごとにTIM要素受信のために運営状態を切り替えたが、3回のビーコンインターバルごとに1回起床するように運営状態を切り替えるように設定してもよい。したがって、STA1 220は、AP 210が四番目のビーコンフレームを送信し(S214)、五番目のビーコンフレームを送信する時点に(S215)スリープ状態を維持するため、TIM要素を取得することができない。
AP 210が六番目にビーコンフレームを送信する時(S216)、STA1 220はアウェイク状態に切り替わって動作し、ビーコンフレームに含まれたTIM要素を取得することができる(S224)。TIM要素は、ブロードキャストフレームが存在する旨を示すDTIMであるから、STA1 220はPS−PollフレームをAP 210に送信することなく、AP 210によって送信されるブロードキャストフレームを受信することができる(S234)。一方、STA2 230に設定されたウェイクアップインターバルはSTA1 220に比べて長い周期に設定されてもよい。そのため、STA2 230は、AP 210が五番目にビーコンフレームを送信する時点(S215)にアウェイク状態に切り替わってTIM要素を受信することができる(S241)。STA2 230は、TIM要素から、自身に送信されるフレームが存在することがわかり、フレーム送信を要請するためにAP 210にPS−Pollフレームを送信することができる(S241a)。AP 210はPS−Pollフレームに対応してSTA2 230にフレームを送信することができる(S233)。
図16のような省電力モードの運営のためにTIM要素には、STAに送信されるフレームが存在するか否かを示すTIM、又はブロードキャスト/マルチキャストフレームが存在するか否かを示すDTIMが含まれる。DTIMはTIM要素のフィールド設定によって具現することができる。
図17乃至図19は、TIMを受信したSTAの動作を詳しく説明するための図である。
図17を参照すると、STAは、APからTIMを含むビーコンフレームを受信するためにスリープ状態からアウェイク状態に切り替わり、受信したTIM要素を解釈して、自身に送信されるバッファされたトラフィックがあることを確認できる。STAは、PS−Pollフレームの送信のための媒体アクセスのために他のSTAと競合(contending)を行った後に、APにデータフレーム送信を要請するためにPS−Pollフレームを送信することができる。STAによって送信されたPS−Pollフレームを受信したAPは、STAにフレームを送信することができる。STAはデータフレームを受信し、それに対する確認応答(ACK)フレームをAPに送信することができる。以降、STAは再びスリープ状態に切り替わり得る。
図17のように、APは、STAからPS−Pollフレームを受信した後、所定の時間(例えば、SIFS(Short Inter−Frame Space))後にデータフレームを送信する即時応答(immediate response)方式によって動作することができる。一方、APがPS−Pollフレームを受信した後に、STAに送信するデータフレームをSIFS時間の間に用意できなかった場合は、遅延された応答(deferred response)方式によって動作してもよく、それについて図18を参照して説明する。
図18の例示で、STAがスリープ状態からアウェイク状態に切り替わってAPからTIMを受信し、競合を経てPS−PollフレームをAPに送信する動作は、図16の例示と同一である。APがPS−Pollフレームを受信したが、SIFSの間にデータフレームを用意できなかった場合、データフレームを送信する代わりにACKフレームをSTAに送信してもよい。APは、ACKフレーム送信後にデータフレームが用意されると、競合を行った後、データフレームをSTAに送信することができる。STAはデータフレームを成功的に受信したことを示すACKフレームをAPに送信し、スリープ状態に切り替わればよい。
図19は、APがDTIMを送信する例示に関するものである。STAはAPからDTIM要素を含むビーコンフレームを受信するためにスリープ状態からアウェイク状態に切り替わってもよい。これらのSTAは、受信したDTIMから、マルチキャスト/ブロードキャストフレームが送信されることがわかる。APは、DTIMを含むビーコンフレームを送信後に、PS−Pollフレームの送受信動作無しで直ちにデータ(すなわち、マルチキャスト/ブロードキャストフレーム)を送信することができる。これらのSTAは、DTIMを含むビーコンフレームを受信してから引き続きアウェイク状態を維持しながらデータを受信し、データ受信が完了した後再びスリープ状態に切り替わればよい。
TIM構造
図16乃至図19を参照して上述したTIM(又は、DTIM)プロトコルに基づく省電力モード運営方法において、STAは、TIM要素に含まれたSTA識別情報から、自身のために送信されるデータフレームが存在するか否かを確認することができる。STA識別情報は、STAとAPとの連携(association)時にSTAに割り当てられた識別子であるAID(Association Identifier)に関する情報であってもよい。
AIDは一つのBSS内ではそれぞれのSTAに対する固有の(unique)識別子として使われる。一例として、現在無線LANシステムにおいてAIDとしては1から2007までのいずれか一つの値を割り当てることができる。現在定義されている無線LANシステムでは、AP及び/又はSTAが送信するフレームにはAIDのために14ビットを割り当てることができ、AID値は16383まで割り当てることができるが、2008〜16383は予備(reserved)値として設定されている。
既存の定義によるTIM要素は、一つのAPに多数(例えば、2007個を超える)のSTAが連携され得るM2Mアプリケーションの適用には適していない。既存のTIM構造をそのまま拡張するとTIMビットマップのサイズが過大になるため、既存のフレームフォーマットでは支援することができず、また、低い伝送レートのアプリケーションを考慮するM2M通信に適していない。また、M2M通信では、一つのビーコン周期の間に受信データフレームが存在するSTAの個数は大変少ないと予想される。したがって、このようなM2M通信の適用例を考慮すれば、TIMビットマップのサイズは大きくなるが、大部分のビットが0値を有する場合が多く発生すると予想されるため、ビットマップを效率的に圧縮する技術が要求される。
既存のビットマップ圧縮技術として、ビットマップの先頭部分に連続する0を省略し、オフセット(offset)(又は、開始点)値で定義する方案がある。しかし、バッファされたフレームが存在するSTAの個数は少ないが、それぞれのSTAのAID値の差が大きい場合には圧縮効率が高くない。例えば、AIDが10と2000の値であるただ2つのSTAに送信するフレームのみがバッファされている場合、圧縮されたビットマップの長さは1990であるが、両端を除いてはいずれも0の値を有することになる。一つのAPに連携され得るSTAの個数が少ない場合にはビットマップ圧縮の非効率性があまり問題にならないが、STAの個数が増加する場合は、このような非効率性が全体システム性能を阻害する要因になることもある。
これを解決するための方案として、AIDを複数のグループに分けてより効果的なデータ送信を行うようにすることができる。各グループには、指定されたグループID(GID)が割り当てられる。このようなグループベースで割り当てられるAIDについて図20を参照して説明する。
図20(a)は、グループベースで割り当てられたAIDの一例を示す図である。図20(a)の例示では、AIDビットマップの先頭部におけるいくつかのビットを、GIDを示すために用いることができる。例えば、AIDビットマップにおける先頭の2ビットを用いて4個のGIDを示すことができる。AIDビットマップの全体長がNビットである場合、先頭の2ビット(B1及びB2)の値は当該AIDのGIDを示す。
図20(b)は、グループベースで割り当てられたAIDの他の例を示す図である。図20(b)の例示では、AIDの位置によってGIDを割り当てることができる。このとき、同一のGIDを使用するAIDは、オフセット(offset)及び長さ(length)の値で表現することができる。例えば、GID 1がオフセットA及び長さBで表現されると、ビットマップ上でA乃至A+B−1のAIDがGID 1を有するということを意味する。例えば、図20(b)の例示で、全体1乃至N4のAIDが4個のグループに分割されると仮定する。この場合、GID 1に属するAIDは1乃至N1であり、このグループに属するAIDはオフセット1及び長さN1で表現することができる。次に、GID 2に属するAIDをオフセットN1+1及び長さN2−N1+1で表現することができ、GID 3に属するAIDをオフセットN2+1及び長さN3−N2+1で表現することができ、GID 4に属するAIDをオフセットN3+1及び長さN4−N3+1で表現することができる。
このようなグループベースで割り当てられるAIDが導入されると、GIDによって異なる時間区間にチャネルアクセスを許容できるようにすることによって、多数のSTAに対するTIM要素不足の問題を解決すると同時に、効率的なデータの送受信を行うことができる。例えば、特定時間区間では特定グループに該当するSTAにのみチャネルアクセスが許容され、残り他のSTAにはチャネルアクセスが制限(restrict)されてもよい。このように特定STAにのみアクセスが許容される所定の時間区間を、制限されたアクセスウィンドウ(Restricted Access Window;RAW)と呼ぶこともできる。
GIDによるチャネルアクセスについて図20(c)を参照して説明する。図20(c)では、AIDが3個のグループに分けられている場合、ビーコンインターバルによるチャネルアクセスメカニズムを例示的に示す。一番目のビーコンインターバル(又は、一番目のRAW)は、GID 1に属するAIDに該当するSTAのチャネルアクセスが許容される区間で、他のGIDに属するSTAのチャネルアクセスは許容されない。これを具現するために、一番目のビーコンにはGID 1に該当するAIDのみのためのTIM要素が含まれる。二番目のビーコンフレームにはGID 2を有するAIDのみのためのTIM要素が含まれ、これによって二番目のビーコンインターバル(又は、二番目のRAW)の間には、GID 2に属するAIDに該当するSTAのチャネルアクセスのみが許容される。三番目のビーコンフレームには、GID 3を有するAIDのみのためのTIM要素が含まれ、これによって三番目のビーコンインターバル(又は、三番目のRAW)の間には、GID 3に属するAIDに該当するSTAのチャネルアクセスのみが許容される。四番目のビーコンフレームには再びGID 1を有するAIDのみのためのTIM要素が含まれ、これによって四番目のビーコンインターバル(又は、四番目のRAW)の間には、GID 1に属するAIDに該当するSTAのチャネルアクセスのみが許容される。続いて、五番目以降のビーコンインターバル(又は、五番目以降のRAW)のそれぞれにおいても、当該ビーコンフレームに含まれたTIMで指定される特定グループに属したSTAのチャネルアクセスのみが許容されてもよい。
図20(c)では、ビーコンインターバルによって許容されるGIDの順序が循環的又は周期的である例示を示しているが、これに制限されることはない。すなわち、TIM要素に特定GIDに属するAIDのみを含めることによって、特定時間区間(例えば、特定RAW)の間に、これら特定AIDに該当するSTAのみのチャネルアクセスを許容し、残りのSTAのチャネルアクセスは許容しない方式で動作してもよい。
前述したようなグループベースAID割当方式は、TIMの階層的(hierarchical)構造と呼ぶこともできる。すなわち、全体AID空間を複数個のブロックに分割し、0以外の値を持つ特定ブロックに該当するSTA(すなわち、特定グループのSTA)のチャネルアクセスのみが許容されるようにすることができる。これによって、大きいサイズのTIMを小さいブロック/グループに分割して、STAがTIM情報を維持しやすくし、STAのクラス、サービス品質(QoS)、又は用途によってブロック/グループが管理しやすくなる。図20の例示では2−レベルの階層を示しているが、2つ以上のレベルの形態で階層的構造のTIMが構成されてもよい。例えば、全体AID空間を複数個のページ(page)グループに分割し、それぞれのページグループを複数個のブロックに区別し、それぞれのブロックを複数個のサブ−ブロックに分割することができる。このような場合、図20(a)の例示の拡張として、AIDビットマップにおいて先頭のN1個のビットはページID(すなわち、PID)を示し、その次のN2個のビットはブロックIDを示し、その次のN3個のビットはサブ−ブロックIDを示し、残りのビットがサブ−ブロック内のSTAビット位置を示す方式で構成されてもよい。
電力管理に関するフィールド/要素
前述した電力管理に関するフィールド/要素として、リッスンインターバルフィールド、BSS最大遊休周期(BSS max idle period)エレメントなどがある。これについて図21及び図22を参照して説明する。
図21はリッスンインターバルフィールドを示している。
リッスンインターバルフィールドは、省電力モードにあるSTAがビーコンフレームを聞くためにどれくらい頻繁にウェイクアップしなければならないかをAPに示すためのものである。ノン−TIM(non−TIM)STAにとってリッスンインターバルフィールドは、STAがPS−Pollフレーム又はトリガーフレームを送信する周期をAPに知らせるためのものである。リッスンインターバルに従ってPS−Pollフレーム又はトリガーフレームを送信したSTAは、APからACK又はDATAを受信することができる。具体的に、APがノン−TIM STAからPS−Pollフレームを受信すると、当該STAにバッファされたデータがある場合、ACK又はDATAをSTAに送信する。もし、当該STAにバッファされたデータがない場合、バッファされたデータがないという情報を含むACKを送信することができる。リッスンインターバルフィールドの値は、MLME−ASSOCIATE要請又はMLME−REASSOCIATE要請のListen Interval parameterである。リッスンインターバルフィールドの基本単位はビーコンインターバルであり、長さは2オクテットである。
図22はBSS最大遊休周期エレメントを示している。
BSS最大遊休周期エレメントは、STAがAPと連携状態を維持しながらフレーム送信を省略(refrain)し得る時間区間/周期を含む。図22を参照すると、Element IDフィールドはBSS最大遊休周期値(value)を示し、Lengthフィールドの値は3である。Max Idle Periodフィールドは、STAがAPと連携状態を維持しながらフレーム送信を省略(refrain)し得る時間区間/周期を示す。Idle OptionsフィールドはBSS遊休能力(Idle capability)と関連した遊休オプションを示す。
上記のBSS最大遊休周期は、デューティーサイクルが非常に長く、低電力で動作するセンサータイプの装置に有用に適用することができる。ただし、このようなセンサータイプ装置のバッテリー寿命は数年に及ぶこともあるため、BSS最大遊休周期もそれを支援できるものでなければならない。前述したBSS最大遊休周期エレメントによれば、Max Idle Periodは2オクテット、16ビットであり、基本単位が1000TU(1024ms)であるため、最大可能な値は18.64Hrである。この値は、前述したセンサータイプ装置のためには比較的短い値であるため、これよりも大きい値を支援できるMax Idle Periodが必要である。
そのために、BSS最大遊休周期の基本単位を1000TUから10000TUなどのより大きい値に増加させることができる。この場合、このような基本単位の増加についてAPとSTA間にあらかじめ交渉する必要があり、端末が設定するリッスンインターバルの適用にも符合する必要がある。もし、BSS最大遊休周期を増加させながらリッスンインターバルについて考慮しないと、STAは、増加したBSS最大遊休周期によってフレーム送受信をする必要はないが、これよりも短いリッスンインターバルごとにビーコンフレームを受信するためにウェイクアップしなければならず、省電力の側面では意味がなくなるためである。
また、BSS最大遊休周期の場合、連携応答フレームを通じて送信され、リッスンインターバルの場合、連携要請フレームを通じて送信されるため、実際にSTAがリッスンインターバル値を設定する時にはBSS最大遊休周期を活用できず、BSS最大遊休周期の増加とリッスンインターバルの増加を符合させ難いという不具合がある。
そこで、以下の本発明の実施例では、非常に長い時間の間に低電力で動作しなければならないSTAのためにBSS最大遊休周期、リッスンインターバルなどを上述の問題点を解決しながら増加させることができる方案について説明する。
BSS最大遊休周期(BSS最大遊休周期エレメントのMax Idle Periodフィールドに含まれた値(value))にスケーリングファクターを適用してBSS最大遊休周期を増加させるとともに、このスケーリングファクターを、リッスンインターバル(リッスンインターバルフィールドに含まれた値(value))、WNMスリープインターバル(WNMスリープモードエレメントに含まれた値(value))に共通して適用することができる。端末動作の側面でノン−TIM STAはリッスンインターバルによってPS−Pollフレーム又はトリガーフレームを送信するが、ここで、リッスンインターバルはBSS最大遊休周期及び/又はWNMスリープインターバルに共通して適用されるスケーリングファクターが適用されたものであってもよい。
すなわち、より長いスリープインターバルを支援するために、BSS最大遊休周期、リッスンインターバル、WNMスリープインターバルに一つの統合された(unified)スケーリングファクター(以下、統合スケーリングファクター)を適用する。ここで、リッスンインターバルに統合スケーリングファクターを適用するということは、リッスンインターバルフィールドに含まれた値に統合スケーリングファクターを掛けてリッスンインターバルを計算するということを意味する。例えば、ビーコンインターバルが100msであり、リッスンインターバルフィールドに含まれた値が000…001(16ビット、統合スケーリングファクター適用前のリッスンインターバルは100ms)、統合スケーリングファクターが10である場合、リッスンインターバルは1000msになる。また、ビーコンインターバルが100msであり、リッスンインターバルフィールドに含まれた値が111…111(16ビット、統合スケーリングファクター適用前のリッスンインターバルは1.82Hr)、統合スケーリングファクターが10である場合、統合スケーリングファクター適用後のリッスンインターバルは18.2hrとなる。また、ビーコンインターバルは1s、リッスンインターバルフィールドに含まれた値は000…001(16bit、統合スケーリングファクター適用前のリッスンインターバルは1000ms)である場合、統合スケーリングファクター10適用後のリッスンインターバルは10sである。ビーコンインターバルは1s、リッスンインターバルフィールドに含まれた値は111…111(16bit、統合スケーリングファクター適用前のリッスンインターバルは18.2hr)である場合、統合スケーリングファクター10適用後のリッスンインターバルは182hr(7.58日)である。
また、BSS最大遊休周期、WNMスリープインターバルに統合スケーリングファクターを適用するということは、それぞれ、BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値に上記の統合スケーリングファクターを掛けてBSS最大遊休周期を計算し、WNMスリープモードエレメントに含まれた値に上記の統合スケーリングファクターを掛けてBSS最大遊休周期を計算するということを意味する。
上述したような統合スケーリングファクターは特定の値(以下、kという。)であって、BSS最大遊休周期、リッスンインターバル、WNMスリープインターバルに適用されてもよく、以下に説明されるように、基本単位拡張要素(以下、extended_kという。)と共に適用されてもよい。ここで、extended_kは、上記kがBSS最大遊休周期、リッスンインターバル、WNMスリープインターバルに適用されるactual k valueを意味する。言い換えると、統合スケーリングファクターkをSTA/APがそれぞれ異なる解釈(interpretation)によってextended_k値にマップすることができる。
基本単位が1000TUであるBSS最大遊休周期の場合にextended_k=k、基本単位がビーコンインターバル(BI)であるリッスンインターバルの場合にextended_k=(k/BI)*1000TU、そして基本単位がDTIMインターバル(DI)であるWNMスリープインターバルの場合にextended_k=(k/DI)*1000TUとして解釈/使用/マップすることができる。
さらに具体的な例示を挙げて説明すると、次の通りである。以下の例示では統合スケーリングファクターkとしては10を仮定する。
まず、BSS最大遊休周期の場合、統合スケーリングファクターを適用すると1000TU*10=10000TUになり、よって、最大支援可能なBSS最大遊休周期値は10000TU*(65535/3600)=186.4hrs=7.76daysになる。
次に、リッスンインターバルの場合、BI=1sを前提にして統合スケーリングファクターを適用すると、1s*(10/1s)*1000TU=10000TUである。したがって、最大支援可能なリッスンインターバルは10000TU*(65525/3600)=186.4hrs=7.76daysになる。この結果はBIが0.1sである場合にも同一である。ここで、1000TUを掛ける理由は、省電力(power saving)の側面でBSS最大遊休周期とのアラインメント(alignment)を取るためである。すなわち、BSS最大遊休周期の基本単位が1sではなく1.024s(1000TU)であるからである。もし正確なアラインメントが必要でない場合は省略されてもよい(例えば、extended_k=(k/BI)*1s)
また、WNMスリープインターバルの場合、DIを10sと前提して統合スケーリングファクターを適用すると、10s*(10/10s)*1000TU=10000TUである。したがって、最大支援可能なWNMスリープインターバルは7.76dayとなる。この結果はDIが1sである場合にも同一である。
このように統合スケーリングファクターに基本単位拡張要素を併せて適用することによって、BSS最大遊休周期、リッスンインターバル、WNMスリープインターバルを整列することができる。次の表2は、前述した統合スケーリングファクター、及び統合スケーリングファクターと基本単位拡張要素を共に適用する場合に、BSS最大遊休周期、リッスンインターバル、WNMスリープインターバル計算時に適用される値を示す。
上述したような統合スケーリングファクター情報及びパラメータは、STAとAP間に事前に交渉(negotiation)されなければならず、また、APとSTA間に設定されるBSS最大遊休周期値によって暗黙的(implicit)に(又は、automatically)設定されてもよく、BSS最大遊休周期値と別の制御フィールドとして定義されて明示的(explicit)に送信されてもよい。また、STAがリッスンインターバル設定を連携要請フレーム(association request frame)ですることを考慮すると、次の3つの例示のように設定/動作することによってBSS最大遊休周期とリッスンインターバルとを符合させることができる。
第一に、プローブ要請/応答(Probe request/response)手順を用いることができる。プローブ要請フレームを通じてSTAはAPに、自身の装置タイプ及び選好(prefer)するBSS最大遊休周期情報及び/又は前述したパラメータ情報を送信することができ、APは、プローブ応答フレームを通じてSTAにBS最大遊休周期情報及び/又は前述したパラメータ情報を送信することができる。STAはこの情報に基づいてリッスンインターバル設定及び運用方法について知ることができる。
第二に、再連携要請/応答(Reassociation request/response)手順を用いることができる。プローブ要請/応答手順を行わないSTAの場合、APが送信した要請応答フレームのMax Idle Periodフィールド情報及び/又はパラメータ情報に基づいて再びリッスンインターバルを設定して再連携要請フレームを通じてAPに送信することができる。
第三に、もしAPがビーコンを通じてSTAにMax Idle Periodフィールド情報及び/又はパラメータ情報を与え得る場合には、STAは、リッスンインターバル情報を乗せた連携要請フレームを送信する前に無条件(full)ビーコン信号を受信してAPの送信したMax Idle Periodフィールド情報を確認し、リッスンインターバルを設定する。
一方、上述したこれらの内容は全てのタイプのSTAに共通して適用されてもよいが、STA別に或いはSTAの装置タイプ別にそれぞれ差別化して適用されることが好ましい。したがって、STA別に或いはSTAの装置タイプ/能力(capability)別に異なるように適用できるように、APとSTAの能力交渉手順(capability negotiation procedure)によって事前に適用することもできる。すなわち、STAはAPと能力交渉要請/応答フレーム(capability negotiation request/response frame)、QoS能力要素(QoS capability element)、QoS制御フィールド(QoS control field)などの様々な能力交渉フレーム/フィールドを通じてBSS最大遊休周期、リッスンインターバル、WNMスリープインターバルの拡張を適用することができる。
このような能力交渉手順には、下記の表3乃至表5に例示したような能力フィールド(capability field)を用いることができる。以下、表3乃至表5の能力フィールドにおいて省略された他の内容は「IEEE Std 802.11−2012、8.4.2.29 Extended Capabilities element」を参照されたい。
上記の表3は、BSS最大遊休周期、リッスンインターバル、WNMスリープインターバルの全てのための統合スケーリングファクター(k、表3ではkをSleep Interval Granularityとも記載している。)に対するAPとSTAとの交渉手順のための能力フィールド構成を示す。
上記の表4は、特に、最大遊休周期及びリッスンインターバルのための統合スケーリングファクターに対するAPとSTAとの交渉手順のための能力フィールド構成を示す。
上記の表5は、最大遊休周期が既に設定されていることを前提とし、リッスンインターバルの拡張に関するAPとSTAとの交渉手順のための能力フィールド構成を示す。
図23は、上述したような統合スケーリングファクターが適用される場合において、特に、BSS最大遊休周期エレメントを通じて統合スケーリングファクターが示される場合の一例示である。図23(a)は、統合スケーリングファクターが、BSS最大遊休周期エレメントのIdle OptionsフィールドのサブフィールドであるVery long Max Idle Period requiredフィールドによって示される例示である。Very long Max Idle Period requiredフィールドは1又は2ビットであり、図示のように統合スケールファクター1、又は10を示すことができる。また、図23(b)は、統合スケーリングファクターがBSS最大遊休周期エレメントのIdle OptionsフィールドのサブフィールドであるScaling factorフィールドで示される場合を例示している。この場合、図示のように、統合スケーリングファクターの値1、10などを1又は2ビットで示すことができる。ただし、本発明の実施例が図23に制限されるものではなく、例えば、BSS最大遊休周期エレメントの他のフィールド(Max Idle Periodフィールド)などを通じて示されてもよい。
一方、上記ではスリープインターバルを増加させる方法としてスケーリングファクターを用いることを中心に説明されたが、既存のリッスンインターバルフィールドのサイズを3オクテットに増やす方法などを考慮することもできる。
図24は、本発明の一実施例に係る無線装置の構成を示すブロック図である。
AP10は、プロセッサ11、メモリー12、送受信器13を備えることができる。STA 20は、プロセッサ21、メモリー22、送受信器23を備えることができる。送受信器13及び23は無線信号を送信/受信することができ、例えば、IEEE 802システムによる物理層を具現することができる。プロセッサ11及び21は、送受信器13及び21に接続してIEEE 802システムによる物理層及び/又はMAC層を具現することができる。プロセッサ11及び21は、前述した本発明の様々な実施例に係る動作を実行するように構成することができる。また、前述した本発明の様々な実施例に係るAP及びSTAの動作を具現するモジュールをメモリー12及び22に格納し、プロセッサ11及び21によって実行されるように構成することができる。メモリー12及び22は、プロセッサ11及び21の内部に含まれてもよく、プロセッサ11及び21の外部に設けられてプロセッサ11及び21と公知の手段によって接続されてもよい。
上記のようなAP及びSTA装置の具体的な構成は、前述した本発明の様々な実施例で説明した事項が独立して適用されたり、又は2つ以上の実施例が同時に適用されるように具現することができ、重複する内容は明確性のために説明を省略する。
上述した本発明の実施例は様々な手段によって具現することができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例は、一つ又はそれ以上のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例は、以上で説明された機能又は動作を実行するモジュール、手順又は関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリーに格納されて、プロセッサによって駆動されてよい。メモリーは、プロセッサの内部又は外部に設けられ、公知の様々な手段によってプロセッサとデータを交換することができる。
以上に開示された本発明の好適な実施の形態に関する詳細な説明は、当業者が本発明を具現して実施できるように提供された。上記では本発明の好適な実施の形態を参照して説明したが、当該技術の分野における熟練した当業者にっては添付された特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を様々に修正及び変更させることができるということが理解できる。したがって、本発明は、ここに開示された実施の形態に制限されるものではなく、ここに開示された原理及び新規な特徴などと一致する最も広い範囲を付与するためのものである。
本発明に係る様々な実施の方案はIEEE 802.11システムに適用される例を中心に説明したが、IEEE 802.11システムの他、様々な無線接続システムにも同一に適用することが可能である。
前記STAは、前記BSS最大遊休周期を含むビーコンフレームを受信した後、前記リッスンインターバルを決定してもよい。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
無線通信システムにおいて省電力モードで動作可能なSTAの信号送信方法であって、
第1時間周期によってPS−Pollフレーム又はトリガーフレームのうち少なくとも一つを送信するステップを含み、
前記第1時間周期は、統合スケーリングファクターが適用されたものであり、
前記統合スケーリングファクターは、前記STAがAP(access point)と連携(association)状態を維持しながらフレーム送信を省略可能な第2時間周期にも共通して適用されるものである、信号送信方法。
(項目2)
前記統合スケーリングファクターは、WNM(Wireless Network Management)スリープインターバルの計算にも共通して適用されるものである、項目1に記載の信号送信方法。
(項目3)
前記第1時間周期は、リッスンインターバル(listen interval)であり、前記第2時間周期は、BSS最大遊休周期(Basic Service Set Max Idle Period)である、項目1又は2に記載の信号送信方法。
(項目4)
前記統合スケーリングファクターの適用は、リッスンインターバルフィールドに含まれた値、BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値、及びWNMスリープモードエレメントに含まれた値のそれぞれに前記統合スケーリングファクターを掛けることによってなされる、項目3に記載の信号送信方法。
(項目5)
前記STAは、前記統合スケーリングファクターをリッスンインターバルフィールドに含まれた値、BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値、WNMスリープモードエレメントに含まれた値のそれぞれに適用時に、基本単位拡張要素を掛ける、項目3に記載の信号送信方法。
(項目6)
前記基本単位拡張要素は、前記統合スケーリングファクターを前記リッスンインターバルフィールドに含まれた値に適用時に1000TU/BIであり、前記統合スケーリングファクターを前記BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値に適用時に1であり、前記統合スケーリングファクターを前記WNMスリープモードエレメントに含まれた値に適用時に1000TU/DIであり、TUは1024us、BIはビーコンインターバル、DIはDTIM(Delivery Traffic Indication Message)インターバルである、項目5に記載の信号送信方法。
(項目7)
前記リッスンインターバルフィールドに含まれた値の基本単位はBIであり、前記BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値の基本単位は1000TUであり、前記WNMスリープモードエレメントに含まれた値の基本単位はDIである、項目6に記載の信号送信方法。
(項目8)
前記リッスンインターバルは、前記APから受信したプローブ応答フレームに含まれたBSS最大遊休周期に基づいて決定されたものである、項目3に記載の信号送信方法。
(項目9)
前記プローブ応答フレームは、STAのBSS最大遊休周期に関する選好度及び統合スケーリングファクターを含むプローブ要請フレームに対する応答である、項目9に記載の信号送信方法。
(項目10)
前記STAは、前記リッスンインターバルを再連携(Reassociation)要請フレームを通じて前記APに送信する、項目3に記載の信号送信方法。
(項目11)
前記リッスンインターバルは、前記APから受信した連携応答フレームに含まれたBSS最大遊休周期に基づいて決定されたものである、項目10に記載の信号送信方法。
(項目12)
前記リッスンインターバルは、前記APから受信したビーコンフレームに含まれたBSS最大遊休周期に基づいて決定されたものである、項目3に記載の信号送信方法。
(項目13)
前記STAは、前記BSS最大遊休周期を含むビーコンフレームを受信した後、前記リッスンインターバルを決定する、項目12に記載の信号送信方法。
(項目14)
無線通信システムにおいて省電力モードで動作可能なSTAの信号受信方法であって、
ビーコンフレームを受信するためにアウェイク(awake)状態に切り替わるステップと、
前記ビーコンフレームを受信するステップと、
を含み、
前記アウェイク状態に切り替わる第1時間周期は、統合スケーリングファクターが適用されたものであり、
前記統合スケーリングファクターは、前記STAがAP(access point)と連携(association)状態を維持しながらフレーム送信を省略可能な第2時間周期にも共通して適用されるものである、信号受信方法。
(項目15)
前記統合スケーリングファクターは、WNM(Wireless Network Management)スリープインターバルの計算にも共通して適用されるものである、項目14に記載の信号受信方法。

Claims (15)

  1. 無線通信システムにおいて省電力モードで動作可能なSTAの信号送信方法であって、
    第1時間周期によってPS−Pollフレーム又はトリガーフレームのうち少なくとも一つを送信するステップを含み、
    前記第1時間周期は、統合スケーリングファクターが適用されたものであり、
    前記統合スケーリングファクターは、前記STAがAP(access point)と連携(association)状態を維持しながらフレーム送信を省略可能な第2時間周期にも共通して適用されるものである、信号送信方法。
  2. 前記統合スケーリングファクターは、WNM(Wireless Network Management)スリープインターバルの計算にも共通して適用されるものである、請求項1に記載の信号送信方法。
  3. 前記第1時間周期は、リッスンインターバル(listen interval)であり、前記第2時間周期は、BSS最大遊休周期(Basic Service Set Max Idle Period)である、請求項1又は2に記載の信号送信方法。
  4. 前記統合スケーリングファクターの適用は、リッスンインターバルフィールドに含まれた値、BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値、及びWNMスリープモードエレメントに含まれた値のそれぞれに前記統合スケーリングファクターを掛けることによってなされる、請求項3に記載の信号送信方法。
  5. 前記STAは、前記統合スケーリングファクターをリッスンインターバルフィールドに含まれた値、BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値、WNMスリープモードエレメントに含まれた値のそれぞれに適用時に、基本単位拡張要素を掛ける、請求項3に記載の信号送信方法。
  6. 前記基本単位拡張要素は、前記統合スケーリングファクターを前記リッスンインターバルフィールドに含まれた値に適用時に1000TU/BIであり、前記統合スケーリングファクターを前記BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値に適用時に1であり、前記統合スケーリングファクターを前記WNMスリープモードエレメントに含まれた値に適用時に1000TU/DIであり、TUは1024us、BIはビーコンインターバル、DIはDTIM(Delivery Traffic Indication Message)インターバルである、請求項5に記載の信号送信方法。
  7. 前記リッスンインターバルフィールドに含まれた値の基本単位はBIであり、前記BSS最大遊休周期エレメントに含まれた値の基本単位は1000TUであり、前記WNMスリープモードエレメントに含まれた値の基本単位はDIである、請求項6に記載の信号送信方法。
  8. 前記リッスンインターバルは、前記APから受信したプローブ応答フレームに含まれたBSS最大遊休周期に基づいて決定されたものである、請求項3に記載の信号送信方法。
  9. 前記プローブ応答フレームは、STAのBSS最大遊休周期に関する選好度及び統合スケーリングファクターを含むプローブ要請フレームに対する応答である、請求項9に記載の信号送信方法。
  10. 前記STAは、前記リッスンインターバルを再連携(Reassociation)要請フレームを通じて前記APに送信する、請求項3に記載の信号送信方法。
  11. 前記リッスンインターバルは、前記APから受信した連携応答フレームに含まれたBSS最大遊休周期に基づいて決定されたものである、請求項10に記載の信号送信方法。
  12. 前記リッスンインターバルは、前記APから受信したビーコンフレームに含まれたBSS最大遊休周期に基づいて決定されたものである、請求項3に記載の信号送信方法。
  13. 前記STAは、前記BSS最大遊休周期を含むビーコンフレームを受信した後、前記リッスンインターバルを決定する、請求項12に記載の信号送信方法。
  14. 無線通信システムにおいて省電力モードで動作可能なSTAの信号受信方法であって、
    ビーコンフレームを受信するためにアウェイク(awake)状態に切り替わるステップと、
    前記ビーコンフレームを受信するステップと、
    を含み、
    前記アウェイク状態に切り替わる第1時間周期は、統合スケーリングファクターが適用されたものであり、
    前記統合スケーリングファクターは、前記STAがAP(access point)と連携(association)状態を維持しながらフレーム送信を省略可能な第2時間周期にも共通して適用されるものである、信号受信方法。
  15. 前記統合スケーリングファクターは、WNM(Wireless Network Management)スリープインターバルの計算にも共通して適用されるものである、請求項14に記載の信号受信方法。
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