JP2015517979A - 慢性閉塞性肺疾患の治療法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ストレプトリジンOを、それを必要とする対象に投与よることによって気管支拡張作用を促進する方法に関する。【選択図】なし

Description

本出願は、2012年2月27日に出願した米国仮出願第61/603,701号の利益を主張するものであり、本開示は参照により本明細書に組み込まれる。
ストレプトリジンOは、A群β型溶血性連鎖球菌から誘導されたろ過性溶血素のグループの1つである。具体的には、ストレプトリジンOは、還元状態で溶血性であるが、酸化により不活性化される60kDのペプチドである。ストレプトリジンOは、細胞を透過処理するための分析試薬として当技術分野で一般的に使用されている。例えば、Razin et al.,Proc.Nat’l.Acad.Sci.(USA),91:7722−7726(1994)を参照されたい。
米国特許第5,576,289号は、ストレプトリジンOの投与により、自閉症、多発性硬化症およびトゥレット症候群などの疾患における運動障害の症状の治療法に関する。
米国特許第5,736,508号は、ストレプトリジンOの投与により、小じわ、しわおよびストレッチマークの外観を含む瘢痕組織の治療法に関する。
米国特許第5,798,102号は、β−アミロイド、ストレプトリジンOおよび成長ホルモンを含む組成物を投与することを含む、心筋症の症状の治療法に関する。米国特許第6,303,127号は、同様に、β−アミロイド、ストレプトリジンOおよび成長ホルモンを含む組成物を投与することによる、非ヒト動物における心筋症、パーキンソン病および肝硬変を含む変性肝疾患の症状の治療法に関する。
米国特許第6,998,121号は、ストレプトリジンOの投与による、末梢動脈疾患に起因するデュピュイトラン拘縮、強皮症、ペイロニー疾患、動物における乳腺炎、および跛行などの動物における結合組織障害の治療法に関する。
米国特許第7,196,058号は、有効量のストレプトリジンOを投与することを含む、対象における生殖線維症状態の症状を緩和する方法に関する。代表的な線維症には、子宮線維症、卵管線維症が含まれる。この特許は、ストレプトリジンOがCD44受容体と相互作用し、CD44媒介性プロセスを阻害する性質も開示している。
米国特許第7,629,312号は、ストレプトリジンOの投与による、腱炎、末梢動脈疾患に起因する跛行、デュピュイトラン拘縮、ペイロニー疾患、強皮症を含む結合組織障害、および慢性乳腺炎と関連する結合組織障害の治療法に関する。この特許も、ストレプトリジンOがCD44受容体と相互作用し、CD44媒介性プロセスを阻害する性質も開示している。
米国特許公開第2003/0032614号は、DNAなどのポリ核酸の投与を含む呼吸困難(respiratory congestion)の治療法を開示している。この特許公開は、合成DNAの投与によるウマ肺気腫(equine heaves)の治療を開示している。この特許公開は、放射線誘発性粘膜炎の治療のために、ストレプトリジンOの存在下および非存在下でDNAを舌下投与することも開示しているが、ストレプトリジンOの組み込みが治療結果を改善するか否かを決定することができなかったと報告した。
米国特許公開第2008/0182789号は、肺組織への進行性の線維性変化を特徴とする進行性の、致死的な肺疾患である特発性肺線維症の治療法を開示している。この公開出願は、ストレプトリジン2ユニットおよびサケ精巣DNA0.3μgを含む組成物の舌下投与による、特発性肺線維症と診断された対象の治療を開示した。疾患の進行が停止し、この対象は、肺機能検査において安定なまたは改善された結果を有することが観察された。
米国特許公開第2010/0144602号は、ストレプトリジンOの投与によって転移癌を阻害する方法を開示し、さらにストレプトリジンOが、CD44受容体と相互作用し、CD44媒介性過程を阻害する性質を開示している。
2011年5月16日に出願した米国仮出願第61/486,566号は、対象にストレプトリジンOおよび抗生物質療法を含む併用療法を投与する工程を含む、対象における結核などの隔離された細菌に関連する障害の治療法を開示している。本発明のいかなる特定の理論に縛られることなく、ストレプトリジンOは、抗生物質が膿瘍内の細菌にアクセスすることを可能にして、多くの病原性細菌に関連する膿瘍を破壊することによって感染症の治療を促進すると考えられる。
本発明は、ストレプトリジンOが、瘢痕治癒、線維性疾患および隔離された細菌に関連する結核などの疾患の治療に関連する効果などの、線維症に関連するその他の効果に加えて、気管支拡張効果を有する発見に関する。
気管支拡張薬は、気管支および細気管支を拡張し、そうすることによって、呼吸気道の抵抗を減少させ、肺への気流を増加させる物質である。気管支拡張薬は、炎症反応が気流の閉塞および気管支痙攣を引き起こす喘息などの疾患に有用である。喘息の症状には、喘鳴、咳、胸部圧迫感および息切れが含まれる。喘息は、慢性閉塞症状であるが、この用語は、具体的には、気管支拡張症、慢性気管支炎および肺気腫などの不可逆的疾患の併発を表すために使用されているように、慢性閉塞性肺疾患とはみなされない(Self,Timothy.Chrisman,Cary.Finch,Christopher.“Applied Therapeutics:The Clinical Use of Drugs,9th Edition”Philadelphia:Lippincott Williams&Wilkins,2009.Chapter 22(Asthma))。これらの疾患とは異なり、喘息における気道閉塞は、通常は可逆的であるが、放置すれば、慢性炎症により、気道リモデリングに起因して肺が不可逆的に妨げられた状態に成り得る。
喘息は、気管支に影響を与えるが、肺気腫は肺胞に影響を与える。慢性気管支炎のような喘息は、気道の疾患である。空気の流れの妨げは、喘息においては気道の炎症および気道を取り巻く筋肉の痙攣が原因である。筋肉の痙攣により生じる狭窄は気管支痙攣と呼ばれている。一般的には、喘息における気管支痙攣は可逆的であり、自然に、または気管支拡張薬の使用により鎮静化する。喘息の主要な成分は、気道の炎症であり、この炎症は、気道壁の肥厚を引き起こす。この炎症には、慢性気管支炎に見られるものとは異なる炎症細胞およびメディエーターが伴う。このことは、似てはいるが異なっているこれらのエンティティのための抗炎症薬の選択に影響を及ぼし得る。多くの喘息患者において、吸入ステロイドなどの抗炎症薬は、この炎症を減少させるために必要とされる。長引く喘息では、この慢性炎症は、瘢痕化および定着した気道閉塞をもたらし得る。
気管支拡張薬はまた、慢性呼気気流制限、すなわち、呼息を達成することができる速度の持続的な減速という一般的な特徴を共有する慢性閉塞性肺疾患(COPD)を含む他の肺疾患の態様の治療にも有用であり得る。一般的なCOPDには、慢性気管支炎、肺気腫および石綿肺が含まれ、呼吸困難を特徴とするが、異常な粘液の蓄積とは関連付けられていない。タバコの煙は、特に、金、石炭鉱業、繊維製品製造業、セメント、および鉄鋼などの職業に従事する者の職場環境における呼吸性粉塵への暴露にも関連しているCOPDの最も一般的な原因である。
気管支拡張薬は、短時間作用型または長時間作用型のいずれかである。短時間作用型の気管支拡張薬は、急性気管支収縮からの迅速な救済を提供するために、「レスキュー」吸入器の中で使用されている。サルブタモールなどの薬物は、通常20分以内に効き、喘息症状または再発から一時的な救済をもたらす。サルブタモールなどのいくつかの短時間作用型β−アゴニストは、肺に特異的であり、エフェドリンまたはエピネフリンなどの非特異的β−アゴニストのやっかいな心臓の(β−1)副作用が起きることなく、気管支痙攣を緩和することができる。
サルメテロールおよびフォルモテロールなどの長時間作用型のβ2−アゴニストは、気管支収縮を予防するのに有用であるが、急速な救済には有用ではない。このような薬剤は、最大12時間の気道狭窄を緩和することができ、1日に2回抗炎症薬を摂取することができる。
抗コリン薬、アンフェタミン様の作用機序を有する精神刺激薬およびテオフィリンなどの他の化合物は、気管支拡張薬として作用するが、それらの使用は副作用のために制限されている。
呼吸器症状の治療のための、遺伝子導入のないDNAの使用に関する特許が本発明にとって興味深い。米国特許第5,726,160号は、患者における呼吸困難を緩和する方法であって、呼吸困難を特徴とする疾患を有する患者に、遺伝子の導入および発現に影響を及ぼさない方法で薬学的に許容されるビヒクル中の治療有効量のDNAを舌下投与する工程を含む方法に関し、その際、前記呼吸困難は、前記患者の気道に溜まった粘性のある粘液および痰の過剰生産の結果であり、前記方法は、前記患者の気道における粘液の生産が増加し、粘液の蓄積が減少するように前記粘液または前記痰の粘性の低下をもたらす。
米国特許第5,955,442号は、遺伝子の導入および発現に影響を及ぼさない方法で有効量のDNAを投与することにより、嚢胞性線維症、肺気腫、気管支炎および副鼻腔炎を含む呼吸器疾患の治療法に関する。
米国特許第5,948,768号は、舌下投与などによる有効量のDNAの投与による中耳炎の治療法に関する。
米国特許第6,096,721号は、対象にDNAを投与する工程を含む、対象における気道の粘膜炎の治療法に関する。
米国特許第6,100,244号は、DNAの舌下投与による呼吸困難の治療法に関する。より具体的には、この特許は、患者における異常な粘液蓄積と関連しない呼吸困難の症状の治療法であって、気管支炎、肺気腫、石綿肺および喘息を含む慢性閉塞性肺疾患などの疾患を含むがこれらに限定されない、異常な粘液の蓄積に関連しない呼吸困難を特徴とする疾患を有する患者に、遺伝子導入に影響を及ぼさない方法で、薬学的に許容されるビヒクル中の有効量のDNAを投与する工程を含む方法を提供する。この特許はさらに、放射線などによって引き起こされる粘膜炎を含む病状により、患者の気道に溜まった粘性のある粘液または痰の過剰生産の結果としての患者の呼吸困難を緩和する方法であって、呼吸困難を特徴とする疾患を有する患者に、遺伝子導入に影響を及ぼさない方法で、薬学的に許容されるビヒクル中の治療有効量のDNAを投与する工程を含む方法を提供し、その際、前記呼吸困難は、前記患者の気道に溜まった粘性のある粘液および痰の過剰生産の結果であり、前記方法は、前記患者の気道における粘液の生産が増加し、粘液の蓄積が減少するように前記粘液または前記痰の粘性の低下をもたらす。
本発明の方法は、呼吸困難を患う患者に有効量のDNAを投与することを含む。このDNAは、好ましくは、約0.00012〜約0.003mgの範囲の量で提供され、好ましくは、液体ビヒクルで処方され、単一液滴として約0.0006mgの濃度で提供される。好ましい投与経路は、舌下であるが、皮下、静脈内、筋肉内、および髄腔内などの他の経路も効果があると期待される。本発明で使用するためのDNAは、原核生物のDNAまたは真核生物のDNAであってもよく、水、生理食塩水、アルブミン、およびデキストロースを含むいくつかの薬学的に許容されるビヒクルで処方されてもよい。
気管支収縮を治療するための当技術分野で公知の様々な治療にもかかわらず、それを必要とする対象の気管支の拡張を促進する改良された方法が当技術分野において必要とされている。
本発明は、ストレプトリジンO(SLO)およびその生物学的に活性のある断片の投与が、それを必要とするヒトならびに馬および犬を含む他の哺乳動物における気管支拡張の促進ならびに気管支痙攣の予防に長時間作用薬として有用であるという発見に関する。喘息および気管支収縮によって特徴付けられる他の病状になりやすいものに対して、そのような収縮を緩和するためにSLOそれ自体を投与してもよい。
本発明を実施する好ましい方法は、液滴の形態でSLOを舌下投与することを含む。SLOは、様々な病状の全ての気管支拡張を促進し、気管支痙攣を予防するために投与することができるが、特に、COPDなどの病状の非存在下での喘息を含む喘息の治療に有用である。SLOは、好ましくは、水、生理食塩水、アルブミン、またはデキストロースからなる群から選択されるものなどの液体ビヒクルで投与される。ストレプトリジンOは、好ましくは、1日あたり0.0032〜50ユニットの投与量で投与され、1日あたり2ユニットの4用量の投与が特に好ましい。SLOは連鎖球菌から単離されたホロタンパク質として投与することができるか、または組み換えで産生されたホロタンパクもしくは生物学的に活性のある断片として投与することができ、配列番号1のアミノ酸79〜571からなる断片が特に好ましい。
SLOは、単独で、またはDNAおよび他の気管支拡張薬などの他の成分と組み合わせて投与することができる。SLOと共に投与するためのDNAの好ましい投与量は、約0.00012mg〜約0.003mgの範囲であり、約0.0006mgのDNAの投与量が特に好ましい。
ストレプトリジンOは、A群β型溶血性連鎖球菌から誘導されたろ過性溶血素のグループの1つである。具体的には、ストレプトリジンOは、還元状態で溶血性であるが、酸化により不活性化される60kDのペプチドである。A群連鎖球菌がストレプトリジンOを産生する。ストレプトリジンOは、細胞を透過処理するための分析試薬として当技術分野で一般的に使用されている(例えば、Razin et al.,Proc.Nat’l.Acad.Sci.(USA),91:7722−7726(1994))。
ストレプトリジンOは、水、生理食塩水、アルブミン、デキストロースを含むがこれらに限定されないいくつかの薬学的に許容される賦形剤または当技術分野で公知の任意の他の薬学的に許容される賦形剤で処方されてよい。ストレプトリジンOは、好ましくは、酸化状態で、1日あたり約0.0032〜50ユニット(2ユニット/0.05ml)の範囲の投与量で投与され、好ましくは液体ビヒクルで処方され、単一液滴として約4ユニットの濃度で提供される。ストレプトリジンOの単一液滴は、0.05〜10ユニットの範囲内である。より具体的には、ストレプトリジンOの液滴は、単一液滴として約2ユニットを含む。ストレプトリジンOは、より好ましくは、1日あたり約0.01〜10ユニットの範囲の量で投与され、さらにより好ましくは、1日あたり約0.1〜8ユニットの範囲の量で投与される。
いくつかの実施形態において、ストレプトリジンOは、水、生理食塩水、アルブミン、デキストロースを含むがこれらに限定されないいくつかの薬学的に許容される賦形剤または当技術分野で公知の任意の他の薬学的に許容される賦形剤で処方される。正確な用量は、患者間で変化し、当業者が容易に決定することができる。いくつかの実施形態において、ストレプトリジンOは、約0.0032〜50ユニット(2ユニット/0.05ml)の範囲の投薬量で投与され、好ましくは、液体ビヒクル中に処方される。ストレプトリジンOの単一液滴は、0.05〜10ユニットの範囲内である。いくつかの実施形態において、ストレプトリジンOの液滴は、単一液滴として2ユニットの量である。他の実施形態において、ストレプトリジンOは、1日当たり約0.01〜10ユニットの範囲の量で投与される。さらに他の実施形態において、ストレプトリジンOは、1日あたり約0.1〜8ユニットの範囲の量で投与される。他の実施形態において、ストレプトリジンOの投与量は、約1ユニット〜約5ユニットである。さらに他の実施形態において、ストレプトリジンOの投与量は、約2ユニットである。好ましい投与経路は、舌下であるが、頬、経口ドレンチ(oral drench)、舌下、皮内、筋肉内、髄腔内、静脈内などの他の経路、吸入または局所投与も企図される。馬などのヒト以外の動物の場合の好ましい投与方法は、用量当たり2ユニット(0.2cc)の投与量での皮下投与によるものである。
本発明の方法は、以下に記載の配列番号1の配列を有するSLOホロタンパク質を使用することができ、本発明の一態様によると、配列番号1のアミノ酸79〜571を含む組み換え産物を含むことができる。
配列番号1
SLOタンパク質の天然のアミノ酸配列:
MSNKKTFKKYSRVAGLLTAALIIGNLVTANAESNKQNTASTETTTTNEQPKPESSELTTEKAGQKTDDMLNSNDMIKLAPKEMPLESAEKEEKKSEDKKKSEEDHTEEINDKIYSLNYNELEVLAKNGETIENFVPKEGVKKADKFIVIERKKKNINTTPVDISIIDSVTDRTYPAALQLANKGFTENKPDAVVTKRNPQKIHIDLPGMGDKATVEVNDPTYANVSTAIDNLVNQWHDNYSGGNTLPARTQYTESMVYSKSQIEAALNVNSKILDGTLGIDFKSISKGEKKVMIAAYKQIFYTVSANLPNNPADVFDKSVTFKELQRKGVSNEAPPLFVSNVAYGRTVFVKLETSSKSNDVEAAFSAALKGTDVKTNGKYSDILENSSFTAVVLGGDAAEHNKVVTKDFDVIRNVIKDNATFSRKNPAYPISYTSVFLKNNKIAGVNNRTEYVETTSTEYTSGKINLSHQGAYVAQYEILWDEINYDDKGKEVITKRRWDNNWYSKTSPFSTVIPLGANSRNIRIMARECTGLAWEWWRKVIDERDVKLSKEINVNISGSTLSPYSITYK
本発明による組成物はさらに、薬学的に許容される賦形剤が、タンパク質、多糖類、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリマーアミノ酸、アミノ酸コポリマーからなる群から選択されるものなどの薬学的に許容される賦形剤、ならびに不活性ウイルス粒子、酸化防止剤、キレート剤、炭水化物、デキストリン、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルメチルセルロース、ステアリン酸、油類、生理食塩水、グリセロール、エタノール、湿潤剤、乳化剤、pH緩衝物質およびリポソームを含むことができる。本発明の一態様によると、薬学的に許容される賦形剤は、無菌の固定油である。
本発明のさらなる態様、特徴および変形は、発明を実施するための形態を含む本出願の全体から明らかであり、全てのこのような特徴は、本発明の態様として意図される。しかし、発明を実施するための形態および特定の実施例は例示のために与えられ、本発明の分野に精通した者には明白であろういくつかの様々な変更および修正も本発明の一部であることが理解されるべきである。
「含む」という用語で記載される本発明の態様は、明確に列挙される要素、および必要に応じて、追加の要素を含むと理解されるべきである。「1つ(a)」または「1つ(an)」で記載される本発明の態様は、文脈が明らかに狭い意味を要求しない限り、「1つ以上」を含むものと理解されるべきである。
以下の実施例は、本発明の好ましい実施形態を例示し、特許請求の範囲の治療法の有効性の証拠を提供する。本発明の多くの改良およびさらなる態様は、以下の実施例を考慮すれば当業者に明らかである。
実施例1
この実施例による72歳の成人は、喘息歴が30年以上であることが分かり、吸入ステロイド/気管支拡張薬により長年にわたって良好にコントロールされていた。
スパイロメトリー:努力性肺活量は1.93リットルまたは69%と予測された。FEV1は、1.33リットルまたは63%と予測された。FEVl/FVC比は69である。気管支拡張薬投与後の努力性肺活量は2.05リットルまたは73%と予測された。気管支拡張薬投与後のFEV1は1.44リットルまたは68%と予測された。総肺活量は2.69リットルまたは57%と予測された。拡散容量は72%と予測される。評価:1)軽度の閉塞性障害。FEV1およびFVCは比例的に減少し、スパイロメトリーは制限と一致した。2)総肺活量に基づいて中程度の拘束性障害は57%と予測された。3)拡散能力が若干低下した。
最初のスパイロメトリー測定の10ヶ月後に、身体検査を行い、前の両側胸水が消散したことを示した。右肺底にいくつかの胸膜肥厚があり、残留胸水もあった。葉間胸膜裂(interlobar pleural fissure)がわずかに隆起している領域がいつかあった。無気肺の局所的な浸潤または領域はなかった。心縦隔構造および肺血管系の分布は正常であった。1日に4回、ストレプトリジンO2ユニット、サケ精子DNA0.0006mgを含む液滴の舌下投与を含む治療を開始した。
治療の12ヵ月後の呼吸器科医の評価は、気管支拡張薬の投与前の対象の肺機能検査では軽度の閉塞が少し疑われたが、気管支拡張薬の投与後は、正常範囲内に戻ったことを示した。患者が病気で、当時入院患者であった時の、SLO/DNA組成物での治療の1年前に行った検査と比較すると、彼女のFEVlは、1.33〜2.05に改善し(54%の改善)、FVCは1.93〜2.89に改善した(50%の改善)。
その後、治療の1年後に対象に対してスパイロメトリーを行った。FEV1=2.07、FVC=2.77。
Figure 2015517979
この対象は喘息および高脂血症を患っていると評価した。この対象は非常に良好であり、健全な6ヶ月を過ごし、彼女の定量吸入器をほとんど使用しなかった。今や肺は、打診および聴診では問題はなく、呼吸器科医の診察では喘鳴が聞こえなかった。彼女の喘息は非常によくなった。さらに一年後の評価では、この対象がまだ良い状態であることが示された。
実施例2
この実施例による68歳の対象は、45歳の時に初めて喘息および再発性副鼻腔炎/気管支炎と診断された。0日目に、この対象に対して、実施例1の方法による舌下液滴を含むSLOおよびDNAによる治療を開始した。その後の一年間は、この対象は、ウイルス性副鼻腔炎/気管支炎の一症例のみを有したが、抗生物質による治療を必要とするところまでは進行しなかった。良好であった。この対象は、ブデソニドおよびフォルモテロールの組み合わせ(Symbicort(登録商標))160/4.5パフを1日に2回使用した(レスキュー薬をほとんど使用しなかった)。彼女は、約510日目に液滴の摂取を2ヶ月間やめた。スパイロメトリーを570日目に行い、その時に、この対象へのSLOおよびDNA組成物の投与を再開した。
Figure 2015517979
実施例3
この実施例による72歳の女性は、成人発症喘息(すなわち、高頻度に悪化する慢性喘息)であることが分かった。この対象を、1日に4回、実施例1の舌下投与用のSLO/DNA液滴により治療し、その後1年間、軽度の副鼻腔炎/気管支炎の唯一の発症があったが、対象はすぐに回復した。この対象の喘息は、1日に2回、グルチカソン(gluticasone)とサルメテロール(Advair(登録商標)240/50)の混合物でうまくコントロールされ、レスキュー吸入器はほとんど使用せず、スタミナは十分にあった。この対象は、以前よりもすっきりした感じで、1年間同じ薬に対して良好であることを報告した。
実施例4
この実施例による51歳の男性は、成人発症喘息、喘息/再発性副鼻腔炎であることが分かり、1日に4回、実施例1の舌下用SLO/DNA液滴により治療した。この対象は、喘息コントロールが大幅に改善し、副鼻腔炎の発症がはるかに減少したと報告した。
実施例5
この実施例による58歳の男性は、長期の喘息、非常に濃い粘液、再発DME浸出を伴う耳管機能障害であることが分かった。この対象は、彼の病状により完全に身体障害があり、慢性の高用量のプレドニゾンおよびグルチカゾンとサルメテロールの混合物(Advair(登録商標))のレスキューを必要とした。スパイロメトリーデータは、FVC=80%、FEV1=73%と予測された。この対象を、1日に4回、実施例1の舌下用SLO/DNA液滴により治療し、3ヶ月後、この対象は、レスキュー吸入器をほとんど使用しないほど、はるかに改善した。FVC=96%、FEV1=82%と予測された。
3ヶ月後、胸部X線により過膨張肺が示されたが、問題はなく、翌年、彼は再びテニスを始めることができた。
Figure 2015517979
実施例6
この実施例による62歳の女性は、COPD/肺気腫/慢性気管支炎であることが分かった。この対象は、1日に2〜3箱の喫煙者であり、骨粗鬆症および胆嚢疾患を患っており、右肺下葉の肺炎を患っていた。
0日目に、この対象は、彼女の医師を訪れ、救済を切望した。スパイロメトリーデータは、FEVC=65%;FEV1=47%;O飽和=92%、中程度の制限的閉塞性疾患を示した。この対象を、グルチカゾンとサルメテロールの混合物(Advair(登録商標))およびチオトロピウム(Spiriva(登録商標))による治療に加えて、1日に4回、実施例1の舌下用SLO/DNA液滴により治療した。
治療の5ヶ月後の149日目に、この対象は、まだ1日あたり2箱のタバコを吸っていたが、スパイロメトリーデータは、FVC=82%;FEV1=58%であり、非常に良好であったので、この時点で、彼女はSLOおよびDNA組成物による治療をやめた。152日目に、彼女のFVCは69%まで下がり、FEV1は48%まで下がった。
さらに2ヶ月後、この対象は、なおも順守せず、スパイロメトリー結果は、FVC=65%;FEV1=41%であった。一晩の酸素測定法により、O飽和は60〜70%まで下がったことが判明した。その後、この対象は、SLOおよびDNA組成物による治療を再開したが、1日あたり2〜3箱のタバコの喫煙は続けた。
さらに5ヶ月後の374日目に、この対象は、スパイロメトリースコアが、それぞれFVC=65%およびFEV1=41%からFVC=79%、FEV1=48%に改善した。
6ヶ月後の554日目に、この対象は、まだ1日に2〜3箱吸っていたが、Spiriva(登録商標)、Advair(登録商標)、SLOおよびDNAを用いた治療により、スパイロメトリーデータは、FVC=77%;FEV1=53%であった。
Figure 2015517979
実施例7
この実施例によると、ウマ肺気腫を患う30頭の馬を、DNA単独、SLO単独またはDNAとSLOの組み合わせによって治療した。2頭または3頭の馬をSLO単独の投与によって治療しても効果はなかったが、その後、DNAとSLOの組み合わせによる治療は成功した。約10頭の馬は、最初に、DNA単独の投与による治療ではある程度成功したが、DNAをSLOと組み合わせた場合にさらに改善した。残りの馬を、常にDNAとSLOの組み合わせにより治療した。全体的に、対象の75〜80%において陽性反応があった。
本発明の実施における多数の修正および変更は、それらの現在の好ましい実施形態を考慮すれば、当業者なら気づくことが予想される。したがって、本発明の範囲に与えられるべき唯一の制限は、添付の特許請求の範囲に現れるものである。

Claims (12)

  1. それを必要とする対象において気管支拡張を誘導するかまたは気管支痙攣の緩和を提供する方法であって、薬学的に許容されるビヒクル中に有効量のストレプトリジンOまたはその生物学的に活性のある断片を含む組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む方法。
  2. 前記組成物が、液滴の形態で舌下投与される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ストレプトリジンOが、水、生理食塩水、アルブミン、またはデキストロースからなる群から選択されるビヒクルで投与される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ストレプトリジンOが、1日当たり0.0032〜50ユニットの投与量で投与される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ストレプトリジンOが、配列番号1のアミノ酸79〜571からなる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記組成物が、さらにDNAを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記有効量のDNAが、約0.00012mg〜約0.003mgのDNAである、請求項1に記載の方法。
  8. 前記有効量のDNAが、約0.0003mgのDNAである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記対象が、ヒトである、請求項1に記載の方法。
  10. 前記対象が、ウマである、請求項1に記載の方法。
  11. 前記患者が、喘息に罹患している、請求項1に記載の方法。
  12. 前記組成物が、追加の気管支拡張化合物と併用される、請求項1に記載の方法。
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