JP2015517362A - 歯科用途の保持インサートおよび連結装置 - Google Patents

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Abstract

歯科用補綴構造体を、圧入連結用に設計されたヘッドを有する歯科用インプラント構造体または冠着構造体に連結する保持インサート(1)は、実質的に円形ディスク形状の端部(12)と、端部(12)から突出しかつ外面(114)を有する実質的にリング形状の保持縁(11)とを備える。端部(12)は開口部(121)を有し、端部(12)から離れる方向に向けられた保持縁(11)の端部(11b)から開始して、実質的に軸方向のスリット(14)が、保持縁(11)および端部(12)を通って端部(12)の開口部(121)まで延在する。端部の開口部に連結されて、本発明による保持インサートのスリットは相対的に単純な構造であり、それにより、保持インサート、特にその保持縁は、ヘッドまたはパトリックスヘッド上にスナップ嵌めするのに十分な弾性を確実に有する。同時に、したがって、スナップ留めされた保持縁からのばね力がヘッドに作用することができ、それにより、保持インサートおよびそれに連結された部品がヘッドに締め付けられる。さらに、この保持縁およびこの開口部により、インプラント構造の位置の不正確さ、特に平行性の欠如および異なる方向からの力の影響を、保持インサートまたはその部品を実質的に押しつぶすかまたは同様に変形させることなく補償することも可能になる。【選択図】図1

Description

本発明は、独立請求項1のプリアンブルによる保持インサートと、関連する連結装置とに関する。
歯科用補綴構造体を歯科用インプラント構造体または冠着(capping)構造体に連結するために、実質的に円形ディスク形状の端部を備え、端部から突出しかつ外面を有する実質的にリング形状の保持縁を備える保持インサートであって、端部および保持縁が、歯科用インプラント構造体または冠着構造体のヘッドの外面に対応して設計された内面を備えた凹部を形成し、それにより、ヘッドを凹部内に配置することにより、保持インサートをヘッドの上にスナップ嵌めすることができる、保持インサートを使用することができる。
歯科医術では、最近は、損傷した歯または罹患した歯は、一般に、義歯に置き換えられる。多くの場合、患者の顎骨に歯根置換物としてインプラントが挿入される。その後、アバットメントが部分的にインプラントの上に装着され、そこでは、インプラント自体、またはインプラントから離れる方向に向けられたアバットメントの長手方向端部は、連結機構があるように設計され、その上に、補綴構造体を取り付けることができる。広く使用される構成では、この連結機構は、圧入連結部として成形され、そこでは、通常、圧入連結部の雄部、すなわちパトリックス(patrix)はアバットメントまたはインプラントに形成され、圧入連結部の雌部、すなわちマトリックス(matrix)は補綴構造体に連結される。
たとえば、国際公開第2010/025034A1号パンフレットは、アバットメントにまたは直接インプラントに形成されたパトリックスヘッドと、補綴構造体に固定して連結されたマトリックスハウジングとを備える歯科用固定装置を記載している。マトリックスは、保持インサートをさらに備え、保持インサートは、マトリックスが補綴構造体とともにパトリックスヘッドにスナップ嵌めされる前に、マトリックスハウジング内に嵌合する。パトリックスヘッドは、平坦なヘッド端部と、凸形状で外側に湾曲しかつスナップ嵌め面として作用する外面とを有している。平坦なヘッド端部では、パトリックスヘッドに内側輪郭を有する開口部が開けられ、その開口部を通して、一方では、アバットメントまたはインプラントを螺着するように螺合工具が係合することができ、他方では、パンチまたはストッパが保持インサートを締め付けることができる。
別の圧入連結システムは、国際公開第2011/027229A2号パンフレットに記載されている。ここでは、マトリックスは、特に、マトリックスがパトリックス上にスナップ嵌めされるとき、保持インサートが係止機構を介してマトリックスハウジングに固定して連結されるように改良されている。さらに、保持インサートは、パトリックスヘッド上にスナップ嵌めするのに十分な弾性を確保するため、かつたとえば咀嚼運動中、マトリックスに作用する不均一な力を補償するため、いくつかの薄板部を備えた保持縁を有している。保持縁の薄板部の形状によって、保持インサート、したがってそれに連結された補綴構造体の引離し力または把持力も決めることができる。
以下の発明の目的は、補綴構造体の顎骨への効率的かつ耐久性のある連結を可能にし、補綴構造体を取り付けかつ取り外すときに確実な取扱いを可能にする、代替的な保持インサートと圧入連結システムに好適な代替的な連結装置を提案することである。
本発明によれば、目的は、独立請求項1において規定されている保持インサートによって、かつ独立請求項9に規定されている連結装置によって達成される。本発明の有利な変形形態を従属請求項に示す。
本発明の主旨は以下の通りである。歯科用補綴構造体を、圧入連結用に設計されたヘッドを有する歯科用インプラント構造体または冠着構造体に連結する保持インサートは、実質的に円形ディスク形状の端部と、端部から突出しかつ外面を有する実質的にリング形状の保持縁とを備えている。端部および保持縁は、歯科用インプラント構造体または冠着構造体のヘッドの外面に対応して設計された内面を備えた凹部を形成し、それにより、インプラント構造体または冠着構造体のヘッドを保持インサートの凹部内に配置することにより、保持インサートを、インプラント構造体または冠着構造体のヘッドの上にスナップ嵌めすることができる。したがって、保持インサートを、その端部が保持縁を閉鎖しているため、実質的にカップ形状とすることができ、それは、ヘッド上への可逆的なスナップ嵌めに対して有利であり得るか、または実際にこうしたスナップ嵌めを可能にすることができる。特に、端部は、保持縁によって囲まれる内部が軸方向に閉鎖されるか、または少なくとも部分的な覆いによって境界が定められる程度まで、保持縁を閉鎖することができる。たとえば、端部は、スナップ嵌めしたときにヘッドが係合する底部または頂部を形成することができ、したがって、その頂部または底部は、保持インサートのスナップ移動を制限する。保持縁は、ヘッドの周囲で係合し、ヘッド上で保持インサートを把持することができる。端部は開口部を有し、端部から離れる方向に向けられた保持縁の端部から開始して、実質的に軸方向のスリットが、保持縁および端部を通って端部の開口部まで延在している。
スリットに関連して、「軸方向」という用語は、端部から離れる方向に向けられた保持縁の端部の方向において端部から延在している、保持インサートの長方向軸として理解されるべきである。平面状端部の場合、典型的には、長手方向軸を端部に対して直角とすることができ、長手方向軸は保持インサートの中心を通って延在することができる。使用時、スナップ嵌めのために、インプラント構造体または冠着構造体のヘッドは、通常、長手方向軸に沿って保持インサートの凹部内に案内される。
「インプラント構造体または冠着構造体」という用語は、本発明に関連して、顎骨に堅固に連結されかつ補綴構造体を解除可能に固定する手段を備えた、あらゆる望ましい構造体として理解されるべきである。特に、これらは、たとえばパトリックスヘッドを備えた一部品インプラント、対応するインプラント/アバットメントの組合せ、または継歯(capped teeth)を含むことができる。継歯については、以下では必ずしも明示的に言及するとは限らないが、それにも関らず、インプラント構造体について言及するとき、代替形態として含まれる。
これに関連して、「補綴構造体」という用語は、用途に従って好適であり得るさまざまな構造体、たとえば、単一の歯、歯の一部あるいは歯全体、ブリッジ、クラウン、ハイブリッドまたは補綴物全体に対する置換物として知られる構造体として理解されるべきである。
歯科用インプラント構造体または冠着構造体のヘッドは、特に、圧入連結のパトリックスヘッドであり得る。こうしたパトリックスヘッドは、典型的には、マトリックスに、特にその保持インサートの凹部に対応して設計されるスナップ嵌め部分を含む。
保持インサートの使用中、端部は、通常、保持インサートの咬合側端部を形成する。対照的に、保持インサートの使用中、端部から離れる方向に向けられた端の部分は、通常、保持インサートの根尖側端部を形成する。
使用中に歯肉の上方へ口腔内に突出し、したがって外側から見える、全補綴物およびインプラント装置の部分を、上部構造と呼ぶことができる。たとえば、上部構造は、補綴構造体と、保持インサートおよびマトリックスハウジングまたは把持シェルを備えることができる圧入連結部のマトリックスと、インプラント構造体の2部品設計の場合は、圧入連結部のアバットメントまたは少なくとも一部、特にパトリックスとを備えることができる。
端部の開口部に連結された、本発明による保持インサートのスリットは、相対的に単純な構造であり、それにより、保持インサート、特にその保持縁が、ヘッドまたはパトリックスヘッド上にスナップ嵌めするために十分な弾性を有することが確実になる。同時に、保持インサートがスナップ嵌めされたとき、したがって、保持縁からのばね力がヘッドに作用することができ、それにより、保持インサートとそれに連結された部品とがヘッドに締め付けられる。さらに、保持インサートの保持縁は、ヘッドから取り除かれた後、その元の位置に弾発的に戻ることができ、それにより、保持インサートが受ける応力は相対的にわずかであり、保持インサートの耐用年数を相対的に長くすることができる。最後に、この保持縁およびこの開口部には、インプラント構造体の位置の不正確さ、特に非平行性(disparallelism)と、異なる方向から作用する力とを、保持インサートまたはその部品を実質的に押しつぶすかまたは同様に変形させることなく、補償することができる、という効果もある。
好ましくは、保持インサートのスリットは、実質的に直線状である。したがって、スリットおよび保持インサートを、相対的に単純な方法で製造することができる。特に、スリットは、保持インサートの長手方向軸に対して実質的に平行に延在することも可能であり、または保持縁に、端部に対して直角に交差することができる。別法として、スリットを、外側に広がるように設計しかつ/または斜めに配置することも可能であり、かつ/またはスリットは、端部の方向に保持縁に沿って渦巻き形状に延在することができる。保持インサートはまた、複数のスリットを有することができる。
好ましい実施形態では、端部の開口部はボア(穴)として設計される。ボアは、好ましくは、実質的に円形断面を表す。これにより、保持インサートの単純かつ好都合な製造が可能になる。保持インサートの端部は、特にいくつかのスリットがある場合、複数の開口部を有することも可能である。
別の好ましい実施形態では、端部の開口部はスリット形状である。これにより、保持インサートの代替的な単純かつ好都合な製造が可能になる。たとえば、1つまたは複数の斜めのスリットまたは渦巻き形状スリットがある実施形態では、対応して保持インサートの端部に1つまたは複数のスリット形状開口部を設けることにより、相対的に単純かつ有用な構造が可能になる。
好ましくは、保持インサートの保持縁は、外面から実質的に半径方向に突出する突起を有している。この突起は、特に、保持縁の実質的に周縁全体に沿って延在することができる。こうした突起により、相対的に単純な方法で、保持インサートが、マトリックスハウジング内にまたは把持シェル内に配置されるとき、マトリックスハウジングまたは把持シェルに堅固に連結されることを確実にすることができる。特に、突起は、把持シェルまたはマトリックスハウジング内で保持インサートを閉鎖する係止機構の一部として作用することができる。保持インサートがこのように閉鎖された状態で、スリットおよび端部の開口部を備えた本発明による構造により、把持シェルにおけるまたはマトリックスハウジングにおける保持インサートの堅固な連結にも関らず、非軸方向の力を吸収し補償するのに十分な柔軟性があることを確実にすることができる。したがって、特にこうした係止機構と使用される保持インサートにより、長期にわたりかつ好都合な扱いを可能にすることができる。
好ましくは、保持インサートの保持縁は内面を有し、内面は、外面とは反対側であり、かつ端部から離れる方向に向けられた保持インサートの端部に向かって曲線的である。保持縁のこうした曲線的な設計により、一方で、連結装置が、圧入連結部の雄部またはインプラント構造体のヘッドに嵌合したときに中心に位置合せされ、他方では、この嵌合中に保持縁に力が連続的に加えられることを確実にすることができる。嵌合が完了した後、この力は依然として残り、それにより、保持縁は、押圧されてヘッドから外側に移動し、このように、保持インサートと把持シェルまたはマトリックスハウジングとの間の永久的なまたは強固な連結が可能になる。
好ましくは、保持インサートは、生体適合性ポリマー材料から、特にポリエーテルエーテルケトンから製造される。他のあり得る生体適合性材料は、ポリアミド、たとえばポリヘキサメチレンアジピン酸アミドである。この種の保持インサートを、容易に製造することができる。さらに、こうした保持インサートを全人的医療で使用することも可能であり、そこでは、材料に関して具体的な要件があり、特に、チタンの使用が可能ではない。
本発明のさらなる態様は、歯科用補綴構造体を歯科用インプラント構造体または冠着構造体に連結する連結装置に関する。連結装置は、端部と端部から突出する実質的にリング形状の把持縁とを有する把持シェルと、上述した保持インサートとを備えている。把持縁と把持シェルの端部とは凹部を形成し、保持インサートが把持シェルの凹部内に配置されるとき、かつ把持シェルの把持縁および保持インサートの保持縁に実質的にいかなる半径方向の力も作用していないとき、保持インサートの保持縁の外面が、少なくとも部分的に、把持シェルの把持縁の内面から間隔を空けてかつそれに隣接して位置するように、保持インサートを凹部内に配置することができる。
連結装置を、特に圧入連結部の雌部またはマトリックスとして設けることができる。「把持シェル」という用語は、特に、マトリックスのハウジングまたはマトリックスハウジングを指す。保持縁の外面および把持縁の内面は、あらゆる好適な形状、たとえば実質的平面形状または実質的湾曲形状を有することができる。連結装置の使用中、把持シェルを補綴構造体に堅固に連結することができ、その目的で、把持シェルを、たとえば合成補綴材料で鋳造することができる。補綴構造体への好適な連結を可能にするために、把持シェルは、その外面の1つまたは複数の切欠き等、好適な手段を有することも可能である。把持シェルの端部を実質的に円形ディスク形状とし、その端部に開口部を設けるか、または端部を特に完全に閉鎖することができる。把持縁は、把持シェルの端部の周縁から実質的に直角に突出することができる。
把持シェルの把持縁および保持インサートの保持縁に実質的にいかなる半径方向の力も作用していないとき、保持縁の隣接する外面および把持縁の内面は、少なくとも部分的に互いに接触せず、代りに互いから間隔を空けて配置されているため、特に、連結装置がまだインプラント構造体のヘッド上に嵌合されていないとき、保持インサートが把持シェルに相対的に緩く連結されることを確実にすることができる。この緩い連結は、快適な扱いを可能にするように、把持シェル内に保持インサートを把持するために十分である。この緩い連結によってまた、保持インサートを、この目的に対して他のいかなるようにも実質的に変形するかまたは応力がかけられる必要なしに、比較的容易に把持シェルから取り除きかつ把持シェル内に挿入することを可能にすることができる。したがって、保持インサートを緩やかに挿入し取り除くことが可能であり、それにより、連結装置の柔軟性を向上させ寿命を長くすることができる。
連結装置が、意図されるようにインプラント構造体に連結され、それにより、インプラント構造体のヘッドが保持インサート内に挿入されるかまたはスナップ留めされると、ヘッドからの半径方向の力が保持インサートの保持縁に作用することができる。これらの力は、把持シェルの把持縁の方向に保持縁を押圧することができ、それにより、保持縁は把持縁の方向に移動する。したがって、スリットおよび開口部のために、保持縁を、実質的に押しつぶすかまたは同様に変形させることなく、把持縁の方向に弾発的に移動させることができる。したがって、補綴構造体が連結装置によってインプラント構造体に連結されたとき、保持インサートを把持シェルに堅固に連結することができる。同時に、移動した保持縁からの上述したばね力がヘッドに作用することができ、それにより、連結装置がヘッド上に締め付けられる。
好ましくは、保持インサートの保持縁の外面は、少なくとも部分的に、把持シェルの把持縁の内面から間隔を空けてかつそこに隣接して配置され、それは、保持インサートの保持縁の外面が、連結装置の中心軸の方向において、把持シェルの把持縁の内面より少なくとも部分的により険しく傾斜しているためである。これに関して、「中心軸」は、それぞれの端部に対して実質的に垂直である、把持シェルまたは保持インサートの中間軸または長手方向軸に対応し、そこでは、たとえばこれらが実質的にディスク形状である場合、中心軸は、特にそれぞれの端部の中心点を通って垂直に延在することができる。これに関して、「連結装置の中心軸の方向に傾斜した」という用語は、関連する端部に対する保持縁の外面または把持縁の内面の傾斜を指す。この傾斜は、保持縁の外面または把持縁の内面と関連する端部との間の角度と相関することができ、この場合、本発明によれば、保持縁の外面と関連する端部との間の角度は、把持縁の内面と関連する端部との間の角度より小さい。把持縁の内面の傾斜に比較して保持縁の外面の、上述したより険しい傾斜により、保持縁の外面と把持縁の内面との間に空間を形成することができ、その空間は、端部から開始してサイズを増大させることができる。したがって、保持インサートが把持シェルの凹部内に配置されるとき、かつ把持シェルの把持縁および保持インサートの保持縁に実質的にいかなる半径方向の力も作用しないとき、保持縁の隣接する外面と把持縁の内面とは、少なくとも部分的に互いに接触せず、代りに互いから間隔を空けて配置される。
好ましくは、保持インサートの保持縁は、保持インサートの保持縁の外面から半径方向に突出する突起を有し、把持シェルの把持縁は、把持シェルの把持縁の内面から半径方向に延在する対応する溝を有する。溝は、特に、把持縁の実質的に周縁全体に沿って延在することができる。こうした突起およびこうした対応する溝により、保持インサートが把持シェルの凹部内に配置され、かつ半径方向の力が把持シェルの把持縁および/または保持インサートの保持縁に作用するとき、保持インサートが把持シェルに堅固に連結されるかまたは閉鎖されることを確実にすることができる。
保持インサートの保持縁の突起を、好ましくは、把持シェルの把持縁の溝内に配置することができ、それにより、保持インサートが把持シェルの凹部内に配置されるとき、かつ把持シェルの把持縁および保持インサートの保持縁に実質的にいかなる半径方向の力も作用していないとき、保持インサートが把持シェル内に解除可能に把持される。特に、したがって、把持シェルの把持縁および保持インサートの保持縁に実質的にいかなる半径方向の力も作用していないときに、突起を溝内に部分的にのみ配置することができ、それにより、保持インサートが把持シェル内に、把持シェル内に把持されるように十分堅固に、ただしそれにも関らず、把持シェルから容易に取り除くことができることを確実にするのに十分緩く把持される。
好ましくは、保持インサートの保持縁の突起は、実質的に平面状の突起支持面を備え、把持シェルの把持縁の溝は、実質的に平面状の溝支持面を備え、保持インサートが把持シェルの凹部内に配置されるとき、かつ把持シェルの把持縁および保持インサートの保持縁に実質的にいかなる半径方向の力も作用しないとき、突起支持面の一部が溝支持面の一部を圧迫し、溝支持面は、保持インサートに向かって向けられたその端部に向かって曲線的であり、かつ/または突起支持面は、把持シェルに向かって向けられたその端部に向かって曲線的である。特に、溝支持面を、突起支持面から離れる方向に曲線的にすることができ、突起支持面を、溝支持面から離れる方向に曲線的にすることができる。保持インサートの突起の突起支持面を、特に、保持インサートの端部から実質的に離れる方向に面するように構成することができ、把持シェルの溝の溝支持面を、特に、実質的に把持シェルの端部に向かって面するように構成することができる。こうした曲線的な溝支持面および/または突起支持面により、保持インサートを把持シェルとの間に適切に支持するがそれにも関らず容易に解除可能な連結を得ることができる。
好ましくは、保持インサートが把持シェルの凹部内に配置されるとき、かつ半径方向の力が、保持インサートの保持縁に対して把持シェルの把持縁の方向に作用し、かつ/または把持シェルの把持縁に対して保持インサートの保持縁の方向に作用する場合、保持インサートが把持シェルに解除不可能に連結されるように、保持インサートの保持縁の突起を把持シェルの把持縁の溝内に配置することができる。たとえば、力が、把持縁に対して保持縁の方向に作用し、かつ/または、特に、力が保持縁に対して把持縁の方向に作用する場合、把持縁および保持縁を互いに対して移動させることができ、それにより、突起は溝内にさらにまたは完全に配置され、したがって、保持インサートは把持シェルに永久的にあるいは堅固に連結されるかまたは閉鎖される。半径方向の力を保持縁に加え、特にインプラント構造体のヘッドにより維持することができる。
好ましくは、把持シェルは、生体適合性ポリマー材料から、特にポリエーテルエーテルケトンから製造される。他のあり得る生体適合性材料は、ポリアミド、たとえばポリヘキサメチレンアピジン酸アミドである。この種の連結装置を容易に製造することができる。さらに、特に、把持シェルを、明色、好ましくはゴム色材料から製造することも可能であり、それにより、連結装置は好ましくは患者の口内で容易に見えない。さらに、こうした連結装置を全人的医療で使用することも可能であり、そこでは、材料に関して具体的な要件があり、特に、チタンの使用が可能ではない。しかしながら、別法として、把持シェルをチタンから製造することも可能である。
本発明による保持インサートおよび本発明による連結装置について、例示的な実施形態に基づきかつ添付図面を参照して以下より詳細に説明する。
本発明による保持インサートの例示的な実施形態の斜視図を示す。 図1の保持インサートの側断面図を示す。 図1の保持インサートを備えかつ把持シェルとしてマトリックスハウジングを備える、本発明による連結装置の例示的な実施形態の側断面図を示す。
以下の説明において、いくつかの表現を実際的な理由で用いているが、それら表現は限定する意味で理解されるべきではない。「右」、「左」、「下に」および「上に」という用語は、参照する図面における方向を示す。「内側に」および「外側に」という表現は、図示する装置およびその述べられている部品の幾何学的中心点に対して向かう方向および離れる方向を示す。専門用語は、明示的に上述した語、それらの派生語および同様の意味の語を含む。
図1は、本発明による保持インサート1の第1の例示的な実施形態を斜視図で示し、図2は、同じ保持インサート1の断面図を示し、そこでは、断面は、スリット14の中心を通り、それにより、図2ではスリット14は右側に示されている。実質的にポット形状の保持インサート1は、実質的に円形ディスク形状の端部12と、その周縁から角度をなして突出している実質的にリング形状の保持縁11とを備えている。保持縁11は、外面114と、外面114とは反対側の内面112とを有し、内面112は、保持インサート1の開放端部に向かって、すなわち端部12から離れる方向に向けられた保持インサート1の端部に向かって曲線的であり、したがって、対応する湾曲部分113を有している。内面112は、正の曲率半径を持つ上方の内側湾曲部分を有し、それは、負の曲率半径を持つ外側湾曲部分113に同化している。保持縁11の内面112は、端部12の内面または下面とともに、保持インサート1の凹部を形成している。端部12から離れる方向に向けられた保持縁11の端部では、外側湾曲部分113が、端部12から離れる方向に向けられた保持インサート1の端部を形成する平面部分116に同化している。保持インサート1の使用中、平面部分116は、保持インサート1の先端部に対応することができる。
端部12から離れる方向に向けられた保持インサート1の端部に向かって、保持縁11の外面114は、保持インサート1の中心軸15の方向に内側に傾斜するように、端部12に対して角度が付けられている。
およそ保持縁11の中間において、ボルト形状の突起13またはバーが、保持縁11の外面114から半径方向に突出し、保持縁11の周縁全体にわたって延在している。突起13は、平面状半径方向外面と、それに対して直角に配置されかつ端部12に向かって向けられた平面状頂面と、頂面と反対側に配置され、端部12から離れる方向に向けられかつ突起支持面131を画定する平面状底面とを備えている。図2において明確に見ることができるように、突起13は、保持インサート1の残りの部分を越えて半径方向外側に延在している。
端部12から離れる方向に向けられた保持縁11の端部に向かって、外面114の突起13に隣接して係合切欠き115が形成されている。係合切欠き115によって、保持インサート1を、たとえば国際公開第2011/027229A2号パンフレットに記載されているような好適な組立具を用いて把持することができる。このように、保持インサート1を、好ましい方法で取り付けかつ操作することができる。
端部12は、開口部として中心円形ボア121を有している。スリット14は、端部12に対して垂直に配置されており、直線状である。スリット14は、保持縁11の平面部分116から、保持縁11全体および端部12を通ってボア121まで延在している。したがって、ボア121は、スリット14によって保持インサート1の開放端部に連結されている。
保持インサート1は、ポリエーテルエーテルケトンによって完全に製造されており、別法として別の生体適合性ポリマー材料または非ポリマー材料を使用することも可能である。
以下の記述は、後述する説明の全体に適用される。図面における不明瞭さを回避するために、図が、説明の直接関連する文で言及されていない参照符号を含む場合、それら参照符号が図の説明の先行する部分で説明されている箇所を参照されたい。さらに、参照符号が、図に直接関連する説明の文で言及されており、かつ関連する図に含まれていない場合、先行する図を参照されたい。
図3は、把持シェルとしてマトリックスハウジング2を備えかつ保持インサート1を備える連結装置3の例示的な実施形態を断面で示し、そこでは、断面は、図2に比較して、保持インサート1の長手方向軸15を中心に90°回転しており、それによりスリット14は正面に示されている。実質的にポット形状のマトリックスハウジング2は、実質的に円形ディスク形状の閉鎖端部22と、その周縁から角度をなして突出して、実質的にリング形状の把持縁21とを有している。把持縁21は、内面212と、外側湾曲外面に形成され、かつ異なる高さに配置され把持縁21の円周全体に延在する2つの切欠き211とを備えている。マトリックスハウジング2の下方開放端部に向かって、把持縁21の内面212は、外側傾斜部分213に同化している。把持縁21の内面212から、把持縁21に溝23が形成されており、溝23は、内面と、内面に対して直角に配置されかつ端部22から離れる方向に向けられた底面と、同様に内面に対して直角に配置されかつ端部22に向かって向けられた溝支持面231とを備えている。マトリックスハウジング2は、ポリエーテルエーテルケトンから完全に製造され、代替的に、別の生体適合性ポリマー材料または非ポリマー材料、たとえばチタンもまた使用することができる。
図3の保持インサート1は、最初にその端部12から、マトリックスハウジング2の開放端部を通してマトリックスハウジング2内に、保持インサート1の端部12がマトリックスハウジング2の端部22を圧迫するまで押し込まれている。こうした挿入中、把持縁21の内面212の傾斜部分213は、マトリックスハウジング2に対して保持インサート1を中心に位置決めしかつ案内する役割を果たす。保持インサート1の中心軸15およびマトリックスハウジング2の中心軸25は、同じ場所に位置し、合わせて、連結装置3の中心軸を形成している。
把持縁21の内面212と保持縁11の外面114との間において、把持縁21と保持縁11との間の空間が、連結装置1の底部に向かって、または連結装置1の開放端部の方向に増大している。この空間には、保持インサート1の突起13がマトリックスハウジング2の溝23に部分的にのみ位置するという効果がある。したがって、保持インサート1は、マトリックスハウジング2内に解除可能に把持されるが、連結装置1は1つのユニットを形成する。
連結装置3の使用中、マトリックスハウジング2は、補綴構造体に堅固に取り付けられる。この目的で、マトリックスハウジング2を、たとえば合成補綴材料で鋳造することができ、そこでは、把持縁21の切欠き211は、マトリックスハウジング2と補綴構造体との間の確実な堅固な連結に寄与する。さらに、圧入連結用に設計されたヘッドすなわちパトリックスヘッドを備えるインプラント構造体が、意図されるように顎骨に埋め込まれる。補綴構造体がインプラント構造体に連結される前に、保持インサート1は、マトリックスハウジング2内に配置されかつ把持されるまで、マトリックスハウジング2内に軸方向に押し込まれる。保持インサート1は、突起支持面131を越えてマトリックスハウジング2の端部22とマトリックスハウジング2の溝支持面231との間で緩やかに締め付けられ、それにより、保持インサート1は、マトリックスハウジング2、したがって補綴構造体内に把持される。
次いで、補綴構造体は、インプラント構造体のヘッドが連結装置3の保持インサート1を圧迫するように、インプラント構造体の上に配置される。その後、保持インサート1がインプラント構造体のヘッドの上に軸方向に押圧されるように、補綴構造体がインプラント構造体の上に押圧される。連結装置3は、保持縁11の外側湾曲部分113によって中心に位置合せされる。さらに、この外側湾曲部分113にわたって増大する半径方向の力が、保持縁11に対して作用し、その結果、保持インサート1のスリット14およびボア121が広がり、またはその結果、保持インサート1が開放するように広げられる。したがって、保持インサート1の保持縁11が、マトリックスハウジングの把持縁21の方向に移動し、それにより、突起13が、保持インサート1がマトリックスハウジング2に解除不可能に連結されるかまたは閉鎖されるように、溝23内に配置される。
補綴構造体がインプラント構造体の上に配置されると、インプラント構造体のヘッドが連結装置3内にスナップ留めされる。ヘッドは、正の曲率半径で内側に湾曲している、保持インサート1の保持縁11の内面112の部分に封入され、そこで、ヘッドは、中心軸の方向に作用しかつ保持縁11の移動によって引き起こされる、保持縁11の弾性力または弾発力によって把持される。したがって、これらの弾性力が大きいほど、ヘッドは強力に把持される。これらの弾性力はまた、特に、保持インサート1が製造される材料と、保持インサート1のボア121およびスリット14の形状とによって決まる。
上述したように、保持インサート1を、スリット14およびボア121によって、その直径を弾性的に変更するか、または開放するように広げることができる。ヘッドまたはパトリックスヘッドへの上述したクリック嵌合に加えて、これにより、マトリックスハウジング2への保持インサート1の挿入中、スリット14およびボア121は、短時間狭められ、その後再度広げられ、それにより、保持インサート1をマトリックスハウジング2内に容易にクリック留めすることができる、という効果もある。
本発明を、図および関連する説明に基づいて詳細に例示し説明しているが、この例示およびこの詳細な説明は、本発明を限定するものではなく説明のための例として理解されるべきである。当業者は、添付の請求項の範囲から逸脱することなく変更および適合を行うことができることは明白である。
本開示はまた、種々の実施形態に関して上でまたは後に言及するかまたは示す特徴のあらゆる組合せを有する実施形態も含む。本開示は、図における個々の特徴を、それらが他の特徴に関連してその図に示されている場合であっても、かつ/または上でまたは後に言及されていない場合であっても、同様に含む。さらに、図および説明に記載されている実施形態の代替形態ならびにその特徴の個々の代替形態を、本発明の主題からまたは開示した主題から除外することができる。本開示は、特許請求の範囲および例示的な例に記載されている特徴を排他的に含む実施形態とともに、追加の他の特徴を含む実施形態も含む。
さらに、「備える、有する(comprise)」という用語およびその派生語は、他の要素およびステップを排除しない。同様に、「1つの(a、an)」という不定冠詞およびその派生語は、複数を排除しない。特許請求の範囲において言及されている特徴のうちのいくつかの機能を、ユニットまたはステップによって実現することができる。特に、特徴または値と関連して、「実質的に」および「およそ」等の用語は、厳密にこの特徴または厳密にこの値もまた定義する。所与の数値または範囲と関連して、「およそ」という用語は、所与の値または範囲の20%以内、10%以内、5%以内または2%以内にある値または範囲に関連することができる。特許請求の範囲における参照符号はすべて、請求項の範囲を限定するものとして理解されるべきではない。

Claims (15)

  1. 歯科用補綴構造体を、圧入連結用に設計されたヘッドを有する歯科用インプラント構造体または冠着構造体に連結する保持インサート(1)であって、
    実質的に円形ディスク形状の端部(12)と、
    前記端部(12)から突出しかつ外面(114)を有する実質的にリング形状の保持縁(11)と、
    を具備し、
    前記端部(12)および前記保持縁(11)が、前記歯科用インプラント構造体または冠着構造体の前記ヘッドの外面に対応して設計された内面(112)を備えた凹部を形成し、それにより、前記インプラント構造体または冠着構造体の前記ヘッドを前記保持インサート(1)の前記凹部内に配置することにより、前記保持インサート(1)を、前記インプラント構造体または冠着構造体の前記ヘッドの上にスナップ嵌めすることができる、保持インサート(1)において、
    前記端部(12)が開口部(121)を有し、
    前記端部(12)から離れる方向に向けられた前記保持縁(11)の端部(116)から開始して、実質的に軸方向のスリット(14)が、前記保持縁(11)および前記端部(12)を通って前記端部(12)の前記開口部(121)まで延在していることを特徴とする保持インサート(1)。
  2. 前記スリット(14)が実質的に直線状である、請求項1に記載の保持インサート(1)。
  3. 前記端部(12)の前記開口部(121)がボアとして設計されている、請求項1または2に記載の保持インサート(1)。
  4. 前記ボア(121)が実質的に円形の断面を表す、請求項3に記載の保持インサート(1)。
  5. 前記端部(12)の前記開口部(121)がスリット形状である、請求項1または2に記載の保持インサート(1)。
  6. 前記保持縁(11)が、前記外面(114)から実質的に半径方向に突出する突起(13)を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の保持インサート(1)。
  7. 前記保持縁(11)が内面(112)を有し、前記内面(112)が、前記外面(114)と反対側であり、かつ前記端部(12)から離れる方向に向けられた前記端部(116)に向かって曲線的である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の保持インサート(1)。
  8. 生体適合性ポリマー材料から、特にポリエーテルエーテルケトンから製造されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の保持インサート(1)。
  9. 端部(22)と前記端部(22)から突出する実質的にリング形状の把持縁(21)とを備えた把持シェル(2)と、請求項1〜8のいずれか一項に記載の保持インサート(1)とを具備する、歯科用補綴構造体を歯科用インプラント構造体または冠着構造体に連結する連結装置(3)であって、前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)および前記端部(22)が凹部を形成し、前記保持インサート(1)が前記把持シェル(2)の前記凹部内に配置されているとき、かつ前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)および前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)に実質的にいかなる半径方向の力も作用していないとき、前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)の外面(114)が、少なくとも部分的に、前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)の内面(212)から間隔を空けてかつそれに隣接して位置するように、前記保持インサート(1)を前記凹部内に配置することができる、連結装置(3)。
  10. 前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)の前記外面(114)が、少なくとも部分的に、前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)の前記内面(212)から間隔を空けてかつそれに隣接して配置されており、その理由が、前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)の前記外面(114)が、少なくとも部分的に、前記連結装置(3)の中心軸(15、25)の方向に、前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)の前記内面(212)より険しく傾斜しているためである、請求項9に記載の連結装置(3)。
  11. 前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)が、前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)の前記外面(114)から半径方向に突出する突起(13)を有し、前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)が、前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)の前記内面(212)から半径方向に延在する、対応する溝(23)を有する、請求項9または10に記載の連結装置(3)。
  12. 前記保持インサート(1)が前記把持シェル(2)の前記凹部内に配置されるとき、かつ前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)および前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)に実質的にいかなる半径方向の力も作用しないとき、前記保持インサート(1)が前記把持シェル(2)内に解除可能に把持されるように、前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)の前記突起(13)を前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)の前記溝(23)内に配置することができる、請求項11に記載の連結装置(3)。
  13. 前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)の前記突起(13)が、実質的に平面状の突起支持面(131)を有し、前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)の前記溝(23)が、実質的に平面状の溝支持面(231)を有し、前記保持インサート(1)が前記把持シェル(2)の前記凹部内に配置されるとき、かつ前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)および前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)に実質的にいかなる半径方向の力も作用しないとき、前記突起支持面(131)の一部が前記溝支持面(231)の一部を圧迫し、前記溝支持面(231)が、前記保持インサート(1)に向かって向けられたその端部に向かって曲線的であり、かつ/または前記突起支持面(131)が、前記把持シェル(2)に向かって向けられたその端部に向かって曲線的である、請求項11または12に記載の連結装置(3)。
  14. 前記保持インサート(1)が前記把持シェル(2)の前記凹部内に配置されるとき、かつ半径方向の力が、前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)に対して前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)の方向に作用し、かつ/または前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)に対して前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)の方向に作用するとき、前記保持インサート(1)が前記把持シェル(2)に解除不可能に連結されるように、前記保持インサート(1)の前記保持縁(11)の前記突起(13)を、前記把持シェル(2)の前記把持縁(21)の前記溝(23)内に配置することができる、請求項11〜13のいずれか一項に記載の連結装置(3)。
  15. 前記把持シェル(2)が、生体適合性ポリマー材料から、特にポリエーテルエーテルケトンから製造されている、請求項11〜14のいずれか一項に記載の連結装置(3)。
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