JP2015516841A - 円錐形開創 - Google Patents

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Abstract

哺乳動物の組織の開創のための円錐形開創器は、少なくとも部分的に中空の第1切頭錐体(20);同様の頂角を有する第2切頭錐体(30)を含み得、第2切頭錐体の開口部は、第1切頭錐体よりも幅広く、第2切頭錐体は、第1切頭錐体に少なくとも部分的に侵入し、且つ円錐体の遠位端部に圧迫されるように第1切頭錐体の少なくとも一部を拡張するよう、構成され得る。第3切頭錐体(40)は、第2切頭錐体などに挿入され得る。円錐体は、長手スリット(29)又は重複長手壁表面の縁部を有することにより、又は円錐体が作られる材料の性質により、拡張され得る。【選択図】図2

Description

<発明の分野及び背景>
本発明は一般的に、哺乳動物の組織の拡張のための装置及び方法、より具体的に、円錐形開創器に関する装置及び方法に関係する。
組織(例えば椎間板隙)を伸延すること(Distracting)は、それが移植、又は機器或いは導管を伸延することであっても、組織に何かを挿入する工程を含む。人体及び他の哺乳動物において、管及び神経の構造は、これら構造の挿入によって通常得られる経路にある。
現在利用される1つの共通の技術は、K−ワイヤーの先端を組織に通して標的位置へ通すこと、その後、最適な穴径に達するまで直径を増加させる一連のチューブ上にワイヤーを通すことである。この手順の欠点は、分離されている組織に負わされる摩擦の外傷が絶えず増加することである。「チューブ」システムの更なる欠点は、最終的な横断面形状が円形であるということである。
特定の組織環境において、例えば、標的が椎間板隙であり、任意の角度から近づく場合、上記技術は、プロセス中で損傷を受ける場合がある、神経及び/又は血管のような近接する生体構造のため、容易に適用可能ではない。
特に脊柱の手術において、組織分離のための改善された装置及び方法、及び具体的に、組織伸延のために使用される拡張器、導管、又は器具を挿入する際に組織を包囲する障害を最小化する装置及び方法の、説得力のある必要性が存在する。
本発明の1つの態様は、哺乳動物の組織の拡張のための円錐形開創器であり、該円錐形開創器は、少なくとも部分的に中空の第1切頭錐体;及び第2切頭錐体を含み、第2切頭錐体は、第1切頭錐体に少なくとも部分的に侵入し、且つ第1切頭錐体の少なくとも一部を拡大するように構成される。
本発明の更なる態様は、哺乳動物の組織の円錐形開創(retraction)の方法であって、該方法は、少なくとも部分的に中空の第1切頭錐体を組織に挿入する工程;及び、第2切頭錐体が第1切頭錐体の少なくとも一部を広げるように第1切頭錐体に第2切頭錐体の少なくとも一部を挿入する工程を含む。
本発明のまた更なる態様は、哺乳動物の組織の円錐形開創の方法であって、該方法は、少なくとも部分的に中空の第1切頭立体物体を組織に挿入する工程;及び、第2切頭立体物体が第1切頭立体物体の少なくとも一部を広げるように第2切頭立体物体の少なくとも一部を第1切頭立体物体に挿入する工程を含み、第1及び第2の切頭立体物体の各々は:第1端部に土台を有し;第2端部にて少なくとも部分的に水平に先を切られた結果として第2端部に開口部を有し;第2端部よりも第1端部にて幅が広く;第2端部から第1端部まで立体物体の縦軸に沿って移動するように徐々に幅が広くなる。
本発明のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の図面、記載、及び請求項を参照することでより良く理解されるであろう。
様々な実施形態は、ほんの一例ではあるが添付図面を参照するとともに、本明細書に記載される。
本発明の1つの実施形態に従った、円錐形アンカーを示す円錐形開創器に関する、第1、第2、及び第3の切頭錐体の側面からの等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った、第1及び第2切頭錐体内の長手スリットを明らかにする角度からの、図1の第1、第2、及び第3の切頭錐体の等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った、重複壁表面を明らかにし、且つハンドルを含む、円錐形開創器において使用される切頭錐体の拡大した等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った、重複が様々な層を包含する、重複壁縁部を示す切頭錐体の壁部の断面の等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った、切頭錐体の壁部の壁縁部の重複時における歯部と隆起部を示す、切頭錐体の壁部の断面の等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った、別の切頭錐体を拡張するために使用される第2切頭錐体の拡大した等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った、固定ハンドルを備える図4の切頭錐体の側面図である。 本発明の1つの実施形態に従った、別の切頭錐体を拡張するために使用される切頭錐体の等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った、固定ハンドルを備える図6の切頭錐体の側面図である。 本発明の1つの実施形態に従った、別の切頭錐体に挿入され、開始の(starting)拡張器上に位置する、拡張した切頭錐体の等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った、それ自体が縦に重複又は分離した切頭錐体に部分的に挿入される、縦に重複又は分離した切頭錐体の内部に挿入される切頭錐体の等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った、縦に重複又は分離した切頭錐体に部分的に挿入される切頭錐体における縦の重複又は分離を表わす、図9に示される切頭錐体の回転図である。 本発明の1つの実施形態に従った、図9に示される切頭錐体の側面図である。 本発明の1つの実施形態に従った、図9に示される切頭錐体の縦方向の断面図である。 本発明の1つの実施形態に従った、円筒状の開始の拡張器上に位置する切頭錐体の等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った方法を示すフローチャートである。 本発明の様々な実施形態に従った切頭錐体の様々な図式的な水平方向の断面図を示す。 本発明の1つの実施形態に従った、遠位突起部を備える切頭錐体を示す側面図である。 本発明の1つの実施形態に従った、切頭錐体の遠位端に隣接する曲げられた環状拡張部を備える切頭錐体の側面図である。 本発明の1つの実施形態に従った、第2スリットを備える切頭錐体を示す等角図である。 本発明の1つの実施形態に従った更なる方法を示すフローチャートである。
以下の詳細な記載は、本発明を実行するための、最良の現在熟慮された様式である。該記載は、制限の認識(limiting sense)において得られるものではないが、本発明の範囲が添付の請求項によって最良に定義されるため、単に本発明の一般的な原理を例証する目的で行われる。
本発明は一般的に、例えば椎間円盤空間において、身体の組織における円錐体の1以上の拡張のための装置及び方法を提供する。円錐形開創器は、少なくとも部分的に中空の第1切頭錐体及び少なくとも1つの更なる切頭錐体(第2切頭錐体、又は後の切頭錐体と呼ばれる)を含み得る。典型的に、第2又は後の切頭錐体はまた、少なくとも部分的に中空である。第2切頭錐体は、第1切頭錐体に少なくとも部分的に侵入し、且つ第1切頭錐体の少なくとも遠位端部を拡張するように構成され得る。拡張される又は広げられる円錐体の1以上は、機械的な配置(即ち、壁表面のスリット又は湾曲した縁部)のため膨張性であり、又は円錐体が作られる材料の性質のため膨張性である。典型的に、別の円錐体を拡張する円錐体(例えば、第1切頭錐体を拡張する第2切頭錐体)は、円錐体の均一性の壁部に対する圧力を維持するために、同じ又は同様の頂角を有する。第1切頭錐体の拡張、及び第2又は他の後の円錐体の任意の更なる拡張は、後に組織を伸延するために使用され得る、ネジなどの更なる拡張要素を受け入れる導管として機能するために、円錐体を位置付け得る。代替的に、円錐体の拡大は、それ自体で組織の伸延を有効にし得る。
一連の管状容器が連続して組織に挿入され、結果として容器の各通路から組織に外傷が生じ得る、組織を拡張する先行技術の方法及び装置とは対照的に、本発明の円錐形開創器及び円錐形開創の方法は、容器内部からの力を用いることによって組織を拡張する。これは、組織に接触する繰り返された挿入によって引き起こされる、不必要な外傷を回避し得る。円筒状又は長方形の容器によって内部から拡張が遂行され得る、本明細書の出願人によって提出された先行技術の方法又は装置とは更に対照的に、本発明で使用される開創器は、一連の円錐体を含み得る。円錐形状は、組織への浸透を促進し得る。更に、組織の開創のため先行技術において使用される伸延構成要素(distracting component)の他の形状とは対照的に、本発明の円錐形開創器は、穏やか且つ緩やかな組織開創を提供し、少なくとも好ましい実施形態において、開創された組織に当たる不揃いの又は鋭い突起部を備えない、丸い構造を利用し得る。表面的に置かれた組織の開創に適し得る先行技術とは更に対照的に、本発明は、組織又は器官内の所望の拡張の深さ、例えば、90mmの深さ、又は標的を覆う組織の最小の妨害を備えた手術部位内の深さを獲得し得る。本発明の円錐形開創器、及び関連する方法は、出血を少なくすることもあり、且つ、標的へのツールの挿入を繰り返すための安全な経路を確保し得る。本発明の円錐形開創器及び関連する方法は、重大な構造(例えば、神経)を包囲して保護し得る。伸延器具(distracting instrument)の全形状が例えば直線から曲線まで変化する、インプラントを使用する組織伸延の先行技術の方法及び装置とまた更に対照的に、本発明の円錐形開創器は、拡張した及び拡張しつつある円錐体の全形状を維持する間に伸延を達成し得る。これは、周囲の組織の妨害の量を減少し得る。組織の伸延に使用される要素の長さ全体にわたる組織への妨害を結果としてもたらし得る、伸延要素の全長が、該要素を置く及び/又は伸延を行うために形状を曲げる又は変化させねばならない、先行技術とはまた更に対照的に、本発明の円錐形開創器による開創は、開創中に活動的である円錐形開創器の一部のみを拡張する必要があったとしても遂行され得る。例えば、開創を有効にするために、第1切頭錐体の遠位部のみを広げる必要がある。これは、幾つかの好ましい実施形態において、スリット又は壁縁部を重複する領域が円錐体の遠位先端に制限され得るためである。変化が周囲の組織を妨害する、妨害を行うための位置に伸延デバイスを置くだけのために、開創要素が最初にその形状を曲げられ又は変更されねばならないという先行技術とまた更に対照的に、少なくとも幾つかの好ましい実施形態において、本発明の円錐形開創器は、形状を任意に変化させることなく伸延のための適所に置かれ、円錐体の遠位の先端の拡張/拡大は、それ自体で同時に伸延を有効にし得る。先行技術の方法とまた更に対照的に、本発明の円錐体の開創の方法は、「頂点端部」から土台までの円錐体の外部表面の緩やかな拡張のため、開創のための適所に伸延要素を置くことをより容易にし得る。開創の限られた例のみが周囲の組織を損傷させることなく実際的に行われ得る、先行技術とは対照的に、本発明の装置及び方法は、後の切頭錐体が以前に挿入された円錐体の内部で繰り返し押され得るため、更なる妨害を生じさせずに、繰り返しの後の開創を可能にし得る。先行技術とは対照的に、本発明の円錐形開創器において使用される円錐体の先端が、硬い表面に押しつけられ、その後拡張される場合、前記先端は典型的に、重大な管又は神経の構造への危険をほとんど生じさせることなく、大半の組織を押し流し得る。
本発明に従う円錐形開創器用の装置及び方法の原理並びに操作は、図面及び添付の記載を参照することでより良く理解され得る。
「切頭錐体」は、頂点を欠き(頂点は物理的に切れられた、又は存在していなかったかの何れか)、且つ、平面において、或いは部分的に平らな、直線の、又は曲線の表面において終了する円錐体である。円錐体は、円錐体の関連する長手部、少なくとも遠位端部にて中空又は少なくとも中空でもよいため、切頭部は平面よりもむしろ部分的に平面にあってもよい。更に、図1に示される第3切頭錐体(40)及び図4に示される円錐体の遠位端部によって示されるように、切頭錐体(40)は、円錐体の平面又は部分的平面と壁部(43)との間の先端にある丸い領域(49)を含むように修正されたとしても、未だに「切頭錐体」の定義内にある。図15bは、遠位端部(22)に隣接する湾曲した環状の延長部(77)を備える切頭錐体(20)を描く。遠位端部(22)にある円錐体の開口部は、点(77a、77b)によって仕切られる。図15Bに示されるこの円錐体は、平面又は部分的平面において必ずしも終了しない、本発明の円錐形開創器/方法において使用される切頭錐体の例である。切頭錐体はまた、切頭部の平面又は部分的平面にある、又はその近くにある先端が、バンプ、隆起部、又は小さなアーチ状縁部の追加によって、或いは、平面又は部分的平面に隣接する又はその上にある窪み又は溝を減らすことによって修正される場合、「切頭錐体」の定義内に留まらない。
切頭部の平面又は部分的平面は円錐体と交わり、本明細書において「切頭表面」と称される。切頭錐体がその遠位端にて中空である場合、そして円錐体の壁部の厚みのため、切頭表面は、切頭錐体の内壁表面にて内部ループ(典型的には、円錐体の壁部に間隙が存在し得るため必ずしも近接する必要はないが)を含み得、及び円錐体の外壁表面にて外部ループを含み得る。円錐体の壁に間隙がある場合、外部ループ又は内部ループは連続していない場合がある。中空の切頭錐体の遠位端部にある開口部は、それが壁部の厚みを排除するため、内部幅と呼ばれ得る。
本明細書で使用されるように用語「切頭錐体」は、「遠位突起部」(切頭部の平面又は部分的平面の向こうにある)として材料を加えることにより修正された切頭錐体を含む。例えば、図15aは、土台(24)と平行ではない切頭表面を備える切頭錐体を含む第1切頭錐体の側面図を描き、その結果、円錐体の遠位端部(22)は、円錐体と交わり且つ遠位端部(22)よりも遠位にある遠位突起部(25)を含む、遠位平面(22p)にある。この修正された切頭錐体は、切頭錐体の定義に含まれる。
それ故、本発明の切頭錐体は円形である必要がなく、先が細くなる必要もなく、且つ、全形状が円錐体ではない又は円錐体でないと思われる大きな物体の円錐体部分を単に形成するだけの場合がある。
1つの特に好ましい実施形態において、本発明の円錐形開創器の切頭錐体は、断面が環状であり、その結果、第1円錐体の壁に対する第2円錐体の壁部からの力は、少なくとも円錐体の特定の部分、例えば遠位端部において、断面(即ち、円形)の対称性のため十分に等しい。他の好ましい実施形態において、図14を参照すると、円錐体の断面は多角形であり、それは、少なくとも遠位端部にて別の対称的な断面である。他の好ましい実施形態において、少なくとも遠位端部にある円錐体の断面は、楕円形又は卵形であり、又は他にアーチ形或いはループ形である。全ての場合、断面は、水平断面であると称される(図12に示されるもののような縦方向断面と混同されない)。更に、好ましい実施形態において、本発明の円錐形開創器又は方法において使用される切頭錐体(例えば、第1切頭錐体(20)、第2切頭錐体(30)、及び第3切頭錐体(40))の各々の水平断面は、同じである、又は実質的に同じである。
少なくとも遠位端部にある、楕円形状断面(又は、1つの非長手の寸法又は幅が、別の非長手寸法よりも大きい別の断面)の切頭錐体について、第2切頭錐体は好ましくは、両方の非長手寸法において(即ち、土台と平行な平面の両寸法において)第1切頭錐体より幅広くなければならない。他の好ましい実施形態において、第2切頭錐体は、2つの非長手寸法の少なくとも1つにおいて、第1切頭錐体より幅広い。
用語「最大幅」は、対称的な断面を有する切頭錐体(又は、対称的な断面を有する切頭錐体の一部)に関して使用される用語である。例えば、円形断面を有する切頭錐体(又は、切頭錐体の関連する部分)の場合、最大幅は単に直径を意味する。多角形断面の切頭錐体(又は、多角形断面を有する切頭錐体の関連する部分)の場合、最大幅は、多角形を等しい領域に二等分し得る、又はそうしない場合もある。
この特許出願において、用語「遠位」は、述べられた円錐体の土台に対して遠位であることを指す。切頭錐体(円錐体は対称的な断面である、又はそうではない)の「遠位端部」は、切頭表面が土台と平行である場合、切頭表面にあると定義される。切頭表面が切頭錐体の土台と平行ではない場合、その後、円錐体の「遠位端部」は、円錐体と交わる「遠位平面」の一部にあると定義され、ここで、用語「遠位平面」は、土台に最も近位の切頭表面の一部と交わる土台と平行な平面を指す。
用語「遠位突起部」は、もしあれば、「遠位端部」よりも遠位である切頭錐体の一部を指すものである。用語「遠位先端」は、切頭錐体の「遠位端部」からの(土台方向への)軸方向距離のX単位の内にある切頭錐体の一部又は領域を指すものである。単位がセンチメートルである場合、例えば、遠位先端が、切頭錐体の最後又は最も遠位の1センチメートル、2センチメートルなど含むことを明示することができる。全ての場合、用語「遠位先端」は、距離のX単位が切頭錐体(任意の遠位突起部を除く)の軸高さの半分に達するほど長くはない。
対称的な断面(円形又は多角形)である円錐体の領域における切頭錐体の遠位端部の「最大幅」は、以下のとおりである:切頭錐体の切頭表面が切頭錐体の土台と平行である場合、最大幅は切頭表面の「最大幅」である。切頭表面が切頭錐体の土台と平行でない場合、その後、最大幅は、(本明細書に定義されるように)「遠位平面」での円錐体の最大幅である。
円錐体の長さの少なくとも一部に沿って中空である切頭錐体に関して、少なくとも部分的に中空の円錐体のシート又は壁部の厚みは、本発明の円錐形開創器の装置又は方法が生じる作業(work)又は(ヒト或いは他の哺乳動物の)器官の組織によって提示される条件に従って、変化する。第1切頭錐体(又は後の円錐体)が作られる材料は、円錐体の厚みに影響を及ぼし得る。例えば、多くの例において、金属は、より薄いシート又は壁部(時に「マントル」と呼ばれる)を可能にする。円錐体が生成される材料は、意図した使用、及び拡張プロセス中の円錐体への予期される圧力に従って広く変わる場合がある。本発明の円錐体に使用される材料は、プラスチックから、金属、形状記憶合金及び材料、複合金属、及び拡張の機能に必要な頑丈さ、柔軟性、及び生体適合性の組み合わせを示す任意の他の材料にまで及び得る。円錐体に使用される材料は好ましくは、円錐体間の相対運動(又は、円錐体の中への別のデバイスの挿入)が大きな力を必要としないような低摩擦係数を有する。
円錐体の壁が無視できない厚みを有する場合、切頭錐体の遠位端部にある「最大の外部幅」は、切頭錐体の外部壁面の最大幅であると定義され、切頭錐体の遠位端部にある「最大の内部幅」は、切頭錐体の内壁表面の最大幅であると定義されることに、注意する。
遠位端部にある最大幅はまた、遠位端部からの(土台への)距離のX単位内にある「平均最大幅」を指すことが推測され得、この平均の最大幅は、単に距離のX単位をわたる最大幅の平均である。加えて、遠位端部から土台への距離のX単位は、円錐体の軸高さに沿って測定される。円錐体に無視できない厚みの壁部がある場合、切頭錐体の遠位端部にある「平均最大の外部幅」は、遠位端部から土台の方へと続く距離(軸高さ)のX単位を通じて、円錐体の内壁表面の最大幅の平均であると定義される。同様に、切頭錐体の遠位端部にある「平均最大の内部幅」は、遠位端部から土台の方へと続く距離(軸高さ)のX単位を通じて、円錐体の内壁表面の最大幅の平均であると定義される。
ワード「第1」又はワード「第2」(又は、ワード「第3」など)により、用語「最大幅」、「平均最大幅」、「最大の内部幅」、「最大の外部幅」、「平均最大の内部幅」、「平均最大の外部の幅」に先立つこと(Preceding)は単に、場合によっては、各用語が第1円錐体又は第2円錐体(或いは第3円錐体など)に適用することを示す。例えば、第1最大幅は、第1円錐体の最大幅を指す。第2最大幅は、第2円錐体の最大幅を指す。第1最大内部幅は、第1円錐体の最大内部幅を指す。第2最大内部幅は、第2円錐体の最大内部幅を指す。第1最大外部幅は、第1円錐体の最大外部幅を指す。第2最大外部幅は、第2円錐体の最大外部幅を指す。第1平均最大幅は、第1円錐体の平均最大幅を指す。第2平均最大幅は、第2円錐体の平均最大幅を指す。第1平均最大内部幅は、第1円錐体の平均最大内部幅を指す。第1平均最大外部幅は、第1円錐体の平均最大外部幅を指す。第2平均最大内部幅は、第2円錐体の平均最大内部幅を指す。第2平均最大外部幅は、第2円錐体の平均最大外部幅を指す。一般的に図1−12に、特に図1に示されるように、円錐形開創器(10)は、ヒトなどの哺乳動物の組織の開創のためのものであり得ることが示される。円錐形開創器(10)は、土台(24)を有する少なくとも部分的に中空の第1切頭錐体(20)、及び土台(34)を有する第2切頭錐体(30)を含み得る。第1切頭錐体(20)は中空でもよく、又は、第2切頭錐体(30)の少なくとも遠位端部(32)の挿入を可能にするのに十分に中空でもよい。更に、第1切頭錐体(20)は、第1切頭錐体が開始の拡張器上で哺乳動物の組織へと摺動することを可能にするのに十分に中空でもよい。
用語「開創器」又は「開創」は、組織の分離を表示するために本明細書で使用される好ましい用語である。それにもかかわらず、本発明の円錐形開創器又は方法において使用される円錐体(の内部から)の膨張のため、本明細書に使用される好ましい用語は、「拡張」である。しかし、ワード「拡張する」又は「拡張」は膨張を指すように意図され、且つ、拡張が幾つかの方法で切頭錐体の丸い壁部/表面のみの膨張に限定されることを単に示すものではないことを、理解されたい。拡張は、丸くない断面、例えば、三角形又は多角形の断面を有する壁又は表面の膨張に等しく適用する。更に、多くの好ましい実施形態において、円錐体の拡張は、組織の開創を直接有効にし得る。従って、組織開創は時に組織拡張と称されるが、これは好ましい用語ではない。
本発明の拡張の原理は、必要とされる部位に既に配置された円錐体への、次の円錐体の導入を含み得る。生じるべき拡張のため、既に導入された円錐体は、その周囲を広げることができる先端を提示しなければならない。円錐体の先端の周囲寸法の連続的な増加は、各連続する円錐体の量によって、個々の連続する円錐体の尖った端部が、量(即ち25mm)により、及びその後この円錐体の基端部に長さ15mmを加えることにより短くされるよう、円錐体を構成することによって獲得され得る。故に、好ましい実施形態において、円錐形開創器に使用される全ての円錐体の長さは同一であるが、それらは、連続して広くなる各々の場合において、先端にある開口部の大きさによって、及び土台の大きさによって異なり得る。
要するに、1つの好ましい実施形態において、第2切頭錐体(30)の構造は、第1切頭錐体(20)よりも長い、例えば、25ミリメートル(この数は純粋な例である)までであるが、第1切頭錐体と同じ形状及び頂角を有する、切頭錐体により始めることによって、得られ得る。その後、その長い切頭錐体は、結果として生じる切頭錐体(即ち、第2切頭錐体(30))が第1切頭錐体(20)の軸高さに等しい軸高さを有するように、土台に平行である更に尖った「頂点端部」にて25mmにまで更に先を切られ得る。典型的に、この方法で形成される第2切頭錐体(30)は、少なくとも部分的に中空でもよく、第1切頭錐体(20)と同じくらい中空でもよい。加えて、前記第2切頭錐体は、後に第3切頭錐体(40)が挿入され第2切頭錐体(30)を広げるという点で、第1切頭錐体の組織に類似する組織内で機能を奏し得る。
用語「後の円錐体」は、前に言及した円錐体より高い順序数で標識化される、本発明の円錐形開創器又は方法における切頭錐体を指す(例えば、「第1の切頭錐体」に言及した後、「後の」円錐体は、第2、第3、第4などを指す)。反対に、「前の」又は「前に挿入された」円錐体は、後の円錐体より低い順序数で標識化される、本発明の円錐形開創器又は方法における切頭錐体を指す(例えば、「第1切頭錐体」は第2切頭錐体の「前」にあり、「第2」切頭錐体は、「第3」切頭錐体などの前にある)。
従って、第2切頭錐体(30)は第1切頭錐体(20)より広くてもよい。第2切頭錐体(30)は、各々の遠位の先端(21)、(31)にて、又は幾つかの好ましい実施形態において、遠位の先端(21)、(31)上の全ての比較可能な点にて(各々の遠位端部からの軸高さの与えられた距離にて)、第1切頭錐体(20)よりも幅広くてもよい(即ち、軸高さの半分まで)。好ましい実施形態において、第2切頭錐体(30)は、それぞれの土台から、又はそれぞれの遠位端部(22)、(32)からの(軸高さを使用する)全ての比較可能な距離にて、第1切頭錐体(20)より幅広い。
円錐形開創器(10)の使用は、幾つかの好ましい実施形態において、手動又はロボットによって制御されるガイドワイヤーと呼ばれる鋭い細い棒を、組織の好ましい深さに最初に挿入する工程を含み得る。棒の深さは、ロッドを測定することにより、又はc−アーム(即ち、X線/蛍光透視機械)により、決定され得る。好ましくは、中心管又は空洞がある円筒状(鉛筆状の)拡張器、好ましくは尖っていない先端があり、且つ例えば8mmまでの直径を有する拡張器は、組織構造が例えばヒトの脊椎の円盤でもよい、組織構造の環又は外部境界に達するようにガイドワイヤー上を通り過ぎる。この開始の拡張器(70)(図10)は、中に組み込まれる電極を有し得、それは、貫通された円盤又は他の部位の近くにおける神経検知に使用される。開始の拡張器は、挿入が、ガイドワイヤーによって組織中に作られた空間の更なる拡張を必ず含むという意味で、「拡張器」である。代替的に、ガイドワイヤー(細い棒)の挿入時に、ガイドワイヤーの後に挿入される開始の拡張器の代わりに、ガイドワイヤーは、意図した目的地まで棒を伴わせる、密に適合するシリンダーに囲まれ得る。細い棒の尖端部は、開始の拡張器/円錐体の端部を通って僅かに突出し、滑らかな組織又は作用貫通(work penetration)を確保し得る。
特定の好ましい実施形態において、ガイドワイヤー直径から第1円錐体の内部径までの直径の非常に緩やかな増加が所望される場合、第2の又は開始の拡張器が存在し得る。特定の好ましい実施形態において、例えば、図10−12を参照すると、開始の拡張器(70)は、最も狭い直径がガイドワイヤーを通りすぎることを可能にする限り、円筒状の代わりに円錐形でもよい。しかし、開始の拡張器(70)が円錐形でも、開始の拡張器(ガイドワイヤー上に置かれる第1拡張器)が先を切られ、更に先を切られた円錐体を中に挿入させ得るという点で(及び、開始の拡張器が通常除去されるが、一方で円錐形開創器(10)の円錐形拡張器(20、30、40など)は除去される又はされない場合があるという点で)、円錐形開創器(10)の円錐形拡張器(20、30、40など)と未だに区別され得る。しかし、開始の拡張器(70)が円錐形であり且つ先を切られ、また、例えば長手スリットを有する少なくとも遠位端部によって(又は、適切な材料で作られる少なくとも遠位端部によって)内部に円錐体が押されるという第1切頭錐体の他の必要性を満たす場合、その後、円錐形開創器(10)の一部を形成し、且つ本特許出願において標識化された「20」である、第1切頭錐体が考慮され得る。
一旦、開始の拡張器が哺乳動物の組織中の目的部位に到着すると、その位置は、X線に大抵の場合は制御され得る。鋭い細い棒(ガイドワイヤー)は、X線上で識別可能である放射線不透過性の品質を含まねばならず、大抵の場合、金属で作られる。
円錐形の開創器が現在挿入され得る。例えば、円錐体(20)の尖端部が最初に入り、最後に土台が入るように配向される、第1切頭錐体(20)は、(貫通が側面であることを仮定する)円盤の輪の側面の態様であり得る部位に到達するように、開始の拡張器の外部表面の上を滑らされ得る。第1切頭錐体(20)は、第1切頭錐体(20)の内壁表面(23b)が、開始の拡張器の外部表面の上を滑るように滑らされ得る(円筒状の開始の拡張器(70)の上を滑らされた円錐形拡張器(20)を示す図12Aを参照)。その後、第2切頭錐体(30)は、第2切頭錐体の内壁表面(33b)が、開始の拡張器の外部表面の上を滑るように、第1切頭錐体の内部を押し通され得る。第1切頭錐体(20)が長手スリットを有し得る、又は壁表面の重複縁部を有し得るため、第2切頭錐体(30)のこの挿入は、例えば増加の量によって組織を更に拡張し得る第1切頭錐体(20)を拡張し得る。その後、第3長手スリット(longitudinally split)切頭錐体(40)は、第3切頭錐体(40)の第3壁部(43)(図1)の内壁表面(43b)が、開始の拡張器の外部表面の上を滑るように、第2切頭錐体(30)の内部を通って挿入され得る。再度、第2切頭錐体(30)が長手スリットを有し得る、又はその壁表面の重複縁部を有し得るため、第3切頭錐体(40)のこの挿入は、例えば増加の量によって組織を拡張し得る第2切頭錐体(30)を拡張し得る。円錐形開創器の「最後の」円錐体(挿入の順序に関する)は随意に、長手スリット又は重複壁縁部を欠く場合がある(「最後」であるため、それ自体は更に拡張されるが、特定の実施形態において、それにもかかわらず、挿入又は除去を促進するためにそのようなスリット又は重複を有し得る)。
切頭錐体の各々は、中に挿入される電極を有さない場合があり、それは、デバイスの遠位先端の近く、又は貫通された円盤又は他の部位の近くにおける神経検知に使用される。加えて、円錐体の各々は、縁部発光モード(edge lighting mode)を有し得、それは、円錐体の近位の縁部に接近して置かれる光の源であり、その結果、光線が円錐体材料の厚みに侵入し、円錐体を遠位に通って遠位縁部の外へと通過する又は移動して、手術のために優れた且つ目に見える暴露を提供するために関連する組織を照らす。例えばK−ワイヤーでもあるガイドワイヤーは、貫通される円盤の部位又は他の部位に置かれ、及び、円盤除去用の道具が円盤に入る際に除去され得る。第3切頭錐体(40)でもある(又は、他の好ましい実施形態において、第2切頭錐体(30)又は第4(或いはそれ以上)切頭錐体(50)でもある)、軟組織を拡張する最後の円錐体は、最後の円錐体を通って部位に進行する器具の通過による可能な損傷に対する周囲の軟組織のプロテクターとして、ガイドワイヤー及び開始の拡張器が除去されたと仮定し、及び、(前の円錐形拡張器も除去されたと仮定して)、導管として機能し得る。実際、拡張された任意の円錐体(即ち、適用可能な場合、第1切頭錐体(20)及び/又は第2切頭錐体(30)及び/又は後の切頭錐体)は、拡張の力が現在、少なくとも関連する遠位先端で、更に幅広い内部にある拡張する円錐体によって供給されているため、不必要なものとして除去され得る。
第1切頭錐体(20)は円錐形の壁部を含み得、それは、「第1」切頭錐体(20)の壁部であるため、第1壁部(23)と称される。第1壁部(23)は外壁表面(23a)を有し、及び(第1切頭錐体(20)が少なくとも部分的に中空であるため)内壁表面(23b)を有し得る。第2切頭錐体(30)は外壁表面(33a)を有し得る。第2切頭錐体(30)が好ましくは中空である場合、第2切頭錐体(30)の第2壁部(33)はまた、内壁表面(33b)を有し得る。
第1切頭錐体(20)に少なくとも部分的に侵入するように、及び第1切頭錐体(20)の少なくとも一部を広げる又は拡張するように、又は幾つかの好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)の少なくとも遠位端部を広げる又は拡張するように、或いは幾つかの好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)の全長(軸の長さ)を広げる又は拡張するように、又は他の好ましい実施形態において、長手スリットを有する第1切頭錐体(20)の長手部を広げる又は拡張するように、又は他の好ましい実施形態において、重複壁縁部を有する長手部を広げる又は拡張するように、第2切頭錐体(30)が構成され得る。第2切頭錐体(30)は、第1切頭錐体(20)に少なくとも部分的に侵入するように、及び、第2切頭錐体の遠位端部にて第2壁部(33)の外部表面(33a)が第1切頭錐体の遠位端部にて第1壁(23)の内部表面(23b)(図2)を圧迫する際に、第1切頭錐体(20)の少なくとも遠位端部を拡張するように、構成され得る。同じことが第3切頭錐体(40)に該当し得る。それは、第2切頭錐体(30)に少なくとも部分的に侵入するように、及び第2切頭錐体(30)の少なくとも一部を広げる又は拡張するように、又は幾つかの他の好ましい実施形態において、長手スリット及び重複壁縁部を有する、少なくとも遠位端部、全長、又は長手部を広げる又は拡張するように、構成され得る。同じことが、隣接し且つ順序数において前になるように構成される切頭錐体に関連する、後の切頭錐体に該当し得る。
第1切頭錐体(20)(又は第2、第3、或いは更なる切頭錐体)の拡張又は広がりが、例えば、第1切頭錐体(又は他の円錐体)の開口部(即ち、遠位先端)の直径の増加によって支持される、一連の増加において生じ得るように、切頭錐体が構成され得る。
特定の好ましい実施形態において、先を切られた結果として、第1切頭錐体(20)は、大きさが例えば実施形態に依存して、遠位端部にて5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、11mm、12、mm、14mm、17mm、20mm、25mm、30mm、又は40mm、又は他の長さであり得る、開口空間を有し得る。切頭錐体が遠位端部で円形断面を有する場合、開口部の大きさは、遠位端部にある切頭錐体の内部幅である。切頭錐体が遠位端部での断面において環状でない場合、この開口部の大きさはその最大幅によって記載される。円錐体の尖端部(即ち、遠位端部にあるより狭い端部)にある開口部の大きさを考慮する際、切頭錐体の遠位端部の向こうにある任意の遠位突起部は無視される。
幾つかの好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)の第1壁部(23)は、純粋な例として1ミリメートルの無視できない厚みを有し得る。第2切頭錐体(30)の第2壁部(33)(又は、第3切頭錐体(40)の第3壁部(43)など)は、純粋な例として1ミリメートルである無視できない厚みを有し得る。開創を有効にする円錐形開創器(10)(図1)のために、第1切頭錐体(20)は、第1切頭錐体の遠位端部で第1の最大の内部幅を有し、第2切頭錐体(30)は、第2の最大の外部幅が第1の最大の内部幅より大きくなるように、第2切頭錐体(30)の遠位端部で第2の最大の外部幅を有し得る。
好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)(又は、後の切頭錐体(30)、(40)など)は、第1切頭錐体の遠位端部の、例えば1センチメートルの特定の距離(円錐体の軸高さに対して測定される距離)内にあると定義された遠位先端において第1の平均最大の内部幅を有し、ここで、第2切頭錐体は、第2切頭錐体の遠位端部の、例えば1センチメートルの特定の距離(円錐体の軸高さに対して測定される距離)にあると定義される遠位先端において第2の平均最大の外部幅を有し、第2の最大の外部幅は、第1の平均最大の内部幅よりも大きい。また他の好ましい実施形態において、第1切頭錐体は、第1切頭錐体の遠位端部の2センチメートル内にあると定義された遠位先端において第1の平均最大の内部幅を有し、ここで、第2切頭錐体は、第2切頭錐体の遠位端部の2センチメートル内にあると定義された遠位先端において第2の平均最大の外部幅を有し、第2の最大の外部幅は、第1の平均最大の内部幅より大きい。また更に他の好ましい実施形態において、第1切頭錐体は、第1切頭錐体の遠位端部の3センチメートル内にあると定義された遠位先端において第1の平均最大の内部幅を有し、ここで、第2切頭錐体は、第2切頭錐体の遠位端部の3センチメートル内にあると定義された遠位先端において第2の平均最大の外部幅を有し、第2の最大の外部幅は、第1の平均最大の内部幅より大きい。1センチメートル、2センチメートル、及び3センチメートルは、遠心端から距離の単なる例証である。他の好ましい実施形態は、平均幅又は平均最大幅が測定される遠位端部からの距離として、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、25、35、40、50、55、60、70、80、90、又は100ミリメートル、或いはまた他の距離を使用する場合があり、このことは、第1切頭錐体、第2切頭錐体、又はその両方に適用可能であり得る。典型的に、平均幅は、第1切頭錐体及び第2切頭錐体(又は第3或いは更なる切頭錐体)において等しい距離にわたって測定される。
第1切頭錐体(20)の第1壁部(23)は、スリット(29)と称される第1の長手切断部、第1壁部(23)の少なくとも遠位端部(22)、及び好ましくは、円錐体の長さ又は軸高さの全体を有し得る。用語「スリット」は、狭いスリットより幅広い開口部を排除しないが、1つの好ましい実施形態において、スリット(29)は狭くてもよい。例えば、特定の好ましい実施形態において、スリット(29)(これは、用語「スリット」の典型的な定義ではない)は、薄くないだけでなく、(円錐体の任意の拡張前に測定されるように)円錐体の周囲の3分の1までである隙間を含み得る。幾つかの好ましい実施形態において、スリット(29)は、遠位端部(22)から土台までずっと、又は他の好ましい実施形態においては土台の隣りの又は近くの点までずっと、伸長する(或いは、遠位突起が存在する場合、遠位突起部の最も遠位の縁部から遠位端部を越えて伸長し得る)。長手スリットを有する円錐体は時に、長手スリットであると本明細書で言及される。頂点から土台までの、第1切頭錐体(20)に沿った(又は、第2切頭錐体(30)などの後の円錐体に沿った)スリット(29)は、多くの形状をとることができる:その長さに沿った同じ幅の直線の均一な切断部、平行ではないラインを備えた切断部、平行な切断線からなる鋸歯状の切断部、平行ではない切断線からなる鋸歯状の切断部、曲線、弓形、ジグザグ状、又は他のもの。更に、図16に示されるように、第1切頭錐体(20)(又は後の円錐体)は、第2スリット(27)(例えば、円錐体の近位又は遠位の端部のいずれかまで伸長しないスリット)を有し得る。
1つの好ましい実施形態において、図2に示されるように、スリット(29)は、第1壁部(23)の第2縁部(28b)から第1壁部(23)の第1縁部(28a)を分離し得る。スリット(29)は、1センチメートルを通じて、又は他の好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)の軸方向長の10分の1、4分の1、又は半分までを通じて、伸長し得る。1つの好ましい実施形態において、スリット(29)は、円錐体の壁部の全長の全体にわたって伸長する。
本発明の方法又は装置(円錐形開創器)において使用される他の切頭錐体も、スリットを含み得る。例えば、円錐形開創器(10)の幾つかの好ましい実施形態において、第2切頭錐体(30)の第2壁部(33)(「第2」切頭錐体の壁部であるため、「第2」と呼ばれる)は、少なくとも第2壁部(33)の少なくとも遠位端部(32)において、又は1センチメートル或いはスリット(29)に関して言及される他の距離を通じて、第2長手スリット(39)を有し得る。実際に、最も好ましい実施形態において、本発明の円錐形開創器又は方法の全ての切頭錐体は、最後の切頭錐体が任意に長手スリットを必要としない場合があることを除いて、長手スリットを有し得る。
第1切頭錐体(20)の構造に関する、又は第1切頭錐体(20)を拡張するために使用される第2切頭錐体(30)に関する構造のための実施形態の本特許出願における様々な記載は、第3切頭錐体(40)が次々に使用され第2切頭錐体(30)を拡張し得るため、第3切頭錐体(40)の構造に関する実施形態に等しく適用する。同じことが任意の第4又は更なる切頭錐体に適用される。まさに最後の円錐体を拡張する必要はないため、そのような最後の円錐体は(最後の円錐体が、第2、第3、又は第4、或いは後の切頭錐体であっても)、(i)長手スリット、(ii)重複、(iii)膨張性の材料で作られていること、を随意に有し得ない。
図3に示されるように、長手スリットの代わりに、幾つかの好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)の第1壁部(23)の第1縁部(28a)及び第2縁部(図示せず)は、緩やかであっても重複し得る。重複を有する実施形態までもが、縁部が重複よりもスリット又は間隙によって分離されないことを除いて、縦方向分離を想定することに注目されたい。図3Aから見られるように、幾つかの好ましい実施形態において、第1壁部(23)の重複(26)は、円錐体の複数の周囲、例えば、2又は3の重複層(即ち、壁部(23)の周囲)を通って伸長し得る。幾つかの好ましい実施形態において、重複壁縁部(28a)、(28b)は、第1壁部(23)の少なくとも遠位端部(22)に現われ得る。重複壁縁部(28a)、(28b)は、第1切頭錐体(20)の軸方向長の1センチメートルを通って、又は他の好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)の軸方向長の10分の1、4分の1、又は半分までを通って、伸長し得る。幾つかの好ましい実施形態において、第2切頭錐体(30)の第2壁部(33)は、第2壁部(33)の少なくとも遠位端部(32)において、又は、第2切頭錐体(30)の軸方向長の1センチメートル又はスリット(29)に関して言及される長さのパーセンテージを通って、重複壁縁部(38a)、(38b)を有し得る。図3Aに示されるように、重複は、第2切頭錐体(30)の複数の周囲を通って伸長し得る。幾つかの好ましい実施形態において、重複壁縁部は連続的でなく、間隙があってもよい。図10は、第3切頭錐体(40)の重複壁縁部(48a)を示す。
重複(26)は、特定の好ましい実施形態において、可変性の重複であり得る。図14の底部の2つの図から見られるように、第1切頭錐体(20)の第1壁部(23)(又は、後の切頭錐体(30)、(40)などの壁部)は、例えば20の面を含む、(長さを通って、又は例えば遠位端部で)多角形形状の断面を有し得る。特定の好ましい実施形態において、重複(26)は可変性でもよく、1以上の辺長、例えば図14に示されるような1つの辺長を含み得る。特定の変形において、例えば1つの辺長2又は3以上の複数の辺長による重複(26)の増加の拡張は、円錐体の壁部(例えば、第1切頭錐体(20)の第1壁部(23))の断面に結果として生じる多角形の面の数を増加させ得る。図14の左下の図は、20面の多角形から21面の多角形に及ぶ位置に多角形を置く重複(26)の一例を示す。この左下の図は、重複にて正確な精度で描かれず、多角形の重複する面の厚みにおける非均一性は、面がどれくらい厚くなければならないかを例証するようには意図されていない。多角形形状の逆の開創はまた、同様の方式において可能であり得る。
図3から認識され得るように、壁部又はシート或いはマントルが、重複層/被覆を有する好ましい実施形態において、第2又は他の後の切頭錐体は、第1円錐体内に置かれると、マントルの被覆を初期位置の対向する方向に摺動自在に回転させ得る、回転しない(de−rotating)レバーとして機能し得る。これは、初期の円錐体が、円錐体に沿ってすべて均一に、又は好ましくは拡張する円錐体の遠位先端にて(又は幾つかの他の好ましい実施形態において、土台又は他の部分にて)、制御した様式で幅広くなることを可能にし得る。
図3Bに示されるように、円錐形開創器(10)の幾つかの好ましい実施形態において、切頭錐体は、切頭錐体(例えば、第1切頭錐体(20))の壁部(23)又は壁縁部(28a)、(28b)が壁部(23)の1つの縁部(例えば、(28a))上に歯部(88)を含む、重複壁縁部(28a)、(28b)を有し、且つ、歯部を隆起部にロック又は保持することでロックされる位置にある円錐体の拡張状態を維持するために、壁部(23)の反対の縁部(例えば、(28b))上に対応する隆起部(又は歯部)を含み得る。本発明の円錐形開創器(10)又は方法において使用される、他の切頭錐体(30、40など)の壁部(33)又は壁縁部は、所望の拡張構成にロックするためにかみ合う、歯部及び対応する隆起部を同様に有し得る。
幾つかの好ましい実施形態において、別の円錐体によって拡張される円錐体、例えば第1切頭錐体(20)は、任意のスリット、ラップアラウンド、又は重複表面を有することなく拡張可能であり得る。例えば、円錐体の材料は、円錐体の少なくとも遠位先端にて、ダイヤフラム、又は超弾性、或いはおそらく変形可能なものなど、弾性であり得る。これは、第1切頭錐体を拡張するために第1切頭錐体(20)を通じて押されている第2切頭錐体のより広い遠位先端から外部への圧力を可能にし得る。同じことが、第3切頭錐体によって拡張される第2切頭錐体(30)、又は第4切頭錐体によって拡張される第3切頭錐体に該当し得る。
図14に示されるように、円錐形開創器における全ての円錐体の有効な部分は好ましくは同じ長さにあり、1つの切頭錐体から他の切頭錐体までの同じ軸高さを意味する。これは、各拡張工程の終点を決定することを容易にし得る。有効な部分の一例は、長手スリット又は重複を有する部分、弾性である部分、又は円錐体の全長、或いはそれぞれの円錐体の遠位先端(21、31など)であり、これらは、例えば円錐体の軸高さの半分までを占めることができる。
第2(又は他に後の)切頭錐体は、第1(又は他に前に挿入された)切頭錐体の頂角に等しい又は十分に近い頂角を有し得、その結果、第2(又は他に後の)切頭錐体が第1切頭錐体を拡張している場合、第2切頭錐体の壁部からの、第1(又は他の前に挿入された)切頭錐体の壁に対する圧力は、第1切頭錐体の遠位端部(22)の少なくとも1センチメートル内(及び他の好ましい実施形態において、少なくとも2センチメートル(cm)、3cm、4cm、又は8cm内)で(或いは、他の好ましい実施形態において、遠位端部(22)の2センチメートル又は3センチメートル内、又は更に他の好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)の軸高さの最も遠位の十分の一、五分の一、四分の一、三分の一、又は半分の中で)、均一に維持される。このことは、それぞれの第1及び第2の切頭錐体(20)、(30)の壁が、例えば第1切頭錐体の遠位端部(22)の1センチメートル内で(あるいは、他の好ましい実施形態において、遠位端部(22)の2cm又は3cm内で、又は更に他の好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)の軸高さの最も遠位の十分の一、五分の一、四分の一、三分の一、又は半分の中で)互いに接しているためであり得る。等圧力の維持は、前に挿入された円錐体の形状を無傷に保持し且つ変形させない場合がある。
例えば、第2(又は別の後の挿入された)切頭錐体(30)は、1%の偏差内の第1の頂角に等しい頂角を有し得、或いは他の好ましい実施形態において、5%の偏差内の第1の頂角に等しい頂角を有し得、又は他の好ましい実施形態において、10%の偏差、又は25%の偏差内の第1の頂角に等しい頂角を有し得る。第1切頭錐体(20)(及び1以上の後の切頭錐体)の頂角は、広く異なり得る。1つの好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)は1度と10度の間の頂角を有し得る。第2切頭錐体も、1度と10度の間の頂角を有し得る。特定の好ましい実施形態において、第1切頭錐体は、4度と6度の間、例えばS度の頂角を有する。他の好ましい実施形態において、第1切頭錐体(20)(及び1以上の後の円錐体)の頂角は、15、20、25、30、35、又は45度でもよい。
好ましくは、円錐形開創器(10)において互いに隣接して位置付けられるように構成される、切頭錐体(例えば、第1及び第2の切頭錐体(20)(30))の水平断面(及び、同様に第2及び第3の切頭錐体(30)(40)の断面)は、円錐体の少なくとも遠位端部にて類似又は同一である。例えば、第1及び第2の切頭錐体は各々、対称的な(例えば、環状又は多角形の)断面を有し得る。好ましい実施形態において、図2、図3から見て認識できるように、第1及び第2の切頭錐体は環状の水平断面を有する。他の好ましい実施形態において、第1及び第2の切頭錐体は多角形の水平断面を有する。特定の好ましい実施形態において、第1及び第2の切頭錐体の多角形の水平断面はピラミッド形である。それにもかかわらず、特定の好ましい実施形態において、第1及び第2の切頭錐体(20)(30)、又は第2及び第3の切頭錐体(30)、(40)の水平断面(又は、第3及び第4の切頭錐体など、或いは、互いに隣接して位置付けられるように構成される切頭錐体の他の対の断面)は、相違する場合があり、円錐体の対における各切頭錐体は、互いに異なる形状を有し得る。例えば、第1切頭錐体(20)は断面図が環状であり、一方で第2切頭錐体(30)は断面が多角形でもよい。これはまた、拡張前に初期の形状における切頭錐体の断面及び形状に適用する。更に、特定の他の好ましい実施形態において、更なる切頭錐体によって拡張される前に円形断面を有している切頭錐体(20)は、異なる断面の切頭錐体(例えば、楕円形状断面を有する円錐体)による拡張の後、又は他の理由で、異なる断面(例えば、楕円形状断面)を有し得る。
任意の切頭錐体の非対称的な断面又は非対称的な部分の切頭錐体も、土台からの特定の軸方向距離、例えば遠位端部にて「最大幅」を有すると述べられ得る。切頭錐体の壁部が無視できない厚みを有する場合、用語「最大の内部幅」及び「最大の外部幅」は、内壁で、又は外壁でそれぞれ測定される切頭錐体の最大幅を指す。平均最大の内部幅及び平均最大の外部幅は、遠位端部から(土台方向への)軸方向距離のX単位内にある最大の内部幅又は最大の外部幅を指し、この平均最大の内部幅又は平均最大の外部幅はちょうど、円錐体の軸高さに沿って測定されるように遠位端部から土台方向への距離のX単位にわたる、最大の内部幅(又は外部幅)の平均となる。従って、第1切頭錐体(20)は、第1切頭錐体の遠位端部で第1の最大の内部幅を有し、第2切頭錐体(30)は、第2切頭錐体の遠位端部で第2の最大の外部幅を有し得、第2の最大の外部幅は第1の最大の内部幅より大きい。
図1−12から見られるように、第1及び/又は第2(及び/又は、第3或いは更なる)切頭錐体(20)、(30)、(40)は、ハンドル又は他の保持/固定特徴を含み得、それらによりユーザーは、円錐体を、組織に、又は組織へと前に挿入された或いは組織へと挿入された別の円錐体へと前に挿入された円錐体に挿入することが可能となる。ハンドル又は他の固定特徴は、軸変位に対して円錐体を固定し、一方で後の円錐体及び/又はより大きな円錐形拡張器が導入される。図1−12から見られるように、ハンドルは、円錐体の近位端部に位置付けられ得る。他の好ましい実施形態において、ハンドル又は他の固定構成要素は、先行する円錐体の近位端部を越えて伸長する近位延長部上に位置づけられ得る。従って典型的に、本発明の方法又は装置に従った別の円錐体に挿入された円錐体の近位端部は、挿入される円錐体の近位端部に隣接する。例えば、第1及び第2の切頭錐体(20)、(30)は、互いに隣接した近位端部、及び互いに隣接した遠位端部を有し得る。更に、第2切頭錐体の第2ハンドルは、第1切頭錐体の近位端部に隣接又は近接し得、或いは第1切頭錐体の第1ハンドルに隣接又は近接し得る。
従って、図13に示されるように、本発明は、哺乳動物の組織の円錐体の開創の方法(100)として記載され得る。この場合、方法(100)は、少なくとも部分的に中空の第1切頭錐体を組織に挿入する工程(110)を含み得る。方法(100)はまた、第2切頭錐体の少なくとも一部を第1切頭錐体に挿入する工程(120)を含み得、その結果、第2切頭錐体は、第1切頭錐体の少なくとも一部(例えば、第1切頭錐体の少なくとも遠位端部、又は他の好ましい実施形態において、長手スリットを有する第1切頭錐体の全長又は長手部分、或いはまた他の好ましい実施形態において、重複壁縁部を有する第1切頭錐体の長手部分)を広げる/拡張する。第2切頭錐体(30)は、第2切頭錐体の遠位端部にある外壁表面が、第1切頭錐体の遠位端部にある内壁表面に圧力をかける際に、第1切頭錐体の少なくとも遠位端部を広げる/拡張し得る。幾つかの好ましい実施形態において、拡張は、第2(又は他の後の)円錐体の遠位先端を圧迫することによって達成され得、それは、第1又は前に挿入された円錐体の遠位先端に、第1(又は他の「前に挿入された」円錐体)の遠位先端より幅広い場合がある。第2切頭錐体(30)(又は他の後の円錐体)は、少なくとも部分的に中空である、又はそうでない場合もある。第2切頭錐体(30)(又は他の後の円錐体)は、第1切頭錐体の遠位端部で第1切頭錐体の最大幅より大きな最大幅の遠位端部を有し得る。
方法(100)は更なる工程を有し得る。例えば、方法(100)は、第2切頭錐体の少なくとも一部を第1切頭錐体に挿入する工程を有し得、その結果、第2切頭錐体は、第1切頭錐体の遠位端部の1センチメートル(又は他の好ましい実施形態において、2センチメートル、又は3、4、5、6、7、8、9、15、20、30、40、50、60、70、80、又は100ミリメートル)内にあると定義される遠位先端において、第1切頭錐体の平均最大の内部幅を広げ得る。
第1切頭錐体(20)(又は、第2、第3、又は更なる切頭錐体)の拡張又は広がりは、一連の増加を生じ得る。増加は、第1(又は後の)切頭錐体の開口部(即ち、遠位先端)の直径の増加によって規定され得る。一旦最適な大きさの拡張に達すると、最後の円錐体は、インプラント又はデバイス、器具又は材料(骨、セメント、その他)の外科手術手順及び配置のための効力のある導管として機能し得る。拡張の増加後、拡張した円錐体は不要となり得る又は引き抜かれ得る。例えば、第1切頭錐体(20)は除去され、第2切頭錐体(30)は組織における適所に維持され得る。幾つかの好ましい実施形態において、その後、第2切頭錐体(30)は、インプラント、デバイス、又は材料の外科手術手順及び配置ための導管として使用され得、一方、他の好ましい実施形態において、第3切頭錐体(40)はその後、第2切頭錐体(30)を拡張又は広げるために挿入され得る。後者の場合、第2切頭錐体(30)は任意に除去され、廃棄され得る。組織の最適な拡張を達成するのに必要な多くの円錐体と共に、第3切頭錐体(40)が次に来る場合がある。
方法(100)は、少なくとも部分的に中空である又はそうではない第3切頭錐体の少なくとも一部に、少なくとも部分的に中空の第2切頭錐体を挿入する工程を有し得、その結果、第3切頭錐体は、第2切頭錐体の少なくとも遠位端部を広げる/拡張する。方法(100)はまた、第1切頭錐体(20)を挿入する前に第1拡張器(ガイドワイヤー)を組織に挿入する工程を有し得る。方法(100)はまた、第2切頭錐体を挿入した後に第1拡張器を除去する工程を有し得る。第2切頭錐体が第1切頭錐体を拡張した後、最適な拡張が達成された場合、方法(100)は、伸延器を第2切頭錐体に通して組織に挿入し、第1の距離まで組織を伸延する工程を含み得る。工程は、伸延器としてネジ(例えば、隣接した脊椎骨間の空間に挿入されているネジ)を利用する工程を含み得る。脊椎骨はその後、第1の距離まで伸延され得る。
注目されるように、第3切頭錐体は第2切頭錐体に挿入され得る。その場合、第3切頭錐体は、第2切頭錐体が第1切頭錐体に対して有している、第2切頭錐体に対する同様の構造的な関係(即ち、先端がより幅広い、同様の頂角を有するなど)を有し得る。
方法(100)はまた、第3切頭錐体が第2切頭錐体の少なくとも遠位端部を拡張するように、第3切頭錐体の少なくとも一部を第2切頭錐体に挿入する工程、及びその後、伸延器を第3の切頭錐体に通して組織に挿入する工程、及び第2の距離まで組織を伸延する工程を有し得る。
方法(100)の工程は、少なくとも部分的に中空である第2切頭錐体を構成する工程、及び少なくとも部分的に中空の第2切頭錐体の少なくとも一部を第1切頭錐体に挿入する工程であり得、その結果、第2切頭錐体の長手スリットは、第1切頭錐体の長手スリットに位置が合わない。例えば、第2切頭錐体(30)の長手スリット(39)は、第1切頭錐体(20)の長手スリット(29)から回転して180度であり得る。第3切頭錐体(40)は、第2切頭錐体(20)の長手スリット(39)と位置が合わない長手スリット(49)を有し得る。位置が合わないことによって、第1切頭錐体の内壁に対する、第2切頭錐体の外壁(又は、第2切頭錐体の内壁に対する、第3切頭錐体の外壁)からの均一な圧力が確保され得る。
方法(100)はまた、第2切頭錐体が第1切頭錐体の少なくとも遠位端部を広げ、且つ組織に対して縦に摩擦することなく組織を拡張する工程を有し得る。むしろ、拡張は、前に挿入された円錐体の内部からのものであり、穏やか且つ緩やかなものでもよい。
方法(100)は、少なくとも2ミリメートルの深さで、又は他の好ましい実施形態において、少なくとも3mm、又は少なくとも4、5、6、7、8、9、15、20、30、40、50、60、70、80、90、又は100ミリメートルの深さで、第1切頭錐体を組織に挿入する工程を含み得る。
方法(100)の幾つかの好ましい実施形態において、第2切頭錐体を少なくとも部分的に中空となるように構成する工程、及び、第2切頭錐体が第1切頭錐体の少なくとも遠位端部を広げた/拡張した後、並びに第2切頭錐体に通して伸延器を挿入する前に第1切頭錐体を除去する工程が、含まれ得る。
本明細書に記載される方法の1以上の工程が組み合わせられ得ることを、理解されたい。更に、特定の方法の工程と一致する、本明細書に記載される円錐形開創器(10)の任意の適切な実施形態は、任意のそのような方法に使用され得る。
図17に示されるように、本発明はまた、哺乳動物の組織の円錐体の開創の方法(200)として記載され得、方法(200)は、少なくとも部分的に中空の第1切頭立体物体を組織に挿入する工程(210);及び、第2切頭立体物体が第1切頭立体物体の少なくとも一部を広げるように第1切頭立体物体に第2切頭立体物体の少なくとも一部を挿入する工程(220)を含み、第1及び第2の切頭立体物体の各々は:第1端部に土台を有し;第2端部で少なくとも部分的に水平に先を切られた結果として第2端部に開口部を有し;第2端部よりも第1端部にて幅が広く;及び、第2端部から第1端部へと立体物体の縦軸に沿って移動するにつれて徐々に幅が広くなる。好ましくは、緩やかな広がり(又は、土台から遠位端部へ進む場合のテーパリング)は均一な角度にあるが、特定の他の好ましい実施形態において、テーパリング又は広がりの急勾配は、本発明において教示されるように、第2切頭錐体が少なくとも部分的に中に挿入され、第1切頭錐体の拡張を有効にすることができる限り、円錐体に沿った異なる縦の点にて変わり得る。
異なる実施形態において、第2切頭錐体(30)は中実又は部分的に中実でもよく、且つ、第1切頭錐体(20)に挿入された後に第1切頭錐体を広げるように構成され得るが、第2切頭錐体はその後除去される。第2切頭錐体の外壁表面は、第1切頭錐体と同様又は同一の頂角を備えた好ましい実施形態におけるように円錐形でもよい。第2切頭錐体は部分的又は完全に中実でもよく、又は、少なくとも部分的に中空であるが円錐形でなく、むしろ幾つかの他の内部形状を有する、内部を有し得る。第2切頭錐体(30)が中実であり、中空でない場合、第2壁部(33)は、内壁表面がない材料の一般的に固形のブロックでもよい。使用時に、第2切頭錐体(30)は除去され、任意に、第3又は更なる切頭錐体は、第1切頭錐体に挿入され得る。第3又は更なる切頭錐体は、好ましい実施形態におけるように中空又は少なくとも部分的に中空でもよく、又は中実或いは部分的に中実でもよい。
例えば10の規模からの10%の偏差は、9と11の間を意味する。
本発明は限られた数の実施形態に関して記載されてきたが、多くの変形、修正、及び本発明の他の用途が行われ得ることが認識されるであろう。それ故、以下の特許請求の範囲内に挙げられる、請求された発明は、本明細書に記載される実施形態に限定されない。

Claims (44)

  1. 哺乳動物の組織の拡張のための円錐形開創器であって、該円錐形開創器は:
    少なくとも部分的に中空の第1切頭錐体;及び
    第2切頭錐体
    を含み、
    第2切頭錐体は、第1切頭錐体に少なくとも部分的に侵入し、且つ第1切頭錐体の少なくとも一部を拡張するように構成される
    ことを特徴とする円錐形開創器。
  2. 第1切頭錐体に少なくとも部分的に侵入し、且つ、第2切頭錐体の遠位端部にある第2切頭錐体の外壁表面が、第1切頭錐体の遠位端部にある第1切頭錐体の内壁表面を圧迫すると第1切頭錐体の少なくとも遠位端部を拡張するように、第2切頭錐体が構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  3. 第1切頭錐体は、第1切頭錐体の遠位端部に第1の最大の内部幅を有し、第2切頭錐体は、第2切頭錐体の遠位端部に第2の最大の外部幅を有し、第2の最大の外部幅は第1の最大の内部幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  4. 第1切頭錐体は、第1切頭錐体の遠位端部の1センチメートル内に第1の平均最大の内部幅を有し、第2切頭錐体は、第2切頭錐体の遠位端部の1センチメートル内に第1の平均最大の外部幅を有し、第2の最大の外部幅は第1の平均最大の内部幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  5. 第1切頭錐体は、第1切頭錐体の遠位端部の2センチメートル内に第1の平均最大の内部幅を有し、第2切頭錐体は、第2切頭錐体の遠位端部の2センチメートル内に第1の平均最大の外部幅を有し、第2の最大の外部幅は第1の平均最大の内部幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  6. 第1切頭錐体は、第1切頭錐体の遠位端部の3センチメートル内に第1の平均最大の内部幅を有し、第2切頭錐体は、第2切頭錐体の遠位端部の3センチメートル内に第1の平均最大の外部幅を有し、第2の最大の外部幅は第1の平均最大の内部幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  7. 第1切頭錐体の第1壁部は、第1壁部の少なくとも遠位端部に第1長手スリットを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  8. 第2切頭錐体の第2壁部は、第2壁部の少なくとも遠位端部に第2長手スリットを有する、ことを特徴とする請求項6に記載の円錐形開創器。
  9. 第1切頭錐体の第1壁部は、第1壁部の少なくとも遠位端部に重複壁縁部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  10. 第2切頭錐体の第2壁部は、第2壁部の少なくとも遠位端部に重複壁縁部を有する、ことを特徴とする請求項9に記載の円錐形開創器。
  11. 重複壁縁部は、第1切頭錐体の軸高さの半分までを通って伸長する、ことを特徴とする請求項9に記載の円錐形開創器。
  12. 重複壁縁部は連続していない、ことを特徴とする請求項9に記載の円錐形開創器。
  13. 第2切頭錐体は、第1切頭錐体の頂角に等しい又は実質的に近接する頂角を有し、その結果、第2切頭錐体が第1切頭錐体を拡張すると、第1切頭錐体の壁部に対する圧力は、第1切頭錐体の遠位端部の少なくとも2センチメートル内で均一である、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  14. 第2切頭錐体は、第1切頭錐体の頂角に等しい又は実質的に近接する頂角を有し、その結果、第2切頭錐体が第1切頭錐体を拡張すると、第1及び第2の切頭錐体の壁部は、第1切頭錐体の遠位端部の少なくとも〜センチメートル内で互いに接している、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  15. 第2切頭錐体は、1%の偏差内で第1頂角に等しい頂角を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  16. 第2切頭錐体は、5%の偏差内で第1頂角に等しい頂角を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  17. 第2切頭錐体は、10%の偏差内で第1頂角に等しい頂角を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  18. 第2切頭錐体は、25%の偏差内で第1頂角に等しい頂角を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  19. 第1切頭錐体は、1度と10度の間の頂角を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  20. 第2切頭錐体も、1度と10度の間の頂角を有する、ことを特徴とする請求項19に記載の円錐形開創器。
  21. 第1切頭錐体は、4度と6度の間の頂角を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  22. 第1及び第2の切頭錐体は各々、対称的な断面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  23. 第1及び第2の切頭錐体は、環状の水平断面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  24. 第1及び第2の切頭錐体は、多角形の水平断面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  25. 第1及び第2の切頭錐体の多角形の水平断面はピラミッド形である、ことを特徴とする請求項24に記載の円錐形開創器。
  26. 第2切頭錐体は、第1切頭錐体の近位端部の近位に位置づけられるハンドルを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  27. 第1及び第2の切頭錐体は、遠位端部に同じ水平断面形状を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  28. 第2切頭錐体の構造は、土台に平行な第1切頭錐体の頂角及び形状の切頭錐体の先端を更に切り取ることにより引き出すことができ、それにより第1切頭錐体の軸高さに等しい軸高さを有する切頭錐体をもたらす、ことを特徴とする請求項1に記載の円錐形開創器。
  29. 哺乳動物の組織の円錐形開創の方法であって、該方法は:
    少なくとも部分的に中空の第1切頭錐体を組織に挿入する工程;及び
    第2切頭錐体が第1切頭錐体の少なくとも一部を広げるように、第2切頭錐体の少なくとも一部を第1切頭錐体に挿入する工程
    を含む、ことを特徴とする方法。
  30. 第2切頭錐体が第1切頭錐体の少なくとも遠位端部を広げる/拡張するように、第2切頭錐体の少なくとも一部を第1切頭錐体に挿入する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項29に記載の方法。
  31. 第2切頭錐体が、第1切頭錐体の遠位端部の1センチメートル内にあるように定義される遠位先端における第1切頭錐体の平均最大の内部幅を広げるように、第2切頭錐体の少なくとも一部を第1切頭錐体に挿入する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 第2切頭錐体が、第1切頭錐体の遠位端部の2センチメートル内にある遠位先端における第1切頭錐体の平均最大の内部幅を広げるように、第2切頭錐体の少なくとも一部を第1切頭錐体に挿入する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  33. 第2切頭錐体の遠位端部にある第2切頭錐体の外壁表面が、第1切頭錐体の遠位端部にある第1切頭錐体の内壁表面を圧迫すると、第2切頭錐体は第1切頭錐体の遠位端部を広げる/拡張する、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  34. 第2切頭錐体の遠位端部に、第1切頭錐体の遠位端部にある第1切頭錐体の最大幅よりも大きな最大幅を有する、少なくとも部分的に中空の第2切頭錐体を利用することにより第1切頭錐体を拡張する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  35. 第3切頭錐体が第2切頭錐体の少なくとも遠位端部を広げる/拡張するように、第3切頭錐体の少なくとも一部を第2切頭錐体に挿入する工程を更に含み、第2切頭錐体は少なくとも部分的に中空である、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  36. 第1円錐体を挿入する前に第1拡張器(ガイドワイヤー)を挿入する工程、及び第2切頭錐体を挿入した後に第1拡張器を除去する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  37. 第2切頭錐体となるように第2円錐体を構成する工程、及び伸延器を第2切頭錐体に通して組織に挿入する工程、並びに第1の距離まで組織を伸延する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  38. 伸延器としてネジ、即ち隣接する脊椎間の空間に挿入されるネジを利用する工程、及び第1の距離まで組織を伸延する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
  39. 第3切頭錐体となるように第3円錐体を構成する工程、第3切頭錐体が第2切頭錐体の少なくとも遠位端部を広げる/拡張するように第3切頭錐体の少なくとも一部を第2切頭錐体に挿入する工程、及びその後、第2伸延器を第3切頭錐体に通して組織に挿入する工程、並びに第2の距離まで組織を伸延する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
  40. 第2切頭錐体となるように、且つ少なくとも部分的に中空となるように第2円錐体を構成する工程、及び、第2切頭錐体の長手スリットが第1切頭錐体の長手スリットと位置が合わないように少なくとも部分的に中空の第2切頭錐体の少なくとも一部を第1切頭錐体に挿入する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  41. 第2切頭錐体は、第1切頭錐体の少なくとも遠位端部を広げ、組織に対して縦にこすれることなく組織を拡張する、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  42. 少なくとも20ミリメートルの深さに第1切頭錐体を組織に挿入する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  43. 第2切頭錐体となるように、且つ少なくとも部分的に中空となるように第2円錐体を構成する工程、及び、第2切頭錐体が第1切頭錐体の少なくとも遠位端部を広げた/拡張した後、並びに伸延器を第2切頭錐体に通して挿入する前に第1切頭錐体を除去する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  44. 哺乳動物の組織の円錐形開創の方法であって、該方法は:
    少なくとも部分的に中空の第1切頭立体物体を組織に挿入する工程;
    第2切頭立体物体が第1切頭立体物体の少なくとも一部を広げるように、第2切頭立体物体の少なくとも一部を第1切頭立体物体に挿入する工程;
    を含み、
    第1及び第2の切頭立体物体の各々は:
    第1端部に土台を有し;
    第2端部にて少なくとも部分的に水平に先を切られた結果として、第2端部に開口部を有し;
    第2端部よりも第1端部にて幅広く;
    第2端部から第1端部まで立体物体の縦軸に沿って動くように徐々に広がる
    ことを特徴とする方法。
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