JP2015516257A - シーリングクッション及びそれを用いる患者インターフェースデバイス - Google Patents

シーリングクッション及びそれを用いる患者インターフェースデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2015516257A
JP2015516257A JP2015512157A JP2015512157A JP2015516257A JP 2015516257 A JP2015516257 A JP 2015516257A JP 2015512157 A JP2015512157 A JP 2015512157A JP 2015512157 A JP2015512157 A JP 2015512157A JP 2015516257 A JP2015516257 A JP 2015516257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing flap
cushion
edge
region
cushion according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015512157A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6258924B2 (ja
JP2015516257A5 (ja
Inventor
マシュー ポール ユーリ
マシュー ポール ユーリ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2015516257A publication Critical patent/JP2015516257A/ja
Publication of JP2015516257A5 publication Critical patent/JP2015516257A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6258924B2 publication Critical patent/JP6258924B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/06Respiratory or anaesthetic masks
    • A61M16/0605Means for improving the adaptation of the mask to the patient
    • A61M16/0616Means for improving the adaptation of the mask to the patient with face sealing means comprising a flap or membrane projecting inwards, such that sealing increases with increasing inhalation gas pressure
    • A61M16/0622Means for improving the adaptation of the mask to the patient with face sealing means comprising a flap or membrane projecting inwards, such that sealing increases with increasing inhalation gas pressure having an underlying cushion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/06Respiratory or anaesthetic masks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/06Respiratory or anaesthetic masks
    • A61M16/0605Means for improving the adaptation of the mask to the patient
    • A61M16/0616Means for improving the adaptation of the mask to the patient with face sealing means comprising a flap or membrane projecting inwards, such that sealing increases with increasing inhalation gas pressure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/06Respiratory or anaesthetic masks
    • A61M16/0605Means for improving the adaptation of the mask to the patient
    • A61M16/0633Means for improving the adaptation of the mask to the patient with forehead support
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/06Respiratory or anaesthetic masks
    • A61M16/0683Holding devices therefor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

逆にされた形態を有する、患者インターフェースデバイス26用のクッション44。具体的には、クッションは、支持部56を含み、当該支持部は、第1の縁60と、第1の縁の反対側に配置された第2の縁62と、当該支持部の第2の縁の内側縁から内側に、クッションの長手軸59に向かってカンチレバー状に延在するシーリングフラップ58とを有する。

Description

関連出願への相互参照
本願は、2012年5月16日に出願された米国仮出願第61/647,626号の合衆国法典第35巻第119(e)条による優先権の利益を主張し、その内容は、参照することにより本明細書に組み込まれる。
本発明は、呼吸ガスの流れをユーザに供給する患者インターフェースデバイス、より具体的には、従来のクッションに比べて逆にされた形態を有し、クッションのシーリングフラップ部が、クッションの支持部の内部に位置付けられている患者インターフェースデバイス用のシーリングクッションに関する。
呼吸ガスの流れを、患者の気道に、非侵襲的に、即ち、患者に挿管することなく又は患者の食道内に気管チューブを外科的に挿入することなく、供給することが必要である又は望ましい状況が数多くある。例えば、非侵襲的換気と知られる技術を使用して患者に酸素を供給することが知られている。また、特定の医学的障害(そのうち最も有名なものはOSAである)を治療するために気道陽圧(PAP)療法を施すことも知られている。既知のPAP療法は、患者の気道をスプリント開放(splint open)するために、患者の気道に一定の陽圧が提供される持続的気道陽圧(CPAP)と、患者の気道に提供される圧力が、患者の呼吸サイクルに合わせて変えられる可変気道内圧とを含む。これらの療法は、通常、夜間、患者が寝ている間に、患者に施される。
上記のような非侵襲的換気及び圧補助療法は、患者の顔上に柔らかく、柔軟性のあるシーリングクッションを有するマスクコンポーネントを含む患者インターフェースデバイスの配置が伴う。マスクコンポーネントは、次に限定されないが、患者の鼻を覆う鼻マスク、患者の鼻及び口を覆う鼻/口マスク、又は、患者の顔を覆うフルフェイスマスクであってよい。このような患者インターフェースデバイスは更に、額サポート、頬パッド及び顎パッドといった他の患者接触コンポーネントも含んでもよい。このインターフェースは、快適で、ロバストなシールを維持する一方で、同時に空気の経路を制限することなく及び/又は呼吸をし難くすることがないようにすべきである。更に、シーリングクッションは、患者コンプライアンスを確実にするために十分に快適であるべきであるが、コンプライアンスのためにシールを安定かつ一貫して提供しなければならない。患者インターフェースデバイスは、ガス供給管又は導管に接続され、ベンチレータ又は圧補助デバイスを、患者の気道につなげ、これにより、呼吸ガスの流れが、圧力/流れ生成デバイスから患者の気道に供給される。このようなデバイスを、着用者の顔上に、患者の頭部の上/周りにフィットする1つ以上のストラップを有するヘッドギアによって維持することが知られている。
図1Aに、一般的に使用されている1つの既知のマスク形態が示される。図1Aから見て取れるように、当該マスク形態は、(クッションアセンブリ2の剛性又は半剛性フェイスプレート又はシェルへの接続を容易にする)支持リング6に結合されたクッション部材4を含むクッションアセンブリ2を用いる。クッション部材4は、支持リング6に結合される下部8を含み、下部8は更に、外壁10を含む。また、クッション部材4は更に、クッションアセンブリ2の支持機能を提供する支持部12と、使用時にユーザの顔に対し適切なシールを提供するシーリングフラップ14とを含む。
図1Aから見て取れるように、シーリングフラップ14と支持部12とは、同じコンポーネントにおける2つの特徴として一体にされており、支持部12は、シーリングフラップ14の内側に位置付けられている。つまり、シーリングフラップ14は、内側にある支持部12の上方及び外側に位置付けられている。この構成では、シーリングフラップ14は、支持部12を覆うために十分に長く作られなければならず(図1AではL)、したがって、シーリングフラップ14は、支持部12上全体に広がることを確実にするために、支持部12に比べて追加の長さLを必要とする。この追加のフラップ長さは、部品の高さを増加してしまい、シーリングフラップにおいて不必要な追加の長さをもたらし、しばしば、使用時に小鼻領域のクッションアセンブリ4において、ユーザの鼻孔内に望ましくなく侵入する。この追加のフラップ長さは更に、しばしば、ユーザの顔と係合している間に、シーリングフラップ14の不所望のバンチングを引き起こし、これは、漏れの経路、ユーザに対し視覚的な妨害、苛立ち及び快適さ問題全般をもたらす。本明細書において使用されるように、バンチングとは、クッションがユーザによって着用される場合に、追加のシーリングフラップ長さが集まり、自分自身に折り重なる/丸まる領域を指し、(図1Bに示されるように)シーリングフラップの束又はしわがもたらされる。このようなバンチング領域は更に、コンプライアンス問題(コンプライアンスはΔV/ΔP(圧力の変化で除算した容積の変化)として表現される)の危険のあるゾーンももたらす。クッションアセンブリ2は、圧縮可能で柔らかいが、依然としてサポート力もある内側支持構造体を実現するために、シーリングフラップ14内に湾曲したカンチレバー状の支持部12も必要とし、この湾曲したカンチレバー状の支持部12がまさに上記の問題を引き起こす。
したがって、本発明は、従来のクッションの欠点を解決する患者インターフェースデバイス用のクッションを提供することを目的とする。
この目的は、クッションのシーリングフラップが、クッションの支持部の内側に位置付けられるように、本明細書の他の箇所において説明される従来の形態に比べて逆にされたクッションを提供することによって、本発明の一実施形態に従って達成される。
一実施形態では、患者インターフェースデバイス用のクッションが提供され、当該クッションは、第1の平面にある下縁と、下縁の反対側に位置付けられ、患者インターフェースデバイスがユーザによって着用されると、ユーザの顔に係合する係合縁とを有する支持部を含み、当該係合縁は、第1の平面に平行な第2の平面に対し、−30度以上、+30度以下の角度で延在する。当該クッションは更に、支持部の係合縁の内側縁から内側に、クッションの長手軸に向かってカンチレバー状に延在するシーリングフラップを含み、当該シーリングフラップの近位端からシーリングフラップの遠位端まで測定したシーリングフラップの長さは、15mm以下である。
別の実施形態では、患者インターフェースデバイス用のクッションが提供される。当該クッションは、第1の縁、第1の縁の反対側に位置付けられている第2の縁、及び、第2の縁の外側縁から外側に、クッションの長手軸から離れる方向に延在するカンチレバー部を有する支持部を含み、当該カンチレバー部及び第2の縁は、患者インターフェースデバイスがユーザによって着用されると、ユーザの顔に係合する。クッションは更に、支持部の第2の縁の内側縁から内側に、クッションの長手軸に向かってカンチレバー状に延在するシーリングフラップを含む。
本発明のこれらの及び他の目的、特徴及び特性は、並びに、構造体の関連要素及び部品の組み合わせの動作方法及び機能及び製造の経済性は、添付図面を参照して以下の説明及び請求項を検討することにより明らかとなろう。図面はすべて、本明細書の一部を形成し、同様の参照符号は様々な図面において対応する部分を指す。しかし、当然ながら、図面は、例示及び説明のために過ぎず、本発明の限定の定義を意図していない。
図1Aは、既知の従来技術のマスク形態で使用されるクッションアセンブリの断面図である。 図1Bは、既知の従来技術のマスク形態で使用されるクッションアセンブリの概略図である。 図2は、本発明の1つの例示的な実施形態に従って、患者に呼吸療法レジメンを提供するシステムの概略図である。 図3は、図2のシステムの患者インターフェースデバイスのクッションアセンブリの等角図である。 図4は、図2のシステムの患者インターフェースデバイスのクッションアセンブリの正面平面図である。 図5は、図2のシステムの患者インターフェースデバイスのクッションアセンブリの底面図である。 図6は、図4のA−A線に沿って取られた図4のクッションアセンブリの断面図である。 図7は、図4のB−B線に沿って取られた図4のクッションアセンブリの断面図である。 図8は、図4のクッションアセンブリに代わりに使用されてもよい本発明の代替の例示的な実施形態に係るクッションアセンブリの等角図である。 図9は、本発明の代替の例示的な実施形態に従って、患者に呼吸療法レジメンを提供するシステムの概略図である。 図10は、図9のシステムの患者インターフェースデバイスのクッションアセンブリの等角図である。 図11は、図9のシステムの患者インターフェースデバイスのクッションアセンブリの正面平面図である。 図12は、図11のC−C線に沿って取られた図10のクッションアセンブリの断面図である。 図13は、図11のD−D線に沿って取られた図11のクッションアセンブリの断面図である。
本明細書において使用されるように、「a」、「an」及び「the」の単数形は、特に明記されない限り、複数形への参照も含む。本明細書において使用されるように、2つ以上の部分又は構成要素が「結合される」との記載は、それらの部分が直接的に又は間接的に(即ち、1つ以上の中間部分又は構成要素を介しても、一連となっている限り)互いに接合し又は一緒に動作することを意味する。本明細書において使用されるように、「直接的に結合される」とは、2つの要素が、互いに直接的に接触していることを意味する。本明細書において使用されるように、「固定的に結合される」又は「固定される」とは、2つの構成要素が、互いに対し一定の向きを維持しつつ、一体に動くように結合されていることを意味する。
本明細書において使用されるように、「単一の」との用語は、構成要素が単一の部品又はユニットとして作成されていることを意味する。つまり、別個に作成され、一ユニットとして後に結合された複数の部品を含む構成要素は、「単一の」構成要素又は本体ではない。本明細書において使用されるように、2つ以上の部分又は構成要素が互いに「係合する」との記載は、それらの部分が、直接的に又は1つ以上の中間部分又は構成要素を介して、互いに対し力を及ぼすことを意味する。本明細書において使用されるように、「数」との用語は、1又は1より大きい整数(即ち、複数)を意味する。
例えば、また、次に限定されることなく、上、下、左、右、上方、下方、前方、後方、及びそれらの派生語といった本明細書において使用される方向に関する表現は、図面に示される要素の方向に関連し、特に明記されない限り、請求項に制限を課すものではない。
図2に、本発明の1つの例示的な実施形態に従って、患者に呼吸治療レジメンを提供するシステム20が概して示される。システム20は、圧力生成デバイス22と、供給導管24と、L字形導管28を含む患者インターフェースデバイス26とを含む。圧力生成デバイス22は、呼吸ガスの流れを生成し、次に限定されないが、ベンチレータ、定圧補助デバイス(例えば持続的気道陽圧デバイス、即ち、CPAPデバイス)、可変圧力デバイス(例えばペンシルバニア州マリーズヴィルのフィリップス・レスピロニクス社によって製造及び流通されているBiPAP(登録商標)、Bi−Flex(登録商標)又はC−Flex(商標)デバイス)及び自動滴定圧補助デバイスを含む。供給導管24は、圧力生成デバイス22からの呼吸ガスの流れを、患者インターフェースデバイス26に伝える。
図示される実施形態では、患者インターフェースデバイス26は、患者の鼻を覆う鼻マスクを含む。しかし、次に限定されないが、患者の鼻及び口を覆う鼻/口マスク又は患者の顔を覆うフルフェイスマスクといった、患者の気道への呼吸ガスの流れの供給及び患者の気道からの呼気ガスの流れの除去を容易にする他のタイプの患者インターフェースデバイス26も、本発明の範囲内のまま、使用される。
図2に示される実施形態では、患者インターフェースデバイス26は、クッションアセンブリ30(図2では部分断面で示されている)と、フェイスプレート部34及び額支持部36を有するフレーム部材32とを含む。図示される実施形態では、フレーム部材32は、次に限定されないが、射出成形された熱可塑性物質又はシリコーンといった剛性又は半剛性材料で作られている。患者インターフェースデバイス26を患者の頭部に固定するために、ギアヘッドコンポーネントのストラップ(図示せず)が、取付け部材38を介して、フェイスプレート部34に、また、取付け部材40を介して、額支持部36に取付けられる。L字形導管28が結合されるフェイスプレート部34内の開口によって、圧力生成デバイス22からの呼吸ガスの流れが、フェイスプレート部34及びクッションアセンブリ30によって画定される内部空間へ、その次に、患者の気道へと伝えられる。フェイスプレート部34内の開口によって更に、(当該患者の気道からの)呼気ガスの流れが、L字形導管28内に設けられている排気口42に伝えられる。
図3は、例示的な実施形態に係るクッションアセンブリ30の等角図であり、図4は、当該クッションアセンブリ30の正面平面図であり、図5は、当該クッションアセンブリ30の底面図である。更に、図6は、図4のA−A線に沿って取られたクッションアセンブリ30の断面図であり、図7は、図4のB−B線に沿って取られたクッションアセンブリ30の断面図である。クッションアセンブリ30は、支持リング46に結合されたクッション部材44を含む。支持リング46は、次に限定されないが、射出成形された熱可塑性物質又はシリコーンといった剛性又は半剛性材料で作られており、クッションアセンブリ30のフレーム部材32への確実な流体接続を促進する。
例示的な実施形態では、クッション部材44は、次に限定されないが、シリコーン、適切に柔らかい熱可塑性エラストマー、独立気泡フォーム又はこれらの材料の任意の組み合わせといった柔らかく、柔軟性があり、クッションのようなエラストマー材料の単一片から画定される。更に、例示的な実施形態では、クッションアセンブリ30は、下部領域48と、下部領域48の反対側に位置付けられる頂部領域50と、第1の側領域52と、第1の側領域52の反対側に位置付けられる第2の側領域54とを含む略三角形の形状を有する。この結果、クッション部材44及び支持リング46は共に、関連付けられる下部領域、頂部領域、並びに、第1及び第2の側領域を有する。
クッション部材44は、本明細書の他の箇所において説明されている従来の形態に比べて逆にされている。具体的には、クッション部材44は、支持部56とシーリングフラップ58とを含み、シーリングフラップ58は、支持部56の内側で、クッションアセンブリ30の長手軸59(図6及び図7)のより近くに位置付けられている(長手軸59は、クッションアセンブリ30がフレーム部材32に取付けられるクッションアセンブリ30の後部61から、クッションアセンブリ30の前部63へと延在し、クッションアセンブリ30内をガスが流れる大体の方向を規定する)。つまり、支持部56は、内側シーリングフラップ58の下方及び外側に位置付けられている。シーリングフラップ58は、支持部56から(例えば上方向に)角度が付けられて、カンチレバー状に延在し、ユーザの鼻を受けるオリフィス65を画定する。本明細書により詳細に説明されるように、この逆にされた形態は、ユーザの顔への着地を最小限にする一方で、鼻孔に全く侵入することなく、支持部56及びシーリングフラップ58の接触を達成し、したがって、フリーで障害物のない空気経路がもたらされる。
図3及び図4から見て取れるように、例示的な実施形態における支持部56は、支持リング46から外側に(即ち、長手軸59に略平行に、かつ、クッション部材44が支持リング46に付着するクッション部材44の後部62を画定する平面に略垂直に)延在するクッション部材44の外壁を含む。更に、この例示的な実施形態では、支持部56は、第1の側領域52、下部領域48及び第2の側領域54に沿って延在する。支持部56は、支持リング46に隣接し、直接的に結合される下縁60と、下縁60の反対側に位置付けられている上部係合縁62とを含む。係合縁62は、患者インターフェースデバイス26がユーザによって着用されると、ユーザの顔に係合する。具体的には、本実施形態では、第1の側領域52における係合縁62の一部は、ユーザの1つの頬に係合し、下部領域48における係合縁62の一部は、ユーザの上唇と鼻との間の領域に係合し、第2の側領域54における係合縁62の一部は、ユーザのもう1つの頬に係合する。例示的な実施形態では、係合縁62を含む支持部56は、ショア00(Shore 00)スケールで00乃至60のデュロメータ硬度を有する材料から作られ、2mm乃至15mmの厚さ(図6及び図7におけるT)を有する。
更に、支持部56は、内側シーリングフラップ58の下方及び外側に位置付けられているため、係合縁62は、従来技術におけるよりも平らなプロファイルを有することができる。具体的には、係合縁62は、クッション部材44の後部61を画定する平面に平行である第2の平面に対し角度が付けられて略直線状に内側に(オリフィス65の中心に向かって)延在する。当該角度は、−30度以上、+30度以下である。1つの特定の例示的な実施形態では、係合縁62は、「実質的に平ら」であり、この表現は、本明細書において使用される場合、第2の平面に対し、−5度以上、+5度以下である角度で略直線状に内側に延在することを意味する(即ち、係合縁は、どの方向においてもわずか5度しか上下に傾斜しない)。
更に、シーリングフラップ58を支持部56の内側に位置決めすることによって、シーリングフラップ58は、従来技術のシーリングフラップよりも短く作られることが可能である。これは、シーリングフラップ58は、従来のデザインのように、シールを達成するために湾曲して内側支持クッションを覆うように長い必要がないからである。1つの特定の例示的な実施形態では、シーリングフラップが支持部56に接続されているその近位端からその遠位端(オリフィス65を画定する)にかけて測定されるシーリングフラップ58の長さL(図6)は、15mm以下である。別の特定の例示的な実施形態では、上記のように測定されるシーリングフラップ58の長さLは、15mm以下である。別の特定の例示的な実施形態では、シーリングフラップ58の長さLは、上記の通り測定されて、5mm以下である。シーリングフラップ58の長さが短いことは、望ましくないシーリングフラップ58のバンチングの可能性を最小限にし、一部の場合では、排除する。シーリングフラップ58の長さが短いことは更に、使用時に、シーリングフラップ58がユーザの鼻孔に望ましくなく侵入する可能性も減少する。
また、従来のデザインにおいて使用される長さがあるシーリングフラップは、当該デザインを、コンプライアンス(ΔV/ΔP)並びに使用時にシーリングフラップが波打つこと及び/又は曲がることの影響を受けやすくする。上記の通り(逆にされた形態によって)シーリングフラップ58の長さが比較的短くなったことにより、特に、以下に説明されるように、より柔軟性があり、薄いシーリングフラップを使用した場合に、コンプライアンス(ΔV/ΔP)を減少させる。これは、シーリングフラップの長さが短ければ、面積も少なくなり、この結果、軟質材料の極端な伸びによる快適さ及び性能に関する問題並びにシーリングフラップがその極限応力及び伸び率を越えて伸びることによるシーリングフラップの断裂又は破裂の危険性を引き起こす余剰のコンプライアンス(即ち、加圧下での容積の変化)の可能性が少なくなるからである。コンプライアンスの減少は更に、吸気気道陽圧(IPAP)及び呼気気道陽圧(EPAP)の際の圧補助療法において生じるクッションアセンブリ30の動的脈動及びシーリングフラップ58の屈曲を少なくする。上記の点はすべて、>20cmHOといった高い圧力において特に言えることである。
更に、長さが比較的短いシーリングフラップ58を有するクッション部材44の形態は、シーリングフラップ58に、より高い伸長及び伸び率を有するより柔軟で柔らかい材料を使用することを可能にする。具体的には、当該材料は、ショア00スケールで00乃至60のデュロメータ硬度、及び/又は、約500乃至1500%の伸び率を有する。クッション部材44の形態は更に、シーリングフラップ58の厚さを減少させることを可能にし、例示的な実施形態では、0.20mm乃至2mmである。更に、上記したような高い伸び率を有するより柔らかく及び非常に柔軟性のある材料を使用した場合、シーリングフラップ58の厚さは、0.2mm乃至0.40mmである。このような厚さは、短いシーリングフラップ58を含む本明細書に記載したような形態でなければ可能ではない。なぜなら、このように厚さが減少され、柔らかい弾性材料のシーリングフラップは、従来の長い長さであったならば、その形状及び形態を保持しない(シーリングフラップは、変形して、自分自身の重量で垂れ下がる)からである。また、このような柔らかい弾性材料から作られた従来の長さのシーリングフラップは、伸び過ぎてしまい、望ましくなく大きいコンプライアンス(ΔV/ΔP)を有する。対照的に、本明細書において説明されるように、長さが短く、上記したような柔らかい弾性材料のシーリングフラップ58は、伸び過ぎることなく、また、望ましくなく大きいコンプライアンスを有することなく、薄いフラップがその形態を保持することを可能にする。
図8は、クッションアセンブリ30の代わりに使用されてもよい本発明の代替の例示的な実施形態に係るクッションアセンブリ30’の等角図である。クッションアセンブリ30’は、本明細書の他の箇所において説明されたように、支持リング46に結合されているクッション部材44’を含む。
本実施形態では、クッション部材44’、次に限定されないが、シリコーン、適切に柔らかい熱可塑性エラストマー、独立気泡フォーム又はこれらの材料の任意の組み合わせといった柔らかく、柔軟性があり、クッションのようなエラストマー材料の単一片から画定される。更に、本実施形態では、クッションアセンブリ30’は、下部領域48’、下部領域48’の反対側に位置付けられる頂部領域50’、第1の側領域52’及び第1の側領域52’の反対側に位置付けられる第2の側領域54’を含む略三角形の形状を有する。この結果、クッション部材44’及び支持リング46は共に、関連付けられる下部領域、頂部領域、並びに、第1及び第2の側領域を有する。
以下により詳細に説明されるように、クッション部材44’は、本明細書の他の箇所において説明される部分的に逆にされた形態を使用している。具体的には、頂部領域50’、第1の側領域52’及び第2の側領域54’において、クッション部材44’は、図1に示された形態と同様の形態を有し、シーリングフラップ14と同様に、シーリングフラップ68の内側に位置付けられている支持部12と同様の支持部66を含む。当然ながら、これらの部分は、ユーザの頬及び鼻梁領域に係合する。しかし、下部領域48’において、クッション部材44’は、係合部62’と(シーリングフラップ58と同様の)シーリングフラップ58’とを有する(支持部56と同様の)支持部56’を含み、シーリングフラップ58’は、支持部56’の内側で、クッションアセンブリ30’の長手軸のより近くに位置付けられている。当然ながら、当該係合部62’は、ユーザの上唇と鼻との間の領域に係合する。したがって、クッション部材44’は、従来の形態から逆にされた形態に移行する移行領域70を含む。
例示的な実施形態では、係合縁62’を含む支持部56’は、ショア00スケールで00乃至60のデュロメータ硬度を有する材料から作られており、2mm乃至15mmの厚さを有する。更に、支持部56’は、内側シーリングフラップ58’の下方及び外側に位置付けられているため、係合縁62’は、本明細書の他の箇所において説明されているように、より平らなプロファイル(例えば±30度又は実質的に平ら)を有することができる。更に、シーリングフラップ58’を支持部56’の内側に位置決めすることによって、シーリングフラップ58’は、従来技術のシーリングフラップよりも短く作られることが可能である(例えば15mm以下又は5mm以下)。最後に、シーリングフラップ58’は、ショア00スケールで00乃至60のデュロメータ硬度、及び/又は、約500乃至1500%の伸び率を有する材料で作られ、厚さが減少される(例えば0.25mm乃至2mm)。
図9に、本発明の代替の例示的な実施形態に従って、患者に呼吸療法レジメンを提供するシステム80が概して示される。システム80は、システム20(図2)と同じコンポーネントを幾つか含み、同様の部品には、同様の参照符号が付されている。システム80は、以下に説明されるような代替クッションアセンブリ84を使用する代替患者インターフェースデバイス82を含む。
図10は、例示的な実施形態に係るクッションアセンブリ84の等角図であり、図11は、当該クッションアセンブリ84の正面平面図である。更に、図12は、図11のC−C線に沿って取られたクッションアセンブリ84の断面図であり、図13は、図11のD−D線に沿って取られたクッションアセンブリ84の断面図である。クッションアセンブリ84は、本明細書の他の箇所において説明されるように、支持リング46に結合されたクッション部材86を含む。
この例示的な実施形態では、クッションアセンブリ84は、次に限定されないが、シリコーン、適切に柔らかい熱可塑性エラストマー、独立気泡フォーム又はこれらの材料の任意の組み合わせといった柔らかく、柔軟性があり、クッションのようなエラストマー材料の単一片から画定される。更に、この例示的な実施形態では、クッションアセンブリ84は、下部領域88、下部領域88の反対側に位置付けられる頂部領域90、第1の側領域92及び第1の側領域92の反対側に位置付けられる第2の側領域94を含む略三角形の形状を有する。この結果、クッション部材86及び支持リング46は共に、関連付けられる下部領域、頂部領域、並びに、第1及び第2の側領域を有する。
クッション部材86は、クッション部材44と同様に、本明細書の他の箇所において説明されているように従来の形態に比べて逆にされている。具体的には、クッション部材86は、支持部96とシーリングフラップ98とを含み、シーリングフラップ98は、支持部96の内側で、クッションアセンブリ84の長手軸99(図12及び図13)のより近くに位置付けられている(長手軸99は、クッションアセンブリ84がフレーム部材32に付着するクッションアセンブリ84の後部101から、クッションアセンブリ84の前部103へと延在し、クッションアセンブリ84内をガスが流れる大体の方向を規定する)。つまり、支持部96は、内側シーリングラップ98の下方及び外側に位置付けられている。シーリングフラップ98は、支持部96からカンチレバー状に延在し、ユーザの鼻を受けるオリフィス105を画定する。以下により詳細に説明されるように、この逆にされた形態は、ユーザの顔への着地を最小限にする一方で、鼻孔に全く侵入することなく、支持部96及びシーリングフラップ98の接触を達成し、したがって、フリーで障害物のない空気経路がもたらされる。
図12及び図13から見て取れるように、例示的な実施形態における支持部96は、支持リング46から外側に(即ち、長手軸99に略平行に、かつ、クッション部材86が支持リング46に付着するクッション部材86の後部101を画定する平面に略垂直に)延在するクッション部材86の外壁を含む。更に、この例示的な実施形態では、支持部96は、第1の側領域92、下部領域88及び第2の側領域94に沿って延在する。支持部96は、支持リング46に隣接し、直接的に結合される下縁100を含む。支持部96は更に、下縁10とは反対側の支持部96の上縁104から延在するカンチレバー部102を含む。カンチレバー部102は、シーリングフラップ98とは反対の(即ち、オリフィス105の中心から離れる)方向に延在する。一実施形態では、カンチレバー部102は湾曲している。別の実施形態では、カンチレバー部102は、クッション部材86の後部101を画定する平面に平行である第2の平面に対し角度が付けられて略直線状に外側に(オリフィス105の中心から離れるように)延在する。当該角度は、−30度以上、+30度以下である。1つの特定の例示的な実施形態では、カンチレバー部102は、「実質的に平ら」であり、この表現は、本明細書において使用される場合、第2の平面に対し、−5度以上、+5度以下である角度で略直線状に延在することを意味する(即ち、カンチレバー部は、どの方向においてもわずか5度しか上下に傾斜しない)。
カンチレバー部102及び上縁104は共に、患者インターフェースデバイス82がユーザによって着用されると、ユーザの顔に係合する係合縁を提供する。具体的には、本実施形態では、第1の側領域92における係合縁の一部は、ユーザの1つの頬に係合し、下部領域88における係合縁の一部は、ユーザの上唇と鼻との間の領域に係合し、第2の側領域94における係合縁の一部は、ユーザのもう1つの頬に係合する。例示的な実施形態では、支持部96は、ショア00スケールで40乃至90のデュロメータ硬度を有する材料から作られ、1mm乃至6mmの厚さ(図12及び図13におけるT)を有する。
更に、シーリングフラップ98を支持部96の内側に位置決めすることによって、シーリングフラップ98は、従来技術のシーリングフラップよりも短く作ることが可能である(例えば15mm以下又は5mm以下)。更に、シーリングフラップ98は、ショア00スケールで00乃至60のデュロメータ硬度、及び/又は、約500乃至1500%の伸び率を有する材料で作られ、厚さが減少される(例えば0.25mm乃至2mm)。
更なる代替の実施形態では、上記のような支持部96は、下部領域88においてのみ設けられ、頂部領域90、第1の側領域92及び第2の側領域94には図1Aに示される形態と同様の形態が与えられている。したがって、このような実施形態は、部分的に逆にされた形態を有する。このような実施形態では、支持部96は、ユーザと上唇と鼻との間の領域に係合する。
本明細書において提供されている逆にされた形態は、当該形態が、上唇のみ又は上唇及びクッションの側部に与えられている実施形態に関連して説明されているが、当然ながら、それは例示に過ぎず限定を意味するものではない。むしろ、本明細書において提供されている逆にされた形態は、当然ながら、クッションの周りのどこにでも(例えば、次に限定されることなく、頬(側部)においてのみで、上唇においてではなく、又は、頬及び/若しくは上唇における部分的な短い部分においてのみ、といったクッションの周りの戦略的な場所)与えられてよい。
請求項では、括弧内に置かれる参照符号は、請求項を限定するものと解釈されるべきではない。「包含する」又は「含む」との用語は、請求項に記載される要素又はステップ以外の要素又はステップの存在を排除するものではない。幾つかの手段を列挙する装置の請求項において、これらの手段のうちの幾つかは、全く同一のハードウェアアイテムによって具現化される。「a」及び「an」の不定冠詞を伴う要素は、その要素が複数存在することを排除するものではない。幾つかの手段を列挙する装置の請求項において、これらの手段のうちの幾つかは、全く同一のハードウェアアイテムによって具現化される。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されるからといって、これらの手段の組み合わせを有利に使用することができないことを示すものではない。
本発明は、現在最も現実的でかつ好適であると考えられる実施形態に基づいて例示のために詳細に説明されたが、当然ながら、そのような詳細は、単にその目的のためだけであり、本発明は、開示された実施形態に限定されず、それどころか、添付の請求項の精神及び範囲内である変更形態及び等価配置を対象とすることを意図している。例えば、当然ながら、本発明は、可能な限りの範囲で、任意の実施形態の1つ以上の特徴は、任意の他の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わされることも検討する。

Claims (21)

  1. 患者インターフェースデバイス用のクッションであって、
    第1の平面にある下縁と、前記下縁の反対側に位置付けられ、前記患者インターフェースデバイスがユーザによって着用されると、ユーザの顔に係合する係合縁とを有する支持部と、
    前記支持部の前記係合縁の内側縁から内側に、前記クッションの長手軸に向かってカンチレバー状に延在するシーリングフラップと、
    を含み、
    前記係合縁は、前記第1の平面に平行な第2の平面に対し、−30度以上、+30度以下の角度で延在し、
    前記シーリングフラップの近位端から前記シーリングフラップの遠位端まで測定した前記シーリングフラップの長さは、15mm以下である、クッション。
  2. 前記シーリングフラップの近位端から前記シーリングフラップの遠位端まで測定した前記シーリングフラップの長さは、5mm以下である、請求項1に記載のクッション。
  3. 前記係合縁は、実質的に平らである、請求項1に記載のクッション。
  4. 前記支持部は、ショア00スケールで00乃至60のデュロメータ硬度を有する材料で作られ、2mm乃至15mmの厚さを有する、請求項1に記載のクッション。
  5. 前記シーリングフラップは、0.20mm乃至2mmの厚さを有する、請求項1に記載のクッション。
  6. 前記シーリングフラップは、0.20mm乃至0.40mmの厚さを有する、請求項5に記載のクッション。
  7. 前記シーリングフラップは、ショア00スケールで00乃至60のデュロメータ硬度と、約500乃至1500%の伸び率とを有する材料で作られている、請求項6に記載のクッション。
  8. 前記クッションは、下部領域、前記下部領域の反対側に位置付けられている頂部領域、第1の側領域及び前記第1の側領域の反対側に位置付けられている第2の側領域を含む略三角形の形状を有し、前記支持部及び前記シーリングフラップは、少なくとも、前記下部領域の長さに沿って設けられている、請求項1に記載のクッション。
  9. 前記支持部及び前記シーリングフラップは、前記下部領域の長さに沿って、並びに、前記第1の側領域及び前記第2の側領域の長さの少なくとも一部に沿って設けられているが、前記頂部領域に沿っては設けられていない、請求項8に記載のクッション。
  10. 前記支持部及び前記シーリングフラップは、前記下部領域の長さに沿ってのみ設けられ、前記頂部領域、前記第1の側領域及び前記第2の側領域は、第2の支持部及び第2のシーリングフラップを含み、前記第2の支持部は、前記第2のシーリングフラップの内側に位置付けられている、請求項8に記載のクッション。
  11. 患者インターフェースデバイス用のクッションであって、
    第1の縁、前記第1の縁の反対側に位置付けられている第2の縁、及び、前記第2の縁の外側縁から外側に、前記クッションの長手軸から離れる方向に延在するカンチレバー部を有する支持部と、
    前記支持部の前記第2の縁の内側縁から内側に、前記クッションの前記長手軸に向かってカンチレバー状に延在するシーリングフラップと、
    を含み、
    前記カンチレバー部及び前記第2の縁は、前記患者インターフェースデバイスがユーザによって着用されると、ユーザの顔に係合する、クッション。
  12. 前記シーリングフラップの近位端から前記シーリングフラップの遠位端まで測定した前記シーリングフラップの長さは、15mm以下である、請求項11に記載のクッション。
  13. 前記シーリングフラップの近位端から前記シーリングフラップの遠位端まで測定した前記シーリングフラップの長さは、5mm以下である、請求項12に記載のクッション。
  14. 前記支持部は、ショア00スケールで40乃至90のデュロメータ硬度を有する材料で作られ、1mm乃至6mmの厚さを有する、請求項11に記載のクッション。
  15. 前記シーリングフラップは、0.20mm乃至2mmの厚さを有する、請求項11に記載のクッション。
  16. 前記シーリングフラップは、0.20mm乃至0.40mmの厚さを有する、請求項15に記載のクッション。
  17. 前記シーリングフラップは、ショア00スケールで00乃至60のデュロメータ硬度と、約500乃至1500%の伸び率とを有する材料で作られている、請求項16に記載のクッション。
  18. 前記クッションは、下部領域、前記下部領域の反対側に位置付けられている頂部領域、第1の側領域及び前記第1の側領域の反対側に位置付けられている第2の側領域を含む略三角形の形状を有し、前記支持部及び前記シーリングフラップは、少なくとも、前記下部領域の長さに沿って設けられている、請求項11に記載のクッション。
  19. 前記支持部及び前記シーリングフラップは、前記下部領域の長さに沿って、並びに、前記第1の側領域及び前記第2の側領域の長さの少なくとも一部に沿って設けられているが、前記頂部領域に沿っては設けられていない、請求項18に記載のクッション。
  20. 前記第1の縁は、第1の平面にあり、前記カンチレバー部は、前記第1の平面に平行な第2の平面に対し、−30度以上、+30度以下の角度で延在する、請求項11に記載のクッション。
  21. 前記カンチレバー部は、実質的に平らである、請求項20に記載のクッション。
JP2015512157A 2012-05-16 2013-05-06 シーリングクッション及びそれを用いる患者インターフェースデバイス Active JP6258924B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261647626P 2012-05-16 2012-05-16
US61/647,626 2012-05-16
PCT/IB2013/053598 WO2013171617A2 (en) 2012-05-16 2013-05-06 Sealing cushion and patient interface device employing same

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015516257A true JP2015516257A (ja) 2015-06-11
JP2015516257A5 JP2015516257A5 (ja) 2016-06-23
JP6258924B2 JP6258924B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=48703614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015512157A Active JP6258924B2 (ja) 2012-05-16 2013-05-06 シーリングクッション及びそれを用いる患者インターフェースデバイス

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10610657B2 (ja)
EP (1) EP2849828B1 (ja)
JP (1) JP6258924B2 (ja)
CN (1) CN104334223B (ja)
BR (1) BR112014028391A2 (ja)
WO (1) WO2013171617A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6889454B1 (ja) * 2021-02-20 2021-06-18 マフレン株式会社 鼻孔カバー

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2861286B1 (en) * 2012-06-13 2020-03-18 Koninklijke Philips N.V. Sealing cushion having angled sealing flap
USD740935S1 (en) 2013-12-12 2015-10-13 Resmed Limited Frame for patient interface
CN105992604B (zh) * 2014-03-18 2021-04-16 费雪派克医疗保健有限公司 凝胶复苏面罩
CA3169186A1 (en) 2014-06-04 2015-12-10 Revolutionary Medical Devices, Inc. Combined nasal and mouth ventilation mask
BR112017003289A2 (pt) 2014-08-20 2018-09-18 Revolutionary Medical Devices, Inc. máscara de ventilação
USD825740S1 (en) 2014-12-12 2018-08-14 Revolutionary Medical Devices Surgical mask
WO2016097948A1 (en) * 2014-12-18 2016-06-23 Koninklijke Philips N.V. Adaptive buckling member in a patient interface
AU2016275127B2 (en) * 2015-06-11 2021-02-25 Sunmed Group Holdings, Llc Ventilation mask
CN108136149B (zh) * 2015-09-23 2021-05-07 瑞思迈私人有限公司 包括具有不同厚度的密封形成结构的患者接口
US10799661B2 (en) 2015-09-23 2020-10-13 ResMed Pty Ltd Patient interface with a seal-forming structure having varying thickness
EP3988018A1 (en) 2016-09-14 2022-04-27 Revolutionary Medical Devices, Inc. Ventilation mask
US9629975B1 (en) 2016-09-14 2017-04-25 Revolutionary Medical Devices, Inc. Ventilation mask
USD848606S1 (en) 2016-11-07 2019-05-14 Revolutionary Medical Devices, Inc. Surgical mask
CN110049800A (zh) * 2016-12-08 2019-07-23 皇家飞利浦有限公司 衬垫构件及其制造方法
DE112017006236T5 (de) 2016-12-13 2019-09-05 Koninklijke Philips N.V. Polsterelement mit eingreifendem element
USD898188S1 (en) 2017-11-17 2020-10-06 Revolutionary Medical Devices, Inc. Surgical mask

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535657A (ja) * 2000-06-22 2003-12-02 レスメッド・リミテッド ガセット付きマスク
JP2010516411A (ja) * 2007-01-30 2010-05-20 アールアイシー・インベストメンツ・エルエルシー エアゾール供給マスク
JP2010525897A (ja) * 2007-05-02 2010-07-29 アールアイシー・インベストメンツ・エルエルシー 患者インタフェース用のクッション
US20100307504A1 (en) * 2008-02-13 2010-12-09 Bernd Christoph Lang Patient interface structure and method/tool for manufacturing same
JP2011056286A (ja) * 2004-06-03 2011-03-24 Compumedics Ltd 調節可能な呼吸マスク
WO2012025843A1 (en) * 2010-08-27 2012-03-01 Koninklijke Philips Electronics N.V. Cushion for a patient interface device

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4677977A (en) * 1984-08-03 1987-07-07 Gentex Corporation Mask for pressure breathing
US5540223A (en) * 1994-02-17 1996-07-30 Respironics, Inc. Respiratory mask facial seal
US5647357A (en) * 1995-09-08 1997-07-15 Respironics, Inc. Respiratory mask facial seal
ES2391772T3 (es) * 2004-04-02 2012-11-29 Intersurgical Ag Mejoras relacionadas con mascarillas respiratorias
US7237551B2 (en) * 2004-12-22 2007-07-03 Ric Investments, Llc. Cushion for a patient interface

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535657A (ja) * 2000-06-22 2003-12-02 レスメッド・リミテッド ガセット付きマスク
JP2011056286A (ja) * 2004-06-03 2011-03-24 Compumedics Ltd 調節可能な呼吸マスク
JP2010516411A (ja) * 2007-01-30 2010-05-20 アールアイシー・インベストメンツ・エルエルシー エアゾール供給マスク
JP2010525897A (ja) * 2007-05-02 2010-07-29 アールアイシー・インベストメンツ・エルエルシー 患者インタフェース用のクッション
US20100307504A1 (en) * 2008-02-13 2010-12-09 Bernd Christoph Lang Patient interface structure and method/tool for manufacturing same
WO2012025843A1 (en) * 2010-08-27 2012-03-01 Koninklijke Philips Electronics N.V. Cushion for a patient interface device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6889454B1 (ja) * 2021-02-20 2021-06-18 マフレン株式会社 鼻孔カバー

Also Published As

Publication number Publication date
EP2849828B1 (en) 2018-03-21
CN104334223A (zh) 2015-02-04
CN104334223B (zh) 2018-09-21
US10610657B2 (en) 2020-04-07
JP6258924B2 (ja) 2018-01-10
EP2849828A2 (en) 2015-03-25
US20150144140A1 (en) 2015-05-28
WO2013171617A2 (en) 2013-11-21
BR112014028391A2 (pt) 2017-06-27
WO2013171617A3 (en) 2014-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6258924B2 (ja) シーリングクッション及びそれを用いる患者インターフェースデバイス
US11890417B2 (en) Cradle cushion having side stabilizers
JP6290875B2 (ja) 角を成すシーリングフラップを有するシーリングクッション
JP6495833B2 (ja) 鼻下シール用クッション及びこのクッションを用いる患者インターフェイス装置
US8807135B2 (en) Cushion for a patient interface
JP6208142B2 (ja) 鼻マスクシステム
CN110732067B (zh) 患者接口
JP5823872B2 (ja) 可撓性フェースプレートを具備する呼吸インターフェース
US9604023B2 (en) Respiratory mask with ribbed contacting surface
US20150157824A1 (en) Cushion with compression control
US20140196720A1 (en) Nasal cushion including a confortable septum/nare seal
US10449316B2 (en) Mask with red mark alleviating pocket
US20220080145A1 (en) Liner for breathing mask, breathing mask, and ventilation treatment device
EP3551266B1 (en) Cushion member, pressure support system including same, and method of manufacturing same
US20210128862A1 (en) Cushion with buckling prevention structure

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160428

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6258924

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250