JP2015516235A - 棘突起を安定させるためのインプラント - Google Patents

棘突起を安定させるためのインプラント Download PDF

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Abstract

本発明は、隣接する椎体(13、15)の棘突起(12、14)を互いに対して安定させるためのインプラントであって、第1接触要素(16)及び第2接触要素(18)を含み、前記棘突起(12、14)を安定させるために、前記第1接触要素(16)を前記棘突起(12、14)の第1側面(17)上に側方から設置することができ、また、前記第2接触要素(18)を前記棘突起(12、14)の前記第1側面(17)から遠く離れている第2側面(19)上に側方から設置することができ、前記インプラント(10;90)が、少なくとも1つの緊締要素(28、29)及び少なくとも1つの固定要素(43)を含み、ここで、該少なくとも1つの緊締要素(28、29)は、前記第1接触要素(16)に連結されて前記第2接触要素(18)に対して移動可能であると共に、前記棘突起(12、14)間の椎間腔(30)及び前記第2接触要素(18)を通って延び、また、該少なくとも1つの固定要素(43)は、前記第2接触要素(18)上に配置されると共に、前記第2接触要素(18)を前記第1接触要素(16)の方向に前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)に沿って緊締するために前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)と係合させることができる、インプラントに関する。より容易に取り扱うことができるこの種のインプラントを提供するために、本発明によれば、前記第1接触要素(16)が、前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)に対して該緊締要素の長手方向に移動可能であること、及び、前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)が、前記第2接触要素(18)の方向に移動しないように前記第1接触要素(16)上で直接的又は間接的に支持するための少なくとも1つの支持部材(33)を含むこと、が提案される。

Description

本発明は、隣接する椎体の棘突起を互いに対して安定させるためのインプラントであって、第1接触要素及び第2接触要素を含み、前記棘突起を安定させるために、前記第1接触要素を前記棘突起の第1側面上に側方から設置することができ、また、前記第2接触要素を前記棘突起の前記第1側面から遠く離れている第2側面上に側方から設置することができ、前記インプラントが、少なくとも1つの緊締要素及び少なくとも1つの固定要素を含み、ここで、該少なくとも1つの緊締要素は、前記第1接触要素に連結されて前記第2接触要素に対して移動可能であると共に、前記棘突起間の椎間腔及び前記第2接触要素を通って延び、また、該少なくとも1つの固定要素は、前記第2接触要素上に配置されると共に、前記第2接触要素を前記第1接触要素の方向に前記少なくとも1つの緊締要素に沿って緊締するために前記少なくとも1つの緊締要素と係合させることができる、インプラントに関する。
この種類のインプラントが、事前に公開されていない国際出願PCT/EP2011/069895に開示される。このインプラントにより、隣接する椎体の棘突起の安定化が可能になる。「隣接する」とは、主に「直接隣接する」ことを意味することができるが、本事例では直接隣接する椎体に限定しない。本事例において、「椎体」は椎骨全体(「椎骨」)を、そして、より狭い意味での椎体(「脊椎本体」)をも、両方表す。本事例において、例えば「外側の」、「頭方の」、「尾方の」、又は同様のもの等の解剖学的位置及び方向の詳細は、インプラントの意図する使用に関するものであると理解するものとし、そこでは、接触要素は、棘突起の外側で相互に遠く離れている側に接し、頭方‐尾方の配向を有することができる。
既知であるこのインプラントでは、第1接触要素に固定される2つの緊締要素が椎間腔及び第2接触要素を通って延びる。第2接触要素は固定要素を含み、これらの固定要素による緊締要素とのラッチ係合状態を有する。このことにより、接触要素を互いに対して緊締できるようになり、棘突起を、これらの接触要素の当接によって互いに対して安定できるようになる。この目的で、インプラントは更に、中間空間に位置決めされて接触要素によって固定される少なくとも1つのスペーサ要素を含む。一方で、スペーサ要素により、接触要素の互いからの間隔を確認することが可能であり、他方で、スペーサ要素は棘突起上で、例えば頭方に及び/又は尾方に支持することができる。
インプラントは、実務において成功していると分かる。けれども、より容易に取り扱うことのできるインプラントを提供することが望ましいであろう。
例えばEP 1 885 266 B1、US 2009/0264927 A1、及びWO 2011/031924 A2に、棘突起を相互に支持するための更なるインプラントが記載される。
PCT/EP2011/069895 EP 1 885 266 B1 US 2009/0264927 A1 WO 201 1/031924 A2
本発明の目的は、より容易に取り扱うことができる上記の種類のインプラントを提供することである。
本発明によれば、この目的は、導入部で言及した種類のインプラントにおいて、前記第1接触要素が、前記少なくとも1つの緊締要素に対して該緊締要素の長手方向に移動可能であり、前記少なくとも1つの緊締要素が、前記第2接触要素の方向に移動しないように前記第1接触要素上で直接的又は間接的に支持するための少なくとも1つの支持部材を含む、という点で達成される。
上述したインプラントとは異なり、本発明によるインプラントでは、前記第1接触要素は、前記少なくとも1つの緊締要素に対してその長手方向で移動可能である。従って、前記第1接触要素及び前記第2接触要素は、互いに対する異なる間隔を、より容易に採用することができる。特に前記インプラントを挿入しこのインプラントを前記棘突起上に位置決めする間の取り扱いにとってこのことは有利であると分かる。というのも、このことにより、前記接触要素を互いに向かって又は互いから離れる方へ移動させることで、前記第2接触要素を前記少なくとも1つの固定要素によって前記緊締要素に対して固定し前記第1接触要素の方向に緊締しておくことなく、前記インプラントを前記棘突起上で変更可能であるよう事前に位置決めできるようになるからである。前記事前位置決めの間、操作者は前記接触要素を前記棘突起上に、反復してでも、緩くでも、又は単に軽くでも設置し、接触要素をその最終的な位置に関して確認することができる。前記インプラントをロックするには、特に、前記第2接触要素を通って延びる前記緊締要素に、前記第2接触要素から離れる方へ向けられる引張力を負荷することができる。このことにより、前記緊締要素を前記第1接触要素に連結し、前記少なくとも1つの支持部材を前記第1接触要素上で支持すると共に、前記第2接触要素の方向への更なる移動を阻止する可能性が与えられる。前記緊締要素は、前記第1接触要素上で、特に前記第1接触要素の、前記第2接触要素から遠く離れている側で、前記支持部材によって直接支持することができるが、間接的な支持も可能である。従って、前記事前位置決めされたインプラントは、前記第2接触要素を前記固定要素によって前記第1接触要素の方向に緊締した状態で、適所に固定することができる。
本発明による前記インプラントは、軽度の筋肉剥離による比較的小さいアクセスのみにより、前記棘突起上に位置決めしロックすることもできる。このことにより、患者のストレスを最小にすることができる。
前記少なくとも1つの緊締要素は、構成をピン様又はロッド様とすることができる。
前記少なくとも1つの固定要素は前記少なくとも1つの緊締要素とラッチ係合及び/又は緊締係合させることができ、この固定要素が固定部材を含み、係合状態が存在していれば固定部材が前記少なくとも1つの緊締要素に接すると共に前記固定要素を前記第1接触要素の方向へのみ移動できるようにすると好ましい。前記固定要素は、例えば、弓様であり又は開放リングの形態であり、互いに対して弾性的に跳ね返る2つの端部を有することができる。これらの端部は前記緊締要素の周囲で係合する。このことにより、前記固定要素を、前記緊締要素上でその長手方向に対して交差方向に設置してこの緊締要素上に固定することができる。前記固定部材は、前記固定要素上にある舌片又は突起とすることができ、これらの舌片又は突起は前記緊締要素の周縁溝に係合することができる。前記周縁溝は前記緊締要素の周縁リブ間に形成することができるのであり、周縁リブは断面が鋸歯様の形態を有するため、前記固定要素は前記緊締要素上で前記第1接触要素の方向に変位させることができる。ただし反対方向への変位は防止される。
前記第2接触要素が、前記少なくとも1つの固定要素を含むことを実現することができる。例えば、この少なくとも1つの固定要素は、前記第2接触要素と一体に形成されてこの第2接触要素内に一体化される。
前記少なくとも1つの固定要素は、好ましくは、前記第2接触要素の前記第1接触要素から遠く離れている側に配置される。前記固定要素は、例えば前記第1接触要素の方向へ移動させることにより前記第2接触要素に接触し、この第2接触要素を前記第1接触要素の方向に緊締することができる。
前記インプラントの取り扱いを促進するために、前記少なくとも1つの固定要素は、有利なことに前記少なくとも1つの緊締要素上で事前組立てされる。このことにより、事前組立て状態にある前記インプラントを患者の体内へ導入し、このインプラントを前記棘突起上で正しく位置決めする可能性が与えられる。その際、前記インプラントは、前記固定要素を体内にこのために別々に導入する必要も前記緊締要素上に位置決めする必要もなしにロックすることができる。例えば、前記緊締要素の2つの周縁リブ間の周縁溝に係合する前記固定要素は、前記緊締要素とのラッチ係合状態を有する。
前記第2接触要素の前記第1接触要素の方向への緊締を解放するために、好ましくは、前記少なくとも1つの固定要素を前記少なくとも1つの緊締要素から解放することができる。結果として、例えば修正手順の過程で、前記インプラントの前記棘突起に対する位置を変化させることができ又は前記インプラントを身体から除去することができる。前記固定要素を解放するために、特に、固定要素は前記緊締要素から係合解除することができ、例えば前記固定要素と前記緊締要素との間のラッチ係合が解放される。
概して、例えば前記固定要素を前記第1接触要素から離れる方向へ前記緊締要素に沿って移動させるために又は前記固定要素を前記緊締要素の方向に対して交差方向に移動させるために、前記少なくとも1つの固定要素の前記少なくとも1つの緊締要素との係合を解放することができると好ましい。
例えば弓様の形態である事例において、前記少なくとも1つの固定要素を前記緊締要素上に設置することができ、前記端部が、前記緊締要素の方向に対して交差方向に前記緊締要素を包含することを実現することができる。対応するやり方において、前記端部が互いに対して離れ離れに展開するため前記緊締要素との係合を解放できるという点で、前記固定要素を前記緊締要素から前記緊締要素の方向に対して交差方向に解放することができる。
前記インプラントが少なくとも1つの固定要素容器を有し、この固定要素容器が、前記第2接触要素の前記第1接触要素から遠く離れている側に配置され、少なくとも1つの固定要素容器内に前記少なくとも1つの固定要素を位置決めすることができ、少なくとも1つの固定要素容器が、前記少なくとも1つの固定要素用に前記第2接触要素から離れる方向へのその移動を阻止する第1阻止部材を有すると共に、前記第2接触要素へと向けられる力を吸収する接触部材を含むと有利である。前記固定要素容器は、特に前記第2接触要素上で前記第1接触要素の方向に支持することができ又は前記第2接触要素と一体に形成することができる。前記接触部材により前記固定要素容器へと力を導入することができ、この力を前記阻止部材によって前記固定要素へと伝達することができる。前記接触要素を互いに対して緊締するために、前記少なくとも1つの緊締要素へ力を付加的に作用させて、前記固定要素を前記緊締要素に対して移動させることができる。前記固定要素容器は、ケーシングとして構成することができ、前記固定要素用に例えば溝様の又は溝穴様の収容空間を含むことができる。前記収容空間内では、前記固定要素は前記緊締要素に沿って、及び/又はこの緊締要素に対して交差方向に、特に遊びなしに位置決めすることができる。
前記少なくとも1つの固定要素容器は、好ましくは前記少なくとも1つの固定要素用に、前記第2接触要素の方向へのその移動を阻止する第2阻止部材を有する。このことにより前記固定要素を前記固定要素容器内に確実に位置決めできるようになり、従って前記インプラントを、安定されるべき前記棘突起上に確実に固定できるようになる。前記第2阻止部材は、例えば、前記固定要素をその上で支持することのできる前記第2接触要素により形成することができる。更に、前記阻止部材によって前記第2接触要素から前記固定要素へと力を導入することができる。固定要素は、前記緊締要素上で支持することができる。
前記少なくとも1つの固定要素容器は、好ましくは、前記少なくとも1つの固定要素が前記固定要素容器内で、前記緊締要素に沿って及びこの緊締要素に対して交差方向に、確実に位置決めされるような寸法にされる。
前記少なくとも1つの固定要素容器が、前記少なくとも1つの固定要素を前記固定要素容器内へ導入するための及び/又は前記少なくとも1つの固定要素を前記固定要素容器から除去するための容器開口を有すると有利である。前記固定要素は前記容器開口を通して、前記固定要素容器内へ導入することができ又はこの固定要素容器から除去することができる。従って、前記固定要素は、特に前記緊締要素上に設置すること及びこの緊締要素から解放することができる。特に、前記固定要素は、前記緊締要素の方向に対して交差方向に、前記固定要素容器内へ導入することができ及び/又はこの固定要素容器から除去することができる。
前記少なくとも1つの固定要素は、前記少なくとも1つの緊締要素を中心とする回転に関して、有利なことに、前記少なくとも1つの固定要素容器に対して回転しないよう固着される。特に、前記固定要素が前記緊締要素から解放可能である時はこのことが有利であると分かる。回転しないよう固着することにより、前記固定要素が解放道具を用いてアクセス可能であることを確実にすることができる。
前記インプラントは、好ましくは、互いに対して平行に走ると共に互いから間隔をおいて配置される2つの緊締要素を含む。このことにより、前記インプラントは、安定されるべき前記棘突起上で、より確実に固定できるようになる。
前記インプラントは、好ましくは2つの固定要素を含む。2つの固定要素は各々、前記緊締要素のうちの一方に関連付けられる。前記第2接触要素を前記第1接触要素の方向へ緊締することに貢献するために、前記固定要素の各々は前記緊締要素のうちの一方と係合させることができる。特に前記棘突起の輪郭の故に前記接触要素が互いに対して傾斜する時は、2つの固定要素を設けることが有利であると分かる。従って、このことにより前記インプラントの前記棘突起の前記輪郭への改良された適合が可能になる。
本発明による前記インプラントの有利な実施形態において、前記固定要素が、共通の固定要素容器内に配置されると好ましい。前記固定要素容器は、特に両方の固定要素用に、共通の第1阻止部材及び共通の第2阻止部材を含むことができる。
本発明によるインプラントの異なる種類の好適な実施形態において、前記固定要素が、異なる固定要素容器内に配置されると好ましい。前記固定要素容器は、各々、特にそれぞれ固定要素用に第1及び第2阻止部材を含む。前記固定要素容器は、特に好ましくは、前記インプラントの関節装置の関節要素により含まれる又は形成される。このことを、以下で検討することにする。
前記固定要素容器は、特に有利なことに、それぞれ緊締要素の周りで回転しないよう相互に固着される。回転しないよう固着することにより、前記固定要素容器の前記緊締要素に対する相対位置を確実にすることができる。固定要素がそれぞれ緊締要素上に設置されるようにする又はこの緊締要素から解放されるようにするために、前記固定要素をそれぞれ固定要素容器内へ導入できる場合、及び/又はこの固定要素容器から除去できる場合には、このことが特に有利であると分かる。
前記第2接触要素の前記第1接触要素から遠く離れている側で前記2つの緊締要素がブリッジにより互いに接続され、ブリッジが前記緊締要素上で前記第2接触要素から離れる方向に支持されると有利である。前記インプラントを前記棘突起上に固定する時に前記接触要素を互いに抗して緊締するには、このことが有利であると分かる。例えば前記ブリッジは、前記第2接触要素から離れる方へ向けられる力を用いて負荷することができ、更に、1つ以上の前記固定要素容器の1つ以上の前記接触部材に、前記第2接触要素に向かう方向への対向力を受けさせることができる。前記インプラントの異なる種類の構成において、前記第2接触要素に又は前記固定要素の前記第2接触要素から遠く離れている側に、前記対向力を受けさせることができる。このことにより、緊締要素が第1接触要素上で直接又は間接的に支持されるまで前記緊締要素を前記第1接触要素の方向に移動できるようになり、前記第2接触要素を、前記固定要素を用いて前記第1接触要素の方向に緊締できるようになる。
緊締要素が1つしか存在しない場合、この緊締要素の前記第1接触要素から遠く離れている側に支持部材が設けられ、前記緊締要素へと相応に力を導入できるように、支持部材が前記緊締要素上で前記第2接触要素から離れる方向に支持されることを実現することができる。
前記緊締要素が前記ブリッジによって互いに堅く接続されると好ましい。このことにより、例えば前記緊締要素を前記接触要素に対する移動中に相互に誘導することが可能になる。
本発明による前記インプラントの異なる種類の好適な実施形態において、前記ブリッジが前記緊締要素上で移動可能に保持されると有利であると分かる。結果として、前記緊締要素は互いに対して移動可能とすることができる。例えば前記接触要素が、前記棘突起の前記輪郭に適合するように互いに対して傾斜できる時は、このことが有利であると分かる。
上述した前記利点を達成するためにも、別法として又は付加的に、前記ブリッジが弾性的に又は塑性的に変形可能であることを実現することができる。
前記第1接触要素及び/又は前記第2接触要素が、前記少なくとも1つの緊締要素上で傾斜することにより移動可能であるようにそれによって配置される関節装置を、前記インプラントが含むと好ましい。前記関節装置により、前記インプラントの前記棘突起の幾何学形状への適合を改良することができる。前記接触要素は、頭方‐尾方において全体として滴様の形状である前記棘突起上で、より良好に設置できるように前記関節装置により互いに対して傾斜させることができる。
前記関節装置は、有利なことに、前記少なくとも1つの緊締要素が前記第1接触要素に対して又は前記第2接触要素に対してのいずれかで傾斜することにより移動可能であるように、前記第1接触要素上又は前記第2接触要素上のいずれかに配置される。前記緊締要素は、有利なことにそれぞれ別の接触要素に関して、その長手方向に対して交差方向に変位可能であり、好ましくはこの接触要素によって案内される。このことにより、構造的に単純な構成を有する一方で、同時に、前記インプラントの前記適合が確実にできるようになる。
前記関節装置は、好ましくは前記少なくとも1つの緊締要素がそれを通って延びる少なくとも1つの関節要素を含む。少なくとも1つの関節要素は関節面を有する。関節面は、前記第1接触要素の前記第2接触要素から離れる方を向いた対応する関節面と協働し又は前記第2接触要素の前記第1接触要素から離れる方を向いた対応する関節面と協働する。前記関節要素のそれぞれ協働する関節面、及び前記第1又は前記第2接触要素は、好ましくは同じ曲率を有し、特に球状である。前記関節要素は、前記緊締要素がそれを通って係合する関節スリーブを含む又は形成することができる。前記関節要素は、前記関節要素と前記接触要素との間に関節式接続が実現されるように、前記第1又は前記第2接触要素のそれぞれ別の接触要素から遠く離れている側で支持することができる。
前記少なくとも1つの緊締要素が、前記少なくとも1つの関節要素に対して長手方向に移動可能であると有利である。例えば、前記緊締要素は前記関節要素内で変位可能に案内することができる。この目的で、関節要素は、好ましくは関節スリーブを含む又は形成する。
本発明による前記インプラントの好適な実施形態において、前記少なくとも1つの関節要素が前記第1接触要素上に配置されると有利であると分かる。前記関節要素は、前記第1接触要素の前記第2接触要素から遠く離れている側で支持することができる。更に前記緊締要素は、導入部で言及した支持部材により、前記関節要素上で前記第2接触要素の方向へ移動しないように支持することができ、これによって前記第1接触要素上で間接的に支持することができる。この実施形態において、前記緊締要素は、好ましくは前記第2接触要素により、変位可能に案内される。
異なる種類の好適な実施形態において、前記少なくとも1つの関節要素が前記第2接触要素上に配置されると好ましいと分かる。前記関節要素は、前記第2接触要素の、前記第1接触要素から遠く離れている側で支持することができる。この実施形態において、前記緊締要素は、好ましくは前記第1接触要素により、変位可能に案内される。
2つ以上の緊締要素、例えば上述した前記2つの緊締要素が設けられる場合、各緊締要素に、好ましくは関節要素が関連付けられる。前記関節要素は、好ましくは前記接触要素のうちの前記同じ接触要素上に配置される。
前記第2接触要素上に配置される前記関節要素が、前記少なくとも1つの固定要素用に前記少なくとも1つの固定要素容器を含む又は形成すると特に有利である。このことにより、前記インプラントの構造的に単純な構成、コンパクトな設計、及び、信頼できる機能性が可能になる。一方で、前記緊締要素が前記第2接触要素に対して傾斜することにより移動可能である前記関節要素は前記接続用に使用される。他方で、関節要素は、前記固定要素用に上述した前記固定要素容器を含む。
前記インプラントは、部分的に又は完全に、例えばチタン等の金属から又は例えばPEEK等のプラスチック材料から製造することができる。前記インプラントは、完全に又は部分的に再吸収可能とすることができる。
前記インプラントのコンパクトな設計を可能にするために、前記接触要素は有利なことに、平面状又は略平面状である。
前記接触要素が、いずれの場合も、中央部分及び端部分を含み、中央部分及び端部分が前記中央部分からその相互に対向する側で第1空間方向に沿って突出すると共に、好ましくは、前記中央部分上で、前記第1空間方向に対して交差する第2空間方向において互いに対してずらして配置されると有利である。このことは、特に前記インプラントの前記棘突起上での意図する固定に関して、端部分が、前記中央部分から頭方に及び尾方に突出し、背腹方向で互いに対してずれていることを意味すると解釈することができる。更に、このことは、特に前記接触要素が、階段様のやり方で形成されると共に2つの部分を備えて形成され、これらの2つの部分が、頭方‐尾方で互いに対してずれていると共に、いずれの場合も前記端部分のうちの一方と前記中央部分の一部とから形成されることを意味すると解釈することができる。この種類の前記接触要素の構成は、複数の棘突起が互いに対して安定されるべき時に有利であると分かる。前記接触要素は前記端部分によって前記棘突起に接することができ、前記中央部分は前記椎間腔の領域内に配置することができる。
前記少なくとも1つの緊締要素は、特に前記中央部分を通って延びることができる。対応するやり方において、前記少なくとも1つの固定要素、及び/又は前記少なくとも1つの固定要素容器、及び/又は前記少なくとも1つの関節要素は、前記中央部分上に配置することができる。
前記接触要素が、前記中央部分から前記端部分までの移行領域内に変形領域を含む又は形成すると有利であると分かる。前記棘突起の前記輪郭への改良された適合を可能にするために、前記接触要素は前記変形領域にて変形させることができる。
前記変形領域は、好ましくは前記中央部分と前記端部分との間に材料弱体化領域を含む。前記材料弱体化は、例えば前記変形領域での材料除去及び/又は材料の使用に依拠することができる。材料は、前記中央部分及び前記端部分の前記材料よりも容易に変形可能である。前記材料弱体化領域は屈曲地帯を含むことができ、屈曲地帯は、例えば前記中央部分から前記端部分までの前記移行領域にて、チャネル様の又は溝様の材料凹部により設けられる。
例えば、前記中央部分が前記端部分より大きい材料厚を有するという点でも変形領域を形成することができる。これによって、前記中央部分は前記端部分よりも高い剛性を有することができる。端部分は、この中央部分に対して前記棘突起に適合するように屈曲することができる。
前記端部分が、前記中央部分に対してそれぞれ別の接触要素の方向に事前屈曲される又はそれぞれ別の接触要素から離れる方へ事前屈曲されることを実現することができる。例えば、前記頭方端部分はそれぞれ別の接触要素の方向に事前屈曲されることができ、前記尾方端部分はそれぞれ別の接触要素から離れる方へ事前屈曲されることができる。
前記接触要素は、有利なことに前記棘突起に係合する係合部材を含む。係合部材は、それぞれ別の接触要素の方向に突出する。前記接触要素の前記棘突起上での信頼できる固定、従って、前記棘突起の互いに対する信頼できる安定を、前記係合部材によって確実にすることができる。有利なことに、前記係合部材により前記棘突起内での係合が可能になるよう、前記インプラントには前記棘突起を通って係合するねじがないのであり、同時に前記棘突起上でねじが引き出される危険性を防止することができる。
前記係合部材は、好ましくは前記接触要素の外縁上に、例えば前記接触要素の前記外縁上にあるアームの自由端に配置される。自由端は、それぞれ別の接触要素の方向に折り返される。
前記係合部材が前記接触要素の前記端部分上に配置され、前記接触要素の前記中央部分が係合部材を含まない又は実質的に含まないと有利である。
前記係合部材にはその自由端に、好ましくは棘のある肩部が少なくとも部分的に設けられる。前記肩部により、前記係合部材は従って前記接触要素は、前記棘突起上に特に確実に固定することができる。前記棘のある肩部は、例えばほぼモミ様の形状を前記係合部材に与えることができる。
前記第1接触要素及び前記第2接触要素の前記係合部材が、互いに対して間隙を備えて配置されると有利であると分かる。このことにより前記2つの接触要素は前記棘突起上に確実に固定できるようになり、同時に、前記棘突起上への負荷を極力小さく保てるようになる。
前記インプラントは、有利なことに少なくとも1つのスペーサ要素を含み、少なくとも1つのスペーサ要素は、椎間腔内に位置決めすることができると共に好ましくは前記インプラントの残部によって固定することができる。前記スペーサ要素は、例えば前記接触要素及び/又は前記少なくとも1つの緊締要素と、例えばラッチ式のやり方及び/又は緊締式のやり方で係合する。前記スペーサ要素は、椎間腔内で、力ロック式のやり方及び/又はポジティブロック式のやり方で位置決めすることができる。一方で、前記スペーサ要素により前記椎体の、特に前記棘突起の互いに対する支持を確実にすることができ、他方で、前記接触要素の信頼できる相対位置決めを可能にすることができる。前記スペーサ要素は変形可能とすることができ、弾性的に変形可能とすることができ、剛性とすることができ、再吸収可能とすることができ、チタン等の金属から製造することができ、又は例えばPEEK等のプラスチック材料製とすることができる。前記スペーサ要素は、骨又は骨置換材料、例えばハイドロキシアパタイトを含むことができる。更に前記スペーサ要素は、少なくとも部分的に、例えばオッセオインテグレーション可能なコーティング、特に粉末形態のチタンを備えたコーティングで被覆することができる。
前記少なくとも1つのスペーサ要素は、有利なことに前記少なくとも1つの緊締要素がそれを通って延びる少なくとも1つの凹部を含む。例えばこのことにより、前記緊締要素内での前記スペーサ要素の緊締係合又はラッチ係合が可能になる。前記凹部は後部側開口を有することができるため、前記緊締要素を前記椎間腔内へ及び前記棘突起上の前記凹部内へ導入する一方で、前記インプラントの残部を背側方向に位置決めすることができる。
前記関節装置の上述した関節要素が前記凹部に係合できることを実現することもできる。
前記少なくとも1つのスペーサ要素が、棘突起用の頭方接触面を、及び/又は棘突起用の尾方接触面を、及び/又は、前記椎体のうちの少なくとも一方用、特に少なくとも1つの椎弓板用の少なくとも1つの腹側接触面を含む又は形成すると有利である。これによって、前記スペーサ要素に対して頭方に位置している棘突起又は前記スペーサ要素に対して尾方に位置している棘突起を支持することができる。前記腹側接触面により、前記スペーサ要素の脊柱チャネルの方向への変位を回避することができる。
特に最後に言及した実施形態において、前記少なくとも1つのスペーサ要素が、前記椎間腔内に位置決めすることのできる中央部分と、腹側で前記中央部分から外側に突出する外側部分とを含むことを実現することができる。このことは、特に、外側部分が前記中央部分から相互に遠く離れている側にて突出することを意味すると解釈することができる。前記外側部分は、前記中央部分上で翼様の突起として形成することができる。前記外側部分は、特に前記椎体のうちの少なくとも一方用の特に少なくとも1つの椎弓板用の腹側接触面を含む又は形成することができる。例えば、前記外側部分はストリップ様であり、両方の椎体の前記椎弓板にわたって頭方‐尾方に延びる。
前記少なくとも1つのスペーサ要素は、特に頭方‐尾方において楔形とすることができ、これによって前記棘突起の前記ほぼ滴様の形状に適合させることができる。
本発明による前記インプラントの異なる種類の好適な実施形態は、インプラントである。インプラントはスペーサ要素がなく、前記椎間腔内に配置されるスペーサ要素を含まない。
本発明は、更に本発明によるインプラント用の挿入器具に関する。挿入器具は、前記インプラント用に少なくとも1つの取扱い装置を有する。
本発明をより綿密に記載するために、本発明の好適な実施形態の以下の記載を図面と合わせて使用する。
本発明によるインプラントの好適な第1実施形態の、部分的に組立分解図における斜視図。 図1のインプラントの更なる斜視図。 図1のインプラント用の取扱い装置の図。 図10のインプラント用の取扱い装置の一部の図。 図1のインプラント用の更なる取扱い装置の図。 図1又は10のインプラント用の更なる取扱い装置の遠位端の概略図。 インプラントの2つの接触要素が互いに対して第1相対位置を採用する、図1のインプラントの、ならびに概略的に示される棘突起の、部分的に断面である側面図。 図5に対応する図であり、接触要素が互いに対し第2相対位置を採用する。 図5に対応する図であり、接触要素が互いに対し第3相対位置を採用する。 図5に対応する図であり、接触要素が棘突起と係合してこれらの棘突起を互いに対して安定させる。 本発明によるインプラントの斜視図における接触要素の図。 本発明によるインプラントの好適な第2実施形態の、部分的に組立分解図における斜視図。 部分的に断面である側面図における図10のインプラントの図。 図10のインプラントの2つの緊締要素を互いに接続するためのブリッジの図。 斜視図におけるスペーサ要素の図であり、スペーサ要素は椎間腔内で互いに対して安定されるべき棘突起間に配置され、図1又は図10のインプラントと共に使用することができる。 更なるスペーサ要素の斜視図であり、更なるスペーサ要素は図1又は図10のインプラントと共に使用することができる。
図1及び図2は、参照符号10を有する、本発明によるインプラントの好適な第1実施形態を、部分的に組立分解図において示す。インプラント10は、隣接する椎体13又は15の棘突起12及び14(図5〜8及び13)を安定させるために使用される。
棘突起12及び14を安定させるために、インプラント10は第1接触要素16及び第2接触要素18を有する。接触要素16及び18は、棘突起12及び14上にある、外側で相互に遠く離れている側17又は19に設置することができ、これらの棘突起に部分的に貫入することができる。このことを以下で検討することにする。
接触要素16及び18は略プレート様であり、いずれの場合も中央部分20又は21を有する。中央部分20又は21は、平面図において直角でありほぼ正方形である。中央部分20及び21から頭方向に、頭方端部分22又は23が突出する。頭方端部分22又は23は平面図においてほぼ直角である。対応するやり方において、中央部分20及び21から尾方向に、平面図においてほぼ直角である尾方端部分24又は25が突出する。本事例では、例えば「頭方の」、「尾方の」、及び同等のもの等の位置及び配向の詳細は、棘突起12及び14を安定させるためにインプラント10が頭方‐尾方に配向されるところのインプラント10の意図する使用に関連するものと理解すべきである。
端部分22及び24、ならびに23及び25は中央部分20又は21上で、接触要素16又は18の長手方向に対して交差方向に、即ち意図する使用において背腹方向に互いに対してずらして配置される。従って、接触要素16及び18は、頭方‐尾方においてほぼ階段様の輪郭を有する。このことは、尾方に配置される第1接触要素16の頭方端部分22を、外側で、頭方に配置される第1接触要素16の尾方端部分24に隣り合って位置決めできるようにして複数の棘突起が互いに対して安定されるべき時に有利であると分かる。対応するやり方において、尾方に配置される第2接触要素18の頭方端部分23は、外側で、頭方に配置される第2接触要素18の尾方端部分25に隣り合って位置決めすることができる。
端部分22及び23、ならびに端部分24及び25間の背腹のずれは同一であり、端部分22及び23、ならびに端部分24及び25は互いに対向する。端部分22及び24、ならびに端部分23及び25は同じ寸法であり、頭方‐尾方において、端部分22〜25と中央部分20及び21との長手方向比は、ほぼ1:1〜約2:1である。
特に一体型の接触要素16及び18の材料厚は、中央部分20又は21では端部分22、24又は23、25でよりも大きい。これによって、中央部分20、21から端部分22、24又は23、25までの移行領域では、いずれの場合も変形領域26が形成される。変形領域26では、端部分22、24は部分20に対して、端部分23、25は部分21に対して、それぞれの他の接触要素16又は18の方向に屈曲することができ又はこれらの接触要素から離れるように屈曲することができる。このことにより、接触要素16、18の輪郭の棘突起12及び14の形態への適合が可能になる。形態は、頭方‐尾方においてほぼ滴形である。
接触要素16及び18はその外縁に、それぞれの他の接触要素16、18を向いた突起58の形態の棘突起に係合する係合部材を有する。突起58は、接触要素16及び18から突出するアーム上に配置され、そのアームの端部はそれぞれの他の接触要素16、18の方向に折り返される。端部分22及び24は、いずれの場合も3つの突起58を有し、中央部分20は2つの突起58を有する。これに比べて、端部分23及び25は、いずれの場合も4つの突起を有し、接触要素18の中央部分21には突起がない。
接触要素16及び18の突起58は互いに対して互い違いに配置されるため、インプラント10が使用中である際、接触要素16及び18の突起58は互いに直接対向しない(図8)。
突起58の棘突起12及び14内での改良された静止を可能にするために、突起58にはその自由端に、更に棘のある肩部59が設けられる。肩部59のおかげで、突起58はほぼモミ様の形状を有する。
接触要素16及び18は、内側‐外側方向で棘突起12及び14に固定するために、互いに対して緊締することができる。この目的で、インプラント10は2つの緊締要素28及び29を含む。緊締要素28及び29は互いに対して平行に配置され、互いから間隔をおいて走り、インプラント10の意図する使用において、棘突起12及び14間で椎間腔30を通って延びるのであり、接触要素16、18はこれらの緊締要素に対して移動可能である。緊締要素28及び29は、第2接触要素18の第1接触要素16から遠く離れている側の端部にて、ブリッジ31によって互いに接続される。本事例において、ブリッジ31は剛性であり、例えば、緊締要素28及び29に押し付けられ、ねじ付けられ、又はリベット留めされる。ブリッジ31は、第1接触要素16から遠く離れているその端部にて、緊締要素28及び29の端部から間隔をおいて配置することもできる。
緊締要素28及び29の機能性の構造及び様式は同一であるため、実質、緊締要素28のみを以下で検討することにする。
緊締要素28は、第1接触要素16に対してその平面に対して交差方向に配向される方向に変位可能である。この方向は緊締要素28により規定される。緊締要素28はピン様であると共に中央部分20上の貫通孔32を通って延び、接触要素16は緊締要素28用のスリーブを形成するが、そこでは緊締要素が接触要素16に対して変位可能に装着される。逆にいうと、接触要素16は緊締要素28に沿って接触要素18の方向に及びこの接触要素から離れる方向に変位させることができる。
緊締要素28はブリッジ31から遠く離れている端部に、ヘッドの形態の支持部材33を含む。支持部材33は、緊締要素28と一体に形成することができる。ヘッドは、例えば、緊締要素28へとねじ付け、押し付け、又はリベット留めすることもできる。緊締要素28は、支持部材33によって接触要素16に連結し、接触要素18の方向に移動しないよう固着することができる。この事例において、支持部材33及び接触要素16は、相互の止め部材の形態で、接触要素16上で緊締要素28を支持するように共に直接作用する。
緊締要素28は、更に接触要素18を通って延びるが、そこでは、その直径が緊締要素28の直径のほぼ2倍の大きさである貫通孔34が形成される。貫通孔34内には、接触要素18の接触要素16から遠く離れている側から案内要素35が挿入される。緊締要素を変位可能に装着するように構成される案内要素35はスリーブ様であり、緊締要素28がこの案内要素を通って延びる。案内要素35は、シャフト部分36及びヘッド部分37を有する。シャフト部分36は、接触要素18を通って延び、この接触要素から接触要素16の方向へ部分的に突出する。シャフト部分36の外径は、貫通孔34の直径よりも小さい。
ヘッド部分37は関節面38を有し、関節面38は、接触要素18の方を向くのであり、この関節面に対応する接触要素18の関節面39と協働することができる。関節面39は、接触要素18上で接触要素16から遠く離れている側に配置される。本事例において、関節面38及び39は同じ曲度を有する。特に、関節面38及び39は球状の曲率を有する。
案内要素35は、接触要素18上で接触要素16の方向に関節面38及び39によって支持することができる。同時に、案内要素35は、従ってこの案内要素内を案内される緊締要素28は、接触要素18に対して傾斜することにより移動可能である。接触要素18を案内要素35により緊締要素28上で傾斜することによって移動できるように支持することにより、その意図する使用中のインプラント10の棘突起12及び14の輪郭への改良された適合が可能になる。
案内要素35は、接触要素18上で関節式に支持されるため関節要素40とも呼ばれ、インプラント10の関節装置41の部品である。関節装置41は、関節要素40を、ならびに緊締要素29及び接触要素18に関連付けられる関節要素40を含む。
案内要素35は、接触要素18から遠く離れている側に固定要素43用の固定要素容器42を有する。固定要素容器42は、案内要素35の、従って接触要素18の緊締要素28に対する移動を阻止するために設けられ、従ってインプラント10を以下で記載するやり方においてロックするために設けられる。
固定要素容器42はケーシングとして構成され、ヘッド部分37上に固定要素43用の収容空間44を有する。本事例において、収容空間44はシャフト様であり、ほぼT字の溝の形態である。収容空間44は、接触要素18から遠く離れている側では、壁45により限定される。壁45は、収容空間44の外側壁46、47によりヘッド部分37の残部に接続される。壁45内に形成されるのは貫通孔48であり、貫通孔48は本事例では溝穴様であり、ある程度、断面でT字様の溝のT字の長手方向線を形成する。緊締要素28は、収容空間44及び貫通孔48を通って延び、接触要素18から遠く離れている側で案内要素35を出る。
固定要素容器42は、頭方側及び尾方側に相互に対向する開口49を含む。固定要素43は、この開口49を通して収容空間44内へ導入することができる。案内要素35が緊締要素28へと既に押し付けられている場合、固定要素43は開口49のうちの1つを通して収容空間44内へ導入し、緊締要素28上に設置することができる。固定要素43を配向する際、このことは尾方に行われ又は頭方に導入して続けて緊締要素28に対して案内要素35を回転することにより行われる。固定要素43の配向を、図1、図2、及び図5に開放端53を頭方に向けて示す。反対のやり方において、固定要素43は緊締要素28から取り外し、開口49を経由して収容空間44から除去することができる。固定要素43は、いずれの場合も緊締要素28の方向に対して交差方向に、収容空間44内へ移動する又は収容空間から外へ移動する。
固定要素容器42は、固定要素43が緊締要素28に沿って収容空間44内で確実に位置決めされるような寸法にされる。この事例において、壁45の収容空間44を向く内部は、2つに分割される第1阻止部材50を形成し、固定要素43の第2接触要素18から離れる方向への移動を防止する。収容空間44の第1阻止部材50に対向する壁は、第2阻止部材51を形成し、固定要素43の第2接触要素18の方向への移動を防止する。固定要素43は、阻止部材50及び51上で支持することができる。
壁45の第1阻止部材50から遠く離れている側は、2つに分割される接触部材52を形成するのであり、前記接触部材を接触要素16の方向に移動させるために、この接触部材には接触要素18へと向けられる力が加えられることになる。
固定要素43は開放リングとして構成される。開放リングは、収容空間44内へ導入することにより緊締要素28上に設置することができる。この目的で、及び固定要素43を緊締要素28から解放するために、固定要素43は、弾性的に変形させ、その開放端53を互いに対して離れ離れに展開させることができる。固定要素43は、半径方向で内部に突き出た3つの固定部材54を有する。固定要素43を緊締要素28上に配置することに関して、これらの固定部材54は、緊締要素28の周縁方向で互いから離れ離れに離間するのであり、いずれの場合も、例えば約30°〜約60°である限定的な角度範囲を網羅する。カム様の形態を有する突起55が、開放端53から、半径方向で外方に突出する。
緊締要素28は、長手方向において互いから離れ離れに等距離の所に離間する周縁リブ56の形態の多数の突起を有する。周縁リブ56は、緊締要素28の長さ部分のほぼ半分にわたってその中央部分に延びる。周縁リブ56は、接触要素18の方へ向けられる斜面と阻止面とを備えた鋸歯様の断面を有し、阻止面は、接触要素16に向けられ、緊締要素28の長手方向に対して交差方向に配向される。緊締要素28上の周縁リブ56間には、接触要素18の方向で上述の阻止面により限定され接触要素16の方向で上述の斜面により限定される周縁溝57の形態の凹部が形成される。
固定要素43は緊締要素28とのラッチ係合させることができる。この目的で、固定要素43は収容空間44内へ導入され、緊締要素28上に設置される。固定要素43が固定要素容器42内で解放されないよう固着されるように、突起55を外側壁46及び47にラッチすることができる。固定要素43は、緊締要素28の長手方向に対して交差方向で移動しないよう及び収容空間44内への導入方向に対して交差方向でも移動しないよう固着される。特に、固定要素43は固定要素容器42内で回転しないよう固着される。
一方、固定要素容器42内の固定要素43は、開放端53を互いに対して離れ離れに展開できる十分な遊びを有し、従って緊締要素28との係合を解放することができる。
固定要素43及び緊締要素28の係合が存在している際、固定部材54は周縁溝57に係合する。固定要素43は、接触要素16の方向に緊締要素28に沿って変位する場合、上述の斜面を越えて摺動し、隣接する周縁溝内へ転移することができる。これとは対照的に、固定要素43の接触要素16から離れる方への移動は、周縁溝56の上述の阻止面により阻止される。
図1及び図2において、頭方側にある案内要素35の固定要素43を1つだけ示す。尾方側にある案内要素35にも、図面には示さない固定要素43が関連付けられる。特に、この固定要素43は、尾方側では案内要素35の収容空間44内へ、頭方に導入することができる。別法として、尾方から導入し、続いて案内要素35を緊締要素29に対して回転させることが可能である。
2つの案内要素35は、緊締要素28又は29の周りでそれぞれ回転しないよう互いに相互に固着することができる。
固定要素43のうちの1つのそれぞれの緊締要素28、29への係合が解放される場合、固定要素43と、この固定要素を収容する案内要素35とを緊締要素28、29に沿って移動させ、回転しないよう固着を解放することができる。その際、固定要素43を収容空間から除去するために、案内要素35を緊締要素28、29を中心に回転することができる。
緊締要素28、29が、インプラント10におけるよりも遠くに互いから離れ離れに離間する場合には、案内要素35の収容空間44内へ固定要素43を導入することをそれぞれの他の案内要素35の側から行うことができ及び/又は固定要素43の除去を、収容空間44からそれぞれの他の案内要素35の方向に行うことができることを実現することもできる。
インプラント10用の1組の挿入器具も本発明の主題である。図3A及び図4Aに、本発明による1組の器具の好適な実施形態である第1取扱い装置60又は第2取扱い装置61を斜視図で示す。
第1取扱い装置60は、特に第1道具部62及び第2道具部63を有することができ、これらの道具部の遠位端64又は65は、互いに対して移動可能であり、特に互いに対して離れ離れに展開することができる。このことは、例えばトング様の取扱い装置60の道具部62及び63を互いに対して離れ離れに展開することにより行われる。
遠位端64に第1容器66が形成される。第1容器66は、本事例において溝穴様であり、第1接触要素16を収容するように使用される。対応するやり方において、遠位端65には第2容器67が配置される。第2容器67も、本事例において溝穴様であり、第2接触要素18を収容するように使用される。接触要素16及び18は、容器64又は67内で、例えば緊締式の又はラッチ式のやり方で解放可能に固定することができる。例えばバヨネット型接続による、ねじ込み式による、又はピンによる、能動的なロックも考えられる。
遠位端65にある第2容器67に外側で隣り合って配置されるのは第3容器68であり、第3容器68では両方の案内要素35のヘッド部分37を、例えばラッチ及び/又は緊締により中に固定することができる。
第2道具部63を第2接触要素18から解放するために、接触要素18の第2容器67との、存在している係合を解放することができる。このことは、全体として取扱い装置60の、インプラント10からの解放を促進する。この目的で、取扱い装置60は解放要素69を含むことができる。解放要素69は、本事例ではレバーとして構成される。解放要素69を作動させることにより、この解放要素が第2道具部63の方向に移動し、これによって第2容器67が拡張される。
道具部62及び63は、離れ離れに展開するのではないその閉鎖位置に関して、互いに向かって付勢することができる。この目的で、取扱い装置60は個別のばね要素を有することができる。道具部62及び63の弾性の故に、本事例におけるように付勢を生じさせることもできる。道具部62及び63は、端部64及び65に対向するその近位端の近くで互いに接続される。取扱い装置60は、離れ離れに展開させるために、道具部62又は63上に作動要素70及び71を含むことができる。
第2取扱い装置61は第1道具部72及び第2道具部73を含むことができ、これらの道具部の遠位端74又は75は、互いに対して移動可能であり、特に離れ離れに展開することができる。例えば、道具部72及び73は、関節76によって互いに対して枢動可能に互いに接続される。遠位端74及び75は、いずれの場合も、フォーク様であり、例えば舌片様の2つの突起77を含むことができる。突起77間には凹部78を配置することができる。凹部78は、例えば溝穴として構成される。
2つの道具部72及び73の突起77は、その閉鎖状態において互いに接することができるのであり、合同にすることができる。この事例において、凹部78も互いと合同にすることができる(図4A)。図面には示さない離れ離れの展開状態では、両方の道具部72及び73の突起77は、互いに対して離れ離れに離間させることができる。
特に図5〜図8を参照して、以下で、取扱い装置60及び61を使用するインプラント10の機能性及び意図する使用を検討する。図6には、明確にするためだけの理由で、道具部62又は63の遠位端64及び65を破線の輪郭79又は80で示す。道具部72又は73の遠位端74及び75は、破線の輪郭81又は82で示す。
導入状態のとき、固定要素43は好ましくは事前組立てされた、緊締要素28及び29とのラッチ係合状態を有する。そこでは、緊締要素は、特にブリッジ31に最も近い周縁溝57に係合することができる(図5)。接触要素16は第1容器66内で保持され、接触要素18は第2容器67内で保持され、案内要素35は第3容器68内で保持される(図6参照)。操作者は、接触要素16及び18を取扱い装置60によって互いに対して離れ離れの展開位置へと転移し、これらの接触要素を安定されるべき棘突起12及び14に対して配向することができる。この事例において、操作者は、接触要素16を外側17の方向に接触要素18を外側19の方向に配向することができる。更に、緊締要素28及び29は椎間腔30を通って延びることができる。
遠位端64及び65を接近させることにより、接触要素16及び18を互いに向かって移動させることができる。この事例において、接触要素16は、緊締要素28及び29に対して変位し、これらの緊締要素により接触要素18の方向に案内される(図6)。対照的に、案内要素35は、第3容器68内に保持されるとき接触要素18に対するその位置を維持する。インプラント10の取り扱いにとって、接触要素16の緊締要素28及び29に対する自由な変位可能性は特に有利であると分かる。操作者には、インプラント10を棘突起12及び14上で緩くのみ位置決めする可能性又は棘突起内で突起58を軽度に係合させる可能性が与えられる。この事例において、端部分22及び24は棘突起12又は14の側17に配置することができ、端部分23及び25は側19に配置することができる。更に、中央部分20及び21は椎間腔30の領域内に位置決めすることができる。接触要素16の緊締要素28及び29上での自由な変位可能性のおかげで、取扱い装置60を使用して、接触要素16及び18の互いからの間隔を反復して変化させることができるため、インプラントが棘突起12及び14に対して正しく位置決めされるまでインプラント10の位置を修正することができる。
インプラント10が所望の位置を採用する場合、このインプラントを第2取扱い装置61の助けを借りてロックすることができる。取扱い装置61の遠位端74及び75は、取扱い装置60の遠位端65を外側で通り過ぎて、ブリッジ31と案内要素35との間の中間空間へと導入することができる。いずれの場合も、遠位端74及び75はブリッジ及び案内要素に接触することができる。インプラント10は取扱い装置60によって所望の位置に保持することができる。
取扱い装置61が作動すると、遠位端74及び75は互いに対して離れ離れに展開させることができる。例えば、第2接触要素18から離れる方へ向けられる力を遠位端74によってブリッジ31に受けさせることができる。対向力を、遠位端75によって案内要素35の接触部材52に加えることができる。これにより、ブリッジ31に作用する力によって、緊締要素28及び29を接触要素16及び18に対して変位させることができる。同時に、案内要素35、及びこれによって保持される固定要素43が緊締要素28及び29に対して変位するのであり、固定要素43が周縁リブ56に沿って摺動して接触要素16の方向に移動することが可能になる。
ここで、接触要素16及び18は、棘突起12及び14上で緩く当接し続けることができる。当然ながら、突起58が予て棘突起12及び14内へ多少深く係合できることも考えられる。
初めに、支持部材33が接触要素16に当たりこの接触要素に連結するまで(図7)、取扱い装置61を使用した緊締要素28及び29の変位を行うことができ、インプラント10は固定要素43によってロックされ、接触要素18は接触要素16の方向に緊締される。接触要素18に作用する緊締力は、阻止要素51によって固定要素43に逸らすことができる。
ブリッジ31及び固定要素35に更に力を負荷すると、突起58は棘突起12及び14内へ貫入することができ又はより深く貫入することができ(図8)、インプラント10のロックが維持される。特に、端部分22〜25が棘突起12及び14に、好ましくは平面的な又は略平面的なやり方で(図面には示さず)接触するように、棘突起12及び14内へ深く貫入することが可能である。従って、端部分22〜25はつまみを形成する。つまみは、棘突起12及び14と接触させることができる。
インプラント10において、このインプラントが、棘突起12及び14の輪郭への高度の適合性を有することが有利であると分かる。接触要素18は緊締要素28及び29に対して、関節装置41によって傾斜することができる。付加的に、棘突起12及び14の輪郭への極力良好な適合を可能にするために、端部分20及び24は中央部分20に対して屈曲することができ、端部分23及び25は中央部分21に対して屈曲することができる(図8)。ロック状態のとき、インプラント10は棘突起12及び14に確実に固定し、これらの棘突起を互いに対して安定させることができる。
固定後、案内要素35を越えて突出する緊締要素28及び29の端部は、図示しない道具によって切断し除去することができる。
インプラント10により、特に、固定要素43を固定要素容器42内で解放可能に保持することによる修正手順が可能になる。
修正には、開放端53は、図面には示さない道具によって、互いに対して離れ離れに離間させることができ、固定要素43の緊締要素28、29との係合を解放することができる。ここで、自由端53がいずれの場合も他の固定要素43を収容する案内要素35から離れる方へ向けられ、従って、頭方に又は尾方に、この自由端に、より容易に到達できると有利であると分かる(図1、図2、図5)。言及したように、係合の解放後、案内要素35は緊締要素28、29に沿って移動させることができる。このことにより、接触要素16及び18は、互いに対して離れ離れに展開できるようになり、例えばインプラント10を棘突起12及び14から解放できるようになる。特に、固定要素35を緊締要素28、29に対して回転し、これによって、固定要素43を収容空間44から除去することが更に可能である。一方、このことは修正手順の過程で絶対に必要なものではない。
図9は、接触要素83を斜視図において示す。接触要素83は、インプラント10内で接触要素16の代わりに使用することができる。対応するやり方において、接触要素18の代わりに、図面には示さない接触要素を使用することができる。接触要素も接触要素83の特徴を有する。
接触要素83は、中央部分20上及び端部分22及び24上に均一の材料厚を有するという点で、実質、接触要素10と相違する。端部分22及び24の中央部分20を向いた側に設けられるものが、両方の側にある溝84の形態の材料除去領域であるという点で、接触要素83内に変形領域26が形成される。溝84は、屈曲地帯を形成し、屈曲地帯上では端部分22及び24が中央部分20に対して屈曲することができる。溝84もそれぞれの他の接触要素を向いた側にのみ又はそれぞれの他の接触要素から遠く離れている側にのみ、配置することができる。図9による図とは異なるが、接触要素83の突起58から肩部59が存在することもできる。
図10及び図11は、全体として参照符号90を有するインプラントの好適な第2実施形態を示す。インプラント10及び90の、同じものであり同じ効果を有する特徴及び部品には同じ参照符号を使用する。インプラント10で達成することのできる利点は、インプラント90でも達成することができる。インプラント10及び90間の最も重要な差異のみを検討する。
インプラント90では、案内要素35の代わりに案内要素91が設けられる。案内要素91は、関節装置41の関節要素92を形成する。関節要素92は、接触要素16上に配置され、関節面93を有する。関節面93は接触要素16を向くのであり、関節面94と協働することができる。関節面94は接触要素16上で、接触要素18から遠く離れている側に配置される。関節要素92は接触要素16内の貫通孔95を通って延び、この接触要素に対して傾斜することにより移動可能である。
緊締要素28は(同じことが緊締要素29にも当てはまる)、案内要素91を通って延びるのであり、支持部材33によってこの支持部材上で、接触要素18の方向への移動に抗して支持することができる。このことにより、緊締要素28が接触要素18の方向へ移動しないような、接触要素16上での又はこの接触要素との間接的な支持及び連結が可能になる。緊締要素28は、案内要素91内で変位可能に案内される。
インプラント90内では、接触要素18の接触要素16から遠く離れている側に固定要素容器96が配置され、この固定要素容器は接触要素と一体に構成される。前記固定要素容器内では、両方の固定要素43を解放可能に位置決めして緊締要素28及び29にラッチすることができる。この目的で固定要素容器96は、収容空間97を、特に貫通開口98を頭方側及び尾方側に含み、収容空間97では固定要素を緊締要素28の長手方向軸に対して交差方向に導入することのできる、及びこの緊締要素から除去することができる。接触要素18から間隔をおいた壁99が、壁45に対応して第1阻止部材50及び接触部材52を形成する。第2阻止部材51は、接触要素18の中央部分21により形成される。
緊締要素28及び29は、第2接触要素18により変位可能に案内され、壁99を通って延びる。緊締要素は、支持部材33に対向するそれらの端部に本事例ではヘッドの形態である支持部材100を含む。支持部材100は、例えば、緊締要素28及び29へと押し込まれ又はねじ込まれるのであり又はこの緊締要素に溶接することができる。ブリッジ101が緊締要素28及び29を互いに接続するが、このブリッジ101は、これらの緊締要素に対して傾斜することにより移動可能であり、接触要素18から離れる方へ移動しないように支持部材100上で支持することができる。ブリッジ101は、折り返された緊締要素28及び29上で支持することもできよう。
本発明による1組の器具の好適な実施形態は、取扱い装置61、及び、図3Bに部分的に示す取扱い装置102を含むことができる。取扱い装置102は、取扱い装置60と同様に構成されるため、その特徴に対して同じ参照符号を使用する。
取扱い装置102を使用する間、第1接触要素16を第2容器67内へ導入することができ、案内要素91のヘッド部分を第3容器68と係合させることができる。第2接触要素18は第1容器66と係合させることができる。
インプラント90は、インプラント10の例を使用して上述したやり方で挿入される。接触要素16及び18を棘突起12及び14上に位置決めするために、接触要素16は、緊締要素28及び29に対して接触要素18の方向に変位する。案内要素91は、第3容器68内に配置されるおかげで接触要素16上でのその位置を維持するのであり、これらの案内要素91に対して緊締要素28及び29が変位する。
インプラントをロックするには、接触要素18から離れる方へ向けられる力をブリッジ101に受けさせると共に、対向力を接触部材52に受けさせるために、取扱い装置61の遠位端74及び75をブリッジ101と接触部材52との間の中間空間へと導入することができる。このことは、支持部材33が、案内要素91に当たり、これによって接触要素16上で間接的に支持されてこの接触要素に連結されるまで、行うことができる。接触要素16及び18は、取扱い装置61により更に力を加えることで互いに対して緊締される。
関節装置41の故に、インプラント90においても、棘突起12及び14の輪郭への良好な適合を行うことができる。特に、緊締要素が凹部78に係合するような仕方で取扱い装置61が緊締要素28及び29上に位置決めされるという点で、接触要素16により緊締要素28及び29が関節式に接続される措置を講ずることもできる。このことにより、緊締要素28及び29の各々にロック力を加え、いずれの場合もこれらの緊締要素に連結する案内要素91を接触要素16に対する傾斜位置へと転移する可能性が与えられる。このことにより、インプラント90の輪郭の、棘突起12及び14の輪郭への極力良好な適合が可能になる。
インプラント90内では、ブリッジ101及び支持部材100の代わりに、図12に示すブリッジ105を使用することもできる。ブリッジ105は、変形可能であり、特に、弾性的に変形可能である。従って、緊締要素28及び29に、従ってこれらの緊締要素に連結するそれぞれの案内要素91に、ブリッジ105を変形させてロック力を別々に加える可能性も与えられる。
インプラント90内では、接触要素16及び18の突起58は、端部分に及び中央部分に、インプラント10内とは反対のやり方で配置される。
インプラント90内の固定要素43は、環状の形態の代わりに矩形の形態を有することもできる(図示せず)。
修正手順において、緊締要素28、29との係合を解放するために、固定要素43の開放端53に頭方で又は尾方で到達することができ又はこの開放端は、図示しない道具を使用して互いに対して離れ離れに展開することができる。このことにより、第2接触要素18を緊締要素28、29に対して移動できるようになり、例えばインプラント90を棘突起12及び14から解放できるようになる。
取扱い装置61においては、遠位端74及び75の代わりに、いずれの場合も図4Bに部分的に示す遠位端106を使用することもできる。遠位端106は舌片107を含む。舌片107は、特に、緊締要素28及び29の、互いからの間隔とほぼ同じ寸法とすることができる。遠位端106は、舌片107に隣り合った外側に凹状の凹部108を有する。遠位端106の緊締要素に対する良好な相対的配向が可能となるように、凹部108内に緊締要素28及び29を位置決めすることができる。
インプラント10及び90は、特に棘突起12及び14を支持するための椎間腔30内に存在するスペーサ要素が設けられない、いわゆる「スペーサのない」インプラントとすることができる。
一方、インプラント10及び90は、スペーサ要素を備えたインプラントとすることもでき、例えば、図13又は図14に示すスペーサ要素110又は112のうちの一方を含む。機能的観点からいって、スペーサ要素110及び112は略同一であるため、同じものである又は同じ効果を有する特徴は同じ参照符号を有する。特にスペーサ要素110を、初めに扱うことにする。
スペーサ要素110は、一体に形成され、例えばプラスチック材料、特にPEEKから製造される。スペーサ要素は中央部分114を含む。この中央部分は、椎間腔30内に位置決めすることができ、棘突起12用の頭方接触面115、及び棘突起14用の尾方接触面116を含む。接触面115及び116は例えば溝形である。
外側で腹側には、中央部分114から翼様の外側部分が突出する。図13に、翼様の外側部分のうち、外側部分117を1つのみ示す。スペーサ要素110の、外側部分117と鏡像対称に構成される、対応する外側部分は図13には示さない。図14には、外側部分117及びこの外側部分に対向する外側部分118を、スペーサ要素112の例を使用して示す。
部分117及び118は、いずれの場合も、スペーサ要素110及び112が椎体13及び15の椎弓板上で当接するための止め面119又は120を腹側に形成する。このことにより、スペーサ要素110及び112は腹側に対して支持することが可能になり、これらのスペーサ要素が脊柱チャネル内へ変位することが防止される。椎体13及び15を互いに対して付加的に安定させることも可能になる。
スペーサ要素110は後部側に突起121を有する。突起121は、スペーサ要素110を椎間腔30内に挿入できるように、図面には示さない道具に連結することができる。道具は突起121から解放することができ、突起121は中央部分114から分離することができる。
更に、スペーサ要素110は中央部分114に凹部122を有し、凹部122内で緊締要素28及び29が係合することができる。このことにより、スペーサ要素110はインプラント10及び90の残部との係合状態にできるようになるため、椎間腔30内での付加的な固定が可能になる。中央部分114が後部側に先細部分を有し、従って先細部分と棘突起12及び14との間に間隔が形成されるため、特に、インプラント10及び90の残部を、背腹方向でスペーサ要素110上に押し進めることができる。
スペーサ要素112に突起121は設けられないが、緊締要素28及び29がそれを通って延びることのできる凹部122はこのスペーサ要素112にも存在する。この凹部122も後部側で中央部分114により限定されるため、スペーサ要素112はインプラント10及び90の残部と共に事前組立てされて椎間腔30内に挿入される。従って、スペーサ要素112においては、インプラント10及び90の残部がスペーサ要素112上を背腹方向に摺動することは実現されない。
更に、スペーサ要素110及び112を、特に接触要素16及び18との緊締係合又はラッチ係合により椎間腔30内で固定できることを実現することができる。

Claims (40)

  1. 隣接する椎体(13、15)の棘突起(12、14)を互いに対して安定させるためのインプラントであって、
    第1接触要素(16)及び第2接触要素(18)を含み、
    前記棘突起(12、14)を安定させるために、前記第1接触要素(16)を前記棘突起(12、14)の第1側面(17)上に側方から設置することができ、また、前記第2接触要素(18)を前記棘突起(12、14)の前記第1側面(17)から遠く離れている第2側面(19)上に側方から設置することができ、
    前記インプラント(10;90)が、少なくとも1つの緊締要素(28、29)及び少なくとも1つの固定要素(43)を含み、ここで、該少なくとも1つの緊締要素(28、29)は、前記第1接触要素(16)に連結されて前記第2接触要素(18)に対して移動可能であると共に、前記棘突起(12、14)間の椎間腔(30)及び前記第2接触要素(18)を通って延び、また、該少なくとも1つの固定要素(43)は、前記第2接触要素(18)上に配置されると共に、前記第2接触要素(18)を前記第1接触要素(16)の方向に前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)に沿って緊締するために前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)と係合させることができる、
    インプラントにおいて、
    前記第1接触要素(16)が、前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)に対して該緊締要素の長手方向に移動可能であること、及び
    前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)が、前記第2接触要素(18)の方向に移動しないように前記第1接触要素(16)上で直接的又は間接的に支持するための少なくとも1つの支持部材(33)を含むこと、
    を特徴とするインプラント。
  2. 請求項1に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つの固定要素(43)が、前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)とラッチ式及び/又は緊締式のやり方で係合させることができると共に、固定部材(54)を含み、該固定部材(54)は、前記係合が存在する時、前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)に当接して前記固定要素(43)の前記第1接触要素(16)の方向のみへの移動を許容すること、を特徴とするインプラント。
  3. 請求項1又は2に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つの固定要素(43)が、前記第2接触要素(18)の前記第1接触要素(16)から遠く離れている側に配置されることを特徴とするインプラント。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つの固定要素(43)が、前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)上で事前組立てされること、を特徴とするインプラント。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つの固定要素(43)が、前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)から解放可能であること、を特徴とするインプラント。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記インプラント(10;90)が少なくとも1つの固定要素容器(42;96)を有し、該少なくとも1つの固定要素容器(42;96)は前記第2接触要素(18)の前記第1接触要素(16)から遠く離れている側に配置され、かつ、該少なくとも1つの固定要素容器内に前記少なくとも1つの固定要素(43)は位置決めすることができ、かつ、該少なくとも1つの固定要素容器(42;96)は、前記少なくとも1つの固定要素(43)の前記第2接触要素(18)から離れる方向への移動を阻止するための、該少なくとも1つの固定要素(43)用の第1阻止部材(50)を有すると共に、前記第2接触要素(18)上へ向けられた力を吸収するための接触部材(52)を含むこと、を特徴とするインプラント。
  7. 請求項6に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つの固定要素容器(42;96)が、前記少なくとも1つの固定要素(43)の前記第2接触要素(18)の方向への移動を阻止するための、該少なくとも1つの固定要素用の第2阻止部材(51)を有すること、を特徴とするインプラント。
  8. 請求項6又は7に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つの固定要素容器(42;96)が、前記少なくとも1つの固定要素(43)を前記固定要素容器(42;96)内へ導入するための及び/又は前記少なくとも1つの固定要素(43)を前記固定要素容器(42;96)から除去するための容器開口(49;98)を含むこと、を特徴とするインプラント。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つの固定要素(43)が、前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)を中心とする回転に関して、前記少なくとも1つの固定要素容器(42;96)に対して回転しないよう固着されること、を特徴とするインプラント。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記インプラント(10;90)が、互いに対して間隔をおいて配置されると共に互いに対して平行に走る2つの緊締要素(28、29)を含むこと、を特徴とするインプラント。
  11. 請求項10に記載のインプラントであって、前記インプラント(10;90)が2つの固定要素(43)を含み、該2つの固定要素(43)は各々、前記緊締要素(28、29)のうちの一方に関連付けられること、を特徴とするインプラント。
  12. 請求項11に記載のインプラントであって、前記固定要素(43)が共通の固定要素容器(96)内に配置されること、を特徴とするインプラント。
  13. 請求項11に記載のインプラントであって、前記固定要素(43)が異なる固定要素容器(42)内に配置されること、を特徴とするインプラント。
  14. 請求項13に記載のインプラントであって、前記固定要素容器(42)が、それぞれ緊締要素(28、29)を中心に回転しないように互いを固着すること、を特徴とするインプラント。
  15. 請求項10〜14のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記2つの緊締要素(28、29)が、前記第2接触要素(18)の前記第1接触要素(16)から遠く離れている側でブリッジ(31;101;105)により互いに接続され、該ブリッジ(31;101;105)は、前記緊締要素(28、29)上で前記第2接触要素(18)から離れる方向に支持されること、を特徴とするインプラント。
  16. 請求項15に記載のインプラントであって、前記緊締要素(28、29)が前記ブリッジ(31)によって互いに堅く接続されること、を特徴とするインプラント。
  17. 請求項15に記載のインプラントであって、前記ブリッジ(101)が前記緊締要素(28、29)上で移動可能に保持されること、を特徴とするインプラント。
  18. 請求項15又は17に記載のインプラントであって、前記ブリッジ(105)が変形可能であること、を特徴とするインプラント。
  19. 請求項1〜18のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記インプラント(10;90)が関節装置(41)を含み、該関節装置(41)により、前記第1接触要素(16)及び/又は前記第2接触要素(18)が、前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)上で傾斜することにより移動可能であるように配置されること、を特徴とするインプラント。
  20. 請求項19に記載のインプラントであって、
    前記関節装置(41)が少なくとも1つの関節要素(40、92)、ここで該少なくとも1つの関節要素(40、92)を通って前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)が延びる、を含み、
    前記関節要素が関節面(38、93)を有し、該関節面(38、93)は、前記第1接触要素の前記第2接触要素から離れる方を向いた対応する関節面と協働する、又は前記第2接触要素(18)の前記第1接触要素(16)から離れる方を向いた対応する関節面(39、93)と協働すること、
    を特徴とするインプラント。
  21. 請求項19又は20に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)が、前記少なくとも1つの関節要素(40、92)に対して長手方向に移動可能であること、を特徴とするインプラント。
  22. 請求項19〜21のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つの関節要素(40、92)が前記第1接触要素(16)上に配置されること、を特徴とするインプラント。
  23. 請求項19〜22のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つの関節要素(40、92)が前記第2接触要素(18)上に配置されること、を特徴とするインプラント。
  24. 請求項23に記載のインプラントであって、前記第2接触要素(18)上に配置された前記少なくとも1つの関節要素(40、92)が、前記少なくとも1つの固定要素(43)用の前記少なくとも1つの固定要素容器(42)を含む又は形成すること、を特徴とするインプラント。
  25. 請求項1〜24のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記接触要素(16、18)が平面状又は略平面状であること、を特徴とするインプラント。
  26. 請求項1〜25のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記接触要素(16、18)が各々、中央部分(20、21)及び端部分(22、23、24、25)を含み、該端部分(22、23、24、25)は、前記中央部分(20、21)の相対する側から第1空間方向に沿って突出すると共に、前記中央部分(20、21)上で、前記第1空間方向に対して交差する第2空間方向に互いに対してずらして配置されること、を特徴とするインプラント。
  27. 請求項26に記載のインプラントであって、前記接触要素(16、18)が、前記中央部分(20、21)から前記端部分(22、23、24、25)までの移行領域内に変形領域(26)を含む又は形成すること、を特徴とするインプラント。
  28. 請求項27に記載のインプラントであって、前記変形領域(26)が、前記中央部分(20、21)と前記端部分(22、23、24、25)の間に材料弱体化部分を含むこと、を特徴とするインプラント。
  29. 請求項26〜28のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記中央部分(20、21)が、前記端部分(22、23、24、25)より大きい材料厚を有すること、を特徴とするインプラント。
  30. 請求項26〜29のいずれか1項に記載のインプラントであって、
    前記端部分(22、23、24、25)が、前記中央部分(20、21)に対してそれぞれ別の接触要素(16、18)の方向に事前屈曲されること、及び/又は
    前記端部分(22、23、24、25)が、前記中央部分(20、21)に対してそれぞれ別の接触要素(16、18)から離れる方へ事前屈曲されること、
    を特徴とするインプラント。
  31. 請求項1〜30のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記接触要素(16、18)が、前記棘突起(12、14)に係合するための係合部材(58)を含み、該係合部材(58)は、それぞれ別の接触要素(16、18)の方向に突出すること、を特徴とするインプラント。
  32. 請求項31に記載のインプラントであって、前記係合部材(58)が、前記接触要素(16、18)の外縁上に配置されること、を特徴とするインプラント。
  33. 請求項31又は32に記載のインプラントであって、
    前記係合部材(58)が、前記接触要素(16、18)の前記端部分(22、23、24、25)上に配置されること、及び
    前記接触要素(16、18)の前記中央部分(20、21)が係合部材(58)を含まない又は実質的に含まないこと、
    を特徴とするインプラント。
  34. 請求項31〜33のいずれか1項に記載のインプラントであって、棘のある肩部(59)が、前記係合部材(58)の自由端に少なくとも部分的に設けられること、を特徴とするインプラント。
  35. 請求項31〜34のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記第1接触要素(16)の前記係合部材(58)と前記第2接触要素(18)の前記係合部材(58)が互い違いに配されること、を特徴とするインプラント。
  36. 請求項1〜35のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記インプラント(10;90)が少なくとも1つのスペーサ要素(110、112)を含み、該スペーサ要素(110、112)は、椎間腔(30)内で位置決めすることができると共に、前記インプラント(10;90)の残部によって固定することができること、を特徴とするインプラント。
  37. 請求項36に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つのスペーサ要素(110、112)が少なくとも1つの凹部(122)を含み、該少なくとも1つの凹部(122)を通って前記少なくとも1つの緊締要素(28、29)が延びること、を特徴とするインプラント。
  38. 請求項36又は37に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つのスペーサ要素(110、112)が、棘突起(12)用の頭方接触面(115)、及び/又は棘突起(14)用の尾方接触面(116)、及び/又は前記椎体(13、14)のうちの少なくとも一方用の、特に少なくとも1つの椎弓板用の少なくとも1つの腹側接触面(119、120)を含む又は形成すること、を特徴とするインプラント。
  39. 請求項36〜38のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記少なくとも1つのスペーサ要素(110、112)が、前記椎間腔(30)内に位置決めすることができる中央部分(114)と、腹側で前記中央部分(114)から側方に突出する側部分(117、118)とを含むこと、を特徴とするインプラント。
  40. 請求項1〜35のいずれか1項に記載のインプラントであって、前記インプラント(10;90)が、スペーサ要素を含まないインプラント(10;90)であること、を特徴とするインプラント。
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