JP2015513839A - パイロット回転の保留回数を管理するための手法 - Google Patents

パイロット回転の保留回数を管理するための手法 Download PDF

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Abstract

パイロット回転の保留回数を管理するための手法について説明する。装置は、直交周波数分割多重(OFDM)システムに利用可能な変調及び符号化(MCS)の組を備えたデータ構造を記憶するよう構成されたメモリであって、各MCSは、関連付けられたパイロット保留回数を有するメモリを備え得る。装置は更に、メモリに結合されたプロセッサ回路であって、プロセッサ回路は、MCSを識別して、OFDMシステムの複数のサブキャリアを使用してパケットを通信し、メモリから、MCSに関連付けられたパイロット保留回数を取り出すよう構成され、パイロット保留回数は、パケットの通信中に複数のサブキャリアのサブキャリア間でパイロット・トーンをシフトさせる時点を示すプロセッサ回路を備え得る。他の実施例も開示し、特許請求の範囲に記載している。

Description

センサ・ネットワークには、セキュリティ、産業モニタリング、軍事偵察、及び生体監視などの数多くの適用分野がある。前述の多くの適用分野では、電線又はケーブルにより、センサを接続することが不都合であり、又は不可能である。センサ・ネットワークは屋内又は屋外で実現し得る。例えば、地震センサは、車両、要員、又は大地の大きな固まりの貫入又は移動を検出するために使用し得る。
車両及び要員の検出は、地震や、大地の固まりの移動からと同様に、大きな信号の検出よりも困難である。広い地域にわたる高信頼度の検出又は追跡はよって、密接して置かれた非常に多くの数の高感度検出器を必要とする。環境においてセンサ・ノードを置くのは比較的簡単であり、それをネットワーク内に構成することは管理可能であるが、センサ・ネットワークが直面する課題は、地理座標の位置においてどこにあるかを判定することが困難かつ高価であるという点である。数多くの高感度、低コスト、及び低電力のセンサ・ステーションの無線ネットワークがより望ましい。しかし、チャネル推定の結果として生じるオーバヘッドは、通常、無線センサ・ネットワークにおいて法外である。
無線通信技術標準が、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11ah(11ah)タスク・グループによって策定されている。IEEE802.11ah(11ah)は、ワイファイ(WiFi。登録商標)の新たな技術のエボリューションであり、技術標準策定段階にある。非常に低いデータ・レート動作がイネーブルされている。IEEE802.11a/gでは20MHzチャネル幅が規定され、IEEE802.11nでは、40MHzが追加されており、次いで、IEEE802.11acでは、80MHz及び160MHzが追加されている。過去は、WiFiのエボリューションがデータ・レートを増加するものであったが、IEEE802.11ah(11ah)は実際には、比較的低いレートのサービスをターゲットにしている。
本発明としてみなされる主題は、本明細書に続く特許請求の範囲において具体的に明示し、別個に記載する。しかし、本発明は、動作の編成及び手法、並びにその目的、構成、及び効果について、添付図面とともに読まれると、以下の詳細な説明を参照することにより、最もよく理解し得る。
実施例によるセンサ・ネットワーク展開の概念を示す図である。 本開示の別々の実施例の実現に適した例示的な通信装置を示す図である。 一実施例による、固定パイロットを備えた図である。 実施例による、送信器によって送信されるパイロット・トーンを含むパケット/フレームを示す第1の図である。 実施例による、直交周波数分割多重(OFDM)ベースの通信システムにおけるパイロット・シフトの方法を示す図である。 実施例による、パイロット・トーン及びデータ・トーンを処理するための、等化器を備えたトランシーバの一部を示す図である。 実施例による、送信器におけるトーン割り当てのための方法を示すフローチャートである。 一実施例による、例示的なパイロット保留回数テーブルを示す図である。 実施例による、送信器によって送信されるパイロット・トーンを含むパケット/フレームを示す第2の図である。 実施例による、送信器によって送信されたパイロット・トーンを含むパケット/フレームを示す第3の図である。 一実施例による、図6に示すパイロット保留回数テーブルからの変調及び符号化手法(MCS)ゼロ(0)を備えるシステム特性を示す図である。 一実施例による、図6に示すパイロット保留回数テーブルからのMCS3を備えるシステム特性を示す図である。 実施例による、送信器におけるトーン割り当てのための方法を示す第2のフローチャートである。 実施例による、受信器におけるトーン割り当てのための方法を示す第3のフローチャートである。
種々の実施例は一般に、無線通信に関し、特に、パイロット・トーンを送信し、受信する手法に関する。実施例は、無線マルチキャリア・システムのパイロット回転のパイロット保留回数(N)を管理するための改良された手法を含み得る。パイロット保留回数(N)を管理するための改良された手法は、パイロット・トーン・シフト手法におけるパイロット・トーンのシフトの管理、時空間ブロック・コード(STBC)手法のパイロット・トーン保留回数の管理、送信ビーム形成(TxBF)手法又は固定若しくは可変のパイロット・トーン保留回数を使用し得る何れかの他の通信手法のパイロット・トーン保留回数の管理などの、いくつかの適用シナリオについて効果的であり得る。実施例は前述のコンテキストに限定されるものでない。
装置は、とりわけIEEE802.11ahシステムなどの直交周波数分割多重(OFDM)システムに利用可能な変調及び符号化手法(MCS)の組を備えたデータ構造を記憶するよう構成されたメモリを含み得る。各MCSには、関連付けられたパイロット保有回数(N)が存在し得る。パイロット保留回数(N)は、マルチキャリア・システムにおける別のサブキャリアにパイロット・トーンをシフトする前にマルチキャリア・システムにおいてサブキャリア上でパイロット・トーンを通信するためのシンボルの数を示し得る。装置は更に、MCSを識別して、OFDMシステムの複数のサブキャリアを使用してパケットを通信し、メモリからMCSに関連付けられたパイロット保留回数(N)を取り出すよう構成された、メモリに結合されたプロセッサ回路を含み得る。パイロット保留回数(N)は、パケットの通信中に、複数のサブキャリアのサブキャリア間でパイロット・トーンをシフトさせる時点を示し得る。このようにして、可変パイロット保留回数(N)を使用して、シグナリング・オーバヘッドを何ら加えることなく、OFDMシステムの特性を最適化し、それにより、帯域幅、電力、及び他の貴重なシステム・リソースを節減し得る。他の実施例も開示し、特許請求の範囲に記載している。
通信システムでは、等化器の更新をプラットフォームが容易にし得る手法に対する必要性が存在している。送信器は、直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの組それぞれにおいて1つ又は複数のパイロット・トーンを送信し、通常、プロトコル・データ・ユニット(PDU)又はパケットには多くのOFDMシンボルが存在している。固定パイロット割り当てにより、受信器は、最も静的なチャネル状態下でのパイロット・トーンにより、十分高精度に受信信号を追跡することができる。実施例によれば、パイロット・トーンはパケットにわたり、サブキャリアそれぞれを回転し得る。パイロット・トーンは例えば、サブキャリア追跡のための勾配及び切片の推定を単純にするように、いくつかのデータ・サブキャリアによって離間され得る。パイロット・トーンがバンドにわたって掃引されるので、パイロット・トーンが現在埋めているサブキャリアのための等化器のタップも更新される。前述の手法は、チャネルが非静止の場合に、経時的にチャネル変動をシステムが追跡することを可能にする。
一実施例によれば、方法は、複数のサブキャリアを使用してパケットを無線で伝送する工程と、パケットを受信する通信システムが経時的にチャネル変動を追跡することが可能であるように、パケットの期間中に複数のサブキャリアの1つ又は複数に1つ又は複数のパイロット・トーンを順次、割り当てる工程とを含む。
別の実施例によれば、装置は、複数のサブキャリアを使用してパケットを無線で伝送するための伝送チャネルであって、伝送チャネルは、パケットの期間中に複数のサブキャリアの1つ又は複数に1つ又は複数のパイロット・トーンを順次、割り当てる伝送チャネルと、入力モジュールに結合され、1つ又は複数のパイロット・トーンから伝送チャネルのチャネル推定を算出するよう構成されたチャネル推定モジュールとを備え、1つ又は複数のパイロット・トーンを順次、割り当てることにより、パケットを受信するシステムが経時的に伝送チャネル変動を追跡することが可能になる。
更に別の実施例によれば、装置におけるチャネル推定モジュールは等化器タップを備え、等化器タップは、適応的アルゴリズム・プロセスに結合された入力を有し、等化器タップは、チャネル変動を生成するよう結合された等化器係数出力を有する。
別の実施例によれば、一時的でないマシン・アクセス可能な媒体はアクセスされると、マシンに動作を行わせる命令を提供し、一時的でないマシン・アクセス可能な媒体は、複数のサブキャリアを使用してパケットを無線で伝送し、パケットの期間中に複数のサブキャリアの1つ又は複数に1つ又は複数のパイロット・トーンを順次割り当てる工程を少なくとも1つのコンピュータに行わせるためのコード、及び1つ又は複数のパイロット・トーンから伝送チャネルのチャネル推定を算出する工程を、入力モジュールに結合されたチャネル推定モジュールにおいて、少なくとも1つのコンピュータに行わせるためのコードを備え、1つ又は複数のパイロット・トーンを順次割り当てる工程は、経時的に伝送チャネル変動を、パケットを受信するシステムが追跡することを可能にする。
例示的な実施例を本明細書及び特許請求の範囲に開示している。しかし、本明細書及び特許請求の範囲記載の何れかの装置、方法、及び/又はシステムが、例示的な実施例の範囲及び趣旨によって包含されることが想定されている。
本開示の更なる構成及び効果は、以下の説明において記載し、部分的には上記説明から明らかとなり、又は、本開示の実施によって分かり得る。本開示の構成及び効果は、特許請求の範囲に具体的に記載した手段及び組み合わせによって実現し、得ることができる。本開示の前述及び他の構成は、以下の説明及び特許請求の範囲からより詳細に明らかとなり、又は本明細書及び特許請求の範囲記載の本開示の実施によって分かり得る。
アルゴリズム、手法、又はプロセスは、本明細書及び特許請求の範囲では、かつ、一般に、所望の結果につながる動作又は処理の首尾一貫した系列であるとみなされる。前述には、物理的数量の物理的操作が含まれる。通常、必然的でないが、前述の数量は、記憶され、転送され、合成され、比較され、他の態様で操作されることができる電気信号又は磁気信号の形式をとる。前述の信号をビット、値、要素、記号、文字、項、数字等として表すことが、主に慣用の理由で、時には好都合であることが明らかとなっている。しかし、前述及び同様の項は全て、適切な物理的数量と関連付けられるものとし、前述の数量に付された好都合なラベルであるに過ぎないということに留意すべきである。
「一実施例」、「実施例」、「例示的な実施例」、「種々の実施例」等への言及は、記載された本発明の実施例が特定の特徴、構造、又は特性を含み得るが、全ての実施例が必ずしも、特定の特徴、構造、又は特性を含んでいる訳でないということを示す。更に、「一実施例における」との句の反復した使用は同じ実施例を必ずしも意味する訳でないが、同じ実施例を意味する場合もある。
本明細書及び特許請求の範囲では、別途明記しない限り、共通の対象を表すための、順序を示す形容詞である「第1の」、「第2の」、「第3の」等の使用は、同様な対象の別々のインスタンスが参照されているということを示し、そのように記載された対象が、ランキングで時間的に、空間的に、又は何れかの他の態様で特定の順序になっていなければならないことを示唆することを意図するものでない。
本発明の実施例はこの点で限定されないが、例えば「処理」、「計算」、「算出」、「判定」、「適用」、「受信」、「確立」、「検査」等などの語を利用する記載は、動作及び/又は処理を行う旨の命令を記憶し得るコンピュータのレジスタ及び/又は他のメモリ若しくは他の情報記憶媒体に、コンピュータのレジスタ内及び/又はメモリ内の物理的(例えば、電子的)数量として表すデータを操作し、かつ/又は変換するコンピュータ、コンピューティング・プラットフォーム、コンピューティング・システム、又は他の電子コンピューティング装置の動作及び/又はプロセスを表し得る。
本発明の実施例はこの点で限定されないが、本明細書及び特許請求の範囲記載の「複数(plurality及びa plurality)」は例えば、「複数」、又は「2つ以上」を含み得る。「複数(plurality及びa plurality)」の語は、明細書を通して、2つ以上の構成部分、装置、構成要素、ユニット、パラメータ等を表すために使用し得る。例えば、「複数(a plurality)の抵抗器」は、2つ以上の抵抗器を含み得る。
「コントローラ」の語は一般に、処理又はマシンを管理し、又は調節する1つ又は複数の装置の動作に関する種々の装置を表すために使用される。コントローラは、本明細書及び特許請求の範囲記載の種々の機能を行うために、(例えば、専用ハードウェアなどによる)種々のやり方で実現することが可能である。「プロセッサ」は、本明細書及び特許請求の範囲記載の種々の機能を行うためにソフトウェア(例えば、マイクロコード)を使用してプログラミングし得る1つ又は複数のマイクロプロセッサ(又はプロセッサ回路)を使用するコントローラの一例である。コントローラはプロセッサの使用を伴い、又は伴わずに実現し得、一部の機能を行うための専用ハードウェア、及び他の機能を行うためのプロセッサ(例えば、1つ又は複数のプログラムされたマイクロプロセッサ及び関連付けられた回路)の組み合わせとしても実現し得る。
本明細書及び特許請求の範囲記載の「無線装置」の語は、例えば、無線通信ができる装置、無線通信ができる通信装置、モバイル端末、無線通信ができる通信局、無線通信ができるポータブル装置又は非ポータブル装置、モバイル端末等を含む。
本明細書及び特許請求の範囲記載の「ネットワーク」の語は、その最も広い意味合いで、一エンティティから別のエンティティに通信を渡すことができる何れかのシステムを意味するために使用される。よって、例えば、ネットワークは、限定列挙でないが、ワイド・エリア・ネットワーク、ワイファイ(WiFi。登録商標)・ネットワーク、セルラ・ネットワーク、及び/又はそれらの何れかの組み合わせであり得る。
本明細書及び特許請求の範囲記載の「センサ・ネットワーク」は、ノードの少なくとも一部が感覚データを収集する無線又は有線のノード・ネットワークである。無線センサ・ネットワーク(WSN)は、協調して物理状態又は環境状態を監視するための空間分散センサを含む無線ネットワークである。多くの場合、センサ・ネットワークにおけるノードのうちの複数若しくは大半が、又はその全てもが感覚データを収集する。感覚データは、温度、音、風、地震活動等などの自然ソースを測定/検出することによって得られる外部感覚データを含み得る。感覚データは更に、光、音、種々の周波数スペクトル信号等などの人工ソースを測定し/検出することによって得られる外部感覚データを含み得る。あるいは、感覚データはセンサ・ノード内部のソースの測定/検出に関するデータ(例えば、ネットワーク上のトラフィック・フロー等)を含み得る。
ワイファイ(WiFi。登録商標)の新たな技術のエボリューションであり、技術標準策定段階にあるIEEE802.11ah(11ah)では、非常に低いデータ・レート動作がイネーブルされている。IEEE802.11a/gでは20MHzチャネル幅が規定され、IEEE802.11nでは、40MHzが追加されており、次いで、IEEE802.11acでは、80MHz及び160MHzが追加されている。過去は、WiFiのエボリューションがデータ・レートを増加するものであったが、IEEE802.11ahは実際には、比較的低いレートのサービスをターゲットにしている。IEEE802.11ahでは、規定された帯域幅は1MHz、及びダウンクロックされたIEEE802.11acレートの組(すなわち、2、4、8、及び16MHz)であり、ダウンクロックは10である。1MHzレートはIEEE802.11n/acレートから導き出されておらず、よって、この帯域幅モードは、多かれ少なかれ、独立して企図されている。これまでの過程では、1MHzシステムは、(IEEE802.11acにおける最小64に対して)32ポイントFFTを使用する可能性が高い。前述の32個のサブキャリアのうち、24がデータに使用され、2がパイロットに使用される可能性が高い。更に、反復モードが含まれ、これにより、データ・レートが更に低下する。特性要件が要求する場合、前述のトーン・カウントが変わり得ることを強調すべきである。
IEEE802.11ahの識別されたターゲット・アプリケーションには、屋内及び屋外センサ(センサ・ネットワーク)及びセルラ・オフロードがある。主なアプリケーションがセンサ・ネットワーク(例えば、スマート・メータ)になる可能性が高い。各ノードにおける測定情報は、アクセス・ポイントのような融合点に供給されるべきである。何れにせよ、大半の場合には、ペイロードは小容量(数百バイト)になることが予期される一方、幾分大容量のペイロード(数千バイト)を有する使用事例がいくつか存在する。前述の後者の事例では、IEEE802.11ahシステムの低データ・レートが理由で、パケットは100ミリ秒を超え得る。対照的に、IEEE802.11n/acシステムの場合、最低レートにおいて伝送されるパケット長2400バイトは3.2msを要し、最高MCSを使用すれば、これは0.3msに縮減され、これは、1ストリームのみについてである。前述の持続時間の場合、及びシステムが概ね、屋内用に企図されている場合、パケット持続時間にわたり、チャネルは静止状態にあると仮定される。ずっと低いデータ・レートを有し、屋外をターゲットとする使用事例を有するIEEE802.11ahでは、チャネルが静止状態にあるという前述の仮定はもう妥当でない。
ワイファイ(WiFi。登録商標)の旧バージョンにおけるパケット構造は全て、固定持続時間のプリアンブル、及び固定位置におけるいくつかのパイロット・トーンを有する。パイロット・トーンの数、及びその位置は、別々の4つのIEEE802.11ac帯域幅について異なるが、帯域幅それぞれについて固定である。IEEE802.11ahにおける、潜在的に長いパケットの課題は、屋外チャネルにおいて、チャネルが、パケットにわたり、静止状態でないという点である。よって、別々のパイロット位置を使用する更なる等化器の訓練又はパイロット位相追跡が望ましいと考えられている。
上記課題を解決するための手法は、旧IEEE802.11a/g/n/acバージョンのものからの送信器(Tx)及び受信器(Rx)アーキテクチャに対する変更を最小にする解決策に達するというものである。本明細書に概説した解決策は、他の受信器機能に加えて、等化器を継続的に更新するためにパイロット・トーンを使用するというものである。上述したように、技術標準の現行バージョンでは、パケットは時間的に比較的短い。よって、プリアンブルの使用は正当化され、静止チャネルを仮定すれば、オーバヘッドの観点から効率的であった。更に、相対的に低いデータ・レートが(最低MCS及び単一ストリーム伝送を使用して)可能であり、パケットが時間上、長くなり、屋外使用モデルが想定されているIEEE802.11ahでは、前述のチャネルが静止状態にある旨の前提はもう妥当でない。
技術標準の旧バージョンでは、プリアンブルは通常、周波数オフセット推定、タイミング推定等などの初期受信器パラメータを推定するために、かつ、等化器タップの計算に加えて使用されている。そして、パイロット・トーンは通常、パケットを追跡して、周波数、時間、及び位相の推定を維持し、向上させるために使用されていた。そうするために、パイロット・トーンは現在、固定的にOFDMサブキャリアに割り当てられ、それから、必要に応じて、帯域にわたり、前述のパラメータを推定するための手法が使用される。トーン位置(+7、−7)において固定パイロット・トーンを備えた、IEEE802.11の考えられる構成の例を図1Cに示す。
更に、各種通信システムは、通信システムに対する二以上のユーザのアクセスを可能にするために各種シグナリング(例えば、直交周波数分割多重(OFDM)、符号分割多元アクセス(CDMA)、同期符号分割多元アクセス(S−CDMA)、時分割多元アクセス(TDMA)等)の1つ又は複数を使用し得る。前述の通信システム内の通信チャネルを介して伝送される信号の処理に応じて、行われることが多い一機能は、チャネル推定の機能である。特定の観点から、チャネル推定(チャネル検出、チャネル応答特徴付け、チャネル周波数応答特徴付け等などの種々の定義)は、通信チャネルの少なくとも一部の特性(例えば、減衰、フィルタリング特性、雑音注入等)を受信通信システムによってモデリングし、補償することが可能な手段である。
本開示の種々の実施例を以下に詳細に記載する。特定の実現形態を説明しているが、これは、例証の目的のみで行っているものであると理解されたい。本発明の趣旨及び範囲から逸脱しない限り、他の構成部分及び構成を使用し得るということを当業者は認識するであろう。
図1A及び関連した記載において例証するセンサ・ネットワーク及びマルチバンド対応局は、本発明を実現し得る適切なコンピューティング環境の簡単な概説を提供することを意図している。話を単純にするために、3つの局(STA)のみを示しているが、本発明は、何れかの特定数のSTAに限定されるものでない。
図1Aは、実施例によるセンサ・ネットワーク10を示す。無線センサ・ネットワークは、環境を検知し、無線リンクを介して、監視されたフィールド(例えば、面積又は体積)から収集された情報を伝達することができる、ノードとして表す装置のネットワークとして定義することが可能である。データは、コントローラ又はモニタ(シンク)に転送され、場合によってはコントローラ又はモニタ(シンク)に中継され、上記コントローラ又はモニタは局所で使用することが可能であり、又は、ゲートウェイを介して、インターネットのような他のネットワークに接続される。ノードは静止状態にあり、又は移動し得る。ノードはその位置を知っていることも知らないこともあり得る。ノードは同種であることもないこともあり得る。本発明の好ましい実施例は、複数の展開シナリオ及びセンサ・タイプのための通信プラットフォームとしての役目を担う柔軟なオープン・アーキテクチャとして、図1Aに示すセンサ・ネットワークを提供する。センサは例えば、1つ又は複数の貫入イベント、認可されていないイベント、医療イベント、又はメータ・イベントを追跡し得る。例えば、化学センサは、空気のサンプルを採取し、その特性を測定し得、又は、温度センサは、建物、車、人々、物体等の温度を測定し得る。好ましい実施例によるネットワークは、屋内又は屋外の面積を包含するために展開し、又は緊急高速応答状態において局所に展開し得る。センサは、種々の固定位置又はモバイル位置に配置し得る。通常の固定位置には、建物、電力線若しくは電話線用柱/塔、セルラ通信塔、又は信号機が含まれる。通常のモバイル位置には、自動車などの車両、個人、ペットなどの動物、又は移動可能な固定位置が含まれる。
図示したセンサ・ネットワーク10は、装置管理設備/コンピュータ160、11ah準拠であることを示すために11ah APと付した、AP136などの複数のアクセス・ポイント(AP)、スマート・メータ機能を行うための、宅内のセンサ・ノード40などの複数のセンサ・ノード、装置、又は局(STA)、車両機能を監視するためのセンサ・ノード50、センサ・ノード106、及びセンサ・ノード133を備える。無線データ収集ネットワーク170のノードは、セルラ、陸上移動無線、及び有線又は無線のアクセス・ポイントなどの既存の公的又は私的のインフラストラクチャ・タイプへのリーチバック・リンクを提供するためのネットワーク(無線センサ・ネットワーク10)内に示す。無線データ収集ネットワーク170は、陸上移動無線、セルラ、ブロードバンド・データ等のような既存の通信インフラストラクチャを備えたリーチバック車両、及びセンサ・ネットワーク・データ・コンセントレータとして機能する。要するに、無線データ収集ネットワーク170は、別々の物理層にわたるトランスペアレントな通信を提供する。複数のセンサ・ノードが、センシング領域にわたって配置され、センサ・ノードSTA、STASTAとして個々に識別し得る。複数のセンサ・ノードのうちの何れかの特定のノードNは、AP136などのAPノードの1つ又は複数への中継路を形成するように他の1つ又は複数のセンサ・ノードと通信することができる。センサ・ネットワーク10は、1つ又は複数の遠隔アプリケーション・サーバとの、無線データ収集ネットワーク170にわたる無線及び/又は有線通信リンクを確立するよう構成された1つ又は複数の通信装置112を含む。通信装置112は、デスクトップ、ラップトップ、及び/又はモバイル・コンピューティング装置を含み得る。モバイル・コンピューティング装置の例には、限定列挙でないが、スマートフォン、タブレット・コンピュータ、及びウルトラモバイル・パーソナル・コンピュータが含まれる。
装置管理設備/コンピュータ160は、AP136などのAPノードの1つの中に、又はサーバ上、ラップトップ・コンピュータ上、携帯情報端末(PDA)上、スマートフォン上、若しくはデスクトップ・コンピュータ上に配置し得る。装置管理コンピュータによって行われる機能は実際には、一コンピュータ内に配置し、又は、割り当てられた個々の機能を行うために別々のプログラムを備えたいくつかのコンピュータにわたって分散させ得る。AP136などのAPノードは、当技術分野において知られているものの典型である。APノードは、(例えば、インターネットを介した)外の世界と、センサ・ノードの一部又は全てとの間のゲートウェイとしての役目を担う。11ah準拠APは、セルラ・オフロード、屋内センサ及び屋外センサとの情報の交換ができる。何れにせよ、大半の場合には、ペイロードは小容量(数百バイト)になることが予期される一方、幾分大容量のペイロード(数千バイト)を有する使用事例がいくつか存在する。前述の後者の事例では、11ahシステムの低データ・レートが理由で、パケットは100ミリ秒を超え得る。ずっと低いデータ・レートを有し、屋外をターゲットとする使用事例を有する11ahでは、チャネルが静止状態にあるという前述の仮定はもう妥当でなく、よって、帯域のデータ収容部分全体にわたり、信号を推定するために、別々のパイロット位置を使用した更なる等化器訓練、又はパイロット位相追跡が必要であると考えられている。
図1Bは、本開示の別々の実施例の実現に適した例示的な通信装置112である。通信装置112は、入出力(I/O)装置192、第1のアンテナ180と第2のアンテナ184とに結合されたトランシーバ182、及び、リード・オンリ・メモリ(ROM)190、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)188などの1つ又は複数のメモリ装置に結合されたプロセッサ186を含む。プロセッサ186は1つ又は複数のプロセッサ・チップとして実現し得る。
プロセッサ186は、例えば、中央処理装置(CPU)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロプロセッサ、コントローラ、チップ、マイクロチップ、集積回路(IC)、何れかの他の適切な多用途又は専用プロセッサ若しくはコントローラを含み得る。プロセッサ186は例えば、通信装置112によって受信されたデータを処理し、かつ/又は、伝送が意図されたデータを処理し得る。
ROM190は、プログラム実行中に読み出される命令を記憶し、場合によっては、プログラム実行中に読み出されるデータを記憶するために使用される。ROM190は不揮発性メモリ装置である。RAM188は、揮発性データを記憶し、場合によっては、命令を記憶するために使用される。ROM190は、例えば、トランシーバ182及び/又は185、並びに、アンテナ180及び/又は184を介し、オーバザエア・インタフェースにより、遠隔な、記憶された命令の更新をサポートするために、フラッシュ・メモリ、又は電気的に消去可能なプログラマブル・メモリを含み得る。
トランシーバ182、185、及びアンテナ180、184は無線通信をサポートする。トランシーバ180及び184は、無線通信信号、トーン、ブロック、フレーム、伝送ストリーム、パケット、メッセージ、及び/又はデータを受信し、かつ/又は送受信する別個の、若しくは一体化された機能を行うことができる。
I/O装置192は、数字を入力し、機能を選択することを可能にするためのキーパッド及び視覚ディスプレイであり得る。あるいは、I/O装置192は、ラップトップ・コンピュータのキーボード及びタッチパッドなどの、キーボード及びタッチパッドであり得る。プロセッサ186は、ROM190又はRAM188からアクセスする命令、コード、コンピュータ実行可能な命令、コンピュータ・プログラム、及び/又はスクリプトを実行する。
図1Cは、一実施例による、固定パイロットを備えた図である。より具体的には、図1Cは、トーン位置(+7、−7)において固定パイロット・トーン194を備えた、IEEE802.11ahの考えられる構成の例を示す。
図2は、実施例による、送信器によって送信されたパイロット・トーンを備えた、時間の関数として生成されたパケットの図である。図2は、OFDMシンボルの組202を含む信号を示す。OFDMシンボルの組はそれぞれ、別個のサブキャリア204(例えば、サブキャリア周波数)によって変調された複数のデータ・シンボルを含む。OFDMシンボルの組はそれぞれ、パイロット・トーン210、データ・シンボル205、ガード・サブキャリア211及び213、DCサブキャリア(0Hz)212を含むが、他の構成も可能である。DC及びガード・サブキャリアは場合によっては、併せて、ナル・サブキャリア(ナル・トーン)と呼ばれる。ナル・トーンは、DCオフセット(DCサブキャリア)から保護し、隣接チャネル介入(ガード・サブキャリア)から保護するためにOFDMシステムにおいて使用される。更に、ガード・サブキャリアは、費用がより低い実現形態で、送信された波形を送信スペクトル・マスクにフィットさせることを可能にするために空きにされる。
実施例によるパイロット・トーンは、図2によって示すように、使用可能なサブキャリア全てなどにより、時間の関数として、使用可能なサブキャリアを掃引するように1つ又は複数の使用可能なキャリア(すなわち、ガード・トーン又はDCトーンを含まないキャリア)に割り当て得る。パイロット・トーン210は、OFDMシンボルの組それぞれにおいて、同じサブ・サブキャリア周波数によって変調する一方、別々のシンボルの組において別々のサブ・サブキャリア位置に配置し得る。パイロット・トーンの順次割り当てでは、同じシンボルの組におけるパイロット・トーン間の、位置における差(P)(すなわち、間隔215)は、シンボルの組において、パイロット・トーンが、n(n≧1)個のシンボル位置ごとを占めるようなものであり得る。図示するように、パイロット・トーン間の間隔は14個のサブキャリアであり、この固定位置はシンボルの組毎に維持し得る。図3は、パイロット・トーンの位置決めに対して用いられたランダム割り当ての結果として間隔が変動する代替的なストラテジを示す。
パイロット・トーンは、パイロット・トーン・シフトにより、経時的に別々のシンボルの組における別々のサブ・サブキャリア位置に配置される。パイロット・トーン・シフトは、パイロット・トーンを、時間の関数として別のサブ・サブキャリアに順次に、又はランダムに割り当て得るプロセスである。上述したように、パイロット又は使用可能なキャリアには、サブキャリアの部分集合のみを使用し得る。例えば、パイロット・トーンは、データ・サブキャリアに対してのみ使用され(例えば、シンボル単位で、パイロット・トーンで掃引する)、ナルにされたサブキャリア(例えば、DCサブキャリア及びガード・サブキャリア)を避け、潜在的には、ガード・サブキャリア又はDCサブキャリアに隣接したデータ・トーンも避け得る。パイロット・トーン及びその位置決めは、符号化手法、パケット長等などのチャネル状態に基づき得る。時間軸290上に示すように、PT(時間=1、又は生成されるパケットの第1の期間)ではパイロット・トーンの位置が−13及び1である一方、PT(時間=2)では、位置は1つだけシフトしており、パイロット・トーンには、−12乃至2が割り当てられる。図示したように、パイロット・トーン205を、時間領域において一位置だけ、シフト(220)させている。パイロット・トーンは、図示したように、シンボルの組毎にシフトが存在するようにシフトさせ得、又は、いくつかのシンボルの組について固定させ、次いでシフトさせ得る。パイロット・トーン210のシフトは、伝送に使用される変調及び符号化手法(MCS)に、又は伝送のパケット長(すなわち、チャネル状態)に基づき得る。更に、1つ又は複数のパイロット・トーン210が特定のサブキャリアにおいて占める時間の量は変調及び符号化手法(MCS)に基づき得、MCSは、トラフィック・タイプによって要求されるロバスト性の度合い、及びデータ・レートに基づいて選択される。パイロット・トーンの組が割り当てられた後、パイロット・トーンを割り当てるプロセス292が、複数の期間の期間毎に繰り返される。
図3は、実施例による、OFDMベースの通信システムにおける、時間の関数としてのランダム・パイロット・シフトの方法300を示す。前述の図は、1MHzの帯域幅の例示的なケースの場合、おおよそ(−16、−15、0、14、及び15)に存在しているナル・トーン、データ・トーン410及び420、並びにパイロット・トーン210を各フレ―ムが含む、OFDM信号の別々の時点における複数のフレームを示す。無線ネットワーク・センサでは、一様な変調がデータ・トーン全てについて使用される一方、OFDM信号は、別々の変調タイプのデータ・トーン402を含み得る。別々の変調タイプの例には、直交位相シフト・キーイング(QPSK)、及びQPSKよりも変調次数が相対的に低いバイナリ位相シフト・キーイング(BPSK)がある。図3では、トーンの組(トーン−12及び−11)はQPSK変調タイプを使用し得、疑似パイロット・トーンとして適格とするために、そのデータ・トーンから抽出されたシンボルに関連付けられた更に大きな確信度が存在し得る。(例えば、16QAM、BPSK等などの)相対的に低い変調次数タイプを、対応するシンボルが有するデータ・トーンであり得るトーンの組(ト―ン10及び11)は、QPSKのような相対的に高い変調次数タイプを、対応するシンボルが有するデータ・トーンよりも、パイロット・トーンの挿入について、より頻繁に適格とされ得る。
更に、パイロット・トーンが特定のサブキャリアを占める時間の量は、変調及び符号化手法(MCS)に依存し得る。例えば、新たなBPSKレート1/2モードが反復符号化2xで定義されている11ahでは、固定の持続時間は、繰り返しがないMCS0、BPSKレート1/2モードのものよりも長いことがあり得る。
最後に、上記手法は、処理を最小にするように技術標準の旧バージョンにおけるように持続時間が短いパケットについて固定パイロット・トーンをシステムが使用することを可能にする。よって、これは、全てのパケット伝送において上記手法を使用し、又は、1ストリーム及び大きなペイロードを有する低MCSなどの構成にのみ使用するオプションを可能にする。MCS及びパケット長を使用してパイロット回転の設定を求めることにより、単純な設計が可能になる。前述のパラメータは、信号フィールドにおけるプリアンブルにおいてシグナリングされるからである。
図4は、実施例による、パイロット・トーン及びデータ・トーンを処理するための、等化器を備えたトランシーバ182の一部を示す。受信器182は、アンテナ180と、入力モジュール412と、等化器アプリケーション240又は命令を実行する適応型等化器220と、チャネル推定モジュール230とを備える。
入力モジュール412は、アンテナ180から適応型等化器440及び他の回路に信号を供給するためのインタフェースを含む。入力モジュールは、無線チャネルの瞬時の状態に応じて出力を供給するための、対応する係数を備えたタップ、遅延エレメント、及びフィルタを備え得る。
タップ係数は、特定の特性レベルを実現し、好ましくは、受信器における信号品質を最適にするためにパイロット・トーンに基づいて調節し得る重み値である。一実施例では、受信システムは、経時的にパケットにわたる、OFDMサブキャリアそれぞれを介したパイロット・トーンの回転のために、(例えば、等化器タップを更新するためにパイロット・トーンを使用して)経時的にチャネル変動を追跡することができる。上述したように、パイロット・トーンは、特定数のデータ・サブキャリアだけ、離間しているので、サブキャリアの勾配及び切片の推定が単純化される。パイロット・トーンがバンドにわたって掃引されるので、パイロット・トーンが現在埋めているサブキャリアのための等化器のタップも更新し得る。
パイロット・トーン210は、アンテナ180で受信され、入力モジュール412により、ベースバンド表現に変換される。受信されたパイロット・トーンは次いで、(例えば、最小二乗手法を使用して)無線チャネルの初期チャネル推定を求めるために受信系列を使用するチャネル推定器436に入力される。チャネル推定器436は、初期チャネル推定を求めるために受信信号と比較される送信済パイロット・トーンの事前知識を有し得る。初期チャネル推定は次いで、チャネル追跡装置438に供給し得る。データ信号はアンテナ180によって受信され、トランシーバ182の入力モジュール412内のベースバンド表現に変換される。デ―タ信号は次いで、等化器440に現在適用されているチャネル・タップによって支配される態様で信号をフィルタリングする等化器440の入力に供給される。等化器440は、(例えば、トランスバーサル・フィルタ、最大尤度系列推定器(MLSE)等を含む)何れかのタイプの等化器構造を含み得る。適切に構成されると、等化器440は、受信された信号内の不必要なチャネル効果(例えば、シンボル間干渉)を削減し、又はなくし得る。
パイロット・トーン210を備えた受信データ信号は更に、等化器440に適用されたチャネル・タップを追跡するために受信信号を使用するチャネル追跡装置438の入力に供給される。システム動作中、前述のタップはパイロット・トーンの振幅及び位相に基づいてチャネル追跡装置438によって定期的に更新される。受信データに加えて、チャネル追跡装置438は更に、チャネル追跡プロセスにおいて使用するためのフィードバックとして等化器440の出力からデータを受信する。チャネル追跡装置438は、チャネル推定器436によって求められた初期チャネル推定を使用して、チャネル・タップ共分散行列(C)を求める。例えば、一実施例では、チャネル追跡装置438は次いで、(チャネル変動レートに関する)定数bの値を求め、タップ変動共分散行列(bC)を算出する。タップ変動共分散行列の平方根を次いで、求め、修正された最小平均二乗(LMS)アルゴリズム内で使用して、更新されたチャネル・タップを求め、これは次いで、等化器440に適用される。等化器440の出力がデインタリーバ442内でデインタリーブされる。チャネル及びソース符号化が次いで、チャネル復号化器444及びソース復号化器446それぞれにおける信号から除去される。結果として生じる情報は次いで、ユーザ装置、メモリ、又は出力250によって示されるような他のデータ宛先を含み得る情報シンク448に供給される。
図5は、実施例による、送信器におけるトーン割り当てのための方法のフローチャートである。方法500は動作510で始まり、パケット毎に繰り返される。動作510では、通信装置112などの装置は、パイロット、データ、及びナル・トーンを含み得る複数のサブキャリアを使用してパケットを無線で伝送する。制御が次いで動作520に渡され、動作520では、処理は、1つ又は複数のパイロット・トーンを複数のサブキャリアに割り当てる。動作520における1つ又は複数のパイロット・トーンの割り当ては、パケット上の先行する位置からサブキャリア数だけ、1つ又は複数のパイロット・トーンをシフトさせる動作530に関して行われる。制御は次いで、動作520に戻され、動作520では、パイロット・トーンがOFDM信号の特定のサブキャリアに割り当てられる。制御は次いで、動作510に渡され、動作510では、無線通信が通信装置によって行われる。上述のようなパイロット・トーンのシフトは、固定(例えば、シンボル毎のシフト)であるか、可変シフト(いくつかのシンボルにわたり、パイロット信号が固定のままであり、次いで変動させる)であるか、又は、一様な分布により、ランダムにシフトさせ得る。
図6は、一実施例による、例示的なパイロット保留回数テーブル600を示す。パイロット保留回数テーブル600は、OFDMシステムに利用可能なMCSの組を、他のタイプの情報のうちで記憶し、各MCSは関連付けられたパイロット保留回数(N)を有し得る。パイロット保留回数(N)は、マルチキャリア・システムにおける別のサブキャリア204にパイロット・トーン210をシフトする前にマルチキャリア・システムにおいてサブキャリア204上のパイロット・トーンを通信するためのシンボルの数を示し得る。パイロット保留回数テーブル600は、RAM188、ROM190などの記憶媒体、及び、OFDMシステム及びOFDM装置との使用に適した他の記憶媒体における何れかのタイプのデータ構造として記憶し得る。パイロット保留回数テーブル600として表すが、パイロット保留回数テーブル600として表した情報は、アレイ、リンク付けされたリスト、データベース、リレーショナル・データベース、ルックアップ・テーブル(LUT)等などの何れかのデータ構造に記憶し得る。実施例は前述のコンテキストに限定されるものでない。
一部の実施例は、1つ又は複数のパイロット・トーン・シフト手法のためのパイロット・トーンのシフトを管理する関係でのパイロット保留回数(N)及びパイロット保留回数テーブル600の使用を説明しているが、パイロット保留回数(N)及びパイロット保留回数テーブル600は、時空間ブロック符号(STBC)手法のためのパイロット・トーン保留回数の管理、送信ビーム形成(TxBF)手法のためのパイロット・トーン保留回数の管理、又は、固定又は変動のパイロット・トーン保留回数を使用し得る何れかの他の通信手法などの他の適用分野に使用し得る。例えば、別々の動作状態(例えば、SNR)において生じ、よって、変動する動作状態のために、別々のN値を使用する他の送信モードが存在している。例えば、TxBFでは、図6に示すようなパイロット保留回数テーブル600によって表される値を使用し、1つ又は複数の整数だけ、Nを増減し得る。例えば、STBCでは、別々のSTBCモードについて別々のN値を使用し得る。更に、別々の符号化器の使用は、別々のN値によって生じ得る。例えば、畳み込み符号化器は図6に示すようなパイロット保留回数テーブル600によって表された値を使用し得る一方、LDPC符号化器は、図6に示すようなパイロット保留回数テーブル600によって表された値を使用し、1以上だけ減少させ得る。実施例は前述の例に限定されるものでない。
図1乃至図5を参照して上述したように、パイロット・トーン210は、パイロット・トーン・シフトにより、経時的に別々のOFDMシンボルの組202における別々のサブ・サブキャリア位置に配置され得る。パイロット・トーン・シフトは、パイロット・トーン210を、時間の関数として別のサブキャリア204に順次に、又はランダムに割り当て得るプロセスである。パイロット・トーンは、図2に示したように、シンボルの組毎にシフトが存在するようにシフトさせ得、又は、いくつかのシンボルの組について固定させ、次いでシフトさせ得る。後者の場合、パイロット・トーン210が特定のサブキャリア204を占める時間の量は、パイロット保留回数テーブル600に記憶されたパイロット保留回数(N)によって示し得る。
パイロット・トーン・シフト(又はパイロット・トーン回転)では、パイロット・トーン210は、N個のシンボル毎に新たな位置にシフトさせ、ここで、Nはシステム・パラメータである。よって、パイロット・トーン210は、N個のシンボルに対して一定状態に留まり、次いで、次の場所にシフトする。受信器は次いで、N個のパイロット・シンボルを使用して、適切なアルゴリズムを使用してチャネル推定を行い得る。システムは、N個の単一の固定値で企図し得るが、これは最適化を可能にするものでない。
種々の実施例では、センサ・ネットワーク10は、Nのいくつかの値を使用し得、ここで、Nは何れかの正の整数である。例えば、一実施例では、Nの値は1乃至8個のOFDMシンボルの範囲に及び得る。Nについて別々の値を使用することにより、変動する時間量の間、パイロット・トーン210が特定のサブキャリア204上で通信されることを可能にし得る。より大きなN値は、パイロット・トーン210がサブキャリア204上で通信される時間量がより大きくなり、これにより、推定にもたらされる積分時間がより長くなり、信号対雑音比(SNR)が潜在的に高くなることを示し得る。逆に、Nのより小さな値は、パイロット・トーン210がサブキャリア204上で通信される時間量がより小さくなり、これにより、推定にもたらされる積分時間が短くなり、SNRが潜在的に低くなることを示し得る。したがって、Nは、全体の特性を向上させるために、特定のパケット、媒体、チャネル、装置、又はシステムについてカスタマイズし得る。
しかし、変数Nの使用に関連した課題の1つに、パケットにおいて使用されるN(例えば、パイロットの回転又はシフトに先行する保留回数)の値について受信器が知らされる必要があるという点がある。一手法には、プリアンブルの信号(SIG)フィールドを使用して物理(PHY)層に前述の情報を通知するというものがある。前述の手法の主な欠点は、1つ乃至8つの値の通知に、SIGフィールドにおける3ビットが必要になるという点である。残念ながら、1MHzシステムの場合、データ・トーンは非常に少なく、反復を伴う場合、余分なシンボルを追加することは、反復を伴って2つのシンボルを追加することに等しい。Nの値を通知するために1MHzシステムが更なるビットを有していても、これにより、ネットワークにおけるシグナリング・トラフィックが増加し、それにより、より多くの帯域幅及び他のネットワーク資源が消費される。
種々の実施例は、送信器又は受信器に可変パイロット保留回数を通知する必要性を削減するか、又はなくす一方で、他のシステム・パラメータにより、送信器及び受信器に自動的に知られる可変パイロット保留回数を利用するためのマルチキャリア・システムの手法を提供する。例えば、一実施例では、これは、図6のパイロット保留回数テーブル600によって示すように、パケットに使用されるMCSと、固定パイロット保留回数(N)とを関連付けることによって実現し得る。パイロット・トーン・シフト・システム(及びSTBC、TxBF、又はチャネル符号化タイプなどの他のシステム)の設計トレードオフは、静止チャネルの場合、より大きなNが、より長い保留回数、及び後のより良好な特性を示すというものである。チャネルは静止状態にあるので、特性が、パイロット回転のない(例えば、N>4の)システムよりも良好であることを示す図9及び図10において表すように、より長い積分により、より良好なSNRが推定について得られる。これは、パイロット・トーン210毎の積分時間が、パイロット・トーン210全ての初期チャネル推定に使用された元のプリアンブルよりも長いからである。ドップラの追加により、より長い積分時間は、より短い積分時間に対する特性を劣化させ始め得る。長い積分時間でも、802.11n/acシステムにおけるようにパイロット・トーン回転を使用しないよりは好適であることを特筆する。しかしながら、システムを最適化するために、しかし、シグナリングによる更なるオーバヘッドを加えることなく、Nを構成させることが有用である。
もう一度図6を参照するに、パイロット保留回数テーブル600は、OFDMシステムに利用可能なMCSの組を、他のタイプの情報のうちで記憶し、各MCSは関連付けられたパイロット保留回数(N)を有し得る。一実施例では、特定のMCSと関連付けるようパイロット保留回数(N)を選択することは、センサ・ネットワーク10の履歴情報に基づいて経験的に導き出され、パイロット保留回数テーブル600にコード化され得る。種々の装置(例えば、センサ・ノード40、50,106、及び/又は133)のメモリに記憶されたパイロット保留回数テーブル600の値は、周期的に、非周期的に、連続的に、又はオンデマンドで更新し得る。
場合によっては、瞬時のチャネル情報に基づいて、特定のMCSと関連付けるようNの値を選択し、相応に、種々の装置(例えば、センサ・ノード40、50、106、及び/又は133)のメモリに記憶されたパイロット保留回数テーブル600の値を更新することが可能であり得る。しかし、前述の手法は、特定の設計トレードオフを有する。瞬時のチャネル情報に基づいてNの値を選択することは、低電力センサの主使用事例を有するIEEE802.11ahシステムにおいて非常に困難である。例えば、前述の装置は、まれに情報を交換し、更に、通常、非常に低い電力装置であるので、設計上の制約は、その「アウェイク」時間を最小にするというものである。更に、頻繁な更新により、更なるオーバヘッドが全ての伝送に対して加えられ、パイロット回転がイネーブルされないものに対しても加えられ、それは、システム・スループット及び装置電力消費にも影響を及ぼす。
パイロット保留回数テーブル600は、他のタイプの情報のうち、MCSフィールド602、変調フィールド604、符号化率フィールド606、及びパイロット保留回数(N)フィールド608を含み得る。MCSフィールド602は、例えばMCS0乃至MCS9などの特定のタイプのMCSのコード・インデクスを記憶し得る。変調フィールド604は、バイナリ位相シフト・キーイング(BPSK)、直交位相シフト・キーイング(QPSK)、16直交振幅変調(QAM)(16−QAM)、64−QAM、256−QAM等などの、各コード・インデクスに関連付けられた変調タイプを記憶し得る。符号化率フィールド606は、1/2、2/3、3/4、5/6等などの各コード・インデクスに関連付けられた畳み込み符号の符号化率を記憶し得る。パイロット保留回数(N)フィールド608は、1乃至8シンボルなどの、Nの整数値を記憶し得る。前述の構成では、MCSフィールド602からの符号化率は、各種の関連付けられた情報を示し得る。例えば、MCS4のコード・インデクス610は、16−QAMの変調タイプ、3/4符号化率、及びN=2と関連付け得る。パイロット保留回数テーブル600に示すフィールド及び値は例に過ぎず、特定のパイロット保留回数テーブル600について他のフィールド及び値を実現し得る。例として、例えば順次又はランダムなどのパイロット・トーン・シフト・パターンを示すためにパイロット保留回数テーブル600にフィールド(図示せず)を加え得る。
図7は、順次に送信器によって送信されたパイロット・トーンを備える、時間の関数として生成されたパケットの図である。図2を参照して上述したように、パイロット・トーン210は、パイロット・トーン・シフトにより、経時的に別々のシンボルの組における別々のサブ・サブキャリア位置に配置され得る。一実施例では、パイロット・トーン210は、パイロット保留回数テーブル600に記憶されたパイロット保留回数(N)によって示されるように別々のサブキャリアにシフトさせることが可能である。パイロット保留回数テーブル600は、送信装置及び受信装置に記憶し得る。このようにして、送信装置及び受信装置が、スループットの観点から最適なMCSに集中させるためのレート適合プロセスなどにより、チャネル又はパケットのMCSを選択し、又はチャネル又はパケットのMCSについて同意すると、送信装置及び受信装置は、装置間で交換される更なるシグナリングなしで、局所パイロット保留回数テーブル600からの選択されたMCSに関連付けられたパイロット保留回数(N)を取り出し得る。
例えば、一実施例では、送信装置及び/又は受信装置のプロセッサ回路(例えば、プロセッサ186)は、MCSを識別して、センサ・ネットワーク10などのOFDMシステムの複数のサブキャリア204を使用してパケットを通信するよう構成し得る。プロセッサ回路は、メモリに記憶されたパイロット保留回数テーブル600からの識別されたMCSに関連付けられたパイロット保留回数フィールド608からパイロット保留回数(N)を取り出し得る。パイロット保留時間(N)は、パケットの通信中に、サブキャリア204間でパイロット・トーン210をシフトさせる時点を示し得る。一実施例では、例えば、パイロット保留回数(N)は、1乃至8個のOFDMシンボル毎に複数のサブキャリア204の第1のサブキャリア204から第2のサブキャリア204へのパイロット・トーン210のシフトを示し得る。しかし、実施例は前述の値に限定されるものでない。
パイロット・トーン・シフトは順次に、又はランダムに行い得る。これは、パイロット保留回数テーブル600に加えられた別のフィールドなどにより、送信装置及び受信装置によって記憶された構成可能なパラメータであり得る。あるいは、第1のサブキャリア204から第2のサブキャリア204へのパイロット・トーン210のシフトを示すパイロット保留回数(N)に加えて、パイロット保留回数(N)は更に、サブキャリア204間のシフトが順次に行われるか、ランダムに行われるかを示し得る。例えば、Nの特定の値は順次シフトを示し得(例えば、N=1乃至4である場合)、Nの他の値はランダム・シフトを示し得る(例えば、N=5乃至8である場合)。実施例は前述のコンテキストに限定されるものでない。
図7は、N=2及び順次シフトの場合のパイロット・シフトのケースを示す。時間軸290上に示すように、PT(時間=1又はパケットの第1の期間)では、OFDMシンボルの組202のパイロット・トーン210の位置は−13及び1である。PT(時間=2)では、パイロット・トーン210の位置は、N=2によって示すように−13及び1に留まる。PT(時間=3)では、位置は1だけシフトさせ、パイロット・トーン210には、−12及び2を割り当てる。図示するように、パイロット・トーン210は、時間領域において一位置だけ、シフトさせる(220)。PT(時間=4)では、パイロット・トーン210の位置は、やはりN=2によって示すように、−12及び2に留まる。パイロット・トーン210の組が割り当てられた後、パイロット・トーンを割り当てるプロセス292が、順次、複数の期間の期間毎に繰り返される。
図8は、ランダムに送信器によって送信されたパイロット・トーンを備える、時間の関数として生成されたパケットの図である。より具体的には、図8は、N=2及びランダム・シフトの場合のパイロット・シフトのケースを示す。時間軸290上に示すように、PT(時間=1)では、パイロット・トーン210の位置は−13及び1である。PT(時間=2)では、パイロット・トーン210の位置は、N=2によって示すように−13及び1に留まる。PT(時間=3)では、位置はランダムの数の位置だけ、シフトさせ、パイロット・トーン210には、−10及び4を割り当てる。図示するように、パイロット・トーン210は、時間領域において3つの位置だけ、シフトさせる(220)。PT(時間=4)では、パイロット・トーン210の位置は、N=2によって示すように、−10及び4に留まる。PT(時間=5)では、位置はこの場合も又、ランダムな数の位置だけ、シフトさせ、パイロット・トーン210には−5及び9を割り当てる。図示したように、パイロット・トーン210は、時間領域において5つの位置だけ、シフトさせる(220)。PT(時間=6)では、パイロット・トーン210の位置は、やはりN=2によって示すように、−5及び9に留まる。パイロット・トーン210の組が割り当てられた後、パイロット・トーンを割り当てるプロセス292が、ランダムに、複数の期間の期間毎に繰り返される。
図7及び図8では、特定のOFDMシンボルの組202のパイロット・トーン201間の間隔は、パイロット・トーン・シフトが順次であるか、ランダムであるかに係わらず、この場合には14である固定数の位置の離間に留まる。あるいは、場合によっては、パイロット・トーン210間の間隔も変わり得る。実施例は前述のコンテキストに限定されるものでない。
図9は、図6に示すパイロット保留回数テーブル600からのMCS0によるシステム特性を示す図である。使用されるMCS、及びパイロット回転保留回数(N)の適切な選択を求めるために検討が行われている。話を単純にするために、パイロット保留回数テーブル600におけるNの最終的な選択に対する洞察を提供するためにいくつかのケースのみを示す。図9は、MCS0(BPSKレート1/2)によるシステム特性を示す。図9で分かるように、十分な積分を実現するためには、パイロット回転なしでの特性に合わせるために合計4個のシンボル(例えば、N=4)が必要である。これは、肯定的な結果である。初期チャネル推定に使用されたプリアンブルも4シンボル長であり、BPSKシグナリングを使用しているからである。
図10は、図6に示すパイロット保留回数テーブル600からのMCS3によるシステム特性を示す図である。図10は、MCS3(16−QAMレート1/2)によるシステム特性を示す。図10において分かるように、MCS3は、16−QAMを利用し、したがって、パケット誤り率(PER)のターゲットを満たすために、より高いSNRを必要とする。そういうものとして、MCS3は、(例えば、802.11n/acシステムのような)、パイロット回転のない特性に合わせるために、積分時間(N=2)を必要とするに過ぎない。よって、これを超える積分時間は正当化されない。これにより、静止チャネルにおいてシステムを含めることなく、より好適なドップラ追跡を行うことが可能になる。上記検討により、パイロット保留回数テーブル600が作成され、802.11ah技術標準に含めることが提案されている。上記手法では、パイロット回転が使用されることを受信器に通知し、パイロット回転を送信器において使用すると判定された場合、パイロット保留回数テーブル600において概説したようなMCS選択に基づいたN値を使用することになる。パイロット回転は各パケットにおいて必ずしも使用される訳でなく、通常、パケット・タイム・オン・エア(packet time on air)に基づく。
図11は、実施例による、送信器におけるトーン割り当てのための方法1100のフローチャートである。例えば、方法1100は、トランシーバ182を介して種々の送信装置(例えば、センサ・ノード40、50、106、及び/又は133)において利用し得る。
図11に示すように、方法1100は、ブロック1102において、OFDMシステムのパケットのMCSを識別し得る。例えば、センサ・ノード(例えば、センサ・ノード40、50、106、及び/又は133)は、レート適応プロセスにより、OFDMシステムのパケットのMCSを識別し得る。
方法1100は、ブロック1104において、記憶媒体から、MCSに関連付けられたパイロット保留回数を取り出し、パイロット保留回数は、OFDMシステムの別のサブキャリアにパイロット・トーンをシフトさせる前にOFDMシステムのサブキャリア上でパイロット・トーンが通信される時間の長さを表し得る。例えば、プロセッサ186は、RAM188又はROM190に記憶されたパイロット保留回数テーブル600からのMCSに関連付けられたパイロット保留回数(N)を取り出し得る。パイロット保留回数(N)は、センサ・ネットワーク10の別のサブキャリア204にパイロット・トーン210をシフトさせる前にセンサ・ネットワーク10のサブキャリア204上でパイロット・トーン210が通信される時間の長さを示し得る。一実施例では、パイロット保留回数(N)は、例えば1乃至8個のOFDMシンボルなどの、各サブキャリア204上でパイロット・トーン210を通信するためのOFDMシンボルの数を含み得る。
方法1100は、ブロック1106において、複数のサブキャリアを使用してパケットを送信し得る。例えば、トランシーバ182は、複数のサブキャリア204を使用して、OFDMシンボルの組202を送信し得る。
方法1100は、ブロック1108において、パケットの送信中に複数のサブキャリアの第1のキャリアにパイロット・トーンを割り当て得る。例えば、プロセッサ186は、第1の時間インスタンスにおいて、OFDMシンボルの組202の送信中に複数のサブキャリアの第1のサブキャリア204にパイロット・トーン210を割り当て得る。
方法1100は、ブロック1110において、パケットの送信中にパイロット保留回数に基づいて、複数のサブキャリアの第1のサブキャリアから第2のサブキャリアにパイロット・トーンをシフトさせ得る。例えば、プロセッサ186は、第2の時間インスタンスにおいて、OFDMシンボルの組202の送信中に、パイロット保留回数(N)に基づいて複数のサブキャリア204の第1のサブキャリア204から第2のサブキャリア204にパイロット・トーン210をトランシーバ182にシフトさせ、第1の時間インスタンスと第2の時間インスタンスとの間の時間の量はNによって定め得る。一実施例では、パイロット・トーン・シフトは順次に行い得る。一実施例では、パイロット・トーン・シフトはランダムに行い得る。
図12は、実施例による、受信器におけるトーン割り当てのための方法1200のフローチャートである。例えば、方法1200は、トランシーバ182を介して種々の受信装置(例えば、センサ・ノード40、50、106、及び/又は133)において利用し得る。
図12に示すように、方法1200は、ブロック1202において、OFDMシステムのパケットのMCSを識別し得る。例えば、センサ・ノード(例えば、センサ・ノード40、50、106、及び/又は133)は、レート適応プロセスにより、OFDMシステムのパケットのMCSを識別し得る。
方法1200は、ブロック1204において、記憶媒体から、MCSに関連付けられたパイロット保留回数を取り出し、パイロット保留回数は、OFDMシステムの別のサブキャリアにパイロット・トーンをシフトさせる前にOFDMシステムのサブキャリア上でパイロット・トーンが通信される時間の長さを表し得る。例えば、プロセッサ186は、RAM188又はROM190に記憶されたパイロット保留回数テーブル600から、MCSに関連付けられたパイロット保留回数(N)を取り出し得る。パイロット保留回数(N)は、センサ・ネットワーク10の別のサブキャリア204にパイロット・トーン210をシフトさせる前にセンサ・ネットワーク10のサブキャリア204上でパイロット・トーン210が通信される時間の長さを示し得る。一実施例では、パイロット保留回数(N)は、例えば1乃至8個のOFDMシンボルなどの、各サブキャリア204上でパイロット・トーン210を通信するためのOFDMシンボルの数を含み得る。
方法1200は、ブロック1206において、複数のサブキャリアを使用してパケットを受信し得る。例えば、トランシーバ182は、複数のサブキャリア204を使用して、OFDMシンボルの組202を受信し得る。
方法1200は、ブロック1208において、パイロット保留回数に基づいてパケットの受信中に複数のサブキャリアの別々のサブキャリア上でパイロット・トーンを受信し得る。例えば、トランシーバ182は、パイロット保留回数(N)に基づいて別々の時間インスタンスにおけるOFDMシンボルの組202の受信中に複数のサブキャリア204の別々のサブキャリア204、204上でパイロット・トーン210を受信し得る。送信装置が既知のMCSを利用し、プロセッサ286が、Nによって規定された期間の第1の時間インスタンスにおいてOFDMシンボルの組202の送信中に複数のサブキャリア204の第1のサブキャリア204にパイロット・トーン210を割り当てると仮定する。例えば、N=2の場合、トランシーバ182は、2個のシンボルの期間中、第1のサブキャリア204上でパイロット・トーン210を送信する。一方、送信装置によって使用されるMCSの知識を有する、受信装置のプロセッサ186は、パイロット保留回数テーブル600から、MCSに関連付けられたNの値を取り出し、Nによって規定された期間の間、パイロット・トーン210を求めて第1のサブキャリア204を監視するようトランシーバ182に指示する。例えば、N=2の場合、トランシーバ182は、2個のシンボルの期間中のパイロット・トーン210の受信について第1のサブキャリア204を監視する。2個のシンボル後、送信装置は、複数のサブキャリア204の第1のサブキャリア204から第2のサブキャリア204にパイロット・トーン201をシフトさせ得る。送信装置によって使用される既知のMCSによって導き出されるNの知識を有する、受信装置のプロセッサ186は、この例では2個のシンボルである、Nによって規定される期間の間、パイロット・トーン210の受信について第2のサブキャリア2042を監視する。前述のパイロット・トーン・シフト・プロセスは、パケットがトランシーバ182によって完全に送信され、受信されるまで続く。
よって、MCSに基づいて別々のパイロット保留回数(N)を使用する実施例は、全体システムに、過度なオーバヘッドを加えることなく、ある程度の最適化を提供する。上記実施例は、更なる2個のSIGフィールド・シンボルを加えることなく、かつ、装置のバッテリ寿命を減らすことになる、複数の送信における情報を装置が交換することを必要とすることなく、前述の最適化を加える。
本開示の範囲内の実施例は更に、コンピュータ実行可能な命令又はデータ構造を収容し、又は記憶させたコンピュータ読み取り可能な媒体を含み得る。前述のコンピュータ読み取り可能な媒体は、汎用コンピュータ又は専用コンピュータによってアクセスすることが可能な何れかの利用可能な媒体であり得る。例として、かつ限定でなく、前述のコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、若しくは何れかの光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置若しくは他の磁気記憶装置、又は、コンピュータ実行可能な命令若しくはデータ構造の形態で所望のプログラム・コード手段を収容し、又は記憶するために使用することが可能な何れかの他の媒体を含み得る。情報が、コンピュータにネットワーク又は別の通信接続(有線、無線、又はそれらの組み合わせ)を介して転送又は供給される場合、コンピュータはコンピュータ読み取り可能な媒体として接続を適切にみる。よって、何れかの前述の接続は、適切には、コンピュータ読み取り可能な媒体と呼ばれる。上記の組み合わせも、コンピュータ読み取り可能な媒体の範囲に含めるべきである。
コンピュータ実行可能な命令は、例えば、特定の機能又は機能群を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は専用処理装置に行わせる命令及びデータを含む。コンピュータ実行可能な命令は更に、スタンドアロン又はネットワーク環境においてコンピュータによって実行されるプログラム・モジュールを含む。一般に、プログラム・モジュールは、特定のタスクを行い、又は特定の抽象データ・タイプを実現するルーチン、プログラム、オブジェクト、構成部分、及びデータ構造等を含む。コンピュータ実行可能な命令、関連付けられたデータ構造、及びプログラム・モジュールは、本明細書及び特許請求の範囲記載の方法の工程を実行するためのプログラム・コード手段の例を表す。前述の実行可能な命令又は関連付けられたデータ構造の特定の順序は、前述の工程において表される機能を実現するための対応する動作の例を表す。
種々の処理は、チャネル推定及び追跡の確立をサポートする。開示された手法を使用すれば、1つ又は複数のパイロット・トーンをパケットに割り当てることにより、通信装置においてコンピューティング・リソースを効率的かつ生産的に利用して経時的にチャネル変動を追跡する。上記説明は具体的な詳細を含み得るが、いかなる態様によっても特許請求の範囲を限定するものと解されるべきでない。本開示の説明された実施例の他の構成は、本開示の範囲の一部である。例えば、本開示の原理は、個々のユーザそれぞれに適用し得、各ユーザは前述のシステムを個々に展開し得る。これにより、考えられる多数の適用分野の何れも本明細書及び特許請求の範囲記載の機能を必要としない場合でも、本開示の便益を各ユーザが利用することが可能になる。すなわち、種々の考えられるやり方で内容を構成部分それぞれが処理するインスタンスが複数存在し得る。必ずしも、エンド・ユーザ全てによって使用される一システムでなくてよい。よって、表された何れの具体例でもなく、特許請求の範囲、及びその法的な均等物のみが本開示を画定するものとする。

Claims (20)

  1. 装置であって、
    直交周波数分割多重(OFDM)システムに利用可能な変調及び符号化(MCS)の組を備えたデータ構造を記憶するよう構成されたメモリであって、各MCSは、関連付けられたパイロット保留回数を有するメモリと、
    前記メモリに結合されたプロセッサ回路であって、前記プロセッサ回路は、MCSを識別して、前記OFDMシステムの複数のサブキャリアを使用してパケットを通信し、前記メモリから、前記MCSに関連付けられたパイロット保留回数を取り出すよう構成され、前記パイロット保留回数は、前記パケットの通信中に前記複数のサブキャリアのサブキャリア間でパイロット・トーンをシフトさせる時点を示すプロセッサ回路と
    を備える装置。
  2. 請求項1記載の装置であって、前記パイロット保留回数は、各サブキャリア上で前記パイロット・トーンを通信するためのシンボルの数を示す装置。
  3. 請求項1記載の装置であって、前記パイロット保留回数は、1乃至8個のOFDMシンボル毎の、前記複数のサブキャリアの第1のサブキャリアから第2のサブキャリアへの前記パイロット・トーンのシフトを示す装置。
  4. 請求項1記載の装置であって、順次の、又はランダムな、前記第1のサブキャリアから前記第2のサブキャリアへの前記パイロット・トーンのシフトを示す装置。
  5. 請求項1記載の装置であって、前記プロセッサ回路に結合された無線周波数(RF)トランシーバを備え、前記RFトランシーバは、前記複数のサブキャリアにわたり、前記パケットの電磁気表現を送信し、前記パケットの送信中に前記パケット保留回数に応じて前記複数のサブキャリアのうちの別々のサブキャリア上でパイロット・トーンを送信する装置。
  6. 請求項1記載の装置であって、前記プロセッサ回路に結合された無線周波数(RF)トランシーバを備え、前記RFトランシーバは、前記複数のサブキャリアにわたり、前記パケットの電磁気表現を受信し、前記パケット保留回数に応じて前記複数のサブキャリアのうちの別々のサブキャリア上でパイロット・トーンを受信する装置。
  7. 請求項1記載の装置であって、前記OFDMシステムは、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11ahシステムを備える装置。
  8. 請求項1記載の装置であって、前記プロセッサ回路に結合された無線周波数(RF)トランシーバ、及び前記RFトランシーバに結合された1つ又は複数のアンテナを備える装置。
  9. 請求項1記載の装置であって、前記プロセッサ回路に結合され、前記パケットの内容を提示するための電子ディスプレイを備える装置。
  10. 方法であって、
    直交周波数分割多重(OFDM)システムのパケットの変調及び符号化手法(MCS)を識別する工程と、
    前記MCSに関連付けられたパイロット保留回数を取り出す工程であって、前記パイロット保留回数は、前記パイロット・トーンを前記OFDMシステムの別のサブキャリアにシフトさせる前に前記OFDMシステムのサブキャリア上でパイロット・トーンが通信される時間の長さを表す工程と
    を含む方法。
  11. 請求項10記載の方法であって、前記MCSに関連付けられた前記パイロット保留回数を取り出す工程を含み、前記パイロット保留回数は、各サブキャリア上で前記パイロット・トーンを通信するためのシンボルの数を含む方法。
  12. 請求項10記載の方法であって、前記MCSに関連付けられた前記パイロット保留回数を取り出す工程を含み、前記パイロット保留回数は、各サブキャリア上で前記パイロット・トーンを通信するために1乃至8個のシンボルを含む方法。
  13. 請求項10記載の方法であって、送信装置から受信装置に前記MCSを、前記受信装置に対してパイロット保留回数を示すために送出する工程を含む方法。
  14. 請求項10記載の方法であって、
    前記複数のサブキャリアを使用して前記パケットを送信する工程と、
    前記パケットの送信中に前記複数のサブキャリアの第1のサブキャリアにパイロット・トーンを割り当てる工程と、
    前記パケットの送信中に前記パイロット保留回数に基づいて前記複数のサブキャリアの前記第1のサブキャリアから第2のサブキャリアに前記パイロット・トーンをシフトさせる工程を含む方法。
  15. 請求項14記載の方法であって、順次に又はランダムに、前記第1のサブキャリアから前記第2のサブキャリアに前記パイロット・トーンをシフトさせる工程を含む方法。
  16. 請求項10記載の方法であって、
    前記複数のサブキャリアを使用して前記パケットを受信する工程と、
    前記パイロット保留回数に基づいて前記パケットの受信中に前記複数のサブキャリアの別々のサブキャリア上でパイロット・トーンを受け取る工程と
    を含む方法。
  17. 少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、実行されると、システムに、
    マルチキャリア・システムのパケットの変調及び符号化手法(MCS)を識別する工程と、
    前記MCSに関連付けられたパイロット保留回数を取り出す工程と、
    前記パイロット保留回数によって示されるようにN個のシンボル毎に前記パケットの送信中に前記マルチキャリア・システムの別々のサブキャリア間でパイロット・トーンの伝送をシフトさせる工程と
    を行わせる命令を含むコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  18. 請求項17記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、実行されると、1乃至8個のOFDMシンボル毎に前記複数のマルチキャリア・システムの第1のサブキャリアから第2のサブキャリアに前記パイロット・トーンを前記システムにシフトさせる命令を備えるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  19. 請求項17記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、実行されると、順次に第1のサブキャリアから第2のサブキャリアに前記パイロット・トーンを前記システムにシフトさせる命令を備えるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  20. 請求項17記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、実行されると、ランダムに第1のサブキャリアから第2のサブキャリアに前記パイロット・トーンを前記システムにシフトさせる命令を備えるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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