JP2015512378A - 炭酸塩及び炭酸水素塩の混合物から選択される塩基を含む液体又は粒子タンクミックス用アジュバント - Google Patents

炭酸塩及び炭酸水素塩の混合物から選択される塩基を含む液体又は粒子タンクミックス用アジュバント Download PDF

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Abstract

本発明は、殺有害生物薬製剤、水及びタンクミックス用アジュバントを接触させるステップを含む、タンクミックスの調製方法であって、タンクミックス用アジュバントが、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基を含み、タンクミックス用アジュバントが、少なくとも50g/lの塩基を含有する水性液体の形態、又は少なくとも10重量%の塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する、上記方法に関する。本発明はまた、殺有害生物薬の有効性を増加させるための、タンクミックス用アジュバントの使用であって、タンクミックス用アジュバントが、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基を含み、タンクミックス用アジュバントが、少なくとも50g/lの塩基を含有する水性液体の形態、又は少なくとも10重量%の塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する、上記使用;助剤と、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基とを含むタンクミックス用アジュバントであって、少なくとも50g/lの塩基を含有する水性液体の形態で存在する、上記タンクミックス用アジュバント;助剤と、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基とを含むタンクミックス用アジュバントであって、少なくとも10重量%の塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する、上記タンクミックス用アジュバント;さらに、植物病原菌及び/又は望ましくない植生及び/又は望ましくない昆虫若しくはダニの攻撃を防除する方法、並びに/あるいは植物の成長を調節する方法であって、タンクミックスを、それぞれの有害生物、それらの環境、又はそれぞれの有害生物から保護される植物に、土壌に並びに/又は望ましくない植物及び/若しくは作物植物及び/若しくはそれらの環境に作用させる、上記方法に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、殺有害生物薬製剤、水及びタンクミックス用アジュバントを接触させるステップを含む、タンクミックスの調製方法であって、タンクミックス用アジュバントが、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基を含み、タンクミックス用アジュバントが、少なくとも50g/lの塩基を含有する水性液体の形態、又は少なくとも10重量%の塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する、上記方法に関する。本発明はまた、殺有害生物薬の有効性を増加させるための、タンクミックス用アジュバントの使用であって、タンクミックス用アジュバントが、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基を含み、タンクミックス用アジュバントが、少なくとも50g/lの塩基を含有する水性液体の形態、又は少なくとも10重量%の塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する、上記使用;助剤と、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基とを含むタンクミックス用アジュバントであって、少なくとも50g/lの塩基を含有する水性液体の形態で存在する、上記タンクミックス用アジュバント;助剤と、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基とを含むタンクミックス用アジュバントであって、少なくとも10重量%の塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する、上記タンクミックス用アジュバント;さらに、植物病原菌及び/又は望ましくない植生及び/又は望ましくない昆虫若しくはダニの攻撃を防除する方法、並びに/あるいは植物の成長を調節する方法であって、タンクミックスを、それぞれの有害生物、それらの環境、又はそれぞれの有害生物から保護される植物に、土壌に並びに/又は望ましくない植物及び/若しくは作物植物及び/若しくはそれらの環境に作用させる、上記方法に関する。本明細書において下記で言及する本発明の好ましい実施形態は、好ましくは互いに独立して又は互いに組み合わせてもよいことを理解すべきである。
殺有害生物薬の吸収量及び生物学的有効性は、アジュバントによって改善できることが一般的に知られている。より優れたアジュバントを開発することは、今もなお目標であり続けている。炭酸二カリウムのみを含むアジュバントは非常にアルカリ性であり、そのため使用者(例えば農業従事者)の皮膚又は眼を害するリスクが高い。そのような高アルカリ性のアジュバントはまた、多量のアジュバントをタンクミックスに投入した場合に、過剰にアルカリ性のタンクミックスを生じる傾向がある。そのような場合、タンクミックスのpHを最適な値に調整するために酸性化剤を添加する必要さえあるだろう。
上記課題は、殺有害生物薬製剤、水、及びタンクミックス用アジュバントを接触させるステップを含む、タンクミックスの調製方法によって解決された。このタンクミックス用アジュバントは、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基を含み、タンクミックス用アジュバントは、少なくとも50g/lの上記塩基を含有する水性液体の形態、又は、少なくとも10重量%の上記塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する。
殺有害生物薬製剤、水、及びタンクミックス用アジュバントの接触は、あらゆる順序で成分を混合することによって達成できる。この接触は、タンク内で行うことができ、殺有害生物薬製剤、水、及びタンクミックス用アジュバントをタンクに注ぎ、場合により、続いて撹拌することにより、タンクミックスが調製される。好ましくは、接触は周囲温度、例えば5から45℃で行われる。
殺有害生物薬製剤 対 水の重量比は、通常、1:1から1:10000、より好ましくは1:5から5000、特に1:10から1:1000の範囲である。
タンクミックスは、通常水性液体であり、植物病原菌及び/又は望ましくない植生、及び/又は望ましくない昆虫若しくはダニの攻撃を防除する方法、並びに/又は植物の成長を調節する方法において即時に施用することができる(例えば噴霧により)。
典型的には、タンクミックスは、少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも65重量%、より好ましくは少なくとも80重量%、特に少なくとも90重量%の水を含有する。
水は、好ましくは未処理の天然水、例えば地下水、貯水池にて収集した雨水、河川水又は湖沼水である。比較対象として、処理水は、下水処理場を通過した水道水に関する。
水は、軟水、中硬水又は硬水であり得る。中硬水又は硬水が好ましい。通常、水は、少なくとも5°dH、好ましくは少なくとも10°dH、より好ましくは少なくとも15°dH、特に少なくとも20°dH(ドイツ硬度)の硬度を有する。別の形態において、水は、少なくとも0.1mmol/l、好ましくは少なくとも1.0mmol/l、より好ましくは少なくとも2.0mmol/l、さらにより好ましくは少なくとも3.0mmol/l、特に少なくとも3.5mmol/lのカルシウムイオン及びマグネシウムイオンを合計で含有する。
タンクミックスは、少なくともpH5.0のタンクミックス酸性度を有し得る。好ましくは、タンクミックス酸性度は、少なくとも6.0、好ましくは少なくとも7.0、より好ましくは少なくとも7.5、特に好ましくは少なくとも8.0、特に少なくとも8.5のpHに相当する。タンクミックス酸性度は、13.0以下、好ましくは11.0以下、特に9.0以下のpHに相当し得る。タンクミックス酸性度は、通常、タンクミックスを希釈することなく、20℃でpH値として測定される。
典型的には、塩基は、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物から選択される。アルカリ塩は、好ましくは、カチオンとしてナトリウム及び/又はカリウムを含有する塩を指す。炭酸塩及びリン酸塩は、技術的な品質として、あらゆる結晶変態で、純粋な形態で、又は水和物(例えばK2CO3×1.5H2O)として存在し得る。
特に好ましい炭酸塩は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの混合物から選択される。別の形態では、特に好ましい炭酸水素塩は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、及びそれらの混合物から選択される。
塩基は、炭酸カリウム及び炭酸水素カリウムの混合物;又は炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムの混合物を含むことが特に好ましい。CO3 2-のアルカリ塩(例えばK2CO3)対HCO3 -のアルカリ塩(例えばKHCO3)の重量比は、1:20から20:1、好ましくは1:10から10:1の範囲内とすることができる。別の形態において、CO3 2-のアルカリ塩(例えばK2CO3)対HCO3 -のアルカリ塩(例えばKHCO3)の重量比は、1:1から1:25、好ましくは1:2から1:18、特に1:4から1:14の範囲内とすることができる。
タンクミックスは、そのような塩基と異なるさらなる塩基、例えば有機アミン及び/又は無機塩基を含んでもよい。好ましい形態において、タンクミックスは、さらなる塩基を、炭酸塩及び/又はリン酸塩から選択される塩基の全量に基づいて、40mol%以下、好ましくは15mol%以下、特に3mol%以下含む。別の形態において、タンクミックスは、本質的にさらなる塩基を含まない。
無機塩基の例は、リン酸塩、水酸化物、ケイ酸塩、ホウ酸塩、酸化物、又はそれらの混合物である。好ましい形態において、無機塩基は、水酸化物を含む。
適切なリン酸塩は、第二級又は第三級リン酸、ピロリン酸及びオリゴリン酸のアルカリ又はアルカリ土類塩である。リン酸のアルカリ塩、例えばNa3PO4、Na2HPO4、及びNaH2PO4、並びにそれらの混合物が好ましい。
適切な水酸化物は、水酸化物のアルカリ塩、アルカリ土類塩又は有機塩である。好ましい水酸化物は、NaOH、KOH及び水酸化コリンであり、KOH及び水酸化コリンが好ましい。
適切なケイ酸塩は、アルカリケイ酸塩又はアルカリ土類ケイ酸塩、例えばケイ酸カリウムである。
適切なホウ酸塩は、アルカリホウ酸塩又はアルカリ土類ホウ酸塩、例えばホウ酸カリウム、ホウ酸ナトリウム又はホウ酸カルシウムである。また、ホウ酸を含有する肥料は適切である。
適切な酸化物は、アルカリ酸化物又はアルカリ土類酸化物、例えば酸化カルシウム又は酸化マグネシウムである。好ましい形態において、酸化物はキレート化塩基とともに使用される。
塩基及びさらなる塩基は、タンクミックスに分散した形態、又は溶解した形態で存在することができ、溶解した形態が好ましい。
塩基及びさらなる塩基は、水中で、好ましくは20℃で少なくとも1g/l、より好ましくは少なくとも10g/l、特に少なくとも100g/lの溶解度を有する。
通常、塩基の量は、タンクミックスにおける、所望のpH値(すなわちタンクミックス酸性度)によって決まる。最初に、所望のpHを選択してよく、次いで、塩基の必要量が、タンクミックスのpH値を管理しながら加えられる。
タンクミックスは、0.4から200g/l、好ましくは0.8から100g/l、特に2から50g/lの塩基を含有し得る。
塩基対殺有害生物薬のモル比は、30:1〜1:10、好ましくは10:1〜1:5、特に5:1〜1:1でよい。モル比を計算するために、さらなる塩基を除く全ての塩基(例えば、CO3 2-及びHCO3 -)の合計が使用され得る。モル比を計算するために、殺有害生物薬(好ましくは全てのアニオン性殺有害生物薬)の合計が使用され得る。
典型的には、タンクミックス用アジュバントは、本質的に殺有害生物薬を含まない。これは、アジュバントが、通常、1重量%未満、好ましくは0.2重量%未満、特に0.05重量%未満の殺有害生物薬を含有することを意味する。
一形態において、タンクミックス用アジュバントは、水性液体の形態で存在し(例えば20℃で)、少なくとも200g/l、好ましくは少なくとも300g/l、特に少なくとも400g/lの塩基を含有する。別の形態において、タンクミックス用アジュバントは、600g/l以下、好ましくは500g/l以下の塩基を含有し得る。水性液体は、少なくとも5重量%、好ましくは少なくとも15重量%、特に少なくとも30重量%の水を含有し得る。水性液体は、水を80重量%以下、好ましくは65重量%以下、特に50重量%以下で含有し得る。
水性液体は、少なくとも8.0、好ましくは少なくとも8.5、より好ましくは少なくとも9.0、より一層好ましくは少なくとも9.5、特に少なくとも10.0、さらにより特に少なくとも11.0のpH値を有し得る。水性液体は、14.0以下、好ましくは13.0以下、特に12.0以下のpH値を有し得る。水性液体は、8.0から14.0、好ましくは8.0から13.0、特に好ましい形態では8.5から12.5の範囲のpH値を有し得る。
水性液体は、助剤、例えば以下に一覧表示されているものを含んでもよい。好ましくは、水性液体は、助剤、例えば、凍結防止剤(例えば、グリセリン)、消泡剤(例えば、シリコーン)、ドリフト防止剤、結晶化阻害剤(例えば、ポリアクリル酸の塩)又は結合剤を含む。水性液体は、15重量%まで、好ましくは10重量%まで、特に5重量%までの助剤を含み得る。
好ましい形態において、水性液体は、少なくとも200g/lの塩基(例えば、CO3 2-のアルカリ塩及びHCO3 -のアルカリ塩)を含有し、15重量%までの助剤(例えば、ドリフト防止剤及び結晶化阻害剤(例えば、ポリアクリル酸の塩))を含み、少なくとも8.0のpH値を有する。
好ましい形態において、水性液体は、少なくとも250g/lの塩基(例えば、CO3 2-のアルカリ塩及びHCO3 -のアルカリ塩)を含有し、10重量%までの助剤(例えば、ドリフト防止剤及び結晶化阻害剤(例えば、ポリアクリル酸の塩))を含み、少なくとも8.5のpH値を有する。
別の形態において、タンクミックス用アジュバントは、粒子状固体の形態で存在し(例えば20℃で)、少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも80重量%、特に少なくとも90重量%の塩基を含有する。別の形態において、タンクミックス用アジュバントは、99重量%以下、好ましくは95重量%以下、特に90重量%以下の塩基を含有し得る。
粒子状固体は、100mmまで、好ましくは10mmまで、特に5mmまでのD90粒径を有し得る。粒径は篩分によって測定することができる。
粒子状固体は、1重量%未満の微粉を含有し得る。微粉は、典型的には、50μm未満の粒径を有する粒子を意味する。
粒子状固体は、少なくとも0.5重量%、好ましくは少なくとも5重量%、特に少なくとも重20量%の量で、水(例えば、タンクミックスにおいて)に可溶性である。
粒子状固体は、少なくとも8.0、好ましくは少なくとも8.5、より好ましくは少なくとも9.0、さらにより好ましくは少なくとも9.5、特に少なくとも10.0、さらにより特に少なくとも11.0のpH値(10重量%水溶液)であり得る。
粒子状固体は、助剤、例えば以下に一覧表示されているものを含んでもよい。好ましくは、粒子状固体は、助剤、例えば、消泡剤(例えば、シリコーン)、結合剤、ドリフト防止剤、結晶化阻害剤(例えば、ポリアクリル酸の塩)又は分離剤を含む。粒子状固体は、15重量%まで、好ましくは10重量%まで、特に5重量%までの助剤を含み得る。
適切な分離剤は、カオリナイト、ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムである。粒子状固体は、5重量%まで、好ましくは2重量%までの分離剤を含有し得る。
好ましい形態において、粒子状固体は、少なくとも80重量%の塩基(例えば、CO3 2-のアルカリ塩及び/又はHCO3 -のアルカリ塩)を含有し、10重量%までの助剤(例えば、分離剤)を含有し、10mmまでのD90粒径を有する。
より好ましい形態において、粒子状固体は、少なくとも90重量%の塩基(例えば、CO3 2-のアルカリ塩及び/又はHCO3 -のアルカリ塩)を含有し、5重量%までの助剤(例えば、分離剤)を含み、10mmまでのD90粒径を有する。
タンクミックスを調製する方法は、殺有害生物薬製剤、水、タンクミックス用アジュバント、及び場合により助剤を接触させるステップを含み得る。殺有害生物薬製剤は、助剤をまた含む可能性があり、タンクミックスに加えられる助剤と異なっていてよく、又は同一でよい。助剤の例は、溶媒、液体担体、固体担体又は増量剤、界面活性剤、分散剤、乳化剤、湿展剤、補助剤(アジュバント)、可溶化剤、透過増強剤、保護コロイド、接着剤、増粘剤、湿潤剤、忌避剤、誘引剤、摂食刺激物質、相溶剤、殺細菌剤、凍結防止剤、結晶化阻害剤、消泡剤、着色剤、粘着付与剤及び結合剤である。
適切な溶媒及び液体担体は、水及び有機溶媒、例えば中沸点から高沸点の鉱油画分、例えば、灯油、ディーゼル油;野菜又は動物起源の油;脂肪族、環式及び芳香族炭化水素、例えば、トルエン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン;アルコール、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール、グリコール;DMSO;ケトン、例えばシクロヘキサノン;エステル、例えば乳酸エステル、炭酸エステル、脂肪酸エステル、γ-ブチロラクトン;脂肪酸;ホスホネート;アミン;アミド、例えばN-メチルピロリドン、脂肪酸ジメチルアミド;並びにそれらの混合物である。好ましい溶媒は有機溶媒である。
適切な結晶化阻害剤は、ポリアクリル酸及びその塩であるが、後者が好ましい。ポリアクリル酸の塩は、アンモニウム、第一級、第二級若しくは第三級アンモニウム誘導体、又はアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウムイオン)であり、アルカリ金属塩、例えばナトリウム塩が好ましい。ポリアクリル酸及びその塩は、通常、1000Da〜300kDa、好ましくは1000Da〜80kDa、特に1000Da〜15kDaの分子量(GPCにより測定、ポリスチレンスルホネートを用いて較正)を有する。結晶化阻害剤は、通常、例えば、20℃で少なくとも1g/l、好ましくは少なくとも10g/l、特に少なくとも100g/lの水溶性である。タンクミックスは、通常、0.0001〜0.2重量%、好ましくは0.005〜0.05重量%の結晶化阻害剤(例えば、ポリアクリル酸の塩)を含有する。タンクミックス用アジュバントは、通常、0.1〜5.0重量%、好ましくは0.25〜2.5重量%の結晶化阻害剤(例えば、ポリアクリル酸の塩)を含有する。別の形態において、タンクミックス用アジュバントは、10重量%以下の結晶化阻害剤(例えばポリアクリル酸の塩)を含有し得る。
適切な固体担体又は増量剤は、鉱物、例えば、ケイ酸塩、シリカゲル、タルク、カオリン、石灰石、石灰、白亜、粘土、ドロマイト、珪藻土、ベントナイト、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム;多糖粉末、例えばセルロース、デンプン;肥料、例えば、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素;野菜起源の生成物、例えば、穀類粉、樹皮粉、木粉及び堅果殻粉、並びにそれらの混合物である。
適切な界面活性剤は、表面活性化合物、例えば、アニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性界面活性剤、ブロックポリマー、多価電解質及びそれらの混合物である。このような界面活性剤は、乳化剤、分散剤、可溶化剤、湿展剤、透過増強剤、保護コロイド又は補助剤(アジュバント)として使用することができる。界面活性剤の例は、McCutcheon's, Vol. 1: Emulsifiers & Detergents、McCutcheon's Directories、Glen Rock、USA、2008年(International Ed.又はNorth American Ed.)に一覧表示されている。
適切なアニオン性界面活性剤は、スルホネート、スルフェート、ホスフェート、カルボキシレートのアルカリ、アルカリ土類又はアンモニウム塩、及びそれらの混合物である。スルホネートの例は、アルキルアリールスルホネート、ジフェニルスルホネート、α-オレフィンスルホネート、リグニンスルホネート、脂肪酸及び油脂のスルホネート、エトキシ化アルキルフェノールスルホネート、アルコキシ化アリールフェノールスルホネート、縮合ナフタレンのスルホネート、ドデシル及びトリデシルベンゼンスルホネート、ナフタレン及びアルキルナフタレンスルホネート、スルホスクシネート又はスルホスクシンナメートである。スルフェートの例は、脂肪酸及び油脂の、エトキシ化アルキルフェノールの、アルコールの、エトキシ化アルコールの、又は脂肪酸エステルのスルフェートである。ホスフェートの例は、リン酸エステルである。カルボキシレートの例は、アルキルカルボキシレート及びカルボキシル化アルコール又はアルキルフェノールエトキシレートである。
適切な非イオン性界面活性剤は、アルコキシレート、N-置換脂肪酸アミド、アミンオキシド、エステル、糖系界面活性剤、ポリマー界面活性剤及びそれらの混合物である。アルコキシレートの例は、化合物、例えばアルコール、アルキルフェノール、アミン、アミド、アリールフェノール、脂肪酸又は脂肪酸エステルであり、1〜50当量にアルコキシ化される。エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド、好ましくはエチレンオキシドが、アルコキシ化に用いられ得る。N-置換脂肪酸アミドの例は、脂肪酸グルカミド又は脂肪酸アルカノールアミドである。エステルの例は、脂肪酸エステル、グリセロールエステル又はモノグリセリドである。糖系界面活性剤の例は、ソルビタン、エトキシ化ソルビタン、スクロース及びグルコースエステル、又はアルキルポリグルコシドである。ポリマー界面活性剤の例は、ビニルピロリドン、ビニルアルコール又はビニル酢酸のホモポリマー又はコポリマーである。好ましい非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド及びアルコキシレート(例えばアルコキシ化されたアルキルアミン)である。好ましいアルコキシレートは、エトキシ化された直鎖又は分岐C8〜C14アルキルアミンである。典型的には、タンクミックス用アジュバントは、少なくとも10g/l、好ましくは少なくとも50g/l、特に少なくとも100g/lの非イオン性界面活性剤を含有する。典型的には、タンクミックス用アジュバントは、600g/l以下、好ましくは500g/l以下、特に400g/l以下の非イオン性界面活性剤を含有する。
適切なカチオン性界面活性剤は、四級界面活性剤、例えば、1個若しくは2個の疎水基を有する四級アンモニウム化合物、又は長鎖一級アミンの塩である。適切な両性界面活性剤は、アルキルベタイン及びイミダゾリンである。適切なブロックポリマーは、ポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシドのブロックを含むA-B若しくはA-B-Aタイプのブロックポリマー、又はアルカノール、ポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシドを含むA-B-Cタイプのブロックポリマーである。適切な多価電解質は、多酸又は多塩基である。多酸の例は、ポリアクリル酸のアルカリ塩又は多酸櫛形ポリマーである。多塩基の例は、ポリビニルアミン又はポリエチレンアミンである。
適切な補助剤(アジュバント)は、それ自体が、殺有害生物活性を無視できる程度に有する、又は有しさえしない化合物であり、標的に対する殺有害生物薬の生物学的性能を改善する。例は、界面活性剤、鉱油又は野菜油、及び他の助剤である。さらなる例は、Knowles、Adjuvants and additives、Agrow Reports DS256、T&F Informa UK、2006年、chapter 5によって一覧表示されている。
適切な増粘剤は、多糖類(例えば、キサンタンガム、カルボキシルメチルセルロース)、無機粘土(有機修飾されている、又は未修飾)、ポリカルボキシレート及びケイ酸塩である。
適切な殺細菌剤は、ブロノポール及びイソチアゾリノン誘導体、例えば、アルキルイソチアゾリノン及びベンゾイソチアゾリノンである。
適切な凍結防止剤は、エチレングリコール、プロピレングリコール、尿素及びグリセリンである。
適切な消泡剤は、シリコーン、長鎖アルコール及び脂肪酸の塩である。好ましい消泡剤は、シリコーン、例えば、ポリジメチルシロキサンである。シリコーン系消泡剤は、例えば、信越化学工業のKM72、MomentiveのSAG(登録商標)220若しくはSAG(登録商標)30、又はAntiform AF-30として市販されている。
適切な着色剤(例えば、赤、青又は緑色に)は、水への溶解度が低い顔料及び水溶性染料である。例は、無機着色剤(例えば、酸化鉄、酸化チタン、ヘキサシアノ鉄酸鉄)、並びに有機着色剤(例えば、アリザリン、アゾ及びフタロシアニン着色剤)である。
適切な粘着付与剤又は結合剤は、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、生物又は合成ロウ、及びセルロースエーテルである。
適切なドリフト防止剤は、例えば、少なくとも20kDa、好ましくは少なくとも50kDa、特に少なくとも100kDaの分子量を有する非イオン性ポリマー(例えばポリアクリルアミド、ポリエチレングリコール、又はグアーガムである。そのような生成物は、RhodiaのGuar DV27、Companion(登録商標)Gold、Border(登録商標)EG、Direct(登録商標)、Affect(登録商標)GCの商品名で市販されている。ドリフト防止剤のさらなる例は、油、例えば硬油、植物油、メチル化種子油;レシチン;自己乳化性(selfemulsifiably)ポリエステル;界面活性剤、例えば上に記載されているものである。そのような生成物は、Termix(登録商標)5910、Wheather Guard Complete、Compadre(登録商標)、Interlock(登録商標)、Placement(登録商標)、Silwett(登録商標)L77、Hasten(登録商標)、Premium(登録商標)MSO、Transport(登録商標)Plus、Point Blank(登録商標)VM、Agridex(登録商標)、Meth Oil(登録商標)、Topcithin(登録商標)UB、Topcithin(登録商標)SBの商品名で市販されている。典型的には、タンクミックス用アジュバントは、少なくとも20g/l、好ましくは少なくとも50g/l、特に少なくとも100g/lのドリフト防止剤を含有する。典型的には、タンクミックス用アジュバントは、400g/l以下、好ましくは300g/l以下、特に200g/l以下のドリフト防止剤を含有する。
湿潤剤(Humectans)は、典型的には、アジュバント内の水を誘引する、及び/又は保持する化合物である。湿潤剤の例は、グリセロール又は糖シロップであり、糖シロップが好ましい。
適切な糖シロップは、単糖、二糖、及び/又はオリゴ糖を含有するシロップである。例は、グルコースシロップ、マルチトールシロップ、マルトースシロップ及びグルコース-フルクトース-シロップであり、グルコース-フルクトース-シロップが好ましい。好ましいシロップは、少なくとも30重量%のフルクトース及び少なくとも25重量%のグルコース、より好ましくは少なくとも40重量%のフルクトース及び少なくとも35重量%のグルコースを含有し、重量%は無水基準である。糖シロップは、水を、例えば40重量%以下、好ましくは30重量%以下含有し得る。通常、糖シロップは、トウモロコシ加水分解物(いわゆるコーンシロップ)をベースとする。
タンクミックス用アジュバントは、5から70重量%、好ましくは10から50重量%、特に15から40重量%の湿潤剤を含み得る。
好ましい助剤は、凍結防止剤、結晶化阻害剤(例えばポリアクリル酸の塩)、及び界面活性剤(例えば、アルキルポリグルコシド及びアルコキシレート(例えばアルコキシ化されたアミン))である。
殺有害生物薬製剤は、一般的に公知であり、市販されている。殺有害生物薬製剤は、通常、殺有害生物薬及び助剤を含む。殺有害生物薬製剤は、あらゆるタイプの農薬製剤、例えば固体又は液体製剤であってよい。組成物のタイプの例は、懸濁製剤(例えばSC、OD、FS)、乳剤(例えばEC)、エマルション製剤(例えばEW、EO、ES、ME)、カプセル剤(例えばCS、ZC)、ペースト剤、トローチ剤、水和剤若しくは粉剤(例えばWP、SP、WS、DP、DS)、圧縮錠(例えばBR、TB、DT)、粒剤(例えばWG、SG、GR、FG、GG、MG)、液剤(例えばSL)である。さらなる組成物のタイプの例は、「Catalogue of pesticide formulation types and international coding system」、Technical Monograph No 2、6th Ed.、May 2008年、CropLife Internationalに一覧表示される。好ましくは、殺有害生物薬製剤は、水性(aqeous)液体製剤、例えばSL製剤である。
殺有害生物薬製剤は、少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも20重量%、特に少なくとも30重量%の殺有害生物薬を含有し得る。
組成物タイプ及びその調製のための例は、以下の通りである。
i)液剤(SL、LS)
10〜60重量%の殺有害生物薬及び5〜15重量%の湿展剤(例えば、アルコールアルコキシレート)を、100重量%までの水及び/又は水溶性溶媒(例えば、アルコール)に溶解する。活性物質は、水による希釈時に溶解する。
ii)分散液剤(DC)
5〜25重量%の殺有害生物薬及び1〜10重量%の分散剤(例えば、ポリビニルピロリドン)を、100重量%までの有機溶媒(例えば、シクロヘキサン)に溶解する。水による希釈によって、分散液が得られる。
iii)乳剤(EC)
15〜70重量%の殺有害生物薬及び5〜10重量%の乳化剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシレート)を、100重量%までの水不溶性有機溶媒(例えば、芳香族炭化水素)に溶解する。水による希釈によって、エマルションが得られる。
iv)エマルション製剤(EW、EO、ES)
5〜40重量%の殺有害生物薬及び1〜10重量%の乳化剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシレート)を、20〜40重量%の水不溶性有機溶媒(例えば、芳香族炭化水素)に溶解する。この混合物は、乳化機械によって100重量%までの水に導入され、均質なエマルションにする。水による希釈によって、エマルションが得られる。
v)懸濁製剤(SC、OD、FS)
撹拌したボールミル中で、20〜60重量%の殺有害生物薬を、2〜10重量%の分散剤及び湿展剤(例えば、リグノスルホン酸ナトリウム及びアルコールエトキシレート)、0.1〜2重量%の増粘剤(例えば、キサンタンガム)、並びに100重量%までの水を加えて粉砕して、微細活性物質の懸濁液を得る。水による希釈によって、活性物質の安定な懸濁液が得られる。FSタイプ組成物に関しては、40重量%までの結合剤(例えば、ポリビニルアルコール)が加えられる。
vi)顆粒水和剤及び顆粒水溶剤(WG、SG)
50〜80重量%の殺有害生物薬を、100重量%までの分散剤及び湿展剤(例えば、リグノスルホン酸ナトリウム及びアルコールエトキシレート)に加えて微粉し、技術的機器(例えば、押出、噴霧塔、流動床)によって顆粒水和剤又は顆粒水溶剤として調製する。水による希釈によって、活性物質の安定的な分散液又は溶液が得られる。
vii)粉末水和剤及び水溶剤(WP、SP、WS)
50〜80重量%の殺有害生物薬を、1〜5重量%の分散剤(例えば、リグノスルホン酸ナトリウム)、1〜3重量%の湿展剤(例えば、アルコールエトキシレート)、及び100重量%までの固体担体、例えばシリカゲルを加えてローター-ステーターミル中で摩砕する。水による希釈によって、活性物質の安定的な分散液又は溶液が得られる。
viii)ゲル製剤(GW、GF)
撹拌したボールミル中で、5〜25重量%の殺有害生物薬を、3〜10重量%の分散剤(例えば、リグノスルホン酸ナトリウム)、1〜5重量%の増粘剤(例えば、カルボキシメチルセルロース)及び100重量%までの水を加えて粉砕し、微細活性物質の懸濁液を得る。水による希釈によって、活性物質の安定的な懸濁液が得られる。
ix)マイクロエマルション製剤(ME)
5〜20重量%の殺有害生物薬を、5〜30重量%の有機溶媒ブレンド(例えば、脂肪酸ジメチルアミド及びシクロヘキサノン)、10〜25重量%の界面活性剤ブレンド(例えば、アルコールエトキシレート及びアリールフェノールエトキシレート)、並びに100重量%までの水に加える。この混合物を、1時間撹拌して、熱力学的に安定なマイクロエマルション製剤を自然発生的に生成する。
x)マイクロカプセル(CS)
5〜50重量%の殺有害生物薬、0〜40重量%の水不溶性有機溶媒(例えば、芳香族炭化水素)、2〜15重量%のアクリルモノマー(例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸及びジアクリル又はトリアクリル酸)を含む油相を、保護コロイド(例えば、ポリビニルアルコール)の水溶液中に分散させる。ラジカル開始剤によって開始されるラジカル重合は、ポリ(メタ)アクリル酸マイクロカプセルの形成をもたらす。代わりに、5〜50重量%の殺有害生物薬、0〜40重量%の水不溶性有機溶媒(例えば、芳香族炭化水素)、及びイソシアネートモノマー(例えば、ジフェニルメテン-4,4'-ジイソシアネート)を含む油相を、保護コロイド(例えば、ポリビニルアルコール)の水溶液中に分散させる。ポリアミン(例えば、ヘキサメチレンジアミン)を加えることにより、ポリ尿素マイクロカプセルの形成をもたらす。モノマーは合計1〜10重量%に達する。重量%はCS組成物全体に関連する。
xi)粉剤(DP、DS)
1〜10重量%の殺有害生物薬を、微粉し、100重量%までの固体担体、例えば微粉化したカオリンと密接に混合する。
xii)粒剤(GR、FG)
0.5〜30重量%の殺有害生物薬を、微粉し、100重量%までの固体担体(例えば、ケイ酸塩)と合わせる。顆粒化は、押出、噴霧乾燥又は流動床によって行われる。
xiii)超低容量溶液(UL)
1〜50重量%の殺有害生物薬を、100重量%までの有機溶媒、例えば芳香族炭化水素に溶解する。
組成物タイプi)〜xiii)は、任意選択でさらなる助剤、例えば、0.1〜1重量%の殺細菌剤、5〜15重量%の凍結防止剤、0.1〜1重量%の消泡剤、及び0.1〜1重量%の着色剤を含み得る。
「殺有害生物薬」という用語は、本発明の意味において、1つ以上の化合物が、殺菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、除草剤及び/又は毒性緩和剤又は成長調節剤からなる群より、好ましくは、殺菌剤、殺虫剤又は除草剤からなる群より、最も好ましくは、除草剤からなる群より選択することができることを記述する。また2つ以上の上記のクラスの殺有害生物薬の混合物を使用することができる。当業者は、例えば、Pesticide Manual, 15th Ed. (2009), The British Crop Protection Council, Londonにおいて見出すことができるこのような殺有害生物薬に精通している。
殺菌剤の例は、以下のとおりである:
A)ストロビルリン
アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロブリン、フルオキサストロビン、クレソキシムメチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、ピリベンカルブ、トリフロキシストロビン、メチル(2-クロロ-5-[1-(3-メチルベンジルオキシイミノ)エチル]ベンジル)カルバメート及び2-(2-(3-(2,6-ジクロロフェニル)-1-メチル-アリリデンアミノオキシメチル)-フェニル)-2-メトキシイミノ-N-メチル-アセトアミド;
B)カルボキサミド
-カルボキサニリド:ベナラキシル、ベナラキシル-M、ベノダニル、ビキサフェン、ボスカリド、カルボキシン、フェンフラム、フェンヘキサミド、フルトラニル、フラメトピル、イソピラザム、イソチアニル、キララキシル、メプロニル、メタラキシル、メタラキシル-M(メフェノキサム)、オフレース、オキサジキシル、オキシカルボキシン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、セダキサン、テクロフタラム、チフルザミド、チアジニル、2-アミノ-4-メチル-チアゾール-5-カルボキサニリド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4'-トリフルオロメチルチオビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド及びN-(2-(1,3,3-トリメチル-ブチル)-フェニル)-1,3-ジメチル-5-フルオロ-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
-カルボン酸モルホリド:ジメトモルフ、フルモルフ、ピリモルフ;
-安息香酸アミド:フルメトベル、フルオピコリド、フルオピラム、ゾキサミド;
-他のカルボキサミド:カルプロパミド、ジシクロメト、マンジプロパミド(mandiproamid)、オキシテトラサイクリン、シルチオファム及びN-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)シクロプロパンカルボン酸アミド;
C)アゾール
-トリアゾール:アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、ジニコナゾール-M、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、オキスポコナゾール、パクロブトラゾール、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリチコナゾール、ウニコナゾール;
-イミダゾール:シアゾファミド、イマザリル、ペフラゾエート、プロクロラズ、トリフルミゾール;
-ベンゾイミダゾール:ベノミル、カルベンダジム、フベリダゾール、チアベンダゾール;
-その他:エタボキサム、エトリジアゾール、ヒメキサゾール及び2-(4-クロロ-フェニル)-N-[4-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-イソオキサゾール-5-イル]-2-プロパ-2-イニルオキシ-アセトアミド;
D)複素環化合物
-ピリジン:フルアジナム、ピリフェノックス、3-[5-(4-クロロ-フェニル)-2,3-ジメチル-イソオキサゾリジン-3-イル]-ピリジン、3-[5-(4-メチル-フェニル)-2,3-ジメチル-イソオキサゾリジン-3-イル]-ピリジン;
-ピリミジン:ブピリメート、シプロジニル、ジフルメトリム、フェナリモル、フェリムゾン、メパニピリム、ニトラピリン、ヌアリモール、ピリメタニル;
-ピペラジン:トリフォリン;
-ピロール:フェンピクロニル、フルジオキソニル;
-モルホリン:アルジモルフ、ドデモルフ、酢酸ドデモルフ、フェンプロピモルフ、トリデモルフ;
-ピペリジン:フェンプロピディン;
-ジカルボキシミド:フルオロイミド、イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン;
-非芳香族5員複素環:ファモキサドン、フェナミドン、フルチアニル、オクチリノン、プロベナゾール、5-アミノ-2-イソプロピル-3-オキソ-4-オルト-トリル-2,3-ジヒドロ-ピラゾール-1-カルボチオ酸S-アリルエステル;
-その他:アシベンゾラル-S-メチル、アメトクトラジン、アミスルブロム、アニラジン、ブラストサイジン-S、カプタホール、キャプタン、キノメチオナート、ダゾメット、デバカルブ、ジクロメジン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコート-メチルスルフェート、フェノキサニル、ホルペット、オキソリン酸、ピペラリン、プロキナジド、ピロキロン、キノキシフェン、トリアゾキシド、トリシクラゾール、2-ブトキシ-6-ヨード-3-プロピルクロメン-4-オン、5-クロロ-1-(4,6-ジメトキシ-ピリミジン-2-イル)-2-メチル-1H-ベンゾイミダゾール及び5-クロロ-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-[1,2,4]トリアゾロ-[1,5-a]ピリミジン;
E)カルバメート
-チオ及びジチオカルバメート:ファーバム、マンコゼブ、マネブ、メタム、メタスルホカルブ、メチラム、プロビネブ、チラム、ジネブ、ジラム;
-カルバメート:ベンチアバリカルブ、ジエトフェンカルブ、イプロバリカルブ、プロパモカルブ、プロパモカルブ塩酸塩、バリフェナレート及びN-(1-(1-(4-シアノ-フェニル)エタンスルホニル)-ブタ-2-イル)カルバミン酸-(4-フルオロフェニル)エステル;
F)他の活性物質
-グアニジン:グアニジン、ドジン、ドジン遊離塩基、グアザチン、酢酸グアザチン、イミノクタジン、三酢酸イミノクタジン、イミノクタジン-トリス(アルベシレート);
-抗生物質:カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩水和物、ストレプトマイシン、ポリオキシン、バリダマイシンA;
-ニトロフェニル誘導体:ビナプアクリル、ジノブトン、ジノカップ、ニトロタール(nitrthal)-イソプロピル、テクナゼン、
有機金属化合物:フェンチン塩、例えば、酢酸トリフェニルスズ、塩化トリフェニルスズ又は水酸化トリフェニルスズ;
-硫黄含有ヘテロシクリル化合物:ジチアノン、イソプロチオラン;
-有機リン化合物:エディフェンホス、ホセチル、ホセチル-アルミニウム、イプロベンホス、亜リン酸及びその塩、ピラゾホス、トルクロホスメチル;
-有機塩素化合物:クロロタロニル、ジクロフルアニド、ジクロロフェン、フルスルファミド、ヘキサクロロベンゼン、ペンシクロン、ペンタクロロフェノール及びその塩、フタリド、キントゼン、チオファネート-メチル、トリルフルアニド、N-(4-クロロ-2-ニトロ-フェニル)-N-エチル-4-メチル-ベンゼンスルホンアミド;
-無機活性物質:ボルドー液、酢酸銅、水酸化銅、オキシ塩化銅、塩基性硫酸銅、硫黄;
-その他:ビフェニル、ブロノポル、シフルフェナミド、シモキサニル、ジフェニルアミン、メトラフェノン、ミルジオマイシン、オキシン銅、プロヘキサジオン-カルシウム、スピロキサミン、テブフロキン、トリルフルアニド、N-(シクロプロピルメトキシイミノ-(6-ジフルオロ-メトキシ-2,3-ジフルオロ-フェニル)-メチル)-2-フェニルアセトアミド、N'-(4-(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-フェノキシ)-2,5-ジメチル-フェニル)-N-エチル-N-メチルホルムアミジン、N'-(4-(4-フルオロ-3-トリフルオロメチル-フェノキシ)-2,5-ジメチル-フェニル)-N-エチル-N-メチルホルムアミジン、N'-(2-メチル-5-トリフルオロメチル-4-(3-トリメチルシラニル-プロポキシ)-フェニル)-N-エチル-N-メチルホルムアミジン、N'-(5-ジフルオロメチル-2-メチル-4-(3-トリメチルシラニル-プロポキシ)-フェニル)-N-エチル-N-メチルホルムアミジン、2-{1-[2-(5-メチル-3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル)-アセチル]-ピペリジン-4-イル}-チアゾール-4-カルボン酸メチル-(1,2,3,4-テトラヒドロ-ナフタレン-1-イル)-アミド、2-{1-[2-(5-メチル-3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル)-アセチル]-ピペリジン-4-イル}-チアゾール-4-カルボン酸メチル-(R)-1,2,3,4-テトラヒドロ-ナフタレン-1-イル-アミド、メトキシ-酢酸6-tert-ブチル-8-フルオロ-2,3-ジメチル-キノリン-4-イルエステル及びN-メチル-2-{1-[(5-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-1-イル)-アセチル]-ピペリジン-4-イル}-N-[(1R)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル]-4-チアゾールカルボキサミド。
成長調節剤の例は、以下のとおりである:
アブシジン酸、アミドクロール、アンシミドール、6-ベンジルアミノプリン、ブラシノライド、ブトラリン、クロルメコート(クロルメコートクロリド)、塩化コリン、シクラニリド、ダミノジット、ジケグラック、ジメチピン、2,6-ジメチルプリジン(dimethylpuridine)、エテホン、フルメトラリン、フルルプリミドール、フルチアセット、ホルクロルフェニュロン、ジベレリン酸、イナベンフィド、インドール-3-酢酸、マレイン酸ヒドラジド、メフルイジド、メピコート(メピコートクロリド)、ナフタレン酢酸、N-6-ベンジルアデニン、パクロブトラゾール、プロヘキサジオン(プロヘキサジオン-カルシウム)、プロヒドロジャスモン、チアジアズロン、トリアペンテノール、トリブチルホスホロトリチオエート、2,3,5-トリ-ヨード安息香酸、トリネキサパック-エチル及びウニコナゾール。
除草剤の例は、以下のとおりである:
-アセトアミド:アセトクロール、アラクロール、ブタクロール、ジメタクロール、ジメテナミド、フルフェナセット、メフェナセット、メトラクロール、メタザクロール、ナプロパミド、ナプロアニリド、ペトキサミド、プレチラクロール、プロパクロール、テニルクロール;
-アミノ酸誘導体:ビラナホス、グリホサート(例えば、グリホサート遊離酸、グリホサートアンモニウム塩、グリホサートイソプロピルアンモニウム塩、グリホサートトリメチルスルホニウム塩、グリホサートカリウム塩、グリホサートジメチルアミン塩)、グルホシネート、スルホセート;
-アリールオキシフェノキシプロピオネート:クロジナホップ、シハロホップブチル、フェノキサプロップ、フルアジホップ、ハロキシホップ、メタミホップ、プロパキザホップ、キザロホップ、キザロホップ-P-テフリル;
-ビピリジル:ジクワット、パラコート;
-(チオ)カルバメート:アスラム、ブチレート、カルベタミド、デスメディファム、ジメピペレート、エプタム(EPTC)、エスプロカルブ、モリネート、オーベンカルブ、フェンメディファム、プロスルホカルブ、ピリブチカルブ、チオベンカルブ、トリアレート;
-シクロヘキサンジオン:ブトロキシジム、クレトジム、シクロキシジム、プロホキシジム、セトキシジム、テプラロキシジム、トラルコキシジム;
-ジニトロアニリン:ベンフルラリン、エタルフルラリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミン、トリフルラリン;
-ジフェニルエーテル:アシフルオルフェン、アクロニフェン、ビフェノックス、ジクロホップ、エトキシフェン、ホメサフェン、ラクトフェン、オキシフルオルフェン;
-ヒドロキシベンゾニトリル:ブロモキシニル(bomoxynil)、ジクロベニル、イオキシニル;
-イミダゾリノン:イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル;
-フェノキシ酢酸:クロメプロップ、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)、2,4-DB、ジクロルプロップ、MCPA、MCPA-チオエチル、MCPB、メコプロプ;
-ピラジン:クロリダゾン、フルフェンピルエチル、フルチアセット、ノルフルラゾン、ピリデート;
-ピリジン:アミノピラリド、クロピラリド、ジフルフェニカン、ジチオピル、フルリドン、フルロキシピル、ピクロラム、ピコリナフェン、チアゾピル;
-スルホニル尿素:アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、クロリムロン-エチル、クロルスルフロン、キノスルフロン、シクロスルファムロン、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルセトスルフロン、フルピルスルフロン、ホラムスルフロン、ハロスルフロン、イマゾスルフロン、ヨードスルフロン、メソスルフロン、メタゾスルフロン、メトスルフロン-メチル、ニコスルフロン、オキサスルフロン、プリミスルフロン、プロスルフロン、ピラゾスルフロン、リムスルフロン、スルホメツロン、スルホスルフロン、チフェンスルフロン、トリアスルフロン、トリベニュロン、トリフロキシスルフロン、トリフルスルフロン、トリトスルフロン、1-((2-クロロ-6-プロピル-イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-イル)スルホニル)-3-(4,6-ジメトキシ-ピリミジン-2-イル)尿素;
-トリアジン:アメトリン、アトラジン、シアナジン、ジメタメトリン、エチオジン、ヘキサジノン、メタミトロン、メトリブジン、プロメトリン、シマジン、テルブチラジン、テルブトリン、トリアジフラム;
-尿素:クロロトルロン、ダイムロン、ジウロン、フルオメツロン、イソプロツロン、リニュロン、メタベンズチアズロン、テブチウロン;
-他のアセト乳酸シンターゼ阻害剤:ビスピリバック-ナトリウム、クロランスラム-メチル、ジクロスラム、フロラスラム、フルカルバゾン、フルメツラム、メトスラム、オルト-スルファムロン、ペノクスラム、プロポキシカルバゾン、ピリバムベンズ-プロピル、ピリベンゾキシム、ピリフタリド、ピリミノバックメチル、ピリミスルファン、ピリチオバック、ピロキサスルホン、ピロキススラム;
-その他:アミカルバゾン、アミノトリアゾール、アニロホス、ベフルブタミド、ベナゾリン、ベンカルバゾン、ベンフレセート、ベンゾフェナップ、ベンタゾン、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ブロマシル、ブロモブチド、ブタフェナシル、ブタミホス、カフェンストロール、カルフェントラゾン、シニドン-エチル、クロルタール、シンメチリン、クロマゾン、クミルロン、シプロスルファミド、ジカンバ、ジフェンゾコート、ジフルフェンゾピル、ドレクスレラ・モノセラス(Drechslera monoceras)、エンドタール、エトフメセート、エトベンザニド、フェノキサスルホン、フェントラザミド、フルミクロラック-ペンチル、フルミオキサジン、フルポキサム、フルロクロリドン、フルルタモン、インダノファン、イソキサベン、イソオキサフルトール、レナシル、プロパニル、プロピザミド、キンクロラック、キンメラック、メソトリオン、メチルアルソン酸、ナプタラム、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサジクロメホン、ペントキサゾン、ピノキサデン、ピラクロニル、ピラフルフェン-エチル、ピラスルホトール、ピラゾキシフェン、ピラゾリネート、キノクラミン、サフルフェナシル、スルコトリオン、スルフェントラゾン、ターバシル、テフリルトリオン、テンボトリオン、チエンカルバゾン、トプラメゾン、(3-[2-クロロ-4-フルオロ-5-(3-メチル-2,6-ジオキソ-4-トリフルオロメチル-3,6-ジヒドロ-2H-ピリミジン-1-イル)-フェノキシ]-ピリジン-2-イルオキシ)-酢酸エチルエステル、6-アミノ-5-クロロ-2-シクロプロピル-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル、6-クロロ-3-(2-シクロプロピル-6-メチル-フェノキシ)-ピリダジン-4-オール、4-アミノ-3-クロロ-6-(4-クロロ-フェニル)-5-フルオロ-ピリジン-2-カルボン酸、4-アミノ-3-クロロ-6-(4-クロロ-2-フルオロ-3-メトキシ-フェニル)-ピリジン-2-カルボン酸メチルエステル、及び4-アミノ-3-クロロ-6-(4-クロロ-3-ジメチルアミノ-2-フルオロ-フェニル)-ピリジン-2-カルボン酸メチルエステル。
殺虫剤の例は、以下のとおりである:
-有機(チオ)ホスフェート:アセフェート、アザメチホス、アジンホスメチル、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、クロルフェンビンホス、ダイアジノン、ジクロルボス、ジクロトホス、ジメトエート、ジスルホトン、エチオン、フェニトロチオン、フェンチオン、イソオキサチオン、マラチオン、メタミドホス、メチダチオン、メチル-パラチオン、メビンホス、モノクロトホス、オキシデメトン-メチル、パラオクソン、パラチオン、フェントエート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホレート、ホキシム、ピリミホスメチル、プロフェノホス、プロチオホス、スルプロホス、テトラクロルビンホス、テルブホス、トリアゾホス、トリクロルホン;
-カルバメート:アラニカルブ、アルジカルブ、ベンダイオカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、フェノキシカルブ、フラチオカルブ、メチオカルブ、メトミル、オキサミル、ピリミカルブ、プロポキスル、チオジカルブ、トリアザメエート;
-ピレスロイド:アレトリン、ビフェントリン、シフルトリン、シハロトリン、シフェノトリン、シペルメトリン、α-シペルメトリン、β-シペルメトリン、ζ-シペルメトリン、デルタメトリン、エスフェンバレレ-ト、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、イミプロトリン、λ-シハロトリン、ペルメトリン、プラレトリン、ピレトリンI及びII、レスメトリン、シラフルオフェン、τ-フルバリネート、テフルトリン、テトラメトリン、トラロメトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、ジメフルトリン;
-昆虫成長調整剤:a)キチン合成阻害剤:ベンゾイル尿素:クロルフルアズロン、シラマジン(cyramazin)、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、テフルベンズロン、トリフルムロン;ブプロフェジン、ジオフェノラン、ヘキシチアゾックス、エトキサゾール、クロフェンタジン;b)エクジソンアンタゴニスト:ハロフェノジド、メトキシフェノジド、テブフェノジド、アザジラクチン;c)幼若ホルモン様物質:ピリプロキシフェン、メトプレン、フェノキシカルブ;d)脂質生合成阻害剤:スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト;
-ニコチン性受容体アゴニスト/アンタゴニスト化合物:クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラム、アセタミプリド、チアクロプリド、1-(2-クロロ-チアゾール-5-イルメチル)-2-ニトリミノ-3,5-ジメチル-[1,3,5]トリアジナン;
-GABAアンタゴニスト化合物:エンドスルファン、エチプロール、フィプロニル、バニリプロール、ピラフルプロール、ピリプロール、5-アミノ-1-(2,6-ジクロロ-4-メチル-フェニル)-4-スルフィナモイル-1H-ピラゾール-3-カルボチオ酸アミド;
-大環状ラクトン殺虫剤:アバメクチン、エマメクチン、ミルベメクチン、レピメクチン、スピノサド、スピネトラム;
-ミトコンドリア電子伝達阻害剤(METI)I殺ダニ剤:フェナザキン、ピリダベン、テブフェンピラド、トルフェンピラド、フルフェネリム;
-METI II及びIII化合物:アセキノシル、フルアシプリム、ハイドラメチルノン;
-脱共役剤:クロルフェナピル;
-酸化的リン酸化阻害剤:シヘキサチン、ジアフェンチウロン、フェンブタチンオキシド、プロパルギット;
-脱皮撹乱化合物:シロマジン(cryomazine);
-混合機能オキシダーゼ阻害剤:ピペロニルブトキシド;
-ナトリウムチャネル遮断薬:インドキサカルブ、メタフルミゾン;
-その他:ベンクロチアズ、ビフェナゼート、カルタップ、フロニカミド、ピリダリル、ピメトロジン、硫黄、チオシクラム、フルベンジアミド、クロラントラニリプロール、シアジピル(HGW86)、シエノピラフェン、フルピラゾホス、シフルメトフェン、アミドフルメト、イミシアホス、ビストリフルロン、及びピリフルキナゾン。
殺有害生物薬は、タンクミックスに溶解又は分散し得る。好ましくは、オーキシン除草剤をタンクミックスに溶解する。
殺有害生物薬、例えばオーキシン除草剤は、20℃で水中において少なくとも10g/l、好ましくは少なくとも50g/l、特に少なくとも100g/lの溶解度を有することが多い。
別の好ましい形態において、殺有害生物薬は、成長調節剤、例えばプロヘキサジオン(特にプロヘキサジオンカルシウム)を含む。
別の好ましい形態において、殺有害生物薬はアニオン性殺有害生物薬を含有する。「アニオン性殺有害生物薬」という用語は、アニオンとして存在する殺有害生物薬を指す。好ましくは、アニオン性殺有害生物薬は、プロトン化可能な水素を含む殺有害生物薬に関する。より好ましくは、アニオン性殺有害生物薬は、カルボン酸、チオ炭酸、スルホン酸、スルフィン酸、チオスルホン酸、ホスフィン酸又は亜リン酸基、特に、カルボン酸基を含む殺有害生物薬に関する。上記の基は、プロトン化可能な水素を含めた中性形態で部分的に存在し得る。
通常、アニオン性殺有害生物薬などのアニオンは、少なくとも1つのアニオン基を含む。好ましくは、アニオン性殺有害生物薬は、1つ又は2つのアニオン基を含む。特に、アニオン性殺有害生物薬は、正確に1つのアニオン基を含む。アニオン基の一例は、カルボン酸基(-C(O)O-)である。上記のアニオン基は、プロトン化可能な水素を含めた中性形態で部分的に存在し得る。例えば、カルボン酸基は、カルボン酸(-C(O)OH)の中性形態で部分的に存在し得る。これは好ましくは、カルボキシレート及びカルボン酸の平衡状態が存在し得る水性組成物において当てはまる。
適切なアニオン性殺有害生物薬を、下に示す。名称がアニオン性殺有害生物薬の中性形態又は塩を指す場合、アニオン形態のアニオン性殺有害生物薬を意味する。例えば、アニオン形態のジカンバは、下記の式によって表し得る。
Figure 2015512378
別の例として、グリホサートのアニオン形態は、1個、2個、3個又はそれらの混合物の負電荷を含有してもよい。
アニオン性殺有害生物薬が溶解した形態で存在するとき、官能基の解離、したがってアニオン電荷の位置は、例えば、pHによって変わり得ることは専門家には公知である。グリホサートの酸解離定数pKaは典型的には、第1のホスホン酸について0.8、カルボン酸について2.3、第2のホスホン酸について6.0、アミンについて11.0である。
適切なアニオン性殺有害生物薬は、カルボン酸、チオ炭酸、スルホン酸、スルフィン酸、チオスルホン酸又は亜リン酸基、特に、カルボン酸基を含む除草剤である。例は、芳香族酸除草剤、フェノキシカルボン酸除草剤又はカルボン酸基を含む有機リン系除草剤である。
適切な芳香族酸除草剤は、安息香酸除草剤、例えば、ジフルフェンゾピル、ナプタラム、クロルアンベン、ジカンバ、2,3,6-トリクロロ安息香酸(2,3,6-TBA)、トリカンバ;ピリミジニルオキシ安息香酸除草剤、例えば、ビスピリバック、ピリミノバック;ピリミジニルチオ安息香酸除草剤、例えば、ピリチオバック;フタル酸除草剤、例えば、クロルタール;ピコリン酸除草剤、例えば、アミノピラリド、クロピラリド、ピクロラム;キノリンカルボン酸除草剤、例えば、キンクロラック、キンメラック;又は他の芳香族酸除草剤、例えば、アミノシクロピラクロルである。好ましいのは、安息香酸除草剤、特に、ジカンバである。
適切なフェノキシカルボン酸除草剤は、フェノキシ酢酸除草剤、例えば、4-クロロフェノキシ酢酸(4-CPA)、(2,4-ジクロロフェノキシ)酢酸(2,4-D)、(3,4-ジクロロフェノキシ)酢酸(3,4-DA)、MCPA(4-(4-クロロ-o-トリルオキシ)酪酸)、MCPA-チオエチル、(2,4,5-トリクロロフェノキシ)酢酸(2,4,5-T);フェノキシ酪酸除草剤、例えば、4-CPB、4-(2,4-ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4-DB)、4-(3,4-ジクロロフェノキシ)酪酸(3,4-DB)、4-(4-クロロ-o-トリルオキシ)酪酸(MCPB)、4-(2,4,5-トリクロロフェノキシ)酪酸(2,4,5-TB);フェノキシプロピオン酸除草剤、例えば、クロプロップ、2-(4-クロロフェノキシ)プロパン酸(4-CPP)、ジクロルプロップ、ジクロルプロップP、4-(3,4-ジクロロフェノキシ)酪酸(3,4-DP)、フェノプロップ、メコプロプ、メコプロプ-P;アリールオキシフェノキシプロピオン酸除草剤、例えば、クロラジホップ、クロジナホップ、クロホップ、シハロホップ、ジクロホップ、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-P、フェンチアプロップ、フルアジホップ、フルアジホップ-P、ハロキシホップ、ハロキシホップ-P、イソキサピリホップ、メタミホップ、プロパキザホップ、キザロホップ、キザロホップ-P、トリホップである。好ましいのは、フェノキシ酢酸除草剤、特に、2,4-Dである。
「有機リン系除草剤」という用語は、通常、ホスフィン酸又は亜リン酸基を含有する除草剤を指す。カルボン酸基を含む適切な有機リン系除草剤は、ビアラホス、グルホシネート、グルホシネート-P、グリホサートである。グリホサートが好ましい。
カルボン酸を含む適切な他の除草剤は、カルボン酸を含むピリジン除草剤、例えば、フルロキシピル、トリクロピル;カルボン酸を含むトリアゾロピリミジン除草剤、例えば、クロランスラム;カルボン酸を含むピリミジニルスルホニル尿素除草剤、例えば、ベンスルフロン、クロリムロン、ホラムスルフロン、ハロスルフロン、メソスルフロン、プリミスルフロン、スルホメツロン;イミダゾリノン除草剤、例えば、イマザメタベンズ、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン及びイマゼタピル;トリアゾリノン除草剤、例えば、フルカルバゾン、プロポキシカルバゾン及びチエンカルバゾン;芳香族除草剤、例えば、アシフルオルフェン、ビフェノックス、カルフェントラゾン、フルフェンピル、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルチアセット、ラクトフェン、ピラフルフェンである。さらに、クロルフルレノール、ダラポン、エンドタール、フラムプロップ、フラムプロップ-M、フルプロパネート、フルレノール、オレイン酸、ペラルゴン酸、TCAを、カルボン酸を含む他の除草剤として言及し得る。
適切なアニオン性殺有害生物薬は、カルボン酸、チオ炭酸、スルホン酸、スルフィン酸、チオスルホン酸又は亜リン酸基、特に、カルボン酸基を含む殺菌剤である。例は、ポリオキシン殺菌剤、例えば、ポリオキソリムである。
適切なアニオン性殺有害生物薬は、カルボン酸、チオ炭酸、スルホン酸、スルフィン酸、チオスルホン酸又は亜リン酸基、特に、カルボン酸基を含む殺虫剤である。例は、チューリンゲンシン(thuringiensin)である。
適切なアニオン性殺有害生物薬は、カルボン酸、チオ炭酸、スルホン酸、スルフィン酸、チオスルホン酸又は亜リン酸基、特に、カルボン酸基を含む植物成長調節剤である。例は、1-ナフチル酢酸、(2-ナフチルオキシ)酢酸、インドール-3-イル酢酸、4-インドール-3-イル酪酸、グリホシン、ジャスモン酸、2,3,5-トリヨード安息香酸、プロヘキサジオン、トリネキサパック、好ましくはプロヘキサジオン及びトリネキサパックである。
好ましいアニオン性殺有害生物薬は、アニオン性除草剤、より好ましくはジカンバ、グリホサート、2,4-D、アミノピラリド、アミノシクロピラクロル及びMCPAである。特に好ましいのは、ジカンバ及びグリホサートである。別の好ましい実施形態において、ジカンバが好ましい。別の好ましい実施形態において、2,4-Dが好ましい。別の好ましい実施形態において、グリホサートが好ましい。別の好ましい実施形態において、MCPAが好ましい。
別の好ましい形態において、殺有害生物薬は、オーキシン除草剤を含む。様々な合成及び天然のオーキシン除草剤が公知であり、合成オーキシン除草剤が好ましい。好ましくは、オーキシン除草剤は、プロトン化可能な水素を含む。より好ましくは、オーキシン除草剤は、カルボン酸、チオ炭酸、スルホン酸、スルフィン酸、チオスルホン酸又は亜リン酸基、特にカルボン酸基を含む殺有害生物薬に関する。上記の基は、プロトン化可能な水素を含む中性形態で部分的に存在し得る。天然のオーキシン除草剤の例は、インドール-3酢酸(IAA)、フェニル酢酸(PAA)、4-クロロインドール-3-酢酸(4-Cl-IAA)、及びインドール-3-ブタン酸(IBA)である。合成オーキシン除草剤の例は、2,4-D及びその塩、2,4-DB及びその塩、アミノピラリド及びその塩、例えばアミノピラリド-トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウム、ベナゾリン、クロランベン及びその塩、クロメプロップ、クロピラリド及びその塩、ジカンバ及びその塩、ジクロルプロップ及びその塩、ジクロルプロップ-P及びその塩、フルロキシピル、MCPA及びその塩、MCPA-チオエチル、MCPB及びその塩、メコプロップ及びその塩、メコプロップ-P及びその塩、ピクロラム及びその塩、キンクロラック、キンメラック、TBA(2,3,6)及びその塩、トリクロピル及びその塩、並びにアミノシクロピラクロル及びその塩である。好ましいオーキシン除草剤は、2,4-D及びその塩、並びにジカンバ及びその塩であり、ジカンバがより好ましい。別のより好ましい形態において、オーキシン除草剤は、ジカンバのアルカリ金属塩、例えばナトリウム及び/又はカリウムを含有する。上記のオーキシン除草剤の混合物もまた可能である。
別の好ましい形態において、殺有害生物薬は、カルボン酸基を含む有機リン系除草剤(例えばホスフィン酸又は亜リン酸基を含有する除草剤)を含有する。特に好ましいさらなる殺有害生物薬は、ビラナホス、グルホシネート、グルホシネート-P、グリホサート、及びイミダゾリノンクラスからの1種以上の殺有害生物薬である。グリホサートが特に好ましい。別の特に好ましい形態において、さらなる殺有害生物薬は、グリホサートのアルカリ金属塩、例えばナトリウム及び/又はカリウムグリホサートを含有する。
好ましい形態において、オーキシン除草剤は、ジカンバのアルカリ金属塩(例えばナトリウム及び/又はカリウム)を含有し、そして、グリホサートのアルカリ金属塩(例えばナトリウム及び/又はカリウムグリホサート)を含有するさらなる殺有害生物薬を含有する。グリホサートのアルカリ金属塩は、1から3種(例えば1種、2種又は3種)のアルカリ金属イオン又はそれらの混合物を含有し得る。好ましくは、グリホサートのアルカリ金属塩は、グリホサートイオンにつき少なくとも2当量(特に2若しくは3当量、又はそれらの混合物)のアルカリ金属イオンを含有する。例は、グリホサート一ナトリウム、グリホサート一カリウム、グリホサート二ナトリウム、グリホサート三ナトリウム、グリホサート二カリウム、グリホサート三カリウム又はそれらの混合物である。グリホサート二ナトリウム、グリホサート三ナトリウム、グリホサート二カリウム、グリホサート三カリウム又はそれらの混合物(例えば、グリホサート二ナトリウムとグリホサート三ナトリウムの混合物;又はグリホサート二カリウムとグリホサート三カリウムの混合物;又はグリホサート二カリウムとグリホサート三ナトリウムの混合物;又はグリホサート二ナトリウムとグリホサート三カリウムの混合物)が好ましい。
好ましい形態において、殺有害生物薬製剤は、グリホサートを含み、タンクミックス用アジュバントは、K2CO3、KHCO3、又はそれらの混合物から選択される塩基を含み、タンクミックスは、アルコキシレート(例えば、エトキシ化された直鎖又は分岐C8〜C14アルキルアミン)、アルキルポリグリコシド及び結晶化阻害剤(例えばポリアクリル酸の塩)から選択される助剤を含む。
好ましい形態において、殺有害生物薬製剤は、ジカンバを含み、タンクミックス用アジュバントは、K2CO3、KHCO3、又はそれらの混合物から選択される塩基を含み、タンクミックスは、アルコキシレート(例えば、エトキシ化された直鎖又は分岐C8〜C14アルキルアミン)、アルキルポリグリコシド、及び結晶化阻害剤(例えばポリアクリル酸の塩)から選択される助剤を含む。
好ましい形態において、殺有害生物薬製剤は、グリホサート及びオーキシン除草剤(例えば、ジカンバ又は2,4-D)を含み、タンクミックス用アジュバントは、K2CO3、KHCO3、又はそれらの混合物から選択される塩基を含み、タンクミックスは、アルコキシレート(例えば、エトキシ化された直鎖又は分岐C8〜C14アルキルアミン)、アルキルポリグリコシド、及び結晶化阻害剤(例えばポリアクリル酸の塩)から選択される助剤を含む。
本発明はまた、植物病原菌及び/又は望ましくない植生及び/又は望ましくない昆虫若しくはダニの攻撃を防除する方法、並びに/あるいは植物の成長を調節する方法に関し、タンクミックスを、それぞれの有害生物、それらの環境、若しくはそれぞれの有害生物から保護しようとする植物に、土壌に、並びに/又は望ましくない植物及び/若しくは作物植物及び/若しくはそれらの環境に作用させる。
以下は保護される適切な作物及び植物の例である:
タマネギ(Allium cepa)、パイナップル(Ananas comosus)、ピーナッツ(Arachis hypogaea)、アスパラガス(Asparagus officinalis)、マカラスムギ(Avena sativa)、サトウダイコンのアルチッシマ種(Beta vulgaris spec. altissima)、サトウダイコンのラパ種(Beta vulgaris spec. rapa)、セイヨウアブラナのナパス変種(Brassica napus var. napus)、ルタバガ(Brassica napus var. napobrassica)、ブラッシカ・ラパのシルベストリス変種(Brassica rapa var. silvestris)、ブラッシカ・オレラセア(Brassica oleracea)、クロガラシ(Brassica nigra)、カラシナ(Brassica juncea)、ハクサイ(Brassica campestris)、チャノキ(Camellia sinensis)、ベニバナ(Carthamus tinctorius)、ペカン(Carya illinoinensis)、レモン(Citrus limon)、オレンジ(Citrus sinensis)、コーヒーノキ(Coffea arabica)(ロブスタコーヒーノキ(Coffea canephora)、リベリカコーヒーノキ(Coffea liberica))、キュウリ(Cucumis sativus)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、ニンジン(Daucus carota)、ギニアアブラヤシ(Elaeis guineensis)、エゾヘビイチゴ(Fragaria vesca)、ダイズ(Glycine max)、ワタ(Gossypium hirsutum)(モクメン(Gossypium arboreum)、シロバナワタ(Gossypium herbaceum)、ベニバナワタ(Gossypium vitifolium))、ヒマワリ(Helianthus annuus)、パラゴムノキ(Hevea brasiliensis)、オオムギ(Hordeum vulgare)、ホップ(Humulus lupulus)、サツマイモ(Ipomoea batatas)、シナノグルミ(Juglans regia)、レンズマメ(Lens culinaris)、アマ(Linum usitatissimum)、トマト(Lycopersicon lycopersicum)、リンゴ属の種(Malus spec.)、キャッサバ(Manihot esculenta)、アルファルファ(Medicago sativa)、バショウ属の種(Musa spec.)、タバコ(Nicotiana tabacum)(ニコティアナ・ルスティカ(N.rustica))、オリーブ(Olea europaea)、イネ(Oryza sativa)、ライマメ(Phaseolus lunatus)、インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)、オウシュウトウヒ(Picea abies)、マツ属の種(Pinus spec.)、ピスタシア・ヴェラ(pistacia vera)、エンドウマメ(Pisum sativum)、セイヨウミザクラ(Prunus avium)、モモ(Prunus persica)、セイヨウナシ(Pyrus communis)、アンズ(Prunus armeniaca)、スミノミザクラ(Prunus cerasus)、アーモンド(Prunus dulcis)及び西洋スモモ(prunus domestica)、スグリ(Ribes sylvestre)、トウゴマ(Ricinus communis)、サトウキビ(Saccharum officinarum)、ライムギ(Secale cereale)、シロガラシ(Sinapis alba)、ジャガイモ(Solanum tuberosum)、ソルガム(Sorghum bicolor)(モロコシ(s.vulgare))、カカオ(Theobroma cacao)、アカツメクサ(Trifolium pratense)、コムギ(Triticum aestivum)、ライコムギ(Triticale)、デュラムコムギ(Triticum durum)、ソラマメ(Vicia faba)、ブドウ(Vitis vinifera)、トウモロコシ(Zea mays)。
好ましい作物は、ピーナッツ、サトウダイコンのアルチッシマ種、セイヨウアブラナのナパス変種、ブラッシカ・オレラセア、カラシナ、レモン、オレンジ、コーヒーノキ(ロブスタコーヒーノキ、リベリカコーヒーノキ)、ギョウギシバ、ダイズ、ワタ(モクメン、シロバナワタ、ベニバナワタ)、ヒマワリ、オオムギ、シナノグルミ、レンズマメ、アマ、トマト、リンゴ属の種、アルファルファ、タバコ(ニコティアナ・ルスティカ)、オリーブ、イネ、ライマメ、インゲンマメ、ピスタシア・ヴェラ、エンドウマメ、アーモンド、サトウキビ、ライムギ、ジャガイモ、ソルガム(モロコシ)、ライコムギ、コムギ、デュラムコムギ、ソラマメ、ブドウ及びトウモロコシである。
本発明に係る方法は好ましくは、遺伝子改変作物において使用することができる。「遺伝子改変作物」という用語は、遺伝物質が、自然状況下で、交雑育種、変異、自然組換え、育種、突然変異誘発、又は遺伝子操作によって容易に得ることができない方法で、組換えDNA技術の使用によって改変されている植物であると理解される。典型的には、植物の特定の特性を改善するために、1つ以上の遺伝子が、遺伝子改変植物の遺伝物質中に組み込まれている。このような遺伝子改変にはまた、これらに限定されないが、例えば、グリコシル化又はポリマー付加、例えば、プレニル化、アセチル化若しくはファルネシル化部分、又はPEG部分による、タンパク質(複数可)、オリゴ又はポリペプチドの標的転写後改変が含まれる。
育種、突然変異誘発又は遺伝子操作によって改変された植物、例えば、特定のクラスの除草剤の施用に対して耐性を与えられた植物は、本発明に係る組成物及び方法において特に有用である。育種又は遺伝子操作の慣用的な方法の結果として、オーキシン除草剤、例えば、ジカンバ又は2,4-D(即ち、オーキシン耐性作物);白化除草剤(bleacher herbicides)、例えば、ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)阻害剤又はフィトエンデサチュラーゼ(PDS)阻害剤;アセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤、例えば、スルホニル尿素又はイミダゾリノン;エノールピルビルシキミ酸3-リン酸シンターゼ(EPSP)阻害剤、例えば、グリホサート;グルタミンシンテターゼ(GS)阻害剤、例えば、グルホシネート;プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ(PPO)阻害剤;脂質生合成阻害剤、例えば、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害剤;あるいはオキシニル(oxynil)(即ち、ブロモキシニル又はイオキシニル)除草剤などの除草剤のクラスへの耐性が発生している。さらに、植物は、複数の遺伝子改変によって複数のクラスの除草剤に対して抵抗性とされている(例えば、グリホサート及びグルホシネートの両方に対する、又はグリホサート及び別のクラスからの除草剤(例えば、ALS阻害剤、HPPD阻害剤、オーキシン除草剤、若しくはACCase阻害剤)の両方に対する抵抗性)。これらの除草剤抵抗性技術は、例えば、Pest Management Science 61, 2005, 246; 61, 2005, 258; 61, 2005, 277; 61, 2005, 269; 61, 2005, 286; 64, 2008, 326; 64, 2008, 332;Weed Science 57, 2009, 108;Australian Journal of Agricultural Research 58, 2007, 708;Science 316, 2007, 1185;及びその中で引用されている参考文献に記載されている。これらの除草剤抵抗性技術の例はまた、US2008/0028482、US2009/0029891、WO2007/143690、WO2010/080829、US6,307,129、US7,022,896、US2008/0015110、US7,632,985、US7,105,724、及びUS7,381,861(それぞれ、参照により本明細書中に組み込まれている)に記載されている。
いくつかの栽培植物は、慣用的な育種方法(突然変異誘発)によって除草剤に対して耐性を与えられている。例えば、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(summer rape)(Canola、BASF SE、Germany)は、イミダゾリノン、例えばイマザモックスに対して耐性であり、又はExpressSun(登録商標)ヒマワリ(DuPont、USA)は、スルホニル尿素、例えば、トリベニュロンに対して耐性である。遺伝子操作の方法が使用され、栽培植物、例えば、ダイズ、ワタ、トウモロコシ、ビート(beets)及びナタネ(rape)に、除草剤、例えば、グリホサート、ジカンバ、イミダゾリノン及びグルホシネートに対する耐性が与えられており、これらのいくつかは、開発中であるか、又はブランド若しくは商品名RoundupReady(登録商標)(グリホサート耐性、Monsanto、USA)、Cultivance(登録商標)(イミダゾリノン耐性、BASF SE、Germany)及びLibertyLink(登録商標)(グルホシネート耐性、Bayer CropScience、Germany)で市販されている。
好ましくは、作物は、少なくともオーキシンに耐性の遺伝子改変作物であり、特に少なくともジカンバ又は2,4-Dに耐性の作物である。好ましい形態において、作物は、オーキシン(例えばジカンバ又は2,4-D)、及びグリホサートに耐性である。
さらに、組換えDNA技術の使用によって、1種以上の殺虫性タンパク質、特に、細菌バチルス属(Bacillus)由来、特に、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の公知のもの、例えば、内毒素、例えば、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIF、CryIF(a2)、CryIIA(b)、CryIIIA、CryIIIB(b1)又はCry9c;植物性殺虫性タンパク質(VIP)、例えば、VIP1、VIP2、VIP3又はVIP3A;線虫にコロニー形成する細菌、例えば、フォトラブダス・エスピー(Photorhabdus spp.)又はゼノラブダス・エスピー(Xenorhabdus spp.)の殺虫性タンパク質;動物によって産生される毒素、例えば、サソリ毒素、クモ類(arachnid)毒素、スズメバチ(wasp)毒素、又は他の昆虫特異的神経毒;真菌によって産生される毒素、例えば、ストレプトミセス(Streptomycetes)毒素、植物レクチン、例えば、エンドウマメ又はオオムギレクチン;アグルチニン;プロテイナーゼ阻害剤、例えば、トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン又はパパイン阻害剤;リボソーム不活性化タンパク質(RIP)、例えば、リシン、トウモロコシ-RIP、アブリン、ルフィン、サポリン又はブリオジン(bryodin);ステロイド代謝酵素、例えば、3-ヒドロキシ-ステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド-IDP-グリコシル-トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン阻害剤又はHMG-CoA-レダクターゼ;イオンチャネル遮断薬、例えば、ナトリウム又はカルシウムチャネルの遮断薬;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体(ヘリコキニン受容体);スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼ又はグルカナーゼ、を合成することができる植物が包含される。本発明との関連において、これらの殺虫性タンパク質又は毒素は、プレ毒素、
ハイブリッドタンパク質、切断型又はその他の点で改変されたタンパク質としても明確に理解される。ハイブリッドタンパク質は、タンパク質ドメインの新規な組合せを特徴とする(例えば、WO02/015701を参照されたい)。このような毒素、又はこのような毒素を合成することができる遺伝子改変植物のさらなる例は、例えば、EP-A374753、WO93/007278、WO95/34656、EP-A427529、EP-A451878、WO03/18810及びWO03/52073に開示されている。このような遺伝子改変植物を作製する方法は、当業者に一般に公知であり、例えば、上記の刊行物に記載されている。遺伝子改変植物中に含まれるこれらの殺虫性タンパク質は、これらのタンパク質を産生する植物に、節足動物(athropods)の全ての分類群からの有害な有害生物、特に、カブトムシ(甲虫類(Coeloptera))、二枚羽の昆虫(双翅目(Diptera))、及びガ(鱗翅類(Lepidoptera))、並びに線虫(線虫類(Nematoda))に対する耐性を与える。1種以上の殺虫性タンパク質を合成することができる遺伝子改変植物は、例えば、上記の刊行物に記載されており、これらのいくつかは、市販されている(例えば、YieldGard(登録商標)(Cry1Ab毒素を産生するトウモロコシ栽培品種)、YieldGard(登録商標)Plus(Cry1Ab及びCry3Bb1毒素を産生するトウモロコシ栽培品種)、Starlink(登録商標)(Cry9c毒素を産生するトウモロコシ栽培品種)、Herculex(登録商標)RW(Cry34Ab1、Cry35Ab1及び酵素ホスフィノトリシン-N-アセチルトランスフェラーゼ[PAT]を産生するトウモロコシ栽培品種);NuCOTN(登録商標)33B(Cry1Ac毒素を産生するワタ栽培品種)、Bollgard(登録商標)I(Cry1Ac毒素を産生するワタ栽培品種)、Bollgard(登録商標)II(Cry1Ac及びCry2Ab2毒素を産生するワタ栽培品種);VIPCOT(登録商標)(VIP-毒素を産生するワタ栽培品種);NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を産生するジャガイモ栽培品種);Bt-Xtra(登録商標)、NatureGard(登録商標)、KnockOut(登録商標)、BiteGard(登録商標)、Protecta(登録商標)、Bt11(例えば、Agrisure(登録商標)CB)及びSyngenta Seeds SAS、FranceからのBt176(Cry1Ab毒素及びPAT酵素を産生するトウモロコシ栽培品種)、Syngenta Seeds SAS、FranceからのMIR604(改変型Cry3A毒素を産生するトウモロコシ栽培品種、WO03/018810参照)、Monsanto Europe S.A.、BelgiumからのMON863(Cry3Bb1毒素を産生するトウモロコシ栽培品種)、Monsanto Europe S.A.、BelgiumからのIPC531(改変型Cry1Ac毒素を産生するワタ栽培品種)、及びPioneer Overseas Corporation、Belgiumからの1507(Cry1F毒素及びPAT酵素を産生するトウモロコシ栽培品種))。
さらに、組換えDNA技術の使用によって、1種以上のタンパク質を合成して、細菌、ウイルス又は真菌病原体に対するそれらの植物の抵抗性又は耐性を増大させることができる植物がまた包含される。このようなタンパク質の例は、いわゆる、「病変形成関連タンパク質」(PRタンパク質、例えば、EP-A392225を参照されたい)、植物病害抵抗性遺伝子(例えば、メキシコの野生ジャガイモであるソラヌム・ブルボカスタヌム(Solanum bulbocastanum)に由来するフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)に対して作用する抵抗性遺伝子を発現しているジャガイモ栽培品種)又はT4-リゾチーム(例えば、細菌、例えば、エルウィニア・アミルボラ(Erwinia amylvora)に対する抵抗性が増大したこれらのタンパク質を合成することができるジャガイモ栽培品種)である。このような遺伝子改変植物を作製する方法は、当業者に一般に公知であり、例えば、上記の刊行物に記載されている。
さらに、組換えDNA技術の使用によって、1種以上のタンパク質を合成し、生産性(例えば、バイオマス生産、穀物収率、デンプン含量、油含量若しくはタンパク質含有量)、渇水、塩分若しくは他の成長を制限する環境要因に対する耐性、又はこれらの植物の有害生物及び真菌、細菌若しくはウイルス病原体に対する耐性を増大させることができる植物がまた包含される。
さらに、組換えDNA技術の使用によって、特に、ヒト又は動物の栄養を改善する、変更された量の含有物質又は新規な含有物質を含有する植物、例えば、健康を促進する長鎖ω-3脂肪酸又は不飽和ω-9脂肪酸を生成する油料作物(例えば、Nexera(登録商標)ナタネ、DOW Agro Sciences、Canada)がまた包含される。
さらに、組換えDNA技術の使用によって、特に、原料生成を改善する、変更された量の含有物質又は新規な含有物質を含有する植物、例えば、増加した量のアミロペクチンを生成するジャガイモ(例えば、Amflora(登録商標)ジャガイモ、BASF SE、Germany)がまた包含される。
さらに、本発明に係る組成物及び方法はまた、植物部分の落葉及び/又は乾燥に適していることが見出されたが、作物植物、例えば、ワタ、ジャガイモ、アブラナ、ヒマワリ、ダイズ又はソラマメ、特に、ワタが適している。これに関しては、植物の乾燥及び/又は落葉のための組成物、これらの組成物を調製する方法、並びに本発明に係る組成物及び方法を使用した植物を乾燥及び/又は落葉させるための方法が見出された。
乾燥剤として、本発明に係る組成物及び方法は、特に、作物植物、例えば、ジャガイモ、アブラナ、ヒマワリ及びダイズ、また穀類の地上部を乾燥させるために適している。これによって、これらの重要な作物植物の十分な機械収穫が可能となる。
また経済的に対象とするのは、特定の期間内で、柑橘類果実、オリーブ及び他の種、並びに様々な仁果類、石果及び木の実において、裂開、又は木への接着の低減を集中させることによって可能となる収穫の促進である。同じ機序、即ち、植物の果実部分又は葉部分と芽部分との間の脱離組織の発達を促進させることはまた、有用な植物、特に、ワタの落葉の制御のために不可欠である。さらに、個々のワタ植物が成熟する時間間隔の短縮は、収穫後の繊維の質の向上をもたらす。
本発明に係る組成物及び方法は、出芽前若しくは出芽後に、又は作物植物の種子と一緒に施用することができる。本発明の組成物で事前処理した作物植物の種子を施用することによって、化合物及び組成物を施用することがまた可能である。活性化合物A及びC、並びに、適切な場合、Cについて、特定の作物植物がより十分に耐性でない場合、活性化合物が、表面下又は露出土壌の表面で成長している望ましくない植物の葉に達する間に、できる限り除草性組成物が感受性の作物植物の葉と接触しないように、噴霧装置の助けによって除草性組成物が噴霧される施用技術を使用し得る(ポストディレクテッド(post-directed)、レイバイ(lay-by))。
「成長段階」という用語は、「Growth stages of mono-and dicotyledonous plants」2nd edition 2001年、Uwe Meier編、the Federal Biological Research Centre for Agriculture and Forestry刊のBBCHコードによって定義される成長段階を指す。BBCHコードは、全ての単子葉及び双子葉植物種の生物季節学的に類似した成長段階を均一にコード化するための、十分に確立されたシステムである。一部の国では、特定の作物に関連するコードが知られている。このようなコードは、Harellら、Agronomy J.、1998年、90、235〜238によって実証されているように、BBCHコードと相互に関連し得る。
タンクミックスは、あらゆる成長段階、例えば、BBCHコード0、1、2、3、4、5、6及び/又は7で作物に作用させることができる。好ましくは、タンクミックスは、BBCHコード0、1及び/若しくは2の成長段階で作物又はその生育地に作用させ得る。別の好ましい形態において、タンクミックスは、BBCHコード0、1、2、3、4、5、6及び/又は7、特に、2、3、4、5、6及び/又は7の成長段階で作物に作用させ得る。
殺有害生物薬による作物の処理は、その殺有害生物薬を、地上又は空中散布、好ましくは地上散布により施用することで行うことができる。適切な散布装置は、プレ適用装置、背負噴霧器、噴霧タンク又は噴霧飛行機である。好ましくは、処理は、地上散布、例えば、プレ適用装置、背負噴霧器又は噴霧タンクで行われる。地上散布は、使用者により、作物の畑を歩いて、又は自動車によって、好ましくは自動車によって行われ得る。
「有効量」という用語は、望ましくない植生を防除するために十分であり、処理される作物に対して相当なダメージをもたらさないタンクミックスの量を表す。このような量は広範囲で変化することができ、様々な要因、例えば、防除される種、処理される栽培植物又は生育地、気候条件及び殺有害生物薬に応じて異なる。
タンクミックスは、典型的には5〜5000l/ha、好ましくは50〜500l/haの容量で施用される。
タンクミックスは、典型的には、殺有害生物薬(例えば、ジカンバ)5〜3000g/ha、好ましくは20〜1500g/haの割合で施用される。
タンクミックスは、典型的には、塩基0.1〜10kg/ha、好ましくは0.2〜5kg/haの割合で施用される。
さらなる実施形態において、本発明に係る組成物又は方法は、種子を処理することによって施用することができる。種子の処理は、本発明に係る組成物及び方法に基づいた、当業者によく知られている本質的に全ての手順(種子の粉衣、種子のコーティング、種子のダスティング、種子の浸漬、種子のフィルムコーティング、種子の多層コーティング、種子の被覆、種子のドリッピング及び種子のペレット成形)を含む。ここで、除草性組成物は、希釈して、又は無希釈で施用することができる。
種子という用語は、全てのタイプの種子、例えば、穀粒、種子、果物、塊茎、実生及び同様の形態を含む。ここで、好ましくは、種子という用語は、穀粒及び種子を記載する。
使用する種子は、上記の有用な植物の種子であることができるが、またトランスジェニック植物又は慣用の育種法によって得た植物の種子であることもできる。
活性化合物の施用量は、対照標的、季節、標的植物及び成長段階によって、0.0001〜3.0kg/ha、好ましくは0.01〜1.0kg/haの活性物質(a.s.)である。種子を処理するために、殺有害生物薬は一般に、100kgの種子当たり0.001〜10kgの量で用いられる。
本発明はまた、殺有害生物薬の有効性を増加するためのタンクミックス用アジュバントの使用に関し、タンクミックス用アジュバントは、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基を含み、タンクミックス用アジュバントは、少なくとも50g/lの塩基を含有する水性液体の形態で存在する、又は少なくとも10重量%の塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する。
本発明はまた、助剤と、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基とを含むタンクミックス用アジュバントに関し、タンクミックス用アジュバントは、少なくとも50g/lの塩基を含有する水性液体の形態で存在する。水性液体中の助剤は、凍結防止剤(例えばグリセリン)、消泡剤(例えばシリコーン)、ドリフト防止剤又は結合剤から選択し得る。
本発明はまた、助剤と、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基とを含むタンクミックス用アジュバントに関し、タンクミックス用アジュバントが、少なくとも10重量%の塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する。粒子状固体中の助剤は、消泡剤(例えばシリコーン)、結合剤、ドリフト防止剤、又は分離剤から選択し得る。
本発明は、様々な利点を提供する。他の作物(例えば、双子葉作物)が成長する隣接地域に、好ましくない植物毒性のダメージの発生率は非常に低い;殺有害生物薬の殺有害生物作用が増加する;タンクミックス用アジュバントは、取扱い及び施用が容易であり、安全である;殺有害生物薬(例えば、オーキシン除草剤)の揮発性は低減する;Ca2+又はMg2+などの多価カチオンに感受性がある殺有害生物薬(例えば、グリホサート)の有効性が保たれる;本発明は、作物に対して非常に安全である;また、モノ又はジアミンカチオンを含むアニオン性殺有害生物薬(例えば、イソプロピルアミングリホサート、ジメチルアミングリホサート、アンモニウムグリホサート)を加えた後に、殺有害生物薬(例えば、オーキシン除草剤)の低い揮発性が維持される、又は、低下さえする。さらなる利点は、アジュバントのアルカリ度が中程度であることであり、このため、使用者(例えば農業従事者)の皮膚又は眼を害するリスクがより低い。タンクミックスに投入した場合には、通常、酸性化剤によりpHを調整しなくても、所望のpHに容易に達する。
界面活性剤A:非イオン性C8/10アルキルポリグリコシド(活性物質含有量約70重量%及び水30重量%)、粘性液体、水溶性、HLB13〜14。
界面活性剤B:非イオン性、分岐エトキシ化アルキルアミン、水溶性。
添加剤A:ポリアクリル酸の水溶性ナトリウム塩、モル質量7〜10kDa、K値約25〜30、水溶液(45重量%)。
Clarity(登録商標):ジカンバの2-(-アミノエトキシ)エタノールの塩の農薬製剤(水溶性液剤SL、480g/l、BASF Corperationから市販)。
Banvel(登録商標):ジカンバのジメチルアミンの塩の農薬製剤(水溶性液剤SL、48.2重量%、BASF Corperationから市販)。
Touchdown(登録商標)HiTech:グリホサートカリウム塩の農薬製剤(水溶性液剤SL、500g/l、Syngentaから市販)。
実施例1:液体タンクミックス用アジュバントの調製
a)K2CO3 400g及びKHCO3 40gを室温で水に溶解し、1.0lの容量になるまで水で満たした。水溶液のpHは11だった。
b)K2CO3 250g、KHCO3 25g、界面活性剤B 25g及び界面活性剤A 150gを室温で水に溶解し、1.0lの容量になるまで水で満たした。水溶液のpHは11だった。
c)K2CO3 270g、KHCO3 30g、添加剤A 10gを室温で水に溶解し、1.0lの容量になるまで水で満たした。
比較例:
比較例a)K2CO3 400gを室温で水に溶解し、1.0lの容量になるまで水で満たした。水溶液のpHは12だった。
比較例b)K2CO3 250g、界面活性剤A 300g及びドリフト防止剤A 10gを室温で水に溶解し、1.0lの容量になるまで水で満たした。水溶液のpHは12だった。
比較例c)K2CO3 300g、界面活性剤A 300g及びドリフト防止剤A 10gを室温で水に溶解し、1.0lの容量になるまで水で満たした。水溶液のpHは12だった。
実施例2:粒子状タンクミックス用アジュバントの調製
K2CO3 900g及びKHCO3 100gの混合物を流動床造粒機に投入した。カオリンの10重量%水性懸濁液100mlを流動床に噴霧した。同時に水を熱風流(100℃)により除去した。ふるいに供した後、乾燥した粒状製品が粒径D90 10mm未満で得られた。
実施例3:粒子状タンクミックス用アジュバントの調製
K2CO3 900g及びKHCO3 100gを混合プラント内で乾燥混合した。ふるいに供した後、均一混合物が粒径D90 10mm未満で得られた。
実施例4:タンクミックスの調製
噴霧可能なタンクミックスは、市販SL製剤(Clarity(登録商標)、Banvel(登録商標)又はTouchdown(登録商標)HiTech)、水及び実施例1、2又は3のタンクミックス用アジュバントを撹拌しつつ、20℃で混合することによって調製される。タンクミックスにおいて、殺有害生物薬の濃度はそれぞれ1、5又は15g/lであり、溶解した塩基の濃度はそれぞれ3、30又は50g/lである。

Claims (16)

  1. 殺有害生物薬製剤、水、及びタンクミックス用アジュバントを接触させるステップを含む、タンクミックスの調製方法であって、
    タンクミックス用アジュバントが、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基を含み、
    タンクミックス用アジュバントが少なくとも50g/lの上記塩基を含有する水性液体の形態、又は、少なくとも10重量%の上記塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する、
    上記方法。
  2. アルカリ炭酸塩 対 アルカリ炭酸水素塩の重量比が1:20〜20:1の範囲内である、請求項3に記載の方法。
  3. タンクミックスが、少なくともpH8.0のタンクミックス酸性度を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  4. 殺有害生物薬が、アニオン性殺有害生物薬から選択される、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  5. タンクミックスが、0.4〜200g/lの塩基を含有する、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  6. タンクミックスが、少なくとも50重量%の水を含有する、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  7. 水性液体の形態で存在するタンクミックス用アジュバントが、pH8.0〜14.0の範囲のpH値を有する、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  8. 粒子状固体の形態で存在するタンクミックス用アジュバントが、10mm以下のD90粒径を有する、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  9. 塩基 対 殺有害生物薬のモル比が10:1から1:5である、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  10. タンクミックス用アジュバント及び/又はタンクミックスが、ポリアクリル酸及びその塩から選択される結晶化阻害剤を含有する、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  11. 殺有害生物薬の有効性を増加させるための請求項1〜12のいずれかに記載のタンクミックス用アジュバントの使用であって、タンクミックス用アジュバントが、アルカリ炭酸塩及びアルカリ炭酸水素塩の混合物を含む塩基を含み、タンクミックス用アジュバントが、少なくとも50g/lの上記塩基を含有する水性液体の形態、又は少なくとも10重量%の上記塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する、上記使用。
  12. 助剤及び前記塩基を含む請求項1〜12のいずれかに定義したタンクミックス用アジュバントであって、少なくとも50g/lの前記塩基を含有する水性液体の形態で存在する、上記タンクミックス用アジュバント。
  13. 助剤が、凍結防止剤、消泡剤、ドリフト防止剤、結晶化阻害剤及び/又は結合剤を含む、請求項14に記載のタンクミックス用アジュバント。
  14. 助剤及び前記塩基を含む請求項1〜12のいずれかに定義したタンクミックス用アジュバントであって、少なくとも10重量%の前記塩基を含有する粒子状固体の形態で存在する、上記タンクミックス用アジュバント。
  15. 助剤が、消泡剤、結合剤、ドリフト防止剤、結晶化阻害剤、及び/又は分離剤を含む、請求項16に記載のタンクミックス用アジュバント。
  16. 植物病原菌及び/又は望ましくない植生及び/又は望ましくない昆虫若しくはダニの攻撃を防除する方法、並びに/あるいは植物の成長を調節する方法であって、請求項1〜12のいずれかに定義したタンクミックスを、それぞれの有害生物、それらの環境又はそれぞれの有害生物から保護される植物に、土壌に並びに/あるいは望ましくない植物及び/若しくは作物植物及び/又はそれらの環境に作用させる、上記方法。
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