JP2015511627A - 毛髪処理方法 - Google Patents
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Abstract
(i)1以上のスルホネートおよび/またはカルボキシレート基を含有する水溶性染料化合物少なくとも0.0001重量%;(ii)尿素少なくとも0.1重量%;(iii)チオール0.1〜2.5重量%;(iv)アンモニア0.5重量%未満;および(v)スルファイトイオン0.5重量%未満を含有する着色組成物。
Description
本発明は材料を着色するための方法、特にケラチン性繊維材料(例えば毛髪)を着色する方法に関する。
人の毛髪の着色は、多くの文明で古くから確立された習慣である。毛髪着色の分野で働いている人々には多くの課題がある。毛髪が予想通りに着色されて、安定して望ましい色合いを提供する染料および染色方法を提供することが望まれている。毛髪着色方法は、短い接触時間でも、洗浄耐久性の色および光耐久性の色を提供することを可能にするのに、効果的でなければならず、かつ毛髪への損傷も最小に保たれなければならない。
毛髪着色で使用するためには使用者に広範囲にわたる色合いを提供することが望ましい。毛髪を普通に洗うことに耐久性があるが、所望により毛髪から簡単に除去することができる毛髪カラーを提供することも、非常に望ましい。毛髪から人工色を取り除く現行手法は、染色された毛髪を酸化的に漂白することを包含するが、それは毛髪にダメージを与え、通常その元の着色前の色に毛髪を戻さない 。
先行技術のパーマネント毛髪着色組成物は、典型的には無色の染料前駆体化合物を含有し、それがその場で酸化性カップリング機構を通して反応して、着色種を形成する。そのような組成物に関する1つの問題は、色が発色するのに適用後数時間あるいは数日掛かることので、予想通りの望ましい色合いを達成することが難しいかもしれない。パーマネント毛髪着色組成物で反応性染料化合物を使用することも、知られている。
色彩の化学者は、多種多様な異なる色彩を提供する多くの他の染料クラスも認識しいている。しかしながら、染料のこれらの異なるクラスを使用して毛髪を着色する多くの従前の試みは、悪い洗濯堅牢度および生み出されるビルドアップにより不成功だった。繊維産業で半永久的な毛髪染料として利用できるある種の予め形成された発色団を使用することが、知られている。しかしながら、そのような化合物は、永久的に人の毛髪を染色するのにこれまでうまく使用されなかった。
特に人の毛髪のパーマネント染色で使用するための他の毛髪染料組成物および方法を提供することが本発明の目的である。
本発明の第1の側面によれば、
(i)一以上のスルホネートおよび/またはカルボキシレート基を含有する水溶性染料化合物少なくとも0.0001重量%;
(ii)尿素少なくとも0.1重量%;
(iii)チオール0.1〜2.5重量%;
(iv)アンモニア0.5重量%未満;および
(v)スルファイトイオン0.5重量%未満
を含有する着色組成物を提供する。
(i)一以上のスルホネートおよび/またはカルボキシレート基を含有する水溶性染料化合物少なくとも0.0001重量%;
(ii)尿素少なくとも0.1重量%;
(iii)チオール0.1〜2.5重量%;
(iv)アンモニア0.5重量%未満;および
(v)スルファイトイオン0.5重量%未満
を含有する着色組成物を提供する。
本発明の第2の側面によると、材料を第1の側面の着色組成物に接触することを包含する材料を着色する方法を提供する。
第1および第2の側面の好ましい特徴は、以下に更に限定される。
本発明の組成物は、スルホネートおよび/またはカルボキシレート基を含む水溶性染料化合物を少なくとも0.0001重量%の量で含有する。
これによって、染料化合物は少なくとも1つのカルボキシレート基または少なくとも1つのスルホネート基を含むことを意味する。
そのような染料化合物は、1より多いカルボキシレート基および/または1より多いスルホネート基を含むかもしれない。
カルボキシレート基とは、カルボン酸の残基(−CO2 −)を意味する。スルホネート基とは、スルホン酸の残基−SO3 −を意味する。
カルボキシレートおよび/またはスルホネート基は、遊離酸(即ち、−COOHまたはSO3H)として存在してもよい。好ましくは、それらは、酸の塩、即ち−COO−M+または−SO3M+(式中、M+はカチオンである。)として存在する。適切なカチオンは、アンモニウムまたは置換アンモニウムカチオン並びにアルカリ金属およびアルカリ土類金属カチオンを包含する。好ましくは、アルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウムおよびカリウムカチオン)である。最も好ましくは、カルボキシレートおよび/またはスルホネート基は、それらのナトリウム塩として存在する。
本発明の染料化合物も、発色団を含む。好ましくは、染料化合物は電磁スペクトルの可視領域で活性である発色団を含む。しかしながら、電磁スペクトルの紫外または赤外領域で活性である発色団を含む染料分子も、本発明の範囲内でもある。
着色組成物で使用される染料化合物は、通常、酸性染料(酸性ミリング染料と酸性レベリング染料のクラスを含む)として当業者に知られている染料化合物を包含してもよい。
酸性染料は、典型的には、一つ以上のスルホン酸基、通常ナトリウム塩として、カルボン酸基または水酸基(より一般的でない)を含む水溶性アニオン性染料である。染料が基礎とされる構造は、色彩に依存する。酸性染料はいくつかの発色団に基づいてもよく、発色団が染料の色彩を決定する傾向がある。例えば、青い酸性染料はアントラキノン部分またはトリフェニルメタンにしばしば基づくが、いくつかはアゾベース、ホルマザンまたはフタロシアニンベースであってよい。赤、オレンジおよび黄色の酸性染料は、アゾ部分に基づく傾向がある。
カルボキシレートおよび/またはスルホネート残基を含むスチルベンまたはクマリンに基づく化合物は、特定の効果を提供する組成物において有用であり得る。そのような化合物は蛍光性であることが知られている。
好ましくは、本発明の組成物で使用される染料化合物は、遷移金属を含まない。
好ましくは、本発明の組成物で使用される染料化合物は、キレート化された金属種も含まない。
カラー・インデックス・インターナショナルは、染料と顔料のための標準的な分類体系であり、歴史的な、所有者、色彩に適用された一般的名前および一般的な数を含む。それは最初に1924年に出版されて、更新されて、その後再版された。第2(1956)、第3(1971)および第4(2002)版は、英国染料染色学会(SDC)(英国)および米国繊維科学技術・染色技術協会(AATCC)によって共同で発表されて、維持されている。この明細書で示される染料化合物の構造は、カラー・インデックス・インターナショナルから取られている。
化合物(A)は、アシッドブラック1、デュラミンブラック10Bおよびブラック-ブルー10Bとして知られている。
化合物(B)は、アシッドオレンジ7およびデュラミンオレンジIIとして知られている。
化合物(C)は、アシッドレッド33およびD&Cレッド33として知られている。
化合物(D)は、アシッドイエロー23、アシッドタルトラジンおよびユーログランタルトラジンとして知られている。
化合物(B)は、アシッドオレンジ7およびデュラミンオレンジIIとして知られている。
化合物(C)は、アシッドレッド33およびD&Cレッド33として知られている。
化合物(D)は、アシッドイエロー23、アシッドタルトラジンおよびユーログランタルトラジンとして知られている。
化合物(E)は、アシッドイエロー1、エクスト(Ext)D&Cイエロー1およびナフトールイエローSとして知られている。
化合物(F)は、アシッドブルー9、デュラコールブリリアントブルーFCF E133、フードブルー2およびFD&Cブルー1として知られている。
化合物(G)は、アシッドレッド18、デュラコールポンショー(Duracol Ponceau)4R E124、ユーロサートポンショー(Eurocert Ponceau)4Rおよびフードレッド18として知られている。
化合物(H)は、フードレッド17およびFD&Cレッド40として知られている。
化合物(I)は、アシッドバイオレット43およびエクストD&Cバイオレット2として知られている。
化合物(J)は、アシッドグリーン25およびD&Cグリーン5として知られている。
化合物(K)は、アシッドブルー62、アシッドブリリアントブルーRおよびデュラミンブルーRとして知られている。
化合物(L)は、アシッドレッド14、フードレッド3およびデュラコールカルモイシンとして知られている。
化合物(M)は、フードグリーン3およびD&Cグリーン3として知られている。
化合物(N)は、アシッドレッド1およびリサミンレッド2Gとして知られている。
化合物(O)は、ダイレクトオレンジ39およびソーラーオレンジ2GLとして知られている。
化合物(P)は、アシッドイエロー17、デュラミンイエロー2Gおよびアクロランイエロー2Gとして知られている。
化合物(F)は、アシッドブルー9、デュラコールブリリアントブルーFCF E133、フードブルー2およびFD&Cブルー1として知られている。
化合物(G)は、アシッドレッド18、デュラコールポンショー(Duracol Ponceau)4R E124、ユーロサートポンショー(Eurocert Ponceau)4Rおよびフードレッド18として知られている。
化合物(H)は、フードレッド17およびFD&Cレッド40として知られている。
化合物(I)は、アシッドバイオレット43およびエクストD&Cバイオレット2として知られている。
化合物(J)は、アシッドグリーン25およびD&Cグリーン5として知られている。
化合物(K)は、アシッドブルー62、アシッドブリリアントブルーRおよびデュラミンブルーRとして知られている。
化合物(L)は、アシッドレッド14、フードレッド3およびデュラコールカルモイシンとして知られている。
化合物(M)は、フードグリーン3およびD&Cグリーン3として知られている。
化合物(N)は、アシッドレッド1およびリサミンレッド2Gとして知られている。
化合物(O)は、ダイレクトオレンジ39およびソーラーオレンジ2GLとして知られている。
化合物(P)は、アシッドイエロー17、デュラミンイエロー2Gおよびアクロランイエロー2Gとして知られている。
化合物(Q)は、アシッドブルー113およびテロンネイビー(Telon Navy)AMFとして知られている。
化合物(R)は、アシッドレッド42、テロンレッドBNおよびアシドールレッド2BE−NWとして知られている。
化合物(S)は、アシッドオレンジ127およびニロサン(Nylosan)オレンジN−RLとして知られている。
化合物(T)は、アシッドレッド57およびデュラミンレッド3Gとして知られている。
化合物(R)は、アシッドレッド42、テロンレッドBNおよびアシドールレッド2BE−NWとして知られている。
化合物(S)は、アシッドオレンジ127およびニロサン(Nylosan)オレンジN−RLとして知られている。
化合物(T)は、アシッドレッド57およびデュラミンレッド3Gとして知られている。
化合物(U)は、アシッドレッド92およびD&Cレッド28として知られている。
化合物(V)は、アシッドレッド52、酸性ローダミンBおよびニロサンローダミンBとして知られている。
化合物(W)は、テトラブロモフェノールブルーとして知られている。
化合物(X)は、アシッドイエロー3およびD&Cイエロー10として知られている。
化合物(V)は、アシッドレッド52、酸性ローダミンBおよびニロサンローダミンBとして知られている。
化合物(W)は、テトラブロモフェノールブルーとして知られている。
化合物(X)は、アシッドイエロー3およびD&Cイエロー10として知られている。
上記記載の名前は網羅的でないリストを意味し、示された構造を有している化合物が他の名前によって知られているかもしれない。上述の商品名は変わるかもしれないが、当業者はカラー・インデックス・インターナショナルを調べて染料化合物を特定し、現在のメーカーを見つけることができるだろう。
成分(i)は、好ましくはグループ(1)、グループ(2)、グループ(3)またはグループ(4)のものから選択される染料化合物を含有する。
好ましくは、成分(i)は、グループ(1)、グループ(2)またはグループ(3)のものから選択される染料化合物を含有する。
より好ましくは、成分(i)は、グループ(1)またはグループ(2)のものから選択される染料化合物を含有する。
最も好ましくは、成分(i)は、グループ(1)のものから選択される染料化合物を含有する。
本発明の組成物は、二以上の染料化合物の混合物を包含してもよい。これらは、同じおよび/または異なるグループから選択されてもよい。染料の混合物は、特定の比率で組み合わせて望ましい色彩または他の視覚効果を達成してもよい。
着色組成物は、染料化合物を少なくとも0.0001重量%含有する。好ましくは、それは少なくとも0.001重量%、より好ましくは少なくとも0.01重量%、適切には少なくとも0.05重量%、好ましくは少なくとも0.1重量%、例えば少なくとも0.5重量%を含有する。着色組成物は、適切には染料化合物を、多くとも40重量%、好ましくは多くとも30重量%、より好ましくは多くとも25重量%、適切には多くとも20重量%、好ましくは多くとも15重量%、より好ましくは多くとも12重量%、例えば多くとも10重量%含有する。
着色組成物に含まれる染料の量は、達成することが望まれる色彩に基づいてかなり異なってもよい。
上記の量は、着色組成物(単一の組成物としての適用のために)中に存在する成分(i)のすべての染料化合物の総量を意味する。一般に、二つ以上の染料の混合物を含んでもよく、その相対量は必要とされる望ましい色合いに依存し、かつそのような混合物の調製は当業者によって容易に理解される。
本発明の着色組成物は、少なくとも0.1重量%の尿素を含有する。理論に束縛されないが、尿素は組成物の中で染料化合物を可溶化するのを助力し、および/または毛髪(および動物の繊維)存在するケラチンタンパク質を変性して、繊維基質との反応率を増大すると考えられている。また、尿素は毛髪を膨潤するのを助力する。
尿素は、適切には着色組成物中で少なくとも0.5重量%、好ましくは少なくとも1重量%、適切には少なくとも2重量%、好ましくは少なくとも3重量%、たとえば少なくとも4重量%の量で存在してもよい。
尿素は、適切には着色組成物の多くとも40重量%、好ましくは多くとも30重量%、より好ましくは多くとも25重量%、適切には多くとも20重量%、好ましくは多くとも15重量%、例えば多くとも12重量%または多くとも10重量%の量で存在してもよい。
本発明の組成物は、好ましくは0.1重量%未満のチオ尿素を含有する。
好ましくは、本発明の組成物は、チオ尿素を含有しない。
本発明の組成物は、0.1〜2.5重量%のチオールを含有する。
好ましくは、本発明の組成物は、チオールを少なくとも0.25重量%、好ましくは少なくとも0.4重量%、より好ましくは少なくとも0.5重量%、好ましくは少なくとも0.6重量%、適切には少なくとも0.7重量%、例えば少なくとも0.8重量%または少なくとも0.9重量%の量で含有する。
組成物は、チオールを多くとも2.5重量%、好ましくは多くとも2.2重量%、より好ましくは多くとも2重量%、適切には多くとも1.7重量%、好ましくは多くとも1.5重量%、より好ましくは多くとも1.3重量%、例えば1.2重量%または多くとも1.1重量%の量で含有してもよい。
本発明の組成物は、チオールの混合物を含有してもよい。そのような態様では、上記の量は、存在するチオールすべてを意味する。適切なチオールは、チオグリコール酸、チオ乳酸、ジヒドロリポエート、チオグリセロール、メルカプトプロピオン酸、システイン、N−置換システイン、システアミン、N−置換システアミン、チオエタノール、チオスルフェート、スルフィドアニオン、1−チオプロパン3−スルホネートおよびそれらの塩および/またはエステルを包含する。
特に好ましいチオールは、チオグリコール酸である。チオグリコール酸は、遊離酸またはエステル若しくは塩として提供されてもよい。
好ましい塩類は、アンモニウム、置換アンモニウム、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩を包含する。
ある好ましい態様では、チオグリコール酸は遊離酸として組成物に加えられてもよいが、組成物のpHによって塩として存在してもよい。
好ましくは、チオグリコール酸またはその塩は、組成物に存在する唯一のチオールである。
好ましくは、組成物はチオグリコール酸を0.1〜2.5重量%、好ましくは0.5〜1.5重量%含有する。
組成物は、0.5重量%未満のアンモニアを含有する。
最も好ましくは、本発明の組成物はアンモニアを実質的には有さない。このことは組成物がアンモニアおよびアンモニアを提供する化合物(例えば、水酸化アンモニウム)を実質的に有さないことを意味する。
組成物は、0.5重量%未満のスルファイトイオン(sulfite ion)を含有する。好ましくは、それは0.4重量%未満、好ましくは0.3重量%未満、より好ましくは0.2重量%未満、適切には0.1重量%未満、好ましくは0.01重量%未満、より好ましくは0.001重量%未満の量で含有する。
最も好ましくは、本発明の組成物はスルファイトイオンを実質的に有さない。スルファイトイオンは、スルホン酸またはスルホン酸の塩、例えばナトリウムスルファイトによって典型的に提供される。
アンモニアおよびスルファイトイオンを実質的に有さないとは、本発明の組成物が積極的に添加したこれらの化合物源を含んでいないことを意味する。それらは、組成物で使用される他の成分の中の不純物として、痕跡量で存在してもよい。
本発明の組成物は適切には脂肪酸を2重量%未満、好ましくは1重量%未満、より好ましくは0.5重量%未満の量で含有する。このことは、組成物が好ましくは式RCOOHの化合物(式中、RがC6〜C30アルキルまたはアルケニル基である。)を2重量%未満の量で含有することを意味する。
本発明の組成物は、酵素を2重量%未満、好ましくは1重量%未満、より好ましくは0.5重量%未満、好ましくは0.1重量%未満、より好ましくは0.01重量%未満、好ましくは0.001重量%未満、より好ましくは0.0001重量%未満、例えば0.00001重量%未満の量で含有する。好ましくは、本発明の組成物は、酵素を実質的には含まない。
着色組成物は、好ましくは一つ以上の溶媒または希釈剤を含有する。
ここに記述される着色組成物に用いられる適切な希釈剤材料は、INCIリスト(化粧成分の国際命名法のリスト;International Nomenclature of Cosmetic Ingredients list)に記載されたものから選択されてもよい。これは、欧州委員会の健康および消費者保護(Health and Consumer Protection of the European Commission)総局(Directorate−General)によって管理される消費者製品における科学委員会(Scientific Committee)によって作成される。SCCPは、化粧品で使用するための化学薬品のリストを承認し、それがINCIリストと呼ばれる。
水は、本発明の着色組成物に用いられる好ましい希釈剤である。しかしながら、そのような組成物は、付加的な希釈剤材料として一つ以上の更なる溶媒を包含してもよい。通常、本発明の着色組成物で使用するために適切な溶媒は、水混和性で、皮膚に無害であるものが選択される。本明細書中で付加的な希釈剤として適切な溶媒はC1−C20モノ−または多価アルコールおよびそれらのエーテル、例えばグリセリン、好ましくは一価および二価アルコールおよびそれらのエーテルを包含する。これらの化合物において、2〜10の炭素原子を含んでいるアルコール残基が、好ましい。従って、好ましいグループは、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、ブタノール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテルおよびそれらの混合物を包含する。水は、本発明による組成物の好ましい主要な希釈剤である。本明細書で規定される主要な希釈剤は、存在する水のレベルが他のどの希釈剤の総レベルよりもより高いことを意味する。
本発明の組成物は、好ましくは水性組成物である。好ましくは、それは水少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも40重量%、より好ましくは少なくとも60重量%、適切には少なくとも70重量%、たとえば少なくとも75重量%または少なくとも80重量%の量で含有する。
1つの特に好ましい溶媒は、グリセロールである。これは適切には0.1〜10重量%、好ましくは0.25〜5重量%、例えば1〜3重量%の量で存在する。
本発明に用いられる好ましい染料化合物は、水溶性でかつ完全に溶解して、実質的には均一な水性着色組成物を提供する。しかしながら、完全に水溶性でないか、または水不溶性である染料化合物を含む態様も、本発明の範囲内でもある。そのような態様では、染料化合物は、適切には組成物中で懸濁液の形で存在してもよい。あるいは、染料化合物は最初に助溶剤で溶解されてもよい。これは例えば水混和性助溶剤であってよい。
本発明の着色組成物は、一つ以上の界面活性剤を更に含有してもよい。本発明の組成物に用いられる適切な界面活性剤は、INCIリストで見つけてもよい。本発明の組成物の含有のための適切な界面活性剤は、一般に約8〜約22の炭素原子の親油性鎖長を有し、アニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性、双性イオン界面活性剤およびそれらの混合物から選択され得る。
本発明に用いられる適切な界面活性剤化合物は、毛髪染料配合で使用するために知られている従来のタイプで、当業者によってよく理解されている。好ましい界面活性剤は、化粧品産業で好ましいとされるものである。これらは典型的にはジェントルで非アレルギー性であり、例えばコカミドプロピルベタインおよびラウリルアミドプロピルベタインおよびナトリウムラウレスサルフェートを包含する。
本発明の着色組成物は、典型的には一以上の界面活性剤を0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜2.5重量%の量で含有してもよい。
上で詳述される界面活性剤化合物に加えて、このタイプの化合物の付加的な量が、コンディショニング剤として存在してもよい。
本発明の毛髪着色組成物は、増粘剤、適切には美容的に承認された増粘剤をさらに包含してもよい。これは、好ましくは0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量%の量で存在する。本明細書において組成物で使用するために適切な増粘剤は、INCIリストで特定されたものを包含する。本発明の組成物で使用するために適切な好ましい増粘剤は、オレイン酸、セチルアルコール、オレイルアルコール、塩化ナトリウム、セテアリルアルコール、ステアリルアルコール、合成増粘剤、例えばCarbopolおよびGlucamate(Lubrizol社、USA))、Aculynポリマー(ローム&ハース社、USA)およびそれらの混合物を包含する。本明細書で使用のための特に好ましい増粘剤は、ヒドロキシエチルセルロースである。
本発明の着色組成物は、好ましくはpHを5〜13、好ましくは8〜11.5、より好ましくは9〜10.5の範囲で有する。そのようなpHを保持するために、組成物は1以上の任意のpHコントロール剤を含んでもよい。
本明細書で使用のための好ましいpHコントロール剤は、INCIリストに規定されたもの、例えば2‐アミノ‐2‐メチル‐1‐プロパノールおよび水酸化ナトリウムを包含する。
本発明の着色組成物は、どんな適切な形ででも提供されてもよい。例えば、それらは溶液、ペースト、クリーム、ローション、ジェル、ムースフォーム、スプレー等として提供されてもよい。組成物は、適切には、簡単に毛髪染色方法の間に頭中に広がって、その後頭の位置にとどまるのを可能にする粘性を有する。
好ましくは、第2の側面の方法で処置される材料は、ケラチン性材料である。より好ましくは、それはケラチン性ファイバー材料であるが、本発明の方法は非ファイバーのケラチンベースの材料(例えば、指または足の爪)を染色するのに使用されてもよい。最も好ましくは、本発明の方法は、毛髪(特に、人の毛髪)を染色する方法である。
本発明の第2の側面の方法の好ましい態様では、組成物は好ましくは材料(適切には毛髪)に適用され、少なくとも0℃、好ましくは少なくとも10℃、例えば少なくとも20℃の温度で材料と接触して保持される。それは、適切には適用して、最高70℃、例えば最高60℃または最高50℃の温度に保持されてもよい。約40℃の温度が、特に好ましい。当業者によって理解されるように、染色されている材料が人の毛髪であるときには、適切なフードを用いて所望の温度を達成してもよい。
組成物が毛髪に環境温度より高い温度で接触されるならば、改善された染色が達成され得ること分かった。
従って、好ましい態様において、本発明の第2の側面の方法は、材料を第1の側面の着色組成物に少なくとも30℃の温度、適切には30℃〜50℃の温度、好ましくは35℃〜45℃の温度で接触することを含有する。
組成物は、好ましくは材料に少なくとも1分、好ましくは少なくとも2分、より好ましくは少なくとも5分、例えば少なくとも10分または少なくとも15分間接触される。
それは、材料に多くとも4時間、適切には多くとも3時間、好ましくは多くとも2時間、例えば多くとも1.5時間接触されてもよい。30〜60分の接触時間が、特に好ましい。
着色組成物は、毛髪に適切な手段によって適用されてもよい。そのような方法は当業者によく知られていて、例えば、毛髪の上へ組成物(適切にはペーストの形でもよい)をブラシがけすることを含む。
組成物は、適切には毛髪に10:1〜0.5:1の液体比で、好ましくは5:1〜1:1の液体比、例えば3:1〜2:1の液体比で適用してもよい。
組成物は、適切には毛髪から温水でリンスされてもよい。
本発明の方法のある好ましい態様では、その後毛髪を酸化性組成物で処理する。
好ましい態様では、第2の側面の方法は:
(a)第1の側面の組成物に材料を接触する工程;
(b)材料をリンスする工程;
(c)材料を酸化性組成物に接触する工程
を包含する。
(a)第1の側面の組成物に材料を接触する工程;
(b)材料をリンスする工程;
(c)材料を酸化性組成物に接触する工程
を包含する。
上記のように、材料は好ましくは毛髪(特に人の毛髪)である。
工程(c)で毛髪に接触される酸化性組成物は、好ましくは過酸化物源を含有する。好ましくは、それは過酸化水素を含有する。酸化性組成物は、好ましくは過酸化水素0.1〜10重量%、好ましくは0.25〜2.5重量%、例えば0.5〜1.5重量%の量で含有する。
酸化性組成物は、好ましくは水性組成物である。それは、好ましくはシャンプー組成物である。このことは、過酸化物の原料に加えて、組成物は適切には一般的に市販のシャンプー配合で見られる成分を含有することを意味する。従って、酸化性組成物は適切にはアニオン性、カチオン性およびノニオン性界面活性剤を包含する界面活性剤の混合物および他の成分(例えば増粘剤、溶媒、着色剤、フレグランス、防腐剤、酸化防止剤、キレート化剤、緩和剤および抗菌剤)を含有してもよい。
酸化性組成物は、好ましくは酸性である。それは、どんな適切な酸を含有してもよい。好ましい酸は、酢酸およびクエン酸を包含する。好ましくは、酸化性組成物は、pH3〜6、好ましくは3.5〜4.5を有する。
好ましくは、酸化性組成物を、先に述べたのと同じ液体比を用いて毛髪に適用する。適切には、酸化性組成物は毛髪に1〜20分、好ましくは2〜10分間保持する。
ある態様では、本発明の方法は、毛髪を特定の特性、例えば改善された洗濯堅牢度またはソフトな手触りを与える組成物で処理する工程を包含してもよい。そのような組成物は、どんな適切な形態、例えば溶液、クリーム、フォーム、ムース、スプレーまたはゲルで提供されてもよい。1つの適切な後処理は、毛髪コンディショニング剤を含有する組成物を適用することを含有する。そのようなコンディショニング組成物は当業者によく知られていて、いかなる商業的に入手可能なコンディショニング組成物でも使用され得る。
ある好ましい態様では、本発明の第2の側面の方法は、第四級アンモニウム化合物を含有しているコンディショニング組成物に材料(好ましくは毛髪)を接触する更なる工程(d)を包含する。
好ましくは、材料(適切には毛髪)は工程(c)と(d)の間で、適切には温水でリンスされる。工程(d)で毛髪に接触されるコンディショニング組成物は、好ましくは1以上の第四級アンモニウム化合物を少なくとも0.1重量%、好ましくは少なくとも0.5重量%、より好ましくは少なくとも1重量%、適切には少なくとも2重量%または少なくとも3重量%の量で含有する。
コンディショニング組成物は、1以上の第四級アンモニウム化合物を多くとも20重量%、好ましくは多くとも15重量%、適切には多くとも12重量%、好ましくは多くとも10重量%、例えば多くとも6重量%の量で含有してもよい。
第
第
四級アンモニウム化合物の混合物が、存在してもよい。上記の量は、コンディショニング組成物中のすべてのそのような化合物の総量を意味する。
適切な第四級アンモニウム化合物は、単一の四級アンモニウムカチオンセンターを含む化合物および複数の四級アンモニウムカチオンセンターを有する化合物(例えば高分子化合物)を包含する。
適切な第四級アンモニウム化合物は、アルキル基が炭素原子数14〜24を有するアルキルトリメチルアンモニウムハライドを包含する。
好ましい第四級アンモニウム化合物は、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライドおよびそれらの混合物を包含する。
適切な第四級アンモニウム化合物は、INCIリストで「ポリクオタニウム(polyquaternium)」化合物として呼ばれる複数の四級アンモニウムセンターを含むポリカチオンポリマーを包含する。本発明の組成物は、INCIリストに記載されるどんなポリクオタニウム化合物を包含してもよい。他の適切な化合物は、染料または染色性の洗濯堅牢度を改善するために織物/製紙業で使用されるポリカチオンポリアミン化合物を包含する。そのような化合物の例は、ジシアンジイミドとジエチレントリアミンとを縮合することによって製造されるポリマーを含むが、これに限定されるものではない。
コンディショニング組成物は、好ましくは酸性である。それは適切にはpH2〜5、好ましくはpH3〜4を有する。
本発明の第2の側面の方法は、好ましくは毛髪を染色する方法である。適切には、方法は毛髪にウェーブをつける方法ではない。好ましくは、本発明の方法は、毛髪のパーマネントにウェーブをつけることを引き起こさない。
ある態様では、本発明の第1の側面の組成物は、2つの前駆体組成物から最初に調製されてもよい。
本発明の第3の側面によると、第1の側面の着色組成物を調製する方法が提供され、その方法は成分(i)を含有する第1の前駆体組成物と成分(iii)を含有する第2の前駆体組成物を混ぜることを包含する。
第1および第2の前駆体組成物の各々に存在する各成分の量は、適当な比率の2つの前駆体組成物の混合が第1の側面の組成物を提供するように適切には選択される。適切な前駆体組成物の例は、本明細書で記載される実施例に与えられる。しかしながら、これらはいかなる場合も限定することを意図しておらず、第1の側面の方法に用いられる第2の側面の組成物を提供するために混合されてもよい別の前駆体組成物も本発明の範囲内である。当業者は、そのような組成物を調製する方法を容易に理解する。第1および第2の前駆体組成物のいずれかまたは各々は上述の1以上の別の成分を含んでもよい。成分(ii)、尿素は第2の前駆体組成物で好ましくは提供されるが、第1の前駆体組成物であるいは、または、さらに包含されてもよい。
第4の側面では、本発明はパッケージ化毛髪着色製品を提供する。これは、適切にパッケージ化するともに第1の側面の組成物を含有してもよい。好ましくは、パッケージ化毛髪着色製品は、成分(i)を含有する第1の前駆体組成物を含有する第1のパッケージおよび成分(iii)を含有する第2の前駆体組成物を含有する第2のパッケージを包含する。
第1のパッケージと第2のパッケージは、どんな適切な形態でもよい。適切には、第1および第2の前駆体組成物を混合して第1の側面の組成物を形成してもよい。
1つの態様では、パッケージ化毛髪着色製品は、第1の前駆体組成物が第1のコンパートメントで保持され、第2の前駆体組成物が同じ容器の第2のコンパートメントで保持される複コンパートメント容器で提供されてもよい。好ましくは、複コンパートメント容器は第1および第2の前駆体組成物を同じ部位に供給するように配置される。これは第1および第2のコンパートメントから隣接した排出口を提供することによって達成されてもよい。また、第1および第2のコンパートメントは、第1および第2の前駆体組成物を共通の通路に供給し、そこで接触した後単一のアウトレットを通って容器から出てもよい。このタイプの複コンパートメントコンテナは、当業者に知られている。そのような例は、2つの前駆体組成物を含有する2つのコンパートメントを有しているスクイーズ可能なチューブ(「デュアル・チューブ」として既知)である。チューブをスクイーズすることは2つの組成物を隣接した排出口を通して供給することにより、それらを容器から排出時に直接接触する。複コンパートメント容器の他の態様は、ムース、ゲルまたはスプレーを保持するためのビンまたはキャニスタも包含し、それらが同じまたは隣接した排出口を通って同じ部位に2つの前駆体組成物の供給を行う単一のアクチュエータを備えている。
また、本発明の毛髪着色製品は、個々の容器で別にパッケージされる2つの別々の前駆体組成物として提供されてもよい。そのような態様に、パッケージ化毛髪着色製品は、第2の側面の活性着色組成物を調製するための説明書を更に含有してもよい。
ある態様では、パッケージ化毛髪着色製品は、着色組成物を毛髪に適用するための用具、例えばブラシまたはスパチュラを更に含有してもよい。ある態様では、パッケージ化製品は、前駆体組成物から着色組成物を調製するための装置(例えば、混合容器および/または撹拌機)を更に含有してもよい。
パッケージ化毛髪製品が毛髪に適用の前に組み合わせられる第1および第2の前駆体組成物を含有する第1および第2のパッケージを含有するある態様では、前駆体組成物の各々はどのような適切な形態で提供されてもよい。各々は、固体、液体、ペーストまたはゲルであってもよい。
ある態様では第1および第2の前駆体の各々は、固体であってもよく、それに溶媒、適切には水を加えて第1の側面の着色組成物を形成しなければならない。
ある態様では、第1や第2の前駆体組成物の1つは液体の組成物であり、他は固体の組成物である。第1および第2の前駆体組成物の混合は、そのような態様では、第2の側面の組成物を直接形成してもよい。
第1および第2の組成物の一方または両方がペースト、ゲルまたはクリームである場合、第2の側面の組成物が混合時に直接得られ得る。
ある態様では、第1および第2の前駆体組成物は各々増粘剤の一部を含んでもよく、それにより組成物の混合が粘性の増加をもたらす。このような方法で、たとえば、2種の液体組成物を組み合わせて、流れ出ることなく容易に毛髪に適用可能な整合性を有するペーストまたはクリームを形成することができた。適切な複成分増粘剤は、当業者に知られている。pHの変化時に粘性を変える増粘剤を包含することも可能である。
本発明のパッケージ化毛髪着色製品は、好ましくは毛髪を着色するための説明書を含有する。
製品が第1および第2の前駆体組成物を含有する第1および第2のパッケージを含有するある態様では、パッケージ化毛髪着色製品は、活性毛髪着色組成物を調製するための説明書を更に含有してもよい。
驚くべきことに、本発明の方法によって着色された毛髪が先行技術の方法によって着色された毛髪と比較して優れた洗浄堅牢度を有することが解った。例えば、その場で染料前駆体化合物から形成されるタイプの先行技術のいわゆる「パーマネント」着色組成物は、5回のシャンプー適用の後、いくらかの退色を示す。しかしながら、本発明の方法によって着色された毛髪は適切には、10回の洗浄の後、好ましくは15回の洗浄の後、より好ましくは20回の洗浄の後でも実質的に退色を示さない。従って、本発明の第2の側面の方法は、毛髪を永久に染色する方法として考えてもよい。
理論に束縛されるのではないが、本発明で使用される染料化合物は毛髪繊維といろいろな種類の相互作用、例えば静電的相互作用、疎水的相互作用および芳香性相互作用を形成し得ると信じられている。相互作用は、染料-染料相互作用または染料-ケラチン相互作用であってもよい。
理論に拘束されるのではないが、本発明の方法で毛髪に適用されるチオールはケラチン繊維中のジスルフィド結合と反応して、それらを開裂して膨潤する。これが、染料の拡散を促進し、相互作用の増加を引き起こし、それにより洗浄堅牢度を改善する。
本発明の組成物で使用される染料化合物に存在するアニオン性カルボキシレートおよび/またはスルホネート基が毛髪のアルギニン残基に存在するグアニジウムカチオンと相互作用すると信じられてもいる。これらのグアニジウムカチオンは12.5のpkaを持っていて、これより下のpH値で永久のカチオンと考えられてもよい。
本発明の方法は、最初に過酸化物で漂白された毛髪を着色するのに使用されるときに、特に効果的であることが解った。また理論に拘束されるのではないが、プレ漂白が毛髪の構造を開けて、毛髪内に染料がより良く侵入するのを許容するのを助けると考えられている。
従って、本発明の方法は、着色の前に毛髪を過酸化物で漂白する第1の工程を包含してより淡い初期カラーおよび異なる全体的な結果を提供してもよい。
この第1の漂白工程はパーカルバミン酸および/またはジアシルパーカルバメートの使用によって行われてもよく、出願人の先行特許EP1313830Bの方法によってその場で行われる。
しかしながら好ましくは、漂白は出願人の出願中の出願GB0816943.5、GB0907800.7およびPCT/GB2009/051157で記載される改善された穏やかな漂白方法を使用して行われる。
この穏やかな漂白方法は、好ましくは少なくとも10重量%の炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウムまたはそれらの混合物および過酸化水素源を含有する組成物を毛髪に適用することを含有する。漂白工程の好ましい特徴は上記の出願において規定されている。
上述の漂白方法が好ましいが、他の漂白方法を使用することもできる。そのような方法は、当業者に知られている。
本発明の着色方法の後、毛髪から色を取り除くことが望まれるならば、発色部分を減らすことができる化合物を含有する組成物を毛髪に適用することによって達成することができる。そのような組成物は当業者に既知であり、そのような状況において色の除去が容易に達成される。
しかしながら、好ましい態様において、色の除去は出願人の出願中の出願GB0816943.5およびPCT/GB2009/050233およびPCT/GB2009/051162に記載されるような色除去方法を用いて行われる。
これらの出願に記載されているように、本発明者等は、染色された毛髪から色を取り除くために使用され得る特に効果的組成物および方法を開発した。本発明者等はこの色の除去方法が本発明の方法で処理された毛髪から色を取り除くのに特に効果的であることがわかった。従って、本発明は毛髪の色の除去方法を更に包含してもよい。
色の除去方法は、漂白方法でない。実際、色の除去方法は毛髪の酸化漂白を含まないで漂白による色の除去が原因となりうる損傷を避けることができるので、特に有利である。
本発明の毛髪色除去方法は、好ましくは染色された毛髪、好ましくは第2の側面の方法によって染色された毛髪に、求核基またはそれらの前駆体を含有する色除去組成物を適用することを含有する。好ましくは、色除去組成物は、硫黄含有求核基またはそれらの前駆体を含有する。適切な硫黄含有求核基は、チオシアネート、チオグリコール酸、チオカルバメート、カルバモイルスルフィン酸およびそれらの混合物および/または塩類を包含する。またおよび/またはさらに、色除去組成物は、求核性前駆体を含有してもよい。1つの適切な求核性前駆体は、チオウレアジオキシドである。チオウレアジオキシドはそれ自体求核性でないが、再配列してホルムアミジンスルフィン酸を形成し、それが加水分解して求核性種HSO2 −(ヒドロスルホキシレート)を形成する。
特に好ましい態様では、硫黄含有求核基は式HSO2 − +M(式中、Mは好ましくは水素、アルカリ金属または四級アンモニウム種である。)のスルホキシル酸の塩を含有する。そのような塩類は、適切にはホルムアミジンスルフィン酸、ジチオナイト(S2O4 2−)から得られてもよい。
酸性条件下で、ホルムアミジンスルフィン酸は、チオウレアジオキシド互変異性体として存在するが、マイルドなアルカリ性条件下では、ホルムアミジン互変異性体が形成されて加水分解し、HSO2 − +Mを放出し、それが活性染料除去剤であると信じられる。混合ホルムアミジン/カルバモイルスルフィン酸を使用して反応種を生成することも可能である。
色除去組成物は、好ましくは硫黄含有求核基またはその前駆体を少なくとも0.1重量%、より好ましくは少なくとも1重量%、最も好ましくは少なくとも4重量%の量で含有する。
適切には、色除去組成物は、硫黄含有求核基またはその前駆体を多くて60重量%、好ましくは多くて45重量%、より好ましくは多くて30重量%および最も好ましくは多くて15重量%の量で含有する。
色除去組成物は、硫黄含有求核基またはその前駆体の混合物を含有してもよい。そのような態様では、上記の量は組成物中に存在するすべてのそのような求核基またはその前駆体を意味する。
ある好ましい態様では、色除去組成物はチオウレアジオキシドを0.1〜10重量%、好ましくは3〜7重量%およびチオグリコール酸を0.1〜2.5重量%、好ましくは0.5〜1.5重量%の量で含有する。
色除去組成物は、更に膨潤剤、アクチベータ、希釈剤、コンディショニング剤、pH緩衝液、増粘剤および1以上の界面活性剤の一つ以上を含有してもよい。
他の任意の添加剤は、存在してもよい。コンディショニング剤などとして使用に好ましい成分は、INCIリストで詳述されたものを包含する。
適切な膨潤剤は、尿素を包含する。これは、1〜50重量%、好ましくは15〜25重量%の量で存在してもよい。
適切なアクチベータは、二価および三価の金属種、例えば亜鉛、マグネシウム、アルミニウムおよびカルシウムの二価のおよび/または三価のイオンを包含する。酢酸亜鉛および酢酸マグネシウムが、特に好ましい。
アクチベータは、適切には色除去組成物中に0.5〜25重量%、好ましくは2.5〜15重量%の量で存在する。
好ましい希釈剤は、水である。これは、適切には10〜90重量%の量で存在する。
適切なpH緩衝剤は、2‐アミノ‐2‐メチル‐1‐プロパノールを包含する。
適切には、色除去組成物はpH6〜12、より好ましくは7.5〜10.5および最も好ましくは8.5〜9.5を有する 。
好ましい増粘剤は、ヒドロキシエチルセルロースである。好ましくは、色除去組成物は増粘剤を1〜20重量%の量で含有する。
組成物は、1以上の界面活性剤を0.1〜20重量%の量で含有してもよい。適切な界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、ノニオン性および両性界面活性剤を包含する。ノニオン界面活性剤(特にアルコキシル化ノニオン性界面活性剤)が好ましい。1つの適切なノニオン性界面活性剤は、ポリソルベート80である。
色除去組成物の貯蔵寿命を最大にするために、それは使用の直前に混合し得る2または3成分系としてパッケージされ得る。2つまたは3つのパック系を利用することによって、組み合わせた時に、毛髪上でより使用に適している濃厚な製品を生産する組成物を形成することが可能である。
色除去組成物は、適切には毛髪に適用され、頭の上で10〜75℃、好ましくは20〜70℃、より好ましくは30〜65℃の温度で保持される。
環境温より高い温度で人の毛髪から色を取り除くときには、適切なフードを用いて所望の温度を達成してもよい。
適切には完全な色除去は、5〜120分、例えば15〜90分の後に行われる。適切には、色除去組成物は毛髪中に0.1〜300分、好ましくは15〜90分、例えば30〜60分残される。
本発明の方法によって染色された毛髪からの色除去は、非常に効果的であることが解った。毛髪は可視的損傷が起こらずに、染色される前の原色に戻ることが解った。最初に漂白工程が施された態様では、毛髪はその漂白された色に戻ることが解った。
この方法は、毛髪を漂白することに基づく先行技術の色除去方法に比べて大きな利点を提供する。先行技術のそのような漂白色除去方法は、毛髪(特に繰り返し染色されて、酸化的に漂白された毛髪の場合)にかなりの損傷を与え、しばしば元の色を提供しない。
色除去のためにアミノメタンスルフィン酸を使用することは、先行技術でも知られている。使用される条件下では、これは求核基の働きをしないが、誤解を避けるため、本発明の求核性色除去種はアミノメタンスルフィン酸を含有しない。いずれにせよ、アミノメタンスルフィン酸は、酸化漂白剤のように、毛髪に損傷を与えがちであり、本発明の方法によって適用した着色を除去するための本発明の色除去システムほど効果的でない。
従って、本発明は、
(x)要すれば、炭酸アンモニウムまたは二価金属シアネートおよび過酸化水素源を含有する漂白組成物と適用することによって毛髪を漂白する工程;
(y)第1の側面の方法によって毛髪を染色する工程;および
(z)要すれば、求核性色除去種を含有する色除去組成物を適用することによって毛髪から色を除去する工程;
を包含する毛髪処理方法を提供する。
(x)要すれば、炭酸アンモニウムまたは二価金属シアネートおよび過酸化水素源を含有する漂白組成物と適用することによって毛髪を漂白する工程;
(y)第1の側面の方法によって毛髪を染色する工程;および
(z)要すれば、求核性色除去種を含有する色除去組成物を適用することによって毛髪から色を除去する工程;
を包含する毛髪処理方法を提供する。
工程(x)、(y)および(z)の各々の好ましい側面は、上で記述される。工程(y)および(z)は、毛髪に重大な損傷を与えないで、繰り返してもよい。好ましくは、工程(y)および(z)は毛髪に対して観察される重大な損傷の増加無しに、2回以上、好ましくは5回以上、例えば10回以上繰り返してもよい。
工程(x)は、任意の穏やかな最初の脱色工程である。これは第1の染色工程の前に毛髪の最初の色を明るくすることが望まれる場合に行われる。しかしながら最初の色が適用されたら、工程(z)でこれが行われるので、更に毛髪を漂白する必要がない。工程(x)は、より淡いベースの色合いが必要ならば、繰り返される。もちろん、前の着色の時点から成長した新しい毛髪を漂白することは必要である。
工程(x)および特に工程(y)および(z)が速く行われることができるので、ユーザーが毛髪(頭の毛髪でもそうでなくても)のごく一部を染色して着色された色を確認し、かつそれが望ましくないのならば除去することが可能である。
本発明の着色方法は、非常に再現性があり、フルカラーを速く発現し、退色抵抗があり、容易に除去できるので、先行技術に勝る多大な利点を提供する。特に先行技術の着色方法および組成物を使用する場合には、染色された毛髪の最終的な色はしばしば予測できず、望ましい色の近いものを達成するには美容師の腕前に頼る。本発明の着色組成物は、色測定装置と組み合わせて使用して、正確に望ましい色合いを測って、毛髪の上でこの色を達成するために式を得てもよい。この種類の色合わせ予測は、繊維産業および塗料産業では現在使用されるソフトウェアに基づく。
本発明の方法は、人間の頭髪の一部もしくは全部を染色するのに使用されてもよい。従って、毛髪の全てを単一色に染色されてもよい。また、毛髪の小さな部分を着色して「ストリーク(streaks)」または「ハイライト/ローライト(highlights/lowlights)」を提供してもよい。ある態様では、根本の新しい毛髪を着色して毛髪体の既存の色にマッチさせてもよい。毛髪の部分上に異なる色を、色除去組成物を染色された毛髪に選択的に適用することにより達成することもでき得る。
本発明は主に一回の適用において材料(例えば人の毛髪)を染色することに関するものである(即ち、染料化合物を含有している1つの組成物だけを適用する)が、それを使用して材料の上で繰り返し色を染色して徐々に色を確立することもできる。
例えば、人の毛髪を徐々に着色すること、例えばグレーヘアーに色を加えることが望まれてもよい。従って、本発明の第1の側面の方法は、定期的に繰り返されてもよい。これは例えば毎日、毎週または毎月であってもよい。色の段階的なビルドアップを達成可能にするためには、毛髪に適用される組成物中に存在する染料化合物の量を調整することが必要である。そのような調整は、当業者によって容易になされ得る。
あるそのような態様では、第2の側面の組成物をシャンプー組成物として提供してもよい。これは、たとえば繰返し適用時に毛髪を徐々に着色する「着色向上」シャンプーの形でもよい。
本発明は、以下の非限定的な例によって更に記述される。
毛髪処理混合物を、パート1および2を1:1の比率で混合することにより調製した。この混合物の必須量を毛髪へブラシがけして均一な被覆を提供し、40℃で30−60分間(必要に応じて)放置した。当業者は十分な期間がいつ経過したかを判断することができる。毛髪を温水でリンスした。
後処理シャンプー(1%過酸化水素@pH4を含む)を毛髪にもみ込み、その後水で洗い流した。
コンディショニング組成物(カチオン性コンディショニング剤@pH3.5を含む)を毛髪にもみ込み、その後水で洗い流した。
毛髪は、必要に応じて乾燥した。
毛髪処理混合物をパート1および2を1:1の比率で混合することにより調製した。この混合物の必須量を毛髪へブラシがけして均一な被覆を提供し、40℃で60分間(必要に応じて)放置した。毛髪を温水でリンスした。
後処理シャンプー(1%過酸化水素@pH4を含む)を毛髪にもみ込み、その後水で洗い流した。
コンディショニング組成物(カチオン性コンディショニング剤@pH3.5を含む)を毛髪にもみ込み、その後水で洗い流した。
毛髪を乾燥した。
実施例3:
実施例1と実施例2によって処理された長い毛髪束を各々20回といた。長い毛髪束の写真を図1に示す。写真からわかるように、本発明の組成物(実施例1)を用いて染色された長い毛髪束は毛髪の損傷を示さなかったが、請求項から外れている組成物(実施例2)を用いて染色された長い毛髪束は重要な損傷を示した。
実施例1と実施例2によって処理された長い毛髪束を各々20回といた。長い毛髪束の写真を図1に示す。写真からわかるように、本発明の組成物(実施例1)を用いて染色された長い毛髪束は毛髪の損傷を示さなかったが、請求項から外れている組成物(実施例2)を用いて染色された長い毛髪束は重要な損傷を示した。
毛髪処理混合物をパート1および2を1:1の比率で混合することにより調製した。この混合物の必須量を毛髪へブラシがけして均一な被覆を提供し、40℃で30分間放置した。毛髪を温水でリンスした。
後処理シャンプー(1%過酸化水素@pH4を含む)を毛髪にもみ込み、その後水で洗い流した。
コンディショニング組成物(カチオン性コンディショニング剤@pH3.5を含む)を毛髪にもみ込み、その後水で洗い流した。
毛髪を乾燥した。
毛髪処理混合物をパート1および2を1:1の比率で混合することにより調製した。この混合物の必須量を毛髪へブラシがけして均一な被覆を提供し、40℃で30分(必要に応じて)間放置した。毛髪を温水でリンスした。
後処理シャンプー(1%過酸化水素@pH4を含む)を毛髪にもみ込み、その後水で洗い流した。
コンディショニング組成物(カチオン性コンディショニング剤@pH3.5を含む)を毛髪にもみ込み、その後水で洗い流した。
毛髪を乾燥した。
実施例6:
実施例4と実施例5によって処理された長い毛髪束を各々20回といた。長い毛髪束の写真を図2に示す。写真からわかるように、本発明の組成物(実施例4)を用いて染色された長い毛髪束は毛髪の損傷を示さなかったが、請求項から外れている組成物(実施例5)を用いて染色された長い毛髪束は重要な損傷を示した。
実施例4と実施例5によって処理された長い毛髪束を各々20回といた。長い毛髪束の写真を図2に示す。写真からわかるように、本発明の組成物(実施例4)を用いて染色された長い毛髪束は毛髪の損傷を示さなかったが、請求項から外れている組成物(実施例5)を用いて染色された長い毛髪束は重要な損傷を示した。
毛髪処理混合物をパート1および2を1:1の比率で混合することにより調製した。この混合物の必須量を毛髪へブラシがけして均一な被覆を提供し、40℃で60分間(必要に応じて)放置した。毛髪を温水でリンスした。
後処理シャンプー(1%過酸化水素@pH4を含む)を毛髪にもみ込み、その後水で洗い流した。
コンディショニング組成物(カチオン性コンディショニング剤@pH3.5を含む)を毛髪にもみ込み、その後水で洗い流した。
毛髪を乾燥した。
3つの長い毛髪束の写真を図3に示す。長い髪束Aは、未染色の漂白された暗褐色毛髪である;長い髪束Bは、上記の配合(実施例7、比較)を使用して染色された毛髪である;長い髪束Cは、本発明(実施例1)によって染色された毛髪を示す。この数字は本発明の組成物を使用するとき改善された着色が達成されたことを示す。
実施例8:
実施例1と実施例2の組成物による処理の後の染料残基を、UV可視スペクトロメータを使用して分析した。結果を図4に示す。上のスペクトルは実施例1によって処理の後の染料残基で、カラーで茶色である。下のスペクトルは実施例2によって処理の後の染料残基で、カラーで緑である。従って、実施例2の組成物は、明らかに望ましくない染料の変色が起こった。
実施例1と実施例2の組成物による処理の後の染料残基を、UV可視スペクトロメータを使用して分析した。結果を図4に示す。上のスペクトルは実施例1によって処理の後の染料残基で、カラーで茶色である。下のスペクトルは実施例2によって処理の後の染料残基で、カラーで緑である。従って、実施例2の組成物は、明らかに望ましくない染料の変色が起こった。
Claims (12)
- (i)一以上のスルホネートおよび/またはカルボキシレート基を含有する水溶性染料化合物少なくとも0.0001重量%;
(ii)尿素少なくとも0.1重量%;
(iii)チオール0.1〜2.5重量%;
(iv)アンモニア0.5重量%未満;および
(v)スルファイトイオン0.5重量%未満
を含有する着色組成物。 - 尿素を2〜15重量%含有する請求項1記載の着色組成物。
- チオールがチオグリコール酸、チオ乳酸、ジヒドロリポエート、チオグリセロール、メルカプトプロピオン酸、システイン、N−置換システイン、システアミン、N−置換システアミン、チオエタノール、チオスルフェート、スルフィドアニオン、1−チオプロパン3−スルホネート、およびそれらの塩および/またはエステルから選択される請求項1または2記載の着色組成物。
- チオールがチオグリコール酸またはそれらの塩である前記請求項いずれかに記載の着色組成物。
- pH8〜11.5を有する前記請求項いずれかに記載の着色組成物。
- 材料を前記請求項のいずれかに記載の着色組成物に接触することを包含する材料を着色する方法。
- (a)請求項1〜5のいずれかに記載の組成物に材料を接触する工程;
(b)前記材料をリンスする工程;および
(c)前記材料を酸化性組成物に接触する工程、
を包含する請求項6記載の方法。 - 酸化性組成物が酸性である請求項6または7記載の方法。
- 前記材料を、第四級アンモニウム化合物を含有するコンディショニング組成物に接触する工程(d)を更に包含する請求項7または8記載の方法。
- 第1の側面の着色組成物を調製する方法であって、該方法が成分(i)を含有する第1の前駆体組成物と成分(iii)を含有する第2の前駆体組成物とを混ぜることを包含することを特徴とする方法。
- 成分(i)含有する第1の前駆体組成物を含有する第1のパッケージおよび成分(iii)を含有する第2の前駆体組成物を含有する第2のパッケージを包含するパッケージ化毛髪着色製品。
- (x)要すれば、炭酸アンモニウムまたは二価金属シアネートおよび過酸化水素源を含有する漂白組成物を適用することによって毛髪を漂白する工程;
(y)毛髪を第1の側面の方法によって染色する工程;および
(z)要すれば、求核カラー除去種を含有するカラー除去組成物を適用することによって毛髪から色を除去する工程
を包含する毛髪処理方法。
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