JP2015511380A - 側部接地コンタクトを有するコネクタレセプタクル - Google Patents

Abstract

様式化されたエンクロージャ内で使用できる、凹凸のあるフォームファクタを有するコネクタレセプタクルである。これらのレセプタクルはまた、機器エンクロージャ内部の回路を回避する凹凸を有することができる。凹凸のあるフォームファクタはまた、コネクタレセプタクルの組み立てを簡単にすることができる。

Description

本出願は、２０１２年２月９日付で出願された米国特許仮出願第６１／５９７，１３３号の利益を主張する、２０１２年９月７日付で出願された米国特許出願第１３／６０７，４３９号の一部継続出願である、２０１２年９月２７日付で出願された米国特許出願第１３／６２９，４７７号に対して優先権を主張するものであり、これら出願は、この参照により本明細書内に組み入れられる。

消費者の利用できる電子機器の数及び種類は過去数年で飛躍的に増加しており、この増加傾向が弱まる気配は見られない。ポータブルコンピュータ機器、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ及び一体型コンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、及びメディアフォン、記憶装置、ポータブルメディアプレーヤ、ナビゲーションシステム、モニタ及びその他の機器など、機器はユビキタス化している。

これらの機器は、多くの場合、様々なケーブルアセンブリを使用して電力及びデータを受け取り、かつ供給する。これらのケーブルアセンブリは、ケーブルの１つ以上の端部にコネクタインサート又はプラグを含むことができる。コネクタインサートは、電子機器のコネクタレセプタクル内に差し込まれることで１つ以上の信号及び電力の導電路を形成することができる。

コネクタレセプタクルは、一般的にコンタクトを少なくとも部分的に囲んでこれに機械的な支持を提供する筐体で形成することができる。これらのコンタクトは、対応するコネクタインサート又はプラグのコンタクトとかみ合って機器間の電気的経路の部分を形成するように構成することができる。コネクタレセプタクルは、コネクタインサートの挿入に対する初めの抵抗を提供するうえで役立つ機構を更に含むことができる。また、不注意によるコネクタインサートの抜去を防止するための保持力を提供するための機構を含めることもできる。

これらのコネクタレセプタクルは、電子機器を取り囲む機器エンクロージャに取り付け、ないしは別の方法で固定することができる。これらのエンクロージャは、美的感覚及び機能性の双方の理由から高度に様式化されている場合がある。例えば、機器エンクロージャの部分は、傾斜し、曲がり、又はその他の非直交な形状である場合がある。これらのエンクロージャはまた、薄かったり、又は細かったりする場合がある。

これらのエンクロージャの曲がり又はサイズが、コネクタレセプタクルをエンクロージャに適合させることを難しくする可能性がある。更には、この結果として得られるコネクタレセプタクルを組み立てることが困難である可能性がある。

また、これらのコネクタレセプタクルは、電子機器内部のスペースを消費する。この消費されるスペースは、機器がより大きくなる可能性があり、何らかの機能性が失われる可能性があり、又は何らかのトレードオフをしなければならない可能性があることを意味する場合がある。これらの損失は、コネクタレセプタクルに更に凹凸を持たせ、又はコネクタレセプタクルのサイズを小さくすることにより軽減することができる。

このように、求められているのは、これらの様式化されたエンクロージャに適合するように凹凸があり、又はサイズが縮小された、内部回路を回避し、コネクタインサートに望ましいレベルの保持力を提供し、かつ組み立てが比較的容易である、コネクタレセプタクルである。

したがって、本発明の実施形態は、様式化されたエンクロージャ内で使用することのできる、凹凸のある又はサイズを小さくしたフォームファクタを有するコネクタレセプタクルを提供することができる。また、機器エンクロージャ内部の回路を回避するように、これらのレセプタクルに凹凸を付け、又はそのサイズを小さくすることができる。この凹凸のある、又はサイズを小さくしたフォームファクタはまた、コネクタレセプタクルの組み立てを簡単にすることができる。これらのコネクタレセプタクルはまた、挿入抵抗及び保持機構を提供するラッチ部品を含むこともできる。このラッチは、コネクタインサートの挿入に対する抵抗を提供できると共に、不注意による又は偶発的なこれらコネクタインサートの抜去を防止することができる。

本発明の例示的な一実施形態は、曲がった機器エンクロージャに適合するように凹凸があってもよい又はサイズが縮小されていてもよいコネクタレセプタクルを提供することができる。この適合を可能にするために、コネクタレセプタクルは、筐体の底部に開口部を有することができる。この開口部が、組み立て時に筐体内の定位置にコンタクトを挿入することを可能にし、したがってコネクタレセプタクルの組み立てを簡単にすることができる。

本発明の例示的な一実施形態は、筐体を有するコネクタレセプタクルを提供することができる。筐体は、コネクタインサートを受容する前部開口部を有することができる。筐体は、底部開口部を有することができる。筐体は、第１及び第２の締結具用開口部を更に有することができ、この開口部内に、コネクタレセプタクルを機器エンクロージャに固定するための締結具を配置することができる。筐体は、プラスチック又はその他の非導電性材料であってよい。

組み立て時には、筐体の底部の開口部を通ってコンタクトを筐体内に挿入することができる。これらのコンタクトは、梁部を含むことができる。梁部は、コンタクトのうちの、コネクタインサートがコネクタレセプタクル内に挿入されたときに、コネクタインサートの対応するコンタクトとの電気的接続を形成するように構成されている部分であることができる。コンタクトは、梁部と実質的に一直線になっている表面実装コンタクトを更に含むことができ、表面実装コンタクトは、フレキシブル回路基板、プリント配線基板、又はその他の好適な基板にはんだ付けされるように構成されている。コンタクトは各々、梁部に実質的に直交する機械的安定化部を更に含むことができる。機械的安定化部は、組み立て時に筐体のスロット内に挿入することができる。

組み立て後にこれらのコンタクトを保護するために、テープ片又はその他のカバーを、筐体の底部の開口部の少なくとも一部を覆って配置することができる。

コネクタレセプタクルは、ラッチ又は接地部品を更に含むことができる。ラッチ又は接地部品は、各端部において、後部部品によって結合されたコンタクトを含むことができる。これらコンタクトは、コネクタインサートの側部の接地コンタクトがこれらコンタクトと電気的に接触するように、後部開口部を通って筐体内に配置することができる。

ラッチ又は接地部品のコンタクトは、レセプタクルの保持機構を更に提供することができる。保持機構は、コネクタレセプタクル内へのコネクタインサートの挿入に対して抵抗をもたらすことができる。保持機構は、コネクタインサートを定位置に保持するのを助け、不注意によるコネクタインサートの抜去を低減又は防止するための保持力を更に提供することができる。しかし、組み立て時には、接地部品のコンタクト同士を拡げることができる。コネクタインサートの挿入時にも、このようにすることができる。このように拡げることによって、接地部品コンタクトによってもたらされる保持力が低下する可能性があり、また、その結果、接地コンタクトの信頼性が低下する可能性がある。この保持力の喪失を低減するために、接地部品を焼きなましすることができる。喪失を更に低減するために、接地部品を更に焼き入れすることができるが、焼きなまし工程を省略することもできる。本発明の他の実施形態では、１工程以上の焼きなまし、焼き入れ、及びその他の処理工程を使用することができる。

コネクタレセプタクルは、ブラケットを更に含むことができる。ブラケットは、第１の締結具用開口部及び第２の締結具用開口部を含むことができる。この第１の締結具用開口部は、筐体の第１の締結具用開口部と位置合わせすることができ、この第２の締結具用開口部は筐体の第２の締結具用開口部と位置合わせすることができる。既述のとおり、コネクタレセプタクルを機器エンクロージャに取り付け又は固定するために、締結具を締結具用開口部に配置することができる。ブラケットは、筐体の切り抜きに嵌ってブラケットを筐体に固定するように構成されたツメを含むことができる。接地部品又はブラケットのいずれか若しくは両方がツメを含むことができ、これらのツメをフレキシブル回路基板、プリント配線基板、又はその他の好適な基板上の接地経路にはんだ付けすることができるが、これらツメのうちの１つ以上を接地部品又はコネクタレセプタクルの他の部分に含めることもできる。コンタクト、ラッチ又は接地部品、接地コンタクト、シールド、及びブラケットは、プラスチック、金属、セラミック、又はその他の材料で形成することができる。例えば、これらは、ステンレススチール（３０４）、ステンレススチール（３０１）、若しくは低炭素鋼（１０１０）などのステンレススチール、チタン、黄銅、金めっき黄銅、又はその他の好適な材料で形成することができる。

本発明の別の例示的な実施形態は、コネクタレセプタクルを組み立てる方法を提供する。この方法は、筐体を受容する工程を含むことができる。筐体は様式化されたエンクロージャに適合するように凹凸を有することができる。筐体は、前部開口部、底部開口部、及び後部開口部を有することができる。コンタクトは、底部開口部を通って筐体内に配置することができる。コンタクトは、梁部、表面実装部、及び機械的安定化部を含むことができる。機械的安定化部は、筐体のスロット内に挿入することができる。筐体の底部開口部を覆って、第１のテープ片を配置することができる。本発明の他の実施形態において、テープの代わりにシールド部又はプラスチック部を使用することができる。

接地コンタクトを含むラッチ又は接地部品は、筐体の後部開口部内に挿入することができる。接地部品を定位置に保持するために、筐体のツメを接地部品の切り欠きに嵌め込むことができる。両面テープであることのできる第２のテープ片を、接地部品の後部を覆って配置することができる。この第２のテープ片によってブラケットを筐体に固定し、定位置に保持することができる。ブラケットは、筐体の切り抜きに嵌まってブラケットを定位置に保持するツメを含むことができる。締結具を筐体及びブラケットの締結具用開口部を通って配置して、コネクタレセプタクルを機器エンクロージャに取り付けることができる。これらエンクロージャは、ポータブルコンピュータ機器、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ及び一体型コンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、及びメディアフォン、記憶装置、ポータブルメディアプレーヤ、ナビゲーションシステム、モニタ及びその他の機器などのエンクロージャであることができる。

本発明の種々の実施形態は、これらの１つ以上及び本明細書内で説明するその他の特徴を組み込んでもよい。以下の詳細な説明及び添付の図面を参照することにより、本発明の性質及び利点の理解をより深めることができる。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの後方斜視図である。

本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの正面図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの前方斜視図及び後方斜視図である。

本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの分解図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの平面図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面図である。

本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面断面図である。

本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの底面図である。

本発明の一実施形態に係る別のコネクタレセプタクルの前方斜視図及び後方斜視図である。

本発明の一実施形態に係る別のコネクタレセプタクルの分解図である。

本発明の一実施形態に係る接地部品の前方斜視図及び後方斜視図である。

本発明の一実施形態に係る別のコネクタレセプタクルの前方斜視図及び後方斜視図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの平面図、正面図、及び側面図である。

本発明の一実施形態に係る別のコネクタレセプタクルの前方斜視図及び後方斜視図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの平面図、正面図、及び側面図である。

本発明の一実施形態に係る別のコネクタレセプタクルの前方斜視図及び後方斜視図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの平面図、正面図、及び側面図である。

本発明の別の実施形態に係るコネクタレセプタクルの様々な構成要素の図である。

本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの底面斜視図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの別の底面斜視図である。

本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面断面図である。

本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの後部側である。

図１は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの後方斜視図を図示している。この図は、この他の添付図と同様に、例示の目的でのみ示され、本発明の可能な実施形態又は請求項のいずれをも限定するものではない。

コネクタレセプタクル１００は、筐体１２０内に配置された多数のコンタクト１１０及び１１５を含むことができる。コンタクト１１０及び１１５は、電力、接地、信号、バイアス電圧、極性検出信号、又はその他の種類の信号若しくは電圧を伝達することができる。筐体１２０の後部開口部に接地部品１３０を挿入することができる。ブラケット１５０が、接地部品１３０の後部及び筐体１２０を覆うことができる。ツメ１５４をフレキシブル回路基板、プリント配線基板、又はその他の基板に挿入することができる。コンタクト１１０及び１１５を同一の又は異なるフレキシブル回路基板、プリント配線基板、若しくはその他の基板に接続することができる。筐体１２０の締結具用開口部１２２及びブラケット１５０の締結具用開口部１５２を使用して締結具を保持することができる。これらの締結具は、コネクタレセプタクル１００を機器エンクロージャ又は機器エンクロージャに取り付けられるその他の構造体に固定することができる。

図２は、本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの正面図を図示している。コネクタレセプタクル１００は、コネクタインサートを受容する前部開口部１２４を含むことができる。コネクタインサート内のコンタクトは、コネクタレセプタクル１００内のコンタクト１１０及び１１５と電気的接続を形成することができる。コネクタインサートの側部にある接地コンタクトは、接地部品１３０の端部として形成することのできる接地コンタクト１３２に接触することができる。前述と同様に、ツメ１５４並びにコンタクト１１０及び１１５をフレキシブル回路基板、プリント配線基板、又はその他の好適な基板に接続することができる。締結具用開口部１２２を使用して締結具を保持することができ、この締結具が、機器エンクロージャ又は機器エンクロージャに固定され、ないしはその他の方法で取り付けられる構造体にレセプタクル１００を固定することができる。

この実施形態では、下記に更に詳細に示すように、コネクタレセプタクル１１０の前部が傾斜していてもよい。この傾斜は、機器エンクロージャの曲がった部分に適合するように構成することができる。スペースを節約するために、底部が更に開いていてもよい。コンタクト１１０及び１１５を保護するために、コネクタレセプタクル１００を組み立てた後にテープ又はカバー１６０を使用してこの開口部を覆ってもよい。

図３は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの前方斜視図及び後方斜視図を図示している。コネクタレセプタクル１００は、前部開口部１２４を有する筐体１２０を含むことができる。前部開口部１２４は、コネクタインサートによるコンタクト１１０及び１１５、並びに側部接地コンタクト１３２へのアクセスを可能にすることができる。既述のとおり、ブラケット１５０は、ツメ１５４及び締結具用開口部１５２を含むことができる。

既述のとおり、このレセプタクルは、機器エンクロージャの曲がり又はその他の形状に適合するように凹凸を有することができる。本発明のこの特定の実施形態では、前面１２７は図示のように曲がっている。

図４は、本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの分解図を図示している。この分解図ははんだ保護部材１７０を含んでいるが、このはんだ保護部材１７０は、組み立て時に（特にコネクタレセプタクル１００がフレキシブル回路基板、プリント配線基板、又はその他の好適な基板に取り付けられるときに）コンタクト１１０及び１１５を保護するために使用することができる。

このコネクタレセプタクルは、筐体１２０を含むことができる。筐体１２０は、コネクタインサートを受容する前部開口部１２４を含むことができる。筐体１２０は、締結具用開口部１２２及び切り抜き１２６を更に含むことができる。切り抜き１２６は、ブラケット１５０のツメ１５６を受容するために使用することができる。筐体１２０は、ラッチ又は接地部品１３０の切り欠き１３４に嵌まるように切り欠かれていてもよいツメ１２８を更に含むことができる。このことは、組み立て中にラッチ又は接地部品１３０を定位置に保持するうえで役に立つ。

底部側（図示せず）にある開口部からコンタクト１１０及び１１５を筐体１２０内に挿入することができる。具体的には、機械的安定化部１１７を筐体１２０内のスロット内に挿入することができる。コンタクト１１０及び１１５を保護するために、カバー又はテープ部１６０を使用して筐体１２０の底部側の開口部を覆ってもよい。

ラッチ又は接地部品１３０は、側部接地コンタクト１３２及びディンプル又は突出部１３４を含むことができる。接地コンタクト１３２は、組み立て時に筐体１２０内に挿入することができる。

ブラケット１５０は、コネクタレセプタクル１００の後部に取り付けることができる。これを容易にするために、テープ片１４０を使用してもよい。テープ片１４０は、両面テープであってもよい。テープ片１４０は、突出部１３４と位置合わせすることのできる開口部１４４を含むことができる。突出部１３４は、組み立て時にブラケット１５０にスポット溶接又はレーザ溶接することができる。

図５は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの平面図を図示している。既述のとおり、コネクタレセプタクル１００は、コンタクト１１０及び１１５の周りに筐体１２０を含むことができる。接地部品１３０及びブラケット１５０は、コネクタレセプタクルの後部付近に配置することができる。ツメ又はリブ１２８を使用して、組み立て時にラッチ又は接地部品１３０を定位置に保持することができる。テープ部１４０を使用して、組み立て時にブラケット１５０を定位置に保持することができる。

図６は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面図を図示している。既述のとおり、コネクタレセプタクル１００は、ブラケット１５０によって部分的に覆われた後部を有する筐体１２０を含むことができる。ブラケット１５０は、ツメ１５４及び１５６を含むことができる。ツメ１５６を筐体１２０の切り抜き（図示せず）内に挿入してブラケット１５０を筐体１２０に固定することができる。コネクタレセプタクル１００は、コネクタインサートを受容する前部開口部１２４を含むことができる。

既述のとおり、本発明の実施形態に係るコネクタインサートは、機器エンクロージャに適合するように凹凸を有することができる。したがって、コネクタレセプタクル１００の前部１２７は、曲がっていてもよい。この曲がりは、機器エンクロージャの曲がりに一致し、又は適合することができる。

また、このコネクタレセプタクルは、機器内部の回路を回避するように構成することができる。したがって、曲面１２９は、コネクタレセプタクル１００がこのような内部回路を回避するような形状であることができる。

スペースを節約し、前面１２７がこのように曲がることができるように、本発明の実施形態は、筐体１２０の底部に開口部を提供することができる。このことを以下の図に示す。

図７は、本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面断面図を図示している。見てとれるように、筐体１２０は、その底部に開口部を有することができる。カバー又はテープ片１６０を使用して、コンタクト１１０が筐体１２０内に挿入された後にこの開口部を覆うことができる。このカバーは、コンタクト１１０を保護するために使用することができる。

組み立て時には、この開口部から筐体１２０内にコンタクト１１０を挿入することができる。具体的には、筐体１２０内のスロット１２７内に機械的安定化部１１７を嵌め込むことができる。コンタクトが定位置に配置された後、テープ又はカバー１６０を貼付することができる。コネクタ１００は、コネクタインサートを受容する前部開口部１２４を含むことができる。

図８は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの底面図を図示している。コネクタレセプタクル１００は、コネクタインサートを受容するための前側開口部１２４を有する筐体１２０を含むことができる。コネクタレセプタクル１００は、コンタクト１１０及び１１５を含むことができる。前述のように、テープ又はカバー１６０が筐体１２０の底部開口部を覆うことができる。ブラケット１５０は、コネクタレセプタクル１００の後部を覆って嵌めることができる。

本発明のこの特定の実施形態において、曲面１２７及び１２９は、機器エンクロージャに適合し内部回路を回避する凹凸を有する。本発明の他の実施形態は、この他の凹凸を有するコネクタレセプタクルを提供することができる。以下の図に実施例を示す。

図９は、本発明の一実施形態に係る別のコネクタレセプタクルの前方斜視図及び後方斜視図を図示している。コネクタレセプタクル９００は、締結具用開口部９２２及びコネクタインサートを受容する前側開口部９２４を有する筐体９２０を含むことができる。コネクタレセプタクル９００は、側部接地コンタクト９３２並びに底部又は信号コンタクト９１０及び９１５を含むことができる。コネクタレセプタクル９００は、締結具用開口部９５２を有することのできるブラケット９５０を更に含むことができる。

図１０は、本発明の一実施形態に係る別のコネクタレセプタクルの分解図を図示している。コネクタレセプタクル９００は、締結具用開口部９２２及びコネクタインサートを受容する前側開口部９２４を有する筐体９２０を含むことができる。ラッチ又は接地部品９３０を筐体９２０の後部開口部に少なくとも部分的に挿入することができる。側部接地コンタクト９３２を筐体９２０の内側に配置することができる。テープ部９４０は、ラッチ又は接地部品９３０の後部を覆って適合することができる。具体的には、開口部９４４を突出部９３４と位置合わせすることができる。接地部品９３０及び筐体９２０の後部を覆ってブラケット９５０を配置することができる。突出部９３４をブラケット９５０にレーザ溶接又はスポット溶接してブラケット９５０を定位置に固定することができる。

この実施例及び掲載されているその他の例、並びに本発明の他の実施形態におけるコンタクト、接地部品、接地コンタクト、ブラケット、及びその他の構成要素は、プラスチック、金属、セラミック、又はその他の材料で形成することができる。例えば、これらは、ステンレススチール（３０４）、ステンレススチール（３０１）若しくは低炭素鋼（１０１０）などのステンレススチール、チタン、黄銅、金めっき黄銅、又はその他の好適な材料で形成することができる。

前述と同様に、コンタクト９１０及び９１５は、筐体９２０の底部にある開口部を通って筐体９２０内に挿入することができる。具体的には、機械的安定化部９１７を筐体９２０内のスロット内に挿入することができる。これらのコンタクトを配置した後、テープ又はカバー９６０を使用してこの開口部を覆い、コンタクト９１０及び９１５を保護することができる。

既述のとおり、ラッチ又は接地部品９３０（又は１３０若しくは下掲のその他の接地部品）は、組み立て時にはコンタクト９３２を拡げることができ、コネクタインサートの挿入時にも再度拡げることができる。このことにより、接地コンタクト９３２が恒久的に拡がり、接地コンタクトの信頼性を低下させ、保持力を低下させる可能性がある。ラッチ又は接地部品９３０については、以下の図の中でより詳細に示す。

図１１は、本発明の一実施形態に係るラッチ又は接地部品９３０の前方斜視図及び後方斜視図を図示している。既述のとおり、ラッチ又は接地部品９３０のコンタクト９３２同士の間の距離Ｗ１は、組み立て及びコネクタインサートの挿入に起因する応力が原因となって拡がる可能性がある。Ｗ１のこの増加が、保持力の低下及び接地コンタクトの信頼性の低下を招く可能性がある。

この増加を軽減させ、減少させ、又は排除するために、ラッチ又は接地部品９３０（及び１３０）に様々な処理工程を施すことができる。例えば、ラッチ又は接地部品９３０を焼きなましすることができる。焼きなまし後、ラッチ又は接地部品９３０を更に焼き入れすることができる。本発明の別の実施形態では焼きなまし工程を省略することができる一方で、本発明の他の実施形態では１工程以上の焼きなまし、焼き入れ、及びその他の処理工程を使用することができる。ラッチ又は接地部品９３０（又は１３０若しくはその他の下掲の接地部品）は、ステンレススチール（３０４）、ステンレススチール（３０１）、若しくは低炭素鋼（１０１０）などのステンレススチール、チタン、黄銅、金めっき黄銅、又はその他の好適な材料で形成することができる。

本発明の他の実施形態は、異なるコネクタレセプタクルを用いることができる。以下の図に幾つかの例を示す。

図１２は、本発明の一実施形態に係る別のコネクタレセプタクルの前方斜視図及び後方斜視図を図示している。コネクタレセプタクル１２００は、コネクタインサートを受容する開口部１２２４を有する筐体１２２０を含むことができる。コネクタレセプタクル１２００は、側部接地コンタクト１２３２並びに信号又は底部コンタクト１２１０及び１２１５を含むことができる。コネクタレセプタクル１２００は、シールド１２５５を更に含むことができる。ブラケット１２５０は、シールド１２５５にレーザ溶接又はスポット溶接することができる。ブラケット１２５０は、開口部１２５２を含むことができる。開口部１２５２は、コネクタレセプタクル１２００を機器エンクロージャ又はその他の構造体に取り付けることのできる締結具を受容することができる。ツメ１２５４を使用して、コネクタレセプタクル１２００をメインロジックボード、機器エンクロージャ、又はその他の構造体に固定することができる。

図１３は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面図を図示している。既述のとおり、コネクタレセプタクル１２００は、コンタクト１２１０及び１２３２の周りに筐体１２２０を含むことができる。シールド１２５５を筐体１２２０の周りに少なくとも部分的に配置することができる。シールド１２５５は、底部側開口部を覆ってコンタクト１２１０を保護することができる。絶縁層１２５７によって、シールド１２５５をコンタクト１２１０から絶縁することができる。ブラケット１２５０をシールド１２５５に取り付けることができる。シールド１２５０からツメ１２５４を延出させることができる。

図１４は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの平面図、正面図、及び側面図を図示している。既述のとおり、コネクタレセプタクル１２００は、側部接地コンタクト１２３２並びに底部コンタクト１２１０及び１２１５へのアクセスを提供することのできる前側開口部１２２４及び筐体１２２０を含むことができる。シールド１２５５によって、筐体１２２０を少なくとも部分的に覆うことができる。ブラケット１２５０をシールド１２５５に取り付けることができる。シールド１２５０からツメ１２５４を延出させることができる。ブラケット１２５０は、機器エンクロージャ又はその他の構造体にコネクタレセプタクル１２００を固定する締結具を受容することのできる開口部１２５２を含むことができる。

この実施例では、コンタクト１２１０及び１２１５を筐体１２２０の底部開口部を通って挿入することができる。側部接地コンタクト１２３２を含むラッチを、筐体１２２０内に挿入することができる。テープ又は絶縁材１２５７を貼付することができる。筐体１２２０の周りにシールド１２５５を固定することができる。ブラケット１２５０は、シールド１２５５にはんだ付け又はスポット溶接することができる。

図１５は、本発明の一実施形態に係る別のコネクタレセプタクルの前方斜視図及び後方斜視図を図示している。コネクタレセプタクル１５００は、コネクタインサートを受容する開口部１５２４を有する筐体１５２０を含むことができる。コネクタレセプタクル１５００は、側部接地コンタクト１５３２並びに信号又は底部コンタクト１５１０及び１５１５を含むことができる。コネクタレセプタクル１５００は、シールド１５５５を更に含むことができる。ブラケット１５５０は、シールド１５５５にレーザ溶接又はスポット溶接することができる。ブラケット１５５０は、開口部１５５２を含むことができる。開口部１５５２は、コネクタレセプタクル１５００を機器エンクロージャ又はその他の構造体に取り付けることのできる締結具を受容することができる。

図１６は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面図を図示している。既述のとおり、コネクタレセプタクル１５００は、コンタクト１５１０及び１５３２の周りに筐体１５２０を含むことができる。筐体１５２０の周りにシールド１５５５を少なくとも部分的に配置することができる。シールド１５５５は、底部側開口部を覆ってコンタクト１５１０（及び１５１５）を保護することができる。絶縁層１５５７によって、シールド１５５５をコンタクト１５１０から絶縁することができる。ブラケット１５５０をシールド１５５５に取り付けることができる。

図１７は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの平面図、正面図、及び側面図を図示している。既述のとおり、コネクタレセプタクル１５００は、側部接地コンタクト１５３２並びに底部コンタクト１５１０及び１５１５へのアクセスを提供することのできる前側開口部１５２４及び筐体１５２０を含むことができる。シールド１５５５によって、筐体１５２０を少なくとも部分的に覆うことができる。ブラケット１５５０をシールド１５５５に取り付けることができる。ブラケット１５５０は、機器エンクロージャ又はその他の構造体にコネクタレセプタクル１５００を固定する締結具を受容することのできる開口部１５５２を含むことができる。

この実施例では、コンタクト１５１０及び１５１５を筐体１５２０の底部開口部を通って挿入することができる。側部接地コンタクト１５３２を含むラッチを筐体１５２０内に挿入することができる。テープ又は絶縁材１５５７を貼付することができる。筐体１５２０の周りにシールド１５５５を固定することができる。ブラケット１５５０は、シールド１５５５にはんだ付け又はスポット溶接することができる。

図１８は、本発明の一実施形態に係る別のコネクタレセプタクルの前方斜視図及び後方斜視図を図示している。コネクタレセプタクル１８００は、コネクタインサートを受容する開口部１８２４を有する筐体１８２０を含むことができる。コネクタレセプタクル１８００は、側部接地コンタクト１８３２並びに信号又は底部コンタクト１８１０及び１８１５を含むことができる。コネクタレセプタクル１８００は、シールド１８５５を更に含むことができる。ブラケット１８５０は、開口部１８５２を含むことができる。筐体１８２０は開口部１８２２を含むことができ、シールド１８５５は開口部１８５７を含むことができる。開口部１８５２、１８２２、及び１８５７は、コネクタレセプタクル１８００を機器エンクロージャ又はその他の構造体に取り付けることのできる締結具を受容することができる。

図１９は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面図を図示している。既述のとおり、コネクタレセプタクル１８００は、コンタクト１８１０（及び１８１５）並びに１８３２の周りに筐体１８２０を含むことができる。筐体１８２０の後部に沿ってシールド１８５５を配置することができる。テープ部１８６０は、底部側開口部を覆ってコンタクト１８１０（及び１８１５）を保護することができる。

図２０は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの平面図、正面図、及び側面図を図示している。既述のとおり、コネクタレセプタクル１８００は、側部接地コンタクト１８３２並びに底部コンタクト１８１０及び１８１５へのアクセスを提供することのできる前側開口部１８２４及び筐体１８２０を含むことができる。シールド１８５５によって、筐体１８２０の後部を少なくとも部分的に覆うことができる。ブラケット１８５０は開口部１８５２を含むことができ、筐体１８２０は開口部１８２２を含むことができ、シールド１８５５は開口部１８５７を含むことができ、これら開口部は、コネクタレセプタクル１８００を機器エンクロージャ又はその他の構造体に固定する締結具を受容することができる。

この実施例では、コンタクト１８１０及び１８１５を筐体１８２０の底部開口部を通って挿入することができる。側部接地コンタクト１８３２を含むラッチを筐体１８２０内に挿入することができる。コンタクト１８１０及び１８１５を保護するために、テープ又は絶縁材１８６０を貼付することができる。筐体１８２０の後部の周りにシールド１８５５を固定することができる。ブラケット１８５０を筐体１８２０に取り付けることができる。

既述のとおり、本発明の実施形態は、容易に組み立てることのできるコネクタレセプタクルを提供することができる。組み立てプロセスを最低限に抑えることのできる本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルを以下の図に示す。

図２１は、本発明の別の実施形態に係るコネクタレセプタクルの様々な構成要素を図示している。筐体２１２０は、開口部２１２２を有することができる。筐体２１２０は、射出成形又は別の好適な方法で形成することができる。筐体２１２０は、プラスチック、ナイロン、又はその他の非導電性材料で形成することができる。開口部２１２２は、筐体２１２２をプリント配線基板、フレキシブル回路基板、機器エンクロージャ、又はその他の好適な基板に実装する締結具を受容することができる。

ラッチ又は接地部品２１３０は、後部部品２１３６によって結合したアーム２１３２を含むことができる。ラッチ又は接地部品２１３０は、プラグ２１３４を含むことができる。プラグ２１３４はプラスチック又はその他の材料で形成することができ、ラッチ２１３０のアーム２１３２にインサート成形することができる。上述のように、アーム２１３２は、側部接地コンタクトを形成することができる。ラッチ又は接地部品２１３０は、図１１のラッチ又は接地部品９３０のような、上述のラッチ接地部品として形成することができる。

コンタクト２１１０及び２１１５は、隆起部２１１７及び表面実装部２１１９を含むことができる。コンタクト２１１０及び２１１５は、ステンレススチール（３０４）、ステンレススチール（３０１）若しくは低炭素鋼（１０１０）などのステンレススチール、チタン、黄銅、金めっき黄銅、又はその他の好適な材料で形成することができる。

コンタクトトレイ２１７０は、隆起部２１７２及び切り欠き２１７４を含むことができる。コンタクトトレイ２１７０は、射出成形又はその他の好適な方法を使用して形成することができる。コンタクトトレイ２１７０は、プラスチック、ナイロン、又はその他の非導電性材料で形成することができる。

フレーム２１８０は、インターロック部２１８２及びツメ２１８４を含むことができる。フレーム２１８０は、インサート成形又は別の好適な方法で形成することができる。例えば、フレーム２１８０は、下記に示すように、コンタクトトレイ２１７０と筐体２１８０との間の場所にインサート成形することができる。フレーム２１８０は、プラスチック、ナイロン、又はその他の材料で形成することができる。

ラッチ２１３０は、組み立て時に筐体２１２０の後部にある開口部（図示せず）を通って筐体２１２０内に挿入することができる。ツメ２１３７は、対応する筐体２１２０の切り欠き又は切り抜き（図示せず）に嵌まることができる。本発明の他の実施形態において、ラッチ２１３０は、筐体２１２０の底部にある開口部又は筐体２１２０の底部後方にある開口部のような他の開口部を通って挿入することができる。

コンタクト２１１０及び２１１５を、コンタクトトレイ２１７０内に配置することができる。コンタクトトレイ２１７０を使用することにより、コンタクト２１１０及び２１１５に支持機構を提供することができ、この支持機構がコンタクトの共平面性を改善することができ、即ち、コンタクト２１１０及び２１１５の相互間の位置合わせを改善することができる。コンタクトトレイ２１７０は、筐体２１２０の底部開口部内に挿入する又は嵌め込むことができる。

本発明の様々な実施形態は、しっかりとした防水封止を有するコネクタレセプタクルを提供することができる。本発明の特定の一実施形態において、コンタクトトレイ２１７０と筐体２１２０との間にフレームをインサート成形してコンタクトトレイ２１７０を定位置に固定することにより、これを達成することができる。この結果得られるフレーム２１８０は、筐体２１２０とコンタクトトレイ２１７０との間の進入路を封止することができる。フレーム２１８０はまた、筐体２１２０の後部又はその他の場所にある開口部を閉じるためにも使用することができる。例えば、ラッチ又は接地部品２１３０の挿入を可能にするために使用される開口部を、フレーム２１８０によって閉じ又は封止することができる。この封止はまた、接着剤よりも確実である。また、フレーム２１８０をコンタクト２１１０及び２１１５の周囲に、少なくとも部分的にその周囲に、又はコンタクト２１１０及び２１１５の少なくとも一部に形成することにより、コンタクト２１１０及び２１１５を筐体２１２０に固定することができる。本発明の一実施形態において、フレーム２１８０の隆起部２１８６をコンタクト２１１０及び２１１５の隆起部２１１７の周囲に少なくとも部分的に形成することができる。

本発明の他の実施形態では、フレーム２１８０をコンタクトトレイ２１７０と筐体２１２０との間に配置してコンタクトトレイ２１７０を定位置に固定することができる。これは、インターロック部２１８２を、対応する筐体２１２０の後部にあるインターロック部内に配置し、コンタクトトレイ２１７０の切り欠き２１７４をツメ２１８４で埋めることにより、実施することができる。更には、フレーム２１８０を定位置に固定するためにこの他のインターロック機構、接着剤、又はその他の方法を使用することもできる。図１８のシールド１８５５のようなシールドを筐体２１２０の一部の周囲に配置することができる。

図２２は、本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの底面斜視図を図示している。この図は、筐体２１２０の後部にあるインターロック機構２１２７を図示している。コンタクト２１１０及び２１１５の表面実装部が露出している。これら表面実装部は、プリント配線基板、フレキシブル回路基板、又はその他の好適な基板上のトレースにはんだ付けないしは別の方法で結合することができる。この図では、コンタクトトレイ２１７０は、筐体２１２０の底部の開口部に嵌まることができる。既述のとおり、筐体２１２０は、締結具を受容する開口部２１２２を含むことができる。

図２３は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの別の底面斜視図を図示している。この図では、フレーム２１８０がコンタクトトレイ２１７０と筐体２１２０との間にインサート成形ないしは別の方法で嵌まっており、コンタクトトレイ２１７０を定位置に固定している。既述のとおり、本発明の実施形態において、フレーム２１８０はコンタクトトレイ２１７０と筐体２１２０との間の定位置に成形することができる。例えば、フレーム２１８０は、コンタクトトレイ２１７０と筐体２１２０との間にインサート成形することができる。フレーム２１８０はまた、レセプタクルの後部開口部を覆い、コンタクト２１１０及び２１１５を定位置に保持するためにインサート成形することもできる。この結果、耐水性の高いコネクタレセプタクルを形成することができる。このことは、機器の外側にある水がコネクタレセプタクルを通って機器に入り込むことを防止するうえで役立つことができる。

図２４は、本発明の一実施形態に係るコネクタレセプタクルの側面断面図を図示している。この実施例では、コンタクト２１１０及び２１１５は、筐体２１２０内のコンタクトトレイ２１７０にあることができる。コンタクト２１１０及び２１１５は、コネクタインサートのコンタクトとの電気的接続を形成するための予め付勢された片持ち梁を含むことができる。

図２５は、本発明の実施形態に係るコネクタレセプタクルの後部側を図示している。この図は、フレーム２１８０のインターロック部２１８２が、対応する筐体２１２０のインターロック切り欠き２１２７に嵌まっている様を図示している。既述のとおり、筐体２１２０内にラッチ又は接地部品２１３０を挿入するために使用する開口部をフレーム２１８０によって封止し又は覆うことができる。

本発明の実施形態は、様々なコネクタインサートを受容するように構成されたコネクタレセプタクルを提供することができる。本発明の幾つかの実施形態は、コネクタインサートを少なくとも２方向の向きで受容するように構成されたコネクタレセプタクルを提供することができる。即ち、これらのコネクタレセプタクルは、第１の方向即ち表が上向きの方向及び第２の方向即ち表が下向きの方向を有するコネクタインサートを受容することができる。これらコネクタインサートの例及びそのピン配列は、この参照により本明細書内に組み入れられる、２０１１年１１月３０日付で出願され、「Ｄｕａｌ Ｏｒｉｅｎｔａｔｉｏｎ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ ｗｉｔｈ Ｅｘｔｅｒｎａｌ Ｃｏｎｔａｃｔｓ」と題された米国特許仮出願第６１／５６５，３７２号及び２０１２年８月２９日付で出願され、「Ｄｕａｌ Ｏｒｉｅｎｔａｔｉｏｎ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ」と題された第６１／６９４，４２３号に掲載されている。本発明のこれらの実施形態では、回路が機器内に含まれており、コネクタインサートの向きに合わせて調節するようにコネクタレセプタクルに関連付けられている。この回路については、この参照により本明細書内に組み入れられる、２０１１年１１月３０日付で出願され、「Ｔｅｃｈｎｉｑｕｅｓ ｆｏｒ Ｃｏｎｆｉｇｕｒｉｎｇ Ｃｏｎｔａｃｔｓ ｏｆ ａ Ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ」と題された米国特許仮出願第６１／５６５，４６３号の中で更に説明されている。

本発明の実施形態に関する上述の説明は、実例及び説明の目的で提示されている。本発明を網羅し、あるいは説明のとおりの厳密な形態に限定することを意図するものではなく、上述の教示に照らして多くの改良及び変形が可能である。本発明の原理及びその実際的な応用を最良の形で説明し、それによって他の当業者が種々の実施形態で、及び想到される特定の用途に好適な種々の改良と共に本発明を最良な形で利用することを可能にするために、これらの実施形態を選択し説明した。それゆえ、本発明は、以下の特許請求の範囲内での、全ての修正形態及び均等物を包含することを意図するものであることが理解されるであろう。

本発明の実施形態は、様々なコネクタインサートを受容するように構成されたコネクタレセプタクルを提供することができる。本発明の幾つかの実施形態は、コネクタインサートを少なくとも２方向の向きで受容するように構成されたコネクタレセプタクルを提供することができる。即ち、これらのコネクタレセプタクルは、第１の方向即ち表が上向きの方向及び第２の方向即ち表が下向きの方向を有するコネクタインサートを受容することができる。これらコネクタインサートの例及びそのピン配列は、２０１１年１１月３０日付で出願され、「Ｄｕａｌ Ｏｒｉｅｎｔａｔｉｏｎ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ ｗｉｔｈ Ｅｘｔｅｒｎａｌ Ｃｏｎｔａｃｔｓ」と題された米国特許仮出願第６１／５６５，３７２号及び２０１２年８月２９日付で出願され、「Ｄｕａｌ Ｏｒｉｅｎｔａｔｉｏｎ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ」と題された第６１／６９４，４２３号に掲載されている。本発明のこれらの実施形態では、回路が機器内に含まれており、コネクタインサートの向きに合わせて調節するようにコネクタレセプタクルに関連付けられている。この回路については、２０１１年１１月３０日付で出願され、「Ｔｅｃｈｎｉｑｕｅｓ ｆｏｒ Ｃｏｎｆｉｇｕｒｉｎｇ Ｃｏｎｔａｃｔｓ ｏｆ ａ Ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ」と題された米国特許仮出願第６１／５６５，４６３号の中で更に説明されている。

Claims (32)

1. コネクタレセプタクルを組み立てる方法であって、前記方法は、
   複数のコンタクトを受容する工程であって、各コンタクトが、
   コネクタインサートが前記コネクタレセプタクル内に挿入された場合に、前記コネクタインサートの対応するコンタクトと電気的接続を形成するように構成された梁部と、
   前記梁部と略一直線になっている表面実装コンタクトと、
   前記梁部に略直交する機械的安定化部と、
   を含む、工程と、
   前記複数のコンタクトの各々の前記機械的安定化部を筐体の底部内に挿入する工程と、
   接地部品の側部接地コンタクトを前記筐体の後部開口部内に挿入する工程であって、前記接地部品の後部が前記筐体の後部を少なくとも部分的に覆う、工程と、
   前記接地部品の前記後部を覆ってブラケットを配置する工程と、
   を含む方法。
2. 前記複数のコンタクトの各々の前記機械的安定化部を筐体内に挿入する工程が、
   前記コネクタレセプタクルの底部の開口部の中にコンタクトを配置する工程と、
   前記コンタクトの前記機械的安定化部を前記筐体のスロットと位置合わせする工程と、
   前記コンタクトの前記機械的安定化部を前記筐体のスロット内に挿入する工程と、
   を含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記コネクタレセプタクルの前記底部の前記開口部をカバーで覆う工程
   を更に含む、請求項２に記載の方法。
4. 前記カバーがテープ片である、請求項３に記載の方法。
5. 前記接地部品の前記後部を覆ってブラケットを配置する工程が、前記ブラケットの第１の締結具用開口部及び第２の締結具用開口部を、前記筐体の対応する第１の締結具用開口部及び第２の締結具用開口部と位置合わせする工程を含む、請求項１に記載の方法。
6. 前記接地部品の前記後部を覆ってブラケットを配置する工程が、第１のツメ及び第２のツメを第１の切り抜き及び第２の切り抜きに嵌め込むことにより前記筐体に前記ブラケットを固定する工程を含む、請求項５に記載の方法。
7. 前記第１のツメ及び前記第２のツメが前記ブラケットに配置されており、前記第１の切り抜き及び前記第２の切り抜きが前記筐体に配置されている、請求項６に記載の方法。
8. 前記接地部品の前記後部を覆ってブラケットを配置する工程が、前記ブラケットを前記接地部品にスポット溶接する工程を更に含む、請求項７に記載の方法。
9. 前記接地部品が少なくとも１つの隆起部を含み、前記ブラケットが前記接地部品に前記隆起部でスポット溶接される、請求項８に記載の方法。
10. 前記接地部品の前記後部を覆ってブラケットを配置する工程が、テープ部の第１の側を前記接地部品の前記後部を覆って貼付する工程と、前記ブラケットを前記テープ部の第２の側に取り付ける工程と、を含む、請求項１に記載の方法。
11. コネクタレセプタクルであって、
    複数のコンタクトであって、各コンタクトが、
    コネクタインサートがコネクタレセプタクル内に挿入された場合に、前記コネクタインサートの対応するコンタクトと電気的接続を形成するように構成された梁部と、
    前記梁部と略一直線になっている表面実装コンタクトと、
    前記梁部と略直交する機械的安定化部と、
    を含む、複数のコンタクトと、
    コネクタインサートを受容する前部開口部、及び多数のスロットへのアクセスを可能にする底部開口部を有する筐体であって、前記複数のコンタクトの各々の前記機械的安定化部がスロットに挿入される、筐体と、
    各端部に接地コンタクトを有する接地部品であって、前記接地コンタクトが前記筐体内にあり、前記接地部品の後部が前記筐体の後部を少なくとも部分的に覆う、接地部品と、
    前記接地部品の前記後部を覆うブラケットと、
    を備える、コネクタレセプタクル。
12. 前記筐体の前記底部開口部を少なくとも実質的に覆うカバー
    を更に備える、請求項１１に記載のコネクタレセプタクル。
13. 前記カバーがテープ片である、請求項１２に記載のコネクタレセプタクル。
14. 前記筐体が、第１の締結具用開口部及び第２の締結具用開口部を更に備える、請求項１１に記載のコネクタレセプタクル。
15. 前記ブラケットが、前記筐体の前記第１の締結具用開口部と位置合わせされている第１の締結具用開口部、及び前記筐体の前記第２の締結具用開口部と位置合わせされている第２の締結具用開口部を更に備える、請求項１４に記載のコネクタ。
16. 前記ブラケットが、前記筐体の第１の切り抜きに嵌まる第１のツメ、及び前記筐体の第２の切り抜きに嵌まる第２のツメを備える、請求項１１に記載のコネクタ。
17. 前記接地部品が少なくとも１つの隆起部を含み、前記ブラケットが前記接地部品に前記隆起部でスポット溶接されている、請求項１６に記載のコネクタ。
18. 前記接地部品と前記ブラケットとの間にテープ片を更に備える、請求項１１に記載のコネクタ。
19. 複数のコンタクトと、
    コネクタインサートを受容する前部開口部、及び底部開口部を有する筐体であって、組み立て時に前記複数のコンタクトが前記底部開口部を通って前記筐体に挿入される、筐体と、
    を備える、コネクタレセプタクル。
20. 前記複数のコンタクトの各々が、
    コネクタインサートが前記コネクタレセプタクル内に挿入された場合に、前記コネクタインサートの対応するコンタクトと電気的接続を形成するように構成された梁部と、
    前記梁部と略一直線になっている表面実装コンタクトと、
    前記梁部と略直交する機械的安定化部と、
    を備え、
    組み立て時に、前記機械的安定化部が前記筐体のスロット内に挿入される、請求項１９に記載のコネクタレセプタクル。
21. 前記筐体の前記底部開口部を少なくとも実質的に覆うカバー
    を更に備える、請求項１９に記載のコネクタレセプタクル。
22. 前記カバーがテープ片である、請求項２１に記載のコネクタレセプタクル。
23. コネクタレセプタクルを組み立てる方法であって、前記方法は、
    複数のコンタクトを受容する工程であって、各コンタクトが、
    コネクタインサートが前記コネクタレセプタクル内に挿入された場合に、前記コネクタインサートの対応するコンタクトと電気的接続を形成するように構成された梁部と、
    前記梁部と略一直線になっている表面実装コンタクトと、
    を含む、工程と、
    前記複数のコンタクトをコンタクトトレイの中に設置する工程と、
    筐体の後部内にラッチを挿入する工程であって、前記ラッチが後部によって結合されている２本のアームの各々にプラグを含む、工程と、
    前記コンタクトトレイを前記筐体の底部の開口部内に挿入する工程と、
    前記コンタクトトレイを定位置に固定するために、フレームを前記筐体の前記底部の前記開口部内にインサート成形する工程と、
    を含む方法。
24. 各コンタクトが、前記梁部に略直交する機械的安定化部を更に含む、請求項２３に記載の方法。
25. 前記機械的安定化部が、前記コンタクトの少なくとも２つの屈曲部によって形成された隆起部を含む、請求項２４に記載の方法。
26. 各コンタクトの前記隆起部が、前記コンタクトトレイの隆起部の上から嵌まる、請求項２５に記載の方法。
27. 前記コンタクトトレイの前記隆起部が、前記ラッチのアームの前記プラグと前記ラッチの前記後部との間に嵌まる、請求項２６に記載の方法。
28. 前記フレームが、前記コンタクトトレイと前記筐体の前記底部の前記開口部との間で前記コンタクトトレイの周囲で嵌まる、請求項２３に記載の方法。
29. 前記フレームのツメが前記コンタクトトレイの切り欠きに嵌まる、請求項２８に記載の方法。
30. 前記フレームのインターロック機構が、前記筐体のインターロック機構に嵌まる、請求項２８に記載の方法。
31. 前記フレームの後部のインターロック機構が、前記筐体の前記後部のインターロック機構に嵌まる、請求項２８に記載の方法。
32. 前記コンタクトの前記梁部が、前記筐体の前記底部から遠ざかる方向に予め付勢されている、請求項２３に記載の方法。

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