JP2015510346A - モバイル中継局トランシーバのための装置および方法、ならびにモバイル通信システムのための基地局 - Google Patents

モバイル中継局トランシーバのための装置および方法、ならびにモバイル通信システムのための基地局 Download PDF

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Abstract

諸実施形態は、モバイル通信システムにおけるモバイル中継局トランシーバ(4、10、12)のための装置(2)に関し、この装置は、ドナー基地局トランシーバと通信するためのドナー・インターフェース(6)であって、トラッキング・エリア更新を求める要求をドナー基地局に提出するように機能することができる、ドナー・インターフェース(6)と、中継局トランシーバのための別の装置と通信するための中継インターフェース(8)であって、中継局トランシーバのためのその別の装置からトラッキング・エリア情報を受信するように機能することができる、中継インターフェース(8)とを備える。

Description

本発明の実施形態は、一般には、モバイル中継局トランシーバのための装置および方法、ならびにモバイル通信システムのための基地局に関し、より詳細には、グループ・モビリティー・シナリオにおけるトラッキング・エリア情報のための更新機構に関するが、それだけに限定されない。
モバイル・サービスのためのさらに高いデータ転送速度を求める需要は、着実に増大している。同時に、第3世代システム(3G)および第4世代システム(4G)としての現代のモバイル通信システムは、強化された技術を提供し、それらの技術は、さらに高いスペクトル効率を可能にし、さらに高いデータ転送速度およびセル容量を可能にする。したがってワイヤレス・ブロードバンドは、近年において現実のものとなっている。オンライン・マルチメディア、ゲーミング、モバイル・アプリケーション・ダウンローディングなどが、モバイル・ネットワークの優勢なトラフィックになっている。
オペレータは、自らのネットワークのカバレッジを拡張しようとしているため、中継概念が、ますます洗練されたものになっている。国際標準化団体としての第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)においては、進化型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA、ここで、UMTSとは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システムを短縮したものである)のための中継アーキテクチャが論じられており、結果は、Technical Recommendation 36.416においてまとめられている。
中継アーキテクチャにおいては、中継局トランシーバが、基地局トランシーバのカバレッジを拡張することができる。基本的な概念は、中継局トランシーバを使用し、中継局トランシーバは、基地局トランシーバから信号を受信し、それらの信号を増幅/転送様式でモバイル・トランシーバまたはユーザ機器へ転送し、その逆も行う。基地局トランシーバからの無線信号は、それぞれ中継局トランシーバから受信され、増幅され、モバイル・トランシーバへ送信される。そのようなシナリオにおいては、中継局は、モバイル・トランシーバによってそのようなものとして識別されることさえ不可能である。他の概念においては、中継局トランシーバは、基地局トランシーバに対応することができ、その基地局トランシーバは、無線インターフェースを介して別の基地局トランシーバ、いわゆるドナー基地局トランシーバに接続されており、基地局としてモバイル・トランシーバ局またはユーザ機器に無線サービスを提供する。
複数のモバイル・トランシーバまたはユーザ機器が通信ネットワークを通じてともに移動するシナリオ内にある、いわゆるグループ・モビリティー・シナリオにおいては、信頼できる安定したサービスをユーザ機器に提供するために、ユーザ機器とともに移動しているモバイル中継局が利用され得る。これは特に、複数のユーザがともに迅速に、たとえば、北京と上海との間における最大350km/時のスピードの中国鉄路高速(CRH)列車などの高速列車において移動しているケースに当てはまる。列車内でモバイル中継局トランシーバを採用することにより、安定したオペレーションおよび良質の複数のサービスをユーザに提供することができる。
Technical Recommendation 36.416
本発明の実施形態は、モバイル中継局トランシーバのための装置またはモバイル中継局トランシーバが使用される場合に、トラッキング・エリア情報の更新に関連付けられているシグナリング・オーバーヘッドがさらに低減され得るという発見に基づいており、このモバイル中継局トランシーバのための装置またはモバイル中継局トランシーバは、ドナー基地局トランシーバと通信するためのドナー・インターフェースに加えて、中継局トランシーバのための別の装置と通信するための中継インターフェースであって、中継局トランシーバのためのその別の装置からトラッキング・エリア情報を受信するように機能することができる中継インターフェースを有している。つまり、複数のモバイル中継局のシナリオにおいては、たとえば列車またはバスなどにおいてともに移動する複数のモバイル中継局は、中継局トランシーバの共通のトラッキング・エリアに関連付けられているトラッキング・エリア情報を共有するための中継インターフェースを利用することができる。
モバイル中継局トランシーバは、関連付けられているドナー基地局トランシーバに対する、すべてのモバイル・トランシーバ、すなわちユーザ機器のジョイント・トラフィックを取り扱うが、モバイル・トランシーバは、モバイル通信ネットワーク内でモビリティー管理エンティティー、ホーム・サブスクライバー・サービス、または類似のエンティティーに対してそれ自体のロケーションを個々に更新する必要はない。高速列車内で採用されているモバイル中継局トランシーバが、1つのドナー基地局トランシーバから近隣のドナー基地局トランシーバへ移動するときには、そのモバイル中継局トランシーバに関連付けられているすべてのユーザ機器に属するトラッキング・エリアが変わる場合がある。トラッキング・エリア更新を、特定のモバイル中継局トランシーバに関連付けられているすべてのユーザ機器の同時トラッキング・エリア更新から、そのモバイル中継局トランシーバへシフトさせることによって、関連付けられているネットワーク・ロードが既に低減されている場合がある。つまり、ネットワークに対するそれぞれのユーザ機器の更新シグナリングのバーストが回避され得る。一般に、トラッキング・エリア更新とは、ネットワークを通じて移動する任意のモバイル・トランシーバによって、着信データ接続または着信コールのケースにおいてそのトランシーバをページすることを可能にするためになど、そのモバイル・トランシーバの現在位置で中央エンティティー、たとえばモビリティー管理エンティティー(MME)、またはホーム・サブスクライバー・サービス(HSS)を更新する目的で開始される手順として理解される。
モバイル中継局トランシーバに伴うそれらのシナリオと比較すると、本発明の実施形態は、トラッキング・エリア更新によってもたらされるシグナリング・オーバーヘッドをさらにいっそう低減することができる。これらは、関連付けられているモバイル基地局トランシーバがアイドル・モードにある場合でさえ、つまり、それらのモバイル基地局トランシーバがネットワークとの間でペイロード・データをやり取りしていない場合でさえ、生じることが可能である。この点に関して、「モバイル通信システム」および「モバイル通信ネットワーク」という用語は、本明細書においては同義に使用されることを指摘することができる。モバイル中継局トランシーバは、カバレッジ・エリアを有し、そのカバレッジ・エリア内に、モバイル・トランシーバが配置され得る。モバイル通信システムは、複数の基地局トランシーバと、モバイル・トランシーバとを含む。モバイル・トランシーバは、アイドル・モードにある間にはモバイル中継局トランシーバに関連付けられており、アイドル・モードとは、データ送信が非アクティブな状態である。言い換えれば、また一般には、モバイル通信ネットワークにおいて通信を行うように適合されているモバイル・トランシーバにとっては、2つの基本的な状態が区別され得る。第1の状態、いわゆるアイドル状態は、モバイルがネットワークとのアクティブな接続、またはデータ・セッションを有していない状態である。言い換えれば、モバイル・トランシーバとネットワークとの間においてアクティブなデータのやり取りがない。たとえデータがやり取りされていなくとも、モバイル・トランシーバは、依然としてネットワークに登録されており、そのモバイル・トランシーバとの間でコールまたはデータ・セッションが確立されることが要求された場合には、ネットワークがそのモバイル・トランシーバにクエリーを行うことができる。そのような状況においては、ネットワーク内のモビリティー管理エンティティーが、モバイル・トランシーバにクエリーを行うことができ、その手順は、「ページング」とも称される。
いくつかの実施形態によるモバイル中継局トランシーバのための装置は、トラッキング・エリア更新をドナー基地局に要求するためにドナー基地局トランシーバと通信するためのドナー・インターフェース、ならびに別の中継局トランシーバに既に以前にシグナリングされたトラッキング・エリア情報を受信するためにその別の中継局トランシーバと通信するための中継インターフェースを含む。ネットワーク、モビリティー管理エンティティー、ホーム・サブスクライバー・サーバなどによって提供されるトラッキング・エリア情報は、ともに移動しているモバイル中継局トランシーバのうちの両方にとって同一となるため、それらの情報は、中継インターフェースを介してともに接続されている両方の受信機の間で共有され得る。したがって、接続されているモバイル中継局のグループに複数回にわたって重複してトラッキング・エリア情報をシグナリングするためのダウンストリーム帯域幅が節約され得る。
ネットワークのモビリティー管理エンティティーから個々のモバイル中継局トランシーバへダウンストリームにシグナリングされるトラッキング・エリア情報は、たとえば、特定のMMEに関連付けられているトラッキング・エリア内に存在するトランシーバのモビリティーを調整するモビリティー管理エンティティーを一意に識別するMMEアイデンティティー情報を含むことができる。さらに、トラッキング・エリア情報は、特定のトラッキング・エリアに属するドナー基地局もしくは基地局のグループまたはそれらのグループに関する一意の識別に関連していることがあり得る。トラッキング・エリア情報のさらなる可能性としては、トラッキング・エリアに属するドナー基地局のリスト、またはそれぞれのドナー基地局に割り振られている一意のIDのリストを含むことができる。トラッキング・エリア情報は、モバイル通信システム内の特定のトラッキング・エリアを一意に識別することを可能にする他の任意のタイプの情報シグナリングまたはフラグをさらに含むことができる。トラッキング・エリア情報は、トラッキング・エリア情報リスト(TAIリスト)(概して言えば、トラッキング・エリア(TA)のリスト)を含むこともできる。
上述の考察が示しているように、モバイル中継局トランシーバのための装置の実施形態は、関連付けられているモバイル中継局トランシーバが、1つのトラッキング・エリアから、それの現在のTAIリスト内に記憶されていない新たなトラッキング・エリアへ遷移したときにトラッキング・エリアの変更が生じた場合に、コア・ネットワークにおけるシグナリング情報オーバーヘッドをさらに低減する上で役立つことができる。これは、第1のトラッキング・エリアに属するドナー基地局トランシーバのカバレッジから、モバイル中継局トランシーバの現在のTAIリスト内に含まれていない、異なるまたは新たな第2のトラッキング・エリアに属するドナー基地局トランシーバへの遷移に関連付けられることが可能である。これは典型的には、モバイル中継局トランシーバが、新たなトラッキング・エリアに関連付けられるようになるために、トラッキング・エリア更新を求める要求を開始するようにさせる。
さらなる実施形態によれば、モバイル中継局トランシーバのための装置のドナー・インターフェースは、ドナー基地局からトラッキング・エリア情報を受信するようにさらに機能することができる。つまり、それらの実施形態による装置は、一方では、別のモバイル中継局トランシーバからトラッキング・エリア情報を受信するモバイル中継局トランシーバにおいて実装され得、または他方では、他のモバイル中継局トランシーバへ情報を配信できるようにするためになど、コア・ネットワークまたはドナー基地局からドナー・インターフェースを介してトラッキング・エリア情報を受信することができる。
この目的のために、いくつかの実施形態は、トラッキング・エリア情報を他の中継局トランシーバへ送信するようにさらに機能することができる中継インターフェースを実装する。いくつかの実施形態によれば、第1のモバイル中継局トランシーバから第2のモバイル中継局トランシーバへのトラッキング・エリア情報の提出は、ブロードキャスト・ベースまたはオンデマンド・ベースで実行され得る。モバイル中継局トランシーバのための装置がトラッキング・エリア情報を別のモバイル中継局トランシーバに要求することを可能にするために、いくつかの実施形態は、トラッキング・エリア情報を求める要求を送信するように機能することができる中継インターフェースを実装する。これは、その後のブロードキャスティングを回避することによって、中継局トランシーバ間の通信におけるさらなる帯域幅を節約する役割を果たすことができる。
中継インターフェースは、ワイヤード・インターフェースまたはワイヤレス・インターフェースであることが可能である。ワイヤレス・インターフェースを利用することにより、さらなるハードウェア・コストを節約できるようにするためになど、さらなる情報をシグナリングするための既存のワイヤレス送信機の再利用を可能にすることができる。いくつかの実施形態によれば、前の段落において論じたモバイル中継局トランシーバのための装置は、さらなる機能を提供するために従来のモバイル中継局に、とりわけ、ドナー基地局(以降では、ドナーeNodeBまたはDeNBとも称される)と通信するためのそのワイヤレス・インターフェースに連結されているさらなる回路、装置、または論理回路である。さらなる実施形態によれば、モバイル中継局トランシーバは、そのような装置、したがって、そのハードウェア、ソフトウェアなどにおける新たな機能を実装する。
モバイル中継局トランシーバのそのような一実施形態は、コア・ネットワークまたはドナー基地局から、モバイル中継局トランシーバに関連付けられているユーザ機器へ、およびその逆へトラフィックを転送するためになど、ユーザ機器とワイヤレスに通信するように機能することができるエア・インターフェースを含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、たとえば大量輸送の手段においてともに移動する、1つの通信システムを形成している2つのモバイル中継局トランシーバは、そのTAIリスト内に含まれていない新たなトラッキング・エリアに関連付けられているドナー基地局によってカバーされるエリアに入ったときに、トラッキング・エリア更新を求める要求を個々に送信する。すなわち、第1のモバイル中継局トランシーバは、同じ新たなトラッキング・エリアに入ったときに、トラッキング・エリア更新を求める要求を、そのドナー・インターフェースを介してドナー基地局に提出し、第2のモバイル中継局トランシーバは、その後にその新たなトラッキング・エリアに入ったときに、トラッキング・エリア更新を求める要求をドナー基地局に提出する。
しかしながら、さらなる実施形態によれば、新たなトラッキング・エリア内に入る第1のモバイル中継局トランシーバのみが、それ自体を新たな基地局に関連付けた後にそのドナー・インターフェースを介して、トラッキング・エリア更新を求める要求を提出する一方、新たな基地局は、第2のモバイル中継局トランシーバがその新たな基地局に関連付けられると、第2のモバイル中継局トランシーバに代わって、トラッキング・エリア更新を求める要求を提出する。これにより、モバイル中継局トランシーバと、関連付けられているドナー基地局との間におけるシグナリング帯域幅、すなわち、アップ・ストリーム帯域幅をさらに節約する役割を果たすことができる。したがって、本発明のいくつかの実施形態は、ドナー基地局として、関連付けられているモバイル中継局トランシーバのドナー・インターフェースと通信するように機能することができるワイヤレス・インターフェース、ならびにモビリティー管理エンティティーと通信するためのネットワーク・インターフェースを含む、モバイル通信システムのための基地局を含む。ネットワーク・インターフェースは、ワイヤレス・インターフェースを通じて特定のモバイル中継局トランシーバに関連付けられると、モバイル中継局トランシーバに代わって、トラッキング・エリア更新を求める要求を提出するように機能することができる。
いくつかの実施形態は、この方法を実行するための装置内に取り付けられているデジタル制御回路を含む。そのようなデジタル制御回路、たとえばデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)は、それに応じてプログラムされる必要がある。したがって、さらなる実施形態はまた、コンピュータ・プログラムであって、そのコンピュータ・プログラムがコンピュータまたはデジタル・プロセッサ上で実行されたときにこの方法の実施形態を実行するためのプログラム・コードを有する、コンピュータ・プログラムを提供する。
以降では、単なる例として、添付の図を参照しながら、装置および/または方法のいくつかの実施形態について説明する。
モバイル中継局トランシーバのための装置の一実施形態を示す図である。 第1および第2のモバイル中継局トランシーバを含む通信システムを示す図である。 モバイル中継局トランシーバの実施形態によってやり取りされる制御メッセージのフローの一例を示す図である。 モバイル中継局トランシーバのトラッキング・エリア情報を更新するための方法を示すフローチャートである。 2つのモバイル中継局トランシーバと、関連付けられている基地局とを含む通信システムの一実施形態を示す図である。 図5のシステムによってやり取りされる制御メッセージの可能なフローの一例を示す図である。
次に、さまざまな実施形態について、添付の図面を参照しながら、より詳細に説明する。それらの図においては、明確にするために、ライン、レイヤ、および/または領域の太さが誇張される場合がある。
したがって、実施形態は、さまざまな修正形態および代替的な形態とすることができるが、それらの実施形態について、図において例として示し、本明細書において詳細に説明する。しかしながら、例示的な実施形態を、開示されている特定の形態に限定する意図はなく、それとは逆に、例示的な実施形態は、本発明の範囲内に含まれるすべての修正形態、等価物、および代替形態を対象として含むべきであることを理解されたい。同様の番号は、それらの図の説明の全体を通じて同様のまたは類似の要素を指す。
ある要素が別の要素に「接続されている(connected)」または「連結されている(coupled)」と称される場合には、その要素は、存在する可能性のある他の要素または介在する要素に直接に接続され、または連結されていることが可能であることが理解されよう。対照的に、ある要素が別の要素に「直接に接続されている(directly connected)」または「直接に連結されている(directly coupled)」と称される場合には、介在する要素は存在していない。要素の間の関係を説明するために使用される他の単語も、同様にして解釈されるべきである(たとえば、「間に(between)」に対する「直接に間に(directly between)」、「隣接する(adjacent)」に対する「直接に隣接する(directly adjacent)」など)。
本明細書において使用される専門用語は、特定の実施形態を説明する目的のためだけであり、例示的な実施形態の限定を意図してはいない。本明細書において使用される際には、単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、文脈が明らかにそうではないことを示していない限り、同様に複数形も含むことが意図されている。「備える/含む(comprises)」、「備えている/含んでいる(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」という用語は、本明細書において使用される際には、言及されている特徴、整数値、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数値、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を除外するものではないことがさらに理解されよう。
別段の定義のない限り、本明細書において使用されているすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、例示的な実施形態が属する技術分野の当業者の1人によって一般に理解される意味と同じ意味を有する。さらに、たとえば、一般に使用されている辞書に定義されているような用語は、関連する技術分野のコンテキストにおけるそれらの用語の意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、本明細書において明示的な定義のない限り、理想化された意味または過度に形式的な意味に解釈されないことがさらに理解されよう。
図1は、モバイル通信システムにおけるモバイル中継局トランシーバ4のための装置2の一実施形態を示している。装置2は、図1に示されているように、モバイル中継局トランシーバ4に連結されている独立した装置、ハードウェアなどであることが可能である。図1は、単なる例示的な目的で任意選択のモバイル中継局トランシーバ4を破線で示している。しかしながら、さらなる実施形態によれば、モバイル中継局トランシーバのための装置は、モバイル中継局トランシーバに統合されること、そのソフトウェアにおいて実装されること、またはモバイル中継局トランシーバのハウジング内にさらなるハードウェアとして実装され得る。
装置2は、ドナー基地局トランシーバと通信するためのドナー・インターフェース6、ならびに別の中継局トランシーバと、またはモバイル中継局トランシーバのためのさらなる装置と通信するための中継インターフェース8を含む。ドナー・インターフェース6は、トラッキング・エリア更新を求める要求を、その装置に現在関連付けられているドナー基地局に提出するように機能することができる。図1に示されているように、ドナー・インターフェース6は、ドナー基地局トランシーバと通信するために、ワイヤレス技術またはワイヤード技術を利用することができる。また、中継インターフェース8は、任意のワイヤードまたはワイヤレスの輸送媒体、プロトコルなどを使用して、通信を行うことができる。ドナー・インターフェース6は、トラッキング・エリア更新を求める要求を、必要な場合に、すなわち典型的には、関連付けられているモバイル中継局トランシーバが、それがまだ割り振られていないネットワークの新たなトラッキング・エリア内に入った場合に、関連付けられているドナー基地局に提出するように機能することができる。これは、トラッキング・エリアのローカルに格納されているリスト、TAIリストを、新たなトラッキング・エリアと比較することによって、装置2によって特定され得る。中継インターフェース8は、たとえば、シグナリング目的での不必要なダウンリンク・トラフィックを回避するために、中継インターフェース8に連結されている中継局トランシーバに関する別の装置からのトラッキング・エリア情報を受信するように機能することができる。トラッキング・エリア情報は、たとえば、新たなまたは更新されたトラッキング・エリア情報リスト(TAIリスト)(概して言えば、トラッキング・エリア(TA)のリストである)を含むことができる。
モバイル中継局トランシーバ4と装置2との間を連結することはさらに、任意の知られているワイヤレス技術またはワイヤード技術を使用して実施され得ることは言うまでもない。たとえば、装置2は、本発明の一実施形態による装置2を使用することによって、新たな機能を用いて既存の従来のモバイル中継局トランシーバをアップグレードできるようにするためになど、従来のモバイル中継局トランシーバとドナー基地局との間における通信のためにも使用されるワイヤレス・インターフェースを使用して、従来のモバイル中継局トランシーバ4に連結され得る。
図2は、モバイル中継局トランシーバのための装置2を組み込んでいる第1のモバイル中継局トランシーバ10、ならびにモバイル中継局トランシーバのための装置14を組み込んでいる第2のモバイル中継局トランシーバ12を含む通信システムを示している。装置14は、ドナー・インターフェース16および中継インターフェース18を含む。ドナー・インターフェースおよび中継インターフェースの機能については、図1のモバイル中継局トランシーバ4のための装置2に関する前述の段落において既に詳述済みである。
第1および第2のモバイル中継局トランシーバ10および12は、互いに通信できるようにするためになど、それらのそれぞれの中継インターフェース8および18によって連結されている。図2に示されている通信システムがともに進む場合には、その通信システムは、わずかに異なる時点にではあるが、ともにモバイル通信システムの新たなトラッキング・エリア内に入ることになる。以降の考察に関しては、第1のモバイル中継局トランシーバ10が、新たなトラッキング・エリア内に最初に入ると想定する。このイベントにおいては、第1のモバイル中継局トランシーバ10は、トラッキング・エリア更新を求める要求を、必要な場合に、すなわち、新たなトラッキング・エリアが自らのTAIリストに属していない場合に、自らのドナー・インターフェース6を介して、新たなトラッキング・エリアに属している新たな基地局に提出する。モバイル通信ネットワークによって、たとえば、そのネットワーク内のMMEまたはHSSによってトラッキング・エリア更新が実行された後に、新たなトラッキング・エリアに関連付けられているトラッキング・エリア情報が、ネットワークによって、すなわち、MME、HSS、または新たなドナー基地局によって第1のモバイル中継局トランシーバ10に提出され、第1のモバイル中継局トランシーバ10は、ドナー・インターフェース6を介して、その情報を受信する。
第2のモバイル中継局トランシーバ12がすぐ後に新たなトラッキング・エリアに入った場合には、第2のモバイル中継局トランシーバ12も、トラッキング・エリア更新を求める要求を、自らの関連付けられているドナー・インターフェース16を使用して、ドナー基地局に提出する。また、第2のモバイル中継局トランシーバ12が、新たなトラッキング・エリアに属するように更新されると、同じ新たなトラッキング・エリア情報がダウンストリームへ再送される必要はない。なぜなら、第2のモバイル中継局トランシーバ12は、そのトラッキング・エリア情報を、第1のモバイル中継局トランシーバ10から中継インターフェース18を介して受信することができるためである。すなわち、第1のモバイル中継局トランシーバ10は、以前に受信されたトラッキング・エリア情報を、自らの中継インターフェース8を介して第2のモバイル中継局トランシーバ12へ送信し、第2のモバイル中継局トランシーバ12は、自らの関連付けられている中継インターフェース18を介して、その情報を受信する。
すなわち、いくつかの実施形態によれば、中継インターフェースは、トラッキング・エリア情報を送信するように、ならびにトラッキング・エリア情報を受信するように機能することができる。トラッキング・エリア情報は、第1のモバイル中継局トランシーバ10から第2のモバイル中継局トランシーバ12へ自動的に提出され得、または第2のモバイル中継局受信機12は、関連付けられているメッセージによってその情報を送信することを要求することができる。この目的のために、第2のモバイル中継局トランシーバ12は、トラッキング・エリア情報を求める要求を、自らの中継インターフェース18を介して第1のモバイル中継局トランシーバ10へ送信することができる。いくつかの実施形態によれば、この要求の送信は、第2のモバイル・中継局・ステーション・トランシーバ12によってそのドナー・インターフェース16を介して受信された肯定応答信号によってトリガーされ得、その肯定応答信号は、ネットワークによる、たとえば、MMEまたはHSSによる成功裏に実行されたトラッキング・エリア更新を示す。
ネットワークによって提出されるトラッキング・エリア情報は、たとえば、MMEアイデンティティー情報、または新たなトラッキング・エリアを形成するドナー基地局のリスト(本明細書においては、TAIリストとも称される)、または両方のセットの情報全体であることが可能である。この目的のために、モバイル中継局10および12は、たとえば、トラッキング・エリアのローカルに格納されているリストを新たなドナー基地局の新たなトラッキング・エリアと比較することによって、トラッキング・エリア更新を開始する必要性について知ることができる。新たなトラッキング・エリアがリスト内に含まれていないと、モバイル中継局トランシーバは、トラッキング・エリア更新がモバイル中継局トランシーバによって開始されなければならないと結論付けることができる。しかしながら、トラッキング・エリア更新が必要とされているか否かをモバイル中継局トランシーバが判断できるようにすることなど、任意のさらなる方法が実施されることも可能であることは言うまでもない。
図3は、本発明の一実施形態を実施するためなどの、第1および第2のモバイル中継局トランシーバと、コア・ネットワークの構成要素との間におけるプロトコル・メッセージのフローの1つの可能な実施態様を示している。
第1のモバイル中継局トランシーバ10のためにトラッキング・エリア更新を実行するための第1のメッセージ・フロー20は、従来の手法に対応することができるが、以降の段落において詳述するように、第2のモバイル中継局トランシーバ12のためにトラッキング・エリア更新を実行するための第2のメッセージ・フロー22は異なる。以降では、例示的なネットワーク構成内でやり取りされる個々のメッセージは、上から下へ、すなわち、それらがモバイル通信ネットワーク内に現れる時間順に論じられる。
トラフィック・エリア更新(TAU)手順を開始するための任意のトリガー条件に際して、第1のモバイル中継局トランシーバ10は、トラッキング・エリア更新を求める要求を、それが関連付けられている、すなわち、その移動しているモバイル中継局トランシーバ10に現時点でサービス提供することができる新たなドナー基地局トランシーバ22に提出することによって、TAU手順を開始する。トラッキング・エリア更新要求は、ドナー基地局トランシーバ22によって受信されると、新たなドナー基地局22に関連付けられているすべてのモバイル・トランシーバまたはユーザ機器のモビリティーを管理することを担当する新たなモビリティー管理エンティティー(新たなMME)に転送される。
新たなMMEは、新たなドナー基地局22にそれが関連付けられる前に第1のモバイル中継局トランシーバ10のモビリティー管理を担当していた古いMMEにコンテキスト要求を発行する。そのコンテキスト要求への応答として、古いMMEは、第1のモバイル中継局トランシーバ10に関連付けられているコンテキスト情報を新たなMMEへ転送する。そのコンテキスト情報は、たとえば、帯域幅の点でのトランシーバ10の送信能力、以前に使用されていた無線ベアラなどに関連していることが可能である。そのコンテキスト情報を安全に受信したことが、新たなMMEによって古いMMEに対して肯定応答される。新たなMMEは、コンテキスト情報を受信した状態になると、モバイル中継局トランシーバ10のための無線ベアラを作成するために、すなわち、ペイロードを送信する目的で使用される無線リソースをモバイル中継局トランシーバ10に割り振るために、サービング・ゲートウェイ(SGW)およびパックド・データ・ネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)のためのベアラ作成要求に対する準備が整う。
たとえば、新たなMMEは、ロング・ターム・エボリューション(LTE)アクセスネットワークに関するキー・コントロールノードであることが可能である。新たなMMEは、再送信を含むアイドル・モードUE(ユーザ機器)のトラッキングおよびページング手順を担当する。新たなMMEは、ベアラ・アクティブ化/非アクティブ化処理に関与しており、最初の接続時に、およびLTE内でのハンドオーバー時にUEのためのSGWを選択することも担当する。SGWは、たとえば、ユーザ・データ・パケットを回送および転送することができ、eNodeBまたはDeNB間でのハンドオーバー中にユーザ・プレーンのためのモビリティー・アンカーとして機能することもできる。PDNゲートウェイは、UEに関するトラフィックの出口および入口のポイントであることによって、UEまたはモバイル中継局トランシーバから外部のパケット・データ・ネットワークへの接続を提供することができる。
新たなMMEは、ペイロードを通信するためのリソースをモバイル中継局トランシーバ10に割り振ると、モバイル中継局トランシーバ10が新たなMMEを介して到達可能になっている旨を示すロケーション更新要求を、たとえば、この情報をホーム・サブスクライバー・サーバが自らのデータ・ベース内に格納することを可能にするために、ホーム・サブスクライバー・サーバへ送信する。この目的のために、HSSは、ユーザ関連およびサブスクリプション関連の情報を含む中央のデータベースであることが可能である。HSSの機能は、モビリティー管理、コールおよびセッション確立サポート、ユーザ認証、およびアクセス承認などの機能を含むことができる。ロケーション更新の成功が、新たなMMEに対して肯定応答され、そして新たなMMEは、トラッキング・エリア更新がそれぞれのネットワーク構成要素によって成功裏に実行された旨を示す肯定応答信号(TAU受諾)をモバイル中継局トランシーバ10へ送信する。
図3に示されている特定の実施形態によれば、肯定応答信号とともに送信されるトラッキング・エリア情報は、新たなMMEを一意に識別するMMEアイデンティティー情報、ならびに新たなMMEの制御の下で新たなトラッキング・エリアを構築するドナー基地局のリストを含むトラッキング・エリア情報リストを含む。モバイル中継局トランシーバ10は、この情報を関連付けられている自らのメモリ内に格納し、TAIリストの更新の成功を新たなMMEに対して肯定応答し、したがって、第1のモバイル中継局トランシーバ10に関するトラッキング・エリア更新の手順および関連付けられているメッセージ・フロー20を完了する。
第2のモバイル中継局トランシーバ12のためのトラッキング・エリア更新に関する第2のメッセージ・フロー22のほとんどの部分は、第1のメッセージ・フロー20に対応している。したがって、理解を容易にするために、個々のメッセージの繰り返しを省略する。このメッセージ・フローは、第2のモバイル中継局トランシーバ12においてトリガー条件が生じると開始する。しかしながら、このメッセージ・フローは、新たなMMEによって送信されるトラッキング・エリア更新受諾メッセージ「TAU受諾」が、コア・ネットワークによるトラッキング・エリア更新の成功を示す肯定応答信号のみを含み、トラッキング・エリア情報を省略しているという点で、第1のメッセージ・フロー20とは異なる。第2のモバイル中継局トランシーバ12は、肯定応答情報を受信した状態になると、トラッキング・エリア情報を求める要求を、自らの中継インターフェース18を使用して、第1の中継局トランシーバ10へ送信する。その要求に応答して、第1のモバイル中継局トランシーバ10は、MMEから第2のモバイル中継局トランシーバ12へのダウンストリームのシグナリング帯域幅を節約するためになど、MMEアイデンティティー情報およびトラッキング・エリア情報リストを、中継インターフェース8を介して第2のモバイル中継局トランシーバ12に提出する。
図4は、本発明の一実施形態によるモバイル中継局トランシーバのトラッキング・エリア情報を更新するための方法を示すブロック図を示している。提出ステップ24においては、トラッキング・エリア更新を求める要求が、ドナー・インターフェースを介してドナー基地局に提出され、受信ステップ26においては、トラッキング・エリア情報が、中継インターフェースを介して別の中継局トランシーバから受信される。
図5は、大量輸送のための手段28内における、たとえば、図5に概略的に示されている高速列車内における図2の通信システムの一実施形態を示している。図5に示されている通信システムは、第1および第2のモバイル中継局トランシーバ10および12のためのドナー基地局としてサービス提供することができるドナー基地局30をさらに含む。以降では、第1および第2のモバイル中継局トランシーバ10および12が、以前に使用されていたドナー基地局32(ここでは、例示的な目的で示されているにすぎない)からドナー基地局30へ遷移したときに、トラッキング・エリア更新が必要とされると想定する。ドナー基地局30は、ドナー基地局としてモバイル中継局10および12のドナー・インターフェースと通信するように機能することができるワイヤレス・インターフェース34、ならびにコア・ネットワーク(やはり、例示的な目的で示されているにすぎない)内のモビリティー管理エンティティー38と通信するためのネットワーク・インターフェースを含む。基地局34のワイヤレス・インターフェースと、第2のモバイル中継局トランシーバ12のドナー・インターフェース16との間におけるアップストリーム・トラフィックをさらに減らすために、基地局30のネットワーク・インターフェース36は、第2のモバイル中継局トランシーバがドナー基地局30に関連付けられると、トラッキング・エリア更新を求める要求を第2のモバイル中継局トランシーバ12の代わりに提出するように機能することができる。すなわち、図1〜図3に詳述したように、第1のモバイル中継局トランシーバ10がトラッキング・エリア更新を既に実行した後に、ドナー基地局30は、第2のモバイル中継局トランシーバ12がドナー基地局30に関連付けられると、第2のモバイル中継局トランシーバ12のためにトラッキング・エリア更新を開始する。
関連付けは、一実施形態によれば、前のドナー基地局32からドナー基地局30へのハンドオーバーの実行に成功したことを意味することができる。しかしながら、さらなる実施形態によれば、前の基地局32から基地局30への第2のモバイル中継局12の遷移は、必ずしも(RRC−)接続状態において、すなわち、第2のモバイル中継局トランシーバ12と、ドナー基地局30または32のいずれかとの間でペイロード・データがやり取りされる状態において実行される必要はない。したがって関連付けは、モバイル中継局トランシーバまたはユーザ機器(UE)と、主として、そのモバイル中継局トランシーバまたはそのユーザ機器が、関連付けられている基地局を介してデータをやり取りすることを可能にする基地局との間における接続を確立する任意の方法であると理解される。
トラッキング・エリア更新を求める要求を第2のモバイル中継局トランシーバ12に代わって提出することによって、さらなるアップリンク帯域幅が節約され得る一方、前の段落において図1〜図4に関連して論じた実施形態に従ってダウンストリーム・シグナリングが実行され得る。
大量輸送のための手段28に関する一例として列車が示されているが、さらなる通信システムが、たとえばバス、航空機、船舶等などの大量輸送のための他の任意の手段において実施され得ることは言うまでもない。
図6は、図5に示されているトラッキング・エリア更新手順の可能な一実施態様のメッセージ・フローを示している。第1のモバイル中継局トランシーバ10のトラッキング・エリア更新手順に関する第1のメッセージ・フロー20は、図3に関連して論じたメッセージ・フローと同一であるが、第2のモバイル中継局トランシーバ12の更新手順に関連付けられている第3のメッセージ・フロー40は異なる。したがって、第1のメッセージ・フロー20に関連した相違点についてのみ、以降の段落において手短に論じる。前述の実施形態に関連した相違点は、第2のモバイル中継局トランシーバ12のためのトラッキング・エリア更新要求は、必要とされるアップリンク帯域幅を節約するために、第2のモバイル中継局トランシーバ12に代わって新たなドナー基地局30によって開始され、送信されるという点である。第2の基地局トランシーバ12に代わってTAU要求を開始するトリガー条件は、成功したハンドオーバーの完了であることが図6に示されているが、さらなる実施形態においては、他の任意のトリガー条件が実施され得る。すなわち、本明細書において論じられている概念を実施するモバイル中継基地局トランシーバ10および12は、必ずしも永久に、新たなドナー基地局30との接続状態に、すなわち、ペイロード・データを転送することを可能にする状態にある必要はない。
上述の内容を別の言い方で要約すると、モバイル中継局トランシーバ(MR)が、高速列車上で採用されていて、1つのDeNBから別のDeNBに向かって移動する場合には、このMR上にキャンプしているUEが属しているトラッキング・エリアは、異なる場合がある。通常は、その列車上の多数のUEが、ともにトラッキング・エリア更新手順を実行して、トラッキング・エリア情報を更新し、それによって、ネットワークに対する更新シグナリングのバーストが生じることになる。更新シグナリングのバーストを回避するために、そのようなグループ・モビリティー・シナリオを取り扱う方法が研究されている。以降の開示は、複数のモバイル中継のシナリオにおいてトラッキング・エリアを更新する方法を提示する。
ここでは、モバイル中継シナリオのためのTAUに関するいくつかのアイデアについて、概念段階において論じる。1つのオプションは、MR、およびこのMR上にキャンプしているUEに、TAのリストを構成させることであり、その事前に構成されたTAIリストをMRが渡す限り、そのリストは、それらのMRおよびUEがいかなるTAUを与えることも必要としない。しかしながら、高速列車の走行ルートが長い場合には(たとえば、北京から上海までのルートは、約1400kmである)、UEのためのページング・メッセージをルート沿いのすべてのDeNBに対して行うことをMMEに要求することは不可能である。別のさらに進んだ方法は、MR上にキャンプしているUEに静的なTAIリストを保持させることであり、MRは、通常はTAIの短いリストで構成される。MRは、そのTAIリスト内にない新たなTAを検知した場合には、TAU手順を実行する。
複数のモバイル中継のシナリオに伴って高速列車内に採用され得るTAU方法は、下記の態様に基づくことが可能である。
1.高速列車が軌道に沿って高速で移動している場合には、基本的なアイデアは、MRによってサービス提供されているUEに、MRによって制御される静的なTAIリストを保持させることである。UEは、1つの車両から別の車両へ移動した場合には、いかなるTAUも実行しない。列車がTAを横切った場合には、MRのみが、TAU手順を実行する。
2.高速列車上で採用される複数のモバイル中継があるシナリオについて考察する。各MRは、限られたカバレッジ・エリアを有しており、それのカバレッジ・エリア内のUEのグループにサービス提供する。列車が軌道に沿って走行している場合には、MRは、格納されている自らのTAIリスト内にない新たなTAにそれ自体が入ったことを検知し、TAU手順を開始するようトリガーする。
協同のTAU手順の基本的なアイデアは、列車上の複数のMRにTAIリスト情報を共有させることである。列車上の第1のMRは、新たなMMEによって制御されるTA内に入ると、新たなMMEとの間でTAUを行うよう要求する。列車は常に一方向に、たとえば北京から上海へ移動しているため、他のMRは常に、順番に同じTA内に入ることになる。したがって、新たなMMEが識別を行い、新たなTAIリストが、同じ列車上のMRの間において共有され得る。(第1のMR以外の)MRに対するTAU完了信号は、新たなMMEアイデンティティーおよび新たなTAIリストを含む必要はない。この情報は、信頼できる通信リンクを介してMRの間において更新される。これを行うことによって、シグナリング・コストおよび失敗率が低減される。
以降では、ルートに沿って高速で移動している高速列車に伴う一例としての概念を示している。列車上のUEにとっては、そのトラッキング・リストを頻繁に更新することは望ましくない。その代わりに、L3中継が、UEのためのグループ・モビリティーを実行することができる。基本的なアイデアは、すべてのMRセルを含む静的なTAIリストをUEに保持させることである。UEが列車上で1つの車両から別の車両へ移動する場合には、それらのUEは、いかなるトラッキング・エリア更新も実行する必要はない。MRが、連携してTAUを実行する。高速列車が軌道に沿って移動している場合には、各MRは、そのTAIリストを更新する必要がある。すべてのMRが、たとえば、常にアクティブ・モードにあって、同じMMEに対して常に更新を行っている場合には、TAU手順は、それらのMRの間において協同して実行され得る。協同のTAU手順は、この連携を可能にすることができる。列車が、新たなMMEによって制御されるTA内に入ると、MRは、TAU手順を実行する。第1のMRは、古いMMEアイデンティティーを示すRRCパラメータ(そのサービングUEのIDを含むこともできる)とともに、TAU要求を新たなMMEへ送信する。新たなMMEは、第1のMRに関するコンテキスト情報を、そのMRに以前にサービス提供していた古いMMEから取り出す。新たなMMEは次いで、ベアラを作成したいという要求をMRのSGWおよびPDNゲートウェイ(PGW)へ送信する。ベアラが作成されて、ロケーション情報が成功裏に更新された後に、新たなMMEは、新たなMMEに関連付けられているアイデンティティーを含むTAU受諾をMRへ送信する。第1のMRは、新たなアイデンティティーで更新を行い、完了信号を新たなMMEへ送信する。
高速列車上の第2のMRは、新たなMMEのTA内に入ったときに、TAUを開始するようトリガーする。第2のMRは、古いMMEアイデンティティーを示すRRCパラメータ(そのサービングUEのIDを含むこともできる)とともに、TAU要求を新たなMMEへ送信する。新たなMMEは、第2のMRのコンテキスト情報を、そのMRに以前にサービス提供していた古いMMEから取り出す。次いで、新たなMMEは、ベアラ作成要求をMRのSGWおよびPGWへ送信する。新たなMMEに伴うベアラが作成されて、ロケーションが更新されると、新たなMMEは、TAU受諾を第2のMRへ送信する。このシグナリング・処理は、いかなるMMEアイデンティティーまたはTAIリストも含まないため、従来の処理とは異なる。対応するMMEアイデンティティーおよび新たなTAIリストを得るために、第2のMRは、要求を第1のMRへ送信する。なぜなら、第1のMRが、新たなMMEアイデンティティーおよび新たなTAIリストを格納しているためである。第2のMRは、新たなTAIリストで成功裏に更新を行った後に、TAU完了信号を新たなMMEへ送信する。より多くのMR、すなわち、第3のMRまたは第4のMRが存在する場合には、それらのTAU手順は、第2のMRと同じ処理に従う。MMEアイデンティティーおよびTAIリスト情報の送信を、MMEとMRとの間におけるアクセス・リンクから、MR間における信頼できる通信チャネルへ移動させることによって、メッセージ送達の成功率が高まる。
高速列車シナリオにおけるモバイル中継のための提案されているトラッキング・エリア更新を採用することの利点は、下記の点であると言える。たとえば、3GPPのLTEの従来のTAU手順においては、高速列車が、新たなMMEによってカバーされるトラッキング・エリアへ移動すると、各UEは、TAUを実行する。これは、更新シグナリングのバーストを引き起こして、ひいてはシステムに対する不安定性を高める可能性が非常に高い。静的なTAIリストを列車内に保持することによって、この問題は回避され得る。複数のモバイル中継が採用されている場合には、新たなMMEアイデンティティーおよびTAIリストがMR間において共有され得る。信頼できる通信リンクがMR間において利用可能であると想定すると、TAIリストは、MMEとMRとの間におけるワイヤレス・アクセス・リンクを介する代わりに、MR間において要求され、送信される。このケースにおいては、シグナリング・コストが低減され、それに対応して、この送信の失敗率も低減される。
上記では、複数のモバイル中継によってグループ・モビリティーを実行するための実現可能な方法論が提供されている。列車上での複数のモバイル中継の間における信頼できる通信を活用することによって、我々の革新的なTAU手順は、更新信号のバーストを緩和すること、ならびに従来のTAU手順と比較してシグナリング・コストおよび待ち時間を低減することが可能であり、したがってUEのサービス品質を効率よく改善する。
MRが、そのサービングUEのためにデータを中継する目的で常にRRC_CONNECTEDモードにあるシナリオにおいては、各MRがDeNBとの間でハンドオーバー手順を実行するとともにMMEリロケーションが生じ、それによってMRは、新たなMMEアイデンティティー、および最も可能性が高いものとして新たなTAリストを得る必要がある。協同のTAU手順の基本的なアイデアは、列車上の複数のMRにTAIリスト情報を共有させることである。列車上の第1のMRは、新たなMMEのTA内に入ると、新たなMMEとの間でTAUを行うよう要求する。列車は常に一方向に、たとえば北京から上海へ移動しているため、他のMRは常に、順番に同じTA内に入ることになる。したがって第1のMRは、新たに更新されたTAIリストを同じ列車上の他のMRに通知することができる。次いで、ターゲットDeNBが第2のMRのためのハンドオーバー手順を完了すると、そのターゲットDeNBによってTAU要求が開始され得る。このケースにおいては、シグナリング・コスト、およびMRによって開始されるTAU要求の遅延がなくなる。
説明および図面は、本発明の原理を例示しているにすぎない。したがって、本明細書において明示的に説明または図示されていないが、本発明の原理を具体化し、本発明の趣旨および範囲内に含まれるさまざまな構成を当業者なら考案できるであろうことが理解されよう。さらに、本明細書において列挙されているすべての例は、主として、本発明の原理、および、当技術分野を進展させることに対して本発明者によって寄与された概念を理解する際に役立つための教示上の目的のものにすぎないことが明示的に意図されており、そのような具体的に列挙された例および状況に限定されるものではないと解釈されるべきである。その上、本発明の原理、態様、および実施形態、ならびにそれらの特定の例を列挙する本明細書におけるすべての記述は、それらの等価物を包含することを意図している。
(特定の機能を実行する)「〜のための手段」と示されている機能ブロックはそれぞれ、特定の機能を実行するように適合されている回路を含む機能ブロックとして理解されるものとする。したがって、「何かのための手段」は、「何かに適合されているまたは適している手段」として理解されて差し支えない。したがって、特定の機能を実行するように適合されている手段は、かかる手段が(所与の時点において)必ず前記機能を実行していることを意味しない。
あらゆる機能ブロックを含む、図示されているさまざまな要素の機能は、(たとえば、プロセッサとしての)専用のハードウェア、ならびに、適切なソフトウェアと関連付けてソフトウェアを実行することができるハードウェアの使用を通じて提供され得る。それらの機能は、プロセッサによって提供される場合には、単一の専用のプロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、または複数の個別のプロセッサ(そのうちのいくつかは、共有され得る)によって提供され得る。その上、「プロセッサ」または「コントローラ」という用語の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアだけを指すと解釈されるべきではなく、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワーク・プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、ソフトウェアを格納するための読取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、および不揮発性ストレージを暗に含むことができるが、それらには限定されない。他のハードウェアが、通常のものであれ、かつ/またはカスタムのものであれ、含まれることも可能である。
本明細書におけるあらゆるブロック図は、本発明の原理を具体化する例示的な回路の概念的な図を表していることを当業者なら理解されたい。同様に、あらゆるフローチャート、流れ図、状態遷移図、疑似コードなどは、コンピュータ可読媒体において実質的に表すことが可能な、したがってコンピュータまたはプロセッサによって実行可能な(そのようなコンピュータまたはプロセッサが明示的に示されているか否かにかかわらず)さまざまな処理を表していることが理解されよう。
さらに、以下の特許請求の範囲は、本明細書においては「発明を実施するための形態」に組み込まれており、各請求項は、個別の実施形態として単独で有効であることが可能である。各請求項は、個別の実施形態として単独で有効であることが可能である一方、1つの従属請求項が、特許請求の範囲において1つまたは複数の他の請求項との特定の組合せに言及する場合があるが、他の実施形態は、その従属請求項と、それぞれの他の従属請求項の主題との組合せを含むこともできることに留意されたい。本明細書においては、特定の組合せが意図されていないと記載されていない限り、そのような組合せが提案されている。さらに、1つの請求項の特徴は、たとえこの請求項がその独立請求項に直接従属していないとしても、他の任意の独立請求項に含まれることを意図している。
本明細書において、または特許請求の範囲において開示されている方法は、それらの方法の各ステップの各々を実行するための手段を有するデバイスによって実施され得ることにさらに留意されたい。
さらに、本明細書または特許請求の範囲において開示されている複数のステップまたは機能の開示は、特定の順序内にあるものと解釈してはならないことを理解されたい。したがって、複数のステップまたは機能の開示は、そのようなステップまたは機能が、技術的な理由から交換可能でない限り、それらのステップまたは機能を特定の順序に限定することはない。さらに、いくつかの実施形態においては、単一のステップは、複数のサブ・ステップを含むことができ、または複数のサブ・ステップに分割され得る。そのようなサブ・ステップは、明示的に除外されていない限り、その単一のステップの開示に含まれ、その一部とすることができる。

Claims (15)

  1. モバイル通信システムにおけるモバイル中継局トランシーバ(4、10、12)のための装置(2)であって、
    ドナー基地局トランシーバ(34)と通信するためのドナー・インターフェース(6、16)であり、トラッキング・エリア更新を求める要求をドナー基地局(30)に提出するように機能することができる、ドナー・インターフェース(6、16)と、
    中継局トランシーバのための別の装置と通信するための中継インターフェース(8、18)であり、中継局トランシーバ(12)のための前記別の装置(14)からトラッキング・エリア情報を受信するように機能することができる、中継インターフェース(8、18)と
    を備える、装置(2)。
  2. 前記ドナー・インターフェース(6、16)が、前記ドナー基地局(30)から前記トラッキング・エリア情報を受信するようにさらに機能することができる、請求項1に記載の装置(2)。
  3. 前記中継インターフェース(8、18)が、トラッキング・エリア情報を中継局トランシーバ(12)のための前記別の装置(14)へ送信するようにさらに機能することができる、請求項1に記載の装置(2)。
  4. 前記中継インターフェース(8、18)が、トラッキング・エリア情報を求める要求を中継局トランシーバ(12)のための前記別の装置(14)へ送信するようにさらに機能することができる、請求項1に記載の装置(2)。
  5. 前記中継インターフェース(8、18)が、前記ドナー基地局(30)から前記ドナー・インターフェース(6、16)において肯定応答信号が受信されると前記要求を送信するように機能することができ、前記肯定応答信号が、成功裏に実行されたトラッキング・エリア更新を示している、請求項4に記載の装置(2)。
  6. 前記トラッキング・エリア情報が、MMEアイデンティティー情報およびドナー基地局のリストというグループのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の装置(2)。
  7. 前記中継インターフェース(8、18)がワイヤレス・インターフェースである、請求項1に記載の装置(2)。
  8. 請求項1に記載の装置(2)と、ユーザ機器とワイヤレスに通信するように機能することができるエア・インターフェースとを備える、モバイル通信システムのためのモバイル中継局トランシーバ(10)。
  9. 請求項8に記載の第1のモバイル中継局トランシーバ(10)と、請求項8に記載の第2のモバイル中継局トランシーバ(12)とを含む通信システムであって、前記第1および第2のモバイル中継局トランシーバ(10、12)が、それらのそれぞれの中継インターフェース(8、18)を介して通信するように機能することができる、通信システム。
  10. 前記第2のモバイル中継局トランシーバ(12)が、前記トラッキング・エリア更新を求める前記要求を、当該第2のモバイル中継局トランシーバ(12)のドナー・インターフェース(16)を介して提出するように、および前記関連付けられているトラッキング・エリア情報を前記第1のモバイル中継局トランシーバ(10)から当該第2のモバイル中継局トランシーバ(12)の中継インターフェース(18)を介して受信するように機能することができる、請求項9に記載の通信システム。
  11. 請求項10に記載の通信システムを含む、大量輸送の手段(28)。
  12. モバイル通信システムのための基地局(30)であって、
    ドナー基地局トランシーバとして、請求項8に記載の関連付けられているモバイル中継局トランシーバ(10、12)のドナー・インターフェース(6、16)と通信するように機能することができるワイヤレス・インターフェース(34)と、
    モビリティー管理エンティティー(38)と通信するためのネットワーク・インターフェース(36)であり、前記ワイヤレス・インターフェース(34)を通じて前記モバイル中継局トランシーバ(12)に関連付けられると、前記モバイル中継局トランシーバ(12)に代わって、トラッキング・エリア更新を求める要求を提出するように機能することができる、ネットワーク・インターフェース(36)と
    を備える、基地局(30)。
  13. 請求項12に記載の基地局(30)をさらに含み、前記第1のモバイル中継局トランシーバ(12)が、前記トラッキング・エリア更新を求める前記要求を、当該第1のモバイル中継局トランシーバ(12)のドナー・インターフェース(6、16)を介して提出する一方、前記基地局(30)が、前記トラッキング・エリア更新を求める前記要求を前記第2のモバイル中継局(12)に代わって提出する、請求項9に記載の通信システム。
  14. モバイル通信システムにおけるモバイル中継局トランシーバのトラッキング・エリア情報を更新するための方法であって、
    トラッキング・エリア更新を求める要求を、ドナー・インターフェースを介してドナー基地局に提出するステップ(24)と、
    別の中継局トランシーバから中継インターフェースを介してトラッキング・エリア情報を受信するステップ(26)と
    を含む、方法。
  15. コンピュータまたはプロセッサ上で実行されたときに、請求項14に記載の方法を実行するためのプログラム・コードを有する、コンピュータ・プログラム。
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