JP2015508695A - 真空吸着式マッサージ器用吸入口 - Google Patents

Abstract

本発明は真空吸着式マッサージ器用吸入口及び吸角に関するものであり、より詳しくは、皮膚と接する吸入口の前方の周縁部及び吸角の下端の周縁部に発生する応力集中現象を解消するために吸入口及び吸角にそれぞれ仕切りを形成して皮膚の膨張による痛みを減らすと共に、マッサージの後に皮膚が赤黒くなる跡を迅速に元のように回復させる真空吸着式マッサージ器用吸入口及び吸角に関するものである。

Description

本発明は真空吸着式マッサージ器用吸入口に関するものであり、より詳しくは、皮膚と接する吸入口の前方の周縁部に発生する応力集中現象を解消するために吸入口にそれぞれ仕切りを形成して皮膚の膨張による痛みを減らすと共に、マッサージの後に皮膚が赤黒くなる跡を迅速に元のように回復させる真空吸着式マッサージ器用吸入口及び吸角に関するものである。

一般に、マッサージ器は血液の循環を促進させて筋肉弛緩、疲労回復又はマッサージなどの効果を得るために使用するものであるが、このようなマッサージ器は主にカムローリング、振動、空気注入方法を利用して皮膚や筋肉に刺激を与えるように形成される。

最近はマッサージ器の新しい形態として、吸入ポンプの強い吸入力を利用して皮膚を膨張させ血管を拡張させて毛細血管から血液を皮膚の深くまで吸収させる真空吸着式マッサージ器が開発されている。

従来の真空吸着式マッサージ器は図１０のように吸入ポンプが内蔵された本体１０と、前記本体１０と連結されて他端は取っ手３０の下端に連結される連結管２０と、前記取っ手３０の上端に直角に固定される吸入口１００で構成される。

前記真空吸着式マッサージ器は吸入口１００の前方を皮膚の上に置いて本体１０の吸入ポンプを作動させると吸入口で空気を吸い込み、皮膚を引っ張って血管を拡張させてマッサージ効果があるように形成する。

同じく、吸角施術は吸角を施術部位に置き、吸角の容器部内部の空気を吸い取って負圧を加えることで皮膚内部の血管を拡張させてお血を溶かすことで血管内の老廃物と毒素を除去させる施術である。

従来の吸角５は図１３のように容器をひっくり返した形状の容器部５００と、前記容器部５００の上端にバルブ６２０が挿入された突出部６００が形成される。

前記吸角を施術部位である皮膚に置き、圧縮機１を使用して吸角の突出部６００を介して容器部５００内部の空気を吸い取って負圧が生じるようにして使用する。

従来の真空吸着式マッサージ器に関する技術は特許文献１に、吸角に関する技術は特許文献２にそれぞれ開示されている。

大韓民国特許庁登録実用新案公報第０４４８８７号 大韓民国特許庁登録実用新案公報第０４３１００１号

しかし、従来の真空吸着式マッサージ器用吸入口又は吸角には以下のような問題があった。
（１）吸入口に空気が吸入される際に吸入口の内部の中央に皮膚が膨らんで引っ張られるが、この際に吸入口の周縁部と接する皮膚がひどく押されて痛みが激しい。
（２）マッサージを終えた後に残される跡が長く持続されて美観上よくない。
（３）血管を十分に膨張させるために空気を多く吸入すべきであるが、このようになるとマッサージ又は吸角を受ける人が激しい痛みを感じるようになる。

上述した問題点を解決するために、本発明は一般的な真空吸着式マッサージ器の取っ手に結合可能に吸入口が形成されるが、
前記吸入口は本体が形成され、前記本体の周縁部には固定羽部が形成され、前記本体の後方には結合部が形成され、前記本体の内部には仕切りが形成されることを特徴とする。

また、本発明の他の実施例によって一般的な容器部と突出部で形成される一般的な吸角において、前記容器部の内部には仕切りが形成されることを特徴とする。

本発明の真空吸着式マッサージ器用吸入口又は吸角によると以下のような効果が発生する。
（１）真空ポンプ又は圧縮機によって吸入口の空気が吸入されるか圧縮機によって吸角に空気が吸入される際、仕切りによって皮膚を押す部位が分散されるため施術を受ける人の痛みが少ない。
（２）皮膚に発生した跡が多数個に分けられ、加えられた圧力が分散された状態であるため皮膚の跡が迅速に消える。
（３）真空ポンプ又は圧縮機を強く作動させて吸入口又は吸角で空気を吸入してもマッサージを受ける人が感じる痛みが少ないため、マッサージ効果が倍加される。

本発明の好ましい実施例によって形成された真空吸着式マッサージ器用吸入口の他の仕切りの形態を示す側断面図である。 本発明の好ましい実施例によって形成された真空吸着式マッサージ器用吸入口のまた他の仕切りの形態を示す側断面図である。 本発明の好ましい実施例によって形成された真空吸着式マッサージ器用吸入口の更に他の仕切りの形態を示す側断面図である。 本発明の好ましい実施例によって形成された真空吸着式マッサージ器用吸入口の作動を説明するために従来の吸入口と対照して示す作動側断面図である。 本発明の好ましい実施例によって形成された真空吸着式マッサージ器用吸入口の本体と多様な形態の仕切りが結合された様子を示す正面図である。 本発明のまた他の実施例によって形成された真空吸着式マッサージ器用吸入口の分離斜視図である。 本発明の好ましい実施例によって形成された真空吸着式マッサージ器用吸入口の四角形状の本体の形態を示す斜視図である。 従来の真空吸着式マッサージ器を示す斜視図である。 本発明の他の実施例によって形成された吸角の側断面図である。 本発明の他の実施例のまた他の実施例によって形成された吸角の斜視図である。 従来の吸角を示す斜視図である。

本発明は一般的な真空吸着式マッサージ器の取っ手３０に結合可能に吸入口１００が形成されるが、
前記吸入口１００には本体１１０が形成され、前記本体１１０の周縁部には固定羽部１１２が形成され、前記本体１１０の後方には取っ手３０と結合される結合部１２０が形成され、前記本体１１０の内部には仕切り１３０が形成される。

前記本体１１０は円筒状又は楕円筒状に形成され、内部に仕切り１３０が形成されるか挿脱可能に分離形成される。

前記固定羽部１１２は取っ手３０に結合部１２０を適切に結合、分離するように外部に突出されて形成される。

前記仕切り１３０は本体１１０の内部に形成されるが、図７のように十字型、Ｙ字型、一字型、格子型、中心十字型など多様に形成される。

即ち、本体１１０の内部空間を分けるように形成されるものであって、十字型は４つ、Ｙ字型は３つ、一字型は２つなどに内部空間を分けるように形成される。

前記仕切り１３０は本体１１０の直径が広い場合には網状で空間部を多数個に分けるように形成される。

前記仕切り１３０の前方は本体１１０の前方と並んで形成されるか、真ん中に行くほど後退されて凹むように形成される。

前記仕切り１３０は図３のように本体１１０の前方に挿脱可能に形成されるが、本体１１０の前方内部に一定深さのねじ部１１３を形成し、仕切り１３０の下端の周縁部に仕切りねじ部１３１を形成して結合されるように形成される。

前記仕切り１３０は、図４のように本体１１０と分離されて本体１１０に結合溝１１４を形成してスライディングされながら挿脱されるように形成される。

前記仕切り１３０は、図５のように幅を狭く形成して本体１１０の前方に形成された段差１１６まで挿入されるように形成される。

本発明の他の実施例としては、図８のように取っ手３０と結合され、内部にソケット段差１５２が形成され、後方に結合部１２０が形成されたソケット１５０が形成され、前記ソケット１５０の前方には仕切り１３０が形成される仕切り本体１４０が挿入固定されて形成される。

また、本発明の前記吸入口１００は図９のように施術部位が長さ方向に長い場合に備えて直四角形又は正四角形で形成され、内部に形成される仕切り１３０も図９の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）及び（ｅ）のような多様な形態に形成される。

前記のように、吸入口の模様又は仕切りの模様は当業者が容易に変更可能な技術であるため本発明に範疇に属するといえる。

本発明の他の実施例で形成された吸角５は、本発明の一般的な容器部５００と突出部６００で形成される一般的な吸角５において、
前記容器部５００の内部には仕切り５１０が形成される。

前記容器部５００は容器をひっくり返した形状であり、上端に突出部６００が形成されて内部に仕切り５１０が形成される。

前記仕切り５１０は容器部５００の内部に形成されるが、図７のように十字型、Ｙ字型、一字型、格子型、中心十字型など多様に形成される。

即ち、容器部５００の内部空間を分けるように形成されるものであって、十字型は４つ、Ｙ字型は３つ、一字型は２つなどに内部空間を分けるように形成される。

前記仕切り５１０の下端は容器部５００の下端と並んで形成されるか、真ん中に行くほど後退されて凹むように形成される。

また、本発明のまた他の実施例による吸角５は、容器部５００の内壁に突出された段差５２２が形成され、前記段差５２２の突出された厚さと同じ厚さのリング状の仕切り本体５２０が形成され、前記仕切り本体５２０の内部には仕切り５１０が形成される。

以下、本発明の好ましい実施例によって形成された真空吸着式マッサージ器用吸入口及び吸角の作動を説明する。

本発明の好ましい実施例によって形成された真空吸着式マッサージ器用吸入口を使用するためには前記取っ手３０の上端の前方に吸入口１００を結合させるが、前記吸入口１００の本体１１０に形成された結合部１２０を利用して結合する。

前記本体１００の内部には仕切り１３０が形成されるが、前記仕切り１３０の前方の先端から真ん中に行くほど凹むように形成される。

真空吸着式マッサージ器に本発明による吸入口１００を付着し、本体１０の真空ポンプを作動させると皮膚が吸入口１００の内部に膨張するようになる。

図６は従来の吸入口１００を使用してマッサージする際の皮膚の膨張程度をIに、本発明の吸入口１００を使用してマッサージする際の皮膚の膨張程度をIIに示す図である。

従来の吸入口１００を使用する際には図６のIのように皮膚と接するＡ部分が狭小で皮膚がひどく引っ張られるためマッサージを受ける人の痛みが激しいことに対し、図６のIIのように本発明の吸入口１００を使用する際にはＡ部分以外にもＢ部分などが皮膚を押して皮膚がひどく引っ張られないためマッサージを受ける人の痛みが少ない。

しかし、マッサージの効果は皮膚がどれだけ引っ張られるのかによって決められるのではなくどれだけ高い真空圧が局部に作用したのかにかかっているためマッサージの効果には変化がなく、むしろマッサージを受ける人が痛みを少なく感じるようになるためより強い真空圧でマッサージをすることができる。

本発明の効果を立証するために従来の吸入口１００を使用してマッサージをした部位の跡と本発明の吸入口１００を使用してマッサージをした部位の跡が消える時間を比較するため、１０人の一般人を対象に個々人のお腹の２部分にそれぞれ本発明の吸入口１００と従来の吸入口１００を使用して同じ圧力で空気を吸入した後、外観上の跡が消える日数をチェックした。

表１のように、本発明の吸入口１００を使用してマッサージをした後の跡が消える日数が従来の吸入口１００を使用してマッサージした後の跡が消える日数より約２日程度速いことが分かる。

同じ方法で本発明の他の実施例によって形成した吸角５を使用して施術をした後の跡が消える日数を調べると表２のようである。

表２を見ると、従来の吸角５を使用してから跡が消える日数が本発明の吸角５を使用した後の跡が消える日数より２．５日遅いことが分かる。

本発明の真空吸着式マッサージ器用吸入口及び吸角によると、真空ポンプ又は圧縮機によって吸入口又は吸角に空気が吸入される際に仕切りによって皮膚を押す部位を分散させるため施術を受ける人の痛みが少なく、皮膚に発生した跡が多数個に分けられて加えられた圧力が分散された状態であるため皮膚の跡が迅速に消え、真空ポンプ又は圧縮機を強く作動させて吸入口又は吸角で空気を吸入してもマッサージを受ける人が感じる痛みが少ないためマッサージ効果が倍加されるなどの効果が発生する。

本発明は添付した図面を参照して好ましい実施例を中心に記述されたが、当業者であればこのような記載から後述する特許請求の範囲によって包括される本発明の範疇を逸脱することなく多様な変形が可能であることは明白である。

Claims (7)

1. 真空吸着式マッサージ器の取っ手に結合可能に吸入口が形成されるが、
   前記吸入口は本体が形成され、前記本体の後方には取っ手と結合される結合部が形成され、前記本体の内部には仕切りが形成されることを特徴とする真空吸着式マッサージ器用吸入口。
2. 前記吸入口は取っ手と結合され、内部にソケット段差が形成され、後方に結合部が形成されたソケットが形成され、
   前記ソケットの前方には仕切りが形成された仕切り本体が挿入固定されて形成されることを特徴とする請求項１に記載の真空吸着式マッサージ器用吸入口。
3. 前記本体の周縁部には固定羽部が突出されて形成されることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の真空吸着式マッサージ器用吸入口。
4. 前記本体の前方の内部にねじ部が形成され、前記仕切りの下端の周縁部に仕切りねじ部が形成されることを特徴とする請求項１又は請求項３に記載の真空吸着式マッサージ器用吸入口。
5. 前記仕切りは前方から見ると十字型、Ｙ字型、一字型、格子型、中心十字型のうち一つに形成されることを特徴とする請求項１から請求項４の何れか１項に記載の真空吸着式マッサージ器用吸入口。
6. 容器部と突出部で形成される一般的な吸角において、前記容器部の内部には仕切りが形成されることを特徴とする吸角。
7. 容器部と突出部で形成される一般的な吸角において、
   前記容器部の内壁に突出された段差が形成され、前記段差の突出された厚さと同じ厚さのリング状の仕切り本体が形成され、前記仕切り本体の内部には仕切りが形成されることを特徴とする吸角。

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