JP2015506314A - 容器の縁部を密封するための封着可能要素 - Google Patents

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Abstract

本発明は、容器(20)の縁部(21)を密封するための封着可能要素(1)に関し、該要素(1)は、変形可能材料から作製される少なくとも1つの裏当て層(2)と、該裏当て層(2)に脱着可能に接続される、封着可能な膜(3)と、を備え、該膜(3)は、付加的な又は一体の開封手段(4)を備え、少なくとも該膜(3)は、下方半径値(L)と上方半径値(U)との間で変化する半径を有する輪郭を有し、下方半径値(L)と上方半径値(U)との間の比は、式0.9≰L/U≰0.99、好ましくは、0.95≰L/U≰0.97によって定められる。本発明はさらに、該封着可能要素(1)を備えたキャップ(10)、並びに、開口部(O)に取外し可能に取り付けられる該キャップ(10)を備えた容器(20)に関する。【選択図】図4a

Description

本発明は、例えばガラス瓶などの容器の縁部を密封するための、封着可能な、好ましくは熱融着性の要素、該封着可能要素を含み容器を密閉するためのキャップ、及び、封着可能要素を有する該キャップを備えた容器に関する。
例えばコーヒー又はスプレッドなどの(乾燥された及び/又は粉末状の)栄養成分を収容するためのガラス瓶のような入れ物又は容器を、ねじ込み式又はクリップ式プラスチックキャップで密封することは周知である。一般に、容器の開口部は、初めて開封する前にその入れ物を気密封止するために、膜によって密封可能に閉じられている。さらに、キャップの底部と容器の上縁部との間の公差を吸収するために、キャップの内側に裏当て層又は支持体が設けられている。従って、膜が開封され/入れ物から除去された後で入れ物を再びキャップで閉じたときに、特に湿気に対する、環境からのある程度の密封効果を達成することが可能である。このことは、裏当て層が入れ物の上縁部に押し付けられることによるものである。
キャップクロージャを有する入れ物を閉じるための熱融着性密封要素は、例えば特許文献1から公知である。熱融着性密封要素は、入れ物の頸部の上縁部又は口の全周上に配置されることにより入れ物を外部から隔離する熱融着性膜と、他方、キャップの底部に挿入される、一般により厚い支持体又は裏当て層とからなる。入れ物の最初の開封に先立って、具体的には密封要素をキャップ内に挿入する前に、支持体と熱融着性膜とが仮止め接着剤で接合される。比較的厚い、剛性の熱融着性膜は、消費者により、穴を開けること又は引き裂くことによってではなく、タブを用いて入れ物の上縁部から剥がすことによって、開封される。
欧州特許第2045194号明細書
実際には、密封要素は、キャップの底部に挿入され、キャップの保持ビードによってキャップ内に保持される。ひとたび入れ物が充填されると、密封要素が設けられたキャップが入れ物にねじ込まれるか又はクリップ留めされる。すると、密封要素の熱融着性膜が口に接触する。次いで、熱融着性膜は、誘導加熱融着によって口に封着される。初めて入れ物を開封すると、栓の底部に挿入された支持体は、入れ物の上縁部に封着したままの熱融着性膜から引き剥がされる。熱融着性膜と支持体との間に設けられた仮止め接着剤は、好ましくは、入れ物上に封着された熱融着性膜と、保持ビードによってキャップ内に保持された支持体とが分離した結果としての剪断により、破壊される。熱融着性膜は剛性材料から作製されるので、ユーザが初めて入れ物を開封するとき、比較的大きい開封トルク(特にキャップが入れ物にねじ込まれている場合)又は開封力(特にキャップが入れ物にクリップ留めされている場合)が必要とされる。この大きい開封トルク又は力は、比較的厚い熱融着性膜が最初の開封のときに保持ビードをすり抜けなければならないという事実に起因するものである。
本発明は、上述の欠点を改善しようとするものであり、その目的は、容器の縁部を密封し、容器の簡単で楽な最初の開封を可能にする、封着可能要素を提供することである。
この目的は独立請求項によって達成される。従属請求項は、有利には、本発明の中心となる思想をさらに検討するものである。
本発明の第1の態様によれば、例えばガラス瓶などの容器の縁部を密封するための、封着可能な、好ましくは熱融着性の要素が提供される。この要素は、変形可能材料から作製される少なくとも1つの裏当て層と、実質的に円形の形態又は形状を有し、裏当て層に脱着可能に接続される、封着可能な、好ましくは熱融着性の膜(以下、「膜」とも呼ぶ)とを含む。この膜は、開封用タブ又は開封用蓋などの付加的な又は一体の開封手段を含む。少なくとも膜は、下方半径値Lと上方半径値Uとの間で変化する半径を有する輪郭を有し、下方半径値Lと上方半径値Uとの間の比は、式
0.9≦L/U≦0.99、
好ましくは、0.95≦L/U≦0.97
によって定められる。
本発明は、このようにして、保持部によって膜をキャップ内に保持するのに必要とされる膜の張り出し表面積が小さくされるという点で、望ましくない高い開封トルク又は力を低減することができる封着可能要素を提供する。保持部と相互作用する又は係合する膜の張り出し面積の50%の削減が、キャップの最初の開封の開封トルク又は力の約25%の低減をもたらすことが見出された。それゆえ、封着可能要素又は少なくとも膜の、形状及び寸法によって、開封トルク又は力の低減がもたらされるが、それでもなお封着可能要素又は膜は、これを保持部によってキャップ内に確実に保持することができるように設計される。従って、容器上にキャップを取り付け、膜を入れ物又は容器の上縁部に封着する間、キャップ内に確実に保持することができる封着可能要素であって、同時に、キャップの最初の開封が、キャップの密封効果を低下させることなくユーザにとってより楽なものとなる封着可能要素を提供することが可能である。
膜は、波形(corrugated)又は波状(undulated)の又は区分された又は階段状又は鋸歯状(又は別の種類の輪郭の)の外周又は輪郭を有することができ、その結果、膜の輪郭が下方半径値と上方半径値との間で交互に変化するようになっており、膜の輪郭は、好ましくは、下方半径値と上方半径値との間で連続的に若しくは段階的に、又は部分的に連続的に且つ部分的に段階的に変化する半径を有する。従って、本発明は、下方半径値及び上方半径値を含む限り、いかなる特定の膜の輪郭にも限定されない。好ましくは、膜の上方半径値部分は、封着可能要素の、より適切に言えば膜の、全外周の75%未満、好ましくは50%未満、より好ましくは25%未満にわたって延びている。上方半径値部分及び下方半径値部分が外周上に一続きで延びている必要はなく、上方半径値部分及び下方半径値部分は、少なくとも膜の円周の周りに交互に設けられることが好ましく、均等に分布することが好ましいことに留意されたい。
封着可能要素が膜の開封手段を含むことは既に述べた。開封手段は、膜の付加的な又は一体の部分とすることができる。後者の場合、開封手段は、本明細書で説明するように膜構造の一部分であることが好ましい。開封手段は、膜の縁部分に接続される、好ましくは裏当て層と膜との間に配置される、開封用タブとすることができ、この開封用タブは、膜の輪郭が上方半径値を呈する領域内に配置されることが好ましい。開封手段は、膜に接続される、上述のようなタブ(即ち、開封用タブ)を有する開封用蓋とすることもできる。これはまた、張り出し部分、即ち上方半径値部分のみが実際に開封用タブへの接続部分となる実施形態も包含する。いずれの場合にも、この開封用タブ又は蓋は、容器の縁部に封着された膜を、開封用タブを引っ張ることによって容易に取り去ることができるので、容器の容易な開封を可能にする。それで、膜は巻き取られながら上部縁から容易に剥がされることになり、例えば、破れてスロット状に開封されることにはならない。「張り出し部分」、即ち、容器の上部縁の外周を越えて半径方向に延びる部分を定める、膜の少なくとも1つの上方半径値部分を、容器の開封手段として用いることができる(及び、みなすことができる)ことに留意されたい。その場合、容器を開封するために、ユーザは、上方半径値部分を引っ張って膜を上部縁から巻き剥がすことができる。
裏当て層と膜とが、機械的に又は仮組立て層若しくは仮止め接着剤により、互いに脱着可能に接続されることが好ましい。仮組立て層又は仮止め接着剤は、好ましくは裏当て層と膜との間に設けられ/塗布され、従って、裏当て層と膜とが一時的に互いに「糊付け」される。機械的力又は接着力は、ひとたび容器からキャップが初めて取り外されると裏当て層と膜とを引き離すことができるような大きさにすべきである。
好ましい実施形態において、裏当て層は、膜と実質的に同じ外側輪郭を有する。従って、既に裏当て層材料に脱着可能に接続されている膜の輪郭を形作ることが可能である。それゆえ、封着可能要素は、簡単に作製し、取り扱うことができる。
裏当て層は、好ましくは、ポリエチレン(EPE)又はポリプロピレン(EPP)などの発泡プラスチックのような発泡材料から作製され、又は厚紙から作製される。裏当て層は、発泡ポリエチレン(EPE)層を挟んだ2つの高密度ポリエチレン(HDPE)層で構成されることが好ましい。
膜は、アルミニウムで作製され又はアルミニウムを含むことが好ましい、拡散バリア層を含むことができる。好ましい実施形態において、膜は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)又はポリエステルで作製されることが好ましい熱融着性層と、アルミニウムで作製されることが好ましい拡散バリア層と、プラスチック、好ましくはポリエチレンテレフタレート(PET)のようなポリエステルで作製されることが好ましい補強層とを含む、剛性材料複合体で構成される。
本発明の第2の態様によれば、例えばガラス瓶などの容器の縁部を密封するための封着可能要素が提供される。この要素は、変形可能材料から作製される少なくとも1つの裏当て層と、裏当て層に脱着可能に接続される、封着可能な、好ましくは熱融着性の膜と、膜の縁部分に接続され、裏当て層と膜との間に配置される開封用タブとを含む。少なくとも膜は、下方半径値Lと上方半径値Uとの間で変化する半径を有する輪郭を有する。開封用タブは、膜の輪郭が上方半径値Uを呈する領域内に配置される。
従って、本発明は、保持部との係合によって初めに膜をキャップ内に保持するのに必要とされる膜の張り出し(表面)面積が小さくされるという点で、望ましくない高い開封トルク又は力を低減することができる封着可能要素を提供する。封着可能要素又は少なくとも膜の、形状及び寸法によって開封トルクの低減がもたらされるが、それでもなお封着可能要素又は膜は、これを保持部によってキャップ内に確実に保持することができるように設計される。従って、容器上にキャップを取り付け、膜を入れ物の上部縁に封着する間、キャップ内に確実に保持することができる封着可能要素であって、同時に、キャップの最初の開封が、上方半径値部分又は開封用タブを引っ張ることによって、キャップの密封効果を低下させることなくユーザにとってより楽なものとなる、封着可能要素を提供することが可能である。
本発明の第3の態様によれば、例えばガラス瓶などの容器を密閉するためのキャップが提供される。このキャップは、キャップを容器上に取り外し可能に取り付ける(例えば、ねじ込む、クリップ留めする、など)ためのねじ山(以下、「ねじ」とも呼ぶ)又はクリップ留め手段(例えば、円周リング)などのような固定手段を有するキャップベース本体と、該キャップベース本体の保持部によってキャップ内部に保持される、本発明による封着可能要素とを含む。前述のように、本発明の封着可能要素は、そのキャップで密閉された容器を初めて開封するときのキャップの開封トルクを低減することを目的として、そうしたキャップ内で用いることができる。
保持部は、キャップのキャップベース本体の内側壁から半径方向に延びることが好ましい。従って、保持部は、好ましくは保持ビード、好ましくは円形形状を有する、好ましくはリング状の又は周方向の、保持ビードを形成する。
好ましくは、膜の輪郭が下方半径値を呈する領域内の膜の最大半径は、保持部の内周縁部の半径に等しいか又はそれより小さく、膜の輪郭が上方半径値を呈する領域内の膜の最大半径は、保持部の内周縁部の半径より大きい。それゆえ、保持部と係合する膜の面積を削減して、キャップの開封トルクの低減を効果的にもたらすことができる。
本発明の第4の態様によれば、(乾燥された及び/又は粉末状の)栄養製品を収容するための例えばガラス瓶などの容器が提供される。この容器は、本発明によるキャップを含む。キャップは、容器の外側壁に設けられ対応する固定手段(例えば、ねじ又はクリップ留め手段など)と係合する、キャップの固定手段(例えば、ねじ又はクリップ留め手段など)によって、容器の開口部上に取外し可能に取付けられ、膜が容器の開口部を囲む上縁部上に載ってそこに封着するようになっており、膜は、裏当て層によって上縁部に押し付けられる。少なくとも膜の輪郭が上方半径値を呈する膜の領域が、及び、好ましくは膜の輪郭が下方半径値Lを呈する膜の領域もまた、容器の上部縁の外周を越えて半径方向に延びることが好ましい。
本発明のさらなる特徴、利点及び目的は、本発明の実施形態の以下の詳細な説明を添付の図面の図と併せて解釈して読むとき、当業者には明白となるであろう。
本発明による封着可能要素又は膜の3つの実施形態の平面図を示す。 本発明による封着可能要素の層構造の2つの実施形態の略図を示す。 容器、及び、本発明による封着可能要素を有するキャップの一実施形態の上部の部分切取側面図を示す。 容器、及び、本発明による封着可能要素を有するキャップの他の実施形態の上部の部分切取側面図を示す。 図3aの容器及びキャップの実施形態の部分切取部分の拡大図を示す。 図3bの容器及びキャップの実施形態の部分切取部分の拡大図を示す。 膜が容器の縁部から除去された後の図3aに示される容器を示す。 膜が容器の縁部から除去された後の図3bに示される容器を示す。 図5aの容器及びキャップの実施形態の部分切取部分の拡大図を示す。 図5bの容器及びキャップの実施形態の部分切取部分の拡大図を示す。
図1は、本発明による、封着可能な、好ましくは熱融着性の要素1、又は、該封着可能要素1の少なくとも(封着可能な、好ましくは熱融着性の)膜3の種々の実施形態を示す。封着可能要素1は、容器又は入れ物20(図3〜図6参照)の縁部21(口Oを縁どる)を密封するために用いることが意図されている。そのような容器の例は、コーヒー(豆又は粉末)又はスプレッドなどのような(乾燥された及び/又は粉末状の)栄養製品で満たすことができるガラス瓶である。封着可能要素1(以下、「要素」とも呼ぶ)は、少なくとも裏当て層2と、封着可能な、好ましくは熱融着性の膜3(以下、「膜」とも呼ぶ)(図2〜図4参照)とを含み、その好ましい構造は、本明細書において図2に関連して説明される。
膜3は、製品が例えば輸送及び貯蔵中に長期間にわたって新鮮に保たれるように、容器20を気密封止することを意図している。従って、膜3は、好ましくはアルミニウムで作製された又は少なくともアルミニウムを含む、拡散バリア層301を含むことが好ましい。膜3は、製品へのアクセスが可能になるように、ユーザによって容器20の縁部から取り除くことができる。
裏当て層2は、キャップ10の底部11と、容器20の上縁部21との間の公差を吸収することを意図している。ひとたび容器20が開封され、膜3が容器20から取り除かれると、容器20をキャップ10で再び閉じたときに、環境からの、特に湿気に対しての特定の密封効果が裏当て層2によって達成される。従って、裏当て層2は、変形可能材料200から作製され、ポリエチレン(EPE)又はポリプロピレン(EPP)などの発泡プラスチックのような発泡材料から作製されることが好ましく、又は、厚紙などから作製される。裏当て層2は、キャップ10の底部11に、糊付けするか又はそれ以外の方法で固定して接続若しくは接着されることが好ましい。
裏当て層2の厚さは、膜3の厚さより厚く、好ましくは膜3の厚さの2倍を超える。
図2は、要素1の(層状)構造の2つの好ましい実施形態を示す。図2a及び2bの両方において、裏当て層2は、好ましくは発泡プラスチック又は厚紙で作製された、前述の変形可能な、好ましくは弾性の材料200を含み、その2つの面の少なくとも1つの上に(比較的薄い)層201、202(例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)のような、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)又はポリエステルで作製される)が随意に設けられて、ある程度の剛性が付与される。
膜3は、剛性の高い(図2a)又は低い(図2b)剛性材料複合体で構成することができる。図2aに関して、膜3は、好ましくはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)又はポリエステルで作製された、熱融着性層300を含む。この熱融着性層300により、本明細書で説明するように、膜3を容器20の縁部21に封着することができる。さらに、図2aによる膜3は、好ましくはアルミニウムで作製された、拡散バリア層301を含む。熱融着性層300及び拡散バリア層301は、結合剤で接合することができ、又は、拡散バリア層301は、熱融着性層300でコーティングされる。さらに、膜3は、少なくとも1つの補強層302、303を含むことができ、この補強層は、好ましくはプラスチックで、好ましくはポリエチレンテレフタレート(PET)のようなポリエステルで作製されたものである。図2aでは、2つの補強層302、303は、重ね合わされ、好ましくは結合剤により又はコーティングにより、拡散バリア層301に接合される。具体的には、第1の補強層302は、拡散バリア層301の、熱融着性層300とは反対側の面に接合され、他方、第2の補強層303は、第1の補強層302の、拡散バリア層301及び熱融着性層300とは反対側の面に接合される。好ましい実施形態において、外部に露出された(即ち、熱融着性層300から最も遠い)第2の補強層303に印刷して、ブランド名又は消費者に対する膜の開封手順などを膜3に付与することができる。
図2bに関して、膜3は、図2aの実施形態に比べてより剛性の低い材料で作製される。図2bの実施形態において、熱融着性層300は、第1の補強層302に接合される。拡散バリア層301は、第1の補強層302の、熱融着性層300とは反対側の面に接合される。第2の補強層303は、拡散バリア層301の、第1の補強層302及び熱融着性層300とは反対側の面に接合される。第2の補強層303に印刷することができる。
要素1、具体的には裏当て層2及び膜3は、添付の図の実施形態に示されるような材料にも、その層の順序にも限定されない。
膜3は、裏当て層2に脱着可能に接続される。従って、裏当て層2と膜3とを機械的に接続することができ、例えば、これらを構造化して、それらの構造が係合して膜3と裏当て層2とを一時的に接続させるようにすることができる。また、図2に示すように、裏当て層2と膜3との間に仮組立て層又は仮止め接着剤600を設けて、それにより、これらが互いに一時的に「糊付けされる」ようにすることも可能である。仮の層又は接着剤600は、所定位置で複数の点において、例えば微結晶ワックスで、又は、例えばポリエチレン(PE)などのポリマーからなる押出フィルムによって設けることができる。仮組立て層又は仮止め接着剤600は、共押出フィルムとすることもできる。そのようなフィルムは、その両面の各々が異なる接着力を有するように設計することができる。その場合、接着力の強い面を膜3に貼り付け、他方、接着力の弱い面を裏当て層2に貼り付けることができ、その結果、ひとたび容器20が開封されると、仮止め接着剤層600が膜3と共に取り去られるようにすることができる。接着力は、裏当て層2と膜3とが、封着可能要素1をキャップ10内に組み付ける間は接続されたままであって、ひとたびキャップ10が容器20から最初に取り外されると容易に引き離されるような大きさにすべきである。
図3及び図4はそれぞれ、キャップ10が初めて開封される前の容器20上に設けられた、又はより適切に言えば取外し可能に取り付けられた、2つの実施形態を示す。図3及び図4において、キャップ10は、好ましくはプラスチックで作製された、キャップベース本体12を含む。キャップベース本体12は、一体部材として一体的に形成することもでき、又は、組み立ててキャップ10を形成する複数の部材を含むこともできる。後者の場合には、図3及び図4に示すように、キャップベース本体12は、キャップ10を容器20にねじ込む/クリップ留めする/固定するためのねじ山(図3〜図6参照)又はクリップ(図示せず)などのような固定手段13をその内側壁14(キャップ10の内側壁と同一である)に備えた内側本体17を含むことができる。この内側本体17を外側(美観用)本体18の中に挿入し、保持構造部19を介して該外側本体18により保持することができる。
一体型若しくは多部品型のキャップ10の内側壁14上の固定手段13(例えば、ねじ山又はクリップ留め手段)は、キャップ10を容器20上に取外し可能に取り付けるために、容器20の外側壁23の、開口部Oを縁取る上部縁21の近くに設けられたねじ山(図3〜図6参照)又はクリップ留め手段(図示せず)などのような対応する固定手段22と係合するように意図されている。
明らかに分かるように、キャップ10は、保持部15によってキャップ10の内部に保持される、本発明による封着可能要素1を含む。保持部15は、キャップ10と、又はより適切に言えばキャップベース本体12と一体に形成されることが好ましい。保持部15は、キャップ10の内側壁14から半径方向に延びて保持ビードを形成することが好ましい。好ましい実施形態において、保持ビード15は、キャップ10の内側壁14の全周にわたって延びてリング状又は周方向の保持ビードを形成する。容器20を最初に開封する前には、裏当て層2及び膜3は両方とも保持部15によってキャップ10の内部に保持されており、即ち、それらの外周領域、より適切に言えば張り出し部分が、少なくとも部分的に保持部15とキャップ10の底部11との間に配置される。
要素1を含むキャップ10は、膜3が容器20の開口部Oを囲む上縁部21の上に載るように、容器20の開口部Oの上に取外し可能に取り付けられる。この位置において、膜3は、裏当て層2によって上縁部21に押し付けられ、この裏当て層2は、キャップ10の底部11によって支持される。誘導加熱融着又は溶着によって、膜3を、栄養製品で満たされた容器20の上縁部21の上に封着することができ、それにより該製品に対する気密封止がもたらされる。あるいは、膜3の、裏当て層2とは反対側の面、即ち、容器20の上縁部21に取り付けることが意図された面に、接着剤(例えば、糊など)を施すことも可能である。接着剤は、膜3の接着剤で覆われる領域が容器の上縁部21表面に対応するように、膜3に塗布される。即ち、ひとたびキャップ10が容器20に取り付けられると容器20の上縁部21と接触することが意図された膜3の表面領域を接着剤で覆い、膜3を容器20の上縁部21上に封着可能に取り付け、それにより容器20が気密封止されるようにする。図2に示すような膜3の構造に関して、接着剤は、熱融着性層300に塗布することもでき、又は、熱融着性層300を省略して、接着剤を拡散バリア層301(図2a)又は第1の補強層302(図2b)又は容器20の上縁部21に面するその他の任意の層に塗布することもできる。
図5及び図6は、それぞれ、膜3が容器20の上縁部21から取り除かれた後の、図3に示す容器の2つの実施形態を示す。裏当て層2は依然として保持部15によってキャップ10の内部に保持されていることが明らかに分かる。キャップ10の底部11と容器20の上縁部21との間の公差を吸収する裏当て層2は、その膨張した発泡構造により、容器20が「再び閉じられた」状態において、特に湿気に対する、環境からのある程度の密封効果をもたらす。
キャップ10を取り外す(例えば、ねじを緩める又はクリップを外す)ことにより最初に容器20を開封するとき、図3及び図4から分かるようにキャップ10の内部に保持された膜3が保持部15をすり抜ける必要があるため、比較的大きい開封トルク又は力が必要とされる。この開封トルク又は力を低減して容器20の開封を消費者にとってより楽なものにするために、要素1の少なくとも膜3の輪郭は、図1に例示的に示すように形作られる。具体的には、封着可能要素1は、少なくとも膜3が下方半径値Lと上方半径値Uとの間で変化する半径を有する輪郭を有するように設計される。従って、膜3は、図1の全ての実施形態において示されるように、波形又は波状又は区分された又は階段状又は鋸歯状(又は他の種類の輪郭の)の外周又は輪郭を有することが好ましい。下方半径値Lと上方半径値Uとの間の比は、式
0.9≦L/U≦0.99、
好ましくは、0.95≦L/U≦0.97
によって定められる。
好ましくは、膜3の輪郭は、下方半径値Lと上方半径値Uとの間で交互に変化し、この膜3の輪郭は、下方半径値Lと上方半径値Uの間で、連続的に若しくは段階的に、又は部分的に連続的に且つ部分的に段階的に変化する半径を有する。「部分的に連続的に且つ部分的に段階的に変化する半径」とは、例えば、膜の輪郭が鋸歯状であり、半径が膜の外周に沿って連続的に増大し、最大(上方)半径値に達すると急激に減少して最低(下方)半径値に達し、その後、再び増大し、以下同様であることを意味する。
好ましくは、膜3の周方向に関して変化する、膜3の平均半径より大きい(及び等しい)半径を上方半径値Uと考えることができ、他方、膜3の周方向に関して変化する、膜3の平均半径より小さい(及び等しい)半径を下方半径値Lと考えることができる。
半径値L、Uは、図3及び図4にも示されており、図3a及び図4aの部分切取は、下方半径値Lの領域においてなされ、他方、図3b及び図4bの部分切取は、上方半径値Uの領域においてなされている。図1から分かるように、要素1、又は、膜3及び裏当て層2は、概ね実質的に円形状(半径値L、Uは別として)を有するが、それに限定されない。この形状は、要素1又は膜3によって閉じられることになる容器20の上部縁21の形状によって定められることが好ましい。
従って、初めに保持部15によって膜3をキャップ10内に保持するのに必要とされる膜3の張り出し表面積又は部分が削減されるという点で、望ましくない高い開封トルク又は力を低減することができる。例えば、保持部15と相互作用する又はこれに係合する膜の張り出し領域を50%削減することにより、キャップ10を最初に開封する際の開封トルク又は力が約25%低減される。従って、キャップ10を容器20に取り付け、膜3を容器20の上縁部21に封着する間、キャップ10内に確実に保持することができる封着可能要素1であって、同時に、キャップ10の密封効果を低下させることなく、キャップ10の最初の開封をユーザにとってより楽なものとする、封着可能要素1を提供することが可能である。
好ましい実施形態において、膜3の輪郭が下方半径値Lを呈する領域における膜3の最大半径は、保持部15の内周縁部16の半径(直径の半分)に等しいか又はそれより小さい。さらに、膜3の輪郭が上方半径値Uを呈する領域における膜3の最大半径は、保持部15の内周縁部16の半径(直径の半分)より大きい。従って、保持部15とキャップ10の底部11との間に配置される膜3の面積を効果的に減らして、それにより、キャップ10を初めに容器20から取り外すときの開封トルク又は力を減らすことが可能である。少なくとも膜3の輪郭が上方半径値Uを呈する膜3の領域が、容器20の上部縁21の外周を越えて半径方向に延びて、それにより、保持部15によって保持される膜3の部分をもたらすことが好ましい。しかし、膜3の輪郭が下方半径値Lを呈する膜3の領域もまた容器20の上部縁21の外周を越えて半径方向に延びるものとすることができるが、この張り出し部分は、本明細書で提示される実施例からも明らかとなるように、保持部15の内周縁部16を越えて延びないことが好ましい。
好ましい実施形態において、上方半径値部分は、膜3の全外周の75%未満、好ましくは50%未満、より好ましくは25%未満にわたって延びている。言うまでもなく、上方半径値部分及び下方半径値部分が膜3の外周上に一続きで延びている必要はなく、上方半径値部分及び下方半径値部分は、少なくとも膜3の円周の周りに交互に設けられることが好ましく、均等に分布することが好ましい。
図1には、封着可能要素1又は膜3の3つの実施形態が示されている。好ましい実施形態において、裏当て層2は膜3と実質的に同じ外側輪郭を有する。この場合、図1は、膜3の側から見た封着可能要素1の実施形態を示す。裏当て層2の輪郭が膜3の輪郭と異なる場合、図1は単に膜3を示す。
とはいえ、図1aは、上方半径値Uが膜3の全外周の約62%にわたって延びている膜3の一実施形態を示す。図1bにおいて、上方半径値Uは、膜3の全外周の約30%にわたって延びている。図1cにおいて、上方半径値Uは、膜3の全外周の約58%にわたって延びている。本発明は、膜3又は封着要素1の特定の輪郭にも、上方半径値U又は下方半径値Lを呈する膜3の円周領域の割合にも限定されないことが理解される。
以下、本発明をより良く理解するために、典型的な寸法を例示的に与える。しかし、これらの寸法は本発明を特定の寸法範囲に限定するものではなく、本発明は、本発明を考慮して説明されるような任意のキャップ10又は容器20に対して用いることができる。
実施例1
キャップ10の内側壁14の半径:24.5〜25mm
保持部15の内周縁部16の半径:23.5〜24mm
内側壁14からキャップ10の内部に向かう保持部15の半径方向の延び:1〜1.25mm
上部縁21の外半径:23〜23.5mm
下方半径値部分における膜3の最小半径(r):23〜24mm
上方半径値部分における膜3の最大半径(R):24〜24.75mm
下方半径値部分における膜3の張り出し:0〜0.75mm
上方半径値部分における膜3の張り出し:1〜1.75mm
下方半径値Lと上方半径値Uとの間の比:0.94〜0.98
実施例2:
キャップ10の内側壁14の半径:28.5〜29mm
保持部15の内周縁部16の半径:27.25〜28mm
内側壁14からキャップ10の内部に向かう保持部15の半径方向の延び:1〜1.25mm
上部縁21の外半径:27〜27.5mm
下方半径値部分における膜3の最小半径(r):27〜28mm
上方半径値部分における膜3の最大半径(R):28〜28.75mm
下方半径値部分における膜3の張り出し:0〜0.75mm
上方半径値部分における膜3の張り出し:1〜1.75mm
下方半径値Lと上方半径値Uとの間の比:0.94〜0.98
実施例3:
キャップ10の内側壁14の半径:36.75〜37.25mm
保持部15の内周縁部16の半径:35.5〜36.25mm
内側壁14からキャップ10の内部に向かう保持部15の半径方向の延び:1〜1.25mm
上部縁21の外半径:35.25〜35.75mm
下方半径値部分における膜3の最小半径(r):35.25〜36.25mm
上方半径値部分における膜3の最大半径(R):36.25〜37mm
下方半径値部分における膜3の張り出し:0〜0.75mm
上方半径値部分における膜3の張り出し:1〜1.75mm
下方半径値Lと上方半径値Uとの間の比:0.94〜0.98
図3〜図6で分かるように、保持部15の幅(即ち、半径方向の延び)は、異なるサイズの複数の容器20、従って異なるキャップ10のサイズに依存しないものとすることが可能である。これは、異なるサイズの容器20の開口部Oが、普通は同一であることによる。サイズの違いは、例えば、それぞれの容器20のサイズに適合した外のり寸法を有する異なる外側本体18によって補償することができる。従って、膜3及び裏当て層2の半径の絶対寸法は、それぞれ、複数の異なる容器20及びキャップ10のサイズにわたって一定とすることができる。
図1に関して、膜3は、付加的な又は一体の開封手段4を含むものとすることができる。一実施形態によれば、開封手段4は、上方半径値U部分とすることができ、消費者はこれを掴んで引っ張り、膜3を容器20の縁部21から巻き取って剥がすことができる。
別の実施形態によれば、開封手段4は、膜3に接続された開封用蓋、又は、膜3の縁部分に接続された開封用タブ5とすることができる。この場合、開封用タブ5は、好ましくは膜3の縁部分から又は縁部分の周りでその中央部分へと折り曲げられて(矢印A参照)、裏当て層2と膜3との間に配置されることが好ましい。開封用タブ5は、好ましくは、膜3の輪郭が上方半径値Uを呈する領域内に配置され、開封されるときに膜3が容器20の上縁部21から容易に巻き取って剥がされることになり、例えば破れてスロット状に開封されることのないようにされる。本発明の一実施形態によれば、膜3の上方半径値部分のみが、実際には開封用蓋又はタブ5への膜3の結合部分となることができ、又はタブ5を形成することができる。
図2において、膜3の特定の層の特定の部分がその意図された縁部を越えて延びるという点で、開封手段4を膜3と一体に形成できることが示されている。そのように形成されたストリップ状の要素(即ち、開封手段4又はタブ5)は次に、膜3の縁部分の周りで折り曲げられ(矢印A参照)、膜3の縁部分からその中央部分に向かって延びる(図1参照)。図2aに関して、開封手段4は、第2の補強層303の延長部分で作製され、従って、より厚い材料で作製される。この場合、図2aの第2の補強層303は、開封用タブ5を有する開封用蓋と考えることもできる。
図2bにおいて、開封手段4は、拡散バリア層301を挟む補強層302、303から成る層状構造体の延長部分であるので、各々の層はそれぞれ図2aの第2の補強層303より薄いが、強い開封手段4が形成される。この場合、図2bの補強層302、303及び拡散バリア層301の複合体は、開封用タブ5を有する開封用蓋と考えることもできる。
開封手段4又は開封用タブ5は、好ましくは補強層302、303で作製され、又は少なくとも補強層302、303の部分を含み、従って膜3と一体に形成されるので、開封手段4又はタブ5が引きちぎられること、又は膜3の望ましくない開封経路(例えば、望ましくないスロット状の開封)を回避することができる。
以下、キャップ10への封着可能要素1の挿入、容器20へのキャップ10の取付け、並びに、膜3の除去について説明する。
裏当て層2及び膜3を製造し、次いで脱着可能に接続して、封着可能要素1(図1及び図2参照)を形成する。キャップ10もまた、例えば射出成形によって製造される。キャップベース本体12が複数の部品を含む場合、これらの部品を組み立てる。
この実施形態によれば、内側本体17が、外側本体18に挿入され、組付け構造部19の補助により外側本体18に固定される。次に、要素1をキャップ10内に、具体的にはその底部11に挿入し、要素1が、即ち、裏当て層2及び膜3の両方が、保持部15によってキャップ10の内部に保持されるようにする。あるいは、要素1を内側本体17の保持部15上に配置し、次にこれを要素1と共に外側本体18の中に挿入して、組付け構造部19によってそこに固定することができる。裏当て層2はキャップ10の底部11に面する。即ち、膜3は、裏当て層2と保持部15との間に配置される。裏当て層2は、キャップ10の底部11に糊付けされるか又はその他の方法で固定して接続される又は接着されることが好ましい。
容器20を栄養製品で満たし、次いでキャップ10を、栄養製品で満たされた容器20の開口部O上に配置し、より適切に言えば取外し可能に取り付ける(例えばねじ込む、又はクリップ留めする)。キャップ10は、容器20の外側壁23に設けられた対応する固定手段22(例えば、ねじ又はクリップ留め手段)と係合する、ねじ(図3及び図4参照)又はクリップ留め手段を有することが好ましい固定手段13を介して、容器20の開口部O上に取外し可能に取り付けられることが好ましい。いずれの場合でも、キャップ10は、容器20に取外し可能に取り付けられ、膜3が容器20の上縁部21に接触してその上に載るようにされる。この状態において、図3及び図4で分かるように、裏当て層2は、膜3を容器20の上縁部21に押し付け、それにより密封効果を助長する。
次いで、好ましくは誘導加熱融着又は誘導溶着によって、膜3を容器20の上縁部21に封着する。この状態において、膜3は、依然として裏当て層2に接続(又は「糊付け」)されている。誘導加熱融着又は溶着は、電気誘導シーラの影響下で導電性材料(例えば、膜のアルミニウム拡散バリア層301)を加熱することが可能であり、これにより容器20の上縁部21上の封着フィルム(例えば、膜3の熱融着性層300)が軟化し、この封着フィルム300が上縁部21との結合を形成して容器20を気密封止する。
あるいは、膜3の、容器20の上縁部21に取り付けることを意図した面に接着剤(例えば、糊など)を施すことも可能である。接着剤は、接着剤で覆われる領域が容器の上縁部21表面に対応するように、容器20の上縁部21に取り付けられる前の膜3に塗布される。従って、ひとたびキャップ10が容器20に取り付けられると容器20の上縁部21に接触することが意図された膜3の表面領域が、接着剤で覆われる。キャップ10を密封要素1と共に容器20に取り付けると、膜3が接着剤により容器20の上縁部21に封着可能に取り付けられることにより、容器20が気密封止される。そうした接着剤を使用するとき、キャップ10を容器20に取外し可能に取付けるステップは、このようにして同時に行われる膜3を容器20の上縁部21に封着するステップを伴う。このことは、(発泡性の)裏当て層2の厚さが、好ましくは膜3に力をかけてこれを容器20の上縁部21に向かう方向に押圧するような寸法にされることから生じる。
キャップ10を取り外す(例えば、ねじを緩める又はクリップを外す)ことにより初めて容器20を開封すると、保持部15によって保持されている裏当て層2が、縁部21に封着されたままの膜3から引き離され、従って、膜3と裏当て層2との間の一時的な接続が、好ましくは剪断によって破壊され、これは典型的には聞き取れる雑音を発生させる。膜3を裏当て層2から引き離すとき、膜3は保持部15をすり抜ける必要がある。そのための開封トルク又は力は、少なくとも膜3の(連続的に及び/又は段階的に)変化する半径により、保持部15によって保持される膜3の外周領域が、円周回りに一定の半径を有する従来技術による既知の膜に比べて削減されるので、かなり低減することができる。
ひとたびキャップ10が取り外されると、膜3もまた、例えば開封手段4をつかんで引っ張ることにより縁部21から巻き取って剥がすことにより取り去ることができ、この開封手段4は、好ましくは、上方半径値によって定められる膜3の張り出し部分又は同様の開放用タブ5によって定められ、即ち、ひとたびキャップ10が容器20から取り外され、従って裏当て層2が膜3から引き離されると露出される開封用タブ5によって、取り去ることができる。
図5及び図6に示すように容器20をキャップ10で再び閉めたとき、即ち、容器20を開封した後、及び/又は、例えば開封用タブ5の補助により、膜3を容器20から除去した後、保持部15によってキャップ10の内部に保持された状態で容器20の上縁部21に押し付けられている裏当て層2によって、特に湿気に対する、環境からの特定の密封効果が達成される。
本発明は、本出願において説明された実施形態に限定されるものではなく、実施形態の全ての特徴は、添付の特許請求の範囲によって与えられる本発明の範囲に含まれる限り、任意の可能な方式で組み合せることができる。

Claims (15)

  1. 例えばガラス瓶などの容器(20)の縁部(21)を密封するための封着可能要素(1)であって、
    変形可能材料から作製される少なくとも1つの裏当て層(2)と、
    実質的に円形の形状を有し、前記裏当て層(2)に脱着可能に接続される、封着可能な、好ましくは熱融着性の膜(3)と、
    を備え、
    前記膜(3)は、例えば開封用タブ(5)又は開封用蓋などの付加的な又は一体の開封手段(4)を備え、
    少なくとも前記膜(3)は、下方半径値(L)と上方半径値(U)との間で変化する半径を有する輪郭を有し、
    前記下方半径値(L)と前記上方半径値(U)との間の比は、式
    0.9≦L/U≦0.99、
    好ましくは、0.95≦L/U≦0.97
    によって定められる、封着可能要素(1)。
  2. 前記膜(3)は、波形又は波状又は区分された又は階段状又は鋸歯状の外周又は輪郭を有して、前記膜(3)の前記輪郭が、前記下方半径値(L)と前記上方半径値(U)との間を交互に変化するようになっており、前記膜(3)の前記輪郭は、好ましくは、前記下方半径値(L)と前記上方半径値(U)との間で連続的に若しくは段階的に、又は部分的に連続的に且つ部分的に段階的に変化する半径を有する、請求項1に記載の封着可能要素(1)。
  3. 前記上方半径値の部分は、前記膜(3)の全外周の75%未満、好ましくは50%未満、より好ましくは25%未満にわたって延びている、請求項1又は2に記載の封着可能要素(1)。
  4. 前記開封手段(4)は、上方半径値部分、又は前記膜(3)に接続された開封用蓋、又は前記膜(3)の縁部分に接続された開封用タブ(5)とすることができ、好ましくは前記裏当て層(2)と前記膜(3)との間に配置され、
    前記開封用タブ(5)は、好ましくは、前記膜(3)の輪郭が前記上方半径値(U)を呈する領域内に配置される、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の封着可能要素(1)。
  5. 前記裏当て層(2)と前記膜(3)とが、機械的に又は仮組立て層若しくは仮止め接着剤(600)によって互いに脱着可能に接続される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の封着可能要素(1)。
  6. 前記裏当て層(2)は、前記膜(3)と実質的に同じ外側輪郭を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の封着可能要素(1)。
  7. 前記裏当て層(2)は、ポリエチレン(EPE)又はポリプロピレン(EPP)などの発泡プラスチックのような発泡材料から作製されるか、又は厚紙から作製される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の封着可能要素(1)。
  8. 前記膜(3)は、好ましくはアルミニウムで作製されるか又はアルミニウムを含む、拡散バリア層(301)を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の封着可能要素(1)。
  9. 前記膜(3)は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)又はポリエステルで作製されることが好ましい熱融着性層(300)と、アルミニウムで作製されることが好ましい拡散バリア層(301)と、ポリエチレンテレフタレート(PET)のようなポリエステルであることが好ましいプラスチックで作製されることが好ましい補強層(302、303)とを備えた剛性材料複合体で構成される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の封着可能要素(1)。
  10. 例えばガラス瓶などの容器(20)の縁部(21)を密封するための封着可能要素(1)であって、
    変形可能材料から作製される少なくとも1つの裏当て層(2)と、
    前記裏当て層(2)に脱着可能に接続される、封着可能な、好ましくは熱融着性の膜(3)と、
    前記膜(3)の縁部分に接続され、前記裏当て層(2)と前記膜(3)との間に配置される開封用タブ(5)と、
    を備え、
    少なくとも前記膜(3)は、下方半径値(L)と上方半径値(U)との間で変化する半径を有する輪郭を有し、
    前記開封用タブ(5)は、前記膜(3)の前記輪郭が前記上方半径値(U)を呈する領域内に配置される、
    封着可能要素(1)。
  11. 例えばガラス瓶などの容器(20)を閉じるためのキャップ(10)であって、
    前記キャップ(10)を前記容器(20)上に取外し可能に取り付けることを可能にするための固定手段(13)を有するキャップベース本体(12)と、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の封着可能要素(1)と、
    を備え、
    前記封着可能要素(1)は、前記キャップベース本体(12)の保持部(15)によって前記キャップ(10)の内部に保持される、キャップ(10)。
  12. 前記保持部(15)は、前記キャップ(10)の前記キャップベース本体(12)の内部側壁(14)から半径方向に延びており、従って該保持部(15)が、好ましくは保持ビード、好ましくはリング状保持ビードを形成する、請求項11に記載のキャップ(10)。
  13. 前記膜(3)の前記輪郭が前記下方半径値(L)を呈する領域内の該膜(3)の最大半径が、前記保持部(15)の内周縁部(16)の半径に等しいか又はそれより小さく、
    前記膜(3)の前記輪郭が前記上方半径値(U)を呈する領域内の該膜(3)の最大半径が、前記保持部(15)の前記内周縁部(16)の半径より大きい、
    請求項11又は12に記載のキャップ(10)。
  14. 栄養製品を収容するための、例えばガラス瓶などの容器(20)であって、
    前記容器(20)は、請求項11〜13のいずれか一項に記載のキャップ(10)を備え、
    前記キャップ(10)は、前記容器(20)の外側壁(23)に設けられ前記容器(20)の対応する固定手段(22)と係合する、前記キャップ(10)の固定手段(13)によって、前記容器(20)の開口部(O)上に取外し可能に取り付けられて、前記膜(3)が、前記容器(20)の前記開口部(O)を囲む、前記容器(20)の上縁部(21)上に載ってそこに封着されるようになっており、
    前記膜(3)は、前記裏当て層(2)によって前記上縁部(21)に押し付けられる、容器(20)。
  15. 少なくとも、前記膜(3)の前記輪郭が前記上方半径値(U)を呈する該膜(3)の領域、及び、好ましくはさらに、前記膜の前記輪郭が前記下方半径値(L)を呈する該膜の領域が、前記容器(20)の前記上縁部(21)の外周を越えて半径方向に延びる、請求項14に記載の容器(20)。
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