JP2015504328A5 - - Google Patents

Description

図４ａを参照して、一旦医師が最適な貫通となるように穿刺先端３６を所望に応じて配向すると、取っ手２のノブ４は主血管２４から主血管壁部４４を通して、且つ副血管壁部４６を通して副血管２６まで貫通するように前進される。これは、血管２６の流路を越えて延びることなく完全な貫通を確認するために、直接的な撮像誘導下で行われる。医師は、図１に示すようなルーメン２２を流れるとともに取っ手２の開口６から退出する血液の直接的な視覚化を通して受容可能な貫通を確認してもよい。

実施形態ＡおよびＢ間の主な相違点は、実施形態Ｂにおいて、副ルーメン１４が取り払われていることにある。これは、本実施形態において、針ガイド３４の形状が調整可能ではないことによる。したがって、針ガイド３４は直線的な状態を保持し、超弾性材料から形成される必要はない。図３ｂに示すように、主血管および副血管の隣接した両血管壁部が穿刺部材を軸線方向に前進させることによって貫通するように、医師によって鈍い先端４０が操作されるため、この配置は可能である。この変更により、針ガイド３４の曲率の制御は必要ではないので、ノブ４も取り払われている。

Claims (21)

1. 血管内のアクセス形成およびガイドワイヤ配置用の器具であって、
   第１のルーメンを有する本体と、
   前記第１のルーメンに配置され、且つ前記第１のルーメンから遠位側に移動するとともにこの遠位側への移動時に組織を貫通するように構成される穿刺部材であって、同穿刺部材は、その一端に尖端を有するとともに前記第１のルーメン内に格納可能である、穿刺部材と、
   前記本体に取り付けられるとともに、前記穿刺部材を移動させるためのアクチュエータを有する取っ手と、
   前記穿刺部材内の第２のルーメンと、
   前記本体内且つ前記第１のルーメンの外側の第３のルーメンと、
   前記第２のルーメンの遠位端から所望の部位に輸送するための、前記第２のルーメン内に配置されるガイドワイヤとを備え、
   前記第１のルーメンは、形状記憶特性を有する針ガイドによって形成され、同針ガイドは、該針ガイドに漸増的に調整可能な曲率半径を形成するように前記本体の位置を調整することによって湾曲した配向に駆動可能であることを特徴とする血管内のアクセス形成およびガイドワイヤ配置用の器具。
2. 前記穿刺部材は形状記憶特性を有するとともに、漸増的に調整可能な曲率半径を形成するために駆動可能であることを特徴とする請求項１に記載の器具。
3. 前記アクチュエータは摺動部を含むことを特徴とする請求項１に記載の器具。
4. 湾曲した配向に針ガイドを駆動するための、アクチュエータを前記取っ手にさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の器具。
5. 前記アクチュエータは回転ノブを含むことを特徴とする請求項４に記載の器具。
6. 前記第１のルーメンは非外傷性の先端を有する針ガイドによって形成されることを特徴とする請求項１に記載の器具。
7. 前記針ガイドは、鈍い壁部を有する非外傷性の先端を含み、同先端における前記壁部は、前記非外傷性の先端よりも近位側の前記針ガイドを形成する壁部の厚みよりも大きい厚みを有することを特徴とする請求項１に記載の器具。
8. 前記非外傷性の先端は放射線不透過性の材料を含むことを特徴とする請求項１に記載の器具。
9. 前記放射線不透過性の材料は、放射線不透過性の材料から形成される複数のコイルを含むことを特徴とする請求項８に記載の器具。
10. 血管内のアクセス形成およびガイドワイヤ配置用の器具であって、
    非外傷性の先端を有する針ガイドによって形成される第１のルーメンを有する本体と、
    前記第１のルーメンに配置され、且つ前記第１のルーメンから遠位側に移動するとともにこの遠位側への移動時に組織を貫通するように構成される穿刺部材と、
    前記本体に取り付けられるとともに、前記穿刺部材を移動させるためのアクチュエータを有する取っ手と、
    前記穿刺部材内の第２のルーメンと、
    前記第２のルーメンの遠位端から所望の部位に輸送するための、前記第２のルーメン内に配置されるガイドワイヤとを備え、
    前記非外傷性の先端は高分子材料で形成されることを特徴とする血管内のアクセス形成およびガイドワイヤ配置用の器具。
11. 前記非外傷性の先端は放射線不透過性の材料を含むことを特徴とする請求項１０に記載の器具。
12. 前記放射線不透過性の材料は、放射線不透過性の材料から形成される複数のコイルを含むことを特徴とする請求項１１に記載の器具。
13. 前記穿刺部材は、その一端に尖端を有することを特徴とする請求項１０に記載の器具。
14. 前記本体内且つ前記第１のルーメンの外側に第３のルーメンをさらに備えることを特徴とする請求項１０に記載の器具。
15. 前記穿刺部材は、前記第１のルーメン内に格納可能であることを特徴とする請求項１３に記載の器具。
16. 前記第１のルーメンは、形状記憶特性を有する針ガイドによって形成され、同針ガイドは、該針ガイドに漸増的に調整可能な曲率半径を形成するように前記本体の位置を調整することによって湾曲した配向に駆動可能であることを特徴とする請求項１５に記載の器具。
17. 前記尖端はランセットポイントおよび主斜角を含むことを特徴とする請求項１３に記載の器具。
18. 前記穿刺部材は形状記憶特性を有するとともに、漸増的に調整可能な曲率半径を形成するために駆動可能であることを特徴とする請求項１０に記載の器具。
19. 前記アクチュエータは摺動部を含むことを特徴とする請求項１５に記載の器具。
20. 前記針ガイドの前記非外傷性の先端は鈍い壁部を有し、同先端の壁部は、前記非外傷性の先端よりも近位側の前記針ガイドを形成する壁部の厚みよりも大きい厚みを有することを特徴とする請求項１０に記載の器具。
21. 血管内のアクセス形成およびガイドワイヤ配置用の器具であって、
    非外傷性の先端を有する針ガイドによって形成される第１のルーメンを有する本体と、
    前記第１のルーメンに配置され、且つ前記第１のルーメンから遠位側に移動するとともにこの遠位側への移動時に組織を貫通するように構成される穿刺部材と、
    前記本体に取り付けられるとともに、前記穿刺部材を移動させるためのアクチュエータを有する取っ手と、
    前記穿刺部材内の第２のルーメンと、
    前記第２のルーメンの遠位端から所望の部位に輸送するための、前記第２のルーメン内に配置されるガイドワイヤとを備え、
    前記非外傷性の先端は、放射線不透過性の材料から形成される複数のコイルを含むことを特徴とする血管内のアクセス形成およびガイドワイヤ配置用の器具。