JP2015501699A - 動的な視覚インディシアを有するスポーツ用デバイスおよび構造 - Google Patents

Abstract

動的なインディシア（しるし）を提供する能力を有するスポーツ用デバイスが開示される。さらなる局面は、スポーツ用デバイスの少なくとも1つの発光/光反射デバイスの出力を変化させるシステムおよび方法に関する。一局面において、動的なインディシア（しるし）の選択的な利用は、アスリートのトレーニングまたはコーチングにおいて実施され得る。一態様において、ユーザ入力は、特定のタイプのスポーツ用デバイスに従来から存在している構造を加工することによって、または、例えば無線電話、メディアプレイヤ、タブレット、ネットブック、もしくはノートブックコンピュータなどの携帯通信デバイスを含む外部の電子デバイスから、受け取られ得る。さらなる局面は、選択された競技ルーチン中にスポーツ用デバイスの動きパラメータおよび/または競技パラメータを検出するためにセンサを利用することに関する。ある特定の実施は、複数のスポーツ用デバイスおよび/または他の構造からのデータを利用することができる。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2011年11月21日付けで出願された、米国特許出願第13/300,989号の優先権を主張する。この出願は、その全内容が引用により組み込まれる。

背景
アマチュアおよびプロのアスリートはどちらも、多くの場合、特定のスポーツまたは競技活動に関する自分のパフォーマンスを向上させることを望んでいる。身体能力を向上させることに加え、アスリートは、視覚、反応時間、または他の能力に向けられた演習により、スポーツ別の大幅な上達を得ることも可能である。視覚に関し、公知の視覚向上エクササイズおよび方法は、アスリートが様々なパターンを容易に記憶できるような、静的なスポーツ用デバイスを利用することが多い。たとえ複数のパターンが実施されたとしても、それらは誤って利用されることが多く、したがって、求める恩恵の多くが打ち消される。

用具またはデバイスの不適当な使用は実際に、競技パフォーマンスを低下させ得る。同様に、演習またはルーチンを不適切に施すこともまた、アスリートが適切にトレーニングされることを妨げ、かつ/または、アスリートがしきい値レベルまでパフォーマンスしていないという誤った結論を導く可能性がある。

したがって、上記を考慮し、改善されたスポーツ用デバイスおよび同デバイスを利用する方法が所望される。本発明の局面は、これらの欠点の一つまたは複数に対処する新規なシステムおよび方法に関する。さらなる局面は、当該技術における他の欠点を最小化することに関する。

概要
本明細書に開示される局面は、動的なインディシア（しるし）を提供する能力を有するスポーツ用デバイスに関する。例示的なスポーツ用デバイスは、フットボール、ホッケー、野球、および/またはサッカーといった団体スポーツまたは競技活動のために特に設計された（またはそれらにおいて従来から利用されている）用具を含み得る。たとえば、スポーツ用デバイスは特に、フットボール、サッカーボール、パック、バットであり得る。視覚インディシア（しるし）は、スポーツ用デバイスの外面から視覚的に認知できる出力を提供するように構成された発光/光反射デバイスによって提供され得る。表示デバイスは、一つまたは複数のクロマティック材料を含み得る。一態様において、表示デバイスは、エレクトロクロムを含む。スポーツ用デバイスは、プロセッサによって実行されると発光/光反射デバイスの出力を変化させる工程を含む一つまたは複数の方法を行うコンピュータ実行可能な命令を含む、メモリを含み得る。

一態様において、スポーツ用デバイスは、スポーツ用デバイスを利用するアスリートから電力を受け取ることができるパワースカベンジングデバイスを含み得る。たとえば、スカベンジングデバイスは、パスの最中のアメリカンフットボールの螺旋状の動きの回転から、または、蹴られた後のサッカーボールの回転から、電力を受け取ることができる。

さらなる局面は、スポーツ用デバイスの少なくとも1つの発光/光反射デバイスの出力を変化させるシステムおよび方法に関する。一局面では、アスリートのトレーニングまたはコーチングにおいて、動的なインディシア（しるし）の選択的な利用が実施され得る。一態様では、その特定のタイプのスポーツ用デバイス上に従来から存在している構造を操作することによって、ユーザ入力が受け取られ得る。たとえば、一態様では、アメリカンフットボールのレースが、ユーザ入力の受け取りに利用され得る。さらなる他の態様において、ユーザ入力は、例えば無線電話、メディアプレイヤ、タブレット、ネットブック、またはノートブックコンピュータといった携帯通信デバイスを含む外部の電子デバイスから、受け取られ得る。

さらなる局面は、選択された競技ルーチン中にスポーツ用デバイスの動きパラメータおよび/または競技パラメータを検出するためにセンサを利用することに関する。検出されたパラメータに関する情報に基づいて、検出されたパラメータを表す視覚インディシア（しるし）が、スポーツ用デバイス上で提供され得る。センサは、スポーツ用デバイスの内部および/または外部に位置し得る。この点について、ある特定の実施は、複数のスポーツ用デバイスおよび/または他の構造からのデータを利用し得る。

検出された異なるパラメータを複数のアスリートに視覚的に伝達するために、異なるインディシア（しるし）が表示され得る。別の態様では、検出されたパラメータに関する情報が、第1の選択を異なる視覚インディシア（しるし）に関連づけるために利用され得る。これは、たとえば、視覚インディシア（しるし）を利用するエクササイズの難易度を調節するために利用され得る。他の態様において、パフォーマンスしきい値が超えられていなければ、発光/光反射表示の視覚的に認知できる特性は変化され得ない。一態様において、特定のインディシア（しるし）は、2人以上のアスリートがパフォーマンスしきい値を超えない限り、提供され得ない。たとえば、特定の視覚インディシア（しるし）が表示されるために、第1のアスリートは、スポーツ用デバイスをある特定の特性（たとえば、速度、軸に沿った回転、等）に合わせて（たとえば、パスまたはピッチングのいずれかによって）投げることが必要であり得、第2のアスリートは、ある特定の特性（たとえば、キャッチまたはストライクゾーンとのインタラクション）に合わせてインタラクトする（たとえば、キャッチする、またはバットで打つ）ことが必要であり得る。さらなる他の態様では、競技インタラクションの全体が、スポーツ用デバイス上で視覚インディシア（しるし）を提供するために利用され得る。

本発明の一態様に係る、外部の電子デバイスと通信する例示的なスポーツ用デバイスを示す図である。 本発明の態様に係る、スポーツ用デバイスまたはスポーツ用構造の材料の一つまたは複数の視覚特性を変化させるための例示的な方法のフローチャートである。 図3Aは、本発明の態様に係る、アメリカンフットボールでの使用のために構成された例示的なフィールド上での視覚トレーニングシステムの正面等角投影図である。図3Bは、図3Aのフットボールの側面図である。 図3Aのフットボールの第1の端部での使用のための例示的な視覚表示パターンである。 図3Aのフットボールの第2の端部での使用のための例示的な視覚表示パターンである。

詳細な説明
本開示の局面は、ある範囲の動的な視覚インディシア（しるし）を提供するシステムおよび方法に関する。一局面において、一つまたは複数の動的な視覚インディシア（しるし）またはパターンは、図1および図3〜5に関連して以下にそれぞれ示されるスポーツ用デバイス100および/またはフットボール300といった、一つまたは複数のスポーツ用デバイス上で提供され得る。しかしながら、視覚インディシア（しるし）またはパターンの利用は、例示的なスポーツ用デバイス100および/またはフットボール300に限定されるものではなく、フィットネス、競技、またはスポーツ活動中に、受動的または能動的のいずれかで利用される、任意の装置、ツール、および/または用具に適用され得る。例示的なスポーツ用デバイスは、ゴルフボール、バスケットボール、野球ボール、サッカーボール、フットボール、パワーボール、ホッケーのパック、砲丸、バット、クラブ、スティック、パドル、マット、およびそれらの組み合わせを含み得るが、これらに限定されるものではない。したがって、競技活動中にアスリートによって（直接的または間接的のいずれかで）操作され得る任意の物理的アイテムが、本開示の範囲内である。ある特定の態様において、スポーツ用デバイスは、グローブおよび/またはシューズのように、ユーザに密着するか、または着用され得る。ある特定の態様において、スポーツ用デバイスは、特定の団体スポーツまたは競技活動のために特に設計された（またはそれらの最中に従来から利用されている）スポーツ用具を含み得る。

さらなる態様において、一つまたは複数のスポーツ用構造は、一つまたは複数の視覚インディシア（しるし）を含み得る。例示的なスポーツ用構造は、たとえば、ゴール、ネット、バスケットリング、バックボード、フィールドの一部、たとえば、ミッドライン、外側境界線マーカー、ベース、およびそれらの組み合わせを含む、特定のスポーツまたはフィットネス活動と共に、またはその最中に利用するための、スポーツ環境内の物体を含み得るが、これらに限定されるものではない。この点について、当業者は、一つまたは複数のスポーツ用デバイスもまたスポーツ用構造の一部であり（またはそれを形成し）得ること、その逆も同様であることを理解するだろう。スポーツ用構造は、一つまたは複数のスポーツ用デバイスを含むことができ、またはスポーツ用デバイスとインタラクトするように構成され得る。以下に提供され、本明細書全体を通して一般的に説明される例示的な態様は、例示的なスポーツ用デバイスに関連して説明されるが、本開示の恩恵を有する当業者は、本明細書における任意の説明が、そうでないと明確に示されない限り、スポーツ用構造にも適用されると理解するだろう。

図1は、部分101によって表されたケースを含み得る例示的なスポーツ用デバイス100を示す。たとえば、スポーツ用デバイス100がスポーツ用ボール（たとえば、フットボール、サッカーボール、バスケットボール、等）である場合、部分101は、それぞれのボールの外面を含み得る。さらに、他の態様では、部分101は、スポーツ用デバイス100のハウジング、ケース、またはコンパートメントを形成する（またはその一部である）ことができ、一つまたは複数の材料が、スポーツ用デバイス100の外面から部分101を分離する。たとえば、絶縁またはエネルギー吸収材料が、スポーツ用デバイス100の外周と部分101との間に配置され得る。しかしながら、単純化のために、部分101および/またはデバイス100のようなスポーツ用デバイスの外面への言及は、区別なく利用される。しかしながら、当業者は、部分101がスポーツ用デバイス100の一番外側の面である必要がないことを理解するだろう。

スポーツ用デバイス100はさらに、メモリ102のような一つまたは複数のコンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ102は、読み出し専用メモリ（ROM）および/またはランダムアクセスメモリ（RAM）を含み得る。メモリ102は、光学、磁気、ディスク、ソリッドステート、たとえばフラッシュメモリ、およびそれらの組み合わせ、を含む任意のタイプの一つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ102は、プロセッサ103のようなプロセッサによって実行されると、たとえばスポーツ用デバイス100上で視覚インディシア（しるし）を動的に提供する方法といった一つまたは複数の動作を実施する、コンピュータ実行可能な命令を含み得る。視覚インディシア（しるし）を動的に提供する例示的な方法は、図2に関連して以下に説明される。

プロセッサ103は、プログラム可能なマイクロプロセッサであることができ、さらに他の態様では、プロセッサ103は、ASICのような特定用途向け回路デバイスであることができる。メモリ102およびプロセッサ103は両方とも、スポーツ用デバイス100内に完全に入れられるように示されているが、本開示の恩恵を有する当業者は、メモリ102および/またはプロセッサ103がスポーツ用デバイス100の外部にあり得ることを理解するだろう。たとえば、プロセッサ103および/またはメモリ102は任意で、（以下においてより詳細に説明される）デバイス106のような電子デバイスへの送信のためのトランシーバ104と、動作可能に通信することができ、したがって、トランシーバ104に、処理されたまたは未処理の信号を提供することができる。

ある特定の態様において、電源107は、トランシーバ104、メモリ102、プロセッサ103、および/または、スポーツ用デバイス100の内部もしくは外部の他の構成要素に、電力を提供するように構成され得る。電源107は、交流（AC）および/または直流（DC）のいずれかを受け入れるように構成され得る。ある特定の態様において、電源107は、ACおよびDC電力間でエネルギーを変換するコンバータを含み得る。一態様において、電源107は、たとえばスポーツ用デバイス100の動きからエネルギーを得るために、パワースカベンジングデバイスを含むことができ、またはパワースカベンジングデバイスと通信することができる。たとえば、アメリカンフットボールの「螺旋状の」回転または空中での野球ボールのスピン回転動作が、エネルギー生成のために利用され得る。同様に、バット、クラブ、もしくはスティックのスイング、またはそれらとの接触もまた、利用され得る。同様に、パックの回転もまた、エネルギーの獲得のために利用され得る。さらに、他の態様において、電源107は、スポーツ環境から、たとえばソーラーパワーから、エネルギーを得ることができる。

電源107は、スポーツ用デバイス100上で動的な視覚インディシア（しるし）を提供するために一つまたは複数の表示デバイスに電力を提供するように構成され得る。一態様において、スポーツ用デバイス100の外面101は、発光するように構成された一つまたは複数の材料を含み得る。さらに別の態様では、外面101の少なくとも一部は、たとえば、スポーツ用デバイス100の内側部分内からの可視光の透過が部分101および/またはスポーツ用デバイス100の外周上で可視であることを可能にするために、透明および/または半透明であることができる。別の態様において、外面101の少なくとも一部は、たとえば、静的反射型もしくは動的反射型のいずれかまたはその両方であることができる。さらなる他の態様では、視覚的に認知できる出力を可能にするように、上記の組み合わせまたは他の特性が提供され得る。視覚インディシア（しるし）の出力は、例示的な出力デバイス108のような一つまたは複数の出力デバイスによって行われ得る。

例示的な出力デバイス108は、複数のピクセルを有するアレイを制御するように構成されたビデオアダプタに関連づけられた一つまたは複数の表示デバイスを含み得る。複数のピクセルは、異なる色のスペクトルを表示するように構成され得る。たとえば、LEDのような赤、緑、白、および青の光源が、それぞれ、赤、緑、白、および青の入力信号によってドライブされ得、黒い背景上に配置され得る。当業者は、赤、緑、および青のLEDの組み合わせが、多種多様な他の色の生成を可能にすることを理解するだろう。代替の態様では、他の原色の組み合わせが使用され得る。たとえば、マゼンタ、シアン、およびイエローの発光ダイオードが利用され得る。さらに、LEDアレイは、陰極線管（CRT）、液晶ディスプレイ（LCD）、電界放出ディスプレイ（FED）、プラズマディスプレイといった他の発光および表示構成要素、またはスポーツ用デバイス100の外部に見える視覚インディシア（しるし）をもたらす任意の他のデバイスによって置き換えられ得、または、それらとの組み合わせで使用され得る。

さらなる態様は、一つまたは複数のクロマティック材料を、単独で、または視覚的に認知できる特性を提供する一つまたは複数の他の材料に加えてのいずれかで、出力デバイス108として利用し得る。（クロミック材料としても知られている）クロマティック材料は、たとえば、エレクトロクロマティック、サーモクロマティック、および/またはフォトクロマティック材料を含み得る。一態様において、外面101の少なくとも一部は、一つまたは複数のクロマティック材料を含む。一態様において、クロマティック材料は、スクリーン印刷、ステンシル、および印刷を含むがこれらに限定されない一つまたは複数の処理によって、スポーツ用デバイス100の部分上に提供され得る。たとえば、アメリカンフットボール上に図3〜5に示す一つまたは複数のパターンを提供するために、ステンシルが行われ得る。本開示の恩恵を有する当業者は、任意のパターンまたはパターンのコレクションが、多くのスポーツ用デバイス（ならびにスポーツ用構造）上にステンシルされ得ることを理解するだろう。別の態様では、たとえばPETを含む材料のフィルムにクロマティック材料を印刷した後に、スポーツ用デバイス100のある部位へと適用してもよい。さらに他の態様では、ガラスまたは他の構造が、一つまたは複数のクロマティック材料のための基板として利用され得る。スポーツ用デバイス100への適用は、スティッチ溶着のような少なくとも1つの機械ボンディング処理、および/または、接着剤を利用した少なくとも1つの化学処理、を含み得る。一態様において、一つまたは複数のエレクトロクロマティック材料（エレクトロクロム）は、ポリマーベースである。別の態様では、一つまたは複数の金属酸化物のフィルムが、エレクトロクロムとして利用される。例は、酸化コバルト、インジウムスズ酸化物、イリジウムスズ酸化物、三酸化モリブデン、酸化ニッケル、三酸化タングステン、五酸化バナジウム、酸化セリウム、五酸化ニオブ、および/または二酸化ルテニウムを含むが、これらに限定されるものではない。さらなる別の態様では、一つまたは複数の有機インクがエレクトロクロムとして利用され得る。例示的な有機染料は、フタロシアニン錯体、ビピリジン系、カルバゾール、メトキシビフェニル、キノン、ジフェニルアミン、および/またはピラゾリンを含むが、これらに限定されるものではない。さらなる他の材料、たとえば、ビオロゲンと結合した二酸化チタンが用いられ得る。

電源107は、一つまたは複数のクロムを制御するために構成され得る。一つまたは複数の態様において、電源107は、選択された熱信号の印加を介して一つまたは複数のサーモクロムが制御されるように、構成され得る。任意のそのような態様では、電源107はプロセッサ103と共に、出力デバイス108を構成するサーモクロムの一つまたは複数の部分に、選択されたまたはさまざまな熱出力を与え得る。一つまたは複数の他の態様において、電源107は、調節可能な電子信号（たとえば、電力レベル）を一つまたは複数のエレクトロクロムに提供するように構成され得る。一態様において、異なる信号は、スポーツ用デバイス100上での異なる視覚インディシア（しるし）をもたらす。一態様では、一つまたは複数の双安定材料が利用され得、ここで、エレクトロクロムに印加される（ゼロボルト/アンペアであり得るか、またはそうでなければ電力の最小しきい値を下回り得る）第1の電子信号は、エレクトロクロムの第1の状態から第2の状態への切り替えを結果として生じ得る。一態様において、電力の一時的な印加は、第2の電力レベルが材料に印加されるまで第2の状態のままである材料をもたらし得る。第1の状態から第2の状態への遷移が完了した後、双安定エレクトロクロムは、その第2の状態のままであり続けるために少量のもしくはごくわずかな量の電力を消費し続け得るか、または電力を消費しない。一態様において、第1の電子信号の印加は、実質的に透明に見える少なくとも1つのエレクトロクロムを結果として生じ得る。したがって、実質的に透明なエレクトロクロムは、スポーツ用デバイス100上での特定の視覚インジケーションの一部を形成し得ない。さらに、別の態様では、（ゼロボルトであり得るか、または最小電力のしきい値を下回り得る）第1の電子信号は、視覚インジケーションの一部を形成するように実質的に不透明であり得る。電子信号の印加または変化は、少なくとも1つのエレクトロクロムを、実質的に透明から不透明へ、および/または、逆に不透明から実質的に透明へと逆転させることができる。

またさらなる態様において、一つまたは複数のエレクトロクロムは、複数の視覚的に異なる状態を提供し得る。たとえば、電子信号を受け取らないと、または、電子信号のしきい値レベルを下回ると、第1のエレクトロクロムは第1の状態であり得る。たとえば、第1の状態では、エレクトロクロムは実質的に透明であり得る。さらに、第1のエレクトロクロムは、第2の電子信号が印加されると、スポーツ用デバイス100の外部から見た場合にその視覚的な外観が第1の状態とは視覚的に異なるように変化して、第2の状態となり得る。たとえば、一態様において、エレクトロクロムは、実質的に透明から第1の色へと変化し得る。またさらに、さらなる態様では、（スポーツ用デバイス100の外側から見た場合の）エレクトロクロムの視覚的な認知は、それが第2の状態とは視覚的に異なるように、第3の状態へと変化し得る。たとえば、第3の状態では、同一のエレクトロクロムが、第1の色とは視覚的に異なる第2の色であり得る。

ある特定の局面によると、スポーツ用デバイス100またはスポーツ用構造の視覚的に認知できる特性を調節する方法は、アスリートへの視覚的な合図の提供に利用され得る。図2は、本発明の一態様に係る動的な視覚インディシア（しるし）を利用する1つの例示的な方法のフローチャートである。一態様によると、スポーツ用デバイス100のようなスポーツ用デバイスの少なくとも1つの材料（またはデバイス）の視覚的に認知できる特性を変化させるように構成されたユーザ入力が受け取られ得る。ユーザ入力は、スポーツ用デバイス100の少なくとも1つの材料の視覚的に認知できる特性を各々が変化させるいくつかの選択のうちの1つを選択するように、構成され得る（たとえば、ブロック202を参照）。ユーザ入力は、1人以上のユーザから受け取られ得る。ユーザは、アスリートおよび/またはコーチを含み得るが、これらに限定されるものではない。たとえば、第1のユーザ入力は、第1の視覚表示/インディシア（しるし）などのパターンがスポーツ用デバイス100の外面上で提供されるように、構成され得る。例示的な表示、インディシア（しるし）、またはパターンは、図3〜5に示すフットボール300上の一つまたは複数の表示のいずれかを含み得るが、これらに限定されるものではない。第1の表示またはインディシア（しるし）は、フィットネスルーチンにおいて利用され得る一つまたは複数のパターンを含み得る。例示的なフィットネスルーチンは、手と目の連係に焦点を当て得、さらなる別のルーチンは、フィットネスルーチン中のアスリートのパフォーマンスの精度または正確さに焦点を当て得る。

対照的に、ブロック202での第2のまたはさらなる選択の選択によって、スポーツ用デバイス100の外面上で提供するための、第2の視覚表示または視覚インディシア（しるし）などの第2のまたはさらなるパターンの提供がもたらされ得る。第2のパターンは、一つまたは複数の局面において、サイズ、形状、色、位置、向き、部位、明るさ、およびそれらの組み合わせを含み、第1のパターンとは異なり得る。

動的な視覚表示デバイスは、スポーツ用デバイス（または構造）上で可逆的に利用され得る。この点について、スポーツ用デバイス上で一般的に利用される標準的な視覚インディシア（しるし）とは対照的に、第1の視覚表示デバイスが、スポーツ用デバイス上で第1の部位および/または向きで提供され、第1の期間中に選択的に表示され得る。同様に、第2の視覚表示が、第2の期間中に第2の部位および/または向きで、（第1の視覚表示と共に、または、第1の視覚表示非存在下で）提供され得る。第2の視覚表示は、第1の視覚表示の部位と（完全にまたは部分的にのいずれかで）重なっていてもよく、または、その逆も同様である。

図3〜5に示す例示的なスポーツ用デバイスを簡単に見てみると、フットボール300は、第1のパターン、または、一つまたは複数のパターンを形成し得るインディシア（たとえば、302、304、および/または306）を示す。パターンなどのパターンは、面308などのフットボール300の外面上に位置することができ、または同外面に対し透明であることができる。1つもしくは、インディシア（しるし）またはインディシア（しるし）から作成されるパターンは、フットボール300のそれぞれの端部316、318（たとえば、図3Bおよび図5を参照）から広がる、（図4および図5で示す）異なる色の一連の同心円/環310、312、314を含み得る。さらに、第2のパターンは、円310、312、および/または314を有しないものであり得る。一態様において、第2のパターンは、円310、312、314に取って代わる異なるサイズおよび/または色の円を含み得る。さらにまた他の態様では、第2のパターンは、円/環をまったく有しないものであり得る。たとえば、一態様では、一つまたは複数の異なる幾何学的形態のパターンが、視覚インディシア（しるし）として提供され得る。さらに、別の態様では、第1のパターンは、第2のパターンによって提示される任意の形状および/または色を有しないものであり得る。視覚インディシア（しるし）は、複数のパターンの形成に利用され得る。この点について、パターンは、パターンの一つまたは複数の所定のセットからユーザ選択され得る。ある特定の態様では、ユーザは、新たなパターンを作成または構築するだけでなく、既存のパターンを変更することもできる。表示デバイスは、利用可能なまたは既存のパターンを表示するために利用され得、ある特定の態様では、ユーザに既存のパターンの変更の観察を可能にさせることができる。さらなる態様において、一つまたは複数のパターンは、無線もしくは有線接続を介してダウンロードされ得、かつ/または、有線および/もしくは無線接続を介してボール300のようなスポーツ用デバイス100に送信され得る。さらに、たとえばフットボール300のスローイングする端部またはキャッチングする端部のいずれかの側でのパフォーマンスに関連する、センサが検出した基準に基づいて、パターンを自動で変化させてもよい。本開示の恩恵を有する当業者は、任意のタイプのパターンが使用され得、かつ、1人以上のアスリートによって行われることが意図されるフィットネスルーチンに依存し得ることを理解するだろう。

この点について、複数の局面は、実行された場合にスポーツ用デバイス上で視覚インディシア（しるし）を動的に提供するための方法を行うコンピュータ実行可能な命令を含む、一つまたは複数のコンピュータ可読媒体に関する。ある特定の態様において、ブロック202でのユーザ入力（または本明細書に説明された他の方法）は、スポーツ用デバイス100との物理的接触から受け取られ得る。たとえば、スポーツ用デバイス100の物理的構造が、一つまたは複数のユーザ入力を提供するように操作され得る。物理的構造は、スポーツ用デバイス100の外面（たとえば、部分101）上に位置し得るが、そうである必要はない。物理的構造は、スポーツ用デバイス100の「フィットネス構成要素」であり得る。本明細書において使用される場合、フィットネス構成要素とは、スポーツ用デバイス100をルーチンで利用する競技活動を定期的に行うアスリートによって、そのタイプのスポーツ用デバイス100の一部である（たとえば、一体化されているか、一部であるか、またはそうでなければ接続されている）と従来から理解されている、任意の物理的構造である。したがって、フィットネス構成要素は、ユーザ入力を受け取るために提供されただけのスイッチ（または他の構成要素）のみからなるとは限らない。むしろ、例示的なフィットネス構造はたとえば、アメリカンフットボール上のレースなどの、レースであり得る。したがって、フィットネス構造の操作によってスイッチ、アクチュエータ、または他の目立ちすぎない機構が駆動されるように、スイッチ、アクチュエータ、または他の目立ちすぎない機構を配置することができる。一態様において、一つまたは複数のユーザ入力を選択するために、異なるレースまたはレース群が、アスリートまたは他の個人によって操作され得る。たとえば、第1のレースの操作によって第1のユーザ入力を提供することができ、第2のレースの操作によって第2のユーザ入力を提供することができる。あるいは、単一のレースが、複数の異なるユーザ入力を提供するための異なる様式で操作され得る。この点について、スポーツ用デバイス100は、ブロック202で受け取られるユーザ入力のようなユーザ入力を受け取るために利用され得る、（例示的なセンサ109Aおよび/または109Bを含み得る）センサ109のような一つまたは複数のセンサを含み得る。センサ109は、たとえばフィットネス構造を含む一つまたは複数の構造と動作可能に通信し得る。センサ109Aおよび109Bはスポーツ用デバイス100内に図示されているが、当業者は、一つまたは複数のセンサ、または、ユーザ入力を受け取るように構成された他のデバイスが、（部分的にまたは全体的にのいずれかで）部分101の外側に位置し得ることを理解するだろう。

他の態様では、フィットネスルーチンまたは活動の際のスポーツ用デバイス100を用いたアスリートの身体的な活動が、ブロック202で受け取られるユーザ入力であり得る。たとえば、センサ109Aおよび/または109Bのような一つまたは複数のセンサは、スポーツ用デバイス100および/またはアスリートのいずれかの動きパラメータを検出するように構成され得る。例示的な動きパラメータおよび入力がブロック206〜210に関連して以下に説明されるが、本開示の恩恵を有する当業者は、そのような競技動作または他の動きパラメータがブロック202に関連するユーザ入力として利用され得ることを容易に理解するだろう。

他の態様では、ブロック202で受け取られる入力のようなユーザ入力は、スポーツ用デバイス100の外部にある電子デバイスから受け取られ得る。図1に例示した態様に示すように、電子デバイス106は、スポーツ用デバイス100と無線通信し得る。スポーツ用デバイス100と別の電子デバイスとの間の選択的な接続を可能にするユニバーサルシリアルバス（「USB」）接続といった、しかしそれに限定されない、有線通信プロトコルもまた利用され得る。電子デバイス106は、たとえば、構成要素112aおよび/または112bのような2つ以上の着脱可能な構成要素を任意で含み得る。たとえば、構成要素112aは、構成要素112bよりも相対的に小さい構成要素であり得る。一態様において、構成要素112bは、モバイル端末デバイスおよび/またはパーソナルメディアプレイヤを含むことができ、構成要素112aは、構成要素112bにさらなる機能を提供し得る。構成要素112aは、プロセッサ111が電子デバイス106の演算ユニット113と通信し得るように、構成要素112bに接続し得る。プロセッサ111は、演算ユニット113と直接通信することができ、ある特定の態様では、演算ユニット113の一部であることができる。構成要素112aはまた、チャネル114aのような一つまたは複数のチャネルを使用して、入力/出力（I/O）インターフェース114を介して、演算ユニット113、および、構成要素112bの他の部分と、通信し得る。ある特定の態様において、たとえば、112aが着脱可能でない場合、I/Oインターフェース114は除かれ得る。さらに、構成要素112aのプロセッサ111および/または構成要素112bの演算ユニット113は、冗長であり得、またはそうでなければ、ある特定の態様では必要とされ得ない。

演算ユニット113は、メモリ102および/または115に対しデータを読み出しおよび/または書き込みするように構成されたプロセッサを含み得る。例示的なデータは、センサ109からの未処理のまたは処理された信号を含み得る。演算ユニット113はさらに、デバイス100のような一つまたは複数のフィットネスデバイスによって提供される処理された信号に対し動作することができ、たとえば、アスリートによって行われる競技活動に対応する競技データのセットおよび/またはスポーツ用デバイス100の動きパラメータを生成する。コンピュータ実行可能な命令は、メモリ115のようなメモリ上に位置し得る。例示的なコンピュータ実行可能な命令は、カーブ平滑化、ノイズフィルタリング、アウトライア除去、増幅、合計、積分、等といった、センサ109からの出力に対する動作を行うことを含むが、それらを含むように限定されない、本明細書に説明される一つまたは複数の処理を含み得る。

電子デバイス106はさらに、I/Oインターフェースデバイス117を含み得る。I/Oインターフェースデバイス117は、入力を受け取り、または、出力を送信するように構成された、一つまたは複数のポートまたはインターフェース（またはそのようなポートまたはインターフェースを介して接続されたデバイス）を含み得る。一態様では、選択的な接続を可能にするユニバーサルシリアルバス（「USB」）接続といった、しかしそれに限定されない、有線通信プロトコルもまた利用され得る。ある特定の態様において、I/Oインターフェースデバイス117は、Bluetoothインターフェース、Wi-Fiインターフェース、赤外線データポート等といった無線データ「ポート」を含み得る。ある特定の態様では、プロセッサ111および/または103のようなプロセッサによって実施されると異なるパターンまたはインディシア（しるし）がスポーツ用デバイス100上に表示されることをもたらすコンピュータ実行可能な命令を得るために、I/Oインターフェースデバイス117および/またはトランシーバ104が利用され得る。

ブロック204では、スポーツ用デバイス100の少なくとも1つの材料またはデバイス、例えば出力デバイス108の、視覚的に認知できる特性を変化させることができる。ある特定の態様において、材料は、発光性、光反射型、またはその組み合わせである、材料またはデバイスを含み得る。一態様によると、視覚的に認知できる特性を変化させることは、ブロック202で受け取られたユーザ入力の（直接的または間接的のいずれかの）結果であり得る。変化させられ得る例示的な視覚的に認知できる特性は、色、明るさ、アクティブまたは非アクティブ、特性の調整のタイミング、サイズ、部位、および/またはそれらの組み合わせを含み得る。一つまたは複数の特性が、第1の視覚インディシア（しるし）、パターン、または表示を提供するために変化させられ得る。ブロック202で受け取られるユーザ入力に加えて他のファクタが、ブロック204での一つまたは複数の視覚的に認知できる特性の変化に寄与し得る。

図3〜5の例示的なスポーツ用デバイス（フットボール300）を簡単に見てみると、アメリカンフットボール300上で利用され得る第1のパターンまたはインディシア（しるし）が示されている。パターンまたはインディシア（しるし）は、図3Aに最もよく示されているように、フットボール300のそれぞれの端部316、318から広がる異なる色の一連の同心円/環310、312、314を含み得る。中心の円310は、フットボール300の各端部316、318で異なる色であり得、第1の同心の環312が、隣接する中心の円310の色と異なる色でその周りに広がっている。第2の同心の環314を（第1または第2の視覚インディシア（しるし）の一部のいずれかとして）提供し得、かつ、隣接する中心の環310および第1の同心の環312とは異なる色を表示するように変化させ得る。一態様によると、第1の視覚インディシア（しるし）は、フットボール300の一方の側316に、赤い中心の円310、青い第1の同心の環312、および黄色の第2の同心の環314を（図5）、フットボール300の反対側318に、青い中心の円310、赤い第1の同心の環312、および黄色の第2の同心の環314を（図4）、有し得る。一態様において、第1のアスリートは、2つの側316、318の一方を第2のアスリートに向けて配置するようにフットボール300を置き、第2のアスリートに向けてそのように置かれたフットボール300を投げ得る。第2のアスリートは、フットボール300が空中にある間、彼らの方に向けられた中心の円310の色（赤または青）を叫び得る。

ある特定の態様において、少なくとも1つの変化は、予め定義された基準が満足されるまで起こらない。この点について、ブロック204には、図2に示す例示的な決定206、208、および/または210などの一つまたは複数の他の入力または決定を組み込み得る。ブロック206、208、および210はブロック204以降に示されているが、当業者は、一つまたは複数のブロック206、208、および/または210が、ブロック204の一つまたは複数のプロセスの前、最中、および/または後に、生じ得ることを容易に理解するだろう。さらに、ブロック206、208、および210の順序は単に例示目的である。

任意の決定206において、出力デバイス106のような材料の出力を調節するかどうかが決定され得る。一態様において、スポーツ用デバイス100がフィットネスイベントまたはルーチン中に動いている（または動きのしきい値を満足する）ことを検出したときにのみ、視覚的に認知できる特性を変化させるように、決定206が実施され得る。たとえば、第1の視覚インディシア（しるし）は、アメリカンフットボール上に、そのボールが投げられるまで提供され得ず、または、サッカーボール上に、そのサッカーボールが蹴られるまで提供され得ない。これは、不当な利益によってルーチン中にボールが動く前に受け手がパターンを知ることができる可能性を防止または最小化することに関して、有用であり得る。別の態様では、図3Aおよび図3Bにおいて最もよく示されているように、フットボールなどのボールの「キャッチゾーン」を設定/リセットするために、一つまたは複数のパターンが利用され得る。そのようなパターンまたはインディシア（しるし）はアスリートに、自分がどこでボール300をキャッチしようとするべきかについての視覚インジケータを提供し得る。

図3〜5のフットボール300を使用する例として、中心の円310および環312、314のサイズを、最大の視覚トレーニングのために最適化してもよい。一態様において、第1のパターンは、第2のパターンにおいて提供されるものより大きな円310および/または環312、314を有し得る。さらなるルーチンは、他のルーチンに関連づけられないパターンまたはインディシア（しるし）を利用し得る。たとえば、1つのパターンでは示されているが別のパターンでは示されていないような、一対の小さな明るい色の円320を、端部316、318をまたぐように、互いに向かい合わせに配置することができる。さらなる態様では、図3Aおよび図3Bに最もよく示されているように、細長く、同心円状に整列され、かつ間隔をあけて配置された複数の線322が、フットボールの「キャッチゾーン」に沿って提供される。ある特定の実施の下では、これらの線はアスリートに、自分がどこでボールをキャッチしようとするべきかについての視覚インジケータを提供し得る。さらなる別の態様において、フットボール300の端部316（図5に示す）は、以前のルーチン中に（たとえば、ブロック210中に）ある特定のパフォーマンスの特性および/または動きパラメータが検出されなかった場合に提供されていたであろうものよりも小さなサイズの、中心の円310および環312、314を有し得る。したがって、1つの実施において、アスリートの視覚トレーニングが第1の視覚パターンを使用して進歩するにつれて、より難しい視覚パターン（または複数のパターン）を利用して、視覚トレーニングを進歩させ得る。フットボール300の「キャッチゾーン」を特徴付けるために、または、アスリートに不足している技巧を完成させるのに役立てるために、一つまたは複数のパターンが利用され得る。明らかに、他のスポーツ用デバイスは、他の「ゾーン」例えば「ストライクゾーン」などを有し得る。

加えて、一つまたは複数の番号324および/または文字326が、フットボール300のようなスポーツ用デバイス上に提供され得る。これらの番号324および文字326は、フットボールが空中にある際に行われる、番号/文字を叫ぶ演習などの視覚トレーニングエクササイズを可能にする。

他の態様によると、スポーツ用デバイス100は、センサ109のような一つまたは複数のセンサを含むことができ、同センサは、独立して、または他のセンサと、例えば一つまたは複数のスポーツ用デバイスまたはスポーツ用構造に関連づけられた一つまたは複数のセンサと組み合わせてのいずれかで利用され得る情報を提供するように、構成される。たとえば、スポーツ用デバイス100は、力および/または力の方向を測定するように構成されたセンサを含み得る。一例として、センサ109は、バスケットボール中のセンサを含むことができ、別のセンサが、バスケットボールのコートのバックボード上に配置され得る。センサ109は、加速度を検出するように構成された取り外し可能な加速度計モジュールを含み得る。加速度計モジュールは、異なるセンサ（すなわち、圧力センサ）と取り替え可能であり得る。取り外し可能なセンサを使用することによって、センサ109Aなどのセンサを、サッカーボール、パワーボール、フットボールなどのいくつかの異なるフィットネスデバイスと共に使用することが可能になり得、かつ/または、新たなセンサを得る必要なしにユーザが故障したデバイスをアップグレードもしくは取り替えることが可能になり得る。ある特定の態様において、一つまたは複数のセンサ109の配置は、含まれたセンサ109の重量がスポーツ用デバイス100のバランスまたは重心を変えないように、構成され得る。当業者は、センサ109が加速度計または力センサに限定されないこと、むしろ任意の他のタイプのセンサが組み込まれ得ることを理解するだろう。たとえば、センサは、ジャイロスコープ、カメラ、温度計、またはその他を含み得る。

一態様において、センサ109がしきい値を上回るパラメータを検出したとのインジケーションを受け取ったら、ブロック207が実施され、視覚的に認知できる特性が調節され得る。たとえば、ボールが投げられていることが検出されたら、ブロック207は、ブロック202の第1のユーザ入力によって選択された第1のパターン/インディシア（しるし）の表示を開始し得る。さらなる別の態様では、ブロック207は、スポーツ用デバイス100上で表示されるパターン/インディシア（しるし）が、ブロック202での選択の結果として生じた第1のパターンと同一でない（が類似していてよい）ように、第1のパターン/インディシア（しるし）を調節し得る。たとえば、一態様において、センサ109は、サッカーボールが、選択されたユーザ入力に関連づけられたフィットネスルーチンのために意図されたよりも高く蹴られたことを検出し得、それ故に、第2のパターンがスポーツ用デバイス100上に表示され得る。第2のパターンは、受け手がそれをより良好に認知できるようにするために、（第1のパターンと比較して）より大きなサイズであり得る。あるいは、スポーツ用デバイス100の発光/光反射材料の、色合い、明るさ、または任意の他の特性が調節され得る。

さらなる別の態様では、第1のパターンはスポーツ用デバイス100上に表示されたままであるが、ブロック207で第2のパターン/インディシア（しるし）が、第1のパターンに加えて表示される。たとえば、第1のパターン/インディシア（しるし）は、特定のトレーニング演習のために表示されるように選択されたパターンであり得る。スポーツ用デバイス100が動かされると、動きパラメータが特定のしきい値を上回ったことが（たとえば、センサ109から）判定され得、したがって、追加の情報を提供するために第2のパターンが表示され得る。例示的な動きパラメータは、速度、回転、加速度、力、またはそれらの組み合わせ、に関連し得る。ブロック207で表示されるパターンは、スポーツ用デバイス100を動かしたアスリート、スポーツ用デバイス100の意図された受け手、観客、またはそれらの組み合わせに、視覚情報を提供することに向けられている。一態様において、第1のアスリートが、許容しきい値を外れた「螺旋」でアメリカンフットボールを投げた場合には、その後、第1のパターン/インディシア（しるし）の一つまたは複数の視覚特性を調整して、第2のアスリートがフットボールをより容易に受け取ることを可能にする。さらに、動きパラメータおよび/または表示されたパターンに関するデータが、メモリ102のようなメモリに記憶され、かつ/または、外部のメモリ115に送信される（リアルタイム送信を含む）ことができる。

決定206の一部としてまたは別個の決定としてのいずれかで、一つまたは複数の視覚的に認知できる特性を競技パフォーマンスに基づいて調節してもよい。この点について、ブロック208は、206のサブ構成要素として実施されてもよく、または、決定206が存在しない方法において実施されてもよい。一態様において、決定206は、ボールを投げるまたは蹴るアスリートのような第1のアスリートのパフォーマンスを決定するために、一つまたは複数のセンサの出力を測定し得る。それに応じて、ブロック207は、第1のアスリートの蹴球または投球の特性に基づいて、視覚的に認知できる特性を調節し得る。対照的に、決定208は、第2のアスリートがボールをキャッチしたまたは受け取ったことを検出すると、少なくとも1つの視覚的に認知できる特性を変化させる（ことによって、ブロック209で新たなパターン/インディシア（しるし）を提供する）ように、実施され得る。したがって、上記の態様では、決定208が第2のアスリートの競技パフォーマンスを測定し得るのに対して、決定206での判定は、ボールが投げられたか否かについての二値判定により近いものであり得る。ブロック209の新たなインディシア（しるし）/パターンは、ユーザがボールとの接触を行った部位（すなわち、実際の受け取り部位）を示し得る。さらなる態様において、パターンは、最適な受け取り部位のインジケーションを提供し得る。

スポーツ用デバイスの使用中、アスリートは、フォーカスおよび集中に役立てるための視覚的な合図として視覚パターンを利用し得る。視覚表示は、多種多様な空中のボール、ルート、パス、および手と目の連係演習に組み込まれ得る。他の態様において、視覚パターンは、動きパラメータに関するものなどの情報を観客に提供するために利用され得る。

さらなる態様では、新たな視覚表示/インディシア（しるし）またはパターンを、選択されたユーザ入力202または他のユーザ入力に関連づけるかどうかを判定するために、単独で、または他の決定プロセス（たとえば、206および/または208）と組み合わせてのいずれかで、任意の決定210が実施され得る。たとえば、アスリートがフィットネスルーチンまたは活動中に進歩を示す場合、ある特定の態様では、そのフィットネス活動に関連づけられた表示された視覚パターンを変化させることが望まれ得る（たとえば、ブロック211を参照）。たとえば、一態様において、センサ109は、アスリートが適切な「キャッチゾーン」内でスポーツ用デバイスを受け取ったことを検出し得る。別の態様では、センサ109は、スポーツ用デバイス100と物理的にインタラクトしているアスリートの他のパラメータに関するデータを収集し得る。例として、スティックでホッケーのパックを止めること、バットで野球ボールを打つこと、バスケットボールを投げること（これはバックボードおよび/またはリムといったスポーツ用構造とインタラクトし得る）が非限定的に挙げられる。したがって、（ブロック211の一部として実行され得る）方法は、アスリートのパフォーマンスの特性および/またはスポーツ用デバイス100の動きの特性を含む一つまたは複数のインタラクションを示す電子信号を送信するように、実施され得る。当業者は、少なくともいくつかの態様において、動きの特性およびパフォーマンスの特性が同一であるか、重複するか、またはそうでなければ関連づけられ得るということを理解するだろう。一態様において、ブロック211は、一つまたは複数の表示パターン、インディシア（しるし）、またはデバイスを調節することによって、トレーニングルーチンまたはその一部の難易度を調節し得る。

したがって、スポーツ用デバイス100のその後の使用は、アスリートのパフォーマンスの特性またはスポーツ用デバイス100自体の動きの特性のうちの一つまたは複数に起因して、異なるパターン、インディシア（しるし）、またはデバイスに関連づけられ得る。ある特定の態様では、ブロック207、209、および/または211の一つまたは複数は実施されなくてもよい。図13の例示的な態様では、（ブロック207、209、および/または211を含む）一つまたは複数の他の動作が行われても行われなくても、ブロック202が開始され得る。

ある特定の態様によると、動的なインディシア（しるし）は、フィールド上での視覚スキルを向上させるためのスポーツ別の一連の視覚エクササイズを提供することによって、試合中のフィールド上でのアスリートのパフォーマンスを向上させるために、利用され得る。一態様では、ある特定の視覚インディシア（しるし）は、スポーツの視覚パフォーマンスを向上させるために提案されている、または向上させることが証明されている、特定のシーケンスのエクササイズによって、アスリートの視覚、神経、および/または、認知体系を働かせるように設計され得る。視覚インディシア（しるし）の順序およびシーケンスは特に、特定のスポーツ活動のための目のパフォーマンスを向上させるように編成され得る。

上述のように特徴付けられた一つまたは複数のスポーツ用デバイスまたは構造により、アスリートが、フォーカス、集中、スポーツ別の上達、または他の活動に役立てるために視覚デバイスを利用でき、かつ多種多様な空中のボール、ルート、パス、手と目の連係演習に組み込まれ得ることが理解され得る。

本開示の一つまたは複数のさらなる態様は、以下の例の一つまたは複数の特徴を含み得る。
1. スポーツ用デバイスであって、
該スポーツ用デバイスの視覚的に認知できる出力を提供するように構成された表示デバイスと、
プロセッサおよびコンピュータ可読媒体と
を含み、該コンピュータ可読媒体が、該プロセッサによって実行されると
該表示デバイスの視覚的に認知できる特性を変化させるように各々が構成された複数の選択のうち1つを選ぶ電子信号を受け取る工程であって、第1の選択が、第1の視覚インディシア（しるし）を提供するように構成されており、第2の選択が、第2の視覚インディシア（しるし）を提供するように構成されている、工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令を含む、スポーツ用デバイス。
2. 複数の選択のうち1つを選ぶ電子信号が、ユーザ入力の受け取りに応答し、該ユーザ入力が、スポーツ用デバイスのフィットネス構造、外部の電子デバイス、およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるソースから受け取られる、クレーム1のデバイス。
3. スポーツ用デバイスがアメリカンフットボールであり、フィットネス構造が該アメリカンフットボールの少なくとも1つのレースを含む、クレーム2のデバイス。
4. 複数の選択のうち1つを選ぶユーザ入力を受け取るように構成されたユーザ入力デバイス
をさらに含む、クレーム1のデバイス。
5. ユーザ入力デバイスが、スポーツ用デバイスのフィットネス構造、外部の電子デバイス、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、クレーム4のデバイス。
6.外部の電子デバイスと通信するように構成された無線トランシーバをさらに含み、ユーザ入力デバイスが該外部の電子デバイス上に位置する、クレーム4のデバイス。
7. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
複数の選択のうち1つを選ぶ電子信号の受け取りの後、第1の視覚インディシア（しるし）を提供するように表示デバイスの視覚的に認知できる特性を変化させる工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム1のデバイス。
8. ユーザ入力デバイスが、第1の競技ルーチンを選択するユーザ入力を受け取るように構成されており、かつコンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
スポーツ用デバイスを用いた該第1の競技ルーチンのアスリートのパフォーマンスに基づいて、表示デバイスの視覚的に認知できる特性を変化させる工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム4のデバイス。
9. 選択された第1の競技ルーチン中にスポーツ用デバイスの動きパラメータを検出するように構成されたセンサをさらに含み、コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
該スポーツ用デバイスを用いた該第1の競技ルーチンのパフォーマンス中に、競技パフォーマンスパラメータ、該スポーツ用デバイスの該動きパラメータ、およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるパラメータを検出する工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム1のデバイス。
10. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
検出されたパラメータに関する情報を外部の電子デバイスに送信する工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム1のデバイス。
11. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
検出されたパラメータに関する情報に応答して、第3の視覚インディシア（しるし）を提供するためにスポーツ用デバイスにデータを送信する工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム9のデバイス。
12. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
第1の選択を第3のインディシア（しるし）に関連づける工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム11のデバイス。
13. エネルギースカベンジング電源をさらに含む、クレーム1のデバイス。
14. エネルギースカベンジングデバイスが、競技ルーチン中の動きの力から電力をスカベンジングするように構成されており、該スカベンジングされた電力が、表示デバイスの制御に向けて直接的または間接的に用いられる、クレーム13のデバイス。
15. スポーツ用デバイスが、第1の端部と反対側の第2の端部とを有するフットボールであり、該フットボールが、第1の競技ルーチン中に該スポーツ用デバイスの動きパラメータを検出するように構成されたセンサを含み、
コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
第1の選択が選ばれたことを示す電子信号を受け取った後に、該第1の競技ルーチン中に視覚的に認知できるように構成された、該第1の端部の近くに配置された第1の視覚インディシア（しるし）を表示する工程と、
該第1の競技ルーチン中の競技パフォーマンスに応答して、該第1および第2の端部の一方または両方の近くに配置された第2の視覚インディシア（しるし）を提供する工程と
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム1のデバイス。
16. 第1の選択を選ぶ電子信号が、第1のユーザからのユーザ入力に応答し、第1の視覚インディシア（しるし）が、第1の競技ルーチン中に第2のユーザにとって視覚的に認知できるように配置され、かつ第2の視覚インディシア（しるし）が、スポーツ用デバイスが該第1のユーザから離れる方向に進むにつれて該第1のユーザに見えるように配置される、クレーム15のデバイス。
17. 第1のユーザのユーザ入力が、第1のインディシア（しるし）に関連づけられた第1の競技ルーチンを選択し、コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
該第1の競技ルーチンの第2のユーザのパフォーマンスに基づいて、第3の視覚インディシア（しるし）を該第1の競技ルーチンに関連づける工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム16のデバイス。
18. 第2のインディシア（しるし）は、サイズ、形状、色、位置、向き、サイズ、部位、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される特性において、第1のインディシア（しるし）とは異なる、クレーム1のデバイス。
19. 表示デバイスが、LED、LCD、サーモクロム、フォトクロム、エレクトロクロム、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つの材料を含む、クレーム1のデバイス。
20. スポーツ用デバイスであって、
該スポーツ用デバイスの動きパラメータを検出するように構成されたセンサと、
該スポーツ用デバイスの視覚的に認知できる出力を提供するように構成された表示デバイスと、
プロセッサおよびコンピュータ可読媒体と
を含み、該コンピュータ可読媒体が、該プロセッサによって実行されると
該表示デバイスの出力の視覚的に認知できる特性を変化させるように各々が構成された複数の選択のうち1つを選択する電子信号を受け取る工程であって、第1の選択が、第1の視覚インディシア（しるし）を提供するように構成されており、第2の選択が、第2の視覚インディシア（しるし）を提供するように構成されている、工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令を含む、スポーツ用デバイス。
21. 複数の選択のうち1つを選ぶ電子信号が、ユーザ入力の受け取りに応答し、該ユーザ入力が、スポーツ用デバイスのフィットネス構造、外部の電子デバイス、およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるソースから受け取られる、クレーム20のデバイス。
22. スポーツ用デバイスがアメリカンフットボールであり、フィットネス構造が該アメリカンフットボールの少なくとも1つのレースを含む、クレーム21のデバイス。
23. 複数の選択のうち1つを選ぶユーザ入力を受け取るように構成されたユーザ入力デバイス
をさらに含む、クレーム20のデバイス。
24. ユーザ入力デバイスが、スポーツ用デバイスのフィットネス構造、外部の電子デバイス、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、クレーム23のデバイス。
25.外部の電子デバイスと通信するように構成された無線トランシーバ
をさらに含み、ユーザ入力デバイスが、該外部の電子デバイス上に位置する、クレーム23のデバイス。
26. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
複数の選択のうち1つを選ぶ電子信号の受け取りの後、第1の視覚インディシア（しるし）を提供するように表示デバイスの視覚的に認知できる特性を変化させる工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム20のデバイス。
27. ユーザ入力デバイスが、第1の競技ルーチンを選択するユーザ入力を受け取るように構成されており、コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
スポーツ用デバイスを用いた該第1の競技ルーチンのアスリートのパフォーマンスに基づいて、表示デバイスの視覚的に認知できる特性を変化させる工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム23のデバイス。
28. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
第1の選択を選ぶユーザ入力デバイスからの第1のユーザ入力を受け取った後であるが、第1の視覚インディシア（しるし）を提供するようにスポーツ用デバイスの表示デバイスの視覚的に認知できる特性を変化させる前に、該スポーツ用デバイスが第1の競技ルーチン中に動かされているとセンサによって判定する工程
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含み、
該第1の競技ルーチン中に該スポーツ用デバイスが動かされるまで、視覚的に認知できる特性を変化させる工程が変化させられることはない、クレーム26のデバイス。
29. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
第1の競技ルーチン中のスポーツ用デバイスとの第1のアスリートのインタラクションのパフォーマンスしきい値が超えられたかどうかを判定する工程と、
該パフォーマンスしきい値が超えられていると判定されたら、第3の視覚インディシア（しるし）を提供するように表示デバイスの視覚的に認知できる特性を変化させる工程と
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム26のデバイス。
30. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
第1の競技ルーチン中のスポーツ用デバイスに関するパフォーマンスしきい値が超えられたかどうかを判定する工程と
該パフォーマンスしきい値が超えられていないと判定されたら、第2の視覚インディシア（しるし）を提供するように表示デバイスの視覚的に認知できる特性を変化させる工程と、
該パフォーマンスしきい値が超えられていると判定されたら、第3の視覚インディシア（しるし）を提供するように該表示デバイスを変化させる工程と
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム20のデバイス。
31. スポーツ用デバイスに関するパフォーマンスしきい値が超えられたかどうかを判定する工程が、該スポーツ用デバイスの内部に配置されたセンサを利用し、外部のセンサのデータが受け取られかつ利用される、クレーム29のデバイス。
32. 外部のセンサのデータが、スポーツ用構造から受け取られる、クレーム31のデバイス。
33. 第2のインディシア（しるし）は、サイズ、形状、色、位置、向き、サイズ、部位、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される特性において、第1のインディシア（しるし）とは異なる、クレーム20のデバイス。
34. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
スポーツ用デバイスとの第1および第2のユーザのインタラクションの両方がパフォーマンスしきい値を超えることを、第1の競技ルーチン中にセンサによって検出する工程と、
該第1および第2のユーザのインタラクションに基づいて、第3の視覚インディシア（しるし）を提供するように表示デバイスを変化させる工程と
を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、クレーム20のデバイス。
35. 表示デバイスが、LCD、LED、サーモクロム、フォトクロム、エレクトロクロム、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つの材料を含む、クレーム11のデバイス。

例示的な態様が、本願の例示的な図面に関連して説明され、示されたが、本発明がそのような原理からの逸脱なしに、配置および詳細を変更され得ることは明らかだろう。たとえば、示されたスポーツイベント、構造、デバイス、および表示されたシンボルは、例示的なものにすぎない。原理が用いられ得る多くの可能な態様を考慮して、説明された態様は、例示的なものにすぎず、本発明の多くの局面の範囲を限定するものと見なされるべきではない、ということが認識されるべきである。したがって、出願人は、添付の特許請求の範囲および精神とその均等物の中に含まれ得るものとして、そのような変更のすべてを本発明として特許請求する。

Claims (20)

1. スポーツ用デバイスであって、
   該スポーツ用デバイスの外面から視覚的に認知できる出力を提供するように構成された表示デバイスと、
   プロセッサおよび非一時的なコンピュータ可読媒体と
   を含み、該コンピュータ可読媒体が、該プロセッサによって実行されると
   複数の選択のうち1つを選択するユーザ入力を示す電子信号を受け取る工程であって、該選択の各々が、該表示デバイスの該出力の視覚的に認知できる特性を変化させるように構成されており、第1の選択が、該スポーツ用デバイスの外面を照明する第1の視覚インディシア（しるし）を提供するように該出力を変化させるように構成されており、第2の選択が、該スポーツ用デバイスの該外面を照明する第2の視覚インディシア（しるし）を提供するように該出力を変化させるように構成されており、ここで、該第1の視覚インディシア（しるし）が、該スポーツ用デバイスを用いた第1の競技ルーチン中に利用されるようにさらに構成されており、該第2の視覚インディシア（しるし）が、該スポーツ用デバイスを用いた第2の競技ルーチン中に利用されるように構成されている、工程と
   該第1の選択を受け取ると、該第1の視覚インディシア（しるし）を提供するように該表示の該出力の視覚的に認知できる特性を変化させる工程と
   を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令を含む、スポーツ用デバイス。
2. 第1および第2の競技ルーチン各々が、スポーツ別のトレーニングエクササイズを含む、請求項1記載のデバイス。
3. 第1および第2の競技ルーチン各々が、単一のスポーツ別のスキルを向上させる、請求項1記載のデバイス。
4. 第1の競技ルーチンが、少なくとも2人の向かい合うアスリートによるスポーツイベントであり、定義されたルールに関連づけられて行われる、請求項2記載のデバイス。
5. 表示デバイスが、少なくとも1つのクロマティック材料を含む、請求項1記載のデバイス。
6. 表示デバイスが、少なくとも1つのエレクトロクロムを含む、請求項5記載のデバイス。
7. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
   第1の競技ルーチンを選択する電子信号を受け取ると、第1のエレクトロクロムに電子信号を送信して、該第1のエレクトロクロムを第1の状態から第2の状態に切り替える工程
   を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令を含む、請求項6記載のデバイス。
8. 第1のエレクトロクロムが、第1の状態である間は実質的に透明であり、該第1のエレクトロクロムが、第2の状態である間は第1の色を示す、請求項7記載のデバイス。
9. 表示デバイスが、少なくとも2つのエレクトロクロムを含み、コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
   ユーザ入力が第2の競技ルーチンを選択したことを示す電子信号を受け取ることに応答して、第2のエレクトロクロムを第1の状態から第2の状態に切り替える工程
   を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令を含む、請求項7記載のデバイス。
10. 表示デバイスが、サーモクロム、フォトクロム、エレクトロクロム、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つの材料を含む、請求項1記載のデバイス。
11. スポーツ用デバイスであって、
    該スポーツ用デバイスの外面から視覚的に認知できる出力を提供するように構成された表示デバイスと、
    プロセッサおよび非一時的なコンピュータ可読媒体と
    を含み、該コンピュータ可読媒体が、該プロセッサによって実行されると
    該表示デバイスの出力の視覚的に認知できる特性を変化させるように各々が構成された複数の選択のうち1つを選択するユーザ入力を示す電子信号を受け取る工程であって、第1の選択が、第1の視覚インディシア（しるし）を提供するように構成されており、第2の選択が、第2の視覚インディシア（しるし）を提供するように構成され、ここで、該ユーザ入力が、該スポーツ用デバイスのフィットネス構造、外部の電子デバイス、およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるソースから受け取られる、工程と
    該ユーザ入力の受け取りの後、該第1の視覚インディシア（しるし）を提供するように該表示の該出力の視覚的に認知できる特性を変化させる工程と
    を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令を含む、スポーツ用デバイス。
12. ユーザ入力が、スポーツ用デバイスのフィットネス構造から受け取られる、請求項11記載のデバイス。
13. アメリカンフットボールであって、該アメリカンフットボールの少なくとも1つのレースを含む、請求項12記載のデバイス。
14. ユーザ入力が、外部の電子デバイスから受け取られる、請求項11記載のデバイス。
15. 外部の電子デバイスと通信するように構成された無線トランシーバを含む、請求項14記載のデバイス。
16. 選択された競技ルーチン中にスポーツ用デバイスの動きパラメータを検出するように構成されたセンサをさらに含み、コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
    該スポーツ用デバイスを用いた第1の競技ルーチンのパフォーマンス中に、競技パフォーマンスパラメータ、該スポーツ用デバイスの動きパラメータ、およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるパラメータを検出する工程と、
    外部の電子デバイスに該検出されたパラメータに関する情報を送信する工程と
    を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、請求項15記載のデバイス。
17. コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
    検出されたパラメータに関する情報に応答して、第1の選択を第3の視覚インディシア（しるし）に関連づけるデータをスポーツ用デバイスに送信する工程
    を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、請求項16記載のデバイス。
18. エネルギースカベンジング電源をさらに含む、請求項11記載のデバイス。
19. エネルギースカベンジングデバイスが、第1および第2の競技ルーチン中に動きの力から電力をスカベンジングするように構成されており、かつ、該第1および第2の競技ルーチン中に表示デバイスに電力を提供するようにさらに構成されている、請求項11記載のデバイス。
20. スポーツ用デバイスが、第1の端部と反対側の第2の端部とを有するフットボールであり、該フットボールが、選択された競技ルーチン中に該スポーツ用デバイスの動きパラメータを検出するためのセンサを含み、
    コンピュータ可読媒体が、プロセッサによって実行されると
    第1の選択が第1のユーザによって選ばれたことを示す電子信号を受け取った後、該第1の端部の近くに配置されかつ第1の競技ルーチン中に第2のアスリートによって視覚的に認知できるように構成された、第1の視覚インディシア（しるし）を表示する工程と、
    該第1の競技ルーチン中の第1のアスリートの競技パフォーマンスに応答して、該第2の端部の近くに配置されかつ該スポーツ用デバイスが該第2のアスリートから離れる方向に進むにつれて該第2のアスリートに見えるように構成された、第2の視覚インディシア（しるし）を提供する工程と
    を含む方法を実施するコンピュータ実行可能な命令をさらに含む、請求項11記載のデバイス。

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