JP2015500344A - 三置換メチルアルコールおよびそれらの重合可能な誘導体 - Google Patents

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Abstract

本明細書では、任意で置換されたアリールおよびまたは任意で置換されたヘテロアリール基で置換された、および任意で1つ以上の重合可能な置換基を含む三置換メチルアルコール、好ましくは、pH指示薬が提供される。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2011年12月14日に出願された米国仮特許出願第61/570,626号、および2012年9月7日に出願された第61/698,427号の優先権を主張する。これらの出願は本明細書でその全体が参照により組み込まれる。
発明の分野
この発明は、任意で置換されたアリールおよびまたは任意で置換されたヘテロアリール基で置換された三置換メチルアルコールに関し、それらは好ましくはpH指示薬として作用する。この発明はまた、1つ以上の重合可能な官能基を含み、そのため重合可能なモノマと共にポリマ形成に関与するそのような三置換メチルアルコールに関する。
酸性分子の存在を検出するトリアリールメチル指示化合物は、例えば、食物、創傷、などにおける細菌の存在を検出するために有用である。細菌増殖を検出するために、指示薬が例えば、創傷または食物と接触するポリママトリクスに含まれる。指示薬がポリママトリクスに共有結合されていない場合、指示薬がポリママトリクスから浸出し、食物または創傷と混ざり得る可能性がある。この問題は、ポリマを架橋させ、指示薬を捕捉することにより対処することができるが、ポリマが望ましく架橋されていない多くの例が存在する。その上、架橋は絶対的保証ではなく、少量の指示薬が依然として浸出する。
ヘキサメトキシレッドおよびヘプタメトキシレッドは好ましいpH指示薬であり、というのも、それらは、約6以上のpHでは透明であり、より低いpHでは鮮赤色/紫であるからである。そのような指示薬の使用は、細菌増殖の存在の正確な視覚分析を提供するので有益である。重合可能な基を含むようにpH指示薬を修飾する多くの方法が存在するが、指示薬がその基本的な検出特性を保持するように、そのような修飾が、そのように修飾された指示薬のpKaを著しく変化させないことが必須である。ここでは、幅広い酸度を検出することができ、および/または1つ以上の重合可能な基を含むトリアリールメチル指示薬が提供される。これらの重合可能な基は、これらの指示薬のpKaが著しく変化されないように、導入される。
本明細書では、式Aの新規三置換メチルアルコールが提供され:
Figure 2015500344
式中、環A、環B、および環Cの各々は独立して、例えば、式(I)および(II)における、任意で、本明細書で規定される置換基で置換されたアリールまたはヘテロアリールを表し、ただし、式(A)の化合物は、ペンタメトキシレッド、ヘキサメトキシレッド、またはヘプタメトキシレッドを排除することを条件とする。好ましいアリール基としては、フェニルおよびナフチルが挙げられる。好ましいヘテロアリール基としては、フラニル、ベンゾフラニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニルおよびそのような他の電子リッチ、中性(すなわち、塩基性でもアルカリ性でもない)ヘテロアリールが挙げられる。式(A)の好ましい化合物は、以上で規定されるように中性である。式(A)のより好ましい化合物は、4.5〜6のpHでプロトン化およびヒドロキシ基の除去、ならびに着色カチオンの同時生成を受けるものである:
Figure 2015500344
ある一定の態様では、式(A)の3つ全ての環はアリールである。ある一定の他の態様では、式(A)の環の2つがアリールである。ある一定の他の態様では、式(A)の環の1つがアリールである。ある一定の他の態様では、式(A)の環のいずれもアリールではない。
1つの態様では、本明細書では、式(I)および(II)の化合物が提供され:
Figure 2015500344
式中、
p、q、およびrの各々は独立して、0、1、または2であり、ただし、式(II)の化合物はペンタメトキシレッド、ヘキサメトキシレッド、およびヘプタメトキシレッドを排除することを条件とし;
各Xは独立して、下記である置換基であり:
−Cアルキル(任意で、1−3のフェニル、オキソ、シアノ、ハロ、ニトロで置換);
ビニル(任意で、1−3のC−Cアルキル、フェニル、またはナフチルで置換され、ここで、フェニルまたはナフチルは、1−3のC−Cアルコキシ、シアノ、ハロ、またはニトロで置換される);
エチニル(任意で、1−3のC−Cアルキル、フェニル、またはナフチルで置換され、ここで、フェニルまたはナフチルは、1−3のC−Cアルコキシ、シアノ、ハロ、またはニトロで置換される);
−COR30(式中、R30または水素、C−Cアルキル、フェニル、ナフチル、またはそれらのオキシムである);
フェニルまたはナフチル、好ましくはフェニル(任意で、1−4、好ましくは1−3、より好ましくは1−2、さらにより好ましくは1つの置換基で置換され、ここで、置換基は、アルキル、好ましくはC−Cアルキル、−OR18からなる群より選択され、ここで、R18はアルキル、好ましくはC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C10アリール、好ましくはフェニルであり、その各々は任意で、ハロ、好ましくはフルオロ、シアノ、C−Cアルコキシ、およびアリールオキシからなる群より選択される1−5、好ましくは、1−3の置換基で置換される);
−OR19(式中、R19は水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、またはフェニルであり、その各々は、任意で、ハロ、好ましくはフルオロ、シアノ、ニトロ、C−Cアルコキシ、およびアリールオキシからなる群より選択される1−5、好ましくは、1−3の置換基で置換され、あるいはR19はPgである);あるいは
シアノ、ハロ、ニトロ;
Pgはヒドロキシル保護基であり;
各R17は独立しては水素またはXであり、ここで、Xは上記のように規定され;
は水素、X、または−ORであり、ここで、Xは上記のように規定され;
−Rの各々は独立して水素、Pg、C−Cアルキルであり、または−L−Rであり;
は重合可能な基であり;
Lは共有結合または、1つ以上の重合可能な基を、それが付着された酸素原子に連結するリンカーであり;
ただし、式(II)では、p+q+r=0である場合、少なくとも1つ、好ましくは2、より好ましくは3、さらにより好ましくは4、なお一層より好ましくは5つのR17基はXであることを条件とする。
1つの実施形態では、提供される化合物は、式(I−A)を有し:
Figure 2015500344
式中、
は水素、−OH、−OPgまたは−ORであり;
−Rの各々は独立して水素、Pg、C−Cアルキルであり、または−L−Rであり、ただし、少なくとも1つのR−Rは−L−Rであることを条件とし;ならびに
、Pg、およびLは上記のように規定される。
本明細書で提供される態様および実施形態内では、1つの実施形態では、Rは−ORであり、R−Rの各々は独立してPg、C−Cアルキルまたは−L−Rであり、ただし、少なくとも1つのR−Rは−L−Rであることを条件とする。別の実施形態では、少なくとも1つのR−Rは水素であり、またはRは−OHである。好ましい実施形態では、p+q+rは3であり、より好ましくは、p+q+rは2であり、なお一層より好ましくは、p+q+rは1である。
さらに別の好ましい実施形態では、本明細書では、式(II)の、式(I−B)の化合物が提供され:
Figure 2015500344
式中、X−Xは独立して水素であり、または式(I)のXのように規定され、R−Rは式(I)のように規定される。
さらに別の好ましい実施形態では、本明細書では、式(II)の、式(II−A)の化合物が提供され:
Figure 2015500344
式中、X−Xは独立して水素であり、または式(I)のXのように規定され、R21−R23は独立して水素であり、または式(I)のXのように規定される。
本明細書では、重合可能な基は好ましくは、様々なよく知られた条件下で、ビニル部分を含むモノマと重合されるビニル部分を含む基を示す。重合可能な基はまた、求電子剤または求核剤と、好ましくは容易に反応し、共有結合を形成することができる部分を含む。非限定的な例としては、−N=C=O、N=C=S、COAr、アジド、エチニル、などが挙げられる。本明細書ではArはペンタフルオロまたはテトラフルオロフェニル基を示す。−OAr以外の脱離基は、当業者によく知られており、本明細書では有用であり、この開示を読めば、当業者には明らかになるであろう。他の重合可能な基は当業者によく知られており、この開示を読めば、彼等には明らかになるであろう。
本明細書では、ポリマに共有結合された三置換メチルアルコール指示薬を含むポリマもまた提供され、この場合、十分な指示薬がポリマに結合され、そのため、ポリマの色は、中性pHで透明から酸性pHで着色に変化する。
この発明は三置換メチルアルコールおよびその重合可能な形態に関する。この発明を詳細に記載する前に、下記用語を規定する。
定義
「アルキル」は1〜10の炭素原子、いくつかの実施形態では、1〜6の炭素原子を有する一価飽和脂肪族ヒドロカルビル基を示す。この用語は、例として、直鎖および分枝ヒドロカルビル基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、およびネオペンチルを含む。
基に関する「C−C」は、その基がx〜yの炭素原子を有することを示す。
「アルキレン」は1〜25の炭素原子、いくつかの実施形態では、1〜15の炭素原子を有する二価飽和脂肪族ヒドロカルビル基を示す。アルキレン基は、分枝および直鎖ヒドロカルビル基、例えばメチレン、エチレン、プロピレン、2−メチプロピレン(methypropylene)、ペンチレン、などを含む。
「ヘテロアルキレン」は、1−8の炭素原子がヘテロ原子、好ましくは、−N(COR’)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および−O−の1つ以上に置き換えられたアルキレンを示し、ここで、R’はC−Cアルキルである。
「アルコキシ」は−O−アルキル基を示し、例として、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、t−ブトキシ、sec−ブトキシ、およびn−ペントキシを含む。
「アリール」は6〜14の炭素原子を有し、環ヘテロ原子を有さず、単一環(例えば、フェニル)または複数の縮合(融合)環(例えば、ナフチルまたはアントリル)を有する芳香族基を示す。複数の環系では、「アリール」という用語は、付着点が芳香族炭素原子にある場合に当てはまる(例えば、5,6,7,8テトロヒドナフタリン−2−イルは、その付着点が芳香族フェニル環の2位にあるのでアリール基である)。
「ヘテロアリール」は、5〜14の環原子および1−3の環ヘテロ原子を有し、単一環(例えば、フリル)または複数の縮合(融合)環(例えば、ベンゾフリル)を有する芳香族基を示す。複数の環系では、「ヘテロアリール」という用語は付着点が少なくとも1つヘテロ原子を含む芳香族環原子にある場合に当てはまる。
「アリールオキシ」は−O−アリール基を示す。
「ハロ」はF、Cl、Br、および/またはIを示す。
「ヘテロ原子」窒素、硫黄、リン、その酸化形態、および/または酸素を示す。
「Pg」は保護基を示す。保護基は、官能基に結合されると、得られた保護された官能基を、化合物の他の部分上で実施される反応および対応する反応条件に対し不活性にするよく知られた官能基であり、これは、脱保護条件下で反応し、元の官能性を再生させることができる。保護基は、分子の残りと適合するように選択される。−O−Pg基はここで記載される合成中、ヒドロキシル官能性を保護する。ヒドロキシル保護基の例としては、例えば、下記が挙げられる:エーテル、例えばベンジル、p−メトキシベンジル、p−ニトロベンジル、アリル、およびトリチル;ジアルキルシリルエーテル、例えばジメチルシリルエーテル、およびトリアルキルシリルエーテル例えばトリメチルシリルエーテル、トリエチルシリルエーテル、およびt−ブチルジメチルシリルエーテル;エステル、例えばベンゾイル、アセチル、フェニルアセチル、ホルミル、モノ、ジ、およびトリハロアセチル例えばクロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル;およびカーボネート、例えばメチル、エチル、2,2,2−トリクロロエチル、アリル、およびベンジル。ヒドロキシ保護基の追加の例が、標準的な参照研究、例えばGreene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis., 2d Ed., 1991, John Wiley & Sons、およびMcOmie Protective Groups in Organic Chemistry, 1975, Plenum Pressにおいて見られる。本明細書で開示されるヒドロキシル基を保護および脱保護するための方法は、当技術分野、特定的には、Greene and Wuts、上記、およびその中で引用される参考文献において見出すことができる。
「脱離基」は求核剤によりとって代わられ得る部分を示す。脱離基の例としてはハロおよびスルホネートが挙げられるが、それらに限定されない。
本明細書では、本明細書で提供される「ポリマ」は、置換の置換により生成されるポリマは含まない。そのような置換の置換が可能性のあるポリマを生じさせる場合、そのような置換は3つのそのような置換に限定される。
式(I)の化合物に関しては、1つの実施形態では、R−Rの各々は独立してC−Cアルキルであり、または−L−Rである。別の実施形態では、1−7のR−Rは−L−Rである。別の実施形態では、2−7または3−6のR−Rは−L−Rである。別の実施形態では、1−6のR−RはC−Cアルキルである。別の実施形態では、1−6のR−Rはメチルである。別の実施形態では、少なくとも1つのR−Rは水素である。
別の実施形態では、重合可能な基は、−NCO、−NCS、−CO11、−エチニル、−N、アリルからなる群より選択され、または下記であり:
Figure 2015500344
式中、
10は、水素、C−Cアルキル、COH、CO12、CN、およびCON(R13からなる群より選択され;
11は4または5つのフルオロ原子で置換されたフェニルであり、またはスクシンイミジルまたはフタルイミジルであり;
12は任意で、1−3のヒドロキシ基で置換されたC−C12アルキルであり;
13は任意で、1−3のヒドロキシ基で置換されたC−C12アルキルであり、あるいは2つのR13基は、それらが結合されている窒素原子と一緒に酸素、硫黄、窒素またはNR14から選択される1〜3のヘテロ原子を有する5−7員複素環を形成し、ここで、R14は水素またはC−C12アルキルであり;
15は、水素、任意で、1−3のヒドロキシ基で置換されたC−Cアルキル、およびCNからなる群より選択され;
YはOまたはNR16であり;ならびに
16は水素またはC−Cアルキルである。
別の実施形態では、LはC−C20アルキレンまたは酸素、硫黄、および窒素から選択される1〜5のヘテロ原子を有するヘテロアルキレンであり、その各々は任意で、オキソ(=O)、チオ(=S)、およびC−Cアルキルからなる群より選択される1−10の置換基で置換される。アルキレンの非限定的な例としては−(CH−が挙げられ、式中、nは1−12である。別の実施形態では、Lは共有結合である。
別の実施形態では、式(I)の化合物は式(I−B)を有し:
Figure 2015500344
式中、
は水素または−OR20であり;
各R20は独立してメチル、ビニル、アリル、−(CH−OCOCH=CH2、または−(CH−OCOC(Me)=CHであり、ただし、少なくとも1つのR20はメチルでないことを条件とし;ならびに
mは2−10である。
別の実施形態では、式(I−B)の化合物では、1、2、または3つのR20基はビニルまたはアリルである。別の実施形態では、式(I−B)の化合物では、1、2、または3つのR20基は−(CH−OCOC(Me)=CHである。別の実施形態では、式(I−B)の化合物では、1、2、または3つのR20基は−(CH−OCOCH=CHである。そのような基により、一端で指示薬の残りに、他端でポリマ鎖に供給結合により付着された、エチレン、プロピレン、または別のより高級なアルキレン基の形成が得られる。重合可能な基、例えばアクリレートまたはメタクリレートは、この発明の化合物を別のモノマ、例えばヒドロキシエチルメタクリレートと重合させるように企図される。これらの基はヘキサメトキシレッドおよびヘプタメトキシレッドの両方のメトキシ部分のメチル基を模倣するので、それらの包含は、指示薬のpKaをわずかにしか変化させないはずである。すなわちpKaは±0.5単位しか、好ましくは±0.3単位しか、さらに好ましくは±0.2単位しか変化しないはずである。
フェニル環(複数可)上での1つ以上のX置換基の包含は、指示薬の色変換に要求されるpHと一貫した様式で、指示薬のpKaの調節またはヒドロキシ基がプロトン化され、水として脱離する時に形成される三置換メチルカチオンの安定性の調節を可能にする。水脱離および色生成の非限定的プロセスが以下に概略的に図示され:
Figure 2015500344
式中、各Arは独立して本明細書で提供される、例えば、式(I)および(II)の化合物において示されるアリール部分を示す。すなわち、電子供与および/またはカチオン安定化置換基、例えば、限定はされないが、アルコキシ、アルキル、およびアリールの導入は、より低い酸度およびより高いpHで色を変化させる指示薬を提供する。他方、電子求引置換基、例えば、限定はされないが、ハロまたはシアノの導入は、より高い酸度およびより低いpHで色を変化させる指示薬を提供する。
この発明の化合物は当技術分野において認識される方法に従い、必要に応じ市販の試薬を適切に置換して合成される。他の化合物は本明細書で説明される方法の改変、およびこの開示に基づき知られているものに従い、合成される。例えば、Raj. B. Durairaj, Resorcinol: Chemistry, Technology, and Applications, Birkhauser, 2005を参照されたい。この発明の化合物を合成するための例示的で非限定的な方法は、概略的に下記で示され、これは、中間体4−ヒドロキシフェニル化合物の合成を示す。そのような中間体もまた、この発明の範囲内にある。その化合物はその後、ヒドロキシル基上で修飾され重合可能な基が組み入れられる。
Figure 2015500344
工程1では、保護されたレゾルシノールメチルエーテルが、好ましくはジオキサンなどの非極性溶媒中1当量の臭素を使用して、臭素化される。本明細書では、PGは保護基を示し、これは、官能基に結合されると、得られた保護された官能基を、化合物の他の部分上で実施される反応および対応する反応条件に対し不活性にするよく知られた官能基を示し、これは、脱保護条件下で反応し、元の官能性を再生させることができる。この発明の化合物を合成するために有用な保護基の例、ならびに本明細書で使用される保護および脱保護のための方法は、標準的な参照研究、例えばGreene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis., 2d Ed., 1991, John Wiley & Sons, およびMcOmie Protective Groups in Organic Chemistry, 1975, Plenum Pressにおいて見られる。メチルチオメチルエーテルおよびアリルエーテルは上記スキームのために企図されるある一定の非限定的保護基である。工程2では、臭素化レゾルシノール誘導体は金属化され、Grignard試薬またはレソルシルリチウムが提供される。工程3では、金属化アリールをアリールカルボン酸エステルと反応させ、式(I)の化合物に対し保護された前駆体が提供され、これは工程4で脱保護される。
Figure 2015500344
工程5では、脱保護されるフェノールヒドロキシ化合物が、脱離基、例えばクロロ、ブロモ、ヨード、または−OSOを含むR−L部分と反応させられ、式中、Rは任意で、1−5のフルオロ原子で置換されたC−Cアルキルまたは任意で、1−3のC−Cアルキルもしくはハロ基で置換されたアリールである。あるいは、脱保護される化合物をリンカーLの部分を提供する化合物と反応させる(工程6)。そのような化合物は下記工程7および8で示されるように、当業者によく知られている試薬および方法を使用して、この発明の化合物に構成される。
Figure 2015500344
式(I)の化合物はまた、適切に保護されたアリールカルボン酸エステルを金属化アリール化合物と反応させること、ならびに生成されたトリアリールメチル化合物を、本明細書で提供される方法を介して、および/または当業者によく知られた方法を介して構成することにより合成される:
Figure 2015500344
式(I)の化合物はまた、適切に保護されたアリールカルボン酸エステルを金属化アリール化合物と反応させること、ならびに生成されたトリアリールメチル化合物を、本明細書で提供される方法を介して、および/または当業者によく知られた方法を介して構成することにより合成される:
Figure 2015500344
式(I−B)の化合物は、下記で示されるように、例えば、市販のヘキサメトキシレッドまたはヘプタメトキシレッドから開始して合成される。
Figure 2015500344
脱メチルは、当技術分野でよく知られた様々な方法に従い、例えば、例として、アルキルチオレート、例えばイソプロピルチオレート、エチルチオレート、またはジエチルアミノエチルチオレートと反応させる、またはアミド、例えばNaN(SiMe)およびLiN(i−Pr)と反応させることにより、実施することができる。また、Greene and Wuts上記を参照されたい。様々なアルカリ金属炭酸塩は有用な塩基である。
この発明の他の化合物は、便宜上、これらのおよび他の公知の方法に従い、開始材料および、必要に応じて、保護基を適切に置換して合成される。電子求引置換基、例えばハロは、便宜上、求電子置換により、ハイポハライト、ハロゲン、IClを使用して、好ましくはアルカリ条件下でアリール環に組み入れることができる。ハロ基は、便宜上、よく知られた方法、例えばCuCNを使用するものに従い、シアノ基に変換される。ニトロ基は便宜上、求電子ニトロ化により、当業者によく知られている様々な条件および試薬、例えばニトロニウムテトラフルオロボレート、硝酸を用いて、任意で無水酢酸、などを用いて組み入れられる。
この発明の他の化合物、例えば、1つ以上のヘテロアリールA、B、およびC環を含むものは、当業者によく知られている方法に従い、または本明細書で説明されている方法に従い、開始材料および反応条件を適切に置換して(この開示を読めば、当業者には明らかになるであろう)調製される。
反応は、好ましくは不活性溶媒中、相当量の生成物を提供するのに十分な期間実施され、これは、よく知られた方法、例えば薄層クロマトグラフィーまたはH−核磁気共鳴分光法に従い検出される。生成物はその後の工程のために、さらに精製せずに使用され、またはよく知られた方法、例えばカラムクロマトグラフィー、結晶化、沈殿、および減圧蒸留の1つ以上に従い精製することができる。
この発明の他の化合物は、当業者によく知られている方法および/または本明細書で開示されるものに従い、反応物および試薬を適切に置換して調製される。
式(I)および(II)(式中、Rは水素である)の化合物のpH感度は、ヘキサメトキシレッドの±0.5以内、好ましくは、±0.3以内、より好ましくは±0.2以内にあることが企図される。式(I)(式中、Rは−ORである)の化合物のpH感度はヘプタメトキシレッドの±0.5以内、好ましくは、±0.3以内、より好ましくは±0.2以内にあることもまた、企図される。この発明の範囲内の化合物としては下記表で明記されるものが挙げられるが、それらに限定されない。
式(I−A)の好ましい化合物
Figure 2015500344
表1
Figure 2015500344
Figure 2015500344
式(I−B)の好ましい化合物:
Figure 2015500344
表2
Figure 2015500344
Figure 2015500344
Figure 2015500344
Figure 2015500344
Figure 2015500344
式(II−A)の好ましい化合物
Figure 2015500344
表3
Figure 2015500344
式(A)のある一定の好ましい化合物
Figure 2015500344
表4
Figure 2015500344
実施例
実施例1
グラムスケールでのヘプタメトキシレッドの調製
工程1:メチル2,4,6−トリメトキシベンゾエートの合成
2,4,6−トリメトキシ安息香酸(5.61g、26.42mmol)を、20mLのメタノールに懸濁させた。濃硫酸(1mL)を混合物に添加し、反応物を24時間加熱還流させた。反応物を室温まで冷却し、メタノールを真空で除去した。残渣を、50mLの5%NaHCOに入れ、全ての固体が溶解するまでヘキサンで抽出した。ヘキサン抽出物を無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、揮発物質をロータリー・エバポレーターで除去して乾燥させ所望の生成物、メチル2,4,6−トリメトキシベンゾエートを白色結晶固体として得た。
工程2:ヘプタメトキシレッドの合成
1−ブロモ−2,4−ジメトキシベンゼン(4.23g、19.47mmol)を丸底フラスコに添加し、フラスコを10分窒素でフラッシングした。無水エーテル(80mL)を添加し、続いて、n−ブチルリチウムを含むヘキサン(1.6M、12.2mL)を滴下した。濁った混合物を室温で10分撹拌した。メチル2,4,6−トリメトキシベンゾエート(2.20g、9.74mmol)をエーテルに溶解し、反応混合物に滴下した。添加が完了した後、反応物を3分長く撹拌した。反応物をその後、5%NHCl(50mL)を含む分液漏斗に注ぎ入れ、色の変化が観察されるまで振盪させた。層を分離し、エーテル層を無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、揮発物質をロータリー・エバポレーターで除去して乾燥させた。粗油をフリーザーに入れた(粗収量6.02g、132%)。
実施例2
ヘプタメトキシレッドの一段階調製
(4.23g、19.47mmol)の1−ブロモ−2,4−ジメトキシベンゼンを適切なサイズの丸底フラスコに添加すること。ゴムセプタムを取り付け、フラスコを密閉すること。セプタムに通気穴として針を挿入し、丸底フラスコを窒素で約10分フラッシングすること。(80mL)無水エーテルを添加し、続いて、n−ブチルリチウムを含むヘキサン(1.6M、12.2mL)を滴下すること。濁った混合物10分撹拌し、丸底フラスコを氷上で維持すること。(2.20g、9.74mmol)のメチル2,4,6−トリメトキシベンゾエートを約20mlの無水エーテル(必要に応じて約20mL超)に溶解し、その後、これを反応混合物に滴下すること。添加が完了した後、反応混合物を約3分長く撹拌すること。反応混合物を、5%NHCl(aq)(50mL)を含む分液漏斗に注ぎ入れ、色の変化が観察されるまで振盪させること(薄いオレンジ)。層を分離させ、上部エーテル層を約5gの無水NaSOで乾燥させ、濾過させること。揮発物質をロータリー・エバポレーターで、35−40℃で400mbar下にて除去して乾燥させた。ヘプタメトキシレッドの粗油(黄色−オレンジの色)をフリーザーに入れること。収量は、約3.1gである。
実施例3
グラムスケールでのヘキサメトキシレッドの調製
(4.23g、19.47mmol)の1−ブロモ−2,4−ジメトキシベンゼンを適切なサイズの丸底フラスコに添加すること。ゴムセプタムを取り付けフラスコを密閉すること。通気穴としてセプタムに針を挿入し、丸底フラスコを窒素で約10分フラッシングすること。無水エーテル(80mL)、続いて、n−ブチルリチウムを含むヘキサン(1.6M、12.2mL)を滴下すること。濁った混合物10分撹拌し、丸底フラスコを氷上で維持すること。(2.20g、9.74mmol)のメチル2,4−ジメトキシベンゾエートを約20mlの無水エーテル(必要に応じて、約20ml超を使用することができる)に溶解し、その後、これを反応混合物に滴下すること。添加が完了した後、反応混合物を約3分長く撹拌すること。反応混合物を、5%NHCl(aq)(50mL)を含む分液漏斗に注ぎ入れ、色の変化が観察されるまで振盪させること(薄いオレンジ)。層を分離させ、上部エーテル層を約5gの無水NaSOで乾燥させ、濾過させること。揮発物質をロータリー・エバポレーターで、35−40℃で400mbarにて除去して乾燥させた。ヘキサメトキシレッドの粗油(黄色−オレンジの色)をフリーザーに入れること。収量は、約3.1gである。
実施例4
この発明の重合可能な指示薬の調製
ヘプタメトキシレッド(1モル当量)をアルキルチオール(1.2−5モル当量)およびナトリウム三級ブトキシド(1.2−5モル当量)とDMF(ヘキサメトキシレッドに対し約0.5−2モル/リットル)中で加熱する。反応をヘキサメトキシレッドの消失および/またはヒドロキシル化化合物の形成についてモニタする。反応が実質的に完了した時に、反応混合物を冷却し、Br−(CH−OC(O)CH=CH(式中、mは2−10である)(好ましくはチオレートと同じモル当量)をインサイチューで添加し、必要に応じて、反応混合物を再び加熱する。重合可能な指示薬を水性精査に従い、反応混合物から単離し、および、クロマトグラフィーにより、好ましくは中性〜わずかに塩基性条件下にて、例えば中性または塩基性アルミナを使用して、あるいはわずかにアルカリ性の溶離液、例えばトリエチルアミンが添加された溶離液を使用して、分離する。
有用性
この発明の化合物は、pH指示薬として、特に、例えば別のモノマ、例えばヒドロキシエチルメタクリレートと重合される場合有用である。この発明のpH指示薬およびこの発明のモノマを含むポリマはコンタクトレンズ、食物パッケージング、および包帯において有用である。
重合可能な基は、形成されるポリマに対して選択される。例えば、アリルおよび2−(アクリル)エチレンは、容易に、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、HEMA(2−ヒドロキシルエチレンメタクリレート)のポリマ、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、などに組み入れられる。この発明のpH指示薬は、官能化され、重合されるモノマと同様の反応官能性を含むので、モノマおよびpH指示薬のランダムコポリマまたはブロックコポリマ(pH指示薬がポリマの非常に特定的な部分に制限されている)のいずれかを形成することができる。後者は、ポリマの一部のみがpH指示を提供するようにする。
同様に、イソシアネートおよびチオイソシアネートは、容易に、適切な官能基、例えばアミノまたはヒドロキシル官能性を介して、ならびに1つ以上のそれらのヒドロキシル官能性により炭水化物を介してペプチドおよびタンパク質に組み入れられる。それぞれの場合において、炭水化物系創傷カバリング、例えば綿、ヒアルロン酸、などを使用するものは、pH指示薬を直接、炭水化物繊維に共有結合により結合させることができ、よって、指示薬の浸出が回避される。同様に、タンパク質系治療薬、例えば、例としてコラーゲンを組み入れるものは、同様にポリマ中に組み入れることができる。
様々な重合可能な基がまた、核酸、例えばDNAおよびRNA(siRNAを含む)に付着され得、核酸プローブを提供する。
上記に加えて、複数の重合可能な基が同じ分子内で使用される場合、分子は、架橋剤ならびにpH指示薬の両方として使用することができ、よって、ポリマが架橋される場合、別の架橋剤の全てまたはいくつかに対する必要性が除去される。

Claims (17)

  1. 式(I)および(II)の化合物からなる群より選択される化合物:
    Figure 2015500344
    式中、
    p、q、およびrの各々は独立して、0、1、または2であり、ただし、式(II)の化合物は、ペンタメトキシレッド、ヘキサメトキシレッド、およびヘプタメトキシレッドを排除することを条件とし;
    各Xは独立して、下記であり:
    −Cアルキル(任意で、1−3のフェニル、オキソ、シアノ、ハロ、ニトロで置換される);
    フェニルまたはナフチル、好ましくはフェニル(任意で、1−4、好ましくは1−3、より好ましくは1−2、さらにより好ましくは1つの置換基で置換され、ここで、前記置換基は、アルキル、好ましくはC−Cアルキル、−OR18からなる群より選択され、ここでR18はアルキル、好ましくはC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C10アリール、好ましくはフェニルであり、その各々は任意で、ハロ、好ましくはフルオロ、シアノ、C−Cアルコキシ、およびアリールオキシからなる群より選択される1−5、好ましくは、1−3の置換基で置換される);
    −OR19(式中、R19は水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、またはフェニルであり、その各々は任意で、ハロ、好ましくはフルオロ、シアノ、C−Cアルコキシ、およびアリールオキシからなる群より選択される1−5、好ましくは、1−3の置換基で置換され、あるいはR19はPgである);あるいは
    シアノ、ハロ、ニトロ;
    Pgはヒドロキシル保護基であり;
    各R17は独立して水素またはXであり、ここで、Xは上記のように規定され;
    は水素、X、または−ORであり、ここで、Xは上記のように規定され;
    −Rの各々は独立して水素、Pg、C−Cアルキルであり、または−L−Rであり;
    は重合可能な基であり;ならびに
    Lは共有結合または、1つ以上の重合可能な基を、それが付着された酸素原子に連結するリンカーである。
  2. 式(I)の請求項1に記載の化合物:
    Figure 2015500344
    式中、X、p、q、r、およびR−Rは、請求項1で記載されるように規定される。
  3. 式(I−B)の請求項1または2に記載の化合物:
    Figure 2015500344
    式中、X−Xは独立して水素であり、または請求項1において記載されるXのように規定され、R−Rは、請求項1で記載されるように規定される。
  4. 式(I−A)の請求項1または2に記載の化合物:
    Figure 2015500344
    式中、
    は水素、−OH、−O−Pg、または−ORであり;
    −Rの各々は独立して水素、C−Cアルキルであり、または−L−Rであり、ただし、少なくとも1つのR−Rは−L−Rであることを条件とし;ならびに
    、Pg、およびLは、請求項1で記載されるように規定される。
  5. 式(II)の請求項1に記載の化合物:
    Figure 2015500344
    式中、各R17独立しては水素またはXであり、ならびにX、p、q、r、およびR17は、請求項1で記載されるように規定される。
  6. 式(II−A)の請求項1または5に記載の化合物:
    Figure 2015500344
    式中、X−Xは独立して水素であり、または請求項1において記載されるXのように規定され、ならびにR21−R23は、請求項1において記載されるR17のように規定される。
  7. は水素または−ORであり;
    −Rの各々は独立してC−Cアルキルであり、または−L−Rであり、ただし、少なくとも1つのR−Rは−L−Rであることを条件とし;
    は重合可能な基であり;ならびに
    Lは共有結合または、1つ以上の重合可能な基を酸素原子に連結するリンカーである、請求項1に記載の化合物。
  8. 1−7のR−Rは−L−Rである、請求項1に記載の化合物。
  9. 2−6のR−Rは−L−Rである、請求項1に記載の化合物。
  10. 1−6のR−RはC−Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
  11. 1−6のR−Rはメチルである、請求項1に記載の化合物。
  12. 前記重合可能な基は、−NCO、−NCS、−N、エチニル、−CO11
    Figure 2015500344
    からなる群より選択され;
    10は、水素、COH、CO12、CN、およびCON(R13からなる群より選択され;
    11は4または5のフルオロ原子で置換されたフェニルであり、またはスクシンイミジルもしくはフタルイミジルであり;
    12は任意で、1−3のヒドロキシ基で置換されたC−C12アルキルであり;
    13は任意で、1−3のヒドロキシ基で置換されたC−C12アルキルであり、または2つのR13基は、それらが結合されている窒素原子と一緒に5−7員複素環を形成し;
    15は、水素、任意で、1−3のヒドロキシ基で置換されたC−CアルキルおよびCNからなる群より選択され;
    YはOまたはNR16であり;ならびに
    16は水素またはC−Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
  13. Lは任意で、オキソ(=O)、チオ(=S)、およびC−Cアルキルからなる群より選択される1−10の置換基で置換されたC−C20アルキレンまたはヘテロアルキレンである、請求項1に記載の化合物。
  14. 式(I−C)の請求項3に記載の化合物:
    Figure 2015500344
    式中、
    は水素または−OR20であり;
    各R20独立して、水素、メチル、ビニル、アリル、−(CH−OCOCH=CH2、または−(CH−OCOC(Me)=CHであり、ただし、少なくとも1つのR20はメチルでないことを条件とし;ならびに
    mは2−10である。
  15. 各R20は独立してメチル、ビニル、アリル、−(CH−OCOCH=CH2、または−(CH−OCOC(Me)=CHであり、ただし、少なくとも1つのR20はメチルでないことを条件とする、請求項14に記載の化合物。
  16. 1、2、または3つのR20基は−(CH−OCOC(Me)=CHである、請求項14に記載の化合物。
  17. 少なくとも1つのR−Rは水素であり、RはOHである、請求項1に記載の化合物。
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