JP2015233355A - 充電システム、給電車両、充電車両、及び充電方法 - Google Patents

充電システム、給電車両、充電車両、及び充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両間の電力供給によりバッテリを充電する際に、給電車両及び充電車両にそれぞれ設けられている変換器を効率的に活用しつつ、充電効率を高めた充電システムを提供する。
【解決手段】給電車両100と充電車両200との間を充電ケーブル300で接続する。給電車両は、給電側バッテリ101と、給電側モータ104と、給電側電力変換手段103と、給電側充電ポート108と、給電側制御手段110とを備え、充電車両は、充電側バッテリ201と、充電側モータ204と、充電側電力変換手段203と、充電側充電ポート208と、充電側制御手段210とを備える。給電側制御手段は、給電側バッテリの電圧を給電側電力変換手段により変換して給電側充電ポートに出力し、充電側制御手段は、充電ケーブルを介して充電側充電ポートに入力された電圧を充電側電力変換手段により変換し充電側バッテリに出力して、充電側バッテリの充電を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電システム、給電車両、充電車両、及び充電方法に関するものである。
救援車両により救援対象車両のバッテリを充電する車両間充電装置において、救援車両のバッテリと、バッテリの直流電圧を昇圧するコンバータと、インバータとを救援車両に備え、インバータのスイッチング素子とモータの巻線リアクトルとの回路で降圧コンバータを構成し、救援車両のバッテリの電圧をコンバータにより昇圧して、昇圧された電圧を降圧コンバータにより降圧して救援対象車両に出力する。そして、救援対象車両では、救援車両から出力された電圧を昇降圧されることなく、直接、バッテリに供給されることで、救援対象車両のバッテリを充電するものが開示されている(特許文献1)。
特開2012−196105号公報
しかしながら、上記の車両間充電装置は、電力の供給側の車両に、電力を変換する変換器を備えているが、変換器を効率的に活用しておらず、また充電効率が低いという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、車両間の電力供給によりバッテリを充電する際に、給電車両及び充電車両にそれぞれ設けられている変換器を効率的に活用しつつ、充電効率を高めた充電システム、給電車両、充電車両、及び充電方法を提供することである。
本発明は、給電側バッテリの電力を変換して給電側モータに出力する給電側電力変換手段を給電車両に、充電側バッテリの電力を変換して充電側モータに出力する充電側電力変換手段を充電車両にそれぞれ設け、給電側バッテリの電圧を給電側電力変換手段により変換して給電側充電ポートに出力し、充電ケーブルを介して充電側充電ポートに入力された電圧を充電側電力変換手段により変換し、充電側バッテリに出力して、充電側バッテリの充電を制御することによって上記課題を解決する。
本発明は、給電車両と充電車両で、モータ駆動用の電力変換手段をそれぞれ用いた上で、バッテリを充電しているため、電力変換手段を効率的に活用でき、充電効率を高めることができる。
本発明の実施形態に係る充電システムのブロック図である。 図1の給電側コントローラの制御フローを示すフローチャートである。 図1の充電側コントローラの制御フローを示すフローチャートである。 図1のバッテリの特性を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る充電システムのブロック図である。 図5の給電側コントローラの制御フローを示すフローチャートである。 図5の充電側コントローラの制御フローを示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る充電システムのブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1は本発明の実施形態に係る充電システムのブロック図である。本例の充電システムは、給電車両100から充電車両200へ直流で給電することで、給電車両のバッテリの電力で、充電車両のバッテリを充電するためのシステムである。なお、給電車両100及び充電車両200が電気自動車であることを前提に説明するが、給電車両100及び充電車両200は電気自動車に限らず、例えばプラグインハイブリッド車両でもよい。なお、図1において、太い点線はバッテリ101とバッテリ201との間の電力の流れを示しており、細い点線は、制御ライン又は通信ラインを示している。図5及び図8も同様に図示している。
給電車両100は、バッテリ101と、コンデンサ102、106と、インバータ103と、モータ104と、追加リアクトル105と、コンタクタ107と、充電ポート108と、配線109a、109bと、給電側コントローラ110と、通信部120を備えている。
バッテリ101は、複数の二次電池を接続することで構成されている。バッテリ101は、モータ104に電力を供給するための電力源である。コンデンサ102は、一対の電源ラインを介して、バッテリ101の両端子間に接続されている。コンデンサ102はバッテリ101からインバータ103に出力される電圧を平滑するためのコンデンサである。
インバータ103は、バッテリ101の直流電力を交流電力に変換して、変換した電力をモータ104に出力する電力変換回路である。インバータ103は、U、V、W相の各相に直列に接続された複数のスイッチング素子と、複数のスイッチング素子にそれぞれ並列接続されたダイオードとを備えている。ダイオードは、スイチング素子の電流の導通方向に対して逆向きになるように接続されている。直列に接続されたスイッチング素子の両端は、バッテリ101の両端と一対の電源ラインで接続されている。また、各相の複数のスイッチング素子の接続点は、モータ104の各相のコイルにそれぞれ接続されている。インバータ103は、給電側コントローラ110から送信されるスイッチング信号により、スイッチング素子のオン、オフを切り替えて、電力を変換する。
モータ104は、バッテリ101の電力により駆動するモータであり、給電車両100の駆動源となる。モータ104は、各相に対応する3つのコイルを有している。3つのコイルの両端のうち、一端は、配線を介してインバータ103の各相に接続されている。他端は中性点Aに接続されている。モータ104はインバータ103を介してバッテリ101に接続されている。
追加リアクトル105は、モータ104の中性点Aとコンタクタ107との間に接続されている。コンデンサ106は、一対のコンタクタ107にそれぞれ接続された一対の配線109a、109bの間に接続されている。コンデンサ106は、給電車両100から充電車両200に電力を出力する際にチャージされ、コンデンサ106にチャージされた電圧が、給電車両100から充電車両200に出力される電圧となる。
コンタクタ107は、一対の配線109a、109bにそれぞれ接続された一対のスイッチである。配線109aに接続されたコンタクタ107は充電ポート108とモータ104の中性点Aとの間に接続されている。配線109bに接続されたコンタクタ107は充電ポート108と、インバータ103の負の電源ラインに接続されている。コンタクタ107は、バッテリ101の電力を充電ポート108から出力する導通経路のオン、オフを切り替えるためのスイッチである。コンタクタ107のオン、オフは給電側コントローラ110により制御される。
充電ポート108は、充電ケーブル300の接続口であり、充電ケーブル300の先端部分のコネクタと嵌合するように構成されている。充電ポート108は配線109a、109bを介してコンタクタ107に接続されている。配線109aは、モータ104の中性点Aと充電ポート108との間を接続しつつ、追加リアクトル105及びコンタクタ107を接続するため配線である。配線109bは、インバータ103の負側の電源ラインと充電ポート108との間を接続しつつ、コンタクタ107を接続するため配線である。
これにより、モータ104の中性点Aは、追加リアクトル105、コンデンサ106を介してコンタクタ107に接続されている。またインバータ103の負側の電源ラインは、コンデンサ106を介してコンタクタ107に接続されている。そして、コンタクタ107は充電ポート108に接続されている。
給電側コントローラ110は、インバータ103及びコンタクタ107を制御するためのコントローラである。通信部120は、充電車両200と通信するための通信機である。充電ケーブル300には通信線が含まれている。そして、充電ケーブル300が充電ポート108と充電ポート208に接続されることで、給電車両100側の通信部120は、通信線と通じて、充電車両200側の通信部220と通信可能な状態となる。
充電車両200は、バッテリ201と、コンデンサ202、206と、インバータ203と、モータ204と、追加リアクトル205と、コンタクタ207と、充電ポート208と、配線209a、209bと、充電側コントローラ210と、通信部220を備えている。バッテリ201、コンデンサ202、206、インバータ203、モータ204、追加リアクトル205、コンタクタ207、充電ポート208、配線209a、209b、充電側コントローラ210、及び、通信部220の各構成は、バッテリ101、コンデンサ102、106、インバータ103、モータ104、追加リアクトル105、コンタクタ107、充電ポート108、配線109a、109b、給電側コントローラ110、及び通信部120の構成とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。また充電車両200の上記構成の配線経路は、給電車両100の上記構成の配線経路と同一である。
次に、給電車両100の走行中の給電側コントローラ110の制御を説明する。車両の走行中、給電側コントローラ110はコンタクタ107をオフ状態にする。給電側コントローラ110は、アクセル操作によるアクセル開度、モータの回転数等によりトルク指令値を演算しつつ、当該トルク指令値に相当するトルクをモータ104から出力させるように、インバータ103のスイッチング信号を生成し、各スイッチング素子に出力する。モータ104の力行時には、インバータ103は、バッテリ101の直流電力を交流電力に変換しつつ、モータに出力する。またモータ104の回生時には、インバータ103はモータ104から入力される交流電力を直流電力に変換して、バッテリ101に出力する。給電車両100の走行中、コンタクタ107はオフ状態になっているため、モータ104の駆動中の中性点Aの電位は充電ポート108に印加されない。なお、充電車両200の走行中における充電側コントローラ210の制御は、給電側コントローラ110と同様であるため、説明を省略する。
次に、給電車両100から充電車両200へ直流で電力を供給する際の給電側コントローラ110の制御と充電側コントローラ210の制御を、それぞれ説明する。図2は給電側コントローラ110の制御フローを示すフローチャートである。図3は充電側コントローラ210の制御フローを示すフローチャートである。
まず、給電車両100と充電車両200との間の充電ポート108、208が充電ケーブル300で接続されると、給電側コントローラ110は充電ケーブル300の接続を確認する(ステップS11)。
ステップS12にて、給電側コントローラ110は、通信部120を用いて、充電車両200との通信を開始する。給電側コントローラ110は、バッテリ201の情報を充電車両200から取得する。バッテリ201の情報は、バッテリ201の現在の状態(充電を行う前の状態)を示す情報であって、バッテリ201の電圧、SOC等である。
ステップS13にて、給電側コントローラ110は、バッテリ101に接続された電圧センサを用いて、バッテリ101の電圧を検出する。そして、給電側コントローラ110は、給電車両100のバッテリ101の電圧と、充電車両200のバッテリ201の電圧に基づいて、目標電圧を設定する。給電側コントローラ110は、バッテリ101の電圧及びバッテリ201の電圧よりも低い電圧を目標電圧に設定する。目標電圧は、充電ポート108から充電ポート208に出力される電圧であり、バッテリ101の充電中にコンデンサ106に充電される電圧である。
次に、ステップS14にて、給電側コントローラ110はコンタクタ107をオフ状態からオン状態に切り替える。コンタクタ107がオフ状態からオン状態に切り替わる時に、コンデンサ106には電圧が印加されていない。
次に、ステップS15にて、給電側コントローラ110は、インバータ103のスイッチング素子を制御して、バッテリ101の電圧を、インバータ103及びモータ104により降圧させて、充電ポート108に出力する。給電側コントローラ110は、インバータ103の三相のうち、二相のスイッチング素子をオフ状態にしつつ、一相のスイッチング素子のオン、オフを切り替える。このとき、一相のスイッチング素子、及び、当該一相のスイッチング素子の接続点に接続されたモータ104のコイル、及び追加リアクトル105は降圧コンバータとして動作する。そして、給電側コントローラ110は、コンデンサ106の電圧が目標電圧になるように、インバータ103とモータ104により、バッテリ101の電圧を目標電圧まで降圧させることで、バッテリ101の電圧制御を行う。なお、コンデンサ106の電圧は、コンデンサ106に接続された電圧センサにより管理されている。
ステップS16にて、給電側コントローラ110は、通信部120を用いて、充電車両200から充電停止信号を受信したか否か判定する。充電停止信号は、充電を停止するための指令信号である。充電停止信号を受信していない場合には、ステップS15に戻る。そして、ステップS15、S16の制御ループが繰り返されることで、給電車両100から充電車両200への電力供給が継続される。
一方、充電停止信号を受信した場合には、給電側コントローラ110はインバータ103のスイッチング素子の切り替え動作を停止させることで、電力供給を停止する(ステップ17)。そして、給電側コントローラ110はコンタクタ107をオン状態からオフ状態に切り替え、給電車両100側の制御フローが終了する。
次に、充電側コントローラ210の制御を説明する。ステップS21及びステップS22の制御は、ステップS11及びステップS12の制御と同様である。
ステップS23にて、充電側コントローラ210は、バッテリ201の状態に応じて、バッテリ201の充電電圧を設定する。ステップS24にて、充電側コントローラ210はコンタクタ207をオフ状態からオン状態に切り替える。コンタクタ207がオフ状態からオン状態に切り替わる時に、コンデンサ206には電圧が印加されていない。
ステップS25にて、充電側コントローラ210は、インバータ203のスイッチング素子を制御して、充電ポート208からコンタクタ207を介してインバータ203及びモータ204に入力される電圧を、インバータ203及びモータ204により昇圧させて、バッテリ201に出力する。充電側コントローラ210は、インバータ203の三相のうち、二相のスイッチング素子をオフ状態にしつつ、一相のスイッチング素子のオン、オフを切り替える。このとき、一相のスイッチング素子、及び、当該一相のスイッチング素子の接続点に接続されたモータ204のコイル、及び追加リアクトル205は昇圧コンバータとして動作する。そして、充電側コントローラ210は、インバータ203から出力される電圧がバッテリ201の充電電圧になるように、インバータ203及びモータ204の電流を制御して(電流制御)、充電ポート208から入力される電圧をバッテリ201の充電電圧まで昇圧させる。
ステップS26にて、充電側コントローラ210は、充電を終了させるか否かを判定する。充電側コントローラ210は、バッテリ201の電圧が充電終了時の電圧になった場合に、充電終了として判定する。充電を終了しない場合には、ステップS25に戻る。そして、ステップS25、S26の制御ループが繰り返されることで、バッテリ201の充電制御が継続される。
一方、充電を終了させる場合には、ステップS27にて、充電側コントロー2110はインバータ203のスイッチング素子の切り替え動作を停止させることで、充電制御を停止する。ステップS28にて、充電側コントローラ210は、充電停止信号を給電車両100に送信する。そして、充電側コントローラ210はコンタクタ207をオン状態からオフ状態に切り替え(ステップS29)、充電車両200側の制御フローが終了する。
上記のように、本発明は、バッテリ101の電圧を、インバータ103及びモータ104により変換して充電ポート108に出力し、充電ケーブル300を介して充電ポート208に入力された電圧をインバータ203及びモータ204により変換して、変換された充電電圧をバッテリ201に出力して、バッテリ201の充電を制御する。これにより、給電車両100及び充電車両200において、車両の走行時にモータを駆動させるために必要なインバータ103、203をそれぞれ用いた上で、二車両間を充電ケーブル300で接続しつつ、バッテリ201を充電している。そのため、車両間充電だけのために、コンバータを別途設ける必要がないため、それぞれの車両における複数の構成要素を効率的に活用でき、さらに充電効率も高めることができる。また、コンバータが不要な分、安価な車両間充電を実現できる。
ここで、バッテリ101、201の性質について、図4を用いて説明する。図4は、バッテリ101、201の充電状態(SOC)に対するバッテリ101、201の電圧の特性を示すグラフである。図4において、グラフaはバッテリ101、201に負荷が加わっていない時(非充電時)の特性を示し、グラフbはバッテリ101、201の放電時の特性を示し、グラフcはバッテリ101、201の充電時の特性を示す。なお、上記と同様に、バッテリ101は給電側の二次電池とし、バッテリ201は充電側の二次電池とする。
図4に示すように、バッテリ101、201の特性として、放電時にはバッテリ101、201の電圧は無負荷時よりも低下する。また、充電時にはバッテリ101、201の電圧は無負荷時よりも上昇する。そのため、例えばバッテリ101のSOCが80%とし、バッテリ201のSOCが35%とした場合に、バッテリ101の電圧はバッテリ201の電圧よりも高くなっている。一方、バッテリ101、201間で充電を行う場合には、給電側のバッテリ101の電圧は低下し、充電側のバッテリ201の電圧が上昇するため、バッテリ101の電圧はバッテリ201の電圧とほぼ同じになる。
そして、本発明とは異なり、バッテリ101とバッテリ201との間に昇圧コンバータとして機能する構成要素がない場合には、バッテリ101からバッテリ201に充電できなくなってしまう。さらに、充電開始時はバッテリ101のSOCが高い状態であったとしても、充電が進むにつれて、バッテリ101のSOCが低下するため、充電できなくなってしまう。そして、図4のグラフの例で、充電側のバッテリ201が充電対象として取り得るSOCの範囲を35%未満とした場合に、全ての範囲で充電可能とするためには、給電側のバッテリ101のSOCは80%以上にしなければならない。そのため、給電側のバッテリ101はSOC80%以上とし、充電側のバッテリ201はSOC35%未満としなければ、バッテリ間で充電することはできない。そして、SOC35%以上からSOC80%未満は、充電不可領域となってしまう。
一方、本発明は、バッテリ101の電圧をインバータ103及びモータ104により降圧して充電ポート108に出力し、充電ケーブル300を介して充電ポート208に入力された電圧をインバータ203、モータ204により昇圧し、バッテリ201に出力する。これにより、バッテリ101とバッテリ201との間の電位差に関わらず、バッテリ101からバッテリ201に電力を供給することができるため、広範囲のSOCで充電を行うことができる。
また本発明は、充電ポート108をモータ104の中性点に接続し、充電ポート208をモータ204の中性点に接続している。これにより、車両の走行時にモータを駆動させるために必要なインバータ103、203及びモータ104、204を充電器として用いることができるため、それぞれの車両の構成要素を効率的に活用しつつ、コストを抑制できる。
本発明は、バッテリ101の電力をバッテリ201に供給する場合には、120により充電車両200から取得した情報に基づき、充電ポート108から充電ポート208に出力する目標電圧を設定し、充電ポート108の出力電圧が目標電圧となるようインバータ103を制御する。また本発明は、バッテリ101の電力でバッテリ201を充電する場合には、インバータ203の出力電圧がバッテリ201の充電電圧となるようインバータ203制御する。これにより、給電車両100及び充電車両200を同一の構成にしつつ、電力供給側とバッテリの充電側で制御を変更するだけで、バッテリを充電する際の電力源及び充電器として機能を発揮できる。
また本発明は、インバータ103及びインバータ203を同一の電力変換回路としつつ、充電ポート108とインバータ103との間の配線経路と、充電ポート208とインバータ203との間の配線経路を同一にしている。これにより、同一の構成をもった全ての車両が、バッテリを充電する際の電力源及び充電器としての機能をもつことができるため、車両の利用効率を高めることができる。
なお、本発明の変形例として、充電ポート108は、インバータ103、モータ104を介してバッテリ101に接続する配線経路とは別に、バッテリ101に直接接続してもよい。バッテリ101と充電ポート108との間を直接接続した配線経路は、充電ポート108から供給される電力をバッテリ101に直接出力するための経路である。これにより、充電スタンド等の外部充電装置により、バッテリ101を充電する場合の電力損失を抑制できる。なお、外部充電装置によりバッテリ101を直接、充電する場合には、コンタクタ107はオフ状態になっている。
上記のインバータ103が本発明の「給電側電力変換手段」に相当し、給電側コントローラ110が本発明の「給電側制御手段」に相当し、通信部120が本発明の「通信手段」に相当し、インバータ203が本発明の「充電側電力変換手段」に相当し、充電側コントローラ210が本発明の「充電側制御手段」に相当する。
《第2実施形態》
図5は、発明の他の実施形態に係る充電システムのブロック図である。本例では上述した第1実施形態に対して、給電車両100側に、昇圧器111及びコンタクタ112を設ける点、充電車両200側に、昇圧器211及びコンタクタ212を設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、その記載を援用する。
給電車両100は、インバータ103等の他に、昇圧器111及びコンタクタ112を備えている。昇圧器111は、バッテリ101とモータ104との間で電力を供給する経路に接続され、バッテリ101の出力側に接続されている。昇圧器111はバッテリ101の電圧を昇圧して、インバータ103に出力する。また昇圧器11はバッテリ101の電圧を昇圧して、充電ポート108に出力する。昇圧器111は、バッテリ101の両端子間に接続されたコンデンサ111aと、コンデンサ111aに並列接続された複数のスイッチング素子111b、111cと、スイッチング素子111b、111cの接続点に接続されたコイル111dと、コイル111dの一端と負側の電源ラインとの間に接続されたコンデンサ111eを有している。
コンタクタ112は、昇圧器111とインバータ103との間、及び、昇圧器111と充電ポート108との間に接続されている。コンタクタ112は、バッテリ101から昇圧器111を介してインバータ103、モータ104までの導通経路と、バッテリ101から昇圧器111を介して充電ポート108までの導通経路を切り替えるためのスイッチである。
充電ポート108は、配線109a、109bにより、昇圧器111とインバータ103との間を接続する一対の電源ラインに接続されている。
充電車両200は、インバータ203等の他に、昇圧器211及びコンタクタ212を備えている。昇圧器211及びコンタクタ212の構成は、昇圧器111及びコンタクタ112の構成と同様であるため説明を省略する。また充電車両200の上記構成の配線経路は、給電車両100の上記構成の配線経路と同一である。また昇圧器211を構成するコンデンサ211a、スイッチング素子211b、211c、コイル211d、及びコンデンサ211eの接続も、昇圧器111と同様である。
次に、給電車両100の走行中の給電側コントローラ110の制御を説明する。車両の走行中、給電側コントローラ110はバッテリ101からモータ104に電力を供給できるように、コンタクタ107をオン状態に切り替える。このとき、昇圧器111と充電ポート108との間のコンタクタ107はオフ状態になっているため、昇圧器111の電圧は充電ポート108に印加されない。そして、給電側コントローラ110は、昇圧器111によりバッテリ101の電圧を昇圧しつつ、所望のトルクがモータ10から出力されるように、インバータ103を制御する。なお、充電車両200の走行中における充電側コントローラ210の制御は、給電側コントローラ110と同様であるため、説明を省略する。
次に、給電車両100から充電車両200へ直流で電力を供給する際の給電側コントローラ110の制御と充電側コントローラ210の制御を、それぞれ説明する。図6は給電側コントローラ110の制御フローを示すフローチャートである。図7は充電側コントローラ210の制御フローを示すフローチャートである。
ステップS31、S32の制御は、第1実施形態に係るステップS11、S12の制御と同様であるため説明を省略する。
ステップS33にて、給電側コントローラ110は、バッテリ101に接続された電圧センサを用いて、バッテリ101の電圧を検出する。そして、給電側コントローラ110は、バッテリ101の電圧と、充電車両200のバッテリ201の電圧に基づいて、チャージ電圧を設定する。
給電側コントローラ110は、バッテリ101の電圧及びバッテリ201の電圧よりも高い電圧をチャージ電圧に設定する。昇圧器111のコンデンサ111eは、バッテリ101とモータ104との間に接続されており、またコンタクタ112を介して充電ポート108に電気的に接続されている。そして、モータ104の駆動時に、コンデンサ111eはチャージされている。また、昇圧器211のコンデンサ211eも同様に、バッテリ201とモータ204との間に接続されており、またコンタクタ212を介して充電ポート208に電気的に接続されている。そのため、コンデンサ111eとコンデンサ211eは異なる電圧になっている場合があり、電圧が異なる状態で、充電ケーブル300を介して、コンデンサ111eとコンデンサ211eが接続されると、大きな電流が瞬間的に流れる可能性がある。
そのため、コンデンサ111eとコンデンサ211eが接続されるときの電位差を抑えるために、チャージ電圧が設定される。チャージ電圧は給電車両100側と充電車両200側で同じ値に設定される。なお、チャージ電圧は、充電ポート108から充電ポート208の出力電圧となる。
そして、ステップ34にて、コントローラ110は昇圧器111を制御して、コンデンサ111eの電圧をチャージ電圧まで充電する(以下、プリチャージとも称す。)。
ステップS35にて、給電側コントローラ110は、バッテリ101から昇圧器111を介して充電ポート108までの配線経路を導通させるように、コンタクタ112をオン状態にする。
ステップS36にて、給電側コントローラ110は、昇圧器111を制御して、バッテリ101の電圧を昇圧させて充電ポート108に出力する(電圧制御)。
ステップS37にて、給電側コントローラ110は、通信部120を用いて、充電車両200から充電停止信号を受信したか否か判定する。充電停止信号を受信していない場合には、ステップS36に戻る。そして、ステップS36、S37の制御ループが繰り返されることで、給電車両100から充電車両200への電力供給が継続される。充電停止信号を受信した場合にはステップS38に進む。ステップS38、S39の制御は、第1実施形態に係るステップS17、18の制御と同様であるため説明を省略する。
次に、充電側コントローラ210の制御を説明する。ステップS41〜S45の制御は、ステップS31〜S35の制御と同様である。
ステップS46にて、充電側コントローラ210は、昇圧器211の電流を制御して(電流制御)、充電ポート108から充電ポート208に供給される電圧を降圧させて、バッテリ201に出力する。ステップS47、S49、S50の制御は、第1実施形態に係るステップS26、S28、S29の制御と同様である。ステップS48では、充電側コントローラ210は昇圧器111を停止する。
上記のように、本発明は、バッテリ101の電圧を昇圧器111により変換して充電ポート108に出力し、充電ケーブル300を介して充電ポート208に入力された電圧を昇圧器211により変換してバッテリ201の充電を制御する。これにより、給電車両100及び充電車両200において、車両の走行時にモータを駆動させるために必要な昇圧器111、211をそれぞれ用いた上で、二車両間を充電ケーブル300で接続しつつ、バッテリ201を充電している。そのため、車両間充電だけのためにコンバータを別途設ける必要がないので、それぞれの車両における複数の構成要素を効率的に活用でき、さらに充電効率も高めることができる。また、コンバータが不要な分、安価な車両間充電を実現できる。
また本発明はバッテリ101の電圧を昇圧器111により昇圧して充電ポート108に出力し、充電ケーブル300を介して充電ポート208に入力された電圧を昇圧器211により降圧し、バッテリ201に出力する。これにより、バッテリ101とバッテリ201との間の電位差に関わらず、バッテリ101からバッテリ201に電力を供給することができるため、広範囲のSOCで充電を行うことができる。
また本発明は、充電ポート108を、昇圧器111とインバータ103とを接続する電源ラインに接続し、充電ポート208を、昇圧器211とインバータ203とを接続する電源ラインに接続している。これにより、バッテリ間で充電する際に、モータを導通経路に含めないことでモータをリアクトルとして利用する必要がなく、昇圧器111、211専用の小型リアクトルを利用するため、高効率の充電を実現できる。
また本発明は、バッテリ101の電力でバッテリ201を充電する前に、バッテリ101の電力でコンデンサ111eの電圧を所定の電圧(チャージ電圧)に充電し、バッテリ201の電力でコンデンサ211eの電圧を所定の電圧に充電する。これにより、バッテリ間で充電する際に、コンデンサ111eとコンデンサ211eを接続しても、大きな電流が瞬間的に流れることを防止できる。
なお、本発明の変形例として、充電ポート108は、昇圧器111を介してバッテリ101に接続する配線経路とは別に、バッテリ101に直接接続してもよい。これにより、充電スタンド等の外部充電装置により、バッテリ101を充電する場合の電力損失を抑制できる。なお、外部充電装置によりバッテリ101を直接、充電する場合には、コンタクタ107は、昇圧器111とインバータ103との間、及び、昇圧器111と充電ポート108との間でそれぞれオフ状態になっている。
上記の昇圧器111が本発明の「給電側コンバータ」に相当し、インバータ103が本発明の「給電側インバータ」に相当し、昇圧器211が本発明の「充電側コンバータ」に相当し、インバータ203が本発明の「充電側インバータ」に相当する。またコンデンサ111eが本発明の「給電側コンデンサ」に相当し、コンデンサ211eが本発明の「充電側コンデンサ」に相当する。
《第3実施形態》
図8は、発明の他の実施形態に係る充電システムのブロック図である。本例では上述した第2実施形態に対して、給電車両100側に、昇圧器111の代わりに降圧器113を設ける点、充電車両200側に、昇圧器211の代わりに降圧器213を設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第2実施形態と同じであり、第1、第2実施形態の記載を適宜、援用する。
給電車両100は、インバータ103等の他に、降圧器113を備えている。降圧器113は、第2実施形態に係る昇圧器111の位置に接続されている。降圧器113はバッテリ101の電圧を降圧して、インバータ103に出力する。また降圧器113はバッテリ101の電圧を降圧して、充電ポート108に出力する。降圧器113は、バッテリ101の両端子間に接続されたコンデンサ113aと、コンデンサ113aの一端に接続されたコイル113bと、直列接続された複数のスイッチング素子113c、113dと、複数のスイッチング素子113c、113dに並列接続されたコンデンサ113eを有している。複数のスイッチング素子113c、113dの接続点は、コイル113bの他端に接続されている。
充電車両200は、インバータ203等の他に、降圧器213を備えている。降圧器213の構成は、降圧器113の構成と同様であるため説明を省略する。また充電車両200の上記構成の配線経路は、給電車両100の上記構成の配線経路と同一である。また降圧器213を構成するコンデンサ213a、コイル213b、スイッチング素子213c、213d、及びコンデンサ213eの接続も、降圧器113と同様である。
給電車両100の走行中の給電側コントローラ110の制御は、第2実施形態に係る給電側コントローラ110の制御のうち、昇圧器111の昇圧動作を、降圧器113の降圧動作とすればよい。充電車両200の走行中の充電側コントローラ210の制御も同様に、第2実施形態に係る充電側コントローラ210の制御のうち、昇圧器211の昇圧動作を、降圧器213の降圧動作とすればよい。
給電車両100から充電車両200へ直流で電力を供給する際の給電側コントローラ110の制御と充電側コントローラ210の制御は、図6に示した制御フローのうち、ステップS36の昇圧制御を、降圧制御にすればよく、図7に示した制御フローのうちステップS46の降圧制御を、昇圧制御にすればよい。また、ステップS33及びステップS43で設定されるチャージ電圧は、コンデンサ113e、213eのチャージ電圧であり、バッテリ101、201の電圧よりも低い電圧に設定される。
上記のように本発明は、バッテリ101の電圧を降圧器113により変換して充電ポート108に出力し、充電ケーブル300を介して充電ポート208に入力された電圧を降圧器213により変換してバッテリ201の充電を制御する。これにより、給電車両100及び充電車両200において、車両の走行時にモータを駆動させるために必要な降圧器113、213をそれぞれ用いた上で、二車両間を充電ケーブル300で接続しつつ、バッテリ201を充電している。そのため、車両間充電だけのために、コンバータを別途設ける必要がないため、それぞれの車両における複数の構成要素を効率的に活用でき、さらに充電効率も高めることができる。また、コンバータが不要な分、安価な車両間充電を実現できる。
また、本発明は、バッテリ電圧に対して、インバータ103、203の耐電圧を低下させることができるため、MOSFET等の低圧素子を利用することができる。MOSFETはIGBTに比べて、低負荷領域での損失が少ないため、低負荷領域の効率を高めることができる。
上記の降圧器113が本発明の「給電側コンバータ」に相当し、降圧器213が本発明の「充電側コンバータ」に相当する。またコンデンサ113eが本発明の「給電側コンデンサ」に相当し、コンデンサ213eが本発明の「充電側コンデンサ」に相当する。
100…給電車両
101…バッテリ
103…インバータ
104…モータ
107、112…コンタクタ
108…充電ポート
110…給電側コントローラ
111…昇圧器
113…降圧器
120…通信部
200…充電車両
201…バッテリ
203…インバータ
204…モータ
207、112…コンタクタ
208…充電ポート
210…充電側コントローラ
211…昇圧器
213…降圧器
220…通信部

Claims (11)

  1. 給電車両と充電車両との間を充電ケーブルで接続して、前記給電車両から前記充電車両に充電用の電力を供給する充電システムにおいて、
    前記給電車両は、
    給電側バッテリと、
    前記給電側バッテリの電力により駆動する給電側モータと、
    前記給電側バッテリの電力を変換して前記給電側モータに出力する給電側電力変換手段と、
    前記給電側電力変換手段を介して前記給電側バッテリに接続され、前記充電ケーブルの接続口である給電側充電ポートと、
    前記給電側電力変換手段を制御する給電側制御手段とを備え、
    前記充電車両は、
    充電側バッテリと、
    前記充電側バッテリの電力により駆動する充電側モータと、
    前記充電側バッテリの電力を変換して前記充電側モータに出力する充電側電力変換手段と、
    前記充電側電力変換手段を介して前記充電側バッテリに電気的に接続し、前記充電ケーブルの接続口である充電側充電ポートと、
    前記充電側電力変換手段を制御する充電側制御手段とを備え、
    前記給電側制御手段は、
    前記給電側バッテリの電圧を前記給電側電力変換手段により変換して前記給電側充電ポートに出力し、
    前記充電側制御手段は、
    前記充電ケーブルを介して前記充電側充電ポートに入力された電圧を前記充電側電力変換手段により変換し前記充電側バッテリに出力して、前記充電側バッテリの充電を制御する
    ことを特徴とする充電システム。
  2. 請求項1記載の充電システムにおいて、
    前記給電側制御手段は、
    前記給電側バッテリの電圧を前記給電側電力変換手段により降圧して前記給電側充電ポートに出力し、
    前記充電側制御手段は、
    前記充電ケーブルを介して前記充電側充電ポートに入力された電圧を前記充電側電力変換手段により昇圧して、前記充電側バッテリに出力する
    ことを特徴とする充電システム。
  3. 請求項2記載の充電システムにおいて、
    前記給電側充電ポートは前記給電側モータの中性点に接続されており、
    前記充電側充電ポートは前記充電側モータの中性点に接続されている
    ことを特徴とする充電システム。
  4. 請求項1記載の充電システムにおいて、
    前記給電側制御手段は、
    前記給電側バッテリの電圧を前記給電側電力変換手段により昇圧して前記給電側充電ポートに出力し、
    前記充電側制御手段は、
    前記充電ケーブルを介して前記充電側充電ポートに入力された電圧を前記充電側電力変換手段により降圧し、前記充電側バッテリに出力する
    ことを特徴とする充電システム。
  5. 請求項4記載の充電システムにおいて、
    前記給電側電力変換手段は、
    前記給電側バッテリの電圧を昇圧する給電側コンバータと、前記給電側コンバータにより昇圧された電力を交流に変換して前記給電側モータに出力する給電側インバータとを有し、
    前記充電側電力変換手段は、
    前記充電側バッテリの電圧を昇圧する充電側コンバータと、前記充電側コンバータにより昇圧された交流電力を直流に変換して前記充電側モータに出力する充電側インバータとを有し、
    前記給電側充電ポートは、前記給電側コンバータと前記給電側インバータとを接続する電源ラインに接続されており、
    前記充電側充電ポートは、前記充電側コンバータと前記充電側インバータとを接続する電源ラインに接続されている
    ことを特徴とする充電システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の充電システムにおいて、
    前記給電車両は、前記充電車両と通信を行う給電側通信手段を備え、
    前記給電側制御手段は、
    前記給電側バッテリの電力を前記充電側バッテリに供給する場合には、前記給電側通信手段により取得した情報に基づき、前記給電側充電ポートから前記充電側充電ポートに出力する目標電圧を設定し、前記給電側充電ポートの出力電圧が前記目標電圧になるよう前記給電側電力変換手段を制御し、
    前記充電側制御手段は、
    前記給電側バッテリから供給された電力により前記充電側バッテリを充電する場合には、前記充電側電力変換手段の出力電圧が前記充電側バッテリの充電電圧となるよう前記充電側電力変換手段を制御する
    ことを特徴とする充電システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の充電システムにおいて、
    前記給電車両は、
    前記給電側バッテリと前記給電側モータとの間で、前記給電側充電ポートに電気的に接続された給電側コンデンサを備え、
    前記充電車両は、
    前記充電側バッテリと前記充電側モータとの間で、前記充電側充電ポートに電気的に接続された充電側コンデンサを備え、
    前記給電側制御手段は、
    前記給電側バッテリの電力で前記充電側バッテリを充電する前に、前記給電側バッテリの電力により前記給電側コンデンサの電圧を所定の電圧に充電し、
    前記給電側制御手段は、
    前記給電側バッテリの電力で前記充電側バッテリを充電する前に、前記充電側バッテリの電力により前記充電側コンデンサの電圧を前記所定の電圧に充電する
    ことを特徴とする充電システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の充電システムにおいて、
    前記給電側電力変換手段と前記充電側電力変換手段は、同一の電力変換回路であり、
    前記給電側充電ポートと前記給電側電力変換手段とを接続する配線経路と、前記充電側充電ポートと前記充電側電力変換手段とを接続する配線経路は、同一である
    ことを特徴とする充電システム。
  9. 充電側バッテリを備えた充電車両と充電ケーブルにより接続された状態で、電力を供給する給電車両において、
    給電側バッテリと、
    前記給電側バッテリの電力により駆動するモータと、
    前記給電側バッテリの電力を変換して前記モータに出力する給電側電力変換手段と、
    前記給電側電力変換手段を介して前記給電側バッテリと接続し、前記充電ケーブルの接続口である充電ポートと、
    前記給電側電力変換手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記給電側バッテリの電圧を前記給電側電力変換手段により変換して、変換された出力電圧を前記充電ポートに出力し、
    前記出力電圧は、
    前記充電側バッテリの充電電力に変換する充電側電力変換手段への入力電圧となる
    ことを特徴とする給電車両。
  10. 給電側バッテリを備えた給電車両と充電ケーブルにより接続された状態で、電力の供給を受ける充電車両において、
    充電側バッテリと、
    前記充電側バッテリの電力により駆動するモータと、
    前記充電側バッテリの電力を変換して前記モータに出力する充電側電力変換手段と、
    前記充電側電力変換手段を介して前記充電側バッテリと接続し、前記充電ケーブルの接続口である充電ポートと、
    前記充電側電力変換手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記充電ポートから入力された入力電圧を前記充電側電力変換手段により変換して、変換された充電電圧を前記充電側バッテリに出力して、前記充電側バッテリの充電を制御し、
    前記入力電圧は、
    前記給電側バッテリの電力を変換する給電側電力変換手段の出力電圧となる
    ことを特徴とする充電車両。
  11. 給電車両の給電側充電ポートと充電車両の充電側充電ポートとを充電ケーブルで接続した状態で、前記給電車両から前記充電車両に電力を供給して、充電車両の充電側バッテリを充電する充電方法であって、
    前記給電車両の給電側バッテリの電力を変換して前記給電車両のモータに出力する給電側電力変換手段を用いて、前記給電側バッテリの電力を変換するステップと、
    前記給電側電力変換手段を介して前記給電側バッテリに接続されている前記給電側充電ポートに対して、前記給電側電力変換手段により変換された電力を出力するステップと、
    前記充電側バッテリの電力を変換して前記充電車両のモータに出力する充電側電力変換手段を用いて、前記充電ケーブルを介して前記充電側充電ポートに入力された入力電力を変換するステップと、
    前記充電側電力変換手段により変換された電力を前記充電側バッテリに出力して、前記充電側バッテリの充電を制御するステップとを含む
    ことを特徴とする充電方法。
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