JP2015231479A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】パチンコ機の構成を簡略化する。
【解決手段】パチンコ機は、第1大入賞口20及び第2大入賞口21に繋がる確変口13と、確変口13を開閉する共用シャッター14とを備える。大当り遊技の14Rでは、第1,第2大入賞口20,21のうちの一方が開放され、開放された大入賞口に入球した遊技球が確変口に13入球すると確変+時短状態となる。また、14Rでは、どちらの大入賞口が開放されるかにより確変口13の開閉パターンが定められ、これにより、開放された大入賞口に応じて確変口13の入球確率が異なるものとなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、弾球遊技機に関する。
近年、2つの大入賞口を設けると共に、一方の大入賞口内にいわゆる確変口を備え、大当り遊技中に遊技球が確変口に入球すると、大当り遊技後に確変状態に移行する弾球遊技機が知られている(例えば、特許文献1)。
このような弾球遊技機によれば、大入賞口の開閉パターンを変化させることで確変口への入球確率を調整することができ、本来は一律であるはずの確変突入率と確変継続率とを実質的に異ならせることができる。具体的には、例えば、確変突入率は50%なのだが、一旦確変状態に突入すれば、大当りが生じた際、80%の確率で確変状態を継続させることができる。
特開2012−245173号公報
ここで、2つの大入賞口の双方に確変口を設け、双方の大入賞口への入球に起因して大当り遊技後に確変状態に移行することも考えられるが、これにより、大入賞口等の構成が複雑化してしまう。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、弾球遊技機の構成を簡略化することを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に係る弾球遊技機は、第1大入賞口及び第2大入賞口と、第1大入賞口と第2大入賞口とに繋がっており、第1大入賞口及び第2大入賞口に入球した遊技球が進入可能な特典領域と、始動口への入球に起因して当否判定を行う当否判定手段と、第1大入賞口と第2大入賞口のうちの少なくとも一方を開放することで、大当り遊技を行う大当り遊技手段と、大当り遊技中における予め定められた特典期間に遊技球が特典領域に進入すると、大当り遊技の終了後に遊技者に特典を付与する付与手段と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、第1,第2大入賞口に繋がる特典領域が設けられており、第1,第2大入賞口にて特典領域が共用されている。このため、各大入賞口に特典領域を設ける場合に比べ、弾球遊技機の構成を簡略化することができる。
また、請求項2に記載されているように、第1大入賞口に入球した遊技球が特典領域に進入する確率と、第2大入賞口に入球した遊技球が特典領域に進入する確率とが異なるようにしても良い。
このような構成によれば、遊技者は、特典期間に第1,第2大入賞口のうちのどちらが開放されるかという点に注目するようになり、遊技の興趣を高めることができる。
また、請求項3に記載されているように、弾球遊技機は、第1大入賞口と第2大入賞口とのうちの一方に入球した遊技球の進路を、特典領域と他の領域とのうちのいずれかに振り分ける振分手段をさらに備えていても良い。
また、請求項4に記載されているように、弾球遊技機は、予め定められた確率で、第1大入賞口に入球した遊技球の進路を、特典領域と他の領域とのうちのいずれかに振り分ける第1振分手段と、第1振分手段による振り分けの確率とは異なる確率で、第2大入賞口に入球した遊技球の進路を、特典領域と他の領域とのうちのいずれかに振り分ける第2振分手段と、をさらに備えていても良い。
このような構成によれば、第1大入賞口に入球した遊技球が特典領域に進入する確率や、第2大入賞口に入球した遊技球が特典領域に進入する確率を、適宜調整することができる。
第1実施形態におけるパチンコ機の正面図である。 第1実施形態におけるパチンコ機の遊技盤の正面図である。 第1実施形態における第1大入賞口、第2大入賞口、及び、確変口の構成を示す説明図である。 第1実施形態におけるパチンコ機の裏面図である。 第1実施形態におけるパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるメインルーチンについてのフローチャートである。 第1実施形態における始動口入賞確認処理についてのフローチャートである。 第1実施形態における当否判定処理についてのフローチャートである。 第1実施形態における当否判定処理についてのフローチャートである。 第1実施形態における当否判定処理についてのフローチャートである。 第1実施形態における当否判定処理についてのフローチャートである。 第1実施形態における大当り遊技処理についてのフローチャートである。 第1実施形態における大当り遊技処理についてのフローチャートである。 第1実施形態における大当り遊技処理についてのフローチャートである。 第1実施形態における大当り遊技処理についてのフローチャートである。 第1実施形態における大当り遊技中の特典期間(14R)に開放対象となる大入賞口と、共用シャッターの開閉パターン等を示す表である。 第1実施形態における大当り遊技中の特典期間(14R)に開放対象となる大入賞口と、共用シャッターの開閉パターン等を示す表である。 第1実施形態における演出画面の説明図である。 第2実施形態における第1大入賞口、第2大入賞口、及び、確変口の構成を示す説明図である。 第2実施形態における第1大入賞口、第2大入賞口、及び、確変口の構成を示す説明図である。 変形例におけるリミッタ作動前の特典内容やリミッタ作動時の特典内容等を示す表である。 変形例におけるリミッタ作動前の特典内容やリミッタ作動時の特典内容等を示す表である。 変形例における演出画面の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、本実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に保持される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
前枠52の上部の左右両側にはスピーカ66が設置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向性を向上させる。また、前枠52には、遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLEDが設けられている。
前枠52の下部には、上皿55と下皿63とが一体に形成されている。また、下皿63の右側には発射ハンドル64が設けられており、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動し、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63は、上皿55から溢れた賞球を受けるよう構成されており、球抜きレバーを操作することで、下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられたドル箱に移すことができる。また、上皿55の中央には、遊技SW67が設けられている。
本パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57,精算ボタン58,精算表示装置59が設けられている。
なお、図1の49は、前枠52及び前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠49に所定の鍵を挿入して鍵を時計回りに操作すると、内枠が開放され、反時計回りに操作すると、前枠52が開放される。
また、図2に示すように、遊技盤1には、外レール2aと内レール2bとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。遊技領域3には、その中央部にセンターケース5が装着され、センターケース5に向かって右横には、普通図柄作動ゲート22が設置されている。普通図柄作動ゲート22を遊技球が通過すると、普通図柄の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数に基づく当否判定(普通図柄抽選)が行われる。
センターケース5の直下には、遊技球の入球に起因して第1特別図柄(第1特図或いは特図1とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選が行われる第1始動口11が設置されている。また、センターケース5の右横であって、普通図柄作動ゲート22の下方には、遊技球の入球に起因して第2特別図柄(第2特図或いは特図2とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選が行われる第2始動口12が設置されている。
第1始動口11は、左打ち(センターケース5の左側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(左打ち領域)に配置されていると共に、第2始動口12は、右打ち(センターケース5の右側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(右打ち領域)に配置されている。
このため、左打ちを行うことで第1始動口11を狙い打つことができると共に、右打ちを行うことで第2始動口12を狙い打つことができる。
なお、第1始動口11を右打ち領域に配置すると共に、第2始動口12を左打ち領域に配置しても良い。
第1始動口11は、常時遊技球が入球可能に構成されているが、第2始動口12は、普通図柄抽選での当選により開放される普通電動役物として構成されており、開放時のみ入球可能となっている。なお、閉鎖時であっても、稀に入球可能な構成としても良い。
第1始動口11に遊技球が入球すると、第1特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第1保留記憶として記憶されると共に、第2始動口12に遊技球が入球すると、第2特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第2保留記憶として記憶される。
普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定時間の開放が行われる。
また、センターケース5の下方においては、第1始動口11の下側に、大当り抽選で当ると行われる大当り遊技の際に開放される特別電動役物からなる第1大入賞口20が設けられており、第1始動口11の右側に、該特別電動役物からなる第2大入賞口21が設けられている。
なお、第1大入賞口20は、左打ち領域に配されていると共に、第2大入賞口21は、右打ち領域に配されている。
また、第1,第2大入賞口20,21の下方には、大当り遊技中に第1,第2大入賞口20,21に入球した遊技球が入球可能な確変口13や、確変口13を開閉する共用シャッター14等が配されている(詳細については、後述する)。
遊技盤1における向かって右下の領域には、7セグメントの第1特図表示装置9及び第2特図表示装置10と、4個のLEDからなる第1特図保留数表示装置23及び第2特図保留数表示装置24と、2個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、4個のLEDからなる普図保留数表示装置8が設置されている。
図2に示す遊技盤1のセンターケース5には、中央に演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設され、LCDパネルの画面上では、演出図柄の変動表示等を行うことで、第1,第2特図に対応する大当り抽選の結果を報知する図柄演出が行われる。
また、センターケース5には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージ等が設けられている。
また、センターケース5の下方であって、第1始動口11の左方には、4つの一般入賞口27が配置されている。
なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口が設けられている。
次に、確変口13等の構成について説明する。
確変口13は、ハズレ口13aと並んで配されており、これらは、第1大入賞口20の底部に設けられた入球口20aと、第2大入賞口21の底部に設けられた入球口21aとに繋がっている(図3参照)。各大入賞口の底部には傾斜が形成されており、第1大入賞口20に入球した遊技球は入球口20aに、第2大入賞口21に入球した遊技球は入球口21aに入球する。また、確変口13及びハズレ口13aの上方には、入球口20a,21aに入球した遊技球の進路を、確変口13とハズレ口13aとのうちの一方に振り分ける共用シャッター14が設けられている。
共用シャッター14は、確変口13を開放した状態(入球口20a,21aに入球した遊技球が確変口13に進入する状態)と、確変口13を閉鎖した状態(入球口20a,21aに入球した遊技球がハズレ口13aに進入する状態)とに変位する。共用シャッター14の開閉態様により、入球口20a,21aに入球した遊技球が確変口13に進入する確率が決まる。
なお、遊技領域3における上述した確変口13や共用シャッター14等が配された部分を透明な部材により構成し、これらが遊技者から視認可能な態様で配されていても良い。また、これとは反対に、遊技領域3における当該部分を不透明な部材により構成し、これらが遊技者から視認不可能な態様で配されていても良い。
視認可能とすれば、遊技者は実際の遊技球の挙動を見て確率変動が作動するのか否かが分かるため、球の動きで楽しませることができ、視認不可にすれば、入ったか否かの報知タイミングを複数持つことができたり、その結果報知のための演出を行う時間を確保することができ、演出力の高い遊技機とすることができる。
また、ハーフミラーを用いて、普段は視認不可だが、大入賞口に遊技球が入賞すると視認可能にしたり、逆にすることも考えられる。
また、図4に示すように、パチンコ機50の裏側は、遊技盤1を脱着可能に取付ける内枠70が外枠51に収納された構成となっている。内枠70は、前枠52と同様、一方の側縁(図4に向かって右側)の上下位置が外枠51に設けられたヒンジ53に結合され、開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71、タンクレール72、払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すると、球タンク71に貯留されている所定個数の遊技球(賞球)が払出装置から払い出され、流下通路を通り上皿55に払い出される。また、本実施形態では、払出装置は、球貸ボタン57の操作に応じて遊技球(貸球)を払い出すよう構成されている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83,発射制御装置,電源基板85が設けられている。主制御装置80,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83は、遊技盤1に設けられ、払出制御装置81,発射制御装置,電源基板85は、内枠70に設けられている。なお、図4では発射制御装置が記載されていないが、発射制御装置は、払出制御装置81の奥側(遊技盤1側)に配されている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。
(2)電気的構成について
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図5のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83のいずれもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84,電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口SW11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口SW12a、普通図柄作動ゲート22に進入した遊技球を検出する普通図柄作動SW22a、一般入賞口27に入球した遊技球を検出する一般入賞口SW27a等からの検出信号が入力される。
また、このほかにも、第1大入賞口20に入球した遊技球を計数するための第1カウントSW20b、第2大入賞口21に入球した遊技球を計数するための第2カウントSW21b、確変口13に入球した遊技球を検出する確変口SW13bからの検出信号が入力される。
主制御装置80は、搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号等に基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特図表示装置9,第2特図表示装置10,第1特図保留数表示装置23,第2特図保留数表示装置24,普通図柄表示装置7,普図保留数表示装置8の表示を制御する。
さらに、主制御装置80は、第1大入賞口ソレノイド20bを制御することで第1大入賞口20の開閉を制御すると共に、第2大入賞口ソレノイド21bを制御することで第2大入賞口21の開閉を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
また、主制御装置80は、シャッターソレノイド14aを制御することで、共用シャッター14を動作させて確変口13の開閉状態を切り替える。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ30を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出SW31の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出SW31の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は、ガラス枠閉鎖SW45,内枠閉鎖SW46,球切れSW33,払出SW31,満杯SW32からの信号が入力され、満杯SW32により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合や、球切れSW33により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力された場合には、払出モータ30を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。また、満杯SW32,球切れSW33も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ30の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は、CRユニット端子板34を介してCRユニット56と交信することで払出モータ30を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出SW31に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。また、CRユニット端子板34は、精算表示装置59とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置59には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン57、精算を要求するための精算ボタン58が設けられている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70,前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施例では遊技球を払出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は、発射モータ40を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には、払出制御装置81以外に、発射ハンドル64からの回動量信号、タッチSW38からのタッチ信号、発射停止SW39から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW39を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。
そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部は、ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ28を制御する。
また、サブ統合制御装置83には、遊技SW67が接続されており、遊技者が遊技SW67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄の変動表示(図柄演出)等の演出画面を表示させる。
[動作の説明]
(1)概要について
次に、第1実施形態におけるパチンコ機50の動作について説明する。
パチンコ機50には、大当り抽選での当選確率を高くする確変機能と、普通図柄抽選の当選確率を上昇させる、普通図柄抽選で当選した際の第2始動口12の開放時間を長くする、普通図柄抽選がなされた際の普通図柄表示装置7での変動表示時間を短くする等の方法により、第2始動口12への入球を容易にする開放延長機能(時短機能)が設けられている。
また、パチンコ機50は、大当り抽選に当選すると15Rの大当り遊技が行われる。そして、大当り遊技の14Rが特典期間となっており、特典期間中に確変口13に入球すると、大当り遊技終了後、特典が付与され、確変状態及び時短状態(確変+時短状態)に移行する。
無論、大当り遊技のラウンド数は、15Rに限定されることは無い。また、特典期間もまた14Rに限定されることは無く、他の1又は複数のラウンドを特典期間としても良いし、大当り遊技における全ラウンドを、特典期間としても良い。また、所定のラウンドの予め定められたタイミングから、当該ラウンドより後のラウンドにおける予め定められたタイミングに至るまでの期間を、特典期間としても良い。
より詳しくは、特典が付与されると、100回の大当り抽選が行われる間、確変+時短状態が継続する構成となっている。無論、特典の内容はこれに限定されることは無く、確変状+時短状態の継続回数は100回以外の回数であっても良いし、また、確変状態と時短状態のいずれか一方に移行する構成としても良い。
また、特典期間中(14R)では、第1,第2大入賞口20,21が開放されると、確変口13は共用シャッター14により1又は複数回にわたり開閉され、シャッターの開閉パターンにより、確変口13への入球確率が決まる。
以下では、パチンコ機50の動作について詳しく説明する。
(2)メインルーチンについて
次に、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
S10では、主制御装置80は、正常なタイマ割り込みによりメインルーチンが起動されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S10:Yes)、S20に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S10:No)、S15に処理を移行する。
S15では、主制御装置80は、CPUやI/O等の初期設定を行い、S80に処理を移行する。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数や普図当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。
そして、主制御装置80は、始動口等といった入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞確認処理と(S50)、始動口への入賞に起因して大当り抽選を行う当否判定処理と(S55)、大当り抽選で当選した際に、遊技者に所定の遊技価値を付与する大当り遊技を行うための大当り遊技処理(S60)を行う。また、遊技球の普図ゲート22の通過に起因して普図抽選等を行う普図当否判定処理と(S65)、普通電動役物(第2始動口12)を開放することで普図遊技を行う普図遊技処理と(S67)、遊技者の不正行為を検出する不正監視処理と(S70)、サブ統合制御装置83等にデータ及びコマンドを送信し、また、ホールコンピュータ87等に各種情報を送信する各出力処理と(S75)を行う。
また、S80では、主制御装置80は、次のタイマ割込みが発生してメインルーチンが起動されるまで、初期値乱数の更新を繰り返し行う。
(3)始動口入賞確認処理について
次に、第1,第2始動口11,12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶等を行う始動口入賞確認処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S100では、主制御装置80は、第1始動口SW11aの検出信号に基づき、第1始動口11への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S100:Yes)、S105に処理を移行し、否定判定の場合は(S100:No)、S115に処理を移行する。
S105では、主制御装置80は、第1始動口11に対応する特図についての保留記憶の数(第1保留記憶)が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S105:Yes)、S110に処理を移行し、否定判定の場合は(S105:No)、S115に処理を移行する。
S110では、主制御装置80は、大当り抽選に用いられる大当り決定用乱数や、当り図柄を決定する大当り図柄決定用乱数や、図柄演出においてリーチとなるか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第1保留記憶として記憶すると共に、何個の第1保留記憶が生じているかを示す第1保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、S115に処理を移行する。
なお、主制御装置80は、第1保留記憶に係る大当り決定用乱数等に基づき先読みを行い、先読み結果をサブ統合制御装置83に送信しても良い。
S115では、主制御装置80は、第2始動口SW12aの検出信号に基づき、第2始動口12への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S115:Yes)、S120に処理を移行し、否定判定の場合は(S115:No)、本処理を終了する。
S120では、主制御装置80は、第2始動口12に対応する特図についての保留記憶の数(第2保留記憶)が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S120:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合は(S120:No)、S125に処理を移行する。
S125では、主制御装置80は、大当り抽選に用いられる大当り決定用乱数や、当り図柄を決定する大当り図柄決定用乱数や、図柄演出においてリーチとなるか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第2保留記憶として記憶すると共に、何個の第2保留記憶が生じているかを示す第2保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
なお、主制御装置80は、第2保留記憶に係る大当り決定用乱数等に基づき先読みを行い、先読み結果をサブ統合制御装置83に送信しても良い。
(4)当否判定処理について
次に、保留記憶に係る大当り決定用乱数により大当りに当選したか否かを判定する当否判定(大当り抽選)を行う当否判定処理について、図8〜11のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。
まず、図8に関して、S200では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S200:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S200:No)、S205に処理を移行する。
S205では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の変動表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S205:Yes)、図10のS280に処理を移行し、否定判定の場合には(S205:No)、S210に処理を移行する。
S210では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の確定表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S210:Yes)、図11のS290に処理を移行し、否定判定の場合には(S210:No)、図9のS215に処理を移行する。
続いて図9に関して、S215では、主制御装置80は、第1保留記憶及び第2保留記憶の有無を判定し、いずれかの保留記憶が存在する場合には(S215:Yes)、S220に処理を移行すると共に、そうでない場合には(S215:No)、本処理を終了する。
S220では、主制御装置80は、現時点で存在する第1,第2保留記憶のうち、最先の保留記憶を選択すると共に、選択した保留記憶の種類に対応する保留記憶の数をデクリメントし、S225に処理を移行する。なお、第1,第2保留記憶が存在する場合には、第2保留記憶のうち、最先に生じたものから順に選択する構成(第2保留記憶を優先消化する構成)としても良いし、第1保留記憶のうち、最先に生じたものから順に選択する構成(第1保留記憶を優先消化する構成)としても良い。
S225では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグがセットされているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S225:Yes)、S230に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S225:No)、S235に処理を移行する。
S230では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変状態に対応する当否判定用テーブル(確変テーブル)に基づき、大当り抽選で当るか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
一方、S235では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変状態で無い場合に対応する当否判定用テーブル(通常テーブル)に基づき、大当り抽選で当るか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
S240では、主制御装置80は、大当り抽選で当ったか否かを判定し、肯定判定の場合には(S240:Yes)、S245に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S240:No)、S260に処理を移行する。
S245では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る大当り図柄決定用乱数に基づき当り図柄を決定する。なお、大当り図柄決定用乱数に基づく決定の結果、第1特図,第2特図に対応する各当り図柄は、予め定められた振分率に従いランダムに選択される。そして、S250に処理を移行する。
S250では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定する。続くS255では、主制御装置80は、第1,第2特図のどちらに対応する大当り抽選で当選したかや、当り図柄の種類に基づき、大当り遊技での第1,第2大入賞口20,21の開放パターン(各ラウンドでどちらの大入賞口が開放されるか)や、特典期間(14R)におけるシャッターの開閉パターン等を決定し、S270に処理を移行する。なお、このとき、特典期間で第1,第2大入賞口20,21のどちらが開放されるかが決定される。
一方、大当り抽選で外れた際に移行するS260では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係るリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定し、S265に処理を移行する。
S265では、主制御装置80は、確変状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数(確変回数)や、時短状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数(時短回数)を示すカウンタの更新等を行い、S270に処理を移行する。
S270では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り抽選後の第1保留記憶の数を示す第1保留数コマンドと、大当り抽選後の第2保留記憶の数を示す第2保留数コマンドとを送信する。また、消化した保留記憶に対応する特図の変動表示を開始すると共に、サブ統合制御装置83に対し特別図柄の変動時間等を示す変動開始コマンドを送信することで図柄演出を開始させる。さらに、サブ統合制御装置83に対し、停止表示させる演出図柄(大当りの場合には、当り図柄に対応する演出図柄となる)を指示する図柄指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図10に関して、第1特図或いは第2特図の変動表示中に移行するS280では、主制御装置80は、特図の変動時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S280:Yes)、S285に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S280:No)、本処理を終了する。
S285では、主制御装置80は、特図の変動表示を終了し、特図の確定図柄を表示させると共に、サブ統合制御装置83に対し演出図柄の確定表示を行わせる図柄確定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図11に関して、特図の確定表示中に移行するS290では、主制御装置80は、特図の確定表示の継続時間が終了したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S290:Yes)、S295に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S290:No)、本処理を終了する。
S295では、主制御装置80は、特図の確定表示を終了し、S300に処理を移行する。
S300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S300:No)、S335に処理を移行する。
S305では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグを参照すると共に、確変フラグがセットされている場合には確変フラグをクリアし(S310)、その後、S315に処理を移行する。
S315では、主制御装置80は、時短状態であることを示す時短フラグを参照すると共に、時短フラグがセットされている場合には時短フラグをクリアし(S320)、その後、S325に処理を移行する。
そして、主制御装置80は、条件装置作動開始処理(S325),役物連続作動装置作動開始処理(S327)を実行すると共に、大当り抽選での当選を通知するコマンドや、特典内容等を通知するコマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S330)、本処理を終了する。
一方、S300にて否定判定が得られた場合に移行するS335では、主制御装置80は、確変フラグを参照し、該フラグがセットされている場合には(S335:Yes)、確変回数を参照する(S340)。そして、確変回数が0である場合には(S340:Yes)、確変フラグをクリアし(S345)、S350に処理を移行する。
S350では、主制御装置80は、時短フラグを参照し、該フラグがセットされている場合には(S350:Yes)、時短回数を参照する(S355)。そして、時短回数が0である場合には(S355:Yes)、時短フラグをクリアし(S360)、S365に処理を移行する。
S365では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、現在の遊技状態を通知する状態指定コマンドを送信する状態指定コマンド送信処理を実行し、本処理を終了する。
(5)大当り遊技処理について
次に、大当り遊技を行う大当り遊技処理について、図12〜15のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。
S500では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S500:Yes)、S510に処理を移行し、否定判定の場合には(S500:No)、本処理を終了する。
S510では、主制御装置80は、第2大入賞口21の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S510:Yes)、図13のS550に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S510:No)、S515に処理を移行する。
S515では、主制御装置80は、第1大入賞口20の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S515:Yes)、図13のS570に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S515:No)、S520に処理を移行する。
S520では、主制御装置80は、大当り遊技における各ラウンドのインターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S520:Yes)、図14のS600に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S520:No)、S525に処理を移行する。
S525では、主制御装置80は、大当り遊技の終了演出中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S525:Yes)、図15のS645に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S525:No)、S530に処理を移行する。
S530では、主制御装置80は、大当り抽選で当った後、大当り遊技が開始されるまでに行われる大当り開始演出の演出時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S530:Yes)、S535に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S530:No)、本処理を終了する。
S535では、主制御装置80は、選択された大当り遊技の種類に対応する開放パターンに従い、第1,第2大入賞口20,21の一方を開放する大入賞口開放処理を実行する(1R目の大当り遊技を実行する)と共に、ラウンド数を示す開放カウンタをインクリメントし(S540)、本処理を終了する。
続いて図13に関して、第2大入賞口21の開放中に移行するS550では、主制御装置80は、開放カウンタに基づき現在のラウンドが特典期間(14R)であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S550:Yes)、S552に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S550:No)、S560に処理を移行する。
S552では、主制御装置80は、共用シャッター14を動作させて確変口13の開閉制御を行い、S555に処理を移行する。
S555では、主制御装置80は、確変口SW13bからの信号により、確変口13への入球が生じたか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S555:Yes)、S557に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S555:No)、S560に処理を移行する。
S557では、主制御装置80は、第2確変口入球フラグをセットし、S560に処理を移行する。
S560では、主制御装置80は、第2大入賞口21に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S560:Yes)、S565に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S560:No)、S562に処理を移行する。
S562では、主制御装置80は、第2大入賞口21の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S562:Yes)、S565に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S562:No)、本処理を終了する。
S565では、主制御装置80は、第2大入賞口21を閉鎖させる第2大入賞口閉鎖処理を実行し、S567に処理を移行する。
S567では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
一方、第1大入賞口20の開放中に移行するS570では、主制御装置80は、開放カウンタに基づき現在のラウンドが特典期間(14R)であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S570:Yes)、S572に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S570:No)、S582に処理を移行する。
S572では、主制御装置80は、共用シャッター14を動作させて確変口13の開閉制御を行い、S575に処理を移行する。
S575では、主制御装置80は、確変口SW13bからの信号により、確変口13への入球が生じたか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S575:Yes)、S580に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S575:No)、S582に処理を移行する。
S580では、主制御装置80は、第1確変口入球フラグをセットし、S582に処理を移行する。
S582では、主制御装置80は、第1大入賞口20に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S582:Yes)、S585に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S582:No)、S587に処理を移行する。
S585では、主制御装置80は、第1大入賞口20の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S585:Yes)、S587に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S585:No)、本処理を終了する。
S587では、主制御装置80は、第1大入賞口20を閉鎖させる第1大入賞口閉鎖処理を実行し、S590に処理を移行する。
S590では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図14に関して、各ラウンドのインターバル中に移行するS600では、主制御装置80は、開放カウンタの値と大当り遊技の開放パターンに基づき最終ラウンドに到達したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S600:Yes)、S605に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S600:No)、S615に処理を移行する。
S605では、主制御装置80は、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行すると共に、開放カウンタをクリアし(S610)、本処理を終了する。
一方、S615では、主制御装置80は、大当り遊技のインターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S615:Yes)、S620に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S615:No)、本処理を終了する。
S620では、主制御装置80は、開放カウンタの値と大当り遊技の開放パターンとに基づき、新たに始まるラウンドが、第1大入賞口開放ラウンドであるか第2大入賞口開放ラウンドであるかを判別する。そして、第1大入賞口開放ラウンドである場合には(S620:Yes)、S625に処理を移行すると共に、第2大入賞口開放ラウンドである場合には(S620:No)、S635に処理を移行する。
S625では、主制御装置80は、第1大入賞口20を開放させる第1大入賞口開放処理を実行すると共に、ラウンド数を示す開放カウンタをインクリメントし(S630)、本処理を終了する。
一方、S635では、主制御装置80は、第2大入賞口21を開放させる第2大入賞口開放処理を実行すると共に、ラウンド数を示す開放カウンタをインクリメントし(S640)、本処理を終了する。
続いて図15に関して、大当り遊技の終了演出中に移行するS645では、主制御装置80は、該終了演出の時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S645:Yes)、S647に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S645:No)、本処理を終了する。
続くS647,S650では、主制御装置80は、役物連続作動装置と条件装置とを停止させ、S652に処理を移行する。
S652では、主制御装置80は、大当り遊技中に、第1大入賞口20に入球した遊技球が確変口13への入球が生じたことを示す第1確変口入球フラグがセットされているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S652:Yes)、S655に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S652:No)、S662に処理を移行する。
S655では、主制御装置80は、当り図柄や、第1,第2特図のうちのどちらに対応する大当りであるかに基づき、確変回数や時短回数を設定する(一例として100回)。また、確変フラグや時短フラグをセットすると共に(S657)、第1確変口入球フラグをクリアし(S660)、S677に処理を移行する。
一方、S662では、主制御装置80は、大当り遊技中に、第2大入賞口21に入球した遊技球が確変口13への入球が生じたことを示す第2確変口入球フラグがセットされているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S662:Yes)、S665に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S662:No)、S672に処理を移行する。
S665では、主制御装置80は、当り図柄や、第1,第2特図のうちのどちらに対応する大当りであるかに基づき、確変回数や時短回数を設定する(一例として100回)。また、確変フラグや時短フラグをセットすると共に(S667)、第2確変口入球フラグをクリアし(S670)、S677に処理を移行する。
また、S672では、主制御装置80は、確変回数や時短回数を0回に設定すると共に、確変フラグや時短フラグをクリアし(S675)、S677に処理を移行する。
S677,S680では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り遊技に関する演出を終了させる大当り終了コマンドと、大当り遊技終了後の遊技状態を通知する状態指定コマンドとを送信し、本処理を終了する。
(6)大当り遊技について
第1実施形態では、第1特図の当り図柄として、特1図柄A〜Dが設けられていると共に、第2特図の当り図柄として、特2図柄A〜Dが設けられている。そして、上述したように、当り図柄によって大当り遊技における大入賞口の開放パターン(各ラウンドで第1,第2大入賞口20,21のどちらが開放されるか)が設定される。これにより、特典期間(14R)で開放される大入賞口の種類(14Rの開放対象)が決定される。
なお、特典期間のみどちらが開放するかを当り図柄で指定し、他のラウンドは1つの開放パターンという構成も考えられる。少なくとも特典期間を図柄で振り分ければよい。
特典期間では、大入賞口の開放と共に、共用シャッター14により確変口13が開閉されるが、この開閉パターンとして、ロングとショートの2種類が設けられている(一方、特典期間以外は、確変口13は、常時共用シャッター14により閉鎖された状態となり、確変口13への入球は不可能となる)。ロングはショートに比べて確変口13の開放時間が長く、開閉パターンがロングである場合は、ショートである場合に比べ確変口13への入球確率が高くなる。
なお、ショートである場合には確変口13への入球を不可能(又は、実質的に不可能)とし、ロングである場合には確変口13への入球を容易としても良い。また、ショートである場合には一定の確率で確変口13への入球を可能とし、ロングである場合には、ショートの場合よりも高い確率で確変口13への入球を可能としても良い。
また、例えば第1大入賞口20はショート、第2大入賞口21はロングと動作が予め定められた上で、当り図柄により、どちらの大入賞口を14Rで開放させるか選択する構成も考えられる。
これならば、同じ開放時間でもショートの動作が設定された第1確変口13に入賞させるよりもロングの動作が設定された第2確変口15への入賞率の方が高く、それでいて開放時間は同じであるので獲得賞球数は同じとすることができる。
第1特図に対応する大当り遊技では、特典期間にて第1大入賞口20が開放される場合には、確変口13の開閉パターンはショートとなり、特典期間にて第2大入賞口21が開放される場合には、確変口13の開閉パターンはロングとなる(図16(a)参照)。このため、第1特図に対応する大当り遊技では、特典期間にて第1,第2大入賞口20,21のどちらが開放されるかにより、確変+時短状態に移行するか否か(又は、確変+時短状態に移行し易くなるか否か)が決まる。
一方、第2特図に対応する大当り遊技では、特典期間で第1,第2大入賞口20,21のどちらが開放されても、確変口13の開閉パターンはロングとなる(図16(a)参照)。このため、大当り遊技中に確変口13に入球し、確変状態に移行する可能性が高く、一旦、確変+時短状態に移行すると、該状態が継続し易くなる。無論、第2特図に対応する大当り遊技でも、第1大入賞口20が開放された場合の開閉パターンをショートとし、第2大入賞口21が開放された場合の開閉パターンをロングとしても良い。
なお、これ以外にも、特典期間に第1大入賞口20が開放された場合には、常時、確変口13の開閉パターンをショートとし、第2大入賞口21が開放された場合には、常時、開閉パターンをロングとしても良い。
このような場合、図16(b)のようにして、大当り遊技に対応する特図の種類や当り図柄に応じて特典期間(14R)の開放対象となる大入賞口を定めても良い。
ほかにも、図17のようにして、大当り遊技に対応する特図の種類に応じて特典期間(14R)の開放対象となる大入賞口を定めても良い。さらに、このとき、第1特図で当りとなった場合には、大当り遊技の全ラウンドで第1大入賞口20を開放し、第2特図で当りとなった場合には、大当り遊技の全ラウンドで第2大入賞口21を開放しても良い。
このような構成によれば、時短状態でない場合は、左打ち領域に配された第1始動口11を狙い打ち、大当り抽選で当った際の大当り遊技でも、引き続き左打ち領域を狙い打って第1大入賞口20に入球させるという具合に遊技が進行する。つまり、時短状態でない場合は、常時左打ちで遊技が進行する。
一方、時短状態となった場合には、右打ち領域に配された第2始動口12を狙い打ち、大当り抽選で当った場合にも、引き続き右打ち領域を狙い打って第2大入賞口21に入球させるという具合に遊技が進行する。つまり、時短状態中は、常時右打ちで遊技が進行する。
このため、時短状態でない場合は第1始動口11への入球に基づく大当り抽選のみが行われ、時短状態である場合は第2始動口12への入球に基づく大当り抽選のみが行われる。これにより、時短状態であるか否かに応じて、大当り抽選で当る確率や、特典が付与される確率が異なるようにすることができる。
そして、時短状態か否かにより左打ちか右打ちかが決まり、打ち方を切り替える必要がないため、遊技者に煩わしさを与えることがない。
さらに、第1特図で当りとなった場合には、特典期間における確変口13への入球が困難となり、特典が付与され難いが、第2特図で当りとなった場合には、特典期間における確変口13への入球が容易となり、特典が付与され易くなる。このため、時短状態でない場合には、確変+時短状態への移行が困難であるが、確変+時短状態に移行すると、該状態が継続し易くなる。
無論、反対に、特典期間に第1大入賞口20が開放された場合には、常時、確変口13の開閉パターンをロングとし、第2大入賞口21が開放された場合には、常時、確変口13の開閉パターンをショートとしても良い。そして、このような場合においても、図16(b)のようにして、特図の種類や当り図柄に応じて特典期間(14R)の開放対象となる大入賞口を定めても良い。
また、このような場合においても、図17のようにして、特図の種類に応じて特典期間(14R)の開放対象となる大入賞口を定めても良く、さらに、第1特図で当りとなった場合には、大当り遊技の全ラウンドで第1大入賞口20を開放し、第2特図で当りとなった場合には、大当り遊技の全ラウンドで第2大入賞口21を開放しても良い。
これにより、第1特図で当りとなった場合には、特典期間における確変口13の入球が容易となり、特典は付与され易いが、第2特図で当りとなった場合には、特典期間における確変口13の入球が困難となり、特典が付与され難くなる。このため、時短状態でない場合には、確変+時短状態への移行が容易であるが、確変+時短状態に移行した後は、該状態を継続するのが困難になる。
また、第1実施形態では、確変口13に入球すると、特典として100回にわたる確変+時短状態が継続するが、第1,第2大入賞口20,21のどちらに入球した遊技球が確変口13に入球したかに応じて、特典内容を変えても良い。
具体的には、例えば、第1大入賞口20に入球した遊技球が確変口13に入球した場合には、確変状態への移行を特典内容とし、第2大入賞口21に入球した遊技球が確変口13に入球した場合には、確変+時短状態への移行を特典内容としても良い。
また、例えば、第1大入賞口20に入球した遊技球が確変口13に入球した場合には、X回にわたり確変+時短状態を継続させることを特典内容とし、第2大入賞口21に入球した遊技球が確変口13に入球した場合には、X回よりも多くの回数にわたり確変+時短状態を継続させることを特典内容としても良い。
また、当り図柄によってそれぞれ異なる確変+時短状態を設定したり、確変状態の回数だけを設定したり、時短状態の回数を設定する構成も考えられる。
このようにすれば、当り図柄で大当り遊技後の付与内容を認識しつつ、特典期間に確変口を目指すため、高い興味を持って遊技を行うことができる。
(7)演出画面について
次に、第1実施形態のパチンコ機50において、遊技中に演出図柄表示装置6に表示される演出画面について説明する。
パチンコ機50のサブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに応じて演出図柄制御装置82を制御し、演出図柄表示装置6に各種演出画面を表示する。また、演出画面の表示に連動して、スピーカ66を介して各種音声を出力すると共に、各種LED,ランプ28を点灯する。
具体的には、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに従い、演出図柄表示装置6にて演出図柄の変動表示を伴う図柄演出や保留図柄の表示等を行う。また、大当り遊技中は、ラウンド数や大入賞口への入球数等を表示すると共に、熊の達吉というキャラクタを表示する。
そして、特典期間(14R)になると、確変口を狙い打つことを促すメッセージを表示し、確変口に入球すると、大当り遊技終了後に確変状態に移行する旨が表示される(図18(a)参照)。なお、特典期間にて開放される大入賞口に入球させるための打ち方(右打ちと左打ちのどちらをすべきか)を表示しても良い。
また、13Rになった際には、例えば、特典期間に第2大入賞口21が開放されると、スーパー確変(確変+時短状態)に移行すること(スーパー確変に移行する確率が高いこと)を表示し、遊技者の期待感を煽っても良い(図18(b)参照)。
また、期待感を煽る方法として、大当り遊技中にミニゲームを行い、ミニゲームをクリアすることにより特典期間でどちらが開放するか告知することも考えられる。大当り遊技中だけでなく、保留記憶の表示態様で大当りした時に特典期間でどちらが開放するかを示したり、図柄の変動中に示したり、色んなタイミングで行うことが考えられる。
[第2実施形態]
第2実施形態のパチンコ機50は、第1実施形態と同様の構成を有しているが、確変口13等の構成において相違している。
具体的には、第1大入賞口20の底部には入球口が設けられていると共に、該入球口を開閉する第1シャッター15が設けられている。第1シャッター15は、主制御装置80により開閉される。底部には傾斜が形成されており、第1大入賞口20に入球した遊技球は、入球口に向かって流下し、入球口が開放されていれば、該遊技球は入球口に入球する。一方、入球口が閉鎖されていれば、該遊技球は入球口に入球せず、第1大入賞口20に設けられた排出口(図示無し)に入球する。また、入球口は3つの振分口が形成された第1クルーン16に繋がっており、これらのうちの1つである振分口16aが確変口13に繋がっている(図19)。
大当り遊技中における特典期間(14R)は、第1シャッター15が開放され、第1大入賞口20の入球口に入球可能な状態となり、特典期間以外は、第1大入賞口20の入球口は第1シャッター15により閉鎖された状態となる。
そして、特典期間に第1大入賞口20が開放され、遊技球が第1大入賞口20に入球すると、該遊技球は入球口から第1クルーン16に進入し、さらに、該遊技球が確変口13に繋がる振分口16aに入球すると、大当り遊技後に特典が付与される。しかし、該遊技球が他の振分口16bに入球しても、特典は付与されない。
また、第2大入賞口21の底部にも入球口が設けられていると共に、該入球口を開閉する第2シャッター17が設けられており、該入球口は確変口13に繋がっている。第2シャッター17もまた、主制御装置80により開閉される。第1大入賞口20と同様、第2大入賞口21の底部には傾斜が形成されており、第2大入賞口21に入球した遊技球は入球口に向かって流下し、入球口が開放されていれば、該遊技球は入球口に入球する。一方、入球口が閉鎖されていれば、該遊技球は入球口に入球せず、第2大入賞口20に設けられた排出口(図示無し)に入球する。
特典期間は第2シャッター17が開放され、第2大入賞口21の入球口に入球可能な状態となり、特典期間以外は、第2大入賞口21の入球口は第2シャッター17により閉鎖された状態となる。そして、第2シャッター17が開放されている際に第2大入賞口21に遊技球が入球すると、該遊技球は入球口から確変口13に入球し、大当り遊技後に特典が付与される。無論、第2シャッター17を開閉することで、特典期間に第2大入賞口21に入球した遊技球が確変口13に入球する確率を調整しても良い。
このように、特典期間に遊技球が第1大入賞口20に入球した場合には、第1クルーン16により確変口13への入球確率が定められ、第2大入賞口21に入球した場合には、第2シャッター17の開閉動作により入球さえすれば、クルーンによる振分なしに確変口13へ至ることができる。そのため、遊技者は、特典期間は第2大入賞口21が開放するか否かを注目して遊技を行うことになる。
なお、第2シャッター17の開閉動作により確変口13への入球確率が定められる構成も考えられる。このとき、第1大入賞口20に入球した場合の入球確率は、第2大入賞口21に入球した場合の入球確率よりも大きくても良いし、小さくても良い。第1実施形態と同様、大当り抽選が行われた特図の種類や、当り図柄により、特典期間の開放対象となる大入賞口が定められ、どちらの大入賞口が開放されるかにより、確変+時短状態に移行するか否か(又は、確変+時短状態に移行し易くなるか否か)が決まる。
なお、第2大入賞口21にも同様のクルーンを設けても良い。すなわち、第2大入賞口21の底部に、第2クルーン18に繋がる入球口を設けると共に、該入球口を開閉する第2シャッター17を設けても良い。そして、第2クルーン18に2つの振分口を設け、これらのうちの1つである振分口18aを、確変口13に繋げても良い(図20)。
このようにすれば、どちらから入球しても振分手段を介して確変口13に至るようになるが、振分確率が異なるので遊技者は有利な方を望むようになる。また、クルーンの場合は遊技球がどの穴に入るのか視認できるため、遊技球の動きで一喜一憂することができる。
なお、本実施例ではクルーンで示したが、振分手段をクルーンに限定する訳でなく、回転体で振分けたりすることも考えられる。
そして、大当り遊技中、特典期間は、第2シャッター17が開放され、第2大入賞口21の入球口に入球可能な状態となり、特典期間以外は、第2大入賞口20の入球口は第2シャッター17により閉鎖された状態となる。特典期間に第2大入賞口21が開放され、第2大入賞口21に遊技球が入球すると、該遊技球は第2クルーン18に進入する。第2クルーン18に進入した遊技球が確変口13に繋がる振分口18aに入球すると、大当り遊技後に特典が付与され、他方の振分口18bに入球しても、特典は付与されない。
なお、第2シャッター17が閉鎖されている際に第2大入賞口21に遊技球が入球すると、該遊技球は図示しない排出口に入球し、第2クルーン18に到達することは無い。
このような構成によれば、第1大入賞口20に設けられた第1クルーン16の振分口は3個であり、第2大入賞口21に設けられた第2クルーン18の振分口は2個であるため、特典期間に第1大入賞口20に入球した場合には、第2大入賞口21に入球した場合に比べ、確変口13への入球確率が低くなる。このため、特典期間に第1大入賞口20が開放された場合は、第2大入賞口21が開放された場合に比べ、特典が付与される確率が低い。
無論、各クルーンに設けられた振分口の数は、上述した数に限定されることは無く、第1クルーン16の振分口の数を、第2クルーン18の振分口の数よりも少なくしても良い。また、クルーンに設けられた振分口の数に限らず、クルーンの形状や傾き等により、確変口に繋がっている振分口への入球確率を調整するようにしても良い。
また、第2大入賞口21には上述した第2クルーン18を設けると共に、第1大入賞口20から第1クルーン16を取り除き、第1大入賞口20の入球口と確変口13とを直接繋ぎ、第1大入賞口20に入球した場合には、第1シャッター15の開閉動作により確変口13への入球確率を定めるようにしても良い。このとき、第1大入賞口20に入球した場合の入球確率は、第2大入賞口21に入球した場合の入球確率よりも大きくても良いし、小さくても良い。
[変形例]
次に、第1実施形態のパチンコ機50の変形例について説明する。
変形例では、確変+時短状態に移行した大当り遊技が連続して発生した回数が予め定められた上限数に達すると、リミッタ機能が作動し、その後に発生した大当り遊技の特典期間(14R)にて確変口に入球しても、確変+時短状態に移行しなくなる。
具体的には、図21の表が示すように、当り図柄に応じて特典期間の開放対象が決まる。第1特図に対応する大当り遊技では、特典期間の開放対象が第1大入賞口20の場合には、共用シャッター14の開閉パターンはショートとなり、特典期間の開放対象が第2大入賞口21の場合には、共用シャッター14の開閉パターンはロングとなる。一方、第2特図に対応する大当り遊技では、特典期間の開放対象の大入賞口に関わらず、共用シャッター14の開閉パターンはロングとなる。
そして、リミッタ機能の作動前では、第1大入賞口20に入球した遊技球が確変口13に入球した場合(以後、第1ケースと記載)には、特典として、大当り遊技終了後に確変状態に移行し、第2大入賞口21に入球した遊技球が確変口13に入球した場合(以後、第2ケースと記載)には、特典として、大当り遊技終了後に確変+時短状態に移行する。これに対し、リミッタ機能の作動時には、第1ケースの場合には特典は付与されず、第2ケースの場合には、特典として、大当り遊技終了後に時短状態に移行する(図21参照)。
なお、図21の表において、「高/サポ」は、確変+時短状態に移行する特典内容を、「高/なし」は、確変状態に移行する特典内容を、「低/サポ」は、時短状態に移行する特典内容を示す。また、「低/なし」は、特典が付与されないことを示す。
また、リミッタ機能の作動時における確変口13への入球時の特典内容を上述したものとしつつ、リミッタ機能の作動前における確変口13への入球時の特典内容を、以下のようにしても良い。
すなわち、第1特図に対応する大当り遊技では、第1ケースの場合には、特典として、大当り遊技終了後に確変状態に移行し、第2ケースの場合には、特典として、大当り遊技終了後に確変+時短状態に移行しても良い。一方、第2特図に対応する大当り遊技では、第1,第2ケースのいずれの場合も、特典として、大当り遊技終了後に確変+時短状態に移行する(図22参照)。
また、第2実施形態のパチンコ機50においても、同様のリミッタ機能を設け、特典期間の開放対象と、リミッタ作動前の特典内容と、リミッタ作動時の特典内容を、当該変形例と同様にしても良い。
また、図23は、変形例のパチンコ機50にて大当り遊技が行われた際の演出画面を示している。リミッタ機能作動後に大当り遊技中、13Rになった際には、演出画面にて、特典期間(14R)に第2大入賞口21が開放されると、時短状態に移行すること(時短状態に移行する確率が高いこと)を表示しても良い。
[効果]
第1,第2実施形態のパチンコ機50によれば、第1,第2大入賞口20,21に繋がる1つの確変口13が設けられており、第1,第2大入賞口20,21にて確変口13が共用されている。このため、各大入賞口に確変口を設ける場合に比べ、構成を簡略化することができる。これにより、大入賞口や確変口等の構成を大型化したり、これらを利用した演出を行うこと等が可能となり、演出力を高めることが可能となる。
[他の実施形態]
(1)第1,第2実施形態のパチンコ機50では、左打ち領域に第1始動口11と第1大入賞口20が配されていると共に、右打ち領域に第2始動口12と、普図ゲート22と、第2大入賞口21が配されている。しかしながら、これに限定されることは無く、左打ち領域に第2始動口12と、普図ゲート22と、第2大入賞口21を配し、右打ち領域に第1始動口11と第1大入賞口20を配しても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(2)また、第1,第2実施形態のパチンコ機50では、特典期間(14R)以外はシャッターにより進路が閉鎖され、確変口13への入球が不可能となっている。しかしながら、これに限らず、常時確変口13への入球を可能とすると共に、特典期間に検出された確変口13の入球のみを有効とし、特典期間以外に検出された確変口13の入球を無効としても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(3)また、第1実施形態では、大当り遊技中、シャッターの開閉パターンにより特典期間(14R)における確変口13の入球確率が定められるが、大入賞口の開閉パターンにより確変口13の入球確率を定める構成としても良い。
具体的には、大当り遊技中、特典期間以外は共用シャッター14を閉鎖して確変口13への入球を不可能とする。一方、特典期間は、第1,第2大入賞口20,21のうちの一方を予め定められた開閉パターンで開閉すると共に、共用シャッター14を開放して確変口13への入球を可能とし、大入賞口に入球した遊技球が確変口13に入球するようにする。
そして、大入賞口の開閉パターンとして、開放期間が長く、相対的に高い確率で大入賞口に入球するロングと、開放期間が短く、相対的に低い確率で大入賞口に入球するショートとを設け、特典期間に大入賞口をロング又はショートの開閉パターンで開放することで、確変口13への入球確率を調整しても良い。なお、ショートの開閉パターンでは、大入賞口への入球が実質的に不可能となるように大入賞口の開閉を行っても良い。
このとき、上述した実施形態と同様、当りとなった特別図柄の種類や当り図柄に応じて、特典期間における大入賞口の開閉パターンを定めても良い。
また、例えば、第1大入賞口20はロング、第2大入賞口21はショートといった具合に、特典期間における各大入賞口の開閉パターンを予め定めておき、特典期間に開放された大入賞口に種類により、特典が付与されるかどうかを判別可能としても良い。
また、上述した実施形態と同様、第1大入賞口20に入球した遊技球が確変口13に入球した場合と、第2大入賞口21に入球した遊技球が確変口13に入球した場合とで、付与される特典の内容が異なるようにしても良い。
このような場合であっても、大当り遊技後に特典が付与される確率を調整することができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
第1,第2実施形態におけるパチンコ機50が弾球遊技機の一例に、確変口13が特典領域の一例に相当する。
また、当否判定処理のS230,S235が当否判定手段の一例に、大当り遊技処理のS535,S565,S587,S625,S635が大当り遊技手段の一例に、S655,S657,S665,S667が付与手段の一例に相当する。
また、第2実施形態における第1クルーン16,第2クルーン18が、振分手段や、第1,第2振分手段の一例に相当する。
1…遊技盤、3…遊技領域、5…センターケース、6…演出図柄表示装置、7…普通図柄表示装置、8…普図保留数表示装置、9…第1特図表示装置、10…第2特図表示装置、11…第1始動口、12…第2始動口、13…確変口、14…共用シャッター、15…第1シャッター、16…第1クルーン、17…第2シャッター、18…第2クルーン、20…第1大入賞口、21…第2大入賞口、22…普通図柄作動ゲート。

Claims (4)

  1. 第1大入賞口及び第2大入賞口と、
    前記第1大入賞口と前記第2大入賞口とに繋がっており、前記第1大入賞口及び前記第2大入賞口に入球した遊技球が進入可能な特典領域と、
    始動口への入球に起因して当否判定を行う当否判定手段と、
    前記第1大入賞口と前記第2大入賞口のうちの少なくとも一方を開放することで、前記大当り遊技を行う大当り遊技手段と、
    前記大当り遊技中における予め定められた特典期間に遊技球が前記特典領域に進入すると、前記大当り遊技の終了後に遊技者に特典を付与する付与手段と、
    を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    前記第1大入賞口に入球した遊技球が前記特典領域に進入する確率と、前記第2大入賞口に入球した遊技球が前記特典領域に進入する確率とが異なっていること、
    を特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項2に記載の弾球遊技機において、
    前記第1大入賞口と前記第2大入賞口とのうちの一方に入球した遊技球の進路を、前記特典領域と他の領域とのうちのいずれかに振り分ける振分手段をさらに備えること、
    を特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項2に記載の弾球遊技機において、
    予め定められた確率で、前記第1大入賞口に入球した遊技球の進路を、前記特典領域と他の領域とのうちのいずれかに振り分ける第1振分手段と、
    前記第1振分手段による振り分けの確率とは異なる確率で、前記第2大入賞口に入球した遊技球の進路を、前記特典領域と他の領域とのうちのいずれかに振り分ける第2振分手段と、
    をさらに備えることを特徴とする弾球遊技機。
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