JP2021108830A - 弾球遊技機 - Google Patents

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嘉中 水野
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Abstract

【課題】演出の興趣を高める。【解決手段】パチンコ機では、保留図柄を回転させる待機ムービー821と、大当り抽選に対応する変動中図柄を回転させる変動中ムービー830が表示され、これらのムービーは、周期的に同期して変化する動画として構成されている。そして、保留記憶についての先読み演出を行う場合には、該保留記憶に対応する待機ムービー823は、他の待機ムービーや変動中ムービーと同期しない状態となる。また、大当り抽選での当選を予告する予告演出を行う場合には、変動中ムービー830は、待機ムービーと同期しない状態となる。【選択図】図19

Description

本発明は、弾球遊技機に関する。
保留記憶に対応して保留図柄を表示すると共に、保留記憶に基づく大当り抽選が行われると、該保留記憶に対応する保留図柄に替えて、変動中図柄を表示するパチンコ機が知られている(例えば、特許文献1)。また、特許文献1に記載されているように、保留図柄や変動中図柄を用いて、大当り抽選での当選を示唆する演出を行うことが知られている。さらに、保留図柄や変動中図柄を周期的に変化する動画として構成する技術が知られている。
特開2019−115555号公報
しかしながら、保留図柄や変動中図柄を用いた演出は、年々複雑化しているものの、概してその演出態様がマンネリ化しており、興趣を欠いていた。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、演出の興趣を高めることを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に係る発明は、抽選で当選すると遊技者に特典を付与すると共に、周期的に且つ同期して変化する動画である複数の演出ムービーを、演出画面に表示する弾球遊技機であって、遊技球が始動領域に進入したことに起因して数値データを抽出し、該数値データの保留記憶を行う保留記憶手段と、保留記憶がなされた数値データに基づき抽選を行う抽選手段と、抽選が行われる前に、該抽選に用いられる数値データが特定値か否かを判定する判定手段と、保留記憶に対応して、演出画面に、演出ムービーの1つとして構成された保留記憶ムービーを表示する保留表示手段と、を備える。そして、保留表示手段は、判定手段による数値データの判定結果に基づき、該数値データに係る保留記憶に対応する保留記憶ムービーを、該保留記憶ムービー以外の少なくとも1つの他の演出ムービーと同期させないようにすることで、該数値データに基づく抽選が行われる前に、該抽選の結果を示唆する。
上記構成によれば、保留記憶ムービーと、該保留記憶ムービー以外の他の演出ムービーとを同期させないようにすることで、該保留記憶ムービーに対応する保留記憶に基づく抽選の結果が示唆される。このため、保留記憶に対応する演出要素のみならず、他の演出要素と連携して該保留記憶に基づく抽選の結果に関する演出を行うことができ、演出の興趣が向上する。
また、上記課題に鑑みてなされた請求項2に係る発明は、抽選で当選すると遊技者に特典を付与すると共に、周期的に且つ同期して変化する動画である複数の演出ムービーを、演出画面に表示する弾球遊技機であって、遊技球が始動領域に進入したことに起因して数値データを抽出し、該数値データの保留記憶を行う保留記憶手段と、保留記憶がなされた数値データに基づき抽選を行う抽選手段と、抽選手段による抽選の結果を報知する報知手段と、抽選が行われると、該抽選に対応して、演出画面に、演出ムービーの1つとして構
成された抽選ムービーを表示する抽選表示手段と、を備える。そして、抽選表示手段は、報知手段により抽選の結果が報知される前に、該抽選の結果に基づき、該抽選に対応する抽選ムービーを、該抽選ムービー以外の少なくとも1つの他の演出ムービーと同期させないようにすることで、該抽選の結果を示唆する。
上記構成によれば、抽選ムービーと、該抽選ムービー以外の他の演出ムービーとを同期させないようにすることで、抽選の結果が示唆される。このため、抽選に対応する演出要素のみならず、他の演出要素と連携して該抽選の結果に関する演出を行うことができ、演出の興趣が向上する。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 遊技盤に設けられた確変決定装置の正面図である。 パチンコ機の裏面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 当り図柄について説明するための表である。 メインルーチンについてのフローチャートである。 始動口入賞確認処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 保留ムービー及び変動中ムービーが表示されている演出画面の説明図である。 変動中ムービー、入賞ムービー、待機ムービー、消化ムービー等の実行タイミングを示すタイミングチャートである。 先読み演出として表示される先読みムービーと、待機ムービーとが表示された演出画面の説明図である。 先読み演出である非同期状態の変動中ムービーと、待機ムービーとが表示された演出画面の説明図である。 保留図柄表示処理のフローチャートである。 保留記憶消化処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、本実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に保持される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
前枠52の上部の左右両側にはスピーカ66が設置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向性を向上させる。また、前枠52には、遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLEDが設けられている。
前枠52の下部には、上皿55と下皿63とが一体に形成されている。また、下皿63の右側には発射ハンドル64が設けられており、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動し、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63は、上皿55から溢れた賞球を受けるよう構成されており、球抜きレバーを操作することで、下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられたドル箱に移すことができる。また、上皿55の中央には、遊技ボタン67が設けられている。
本パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57,精算ボタン58,精算表示装置59が設けられている。
なお、図1の49は、前枠52及び前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠49に所定の鍵を挿入して鍵を時計回りに操作すると、内枠が開放され、反時計回りに操作すると、前枠52が開放される。
また、図2に示すように、遊技盤1には、外レール2aと内レール2bとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。遊技領域3には、その中央部にセンターケース5が装着され、センターケース5に向かって右横には、普通図柄作動ゲート22が設置されている。普通図柄作動ゲート22を遊技球が通過すると、普通図柄の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数に基づく当否判定(普通図柄抽選)が行われる。
センターケース5の直下には、遊技球の入球に起因して第1特別図柄(第1特図或いは特図1とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選(当否判定)が行われる第1始動口11が設置されている。また、センターケース5の右横であって、普通図柄作動ゲート22の直下には、遊技球の入球に起因して第2特別図柄(第2特図或いは特図2とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選が行われる第2始動口12が設置されている。
第1始動口11は、左打ち(センターケース5の左側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(左打ち領域)に配置されていると共に、第2始動口12は、右打ち(センターケース5の右側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(右打ち領域)に配置されている。
このため、左打ちを行うことで第1始動口11を狙い打つことができると共に、右打ちを行うことで第2始動口12を狙い打つことができる。
なお、第1,第2始動口11,12の配置は、これに限定されることはなく、例えば、第1,第2始動口11,12を上下に並べてセンターケース5の下方に配置しても良いし、第1始動口11を右打ち領域に、第2始動口12を左打ち領域に配置しても良い。
第1始動口11は、常時遊技球が入球可能に構成されているが、第2始動口12は、普通図柄抽選での当選により開放される普通電動役物として構成されており、開放時のみ入球可能となっている。なお、閉鎖時であっても、稀に入球可能な構成としても良い。
第1始動口11に遊技球が入球すると、第1特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第1保留記憶として記憶されると共に、第2始動口12に遊技球が入球すると、第2特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第2保留記憶として記憶される。
普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定時間の開放が行われる。
また、センターケース5の下方においては、第1始動口11の右側であって、第2始動口12の下方には、特別電動役物からなる大入賞口20が設けられている。大入賞口20は、右打ちされた遊技球が主に入球する位置に配されている。無論、大入賞口20の配置は、これに限定されることはなく、例えば、左打ち領域に大入賞口20を配置しても良い。
また、大入賞口20の下側には、大当り遊技(換言すれば、特別遊技)中に大入賞口20に入球した遊技球が誘導され、大当り遊技終了後に確変状態(大当り抽選で当る確率が高確率となる状態)となることを決定するための確変決定装置13が配置されている。なお、確変決定装置13の詳細については、後述する。
遊技盤1における向かって左側の領域には、複数(例えば、7個程度)のLEDを備える第1特図表示装置9及び第2特図表示装置10と、4個のLEDからなる第1特図保留数表示装置23及び第2特図保留数表示装置24が設置されている。また、遊技盤1における向かって右下の領域には、2個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、4個のLEDからなる普図保留数表示装置8が設置されている。
第1特図表示装置9では特図1が、第2特図表示装置10では特図2が表示されるが、第1,第2特図表示装置9,10は、これらの特図を表示する際の各LEDの点灯パターンを変則的なものとすることで、遊技者が特図の判別を不可能或いは困難とする。なお、第1,第2特図表示装置9,10を構成するLEDの並びを変則的なものとすることで、遊技者が表示された特図を判別することを不可能或いは困難としても良い。
図2に示す遊技盤1のセンターケース5には、中央に演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設され、LCDパネルの演出画面上では、演出図柄の変動表示等を行うことで、第1,第2特図に対応する大当り抽選の結果を報知する図柄演出が行われる。
また、センターケース5には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージ等が設けられている。
また、センターケース5の下方であって、第1始動口11の左方には、一般入賞口25〜27が配置されている。
なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口が設けられている。
次に、確変決定装置13の構成について説明する。
図3に記載されているように、確変決定装置13は、大入賞口20に入球した遊技球が排出される排出口13aと、確変状態への移行を決定するための特定領域15と、特定領域15を閉鎖或いは開放するシャッター14を備える。
既に述べたように、大当り遊技中に大入賞口20に入球した遊技球は、排出口13aから排出される。特定領域15が閉鎖されているときに排出口13aから遊技球が排出されると、該遊技球はシャッター14によりはずれ口13bに誘導される(図3(a)参照)。一方、特定領域15が開放されているときに排出口13aから遊技球が排出されると、該遊技球は特定領域15に入球し、大当り遊技が終了すると共に、大当り遊技後に確変状態となることが決定される(図3(b)参照)。
また、図4に示すように、パチンコ機50の裏側は、遊技盤1を脱着可能に取付ける内枠70が外枠51に収納された構成となっている。内枠70は、前枠52と同様、一方の側縁(図4に向かって右側)の上下位置が外枠51に設けられたヒンジ53に結合され、開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上
流)から球タンク71,タンクレール72,払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すると、球タンク71に貯留されている所定個数の遊技球(賞球)が払出装置から払い出され、流下通路を通り上皿55に払い出される。また、本実施形態では、払出装置は、球貸ボタン57の操作に応じて遊技球(貸球)を払い出すよう構成されている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83,発射制御装置,電源基板85が設けられている。主制御装置80,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83は、遊技盤1に設けられ、払出制御装置81,発射制御装置,電源基板85は、内枠70に設けられている。なお、図4では発射制御装置が記載されていないが、発射制御装置は、払出制御装置81の奥側(遊技枠側)に配されている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。
(2)電気的構成について
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図5のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83のいずれもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84,電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口SW11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口SW12a、普通図柄作動ゲート22に進入した遊技球を検出する普通図柄作動SW22a、一般入賞口25〜27に入球した遊技球を検出する一般入賞口SW25a等からの検出信号が入力される。
また、このほかにも、大入賞口20に入球した遊技球を計数するためのカウントSW20a、確変決定装置13に設けられた特定領域15に入球した遊技球を検出する確変SW15aからの検出信号が入力される。
主制御装置80は、搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号等に基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特図表示装置9,第2特図表示装置10,第1特図保留数表示装置23,第2特図保留数表示装置24,普通図柄表示装置7,普図保留数表示装置8の表示を制御する。
さらに、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド20bを制御することで大入賞口20の開閉を制御すると共に、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。また、シャッターソレノイド14aを制御することで、シャッター14を制御し、確変決定装置13に設けられた特定領域15の開閉状態を切り替える。シャッター14が開放状態である場合には、遊技球の特定領域15への進入が可能となり、シャッター14が閉鎖状態である場合には、遊技球の特定領域15への進入が不可能となる。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる

主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ30を稼働させて賞球を払い出させる。本実施形態においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出SW31の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出SW31の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は、ガラス枠閉鎖SW45,内枠閉鎖SW46,球切れSW33,払出SW31,満杯SW32からの信号が入力され、満杯SW32により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合や、球切れSW33により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力された場合には、払出モータ30を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。また、満杯SW32,球切れSW33も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ30の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は、CRユニット端子板34を介してCRユニット56と交信することで払出モータ30を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出SW31に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。また、CRユニット端子板34は、精算表示装置59とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置59には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン57、精算を要求するための精算ボタン58が設けられている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70,前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施形態のパチンコ機50は遊技球を払出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は、発射モータ40を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には、払出制御装置81以外に、発射ハンドル64からの回動量信号、タッチSW38からのタッチ信号、発射停止SW39から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW39を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信する。なお、サブ統合制御装置83は、主制御装置80に対しデータを送信しない。そして、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。
音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部は、
ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ28を制御する。
また、サブ統合制御装置83には、遊技ボタン67が接続されており、遊技者が遊技ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄の変動表示(図柄演出)等の演出画面を表示させる。
[動作の説明]
(1)概要について
次に、本実施形態におけるパチンコ機50の動作について説明する。パチンコ機50は、所謂ST機として構成されていると共に、確変機能及び開放延長機能が搭載されている。すなわち、パチンコ機50では、大当り抽選にて大当りに当選すると大当り遊技が行われる。大当り遊技では、予め定められた総ラウンド数(一例として、4R又は10R)にわたって大入賞口20が開放される。そして、大当り遊技の終了後には、予め定められた回数(ST回数)の大当り抽選が行われるまでの間、開放延長機能、又は、開放延長機能及び確変機能を作動させることで、遊技者に特典が付与される。以後、該特典が付与される期間を、STとも記載する。
なお、確変機能とは、大当り抽選で当選する確率を上昇させる機能である。以後、確変機能が作動した遊技状態を、確変状態又は高確率状態と記載し、確変機能が作動していない遊技状態を、低確率状態とも記載する。一方、開放延長機能とは、普通図柄抽選の当選確率を上昇させる、普通図柄抽選で当選した際の第2始動口12の開放時間を長くする、普通図柄抽選がなされた際の普通図柄表示装置7での変動表示時間を短くする等の方法により、第2始動口12への入球を容易にする機能である。また、開放延長機能と共に作動し、特別図柄表示装置での変動表示時間を短くする時短機能も設けられている。以後、開放延長機能及び時短機能が作動した遊技状態を、電サポとも記載する。また、確変機能及び開放延長機能が作動していない遊技状態を、通常状態とも記載する。
ST中は電サポとなるため、第2始動口12への入球が容易となる。このため、ST中は右打ちを行い、第2始動口12への入球を狙う遊技が行われる。一方、電サポでない場合には、第2始動口12への入球は困難となる。このため、ST中でない場合には、左打ちを行い、第1始動口11への入球を狙う遊技が行われる。
また、パチンコ機50では、大当りが発生した際に第1、第2特図表示装置9、10に確定表示される特図(以後、当り図柄とも記載)として、複数の種類が設けられている。そして、図6(a)、(b)に示すように、当り図柄に応じて、大当り遊技の総ラウンド数と、大当り遊技後に付与される特典の内容が定められる。具体的には、特図1の各当り図柄は、特1当り図柄1、2に区分されると共に、特図2の各当り図柄は、特2当り図柄1〜3に区分される。なお、これらの区分の各々は、複数の種類の当り図柄を含んでいる。
そして、当り図柄が特1当り図柄2、又は、特2当り図柄2,3である大当りは、確変大当りとして構成されている。確変大当りに起因して行われる確変大当り遊技では、後述するV入賞が発生可能であり、V入賞が生じると、確変大当り遊技後のSTでは、確変機能及び開放延長機能が作動する。一方、確変大当り遊技にてV入賞が生じなかった場合には、大当り遊技後のSTでは、確変機能は作動しないが開放延長機能は作動する。
一方、当り図柄が特1当り図柄1、又は、特2当り図柄1である大当りは、通常大当りとして構成されている。通常大当りに起因して行われる通常大当り遊技では、実質的にV入賞は生じず、通常大当り遊技後のSTでは、確変機能は作動しないが開放延長機能が作動する。
また、ST回数は、特1当り図柄1,2,及び、特2当り図柄1〜3の各区分に属するいずれの図柄が当り図柄であるかに応じて、20回、50回、100回のうちのいずれかに設定される。
一方、確変大当り遊技では、一例として、第4Rが特定ラウンドとして構成されており、確変大当り遊技における第4Rは、大入賞口20に入球した遊技球が、確変決定装置13における特定領域15に進入するV入賞が可能となっている。一方、確変大当り遊技における第4R以外のラウンドと、通常大当り遊技における全ラウンドは、V入賞が実質的に不可能な通常ラウンドとして構成されている。
具体的には、特定ラウンド及び通常ラウンドでは、ラウンド開始時はシャッター14が閉鎖状態となるが、大入賞口20に1回目の入球が生じた後、短期間にわたりシャッター14が開放状態となる。なお、この1回目の開放状態となった時には、シャッター14の開放期間が短いため、大入賞口20に入球した遊技球は実質的に特定領域15に進入せず、V入賞は発生しない。
そして、通常ラウンドでは、1回目の開放状態となった後は、ラウンド終了までシャッター14が閉鎖状態となる。一方、特定ラウンドでは、1回目の開放状態となった後、シャッター14が閉鎖状態となり、その後、大入賞口20に2回目の入球が生じると、ラウンドが終了するまでシャッター14が開放状態となる。この2回目の開放状態となった時には、大入賞口20に入球した遊技球は容易に特定領域15に進入し、特定ラウンドでは、ほぼ確実にV入賞が発生する。そして、特定ラウンドにてV入賞が生じると、大当り遊技後のSTにて確変機能が作動する。
なお、本実施形態では、一例として、確変大当り遊技における第4Rが特定ラウンドとして構成されているが、確変大当り遊技における他のラウンドを特定ラウンドとしても良い。また、例えば、当り図柄の種類に応じて、特定ラウンドが決定されるようにしても良い。
(2)メインルーチンについて
まず、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
S10では、主制御装置80は、正常なタイマ割り込みによりメインルーチンが起動されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S10:Yes)、S20に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S10:No)、S15に処理を移行する。
S15では、主制御装置80は、CPUやI/O等の初期設定を行い、S70に処理を移行する。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。
そして、主制御装置80は、始動口等といった入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞確認処理と(S50)、始動口への入賞に起因して大当り抽選を行う当否判定処理と(S
55)、サブ統合制御装置83等にデータ及びコマンドを送信し、また、ホールコンピュータ87等に各種情報を送信する各出力処理と(S60)、遊技者の不正行為を検出する不正監視処理と(S65)を行う。
なお、これ以外にも、遊技球の普通図柄作動ゲート22の通過に起因して普通図柄抽選等を行う普図当否判定処理や、普通電動役物(第2始動口12)を開放することで普図遊技を行う普図遊技処理等が行われる。
また、当否判定処理に続いて、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が行われる。
また、S70では、主制御装置80は、次のタイマ割込みが発生してメインルーチンが起動されるまで、初期値乱数の更新を繰り返し行う。
(3)始動口入賞確認処理について
次に、第1,第2始動口11,12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶等を行う始動口入賞確認処理について、図8に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S100では、主制御装置80は、第1始動口SW11aの検出信号に基づき、第1始動口11への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S100:Yes)、S105に処理を移行し、否定判定の場合は(S100:No)、S115に処理を移行する。
S105では、主制御装置80は、第1始動口11に対応する特図についての保留記憶の数(第1保留記憶)が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S105:Yes)、S115に処理を移行し、否定判定の場合は(S105:No)、S110に処理を移行する。
S110では、主制御装置80は、大当り抽選に用いられる大当り決定用乱数や、当り図柄を決定する大当り図柄決定用乱数や、図柄演出においてリーチとなるか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第1保留記憶として記憶すると共に、何個の第1保留記憶が生じているかを示す第1保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、S115に処理を移行する。
なお、S110では、主制御装置80は、第1保留記憶に係る大当り決定用乱数等(換言すれば、数値データ)が特定値であるか否かを判定することで、高確率状態である場合と低確率状態である場合との各々について、該第1保留記憶に基づく大当り抽選で大当りが生じるか否かや、該大当り抽選の結果を報知する図柄演出にて特定のリーチが生じるか否かを判定する先読みを行う。そして、先読み結果を示す先読みコマンドを、サブ統合制御装置83に送信する。
S115では、主制御装置80は、第2始動口SW12aの検出信号に基づき、第2始動口12への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S115:Yes)、S120に処理を移行し、否定判定の場合は(S115:No)、本処理を終了する。
S120では、主制御装置80は、第2始動口12に対応する特図についての保留記憶の数(第2保留記憶)が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S120:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合は(S120:No)、S125に処理を移行する。
S125では、主制御装置80は、大当り決定用乱数や大当り図柄決定用乱数やリーチ
判定用乱数や変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第2保留記憶として記憶すると共に、何個の第2保留記憶が生じているかを示す第2保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
なお、主制御装置80は、第2保留記憶に係る大当り決定用乱数等に対し上述した先読みを行い、先読みコマンドをサブ統合制御装置83に送信する。
(4)当否判定処理について
次に、保留記憶に係る大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理について、図9〜12のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。また、本処理の終了後は、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が実行される。
まず、図9に関して、S200では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S200:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S200:No)、S205に処理を移行する。
S205では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の変動表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S205:Yes)、図11のS280に処理を移行し、否定判定の場合には(S205:No)、S210に処理を移行する。
S210では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の確定表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S210:Yes)、図12のS290に処理を移行し、否定判定の場合には(S210:No)、図10のS215に処理を移行する。
続いて図10に関して、S215では、主制御装置80は、第1保留記憶及び第2保留記憶の有無を判定し、いずれかの保留記憶が存在する場合には(S215:Yes)、S220に処理を移行すると共に、そうでない場合には(S215:No)、本処理を終了する。
S220では、主制御装置80は、第2保留記憶が存在する場合には、第2保留記憶のうち最先に生じたものを選択し、第2保留記憶が存在せず、第1保留記憶のみが存在する場合には、第1保留記憶のうち最先に生じたものを選択する。なお、第1及び第2保留記憶のうち、最先に生じたものを選択する構成としても良い。
S225では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグがセットされているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S225:Yes)、S230に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S225:No)、S235に処理を移行する。
S230では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変状態に対応する当否判定用テーブル(確変テーブル)に基づき、大当り抽選で大当りとなるか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
一方、S235では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変状態で無い場合に対応する当否判定用テーブル(通常テーブル)に基づき、大当り抽選で大当りとなるか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
S240では、主制御装置80は、大当り抽選で大当りが生じたか否かを判定し、肯定判定の場合には(S240:Yes)、S245に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S240:No)、S260に処理を移行する。
S245では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る大当り図柄決定用乱数に基づき当り図柄を決定する。なお、大当り図柄決定用乱数に基づく決定の結果、第1特図,第2特図に対応する各当り図柄は、予め定められた振分率に従いランダムに選択される。
そして、S250に処理を移行する。
S250,S255では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定すると共に、当り図柄に基づき、大当りの種類や、大当り遊技の総ラウンド数や、特定ラウンドにおけるシャッター14の制御態様や、大当り遊技後の遊技状態や、ST回数等を決定し、S270に処理を移行する。
一方、大当り抽選で外れた際に移行するS260では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係るリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定し、S265に処理を移行する。
S265では、主制御装置80は、ST中に実行可能な大当り抽選の残り回数(ST残り回数)を示すカウンタの更新等を行い、S270に処理を移行する。
S270では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り抽選後の第1保留記憶の数を示す第1保留数コマンドと、大当り抽選後の第2保留記憶の数を示す第2保留数コマンドとを送信する。また、消化した保留記憶に対応する特図の変動表示を開始すると共に、サブ統合制御装置83に対し、特別図柄の変動時間や大当り抽選の結果等を示す変動開始コマンドを送信することで図柄演出を開始させる。さらに、サブ統合制御装置83に対し、停止表示させる演出図柄を指示する図柄指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図11に関して、第1特図或いは第2特図の変動表示中に移行するS280では、主制御装置80は、特図の変動時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S280:Yes)、S285に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S280:No)、本処理を終了する。
S285では、主制御装置80は、特図の変動表示を終了し、特図の確定図柄を表示させると共に、サブ統合制御装置83に対し演出図柄の確定表示を行わせる図柄確定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図12に関して、特図の確定表示中に移行するS290では、主制御装置80は、特図の確定表示の継続時間が終了したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S290:Yes)、S295に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S290:No)、本処理を終了する。
S295では、主制御装置80は、特図の確定表示を終了し、S300に処理を移行する。
S300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S300:No)、S335に処理を移行する。
S305では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグを参照すると共に、確変フラグがセットされている場合には確変フラグをクリアし(S310)、その後、S315に処理を移行する。
S315では、主制御装置80は、電サポであることを示す電サポフラグを参照すると共に、電サポフラグがセットされている場合には電サポフラグをクリアし(S320)、その後、S325に処理を移行する。
そして、主制御装置80は、条件装置作動開始処理(S325),役物連続作動装置作動開始処理(S327)を実行すると共に、大当り抽選での当選を通知するコマンドや、大当り遊技の種類や特典内容等を通知するコマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S330)、本処理を終了する。
一方、S300にて否定判定が得られた場合に移行するS335では、主制御装置80は、確変フラグを参照し、該フラグがセットされている場合には(S335:Yes)、ST残り回数を参照する(S340)。そして、ST残り回数が0である場合には(S340:Yes)、確変フラグをクリアし(S345)、S350に処理を移行する。
S350では、主制御装置80は、電サポフラグを参照し、電サポフラグがセットされている場合には(S350:Yes)、ST残り回数を参照する(S355)。そして、ST残り回数が0である場合には(S355:Yes)、電サポフラグをクリアし(S360)、S365に処理を移行する。
S365では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、現在の遊技状態、及び、ST残り回数を通知する状態指定コマンドを送信する状態指定コマンド送信処理を実行し、本処理を終了する。
(5)大当り遊技処理について
次に、大当り遊技を行う大当り遊技処理について、図13〜16のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、当否判定処理に続いて実行される。
S500では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S500:Yes)、S510に処理を移行し、否定判定の場合には(S500:No)、本処理を終了する。
S510では、主制御装置80は、大入賞口20の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S510:Yes)、図14のS540に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S510:No)、S515に処理を移行する。
S515では、主制御装置80は、大当り遊技における各ラウンドのインターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S515:Yes)、図15のS600に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S515:No)、S520に処理を移行する。
S520では、主制御装置80は、大当り遊技の終了演出中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S520:Yes)、図16のS645に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S520:No)、S525に処理を移行する。
S525では、主制御装置80は、大当り抽選で大当りとなった後、大当り遊技が開始されるまでに行われる大当り開始演出の演出時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S525:Yes)、S530に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S525:No)、本処理を終了する。
S530では、主制御装置80は、当り図柄に対応する開放パターンに従い大入賞口20を開放させる大入賞口開放処理を実行する(第1Rの大当り遊技を実行する)と共に、ラウンド数を示す開放カウンタに1を設定し(S535)、本処理を終了する。なお、この時、主制御装置80は、第1Rが開始されることを示すコマンドを、サブ統合制御装置83に送信しても良い。
続いて図14に関して、大入賞口20の開放中に移行するS540では、主制御装置80は、確変SW15aからの信号により、特定領域15への入球(換言すれば、V入賞)が生じたか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S540:Yes)、S545に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S540:No)、S550に処理を移行する。
S545では、主制御装置80は、V入賞フラグをセットし、S550に処理を移行する。なお、この時、主制御装置80は、V入賞が生じたことを示すV入賞コマンドをサブ統合制御装置83に送信しても良い。
また、大入賞口20の開放中、主制御装置80は、大入賞口20への入球を検出する度に、サブ統合制御装置83に対し、大入賞口20への入球を報知するコマンドを送信する。また、S550では、主制御装置80は、大入賞口20に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S550:Yes)、S560に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S550:No)、S555に処理を移行する。
S555では、主制御装置80は、開放パターンに応じて定められる大入賞口20の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S555:Yes)、S560に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S555:No)、本処理を終了する。
S560では、主制御装置80は、大入賞口20を閉鎖させる大入賞口閉鎖処理を実行し、S565に処理を移行する。
S565では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図15に関して、各ラウンドのインターバル中に移行するS600では、主制御装置80は、開放カウンタと大当り遊技の開放パターンとに基づき、最終ラウンドに到達しているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S600:Yes)、S605に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S600:No)、S615に処理を移行する。
S605では、主制御装置80は、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行すると共に、開放カウンタをクリアし(S610)、本処理を終了する。
一方、S615では、主制御装置80は、大当り遊技のインターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S615:Yes)、S620に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S615:No)、本処理を終了する。
S620では、主制御装置80は、大入賞口20を開放させる大入賞口開放処理を実行すると共に、ラウンド数を示す開放カウンタをインクリメントし(S625)、本処理を終了する。なお、この時、主制御装置80は、新たに開始されるラウンドを示すコマンドを、サブ統合制御装置83に送信しても良い。また、主制御装置80は、大入賞口20の開放開始と同時にシャッター14の制御を開始する。
続いて図16に関して、大当り遊技の終了演出中に移行するS645では、主制御装置80は、該終了演出の時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S645:Yes)、S650に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S645:No)、本処理を終了する。
続くS650,S655では、主制御装置80は、役物連続作動装置と条件装置とを停止させ、S660に処理を移行する。
S660では、主制御装置80は、大当り遊技中に、確変決定装置13に設けられた特定領域15への入球が生じたことを示すV入賞フラグがセットされているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S660:Yes)、S665に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S660:No)、S680に処理を移行する。
S665では、主制御装置80は、当り図柄に応じて先に決定されたST回数等を設定する。また、確変フラグと電サポフラグをセットすると共に(S670)、V入賞フラグをクリアし(S675)、S695に処理を移行する。
一方、S680では、主制御装置80は、大当り遊技の終了後に電サポとなるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S680:Yes)、S685に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S680:No)、S695に処理を移行する。
S685では、主制御装置80は、当り図柄に応じて先に決定されたST回数等を設定する。また、電サポフラグをセットし(S690)、S695に処理を移行する。
S695,S700では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り遊技に関する演出を終了させる大当り終了コマンドと、大当り遊技終了後の遊技状態、及び、ST回数を通知する状態指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
(6)演出について
パチンコ機50では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに基づき演出図柄制御装置82等を制御し、演出図柄表示装置6の演出画面800やスピーカ66等を介して各種演出を行う(図17参照)。また、サブ統合制御装置83は、演出において、演出の全部又は一部として動画を演出画面800に表示可能であり、さらに、サブ統合制御装置83は、周期的に且つ同期して変化する動画として構成された演出要素である複数の演出ムービーを演出画面800に表示する。
より詳しくは、複数の演出ムービーは、少なくとも、各演出ムービーが変化する周期が同一であっても良い。さらに、複数の演出ムービーは、変化する速度が同一であっても良い。具体的には、例えば、各演出ムービーにおいて画像要素を移動させたり回転させたりする場合には、これらの画像要素の移動速度や回転速度が一致していても良い。さらに、複数の演出ムービーの周期的変化における開始状態が定められている場合には、各演出ムービーは、開始状態が到来するタイミングが同一であっても良い。
また、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からの変動開始コマンド等に基づき、演出画面800にて、大当り抽選の結果を報知する図柄演出810を行う。図柄演出810では、リーチとなることにより当該図柄演出810にて結果が報知される大当り抽選での当選が示唆される。また、本実施形態では、複数の種類のリーチが設けられており、各種類のリーチには、大当り抽選で当選することの確率である期待度が固有に定められている。
また、サブ統合制御装置83は、保留記憶が新たに発生すると、該保留記憶に対応する保留図柄を演出画面800に表示する。また、サブ統合制御装置83は、保留記憶に基づく大当り抽選が行われると、該保留記憶に対応する保留図柄に替えて、該大当り抽選の図柄演出810と共に、該大当り抽選に対応する変動中図柄を演出画面800に表示する(図17(a)参照)。
具体的には、上述したように、パチンコ機50では、第1、第2特図の各々の大当り抽選に対応して最大で4個の保留記憶を生成可能であり、演出画面800には、第1又は第2特図に対応する4つの保留図柄の表示領域(以後、第1〜第4保留領域801〜804)が設けられる。第1〜第4保留領域801〜804は、一例として、演出画面800の下側の縁部に沿って並んで設けられており、先に発生した保留記憶から順に、若い番号の保留領域に対応する保留図柄が表示される。また、第1〜第4保留領域801〜804の右方には、変動中図柄の表示領域である変動中領域805が設けられている。
また、サブ統合制御装置83は、一例として、保留記憶に対応して、該保留記憶に基づく大当り抽選で当選することを示唆する先読み演出を行う。具体的には、先読み演出は、例えば、保留図柄を用いて行われても良い。すなわち、保留記憶に基づく大当り抽選で当選することの確率(以後、期待度とも記載)が固有に定められている保留図柄である1又は複数の先読み図柄を設け、先読み演出の対象となる保留記憶に対応して先読み図柄を表示することで、大当り抽選での当選を示唆しても良い。
なお、先読み図柄は、保留記憶が発生した際に表示されても良いし、保留記憶の発生時
には、該保留記憶に対応して、大当り抽選で当選する期待度を示さない通常図柄を表示し、その後、所定のタイミングで、通常図柄に替えて先読み図柄を表示しても良い。また、期待度の異なる複数の先読み図柄が設けられている場合には、保留記憶の発生時に該保留記憶に対応して先読み図柄を表示し、その後、所定のタイミングで、該先読み図柄に替えて別の先読み図柄を表示しても良い。
この他にも、保留図柄を用いること無く、例えば、カットイン演出を行ったり、所定のキャラクタを表示させたりすることにより、先読み演出が行われても良い。
また、サブ統合制御装置83は、一例として、大当り抽選が行われた後、該大当り抽選の結果が報知されるまでに、該大当り抽選で当選することを示唆する予告演出を行う。具体的には、予告演出は、例えば、変動中図柄を用いて行われても良い。すなわち、大当り抽選で当選することの期待度が固有に定められている変動中図柄である1又は複数の予告図柄を設け、予告図柄を表示することで、該予告図柄の表示中に行われている図柄演出により結果が報知される大当り抽選での当選が示唆されても良い。
なお、予告図柄は、変動中図柄の表示開始時点に変動中領域805に表示されても良いし、変動中図柄の表示開始時点には、大当り抽選で当選する期待度を示さない通常図柄を変動中領域805に表示し、その後、所定のタイミングで、通常図柄に替えて予告図柄を表示しても良い。また、期待度の異なる複数の予告図柄が設けられている場合には、変動中図柄の表示開始時点で変動中領域805に予告図柄を表示し、その後、所定のタイミングで、該予告図柄に替えて別の予告図柄を表示しても良い。
この他にも、予告演出として、例えば、擬似連や、群予告や、カットイン予告等が行われても良いし、予告演出では、例えば、所定のキャラクタ等を表示させても良い。なお、擬似連とは、図柄演出において、擬似的に変動表示を停止させた後に再度変動表示を開始することで、1回の図柄演出で複数回の図柄演出が行われるように見せる演出である。また、群予告とは、複数の演出要素の群れを演出画面800に表示する演出であり、カットイン予告とは、所定の画像を一時的に演出画面800に表示する演出である。
(7)保留図柄及び変動中図柄について
保留図柄の表示は、動画である保留ムービーを表示することにより行われ、保留ムービーは、入賞ムービー820と、待機ムービー821と、消化ムービー822と含む複数の動画により構成される(図17(a),(b)参照)。入賞ムービー820は、保留記憶が新たに発生した際に短時間にわたって表示され、本実施形態では、一例として、新たな保留記憶に対応する保留領域を発光させる動画として構成されている。そして、入賞ムービー820が終了すると、入賞ムービー820が表示された保留領域にて待機ムービー821が表示される。待機ムービー821では、上述した演出ムービーとして構成されており、保留図柄が一定の速度で周期的に回転する。さらに、保留記憶が消化されるときには、該保留記憶に対応する待機ムービー821が終了し、該保留記憶に対応する保留図柄を変動中領域805に向かって移動させる消化ムービー822が表示される。また、複数の保留記憶が存在する場合に保留記憶が消化されたときには、消化ムービー822の開始と共に、消化された保留記憶以外の他の保留記憶に対応する保留図柄が、右側に隣接する保留領域に移動する移動ムービーが表示される。
また、保留記憶が消化されるときには、それまで変動中領域805に表示されていた変動中図柄が消去されると共に、消化ムービー822が表示された後に、変動中領域805に新たな変動中図柄が表示される。変動中図柄の表示は、上述した演出ムービーである変動中ムービー830を表示することにより行われる(図17(a)参照)。変動中ムービー830では、変動中図柄が一定の速度で周期的に回転する。
次に、演出ムービーとして構成された待機ムービー821及び変動中ムービー830について詳しく説明する。
待機ムービー821及び変動中ムービー830は、一例として、円形の画像要素が時計回りに回転する動画となっている。本実施形態では、一例として、待機ムービー821及び変動中ムービー830は、該画像要素が一回転するのに要する時間(換言すれば、周期)が同一となっていると共に、該画像要素の回転速度が一致する。
さらに、本実施形態では、一例として、該画像要素は二等辺三角形を含んでいるが、待機ムービー821及び変動中ムービー830は、該二等辺三角形の頂部が最も上側に位置する状態が開始状態として設定されている。つまり、二等辺三角形の頂部が最も上側に位置する状態の画像要素が時計回りに回転し、画像要素が該状態に戻るまでの変化が、待機ムービー821及び変動中ムービー830における一周期を構成している。それぞれの待機ムービー821及び変動中ムービー830では、一例として、画像要素は、当該画像要素に含まれる二等辺三角形が同一方向を指した状態で、同一の速度で回転する。
(8)ムービーの開始タイミングについて
次に、保留ムービーにおける入賞ムービー820、待機ムービー821、移動ムービー、及び、消化ムービー822と、変動中ムービー830の開始タイミングとについて説明する。なお、図18における入賞ムービー、消化ムービー、及び、移動ムービーと記載された各ブロックは、これらのムービーが表示される期間を示している。また、待機ムービー、及び、変動中ムービーと記載された各ブロックは、これらのムービーにおける一周期分の動画が表示される期間(以後、サイクルとも記載)を示している。なお、これらのムービーが開始状態となるタイミングが、サイクルの始点に相当する。
また、以後、パチンコ機50にて生成可能な4つの保留記憶を、それぞれ、第1〜第4保留記憶とする。なお、第1保留記憶が最も先に生じた保留記憶であり、生成された時期が遅くなるに従い、保留記憶の番号が大きくなるものとする。第1〜第4保留記憶に対応する保留図柄は、それぞれ、第1〜第4保留領域801〜804に表示される。また、第n保留領域(nは1〜4の整数)にて表示される入賞ムービー820、待機ムービー821を、それぞれ、第n入賞ムービー、第n待機ムービーとも記載する。
図18(a)に示すように、第1,第2始動口11,12への入球により第1保留記憶が発生すると、第1入賞ムービーの表示が開始され、その後、第1待機ムービーが周期的に繰り返し表示される。この時、変動中領域805では変動中ムービー830が表示されているが、第1待機ムービーと変動中ムービー830とは同期している。具体的には、第1入賞ムービーの終了時点と変動中ムービー830のサイクルの始点とが一致する場合には、第1入賞ムービーの終了後、直ちに第1待機ムービーが開始される。一方、第1入賞ムービーの終了時点と、変動中ムービー830のサイクルの始点とが一致しない場合には、該始点が到来するまで第1待機ムービーを待機させ、該始点の到来時に第1待機ムービーが開始され、これにより、第1待機ムービーが変動中ムービー830に同期する。なお、待機ムービーを待機させる期間(以後、待機期間)には、例えば、当該待機ムービーが表示される保留領域に、保留図柄の静止画が表示されても良い。
ここで、図18(a)に示すように、第1入賞ムービーの表示中に第2保留記憶が発生すると、第2入賞ムービーの表示が開始される。そして、第2入賞ムービーの終了タイミングが、第1待機ムービーのサイクルの始点と一致しない場合には、第2入賞ムービーの終了後、該始点が到来するまで第2待機ムービーの開始を待機させ、該始点の到来時に第2待機ムービーを開始させる。これにより、第2待機ムービーが第1待機ムービーに同期する。
なお、第1待機ムービーの表示中に第2保留記憶が発生した場合においても、第2入賞ムービーの終了タイミングが、第1待機ムービーのサイクルの始点と一致しない場合には、同様にして第2待機ムービーの開始を待機させることで、第2待機ムービーを第1待機ムービーに同期させる。また、第2,第3入賞ムービーや、第2,第3待機ムービーの表示中に新たな保留記憶が生じた場合においても、同様にして待機期間を設けることで、新たな待機ムービーを表示中の待機ムービーに同期させる。なお、図18(a)は、一例として、第1及び第2入賞ムービーの表示中に第3保留記憶が生じた場合に、第3入賞ムービーの終了後に第3待機ムービーの開始を待機させることで、第3待機ムービーを、第1及び第2待機ムービーに同期させることを示している。
また、第1保留記憶が消化された場合には、図柄演出が開始されると共に、第1入賞ムービーや第1待機ムービーが終了して消化ムービー822が開始され(図18(b)参照)、消化ムービー822の終了後に、変動中ムービー830の表示が開始される。また、この時、第1保留記憶以外の他の保留記憶が存在する場合には、該他の保留記憶に対応する移動ムービーも表示され、移動ムービーの終了後、該他の保留記憶に対応する保留領域の右側に隣接する保留領域にて、待機ムービーの表示が新たに開始される。該移動ムービーは消化ムービー822と同一期間にわたって表示される。このため、変動中ムービー830のサイクルの始点と、新たな待機ムービーのサイクルの始点とが一致し、これらのムービーが同期した状態となる。
なお、図18(b)に示すように、第1保留記憶の消化が生じた時の第1待機ムービーのサイクルにおいて、該消化の前のタイミングにて、第2,第3保留記憶が順次生じたとする。この場合、第2,第3保留記憶の発生に応じて第2,第3入賞ムービーの表示が順次開始されるが、第2,第3入賞ムービーの途中で第1保留記憶の消化が生じることになる。この場合、第1保留記憶の消化時(換言すれば、消化ムービー822の開始時)に第2,第3入賞ムービーが終了すると共に、消化ムービー822と同時に第2,第3保留記憶に対応する移動ムービーの表示が開始される。そして、これらのムービーは同一期間にわたって表示され、その結果、変動中ムービー830と新たな第1,第2待機ムービーとが同期する。
また、図18(c)に示すように、変動中ムービー830のサイクルにおいて第1保留記憶が発生し、該サイクルにて該第1保留記憶の消化が生じたとする。この場合、第1保留記憶の発生時から第1保留記憶の消化時まで第1入賞ムービーが表示され、第1入賞ムービーの終了後に消化ムービー822の表示が開始される。そして、消化ムービー822の表示終了後に、変動中ムービー830の表示が開始される。この時、消化ムービー822の表示中に新たに第1保留記憶が発生すると、第1入賞ムービーが開始される。そして、第1入賞ムービーの終了タイミングが、変動中ムービー830のサイクルの始点と一致しない場合には、該始点が到来するまで、第1待機ムービーの開始を待機させ、該始点の到来時に第1待機ムービーを開始させる。これにより、第1待機ムービーが変動中ムービー830と同期する。
ところで、待機ムービー821及び変動中ムービー830のサイクルが、図柄演出の変動時間よりも長い場合には、待機ムービー821及び変動中ムービー830が同期する前に図柄演出が終了して保留記憶が消化され、新たな消化ムービー822や移動ムービーが開始される恐れがある。その結果、待機ムービー821及び変動中ムービー830が同期しているかどうかがわかり難くなる恐れがある。なお、図柄演出の変動時間とは、1回の大当り抽選に対応する図柄演出が行われる時間であり、特図の変動表示が行われる時間に相当する。
そこで、待機ムービー821及び変動中ムービー830のサイクルを、変動時間よりも
短い時間としても良い。具体的には、例えば、待機ムービー821及び変動中ムービー830のサイクルを、これらのムービーと共に行われる図柄演出の変動時間よりも短くしても良いし、最短の図柄演出の変動時間よりも短い時間としても良い。これにより、待機ムービー821及び変動中ムービー830を、より明確な態様で同期させることができる。
(9)保留図柄による先読み演出について
本実施形態における保留図柄を用いた先読み演出では、該先読み演出の対象となる保留記憶(以後、対象保留記憶)に対応する待機ムービーを、先読み演出の対象となっていない他の保留記憶に対応する待機ムービー821及び変動中ムービー830(以後、他の待機ムービー821等)と同期しない状態(以後、非同期状態)にすることで、対象保留記憶に基づく大当り抽選で当選することが示唆される。以後、このような先読み演出を、非同期先読み演出とも記載する。また、非同期先読み演出により非同期状態となった待機ムービーを、先読みムービー823とも記載する。
具体的には、例えば、先読みムービー823と他の待機ムービー821等とにおける周期や、保留図柄の回転速度や、サイクルの始点が到来するタイミングを相違させることで、先読みムービー823を非同期状態としても良い(図19(a)参照)。
また、例えば、先読みムービー823では、保留図柄を回転させるのではなく、所定方向(例えば、上下方向)に周期的に変位させるようにし、これにより、先読みムービー823と他の待機ムービー821等とにおける変化の速度や、サイクルの始点が到来するタイミングを相違させ、先読みムービー823を非同期状態としても良い(図19(b)参照)。
また、例えば、先読みムービー823が周期的な変化をせず、ランダムなタイミングで変化する動画とすることで、先読みムービー823を非同期状態としても良い。
先読みムービー823をこのような態様とすることで、先読み演出が行われていることを遊技者に明確に把握させることや、先読み演出を多様化することができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、先読みムービー823と、他の待機ムービー821等との間における相違の度合いにより、対象保留記憶に基づく大当り抽選で当選することの期待度を示しても良い。具体的には、例えば、該相違の度合いが大きくなるに従い、高い期待度を示しても良いし、反対に、該相違の度合いが小さくなるに従い、低い期待度を示しても良い。また、先読みムービー823と他の待機ムービー821等との間における相違とは、例えば、周期や、保留図柄の回転速度(換言すれば、各ムービーが変化する速度)や、サイクルの始点が到来するタイミングのずれ等であっても良い。
こうすることにより、バラエティに富んだ態様で遊技者に先読み演出の期待度を示すことが可能となり、遊技の興趣が向上する。
なお、先読み図柄が設けられている場合には、先読みムービー823にて、保留図柄として先読み図柄を表示しても良い(図19(c)参照)。
(10)変動中図柄による予告演出について
本実施形態における変動中図柄を用いた予告演出においても、変動中ムービー830を待機ムービー821と同期しない非同期状態にすることで、変動中図柄に対応する大当り抽選で当選することが示唆される。以後、変動中ムービー830を非同期状態とすることで行われる予告演出を、非同期予告演出とも記載する。
具体的には、先読みムービー823の場合と同様、変動中ムービー830と待機ムービー821とにおける周期や、保留図柄の回転速度や、サイクルの始点が到来するタイミングを相違させることで、変動中ムービー830を非同期状態としても良い(図20(a)
参照)。
また、例えば、変動中ムービー830では、変動中図柄を回転させるのではなく、所定方向(例えば、上下方向)に周期的に変位させるようにし、これにより、変動中ムービー830と待機ムービー821等とにおける変化の速度や、サイクルの始点が到来するタイミングを相違させ、変動中ムービー830を非同期状態としても良い(図20(b)参照)。
また、例えば、変動中ムービー830が周期的な変化をせず、ランダムなタイミングで変化する動画とすることで、変動中ムービー830を非同期状態としても良い。
変動中ムービー830をこのような態様とすることで、予告演出が行われていることを遊技者に明確に把握させることや、予告演出を多様化することができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、変動中ムービー830と、待機ムービー821との間における相違の度合いにより、大当り抽選で当選することの期待度を示しても良い。具体的には、例えば、該相違の度合いが大きくなるに従い、高い期待度を示しても良いし、反対に、該相違の度合いが小さくなるに従い、低い期待度を示しても良い。また、変動中ムービー830と待機ムービー821との間における相違とは、例えば、周期や、保留図柄の回転速度(換言すれば、各ムービーが変化する速度)や、サイクルの始点が到来するタイミングのずれ等であっても良い。
こうすることにより、バラエティに富んだ態様で遊技者に先読み演出の期待度を示すことが可能となり、遊技の興趣が向上する。
なお、大当り抽選で当選することの期待度が定められている変動中図柄である予告図柄が設けられている場合には、非同期状態の変動中ムービー830にて、変動中図柄として予告図柄を表示しても良い(図20(c)参照)。
(12)非同期状態の開始方法
上述したように、待機ムービー又は変動中ムービー(以後、対象ムービーとも記載)を非同期状態とする場合、一例として、対象ムービーのサイクルの始点を、他の待機ムービー及び/又は変動中ムービー(以後、他のムービーとも記載)のサイクルの始点と相違させることが考えられる。以後、このような非同期状態を、サイクル非同期状態と記載する。対象ムービーをサイクル非同期状態とする場合には、例えば、以下の(a)〜(e)の方法が考えられる。
(a)サイクル非同期状態とする待機ムービーに対応する対象保留記憶が生じた際の、入賞ムービーの表示期間の長さを調整する。
(b)対象保留記憶の発生後、該対象保留記憶に対応する待機ムービーの表示を開始させるまでの待機期間の長さを調整する。
(c)待機ムービーにおけるいずれかのサイクルの長さを変更することで、該変更後の当該待機ムービーを、サイクル非同期状態とする。
(d)変動中ムービーにおけるいずれかのサイクルの長さを変更することで、該変更後の当該変動中ムービーを、サイクル非同期状態とする。
(e)対象ムービーのサイクルを変更すること無く、全ての他のムービーにおけるいずれかのサイクルの長さを変更することで、該変更後の対象ムービーを、サイクル非同期状態とする。
なお、(a)〜(e)の方法のうちの1つにより、サイクル非同期状態を実現しても良いし、これらの方法のうちの複数を併用して、サイクル非同期状態を実現しても良い。
具体的には、例えば、対象保留記憶の発生タイミングに応じて、上記方法が選択されても良い。すなわち、対象保留記憶の発生時において、対象保留記憶に対応する入賞ムービーを通常の態様で表示することで、対象保留記憶に対応する待機ムービーがサイクル非同期状態となる場合には、通常の態様で入賞ムービーを表示した後、待機期間を設けること無く、待機ムービーの表示を開始しても良い。
一方、対象保留記憶の発生時において、対象保留記憶に対応する入賞ムービーを通常の態様で表示すると、対象保留記憶に対応する待機ムービーが他のムービーと同期する場合には、(a)〜(c)、(e)のうちの全部又は一部の方法により、対象保留記憶の待機ムービーを、サイクル非同期状態としても良い。
また、対象保留記憶に対応する待機ムービーの表示開始時や、新たに行われた大当り抽選に対応する変動中ムービーの表示開始時に、これらのムービーを非同期状態として非同期先読み演出や非同期予告演出を開始しても良い。また、待機ムービー又は変動中ムービーの表示を開始した後、所定期間が経過した後に、非同期先読み演出や非同期予告演出を開始しても良い。こうすることにより、待機ムービー又は変動中ムービーが同期した状態で表示されている場合であっても、遊技者は、非同期先読み演出や非同期予告演出が開始されるとの期待を持つことができる。
(12)保留図柄表示処理について
次に、保留記憶が発生した際に保留ムービーを表示する保留図柄表示処理について、図21のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83により定期的に実行される。
S900では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに基づき、新たな保留記憶が発生したか否かを判定する。具体的には、サブ統合制御装置83は、保留数コマンドや先読みコマンドを受信した場合には、新たな保留記憶が発生したとみなしても良い。そして、サブ統合制御装置83は、肯定判定が得られた場合には(S900:Yes)、S905に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S900:No)、本処理を終了する。
S905では、サブ統合制御装置83は、新たに発生した保留記憶に対応する先読みコマンドが示す先読み結果に基づき、抽選により、非同期先読み演出を行うか否かを決定し、S910に移行する。
S910では、サブ統合制御装置83は、新たに発生した保留記憶に対応する保留領域にて保留ムービーの表示を開始させ、本処理を終了する。具体的には、該保留領域にて入賞ムービー820を表示し、その後、待機ムービー821を表示させる。
また、サブ統合制御装置83は、新たに生じた保留記憶に対応する待機ムービー821(以後、新待機ムービー)の表示開始時点から非同期先読み演出を行う場合には、新待機ムービーを非同期状態にて表示する。この時、サブ統合制御装置83は、新待機ムービーの表示開始タイミングを調整することで、新待機ムービーを非同期状態としても良い。
より詳しくは、上述したように、新たに生じた保留記憶に対応する入賞ムービー820の終了タイミングと、変動中ムービー830や他の待機ムービー821のサイクルの始点とが一致しない場合には、新待機ムービーの開始を待機させる待機期間が設けられる場合があるが、この待機期間の長さを調整することで、新待機ムービーを非同期状態としても良い。
また、新たに生じた保留記憶に対応する入賞ムービー820の終了タイミングと、変動中ムービー830や他の待機ムービー821のサイクルの始点とが一致する場合には、待機期間を設けること無く、入賞ムービー820の終了後、直ちに新待機ムービーの表示が開始される。このような場合において、非同期先読み演出を行うのであれば、入賞ムービ
ー820の終了後に新待機ムービーの待機期間を設けることで、新待機ムービーを非同期状態としても良い。
(13)保留記憶消化処理について
次に、保留記憶が消化されたときに消化ムービー等を表示すると共に、変動中ムービーの表示を開始させる保留記憶消化処理について、図22のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83により定期的に実行される。
S1000では、サブ統合制御装置83は、保留記憶が消化されたか否かを判定する。具体的には、例えば、主制御装置80から変動開始コマンドを受信した場合には、保留記憶が消化されたとみなしても良い。そして、サブ統合制御装置83は、肯定判定が得られた場合には(S1000:Yes)、S1005に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S1000:No)、本処理を終了する。
S1005では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から受信した変動開始コマンド等のコマンドに基づき、新たに消化される保留記憶に基づく大当り抽選の結果を判定し、該判定結果に基づき、抽選により、非同期予告演出を行うか否かを決定する。
続くS1010では、サブ統合制御装置83は、消化された保留記憶に対応する消化ムービーの表示を開始する。なお、該保留記憶以外の他の保留記憶が存在する場合には、該他の保留記憶に対応する移動ムービーの表示を開始し、移動ムービーの終了後には、新たな保留領域での待機ムービー821の表示を開始する。
続くS1015では、サブ統合制御装置83は、消化ムービーの終了が終了すると、変動中ムービー830の表示を開始し、本処理を終了する。なお、変動中ムービー830の表示開始時から非同期予告演出を行う場合には、サブ統合制御装置83は、消化ムービーの終了後、変動中ムービー830の開始を待機させ、待機期間の経過後に変動中ムービー830を開始することで、変動中ムービー830を非同期状態としても良い。無論、サブ統合制御装置83は、変動中ムービー830の表示開始後、所定の期間が経過した際に、例えば、変動中ムービー830を一時的に停止させる等して変動中ムービー830を非同期状態としても良い。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態のパチンコ機50は、所謂ST機として構成されているが、これに限らず、本発明は、保留記憶に基づく抽選を行う様々な種類のパチンコ機に適用できる。具体的には、例えば、上記実施形態のパチンコ機50は、例えば、所謂リミッタ機能付のパチンコ機として構成されていても良いし、所謂1種2種混合機として構成されていても良い。また、本発明は、例えば、普図の当否判定に対する演出に適用されても良い。
(2)上記実施形態では、演出ムービーとして構成された待機ムービー821及び変動中ムービー830は、一例として、円形の保留図柄や変動中図柄が時計回りに回転する動画となっている。しかしながら、待機ムービー及び変動中ムービーの態様は、これに限定されない。
具体的には、待機ムービー及び変動中ムービーは、例えば、保留図柄や変動中図柄等の画像要素が所定の経路に沿って周期的に変位する動画であっても良いし、該画像要素の色や形状が周期的に変化する動画であっても良いし、該画像要素の色や形状を周期的に変化させつつ、該画像要素を周期的に回転させたり変位させたりする動画であっても良い。
また、上記実施形態では、待機ムービー821及び変動中ムービー830は、共に画像要素を回転させる動画となっており、同様の態様で変化する演出ムービーとして構成されている。しかしながら、待機ムービー及び変動中ムービーは、異なる態様で変化する演出ムービーとして構成されていても良い。具体的には、例えば、待機ムービーは保留図柄が
周期的に回転する演出ムービーとして構成され、変動中ムービーは変動中図柄が所定の経路に沿って周期的に変位する演出ムービーとして構成されていても良い。
そして、上記実施形態と同様、このように構成された待機ムービー及び変動中ムービーが変化する周期や、変化する速度や、サイクルの始点が到来するタイミングを変更したり、これらのムービーをランダムなタイミングで変化する動画としたりすることで、これらのムービーを非同期状態としても良い。
このような構成によれば、待機ムービー及び変動中ムービーを多様化できると共に、様々な態様で非同期先読み演出や非同期予告演出を行うことが可能となり、演出の興趣を高めることができる。
(3)上記実施形態では、一例として、待機ムービー821及び変動中ムービー830が演出ムービーとして構成されている。しかしながら、待機ムービー821及び変動中ムービー830に加えて、又は、これらのムービーの少なくとも一方に替えて、保留記憶や大当り抽選とは関連性の無い別の演出ムービーを表示しても良い。また、該別の演出ムービーは、上記実施形態や、他の実施形態(2)で述べた待機ムービーや変動中ムービーと同様に構成されていても良い。そして、非同期先読み演出や非同期予告演出を行う場合には、待機ムービーや変動中ムービーが、該別の演出ムービーに対して非同期状態となるようにしても良い。
このような構成によれば、演出ムービーのバリエーションを増やすことができると共に、様々な態様で非同期先読み演出や非同期予告演出を行うことができる。したがって、演出の興趣を高めることができる。
(4)上記実施形態では、非同期先読み演出や非同期予告演出では、大当り抽選で当選することが示唆されるが、非同期先読み演出や非同期予告演出により、大当り抽選で当選した場合における大当りの種類が示唆されても良い。具体的には、例えば、非同期先読み演出や非同期予告演出が行われた場合に大当り抽選で当選した場合には、例えば、大当り遊技のラウンド数が相対的に長いことや、大当り遊技終了後に確変状態に移行することが示唆されても良い。また、例えば、パチンコ機50が1種2種混合機として構成されている場合には、非同期先読み演出や非同期予告演出が行われた場合に大当り抽選で当選したときには、小当りではなく大当りが生じることが示唆されても良い。このような構成によれば、非同期先読み演出や非同期予告演出により、遊技者に付与される特典の内容を示唆することができ、遊技の興趣が向上する。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
パチンコ機50が弾球遊技機の一例に相当し、サブ統合制御装置83、演出図柄制御装置82、及び演出図柄表示装置6が、保留表示手段、報知手段、及び抽選表示手段の一例に相当し、第1,第2始動口11,12が、始動領域の一例に相当する。
また、始動入賞確認処理におけるS110,S125が、保留記憶手段及び判定手段の一例に相当する。
また、当否判定処理におけるS230,S235が抽選手段の一例に相当する。
また、保留図柄表示処理におけるS910が、保留表示手段の一例に相当する。また、保留記憶消化処理におけるS1015が、抽選表示手段の一例に相当する。
また、大当り遊技や、大当り遊技後に移行する確変状態や電サポが、特典の一例に相当する。また、待機ムービーが保留記憶ムービーの一例に相当し、変動中ムービーが抽選ムービーの一例に相当する。
1…遊技盤、3…遊技領域、5…センターケース、6…演出図柄表示装置、7…普通図柄表示装置、8…普図保留数表示装置、9…第1特図表示装置、10…第2特図表示装置、11…第1始動口、12…第2始動口、13…確変決定装置、14…シャッター、15…特定領域、20…大入賞口、22…普通図柄作動ゲート、50…パチンコ機、80…主制御装置、81…払出制御装置、82…演出図柄制御装置、83…サブ統合制御装置。

Claims (2)

  1. 抽選で当選すると遊技者に特典を付与すると共に、周期的に且つ同期して変化する動画である複数の演出ムービーを、演出画面に表示する弾球遊技機であって、
    遊技球が始動領域に進入したことに起因して数値データを抽出し、該数値データの保留記憶を行う保留記憶手段と、
    前記保留記憶がなされた前記数値データに基づき前記抽選を行う抽選手段と、
    前記抽選が行われる前に、該抽選に用いられる前記数値データが特定値か否かを判定する判定手段と、
    前記保留記憶に対応して、前記演出画面に、前記演出ムービーの1つとして構成された保留記憶ムービーを表示する保留表示手段と、
    を備え、
    前記保留表示手段は、前記判定手段による前記数値データの判定結果に基づき、該数値データに係る前記保留記憶に対応する前記保留記憶ムービーを、該保留記憶ムービー以外の少なくとも1つの他の前記演出ムービーと同期させないようにすることで、該数値データに基づく前記抽選が行われる前に、該抽選の結果を示唆すること、
    を特徴とする弾球遊技機。
  2. 抽選で当選すると遊技者に特典を付与すると共に、周期的に且つ同期して変化する動画である複数の演出ムービーを、演出画面に表示する弾球遊技機であって、
    遊技球が始動領域に進入したことに起因して数値データを抽出し、該数値データの保留記憶を行う保留記憶手段と、
    前記保留記憶がなされた前記数値データに基づき前記抽選を行う抽選手段と、
    前記抽選手段による前記抽選の結果を報知する報知手段と、
    前記抽選が行われると、該抽選に対応して、前記演出画面に、前記演出ムービーの1つとして構成された抽選ムービーを表示する抽選表示手段と、
    を備え、
    前記抽選表示手段は、前記報知手段により前記抽選の結果が報知される前に、該抽選の結果に基づき、該抽選に対応する前記抽選ムービーを、該抽選ムービー以外の少なくとも1つの他の前記演出ムービーと同期させないようにすることで、該抽選の結果を示唆すること、
    を特徴とする弾球遊技機。
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