JP2015231274A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パワーコンディショナを小型・軽量化することができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】電源装置10は、複数の電源ユニット20,30,40の直流電源(21,31,41)と商用系統62との間に設けられ、パワーコンディショナ50を備える。各電源ユニット20,30,40は、直流電源(21,31,41)に接続されたDC/DCコンバータ22,32,42を有する。パワーコンディショナ50は、各電源ユニット20,30,40のDC/DCコンバータ22,32,42に接続され、各電源ユニット20,30,40に共通化されたDC/AC変換回路52を有する。
【選択図】図1
【解決手段】電源装置10は、複数の電源ユニット20,30,40の直流電源(21,31,41)と商用系統62との間に設けられ、パワーコンディショナ50を備える。各電源ユニット20,30,40は、直流電源(21,31,41)に接続されたDC/DCコンバータ22,32,42を有する。パワーコンディショナ50は、各電源ユニット20,30,40のDC/DCコンバータ22,32,42に接続され、各電源ユニット20,30,40に共通化されたDC/AC変換回路52を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、パワーコンディショナを備えた電力変換装置に関するものである。
発電システムと商用系統の間において電力を管理するシステムが知られている(例えば特許文献1)。また、電源ソースとして太陽電池や蓄電池等の直流電源を家庭内に設置するケースが増えている。例えば、図3に示すように、太陽電池100と蓄電池105を家庭内の電源ソースとして設置した場合においては、太陽電池100に対して専用のパワーコンディショナ101を設置するとともに、蓄電池105に対して専用のパワーコンディショナ106を設置する。パワーコンディショナ101においては、太陽電池100の電圧とのレベル合わせのためのDC/DCコンバータ102と、商用系統110に接続するためのDC/AC変換回路103と、系統保護回路104とが搭載されている。また、パワーコンディショナ106においては、蓄電池105の電圧とのレベル合わせのためのDC/DCコンバータ107と、商用系統110に接続するためのDC/AC変換回路108と、系統保護回路109とが搭載されている。
ところが、各直流電源に対応する専用のパワーコンディショナを用い、各パワーコンディショナには各直流電源に合わせたDC/DCコンバータおよびDC/AC変換回路がそれぞれ搭載されており、機器の大型化を招いている。
本発明の目的は、パワーコンディショナを小型・軽量化することができる電力変換装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、複数の電源ユニットの直流電源と商用系統との間に設けられ、パワーコンディショナを備える電力変換装置であって、前記各電源ユニットは、前記直流電源に接続されたDC/DCコンバータを有し、前記パワーコンディショナは、前記各電源ユニットのDC/DCコンバータに接続され、前記各電源ユニットに共通化されたDC/AC変換回路を有することを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、各電源ユニットにおいてはDC/DCコンバータを有するとともに、パワーコンディショナにおいては各電源ユニットに共通化されたDC/AC変換回路を有するので、パワーコンディショナを小型・軽量化することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電力変換装置において、前記パワーコンディショナは、前記DC/AC変換回路を複数並列接続していることを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、冗長性向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、冗長性向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の電力変換装置において、前記並列接続された各DC/AC変換回路には、それぞれ、電路を手動で開閉する開閉器が接続されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、運転中にDC/AC変換回路の交換が可能となる。
本発明によれば、パワーコンディショナを小型・軽量化することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1には、家庭内に電源ソースとして直流電源を設置した場合における各種直流電源と商用系統、家電機器の接続状態を示す。図1に示すように、電力変換装置10は、複数の電源ユニット20,30,40の直流電源(21,31,41)と商用系統62との間に設けられる。電力変換装置10は、パワーコンディショナ50を備える。パワーコンディショナ50は、DC/AC変換回路(インバータ)52を有する。パワーコンディショナ50は電源ユニット20,30,40と接続されている。また、パワーコンディショナ50は分電盤60および開閉リレー61を介して商用系統62と接続されている。分電盤60には家電機器63が接続されている。
図1には、家庭内に電源ソースとして直流電源を設置した場合における各種直流電源と商用系統、家電機器の接続状態を示す。図1に示すように、電力変換装置10は、複数の電源ユニット20,30,40の直流電源(21,31,41)と商用系統62との間に設けられる。電力変換装置10は、パワーコンディショナ50を備える。パワーコンディショナ50は、DC/AC変換回路(インバータ)52を有する。パワーコンディショナ50は電源ユニット20,30,40と接続されている。また、パワーコンディショナ50は分電盤60および開閉リレー61を介して商用系統62と接続されている。分電盤60には家電機器63が接続されている。
第1の電源ユニット20は、太陽電池ユニットであり、直流電源としての太陽電池21とDC/DCコンバータ22を有する。DC/DCコンバータ22は、太陽電池21から直流電力を入力して所望の電圧に変換してパワーコンディショナ50に出力する。詳しくは、DC/DCコンバータ22には、太陽電池21のパネルの特性に合わせた最大電力追従制御機能を持たせている。
第2の電源ユニット30は、定置型蓄電池ユニットであり、直流電源としての定置型蓄電池31とDC/DCコンバータ32を有する。DC/DCコンバータ32は、定置型蓄電池31から直流電力を入力して所望の電圧に変換してパワーコンディショナ50に出力する。また、DC/DCコンバータ32は、パワーコンディショナ50から直流電力を入力して所望の電圧に変換して定置型蓄電池31に出力して充電に供する。さらに、DC/DCコンバータ32には、定置型蓄電池31の消費レベルを確認しながら出力する監視機能を持たせている。
第3の電源ユニット40は、電動車両用の蓄電池ユニットであり、直流電源としての車載蓄電池(車載バッテリ)41とDC/DCコンバータ42を有する。DC/DCコンバータ42は、車載蓄電池41から直流電力を入力して所望の電圧に変換してパワーコンディショナ50に出力する。また、DC/DCコンバータ42は、パワーコンディショナ50から直流電力を入力して所望の電圧に変換して車載蓄電池41に出力して充電に供する。さらに、DC/DCコンバータ42には、車載蓄電池41の消費レベルを確認しながら出力する監視機能を持たせている。また、車載蓄電池41からDC/AC変換回路52への入力電圧と同等のレベルが供給できるのであればDC/DCコンバータ42を介さずに出力できるようになっている。電動車両は電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)を含む。
このように、各電源ユニット20,30,40は、直流電源(21,31,41)に接続されたDC/DCコンバータ22,32,42を有する。この際、各直流電源(21,31,41)に対し最適なDC/DCコンバータ22,32,42を設定することができる。
DC/DCコンバータ22,32,42は、それぞれ、半導体スイッチング素子、コイル、コンデンサ等を備えており、半導体スイッチング素子のスイッチング動作に伴い昇圧または降圧する。
パワーコンディショナ50は、立方体形状、円筒形状、卵型形状等の箱形の筐体内に部品が収納されており、筐体外部の冷却ファンおよび筐体内部の内部ファン等の冷却機構による空冷方式または、ファンを用いない自然空冷方式にて、発熱する筐体内の部品が冷却されるようになっている。パワーコンディショナ50(筐体)は壁面等に取り付けられる。
パワーコンディショナ50は、ジャンクションボックス51と、DC/AC変換回路52と、系統保護回路53と、電力監視回路54とを有する。ジャンクションボックス51において各DC/DCコンバータ22,32,42と接続されているとともにDC/AC変換回路52と接続されている。つまり、パワーコンディショナ50は、各電源ユニット20,30,40に共通化されたDC/AC変換回路52を有し、DC/AC変換回路52はジャンクションボックス51を介して各電源ユニット20,30,40のDC/DCコンバータ22,32,42に接続されている。
DC/AC変換回路52は、半導体スイッチング素子、コンデンサ等を備えており、半導体スイッチング素子のスイッチング動作に伴い直流を交流に、または、交流を直流に変換する。スイッチング動作に伴いDC/AC変換回路52の構成部品が発熱する。
パワーコンディショナ50のDC/AC変換回路52は、ジャンクションボックス51を介して各DC/DCコンバータ22,32,42から入力する直流電力を交流電力に変換して出力するとともに、商用系統62からの交流電力を直流電力に変換してDC/DCコンバータ32,42に出力する。
各電源ユニット20,30,40におけるDC/DCコンバータ22,32,42には、それぞれ、小容量のコンデンサが備えられる。一方、パワーコンディショナ50のDC/AC変換回路52には、大容量の電解コンデンサが用いられ、電解コンデンサにより直流から交流に変換する際に発生するリップルを除去して脈動成分が平滑化される。電解コンデンサは、ドライアップの発生により寿命が短い。
パワーコンディショナ50の系統保護回路53は、電路を開閉するリレー、電圧の過不足を検出してリレーを駆動する回路部、周波数の上限・下限を検出してリレーを駆動する回路等で構成されている。
次に、このように構成した電力変換装置10の作用について説明する。
電力変換装置10の動作として、電源ユニット20の太陽電池21からの発電電力はDC/DCコンバータ22を介してパワーコンディショナ50に入力され、DC/AC変換回路52を介して商用系統62へ売電される。または、太陽電池21の電力はDC/AC変換回路52から分電盤60を経由して家電機器63に供給され、家電機器63で使用される。
電力変換装置10の動作として、電源ユニット20の太陽電池21からの発電電力はDC/DCコンバータ22を介してパワーコンディショナ50に入力され、DC/AC変換回路52を介して商用系統62へ売電される。または、太陽電池21の電力はDC/AC変換回路52から分電盤60を経由して家電機器63に供給され、家電機器63で使用される。
また、電源ユニット30の定置型蓄電池31の電力はDC/DCコンバータ32を介してパワーコンディショナ50に入力され、DC/AC変換回路52から分電盤60を経由して家電機器63に供給され、家電機器63で使用される。さらに、電源ユニット40の車載蓄電池41の電力はDC/DCコンバータ42を介してパワーコンディショナ50に入力され、DC/AC変換回路52から分電盤60を経由して家電機器63に供給され、家電機器63で使用される。
また、電源ユニット30,40の蓄電池31,41が充電される。詳しくは、商用系統62からの電力が、パワーコンディショナ50のDC/AC変換回路52を介して蓄電池31,41に供給され、蓄電池31,41が充電される。また、売電できない状態や、電源ユニット20の太陽電池21からの発電電力(再生可能エネルギー)で充電する場合においては、パワーコンディショナ50を停止し、太陽電池21からの出力電力が直接、蓄電池31,41に供給されて蓄電池31,41が充電される。この場合の充電対象の直流電源は、第2の電源ユニット30の定置型蓄電池31のみでも、第3の電源ユニット40の車載蓄電池41のみでも、第2の電源ユニット30の定置型蓄電池31および第3の電源ユニット40の車載蓄電池41でもよい。
図3においては、直流電源毎にそれぞれ専用のパワーコンディショナ101,106を設置しており、設備のコストアップ、機器の大型化により導入しにくい面がある。また、図3におけるDC/DCコンバータ102,107は、電圧レベル調整や動作モード設定のため各直流電源(100,105)に合わせて専用のものが必要である。さらに、図3におけるDC/DCコンバータ102,107に備えられるコンデンサは小容量でよいが、DC/AC変換回路103,108に備えられるコンデンサは直流から交流に変換する際に発生するリップルを除去して脈動成分を平滑化するために大容量の電解コンデンサを用いることになり装置が大型化する。
これに対し、図1の本実施形態では、各電源ユニット20,30,40においてはDC/DCコンバータ22,32,42を有する(パワーコンディショナ50からDC/DCコンバータ22,32,42が外部に出ている)とともに、パワーコンディショナ50においては各電源ユニットに共通化されたDC/AC変換回路52を有するので、パワーコンディショナの小型・軽量化が図られる。また、寿命が長いDC/DCコンバータ22,32,42を有する各電源ユニット20,30,40はそのまま継続して使用でき、パワーコンディショナにおける寿命が短いDC/AC変換回路52についてはパワーコンディショナ50ごと交換することができメンテナンス性に優れている。さらに、パワーコンディショナ50のDC/AC変換回路52、系統保護回路53を共通化することで、コスト(機器、工事)の低減が図られるとともに設置スペースの節約が図られる。
また、図3において、蓄電池105を充電する場合、交流、直流変換がそれぞれ発生し、変換ロスによる損失が発生する。詳しくは、例えば、太陽電池100で発生した電力により蓄電池105を充電しようとすると、発生した直流電力を交流に変換し、再度直流変換することになり変換ロスが発生する。
これに対し図1の本実施形態においては、太陽電池21の電力を蓄電池31,41の充電に供する場合、直流から交流への変換を行わないので、即ち、DC/AC変換回路52を介して交流に変換しないため、交流化のための変換損が無くなる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)図3における交流変換するためのDC/AC変換回路103,108は共通の商用系統110に接続するためのものであるので共通化が可能である。そこで、図1に示すように、パワーコンディショナ50は、各電源ユニット20,30,40に共通化されたDC/AC変換回路52を有し、DC/AC変換回路52は各電源ユニット20,30,40のDC/DCコンバータ22,32,42に接続されている。
(1)図3における交流変換するためのDC/AC変換回路103,108は共通の商用系統110に接続するためのものであるので共通化が可能である。そこで、図1に示すように、パワーコンディショナ50は、各電源ユニット20,30,40に共通化されたDC/AC変換回路52を有し、DC/AC変換回路52は各電源ユニット20,30,40のDC/DCコンバータ22,32,42に接続されている。
よって、図3に比べ図1では共通化されたDC/AC変換回路52を用いるとともにDC/DCコンバータ22,32,42がパワーコンディショナ50の外部に配置されており、パワーコンディショナ50の小型化、軽量化を図ることができる。また、パワーコンディショナ50は、各電源ユニット20,30,40に共通化されたDC/AC変換回路52を有するので、コスト低減を図ることができる。さらに、設置スペースが節約できる。詳しくは、パワーコンディショナ50は、DC/AC変換回路52と系統保護回路53のみで構成できるので、図3の従来装置に比べ半分程度の大きさにダウンサイジング(小型化)可能である。また、取り付け要件(壁の強度、取付け面積)を緩和することができる。
(2)図3のパワーコンディショナ101,106においては、熱源となるDC/DCコンバータとDC/AC変換回路を有する構成となっていたが、図1の本実施形態においては、熱源を分けることでパワーコンディショナの発熱量を低減することができ、筐体面積に対する内部発熱源を減らせるので筐体を利用した放熱効率が上がり冷却ファン(内部ファン含む)削減によるコストダウン、メンテナンス性向上、騒音低減が可能となる。
(3)各直流電源(21,31,41)を直流で接続することで交流化のための変換損失を減らすことができる。つまり、直流電源間で電力をやりとりする場合、即ち、太陽電池21の出力電力で蓄電池31,41を充電する場合に交流変換を行わなくても済むので、エネルギーロスを減らすことができる(運用の効率アップを図ることができる)。
(4)商用系統62側に開閉リレー61を設置し、パワーコンディショナ50からの指令で並列、解列することで、停電検出時に自前の電源に切替ることで停電での不具合の回避が可能である。この場合、パワーコンディショナが複数あると、自立運転切替もその分実施しなくてはならず煩わしいが、停電検出により商用系統62から家庭内配線を切り替えると同時にパワーコンディショナ50が自立運転を開始すれば、家庭内全てに対し電力供給が続けられる。よって、従来の太陽電池や蓄電池のように専用コンセントからの限定的な供給や自立モード切替などの煩わしさから開放することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図1では、第1の電源ユニット20が太陽電池ユニット、第2の電源ユニット30が定置型蓄電池ユニット、第3の電源ユニット40が電動車両用の蓄電池ユニットであったが、これに限るものではない。例えば、風力発電による電源ユニット、燃料電池を用いた電源ユニット、発電機を用いた電源ユニット等でもよい。
・図1では、第1の電源ユニット20が太陽電池ユニット、第2の電源ユニット30が定置型蓄電池ユニット、第3の電源ユニット40が電動車両用の蓄電池ユニットであったが、これに限るものではない。例えば、風力発電による電源ユニット、燃料電池を用いた電源ユニット、発電機を用いた電源ユニット等でもよい。
・図2に示すように、DC/AC変換回路の故障時の冗長性向上や出力アップを図るべく、パワーコンディショナにおいて、DC/AC変換回路を複数台搭載してもよい。以下、詳しく述べる。
図2において、パワーコンディショナ50は、各電源ユニット20,30,40のDC/DCコンバータ22,32,42に接続され、各電源ユニット20,30,40に共通化されたDC/AC変換回路70,73を有し、パワーコンディショナ50は、DC/AC変換回路(70,73)を複数並列接続している。並列接続された各DC/AC変換回路70,73には、それぞれ、電路を手動で開閉する開閉器72,75が接続されている。また、DC/AC変換回路70には系統保護回路71が接続されているとともに、DC/AC変換回路73には系統保護回路74が接続されている。
このように、パワーコンディショナ50にDC/AC変換回路(70,73)を複数台搭載することにより、2台のうちの1台のDC/AC変換回路が故障しても1/2の出力で運転継続可能であり、1台のDC/AC変換回路が故障しても停止することが無く、冗長性向上が図られる。即ち、長寿命の要求があるとともに出力性能が低下しても動作し続けることへのニーズに応えることができる。また、開閉器72,75を操作して電路を開けることにより運転中にDC/AC変換回路の交換が可能である。さらに、直流電源を増設して出力アップする時にDC/AC変換回路の増設で対応して、システムアップが可能である。
図2の構成とすることにより、以下のような効果を得ることができる。
(5)パワーコンディショナ50において並列接続した複数のDC/AC変換回路70,73を、基本的に常時動作させて必要な出力を得ることができる。
(5)パワーコンディショナ50において並列接続した複数のDC/AC変換回路70,73を、基本的に常時動作させて必要な出力を得ることができる。
(6)冗長性向上について、電力変換装置(電源システム)は停止しないことを求められるので、DC/AC変換回路を複数搭載することで1台が故障しても残りのDC/AC変換回路で運転継続が可能である。
(7)開閉器72,75を用いて電源運転中においてDC/AC変換回路を交換することができ、システム稼働中でも安全にDC/AC変換回路を交換することができる。
(8)システムの拡張として、必要によりDC/AC変換回路を増設することで大電力化に対応可能となる。即ち、電源ユニットの増設(入力ソース)の増加に対して出力性能をアップさせることができる。また、電源ユニットの増設といった直流入力チャネルの増設などシステムアップや組み合わせ自由度が高い。
(8)システムの拡張として、必要によりDC/AC変換回路を増設することで大電力化に対応可能となる。即ち、電源ユニットの増設(入力ソース)の増加に対して出力性能をアップさせることができる。また、電源ユニットの増設といった直流入力チャネルの増設などシステムアップや組み合わせ自由度が高い。
なお、図2の開閉器72,75を無くすることも可能である。また、系統保護回路71,74は共通化して1つの系統保護回路のみ用いることも可能である。
10…電力変換装置、20…電源ユニット、21…太陽電池、22…DC/DCコンバータ、30…電源ユニット、31…定置型蓄電池、32…DC/DCコンバータ、40…電源ユニット、41…車載蓄電池、42…DC/DCコンバータ、50…パワーコンディショナ、52…DC/AC変換回路、62…商用系統、70…DC/AC変換回路、72…開閉器、73…DC/AC変換回路、75…開閉器。
Claims (3)
- 複数の電源ユニットの直流電源と商用系統との間に設けられ、パワーコンディショナを備える電力変換装置であって、
前記各電源ユニットは、前記直流電源に接続されたDC/DCコンバータを有し、
前記パワーコンディショナは、前記各電源ユニットのDC/DCコンバータに接続され、前記各電源ユニットに共通化されたDC/AC変換回路を有することを特徴とする電力変換装置。 - 前記パワーコンディショナは、前記DC/AC変換回路を複数並列接続していることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記並列接続された各DC/AC変換回路には、それぞれ、電路を手動で開閉する開閉器が接続されていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
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