JP2015229537A - シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】原稿受入口の上側を開いてから閉じても、ストッパがシートの通過を許容できるようにする。
【解決手段】自動原稿送りユニット103は、シートを搬送するシート搬送路を開閉する外装カバーに設けられて、シートをシート搬送路へ搬送可能な作動位置と、該作動位置よりも上方であってシート搬送路から退避する位置である待機位置とに移動可能な原稿搬送部11Aと、原稿搬送部が作動位置にいるとき、シートがシート搬送路に進入するのを許容し、原稿搬送部が待機位置にいるとき、該シートがシート搬送路に進入するのを阻止するストッパ部11Bと、外装カバーと原稿搬送部とのいずれか一方に設けられたアーム保持片41と、外装カバーと原稿搬送部とのいずれか他方に設けられてアーム保持片と係合する係合片42と、を有し、アーム保持片41と係合片42が係合することで原稿搬送部11Aを待機位置に保持する保持部11Cと、を備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置と、このシート搬送装置を備えた画像読取装置と、この画像読取装置を装置本体に備えた画像形成装置とに関する。
従来、シートに画像を形成するスキャナ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置は、装置本体に、原稿の画像を読み取る画像読取装置を備えているものがある。そして、画像読取装置は、シート搬送装置によって搬送されるシートである原稿を読み取るようになっている。画像形成装置は、画像読取装置が読み取った画像情報をシートに複写したり、他の画像形成装置に送信したりするようになっている。
そして、シート搬送装置には、トレイに載置された原稿の進入位置を規制する受け止め部材と、原稿を搬送するピックアップローラ等を備えている構成のものがある(特許文献1)。このシート搬送装置は、原稿を搬送するとき、受け止め部材による原稿の先端の受け止めを解除して、ピックアップローラで原稿を搬送するようになっている。この場合、ピックアップローラは、原稿に対して接離できるように、上下動するピックアップアームに設けられている。また、原稿が詰まったときは、開閉カバーを開くことで原稿を受け入れる入口の上側が開閉できるようになっている。この場合、受け止め部材の規制が解除されないまま開閉カバーを開閉すると、閉動作の際に受け止め部材がトレイに積載された原稿に押圧され、トレイ上の原稿を傷つけてしまう場合がある。そこで、特許文献1では、開閉カバーを開閉する動作に連動してピックアップアームを下降させ、その動作に伴って受け止め部材の規制を解除するようになっている。
特開2005−126202号公報
しかし、従来のシート搬送装置は、ピックアップアームが常に原稿から離れた待機位置の側にばね(特許文献1の段落番号[0026]参照)によって付勢されている。このため、開閉カバーを開くのに、一時的にピックアップアームを下方に押しても、その押圧を解除すると、ピックアップアームがばねの付勢力によって待機位置に戻り、受け止め部材の規制が解除されないことがある。
そこで、本発明は、開閉カバーを開閉する際にピックアップアームを下方に動作させるための押圧を解除しても、受け止め部材によってトレイ上の原稿を傷つけてしまうことを防ぐようにしたシート搬送装置を提供することにある。
本発明のシート搬送装置は、シートを搬送するシート搬送路を開閉する開閉手段と、前記開閉手段に設けられて、シートを前記シート搬送路へ搬送可能な作動位置と、該作動位置よりも上方であって前記シート搬送路から退避する位置である待機位置とに移動可能なシート搬送手段と、前記シート搬送手段が前記作動位置にいるとき、シートが前記シート搬送路に進入するのを許容し、前記シート搬送手段が待機位置にいるとき、該シートが前記シート搬送路に進入するのを阻止する規制手段と、前記開閉手段と前記シート搬送手段とのいずれか一方に設けられた係合部と、前記開閉手段と前記シート搬送手段とのいずれか他方に設けられて前記係合部と係合する被係合部と、を有し、前記係合部と前記被係合部が係合することで前記シート搬送手段を前記待機位置に保持する保持手段と、を備え、前記開閉手段の開動作にともなって、前記係合部と前記被係合部との係合が解除され、前記保持手段が前記シート搬送手段を待機位置に保持している状態を解除し、前記シート搬送手段を前記作動位置に移動させる、ことを特徴としている。
本発明のシート搬送装置は、開閉カバーを開閉する際にピックアップアームを下方に動作させるための押圧を解除しても、受け止め部材によってトレイ上の原稿に損傷を与えることを防止することができる。
本発明の実施形態における画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面概略図である。 本発明の実施形態における画像読取装置のシート搬送方向に沿った断面概略図である。 図2の画像読取装置において、外装カバーを開いたときの図である。 図2の画像読取装置における原稿搬送部の動作説明用の図である。(A)は、ピックアップローラが待機位置にいる図である。(B)は、ピックアップローラが作動位置に降下した図である。(C)は、外装カバーを開くのに伴って、ピックアップローラが待機位置から作動位置に下降する途中の図である。 図2の画像読取装置におけるストッパ部の動作説明用の図である。(A)は、シャッタが原稿の先端を受け止めている図である。(B)は、ピックアップアームの下降にともなって、シャッタが回転自在の状態になるときの図である。(C)は、ピックアップアームの下降にともなって、シャッタが給送方向の下流側に傾いた状態の図である。(D)は、ピックアップアームが下降して、シャッタが給送方向の下流側に傾き、原稿の通過を許容できるようになった状態の図である。 ピックアップアームとその周辺の拡大図である。 ロック軸の図である。(A)は、ロック軸の斜視図である。(B)は、ロック軸にユニット300の一部を設けた斜視図である。(C)は(B)を下方から見た図である。 ピックアップローラの部分の外観斜視図である。 ピックアップアーム、ピックアップローラ等をユニット化した図である。(A)は、ユニット化した、ピックアップアーム、ピックアップローラ等を外装カバーに装着する図である。(B)は、ユニット化した、ピックアップアーム、ピックアップローラ等を外装カバーに装着した図である。 ピックアップアーム、ピックアップローラ等をユニット化した図である。(A)は、ユニット化した、ピックアップアーム、ピックアップローラ等が装着されるユニットの一部を示す図である。(B)は、ユニット化した、ピックアップアーム、ピックアップローラ等の斜視図である。 ユニット化した、ピックアップアーム、ピックアップローラ等を外装カバーに装着した部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態のシートを搬送するシート搬送装置と、このシート搬送装置を備えた画像読取装置と、この画像読取装置を装置本体に備えた画像形成装置とを図に基づいて説明をする。
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置100のシート搬送方向に沿った断面概略図である。画像形成装置100は、装置本体100Aと、装置本体100Aの上部に設けられた画像読取装置101とで構成されている。
装置本体100Aは、画像読取装置101からの画像読取情報や、外部の情報機器であるファクシミリ、パソコン等からの画像情報に基づいて、普通紙やOHPシート等のシートPに画像を形成するようになっている。画像形成装置100の装置本体100Aの下部には、各種サイズのシートPを収納した複数のシートカセット113(図には1つのみ示して他は省略)が着脱自在に装着されている。シートカセット113から給紙搬送ローラ105によって搬送されたシートPは、画像形成部114の感光ドラム110の転写位置に送られる。感光ドラム110は、画像読取装置101からの画像情報に基づいたレーザスキャナ104のレーザを照射されて、潜像を形成され、その潜像が不図示の現像装置によりトナー現像されてトナー画像が形成されている。トナー画像は、転写位置に搬送されたシートに、転写ローラ111によって転写されて、定着器106によって定着される。
シートは、片面に画像を形成されて両面に画像を形成する必要が無い場合、排出ローラ対109によって、胴内排出トレイ112に排出される。シートは、両面に画像を形成される場合、排出ローラ対109のスイッチバック搬送によって反転搬送されて、再送パス107を搬送され、再度、画像形成部114へ送り込まれる。シートは、画像形成部114において、他方の面にもトナー画像を転写される。そのトナー画像は、定着器106でシートに定着される。最後、シートは、排出ローラ対109から胴内排出トレイ112に排出される。なお、シートは、シートカセット113からの給送のみならず、マルチトレイ108からも給送されるようになっている。
図2は、画像読取装置101の原稿搬送方向(図1の矢印A方向)に沿った断面概略図である。画像読取装置101は、画像読取ユニット102と、画像読取ユニット102に搭載された自動原稿送りユニット103とで構成されている。
自動原稿送りユニット103は、画像読取ユニット102の流し読みガラス2の上面を通過するように原稿Dを搬送するようになっている。シート搬送装置としての自動原稿送りユニット103は、主に、次の各構成要素によって形成されている。複数枚の原稿を載置可能なシート積載手段としての原稿トレイ15。原稿トレイ15上の原稿を1枚ずつ分離して画像読取ユニット102の流し読みガラス2に向けて給送する給紙部11。原稿を流し読みガラス2の上面に沿って通過させる搬送部12。流し読みガラス2の上面を通過した原稿を排出する排出部13。この排出部13から排出された原稿が積載される排紙トレイ16。排出部13でスイッチバック搬送させて表裏反転した原稿を、再度、給紙部11に送り込み流し読みガラス2の上面に給送するスイッチバック部14。なお、原稿トレイ15は、ある程度の角度で傾斜して、原稿を給紙部11に送り込み易くするとともに、排紙トレイ16の上方に空間を確保できるようにしている。
画像読取部としての画像読取ユニット102は、流し読みガラス2と、固定読みガラス4とを上部に有している。画像読取ユニット102は、上部に自動原稿送りユニット103を有している。自動原稿送りユニット103は、流し読みガラス2と、固定読みガラス4とを開閉できるように、画像読取ユニット102に設けられている。固定読みガラス4は、自動原稿送りユニット103によって上面が開放された状態でユーザによって原稿が載置されるようになっている。流し読みガラス2と、固定読みガラス4との下方には、原稿に照射した光を反射光として受光する走査部3が設けられている。走査部3は、自動原稿送りユニット103の原稿搬送方向に沿った方向(図1、矢印A方向)に往復移動できるようになっている。反射光は、受光素子5(図1)で光電変換された後、画像処理部6(図1)で画像処理されて、画像情報として、画像読取ユニット102に送られる。
画像読取装置101の動作を説明する。なお、給紙部11と、その周辺の構成とその部分の動作説明は後述する。
画像読取装置101は、読取動作を開始すると、原稿トレイ15に載置された原稿Dを後述する給紙部11のピックアップローラ18によって、給紙ローラ19とリタードローラ20との間に引き込む。原稿が重なっている場合、リタードローラ20が原稿の搬送を阻止し、給紙ローラ19が原稿を1枚だけ給送をする。原稿は、給紙路25の案内と、給紙ローラ対251及びレジストローラ対252の給送とによって、搬送部12に送り込まれる。レジストローラ対252は、原稿の斜行を修正するようになっている。
原稿は、搬送部12の案内ローラ121と原稿搬送路122との案内と、搬送ローラ対123の回転とによって、流し読みガラス2の上面を通過して、排出部13に送られる。流し読みガラス2の下には、走査部3が停止して待機している。走査部3は、流し読みガラス2の上面を通過する原稿に光を照射し、その反射光を受光して、光を受光素子5(図1)に送る。これによって、流し読みガラス2の上面を通過する原稿の画像を読み取ることができる。この読み方は、流し読みと言う。画像を読み取られた原稿は、排出部13の排出ローラ対131によって、排紙トレイ16に排出される。
原稿の両面に画像が形成されており、両面の画像を読み取る場合がある。この場合、排出ローラ対131は、原稿を原稿の後端近くまで搬送した後、逆転して、原稿を、スイッチバック部14を案内にしてスイッチバック搬送し、表裏反転させてから、給紙ローラ対251に送る。その後、原稿は、搬送部12を搬送され、流し読みガラス2の上面を通過して、他方の面の画像を走査部3に読み取られ、そして、排出部13に搬送される。原稿は、先に、スイッチバック搬送されて表裏反転されているので、後続の原稿との頁順が揃わなくなっている。頁順を揃えるため、原稿は、排出ローラ対131によって、再度、スイッチバック搬送されて、給紙ローラ対251に搬送され、再度、搬送部12、排出部13を経て、排紙トレイ16に排出される。
以上の説明は、流し読みガラス2を通過する原稿を読み取る流し読みについて説明したが、ユーザによって固定読みガラス4に載置された原稿を読み取る場合、走査部3が矢印A方向に移動して原稿の画像を読み取る。この読み方を固定読みと言う。
以上の説明において、図2、図3に示すように、画像読取装置101の筐体は、装置本体101Aと、外装カバー10とで形成されている。開閉手段として外装カバー10は、回動支点10cによって装置本体101Aに矢印B,C方向に回転自在に設けられて、装置本体101Aを開閉(開動作、閉動作)できるようになっている。
給紙路25は、上ガイド板25aと下ガイド25bとが対向して形成されている。給紙路25の入口には、給紙部11が設けられている。外装カバー10の下面側には上ガイド板25aが設けられている。外装カバー10が対向する装置本体の部分には下ガイド25bが形成されている。外装カバー10は、装置本体101Aを開閉するとともに、シート搬送路としての給紙路25の上ガイド板の部分(上側部分)を開閉できるようになっている。
したがって、外装カバー10を、回動支点10cを中心に矢印B方向に回転させると、原稿トレイ15の給紙口から流し読みガラス2の手前までの給紙路25の全てが連続して開放されるので、給紙路25に詰まった原稿を容易に取り除くことができる。また、給紙路25のメンテナンスも容易に行える。
次に、図4、図5を用いて給紙部11について説明する。給紙部11は、原稿搬送部(シート搬送手段)11A、ストッパ部(規制手段)11B、保持部(保持手段)11C、開閉ロック部11D等を備えている。
原稿搬送部11A(図4)は、外装カバー10の下面側に位置して、上位の待機位置(図4(A)、退避する位置)から下位の作動位置(図4(B))に落下可能(移動可能)である。そして、原稿搬送部11A(図4)は、落下した作動位置で、原稿トレイ15の原稿Dを装置本体101Aに引き込むようになっている(搬送可能になっている)。
原稿搬送部11Aは、図4に示すように、給紙ローラ19、リタードローラ20、ピックアップアーム181、ピックアップローラ18、歯車列182等で構成されている。
給紙ローラ19(図2、図3)は、外装カバー10に設けられている。給紙ローラ19は、不図示のピックアップモータに接続されている。リタードローラ20は、給紙ローラ19が接離できる位置で、装置本体101A側に設けられている。リタードローラ20は、不図示のトルクリミッタが設けられている。トルクリミッタは、リタードローラ20に加わる矢印G方向の回転力が所定の値を超えると、リタードローラの矢印G方向への回転を許容し、所定の値以下のとき、リタードローラ20の矢印G方向への回転を阻止するようになっている。このため、給紙ローラ19がリタードローラ20に圧接している状態において(図4(B))、原稿が1枚だけ送り込まれて来たとき、リタードローラ20は、原稿を介して給紙ローラ19に追従回転をして、給紙ローラ19による原稿の搬送を許容する。しかし、原稿が重なって送り込まれて来ると、原稿同士の摩擦抵抗が、リタードローラ20と原稿との摩擦抵抗よりも小さいので、リタードローラ20に加わる矢印G方向の回転力が所定の値以下になる。このため、リタードローラ20が回転を停止して接触している原稿の搬送を阻止し、給紙ローラ19が給紙ローラ19に接触している原稿を搬送する。
給紙ローラ19の回転軸191には、ピックアップアーム181が回転自在に設けられている。ピックアップアーム181の回転端部には、ピックアップローラ18が回転自在に設けられている。また、ピックアップアーム181には、給紙ローラ19の回転をピックアップローラ18に伝達する歯車列182が設けられている。給紙ローラ19が、矢印E方向に回転すると、歯車列182によってピックアップローラ18に回転力が伝達されて、ピックアップローラ18も矢印E方向に回転する。それに伴って、ピックアップアーム181は矢印C方向に回転して、ピックアップローラ18を原稿Dに当接させる。これによって、ピックアップローラ18は、原稿Dに接触して原稿Dを給紙ローラ19とリタードローラ20とのニップNPに送り込むことができる。
なお、外装カバー10を矢印B方向(図3)に回動させて、装置本体101Aを開くと、原稿搬送部11Aの給紙ローラ19、ピックアップアーム181、歯車列182及びピックアップローラ18が外装カバー10と一体に矢印B方向に回動する。しかし、リタードローラ20は、装置本体104A側に設けられているため、外装カバー10と一体に矢印B方向に移動することがない。したがって、外装カバー10を矢印B方向(図3)に回動させて、装置本体101Aを開くと、給紙ローラ19がリタードローラ20から離れてニップNPが解除される。そのため、ニップNPに原稿が詰まった場合でも、外装カバー10を開くことで詰まった原稿を取り除くことができる。
ストッパ部11B(図5)は、装置本体101Aと原稿搬送部11Aとの間に設けられて、原稿搬送部11Aが作動位置にて原稿を搬送しているとき、原稿トレイ15に積載された原稿が給紙路25に進入するのを許容するようになっている(図5(D))。また、ストッパ部11Bは、原稿搬送部11Aが待機位置にいるとき、原稿が給紙路25に進入するのを阻止するようになっている(図5(A))。
ストッパ部11Bは、図5に示すように、シャッタ60、ストッパ61、回動押圧片62、解除部材63等で構成されている。
シャッタ60は、回転軸601に回転自在に吊り下げられている。シャッタ60は原稿給送方向Hにおいてピックアップローラ18と給紙ローラ19との間で、給紙ローラ19の両側のそれぞれに配置されている。シャッタ60の下端部60aは、給紙路25の下ガイド25bに形成された凹部25baに進入している。シャッタ60の上端部のピックアップローラ18側には、切欠60bが形成されている。シャッタ60は、ピックアップローラ18の昇降動作に連動して原稿トレイ15に載置された原稿の先端を規制する位置と、原稿の先端を規制しない位置とに、回転軸601を中心にして、回動可能になっている。ここで、原稿の先端を規制しない位置とは、図5(C)や図5(D)に示すように、ピックアップローラ18が作動位置にて原稿トレイ15に積載された原稿を給紙する際に、原稿の給紙を妨げないようシャッタ60の規制が解除された位置のことである。シャッタ60の規制が解除されると、シャッタ60は自重で吊り下げられているだけになるため、原稿の搬送を妨げないようになっている。
ストッパ61は、ピックアップローラ18の回転軸183に遊嵌して、シャッタ60の切欠60bに係合したり、切欠60bから外れたりするようになっている。回動押圧片62は、ピックアップアーム181に一体に設けられており、ピックアップアーム181の回動に伴って、シャッタ60の切欠60bに係合したり、切欠60bから外れたりするようになっている。解除部材63は、装置本体101Aに突設されて(図3)、ピックアップアーム181の回動に伴って、ストッパ61が当接するようになっている。ここで、解除部材63がピックアップアーム181の回動に伴ってストッパ61に当接することで、シャッタ60の規制が解除される。シャッタ60の規制が解除される際の動作については、後述する。
また、保持部11Cは、図4に示すように、外装カバー10と原稿搬送部11Aとの間に設けられて、原稿搬送部11Aを待機位置に保持するようになっている(図4(A))。
保持部11C(図4、図6)は、アーム保持片(係合部又は被係合部)41と、ピックアップアーム181に設けられて、アーム保持片41が係合したり、外れたりする係合片(被係合部又は係合部)42等で構成されている。アーム保持片41は、弾性板(弾性体)である。
開閉ロック部11Dは、外装カバー10に設けられ、ピックアップアーム181の上方の位置に回転自在に設けられたロック軸40と、装置本体101Aに設けられた被ロック爪50(図3)等で構成されている。ロック軸40(図7)は、中間部分に、ロック軸40が回転するとアーム保持片41に当接(作用)してアーム保持片41と係合片42との係合を解除するロック解除突片(作用部、当接部)40aが突設されている。また、ロック軸40には開閉ノブ40bが設けられており、ユーザが開閉ノブ40bをJ方向に回動させることでロック軸40もJ方向に回動する。ロック軸40の両端には、被ロック爪50が係合するラッチ部40cが設けられている。そして、ロック軸40がJ方向に回転することで、ラッチ部40cと被ロック爪50との係合が解除され、外装カバー10が開閉可能になる。外装カバー10を開くときの詳細な動作については、後述する。
なお、リタードローラ20を除いた原稿搬送部11A、解除部材63を除いたストッパ部11B、保持部11Cの係合片42はユニット300(図8、図9、図10、図11)として形成されている。ユニット300は、図9に示すように回転軸191を、外装カバー10に装着して着脱自在に設けられている。
次に、給紙部11の動作を説明する。なお、給紙部11の動作説明は、画像読取装置101が原稿を流し読みガラス2の上面を通過させて原稿を読み取る流し読みの場合においての動作説明である。
画像形成装置100に電源が入っていないとき、図4(A)に示すように、ピックアップアーム181は、ピックアップアーム181と一体の係合片42に、アーム保持片41が係合(スナップフィット)して、待機位置に保持されている。このため、ピックアップローラ18は、図5(A)に示すように、原稿トレイ15に載置された原稿Dから離れている。また、外装カバー10の回転支点10cに、原稿給送方向Hに回転自在に設けられたシャッタ60は、シャッタ60の切欠60bにストッパ61が係合して、垂下した状態で、原稿受け止め位置に保持されて、原稿給送方向Hに回転するのを阻止されている。このため、ユーザによって原稿トレイ15に載置された複数枚の原稿は、シャッタ60に受け止められて、先端を揃えられる。
画像形成装置100に電源が投入されると、不図示のピックアップモータが回転する。すると、図4(A)に示すように、給紙ローラ19が矢印E方向に回転し、ピックアップアーム181が矢印C方向に回転して待機位置(図4(A)、図5(A))から作動位置(図4(B)、図5(D))に下降する。このとき、給紙ローラ19が接触しているリタードローラ20が追従回転をする。また、給紙ローラ19が回転すると歯車列182を介してピックアップローラ18も矢印E方向に回転する。この結果、ピックアップローラ18は、原稿D上に落下し(図4(B)、図5(D))、矢印E方向に回転する。
一方、ピックアップアーム181(図5(B))が待機位置から作動位置に矢印C方向に回転して下降する途中において、ピックアップアーム181と一体に下降するストッパ61が装置本体101Aに突設された固定的な解除部材63に当接する。ストッパ61は、ピックアップアーム181の下降にともなって上方に回転し、シャッタ60の切欠60bから外れる(図5(B)、(C)、(D))。これによって、シャッタ60は、規制が解除され、原稿の給送方向Hに回転自在になる。
ストッパ61がシャッタ60の切欠60bから外れると、ピックアップアーム181に一体に設けられた回動押圧片62が、ピックアップアーム181の回転に伴って、シャッタ60の切欠60bを押圧する。回動押圧片62は、シャッタ60の切欠60bの、回転軸601より原稿の給送方向の上流側の部分を押圧する。すると、ストッパ61が外れて回転自在になっているシャッタ60が、原稿の給送方向Hに回転して(図5(C)、(D))、給紙路25に原稿Dが進入するのを許容する。原稿には、ピックアップローラ18が落下して回転しているため、ピックアップローラ18が原稿を給紙路25内に給送して、給紙ローラ19とリタードローラ20とのニップNPに送り込む。
給紙ローラ19が原稿を給紙路25内に送り込むとき、原稿が重なっている場合、リタードローラ20が、重なっている原稿の内、下側の原稿が搬送されるのを阻止して、給紙ローラ19が原稿を1枚だけ搬送する。
給紙部11が全ての原稿の給送を終了すると、不図示のピックアップモータが逆回転する。すると、ピックアップアーム181を作動位置から(図4(B)、図5(D))、矢印C方向とは逆方向に回動させ、待機位置に戻る(図4(A)、図5(A))。すると、シャッタ60、ストッパ61、回動押圧片62が図5(D),(C),(B)の順に作動して、図5(A)に示す位置に戻り、係合片42にアーム保持片41が係合して、ピックアップアーム181とピックアップローラ18は、待機位置に保持される。この結果、シャッタ60は、原稿受け止め位置に待機して、次に、原稿トレイ15に載置される原稿の先端を受け止めて、先端を揃える。
次に、給紙路25に原稿が詰まったとき、或いは給紙路25のメンテナンス時に、ユーザが外装カバー10を回動して給紙路25を開いたときの給紙部11とそれに関連する部分の動作を説明する。
外装カバー10を開くには、ユーザが、ロック軸40の開閉ノブ40bを図4(A)において右回転(図6、図7(A)において矢印J方向)させる。すると、開閉ノブ40bと同じ方向に、ロック軸40の両端に設けられたラッチ部40cが回転して、ラッチ部40cが装置本体101A(図3)に突設された被ロック爪50から外れる。外装カバー10は、図3において、回動支点10cを中心にして、矢印B方向に回転し、給紙路25の上ガイド板25aを下ガイド25bから離間させ、給紙路25を開放する。この結果、給紙路25が開放されていることと、給紙ローラ19がリタードローラ20から離れ、かつ給紙ローラ対251のローラ同士が離れていることとによって、ユーザが、給紙路25に詰まった原稿の除去や、給紙路25のメンテナンスを行うことができる。
一方、外装カバー10を開くのに、ロック軸40の開閉ノブ40bを図4(A)において右回転(図6、図7(A)において矢印J方向)させたとき、ロック軸40のロック解除突片40aがアーム保持片41を係合片42から離れる方向に押圧する。このため、アーム保持片41は、弾性変形して係合片42から離れて、係合片42との係合が解除される(図4(C))。また、外装カバー10を開くと、給紙ローラ19と、不図示のピックアップモータとの連結が解除されるようになっている。このため、ピックアップアーム181が、ピックアップアーム181、ピックアップローラ18、歯車列182等(以下、「ピックアップアーム181等」と言う)の自重によって、図4(B)のように、待機位置から作動位置に落下する。
そして、外装カバー10を開いていくとき、ピックアップアーム181等は、外装カバー10から離れた状態で、外装カバー10と一体に図3の矢印B方向に回転する。
ユーザが、給紙路25に詰まった原稿の除去後、或いは給紙路25のメンテナンスの終了後、外装カバー10を図3の矢印C方向に回転させて、図5(D)に示すように外装カバー10を閉める。外装カバー10が閉められた状態におけるピックアップアーム181等は、外装カバー10から離れた作動位置に位置しており、ストッパ61はシャッタ60の切欠60bから離れており、シャッタ60は回動自在な状態になっている。このため、シャッタ60は、原稿トレイ15上の原稿に当接しても、原稿給送方向Hに回転して、逃げることができる。
このように、自動原稿送りユニット103は、外装カバー10の開放と同時にロック解除突片40aによってアーム保持片41を撓ませて係合片42から外して、ピックアップアームを自重で落とし、シャッタ60を回動自在にするようになっている。このため、シャッタ60を確実に回動自在にすることができ、原稿トレイ15に原稿が載置されている状態で外装カバー10を閉めても、シャッタ60によって、原稿に損傷を与えることを防止することができる。
したがって、自動原稿送りユニット103は、外装カバー10を開閉することがあっても、シャッタ60によって、原稿に損傷を与えることを防止することができる。
外装カバー10が閉められて、ピックアップアーム181等が、図5(D)のように、作動位置にいる状態で、画像形成装置100に再度電源が投入されると、不図示のピックアップモータが逆転始動して、ピックアップアーム181を待機位置に上昇させる。これによって、ピックアップアーム181は、図4(A)に示すように、係合片42にアーム保持片41が係合して、待機位置に保持される。また、シャッタ60は、切欠60bとストッパ61が係合して、原稿の先端を受け止めることができる位置に保持される。
したがって、自動原稿送りユニット103は、作動位置にいるピックアップアーム181を待機位置に上昇させて、その後の原稿送りをできるようになっているので、原稿送りを速やかに行うことができる。
10:外装カバー(開閉手段)、11A:原稿搬送部(シート搬送手段)、11B:ストッパ部(規制手段)、11C:保持部(保持手段)、11D:開閉ロック部、15:原稿トレイ(シート積載手段)、25:給紙路(シート搬送路)、40a:ロック解除突片(作用部、当接部)、41:アーム保持片(係合部又は被係合部、弾性体)、42:係合片(被係合部又は係合部)、61:ストッパ(ロック手段)、100:画像形成装置、101:画像読取装置、101A:画像読取装置の装置本体、102:画像読取ユニット(画像読取部)、103:自動原稿送りユニット(シート搬送装置)、114:画像形成部。

Claims (6)

  1. シートを搬送するシート搬送路を開閉する開閉手段と、
    前記開閉手段に設けられて、シートを前記シート搬送路へ搬送可能な作動位置と、該作動位置よりも上方であって前記シート搬送路から退避する位置である待機位置とに移動可能なシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段が前記作動位置にいるとき、シートが前記シート搬送路に進入するのを許容し、前記シート搬送手段が待機位置にいるとき、該シートが前記シート搬送路に進入するのを阻止する規制手段と、
    前記開閉手段と前記シート搬送手段とのいずれか一方に設けられた係合部と、前記開閉手段と前記シート搬送手段とのいずれか他方に設けられて前記係合部と係合する被係合部と、を有し、前記係合部と前記被係合部が係合することで前記シート搬送手段を前記待機位置に保持する保持手段と、を備え、
    前記開閉手段の開動作にともなって、前記係合部と前記被係合部との係合が解除され、前記保持手段が前記シート搬送手段を待機位置に保持している状態を解除し、前記シート搬送手段を前記作動位置に移動させる、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記シート搬送路にシートが進入するのを阻止するよう前記規制手段をロックするロック手段をさらに備え、
    前記ロック手段は、前記シート搬送手段が前記待機位置から前記作動位置に移動する際に前記規制手段のロックを解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記開閉手段は、前記係合部と前記被係合部との一方に作用して、前記係合部と前記被係合部との係合を解除する作用部を有している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記係合部と前記被係合部との少なくとも一方は、弾性体であり、
    前記作用部は、前記弾性体に当接する当接部である、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送される原稿を読み取る画像読取部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送される原稿を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部の画像読取情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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