JP2015227788A - 校正システム、太陽光発電用監視システム、及び校正方法 - Google Patents

校正システム、太陽光発電用監視システム、及び校正方法 Download PDF

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Takashi Shimokuchi
剛史 下口
浅尾 芳久
Yoshihisa Asao
芳久 浅尾
友久 松下
Tomohisa Matsushita
友久 松下
哲生 後藤
Tetsuo Goto
哲生 後藤
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Abstract

【課題】 太陽光発電システムに用いられる電流センサを容易に校正することができる校正システムを提供する。
【解決手段】 校正システムは、出力電路Lとともに電流センサ2aによって電流値が計測されるように配置される校正用電路20と、校正用電路20に所定電流値の校正用電流を供給する電流供給部34と、校正用電路20に校正用電流が供給されていないときに電流センサ2aによって計測された第1電流値情報と、校正用電路20に校正用電流が供給されたときに電流センサ2aによって計測された第2電流値情報との差分に基づいて電流センサ2aを校正する校正処理部32とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽光発電システムに用いられる電流センサを校正するための校正システム、太陽光発電用監視システム、及び校正方法に関する。
太陽光発電では、所定の大きさの太陽光発電パネルを多数並べて、これらの出力を接続箱で集約する構成が採られる。また例えば、いわゆるメガソーラー(大規模太陽光発電所)では、複数の太陽光発電パネルを接続してなるストリングを多数設け、これらストリングを接続箱に接続することで、各ストリングの出力を集約し電力変換装置に送り込むように構成されることがある。
これら多数のストリングに異常が生じていないかを監視するために、各ストリングが出力する電流・電圧をセンサによって計測し、ストリングごとの計測データを収集することができる監視システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−205078号公報
上記監視システムでは、ストリングが出力する発電量を、当該発電量を計測するためのセンサの出力に基づいて監視しているため、このセンサの精度が低下するとストリングの発電量を正確に把握できず、適切な監視ができなくなるおそれがある。
さらに、センサの精度低下によって、センサ出力による計測結果と、実際の発電量との間に大きな差が生じると、ストリングに異常が生じているのか、センサに異常が生じているのかを判断することができない場合も生じる。
一方、センサの精度を維持するために定期的にセンサの校正を行うことが考えられるが、多数のストリングを備えている場合には、各ストリングに設けられたセンサについて個別に校正を行わなければならず、校正の作業が煩雑となる場合があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、太陽光発電システムに用いられる電流センサを容易に校正することができる校正システム、太陽光発電用監視システム及び校正方法を提供することを目的とする。
本発明は、
太陽光発電パネルの発電電流を計測する電流センサを校正する校正システムであって、
前記電流センサは、前記太陽光発電パネルの発電電力を出力するための出力電路の電流値を計測するように構成され、
前記出力電路とともに前記電流センサによって電流値が計測されるように配置される校正用電路と、
前記校正用電路に所定電流値の校正用電流を供給する供給部と、
前記校正用電路に前記校正用電流が供給されていないときに前記電流センサによって計測された第1電流値と、前記校正用電路に前記校正用電流が供給されたときに前記電流センサによって計測された第2電流値との差分に基づいて前記電流センサを校正する校正処理部と、
を備えている。
また、本発明は、
太陽光発電パネルの状態を監視する太陽光発電用監視システムであって、
前記太陽光発電パネルの発電電流を計測する電流センサと、
上述の校正システムと、
を備えている。
また、本発明は、太陽光発電パネルの発電電流を計測する電流センサであって前記太陽光発電パネルを出力するための出力電路の電流値を計測するように構成されている電流センサを校正する校正方法であって、
前記出力電路とともに前記電流センサによって電流値が計測されるように配置される校正用電路に所定電流値の校正用電流を供給する供給ステップと、
前記校正用電路に前記校正用電流が供給されていないときに前記電流センサによって計測された第1電流値と、前記校正用電路に前記校正用電流が供給されたときに前記電流センサによって計測された第2電流値との差分に基づいて前記電流センサを校正する校正処理ステップと、
を備えている。
なお、本発明は、上記システム及び方法として実現できるだけでなく、上述の各機能部が行う処理をステップとしたコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、太陽光発電システムに用いられる電流センサを容易に校正することができる。
太陽光発電監視システムの全体構成例を示す単線系統図である。 複数の太陽光発電パネル、及び太陽光発電パネルが接続された接続箱の構成の一例を示す回路図である。 接続箱内における、電流センサ及びPLC子機の詳細を示した図であり、電流センサの校正を実行する校正システムの構成を示している。 電流センサを校正する際の手順の一例を示すフローチャートである。 校正システムの他の構成を示す図である。 電流センサの他の構成を示す図である。
[本願発明の実施形態の説明]
まず最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明は、 太陽光発電パネルの発電電流を計測する電流センサを校正する校正システムであって、
前記電流センサは、前記太陽光発電パネルの発電電力を出力するための出力電路の電流値を計測するように構成され、
前記出力電路とともに前記電流センサによって電流値が計測されるように配置される校正用電路と、
前記校正用電路に所定電流値の校正用電流を供給する供給部と、
前記校正用電路に前記校正用電流が供給されていないときに前記電流センサによって計測された第1電流値と、前記校正用電路に前記校正用電流が供給されたときに前記電流センサによって計測された第2電流値との差分に基づいて前記電流センサを校正する校正処理部と、
を備えている。
上記のように構成された校正システムによれば、校正用電路を設けておき、この校正用電路に所定電流値の校正用電流を供給すれば、第1電流値及び第2電流値の差分を得ることができ、この差分と、校正用電流の電流値とを比較することで、電流センサを容易に校正することができる。
(2)上記校正システムにおいて、
前記太陽光パネル及び前記電流センサは複数であり、
前記校正用電路は、一の電路によって複数の前記電流センサによる電流値の計測がなされるように配置されていることが好ましい。
この場合、太陽光パネル及び電流センサが複数であったとしても、校正用電路に所定電流値の校正用電流を供給すれば、複数の電流センサそれぞれに校正用電流を供給でき、校正を行うことができる。よって、各電流センサを個別に校正する必要がなく、容易に複数の電流センサについて校正することができる。
(3)また、上記校正システムにおいて、前記校正処理部は、前記太陽光発電パネルが発電していないときに計測された前記第1電流値と、前記太陽光発電パネルが発電していないときに計測された前記第2電流値との差分に基づいて前記電流センサを校正してもよい。
この場合、校正処理部は、ほぼ校正用電路に供給される校正用電流に基づいて得られた差分を用いて校正することができる。このため、校正用電流以外の電流の変動等による影響を受けることがなく、より精度よく校正することができる。
(4)上記校正システムにおいて、前記校正処理部による校正結果に基づいて、前記電流センサの異常を検知する異常検知部をさらに備えていてもよく、この場合、例えば、電流センサが出力する電流値が想定される値と異なる値となる場合に、電流センサに異常が生じているのか、太陽光発電パネルに異常が生じているのかを判断することができる。
(5)また、前記電流センサが、前記出力電路が内側に配置され当該出力電路に電流が流れることで磁束を生じさせる環状部材と、生じた磁束を検出し流れる電流の電流値を表す信号を出力する検出部とを備えている場合、前記校正用電路は、前記出力電路とともに前記環状部材の内側に配置されていることが好ましい。
この場合、簡易な構成で、出力電路とともに電流センサによって電流値の計測がなされるように校正用電路を配置することができる。
(6)また、本発明は、太陽光発電パネルの状態を監視する太陽光発電用監視システムであって、
前記太陽光発電パネルの発電電流を計測する電流センサと、
上記(1)に記載の校正システムと、
を備えている。
(7)また、本発明は、太陽光発電パネルの発電電流を計測する電流センサであって前記太陽光発電パネルを出力するための出力電路の電流値を計測するように構成されている電流センサを校正する校正方法であって、
前記出力電路とともに前記電流センサによって電流値が計測されるように配置される校正用電路に所定電流値の校正用電流を供給する供給ステップと、
前記校正用電路に前記校正用電流が供給されていないときに前記電流センサによって計測された第1電流値と、前記校正用電路に前記校正用電流が供給されたときに前記電流センサによって計測された第2電流値との差分に基づいて前記電流センサを校正する校正処理ステップと、
を備えている。
上記のように構成された太陽光発電用監視システム及び校正方法によれば、太陽光発電システムに用いられる電流センサを容易に校正することができる。
なお、本発明は、上記校正システム、及び太陽光発電用監視システムとして実現できるだけでなく、上述の各機能部が行う処理をステップとしたコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。
〔1.システムの全体構成について〕
図1は、太陽光発電用監視システムの全体構成例を示す単線系統図である。なお、図示している各要素や各構成の個数は一例に過ぎない。
図において、当該システムは、1つの集電系統P1を備えている。集電系統P1において、多数の太陽光発電パネル1の直流出力は、所定数ごとにそれぞれ、複数の接続箱4(図例では4つ)に集約される。また、4つの接続箱4からさらに上位の集電箱5に、出力が集約される。集電箱5からの出力は、電力変換装置7で交流に変換され、変圧器11を介して商用電力系統に交流電力を提供することができる。
上記の各接続箱4は、各接続箱4に繋がっている太陽光発電パネル1の発電電力(電流・電圧)を測定するセンサやその測定結果を示す情報を送信する電力線通信用の子機(以下、PLC(Power Line Communication)子機ともいう)を備えている(詳細後述)。
集電箱5から電力変換装置7に至る直流電路には、電力線通信用の親機(以下、PLC親機ともいう)9が接続されている。PLC親機9は、前記PLC子機から電力線通信によって送信される情報を受信し取得する。
また、PLC親機9は、例えばLAN(Local Area Network)配線を介して監視装置10と接続されている。PLC親機9は、電力変換装置7と共に、パワーコンディショナPC1に搭載されている。
なお、PLC親機9は、必ずしもパワーコンディショナPC1の内部に搭載されていなくてもよく、パワーコンディショナPC1の周辺にあってもよい。要するに、集電系統P1の集電終端(電力変換装置7の入力側)に付随して、PLC親機9が設けられていればよい。但し、ここでは、パワーコンディショナPC1の内部にPLC親機9が設けられているものとして説明する。
図2は、複数の太陽光発電パネル1、及び太陽光発電パネル1が接続された接続箱4の構成の一例を示す回路図である。
図2において、接続箱4に接続されている複数の太陽光発電パネル1は、複数のストリングSを構成している。
ストリングSは、所定数の太陽光発電パネル1を例えば直並列に接続されることで構成されており、接続箱4に複数の太陽光発電パネル1を接続するためのユニットを構成している。接続箱4には、複数のストリングSが並列に接続されており、各ストリングSの発電電力を集約する。
接続箱4の内部には、各ストリングSに対応して出力される電流及び電圧をそれぞれ計測する電流センサ2a及び電圧センサ2vが設けられている。電流センサ2aは、接続箱4とストリングSとを繋いでいる電路に流れる電流を測定する。また、電圧センサ2vは、接続箱4とストリングSとを繋いでいる電路の電圧を測定する。
電流センサ2a及び電圧センサ2vは、計測した電流値及び電圧値を示す情報をセンサ出力として出力する。電流センサ2a及び電圧センサ2vのセンサ出力が示す電流値及び電圧値に基づいて、対応するストリングSの発電量としての発電電力値が求められる。
なお、電圧の変化は少ないので、電流センサ2aが計測する電流値を、対応するストリングSの発電量と考えることもできる。
さらに、接続箱4の内部には、前述のPLC子機3が設けられている。PLC子機3には、電流センサ2a及び電圧センサ2vのセンサ出力が与えられる。
PLC子機3は、電流センサ2aによる測定結果を示すセンサ出力及び電圧センサ2vによる測定結果を示すセンサ出力を収集し、センサ2a、2vによるセンサ出力に基づいて当該センサ2a、2vに対応するストリングSの電流値情報及び電圧値情報を生成する。
PLC子機3は、生成したストリングSの電流値情報及び電圧値情報を電力線通信によってPLC親機9に送信する。
また、PLC子機3は、電流センサ2aについての校正を実行する機能を有するとともに、電流センサ2aの異常の有無を検知する機能を有している。この点については、後に詳述する。
なお、PLC子機3は、必ずしも接続箱4の内部に設けられていなくてもよく、接続箱4の周辺にあってもよい。要するに、接続箱4に付随して、PLC子機3が設けられていればよい。但し、ここでは、接続箱4の内部にPLC子機3が設けられているものとして説明する。
PLC子機3は、直流電路L,Lに接続されており、ストリングSの電流値情報及び電圧値情報を、直流電路L,Lに載せて電力線通信により送信する。この電力線通信による送信信号は、上位の集電箱5(図1)を介して集電終端である電力変換装置7の入力側にまで届く。
このように、PLC子機3が送信する電圧値情報及び電圧値情報は、接続箱4から出力され、集電箱5を通過して、電力変換装置7の入力側にまで到達し、PLC親機9(図1)に与えられる。
さらに、電圧値情報及び電圧値情報は、PLC親機9から監視装置10に与えられる。
監視装置10は、PLC子機3から与えられる電圧値情報及び電圧値情報に基づいて各ストリングS(太陽光発電パネル1)の電流値及び電圧値を認識し、各ストリングSを監視する。
〔2.校正システムについて〕
図3は、接続箱4内における、電流センサ2a及びPLC子機の詳細を示した図であり、電流センサ2aの校正を実行する校正システムの構成を示している。なお、複数のストリングSは、接続箱4にn個接続されており、図3においては、複数のストリングSの図示を省略し、複数のストリングSから延びている発電電力を出力するための出力電路Lを示している。なお、図3では、複数のストリングSを紙面上方から順にストリングS1、S2、S3・・・Sn、対応する出力電路Lを紙面上方から順に出力電路L1、L2、L3・・・Lnと示している。
また、以下の説明では、ストリングS1の発電電流が流れる出力電路L1に設けられた電流センサ2aに着目して説明するが、他の電流センサ2aも同様の構成である。
図中、電流センサ2aは、環状部材であるフェライトコア15と、ホール素子16とを有して構成されている。
フェライトコア15は、ストリングS1が発電する発電電力を出力するための出力電路L1の外周側に配置されている。フェライトコア15は、C字型に形成されており、周方向の一部にはエアギャップが設けられている。
ホール素子16は、フェライトコア15のエアギャップに配置されており、このエアギャップにおける磁束密度に応じた電圧信号をセンサ出力として出力する。
電流センサ2aは、フェライトコア15の内側に配置される出力電路L1に電流が流れたときに当該フェライトコア15に生じる磁束をホール素子16によって検出し、検出した磁束を電圧に変換してセンサ出力としてPLC子機3に出力する。
フェライトコア15に生じる磁束密度は、出力電路L1に流れる電流の電流値に応じて変化する。ホール素子16は、上述のように、エアギャップにおける磁束密度に応じた電圧信号をセンサ出力として出力する。よって、電流センサ2aが出力電路L1の電流によって生じる磁束を検出して出力するセンサ出力は、出力電路L1に流れる電流値を示している。
また、本実施形態の電流センサ2aのフェライトコア15の内側には、電流センサ2aを校正するために用いられる校正用電路20が挿通されている。
校正用電路20は、出力電路L1とともにフェライトコア15の内側に挿通されており、出力電路L1とともに電流センサ2aによって当該校正用電路20を流れる電流の電流値が計測されるように配置されている。
校正用電路20は、一の電路によって構成されており、各ストリングSに対応して設けられている各電流センサ2aのフェライトコア15の内側を通過して配置されている。つまり、校正用電路20は、一の電路によって各電流センサ2aによる電流の計測がなされるように配置されている。
校正用電路20は、PLC子機3に接続されており、後述するようにPLC子機3から直流電流である校正用電流が供給される。
校正用電路20は、PLC子機3から供給される校正用電流が、各ストリングSから延びている出力電路L1、L2・・Lnにおける電流の流れる方向と一致する方向に流れるように配置されている。
電流センサ2aは、フェライトコア15の内側に出力電路L1とともに校正用電路20が配置されているため、出力電路L1に電流が供給されたときの磁束とともに校正用電路20に電流が供給されたときの磁束も検出する。
よって、電流センサ2aは、出力電路L1に流れる電流と、校正用電路20に流れる電流とを合わせた電流値を計測することができる。
つまり、電流センサ2aは、出力電路L1のみに電流が流れていれば、出力電路L1に流れる電流の電流値を計測する。また、電流センサ2aは、校正用電路20のみに電流が流れていれば、校正用電路20に流れる電流の電流値を計測する。
さらに、電流センサ2aは、出力電路L1と校正用電路20の両方に電流が流れていれば、両電路L1、20に流れる電流の合計の電流値を計測する。
PLC子機3は、電力線通信を実行する機能部の他、プロセッサやROM、RAM等や、記憶部とを備えたマイコンを備えて構成されている。記憶部には、PLC子機3が有する機能を実現するための各種コンピュータプログラムが記憶されている。PLC子機3は、これらコンピュータプログラムを実行することで、必要な各機能や、後述する機能部を実現する。
PLC子機3は、データ生成部31と、校正処理部32と、異常検知部33と、電流供給部34とを機能的に有している。
データ生成部31は、電流センサ2a及び電圧センサ2vから与えられるセンサ出力を収集し、センサ2a、2vによるセンサ出力に基づいて当該センサ2a、2vに対応するストリングSの電流値情報及び電圧値情報といった計測データに関する情報を生成する。
データ生成部31は、一定の期間(例えば、1分)ごとにセンサ2a、2vのセンサ出力を取得し、電流値情報及び電圧値情報を生成する。従って、電流値情報及び電圧値情報は、前記一定の期間ごとの電流値及び電圧値を示す情報として継続的に生成される。
データ生成部31は、生成した情報の内、電流値情報を校正処理部32に与える。
校正処理部32は、データ生成部31から与えられた電流値情報に対して補正を行い、補正後の電流値情報を出力する。
校正処理部32は、下記式に基づいて、データ生成部31から与えられる電流値情報から補正後の電流値情報を求める。
補正後の電流値情報 =
データ生成部31から与えられる電流値情報 × 補正係数
電流センサ2aのセンサ出力から得られる電流値情報は、出力電路L1の電流値を示しているが、電流センサ2aの個体差や配置状態の違い、さらに各部の経時的な変化によって誤差を含む場合がある。
このため、校正処理部32は、電流センサ2aの精度を維持するために、上記式に示すように、データ生成部31から与えられる電流値情報に補正係数を乗算することで上記誤差が抑圧されるように補正する。
なお、前記補正係数は、センサ出力に乗算することで、電流センサ2aにより計測された電流値情報に含まれる誤差が抑圧されるように設定された数値であり、後述するように、校正処理部32によって適宜更新される。
電流センサ2aは、校正処理部32による電流値情報に対する補正によって、電流センサとしての精度を維持することができる。
PLC子機3は、補正後の電流値情報を電流センサ2aが計測した電流値を示す情報として、電圧値情報とともに電力線通信によってPLC親機9に送信する。
また、校正処理部32は、電流センサ2aのセンサ出力から得られる電流値情報に含まれる誤差を検出し、検出した誤差に基づいて前記補正係数を更新する機能を有している。
上述したように、電流センサ2aのセンサ出力から得られる電流値情報は、誤差を含んでおり、これを抑圧するために校正処理部32は電流値情報に対して補正を行う一方、経時的に変化する誤差によって、過去に求めた補正係数では、電流値情報に含まれる誤差を効果的に抑圧できなくなることがある。
さらに、電流センサ2aそのものを交換した場合には、交換前の電流センサ2aの補正係数と、交換後の電流センサ2aとの間に個体差があるため、補正係数が異なる場合がある。この場合にも、現状の補正係数では、電流値情報に含まれる誤差を効果的に抑圧できなくなる。
このような場合、校正処理部32は、電流センサ2aにより計測された電流値情報に含まれる誤差を検出し、この検出した誤差を抑圧可能な新たな補正係数を求めて更新する。
校正処理部32は、新たな補正係数に更新することで、経時的に生じた誤差を効果的に抑圧し、電流センサ2aが計測した電流値を示す情報である補正後の電流値情報の精度を維持する。
つまり、校正処理部32は、適宜、前記補正係数を更新することで、電流センサ2aの出力精度を維持しており、前記補正係数の更新によって電流センサ2aの校正を行っている。
異常検知部33は、校正処理部32が行う校正の結果として求められる補正係数に基づいて、電流センサ2aの異常を検知する機能を有している。
補正係数が極端に大きい値であったり小さい値であったりすると、電流センサ2aに異常が生じている場合がある。よって、電流センサ2aに異常が生じていると判断できる閾値を予め設定し、補正係数とこの閾値とを比較することで、電流センサ2aに異常が生じているか否かを判断することができる。
そこで、異常検知部33は、補正係数と、電流センサ2aに異常が生じていると判断することができる閾値とを比較して電流センサ2aの異常を検知する。
また、異常検知部33は、電流センサ2aの異常を検知すると、電力線通信によって、電流センサ2aに異常が生じていることを示す異常通知をPLC親機9(図1)に送信する。
この異常通知には、複数のストリングSの内、どのストリングSの電流センサ2aに異常が生じているかを示す情報が含まれている。
異常通知は、PLC親機9を通じて監視装置10に与えられる。
監視装置10は、異常通知が与えられると、電流センサ2aに異常が検知されたことを、その電流センサ2aを特定するための情報とともに出力し、当該監視装置10のオペレータ等に報知する。
電流供給部34は、校正用電路20に所定の電流値に設定された直流電流である校正用電流を供給する機能を有している。電流供給部34は、校正処理部32の制御に基づいて、必要なときに校正用電流を供給する。
〔3.電流センサの校正の手順について〕
図4は、電流センサ2aを校正する際の手順の一例を示すフローチャートである。なお、図4に示すフローチャートは、一の電流センサ2aに対する校正の手順を示しており、他の電流センサ2aについても同様の手順によって校正される。
まず、PLC子機3の校正処理部32は、電流センサ2aの校正すべきタイミングとして予め設定された所定の時期であるか否かを判定する(ステップS1)。
所定の時期としては、例えば、1日1回校正が行われるように設定することもできるし、数日おきに1回、あるいは1ヵ月に1回と、任意に設定することができる。また、電流センサ2aを交換した場合には、電流センサ2aを交換した直後を所定の時期と設定することもできる。
ステップS1において所定の時期でないと判定すると、校正処理部32は、再度ステップS1に戻る。よって校正処理部32は、所定の時期と判定するまで、ステップS1の判定を繰り返す。
ステップS1において所定の時期であると判定すると、校正処理部32は、ステップS2に進み、ストリングSが発電を停止しているか否かを判定する(ステップS2)。
校正処理部32は、データ生成部31が生成し当該校正処理部32が補正する電流値情報を参照することでストリングSが発電を停止しているか否かを判定する。
ステップS2においてストリングSが発電を停止していないと判定すると、校正処理部32は、再度ステップS2に戻る。よって校正処理部32は、ストリングSが発電を停止していると判定するまで、ステップS2の判定を繰り返す。
ステップS2においてストリングSが発電を停止していると判定すると、校正処理部32は、データ生成部31から与えられる電流値情報の内、現状の電流値を示す電流値情報(第1電流値情報)を取得する(ステップS3)。
なお、このとき、ストリングSが発電を停止しているので、現状の電流値は、ほぼ「0」となる。
次いで、校正処理部32は、電流供給部34に校正用電流を供給させ(ステップS4)、校正用電路20に校正用電流が供給されているときの電流値を示す電流値情報(第2電流値情報)を取得する(ステップS5)。
第1電流値情報及び第2電流値情報を取得した校正処理部32は、両電流値情報の差分を求め、この差分に基づいて補正係数を求めて更新する(ステップS6)。
より具体的には、校正処理部32は、前記差分と校正用電流の電流値とを比較し、校正用電流の電流値に対する前記差分の割合を求める。次いで、前記割合の逆数を求め、この逆数を補正係数として求める。
前記差分は、校正用電流が供給されていないときの第1電流値情報が示す電流値を基準として、電流センサ2aによって校正用電流の電流値を計測した結果を示している。
このとき、ストリングSが発電を停止しているので、校正用電路20に校正用電流が供給されていないときに電流センサ2aによって計測された第1電流値情報が示す電流値はほぼ「0」である。よって、校正用電路20に校正用電流が供給されたときに電流センサ2aによって計測された第2電流値情報が示す電流値は、前記差分を示しており、さらに、校正用電流のみが流れたことによる電流値を示しているといえる。
従って、前記差分と校正用電流の電流値との差が、実際の電流値と、電流センサ2aのセンサ出力から得られる電流値情報に含まれる誤差となる。
なお、ストリングSが発電を停止しているときに、例えば、わずかに電流が流れているとしても、校正処理部32は、第1電流値情報と第2電流値情報との差分を求めるので、電流センサ2aによって校正用電流の電流値を計測した結果を得ることができる。
例えば、前記差分と、校正用電流の電流値とが同じ値であれば、センサ出力から得られる電流値情報に含まれる誤差は無く、電流値情報に対する補正は必要ないので、補正係数は「1」に設定される。
また、前記差分が校正用電流の電流値の90%の値である場合、補正係数は、「1.11」とされる。
つまり、電流センサ2aのセンサ出力から得られる電流値情報は、真値の90%の値を示しているので、この電流値情報に補正係数である1.11を乗算することで、センサ出力から得られる電流値情報に含まれる誤差を抑圧でき、精度を維持することができる。
以上のようにして校正処理部32は、ステップS6において、電流センサ2aの出力である電流値情報に含まれる誤差を抑圧可能な補正係数を求めて更新する。
これによって、電流センサ2aが計測した電流値を示す情報である電流値情報の精度が維持され、電流センサ2aは校正される。
また、上述のように、校正用電路20、電流供給部34、及び校正処理部32は、ストリングSの発電電流を計測する電流センサ2aを校正する構成システムを構成している。
ステップS6において校正処理部32が補正係数の更新を行うと、異常検知部33は、校正処理部32が求めた補正係数が、予め設定された下限値Th以上でかつ上限値Th以下であるか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7において、補正係数が下限値Th以上でかつ上限値Th以下であると判定すると、異常検知部33は処理を終える。
一方、ステップS7において、補正係数が下限値Th以上でかつ上限値Th以下でない(補正係数が下限値Thより小さく、又は上限値Thよりも大きい)と判定すると、異常検知部33は、ステップS8に進み、上述の異常通知をPLC親機9に送信し(ステップS8)、処理を終える。
ここで、下限値Thは、補正係数が当該下限値Thよりも小さい場合に電流センサ2aに異常が生じていると判断することができる値に設定されている。また、上限値Thは、補正係数が当該上限値Thよりも大きい場合に電流センサ2aに異常が生じていると判断することができる値に設定されている。
よって、異常検知部33は、補正係数と、下限値Th及び上限値Thとを比較することにより、電流センサ2aの異常を検知することができる。
この場合、例えば、電流センサ2aが出力する電流値が想定される値と異なる場合、異常検知部33が電流センサ2aの異常を検出していなければ、電流センサ2aが出力する電流値が想定される値と異なる値となる原因は、ストリングSに存在すると判断することができる。
このように、本実施形態では、異常検知部33を備えているので、電流センサ2aが出力する電流値が想定される値と異なる値となる場合に、電流センサ2aに異常が生じているのか、ストリングSに異常が生じているのかを判断することができる。
〔4.効果について〕
本実施形態は、ストリングSの発電電流を計測する電流センサ2aを校正する校正システムであって、電流センサ2aは、ストリングSの発電電力を出力するための出力電路Lの電流値を計測するように構成され、出力電路Lとともに電流センサ2aによって電流値が計測されるように配置される校正用電路20と、校正用電路20に所定電流値の校正用電流を供給する電流供給部34と、校正用電路20に校正用電流が供給されていないときに電流センサ2aによって計測された第1電流値情報と、校正用電路20に校正用電流が供給されたときに電流センサ2aによって計測された第2電流値情報との差分に基づいて電流センサ2aを校正する校正処理部32とを備えている。
上記構成によれば、校正用電路20を設けておき、この校正用電路20に所定電流値の校正用電流を供給すれば、第1電流値情報及び第2電流値情報の差分を得ることができ、この差分と、校正用電流の電流値とを比較することで、補正係数を求めることができる。この結果、電流センサを容易に校正することができる。
また、本実施形態では、一の接続箱4にストリングSが複数接続され、さらに複数のストリングSに対応して電流センサ2aも複数設けられており、これに対して、校正用電路20は、一の電路によって各電流センサ2aによる電流の計測がなされるように配置されている。
よってこの場合、ストリングS及び電流センサ2aが複数であったとしても、校正用電路20に所定電流値の校正用電流を供給すれば、複数の電流センサ2aそれぞれに校正用電流を供給でき、校正を同時に行うことができる。よって、各電流センサ2aを個別に校正する必要がなく、容易に複数の電流センサ2aについて校正することができる。
また、本実施形態では、図4のステップS2に示すように、校正処理部32は、ストリングSが発電を停止しているときに電流センサ2aの校正を行うように構成されているので、第1電流値情報及び第2電流値情報には、ストリングSによる発電電流の電流値が含まれていない。よって、第1電流値情報及び第2電流値情報の差分は、ストリングSによる発電電流の電流値による影響を受けない。
このため、校正処理部32は、ほぼ校正用電路20に供給される校正用電流のみに基づいて得られた差分を用いて校正することができる。このため、例えば、ストリングSによる発電電流等の校正用電流以外の電流の変動等による影響を受けることがなく、より精度よく校正することができる。
また、本実施形態では、電流センサ2aが、環状部材であるフェライトコア15と、出力電路Lに電流が流れることでフェライトコア15に生じた磁束を検出し流れる電流の電流値を表す信号を出力するホール素子16とを備えている。
ここで、校正用電路20は、出力電路Lとともにフェライトコア15の内側に配置されているので、簡易な構成で、出力電路Lとともに電流センサ2aによって電流値の計測がなされるように校正用電路20を配置することができる。
〔5.その他〕
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、PLC子機3に校正処理部32及び異常検知部33を設けた場合を例示したが、例えば、図5に示すように、PLC親機9に校正処理部92及び異常検知部93を設けてもよい。
この場合、PLC子機3のデータ生成部31は、各センサ2a、2vのセンサ出力から得られる電流値情報及び電圧値情報を生成し、電力線通信によってPLC親機9に送信する。
PLC子機3から送信される電流値情報を受信したPLC親機9の校正処理部92は、上記実施形態にて示した校正処理部32と同様に、電流値情報に補正係数を乗算することで上記誤差が抑圧されるように補正するとともに、この補正係数を更新し、電流センサ2aの校正を行う。
また、異常検知部93は、校正処理部92が求める補正係数によって電流センサ2aの異常を検知する処理を行う。
上記構成の場合、PLC子機3とPLC親機9との間で、処理を分担することができ、相互の負荷状態を適切にすることができる。
また、上記実施形態において、校正用電路20は、電流センサ2aのフェライトコア15の内側を一回だけ通過するように配置した場合を例示したが、例えば、図6に示すように、校正用電路20をフェライトコア15に巻き付けることで、フェライトコア15の内側を複数回通過するように配置してもよい。
この場合、校正用電流として大きな電流を流すことなく電流センサ2aにより計測される校正用電流の電流値を大きくすることができる。この結果、誤差の検出がより容易となり、より精度よく校正することができる。
また、上記実施形態では、ストリングSが発電を停止しているときに電流センサ2aの校正を行うように構成した場合を例示したが、ストリングSが発電を行っているときであっても、電流センサ2aの校正を行うことはできる。
例えば、ストリングSの発電電力が安定している場合には、校正用電流が供給されていないときに計測される第1電流値情報と、校正用電路20に校正用電流を供給しているときに計測される第2電流値情報との差分には、ストリングSの発電電流による影響が小さくなる。よって、ストリングSの発電電力が安定している場合には、ストリングSが発電を行っているときであっても、電流センサ2aの校正を行うように構成してもよい。
この場合、ストリングSの発電電流による影響が小さいので、電流センサ2aの校正を行うことができる。
さらに、この場合、校正用電流を供給しているときの第2電流値情報の計測時の直前、又は直後において校正用電流が供給されていないときの第1電流値情報を計測することが好ましい。これにより、校正用電流を供給しているときと、校正用電流を供給していないときとの間で、ストリングSの発電電力の状態に変化がないようにすることができ、より精度よく校正を行うことができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 太陽光発電パネル
2a 電流センサ
2v 電圧センサ
3 PLC子機
4 接続箱
5 集電箱
7 電力変換装置
9 PLC親機
10 監視装置
11 変圧器
15 フェライトコア
16 ホール素子
20 校正用電路
31 データ生成部
32 校正処理部
33 異常検知部
34 電流供給部
92 校正処理部
93 異常検知部
P1 集電系統
PC1 パワーコンディショナ
L、L1・・Ln 出力電路
S、S1・・Sn ストリング

Claims (7)

  1. 太陽光発電パネルの発電電流を計測する電流センサを校正する校正システムであって、
    前記電流センサは、前記太陽光発電パネルの発電電力を出力するための出力電路の電流値を計測するように構成され、
    前記出力電路とともに前記電流センサによって電流値が計測されるように配置される校正用電路と、
    前記校正用電路に所定電流値の校正用電流を供給する供給部と、
    前記校正用電路に前記校正用電流が供給されていないときに前記電流センサによって計測された第1電流値と、前記校正用電路に前記校正用電流が供給されたときに前記電流センサによって計測された第2電流値との差分に基づいて前記電流センサを校正する校正処理部と、
    を備えている校正システム。
  2. 前記太陽光パネル及び前記電流センサは複数であり、
    前記校正用電路は、一の電路によって複数の前記電流センサによる電流値の計測がなされるように配置されている請求項1に記載の校正システム。
  3. 前記校正処理部は、前記太陽光発電パネルが発電していないときに計測された前記第1電流値と、前記太陽光発電パネルが発電していないときに計測された前記第2電流値との差分に基づいて前記電流センサを校正する請求項1または請求項2に記載の校正システム。
  4. 前記校正処理部による校正結果に基づいて、前記電流センサの異常を検知する異常検知部をさらに備えている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の校正システム。
  5. 前記電流センサは、前記出力電路が内側に配置され当該出力電路に電流が流れることで磁束を生じさせる環状部材と、生じた磁束を検出し流れる電流の電流値を表す信号を出力する検出部とを備え、
    前記校正用電路は、前記出力電路とともに前記環状部材の内側に配置されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の校正システム。
  6. 太陽光発電パネルの状態を監視する太陽光発電用監視システムであって、
    前記太陽光発電パネルの発電電流を計測する電流センサと、
    請求項1に記載の校正システムと、
    を備えている太陽光発電用監視システム。
  7. 太陽光発電パネルの発電電流を計測する電流センサであって前記太陽光発電パネルを出力するための出力電路の電流値を計測するように構成されている電流センサを校正する校正方法であって、
    前記出力電路とともに前記電流センサによって電流値が計測されるように配置される校正用電路に所定電流値の校正用電流を供給する供給ステップと、
    前記校正用電路に前記校正用電流が供給されていないときに前記電流センサによって計測された第1電流値と、前記校正用電路に前記校正用電流が供給されたときに前記電流センサによって計測された第2電流値との差分に基づいて前記電流センサを校正する校正処理ステップと、
    を備えている校正方法。
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