JP2015227583A - 手摺及び手摺の取り付け構造並びに手摺の取り付け方法 - Google Patents

手摺及び手摺の取り付け構造並びに手摺の取り付け方法 Download PDF

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Shigeki Nakamura
茂樹 中村
巌 五十嵐
Iwao Igarashi
巌 五十嵐
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Abstract

【課題】壁面等の所定の取り付け箇所に簡単に取り付けることのできる手摺及びその手摺の取り付け構造並びにその手摺の取り付け方法を提供する。【解決手段】手摺本体1を取り付けるに適したブラケット2の取り付け位置に相当する貫通孔5を複数の貫通孔5の内から適宜選択し、その選択した貫通孔5の位置にブラケット2の一方側端部9を笠木受け3の開口部6より嵌挿し、選択した貫通孔5より取り付け金具10を挿入してブラケット2の一方側を取り付け工具により固定し、ブラケット2の他方側端部11を予め想定した手摺の取り付け位置に固定し、貫通孔5に露出した取り付け金具10の頭部側及び選択されなかった貫通孔5は密封手段12により閉塞してなる。【選択図】図1

Description

本発明は、壁面等の所定の取り付け箇所に簡単に取り付けることのできる手摺及びその手摺の取り付け構造並びにその手摺の取り付け方法に関する。
従来より、芯材Aと表面材Bとを各々別部材とした手摺本体Cにあっては、図6に示すように、該芯材Aは、その周囲に表面材Bを嵌合させるために、該芯材Aの下部側に長手方向に沿って溝状に開口する開口部Dを形成している。該手摺本体Cを壁面等の所定の取り付け箇所Eに取り付けるには、該表面材Bを嵌合させる前の状態の該芯材Aの該開口部DにブラケットFの一方側となる一端部Gを嵌挿固定し、他方側となる他端部Hを壁面等の所定の取り付け箇所に固定し、その後、該芯材Aに表面材Bを嵌合していた。
これは、手摺本体CとブラケットFとを固定するためには、開口部Dへ嵌挿したブラケットFの一端部Gの固定手段の一部が該手摺本体Cの表面側に露出しないようにする必要があり、先ず、該芯材AとブラケットFとの固定を先行させ、その後、該芯材Aに表面材Bを嵌合することで、固定手段が隠蔽され、完成した手摺の表面側に該固定手段の頭部等が露出することを防止するためである。
この従来の手摺の取り付け方法は、先ず、ブラケットFの他方側となる一端部Hを壁面等の所定の取り付け箇所Eに固定し、その後、該ブラケットFの一方側となる端部Gに芯材Aとなる笠木受けを嵌挿し(以下、芯材を笠木受けという)、該笠木受けAの側面側から固定ネジIをブラケットFの端部Gにねじ込み、これにより、先ずブラケットFの上端部に笠木受けAを固定し、或いは該ブラケットFに笠木受けAを嵌挿固定後、該ブラケットFを所定の取り付け箇所に固定し、その後、該笠木受けAの外表面を覆うようにして表面材Bとしての笠木(以下、表面材を笠木という)を該笠木受けAの表面に笠木Bの軟化収縮や該笠木受けAの開口部D側の係止手段等を利用することにより嵌合し、手摺本体Cの壁面等の所定の取り付け箇所Eへの取り付けを完成させて手摺としていた。
また、下記する特許文献1のように、予め笠木受けに笠木を嵌合し、ブラケットの一端部を該笠木受けのスライド溝内に嵌挿し、該一端部を該スライド溝内で固定することでブラケットを固定し、その状態の該ブラケットの他端部を所定の取り付け箇所に固定することで手摺を施工している技術がある。上記ブラケットの一端部の固定手段は、手摺本体の底側に形成した開口部の内側の該スライド溝内に設けたブラケット取り付け部材を固定するもので、且つ、主として溝を形成する内側周壁と取り付け部材との摺接による摩擦抵抗を利用しての固定としていた。
特開平9−151588号公報
上記した従来の手摺及びその取り付け方法は、ブラケットの一端部を笠木受けに固定した後、該笠木受けに笠木を嵌合しているため、施工現場の狭い場所においてブラケットが固定された状態での長尺の笠木受けに長尺の笠木を取り付ける作業を行わなければならず、また、その取り付け作業は笠木を軟化収縮させるための加熱手段の使用や嵌合作業等の困難な作業を伴い、非常に難しく、作業性も極めて悪いという問題点があった。
また、笠木の形状によっては、その取り付け時において該ブラケットに大きな力が加わり、その場合、該ブラケットの固定状態が緩くなり、該ブラケットの再固定が求められるという問題点が生じることもあった。
他方、予め笠木受けに笠木が嵌合され、且つ、該笠木受けにブラケットの一端部が固定され、その状態で該ブラケットを壁面等の所定の取り付け箇所に固定するものにあっては、該笠木受けへのブラケットの固定は、該笠木受けの底側に形成した開口部と連続する溝内に設けた取り付け部材に固定する作業となり、且つ、取り付け部が多かった。また、笠木受けと取り付け部材との固定は、主として溝内壁と該取り付け部材との摺接による摩擦抵抗を利用しての間接固定となるため、経年により上記摩擦抵抗が低下するおそれもあり、利用者の体重を強く支持しなければならない手摺としては不向きであった。
本発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、予め笠木を笠木受けに嵌合し、且つ、ブラケットを該笠木受けに固定した状態の手摺本体を該ブラケットを介して壁面等の所定の取り付け箇所に固定でき、或いは壁面等の所定の取り付け箇所に固定したブラケットの一端部を、笠木受けに笠木が嵌合された状態の該笠木受けに嵌挿固定することで手摺の取り付けができ、いずれにしても該笠木受けに笠木を嵌合する作業を、ブラケットを笠木受けに嵌挿固定した後に行う必要がなく、現場作業を簡単、且つ、確実なものとした手摺及びその手摺の取り付け構造並びにその手摺の取り付け方法を提供するものである。
また、完成した手摺本体の側面側からブラケットを固定することができ、素人でも簡単な作業でブラケットを笠木受け内で確実で強固な固定構造を得ることのできる手摺及びその手摺の取り付け構造並びにその手摺の取り付け方法を提供するものである。
更に、笠木受けと笠木とが嵌合され、開口部から溝内へ一端部を嵌挿したブラケットを予め固定した状態の一体となった手摺本体を、該ブラケットの他端部を壁面等の所定の取り付け箇所に固定する作業のみで手摺本体の取り付けができ、或いは壁面等の所定の取り付け箇所に固定したブラケットの一端部を、笠木受けに笠木が嵌合された状態の該笠木受けに嵌挿固定することで手摺の取り付けができ、笠木受けに笠木を嵌合する作業等を後施工として行う必要がなく、現場作業を簡単にした手摺の取り付け方法を提供するものである。
本発明は、開口部を下方に設けた略コ字型形状の長尺芯材の笠木受け及び該笠木受けの開口縁部に両端を嵌合させて表面側を囲繞した表面材の笠木とよりなる手摺本体において、該笠木の長手方向所定間隔毎に該笠木の側面側表面より内側の該笠木受けに至るまでブラケットの一端部を固定する取り付け手段を挿通するための小孔となる貫通孔を複数箇所に設けてなる手摺を特徴とする。
また、上記ブラケットの一端部を固定するための取り付け手段となる貫通孔は、取り付け金具及び/又は該取り付け金具着脱のための工具挿通手段とした手摺を特徴とする。
更に、上記手摺本体は、長手方向に沿って直線部と折り曲げ部を交互に繰り返した形状とし、その折り曲げ部は鈍角の緩やかな折曲部とした波型形状の長尺部材としてなる手摺を特徴とする。
また、上記波型形状の長尺部材における貫通孔は、直線部に設けてなる手摺を特徴とする。
更に、上記ブラケットの一端部は長尺芯材となる笠木受けの開口部から溝内に嵌挿され、他端部は手摺本体の所定の取り付け箇所に固定され、表面材として該笠木受けに嵌合された笠木の長手方向所定間隔毎に該笠木の側面側表面より該笠木受けに至る複数の貫通孔の内から該ブラケットの一端部の嵌挿位置に相当する貫通孔を選択し、該貫通孔から挿通した取り付け手段により該ブラケットの一端部が溝内で固定されてなる手摺の取り付け構造を特徴とする。
また、上記取り付け手段となる取り付け金具は、その先端部が貫通孔から笠木受けを貫通し、ブラケットの嵌挿側端部に形成した溝に嵌入することにより該ブラケットを固定してなる手摺の取り付け構造を特徴とする。
更に、上記取り付け手段となる取り付け金具は、その先端部が貫通孔から笠木受けの溝の一方側壁を貫通し、ブラケットの嵌挿側端部に喰い込み又は螺合し或いは貫通して溝の他方側壁に喰い込み又は螺合することにより該ブラケットを固定してなる手摺の取り付け構造を特徴とする。
また、上記手摺を壁面等の所定の取り付け箇所に取り付ける方法において、手摺本体を取り付けるに適したブラケットの取り付け位置に相当する貫通孔を複数の貫通孔の内から適宜選択し、その選択した貫通孔の位置にブラケットの一端部を笠木受けの開口部より溝内へ嵌挿し、上記選択した貫通孔より取り付け金具を挿入して該ブラケットの一端部を取り付け工具により溝内で固定し、該ブラケットの他端部を予め想定した該手摺の取り付け位置に固定し、該貫通孔に露出した取り付け金具の頭部側及び選択されなかった貫通孔は密封手段により閉塞してなる手摺の取り付け方法を特徴とする。
更に、上記手摺を壁面等の所定の取り付け箇所に取り付ける方法において、手摺本体を取り付けるに適したブラケットの取り付け位置に相当する貫通孔を複数の貫通孔の内から適宜選択し、その選択した貫通孔に合致する位置となる手摺の取り付け箇所にブラケットの他端部を固定し、ブラケットの一端部は笠木受けの開口部より溝内へ嵌挿し、上記予め選択した貫通孔より取り付け金具を挿入して該ブラケットの一端部を取り付け工具により溝内で固定し、該貫通孔に露出した取り付け金具の頭部側及び選択されなかった貫通孔は密封手段により閉塞してなる手摺の取り付け方法を特徴とする。
本発明は、予め笠木受けに笠木を嵌合した状態で手摺本体を壁面等の取り付け箇所に固定することができるので、手摺本体を完成した状態で壁面等に取り付けることになり、手摺本体の完成作業を現場での設置部において行うことを省くことができ、現場での手摺の据え付け作業が素人でも簡単に行うことが可能となった。
また、手摺本体へのブラケットの取り付け作業が笠木受けに笠木を嵌合した状態で該手摺本体の側面側から簡単にでき、且つ、その取り付け部を隠蔽することができるので、出来上がりのきれいな手摺を得ることが可能となった。
本発明の手摺及びその手摺の取り付け構造の断面図。 (a)密封栓の側面図、(b)同密封栓の正面図。 本発明の手摺及びその手摺の取り付け構造の他の実施例の断面図。 本発明の手摺本体の他の実施例の側面図。 本発明の手摺及びその手摺の取り付け構造の他の実施例の断面図。 従来の手摺及びその手摺の取り付け構造の断面図。
以下、本発明の手摺及びその手摺の取り付け構造並びに手摺の取り付け方法の一形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の一形態を示すもので、長尺の手摺本体1を所定の取り付け箇所となる建物の壁面等にブラケット2を使用して取り付けた状態の断面図を示している。
手摺本体1は、開口部を下方に設けた略コ字型形状の長尺芯材の笠木受け3と、該笠木受け3の表面側の一部を除いて囲繞してなる表面仕上げ材の笠木4とよりなり、該笠木4には、その長手方向所定間隔毎に該笠木4の側面側表面より該笠木受け3に至るまで該笠木4を貫通して複数の貫通孔5を設けている。
上記笠木受け3は、略コ字型形状で、下方に開口部6が形成され、その内側は長手方向に連続した長尺の溝7を形成している。他方、笠木4は該笠木受け3の外側周壁部に嵌合する内側周壁部が形成され、その両端部には各々折り返し部8が形成され、強制拡開や加熱軟化後の冷却収縮等により該折り返し部8を該開口部6の両端部に各々嵌合させながら該笠木受け3に笠木4を密着嵌合させることができる。笠木4を笠木受け3に嵌合した後においても、下方の嵌合部以外の開口部6側は、開口している状態が維持されている。
従って、笠木受け3に笠木4を嵌合させて手摺本体1を完成させた状態でも、該開口部6及び該開口部6の内側の長手方向に連続する溝7の適宜位置に下方よりブラケット2の一端部9を嵌挿させることができる。
貫通孔5は、笠木4の側面側に該笠木4を貫通させて所定間隔毎に複数箇所に形成し、該ブラケット2を該笠木受け3に固定するための取り付け手段となるタッピングビス等の取り付け金具10や該取り付け金具10を固定するための取り付け工具等の挿入口となる。
本実施例1では、手摺本体1の取り付け位置となる壁面側の側壁に貫通孔5を設け、該貫通孔5より挿入した取り付け金具10を、笠木受け3の一方側の側壁を貫通し、更に、溝7に挿入したブラケット2の一端部9を貫通し、該笠木受け3の他方側の側壁に至るまで貫通させて該ブラケット2の一端部9を固定している。該取り付け金具10は、その先端側をブラケット2の部材中に喰い込み固定又は螺合固定させてもよい。固定にあたっては該貫通孔5側から取り付け手段となる工具により行うことになる。
該貫通孔5は、手摺本体1の長手方向に沿って複数箇所に予め設けておくので、該手摺本体1の壁面等の取り付け箇所となるブラケット2の他端部11側が強固に固定できる強い材料や下地材を設けた箇所を予め選定し、当該箇所に合った位置の手摺本体1の貫通孔5を適宜選択することになる。
選択されなかった貫通孔5は、図2(a)、(b)に示すように、密封栓12によって封鎖しておくことができる。また、取り付け金具10の頭部側を隠蔽するために、図2(a)、(b)に示す密封栓12のように、挿入部に十字形状の突出部13を形成し、該突出部13を取り付け金具10の頭部に形成された十字形溝に嵌合することにより貫通孔5より脱落することなく閉鎖することができる。
上記突出部13の材料や形状は、貫通孔5内で所定の摩擦が得られて脱落防止となるものであれば適宜のものを選択することができる。図1は、該貫通孔5の位置を手摺本体1の取り付け箇所となる壁面側と対向する側の笠木4の側面に設けているが、該笠木4と色や形状等において違和感の生じないものであれば、手摺の使用者側となる表側面に設けることも可能である。
上記のように、笠木受け3に笠木4の嵌合された手摺本体1に予めブラケット2の一端部を固定し、その後、該ブラケット2の他端部11を壁面等の所定の取り付け箇所に取り付けることにより、現場での手摺完成のための施工時間を大幅に短縮することができると同時に、素人でも簡単に手摺本体1を所定の取り付け箇所に取り付けることが可能となった。
上記実施例1では、手摺本体1にブラケット2を固定し、その後、該ブラケット2を壁面等の所定の取り付け箇所に取り付けているが、先にブラケット2を壁面等の所定の取り付け箇所に取り付け、その後、該ブラケット2の一端部9側に手摺本体1を固定する取り付け方法を選択することができる。
手摺を壁面等の所定の取り付け箇所に取り付ける具体的な方法において、手摺本体1を取り付けるに適したブラケット2の取り付け位置に相当する貫通孔5を複数の貫通孔5の内から予め適宜選択し、その選択した貫通孔5に合致する位置となる壁面等の所定の取り付け箇所に、先ずブラケット2の他端部11を固定し、該ブラケット2の一端部9を予め笠木4の嵌合された笠木受け3の開口部6より溝7内へ嵌挿し、上記予め選択した貫通孔5より取り付け金具10を挿入して該ブラケット2の一端部9を取り付け工具により固定し、該貫通孔5に露出した取り付け金具10の頭部側及び選択されなかった貫通孔5は図(a)、(b)に示す密封栓12のような密封手段により閉塞する手摺の取り付け方法を選択することもできる。
図3は、本発明の他の実施例を示すもので、長尺の手摺本体21へブラケット22を取り付けるに際し、笠木受け23に予め笠木24を嵌合し、該笠木24を貫通させて貫通孔25を設け、該貫通孔25を取り付け金具26の挿入口とすると同時に、該取り付け金具26を押し込んだり螺合させたりして着脱自在とするための取り付け工具27の挿入口とを兼用としたものである。従って、取り付け金具26の頭部は、笠木24の内側或いは笠木受け23の外側壁の位置まで入り込んで静止することになる。密封栓12は、選択されなかった未使用の貫通孔25と同様に、当該箇所の貫通孔25にも使用され、全ての貫通孔25を閉塞することになる。
図4は、本発明の手摺本体の他の実施例を示すもので、通常の直線状に延設した手摺本体の実施例の他、長尺の手摺本体31をその長手方向に沿って直線部32と折り曲げ部33を交互に繰り返した形状としたもので、その折り曲げ部33は鈍角の緩やかな折曲部とした波型形状の長尺部材としたものである。階段の勾配に合わせ或いはトイレ・浴室等の屈伸のための支持部材として手摺本体31が壁面等の所定の取り付け箇所に固定されることになるので、それらの勾配となる15度〜45度程度、最適値として20度〜35度の勾配に適する鈍角が選ばれる。従って、鈍角としては90度+(15度〜45度)となる105度〜135度を採用する。また、上記直線部32は、手摺本体31の取り付け時に当該部分が水平となることを基準として固定される。該長尺の手摺本体31の両端部は、適宜形状のものを選択することができる。
該手摺本体31も、上記実施例と同様、ブラケットを取り付けるための笠木受けの表面に予め笠木を嵌合し、該笠木には複数の貫通孔35を適宜間隔毎に設けている。本実施例4では、直線部32の位置に貫通孔35を形成している。使用者は、手摺本体31の直線部32に大きな力をかけることが多いので、当該部分にブラケットを設けることが強度的に有効となるからである。
図5は、本発明の他の実施例を示すもので、長尺の手摺本体41へブラケット42を取り付けるに際し、笠木受け43に予め嵌合した笠木44に貫通孔45を設け、該貫通孔45より取り付け金具46を挿入し、該ブラケット42の嵌挿側の一端部に設けた凹部47へ取り付け金具46の先端部を嵌合又は螺合したものである。
上記実施例3乃至5において、各々の手摺本体をブラケットを介して壁面等の所定の取り付け箇所へ固定する手摺の取り付け方法は、実施例1、2と同様の施工方法を採用することができる。
1、21、31、41 手摺本体
2、22、42 ブラケット
3、23、43 笠木受け
4、24、44 笠木
5、25、35、45 貫通孔
6 開口部
7 溝
8 折り返し部
9 一端部
10、26、46 取り付け金具
11 他端部
12 密封栓
13 突出部
27 取り付け工具
32 直線部
33 折り曲げ部
47 凹部

Claims (9)

  1. 開口部を下方に設けた略コ字型形状の長尺芯材の笠木受け及び該笠木受けの開口縁部に両端を嵌合させて表面側を囲繞した表面材の笠木とよりなる手摺本体において、該笠木の長手方向所定間隔毎に該笠木の側面側表面より内側の該笠木受けに至るまでブラケットの端部を固定する取り付け手段を挿通するための小孔となる貫通孔を複数箇所に設けてなることを特徴とする手摺。
  2. ブラケットの端部を固定するための取り付け手段となる貫通孔は、取り付け金具及び/又は該取り付け金具着脱のための工具挿通手段としたことを特徴とする請求項1記載の手摺。
  3. 手摺本体は、長手方向に沿って直線部と折り曲げ部を交互に繰り返した形状とし、その折り曲げ部は鈍角の緩やかな折曲部とした波型形状の長尺部材としてなることを特徴とする請求項1又は2記載の手摺。
  4. 波型形状の長尺部材における貫通孔は、直線部に設けてなることを特徴とする請求項3記載の手摺。
  5. ブラケットの一端部は長尺芯材となる笠木受けの開口部から溝内に嵌挿され、他端部は手摺本体の所定の取り付け箇所に固定され、表面材として該笠木受けに嵌合された笠木の長手方向所定間隔毎に該笠木の側面側表面より該笠木受けに至る複数の貫通孔の内から該ブラケットの一端部の嵌挿位置に相当する貫通孔を選択し、該貫通孔から挿通した取り付け手段により該ブラケットの一端部が溝内で固定されてなることを特徴とする手摺の取り付け構造。
  6. 取り付け手段となる取り付け金具は、その先端部が貫通孔から笠木受けを貫通し、ブラケットの嵌挿側端部に形成した溝に嵌入することにより該ブラケットを固定してなることを特徴とする請求項5記載の手摺の取り付け構造。
  7. 取り付け手段となる取り付け金具は、その先端部が貫通孔から笠木受けの溝の一方側壁を貫通し、ブラケットの嵌挿側端部に喰い込み又は螺合し或いは貫通して溝の他方側壁に喰い込み又は螺合することにより該ブラケットを固定してなることを特徴とする請求項5記載の手摺の取り付け構造。
  8. 請求項1記載の手摺を壁面等の所定の取り付け箇所に取り付ける方法において、手摺本体を取り付けるに適したブラケットの取り付け位置に相当する貫通孔を複数の貫通孔の内から適宜選択し、その選択した貫通孔の位置にブラケットの一端部を笠木受けの開口部より溝内へ嵌挿し、上記選択した貫通孔より取り付け金具を挿入して該ブラケットの一端部を取り付け工具により溝内で固定し、該ブラケットの他端部を予め想定した該手摺の取り付け位置に固定し、該貫通孔に露出した取り付け金具の頭部側及び選択されなかった貫通孔は密封手段により閉塞してなることを特徴とする手摺の取り付け方法。
  9. 請求項1記載の手摺を壁面等の所定の取り付け箇所に取り付ける方法において、手摺本体を取り付けるに適したブラケットの取り付け位置に相当する貫通孔を複数の貫通孔の内から適宜選択し、その選択した貫通孔に合致する位置となる手摺の取り付け箇所にブラケットの他端部を固定し、ブラケットの一端部は笠木受けの開口部より溝内へ嵌挿し、上記予め選択した貫通孔より取り付け金具を挿入して該ブラケットの一端部を取り付け工具により溝内で固定し、該貫通孔に露出した取り付け金具の頭部側及び選択されなかった貫通孔は密封手段により閉塞してなることを特徴とする手摺の取り付け方法。
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