JP6712005B2 - 開口部に装着される取付部材及び取付部材の固定構造 - Google Patents
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Description
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、装着対象部材の開口部に下穴や雌ネジ等が備えられていない場合であっても、いちいちこれら下穴や雌ネジ等を設けるための加工を施すことなく、装着対象部材に対して強固に取り付けできるようにしたキャップ、カバー、フック(環部)などに代表される「開口部に装着される取付部材」と、この取付部材を固定するための「取付部材の固定構造」とを提供することを目的とする。
即ち、本発明に係る「開口部に装着される取付部材」は、互いに対向する第一内縁部と第二内縁部とを有して形成された開口部へ装着するものにおいて、前記開口部と同等以上の大きさに形成された部材本体と、前記部材本体から突出して前記開口部の前記第二内縁部に当接可能とされる挿入体と、を有し、前記部材本体には、前記挿入体を前記開口部の前記第二内縁部に当接させたときに前記第一内縁部に対応する配置でネジ差込部が貫通形成されており、前記ネジ差込部は、当該ネジ差込部に挿入されたネジの側面のうち前記第一内縁部に対向するネジ山を露出させるネジ開放部と、前記ネジ開放部によって露出されるネジ山とは反対側の側面のネジ山を支持して前記ネジ開放部によって露出されるネジ山を前記第一内縁部へ押圧保持するネジ押圧壁と、を有していることを特徴とする。
前記挿入体は、前記部材本体を貫通して差し込まれて当該部材本体から突出するネジの側面によって形成されるようにしてもよい。
この場合、前記挿入体の形成用ネジを差し込むネジ差込部は、当該ネジ差込部に挿入されたネジの側面のうち前記開口部の前記第二内縁部に対向するネジ山を露出させるネジ開放部と、前記ネジ開放部によって露出されるネジ山とは反対側の側面のネジ山を支持して前記ネジ開放部によって露出されるネジ山を前記第二内縁部へ押圧保持するネジ押圧壁と、を有しているものとしてもよい。
また前記開口部は、カーテンの開閉領域に立設されるか又はカーテンの側縁に沿接される立材に対し、下向きに開口して設けられたものとすることができる。
一方、本発明に係る「取付部材の固定構造」は、互いに対向する第一内縁部と第二内縁部とを有する開口部が備えられた装着対象部材と、前記開口部と同等以上の大きさに形成された部材本体を備える取付部材と、前記装着対象部材に前記取付部材を固定するネジとを有し、前記取付部材が、本発明に係る「開口部に装着される取付部材」の特徴を備えたものであることを特徴とする。
図1は、本発明に係る取付部材1の第1実施形態を示している。図1(a)は使用前の状況(開口部2への装着前)であり、図1(b)は使用状態(開口部2への装着後)である。
取付部材1は、部材本体5と、この部材本体5から突出して設けられた挿入体6とを有している。取付部材1を開口部2へ固定するには、ネジ7を使用する。
本第1実施形態は、取付部材1が平板状のキャップであり、また装着対象部材が押出成形材などの中空の条材10である場合を例示している。すなわち、この条材10の端部に形成される開口部2に取付部材1を固定するものである。
ただ、開口部2には、少なくとも互いに対向する一対の内縁部(本明細書では「第一内縁部11」と「第二内縁部12」とする)が形成されているものとする。これら第一内縁部11及び第二内縁部12は、本第1実施形態で例示するように互いに平行する面状のものでもよいし、或いはフランジ状(板状)に張り出したもの同士でもよい。場合によっては、一方が面状で他方がフランジ状とすることも可能である。
そもそも開口部2が条材10の端部に形成されていることとする点を含めて、何ら限定されるものではない。例えば条材10をチャンネル材(C形材や溝形材等)とする場合であれば、条材10の長手方向にわたって形成される溝部の一部を開口部2に充てることも可能である(この例では開口部2は溝部の一部領域として特定される開口形状を有していることになる)。
取付部材1の部材本体5は、前記したような種々様々な開口部2(開口形状:少なくとも第一内縁部11と第二内縁部12との間に相当する部位では両内縁部の間隔)に対してそれと同等以上の大きさに形成されたものとする。本第1実施形態(図1で例示した条材10に開口部2が設けられている場合)では、条材10の端部(端面形状)と略同じ外形状及び大きさになるように(すなわち、開口部2よりもひとまわり大きく)形成されたものとした。
このような部材本体5にはネジ7を差し込むためのネジ差込部15が設けられている。このネジ差込部15は、ネジ7の雄ネジ端部7aは挿通させるがネジ頭部7bは不通にさせる内径を有した貫通孔やスリット、切欠等として形成されている。
してネジ差込部15はザグリ無しの貫通孔としてある。従って、ネジ7をネジ差込部15へ差し込むことにより、ネジ7のネジ頭部7b座面が、部材本体5におけるネジ差込部15の開口周部に面接触するようになる。
ネジ差込部15が設けられる位置は、挿入体6との間で相対的に関連付けされている。すなわち、図1(b)に示すように、挿入体6を開口部2内へ差し込んだうえで、挿入体6の側面を開口部2の第二内縁部12に当接させたときに、ネジ差込部15へ差し込んだネジ7の側面が開口部2の第一内縁部11に当接するような、ネジ差込部15と挿入体6との配置関係としてある。
本第1実施形態において「ネジ7の側面」とは、ネジ山の山頂同士を軸心方向に結んで形成される仮想円柱面を言うものとする。要するに、ネジ7をネジ差込部15へ差し込むことにより、ネジ7と挿入体6とが、開口部2の第一内縁部11と第二内縁部12との両者間で相反して内接するような嵌合状態になり、このときのネジ7と第一内縁部11及び挿入体6と第二内縁部12とによる共同的な接触抵抗で、開口部2に対する取付部材1の固定力が得られるようにする。
またネジ差込部15は、第一内縁部11に対向するネジ山を、この第一内縁部11に当接させた状態に押圧保持する(当接力を受けて第一内縁部11から離反しようとするネジ7を押し返す)必要があり、このための構成として、ネジ開放部20によって露出されるネジ山とは反対側の側面(背側の側面)のネジ山を支持するためのネジ押圧壁21を有したものであると言える。
以上の説明から明らかなように、取付部材1では、装着対象部材としての条材10等に下穴や雌ネジ、或いは下穴を形成させるための内側リブ(C形又はO形断面を有して条材10の全長にわたり形成されるレール状のもの)などが備えられていない場合であっても、ネジ7を用いたネジ止めが行えるものである。
また当然に、条材10そのものについても、下穴や雌ネジ、下穴を形成させるための内側リブなどが不要となるので、余計な加工手間や改造に要する手間を省略でき、コストダウンが図られるという利点がある。
本第2実施形態が、前記した第1実施形態と最も異なるところは、部材本体5のネジ差込部15へ差し込まれたネジ7が、開口部2の第1内縁部11に対して雌ネジ痕を刻設した状態で内接するようになっている点にある。
たときに、ネジ差込部15へ差し込んだネジ7の側面が開口部2の第一内縁部11に雌ネジ痕を刻設するように、ネジ差込部15と挿入体6との配置関係が得られるようにしてある(W<L)。
そこで、本第2実施形態では、部材本体5が開口部2内へ向く側でネジ差込部15の開口縁部に突出部23を設けて、ネジ7が第一内縁部11に雌ネジ痕を刻設する際に、ネジ押圧壁21に要求されるネジ7への逃げ止め作用(横ズレ防止作用)及び支持力(押圧保持力)を得られるようにした。
このような第2実施形態では、ネジ7と第一内縁部11とによる螺着(ネジ係合)及び挿入体6と第二内縁部12とによる接触抵抗で、開口部2に対する取付部材1の固定力を得る作用があるので、第1実施形態よりも更に強力な固定力となる利点がある。
その他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様であるので、同じ作用を奏するものに同一符号を付することによってここでの詳説は省略する。
本第3実施形態が第1実施形態と最も異なるところは、ネジ7(以下、「第1ネジ7」と言うこともある)とは別のネジ25(以下、「第2ネジ25」と言う)を用いることにより、この第2ネジ25によって挿入体6を形成している点にある。すなわち、挿入体6は部材本体5とは別体としてある。
すなわち、第2ネジ差込部26は、第2ネジ25の側面のうち、開口部2の第二内縁部12に対向するネジ山を露出させるネジ開放部27と、ネジ開放部27から露出するネジ山とは反対側の側面のネジ山を支持してネジ開放部から露出するネジ山を第二内縁部12へ押圧保持するネジ押圧壁28とを有している。
その他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様であるので、同じ作用を奏するものに
同一符号を付することによってここでの詳説は省略する。
本第4実施形態が第3実施形態と最も異なるところは、第2ネジ25を用いることにより、挿入体6を形成してある点にある。この第2ネジ25が、開口部2の第2内縁部11に対して雌ネジ痕を刻設した状態で内接する点などは、第1ネジ7と同じである。
その他の構成及び作用効果は第1、第2実施形態と同様であるので、同じ作用を奏するものに同一符号を付することによってここでの詳説は省略する。
なお、本第5実施形態において、装着対象部材としての条材10は、カーテンの側縁に沿接される立材とした場合であって、その下端で下向きに開口部2が開口している。特にこの条材10は、両開きカーテンの開閉位置に用いられて、カーテンの開閉時には立ち姿勢のまま左右方向へ移動するものとしてある。
このような条材10に対応させるため、本第5実施形態では部材本体5が、側面レール部10aや表裏面レール部10bの外面を含めた端面形状(凸条レール部10cの下端部は除く)と略同等の大きさに形成されたものとしてある。
具体的に言えば、開口部2に取付部材1が装着された状態につき、図6(c)で示す向きで取付部材1を見れば(すなわち、図7である)、凸台32が開口部2の第二内縁部12と当接することになり、挿入体6として作用していることになる。このような態様は第2実施形態(図2参照)と同様であると言える。
なお、凸台32は更に、挿入体6としての作用を奏すると同時に、第2実施形態(図2参照)で説明した突出部23の作用をも奏するものである。そのため、図7から明らかなように、第1ネジ7や第2ネジ25による雌ネジ痕の刻設時には、ネジ押圧壁21に要求される逃げ止め作用(横ズレ防止作用)及び支持力(押圧保持力)が増強されるという利点がある。
とになり、カーテンを開閉する者の足元(靴など)と直接的に接触した場合に足元への接触傷を防止できるという効果も長期的に得られるものとなる。当然ながら、取付部材1により条材10だけでなくカーテンを含めた全体として外観的なアクセント効果を生じさせることができ、この効果が長期的に得られるものである。
なお、図8は、条材10として表裏面レール部10bや凸条レール部10cを備えず、側面レール部10aだけを備えたものを選択し、取付部材1を装着する場合を例示している。
なお、条材10を支柱などの立材として、条材10の上端部や下端部に取付部材1を装着する場合において、部材本体5にアジャスタボルト用の雌ネジ部を設けておくことで、取付部材1に高さ調節機能や突っ張り機能等を持たせることも可能になる。
すなわち、本第6実施形態で例示する条材10は、表面側にC形のレール部10dが設けられ、裏面側は鉤型の補強脚35や複数条の補強リブ36が設けられた、いわゆる平形の押出成形材として形成されたものである。表面側のレール部10dには戸当たりゴムや閉鎖保持用マグネットなどの開閉補助具30を取り付けることができる。従って、このような条材10は、カーテン支柱や壁面などに張り付けて使用することができる。
その他の構成及び作用効果は他の実施形態と同様(特に図5に示した第5実施形態と類似)であるので、同じ作用を奏するものに同一符号を付することによってここでの詳説は省略する。
本第7実施形態の取付部材1は、部材本体5が、条材10に沿って移動するランナー(図示略)に対する抜け止めとして作用するものであり、且つ最外側のランナーを移動不能にするための環部38を備えている点が、他の実施形態と異なっている。
その他の構成及び作用効果は他の実施形態と同様であるので、同じ作用を奏するものに同一符号を付することによってここでの詳説は省略する。
図14は、条材10がチャンネル材(C形材や溝形材等であって例えば図10で例示した横材など)である場合に、溝部における長手方向の一部に取付部材1を装着した状態を例示したものである。また図15は、平板材などの平面部に形成された開口部2に対して取付部材1を装着した状態を例示したものである。
ところで、本発明は、前記各実施形態で例示したものに限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、部材本体5は、平坦的なもの(板状)とすることに限定されるものではなく、内曲がり曲面や外曲がり曲面によって開口部2の開口周部に立体的に当接するような形状としてもよい。
2 開口部
5 部材本体
6 挿入体
7 ネジ(第1ネジ)
7a 雄ネジ端部
7b ネジ頭部
10 条材
10a 側面レール部
10b 表裏面レール部
10c 凸条レール部
10d レール部
11 第一内縁部
12 第二内縁部
15 ネジ差込部
20 ネジ開放部
21 ネジ押圧壁
23 突出部
25 第2ネジ
26 第2ネジ差込部
27 ネジ開放部
28 ネジ押圧壁
30 開閉補助具
32 凸台
35 補強脚
36 補強リブ
38 環部
Claims (7)
- 互いに対向する第一内縁部と第二内縁部とを有して形成された開口部へ装着する取付部材において、
前記開口部と同等以上の大きさに形成された部材本体と、
前記部材本体から突出して前記開口部の前記第二内縁部に当接可能とされる挿入体と、を有し、
前記部材本体には、前記挿入体を前記開口部の前記第二内縁部に当接させたときに前記第一内縁部に対応する配置でネジ差込部が貫通形成されており、
前記ネジ差込部は、当該ネジ差込部に挿入されたネジの側面のうち前記第一内縁部に対向するネジ山を露出させるネジ開放部と、
前記ネジ開放部によって露出されるネジ山とは反対側の側面のネジ山を支持して前記ネジ開放部によって露出されるネジ山を前記第一内縁部へ押圧保持するネジ押圧壁と、を有している
ことを特徴とする開口部に装着される取付部材。 - 前記ネジ差込部のネジ押圧壁は、前記ネジの螺進に伴い前記開口部の前記第一内縁部に当接するネジ山が雌ネジ痕を刻設可能となる配置で設けられていることを特徴とする請求項1記載の開口部に装着される取付部材。
- 前記挿入体は、前記部材本体を貫通して差し込まれて当該部材本体から突出するネジの側面によって形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の開口部に装着される取付部材。
- 前記挿入体の形成用ネジを差し込むネジ差込部は、
当該ネジ差込部に挿入されたネジの側面のうち前記開口部の前記第二内縁部に対向するネジ山を露出させるネジ開放部と、
前記ネジ開放部によって露出されるネジ山とは反対側の側面のネジ山を支持して前記ネジ開放部によって露出されるネジ山を前記第二内縁部へ押圧保持するネジ押圧壁と、を有していることを特徴とする請求項3記載の開口部に装着される取付部材。 - 前記開口部は、条材の端部に設けられたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の開口部に装着される取付部材。
- 前記開口部は、カーテンの開閉領域に立設されるか又はカーテンの側縁に沿接される立材に対し、下向きに開口して設けられたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の開口部に装着される取付部材。
- 互いに対向する第一内縁部と第二内縁部とを有する開口部が備えられた装着対象部材と、
前記開口部と同等以上の大きさに形成された部材本体を備える取付部材と、
前記装着対象部材に前記取付部材を固定するネジとを有し、
前記取付部材が、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の取付部材であることを特徴とする取付部材の固定構造。
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